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JP2011054378A - 非水電解液二次電池 - Google Patents

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直子 月森
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Abstract

【課題】集電タブの破断を防ぐことができ、生産性かつ集電性能に優れ、軽量な構造の非水電解液二次電池を提供する。
【解決手段】正極及び負極からなる電極群がセパレータを介して捲回されて形成された扁平捲回群5と、扁平捲回群5の軸方向一端面から導出される正極集電タブ9と、扁平捲回群5の軸方向他端面から導出される負極集電タブ7と、正極集電タブ9と溶接される正極集電板13と、負極集電タブ7と溶接される負極集電板12とを備える。正極集電板13及び負極集電板12は、正極集電タブ9及び負極集電タブ7に対する溶接面15、14が扁平捲回群5の軸方向一端面及び他端面にそれぞれ対面するように配置される。正極集電板13及び負極集電板12の溶接面15、14は、扁平捲回群5の扁平をなす面16と直交している。正極集電タブ9及び負極集電タブ7は、扁平捲回群5の厚さTの半分よりも長い。
【選択図】図3

Description

本発明は非水電解液二次電池に係わり、特に、正極と負極からなる電極群によって形成された扁平捲回群を有する非水電解液二次電池に関する。
現在、非水電解液二次電池は、高エネルギ密度を有することから、家電製品等の電源として小型民生用に広く用いられている。また、電気自動車等の電源として、大型の非水電解液二次電池も実用化されている。これらの用途では、単独の非水電解液二次電池が使用される場合や、複数の非水電解液二次電池が組み込まれた電池システム等として使用される場合がある。
通常、非水電解液二次電池は、帯状の金属箔にそれぞれ正極活物質と負極活物質が薄膜塗工された正極板と負極板を有し、正極板と負極板とが直接接触しないように多孔質セパレータを介して断面渦巻状に捲回された捲回式の内部構造を有している。捲回された電極群は、非水電解液に浸潤されて電池容器に収容されている。また、正極板と負極板とから複数の集電タブを導出する場合には、導出された集電タブを電池の外部端子に接続するために、何らかの方法で集結させる必要がある。例えば、特許文献1には、集電タブを集合させてリング状の集電部材の周縁部に超音波溶接により接合し、この集電部材からリードを導出して外部端子に接続する技術が開示されている。また、特許文献2には、集電タブと集電部材とを溶接する技術も開示されている。
特開平11−312532号公報 特開平7−220715号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、集電部材と外部端子とをリード等で接続するため、電池内にリード等を配置するための空間が必要となり全体構造が大きくなり、重量が増加することがある。また、特許文献2の技術では、集電タブと集電板との溶接時において、溶接時の振動等の外力で集電タブを破断する可能性がある。
本発明は、上記の事案に鑑み、集電タブの破断を防ぐことができ、生産性かつ集電性能に優れ、軽量な構造の非水電解液二次電池を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明による非水電解液二次電池は、基本的には次のような特徴を有する。
本発明による非水電解液二次電池は、正極及び負極からなる電極群がセパレータを介して捲回されて形成された扁平捲回群と、前記扁平捲回群の軸方向一端面から導出される正極集電タブ群と、前記扁平捲回群の軸方向他端面から導出される負極集電タブ群と、前記正極集電タブ群と溶接される正極集電板と、前記負極集電タブ群と溶接される負極集電板とを備える。前記正極集電板及び負極集電板は、前記正極集電タブ群及び負極集電タブ群に対する溶接面が前記扁平捲回群の前記軸方向一端面及び他端面にそれぞれ対面するように配置され、前記正極集電板及び負極集電板の溶接面は、前記扁平捲回群の扁平をなす面と直交している。
また、前記正極集電タブ群及び負極集電タブ群の長さは、前記扁平捲回群の厚さの半分よりも長い。
また、前記正極集電タブ群及び負極集電タブ群は、前記扁平捲回群の厚みの中心線に対向する位置で前記正極集電板及び負極集電板にそれぞれ溶接されている。
また、前記扁平捲回群は、前記電極群が軸芯の周りに捲回されて形成されており、前記正極集電板及び負極集電板は、前記軸芯の一端及び他端にそれぞれ嵌合されている。
また、前記正極集電タブ群及び負極集電タブ群は、前記扁平捲回群の軸方向端面のうち、前記軸方向端面の直線端縁と前記扁平捲回群の厚みの中心線との間の領域から導出されている。
また、前記正極集電タブ群及び負極集電タブ群は、前記扁平捲回群の厚みの中心線を基準として、反対側に配置されている。
本発明によれば、電極群から導出された集電タブの破断を防ぐことができ、集電性能に優れた非水電解液二次電池を提供することができる。また、集電板の幅を小さくすることができるので、非水電解液二次電池の軽量化が可能となる。さらに、集電タブの溶接時の作業性を向上することができ、非水電解液二次電池の生産性を上げることができる。
本発明の実施形態による非水電解液二次電池の外観図である。 本発明の実施形態による非水電解液二次電池の扁平捲回群(電極群)の斜視図である。 本発明の実施形態による非水電解液二次電池の扁平捲回群(電極群)の側面図である。 本発明の実施形態による非水電解液二次電池の扁平捲回群(電極群)の正面斜視図である。 本発明の実施形態による非水電解液二次電池の側面断面図である。 本発明の実施形態による非水電解液二次電池の扁平捲回群(電極群)の上面図である。
以下、図面を参照して、本発明をハイブリッド電気自動車用の非水電解液二次電池に適用した実施の形態の例について説明する。
本実施形態の非水電解液二次電池の外観図を図1に示す。非水電解液二次電池20は、正極と負極からなる電極群によって形成された扁平捲回群が扁平形の電池缶1に収納されている。電池缶1は、外部と接続するための負極端子2及び正極端子3と、電解液を注入するための注液口4とを備える。
図2に扁平捲回群(電極群)の斜視図を示す。図2では、構造を分かりやすくするため、電極群の一部を開いて示している。電極群は、帯状の正極8と負極6とがセパレータ10を介して平板状の軸芯11の周りに捲回されているものである。扁平捲回群5は、電極群がこのように捲回されて形成される。なお、図2では、正極8と負極6とがセパレータ10を挟んでいるが、セパレータ10の一部をカットし、セパレータ10に隠れる負極6の一部を正極8とともに見える状態で図示している。
以下、正極、負極、及び電池の作製について説明する。
(正極の作製)
正極活物質には、リチウム遷移金属酸化物として、マンガン酸リチウムが用いられている。マンガン酸リチウムを含む正極合剤は、集電体である帯状で厚み20μmのアルミニウム箔の両面に略均等に塗着されている。ただし、アルミニウム箔の短手方向(図2に示す扁平捲回群5の軸方向)の一端(図2では下端)には、正極合剤を塗着しない帯状部が形成されている(なお、図2では、この帯状部は、集電タブ群形成のために切り欠きが形成された状態で示されているが、ここでは集電タブ群の形成前の状態をいう)。すなわち、アルミニウム箔の下部には、正極合剤が塗着されない帯状部が長手方向(図2に示す扁平捲回群5の捲回方向)に連続して存在する。この正極合剤が塗着されない部分は、後述するように、集電タブ群(正極タブ9)に加工される。
正極合剤には、例えば、マンガン酸リチウムの100重量部に対して、導電材として鱗片状黒鉛の10重量部、及びバインダ(結着材)としてポリフッ化ビニリデン(以下、PVDFと略記する)の5重量部が配合されている。この正極合剤は、集電体であるアルミニウム箔に塗着するときに、分散溶媒のN−メチルピロリドン(以下、NMPと略記する)で粘度調整される。
正極合剤が塗着されたアルミニウム箔を乾燥、プレス加工して、正極8が作製される。その後、正極8に対し、アルミニウム箔の長手方向に連続して形成した正極合剤が塗着されていない帯状部を数ミリメートル幅で残すように切り欠き、矩形状の正極タブ9を作製した。図2に示すように、正極タブ9は、アルミニウム箔の長手方向に複数形成され、集電タブ群となる。なお、正極タブ9の長さLは、扁平捲回群5の厚さTの半分よりも長くした。
(負極の作製)
負極活物質には、非晶質炭素粉末が用いられている。非晶質炭素粉末を含む負極合剤は、集電体である帯状で厚み10μmの圧延銅箔の両面に略均等に塗着されている。ただし、圧延銅箔の短手方向(図2に示す扁平捲回群5の軸方向)の一端(図2では上端)には、負極合剤を塗着しない帯状部が形成されている(なお、図2では、正極と同様に、この帯状部は、集電タブ群形成のために切り欠きが形成された状態で示されているが、ここでは集電タブ群の形成前の状態をいう)。すなわち、圧延銅箔の上部には、負極合剤が塗着されない帯状部が長手方向(図2に示す扁平捲回群5の捲回方向)に連続して存在する。この負極合剤が塗着されない部分は、後述するように、集電タブ群(負極タブ7)に加工される。
負極合剤には、例えば、非晶質炭素粉末の90重量部に対して、バインダのPVDFの10重量部が配合されている。この負極合剤は、集電体である圧延銅箔に塗着するときに、分散溶媒のNMPで粘度調整される。
負極合剤が塗着された圧延銅箔を乾燥し、正極板と同様にプレス加工して、負極6が作製される。その後、負極6に対し、圧延銅箔の長手方向に連続して形成した負極合剤が塗着されていない帯状部を数ミリメートル幅で残すように切り欠き、矩形状の負極タブ7を作製した。図2に示すように、負極タブ7は、圧延銅箔の長手方向に複数形成され、集電タブ群となる。なお、負極タブ7の長さLは、扁平捲回群5の厚さTの半分よりも長くした。
負極の厚さは、負極の放電容量と正極の放電容量の比(−/+容量比)が1.0で一定となるように調整されている。
(電池の作製)
上記のように作製した正極8と負極6とを、図2に示すように、これら両極が直接接触しないようにポリエチレン製のセパレータ10を介して軸芯11の周りに捲回させて、電極群から形成された扁平捲回群5を作製した。軸芯11には、後述するように、負極集電板と正極集電板とを嵌合するための凹部が、下端と上端にそれぞれ設けられている。
正極タブ9と負極タブ7は、それぞれ扁平捲回群5の下部と上部に位置し、扁平捲回群5の軸方向について反対方向を向くようにした。すなわち、正極タブ9は、図2に示す扁平捲回群5の下部に位置して下方向を向き、負極タブ7は、上部に位置して上方向を向くようにして、それぞれ扁平捲回群5から導出される。
図6は、扁平捲回群5の上面図であり、扁平捲回群5の軸方向の端面形状を表す。図6に示すように、扁平捲回群5の軸方向の端面形状は、2つの対向する直線端縁18とこれらをつなぐ2つの曲線部分19とから構成される。なお、扁平捲回群5の正極タブ9が存在する側の直線端縁18と負極タブ7が存在する側の直線端縁18とを結ぶ平面を、扁平捲回群5の扁平をなす面16と称する(図2参照)。
集電タブである正極タブ9と負極タブ7は、正極8と負極6の捲回直後は、扁平捲回群5の軸方向の両端の端面全領域(図6のS1、S2、S3、S4)から導出されている。このうち、軸芯11と一方の直線端縁18’との間の領域S1から導出される集電タブを残して、残りの領域S2、S3、S4から導出される集電タブを除去する。すなわち、集電タブは、扁平捲回群5の軸方向の端面のうち、扁平捲回群5の厚みの中心線(軸芯11のある位置)を基準として一方の領域から導出されている。
また、正極タブ9と負極タブ7は、軸芯11を挟んで対向するように、扁平捲回群5の厚みの中心線を基準として、反対側に配置されるようにした。すなわち、図2に示すように、正極タブ9は軸芯11に対して手前側を残し、負極タブ7は軸芯11に対して奥側を残し、正極タブ9と負極タブ7とが軸芯11を挟んで反対側から導出されるようにした。
図3に扁平捲回群5の側面図を、図4に扁平捲回群5の正面斜視図を示す。図4では、負極タブ7は、負極集電板12の背後に隠れているため、図示していない。図3と図4に示すように、正極タブ9と負極タブ7とは、軸芯11に対して反対側から導出されている。
正極タブ9は、図3に示すように、それぞれの先端を扁平捲回群5の厚さT方向の中心部に集合させ、そこで正極集電板13と溶接した。負極タブ7も、正極タブ9と同様に、それぞれの先端を扁平捲回群5の厚さT方向の中心部に集合させ、そこで負極集電板12と溶接した。図3と図4に示すように、正極集電板13の上面は、正極タブ9と溶接される溶接面15となり、負極集電板12の下面は、負極タブ7と溶接される溶接面14となる。
このように、正極集電板13の溶接面15と負極集電板12の溶接面14は、扁平捲回群5の軸方向一端面と他端面にそれぞれ対面するように配置され、扁平捲回群5の扁平をなす面16と直交している。また、正極タブ9と負極タブ7は、扁平捲回群5の厚みの中心線(厚さT方向の中心部)に対向する位置で、正極集電板13と負極集電板12にそれぞれ溶接されている。
正極集電板13と負極集電板12には、それぞれ電気を取り出す端子、すなわち正極端子3と負極端子2が溶接されている。
図5は、非水電解液二次電池20の側面断面図である。電池缶1の中に扁平捲回群5が納められている。図5では、構造を分かりやすくするため、正極タブ9と負極タブ7の図示を省略している。図5に示すように、正極集電板13と負極集電板12には位置決めをするための突起17が設けられており、この突起17を軸芯11の下端と上端に設けられた凹部にそれぞれ嵌合して、正極集電板13と負極集電板12を固定した。このとき、上述したように、正極集電板13の溶接面15と負極集電板12の溶接面14は、扁平捲回群5の扁平をなす面16と直交するように固定した。
その後、扁平捲回群5の周囲の全面に絶縁被覆を施した。
扁平捲回群5を、図1や図5に示すように、アルミニウム製の電池缶1に納め、電池缶1を溶接することで封口した。最後に、電池蓋に設けた注液口4から電解液を注入し、注液口4を塞いで密封した。電解液には、エチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)を体積比1:1:1の割合で混合した後、LiPFを1mol/l溶解した有機電解液(非水電解液)を用いた。
次に、本実施形態の非水電解液二次電池の作用、効果等について説明する。
本実施形態の非水電解液二次電池では、正極タブ9は、図2に示すように扁平をなす面16と平行な向きで扁平捲回群5から導出されている。この正極タブ9は、図3に示すように、先端を扁平捲回群5の厚さT方向の中心部に集合させ、扁平捲回群5の厚みの中心線に対向する位置で、正極集電板13の溶接面15に溶接されている。溶接面15は、扁平をなす面16と直交している。従って、正極タブ9は、滑らかに曲げて溶接することになり、特に溶接面15に接する部分では溶接面15と平行に近い向きにまで曲げる必要がある。このように、正極タブ9をゆるやかに曲げてたわみを持たせるような構造にすることで、溶接時の振動等の外力で正極タブ9が破断するのを防ぐことができる。負極タブ7についても、正極タブ9と同様に、破断を防ぐことができる。
また、本実施形態では、正極タブ9の長さLと負極タブ7の長さLは、扁平捲回群5の厚さTの半分よりも長いため、正極タブ9と負極タブ7は、それぞれ正極集電板13と負極集電板12に溶接してもたわみを持たせることができ、上述のように破断することがないので、集電効率の低下を抑制することができる。さらに、溶接するのに十分な長さがあるため、正極タブ9と負極タブ7の溶接時の作業性が向上し、非水電解液二次電池の生産性を上げることができる。
正極集電板13と負極集電板12は、扁平捲回群5の厚みの中心線(厚さT方向の中心部)に対向する位置で、それぞれ正極タブ9と負極タブ7とが溶接される。このため、正極集電板13と負極集電板12の幅を小さくすることができる。従って、正極集電板13と負極集電板12の軽量化が可能になり、軽量な構造の非水電解液二次電池を実現することができる。
正極集電板13と負極集電板12は、軸芯11に嵌合されて固定されているので、溶接時に振動等の外力が加わっても、溶接されている正極タブ9と負極タブ7の破断を防止することができる。
また、正極タブ9と負極タブ7は、扁平捲回群5の一方の扁平をなす面16部から導出されているので、正極タブ9と負極タブ7の溶接時の作業性を向上することができ、非水電解液二次電池の生産性を上げることができる。
本実施形態では、正極タブ9と負極タブ7は、扁平捲回群5の軸方向の端面のうち、扁平捲回群5の厚みの中心線(軸芯11のある位置)を基準として一方の領域(図6のS1またはS2)から導出させて正極集電板13と負極集電板12とそれぞれ溶接したが、両方の領域(図6のS1及びS2)から導出させてもよい。
これに対し、従来の非水電解液二次電池では、集電タブ(正極タブと負極タブ)の長さにバラつきがある場合には、複数回の溶接作業で電池にかかる振動等の外力で集電タブが破断することもある。また、集電板の幅が大きくなるので、電池容器内に集電板を配置する空間が必要となり、電池重量が大きくなる。本実施形態の非水電解液二次電池は、これらの問題を解決することができる。
本実施形態では、扁平形の非水電解液二次電池について例示したが、本発明は電池の形状については限定されず、捲回した電極群を適用することのできる角形、その他の多角形の電池にも適用可能である。また、本発明の適用可能な電池封口構造としては、電池容器に電池蓋を溶接することで封口されている構造以外であっても構わない。
また、本実施形態では、正極活物質としてマンガン酸リチウムを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本実施形態以外で用いることのできる正極活物質としては、リチウムイオンを挿入・脱離可能な材料であり、予め十分な量のリチウムが挿入されたリチウム遷移金属酸化物であればよく、結晶中のリチウムや遷移金属の一部をそれら以外の元素で置換又はドープした材料を使用してもよい。
また、本実施形態では、負極活物質として非晶質炭素粉末を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。本実施形態以外で用いることのできる負極活物質としては、黒鉛、金属酸化物などの可逆にリチウムイオンを挿入・脱離可能な材料を用いてもよい。非晶質炭素及び黒鉛系の炭素材を混合して用いることもできるが、主として非晶質炭素を使用するのが好ましい。これは、黒鉛系の炭素材は、層状の結晶構造のために極低温環境下で結晶構造の収縮を引き起こすのに対して、非晶質炭素は、極低温環境下でも安定な構造を有するからである。
本発明は、集電タブ溶接の作業性を向上でき、振動時のタブ切れを抑制できる非水電解液二次電池を提供して、非水電解液二次電池の製造、販売に寄与するので、産業上の利用可能性を有する。
1…電池缶、2…負極端子、3…正極端子、4…注液口、5…扁平捲回群、6…負極、7…負極タブ、8…正極、9…正極タブ、10…セパレータ、11…軸芯、12…負極集電板、13…正極集電板、14…負極集電板の溶接面、15…正極集電板の溶接面、16…扁平捲回群の扁平をなす面、17…集電板の突起、18…扁平捲回群の軸方向端面の直線端縁、19…扁平捲回群の軸方向端面の曲線部分、20…非水電解液二次電池、T…扁平捲回群の厚さ、L…正極タブの長さ、L…負極タブの長さ。

Claims (6)

  1. 正極及び負極からなる電極群がセパレータを介して捲回されて形成された扁平捲回群と、前記扁平捲回群の軸方向一端面から導出される正極集電タブ群と、前記扁平捲回群の軸方向他端面から導出される負極集電タブ群と、前記正極集電タブ群と溶接される正極集電板と、前記負極集電タブ群と溶接される負極集電板と、を備える非水電解液二次電池であって、
    前記正極集電板及び負極集電板は、前記正極集電タブ群及び負極集電タブ群に対する溶接面が前記扁平捲回群の前記軸方向一端面及び他端面にそれぞれ対面するように配置され、
    前記正極集電板及び負極集電板の溶接面は、前記扁平捲回群の扁平をなす面と直交していることを特徴とする非水電解液二次電池。
  2. 前記正極集電タブ群及び負極集電タブ群の長さは、前記扁平捲回群の厚さの半分よりも長い請求項1記載の非水電解液二次電池。
  3. 前記正極集電タブ群及び負極集電タブ群は、前記扁平捲回群の厚みの中心線に対向する位置で前記正極集電板及び負極集電板にそれぞれ溶接されている請求項1または2記載の非水電解液二次電池。
  4. 前記扁平捲回群は、前記電極群が軸芯の周りに捲回されて形成されており、
    前記正極集電板及び負極集電板は、前記軸芯の一端及び他端にそれぞれ嵌合されている請求項1から3のいずれか1項記載の非水電解液二次電池。
  5. 前記正極集電タブ群及び負極集電タブ群は、前記扁平捲回群の軸方向端面のうち、前記軸方向端面の直線端縁と前記扁平捲回群の厚みの中心線との間の領域から導出されている請求項1〜4のいずれか1項記載の非水電解液二次電池。
  6. 前記正極集電タブ群及び負極集電タブ群は、前記扁平捲回群の厚みの中心線を基準として、反対側に配置されている請求項5記載の非水電解液二次電池。
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