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JP2011058461A - エンジン用吸気装置 - Google Patents

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司 佐藤
Takashi Takezawa
崇 竹沢
Kiyoshi Yano
聖志 矢野
Kazuhiro Maeno
和浩 前野
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Abstract

【課題】製造が容易で、ヒケ等の製品不良が発生せず、しかも材料費が安価で、新気をエアクリーナに対してスムーズに導くことができるようにする。
【解決手段】下側ケース5と上側ケース6とを接合することで内部に吸気通路3bが形成され、この吸気通路3bの流路が変更される部位に、空気の流れに略直行する方向に延出する複数のガイドリブ9を所定間隔tおきで且つ各ガイドリブ9の端部を結ぶ線が流路を変更するラインに沿って形成されていると共に、ガイドリブ9の突出方向に分割面が形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、吸気通路を通過する新気をスムーズに導くようにしたエンジン用吸気装置に関する。
周知のように、自動車等の車両に搭載されているエンジンの各気筒には吸気装置を経て外気(新気)が供給される。この吸気装置の空気取り入れ口には、エアクリーナが設けられており、新気がエアクリーナを通過する際に塵埃等が除去される。
このエアクリーナに内装されているクリーナエレメントに対しては、そのほぼ中央を目がけて新気を通過させるようにすることで、通気効率が良くなり、塵埃等の捕捉部位の偏りが改善される。そのため、吸気ダクトからエアクリーナケースに吸入される新気は、クリーナエレメントのほぼ中央を通過するように吸気ノズルを指向させているのが一般的である。
一方、吸気ダクトの空気取り入れ口は、エンジンルーム内で昇温されていない新気を直接取り入れることができるように、車体前部に配設されているラジエータパネル上であって、エンジンルームの正面を閉塞するエンジンフード先端部との間に固設されている。エンジンルーム内の最大高さは、エンジンフードの内面で規制されている。従って、エアクリーナの上面の最大高さもエンジンフードの内面よりも高い位置に設置することはできない。
その結果、吸気ダクトの空気取り入れ口の高さと、エアクリーナに設けられているクリーナエレメントのほぼ中央位置との間に高低差が生じるため、例えば特許文献1(特開2008−296853号公報)に開示されているように、エアクリーナのクリーナケースに形成されている挿入ガイド部は、吸気ダクトの後端に接続させるために、車体前方から後方へ斜め下方に向けて延出させ、一方、吸気ダクトの後端に形成されている吸気ノズルは、クリーナケースに形成されているノズルガイド部に挿通させるために、挿入ガイド部と同じ角度に傾斜させた状態で延出されている。
ところで、最近の車両のエンジンルームは、美観を向上させる観点から、エンジンやその周辺機器の上面をカバーで覆ってフラット化させる傾向にある。従って、吸気ダクトの上面も、空気取り入れ口から後端方向へフラットに延出させる傾向にあり、上述した特許文献1では、吸気ダクトの上面部にて、フロントグリルの上面とクリーナケースの上面との間を繋いで一体感を持たせるようにしている。
このような吸気ダクトは内部に形成されている吸気通路の長さが比較的長く、しかも、屈曲しているため、一体成型品とした場合、製造コストが嵩んでしまう。そのため、一般的には、この吸気ダクトを上下に二分割し、各々を個別に成型した後、互いに接合させることで吸気ダクトを形成している。
この場合、図12に示すように、下側ケース100aと上側ケース100bとが一体化されて形成された吸気ダクト100の後部に形成されている吸気ノズル101は、斜めに形成されているため上下に分割することができず、下側ケース100aに、スライド型成形を用いて筒状に形成されている。
この吸気ノズル101は、一点鎖線で示すように、上側ケース100の内面に連続する位置まで延出されていることが望ましい。しかし、吸気ノズル101を上側ケース100の内面に連続する位置まで延出された場合、この吸気ノズルの管路長Lrが長くなってしまうため、スライド型が大型化し、ピッチサイクルも長くなり、製造コストが嵩んでしまう問題がある。
そのため、従来は、同図に示すように、下側ケース100aに形成されている吸気ノズル101を、上側ケース100bの内面まで延出させず、スライド型による製造が容易な位置までの短い管路長Lsとしている。
しかし、吸気ノズル101の管路長Lsが、理想的な管路長Lrよりも短いため、吸気ノズル101の流入端部に段差101aが形成されてしまう。その結果、この段差101aに乱流が発生し、それが吸気抵抗となり、吸気効率が低下してしまう問題がある。
これに対処するに、上側ケース100bの段差101aが形成されている部位を中実部とし、この中実部により一点鎖線で示す理想的な吸気ノズルのラインを形成することも考えられるが、材料費が嵩むばかりでなく、重量増となる問題がある。更に、中実部にヒケが発生し易くなり、製品不良の原因となる問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、製造が容易で、ヒケ等の製品不良が発生せず、しかも材料費が安価で、新気をスムーズに導くことのできるエンジン用吸気装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、分割されているケースを接合することで内部に吸気通路が形成されるエンジン用吸気装置において、前記ケースの前記吸気通路の流路が変更される部位に、空気の流れに略直行する方向に延出する複数のガイドリブが所定間隔おきで且つ該各ガイドリブの端部を結ぶ線が流路を変更するラインに沿って形成されていると共に、該ガイドリブの突出方向に分割面が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、分割されているケースの吸気通路の流路が変更される部位に、空気の流れに略直行する方向に延出する複数のガイドリブが所定間隔をおいて且つ各ガイドリブの端部を結ぶ線を、流路を変更するラインに沿って形成したので、各ガイドリブ間に空気の滞留する空気層が形成され、この空気層にて空気(新気)がガイドされるため、この新気をスムーズに導くことができる。
又、各ガイドリブの突出方向に分割面が形成されているので、型抜きが簡単になり、製造が容易で、製品コストの低減を図ることができる。更に、ガイドリブにより新気をガイドするようにしたので、ヒケ等の製品不良が発生せず、しかも材料費を安価に済ませる事ができる。
第1実施形態によるエンジン用吸気装置の斜視図 同、吸気ダクトの斜視図 同、吸気ダクトを下側ケースと上側ケースに二分割した状態の斜視図 同、吸気ダクトをエアクリーナケースに装着した状態の一部断面側面図 同、吸気ダクトの要部拡大断面図 同、吸気ダクトを示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図 同、下側ケースを示し、(a)は平面図、(b)は斜め前方から見た側面図、(c)は底面図 同、上側ケースを示し、(a)は平面図、(b)は斜め前方から見た側面図、(c)は底面図 第2実施形態によるエンジン用吸気装置の分解斜視図 同、エアクリーナの断面図 同、他の態様によるエアクリーナの断面図 従来の吸気ダクトの腰部拡大断面図
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1〜図8に本発明の第1実施形態を示す。本実施形態によるエンジン用吸気装置1は、車両前部に形成されているエンジンルーム(図示せず)に配設される。より具体的には、エンジンルーム前部に配設されているラジエータとその後方に配設されているエンジンとの間であって、車幅方向右側に配設される。
このエンジン用吸気装置1は、エアクリーナ2と、このエアクリーナ2の挿入口2a(図4参照)に接続される吸気ダクト3とを有し、このエアクリーナ2の下流側に形成されている排出ダクト2bがインテークダクトを介してエアインテークチャンバ(図示せず)に連通されている。尚、このエアインテークチャンバが、スロットル弁を有するスロットルボディを介して、エンジンの吸気マニホルドに連通されている。エアクリーナ2のエアクリーナケース7は前ケース7aと後ケース7bとに二分割されており、前ケース7aに挿入口2aが形成されていると共にレゾネータチャンバ4が接続されている。
図2、図3、図6に示すように、吸気ダクト3は、下側ケース5と上側ケース6とに二分割されており、両ケース5,6を重ね合わせることで、上流端に空気取り入れ口3aが形成され、内部に吸気通路3bが形成される。
図7に示すように、下側ケース5は、前面及び上面が開口する断面U字状の箱形に形成されていると共に、平面視において前端から後端方向に掛けて車幅方向右側へ屈曲された状態で延出され、その後端に筒状の吸気ノズル5aが一体形成されている。又、この下側ケース5の上端縁5bが、前端部から後端部側へコの字枠状に形成されている。更に、この下側ケース5の両側にフランジ5cが形成されている。
この下側ケース5の前端側の間口は、車幅方向に広げられた比較的広い開口に形成されており、この下側ケース5の幅は、前端から後端方向へ移行するに従い次第に狭められた形状に形成されている。更に、この下側ケース5の上端縁5bは、ほぼ水平に形成され、又、底面が、前端から後方へ移行するに従い次第に下方へ傾斜されて次第に深さが増加されている(図5参照)。吸気ノズル5aは、下側ケース5の底面の傾斜に沿ったほぼ後下がりの傾斜で後方へ延出されている。従って、この吸気ノズル5aが挿通されるエアクリーナケース7の挿入口2aも、この吸気ノズル5aと同じ傾斜角度で形成されており、この吸気ノズル5a(挿入口2a)の軸中心の延長方向が、エアクリーナケース7に内装されているクリーナエレメント(図示せず)のほぼ中心に指向されている。
下側ケース5と上側ケース6は共に樹脂成形品であり、下側ケース5に形成されている吸気ノズル5aは、製造を容易にするために、比較的短いストロークのスライド型成形を用いて筒状に形成されている。尚、下側ケース5の先端側に、前方から吸い込まれる外気(新気)を整流する空気整流用リブが形成されており、この空気整流用リブ5dの上端面が、上端縁5bとほぼ同じ高さに設定されている。
一方、この下側ケースの上端縁5bを閉塞する上側ケース6は、図8に示すように、ほぼ平坦に形成されており、この上側ケース6を下側ケース5に装着すると、図2、図5、図6(b)に示すように、その後部6aが吸気ノズル5aの上方にオーパラップされる。そして、図1、図4に示すように、この吸気ノズル5aがエアクリーナケース7の挿入口2aに装着された状態では、この上側ケース6の後部6aにてエアクリーナケース7の前ケース7aの上部が覆われる。従って、ユーザがフロントフードを開けてエンジンルームを上から覗いても、吸気ダクト3とエアクリーナケース7との接続部分が視認されることが無く、しかも、吸気ダクト3がフラットに見えるため、凹凸感が無く良好な外観を得ることができる。尚、下側ケース5に上側ケース6を装着すると、空気整流用リブ5dの上面が上側ケース6の内面に当接される。
又、この上側ケース6の内面に突条部6bが突設されている。この突条部6bは、下側ケース5の上端縁5bの内周に嵌合して、この下側ケース5の上面開口を閉塞するものであり、上端縁5bに沿った形状に形成されている。更に、この上側ケース6の突条部6bに係合ボス6cが所定間隔を置いて突設されており、この係合ボス6cを嵌入する孔部5eが下側ケース5のフランジ5cに穿設されている。
上側ケース6の内面に突設されている係合ボス6cを下側ケース5のフランジ5cに穿設されている孔部5eに嵌合させると、下側ケース5の上面開口が閉塞されて吸気ダクト3が形成される。この吸気ダクト3は、前部に空気取り入れ口3aが開口され、内部に吸気通路3bが形成され、又、この上側ケース6の後部6aにて下側ケース5の吸気ノズル5a上方が覆われる。
又、上側ケース6の内面後部であって、後部側の突条部6bの前方に複数のガイドリブ9が、この後部側の突条部6bに対して略並行な状態、すなわち、新気の流れに対して略直行する方向に延出された状態で所定間隔t毎に突設されている。この各ガイドリブ9は、空気取り入れ口3aから吸気通路3b内に取り入れられる空気を吸気ノズル5a側へ導くためのものであり、図4、図5に示すように、この各ガイドリブ9は空気取り入れ口3a側、すなわち、前部から後部方向へ移行するに従い次第に突出高さが長くなるように形成されて、図5に一点鎖線で示すように、各ガイドリブ9の下端を結ぶ線が、空気の流路を、吸気ノズル5aへスムーズに変更することができるような理想的なラインに沿って設定されている。
尚、図4において、符号10はラジエータパネル、11はフロントグリルであり、このラジエータパネル10の上面に、吸気ダクト3の上側ケース6の前端がねじ止めされ、空気取り入れ口3aがサブ吸気ダクト12を介してフロントグリル11の後方に開口されている。
次に、このような構成による本実施形態の作用について説明する。先ず、図3に示すように、下側ケース5上に上側ケース6を装着し、上側ケース6の両側に突設されている係合ボス6cを、下側ケース5の両側のフランジ5cに穿設されている孔部5eに係入させる。すると、図2に示すように、上側ケース6に形成されている突条部6bが、下側ケース5に形成されている上端縁5bの内周に嵌合され、下側ケース5と上側ケース6とが接合されて一体化されて、前端に空気取り入れ口3aが開口され、内部に吸気通路3bを有する吸気ダクト3が形成される。
次いで、図4に示すように、下側ケース5の後部に形成されている吸気ノズル5aを、エアクリーナケース7の前ケース7aに形成されている挿入口2aに装着し、前端に開口されている空気取り入れ口3aを、サブ吸気ダクト12に装着する。そして、このサブ吸気ダクト12をラジエータパネル10の上部背面に装着すると共に、上側ケース6の前端部をラジエータパネル10の上面に固定する。すると、上側ケース6の後部6aが、エアクリーナケース7の前ケース7aの上部に臨まされて、ラジエータパネル10の上部に後端を載置するフロントグリル11から上側ケース6を経てエアクリーナケース7までが連続する略平坦面となり、良好な外観を得ることができる。
そして、エンジンが稼働すると、新気が吸気ダクト3の空気取り入れ口3aから、内部に形成されている吸気通路3bを通り、吸気ノズル5aを経てエアクリーナ2に吸い込まれる。吸気ノズル5aは、エアクリーナケース7に内挿されているクリーナエレメント(図示せず)のほぼ中央に向けて空気が吸い込まれるように傾斜されているため、図5に示すように、吸気通路3bを流れる空気は、吸気ノズル5aの入り口手前で流路が斜め下方へ変更される。
この吸気ノズル5aは、製造を容易にするために、比較的短いストロークのスライド型を用いて形成されている。従って、図4に示すように、吸気ノズル5aの上流開口端と吸気通路3bとの境界に段差が形成される。しかし、この段差の手前に、複数のガイドリブ9が所定間隔t毎に形成されているため(図4参照)、吸気通路3bから吸気ノズル5aに流入する空気は、この段差によって乱流が発生することなくスムーズな流れで吸気ノズル5a側へ導かれる。
すなわち、図5に一点鎖線で示すように、各ガイドリブ9は、その下端を繋ぐ線が吸気通路3bから吸気ノズル5aの上流開口端側へ、流路をスムーズに変更させることができるような理想的なラインに沿って設定されている。又、この各ガイドリブ9上を空気が通過すると、各ガイドリブ9間に、空気が滞留して空気層が形成される。その結果、この空気層の界面にて、ガイドリブ9の下側を通過する空気がガイドされるため、このガイドリブ9間を通過する空気に乱流が発生せず、空気をエアクリーナ2へスムーズに導くことができるので、高い吸気効率を得ることができる。その結果、複数のガイドリブ9によって、吸気ノズル5aを、理想的な管路長Lrとした場合と同等の効果を得ることができる。
更に、各ガイドリブ9の突出方向が、突条部6bと同方向であるため、型抜きが容易となり、このガイドリブ9を通常の上下金型によって形成することができ、製造コストの低減を図ることができる。又、ガイドリブ9の板厚は比較的薄いため、成形の際にヒケ等が発生し難くなり、製品不良の発生を抑制することができるばかりでなく、材料費を安価にすることができる。
[第2実施形態]
図9〜図11に本発明の第2実施形態を示す。上述した実施形態では、ガイドリブ9を吸気通路3bと吸気ノズル5aとの間の段差部に設けたが、本実施形態では、エアクリーナケース7の前ケース7aの内面に形成したものである。尚、上述した第1実施形態と同等の構成部品については同一の符号を付して説明を省略する。
図9に示すように、エアクリーナケース7は前ケース7aと後ケース7bとに分割され、その両ケース7a,7b間の接合面にクリーナエレメント8が介装されている。
又、図10に示すように、前ケース7aの、吸気ダクト3の後端に設けられている吸気ノズル5aが装着される挿入口2aの上下に、新気の流れに対して略直行する方向に延出する複数のガイドリブ9が所定間隔毎に突設されている。この各ガイドリブ9は、前ケース7aの前面から後ケース7bの方向、すなわち、両ケース7a,7bの接合面である開口端側に向かって立設されている。
更に、この各ガイドリブ9の突出高さが、挿入口2aからクリーナエレメント8の外周方向へ拡大するテーパ状に形成されている。
本実施形態によれば、吸気ダクト3に設けられている吸気ノズル5aから、エアクリーナケース7の前ケース7a内に流入した空気は、前ケース7a内に拡散されながらクリーナエレメント8に吸引される。その際、ガイドリブ9に沿って拡大される新気によって、各ガイドリブ9間に空気が滞留して空気層が形成される。
その結果、この空気層の界面によって、ガイドリブ9の上を通過する空気がガイドされるため、このガイドリブ9間を通過する空気に乱流が発生せず、空気がクリーナエレメント8にスムーズに導かれるため、高い吸気効率を得ることができる。更に、各ガイドリブ9が、前ケース7aの開口側に突出されているため、型抜きが容易となり、このガイドリブ9を通常の上下金型によって形成することができ、製造コストの低減を図ることができる。
又、各ガイドリブ9間は空気層となるため、ガイドリブ9を形成しても前ケース7aの容積が大幅に減少することがなく、充分な容積を確保することができ、この前ケース7aを拡張室として機能させることができる。尚、この場合、ガイドリブ9を、挿入口2aを中心として、その外周に所定間隔を開けて形成するようにしても良い。
又、図11に示すように、吸気ダクト3の後部に形成されている吸気ノズル5aを挿通する挿入口2aが、前ケース7aの前面の一方(図においては上部)にオフセットされた位置に形成されていても、この挿入口2aから拡大する方向に、複数のガイドリブ9を所定間隔を開けて形成することで、同様の効果を得ることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限るものではなく、例えばガイドリブ9をエアクリーナケース7の後ケース7b側に、排出ダクト2bを中心として、その突出高さが、クリーナエレメント8の外周方向へ拡大するテーパ状に形成するようにしても良い。
1…エンジン用吸気装置、
2…エアクリーナ、
2a…挿入口、
3…吸気ダクト、
3b…吸気通路、
5…下側ケース、
5a…吸気ノズル、
5b…上端縁、
5c…フランジ、
5d…空気整流用リブ、
6…上側ケース、
7…エアクリーナケース、
7a…前ケース、
7b…後ケース、
9…ガイドリブ、
Lr…管路長
特開2008−296853号公報

Claims (3)

  1. 分割されているケースを接合することで内部に吸気通路が形成されるエンジン用吸気装置において、
    前記ケースの前記吸気通路の流路が変更される部位に、空気の流れに略直行する方向に延出する複数のガイドリブが所定間隔おきで且つ該各ガイドリブの端部を結ぶ線が流路を変更するラインに沿って形成されていると共に、該ガイドリブの突出方向に分割面が形成されていることを特徴とするエンジン用吸気装置。
  2. 分割されている前記ケースを接合することで、エアクリーナの上流に連通される吸気ダクトが形成されることを特徴とする請求項1記載のエンジン用吸気装置。
  3. 分割されている前記ケースを接合することで、エアクリーナケースが形成されることを特徴とする請求項1記載のエンジン用吸気装置。
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