JP2011051716A - エレベータシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】操作盤のボタンを良好な衛生状態に保つことができるエレベータシステムを提供する。
【解決手段】エレベータシステム1は、前面221に複数のボタン222が設けられた操作盤22を有する操作ユニット20と、操作ユニット20に接続された制御部40と、制御部40の指令に基づいてボタン222を清浄可能な清浄化手段24とを具備している。清浄化手段24は、操作盤22の前面221に沿って移動可能な保護フィルム23と、制御部40の指令に基づいて保護フィルム23を移動させ、保護フィルム23の清浄な部分を操作盤22の前面221に配置する駆動装置240とを備えている。
【選択図】 図2
【解決手段】エレベータシステム1は、前面221に複数のボタン222が設けられた操作盤22を有する操作ユニット20と、操作ユニット20に接続された制御部40と、制御部40の指令に基づいてボタン222を清浄可能な清浄化手段24とを具備している。清浄化手段24は、操作盤22の前面221に沿って移動可能な保護フィルム23と、制御部40の指令に基づいて保護フィルム23を移動させ、保護フィルム23の清浄な部分を操作盤22の前面221に配置する駆動装置240とを備えている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、操作盤のボタンを良好な衛生状態に保つエレベータシステムに関する。
エレベータの乗籠や、乗り場に設けられた操作盤には、行き先登録や籠ドアの開閉のために複数のボタンが設けられている。これらのボタンは、エレベータ操作のために不特定多数の乗客が触れる。乗客がボタンに触れることにより、ボタンには汚れや、細菌およびウィルスが付着してしまう。
特許文献1の指紋認証装置が設けられている操作盤では、読取り部が汚れて指紋認証の精度が低下することを防ぐため、指紋読取り部の読取り面を薄いシートで覆っている。このシートは、循環供給および循環回収され、移動経路の途中で紫外線が照射されて清掃される。
操作盤のボタンに細菌やウィルスが付着すると、その後にボタンに触れた乗客の手指に細菌やウィルスが付着するおそれが生じる。ボタンを抗菌素材によって形成したとしても、細菌やウィルスの増殖を防止できるのみで、除去することはできない。
そこで、本発明の目的は、操作盤のボタンを良好な衛生状態に保つことができるエレベータシステムを提供することである。
本発明に係るエレベータシステムは、前面に複数のボタンが設けられた操作盤を有する操作ユニットと、前記操作ユニットに接続された制御部と、前記制御部の指令に基づいて前記ボタンを清浄可能な清浄化手段とを具備している。前記清浄化手段は、前記操作盤の前面に沿って移動可能な保護フィルムと、前記制御部の指令に基づいて前記保護フィルムを移動させ、前記保護フィルムの清浄な部分を前記操作盤の前面に配置する駆動装置とを備えている。
さらに、本発明に係るエレベータシステムは、前記操作盤の周辺の物体を検知する非接触センサを具備している。前記制御部は、前記ボタンが押された後に、前記非接触センサが前記操作盤の周辺から物体が離れたことを検知した場合に、前記駆動装置によって前記保護フィルムを移動させ、前記保護フィルムの清浄な部分を前記操作盤の前面に配置する。
さらに、前記清浄化手段は、前記保護フィルムが交換を要する状態であるかを判定し、前記保護フィルムが交換を要する場合に前記制御部に信号を送信する検知手段を有している。
さらに、前記保護フィルムは、環状に形成され、前記操作盤の前面と対向する内面と、前記内面の反対側に位置する外面とを有しており、前記清浄化手段は、移動する前記保護フィルムの外面を拭く拭取り部を有し、前記制御部の指令に基づいて前記駆動装置に前記保護フィルムの使用済みの部分と前記拭取り部によって拭かれた前記保護フィルムの清浄な部分とを循環させ、前記保護フィルムの清浄な部分を前記操作盤の前面に配置する。
前記検知手段は、前記拭取り部の汚れを検知し、前記拭取り部が一定以上汚れている状態であると判定した場合に、前記制御部に信号を送信する。
本発明に係る他の形態のエレベータシステムにおいて、前記制御部は、あらかじめ設定された時間に前記駆動装置によって前記保護フィルムを移動させ、前記保護フィルムの清浄な部分を前記操作盤の前面に配置する。
本発明に係るさらに他の形態のエレベータシステムでは、前記清浄化手段は、前記保護フィルムの清浄な部分が巻きつけられた供給ロールと、前記保護フィルムの使用済みの部分が巻きつけられた巻取りロールとを有し、前記制御部の指令に基づいて前記駆動装置に前記供給ロールおよび前記巻取りロールをそれぞれ回転させて前記保護フィルムを移動させ、前記保護フィルムの清浄な部分を前記操作盤の前面に配置する。
前記検知手段は、前記供給ロールに巻きつけられた前記保護フィルムの清浄な部分の量が一定量以下であると判定した場合に、前記制御部に信号を送信する。
本発明のエレベータシステムによれば、操作盤のボタンを良好な衛生状態に保つことができる。
以下に本発明の第1の実施形態について、図1から図7を参照して説明する。
図1は、エレベータシステム1の乗籠10の中から籠ドア11を正面に見た状態を示している。乗籠10は、籠ドア11と、籠ドア11に隣接するリターンパネル12と、リターンパネル12に設けられる表示板13および操作ユニット20とを有している。
図1は、エレベータシステム1の乗籠10の中から籠ドア11を正面に見た状態を示している。乗籠10は、籠ドア11と、籠ドア11に隣接するリターンパネル12と、リターンパネル12に設けられる表示板13および操作ユニット20とを有している。
乗籠10は、床板101と、側板102,103と、天板104とを有している。リターンパネル12は、側板102に隣接しており、床板101に隣接する下部化粧板121と、天板104に隣接する上部化粧板122とを有している。表示板13は、上部化粧板122に設けられており、移動方向や着床階などを表示する。
操作ユニット20は、下部化粧板121と上部化粧板122との間に設けられている。図2および図3に示すように、操作ユニット20は、筐体21と、操作盤22と、保護フィルム23と、清浄化手段24とを有している。
筐体21は、互いに対向する一対の枠部211,212と、一対の枠部211,212のそれぞれの一端に跨る基部213とを有している。一対の枠部211,212の基部213の反対側に位置するそれぞれの端部の間には、開口部214が区画されている。
操作盤22は、筐体21に収容されている。操作盤22は、開口部214から筐体21の外部に露出される前面221と、前面221に設けられた複数のボタン222とを有している。
前面221は、一方の枠部211とスリット225を介して対向する一方の側端部226と、他方の枠部212とスリット227を介して対向する他方の側端部228とを有している。操作盤22は、前面221の反対側に位置する基板229を有している。
保護フィルム23は、環状に形成され、操作盤22の前面221に沿って移動可能な透明な帯状のフィルムである。保護フィルム23は、前面221の正面に区画される露出領域Eと、筐体21の内側に区画される収容領域Hとに亘って設けられている。露出領域Eと収容領域Hとは、スリット225,227を境界として連続している。
なお、保護フィルム23は、例えば行き先登録のためのボタン222を覆う保護フィルム23と、籠ドア11の開閉のためのボタン222を覆う他の保護フィルム23とに分割されていても良い。
保護フィルム23の内面233は、露出領域Eにおいて操作盤22の前面221と対向している。保護フィルム23の外面234は、内面233の反対側に位置しており、露出領域Eにおいて筐体21の外部に向いて露出されている。環状に形成された保護フィルム23の一端は、一方の開放部235を区画している。保護フィルム23の他端は、他方の開放部236を区画している。
清浄化手段24は、筐体21および操作盤22に囲まれて位置している。清浄化手段24は、上述した保護フィルム23と、駆動装置240と、拭取り部245と、検知手段246とを有し、操作盤22のボタン222を清浄する。駆動装置240は、モータ241,242と、それぞれ平行に延びるローラ243,244とによって構成され、保護フィルム23を移動させる。
モータ241,242は、それぞれローラ243,244に取り付けられており、ローラ243,244をそれぞれ同一方向に回転させる。ローラ243,244はそれぞれ保護フィルム23の一方の開放部235から他方の開放部236に亘って、内面233に接触して設けられている。
モータ241,242がローラ243,244を回転させると、ローラ243,244によって保護フィルム23がモータ241,242の回転方向に向かって移動する。保護フィルム23は、例えば図3中の矢印A方向に移動する。
モータ241,242は、環状に形成された保護フィルム23を前面221およびローラ243,244に沿って矢印A方向に移動させることで、保護フィルム23を露出領域Eと収容領域Hとに循環させる。
拭取り部245は、移動する保護フィルム23の外面234を拭いて清浄な状態にする。拭取り部245は、収容領域Hにおいて、保護フィルム23の一方の開放部235から他方の開放部236に亘って保護フィルム23の外面234と接触している。拭取り部245は、例えばフェルトのような材料で形成される。拭取り部245は、保護フィルム23に対向する面の全域で保護フィルム23と密着していることが望ましい。拭取り部245は、図示しない付勢部材によって保護フィルム23に加圧接触し、保護フィルム23に張力をかけている。
なお、拭取り部245は一体に形成された部材に限らず、例えば分割された複数の拭取り部245が並んで設けられていても良い。拭取り部245が分割されて設けられている場合、湿式の拭取り部245と乾式の拭取り部245とが並んで設けられ、移動する保護フィルム23をそれぞれ順番に拭くような構成としても良い。
さらに、拭取り部245が加圧接触することで保護フィルム23に張力をかける代わりに、例えばローラ243,244などの他の部材が保護フィルム23の内面233および外面234の少なくとも一方に加圧接触することにより、保護フィルム23に張力をかける構成としても良い。
検知手段246は、複数の光センサ250および臭いセンサ253を有しており、対向する拭取り部245の汚れを検知することで、保護フィルム23が交換を要する状態であるかを判定する。検知手段246は、保護フィルム23を挟んで拭取り部245に対向する検知面247を有している。図4に示すように、検知手段246の検知面247には、それぞれ隣り合う複数の窪み248および通気孔249が設けられている。
光センサ250は、複数の窪み248にそれぞれ設けられ、光源251と、光検知器252とを有している。光検知器252は、保護フィルム23を透過して拭取り部245から反射する光源251の光の輝度や波長を検知する。光センサ250は、検知した光の輝度や波長が、あらかじめ設定された範囲から外れた場合に、拭取り部245が一定以上汚れている状態であると判定する。
臭いセンサ253は、光センサ250に対して保護フィルム23の移動方向の下流側に位置し、通気孔249を介して外部に露出して設けられている。臭いセンサ253は、検知手段246の検知面247に対向する保護フィルム23および拭取り部245の臭いを検知する。臭いセンサ253は、検知した臭気が、あらかじめ設定された範囲から外れた場合に、拭取り部245が一定以上汚れている状態であると判定する。
操作盤22、保護フィルム23、および清浄化手段24は、それぞれ図示しない結合具により、一定の位置関係を保って結合されている。図5に示すように、結合された操作盤22、保護フィルム23、および清浄化手段24は、リターンパネル12から一体的に取り外すことができる。
図6は、エレベータシステム1を示すブロック図である。乗籠10が着床する各乗場30には、上述した操作ユニット20と同様の操作ユニット20がそれぞれ設けられている。
エレベータシステム1は、エレベータシステム1を制御する制御部40を有している。制御部40は、乗籠10および各乗場30に設けられた操作ユニット20および非接触センサ41と、エレベータシステム1の運転状況を監視する監視装置42とに接続されている。
非接触センサ41には、例えば静電容量型の近接スイッチが適用され、操作盤22と物体との相対距離に伴って変化する静電容量を検知する。なお、非接触センサ41は、静電容量型の近接スイッチに限らず、操作盤22の周辺の物体を検知するものならば光電センサのような他のセンサを適用しても良い。
以下に、乗客がボタン222を押した場合の前記構成のエレベータシステム1の運転方法の一例について、図7を参照して説明する。
まずボタン222の接点オンの有無を判定することで、ボタン222が押されたかどうかの判定(S11)を行う。ボタン222が押された場合は、ボタン222の接点オフの有無を判定することで、乗客がボタン222を離したかの判定(S12)を行う。
まずボタン222の接点オンの有無を判定することで、ボタン222が押されたかどうかの判定(S11)を行う。ボタン222が押された場合は、ボタン222の接点オフの有無を判定することで、乗客がボタン222を離したかの判定(S12)を行う。
乗客がボタン222を離した場合は、非接触センサ41が前面221の周辺おける物体の有無を検知することで、ボタン222から指先が離れているかの判定(S13)を行なう。この判定は、乗客がボタン222を離してから一定時間経過後に行なわれる。ボタン222から指先が離れている場合、モータ241,242は、制御部40の指令に基づいて保護フィルム23を図3中の矢印A方向に移動(S14)させる。
保護フィルム23が移動すると、露出領域Eに位置する保護フィルム23の乗客が触れた使用済みの部分が、スリット227から筐体21の中の収容領域Hに移動する。さらに、収容領域Hに位置する保護フィルム23の清浄な部分が、スリット225から露出領域Eに移動する。すなわち、保護フィルム23を移動させることで、乗客が触れた使用済みの部分と清浄な部分とを循環させる。
拭取り部245は、移動する保護フィルム23の外面234に接触しているため、外面234に付着した汚れや細菌およびウィルスを拭き取る。拭取り部245に拭かれた保護フィルム23の外面234は、汚れや細菌およびウィルスを除去されて清浄な状態となる。
保護フィルム23の移動中に、検知手段246は、光センサ250および臭いセンサ253によって、対向する拭取り部245の汚れを検知し、保護フィルム23が交換を要する状態であるかを判定する。光センサ250および臭いセンサ253は、拭取り部245が一定以上汚れており、保護フィルム23が交換を要する状態であると判定した場合に、制御部40に信号を送信する。この信号を受信した制御部40は、保護フィルム23および拭取り部245の交換を促す警告を監視装置42に発信する。
制御部40は、保護フィルム23の移動開始から、あらかじめ設定された時間を経過したかの判定(S15)を行なう。未だ設定された時間を経過していない場合、再びボタン222から指先が離れているかの判定(S13)を行なう。この設定された時間は、保護フィルム23の清浄な部分を操作盤22の前面221に配置するために必要な時間である。設定された時間を経過した場合、保護フィルム23の移動を停止(S16)して、終了する。
ボタン222から指先が離れているかの判定(S13)において、ボタン222から指先が離れていないと判定した場合は、制御部40はモータ241,242を停止させ、保護フィルム23の移動を停止(S16)して、終了する。
前記構成のエレベータシステム1によれば、モータ241,242が保護フィルム23を移動させることで、乗客が触れた使用済みの部分と清浄な部分とが循環し、保護フィルム23の清浄な部分が操作盤22の前面221に配置される。これにより、乗客が触れることで保護フィルム23が汚れたとしても、保護フィルム23の清浄な部分が新たに前面221配置されるため、操作盤22のボタン222を良好な衛生状態に保つことができる。
操作盤22の前面221に保護フィルム23の清浄な部分が配置されているため、操作盤22を介して乗客が細菌やウィルスに接触することを防止できる。これにより、乗客は安心してエレベータシステム1を利用することができる。
さらに、環状に形成された保護フィルム23を拭取り部245で拭くことによって清浄化するため、1つの保護フィルム23を繰り返し使用することができる。拭取り部245が一定以上汚れた場合は、制御部40が監視装置42に保護フィルム23および拭取り部245の交換を促す警告を発信するため、保護フィルム23が汚れた状態のまま使用されることを防止できる。
保護フィルム23を拭取り部245で拭くことによって清浄化するため、保護フィルム23に付着した汚れが大きなものであっても除去することができる。これにより、操作盤22の外見が綺麗な状態に保たれ、乗客に清潔感を与えることができる。
さらに、乗客がボタン222を押すことによって保護フィルム23が移動するため、保護フィルム23を定期的に清浄化できる。非接触センサ41によって前面221の周辺に乗客の指があると感知した場合、保護フィルム23の移動を停止するため、乗客が移動中の保護フィルム23に触れることを防止できる。
加えて、図5に示すように、操作ユニット20は、結合された操作盤22、保護フィルム23、および清浄化手段24をリターンパネル12から一体的に取り外し、保護フィルム23や拭取り部245を容易に交換することができる。
なお、操作ユニット20は、清浄化手段24および非接触センサ41に接続された下位の制御部を有していても良い。この構成にあっては、清浄化手段24は当該下位の制御部の指令に基づいて、操作盤22のボタン222を清浄する。
また、上記の設定された時間を経過したかの判定(S15)において、この設定された時間は、保護フィルム23の清浄な部分を操作盤22の前面221の一部のみに配置するために必要な時間でも良い。この場合、操作盤22の前面221に保護フィルム23の清浄な部分と使用済みの部分とが混在した状態で、保護フィルム23の移動が停止(S16)される。これにより、保護フィルム23の移動量を抑制して長寿命化を図ることができる。
次に、本考案の他の実施形態について、それぞれ図面を参照して説明する。このとき、第1の実施の形態のエレベータシステム1と同一の機能を有する構成部分および運転方法中のステップには同一の参照符号を付してその説明を省略する。
第2の実施形態におけるエレベータシステム1の運転方法は、第1の実施形態のエレベータシステム1の運転方法と異なっている。以下に、第2の実施形態におけるエレベータシステム1の運転方法の一例について、図8を参照して説明する。なお、第2の実施形態におけるエレベータシステム1の構成は、第1の実施形態のエレベータシステム1と同一である。
まず、現在の時刻があらかじめ設定された時間の範囲内であるかどうかの判定(S21)を行なう。例えば設定された時間が9時30分から9時40分の間であった場合、現在の時刻が9時31分であれば、設定された時間の範囲内であると判定される。現在の時刻が9時41分であれば、設定された時間の範囲外であると判定される。現在の時刻が設定された時間の範囲内であった場合、第1の実施形態と同様に、ボタン222から指先が離れているかの判定(S13)を行なう。
前記構成のエレベータシステム1によれば、あらかじめ設定された時間になると保護フィルム23が移動するため、保護フィルム23を定期的に清浄化できる。非接触センサ41によって前面221の周辺に乗客の指があると感知した場合、保護フィルム23の移動を停止するため、乗客が移動中の保護フィルム23に触れることを防止できる。
次に、本発明の第3の実施形態について、図6、図9、および図10に基づいて説明する。
図9および図10に示すように、操作ユニット20は、筒状の部材である供給ロール51および巻取りロール52を有している。供給ロール51には、透明な帯状のフィルムである保護フィルム23の清浄な部分が巻きつけられる。巻取りロール52には、保護フィルム23の使用済みの部分が巻きつけられる。
図9および図10に示すように、操作ユニット20は、筒状の部材である供給ロール51および巻取りロール52を有している。供給ロール51には、透明な帯状のフィルムである保護フィルム23の清浄な部分が巻きつけられる。巻取りロール52には、保護フィルム23の使用済みの部分が巻きつけられる。
供給ロール51は、保護フィルム23が巻きつけられた状態でローラ243に着脱可能に取り付けられている。巻取りロール52は、ローラ244に着脱可能に取り付けられている。
モータ241,242がローラ243,244を回転させると、ローラ243,244にそれぞれ取り付けられた供給ロール51および巻取りロール52が回転する。供給ロール51および巻取りロール52が回転するに伴って、保護フィルム23が図10中の矢印B方向に移動する。
保護フィルム23が移動すると、露出領域Eに位置する保護フィルム23の乗客が触れた部分が、スリット227から筐体21の中の収容領域Hに移動して、巻取りロール52に巻き取られる。さらに、収容領域Hに位置する保護フィルム23の清浄化済みの部分が、供給ロール51から繰り出され、スリット225から露出領域Eに移動し、操作盤22の前面221に配置される。
モータ241には、検知手段246が取り付けられている。第3の実施形態の検知手段246には、例えば光電センサが適用される。検知手段246は、供給ロール51に巻きつけられた保護フィルム23の清浄な部分の量が一定量以下であるかを検知することで、保護フィルム23が交換を要する状態であるかを判定する。
図6に示すように、本実施形態の検知手段246は、制御部40に接続されている。検知手段246は、供給ロール51に巻きつけられた保護フィルム23の清浄な部分の量が一定量以下であり、保護フィルム23が交換を要する状態であると判定した場合に、信号を制御部40に送信する。この信号を受信した制御部40は、保護フィルム23の交換を促す警告を監視装置42に発信する。
なお、検知手段246は、光電センサに限らず、供給ロール51に巻きつけられた保護フィルム23の清浄な部分が一定量以下であると検知できるものならば、リミットスイッチのような他のセンサを適用しても良い。
さらに、検知手段246は、モータ242に取り付けられていても良い。モータ242に取り付けられた検知手段246は、巻取りロール52に巻きつけられた保護フィルム23の使用済みの部分の量が一定量以上であるかを検知する。検知手段246は、巻取りロール52に巻きつけられた保護フィルム23の使用済みの部分の量が一定量以上であると検知した場合、供給ロール51に巻きつけられた保護フィルム23の清浄な部分の量が一定量以下であると判定し、信号を制御部40に送信する。
前記構成のエレベータシステム1によれば、モータ241,242が保護フィルム23を移動させることで、乗客が触れた使用済みの部分が巻取りロール52に巻き取られ、清浄な部分が供給ロール51から供給される。これにより、乗客が触れることで保護フィルム23が汚れたとしても、保護フィルム23の清浄な部分が新たに前面221配置されるため、操作盤22のボタン222を良好な衛生状態に保つことができる。
さらに、保護フィルム23の両端に設けられた供給ロール51および巻取りロール52は、ローラ243,244に着脱可能に取り付けられている。これにより、供給ロール51および巻取りロール52とともに使用済みの保護フィルム23を容易に操作ユニット20から取り外し、交換することができる。供給ロール51に巻きつけられた保護フィルム23が少なくなった場合であっても、制御部40が監視装置42に保護フィルム23の交換を促す警告を発信するため、保護フィルム23の交換忘れを防止できる。
1…エレベータシステム,20…操作ユニット,22…操作盤,221…前面,222…ボタン,23…保護フィルム,24…清浄化手段,240…駆動装置,40…制御部。
Claims (8)
- 前面に複数のボタンが設けられた操作盤を有する操作ユニットと、
前記操作ユニットに接続された制御部と、
前記制御部の指令に基づいて前記ボタンを清浄可能な清浄化手段と、
を具備し、
前記清浄化手段は、
前記操作盤の前面に沿って移動可能な保護フィルムと、
前記制御部の指令に基づいて前記保護フィルムを移動させ、前記保護フィルムの清浄な部分を前記操作盤の前面に配置する駆動装置と、
を備えることを特徴とするエレベータシステム。 - 前記操作盤の周辺の物体を検知する非接触センサをさらに具備し、
前記制御部は、前記ボタンが押された後に、前記非接触センサが前記操作盤の周辺から物体が離れたことを検知した場合に、前記駆動装置によって前記保護フィルムを移動させ、前記保護フィルムの清浄な部分を前記操作盤の前面に配置することを特徴とする請求項1に記載のエレベータシステム。 - 前記制御部は、あらかじめ設定された時間に前記駆動装置によって前記保護フィルムを移動させ、前記保護フィルムの清浄な部分を前記操作盤の前面に配置することを特徴とする請求項1に記載のエレベータシステム。
- 前記清浄化手段は、前記保護フィルムが交換を要する状態であるかを判定し、前記保護フィルムが交換を要する場合に前記制御部に信号を送信する検知手段を有していることを特徴とする請求項2または3に記載のエレベータシステム。
- 前記保護フィルムは、環状に形成され、前記操作盤の前面と対向する内面と、前記内面の反対側に位置する外面とを有しており、
前記清浄化手段は、移動する前記保護フィルムの外面を拭く拭取り部を有し、前記制御部の指令に基づいて前記駆動装置に前記保護フィルムの使用済みの部分と前記拭取り部によって拭かれた前記保護フィルムの清浄な部分とを循環させ、前記保護フィルムの清浄な部分を前記操作盤の前面に配置することを特徴とする請求項4に記載のエレベータシステム。 - 前記検知手段は、前記拭取り部の汚れを検知し、前記拭取り部が一定以上汚れている状態であると判定した場合に、前記制御部に信号を送信することを特徴とする請求項5に記載のエレベータシステム。
- 前記清浄化手段は、前記保護フィルムの清浄な部分が巻きつけられた供給ロールと、前記保護フィルムの使用済みの部分が巻きつけられた巻取りロールとを有し、前記制御部の指令に基づいて前記駆動装置に前記供給ロールおよび前記巻取りロールをそれぞれ回転させて前記保護フィルムを移動させ、前記保護フィルムの清浄な部分を前記操作盤の前面に配置することを特徴とする請求項4に記載のエレベータシステム。
- 前記検知手段は、前記供給ロールに巻きつけられた前記保護フィルムの清浄な部分の量が一定量以下であると判定した場合に、前記制御部に信号を送信することを特徴とする請求項7に記載のエレベータシステム。
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JP2009201839A Withdrawn JP2011051716A (ja) | 2009-09-01 | 2009-09-01 | エレベータシステム |
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JP (1) | JP2011051716A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111300806A (zh) * | 2020-03-27 | 2020-06-19 | 广州广日电梯工业有限公司 | 一种电梯召唤面板自动覆膜装置 |
CN111942980A (zh) * | 2020-08-31 | 2020-11-17 | 格力电器(中山)小家电制造有限公司 | 具有防病毒传播功能的隔离装置及其控制方法、电梯 |
CN113291942A (zh) * | 2020-02-21 | 2021-08-24 | 同方威视技术股份有限公司 | 电梯 |
US11550053B2 (en) | 2018-05-15 | 2023-01-10 | Hyundai Mobis Co., Ltd. | Object detection apparatus and operating method thereof |
-
2009
- 2009-09-01 JP JP2009201839A patent/JP2011051716A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11550053B2 (en) | 2018-05-15 | 2023-01-10 | Hyundai Mobis Co., Ltd. | Object detection apparatus and operating method thereof |
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