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JP2011030482A - 再精製パーム軟質油並びに該再精製パーム軟質油を含有する食用油脂組成物及び飲食品 - Google Patents

再精製パーム軟質油並びに該再精製パーム軟質油を含有する食用油脂組成物及び飲食品 Download PDF

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JP2011030482A JP2009178857A JP2009178857A JP2011030482A JP 2011030482 A JP2011030482 A JP 2011030482A JP 2009178857 A JP2009178857 A JP 2009178857A JP 2009178857 A JP2009178857 A JP 2009178857A JP 2011030482 A JP2011030482 A JP 2011030482A
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Abstract

【課題】良好且つ安定な風味を有する再精製パーム軟質油並びに該再精製パーム軟質油を含有する食用油脂組成物及び飲食物を提供すること。
【解決手段】本発明の再精製パーム軟質油は、フィジカル精製工程にて少なくとも脱臭処理が施された精製パーム軟質油に、さらに脱色処理と脱臭処理とを施した再精製パーム軟質油であり、色度がロビボンド比色計(133.4mmセル使用)のY値とR値の10倍との和(Y+10R)において、14〜47の範囲にあることを特徴とする。該再精製パーム軟質油は、生風味が良いので、そのまま食用に供することができ、また、熱に対する風味安定性が高いので良好な風味を維持し、加熱調理に使用しても調理する食品の風味を損なわない。
【選択図】図2

Description

本発明は、良好な風味及び熱安定性を有する再精製パーム軟質油並びに該再精製パーム軟質油を含有する食用油脂組成物及び飲食品に関する。
近年、消費者の食生活の向上に伴い、より高品質な食品が求められている。各種食品に使用される食用油についても例外ではない。食用油に対して求められる品質としては、良好な風味と安定性とが挙げられる。食用油は、主に調理用として用いられるが、調理対象である食品そのものの風味を損なわせないだけでなく、食品の風味をより向上させることが望ましい。
ところで、精製パーム油類は、淡白な風味と高い酸化安定性とを有することから、良質な食用油として、各種食品に使用されている。最近では、調理用としての商品価値をさらに高める試みが多くなされている。特許文献1には、加熱時に着色し難いパーム油類の製造方法が開示されている。これによれば、パーム原油を精製する工程において、脱色処理前に脂肪酸及びβ−カロテンを低減することにより、加熱調理時に着色しやすいという精製パーム油類の問題点を解消しているが、外観という点から精製パーム油類の商品価値を高めたものであり、風味という点に着目したものではない。
風味という観点から、精製パーム油類の商品価値を高めた例としては、特許文献2に報告されている加熱安定性の良いフライ用油脂の製造方法がある。これによれば、パーム原油を精製して得られる精製パーム油を分別し、得られた中融点画分をアルカリ処理することで、加熱による風味の劣化は抑制されているが、分別した精製パーム油の中融点画分は、室温で固化しており、缶やプラスチック容器から容易に取り出すことが困難で、加熱溶解にエネルギーや時間がかかり、産業的に有益ではない。
特開2006−316254号公報 特許第2709126号公報
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、生風味が良好であり、その良好な風味が熱を加えても安定である、商品価値の高い再精製パーム軟質油並びに該再精製パーム軟質油を含有する食用油脂組成物及び飲食品を提供することにある。
本発明者らは、鋭意研究の結果、フィジカル精製工程において、少なくとも脱臭処理が施された精製パーム軟質油に、さらに、脱色処理と脱臭処理とを施した、ある特定の色度を有する再精製パーム軟質油の風味が、良好且つ安定であることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は以下のようなものを提供する。
(1)フィジカル精製工程にて少なくとも脱臭処理が施された精製パーム軟質油に、さらに脱色処理と脱臭処理とを施した再精製パーム軟質油であり、色度がロビボンド比色計(133.4mmセル使用)のY値とR値の10倍との和(Y+10R)において、14〜47の範囲にあることを特徴とする再精製パーム軟質油。
(2)ヨウ素価が55以上であることを特徴とする(1)に記載の再精製パーム軟質油。
(3)上記色度が20〜45の範囲にあることを特徴とする(1)又は(2)に記載の再精製パーム軟質油。
(4)上記(1)から(3)いずれかに記載の再精製パーム軟質油を、全油脂中に10質量%以上含有することを特徴とする食用油脂組成物。
(5)上記(1)から(3)いずれかに記載の再精製パーム軟質油を、全油脂中に10質量%以上含有することを特徴とする飲食物。
本発明によれば、生風味が良好で、そのまま食用に供することができ、また、熱に対する風味安定性が高いので良好な風味を維持し、加熱調理に使用しても調理する食品の風味を損なわない、商品価値の高い再精製パーム軟質油を提供することができる。
フィジカル精製工程における基本的な精製処理の概略を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る再精製パーム軟質油の製造工程を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について具体的に説明する。
本発明の再精製パーム軟質油は、フィジカル精製工程にて少なくとも脱臭処理が施された精製パーム軟質油に、さらに脱色処理と脱臭処理とを施した再精製パーム軟質油であり、色度がロビボンド比色計(133.4mmセル使用)のY値とR値の10倍との和(Y+10R)において、14〜47の範囲にあることを特徴とする。
[再精製パーム軟質油]
本発明では、生の風味が良く、熱に対する風味安定性が高い再精製パーム軟質油を提供することを目的とする。なお、本発明におけるパーム軟質油とは、パーム原油を分別したパーム軟質油(パームオレイン)をいう。
[フィジカル精製工程]
一般に、パーム軟質油の精製は、図1に示す精製処理を経ることにより行われる。原料となるパームを圧搾したパーム原油が、脱ガム処理、脱色処理、脱臭(フィジカル脱酸ともいう。)処理を経ることにより精製され、分別工程を経て、精製パーム軟質油(この場合は、RBD(Refined Bleached Deodorized)パーム軟質油ともいう。)となる。この精製方法は、フィジカル精製といわれ、水酸化ナトリウム水溶液等のアルカリを使用せずに、蒸留により遊離脂肪酸の除去(脱酸及び脱臭)を行うことを特徴とする。精製パーム油は、フィジカル精製の途中もしくは、フィジカル精製の後に、分別により精製パーム軟質油となる。
本発明の再精製パーム軟質油は、上記のフィジカル精製工程にて少なくとも脱臭処理が施された精製パーム軟質油に、さらに、脱色処理と脱臭処理とを施したものである。本発明において、フィジカル精製工程にて少なくとも脱臭処理が施された精製パーム軟質油とは、フィジカル精製工程において脱臭処理が施された精製パーム軟質油であれば、その前処理として脱ガム処理及び/又は脱色処理が施されなかった精製パーム軟質油でもよいことを意味するが、脱ガム処理、脱色処理、脱臭処理の全てが施されたRBDパーム油が分別されているものであることが好ましい。フィジカル精製工程において、脱臭処理の前に脱ガム処理及び/又は脱色処理が施された再精製パーム軟質油は、施されなかったものに比して、良好な風味と安定性とを有する。
フィジカル精製工程にて施される各処理は、特に限定されるものではなく、常法により行うことができる。以下、図2に示す本発明の実施形態に係る再精製パーム軟質油の製造工程を参照しながら、各処理について説明する。なお、本発明では、この実施形態によって限定されることはない。
(脱ガム処理)
本発明のフィジカル精製工程における脱ガム処理は、必須の処理ではなく、必要に応じて行うことができる。脱ガム処理では、原油中のリン脂質等を除去することを目的とする。脱ガム処理では、例えば、油に対して0.02〜1.0質量%のリン酸や有機酸等の酸を加え、70〜90℃にて加熱撹拌し、遠心分離によりリン脂質等を分離させ、除去する。
(脱色処理)
本発明のフィジカル精製工程における脱色処理は、必須の処理ではなく、必要に応じて行うことができる。脱色処理は、油中に含まれる着色成分、風味や安定性に影響を与え得る成分等を吸着除去することを目的とする。吸着剤には、活性白土、酸性白土、活性炭、シリカゲル等の各種吸着剤を用いることができるが、脱色効率、安価である点において、活性白土を用いることが好ましい。脱色処理では、例えば、油に対して0.5〜3.0質量%の活性白土を添加し、減圧下にて90〜120℃、10〜30分間撹拌し、着色成分等を活性白土に吸着させ、廃白土をろ過により除去する。
(脱臭処理)
本発明のフィジカル精製工程における脱臭処理は、必須の処理である。脱臭処理は、フィジカル脱酸処理ともいい、油中に含まれる有臭成分や遊離脂肪酸を除去することを目的とする。脱臭処理としては、通常行われる減圧水蒸気蒸留が挙げられ、例えば、油に対して0.5〜5.0質量%の水蒸気を、220〜265℃で30〜120分間吹き込むことにより、有臭成分と遊離脂肪酸とを同時に除去する。なお、装置としては、バッチ式、トレイ式、薄膜式等を用いることができる。
本発明の再精製パーム軟質油は、上記脱臭処理に分別が施された精製パーム軟質油に対して、さらに脱色処理と脱臭処理とを施したものであるが、さらに施した脱色処理、脱臭処理についても、特に限定されるものではなく、常法により行うことができる。例えば、上記脱色処理及び脱臭処理と同様の方法が挙げられる。なお、本発明の再精製パーム軟質油は、脱ガム処理、脱色処理、脱臭処理を施し、さらに分別した、市販のRBDパーム油に対して、さらに脱色処理と脱臭処理とを施したものであってもよい。
[色度]
本発明の再精製パーム軟質油は、色度がロビボンド比色計(133.4mmセル使用)のY値とR値の10倍との和(Y+10R)において、14〜47の範囲にあり、20〜45の範囲にあることが好ましい。上記範囲であれば、生風味が良いので、そのまま食用に供することができ、また、熱に対する風味安定性が高いので、加熱時の臭いが良好であり、加熱調理に使用しても調理する食品の風味を損なわない。さらに、食品として用いられるのに適した色である。
本発明の再精製パーム軟質油の色度は、ロビボンド法(日本油化学協会,基準油脂分析試験法2.2.1.1.)に基づいて測定することができる。本発明では、再精製パーム軟質油の色度を、ロビボンド比色計(133.4mmセル使用)を用いて測定した場合の、黄色セルの観測数値(Y値)と、赤色セルの観測数値(R値)の10倍との和(Y+10R)とする。なお、測定温度は、15〜25℃が好ましい。
[ヨウ素価]
本発明の再精製パーム軟質油のヨウ素価は、特に限定されるものではないが、耐冷性の観点から、ヨウ素価55以上であることが好ましく、より好ましくは56以上、さらに好ましくは60以上、特に好ましくは67〜75である。
[食用油脂組成物]
本発明の食用油脂組成物は、上記の再精製パーム軟質油を、全油脂中に10質量%以上含有することを特徴とし、全油脂中に占める割合が100質量%であってもよい。なお、好ましくは、再精製パーム軟質油を、全油脂中に20質量%以上、さらに好ましくは60質量%以上である。本発明の食用油脂組成物は、パーム軟質油を含み得るあらゆる飲食品に使用することができる。食用油脂組成物としては、例えば、炒める、揚げる、スプレー加熱(油を食材にスプレーしてオーブンや電子レンジで加熱する調理)等の調理に使用する調理用油、食用離型油、調味油、マヨネーズ、ドレッシング、スプレッド等が挙げられる。本発明の再精製パーム軟質油は、生の風味が良いので、食用油脂組成物中に多く含有しても、食用油脂組成物自体の風味を損なわず、また、熱に対する風味安定性が高いので加熱時の臭いが良好であり、加熱調理する食品の風味も損なわない。
本発明の食用油脂組成物は、本発明の目的を損なわない範囲において、その他の成分を含有してもよい。例えば、一般的な食用油脂組成物に用いられる、乳化剤、酸化・劣化防止剤、結晶調整剤、香辛料、着色成分等の食品添加物を含有してもよい。なお、乳化剤としては、例えば、モノグリセリド、ジグリセリド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル及び有機酸モノグリセリド、レシチン等が挙げられる。酸化・劣化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、フラボン誘導体、コウジ酸、没食子酸誘導体、カテキン及びそのエステル、フキ酸、ゴシポール、セサモール、テルペン類、有機酸、シリコーン等が挙げられる。結晶調整剤としては、例えば、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等が挙げられる。また、香辛料としては、例えば、カプサイシン、アネトール、オイゲノール、シネオール、ジンゲロン等が挙げられる。着色成分としては、例えば、カロテン、アスタキサンチン等が挙げられる。
[飲食品]
本発明の飲食品は、上記の再精製パーム軟質油を、全油脂中に10質量%以上含有することを特徴とし、好ましくは10〜80質量%であり、さらに好ましくは20〜50質量%である。本発明の飲食品としては、パーム軟質油を含み得るものであれば、特に限定されるものではないが、例えば、水産練り製品、バッター、マヨネーズやドレッシングを含むサラダ、ソース、製パン、レトルト食品、冷凍食品、即席麺、菓子類等が挙げられる。本発明の再精製パーム軟質油は、生の風味が良いので、特にマヨネーズやドレッシングを含むサラダに対して好適に使用することができる。また、熱に対して安定であり、良好な加熱臭を有するので、加熱調理品に対しても好適に使用することができる。なお、本発明の飲食品は、本発明の目的を損なわない範囲において、一般的な飲食品に用いられる上記した食品添加物を含有してもよい。
以下、本発明を実施例に基づいて、さらに詳細に説明する。なお、本発明はこれらの記載に何ら限定されるものではない。
[実施例1]
精製パーム軟質油には、RBDパーム軟質油(RBDパームオレイン油 ロット:A,ヨウ素価:68,INTERCONTINENTAL SPECIALTY FATS SDN.BHD社製)を用いた。このRBDパーム軟質油2000gに対して、3.0質量%の活性白土(水澤化学工業株式会社製)を添加し、減圧下110℃で20分間撹拌して色素を吸着させた後、ろ過により白土を除去し(脱色処理)、得られた脱色油に対して約2質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、250℃で90分間吹き込み(脱臭処理)、実施例1の再精製パーム軟質油を得た。
[実施例2]
活性白土を、RBDパーム軟質油2000gに対して2.0質量%添加する以外は、実施例1と同等の方法により脱色処理及び脱臭処理を行い、実施例2の再精製パーム軟質油を得た。
[実施例3]
活性白土を、RBDパーム軟質油2000gに対して1.0質量%添加する以外は、実施例1と同等の方法により脱色処理及び脱臭処理を行い、実施例3の再精製パーム軟質油を得た。
[実施例4]
精製パーム軟質油には、RBDパーム軟質油(RBDパームオレイン油 ロット:B,ヨウ素価:60,INTERCONTINENTAL SPECIALTY FATS SDN.BHD社製)を用いた。このRBDパーム軟質油2000gに対して、2.0質量%の活性白土(水澤化学工業株式会社製)を添加し、減圧下110℃で20分間撹拌して色素を吸着させた後、ろ過により白土を除去し(脱色処理)、得られた脱色油に対して約2質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、250℃で90分間吹き込み(脱臭処理)、実施例4の再精製パーム軟質油を得た。
[実施例5]
活性白土を、RBDパーム軟質油2000gに対して1.0質量%添加する以外は、実施例4と同等の方法により脱色処理及び脱臭処理を行い、実施例5の再精製パーム軟質油を得た。
[実施例6]
精製パーム軟質油には、RBDパーム軟質油(RBDパームオレイン油 ロット:C,ヨウ素価:56,INTERCONTINENTAL SPECIALTY FATS SDN.BHD社製)を用いた。このRBDパーム軟質油2000gに対して、2.0質量%の活性白土(水澤化学工業株式会社製)を添加し、減圧下110℃で20分間撹拌して色素を吸着させた後、ろ過により白土を除去し(脱色処理)、得られた脱色油に対して約2質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、250℃で90分間吹き込み(脱臭処理)、実施例6の再精製パーム軟質油を得た。
[実施例7]
活性白土を、RBDパーム軟質油2000gに対して1.0質量%添加する以外は、実施例6と同等の方法により脱色処理及び脱臭処理を行い、実施例7の再精製パーム軟質油を得た。
[実施例8]
精製パーム軟質油には、RBDパーム軟質油(RBDパームオレイン油 ロット:A’,ヨウ素価:68,INTERCONTINENTAL SPECIALTY FATS SDN.BHD社製)を用いた。このRBDパーム軟質油2000gに対して、2.0質量%の活性白土(水澤化学工業株式会社製)を添加し、減圧下110℃で20分間撹拌して色素を吸着させた後、ろ過により白土を除去し(脱色処理)、得られた脱色油に対して約2質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、250℃で90分間吹き込み(脱臭処理)、実施例8の再精製パーム軟質油を得た。
[実施例9]
精製パーム軟質油には、RBDパーム軟質油(RBDパームオレイン油 ロット:A’,ヨウ素価:68,INTERCONTINENTAL SPECIALTY FATS SDN.BHD社製)を用いた。このRBDパーム軟質油2000gに対して、2.0質量%の活性白土(水澤化学工業株式会社製)を添加し、減圧下110℃で20分間撹拌して色素を吸着させた後、ろ過により白土を除去し(脱色処理)、得られた脱色油に対して約2質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、200℃で30分間吹き込み(脱臭処理)、実施例9の再精製パーム軟質油を得た。
[比較例1]
精製パーム軟質油には、RBDパーム軟質油(RBDパームオレイン油 ロット:A,ヨウ素価:68,INTERCONTINENTAL SPECIALTY FATS SDN.BHD社製)を用いた。このRBDパーム軟質油2000gに対して約2質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、250℃で90分間吹き込み(脱臭処理)、比較例1の再精製パーム軟質油を得た。
[比較例2]
精製パーム軟質油には、RBDパーム軟質油(RBDパームオレイン油 ロット:A,ヨウ素価:68,INTERCONTINENTAL SPECIALTY FATS SDN.BHD社製)を用いた。このRBDパーム軟質油2000gに対して、0.1質量%の活性白土(水澤化学工業株式会社製)を添加し、減圧下110℃で20分間撹拌して色素を吸着させた後、ろ過により白土を除去し(脱色処理)、得られた脱色油に対して約2質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、250℃で90分間吹き込み(脱臭処理)、比較例2の再精製パーム軟質油を得た。
[比較例3]
活性白土を、RBDパーム軟質油2000gに対して0.5質量%添加する以外は、比較例2と同等の方法により脱色処理及び脱臭処理を行い、比較例3の再精製パーム軟質油を得た。
[比較例4]
活性白土を、RBDパーム軟質油2000gに対して4.0質量%添加する以外は、比較例2と同等の方法により脱色処理及び脱臭処理を行い、比較例4の再精製パーム軟質油を得た。
[比較例5]
精製パーム軟質油には、RBDパーム軟質油(RBDパームオレイン油 ロット:B,ヨウ素価:60,INTERCONTINENTAL SPECIALTY FATS SDN.BHD社製)を用いた。このRBDパーム軟質油2000gに対して、0.1質量%の活性白土(水澤化学工業株式会社製)を添加し、減圧下110℃で20分間撹拌して色素を吸着させた後、ろ過により白土を除去し(脱色処理)、得られた脱色油に対して約2質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、250℃で90分間吹き込み(脱臭処理)、比較例5の再精製パーム軟質油を得た。
[比較例6]
活性白土を、RBDパーム軟質油2000gに対して4.0質量%添加する以外は、比較例5と同等の方法により脱色処理及び脱臭処理を行い、比較例6の再精製パーム軟質油を得た。
[比較例7]
精製パーム軟質油には、RBDパーム軟質油(RBDパームオレイン油 ロット:C,ヨウ素価:56,INTERCONTINENTAL SPECIALTY FATS SDN.BHD社製)を用いた。このRBDパーム軟質油2000gに対して、0.1質量%の活性白土(水澤化学工業株式会社製)を添加し、減圧下110℃で20分間撹拌して色素を吸着させた後、ろ過により白土を除去し(脱色処理)、得られた脱色油に対して約2質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、250℃で90分間吹き込み(脱臭処理)、比較例7の再精製パーム軟質油を得た。
[比較例8]
活性白土を、RBDパーム軟質油2000gに対して4.0質量%添加する以外は、比較例7と同等の方法により脱色処理及び脱臭処理を行い、比較例8の再精製パーム軟質油を得た。
[比較例9]
精製パーム軟質油には、RBDパーム軟質油(RBDパームオレイン油 ロット:A’,ヨウ素価:68,INTERCONTINENTAL SPECIALTY FATS SDN.BHD社製)を用いた。このRBDパーム軟質油2000gに対して、2.0質量%の活性白土(水澤化学工業株式会社製)を添加し、減圧下110℃で20分間撹拌して色素を吸着させた後、ろ過により白土を除去し(脱色処理)、得られた脱色油に対して約2質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、260℃で150分間吹き込み(脱臭処理)、比較例9の再精製パーム軟質油を得た。
[比較例10]
精製パーム軟質油には、RBDパーム軟質油(RBDパームオレイン油 ロット:A,ヨウ素価:68,INTERCONTINENTAL SPECIALTY FATS SDN.BHD社製)を用いた。このRBDパーム軟質油2000gに対して、1.0質量%の活性白土(水澤化学工業株式会社製)を添加し、減圧下110℃で20分間撹拌して色素を吸着させた後、ろ過により白土を除去し(脱色処理)、得られた脱色油に対して約2質量%の水蒸気を約400パスカルの真空下、200℃で30分間吹き込み(脱臭処理)、比較例10の再精製パーム軟質油を得た。
[色度の測定]
上記方法により得られた再精製パーム軟質油(実施例1〜9,比較例1〜10)及び原料として用いたRBDパーム軟質油(以下、原料油という。参考例1〜4)の色度を、日本油化学協会編「基準油脂分析試験法2.2.1.1.」のロビボンド法に準拠し、測定した。装置には、ロビボンド比色計(133.4mmセル使用,F型,Tintometer社製,測定温度25℃,)を用いた。色度は、ロビボンド比色計の黄色セルの観測数値(Y値)をYとし、赤色セルの観測数値(R値)をRとしたときの、Y+10Rとして計算した。
[再精製パーム軟質油の評価:生風味及び加熱臭(1)]
上記方法により得られた再精製パーム軟質油(実施例1〜9及び比較例1〜10)1000gをペット容器に充填後、40℃、暗所にて12週間保存し、生風味及び加熱臭の評価を行った。また、参考までに、原料油(参考例1〜4)についても、生風味及び加熱臭の評価を行った。
生風味の評価には、常温状態の油を用い、10名の専門パネラーが各油を1〜2ml程度、口に含み、表1に示す評価基準(1〜5の5段階評価)に従い、行った。また、加熱臭の評価には、油を180℃に加熱したものを用い、10名の専門パネラーが各油の臭いを確認し、生風味の評価と同様に、表1に示す評価基準に従い、行った。そして、パネラー全員の評価点数の平均値を算出し、小数点第2位を四捨五入して評価点とした。評価結果を表2に示す。
Figure 2011030482
Figure 2011030482
表2の結果より、フィジカル精製処理を施した精製パーム軟質油に対して、さらに脱色処理と脱酸処理とを施した、色度(Y+10R)が特定の範囲の再精製パーム軟質油は、良好な生風味を有し、また、加熱しても原料固有の臭いの発生がほとんどないことが確認された(実施例1〜9)。
[再精製パーム軟質油の評価:加熱臭(2)]
次に、実施例1及び比較例4の再精製パーム軟質油を用い、油の温度165〜180℃にてかき揚げを揚げたところ、実施例1の再精製パーム軟質油を用いた方が、比較例1の再精製パーム軟質油を用いたものに比べて、フライ時の加熱臭が良好であった。
[再精製パーム軟質油の評価:生風味(2)]
米酢(酸度10%)30質量部、塩2質量部、砂糖3.2質量部、及び胡椒少々を室温にて混合したものに、実施例1又は比較例4の再精製パーム軟質油と、精製ハイオレイックキャノーラ油(日清オイリオグループ株式会社製:オレイン酸72.3%)とを2:8の割合で混合した混合油64.8質量部を加え、分離型フレンチドレッシングを製造した。このドレッシングを振った後、野菜サラダにかけ、全体の風味を評価した。その結果、実施例1の再精製パーム軟質油を用いた方が、比較例1の再精製パーム軟質油を用いたものに比べて、風味が良好であった。

Claims (5)

  1. フィジカル精製工程にて少なくとも脱臭処理が施された精製パーム軟質油に、さらに脱色処理と脱臭処理とを施した再精製パーム軟質油であり、色度がロビボンド比色計(133.4mmセル使用)のY値とR値の10倍との和(Y+10R)において、14〜47の範囲にあることを特徴とする再精製パーム軟質油。
  2. ヨウ素価が55以上であることを特徴とする請求項1に記載の再精製パーム軟質油。
  3. 前記色度が20〜45の範囲にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の再精製パーム軟質油。
  4. 請求項1から3いずれかに記載の再精製パーム軟質油を、全油脂中に10質量%以上含有することを特徴とする食用油脂組成物。
  5. 請求項1から3いずれかに記載の再精製パーム軟質油を、全油脂中に10質量%以上含有することを特徴とする飲食物。
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