JP2011058960A - Poi位置決定方法およびpoi情報の加工方法ならびにナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】道路を基準としたPOIの相対位置を判別することができる確率を高めることができ、POIアイコンを道路に対してその幅員方向における適切な側の位置に表示することができる「POI位置決定方法およびPOI情報の加工方法ならびにナビゲーション装置」を提供すること。
【解決手段】POI情報にPOI相対位置情報が含まれていない場合であっても、POI情報に対応するPOIと名称が一致するようなポリゴンについてのPOI対応リンクに対する相対的な位置に基づいて、POI対応リンクに該当する該当道路を基準としたPOIの相対位置を決定すること。
【選択図】図2
【解決手段】POI情報にPOI相対位置情報が含まれていない場合であっても、POI情報に対応するPOIと名称が一致するようなポリゴンについてのPOI対応リンクに対する相対的な位置に基づいて、POI対応リンクに該当する該当道路を基準としたPOIの相対位置を決定すること。
【選択図】図2
Description
本発明は、POI位置決定方法およびPOI情報の加工方法ならびにナビゲーション装置に係り、特に、POIアイコンを表示するのに好適なPOI位置決定方法およびPOI情報の加工方法ならびにナビゲーション装置に関する。
従来から、ナビゲーション装置においては、目的地までの誘導経路にしたがった経路誘導の際に、自車が誘導経路上の交差点に差し掛かった時点で、その交差点の周辺を示す交差点拡大図を表示部に表示することによって、自車が進行すべき方向を案内することが行われていた。
交差点拡大図には、誘導経路上の道路を含む自車の進行方向前方の道路や、建物、敷地および地物の名称等の背景が含まれていた。更に、ナビゲーション装置においては、このような交差点拡大図上に、施設等のPOI(Points Of Interest)を示すアイコン(以下、POIアイコンと称する)を重畳表示することが可能とされていた。
ここで、POIアイコンの表示には、POIのデータベースに格納されているPOI情報が用いられていた。このPOI情報には、POIの所定の属性(例えば、名称、種別および経緯度等の座標)に関する情報、POIアイコンの外観(形状、模様および色彩)を指定する情報およびPOIに対応付け(紐付け)られた地図情報中のリンクに関する情報等が含まれていた。さらに、POI情報には、POIに対応付けられた地図情報中のリンクに該当する道路に対してPOIが幅員方向(左右)におけるいずれの側の位置に存在するかを示す当該道路を基準としたPOIの相対位置に関する情報(以下、POI相対位置情報と称する)が含まれていた。
そして、ナビゲーション装置は、POI情報に含まれているPOI相対位置情報を用いることによって、道路沿いに存在する(道路に面した)POIを示すPOIアイコンを、交差点拡大図上の道路に対する幅員方向における適切な側の位置に重畳表示することが可能とされていた。
例えば、図8の交差点拡大図1では、自車の前方の道路(一車線道路)2に対して図8における左側の位置に、POIとしての目的地を示すPOIアイコン3が重畳表示されている。このようなPOIアイコン3の表示状態は、目的地に対応するPOI情報に含まれているPOI相対位置情報が、目的地に対応付けられたリンクに該当する道路2に対して目的地が図8における進行方向に向かって左側の位置に存在することを示す情報であることによるものである。
しかしながら、POI情報には、必ずしもPOI相対位置情報が含まれていない場合があった。そして、POI情報にPOI相対位置情報が含まれていない場合には、ナビゲーション装置は、たとえ、POI情報におけるPOIの座標に関する情報を参照したとしても、POIが道路に対してその幅員方向におけるいずれの側の位置に存在するかを正確に判断することができなかった。
このような場合に、ナビゲーション装置は、図9に示すように、交差点拡大図1上の道路2の中央にPOIアイコン3を表示せざるを得なかった。しかるに、図9のようなPOIアイコン3が表示される場合には、POIに向かうための適切な走行方法をユーザに把握させることができず、また、道路の視認性を損ねてしまう結果となっていた。
そこで、本発明は、このような点に鑑みなされたものであり、道路を基準としたPOIの相対位置を判別することができる確率を高めることができ、ひいては、POIアイコンを道路に対してその幅員方向における適切な側の位置に表示することができるPOI位置決定方法およびPOI情報の加工方法ならびにナビゲーション装置を提供することを目的とするものである。
前述した目的を達成するため、本発明に係るPOI位置決定方法は、道路を基準としたPOIの位置を決定するPOI位置決定方法であって、第1の記憶手段に記憶されているPOIの所定の属性に関する情報を含むPOI情報に、前記POIが道路に対してその幅員方向におけるいずれの側の位置に存在するかを示す前記道路を基準とした前記POIの相対位置に関する情報が含まれていない場合に、第2の記憶手段に記憶されているリンク情報およびポリゴン情報を含む地図情報であって、前記POI情報に対応するPOIと前記リンク情報に対応するリンクとの対応付けがなされている地図情報から、前記POIに対応付けられたPOI対応リンクに対してそのリンク長方向に直交する側方の位置に配置されたポリゴンに対応するポリゴン情報であって、当該ポリゴンの名称を含む特定のポリゴン情報を検索し、前記特定のポリゴン情報が検出された場合に、検出された前記特定のポリゴン情報に含まれている前記ポリゴンの名称と、前記POI情報に含まれている前記POIの名称とを比較し、この比較の結果、前記ポリゴンの名称と前記POIの名称とが一致する場合には、前記POI対応リンクに対する前記ポリゴンの相対的な位置に対応するような前記POI対応リンクに該当する該当道路に対する相対的な位置を、前記該当道路を基準とした前記POIの相対位置と決定することを特徴としている。
そして、このような方法によれば、POI情報に道路を基準としたPOIの相対位置に関する情報が含まれていない場合であっても、POI情報に対応するPOIと名称が一致するようなポリゴンについてのPOI対応リンクに対する相対的な位置に基づいて、POI対応リンクに該当する該当道路を基準としたPOIの相対位置を決定することができるので、道路を基準としたPOIの相対位置を判別することができる確率を高めることができる。
また、本発明に係るPOI情報の加工方法は、POIの所定の属性に関する情報を含むPOI情報を加工するためのPOI情報の加工方法であって、前述したPOI位置決定方法によって決定された前記POIの相対位置を、前記該当道路を基準とした前記POIの相対位置に関する情報として前記第1の記憶手段に記録することによって、前記POI情報を加工することを特徴としている。
そして、このような方法によれば、POI情報に道路を基準としたPOIの相対位置に関する情報が含まれていない場合であっても、該当道路を基準としたPOIの相対位置を決定し、決定されたPOIの相対位置を該当道路を基準としたPOIの相対位置に関する情報として記録することによるPOI情報の加工を行うことによって、加工後のPOI情報をナビゲーション装置側で利用する際に、道路を基準としたPOIの相対位置を判別することができる確率を高めることができる。
さらに、本発明に係るナビゲーション装置は、POIの所定の属性に関する情報を含むPOI情報が記憶された第1の記憶手段と、リンク情報およびポリゴン情報を含む地図情報であって、前記POI情報に対応するPOIと前記リンク情報に対応するリンクとの対応付けがなされている地図情報が記憶された第2の記憶手段と、自車の進行方向前方の所定の領域を示す所定の画像を表示部に表示する画像表示手段と、前記第1の記憶手段に記憶されている前記POI情報に基づいて、前記所定の領域内に存在するPOIを示すPOIアイコンを、前記所定の画像上における当該POIに対応する位置に重畳表示するPOIアイコン表示手段とを備えたナビゲーション装置であって、前記POIアイコン表示手段は、前記POIアイコンの表示対象となる表示対象POIについて、この表示対象POIに対応する前記第1の記憶手段に記憶されている前記POI情報に、前記表示対象POIが道路に対してその幅員方向におけるいずれの側の位置に存在するかを示す前記道路を基準とした前記表示対象POIの相対位置に関する情報が含まれているか否かを判定する相対位置情報有無判定手段と、前記表示対象POIのうちの前記相対位置情報有無判定手段の判定結果が否定的となった相対位置情報欠如POIについて、前記第2の記憶手段に記憶されている前記地図情報から、前記相対位置情報欠如POIに対応付けられたPOI対応リンクに対してそのリンク長方向に直交する側方の位置に配置されたポリゴンに対応するポリゴン情報であって、当該ポリゴンの名称を含む特定のポリゴン情報を検索するポリゴン情報検索手段と、このポリゴン情報検索手段によって前記特定のポリゴン情報が検出された場合に、検出された前記特定のポリゴン情報に含まれている前記ポリゴンの名称と、前記相対位置情報欠如POIに対応する前記POI情報に含まれている前記相対位置情報欠如POIの名称とを比較することによって、前記ポリゴンの名称と前記相対位置情報欠如POIの名称とが一致するか否かを判定する名称一致判定手段と、前記相対位置情報欠如POIのうちの前記名称一致判定手段の判定結果が肯定的となった該当POIについて、前記POI対応リンクに対する前記ポリゴンの相対的な位置に対応するような前記POI対応リンクに該当する該当道路に対する相対的な位置を、前記該当道路を基準とした前記該当POIの相対位置と決定する相対位置決定手段と、前記該当POIを示すPOIアイコンを、前記所定の画像上の前記該当道路に対して、前記相対位置決定手段によって決定された前記該当POIの相対位置側の位置に表示し、前記表示対象POIのうちの前記相対位置情報有無判定手段の判定結果が肯定的となった相対位置情報含有POIを示すPOIアイコンを、前記所定の画像上の前記相対位置情報含有POIに対応付けられたPOI対応リンクに該当する道路に対して、前記相対位置情報含有POIの相対位置に関する情報に示される相対位置側の位置に表示する表示処理手段とを備えたことを特徴としている。
そして、このような構成によれば、POI情報に道路を基準としたPOIの相対位置に関する情報が含まれていない場合であっても、相対位置決定手段により、POI情報に含まれているPOIと名称が一致するようなポリゴンについてのPOI対応リンクに対する相対的な位置に基づいて、POI対応リンクに該当する該当道路を基準としたPOIの相対位置を決定することができるので、道路を基準としたPOIの相対位置を判別することができる確率を高めることができる。また、相対位置決定手段によってPOIの相対位置が決定された場合には、表示処理手段により、画像表示手段によって表示される所定の画像上の該当道路に対して、決定されたPOIの相対位置側の位置にPOIアイコンを重畳表示することができるので、POIアイコンを該当道路に対してその幅員方向における適切な側の位置に表示することができる。
さらにまた、前記所定の画像は、交差点拡大図であってもよい。
そして、このような構成によれば、交差点拡大図上にPOIアイコンを重畳表示する際に、POIアイコンを、交差点拡大図上の道路に対してその幅員方向における適切な側の位置に表示することができる。
また、前記表示対象POIは、目的地および経由地の少なくとも一方を含んでもよい。
そして、このような構成によれば、目的地または経由地を示すPOIアイコンを、該当道路に対してその幅員方向における適切な側の位置に表示することができる。
さらに、前記相対位置決定手段によって決定された前記該当POIの相対位置を、前記該当道路を基準とした前記該当POIの相対位置に関する情報として前記第1の記憶手段に記録する相対位置情報記録手段を備えてもよい。
そして、このような構成によれば、相対位置決定手段によって決定された該当POIの相対位置を、相対位置情報記録手段によって該当POIの相対位置に関する情報として記録することができるので、相対位置決定手段の決定結果を再利用することができ、利便性を向上させることができる。
本発明によれば、道路を基準としたPOIの相対位置を判別することができる確率を高めることができ、ひいては、POIアイコンを道路に対してその幅員方向における適切な側の位置に表示することができる。
(POI位置決定方法の実施形態)
以下、本発明に係るPOI位置決定方法の実施形態について、図1および図2を参照して説明する。
以下、本発明に係るPOI位置決定方法の実施形態について、図1および図2を参照して説明する。
図1は、本実施形態におけるPOI位置決定方法に用いられるデータを示したものである。図1に示すように、本実施形態においては、第1の記憶手段および第2の記憶手段としての記憶装置4に記憶されているPOIデータベース(POIDB)および地図データベース(地図DB)を用いる。
図1に示すように、POIデータベースには、施設等のPOIの所定の属性に関する情報を含むPOI情報が、複数のPOIのそれぞれについて格納されている。図1に示すように、各POIごとのPOI情報には、POIの名称を示すPOI名称情報、POIの種別を示すPOI種別情報、POIの座標(経度および緯度等)を示すPOI座標情報等のPOIの属性に関する情報が含まれている。また、各POIごとのPOI情報には、POIアイコンの外観(形状、模様、色彩等)を指定するPOIアイコン情報が含まれている。さらに、各POIごとのPOI情報には、POIに対応付け(紐付け)られた地図データベース内のリンク(以下、POI対応リンクと称する)を示すPOI対応リンク識別情報が含まれている。このPOI対応リンク識別情報は、POI対応リンクのリンクIDであってもよい。さらにまた、各POIごとのPOI情報には、POI対応リンクに該当する道路(以下、該当道路と称する)を基準としたPOIの相対位置に関する情報(以下、POI相対位置情報と称する)が含まれている場合がある。ただし、該当道路を基準としたPOIの相対位置とは、POIの該当道路に対する幅員方向における相対的な位置である。したがって、POI相対位置情報は、POIが該当道路に対してその幅員方向におけるいずれの側の位置に存在するかを示す情報となる。なお、より具体的には、POI相対位置情報は、POI対応リンクの始端(始端ノード)側から終端(終端ノード)側に向かって該当道路上を進行した場合に、POIが該当道路に対して進行方向に向かって左右のいずれに存在するかを示す情報であってもよい。図1に示したPOI情報に含まれる各種の情報には、同じPOIに関する情報であることを示す互いに共通または対応する識別情報(図示せず)が付与されている。
一方、図1に示すように、地図データベースには、地図情報が格納されている。地図情報には、道路情報および背景情報等の各種の情報が含まれている。このうち、道路情報は、地図における道路の描画、自車位置の検出および経路誘導等に用いられるようになっている。図1に示すように、道路情報には、複数のリンクごとのリンク情報が含まれている。このリンク情報は、リンクID、リンク長、リンクの始端(始端ノード)の座標、リンクの終端(終端ノード)の座標、リンクの形状(形状補間点の座標)、また、図示はしないが、通行規制情報、幅員・車線情報および道路名称等の各種の情報によって構成されている。さらに、図示はしないが、道路情報には、リンク情報以外にも、ノードに関するノード情報等が含まれている。
また、地図情報のうち、背景情報は、地図における背景の描画や経路誘導等に用いられるようになっている。図1に示すように、背景情報には、複数のポリゴンごとのポリゴン情報が含まれている。このポリゴン情報は、ポリゴン種別(公園、川および建物等)、ポリゴン名称、ポリゴン座標(緯度および経度等)、ポリゴン形状および色(ポリゴンの塗り潰しの色)等の各種の情報によって構成されている。なお、ポリゴン座標は、ポリゴンの代表点の座標であってもよい。また、ポリゴン形状は、ポリゴンの外形を形成する無端状に接続された一連の複数のセグメント(ライン)同士の接続点の座標によって規定されていてもよい。また、図示はしないが、背景情報には、ポリゴン情報以外にも、点情報、ポリライン情報およびテキスト情報等が含まれている。
さらに、図示はしないが、地図情報には、経路探索に用いられる道路ネットワークデータが含まれている。道路ネットワークデータは、ノード、リンクおよび通行条件等を基本構成要素としている。
そして、図1に示すように、本実施形態においては、POI情報におけるPOI対応リンク識別情報(例えば、リンクID)と、道路情報におけるリンク情報(例えば、リンクID)との対応関係がとられている(例えば、リンクIDが一致するPOIとリンクとが互いに対応するものとされている)ことによって、POIとPOI対応リンクとが互いに対応付け(紐付け)られている。
このようなデータ構造を前提として、本実施形態においては、POIデータベースにPOI情報が格納されている各POIのそれぞれについて、図2に示す方法によって、前述した該当道路を基準としたPOIの相対位置(以下、POI相対位置と称する)を決定する。
すなわち、本実施形態においては、まず、図2のステップ1(ST1)に示すように、POI情報にPOI相対位置情報が含まれているか否かを判定し、含まれている場合には、ステップ7(ST7)に進み、含まれていない場合には、ステップ2(ST2)に進む。
ここで、ステップ2(ST2)以降の処理について先に説明すると、まず、ステップ2(ST2)においては、地図データベースに格納されている地図情報から、特定のポリゴン情報を検索する。ただし、特定のポリゴン情報とは、POI対応リンクに対してそのリンク長方向に直交する側方の位置に配置されたポリゴンに対応するポリゴン情報であって、当該ポリゴンの名称を含むポリゴン情報のことである。このような特定のポリゴン情報の検索は、例えば、次のような方法によって行うことができる。すなわち、まず、POI情報に含まれているPOI対応リンク識別情報に紐付けて、地図情報中のPOI対応リンクを抽出する。次いで、抽出されたPOI対応リンクの形状および座標と、地図情報における背景情報に含まれている各ポリゴン情報におけるポリゴンの形状および座標とを比較する。そして、この比較の結果、POI対応リンクに対して側方の位置に配置されているとみなされるポリゴンに対応するポリゴン情報を抽出する。このとき、ポリゴンがPOI対応リンクの側方の位置に配置されているとみなされる条件としては、種々の条件を設定することができる。例えば、ポリゴンの代表点(例えば、重心)の座標からPOI対応リンクに対してPOI対応リンクに交わる垂線を下ろすことができる場合には、ポリゴンがPOI対応リンクの側方の位置に配置されているとみなすようにしてもよい。また、この条件には、ポリゴンがPOI対応リンクに対して側方における所定距離以内の位置に配置されていることを含めてもよい。そして、このようにして抽出されたポリゴン情報に、ポリゴン名称が含まれているか否かを判定し、含まれている場合には、そのポリゴン情報を特定のポリゴン情報として検出すればよい。
次いで、ステップ3(ST3)において、ステップ2(ST2)によって特定のポリゴン情報が検出されたか否かを判定し、検出された場合には、ステップ4(ST4)に進み、検出されなかった場合には、処理を終了する。
次いで、ステップ4(ST4)において、ステップ2(ST2)において検出された特定のポリゴン情報に含まれているポリゴンの名称と、POI情報に含まれているPOIの名称とを比較する。
次いで、ステップ5(ST5)において、ステップ4(ST4)における比較の結果、ポリゴンの名称とPOIの名称とが一致するか否かを判定し、一致する場合には、ステップ6(ST6)に進み、一致しない場合には、処理を終了する。このとき、POI情報にPOIの名称が含まれていない場合には、処理を終了すればよい。
次いで、ステップ6(ST6)において、POI対応リンクに対する特定のポリゴン情報中のポリゴンの相対的な位置に対応するような該当道路に対する相対的な位置を、該当道路を基準としたPOI相対位置と決定して処理を終了する。例えば、POI対応リンクに対して特定のポリゴン情報中のポリゴンがPOI対応リンクの始端ノード側から終端ノード側に向かって左側の位置に存在する場合には、該当道路に対して「左側」を、POI相対位置と決定すればよい。
一方、ステップ7(ST7)に進む場合には、POI情報に含まれているPOI相対位置情報に示されるPOI相対位置を、該当道路を基準としたPOI相対位置と決定して処理を終了する。
このような本実施形態におけるPOI位置決定方法は、POIデータベースおよび地図データベースが記憶された記憶装置4をナビゲーション装置に搭載した状態で、このナビゲーション装置が、本実施形態のPOI位置決定方法を実施するプログラムを実行することによって行うようにしてもよい。また、その場合に、すべてのPOIについて一度にPOI位置決定方法を実施するのではなく、ナビゲーション装置の表示部にPOIアイコンを表示するPOIのみに限定して行うようにしてもよい。
また、本実施形態におけるPOI位置決定方法は、ナビゲーション装置に搭載される前の段階におけるPOI情報を対象として行うようにしてもよい。すなわち、ナビゲーション装置によって利用されるPOI情報は、その元となるPOI情報をデータ作成業者において作成した後に、作成されたPOI情報をデータ加工業者においてナビゲーション装置が利用可能な状態に加工することによって得られることがある。そこで、本実施形態におけるPOI位置決定方法は、加工前の元のPOI情報をナビゲーション装置が利用可能な状態に加工する加工段階において、加工に用いられるコンピュータがPOI位置決定方法を実施するためのプログラムを実行することによって行うようにしてもよい。
また、図1においては、POIデータベースと地図データベースとが同一の記憶装置4に記憶されているが、POIとPOI対応リンクとの対応付けがなされているのであれば、両データベースが互いに異なる記憶手段に記憶されていてもよい。さらに、POI情報と地図情報とが同一のデータベースに格納されていてもよい。
(POI情報の加工方法の実施形態)
次に、本発明に係るPOI情報の加工方法の実施形態について、図3を参照して説明する。
(POI情報の加工方法の実施形態)
次に、本発明に係るPOI情報の加工方法の実施形態について、図3を参照して説明する。
本実施形態においては、図2に示したPOI位置決定方法を、前述した元のPOI情報の加工段階において実施し、この加工段階で実施されたPOI位置決定方法によって決定されたPOI相対位置を、POI情報に新たに追加することによってPOI情報を加工するようになっている。
すなわち、図3に示すように、本実施形態においては、図2に示したものと同様のステップ1(ST1)〜ステップ6(ST6)の各工程を経た後に、ステップ8(ST8)に進む。
そして、ステップ8(ST8)において、ステップ6(ST6)において決定されたPOI相対位置を、POI相対位置情報として記憶装置4に記憶されたPOIデータベースに記録(登録)することによってPOI情報を加工し、その後に処理を終了する。
したがって、本実施形態によれば、元のPOI情報に含まれていないPOI相対位置情報が補充されたPOI情報をナビゲーション装置に提供することができる。
(ナビゲーション装置の実施形態)
次に、本発明に係るナビゲーション装置の実施形態について、図4乃至図7を参照して説明する。
(ナビゲーション装置の実施形態)
次に、本発明に係るナビゲーション装置の実施形態について、図4乃至図7を参照して説明する。
図4に示すように、本実施形態におけるナビゲーション装置7は、大別して、ナビゲーションメインユニット8と、このナビゲーションメインユニット8にそれぞれ接続されたGPSレシーバ10、自律航法センサ11、入力操作部12、表示部としてのディスプレイ14およびスピーカ15とによって構成されている。
GPSレシーバ10は、図示しないGPS衛星から配信されるGPS情報(時刻や軌道に関する情報)を受信し、受信したGPS情報をナビゲーションメインユニット8側に出力するようになっている。
自律航法センサ11は、自車の車速、加速度(角速度)および自車方位等を検出し、検出結果をナビゲーションメインユニット8側に出力するようになっている。この自律航法センサ11は、車速センサやジャイロセンサ等からなるものであってもよい。
入力操作部12は、ナビゲーション装置7に対する種々の入力操作に用いられるようになっている。この入力操作部12は、リモコン、ディスプレイ14のタッチパネル、リニアエンコーダまたはロータリエンコーダ等であってもよい。
次に、ナビゲーションメインユニット8について詳述すると、図1に示すように、ナビゲーションメインユニット8は、システムバス16にそれぞれ接続されたナビCPU17、ハードディスクドライブ(HDD)18、フラッシュメモリ19およびRAM20を有している。
ここで、ナビCPU17は、自車位置算出機能、地図表示機能、経路探索機能、経路誘導機能および検索機能等のナビゲーション装置7の各種の機能を実行するようになっている。
また、ハードディスクドライブ18は、第1の記憶手段および第2の記憶手段として機能し、このハードディスクドライブ18には、図1に示したものと同様のPOIデータベースおよび地図データベースが記憶されている。なお、本実施形態においても、図1と同様に、POI情報とPOI対応リンクとは、POI対応リンク識別情報を介して互いに対応付けられている。
なお、図示はしないが、ハードディスクドライブ18には、ナビCPU17の実行プログラムが記憶されている。
さらに、フラッシュメモリ19には、ナビゲーション装置7の起動とともにナビCPU17によってハードディスクドライブ18から読み出されたナビCPU17の実行プログラムが格納されるようになっており、この格納された実行プログラムがナビCPU17によって適宜実行されることによって、ナビゲーション装置7の各種の機能が適宜実行されるようになっている。
さらにまた、RAM20は、ナビCPU17による処理結果等の各種のデータの一時的な保存等に用いられるようになっている。
次に、ナビCPU17について更に詳述すると、図5に示すように、ナビCPU17は、その機能ブロックの1つとしての目的地設定部21を有している。この目的地設定部21は、目的地設定用の操作画面をディスプレイ14に表示した上で、この表示された目的地設定用の操作画面に対する入力操作部12を用いたユーザの入力操作に応じた目的地を設定するようになっている。
また、図5に示すように、ナビCPU17は、その機能ブロックの1つとしての自車位置算出部22を有しており、この自車位置算出部22には、GPSレシーバ10から出力されたGPS情報および自律航法センサ11から出力された検出結果が入力されるようになっている。そして、自車位置算出部22は、GPSレシーバ10側から入力されたGPS情報に基づいて、自車位置を絶対座標として算出する衛星航法を行うようになっている。また、自車位置算出部22は、自律航法センサ11側から入力された検出結果に基づいて、自車位置を前回の測位位置からの変化分である相対位置として算出する自律航法を行うようになっている。さらに、自車位置算出部22は、ハードディスクドライブ18に記憶されている地図データベース内の地図情報(道路情報)を用いることによって、衛星航法または自律航法によって算出された自車位置を地図情報における該当する道路上の位置に補正するマップマッチング処理を行うようになっている。そして、自車位置算出部22は、マップマッチング処理が適正に行われた場合には、マップマッチング処理後の自車位置を最終的な算出結果とするようになっている。
さらに、図5に示すように、ナビCPU14は、その機能ブロックの1つとしての地図描画部23を有している。この地図描画部23は、ハードディスクドライブ18に記憶されている地図データベース内の地図情報(道路情報および背景情報等)に基づいて、所定の領域(例えば、自車位置の周辺)を示す地図をディスプレイ14に表示するようになっている。
さらにまた、図5に示すように、ナビCPU14は、その機能ブロックの1つとしての経路探索部24を有している。この経路探索部22は、地図情報における道路ネットワークデータに基づいて、自車位置算出部22によって算出された自車位置から目的地設定部21によって設定された目的地までの予め設定された経路探索条件に応じた最適経路を探索するようになっている。そして、経路探索部22は、探索された最適経路を、ディスプレイ14への表示によってユーザに提示するようになっている。
また、図5に示すように、ナビCPU14は、その機能ブロックの1つとしての経路誘導部25を有している。この経路誘導部25は、経路探索部25によって探索されて提示された最適経路が、入力操作部12を用いた入力操作によって誘導経路に設定されると、この誘導経路にしたがった経路誘導を開始するようになっている。本実施形態において、経路誘導部25は画像表示手段として機能し、経路誘導の際に、自車の進行方向前方の所定の領域を示す所定の画像としての交差点拡大図をディスプレイ14に表示するようになっている。なお、経路誘導は、交差点拡大図の表示以外にも、例えば、地図描画部23によってディスプレイ14に表示された地図上に、誘導経路の画像を重畳表示することや、スピーカ15を介して交差点右左折案内用の音声を出力すること等によっても行われるようになっている。
さらに、図5に示すように、ナビCPU14は、その機能ブロックの1つとして、POIアイコン表示手段としてのPOIアイコン描画部26を有している。このPOIアイコン描画部26は、ハードディスクドライブ18に記憶されているPOIデータベース内のPOI情報に基づいて、所定の領域としての交差点拡大図によって示される領域内に存在するPOIを示すPOIアイコンを、交差点拡大図上におけるPOIに対応する位置に重畳表示するようになっている。
より具体的には、図5に示すように、POIアイコン描画部26は、その機能ブロックの1つとして、相対位置情報有無判定手段としての相対位置情報有無判定部27を有している。この相対位置情報有無判定部27は、ハードディスクドライブ18に記憶されているPOIデータベース内にPOI情報が格納されているPOIのうち、POIアイコンの表示対象となるPOI(以下、表示対象POIと称する)について、POIデータベース内のPOI情報にPOI相対位置情報が含まれているか否かを判定するようになっている。なお、本実施形態における表示対象POIは、交差点拡大図によって示される領域内に存在するPOIとなる。ただし、表示対象POIは、交差点拡大図によって示される領域内に存在し、なおかつ、ユーザが予め設定したPOIの種別の条件を満足するようなPOIであってもよい。この相対位置情報有無判定部27による判定は、経路誘導の際に自車が交差点拡大図を表示すべき案内ポイントに到達した際に行うようにしてもよい。
また、図5に示すように、POIアイコン描画部26は、その機能ブロックの1つとして、ポリゴン情報検索手段としてのポリゴン情報検索部28を有している。このポリゴン情報検索部28は、表示対象POIのうちの相対位置情報有無判定部27の判定結果が否定的となったPOI(以下、相対位置情報欠如POIと称する)について、ハードディスクドライブ18に記憶されている地図データベース内の地図情報から、特定のポリゴン情報を検索するようになっている。ただし、特定のポリゴン情報とは、相対位置情報欠如POIに対応付けられたPOI対応リンクに対してそのリンク長方向に直交する側方の位置に配置されたポリゴンに対応するポリゴン情報であって、当該ポリゴンの名称を含むポリゴン情報のことをいう。この特定のポリゴン情報の具体的な検索方法としては、前述したPOI位置決定方法における特定のポリゴン情報の検索方法と同様の方法を用いればよい。
さらに、図5に示すように、POIアイコン描画部26は、その機能ブロックの1つとして、名称一致判定手段としての名称一致判定部29を有している。この名称一致判定部29は、ポリゴン情報検索部28によって特定のポリゴン情報が検出された場合に、検出された特定のポリゴン情報に含まれているポリゴンの名称と、相対位置情報欠如POIに対応するPOI情報に含まれている相対位置情報欠如POIの名称とを比較するようになっている。そして、名称一致判定部29は、この比較によって、特定のポリゴン情報に含まれているポリゴンの名称と相対位置情報欠如POIの名称とが一致するか否かを判定するようになっている。
さらにまた、図5に示すように、POIアイコン描画部26は、その機能ブロックの1つとして、相対位置決定手段としての相対位置決定部31を有している。この相対位置決定部31は、名称一致判定部29の判定結果が肯定的となった相対位置欠如POI(以下、該当POIと称する)について、POI対応リンクに対する特定のポリゴン情報に含まれているポリゴンの相対的な位置に対応するような該当道路に対する相対的な位置を、該当道路を基準とした該当POIのPOI相対位置と決定するようになっている。
ここで、図6のステップ10(ST10)〜ステップ13(ST13)は、このようなPOI相対位置の決定方法の一例を示している。ここで、まず、ステップ10(ST10)は、経路誘導によって自車位置34が案内ポイントに到達した際に、交差点拡大図によって示される領域内のPOI36が相対位置情報欠如POIであることにより、そのPOI36が自車位置34の前方の道路35に対して左右のいずれの側に存在するかが不明な状態を示している。すなわち、ステップ10(ST10)は、相対位置情報有無判定部27の判定結果が否定的となった状態を示している。ただし、POI情報には、POI36の名称が「ABC駐車場」であることを示すPOI名称情報が含まれている。なお、図6においては、POI36が便宜上アイコンとして示されている。次に、ステップ11(ST11)は、ステップ10(ST10)を受けてポリゴン情報検索部28によって検索された特定のポリゴン情報の検索結果を示している。ステップ11(ST11)は、POI36に対応付けられたPOI対応リンクLに対して自車の進行方向に向かって右側方に配置されたポリゴン37に対応するポリゴン情報が、特定のポリゴン情報として検出された状態を示している。ステップ11(ST11)において検出された特定のポリゴン情報には、ポリゴン37の名称が「ABC駐車場」である旨のポリゴン名称の情報が含まれている。次に、ステップ12(ST12)は、ステップ11(ST11)を受けて名称一致判定部29によって判定されたPOI36の名称とポリゴン37の名称との一致の有無の判定結果を示している。ステップ12(ST12)においては、POI36の名称とポリゴン37の名称とがともに「ABC駐車場」であることにより、肯定的な判定結果が出力されている。次に、ステップ13(ST13)は、ステップ12(ST12)を受けて相対位置決定部31によって決定されたPOI36の相対位置の決定結果を示している。ステップ13(ST13)においては、POI対応リンクLに対するポリゴン37の相対位置に対応する該当道路35に対する「右側」が、POI36の相対位置として決定されている。
図3に戻って、POIアイコン描画部26は、その機能ブロックの1つとして、表示処理手段としての表示処理部32を有している。この表示処理部32は、該当POIを示すPOIアイコンを、交差点拡大図上の該当道路に対して相対位置決定部31によって決定された該当POIのPOI相対位置側の位置に表示するようになっている。このとき、表示処理部32は、該当POIに対応するPOI情報に含まれているPOI座標情報(図1参照)に基づいて、該当POIを示すPOIアイコンを、該当道路に対するPOI相対位置側の位置における最適とみなされる位置に表示するようにしてもよい。
一方、表示処理部32は、相対位置情報含有POIを示すPOIアイコンを、交差点拡大図上の相対位置情報含有POIに対応付けられたPOI対応リンクに該当する道路に対して、相対位置情報含有POIのPOI相対位置情報に示されるPOI相対位置側の位置に表示するようになっている。ただし、相対位置情報含有POIとは、表示対象POIのうちの相対位置情報有無判定部27の判定結果が肯定的となったPOIのことである。
なお、上記構成に加えて、さらに、POIアイコン描画部26は、相対位置決定部31によって決定された該当POIのPOI相対位置を、該当道路を基準とした該当POIのPOI相対位置情報としてハードディスクドライブ18に記憶されているPOIデータベース内に記録する相対位置情報記録部を有していてもよい。
次に、本実施形態の作用について図7を用いて説明する。
なお、便宜上、初期状態においては、経路探索部24によって探索された最適経路が誘導経路として経路誘導部25に設定されているものとする。また、このとき、POIアイコン描画部26には、POIアイコンを表示するPOIの種別が設定されているものとする。
そして、初期状態から、まず、図7のステップ21(ST21)において、経路誘導部25により、誘導経路にしたがった経路誘導を開始する。
次いで、ステップ22(ST22)において、相対位置情報有無判定部27により、自車が誘導経路上における交差点拡大図を表示すべき案内ポイントに到達したか否かを判定し、到達した場合には、ステップ23(ST23)に進み、到達していない場合には、ステップ31(ST31)に進む。
ここで、ステップ23(ST23)〜ステップ30(ST30)までの一連の処理について先に説明すると、まず、ステップ23(ST23)において、相対位置情報有無判定部27により、ハードディスクドライブ18に記憶されているPOIデータベースから、表示すべき交差点拡大図によって示される領域内に存在するPOIに対応するPOI情報を表示対象POIとして抽出する。
次いで、ステップ24(ST24)において、相対位置情報有無判定部27により、ステップ23(ST23)において抽出された表示対象POIにPOI相対位置情報が含まれているか否かを判定し、含まれている場合には、ステップ32(ST32)に進み、含まれていない場合には、ステップ25(ST25)に進む。ここで、ステップ32(ST32)に進む場合には、表示対象POIが相対位置情報含有POIであることを示し、ステップ25(ST25)に進む場合には、表示対象POIが相対位置情報欠如POIであることを示す。
次いで、ステップ25(ST25)において、ポリゴン情報検索部28により、ハードディスクドライブ18に記憶されている地図データベースから特定のポリゴン情報を検索する。
次いで、ステップ26(ST26)において、名称一致判定部29により、ステップ25(ST25)において特定のポリゴン情報が検出されたか否かを判定し、検出された場合には、ステップ27(ST27)に進み、検出されなかった場合には、ステップ34(ST34)に進む。
次いで、ステップ27(ST27)において、名称一致判定部29により、ステップ25(ST25)において検出された特定のポリゴン情報に含まれているポリゴン名称を、相対位置情報欠如POIに対応するPOI情報に含まれている相対位置情報欠如POIの名称と比較する。
次いで、ステップ28(ST28)において、名称一致判定部29により、ステップ27(ST27)において比較されたポリゴン名称と相対位置情報欠如POIの名称とが一致するか否かを判定し、一致する場合には、ステップ29(ST29)に進み、一致しない場合には、ステップ34(ST34)に進む。ここで、ステップ29(ST29)に進む場合には、相対位置情報欠如POIが該当POIであることを示す。
次いで、ステップ29(ST29)において、相対位置決定部31により、該当POIに対応付けられたPOI対応リンクに対する特定のポリゴン情報に含まれているポリゴンの相対的な位置に対応するような該当道路に対する相対的な位置を、該当道路を基準とした該当POIのPOI相対位置と決定する。
次いで、ステップ30(ST30)において、図8に示したように、経路誘導部25により、交差点拡大図1をディスプレイ14に表示するとともに、表示処理部32により、交差点拡大図1上の該当道路2に対してステップ29(ST29)において決定された該当POIのPOI相対位置に対応する側(図8において左側)の位置に、該当POIを示すPOIアイコン3を表示して処理を終了する。
一方、ステップ22(ST22)からステップ31(ST31)に進む場合には、ステップ31(ST31)において経路誘導部25による経路誘導を続行してステップ22(ST22)に戻る。
また、ステップ24(ST24)からステップ32(ST32)に進む場合には、まず、ステップ32(ST32)において、相対位置決定部31により、相対位置情報含有POIに対応するPOI情報に含まれているPOI相対位置情報に示されるPOI相対位置を、相対位置情報含有POIのPOI相対位置として決定してステップ33(ST33)に進む。次いで、ステップ33(ST33)において、経路誘導部25により、交差点拡大図1をディスプレイ14に表示するとともに、表示処理部32により、交差点拡大図1上の該当道路2に対してステップ32(ST32)において決定された相対位置情報含有POIのPOI相対位置に対応する側の位置に、相対位置情報含有POIを示すPOIアイコン3を表示して処理を終了する。
また、ステップ26(ST26)またはステップ28(ST28)からステップ34(ST34)に進む場合には、図9に示したように、経路誘導部25により、交差点拡大図1をディスプレイ14に表示するとともに、表示処理部32により、交差点拡大図1上の該当道路2の中央にPOIアイコン3を表示して処理を終了する。
以上述べたように、本発明によれば、POIデータベースに格納されているPOI情報にPOI相対位置情報が含まれていない場合であっても、POI情報に対応するPOIと名称が一致するようなポリゴンについてのPOI対応リンクに対する相対的な位置に基づいて、該当道路を基準としたPOI相対位置を決定することができるので、該当道路を基準としたPOI相対位置を判別することができる確率を高めることができる。この結果、POIアイコンを該当道路に対してその幅員方向における適切な側の位置に表示することができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することができる。例えば、本発明は、図8および図9に示したような鳥瞰図表示された交差点拡大図だけでなく、平面図として表示される交差点拡大図にも有効に適用することができる。また、本発明は、交差点拡大図上へのPOIアイコンの重畳表示だけでなく、地図描画部23によって表示される地図上へのPOIアイコンの重畳表示に適用した場合においても、交差点拡大図の場合と同様の効果を奏することができる。さらに、本発明は、目的地を示すアイコンに限らず、ナビゲーションの経由地を示すアイコン等の種々のPOIを示すアイコンの表示に適用することができる。
7 ナビゲーション装置
14 ディスプレイ
26 POIアイコン描画部
27 相対位置情報有無判定部
28 ポリゴン情報検索部
29 名称一致判定部
31 相対位置決定部
32 表示処理部
14 ディスプレイ
26 POIアイコン描画部
27 相対位置情報有無判定部
28 ポリゴン情報検索部
29 名称一致判定部
31 相対位置決定部
32 表示処理部
Claims (6)
- 道路を基準としたPOIの位置を決定するPOI位置決定方法であって、
第1の記憶手段に記憶されているPOIの所定の属性に関する情報を含むPOI情報に、前記POIが道路に対してその幅員方向におけるいずれの側の位置に存在するかを示す前記道路を基準とした前記POIの相対位置に関する情報が含まれていない場合に、第2の記憶手段に記憶されているリンク情報およびポリゴン情報を含む地図情報であって、前記POI情報に対応するPOIと前記リンク情報に対応するリンクとの対応付けがなされている地図情報から、前記POIに対応付けられたPOI対応リンクに対してそのリンク長方向に直交する側方の位置に配置されたポリゴンに対応するポリゴン情報であって、当該ポリゴンの名称を含む特定のポリゴン情報を検索し、前記特定のポリゴン情報が検出された場合に、検出された前記特定のポリゴン情報に含まれている前記ポリゴンの名称と、前記POI情報に含まれている前記POIの名称とを比較し、この比較の結果、前記ポリゴンの名称と前記POIの名称とが一致する場合には、前記POI対応リンクに対する前記ポリゴンの相対的な位置に対応するような前記POI対応リンクに該当する該当道路に対する相対的な位置を、前記該当道路を基準とした前記POIの相対位置と決定すること
を特徴とするPOI位置決定方法。 - POIの所定の属性に関する情報を含むPOI情報を加工するためのPOI情報の加工方法であって、
第1の記憶手段に記憶されているPOI情報に、POIが道路に対してその幅員方向におけるいずれの側の位置に存在するかを示す前記道路を基準とした前記POIの相対位置に関する情報が含まれていない場合に、第2の記憶手段に記憶されているリンク情報およびポリゴン情報を含む地図情報であって、前記POI情報に対応するPOIと前記リンク情報に対応するリンクとの対応付けがなされている地図情報から、前記POIに対応付けられたPOI対応リンクに対してそのリンク長方向に直交する側方の位置に配置されたポリゴンに対応するポリゴン情報であって、当該ポリゴンの名称を含む特定のポリゴン情報を検索し、前記特定のポリゴン情報が検出された場合に、検出された前記特定のポリゴン情報に含まれている前記ポリゴンの名称と、前記POI情報に含まれている前記POIの名称とを比較し、この比較の結果、前記ポリゴンの名称と前記POIの名称とが一致する場合には、前記POI対応リンクに対する前記ポリゴンの相対的な位置に対応するような前記POI対応リンクに該当する該当道路に対する相対的な位置を、前記該当道路を基準とした前記POIの相対位置と決定し、決定された前記POIの相対位置を前記該当道路を基準とした前記POIの相対位置に関する情報として前記第1の記憶手段に記録することによって、前記POI情報を加工すること
を特徴とするPOI情報の加工方法。 - POIの所定の属性に関する情報を含むPOI情報が記憶された第1の記憶手段と、
リンク情報およびポリゴン情報を含む地図情報であって、前記POI情報に対応するPOIと前記リンク情報に対応するリンクとの対応付けがなされている地図情報が記憶された第2の記憶手段と、
自車の進行方向前方の所定の領域を示す所定の画像を表示部に表示する画像表示手段と、
前記第1の記憶手段に記憶されている前記POI情報に基づいて、前記所定の領域内に存在するPOIを示すPOIアイコンを、前記所定の画像上における当該POIに対応する位置に重畳表示するPOIアイコン表示手段と
を備えたナビゲーション装置であって、
前記POIアイコン表示手段は、
前記POIアイコンの表示対象となる表示対象POIについて、この表示対象POIに対応する前記第1の記憶手段に記憶されている前記POI情報に、前記表示対象POIが道路に対してその幅員方向におけるいずれの側の位置に存在するかを示す前記道路を基準とした前記表示対象POIの相対位置に関する情報が含まれているか否かを判定する相対位置情報有無判定手段と、
前記表示対象POIのうちの前記相対位置情報有無判定手段の判定結果が否定的となった相対位置情報欠如POIについて、前記第2の記憶手段に記憶されている前記地図情報から、前記相対位置情報欠如POIに対応付けられたPOI対応リンクに対してそのリンク長方向に直交する側方の位置に配置されたポリゴンに対応するポリゴン情報であって、当該ポリゴンの名称を含む特定のポリゴン情報を検索するポリゴン情報検索手段と、
このポリゴン情報検索手段によって前記特定のポリゴン情報が検出された場合に、検出された前記特定のポリゴン情報に含まれている前記ポリゴンの名称と、前記相対位置情報欠如POIに対応する前記POI情報に含まれている前記相対位置情報欠如POIの名称とを比較することによって、前記ポリゴンの名称と前記相対位置情報欠如POIの名称とが一致するか否かを判定する名称一致判定手段と、
前記相対位置情報欠如POIのうちの前記名称一致判定手段の判定結果が肯定的となった該当POIについて、前記POI対応リンクに対する前記ポリゴンの相対的な位置に対応するような前記POI対応リンクに該当する該当道路に対する相対的な位置を、前記該当道路を基準とした前記該当POIの相対位置と決定する相対位置決定手段と、
前記該当POIを示すPOIアイコンを、前記所定の画像上の前記該当道路に対して、前記相対位置決定手段によって決定された前記該当POIの相対位置側の位置に表示し、前記表示対象POIのうちの前記相対位置情報有無判定手段の判定結果が肯定的となった相対位置情報含有POIを示すPOIアイコンを、前記所定の画像上の前記相対位置情報含有POIに対応付けられたPOI対応リンクに該当する道路に対して、前記相対位置情報含有POIの相対位置に関する情報に示される相対位置側の位置に表示する表示処理手段と
を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。 - 前記所定の画像は、交差点拡大図であることを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
- 前記表示対象POIは、目的地および経由地の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のナビゲーション装置。
- 前記相対位置決定手段によって決定された前記該当POIの相対位置を、前記該当道路を基準とした前記該当POIの相対位置に関する情報として前記第1の記憶手段に記録する相対位置情報記録手段を備えたことを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009209202A JP2011058960A (ja) | 2009-09-10 | 2009-09-10 | Poi位置決定方法およびpoi情報の加工方法ならびにナビゲーション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP2011058960A true JP2011058960A (ja) | 2011-03-24 |
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ID=43946764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009209202A Withdrawn JP2011058960A (ja) | 2009-09-10 | 2009-09-10 | Poi位置決定方法およびpoi情報の加工方法ならびにナビゲーション装置 |
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107209020A (zh) * | 2014-12-02 | 2017-09-26 | 通腾运输公司 | 用于提供兴趣点信息的方法及设备 |
US10234304B2 (en) | 2016-03-17 | 2019-03-19 | Toyota Mapmaster Incorporated | Map information creating device, navigation system, information display method, information display program, and recording medium |
CN110160535A (zh) * | 2018-02-11 | 2019-08-23 | 高德信息技术有限公司 | 一种道路匹配方法及装置 |
-
2009
- 2009-09-10 JP JP2009209202A patent/JP2011058960A/ja not_active Withdrawn
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