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JP2011014196A - 適応等化器、情報再生装置、及び適応等化方法 - Google Patents

適応等化器、情報再生装置、及び適応等化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】適応等化器の回路規模を縮小する。
【解決手段】本発明による適応等化器100は、複数のタップ係数に応じてデジタルRF信号drfを等化する等化器1と、複数のタップ係数のそれぞれを時分割に修正するタップ係数コントローラ30とを具備する。
【選択図】図4

Description

本発明は、適応等化器、情報再生装置、及び適応等化方法に関する。
近年のマルチメディア化の進展により、映像情報を含む大量の情報を処理する必要がある。更に、これらの情報を記録するストレージ装置の大容量化が必要であり、特に高画質の映像情報のストレージ分野ではDVD(Digital Versatile Disc)の記憶容量を超える大きく超えるBD(Blu−ray Disc)が市場に投入されはじめている。光ディスク装置あるいはHDD装置の記憶容量を増加させるためには記録密度を上げる必要があり、これに伴い、エラーレートの低減、信頼性の確保が重要課題となっている。
一方、光ディスクへの記録密度を高くすると、特定の時刻で読み出すべき波形が他の時刻の波形と干渉する(これを符号間干渉と呼ぶ)ため、ある長さ以下の短い記録マークの再生が困難となる。逆に記録マークが長い場合には、同期クロック抽出用の位相情報出力の頻度が低下し同期外れの原因となる。このため、記録マークの長さを所定の長さ以下に制限する必要がある。以上の理由により、光ディスクへの記録データは記録符号化されている。特に符号の反転距離を制限したRLL符号(Run Length Limited Code)が用いられることが多く、17PP変調符号、EFM(Eight to Fourteen Modulation)、8/16変調符号などが使われている。
符号間干渉を除去する方法として波形等化と呼ばれる技術がある。これは符号間干渉を取り除くような逆フィルタによって誤り率を低下させる方法である。波形等化では、再生信号の高帯域成分を強調するため符号間干渉は抑えられるが、ノイズの高域成分も強調することになり、再生信号のSNR(Signal to Nose Ratio)が劣化する場合がある。特に記録密度を上げたときには、この波形等化によるSNRの悪化が検出データの誤りの主要因となる。
これに対し、既知の符号間干渉を故意に起こすような波形等化の一方式であるPR(Partial Response)等化がある。PR等化によれば、波形等化の際、高域成分を強調せずにSNRの悪化を抑えることができる。
一方、検出方式として有効なものに最尤検出方式がある。この方式は、ある状態遷移をすることが予め分かっているデータ列に対して、考えられる全ての時系列パタンの中から誤差の二乗平均が最小になるものを選択することで検出性能を上げる方式である。ただし、実際の回路上で上述の処理を行うことは、回路規模及び動作速度の点で困難である。このため、通常は、ビタビアルゴリズムと呼ばれるアルゴリズムを用いてパスの選択を漸化的に行うことにより最尤検出方式を実現している。ビタビアルゴリズムを利用した最尤検出方式は、ビタビ復号あるいはビタビ検出と呼ばれる。
PR等化とビタビ検出を組み合わせた検出方式はPRML(Partial Response Maximum Likelihood)方式と呼ばれる。PR等化後の再生波形は、PR等化及び変調制約により特定の状態遷移しか現れなくなる。これを利用して誤差の二乗平均が最少となる状態遷移パスを選ぶことで、検出データの誤りを低減できる。特に、17PP変調符号のような最小ラン長が1である符号とPR等化は相性がよいことが知られており、高密度記録再生時に広い検出マージンを得ることが可能である。
ビタビ検出により検出性能を上げるためには、再生チャネルの周波数特性を例えばPR(3,4,4,3)などのある特定のPR等化特性に一致させる必要がある。その場合、再生チャネルになるべく近いPR等化特性を選ぶようにするが、可換メディアを取り扱う光ディスクでは、その再生信号の周波数特性は一意ではない。又、光ピックアップの劣化、レンズ汚れ等によっても特性が変わってくる。このため適応的に周波数特性を補正して検出性能を高める技術として自動等化あるいは適応等化方式が必須である。逐次型の適応等化アルゴリズムとしては、特にZero Forcing法、Mean Square法などが一般的である。
図1に一般的な適応等化器200の構成例を示す。適応等化器200は、等化器1、最尤検出器2、等化誤差生成器3、遅延器9a〜9e、相関器8a〜8eを具備する。等化器1は一般的なNタップのFIR(Finite Impulse Response)フィルタである。ここで、時刻Tiにおける入力(デジタル化RF信号drf)をXi、各タップ係数をα(jは0からN−1までの整数)とすると、等化器1の出力(イコライズ信号eqo)Yiは、式(1)で表される。ただし、タップ数をNとする。
Figure 2011014196
予め8bit程度のA/D変換器によって量子化されたRF信号drf(Xi)は、等化器1によってある種のPR特性に等化され、イコライズ信号eqoとして最尤検出器2及び等化誤差生成器3に出力される。最尤検出器2は、イコライズ信号eqoから2値データ列Doを検出する。例えば、最尤検出器2は、ビタビ検出によりイコライズ信号eqoから検出したデータを2値データ列Doとして出力する。等化誤差生成器3は、この2値データ列Doに基づいて最尤検出器2に対する入力の理想値Riを算出し、実際の入力(イコライズ信号eco(Yi))と理想値Riとの差を等化誤差err(ei)として出力する。等化誤差err(ei)は、式(2)で表される。
Figure 2011014196
更に、等化誤差eiのパワーPは、式(3)で表現でき、N次元のタップ係数αに対する超2次曲面となる。
Figure 2011014196
従って、−grad P =(−∂P/α、−∂P/α、…、−∂P/αN−1)方向にタップ係数αを修正していくとPの最小点に到達する。すなわち時刻Tiにおけるj番目のタップ係数値をα とすると、逐次修正により適応等化が実現できる。
Figure 2011014196
式(4)を回路により実現するため、遅延器9a〜9eにより位相の異なった等化器入力Xi−jが生成される。更にxi−jと等化誤差Riとの相関は相関器8a〜8eによって計算され、その結果がタップ係数α〜αとして等化器1にフィードバックされる。これにより、用意された全てのタップ係数α〜α、が逐次的に修正され、一定時刻が経過するとタップ係数α〜αは収束する。相関器8a〜8eのそれぞれには乗算器、積分器(加算器)、遅延器が含まれる。通常、等化器1におけるタップ数N分だけ相関器が必要となる。
図2は、従来技術による適応等化動作時のクロックタイミングと、各タップ係数の変化タイミングを示すタイミングチャートである。図2を参照すると、従来技術では、タップ数Nと同じ数(ここでは5つ)の相関器があるため、1クロック毎に全てのタップ係数α〜αが逐次的に修正される。例えば、時刻T1においてα 〜α がα 〜α に修正される。
ところで、高密度記録された信号ほど符号間干渉の影響が強くなる。例えば、サンプリングポイントよりも十数チャネルクロックほど離れた情報の影響も受ける場合がある。このような信号を適応等化するためには、FIRフィルタの次数(等化器のタップ数)を上げる必要がある。すなわち、符号間干渉の影響を低減するためには、回路面積が大きな乗算器や積分器を有する相関器の数を増加させる必要がある。更に、高密度化に伴う高速な読み出し速度を実現するために回路の並列処理を行なうと、更に相関器の数を増やす必要が生じる。回路増加は、LSIのダイサイズ増加に伴うコストアップとどまらず、歩留まり低下、テスト時間増加、消費電力増加と多くの問題をもたらす。
このため、並列処理に対する回路量の削減方法が特開2004−79013に記載されている(特許文献1参照)。図3は、特許文献1に記載の適応等化器の構成を示す図である。図3を参照すると、特許文献1に記載の適応等化回路は、2つのトランスバーサスフィルタ10a、10b、仮判別器11a、11b、スイッチ12、13、相関器群14、制御信号発生器15を具備する。同期化された再生信号は偶数番目と奇数番目に振り分けられて、それぞれ別々に等化器10aと等化器10bに入力される。仮判別器11a、11bはそれぞれ2つの等化器10a、10bからの出力に応じた等化誤差を出力する。
トランスバーサスフィルタ10a、10bは、スイッチ12、13による切換動作によって共通の相関器群14を利用する。この際、スイッチ12、13は、制御信号発生器15によって制御される。これにより、相関器の数は、トランスバーサスフィルタ10a、10bにおけるタップ数の合計の半分となる。
又、特開2008−181583にはチャネルレートよりも低いレートで同期化を行って等化を行い、その出力を補間によってチャネルレート同期タイミングに復元して最尤検出を行う手法が提案されている(特許文献2参照)。特許文献2では、この手法により高速化に伴う回路増を抑えることができる。
特開2004−79013 特開2008−181583
特許文献1の手法は複数の等化フィルタがある場合に有効ではあるが、相関器群14そのものを小さくすることができない。又、特許文献2の手法でも相関器群そのものを小さくすることができない。特に高密度記録された再生信号ではタップ数が増大し、それに比例して相関器群も大きくなってしまうという問題がある。
上記の課題を解決するために、本発明は、以下に述べられる手段を採用する。その手段を構成する技術的事項の記述には、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための形態]の記載との対応関係を明らかにするために、[発明を実施するための形態]で使用される番号・符号が付加されている。ただし、付加された番号・符号は、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲を限定的に解釈するために用いてはならない。
本発明による適応等化器(100)は、複数のタップ係数に応じてデジタルRF信号(drf)を等化する等化器(1)と、複数のタップ係数のそれぞれを時分割に修正するタップ係数コントローラ(30)とを具備する。
又、本発明による情報再生装置は、上述の適応等化器(100)と、情報記録媒体(20)から読み取られた再生信号をデジタルRF信号(drf)に変換するAD変換器(24)と、等化器(1)の出力から2値データ列(Do)を検出する検出器(2)と、を具備する。
更に、本発明による適応等価方法は、複数のタップ係数に応じてデジタルRF信号(drf)を等化するステップと、複数のタップ係数のそれぞれを時分割に修正するステップとを具備する。
以上のように、本発明では複数のタップ係数を時分割に修正するため、複数のタップ係数のそれぞれに対対応する積和演算回路を設ける必要がない。従って、本発明によれば、適応等化器の回路規模を縮小できる。
図1は、従来技術による適応等化器の構成の一例を示す図である。 図2は、従来技術による適応等化動作時のクロックタイミングと、各タップ係数の変化タイミングを示すタイミングチャートである。 図3は、従来技術による適応等化器の構成の他の一例を示す図である。 図4は、本発明による適応等化器の構成を示す図である。 図5は、本発明に係るタップ係数レジスタの構成を示す図である。 図6は、本発明による情報再生装置の構成を示す図である。 図7は、実施の形態における適応等化動作時のクロックタイミングと、各タップ係数の変化タイミングの一例を示すタイミングチャートである。 図8は、実施の形態における適応等化動作時のクロックタイミングと、各タップ係数の変化タイミングの他の一例を示すタイミングチャートである。 図9は、実施の形態における適応等化動作時のクロックタイミングと、各タップ係数の変化タイミングの更に他の一例を示すタイミングチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図面において同一、又は類似の参照符号は、同一、類似、又は等化な構成要素を示している。
(適応等化器の構成)
図4を参照して、本発明による適応等化器100の実施の形態における構成を説明する。図4は、本発明による適応等化器の実施の形態における構成を示す図である。適応等化器100は、等化器1、最尤検出器2、等化誤差生成器3、遅延器4a〜4e、積和演算器5、タイミングコントローラ6、タップ係数レジスタ7を具備する。ここでは、タップ数Nが5の適応等化器を一例として説明するが、タップ数はこれに限定されない。尚、等化器1、最尤検出器2、等化誤差生成器3、遅延器4a〜4e、積和演算器5、タイミングコントローラ6、タップ係数レジスタ7は、全て同一のクロック信号に同期して動作することが好ましい。
等化器1は一般的なNタップのFIR(Finite Impulse Response)フィルタであることが好ましい。ここでは、等化器1として5タップ(タップ係数α〜α)のFIRフィルタが利用される。等化器1には、光ディスク等の記憶媒体から得られた再生信号(デジタル化RF信号drf)が入力される。デジタル化RF信号drfは、デジタル化RF信号drfに同期したタイミングでRF信号のサンプリングを行うAD変換器によって生成される。
等化器1の内部の特性は、一般的なFIRフィルタと同様であり、時刻Tiにおけるデジタル化RF信号drfをXi、各タップ係数をα(jは0からN−1までの整数)とすると、等化器1の出力(イコライズ信号eqo)Yiは、式(1)で表される。ただし、タップ数をNとする。デジタル化RF信号drfは、等化器1によってある種のPR特性に等化され、イコライズ信号eqoとして最尤検出器2及び等化誤差生成器3に出力される。例えば、デジタル化RF信号drfはPR(3,4,4,3)チャネルに等化され、イコライズ信号eqoとして出力される。
最尤検出器2は、イコライズ信号eqoから、最も確からしい状態遷移を選択する所定のアルゴリズムによって2値データ列Doを検出する。最尤検出器2は、PR等化の性能を最大限に引き出すため、ビタビアルゴリズムを利用したビタビ検出を行なうことが好適である。例えば、デジタル化RF信号drfがPR(3,4,4,3)チャネルに等化されている場合、最尤検出器2は、PR(3,4,4,3)チャネルに即したビタビ検出により2値データ列Doを検出する。
等化誤差生成器3は、等化誤差生成器3は、この2値データ列Doに基づいて最尤検出器2に対する入力の理想値Riを算出し、実際の入力(イコライズ信号eco(Yi))と理想値Riとの差を等化誤差err(ei)として出力する。等化誤差err(ei)は、式(2)で表される。NRZI(Non Return to Zero Invert)の2値化データ列Doに、PR特性のインパルス応答を畳み込むと最尤検出器2に対する理想入力(イコライズ信号eqoの理想値)Riが得られる。等化誤差生成器3は、この理想入力Riと、実際の最尤検出器入力(イコライズ信号eqo(Yi))との差を等化誤差err(ei)として出力する。尚、2値データ列Doが最尤検出器2内の遅延によって大きく遅れることを考慮し、等化誤差errの生成に内部遅延量の少ない仮判定結果を用いても良い。等化誤差err(ei)は、乗算器52c(インバータ)によって反転し、積和演算器5に入力される。
等化器1への入力信号、すなわちデジタル化RF信号drfは、遅延器4aにより最尤検出器2と等化誤差生成器3の内部遅延の和に相当する分だけ遅延され、信号Wとして積和演算器5に出力される。又、信号Wは、遅延器4aに直列接続された遅延器4b〜4eによって更に遅延され、それぞれから信号W〜Wとして積和演算器5に出力される。遅延器4b〜4eは、それぞれに入力される信号を1クロック毎に位相をずらし、信号W〜Wとして積和演算器5に出力する。
積和演算器5は、セレクタ51a、52b、乗算器52a、52b、加算器53を備える。セレクタ51aは、遅延器4a〜4eを介して入力される信号W〜Wのいずれかを、選択して信号Wとして乗算器52aに出力する。この際、セレクタ51aは、タイミングコントローラ6からの制御信号Ntapに応じて信号Wとして選択する信号を決定する。乗算器52aは、セレクタ51aによって選択された信号Wと、乗算器52cを介して入力される等化誤差errとを乗算する。この乗算結果は、乗算器52によってμ倍される。ここで、μは、適応等化制御におけるループゲインに相当する。μが大きい場合、収束速度は速くなるがノイズには弱くなる。一方、μが小さい場合、収束速度は遅くなるがノイズに強くなる。尚、乗算器52bは必ずしも乗算器で構成する必要はなく、μを2のべき乗の乗数に限定する場合、単なるビットシフトレジスタで実現することが可能である。
セレクタ51bは、タップ係数レジスタ7に格納されたタップ係数α〜αのいずれかを選択してタップ係数αとして加算器53に出力する。この際、セレクタ51bは、タイミングコントローラ6からの制御信号Ntapに応じて加算器53に出力するタップ係数αを選択する。加算器53は、乗算器52bにおける乗算結果とセレクタ51bによって選択されたタップ係数αとを加算し、修正タップ係数αaとしてタップ係数レジスタ7に出力する。
セレクタ51a、51bにより選択される信号(W、α)は、タイミングコントローラ6からの制御信号Ntapによって制御され、(W、α)、(W、α)、(W、α)、(W、α)、(W、α)のいずれかが選択される。又、タイミングコントローラ6は、タップ数(ここではN=5)分のイネーブル信号en[0:4]によってタップ係数レジスタ7におけるデータの書き込み動作を制御する。
図5は、タップ係数レジスタ7の構成の一例を示す図である。タップ係数レジスタ7は、タップ数(N)分のレジスタを有する。ここでは、タップ係数レジスタ7は、タップ係数α〜α4に対応するレジスタ71a〜71eを有する。レジスタ71a〜71eは、積和演算器5からの出力(修正タップ係数αa)に共通接続される。レジスタ71a〜71eのそれぞれは、対応するイネーブル信号en[0]〜en[4]に応じて修正タップ係数αaを取り込む。詳細には、レジスタ71a〜71eの各々は、クロック同期で動作するが、個別に入力されているイネーブル信号が真のときのみ値が更新され、それ以外では前の値が保持される。5本のイネーブル信号en[0]〜en[4]のうち、いずれかを真にすることで特定のタップ係数値だけを更新することができる。
又、イネーブル信号en[0]〜en[4]は、それぞれ個別に制御しても良いが複数のイネーブル信号を1群として制御しても良い。例えば、イネーブル信号en[0]、en[4]と、イネーブル信号en[1]、en[3]を同時に真(ハイレベル)にすることで中央のタップ係数αに対して対称な位置のタップ係数を同時に同じ値に更新することができる。
以上のように、本発明による適応等化器100では、複数のタップに対して、相関器の主要構成である積和演算器5を共通化し、タイミングコントローラ6による制御に応じた時分割動作によって各タップ係数を修正している。複数のタップに対して相関器の主要構成である積和演算回路を共通化したことにより、適応等化器の回路量を大幅に削減することができる。本発明では、時分割動作により係数収束速度は低下する。しかし、等化入力信号(デジタルRF信号drf)の周波数特性が変化する速度は小さいため、一旦収束した後は、修正回数を多くする必要がない。このため、時分割動作による速度の低下量は充分許容できる大きさとなる。
尚、積和演算器5は、入力選択機能付き積和演算器ということができる。又、遅延器4a〜4e、積和演算器5、タイミングコントローラ6及びタップ係数レジスタ7をまとめてタップ係数コントローラ30と呼ぶこともできる。
図1に示す一例では、積和演算器5は1つのみであるが、2つ以上設けられても構わない。この場合、複数の積和演算器5のそれぞれに対応する複数のタップ係数レジスタ7が設けられる。例えば、総タップ数Nを2つのタップ係数レジスタ7で2分し、一方を第1の積和演算器で制御し、他方を第2の積和演算器で制御する。これにより、時分割動作によって低下する収束速度を向上させることが可能となる。積和演算器5の数が増加する分、図4に示す一例に比べて回路規模は大きくなるが、複数のタップ係数を共通の積和演算器5によって修正するため、従来に比べて回路規模は小さくなる。
本発明による適応等化器100は、例えば光記憶媒体から情報を取得再生、又は記録する情報再生装置に好適に利用される。図6は、本発明による適応等化器100を搭載した情報再生装置の構成の一例を示す図である。ここでは、光記憶媒体20から情報を再生する情報再生装置を一例に説明する。
図6を参照して、本発明による情報再生装置は、適応等化器100、光ピックアップ装置21、アクチュエータサーボ22、プリアンプ23(RF AMP)、AD変換器、PLL(Phase Locked Loop)回路25、フォーマッタ26(FMT)、ECC復調器27(ECC)、システムコントローラ28を具備する。
光記憶媒体20は、図示しないスピンドルモータによって回転制御されている。光ピックアップ装置21からは光記憶媒体20の情報記録面に向けて集光ビームが照射される。アクチュエータサーボ22は、集光ビームの反射光の一部を、図示しないフォトディテクタを経由してトラッキング信号及びフォーカシング信号として検出し、集光ビームがディスクの案内溝上を正確に追従するように制御する。一方、残りの反射光はディスク上の微小マークを読み取り、RFアンプ23を経由して再生信号として取り出される。この再生信号は、図示しないアナログフィルタを通過後、AD変換器24によって6乃至8bit程度の精度でデジタル化される。
AD変換器24は、PLL回路25によって生成されたクロックをサンプリングクロックとして用いて再生信号をデジタル化する。この際、PLL回路25は、再生信号(デジタル化RF信号drf)に同期したクロックを生成する。あるいは、AD変換器24は、チャネル周波数に同期しないシステムクロックでサンプリングした後、デジタルPLLとリサンプリング処理によって等化器1に入力する同期サンプリング信号をデジタル化RF信号drfとして出力しても良い。
デジタル化RF信号drfは等化器1に入力され、適応等化器100における時分割処理によってタップ係数の修正が行われる。最尤検出器2の出力である2値データ列Doは、フォーマッタ26によりフレームsyncパタンの除去やRLL復調などが行われる。復調されたデータは、ECC復調器27による誤り訂正処理後、システムコントローラ28において映像情報に例示される情報として処理される。
ここでは、本発明による適応等化器100を利用する装置として、光記憶媒体20(光ディスク)から情報を抽出する情報再生装置について説明した。本発明は、HDDや光ディスク装置、特にBDプレーヤ等の情報検出装置に好適である。しかし本発明による適応等化器100は、HDD装置や磁気テープの再生処理、あるいは一般的なベースバンド伝送系の受信装置にも利用可能である。
(動作)
図7を参照して、本発明による適応等化器の動作を説明する。図7は、実施の形態における適応等化動作時のクロックタイミングと、各タップ係数の変化タイミングの一例を示すタイミングチャートである。
タイミングコントローラ6は、クロック信号CLKに同期してイネーブル信号en[0]〜en[4]の信号レベルを制御する。すなわち、タイミングコントローラ6は、クロック信号CLKのトリガエッジ毎にハイレベルとなるイネーブル信号enを切り換え、修正対象となるタップ係数に応じた制御信号Ntapを出力する。図7に示す一例では、クロック信号CLKに同期した各時刻において1つのイネーブル信号のみがハイレベルとなり、他のイネーブル信号はローレベルとなる。これにより、各時刻において1つのタップ係数のみが修正される。ここで、修正されるタップ係数αは、セレクタ51bによってα、α、α、α、αの順に切り換えられる。詳細には、時刻T1において、修正対象として選択されたタップ係数α(α −4)が、真値のイネーブル信号en[0]に応じて、α に修正される。次の時刻T2において、修正対象として選択されたタップ係数α(α −3)が、真値のイネーブル信号en[1]に応じて、α に修正される。同様に、時刻T3〜T5のそれぞれにおいて、タップ係数α −2〜α が、α 〜α に修正される。このように、本一例によれば、用意された全てのタップ係数α〜αは、5クロック毎に修正されることとなる。
従来技術では、タップ数分(例えば5個)の相関器によってタップ係数を修正している。このため、1クロック毎に用意されたタップ係数の全てを修正することができる。一方、本発明では、1つの積和演算器によって時分割にタップ係数を修正している。このため、本発明におけるタップ係数の収束時間は、従来よりも長くなる。しかし、入力信号(デジタル化RF信号drf)の周波数特性の時間的変化は微少であるため、収束性の低下による通常再生性能に対する影響は少ない。従って、本発明によれば、通常再生性能を低下させることなく適応等化器の回路規模を縮小することができる。
図7に示す一例では、修正するタップ係数を、所定の順で繰り返すように周期的な時分割動作によって切り換えている。このとき、入力信号(デジタル化RF信号drf)が、タップ係数の修正タイミングの周期の整数倍であるような特異な信号の場合、この周期性により相関が発生してしまい、うまくタップ係数が収束しない可能性がある。場合によっては、係数が発散したり零に収束したりしてしまう。特にCDのフォーマットのようにデータのランダマイズ処理が行われないメディアではこのような問題が発生する可能性がある。
そこで、上記問題を解決するため、タイミングコントローラ6内部に乱数発生器を設けてタップ係数の修正順の周期性を崩すことが有効である。すなわち、タイミングコントローラ6は、修正するタップ係数をランダムに変更するように、イネーブル信号enの信号レベル及び制御信号Ntapを制御する。例えば、図8に示すように、修正するタップ係数を時刻T1〜T7、・・・において、α、α、α、α、α、α、α、…とランダムに切り換え、それぞれの時刻においてα からα (時刻T1)、α からα (時刻T2)、α からα (時刻T3)、α からα (時刻T4)、α からα (時刻T5)、α からα (時刻T6)、α からα (時刻T7)、・・・と修正する(ただし、xはランダムに選択された整数)。このように、タップ係数αがランダムに修正されることによって、入力信号(デジタルRF信号drf)の周期性に依存した相関をなくして上記問題を回避することができる。乱数発生器は例えば、フィードバックシフトレジスタで構成するM系列発生器などを用いることで非常に小さな回路で実現することが可能である。
上述のように、本発明ではタップ係数の修正を時分割で行なっているため、タップ係数の収束速度が低下してしまう。これに対し、乗算器52bの倍率μの値を大きくするとタップ係数の収束速度を向上させることができる。しかし、この場合、タップ係数はノイズの影響を受けやすくなるため、その安定性が損なわれてしまう。一方、TANチルト等による波形ひずみが少なければ理想的には収束したタップ係数は中央タップに対して対称となる。このため、タップ係数α〜αを中央タップ(タップ係数α)に対して対称となる複数のタップを同時に修正することで、タップ係数の安定性を確保することができる。例えば、タップ数がN個(ここでNは奇数)の場合、i番目のタップ係数αは、中央タップに対して対称の位置にあるN−(i−1)番目のタップ係数αN−(i−1)と同時に修正される。又、タップ数がN個(ここでNは偶数)の場合、i番目のタップ係数αは、中央タップに対して対称の位置にあるN−(i−2)番目のタップ係数αN−(i−2)と同時に修正される。
従って、乗算器52bの倍率μに大きな値を設定するとともに、タップ係数を対称的に修正することで、ノイズによる影響を受け難い状態でタップ係数の収束速度を向上させることが可能となる。このときのタップ係数修正動作の一例を図9に示す。
図9に示す一例では、タイミングコントローラ6は、イネーブル信号en[0]とイネーブル信号en[4]、イネーブル信号en[1]とイネーブル信号en[3]をそれぞれ同じ信号レベルに制御する。タイミングコントローラ6は、タップ係数α、αを同時に修正し(時刻T1)、次にタップ係数α、αを同時に修正し(時刻T2)、次にタップ係数αを修正する(時刻T3)。以下、同じ順を繰り返し、タップ係数α〜αが収束するまでタップ係数が修正される。図7に示す一例では、全てのタップ係数α〜αを修正するために5クロック必要であったが、図9に示す一例では、3クロックで修正でき、タップ係数の収束速度を向上させることが可能となる。
タップ係数の安定性の観点からタップ係数の収束速度は、一時的に向上させることが好ましい場合がある。例えば、光ディスク装置において、シーク直後にできるだけすぐに情報を再生したいという場合がある。この場合、適応等化器100の収束速度を一時的に高める機能があることが望ましい。そこで、タイミングコントローラ6によって、高速引き込み時(例えばシーク直後)のみ、図9に示すような対称タップ制御(対称的にタップ係数を修正するモード)に切り換え、他の期間は、図7や図8に示す修正制御(1つのタップ係数を逐次修正する通常動作モード)を行なう。例えば、シーク直後の一定期間、μを上げるとともに、対称タップ制御によってタップ係数を修正し、その後通常動作に戻すことで収束速度を一時的に上げることが可能である。
以上のように、本発明によれば、相関器の主要構成である積和演算器を複数のタップで共通化したことにより、適応等化器の回路量を従来に比べて大幅に削減することができる。すなわち、本発明は、タップ数の多い等化器を有する適応等化器の回路規模を小さくすることができる。又、タップ係数を修正する際に動作する回路規模が小さくなるため、適応等化器やこれを用いた情報再生装置の消費電力を低減することができる。
又、等化入力信号(デジタル化RF信号drf)の周波数的な特性の変化はゆっくりであるため、最初に収束した後は、時分割動作による係数修正でも、信号の変動に追従したタップ係数の修正が可能となる。
更に、タップ係数の修正をランダムな順序で行うことで時分割動作の周期と、周期性のある入力信号との間に発生する相関を打ち消すことができる。このため、タップ係数の発散や零収束等の不安定動作を回避できる。すなわち、どのような信号に対しても安定な適応制御とすることができる。
以上、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は上記実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があっても本発明に含まれる。例えば、図7から図9に示すタップ係数の修正方法を技術的に可能な範囲で組み合せてもよい。この場合、図7から図9に示す修正タイミングのいずれかを、任意のタイミングで切り換えてタップ係数の修正が行なわれても構わない。
1:等化器(FIRフィルタ)
2:最尤検出器
3:等化誤差生成器
4a〜4e:遅延器
5:積和演算器
51a、51b:セレクタ
52a、52b、52c:乗算器
53:加算器
6:タイミングコントローラ
7:タップ係数レジスタ
71a〜71e:レジスタ
α、α〜α:タップ係数
αa:修正タップ係数
drf:デジタル化RF信号
Do:2値データ列
err:等化誤差
en、en[0]〜en[4]:イネーブル信号
tap:制御信号
20:光記憶媒体
21:光ピックアップ装置
22:アクチュエータサーボ
23:プリアンプ
24:AD変換器
25:PLL回路
26:フォーマッタ
27:ECC復調器
28:システムコントローラ
30:タップ係数コントローラ
100:適応等化器

Claims (16)

  1. 複数のタップ係数に応じてデジタルRF信号を等化する等化器と、
    前記複数のタップ係数のそれぞれを時分割に修正するタップ係数コントローラと、
    を具備する
    適応等化器。
  2. 請求項1に記載の適応等化器において、
    前記タップ係数コントローラは、前記複数のタップ係数から選択したタップ係数を、所定の積和演算によって修正する積和演算器と、前記複数のタップ係数を保持するタップ係数レジスタとを備え、
    前記タップ係数レジスタにおいて、イネーブル信号に応じて選択されたタップ係数は、前記修正されたタップ係数によって更新される
    適応等化器。
  3. 請求項2に記載の適応等化器において、
    それぞれが異なる遅延量で、前記デジタルRF信号を遅延し、複数の遅延信号を生成する複数の遅延器を更に具備し、
    前記積和演算器は、前記複数の遅延信号から選択した遅延信号を用いて、前記選択されたタップ信号を修正する
    適応等化器。
  4. 請求項2又は3に記載の適応等化器において、
    前記等化器の出力から2値データ列を検出する最尤検出器と、
    前記等化器の出力と前記2値データ列との誤差を生成する等化誤差生成器と
    を更に具備し、
    前記積和演算器は、前記誤差を用いた演算によって前記選択されたタップ係数を修正する
    適応等化器。
  5. 請求項2から4のいずれか1項に記載の適応等化器において、
    前記タップ係数コントローラで修正されるタップ係数の選択を制御するとともに、前記イネーブル信号を出力して、タップ係数の修正タイミングを制御するタイミングコントローラを更に具備する
    適応等化器。
  6. 請求項5に記載の適応等化器において、
    前記タイミングコントローラは、乱数発生器を内蔵し、前記複数のタップ係数の修正順序を前記乱数発生器の出力により決定する
    適応等化器。
  7. 請求項5に記載の適応等化器において、
    前記タイミングコントローラは、前記複数のタップ係数のうち、2つ以上の一群のタップ係数が同時に修正されるように、前記イネーブル信号を制御する
    適応等化器。
  8. 請求項7に記載の適応等化器において、
    前記タイミングコントローラは、前記複数のタップ係数のうち、中央のタップ係数に対して対称な位置の複数のタップ係数が同時に修正されるように、前記イネーブル信号を制御する
    適応等化器。
  9. 請求項7又は8に記載の適応等化器において、
    前記タイミングコントローラは、前記複数のタップ係数から1つを選択して時分割に修正するようにイネーブル信号を制御する第1モードと、前記複数のタップ係数のうち、2つ以上の一群のタップ係数が同時に修正されるように、前記イネーブル信号を制御する第2モードとを有する
    適応等化器。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の適応等化器と、
    情報記録媒体から読み取られた再生信号を前記デジタルRF信号に変換するAD変換器と、
    前記等化器の出力から2値データ列を検出する検出器と、
    を具備する
    情報再生装置。
  11. 複数のタップ係数に応じてデジタルRF信号を等化するステップと、
    前記複数のタップ係数のそれぞれを時分割に修正するステップと、
    を具備する
    適応等化方法。
  12. 請求項11に記載の適応等価方法において、
    前記修正ステップは、
    前記複数のタップ係数からタップ係数を選択するステップと、前記選択されたタップ係数を所定の積和演算によって修正するステップと、
    前記複数のタップ係数を保持するタップ係数レジスタにおいて、イネーブル信号に応じて選択されたタップ係数を、前記修正されたタップ係数によって更新するステップと
    を備える
    適応等価方法。
  13. 請求項11又は12に記載の適応等価方法において、
    前記修正ステップは、前記複数のタップ係数の修正順序を乱数により決定するステップを備える
    適応等価方法。
  14. 請求項11又は12に記載の適応等価方法において、
    前記修正ステップは、前記複数のタップ係数のうち、2つ以上の一群のタップ係数を同時に修正するステップを備える
    適応等価方法。
  15. 請求項14に記載の適応等価方法において、
    前記修正ステップは、前記複数のタップ係数のうち、中央のタップ係数に対して対称な位置の複数のタップ係数を同時に修正するステップを備える
    適応等価方法。
  16. 請求項14又は15に記載の適応等価方法において、
    前記修正ステップは、前記複数のタップ係数から1つを選択して時分割に修正する第1モードと、前記複数のタップ係数のうち、2つ以上の一群のタップ係数が同時に修正する第2モードとの一方に切り換えるステップを備える
    適応等価方法。
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