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JP2011042140A - 更生タイヤ用円環状トレッド部材の製造方法 - Google Patents

更生タイヤ用円環状トレッド部材の製造方法 Download PDF

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JP2011042140A
JP2011042140A JP2009193164A JP2009193164A JP2011042140A JP 2011042140 A JP2011042140 A JP 2011042140A JP 2009193164 A JP2009193164 A JP 2009193164A JP 2009193164 A JP2009193164 A JP 2009193164A JP 2011042140 A JP2011042140 A JP 2011042140A
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JP
Japan
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vulcanization
vulcanized
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tread
molds
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Withdrawn
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JP2009193164A
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Toshio Horiki
利夫 堀木
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】従来に比べて少ない部品点数の加硫モールドで、種々の寸法の円環状トレッド部材の製造を可能とする更生タイヤ用円環状トレッド部材の製造方法を提供する。
【解決手段】帯状に成形された未加硫のゴム部材1を、その長手方向両端部を除いて、ゴム部材の長さよりも小さい長さを有する加硫成型モールド2、3により、台タイヤへの貼り付け面1a側及びトレッド面1b側から挾持する。次いで、加硫成型モールド2、3によりゴム部材1を加熱して加硫し、加硫した帯状ゴム部材1を加硫成型モールド2、3から外す。ゴム部材1の長手方向両端部をつき合わせて円環状とした状態で、加硫接合モールド4、5により、台タイヤへの貼り付け面1a側及びトレッド面1b側から挾持し、加硫接合モールド4、5によりゴム部材1を加熱して加硫し、両端部を加硫接合する。これにより、加硫済みの円環状のトレッド部材が得られる。
【選択図】図2

Description

この発明は、更生タイヤの製造に当たって、台タイヤの外周面に貼り付けられる、所定寸法の円環状に形成された加硫済みのトレッド部材(プレキュアトレッド)の製造方法に関するものであり、特に、従来に比べて少ない部品点数の加硫モールドで、より多くの寸法の円環状トレッド部材を製造可能な方法を提案する。
トラック、バス等に用いられる自動車用タイヤや航空機用タイヤは、トレッドが完全に摩耗して使用寿命に達した場合であっても、カーカス、ベルト、ビード等は依然として継続使用可能な場合が多い。そこで、使用済みタイヤをバフ処理してトレッドを除去して台タイヤとした後、新たなトレッド部材を台タイヤのクラウン部に貼り付け、再び更生タイヤとして用いることが広く行われている。
かかるトレッド部材としては、帯状に成形した加硫済みゴム部材を、台タイヤの外周長より若干短い長さに予め切断して構成された帯状トレッド部材がある。このような帯状トレッド部材は、予めバフ加工等によって、摩耗したトレッドを除去した台タイヤの外面に巻き付けられ、作業者が目視で確認しながら長さを伸ばしつつ、それの先端と後端とを台タイヤの外面上で突き合わせるようにすることで、台タイヤに貼り付けられる(例えば特許文献1参照)。
また、前記の帯状ゴム部材の両端を予め接合し、図2に示すように、これを円環状のモールド内で加硫して、所定の寸法の内径を有する円環状のトレッド部材としたものも知られている。かかる円環状トレッド部材は、台タイヤのクラウン部の外周に嵌め合わせられ、トレッド部材の外面から圧縮力を加えることで台タイヤに貼り付けられる(例えば特許文献2参照)。
特開2008−1067号公報 特開2006−346930号公報
特許文献2に記載されているように、更生タイヤの製造に当たり、円環状のトレッド部材を使用する場合には、円環状トレッド部材は、更生タイヤのタイヤサイズに応じた寸法とする必要があり、このため、各タイヤサイズに専用の加硫モールドを準備しなければならない。しかし、加硫モールドは高価である上、その保管に必要なスペースも大きく、これらが設備コストを上昇させる要因となっている。
したがって、この発明は、従来技術が抱えるこのような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、従来に比べて少ない部品点数の加硫モールドで、種々の寸法の円環状トレッド部材の製造を可能とする更生タイヤ用円環状トレッド部材の製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成するため、この発明は、更生タイヤの製造に当たって、台タイヤの外周面に貼り付けられる、加硫済みの円環状のトレッド部材を製造する方法であって、帯状に成形された未加硫のゴム部材を、その長手方向両端部を除いて、該ゴム部材の長さよりも小さい長さを有する一対の平板状の加硫成型モールドにより、台タイヤへの貼り付け面側及びトレッド面側から挾持し、前記加硫成型モールドによりゴム部材を加熱して加硫し、加硫した帯状ゴム部材を前記加硫成型モールドから外し、その長手方向両端部をつき合わせて円環状とした状態で、一対の平板状の加硫接合モールドにより、台タイヤへの貼り付け面側及びトレッド面側から挾持し、前記加硫接合モールドによりゴム部材を加熱して加硫し、前記両端部を加硫接合して、加硫済みの円環状のトレッド部材を形成することを特徴とする製造方法である。かかる構成を採用することにより、平板状の加硫成型モールド及び加硫接合モールドを汎用して異なるタイヤサイズの更生タイヤ用円環状トレッド部材を製造することができ、各タイヤサイズに専用の加硫モールドを準備する必要が無くなる。
なお、ここでいう帯状ゴム部材の「貼り付け面側」とは、更生タイヤの製造に当たって、台タイヤへ接着される側のことを意味し、円環状トレッド部材の状態では内周面となる側である。また、「トレッド面側」とは、貼り付け面側と対向する側であり、加硫時にトレッドパターンが付される側のことを意味し、円環状トレッド部材の状態では外周面となる側である。
この発明によれば、異なるサイズの更生タイヤ用トレッド部材に対して、同一の加硫成型モールド及び加硫接合モールドを共用することができるので、タイヤサイズ毎の専用加硫モールドを準備する必要のある従来の製造方法に比べて、大幅に製造設備を簡略化することができる。
この発明に用いる帯状ゴム部材の斜視図である。 この発明に従う更生タイヤ用トレッド部材の製造方法における加硫成型工程を示す概略図である。 この発明に従う更生タイヤ用トレッド部材の製造方法における加硫接合工程を示す概略図である。
以下、図面を参照して、この発明の代表的な実施の形態を説明する。図1は、この発明に従う更生タイヤ用トレッド部材の製造に用いる帯状ゴム部材の斜視図であり、図2は、更生タイヤ用トレッド部材の製造方法における加硫成型工程を示す概略図であり、図2は加硫接合工程を示す概略図である。
まず、押出機により押出し成型された未加硫のゴム部材を、更生タイヤのタイヤサイズに応じた所定の長さに切断し、未加硫の帯状のゴム部材1を形成する。
次に、この帯状ゴム部材1を加硫成型装置に送る。加硫成型装置には、更生タイヤのトレッド断面形状に対応する内輪郭形状を有する下側加硫成型モールド2と、更生タイヤのトレッドパターンに対応する溝を形成するためのブレードを有する上側加硫成型モールド3とが、対向して設けられており、これら加硫成型モールドの間に物体を挾持し、プレスすることができるように構成されている。また、下側及び上側加硫成型モールド2、3は、前述した未加硫の帯状ゴム部材よりも短く構成されている。さらに、この加硫成型装置は、加硫成型モールド2、3によるプレス圧力及びこれら加硫成型モールド2、3の加熱温度を制御することができる。
加硫成型装置に送られた帯状ゴム部材1は、台タイヤへの貼り付け面1a側から下側加硫成型モールド2により、トレッド面1b側から上側加硫成型モールド3により、挾持される。この際、帯状ゴム部材1の長手方向両端部が加硫モールド2、3の外部に出るように、すなわち、長手方向両端部が挾持されないように帯状ゴム部材1の位置決めを行う。
この状態で、プレス圧力及び加熱温度の制御を行いつつ、所定の時間にわたり、挾持された部分を加熱して加硫成型を行う。プレス圧力及び加熱温度の設定は、使用するゴムの材質、寸法等を考慮して適宜に行うことができるが、一般的にはプレス圧力が面圧として0〜4.9MPa、加熱温度として挾持された部分で130〜180℃、加硫を行わない部分で20〜100℃を用いることができる。
このようにして長手方向両端部を除いて加硫成型されたゴム部材1は、加硫成型モールド2、3から取り外され、加硫接合装置に送られる。この状態での帯状ゴム部材1は、長手方向両端部は未加硫のままであるが、加硫成型モールド2、3に挾持されていた部分は加硫済となっている。
加硫接合装置は、加硫成型装置と同様に、対向して配置された一対の平板状の加硫接合モールド4、5を有しており、これら加硫接合モールド4、5の間に物体を挾持し、プレスすることができるように構成されている。また、この加硫接合装置は、加硫接合モールド4、5によるプレス圧力及びこれら加硫接合モールド4、5の加熱温度を制御することができる。
加硫接合装置に送られたゴム部材1は、その長手方向両端部をつき合わせて円環状とされた後、この両端部を、台タイヤへの貼り付け面1a側から下側加硫接合モールド4により、及びトレッド面1b側から上側加硫接合モールド5により、挾持される。
この状態で、プレス圧力及び加熱温度の制御を行いつつ、所定の時間にわたり、挾持された部分の加硫接合を行う。プレス圧力及び加熱温度の設定は、使用するゴムの材質、寸法等を考慮して適宜に行うことができるが、一般的にはプレス圧力が面圧として0〜4.9MPa、加熱温度として130〜180℃程度を用いることができる。
以上の工程により、円環状のトレッド部材が得られる。クッションゴムを介してこのトレッド部材を台タイヤに貼り付け、図示しない加硫装置にてクッションゴムを加硫することにより、更生タイヤが完成する。
この製造方法によれば、加硫成型モールドで加硫される部分の長さは同一にしつつ、加硫接合モールドで加硫接合される部分の長さを変えることで、同一の製造設備で周長の異なる円環状トレッド部材を製造することが可能となる。したがって、各タイヤサイズに専用の加硫モールドを準備する必要のあった従来技術に比べて、必要となる加硫モールドの数が大幅に減り、またその保管スペースも少なくて済むことから、大幅な設備コストの削減を達成できる。
なお、上述したところは、この発明の実施形態の一部を示したに過ぎず、この発明の趣旨を逸脱しない限り、これらの構成を相互に組み合わせたり、種々の変更を加えたりすることができる。例えば、図示の実施形態では、長尺の加硫成型モールドを用いているが、短尺の加硫成型モールドを複数連結して加硫成型モールドを構成してもよい。この場合には、連結する加硫成型モールドの個数を増減することにより、当初に加硫成型する部分の長さを変えることができるので、より多くの寸法の円環状トレッド部材を製造することができる。
以上の説明から明らかなように、この発明によって、従来に比べて少ない部品点数の加硫モールドで、種々の寸法の円環状トレッド部材の製造を可能とする更生タイヤ用円環状トレッド部材の製造方法を提供することが可能となった。
1 帯状ゴム部材
1a 貼り付け面
1b トレッド面
2 下側加硫成型モールド
3 上側加硫成型モールド
4 下側加硫接合モールド
5 上側加硫接合モールド

Claims (1)

  1. 更生タイヤの製造に当たって、台タイヤの外周面に貼り付けられる、加硫済みの円環状のトレッド部材を製造する方法であって、
    帯状に成形された未加硫のゴム部材を、その長手方向両端部を除いて、該ゴム部材の長さよりも小さい長さを有する一対の平板状の加硫成型モールドにより、台タイヤへの貼り付け面側及びトレッド面側から挾持し、
    前記加硫成型モールドによりゴム部材を加熱して加硫し、
    加硫した帯状ゴム部材を前記加硫成型モールドから外し、
    その長手方向両端部をつき合わせて円環状とした状態で、一対の平板状の加硫接合モールドにより、台タイヤへの貼り付け面側及びトレッド面側から挾持し、
    前記加硫接合モールドによりゴム部材を加熱して加硫し、前記両端部を加硫接合して、加硫済みの円環状のトレッド部材を形成することを特徴とする製造方法。
JP2009193164A 2009-08-24 2009-08-24 更生タイヤ用円環状トレッド部材の製造方法 Withdrawn JP2011042140A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016052790A (ja) * 2011-10-26 2016-04-14 ブリヂストン バンダッグ リミティッド ライアビリティ カンパニーBridgestone Bandag, LLC. 成形物品型抜き器および方法

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