JP2011005702A - 記録装置および記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録装置において、1つの色の記録をノズルなどの複数の記録素子列で行う場合や記録ヘッドの複数回の走査で行う場合の、複数の記録素子列あるいは複数回の走査に対する記録データの振り分けを簡易に行う。
【解決手段】それぞれ1画素内の2×2の4つのエリアそれぞれは4つサブエリアを有し、これら4つのサブエリアは4つのノズル列A〜Dに対応している。そして、各エリアのサブエリアには、そのエリアの記録にどのノズル列を用いるかを示す情報が定義されている。黒く記入したサブエリアは、そのエリアに対応するノズル列のノズルを用いてドットの記録を行うことを示している。このように、ドット配置パターンは、エリアごとにそのエリアを記録するのに使用するノズルが属するノズル列を示す情報を持つ。これにより、マスク処理などの特別なデータ振り分け処理を行わずに、簡易な構成で複数のノズル列に対するドットデータの振分けを行うことができる。
【選択図】図6
【解決手段】それぞれ1画素内の2×2の4つのエリアそれぞれは4つサブエリアを有し、これら4つのサブエリアは4つのノズル列A〜Dに対応している。そして、各エリアのサブエリアには、そのエリアの記録にどのノズル列を用いるかを示す情報が定義されている。黒く記入したサブエリアは、そのエリアに対応するノズル列のノズルを用いてドットの記録を行うことを示している。このように、ドット配置パターンは、エリアごとにそのエリアを記録するのに使用するノズルが属するノズル列を示す情報を持つ。これにより、マスク処理などの特別なデータ振り分け処理を行わずに、簡易な構成で複数のノズル列に対するドットデータの振分けを行うことができる。
【選択図】図6
Description
本発明は、記録装置および記録方法に関し、詳しくは、1つの色の記録をノズルなどの複数の記録素子列で行う場合や複数回の走査で記録する場合の、複数の記録素子列あるいは複数回の走査に対する記録データの振り分けに関するものである。
従来、複数のノズル列ないしノズルに対する記録データの振分けは、いわゆるシリアルタイプの記録装置において、所定の大きさの領域に対して記録ヘッドを複数回走査させてその領域の記録を完成させるマルチパス記録においてよく知られたところである。例えば、この記録データの振分けは、「あふれ」ないし「ビーディング」と呼ばれる、記録画像の品位を低下させる現象を低減することを一つの目的として行われている。ここで、「あふれ」ないし「ビーディング」とは、記録媒体における隣接する位置にインクが着弾しそれらが結合して大きなインク滴の塊となることである。このような大きなインクの塊は、記録媒体に吸収されると記録画像において比較的大きなドットとして認識され粒状感などの画像劣化をもたらす。
いわゆるフルラインタイプのインクジェット記録装置における、このような「あふれ」に対処した一構成として、特許文献1に記載されたものが知られている。フルラインタイプの記録装置は、搬送される記録媒体の幅に対応させた範囲にノズルを配列した記録ヘッドを用いる。そして、記録媒体の搬送によってノズル列を記録領域に対向させるとともに各ノズルからインクを吐出することによってその1行分の記録を行い、これを順次繰り返すことによって記録媒体の所定領域に記録を行う。特許文献1には、一色のインクについて上記のようなノズル列を複数備えるとともに、複数のノズル列のノズル配列を当該配列方向に相互にずらした記録ヘッドが記載されている。そして、記録データの各ノズル列への振り分け方、すなわち、各行の記録に使用するノズル列を、記録媒体の搬送方向において同じノズル列のノズルが使用されないようにしている。これにより、例えば、記録画像のある画素を記録するノズルは、その画素の上下左右および斜め方向で隣接する8つ画素を記録するノズルと異なるノズル列に属するものとすることができる。すなわち、8近傍の画素はある画素のインク吐出と異なるタイミングで吐出が行われることになる。その結果、隣接する画素のインクが結合して「あふれ」が生じる可能性を低減することができる。
ところで、一つのインク色について複数のノズル列を用い、それらに記録データの振分けをする制御は、特許文献1に記載されるように、複数のノズル列のノズル配置を当該配列方向に相互にずらした記録ヘッドの場合比較的容易である。すなわち、上記のずらしたノズル配置によって、ノズル列相互の使用順序を定めるだけで、上述した8近傍の隣接した画素に着弾するインクとの結合を低減できる記録データの振分けとすることができる。しかし、ノズル配置のずらしのない、通常の複数のノズル列を用いる場合であっても、記録データの振り分けを適切に行うことによって、特許文献1と同様、例えば、8近傍の隣接した画素に着弾するインクとの結合を低減することはできる。
ところで、記録データ生成の一態様として、多値画像データをより階調レベル数の少ない画像データに量子化し、量子化された画像データの各階調レベルに2値データの配置パターン(以下、ドット配置パターンともいう)を割り当てることが行われている。そして、上述のマルチパス記録では、このドット配置パターンによって展開された2値パターンに対してマスク処理を行い、各走査のノズルごとの記録データを生成する。
しかしながら、フルラインタイプの記録装置において、上述したような、一つのインク色について複数のノズル列を用いて記録を行う場合、マスク処理によって、ドット配置パターンによって展開された2値データを複数のノズル列に対して振り分けることは難しい。すなわち、階調レベルによっては、同じ位置に異なるノズル列のノズルからインクを吐出するような(2個以上のドットを重ねるような)2値データの配置が存在することがあり、その場合には、基本的にマスク処理によってデータ振り分けをすることはできない。
本発明の目的は、1つの色の記録を複数の記録素子列で行う場合や記録ヘッドの複数回の走査で行う場合の、複数の記録素子列あるいは複数回の走査に対する記録データの振り分けを簡易に行うことを可能とする記録装置および記録方法を提供することである。
そのために本発明では、記録媒体にドットを形成するための記録素子と記録媒体とを相対移動させて記録を行う記録装置であって、前記相対移動を行うことにより、記録素子を記録媒体のドットを形成すべき、同じ画素エリアに対して複数回対向させる相対移動手段と、画素エリアごとにドットを形成するか否かを定めたドット配置パターンであって、前記複数回の対向のうち当該画素エリアにドットを形成する対向に関する情報を当該画素エリアに対応して保持したドット配置パターンを用いて、ドットデータを生成するドットデータ生成手段と、を具えたことを特徴とする。
以上の構成によれば、1つの色の記録を複数の記録素子列で行う場合や記録ヘッドの複数回の走査で行う場合の、複数の記録素子列あるいは複数回の走査に対する記録データの振り分けを簡易に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の概略構成を示す図であり、図2は記録ヘッドの配列を模式的に示す平面図である。本実施形態のインクジェット記録装置1は、記録媒体の搬送方向(以下、主走査方向ともいう)と直交する方向に延在する長尺の記録ヘッド2Y、2M、2C、2Bkを、相互に平行に配置したフルラインタイプの記録装置である。ここで、2Yは、イエローインクを吐出する記録ヘッド、2Mはマゼンタインクを吐出する記録ヘッド、2Cはシアンインクを吐出する記録ヘッド、2Bkはブラックインクを吐出する記録ヘッドをそれぞれ示す。各記録ヘッドは、略同一の構成を有するものとなっており、以下の説明において、特に区別の必要がない場合には、これらをまとめて記録ヘッド2と記述する。また、それぞれの色の記録ヘッドは、図4にて後述するように、4つのノズル列を有している。各記録ヘッド2は、イエローインク、マゼンタインク、シアンインク、ブラックインクをそれぞれ貯留したインクタンク3Y、3M、3C、3Bk(以下、これらをまとめてインクタンク3と記述する)にそれぞれ接続配管4を介して接続されている。これらのインクタンク3は、接続配管4に対して取り外し可能となっている。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の概略構成を示す図であり、図2は記録ヘッドの配列を模式的に示す平面図である。本実施形態のインクジェット記録装置1は、記録媒体の搬送方向(以下、主走査方向ともいう)と直交する方向に延在する長尺の記録ヘッド2Y、2M、2C、2Bkを、相互に平行に配置したフルラインタイプの記録装置である。ここで、2Yは、イエローインクを吐出する記録ヘッド、2Mはマゼンタインクを吐出する記録ヘッド、2Cはシアンインクを吐出する記録ヘッド、2Bkはブラックインクを吐出する記録ヘッドをそれぞれ示す。各記録ヘッドは、略同一の構成を有するものとなっており、以下の説明において、特に区別の必要がない場合には、これらをまとめて記録ヘッド2と記述する。また、それぞれの色の記録ヘッドは、図4にて後述するように、4つのノズル列を有している。各記録ヘッド2は、イエローインク、マゼンタインク、シアンインク、ブラックインクをそれぞれ貯留したインクタンク3Y、3M、3C、3Bk(以下、これらをまとめてインクタンク3と記述する)にそれぞれ接続配管4を介して接続されている。これらのインクタンク3は、接続配管4に対して取り外し可能となっている。
記録ヘッド2は、制御装置9によって作動が制御される、回復処理のためのヘッド移動手段10によって、プラテン6と対向する方向において昇降することができる。記録ヘッド2は、無端の搬送ベルト5を挟むようにプラテン6と対向するとともに、搬送用ベルト5による搬送方向に沿って所定間隔で配列されている。なお、記録ヘッド2には、インクを吐出するためのインク吐出口(ノズル)と、インクタンク3からのインクを一旦貯留する共通液室と、この共通液室から各吐出口へとインクを導くインク流路が設けられている。各インク流路内には、供給されるインクタンク吐出用の熱エネルギーを発生する吐出エネルギー発生素子としての電気熱変換体(ヒータ)が吐出口に対応して設けられている。各ヒータは、ヘッドドライバ2aによって駆動され、ヘッドドライバ2aは制御装置9に電気的に接続しており、この制御装置から送られるオン/オフ信号(吐出/不吐出信号)に応じてヒータの駆動が制御される。
各記録ヘッド2の側方にはヘッドキャップ7が設けられ、これにより、インク流路内などに存在し得る増粘インクなどを、記録ヘッド2の吐出口から排出して記録ヘッドの回復処理を行うことができる。このヘッドキャップ7は、記録ヘッドの配列間隔に対して半ピッチずらした状態で配置され、制御装置9によって作動が制御されるキャップ移動手段8によって、それぞれ記録ヘッド2の直下に移動することができる。これによりヘッドキャップ7は、インク吐出口から排出される廃インクを受けることができる。
記録媒体Pを搬送するための搬送用ベルト5は、ベルト駆動モータ11に連結された駆動ローラに掛け渡され、制御装置9に接続されるモータドライバ12によってその作動が切り替えられる。また、搬送用ベルト5の上流側には帯電器13が設けられ、これにより、搬送用ベルト5を帯電して記録媒体Pを搬送用ベルト5に密着させることができる。この帯電器13は制御装置9に接続される帯電器ドライバ13aによって、その通電のオン/オフが切り換えられる。一対の給送ローラ14,14は、搬送用ベルト5上に記録媒体Pを供給する。この一対の給送ローラ14,14にはこれを回転させるための給送用モータ15が連結され、この給送用モータ15は、制御装置9に接続されるモータドライバ16によって作動が切り換えられる。
以上の装置において、記録媒体Pに対する記録動作を行うときは、まず、各記録ヘッド2がプラテン6から離れるように上昇し、次いで、ヘッドキャップ7が各記録ヘッド2の直下に移動して回復処理を行う。その後、ヘッドキャップ7が元の待機位置へ移動する。その後、さらに記録ヘッド2が記録位置までプラテン側に移動する。そして、帯電器13を作動させると同時に搬送用ベルト5を駆動し、さらに給紙ローラ14、14によって記録媒体Pを搬送用ベルト上に供給し、各記録ヘッド2から吐出されるインクによってカラー画像が記録媒体Pに記録される。
なお、本発明を適用可能なインクジェット記録方式は、図1および図2に示したようなヒータを使用した所謂バブルジェット方式に限られない。例えば、インク滴を連続噴射するコンティニュアス型の場合には荷電制御型、発散制御型等が適用でき、また、必要に応じてインク滴を吐出するオンデマンド型の場合にはピエゾ振動素子の機械的振動によりインクを吐出する圧力制御方式等も適用できる。
図3は、上述したインクジェット記録装置の制御系の構成を示すブロック図である。図3おいて、31はデジタルカメラ等の画像入力機器からの多値画像データやパーソナルコンピュータのハードディスク等に保存されている多値画像データを入力する画像データ入力部を示す。32は各種パラメータの設定および記録開始を指示する各種キーを備えている操作部、33は記憶媒体中の各種プログラムに従って本記録装置全体を制御する制御部としてのCPUをそれぞれ示す。34は各種データを記憶する記憶部を示す。この記憶部34は、記録媒体の種類に関する記録媒体情報格納部34a、インクに関するインク情報格納部34b、記録時の温度、湿度などの環境に関する情報を格納する環境情報格納部34c、各種制御プログラム群格納部34dなどを有している。さらに、35は、記憶部34中の各種プログラムのワークエリア、エラー処理時の一時待避エリア及び画像処理時のワークエリアとして用いるRAMを示す。本実施形態の動作は、プログラムに従った処理による動作である。このプログラムを格納する記憶部34としては、ROM、FD、CD−ROM、HD、メモリカード、光磁気ディスクなどを用いることができる。また、RAM35は、記憶手段34の中の各種テーブルをコピーした後、そのテーブルの内容を変更し、この変更したテーブルを参照しながら画像処理を進めることもできる。
36は画像データ処理部を示し、入力された多値画像データをN値の画像データに各画素毎に量子化し、その量子化された各画素が示す階調レベル“K”に対応する2値データのパターン(ドットパターン)を生成する。この処理は、図6等を参照して後述される。なお、入力多値画像データのK値化処理は、本実施形態では誤差拡散法を用いるが、これに限らず平均濃度保存法、ディザマトリックス法等、任意の中間調処理方法を用いることもできる。37は、画像データ処理部36で生成されたドットパターンに基づいてインクを吐出し、記録媒体上にドット画像を形成する画像記録部を示す。この画像記録部は、図1および図2に示した機構を有している。38は本装置内のアドレス信号、データ、制御信号などを伝送するバスラインを示す。
図4(a)は、図1および図2に示した、1つのインク色(記録色)に対応した記録ヘッドにおけるノズル構成を示す図であり、図4(b)は、上記ノズル構成対応した画素エリアの配置を示す図である。
図4(a)に示すように、1つのインク色に対応した記録ヘッド2は、それぞれ吐出量2.8plのインクを吐出する960個のノズルを1200dpi相当の間隔(略21.2μm間隔)で略一列に配置したノズル列42を、4列(A列〜D列)有する。同図において、Xは記録媒体の搬送方向(主走査方向)を示し、Yはこれに交差するノズル配列方向を示す。
本実施形態のフルラインタイプの記録装置では、記録ヘッドに対して図中X方向に搬送される記録媒体に対し、それぞれのインク色について、記録ヘッド2の4つのノズル列A、B、C、Dの各ノズル42から記録データに従ってインクを吐出し記録を行う。図4(b)に示すように、ノズルからインクが吐出されて着弾する記録媒体に対して想定される画素エリアは、Y方向の解像度がノズル配列の解像度と同じ1200dpiでX方向(主走査方向)の解像度が同じく1200dpiで配列する。これらの解像度で画素エリアのマトリックス43が構成さている。このマトリクスにおけるそれぞれの画素エリアに対応して、図6にて後述するように、2値データ(ドットデータ)が生成される。マトリックス43において、画素エリアの各ラスタに1、2、3、・・・の番号を付し、画素エリアの各カラムにa、b、c、・・・の記号を付すことによって、マトリックスにおける画素エリアを特定することができる。すなわち、画素エリアは、(1、a)、(2、c)のように表記して特定することができる。具体的な記録動作では、図4(b)において、記録媒体が搬送されるのに伴い、カラムa、b、c、・・・の順で、記録データが振り分けられたノズル列のノズルから、該当する画素エリアに対してインクが吐出される。
図5は、図3にて説明した画像データ処理部36における処理の詳細を示すブロック図である。この処理は、図5で示すように前段処理J0001、後段処理J0002、γ補正J0003、ハーフトーニングJ0004、ドット配置パターン化処理J005を有している。
前段処理J0001は色域のマッピングを行う。sRGB規格の画像データR、G、Bによって再現される色域を、本実施形態の記録装置によって再現される色域内に写像するためのデータ変換を行う。具体的にはR、G、Bのそれぞれが8bitで表現されたデータを3次元のLUTを用いることにより、異なる内容のR、G、Bの8bitのデータに変換する。後段処理J0002は、上記色域のマッピングがなされたデータR、G、Bに基づき、このデータが表す色を再現するインクの組み合わせに対応した色分解データY、M、C、Kを求める処理を行う。ここでは前段処理と同様に、3次元LUTにて補間演算を併用して行うものとする。γ補正J0003は、後段処理J0002によって求められた色分解データの各色のデータごとにその階調値変換を行う。具体的には、記録装置の各色インクの階調特性に応じた1次元LUTを用いることにより上記色分解データが記録装置の階調特性に線形的に対応づけられるような変換を行う。ハーフトーニングJ0004は、8ビットの色分解データY、M、C、Kそれぞれについて4ビットのデータに変換する量子化を行う。本実施形態では、誤差拡散法を用いて256階調の8ビットデータを、解像度600dpiで9階調の4ビットデータに変換する。この4ビットデータは、図6にて後述されるように、記録装置におけるドット配置のパターン化処理における配置パターンを示すためのインデックスとなるデータである。
次に、ドット配置パターン化処理J005を行う。上述したハーフトーン処理では、256値の多値濃度情報(8ビットデータ)を9値の階調値情報(4ビットデータ)までにレベル数を下げる。しかし、実際に本実施形態のインクジェット記録装置が記録できる情報は、インクを記録するか否かの2値情報である。ドット配置パターン化処理では、0〜8の多値レベルをドットの有無を決定する2値レベルまで低減する役割を果たす。具体的には、このドット配置パターン化処理J0005では、ハーフトーン処理部からの出力値であるレベル0〜9の4ビットデータで表現される画素毎に、その画素の階調値(階調レベル0〜8)に対応したドット配置パターンを割当てる。この際、図6にて後述するように、各色について、レベル0〜8の9階調を表現するためにドット配置パターンの1エリアをノズル列数に相当するビット数を割当て、各ビットと各ノズル列を一対一に対応させる。本実施形態では、1つのインク色について、4列のノズル列であるのでドット配置パターンの1エリアに4ビットを割り当て、上位ビットからA列、B列、C列、D列に割り当てる。このようなドット配置パターンの1エリアによって、インク滴を0〜4滴のいずれかの滴数を吐出するデータを生成することができる。その結果として、ノズル列の各ノズルに、ドットの有無を決定する「1」または「0」の1ビットの2値データ(ドットデータ)を対応させることができる。
図6は、上述したドット配置パターン化処理J005で用いるドット配置パターンを示す図である。具体的には、ドット配置パターン化処理J005への入力である4ビットデータが示す階調レベル0〜8のそれぞれに対応したドット配置パターンを示している。
図6において、それぞれのパターンの左に示した0〜8の各レベル値は、ハーフトーン処理部J0004からの出力値を示す。このレベル値の右側に示す、縦2エリア×横2エリアで構成される領域は、ハーフトーン処理部の出力データの1画素の領域に対応するものであり、縦横ともに600dpiの解像度に対応する大きさである。そして、それぞれ1画素内の2×2の4つのエリアそれぞれは4つサブエリアを有し、これら4つのサブエリアは4つのノズル列に対応している。そして、それぞれのサブエリアに、対応するノズル列のオン/オフが定義されている。すなわち、各エリアのサブエリアには、そのエリアの記録にどのノズル列を用いるかを示す情報が定義されている。具体的には、黒く記入したサブエリアは、そのエリアに対応するノズル列のノズルを用いてドットの記録を行うことを示している。例えば、「レベル2」が入力し、(4n)で示されるドット配置パターンが用いられる場合、図6に示す(r、c)で示されるエリア(図4に示した画素エリアに対応)はA列のノズル列におけるノズルを用いて1つのドットを形成する。同様に、エリア(r+1、c+1)は、B列のノズル列におけるノズルを用いて1つのドットを形成する。また、エリア(r、c+1)、(r+1、c)はドットの形成は行わない。さらに、「レベル5」以降のように、黒のサブエリアが2つあるエリアはそれらのサブエリアが示す2つのノズル列のノズルを用いて2つのドットを形成する。
本実施形態のドット配置パターンは、以上のように、ドット配置パターンのエリアごとに、そのエリアを記録するのに使用するノズルが属するノズル列を示す情報(ノズル列指定情報)を保持している。すなわち、ノズル列に対応させたサブエリアごとにドットの配置が定められている。これにより、マスク処理などの特別なデータ振り分け処理を行わずに、簡易な構成で複数のノズル列に対するドットデータの振分けを行うことができる。
以上の4つのサブエリアからなる1つのエリアは、縦が1200dpi、横が1200dpiの解像度に対応するものであり、図4(b)に示した画素エリアに対応している。本実施形態の記録装置は、上記解像度に対応した、縦が約21μm、横が約21μmで表現される1つのエリアに対し、2.8plのインク滴が1〜4つまで吐出できるように設計されている。すなわち、各エリアは、図4(b)に示したカラム記号とラスタ番号の組を介して画素エリアに対応付けられ、各エリアが持つ上述の情報をドットデータとすることができる。
図6において、(4n)〜(4n+3)は、nに1以上の整数を代入することにより、入力画像の左端からの横方向の画素エリアの位置を示すことができる。また、その下に示したそれぞれのドット配置パターンは、同じ階調レベルについて、画素エリアの位置に応じて異なる複数のパターンが用意されていることを示している。すなわち、同じ階調レベルが入力した場合でも、記録媒体上では(4n)〜(4n+3)に示した4種類のドット配置パターンが巡回されて割当てられる。これにより、例えば、ドット配置パターンの上段に位置するノズルと下段に位置するノズルとで吐出回数を分散させたり、記録装置特有の様々なノイズを分散させたりできる、という種々の効果を得ることができる。また逆に、特定のドット配置パターンの使用頻度を高めてノズル間で負荷を不均等にすることも可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、最終的にオリジナル画像の濃度情報が反映され、ドット配置パターン化処理を終了した段階で、記録媒体の画素エリアのマトリクス(図4(b))に対するドットデータの配列を定めることができる。すなわち、ノズル列方向の配列解像度1200dpi、および主走査方向の記録解像度1200dpiからなるマトリックス(図4(b))に対して、ドット配置パターンの各エリアに4ビットからなるノズル列情報を対応させる。これにより、どのノズル列を使用してインク滴を吐出するか自由度を持たせて決定することができる。例えば、階調レベル1から3までは、特許文献1に記載のように、ドットが記録媒体に吸収される前にドット同士が接触しないようなドット配置パターンをとることができる。また、ベタ記録に近い階調レベル7以上ではドット同士が接触することよりも濃度を重視したドット配置パターンを与えることができる。このようにして、先に付与されたインク滴に対して、そのドットの上に別のインク滴を記録することができ、高い階調性と画像濃度を得ることが可能となる。
以上のようにドット配置パターンによってノズル列ごとに振り分けられた(ノズル指定情報を持った)ドットデータは画像記録部37(図3)のヘッド駆動回路(図5)に送られる。そして、記録ヘッドの各ノズル列から吐出を行う際、ノズル列相互の間隔に対応して吐出タイミングをずらしてそれぞれのノズル列からインク吐出を行う。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態で用いるドット配置パターンは、図6で示したように、(4n)〜(4n+3)で示す4種類のドット配置パターンを巡回して用いる。このため、例えば、図6の「レベル1」のドット配置パターンの上段のエリアは、主走査(X)方向においてA列およびB列のノズル列のみを使用して記録することになる。また、同じ「レベル1」の下段エリアは、主走査方向においてC列およびD列のノズル列のみを使用して記録する。このとき、例えば、レベル1のベタ画像が連続したとき、使用するノズル列の頻度が不均一になり、記録ヘッドの耐久性に偏りが生じることになる。
上述した第1の実施形態で用いるドット配置パターンは、図6で示したように、(4n)〜(4n+3)で示す4種類のドット配置パターンを巡回して用いる。このため、例えば、図6の「レベル1」のドット配置パターンの上段のエリアは、主走査(X)方向においてA列およびB列のノズル列のみを使用して記録することになる。また、同じ「レベル1」の下段エリアは、主走査方向においてC列およびD列のノズル列のみを使用して記録する。このとき、例えば、レベル1のベタ画像が連続したとき、使用するノズル列の頻度が不均一になり、記録ヘッドの耐久性に偏りが生じることになる。
ここで、階調レベルごとのドット配置パターンの数は、エリア数、ノズル配列方向の解像度、ドット配置パターン化処理J0005へ入力する画像データの解像度によって定まる。また、エリア数は、ノズル列方向の解像度、主走査方向の解像度、および上記入力画像データの解像度によって定まる。具体的には、エリア数は、(ノズル列方向の解像度÷入力画像データの解像度)×(主走査方向の解像度÷入力画像データの解像度)で表される。そして、ノズル列の使用頻度を均一化するためのドット配置パターン数は、エリア数×(ノズル列方向の解像度÷入力画像データの解像度)×整数倍である。これを一般化すると、入力画像データの画素配列解像度をR(dpi)、ノズル列の配列解像度をRy(dpi)、主走査方向の画素エリア配列解像度をRx(dpi)とするとき、ドット配置パターン数N(個)は、
と表すことができる。
以上から、本実施形態は、ノズル列方向の解像度が1200dpi、主走査方向の解像度が1200dpi、入力画像データの解像度が600dpiで、エリア数が4の場合、ドット配置パターン数を8の倍数とする。これにより、ノズル列の使用頻度を均一化することができる。
以上から、本実施形態は、ノズル列方向の解像度が1200dpi、主走査方向の解像度が1200dpi、入力画像データの解像度が600dpiで、エリア数が4の場合、ドット配置パターン数を8の倍数とする。これにより、ノズル列の使用頻度を均一化することができる。
図7は、上述の条件から定まる、ドット配置パターン数が8の例における「レベル1」のドット配置パターンを示す図である。階調レベルごとのノズルパターン数が異なる以外は上述した第1の実施形態と同様である。本発明の第2の実施形態は、それぞれの階調レベルで、(8n)〜(8n+7)に示す8種類のドット配置パターンを巡回させて用いる。図7から明らかなように、順次に用いられる8つのドット配置パターンにおいて、上段のエリアと下段のエリアそれぞれで、A列、B列、C列、D列のノズル列を1回ずつ用いるようにすることができる。このように、第1実施形態で説明した効果の他、特に、ドット配置パターン数が、エリア数×(ノズル列方向の解像度÷ハーフトーン処理の画素解像度)×整数倍であることによって、ノズル列の使用頻度を均一化できるという効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態は、1つのインク色について8つのノズル列を用い、また、ドット配置パターン化処理J0005(図5)に入力する画像データが4ビットの16階調の例に関するものである。
本発明の第3の実施形態は、1つのインク色について8つのノズル列を用い、また、ドット配置パターン化処理J0005(図5)に入力する画像データが4ビットの16階調の例に関するものである。
図8(a)は、本実施形態に係るノズル列構成を示す図であり、図8(b)は、上記ノズル構成対応した画素エリアの配置を示す図である。
図8(a)に示すように、1つのインク色に対応した記録ヘッド2は、それぞれ吐出量2.8plのインクを吐出する960個のノズルを1200dpi相当の間隔(略21.2μm間隔)で略一列に配置したノズル列42を、8列(A列〜H列)有する。本実施形態のフルラインタイプの記録装置では、記録ヘッドに対して図中X方向に搬送される記録媒体に対し、それぞれのインク色について、記録ヘッド2の8つのノズル列A〜Hの各ノズル42から記録データに従ってインクを吐出し記録を行う。図8(b)に示すように、ノズルからインクが吐出されて着弾する画素エリアは、Y方向の解像度がノズル配列の解像度と同じ1200dpiでX方向(主走査方向)の解像度が同じく1200dpiで配列し、画素エリアのマトリックス43を構成している。このマトリクスにおけるそれぞれの画素エリアに対応して、図9および図10にて後述するように、2値データ(ドットデータ)が生成される。
画像データ処理部36において、上述の各実施形態と異なる点は以下の点である。ハーフトーニングJ0004は、8ビットの色分解データY、M、C、Kそれぞれについて4ビットのデータに変換する量子化を行う。本実施形態では、誤差拡散法を用いて256階調の8ビットデータを、解像度600dpiで16階調の4ビットデータに変換する。この4ビットデータは、記録装置におけるドット配置のパターン化処理における配置パターンを示すためのインデックスとなるデータである。次に、ドット配置パターン化処理J0005で、ハーフトーン処理部からの出力値であるレベル0〜15の4ビットデータで表現される画素毎に、その画素の階調値(レベル0〜15)に対応したドット配置パターンを割当てる。具体的には、16列のノズル列に対応して、図9および図10にて後述されるように、ドット配置パターンの1エリアに8ビットを割り当て、上位ビットからA列、B列、C列、D列、E列、F列、G列、H列に割り当てる。これにより、ドット配置パターンの1エリアには、インク滴が0〜8滴まで吐出するデータを生成することが可能となる。
図9および図10は、本実施形態のドット配置パターン化処理J005で用いるドット配置パターンを示す図である。具体的には、ドット配置パターン化処理J005への入力である4ビットデータが示す階調レベル0〜15のそれぞれに対応したドット配置パターンを示している。図9および図10に示すドット配置パターンが、図6に示すパターンと基本的に異なる点は、1つのドット配置パターンにおける各エリアが8つのノズル列A〜Hに対応した8つのサブエリアを有する点である。
本実施形態によれば、上述した各実施形態と同様、例えば、レベル1〜3では、特許文献1で述べられているように、ドットが記録媒体に吸収される前にドット同士が接触しないようなドット配置パターンをとることができる。また、ベタ記録に近いレベル7以上ではドット同士が接触することよりも濃度を重視したドット配置パターンを与えることができる。
(第4の実施形態)
上記第3の実施形態では、1エリアについて8ビット(8ノズル列)を割り当てるものとした。これに対し、本発明の第4の実施形態では、例えば、1エリアについて4ビットを割当て、上位からA列、B列、C列、D列に割り振り、隣接する別のエリアには、E列、F列、G列、H列を割り振る。これにより、隣接する画素エリアに同じノズル列から連続的に吐出がなされないようにすることができる。
上記第3の実施形態では、1エリアについて8ビット(8ノズル列)を割り当てるものとした。これに対し、本発明の第4の実施形態では、例えば、1エリアについて4ビットを割当て、上位からA列、B列、C列、D列に割り振り、隣接する別のエリアには、E列、F列、G列、H列を割り振る。これにより、隣接する画素エリアに同じノズル列から連続的に吐出がなされないようにすることができる。
(他の実施形態)
上述の各実施形態は、フルラインタイプの記録ヘッドを用いる記録装置に本発明を適用する例について説明したが、本発明はシリアルタイプの記録ヘッドを用いた装置に適用することもできる。すなわち、マルチパス方式において、複数回の走査のうちどの走査で記録するかを、ドット配置パターンのエリアごとに走査指定情報として持たせることができる。図6に示す例で説明すると、各エリアのサブエリアA〜Dが4パスのマルチパス記録における第1走査〜第4走査に対応する。例えば、「レベル2」のけるドット配置パターン(4n)を用いるとき、エリア(r、c)に対応する画素エリアは第1走査でドット形成が行われ、エリア(r+1、c+1)に対応する画素エリアは第2走査でドット形成が行われる。そして、このようなドット配置パターンによって各走査に振り分けられたドットデータに基づき、それぞれの画素エリアに対応するノズルからその対応する画素エリアにインクが吐出される。以上のようにマルチパス方式に本発明を適用することにより、特に、異なる走査で同じ位置に複数のドットを形成する場合に、簡易な構成でドットデータの振分けを行うことができる。
上述の各実施形態は、フルラインタイプの記録ヘッドを用いる記録装置に本発明を適用する例について説明したが、本発明はシリアルタイプの記録ヘッドを用いた装置に適用することもできる。すなわち、マルチパス方式において、複数回の走査のうちどの走査で記録するかを、ドット配置パターンのエリアごとに走査指定情報として持たせることができる。図6に示す例で説明すると、各エリアのサブエリアA〜Dが4パスのマルチパス記録における第1走査〜第4走査に対応する。例えば、「レベル2」のけるドット配置パターン(4n)を用いるとき、エリア(r、c)に対応する画素エリアは第1走査でドット形成が行われ、エリア(r+1、c+1)に対応する画素エリアは第2走査でドット形成が行われる。そして、このようなドット配置パターンによって各走査に振り分けられたドットデータに基づき、それぞれの画素エリアに対応するノズルからその対応する画素エリアにインクが吐出される。以上のようにマルチパス方式に本発明を適用することにより、特に、異なる走査で同じ位置に複数のドットを形成する場合に、簡易な構成でドットデータの振分けを行うことができる。
以上のように、本発明の実施形態は、ノズルなどの記録素子と記録媒体とを相対移動させるものである。すなわち、フルラインタイプでは記録素子列に対して記録媒体を搬送し、シリアルタイプでは記録素子列を備えた記録ヘッドを記録媒体に対して走査する。そして、このような相対移動を行うことにより、記録素子を記録媒体のドットを形成すべき、同じ画素エリアに対して複数回対向させる。すなわち、フルラインタイプでは上記相対移動方向(搬送方向)に配列する複数の記録素子列が順次同じ画素エリアに対向する。また、シリアルタイプのマルチパスでは、複数回の走査で同じ画素エリアに対向する。この場合において、ドット配置パターンは、上記複数回の対向のどの対向によって画素エリアにドットを形成するかを示す情報をその画素エリアに対応して保持するものであり、ドットデータ生成ではこのドット配置パターンを用いてドットデータが生成される。
また、本発明の適用は、上述した実施形態に係るインクジェット方式の記録装置に限られない。熱転写方式など、ドットを形成して記録を行う記録方式であれば、どのような方式であっても本発明を適用できることは以上の説明からも明らかである。この場合において、ドットを形成するためのノズルなどの要素を本明細書では記録素子という。
また、本実施形態では、図4(a)、図8(a)に示されるように記録ヘッド内に複数列を併設する形態で説明したが、この形態に限られるものではない。例えば、図11に示すように、複数列をチップ別に持った分離した形態であっても良い。さらには、チップ内に一体化した形態でも良く、また1列を記録ヘッドとして複数のヘッドを取った形態でも良い。
また、本実施形態では、図6、図9および図10に示すように、レベル数が上がるにつれて1つ前のレベル数を元にしてドット記録を行う情報を追加した形態を取っている。しかし、1つ前のレベル数に依存しない形態、すなわちレベル毎にドット記録を行うノズルを指定する形態でもよい。
さらには、上述の各実施形態は、1つの記録装置として説明したが、例えば、図5に示したドット配置パターン化処理までをパーソナルコンピュータで実行し、最終的に得られたドットデータを記録装置に送って記録を行う記録システムの形態であっても良い。
1 インクジェット記録装置
2 記録ヘッド
31 画像データ入力部
33 CPU
34 記憶部
35 RAM
36 画像データ処理部
37 画像記録部
2 記録ヘッド
31 画像データ入力部
33 CPU
34 記憶部
35 RAM
36 画像データ処理部
37 画像記録部
Claims (6)
- 記録媒体にドットを形成するための記録素子と記録媒体とを相対移動させて記録を行う記録装置であって、
前記相対移動を行うことにより、記録素子を記録媒体のドットを形成すべき、同じ画素エリアに対して複数回対向させる相対移動手段と、
画素エリアごとにドットを形成するか否かを定めたドット配置パターンであって、前記複数回の対向のうち当該画素エリアにドットを形成する対向に関する情報を当該画素エリアに対応して保持したドット配置パターンを用いて、ドットデータを生成するドットデータ生成手段と、
を具えたことを特徴とする記録装置。 - 1つの記録色について複数の記録素子が前記相対移動方向に配列し、前記相対移動手段は、記録媒体を搬送することにより前記複数の記録素子を順次同じ画素エリアに対向させて記録素子の複数回の対向を行うようにし、前記ドット配置パターンは、前記対向する情報として、前記前記複数の記録素子うち当該画素エリアにドットを形成する記録素子に関する情報を保持することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記記録素子は、前記相対移動方向に交差する方向に複数の記録素子が配列した記録素子列の形態であり、前記対向に関する情報は、前記画素エリアにドットを形成する記録素子列を示す情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
- 記録媒体にドットを形成するための記録素子と記録媒体とを相対移動させて記録を行うための記録方法であって、
前記相対移動を行うことにより、記録素子を記録媒体のドットを形成すべき、同じ画素エリアに対して複数回対向させる相対移動手段を用意する工程と、
画素エリアごとにドットを形成するか否かを定めたドット配置パターンであって、前記複数回の対向のうち当該画素エリアにドットを形成する対向に関する情報を当該画素エリアに対応して保持したドット配置パターンを用いて、ドットデータを生成するドットデータ生成工程と、
を有したことを特徴とする記録方法。 - 記録媒体にドットを形成するための記録素子と記録媒体とを相対移動させて記録を行うための記録システムであって、
前記相対移動を行うことにより、記録素子を記録媒体のドットを形成すべき、同じ画素エリアに対して複数回対向させる相対移動手段と、
画素エリアごとにドットを形成するか否かを定めたドット配置パターンであって、前記複数回の対向のうち当該画素エリアにドットを形成する対向に関する情報を当該画素エリアに対応して保持したドット配置パターンを用いて、ドットデータを生成するドットデータ生成手段と、
を具えたことを特徴とする記録システム。
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