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JP2011063434A - エレベータ用巻上機のブレーキ装置および巻上機用ブレーキ装置の調整方法 - Google Patents

エレベータ用巻上機のブレーキ装置および巻上機用ブレーキ装置の調整方法 Download PDF

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JP2011063434A JP2009218075A JP2009218075A JP2011063434A JP 2011063434 A JP2011063434 A JP 2011063434A JP 2009218075 A JP2009218075 A JP 2009218075A JP 2009218075 A JP2009218075 A JP 2009218075A JP 2011063434 A JP2011063434 A JP 2011063434A
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Masaru Tateyama
勝 館山
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
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Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

【課題】ブレーキアームの変位量を精度よく確実に検出できるエレベータ用巻上機のブレーキ装置を得る。
【解決手段】ブレーキ装置14は、ブレーキアーム21a、21bを有する。ブレーキアームは、一端を支点として制動位置と解放位置との間で回動可能であり、その他端に支持されたスプリング29を介して制動位置に付勢されている。ブレーキアームは制動位置に回動された時にブレーキシュー22a、22bをブレーキドラム20に押し付ける。ブレーキ解放時に解放位置に回動されるブレーキアームに押しボルト43が設けられている。押しボルトは、スプリング29よりもブレーキアームの支点とは反対側に位置されている。押しボルト43は、ブレーキアームが解放位置に回動された時にスイッチ46を操作する。スイッチ46はブレーキアームの変位量を検出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、一対のブレーキアームを有するエレベータ用巻上機のブレーキ装置に係り、特にブレーキアームの動きを精度よく検出するための構造に関する。さらに本発明は、ブレーキアームの動きをスイッチで検出する巻上機用ブレーキ装置において、前記スイッチが動作するタイミングを調整する方法に関する。
エレベータ用の巻上機は、メインロープが巻き掛けられるシーブと、このシーブを駆動するモータと、前記シーブに制動力を付加するブレーキ装置と、を備えている。
例えば特許文献1に開示されたドラム式のブレーキ装置は、シーブに追従して回転するブレーキドラムを有している。ブレーキドラムの外周面は、制動力を発生させる摩擦面となっており、この摩擦面の周囲に一対のブレーキアームが配置されている。ブレーキア−ムは、ブレーキドラムを間に挟んで互いに向かい合っており、その一端がブレーキアーム取り付け台に回動可能に支持されている。
したがって、ブレーキアームは、一端を支点として制動位置と解放位置との間で回動可能であるとともに、ブレーキアームの他端に支持されたスプリングにより制動位置に向けて弾性的に付勢されている。
各ブレーキアームにブレーキシューが取り付けられている。ブレーキシューは、ブレーキアームが制動位置に回動された時に、ブレーキドラムの摩擦面に押し付けられる。
さらに、ブレーキアームの他端の間に電磁石が配置されている。電磁石は、電磁コイルとプランジャとを有している。プランジャは、電磁コイルが励磁された時に直線的に移動する。プランジャは、一対の梃子を介してブレーキアームの他端と連携されている。梃子は、ブレーキアームの他端の付近に回動支点を有している。
電磁石の電磁コイルは、エレベータが運転を開始する時に励磁される。これにより、プランジャが吸引されて梃子を押し下げる。この結果、梃子が回動支点を中心に回動し、ブレーキアームの他端をスプリングの付勢力に抗して押圧する。
この押圧により、ブレーキアームが制動位置から解除位置に向けて回動し、ブレーキシューがブレーキドラムの摩擦面から離れることで、ブレーキ装置が解放される。
従来のブレーキ装置は、ブレーキ解放時のブレーキアームの動きを検出するためのマイクロスイッチを備えている。マイクロスイッチは、ブレーキアームの一端と他端との間に配置されて、ブレーキアームに対しブレーキドラムの反対側から向かい合っている。
このため、ブレーキ解放時にブレーキアームが制動位置から解放位置に向けて回動すると、このブレーキアームの動きがマイクロスイッチにより検出される。マイクロスイッチは、実際のブレーキアームの変位量が予め規定された値よりも小さい場合、ブレーキアームが解放位置に達していないことを示す信号を出力する。これにより、ブレーキ装置の解放不良を検出することができる。
特開平8−240236号公報
特許文献1に開示されたブレーキ装置によると、マイクロスイッチは、ブレーキアームの回動支点となる一端から他端の方向に離れた位置でブレーキアームの動きを検出している。
しかしながら、マイクロスイッチは、スプリングの付勢力が作用するブレーキアームの他端よりも前記回動支点の方向にずれた位置にあり、この位置では、ブレーキアームの変位量がそれ程増幅されていない。
そのため、特にブレーキ解放時におけるブレーキシューとブレーキドラムとの間の隙間が微小な場合には、ブレーキアームの変位量も極僅かとなるので、このブレーキアームの動きをマイクロスイッチで精度よく検出することが困難となるのを否めない。
よって、ブレーキ装置に解放不良が生じているにも拘らず、ブレーキ装置が正常であると検出したり、逆にブレーキ装置が正常であるにも拘らず、解放不良が生じていると検出することがあり、信頼性に欠けるといった不具合がある。
本発明の目的は、ブレーキアームの変位量を精度よく確実に検出することができ、ブレーキ動作に異常があるか否かを検出する際の信頼性を高めることができるエレベータ用巻上機のブレーキ装置を得ることにある。
本発明の他の目的は、ブレーキアームの変位量を検出するスイッチが動作するタイミングを正確に設定することができ、ブレーキ動作に異常があるか否かを精度よく検出できる巻上機用ブレーキ装置の調整方法を得ることにある。
前記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係るエレベータ用巻上機のブレーキ装置は、メインロープが巻き掛けられるシーブに追従して回転するブレーキドラムを備えている。ブレーキドラムを間に挟んで互いに向かい合うように一対のブレーキアームが配置されている。ブレーキアームは、一端を支点として前記ブレーキドラムの外周面に近づく制動位置と、前記ブレーキドラムの外周面から遠ざかる解放位置との間で回動可能であるとともに、弾性体を介して制動位置に向けて付勢されている。弾性体は、前記ブレーキアームの他端に支持されている。前記ブレーキアームに一対のブレーキシューが設けられている。ブレーキシューは、前記ブレーキアームが制動位置に回動された時に、前記ブレーキドラムの外周面に押し付けられる。前記ブレーキアームは、ブレーキ解放時に、駆動手段により前記弾性体の付勢力に抗して前記制動位置から前記解放位置に向けて押圧され、この押圧により、前記ブレーキシューが前記ブレーキドラムの外周面から離れる。
さらに、前記ブレーキアームにスイッチ操作子が設けられている。スイッチ操作子は、前記ブレーキアームと一体に回動するとともに、前記弾性体よりも前記ブレーキアームの支点とは反対側に位置されている。前記スイッチ操作子は、前記ブレーキアームが前記制動位置から前記解放位置に向けて回動された時にスイッチを操作し、このスイッチにより前記ブレーキアームの変位量が検出される。
前記目的を達成するため、本発明の他の形態に係るエレベータ用巻上機のブレーキ装置は、メインロープが巻き掛けられるシーブに追従して回転するブレーキドラムを備えている。前記ブレーキドラムを間に挟んで互いに向かい合うように一対のブレーキアームが配置されている。ブレーキアームは、一端を支点として前記ブレーキドラムの外周面に近づく制動位置と、前記ブレーキドラムの外周面から遠ざかる解放位置との間で回動可能であるとともに、弾性体を介して前記制動位置に向けて弾性的に付勢されている。弾性体は、前記ブレーキアームの他端に支持されている。前記ブレーキアームに一対のブレーキシューが設けられている。ブレーキシューは、前記ブレーキアームが前記制動位置に回動された時に、前記ブレーキドラムの外周面に押し付けられる。前記ブレーキアームは、ブレーキ解放時に、駆動手段により前記弾性体の付勢力に抗して前記制動位置から前記解放位置に向けて押圧され、この押圧により、前記ブレーキシューが前記ブレーキドラムの外周面から離れる。
前記ブレーキアームの回動に伴う前記ブレーキアームの変位量は、前記ブレーキアームの他端側で測定手段により測定される。前記測定手段から出力される前記ブレーキアームの変位量を示す信号は、制御部に入力される。制御部は、前記信号に基づいて前記ブレーキアームの変位量が適正であるか否かを判定する。
前記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る調整方法は、ブレーキドラム、一対のブレーキアーム、弾性体、一対のブレーキシュー、駆動手段、スイッチ操作子およびスイッチを有する巻上機用ブレーキ装置に適用される。
前記ブレーキドラムは、メインロープが巻き掛けられるシーブに追従して回転する。前記ブレーキアームは、前記ブレーキドラムを間に挟んで互いに対向して配置され、一端を支点として前記ブレーキドラムの外周面に近づく制動位置と、前記ブレーキドラムの外周面から遠ざかる解放位置との間で回動可能となっている。前記弾性体は、前記ブレーキアームの他端に支持されて、前記ブレーキアームを前記制動位置に向けて弾性的に付勢している。前記ブレーキシューは、前記ブレーキアームに設けられて、前記ブレーキアームが前記制動位置に回動された時に前記ブレーキドラムの外周面に押し付けられる。前記駆動手段は、ブレーキ解放時に、前記弾性体の付勢力に抗して前記ブレーキアームを前記制動位置から前記解放位置に向けて押圧し、前記ブレーキシューを前記ブレーキドラムの外周面から離脱させる。さらに、駆動手段は、コイルベースに収容された電磁コイルと、前記電磁コイルが励磁された時に直線的に動作することで、前記ブレーキアームを前記制動位置から前記解放位置に向けて回動させるプランジャと、前記プランジャに形成され、前記電磁コイルが励磁された時に前記コイルベースから離脱するフランジと、を含んでいる。前記スイッチ操作子は、前記ブレーキアームの他端側に設けられて、前記ブレーキアームと一体に回動する。前記スイッチは、前記ブレーキアームが前記制動位置から前記解放位置に向けて回動された時に、前記スイッチ操作子により操作されて前記ブレーキアームの動きを検出する。
本発明に係る調整方法では、
前記電磁コイルの励磁が解除されている時に、前記フランジと前記コイルベースとの間の隙間に予め決められた厚みを有するすきまゲージを挿入する。
前記隙間に前記すきまゲーシを挿入した状態で前記電磁コイルを励磁させる。これにより、前記プランジャの前記フランジと前記コイルベースとの間で前記隙間ゲージを挟み込み、前記隙間の大きさを前記すきまゲージの厚さに対応するように設定する。
次に、前記隙間の大きさが前記すきまゲージの厚さの時に前記スイッチが前記スイッチ操作子で操作されるように、前記ブレーキアームに対する前記スイッチ操作子の位置を調整する。
本発明によれば、ブレーキアームの変位量を充分に増幅させた状態で検出できるので、ブレーキアームの変位量を精度よく確実に検出することができる。そのため、ブレーキ動作に異常があるか否かを検出する際の信頼性が格段に向上する。
さらに、本発明によれば、ブレーキアームに連動するプランジャのストロークを基準として、ブレーキアームの変位量を検出するスイッチが動作するタイミングを正確に設定することができる。したがって、ブレーキ動作に異常があるか否かを検出する際の信頼性が格段に向上する。
本発明の第1の実施の形態に係るエレベータを概略的に示す側面図。 本発明の第1の実施の形態に係るエレベータ用巻上機の斜視図。 本発明の第1の実施の形態に係るドラム式ブレーキ装置を概略的に示す正面図。 本発明の第2の実施の形態に係るドラム式ブレーキ装置を概略的に示す正面図。 本発明の第2の実施の形態において、スイッチ操作子とスイッチとの位置関係を示す断面図。 図5のF6-F6線に沿う断面図。 本発明の第3の実施の形態において、スイッチのアクチュエータを押し込むスイッチ操作子と目盛板との位置関係を示す断面図。 本発明の第3の実施の形態において、スイッチのアクチュエータを押し込むスイッチ操作子と目盛板との位置関係を図7とは異なる方向から見た示す断面図。 本発明の第4の実施の形態に係るドラム式ブレーキ装置を概略的に示す正面図。 本発明の第4の実施の形態において、ブレーキ解放時の制御部の制御内容を示すフローチャート。 本発明の第4の実施の形態において、ブレーキ作動時の制御部の制御内容を示すフローチャート。 本発明の第5の実施の形態に係るドラム式ブレーキ装置を概略的に示す正面図。
以下本発明の第1の実施の形態を図1ないし図3に基づいて説明する。
図1に示すトラクション式のエレベータ1は、昇降路2の上端に専用の機械室3を備えている。機械室3に巻上機4が設置されている。巻上機4は、メインロープ5を介して乗りかご6および釣り合い重り7を昇降路2に吊り下げている。
巻上機4は、メインロープ5を巻き上げたり巻き戻すことで、乗りかご6および釣り合い重り7を昇降路2に沿って昇降動させるためのものであり、以下この巻上機4について説明する。
図2に示すように、巻上機4は、複数の梁を組み合わせた機械台8を介して機械室3の床に据え付けられている。巻上機4は、機械台8の上に固定された台座10を有し、この台座10に電動機11、歯車減速機12、シーブ13およびドラム式の電磁ブレーキ14が支持されている。
電動機11は、水平な駆動軸15を有している。歯車減速機12は、ウォームシャフト16とウォームホイール17とを有している。ウォームシャフト16は、駆動軸15に同軸状に連結されて、この駆動軸15と一体に回転する。ウォームホイール17は、ウォームシャフト16と噛み合っている。この噛み合いにより、駆動軸15の回転が減速された後に、ウォームホイール17の出力軸18から取り出されるようになっている。出力軸18は、ウォームシャフト16と直交する方向に沿って水平に配置されている。
シーブ13は、出力軸18の一端に同軸状に固定されて、出力軸18に追従して回転する。このシーブ13の外周面にメインロープ5が巻き掛けられている。
電動機11が運転を開始すると、駆動軸15のトルクが歯車減速機12を介してシーブ13に伝わる。これにより、シーブ13がメインロープ5を巻き上げたり巻き戻す方向に回転し、乗りかご6が昇降路2に沿って昇降動される。乗りかご6の昇降動作および停止動作は、電動機11を電気的に制御することで行われる。
電磁ブレーキ14は、巻上機用ブレーキ装置の一例である。電磁ブレーキ14は、乗りかご6を停止したままの状態に保持するためのものであり、電動機11と歯車変速機12との間に配置されている。
図3に最もよく示されるように、電磁ブレーキ14は、ブレーキドラム20、一対のブレーキアーム21a,21b、一対のブレーキシュー22a,22bおよびブレーキ作動機構23を備えている。
ブレーキドラム20は、駆動軸15に同軸状に固定されて、駆動軸15と一体に回転する。ブレーキドラム20の外周面は、制動力を発生させる摩擦面20aとなっている。
ブレーキアーム21a,21bは、ブレーキドラム20の摩擦面20aを間に挟んで互いに向かい合うように起立している。各ブレーキアーム21a,21bは、その長手方向に沿う一端に位置する第1の端部24と、長手方向に沿う他端に位置する第2の端部25とを有している。ブレーキアーム21a,21bの第1の端部24は、ブレーキドラム20の下端付近に位置されている。ブレーキアーム21a,21bの第2の端部25は、ブレーキドラム20の上端よりも上方に位置されている。
ブレーキアーム21a,21bの第1の端部24は、夫々枢軸26を介してレバー受け27に支持されている。そのため、ブレーキアーム21a,21bは、枢軸26を支点としてブレーキドラム20の摩擦面20aに近づく制動位置と、ブレーキドラム20の摩擦面20aから遠ざかる解放位置との間で回動可能となっている。
さらに、ブレーキアーム21a,21bの第2の端部25にスプリング受け28を介してスプリング29が保持されている。スプリング29は、弾性体の一例であって、ブレーキアーム21a,21bを常に制動位置に向けて弾性的に付勢している。
一方のブレーキシュー22aは、一方のブレーキアーム21aに固定されて、ブレーキアーム21aの第1の端部24と第2の端部25との間に位置されている。同様に、他方のブレーキシュー22bは、他方のブレーキアーム21bに固定されて、ブレーキアーム21bの第1の端部24と第2の端部25との間に位置されている。
ブレーキシュー22a,22bは、ブレーキドラム20の摩擦面20aと向かい合うブレーキライニング30a,30bを有している。ブレーキライニング30a,30bは、ブレーキアーム21a,21bが制動位置に回動された時にブレーキドラム20の摩擦面20aに押し付けられる。さらに、ブレーキライニング30a,30bは、ブレーキアーム21a,21bが解放位置に回動された時に、ブレーキドラム20の摩擦面20aから離れる。これにより、ブレーキライニング30a,30bと摩擦面20aとの間に所定の隙間が形成される。
図2および図3に示すように、ブレーキ作動機構23は、電磁石32および一対の梃子33a,33bを備えている。駆動手段としての電磁石32は、電動機11と歯車減速機12の間に跨る支持台34の上に固定されて、ブレーキアーム21a,21bの第2の端部25の間に介在されている。
電磁石32は、電磁コイル35およびプランジャ36を備えている。電磁コイル35は、コイルベース37に収容されている。電磁コイル35は、機械室3に設置された制御盤(図示せず)からの制御信号により制御される。プランジャ36は、電磁コイル35を貫通するように起立しており、このプランジャ36の下端がコイルベース37の下方に突出している。
梃子33a,33bは、プランジャ36の動きをブレーキアーム21a,21bに伝えるためのものであり、プランジャ36の下端とブレーキアーム21a,21bの第2の端部25との間に跨っている。梃子33a,33bは、夫々ブレーキアーム21a,21bに隣接する端部に回動支点38および押圧突起39を有している。押圧突起39は、ブレーキアーム21a,21bの第2の端部25に突き当たっている。押圧突起39がブレーキアーム21a,21bに突き当たる地点は、スプリング29よりもブレーキアーム21a,21bの回動支点の方向にずれている。
本実施の形態では、梃子33a,33bの回動支点38から押圧突起39がブレーキアーム21a,21bに突き当たる地点までの距離Aは、梃子33a,33bの回動支点38からプランジャ36が接する梃子33a,33bの一端までの距離Bよりも短くなっている。このため、押圧突起39がブレーキアーム21a,21bに突き当たる地点でのブレーキアーム21a,21bの変位量は、距離A/距離Bによって規定されるレバー比の分だけプランジャ36のストロークよりも小さくなっている。
図3に示すように、ブレーキアーム21a,21bの第2の端部25の先端に夫々ブラケット41が固定されている。ブラケット41は、スプリング29よりもブレーキアーム21a,21bの回動支点の反対側に位置されている。さらにブラケット41は、ブレーキアーム21a,21bの回動支点から遠ざかる方向に延びる支持部42を有している。
支持部42の先端部にスイッチ操作子の一例である押しボルト43がねじ込まれている。押しボルト43は、支持部42の外側に突出する先端43aを有している。押しボルト43の先端43aの突出長さは、ロックナット44を弛めて支持部42に対する押しボルト43のねじ込み量を変えることで無段階的に調整が可能となっている。
押しボルト43の先端43aと向かい合う位置にスイッチ46が配置されている。スイッチ46は、例えば支持台34に固定された図示しない支持板に支持されている。スイッチ46は、押しボルト43の先端43aによって押し込まれるアクチュエータ47を有している。このアクチュエータ47の押し込み動作により、電磁ブレーキ14の解放時のブレーキアーム21a,21bの動きおよび変位量が検出されるようになっている。
本実施の形態では、ブレーキライニング30a,30bの中心と駆動軸15の中心とを結ぶ水平線からブレーキアーム21a,21bの回動支点となる枢軸26までの距離Cは、前記枢軸26から押しボルト43の先端43aまでの距離Dよりも短くなっている。
このため、押しボルト43の先端43aがスイッチ46のアクチュエータ47に突き当たる地点でのブレーキアーム21a,21bの変位量は、ブレーキ解放時のブレーキドラム20の摩擦面20aとブレーキライニング30a,30bとの間の隙間よりも距離D/距離Cによって規定されるレバー比の分だけ増幅した値となっている。
このような構成によると、エレベータ1の乗りかご6が停止された状態では、機械室3の制御盤からの制御信号により電磁コイル35の励磁が解除されている。そのため、プランジャ36が上方に移動するとともに、ブレーキアーム21a,21bがスプリング29により制動位置に向けて付勢されている。
この結果、ブレーキシュー22a,22bのブレーキライニング30a,30bがブレーキドラム20の摩擦面20aに押し付けられ、ブレーキドラム20に乗りかご6を停止したままの状態に保持する制動力が付加される。
一方、制御盤からの制御信号により電磁コイル35が励磁されると、プランジャ36が吸引されて下向きに直線的に移動し、プランジャ36の下端によって梃子33a,33bの一端が下向きに押圧される。この押圧により、梃子33a,33bが回動支点38を中心として互いに押し広げられるように逆向きに回動し、その押圧突起39でブレーキアーム21a,21bの第2の端部25を押圧する。
そのため、ブレーキアーム21a,21bがスプリング29の付勢力に抗して制動位置から解放位置に向けて強制的に回動され、ブレーキシュー22a,22bのブレーキライニング30a,30bがブレーキドラム20の摩擦面20aから離れる。このことにより、電磁ブレーキ14が解放され、エレベータ1の乗りかご6が昇降可能な状態に移行する。
ブレーキアーム21a,21bが制動位置から解放位置に向けて回動すると、押しボルト43を有するブラケット41もブレーキアーム21a,21bと一体に回動する。この回動により、押しボルト43の先端43aがスイッチ46のアクチュエータ47に接触し、アクチュエータ47を押し込む。この結果、電磁ブレーキ14の解放時のブレーキアーム21a,21bの動きおよび変位量がスイッチ46によって直接検出される。
本発明の第1の実施の形態によると、スイッチ46のアクチュエータ47を押し込む押しボルト43は、ブレーキアーム21a,21bの第2の端部25からブレーキアーム21a,21bの回動支点とは反対側に向けて突出するブラケット41に支持されている。このため、ブレーキアーム21a,21bの回動支点から押しボルト43までの距離がブレーキアーム21a,21bの全長を上回るので、実際のブレーキアーム21a,21bの変位量が増幅されて押しボルト43に伝わることになる。
したがって、ブレーキ解放時の押しボルト43のストロークが拡大され、たとえブレーキ解放時におけるブレーキライニング30a,30bとブレーキドラム20の摩擦面20aとの間の隙間が微小で、ブレーキアーム21a,21bの変位量が極僅かであっても、ブレーキアーム21a,21bの動きおよび変位量をスイッチ46で精度よく確実に検出することができる。
よって、電磁ブレーキ14に解放不良が生じているか否かを検出する際の信頼性が格段に向上するといった利点がある。
さらに、押しボルト43がアクチュエータ47を押し込む時の押しボルト43のストロークは、ブレーキ解放時のブレーキドラム20の摩擦面20aとブレーキライニング30a,30bとの間の隙間の大きさに応じて変化する。すなわち、隙間が大きくなる程、ブレーキアーム21a,21bの変位量ひいては押しボルト43のストロークが増加する。
第1の実施の形態によると、押しボルト43は、ロックナット44を弛めて支持部42に対するねじ込み量を変えることで、押しボルト43の先端43aの位置を調整し得るようになっている。
そのため、ブレーキドラム20とブレーキライニング30a,30bとの間の隙間の大きさが変化した場合、押しボルト43の先端43aの位置を調整することで、スイッチ46のアクチュエータ47の押し込み量を一定に保つことができる。よって、ブレーキアーム21a,21bの動きおよび変位量をスイッチ46で正確に検出することができる。
本発明は前記第1の実施の形態に特定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲ないで種々変形して実施可能である。
例えば、図4ないし図6は、本発明の第2の実施の形態を開示している。この第2の実施の形態は、押しボルト43およびスイッチ46を夫々ブレーキアーム21a,21bの長手方向に移動可能とした点が前記第1の実施の形態と相違しており、それ以外の電磁ブレーキ14の構成は、第1の実施の形態と同様である。そのため、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一の構成部分には、同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図4に示すように、ブラケット41の支持部42は、その上端が電磁石32の上面よりも上方に達するような長さ寸法を有している。そのため、第2の実施の形態の支持部42は、前記第1の実施の形態の支持部42よりも全長が長くなっている。
支持部42に長孔50が形成されている。長孔50は、ブレーキアーム21a,21bの長手方向に沿うように支持部42の略全長に亘って真っ直ぐに延びている。
押しボルト43は、長孔50にスライド可能に挿入されているとともに、一対のロックナット51a,51bで支持部42に保持されている。押しボルト43は、ロックナット51a,51bを弛めることで、長孔50の長手方向に沿って移動させることができる。押しボルト43を所望の位置に移動させた後、ロックナット51a,51bを締め付けることで、押しボルト43を所望の位置で支持部42に固定することができる。
図5および図6に示すように、スイッチ46を支える支持板52は、ブラケット41の近傍で垂直に起立しており、この支持板52に長孔53が形成されている。スイッチ46は、支持板52の側面に一対のねじ54およびナット55を介して支持板52に支持されている。ねじ54は、スイッチ46および長孔53を貫通しており、このねじ54の貫通端にナット55がねじ込まれている。
そのため、ナット55を弛めることで、スイッチ46を長孔53の長手方向に沿って移動させることができる。スイッチ46を押しボルト43の位置に対応するように移動させた後、ナット55を締め付けることで、スイッチ46を押しボルト43の位置で支持板52に固定することができる。
このような第2の実施の形態によれば、押しボルト53およびスイッチ46を夫々長孔50,53の長手方向に沿って移動させることで、ブレーキアーム21a,21bに対する押しボルト53およびスイッチ46の取り付け位置を変更することができる。このため、ブレーキアーム21a,21bの回動支点となる枢軸26から押しボルト43の先端43aまでの距離Dを長孔50,53の長さの範囲内で自由に調整することができる。
したがって、例えばブレーキ動作時の騒音対策として、ブレーキ解放時のブレーキドラム20の摩擦面20aとブレーキライニング30a,30bとの間の隙間を可能な限り小さくした場合に、押しボルト43およびスイッチ46を夫々長孔50,53の上端にずらして距離Dを大きくすることにより、ブレーキアーム21a,21bが制動位置から解放位置に回動する際の押しボルト43のストロークを増幅させることができる。
よって、微小なブレーキアーム21a,21bの動きおよび変位量をスイッチ46で確実に検出することができる。
図7および図8は、本発明の第3の実施の形態を開示している。
この第3の実施の形態は、押しボルト43の先端43aの位置を作業者が読み取れるようにした点が前記第1の実施の形態と相違しており、これ以外の構成は、第1の実施の形態と同様である。
図7および図8に示すように、スイッチ46を支える支持板61は、ブラケット41の支持部42の近傍で垂直に起立している。スイッチ46は、支持板61の側面に一対のねじ62およびナット63を介して固定されている。
押しボルト43の先端43aは、支持板61の側面と重なり合っている。支持板61の側面に目盛板64が取り付けられている。目盛板64は、押しボルト43の先端43aの位置を読み取る手段の一例であり、押しボルト43の先端43aと隣り合っている。目盛板64は、押しボルト43のねじ込み方向に等間隔に配列された複数の目盛65を有している。
このような構成によれば、押しボルト43の先端43aと目盛板64の目盛65とを見比べることで、スイッチ46のアクチュエータ47に対する押しボルト43の先端43aの位置を読み取ることができる。
これにより、目盛板64を見ながら押しボルト43をアクチュエータ47に向けてねじ込んでいった時に、例えばスイッチ46が動作を開始する位置から0.5mmだけアクチュエータ47から離れた位置に押しボルト43の先端43aを位置させるといった調整作業を行うことができる。
したがって、目盛板64を基準としてスイッチ46が動作を開始する位置、あるいはアクチュエータ47の押し込み量を正確に調整することができる。
なお、押しボルト43の先端43aの位置を読み取るための手段は、目盛板64に特定されるものではない。例えば、目盛板64の代わりに図7に示すダイヤルゲージ70を用いることができる。ダイヤルゲージ70を用いる場合は、スピンドル71の先端に位置する測定子72を押しボルト43の頭部に押し当て、ダイヤルゲージ70で押しボルト43の変位量を測定することで、押しボルト43の先端43aの位置を認識する。
図9ないし図11は、本発明の第4の実施の形態を開示している。
この第4の実施の形態は、ブレーキアーム21a,21bの動きおよび変位量をダイヤルゲージ80で検出するとともに、この検出結果に基づいて電磁ブレーキ14の動作に異常があるか否かを検出するようにした点が前記第1の実施の形態と相違している。これ以外の電磁ブレーキ14の構成は、第1の実施の形態と同様である。
図9に示すように、各ブレーキアーム21a,21bのブラケット41の支持部42に対応する位置にダイヤルゲージ80が配置されている。ダイヤルゲージ80は測定手段の一例であって、図示しない支持板に支持されている。ダイヤルゲージ80は、スピンドル81の測定子82を支持部42の上端に突き当てることで、ブレーキアーム21a,21bが制動位置から解放位置に向けて動く時のブレーキアーム21a,21bの変位量を検出する。
具体的には、ダイヤルゲージ80は、ブレーキアーム21a,21bが制動位置に回動されている時に、ブレーキアーム21a,21bの変位量が0mmであることを示す信号を出力する。ブレーキアーム21a,21bが制動位置から解放位置に向けて回動を開始すると、ブラケット41によりスピンドル81が押し込まれるので、ダイヤルゲージ80は、スピンドル81の押し込み量に対応する信号を出力する。
ダイヤルゲージ80から出力される信号は、CPUを有する制御部83に送られる。制御部83では、ダイヤルゲージ80で検出された実際のブレーキアーム21a,21bの変位量に基づいて、ブレーキ解放時の電磁ブレーキ14の動作に異常があるか否かを判定し、この判定結果をエレベータ1の制御盤に送出する。
図10は、ブレーキ解放時の制御部83の処理内容を示している。制御部83は、最初のステップS1において、制御盤から電磁ブレーキ14を解放する指令を受ける。ブレーキ解放指令を受けた後、ステップS2でダイヤルゲージ80から実際のブレーキアーム21a,21bの変位量を示す信号が入力される。
引き続いて、ダイヤルゲージ80で検出されたブレーキアーム21a,21bの変位量が正常であるか否かを判定するステップS3に移行する。このステップS3では、ブレーキアーム21a,21bの変位量が正常であるか否かを判断する際の基準となる閾値が設定されている。本実施の形態の場合、例えばブレーキライニング30a,30bがブレーキドラム20の摩擦面20aから完全に離れる時のブレーキアーム21a,21bの変位量の半分の値を閾値としている。
ステップS3では、ダイヤルゲージ80で検出された実際のブレーキアーム21a,21bの変位量と閾値とを比較する。ブレーキアーム21a,21bの変位量が閾値よりも大きければ、制御部83は電磁ブレーキ14が正常に解放されていると判定し、電磁ブレーキ14が正常であることを示すステップS4に移行する。
一方、ステップS3において、ブレーキアーム21a,21bの変位量が閾値よりも小さい時、制御部83は、ブレーキライニング30a,30bがブレーキドラム20の摩擦面20aから完全に離れていないと判定し、電磁ブレーキ14が異常であることを示すステップS5に移行する。さらに制御部83は、ステップS6でエレベータ1の運転を停止する指令を制御盤に出力する。これにより、電磁ブレーキ14の解放不良を検出する制御が終了する。
このような第4の実施の形態によれば、ダイヤルゲージ80から出力される実際のブレーキアーム21a,21bの変位量を示す信号に基づいて、ブレーキ解放が正常に行われたか否かを制御部83で判定することができる。そのため、電磁ブレーキ14の解放不良を確実に検出することができ、信頼性が向上する。
しかも、ブレーキアーム21a,21bの変位量を機械的に検出するスイッチが不要となるとともに、スイッチが動作を開始する位置やスイッチの押し込み量を調整する作業が不要となるといった利点もある。
前記第4の実施の形態では、電磁ブレーキ14が解放する時のブレーキアーム21a,21bの動作不良を検出している。しかしながら、本発明はこれに限らず、電磁ブレーキ14が作動する際のブレーキアーム21a,21bの動作不良を検出するようにしてもよい。
図11は、ブレーキ作動時の制御部83の処理内容を示している。制御部83は、最初のステップS1において、制御盤から電磁ブレーキ14を作動させる指令を受ける。ブレーキ作動指令を受けた後、ステップS2でダイヤルゲージ80から実際のブレーキアーム21a,21bの変位量を示す信号が入力される。
引き続いて、ダイヤルゲージ80で検出されたブレーキアーム21a,21bの変位量が正常であるか否かを判定するステップS3に移行する。このステップS3では、ブレーキアーム21a,21bの変位量が正常であるか否かを判断する際の基準となる閾値が設定されている。本実施の形態の場合、例えばブレーキライニング30a,30bがブレーキドラム20の摩擦面20aに完全に押し付けられる時のブレーキアーム21a,21bの変位量の半分の値を閾値としている。
ステップS3では、ダイヤルゲージ80で検出された実際のブレーキアーム21a,21bの変位量と閾値とを比較する。ブレーキアーム21a,21bの変位量が閾値よりも大きければ、制御部83は電磁ブレーキ14が正常に作動されていると判定し、電磁ブレーキ14が正常であることを示すステップS4に移行する。
一方、ステップS3においてブレーキアーム21a,21bの変位量が閾値よりも小さい時、制御部83は、ブレーキライニング30a,30bがブレーキドラム20の摩擦面20aに完全に押し付けられていないと判定し、電磁ブレーキ14が異常であることを示すステップS5に移行する。さらに制御部83は、ステップS6でエレベータ1の運転を停止する指令を制御盤に出力する。これにより、電磁ブレーキ14の作動不良を検出する制御が終了する。
このような制御により、ダイヤルゲージ80から出力される実際のブレーキアーム21a,21bの変位量を示す信号に基づいて、ブレーキ作動が正常に行われたか否かを制御部83で判定することができる。そのため、電磁ブレーキ14の作動不良を確実に検出することができ、信頼性が向上する。
なお、前記第4の実施の形態では、測定手段としてダイヤルゲージを用いているが、本発明はこれに制約されない。例えばダイヤルゲージの代わりに、レーザー変位センサを用いてブレーキアームの変位量を測定し、このレーザー変位センサから出力される信号を制御部に送出するようにしてもよい。
図12は、本発明の第5の実施の形態を開示している。
この第5の実施の形態は、スイッチ46が動作を開始するタイミングを自由に設定できるようにした点が前記第1の実施の形態と相違している。それ以外の電磁ブレーキ14の構成は第1の実施の形態と同様である。
図12に示すように、電磁石32のプランジャ36の上端にフランジ91が形成されている。フランジ91は、コイルベース37の上方に位置されている。フランジ91は、電磁コイル35が励磁された時に、コイルベース37の上面に突き当たるとともに、電磁コイル35の励磁が解除された時に、コイルベース37の上面から離脱するようになっている。
電磁コイル35の励磁が解除された状態では、プランジャ36のフランジ91とコイルベース37の上面との間に隙間92が形成されている。隙間92は、予め決められた厚さを有するすきまゲージ93を挿入するためのものであり、少なくともすきまゲージ93の厚さを上回る大きさを有している。
次に、スイッチ46が動作を開始するタイミングを調整する手順について説明する。
まず、電磁コイル35に通電されていない状態で、フランジ91とコイルベース37の上面との間に隙間92に例えば厚さが0.08mmのすきまゲージ93を挿入する。引き続いて、電磁コイル35に通電することで電磁コイル35を励磁させる。
これにより、プランジャ36が吸引されて下向きに直線的に移動し、すきまゲージ93がコイルベース37の上面とプランジャ36のフランジ91との間で挟み込まれる。そのため、コイルベース37の上面とプランジャ36のフランジ91との間の隙間92の大きさがすきまゲージ93の厚さに対応するように設定される。
さらに、プランジャ36が下向きに移動することに伴い、プランジャ36の動きが梃子33a,33bおよびブレーキアーム21a,21bを介してブラケット41に伝わり、押しボルト43の先端43aがスイッチ46のアクチュエータ47に向けて移動する。
コイルベース37の上面とプランジャ36のフランジ91との間の隙間92の大きさがすきまゲージ93の厚さに対応する時に、押しボルト43の先端43aがスイッチ46のアクチュエータ47を押し込むように、押しボルト43のねじ込み量を変化させて押しボルト43の先端43aの位置を調整する。
これにより、スイッチ46が動作を開始するタイミングが定まり、このスイッチ46で電磁ブレーキ14の解放時のブレーキアーム21a,21bの動きを検出することができる。
このような第5の実施の形態において、厚さが0.08mmのすきまゲージ93を用いてスイッチ46が動作を開始するタイミングを規定した後、このすきまゲージ93の代わりに例えば厚さが0.13mmの他のすきまゲージを隙間92に挿入して電磁コイル35を励磁させると、隙間92の大きさが変化する。
すなわち、隙間92が広がるので、プランジャ36の移動量が減少し、ブレーキアーム21a,21bが解放位置に向けて回動されても、押しボルト43の先端43aでスイッチ46のアクチュエータ47を押し込むことができなくなる。そのため、スイッチ46は動作せず、ブレーキアーム21a,21bの動きを検出することができない。
したがって、厚さが0.13mmの他のすきまゲージを用いた時にスイッチ46が動作しないことを確認することで、スイッチ46が動作を開始するタイミングおよびアクチュエータ47の押し込み量が正しく設定されていることを認識することができる。
したがって、電磁ブレーキ41の解放動作に異常があるか否かを確実に検出することができ、検出の信頼性を高める上で有効となるといった利点がある。
本発明によれば、電磁石によって操作される一対のブレーキアームを有するブレーキ装置に適用することで、ブレーキアームの変位量を精度よく確実に検出することができ、ブレーキ動作に異常があるか否かを検出する際の信頼性を高めることができる。
5…メインロープ、13…シーブ、20…ブレーキドラム、21a,21b…ブレーキアーム、22a,22b…ブレーキシュー、29…弾性体(スプリング)、32…駆動手段(電磁石)、35…電磁コイル、36…プランジャ、43…スイッチ操作子(押しボルト)、46…スイッチ、80…測定手段(ダイヤルゲージ)、83…制御部、91…フランジ、92…隙間、93…すきまゲージ。

Claims (9)

  1. メインロープが巻き掛けられるシーブに追従して回転するブレーキドラムと、
    前記ブレーキドラムを間に挟んで互いに対向して配置され、一端を支点として前記ブレーキドラムの外周面に近づく制動位置と、前記ブレーキドラムの外周面から遠ざかる解放位置との間で回動可能な一対のブレーキアームと、
    前記ブレーキアームの他端に支持され、前記ブレーキアームを前記制動位置に向けて弾性的に付勢する弾性体と、
    前記ブレーキアームに設けられ、前記ブレーキアームが前記制動位置に回動された時に、前記ブレーキドラムの外周面に押し付けられる一対のブレーキシューと、
    ブレーキ解放時に、前記弾性体の付勢力に抗して前記ブレーキアームを前記制動位置から前記解放位置に向けて押圧することで、前記ブレーキシューを前記ブレーキドラムの外周面から離脱させる駆動手段と、
    前記弾性体よりも前記ブレーキアームの支点とは反対側に位置するように前記ブレーキアームに設けられ、前記ブレーキアームと一体に回動するスイッチ操作子と、
    前記ブレーキアームが前記制動位置から前記解放位置に向けて回動された時に、前記スイッチ操作子により操作されて前記ブレーキアームの変位量を検出するスイッチと、を具備したことを特徴とするエレベータ用巻上機のブレーキ装置。
  2. 請求項1の記載において、前記ブレーキアームは、その他端に前記ブレーキアームの支点とは反対側に向けて突出するブラケットを有し、前記スイッチ操作子は、前記ブラケットに支持されていることを特徴とするエレベータ用巻上機のブレーキ装置。
  3. 請求項1の記載において、前記スイッチ操作子および前記スイッチは、夫々前記ブレーキアームに対する位置が前記ブレーキアームの長手方向に沿って調整可能であることを特徴とするエレベータ用巻上機のブレーキ装置。
  4. 請求項1の記載において、前記スイッチは、前記スイッチ操作子によって操作されるアクチュエータを有し、
    前記スイッチ操作子は、前記アクチュエータに突き当たる先端を有するとともに、前記アクチェータに対する前記先端の位置が前記アクチュエータに近づいたり遠ざかる方向に調整可能に前記ブレーキアームに支持されていることを特徴とするエレベータ用巻上機のブレーキ装置。
  5. 請求項4の記載において、前記アクチュエータに対する前記スイッチ操作子の先端の位置を読み取る手段をさらに備えていることを特徴とするエレベータ用巻上機のブレーキ装置。
  6. 請求項4の記載において、前記駆動手段は、コイルベースに収容された電磁コイルと、前記電磁コイルが励磁された時に直線的に動作することで、前記ブレーキアームを前記制動位置から前記解除位置に向けて回動させるプランジャと、を含み、
    前記プランジャは、前記電磁コイルが励磁された時に前記コイルベースに突き当たるとともに前記電磁コイルの励磁が解除された時に前記コイルベースから離脱するフランジを有し、
    前記電磁コイルの励磁が解除された状態では、前記プランジャの前記フランジと前記コイルベースとの間に予め決められた厚さを有するすきまゲージが差し込まれる隙間が形成され、前記隙間の大きさが前記すきまゲーシの厚みに対応する時に、前記スイッチのアクチュエータが前記スイッチ操作子で操作されて前記スイッチが動作することを特徴とするエレベータ用巻上機のブレーキ装置。
  7. メインロープが巻き掛けられるシーブに追従して回転するブレーキドラムと、
    前記ブレーキドラムを間に挟んで互いに対向して配置され、一端を支点として前記ブレーキドラムの外周面に近づく制動位置と、前記ブレーキドラムの外周面から遠ざかる解放位置との間で回動可能な一対のブレーキアームと、
    前記ブレーキアームの他端に支持され、前記ブレーキアームを前記制動位置に向けて弾性的に付勢する弾性体と、
    前記ブレーキアームに設けられ、前記ブレーキアームが前記制動位置に回動された時に、前記ブレーキドラムの外周面に押し付けられる一対のブレーキシューと、
    ブレーキ解放時に、前記弾性体の付勢力に抗して前記ブレーキアームを前記制動位置から前記解除位置に向けて押圧することで、前記ブレーキシューを前記ブレーキドラムの外周面から離脱させる駆動手段と、
    前記ブレーキアームの他端側で前記ブレーキアームの回動に伴う前記ブレーキアームの変位量を測定する測定手段と、
    前記測定手段から出力される前記ブレーキアームの変位量を示す信号に基づいて、前記ブレーキアームの変位量が適正であるか否かを判定する制御部と、を具備したことを特徴とするエレベータ用巻上機のブレーキ装置。
  8. 請求項7の記載において、前記ブレーキアームは、その他端から前記ブレーキアームの支点とは反対側に向けて突出するブラケットを有し、前記測定手段は、前記ブラケットの変位量を測定することを特徴とするエレベータ用巻上機のブレーキ装置。
  9. メインロープが巻き掛けられるシーブに追従して回転するブレーキドラムと、
    前記ブレーキドラムを間に挟んで互いに対向して配置され、一端を支点として前記ブレーキドラムの外周面に近づく制動位置と、前記ブレーキドラムの外周面から遠ざかる解放位置との間で回動可能な一対のブレーキアームと、
    前記ブレーキアームの他端に支持され、前記ブレーキアームを前記制動位置に向けて弾性的に付勢する弾性体と、
    前記ブレーキアームに設けられ、前記ブレーキアームが前記制動位置に回動された時に、前記ブレーキドラムの外周面に押し付けられる一対のブレーキシューと、
    ブレーキ解放時に、前記弾性体の付勢力に抗して前記ブレーキアームを前記制動位置から前記解除位置に向けて押圧することで、前記ブレーキシューを前記ブレーキドラムの外周面から離脱させる駆動手段と、
    前記ブレーキアームの他端側に設けられ、前記ブレーキアームと一体に回動するスイッチ操作子と、
    前記ブレーキアームが前記制動位置から前記解除位置に向けて回動された時に、前記スイッチ操作子により操作されて前記ブレーキアームの動きを検出するスイッチと、を具備し、
    前記駆動手段が、コイルベースに収容された電磁コイルと、前記電磁コイルが励磁された時に直線的に動作することで、前記ブレーキアームを前記制動位置から前記解除位置に向けて回動させるプランジャと、前記プランジャに形成され、前記電磁コイルの励磁された時に前記コイルベースから離脱するフランジと、を含んでいる巻上機用ブレーキ装置の調整方法であって、
    前記電磁コイルの励磁が解除されている時に、前記フランジと前記コイルベースとの間の隙間に予め決められた厚みを有するすきまゲージを挿入し、
    前記隙間に前記すきまゲーシを挿入した状態で前記電磁コイルを励磁させることにより、前記プランジャの前記フランジと前記コイルベースとの間で前記隙間ゲージを挟み込んで、前記隙間の大きさを前記すきまゲージの厚さに対応するように設定し、
    前記隙間の大きさが前記すきまゲージの厚さの時に前記スイッチが前記スイッチ操作子で操作されるように、前記ブレーキアームに対する前記スイッチ操作子の位置を調整することを特徴とする巻上機用ブレーキ装置の調整方法。
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