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JP2011017835A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2011017835A
JP2011017835A JP2009161626A JP2009161626A JP2011017835A JP 2011017835 A JP2011017835 A JP 2011017835A JP 2009161626 A JP2009161626 A JP 2009161626A JP 2009161626 A JP2009161626 A JP 2009161626A JP 2011017835 A JP2011017835 A JP 2011017835A
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opening
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JP2009161626A
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Shinya Kawakami
真也 川上
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Canon Inc
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Abstract

【課題】確実なドア部材開閉検知及び電源供給・遮断を行い、装置の小型化、低コスト化を図る。
【解決手段】装置本体に設けられた第1開口部に開閉可能に取り付けられた前ドアと、第1開口部と直交する位置に設けられた第2開口部に開閉可能に取り付けられた右ドア60と、前ドア及び右ドア60の開閉状態を検知し、画像形成部、二次転写ローラ16及び定着部への電力を供給・遮断するインターロックスイッチ30を有する画像形成装置において、シャッタ部材27は、前ドア及び右ドア60の両方に連動し、共に閉塞状態にある時にはシャッタ部材27が光学センサの光入出射部を露出させる位置に移動すると同時にインターロックスイッチ30を電力供給可能状態にし、また前ドア及び右ドア60の少なくとも一方が開放状態にある時にはシャッタ部材27が光学センサの光入出射部を覆う位置に移動すると同時にインターロックスイッチ30を電源遮断状態にする。
【選択図】図6

Description

本発明は、電子写真方式を用いる画像形成装置に関し、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機などの画像形成装置に関する。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ等に代表される画像形成装置においては、ジャム処理作業、保守作業、消耗品の交換作業時等に装置内部へのアクセスが必要となる。これらの場面において、装置内部へのアクセス用の開口部を得る為の、開閉可能なドア部材を設けることで、ユーザもしくはサービスマンが容易に作業することが出来る。さらに便宜上アクセス用開口部が複数設置された場合においても、それらそれぞれに設置された開閉ドア部材の1つ以上を開放した際には、安全のためインターロック装置が働き、画像形成装置本体の動作を禁止する構成となっている。
一方、これらのドア部材は装置が通常動作する際には全て正しく閉じた状態でなければならない。その為、ドア部材の開閉を検知するドア部材開閉検知装置を設け、該装置からの信号に基づきドア部材の開閉状態を検知、即ち動作可能か否かを判断しているものが一般的である。
ところで、このようなドア部材開閉検知装置はスイッチ式センサやフォトインタラプタに代表される遮蔽式センサ等を用いるものがある。更には、特許文献1のように、2つのドア部材の開閉状態を1つのスイッチで検知可能にしたものがある。
特開2003−200634号公報
しかしながら、上記従来例では、以下のような問題があった。画像形成装置本体正面及び側面にそれぞれドア部材を有する装置において、本体正面及び側面、両方のドア部材の開閉を1つのセンサにより検知させるために、それぞれのドア部材が近接するスペースにインターロックスイッチ機構を設置するのが一般的である。またこのようなドア部材の配置を有する画像形成装置本体においては、多くの場合、画像形成装置背面に電源、高圧、制御基板等の電装基板を集中して配置する。
このとき、装置正面側ドア部材と装置側面側ドア部材の近傍にドア部材開閉検知のためのセンサを配置すると、装置背面側に位置する電装基板への距離が遠くなる。このため、長い配線及び配線保持部材、配線保護部材、またそれらの設置スペースが必要になり、装置の小型化、低コスト化への障害となる。また、配線が長くなることで電気的なノイズの影響も懸念される。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ドア部材の開閉に応じて確実に動作する安全装置機構を備えた画像形成装置において小型化、低コスト化を実現することである。
上記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置は、複数の像担持体を有する画像形成部と、前記複数の像担持体上のトナー像が多重転写される中間転写体と、前記像担持体から前記中間転写体に転写された画像を検知する光学センサを有する画像検知手段と、前記中間転写体上の画像を記録媒体に転写する転写手段と、前記転写手段により記録媒体に転写された画像を定着する定着手段と、前記中間転写体と前記光学センサとの間に位置し、該光学センサの光入出射部を覆う位置と露出させるそれぞれの位置に移動可能なシャッタ部材と、装置本体に設けられた第1開口部と、前記第1開口部を開閉可能に取り付けられた第1ドア部材と、前記第1開口部が設けられた面と直交する面に位置する装置本体に設けられた第2開口部と、前記第2開口部を開閉可能に取り付けられた第2ドア部材と、前記第1ドア部材及び第2ドア部材の開閉状態を検知し、前記画像形成部、前記転写手段及び前記定着手段への電力を供給・遮断するインターロックスイッチを有する画像形成装置において、前記シャッタ部材は、前記第1ドア部材及び前記第2ドア部材の両方に連動し、前記第1ドア部材及び前記第2ドア部材が共に閉塞状態にある時には前記シャッタ部材が前記光学センサの光入出射部を露出させる位置に移動すると同時に前記インターロックスイッチを電力供給可能状態にし、また前記第1ドア部材及び前記第2ドア部材の少なくとも一方が開放状態にある時には前記シャッタ部材が前記光学センサの光入出射部を覆う位置に移動すると同時に前記インターロックスイッチを電源遮断状態にする前記インターロックスイッチの動作部材の一部として構成したことを特徴とする。
本発明によれば、ドア部材の開閉に応じて確実に動作するインターロック機構を備えた画像形成装置をコンパクトかつ安価に提供することが可能となる。
本発明に係る画像形成装置の第1実施形態のインターロック機構を説明する概略構成図である。 本発明に係る画像形成装置の第1実施形態の断面説明図である。 本発明に係る画像形成装置の第1実施形態の正面側カバー部材の動作説明図である。 本発明に係る画像形成装置の第1実施形態の側面側カバー部材の動作説明図である。 本発明に係る画像形成装置の第1実施形態の光学センサユニットの概略構成図である。 本発明に係る画像形成装置の第1実施形態のインターロックスイッチ周辺の動作説明図である。 本発明に係る画像形成装置の第2実施形態のインターロックスイッチ周辺の簡略構成及び動作説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。ただし、これら実施形態について適用する構成部材の寸法、材質、形状、及びそれらの相対配置等は、特定的な記載が無い限りはこの発明の範囲をそれら記載事項のみに限定する趣旨のものではない。
以下に、本発明に係る画像形成装置の第1の実施形態について図面により詳しく説明する。
[画像形成装置の全体構成]
まず、画像形成装置の全体構成について、図2を参照して概要説明する。なお、図2は画像形成装置の一態様であるカラーレーザープリンタ100の全体構成を示す縦断面図である。
図2に示すカラーレーザープリンタ100は、複数の像担持体となる4個の感光ドラム1(1a,1b,1c,1d)を備えている。そして、それぞれの感光ドラム1の周囲には、その回転方向に従って順に、感光ドラム1表面を均一に帯電する帯電ローラ2(2a,2b,2c,2d)を有する。また、画像情報に基づいてレーザービームを照射し、感光ドラム1上に静電潜像を形成するレーザスキャナユニット3、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として顕像化する現像ローラ24(24a,24b,24c,24d)を有する。また、複数の感光ドラム1上(像担持体上)のトナー像を多重転写される中間転写体となる中間転写ベルト6aに転写させる一次転写ローラ12(12a,12b,12c,12d)を有する。また、転写後の感光ドラム1表面に残った転写後トナーを除去するドラムクリーニングブレード8(8a,8b,8c,8d)等が配設された画像形成部を有して構成されている。
本実施形態では、感光ドラム1、帯電ローラ2、現像ローラ24およびドラムクリーニングブレード8は、一体的にカートリッジ化して、プロセスカートリッジ7(7a,7b,7c,7d)としてカラーレーザープリンタ100に着脱可能に構成されている。
これら4個のプロセスカートリッジ7は、同一構造であるが、異なる色、すなわち、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(Bk)のトナーによる画像を形成する点で相違している。プロセスカートリッジ7は、大きく分けて現像ユニット4(4a,4b,4c,4d)と、クリーナユニット5(5a,5b,5c,5d)によって構成されている。
このうち現像ユニット4は、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色のトナーを収納したトナー収納部を有する。また、感光体表面に隣接し、不図示の駆動部により回転駆動されると共に、図示しない現像バイアス電源により現像バイアス電圧を印加することにより現像を行う現像ローラ24を有する。また、該現像ローラ24にトナーを供給する現像剤塗布ローラ25(25a,25b,25c,25d)を有している。
一方、クリーナユニット5は、像担持体である感光ドラム1と、帯電ローラ2と、ドラムクリーニングブレード8と、廃トナー容器とを有している。
像担持体としての感光ドラム1は、アルミニウム製シリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC)を塗布して構成したものである。そして、その両端部をフランジによって回転自在に支持されており、一方の端部に不図示の駆動モータから駆動力を伝達することにより、図2の矢印に示す時計回り方向に回転駆動される。
帯電ローラ2は導電性ローラで、このローラを感光ドラム1の表面に当接させるとともに、不図示の電源によって帯電バイアス電圧を印加することにより、感光ドラム1の表面を一様に帯電させるものである。
レーザスキャナユニット3は、プロセスカートリッジ7の鉛直下方に配置され、画像信号に基づく露光を感光ドラム1に対して行う。
上述の構成により,感光ドラム1は、帯電ローラ2によって所定の負極性の電位に帯電された後、レーザスキャナユニット3によってそれぞれ静電潜像が形成される。この静電潜像は現像ユニット4によって反転現像されて負極性のトナーが付着され、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)のトナー像が形成される。
中間転写ベルトユニット6は、中間転写ベルト6aが駆動ローラ6b、テンションローラ6cに張架されており、該テンションローラ6cが図2の矢印E方向に張力をかけている。また、各感光ドラム1に対向して、中間転写ベルト6aの内側に一次転写ローラ12が配設されており、不図示のバイアス印加手段により転写バイアスを印加する構成となっている。
感光ドラム1上に形成されたトナー像は、各感光ドラム1が矢印方向に、中間転写ベルト6aが図2の矢印F方向に回転する。さらに一次転写ローラ12に正極性のバイアスを印加することにより、感光ドラム1a上のトナー像から順次、中間転写ベルト6a上に一次転写され、4色のトナー像が多重転写された状態で二次転写部15まで搬送される。
シート給送装置13は、シートSを収納する給送カセット11内からシートSを給送する給送ローラ9と、給送されたシートSを搬送する搬送ローラ対10とを有している。
給送カセット11はカラーレーザープリンタ100の装置本体に対して図2の手前方向へ引き抜くことができるよう構成している。ユーザは給送カセット11を引き抜き、装置本体から取外した後、シートSをセットし装置本体へ挿入することでシート補給が完了する。
給送カセット11に収納されたシートSは、給送ローラ9に圧接され、分離パッド23によって摩擦片分離方式により一枚ずつ分離され搬送される。
そして、シート給送装置13から搬送されたシートSはレジストローラ対17によってシート搬送路18を通過し、二次転写部15に搬送される。
二次転写部15において、転写手段となる二次転写ローラ16に正極性のバイアスを印加することにより、搬送された記録媒体となるシートSに、中間転写ベルト6a上(中間転写体上)の4色のトナー画像を二次転写する。
定着手段である定着部14は、シートS上に転写形成したトナー画像に熱及び圧力を加えて定着させるものである。
14aは円筒状の定着ベルトであり、ヒータ等の発熱手段を接着したベルトガイド部材14cにガイドされている。14bは弾性加圧ローラであり、定着ベルト14aを挟みベルトガイド部材14cと所定の圧接力をもって所定幅の定着ニップ部Nを形成している。
弾性加圧ローラ14bが不図示の駆動手段により回転駆動され、それに伴って円筒状の定着ベルト14aが回転し、不図示の内部ヒータにより定着ベルト14aは加熱される。
定着ニップ部Nが所定の温度に立ち上がって温調された状態において、画像形成部から搬送された未定着トナー画像が形成されたシートSが定着ニップ部Nの定着ベルト14aと弾性加圧ローラ14bとの間に未定着トナー画像面が上向きに導入される。即ち定着ベルト14a面に対向して導入される。そして、定着ニップ部Nにおいて未定着トナー画像面が定着ベルト14aの外面に密着して該定着ベルト14aと一緒に定着ニップ部Nを挟持搬送されていく。
この定着ニップ部Nを定着ベルト14aと一緒にシートSが挟持搬送されていく過程において定着ベルト14a内のヒータ熱で加熱されシートS上の未定着トナー画像が加熱定着される。トナー画像が定着されたシートSは排出ローラ対20によって排出トレイ21に排出される。
一方、トナー画像の転写後に、感光ドラム1の表面に残ったトナーは、ドラムクリーニングブレード8によって除去され、除去されたトナーはクリーナユニット5内の廃トナー容器に回収される。
また、シートSへの二次転写後に中間転写ベルト6a上に残ったトナーは、転写ベルトクリーニング装置22によって除去され、除去されたトナーは、廃トナー搬送路(不図示)を通過して装置奥面部に配置された廃トナー回収容器(不図示)へと回収される。
また、感光ドラム1d及び一次転写ローラ12dの下流側には、像担持体となる感光ドラム1から中間転写体となる中間転写ベルト6aに転写されたトナー画像を検知する光学センサを有する画像検知手段となる画像検知センサユニット26が設置される。そして、中間転写ベルト6a上に形成した色レジスト及び色濃度検知用の基準画像である各色のトナーによるレジストマーク(濃度パッチ)を検出し、その情報を元に演算した補正値に従って、画像の制御(色レジスト補正、色調補正)が行われる。
[画像検知センサユニットについての説明]
以下に、画像検知センサユニット26の構成を説明する。図5に示すように、光学センサを構成する発光素子26aと受光素子26bを有する画像検知センサユニット26が画像形成装置本体前側と後側それぞれに設置される(図5では後側不図示)。そして、これらによって中間転写ベルト6a上に一次転写されたレジストマークを測定し、静電転写ベルトである中間転写ベルト6aの反射率とトナー像パターンの反射率の差とから各色のトナー像パターンの間隔を求める。そして、これらを基に、トナー像パターンの間隔が所定の基準値に等しくなるようにプロセスカートリッジ7の画像形成タイミングを補正する。またこれらの画像補正を高精度で行うためには画像検知センサユニット26における入出力光の光量はできるだけ大きいことが望ましい。そのため画像形成動作に伴う振動により中間転写ベルト6a上のトナーが落下し、画像検知センサユニット26へトナーが付着することを防止するため透過性カバー26cが設置されている。
また画像検知センサユニット26と中間転写ベルト6aの間には画像検知センサユニット26の光入出射が可能な開口部27aを備えたシャッタ部材27がスライド可能に配置されている。シャッタ部材27は光学センサである発光素子26aと受光素子26bの光入出射部を覆う位置と露出させるそれぞれの位置に移動可能に構成される。そして、画像形成時には、画像検知センサユニット26の光入出射部に開口部27aが位置する。そして、プロセスカートリッジ7の交換時には、交換に伴う振動・衝撃により透過性カバー26c上にトナーが落下・堆積しないようにする。このため、装置本体に設けられた第1開口部19を開閉可能に取り付けられた第1ドア部材となる前ドア40(図3参照)の開放動作と連動する。そして、シャッタ部材27が透過性カバー26cの上面を覆う位置に移動することで該透過性カバー26cへのトナー落下を防止する。またシャッタ部材27には透過性カバー26cを覆う位置に清掃部材26dが設置されており、シャッタ部材27のスライド動作により透過性カバー26c上に落下・堆積したトナーを清掃可能となっている。
なお、図5においては画像検知センサユニット26の内部説明のため、光学センサを構成する発光素子26a、受光素子26bを保持するハウジングを図面の手前側半分程度省略している。実際は防塵・遮光性を有するハウジングにより発光素子26a及び受光素子26bの周囲は保護されている。
[インターロックスイッチ機構についての説明]
図1は本発明の特徴を最もよく表す、第1実施形態に係る画像形成装置のインターロックスイッチ周辺の概略構成図であり、図3及び図4は画像形成装置のドア部材開放時の状態を示す斜視図である。また、図6(a)〜(c)はインターロックスイッチ周辺の動作説明図である。
図3に示す通りタンデム型のカラーレーザープリンタ100においては、前述の給送カセット11(図2、図4参照)へのシートSの補給は、装置本体正面側(前ドア40側)から操作可能である。また、プロセスカートリッジ7の着脱も装置本体正面側(前ドア40側)から操作可能である。また、プリントされたシートSの回収も装置本体正面側(前ドア40側)から操作可能である。そして、プロセスカートリッジ7の着脱は、感光ドラム1の軸方向、かつ装置本体正面側(前ドア40側)に着脱可能な構成となっている。この構成は、カラー画像形成装置で主流であるサイドオリエンテッド構成である。
この構成でユーザがプロセスカートリッジ7を着脱する際、図4のように装置本体正面の第1ドア部材となる前ドア40を開放することでプロセスカートリッジ7が露出し、装置本体正面側(前ドア40側)に着脱可能となる。
またジャム処理や、中間転写ベルトユニット6等の部品交換の際には第2ドア部材となる右ドア60を開ける。即ち、装置本体に設けられた第1開口部19が設けられた面(装置本体正面)と直交する面(装置本体右側面)に位置する装置本体に設けられた第2開口部32を開閉可能に取り付けられた第2ドア部材となる右ドア60を開ける。右ドア60を開けるとレジストローラ対17、中間転写ベルトユニット6、搬送路18等が露出し、機内に残留している記録媒体を取り除くことが可能となる。
次に各ドア40,60の開閉時におけるインターロックスイッチ30の周辺の動作について説明する。図6(a)は前ドア40及び右ドア60の閉塞時におけるインターロックスイッチ30の周辺の構成部品の姿勢を示す。図6(b)は前ドア40の開放時におけるインターロックスイッチ30の周辺の構成部品の姿勢を示す。図6(c)は右ドア60の開放時におけるインターロックスイッチ30の周辺の構成部品の姿勢を示す。
図1、図6(a)に示す通り、前ドア40及び右ドア60が共に閉塞状態にある時にはシャッタ部材27及び右ドア60の突起部61が遥動リンク28を図6(a)に示すように位置させることでインターロックスイッチ30を押下し、画像形成動作を可能とする。
それに対して前ドア40を開放すると、該前ドア40に設置された突起部41がシャッタ部材27から離間することで該シャッタ部材27に付勢しているバネ(不図示)により該シャッタ部材27が装置本体前側へスライドする。これと同時に遥動リンク28がインターロックスイッチ30の反力により図6(b)に示すように軸29と右ドア60に設置された突起部61に対してスライド及び回転することでインターロックスイッチ30が遮断される。
同様に右ドア60のみを開放すると、該右ドア60に設置された突起部61が遥動リンク28から離間することで該遥動リンク28がインターロックスイッチ30の反力により図6(c)に示すように軸29とシャッタ部材27に対してスライド及び回転する。これによりインターロックスイッチ30が動作して電力供給が遮断される。このように何れか一方のドア40,60が開いた場合にインターロックスイッチ30が動作して電力供給を遮断し、作業者の安全を確保する。
即ち、インターロックスイッチ30は第1ドア部材となる前ドア40及び第2ドア部材となる右ドア60の開閉状態を検知する。そして、複数の像担持体となる感光ドラム1を有する画像形成部、転写手段となる二次転写ローラ16及び定着手段となる定着部14への電力を供給・遮断する。
また、シャッタ部材27は、第1ドア部材となる前ドア40及び第2ドア部材となる右ドア60の両方に連動する。そして、前ドア40及び右ドア60が共に閉塞状態にある時には該シャッタ部材27が光学センサを構成する発光素子26a及び受光素子26bの光入出射部を露出させる位置に移動する。これと同時にインターロックスイッチ30を電力供給可能状態にする。また前ドア40及び右ドア60の少なくとも一方が開放状態にある時にはシャッタ部材27が光学センサを構成する発光素子26a及び受光素子26bの光入出射部を覆う位置に移動する。これと同時にインターロックスイッチ30を電源遮断状態にするインターロックスイッチ30の動作部材の一部として構成される。
また開閉ドア40の反対側、すなわち装置本体背面側で複数の像担持体となる感光ドラム1を有する画像形成部の長手幅よりも外側に低圧電源基板31が設置されている。そして、商用電源を降圧して画像形成装置内の機器に電力を供給する低圧電源基板31側(低圧電源基板側)にインターロックスイッチ30が実装される。これにより、前ドア40と右ドア60に隣接させるような従来のインターロックスイッチの配置と比較し、配線長を大幅に短縮可能となる。更には低圧電源基板31にインターロックスイッチ30を実装すれば束線を廃止することが可能となる。いずれも結果として電気的ノイズの影響を抑えることができると同時に配線保護部材の簡略化、配線這い回しのスペースを大幅に縮小できる。以上説明したようにこれらの構成により安全性と高画質性能を確保した画像形成装置全体の小型化及び低コスト化が実現可能となる。
尚、本実施形態においては、中間転写ベルト6aを例に説明したが、中間転写ベルト6aを用いた画像形成装置に限定するものではなく、中間転写体を用いた画像形成装置であっても同様の制御を行うことで、同様の効果が得られる。
また、上記構成によれば、前ドア40と右ドア60の開閉に応じてインターロックスイッチ30が確実に動作する。また、インターロックスイッチ30の反力によるシート搬送路18への変形や、ドア40,60への静圧印加時の変形による誤動差等のないインターロック機構を備えた画像形成装置をコンパクトかつ安価に提供することが可能となる。
また、ノイズの影響が少なく、前ドア40と右ドア60の開閉に応じて確実に動作するインターロック機構を備えた画像形成装置をコンパクトかつ安価に提供することが可能となる。
以下に、本発明に係る画像形成装置の第2実施形態について図7(a)〜(c)により詳しく説明する。図7(a)〜(c)は第2実施形態に係る画像形成装置のインターロックスイッチ30の周辺の簡略構成及び動作説明図である。
上述した第1実施形態と同様の機能を有する部材には同一記号を付し、その説明は省略する。なお、画像形成装置の構成及び画像形成動作は、上述した第1実施形態と同様であり、本実施形態ではその説明は省略する。
以下に本実施形態における各ドア40,60の開閉時のインターロックスイッチ30の周辺動作について説明する。図7(a)は上記前ドア40及び右ドア60の閉塞時におけるインターロックスイッチ30の周辺の構成部品の姿勢を示す。図7(b)は上記前ドア40の開放時におけるインターロックスイッチ30の周辺の構成部品の姿勢を示す。図7(c)は上記右ドア60の開放時におけるインターロックスイッチ30の周辺の構成部品の姿勢を示す。図7(a)〜(c)に示すとおり、右ドア60には軸63を有するアーム62が固定設置されており、その先端部にはカム64が軸63を中心に回動可能に設置されている。
前ドア40及び右ドア60が共に閉塞状態にある時にはカム64は前ドア40の突起部42とシャッタ部材27に挟まれている。このとき前ドア40の装置本体への保持力がシャッタ部材27のバネ(不図示)による前ドア40方向への開力とインターロックスイッチ30の反力の合力に勝るように設定されている。これにより、インターロックスイッチ30はシャッタ部材27により押下され、画像形成動作可能な状態となる。
それに対して前ドア40を開放すると該前ドア40に設置された突起部42がカム64から離間することでシャッタ部材27に付勢しているバネ(不図示)により該シャッタ部材27が装置本体前側へスライドする。これと同時にカム64を軸63中心に図7(b)に示す位置に回転させる。これによりインターロックスイッチ30が動作し電源供給が遮断される。
同様に右ドア60のみを開放すると、カム64が前ドア40の突起部42とシャッタ部材27から離間することで該シャッタ部材27に付勢しているバネ(不図示)により該シャッタ部材27が装置本体前側へスライドする。これによりインターロックスイッチ30が動作して電源供給が遮断される。
このように何れか一方のドア40,60が開いた場合にはシャッタ部材27を移動させることによりインターロックスイッチ30が動作し、電力供給を遮断し、作業者の安全を確保する。
また、何れのドア40,60を開放した時にもシャッタ部材27が動作して画像検知センサユニット26上の透過性カバー26cを覆う。これにより、プロセスカートリッジ7の着脱時だけでなく、中間転写ベルトユニット6の交換時やジャム処理時などにおいても画像検知センサユニット26へのトナーの落下防止が可能である。また、シャッタ部材27に設置された清掃部材26dによる透過性カバー26cの清掃が可能となり、高画質性能を安定して確保できる。以上説明したようにこれらの構成により安全性と高画質性能を確保した画像形成装置を小型及び低コストで実現可能となる。
本発明の活用例として、電子写真方式を用いる複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機などの画像形成装置に適用できる。
S …シート
1,1a,1b,1c,1d …感光ドラム(像担持体)
6a …中間転写ベルト(中間転写体)
14 …定着部(定着手段)
16 …二次転写ローラ(転写手段)
19 …第1開口部
26 …画像検知センサユニット(画像検知手段)
26a …発光素子(光学センサ)
26b …受光素子(光学センサ)
27 …シャッタ部材
30 …インターロックスイッチ
32 …第2開口部
40 …前ドア(第1ドア部材)
60 …右ドア(第2ドア部材)

Claims (3)

  1. 複数の像担持体を有する画像形成部と、前記複数の像担持体上のトナー像が多重転写される中間転写体と、前記像担持体から前記中間転写体に転写された画像を検知する光学センサを有する画像検知手段と、前記中間転写体上の画像を記録媒体に転写する転写手段と、前記転写手段により記録媒体に転写された画像を定着する定着手段と、前記中間転写体と前記光学センサとの間に位置し、該光学センサの光入出射部を覆う位置と露出させるそれぞれの位置に移動可能なシャッタ部材と、装置本体に設けられた第1開口部と、前記第1開口部を開閉可能に取り付けられた第1ドア部材と、前記第1開口部が設けられた面と直交する面に位置する装置本体に設けられた第2開口部と、前記第2開口部を開閉可能に取り付けられた第2ドア部材と、前記第1ドア部材及び第2ドア部材の開閉状態を検知し、前記画像形成部、前記転写手段及び前記定着手段への電力を供給・遮断するインターロックスイッチを有する画像形成装置において、
    前記シャッタ部材は、前記第1ドア部材及び前記第2ドア部材の両方に連動し、前記第1ドア部材及び前記第2ドア部材が共に閉塞状態にある時には前記シャッタ部材が前記光学センサの光入出射部を露出させる位置に移動すると同時に前記インターロックスイッチを電力供給可能状態にし、また前記第1ドア部材及び前記第2ドア部材の少なくとも一方が開放状態にある時には前記シャッタ部材が前記光学センサの光入出射部を覆う位置に移動すると同時に前記インターロックスイッチを電源遮断状態にする前記インターロックスイッチの動作部材の一部として構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記インターロックスイッチは前記画像形成部の長手幅よりも外側で、且つ、商用電源を降圧して画像形成装置内の機器に電力を供給する低圧電源基板側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記インターロックスイッチは前記低圧電源基板に実装されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
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