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JP2010527690A - 外科用機器 - Google Patents

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JP2010527690A
JP2010527690A JP2010509338A JP2010509338A JP2010527690A JP 2010527690 A JP2010527690 A JP 2010527690A JP 2010509338 A JP2010509338 A JP 2010509338A JP 2010509338 A JP2010509338 A JP 2010509338A JP 2010527690 A JP2010527690 A JP 2010527690A
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Abstract

【解決手段】基端及び末端を有する機器軸と、機器軸の末端から配設されたツールと、機器軸の基端から配設された制御ハンドルと、機器軸の末端をツールに連結する末端の運動部材と、機器軸の基端をハンドルに連結する基端の運動部材と、基端の運動部材の動きを末端の運動部材に連結しツールの配置を制御すべく末端及び基端の運動部材の間を伸びる起動手段と、ツールの位置を選んだ位置にて固定し、係止状態と非係止状態とを有する係止機構とを含む外科用機器である。

Description

本発明は、全体として、医療用機器、より特定的には、最小侵襲外科手術又はその他の形態の外科的又は医療方法又は技術にて使用することを目的とする手操作式外科用機器に関する。本明細書にて説明した機器は、主として、腹腔鏡下方法にて使用するものであるが、本発明のこの機器は、管腔内法を含む、多岐にわたるその他の方法のため使用することができることを理解すべきである。
市場にて現在利用可能な内視鏡下及び腹腔鏡下機器は、主として使用するときの巧みさに欠けるため、操作及び使用を習得することが極めて困難である。例えば、外科手術を行なう間、典型的な腹腔鏡下機器を使用するとき、機器のツールの方向はターゲット及び切開箇所の位置によってのみ決まる。これらの機器は、全体として、患者自身の切開箇所をてこ点として使用するてこ効果にて機能する。その結果、縫合、結束及び精密切開といったような一般的な作業は、習熟することが容易ではない。通常、追加的な制御のため別個に配設した制御部材によって制御されることが多い余剰な関節動作を提供することによりこの難点を解決すべく永年にわたって各種の腹腔鏡下機器が開発されてきた。しかし、これにも拘らず、これらの機器は、依然として、外科医が特に随意に選んだ方向にて縫合のような一般的な作業を実行することを許容するのに十分な巧みさを提供しない。また、この型式の既存の機器は、機器を特定の位置にて保持する効果的な方法を提供しない。更に、既存の機器は、機器を効果的に制御するため両手を使用することを必要とする。
巧みさが向上し、特に、基端及び末端の曲げ可能な部材を有する回転作用部を含む改良された機器が米国特許第7,147,650号明細書に示されている。これらの機器は改良された作用部を有しているが、基端の再配置が為される迄、機器の末端部分が所定の位置に維持されている間、機器の基端部分を特に再配置することができる、機器が依然として必要とされている。このことは、外科医が機器の基端の制御部分を機器の末端の制御のためより安楽な位置に配置することを望む外科的方法にて極めて有益であろう。このことは、例えば、外科医が狭小なオリフィス内にて又はオリフィスを通ってかなり狭い空間内にて機器を操作するときにも有益である。
米国特許第7,147,650号明細書
従って、本発明の1つの目的は、外科医がより優れた巧みさにて外科用機器のツール端部を操作することを許容する改良された腹腔鏡下又は内視鏡下外科用機器を提供することである。
本発明の別の目的は、切開箇所を通して、自然の身体オリフィスを通して又は管腔式に多岐にわたる用途を有する改良された外科用又は医療用機器を提供することである。
本発明の更なる目的は、機器の末端部分が所定の位置に維持されている間、機器の基端部分を再配置することができる改良された医療用機器を提供することである。
本発明の別の目的は、機器のその他の制御部にとって補助的に重要であり、外科医が所望の位置になったとき、機器を係止することを可能にする係止作用部を提供することである。このことは、その後、外科医が同時に機器を特定の曲がった形態にて保持することなく、外科的方法を実行することをより容易にする。
本発明の更に別の目的は、ユーザが片手にて効果的に制御することのできる改良された医療用機器を提供することである。
本発明の更に別の目的は、係止されている間、機器の先端を回転するのを可能にしつつ、機器の位置を予め選んだ位置に係止する能力を特徴とする改良された医療用機器を提供することである。
本発明の更なる目的は、機器に対して更に優れた巧みさを得るため、機器のハンドルを再配置する能力を特徴とする改良された医療用機器を提供することである。
本発明の上記及びその他の目的、特徴及び有利な点を実現するため、基端及び末端を有する機器軸と、機器軸の末端から配設されたツールと、機器軸の基端から連結された制御ハンドルと、機器軸の末端をツールに連結する末端の運動部材と、機器軸の基端をハンドルに連結する基端の運動部材と、基端の運動部材の動きを末端の運動部材に連結しツールの配置を制御すべく末端及び基端の運動部材の間を伸びる起動手段と、係止状態と非係止状態とを有し、また、起動手段の一端を終端とすべく基端の運動部材の基端に配設された従動子とを含む外科用機器が提供される。
本発明のその他の特徴に従って、制御ハンドルに隣接して配設され且つ、制御ハンドルに対して回転し機器軸及びツールの相応する回転を生じさせる回転手段を含み、少なくとも基端の運動部材が基端の曲げ可能な部材を備え、回転手段は、末端のツールのロール軸線の回りにてツールを回転させ得るようにした回転ノブを備え、回転ノブは、制御ハンドルと基端の曲げ可能な部材との間に配設され、ハンドルのピボット点にてハンドルから支持された起動レバーと、ツールからハンドルまで伸びるツールの起動ケーブルと、ツールの起動ケーブルの基端を捕捉するスライダと、スライダの平行移動、また、ツールの作動を制御すべくハンドルにて支持された起動レバーとを含み、起動手段は、複数のケーブルを含み、従動子は、ケーブルの基端を終端にすべくアンカーリングを保持するライダーを支持するボール部材を含み、ライダーをボール部材上にて係止し且つ非係止状態とするよう手操作にて起動可能な制御ボタンを含み、ボール部材は、割型ボールを備え、制御ボタンは、ウェッジ部材を作動させ割型ボールを拡張且つ収縮させそれぞれ係止状態及び非係止状態を提供し、また、従動子は、その非係止状態にあるとき、ツールを制御することなく、制御ハンドルを再配置することを可能にし、起動手段は、複数の起動ケーブルを備え、ケーブルの位置を保持するケーブルの把み手段を更に含む、外科用機器が提供される。
本発明の別の型式に従って、解剖学的本体の内部を通ることを目的とする細長い機器軸により相互に連結された基端の制御ハンドル及び末端のツールと、基端の制御ハンドル及び末端のツールを機器軸とそれぞれ相互に連結する基端及び末端の可動部材と、可動部材の間に配設されたケーブルの起動手段と、末端のツールを制御すべくハンドルにおける起動部材と、基端の可動部材が異なる位置の間にて動くのを許容すると同時に、末端の可動部材の位置を固定し得るようにケーブルの起動手段を選択的に規制する部材とを有する、医療用機器が提供される。
本発明の更にその他の特徴に従って、選択的に規定する部材が解放可能であり、係止及び非係止状態を有し、その非係止状態にあるとき、末端の可動部材の位置が固定されている間、基端の可動部材が異なる位置の間にて動くことを許容し、また、その係止状態にあるとき、選択的に規制する部材が解放されたとき、異なる位置の間にて動くことを許容する基端の可動部材を含み、係止状態及び非係止状態を有する部材が基端の運動部材の基端に配設され且つケーブルの起動手段の終端を形成する従動子を含み、また、規制部材は、そのケーブルの末端を動かないように保持するケーブルの把み部材を含む、医療用機器が提供される。
本発明の更に別の型式に従い、制御ハンドルを含む基端と、末端ツールを含む末端とを有し、制御ハンドル及び末端ツールは、細長い機器軸によって相互に連結された医療用機器を制御する方法であって、それぞれ基端の制御ハンドル及び末端ツールを機器軸と相互に連結する基端及び末端の可動部材を提供し、該基端及び末端の可動部材は、相互に連結され、基端の可動部材における動きが末端の可動部材を制御するようにする工程と、末端の可動部材を第一の選んだ位置に保持する工程と、末端の可動部材がこの第一の選んだ位置に保持されている間、基端の可動部材を末端の可動部材の第一の選んだ位置に相応する第一の位置から該第一の位置と相違する第二の位置まで動かす工程と、その後、基端の可動部材から制御するため、末端の可動部材をこの第二の位置から解放する工程とを含む上記の制御方法が提供される。
本発明の更に別の特徴に従い、機器の基端から、その長手方向末端のツール軸線の回りにおける末端のツールの回転を手動にて制御する工程を含む方法が提供される。
本発明の更に別の型式に従い、細長い機器軸によって相互に連結された基端の制御ハンドル及び末端ツールと、基端の制御ハンドル及び末端ツールを機器軸とそれぞれ相互に連結する基端及び末端の可動部材と、基端の可動部材における動きが末端の可動部材を制御するように、可動部材の間に配設された手段と、末端の可動部材を可動部材の間の第一の相対的な方向にて規制する手段と、末端の可動部材がこのように規制されている間、基端の可動部材を第一の相対的方向から可動部材の間の第二の相対的方向まで動かすことを可能にする手段と、第二の相対的方向から開始してその後に基端の可動部材から制御することを可能にし得るように解放可能な上記の規制手段とを備える機器が提供される。
本発明の別の特徴に従い、制御ハンドルにあり且つ、基端及び末端の可動部材を介してその末端のツール軸線の回りにおける末端のツールの回転を制御すべくユーザによって操作可能な制御部材を含む機器であって、可動部材の間に配設された手段は、ケーブルを含み、また、規制手段は、ケーブルの末端を動かないように保持するケーブルの把み部材を含み、該ケーブルの把み部材は、機器軸の基端に配設され、可能にする手段は係止状態及び非係止状態を有する従動子を含み、該従動子は、その非係止状態にあるとき、基端の可動部材を第一の相対的な方向から第二の相対的な方向まで動かすことを可能にし、ケーブルの把み部材は、従動子が非係止位置から係止位置まで動くとき、解放される、上記の機器が提供される。
本発明の更なる型式に従い、解剖学的本体の内部を通ることを目的とする細長い機器軸によって相互に連結された基端の制御ハンドル及び末端ツールと、基端の制御ハンドル及び末端ツールを機器軸とそれぞれ相互に連結する基端及び末端の可動部材と、可動部材の間に配設されたケーブル起動手段と、末端ツールを制御すべくハンドルに設けられた起動部材と、ハンドルを基端の可動部材と選択的に係合させ且つ非係合状態とするクラッチ部材とを有する医療用機器が提供される。
本発明のその他の特徴に従い、基端の可動部材が異なる位置の間にて動くのを許容すると同時に、末端の可動部材の位置を固定すべくケーブル起動手段を規制する手段を含み、また、基端及び末端の可動部材の間にて相対的位置を係止する係止機構を含む機器が提供される。
図面は、単に説明の目的にのみ掲げたものであり、発明の限界を画することを意図するものではないことを理解すべきである。本明細書に記載した実施の形態の上記及びその他の目的並びに有利な効果は、添付図面と共に、検討したとき、以下の詳細な説明を参照することにより明らかになるであろう。
本発明の機器の1つの実施の形態を示す斜視図である。 図1の線2−2に沿った図1の機器の断面平面図である。 図2の線3−3に沿った図1及び図2の機器を示す断面端面図である。 従動子が係止され、ケーブルの把み部材が解放された、図1−3に示した機器の部分断面側面図である。 機器が曲げられ、従動子及びケーブルの把み部の双方が係止された、図1−3に示した機器の部分断面側面図である。 従動子が解放され、ケーブルの把み部材が係止され、また、機器の基端が再配置された、図1−3に示した機器の部分断面側面図である。 従動子が係止され、ケーブルの把み部材が解放されてツールの更なる位置決めを可能にするようにした、図1−3に示した機器の部分断面側面図である。 従動子部材のみを使用する、図1−3に示した機器の代替的な実施の形態の部分断面側面図である。 従動子をその係止位置まで動かした、図8の機器の部分断面側面図である。 把み部材及びウェッジ部材を使用する、図1−3に示した機器の更に代替的な実施の形態の部分断面側面図である。 ウェッジ部材が非係止状態とされ、把み部材が解放された、図10の機器の部分断面側面図である。 角度の係止機構も含む、機器の別の実施の形態の部分断面側面図である。 図12の線13−13に沿った断面図である。 図12及び図13に示した実施の形態の部分断面図である。 本発明の更に別の実施の形態を示す部分断面図である。
本発明の機器は、最小侵襲法を実行するため使用することができる。本明細書にて「最小侵襲法」とは、外科医が手術箇所にアクセスするため使用される小さい切口又は切開箇所を通して操作する外科的方法を意味する。1つの実施の形態において、切開箇所の長さは直径1mmから20mmの範囲、好ましくは、直径5mmから10mmの範囲にある。この法は、手術箇所にアクセスするため大きい切開箇所を必要とする方法と対照的である。このように、かかる小さい切開箇所及び(又は)自然体腔又はキャビティを通して挿入し、機器を特定の外科的又は医療的法のため内部のターゲット箇所に配置するため可撓性の機器が使用されることが好ましい。外科用機器を解剖学的部位内に導入することは、管腔、血管又はキャビティへの経皮的又は外科的アクセスにより又は解剖学的部位の自然のオリフィスを通して導入することにより行うこともできる。
腹腔鏡下方法にて使用することに加えて、本発明の機器は、大腸内視鏡、上部消化管鏡、関節鏡、洞、胸部、前立腺、経膣、整形外科、及び心臓手術を含むが、これらにのみ限定されない多様なその他の医療的又は外科的方法にて使用することができる。特定の方法に依存して、機器軸は、剛性、半剛性又は可撓性とすることができる。
本明細書にて「外科用機器」について説明するが、本発明の原理は、必ずしも外科手術用ではなく、カテーテルのようなその他の道具及び診断用及び治療用機器及び道具を含むが、これらにのみ限定されないその他の医療用機器にも当てはまる。
本発明の主要な特徴の1つは、医療方法を行う間、制御ハンドルを再配置する能力である。この点に関して、この再配置を可能にする少なくとも2つの異なる型式のものがある。より簡略化した実施の形態において、基端及び末端部材を連結し協調して作動させ又は、末端部材を実質的に作動させることなくハンドルを再配置のため自由に動かすことを可能にするため、機器の基端に起動可能なクラッチ部材が設けられる。本発明の別の実施の形態は、同一のクラッチ部材を使用するが、基端の再配置が行われる間、機器の末端にて特定の位置を維持するためケーブルの起動手段を把む手段を更に追加する。
上記したクラッチ部材が関係する限り、本明細書にて、クラッチ部材は多数の異なる実施の形態に開示され、また、基端の曲げ可能な部材にて終端とせずに、起動ケーブルの基端を終端とすべく使用される従動子の形態をしている。この従動子は、係止されたとき、作動ケーブルに対する終端を規定し、このため、基端及び末端の曲げ可能な部材の間にて直接的に制御することを可能にする。従動子が非係止状態とされたとき、このことは、1つの実施の形態において、機器の末端の位置に実質的に影響を与えることなく、基端の制御ハンドルを再配置することを許容する。
機器に組み込むことのできる別の作用部は、基端及び末端の曲げ可能な部材を特定の曲がった状態にて維持する係止作用部である。この係止制御部は、外科医が特定の作業を行なうとき、集中するため1つの小さい自由度を可能にする。曲げ可能な部分を特定の位置にて係止することにより、このことは、外科医がエンドエフェクタの方向を制御するため、回転ノブの操作のような、機器のその他の自由度を制御するため両手が自由であることを可能にする。
本発明の機器にて具体化された多数の独創的な作用部が存在する。例えば、曲げ動作に従う基端の運動部材の回りに配設されたボールアンドソケット装置を使用する構造とされた係止機構が設けられ、この場合、ボールアンドソケット装置を固定の特定の位置に保持すると共に、基端及び末端の曲げ可能な部材を特定の曲がった状態、すなわち換言すれば、その位置にて係止されたままに維持するため、環状の締め付け帯状リングが使用される。締め付け帯状リングは、係止レバーを含むことができ、該係止レバーは、機器のハンドルに隣接する位置に便宜に配置され、また、締め付け帯状リングを係止し且つ非係止状態にする一方、エンドエフェクタの位置を容易に操作できる。締め付け帯状リングは、回転可能であり、係止レバーは、便宜に配置することができ、又は、左手及び右手ユーザの間にて切り換える(回転する)ことができるようにすることが好ましい。この係止制御部は、外科医が特定の作業を行なうとき、集中するため1つのより小さい自由度を許容する。曲げ可能な部分を特定の位置にて係止することにより、このことは、外科医が回転ノブを操作する一方、エンドエフェクタの方向を制御するような、機器のその他の自由度を制御すべく両手が自由であることを可能にする。本明細書にて示した別の実施の形態において、ハンドルのソケットアンドボール装置と組み合わせて、係止スイッチにより係止作用部を具体化することができる。
図1は、本発明の外科用機器10の1つの実施の形態の斜視図である。この外科用機器において、ツール及びハンドル運動部材又は曲げ可能な部材の双方は、任意の方向に曲がることができる。これらは、基端部材における曲げ動作が末端部材にて関連した曲がりを提供するような形態にてケーブル(好ましくは、4本のケーブル)を介して相互に接続される。基端の曲がりは、機器のユーザによって制御ハンドルの動き又は偏向により制御される。換言すれば、外科医はハンドルを把み、機器が所要の位置となったとき、ハンドルにおける任意の動き(偏向)が直ちに、基端の曲げ可能な部材を制御する一方、該基端の曲げ可能な部材は、ケーブル100を介して末端の曲げ可能な部材の相応する曲がり又は偏向を制御する。一方、この動きは、末端ツールの位置を制御する。
基端部材は、向上した人間工学的制御を提供し得るよう末端部材よりも全体として大きいことが好ましい。図示した実施の形態において、基端と末端の曲げ可能な部材の直径の比は、3対1程度とすることができる。本発明に従った1つの型式において、末端の曲げ可能な部材が基端の曲げ可能な部材と同一方向に曲がる曲げ動作を提供することができる。1つの代替的な実施の形態において、曲げ可能、回転可能又は可撓性部材は、起動ケーブルを180°回転させることにより反対方向に曲がるよう配置することができ、又は、ケーブルに対する末端及び基端の支持点間の関係に依存して実質的に任意のその他の方向に曲がるよう制御することができる。
上述したように、末端の曲げ部材にて発生される曲げ運動量は、末端の曲げ可能な部材の比較した基端の曲げ可能な部材の寸法により決定される。説明した実施の形態において、基端の曲げ可能な部材は、末端の曲げ可能な部材よりも全体として大きく、その結果、末端の曲げ可能な部材にて発生される運動量は、基端の曲げ可能な部材の運動量よりも大きい。基端の曲げ可能な部材は、任意の方向に曲げて(約360°)、末端の曲げ可能な部材が同一又は反対方向の何れかにではあるが、同時に同一の面内にて曲がるよう制御することができる。また、図1及び図5に示したように、外科医は、回転方向R1の回りにて軸方向回転ノブ24を回すだけで、機器のツールをその長手方向軸線Tの回りにて任意の方向に曲げ且つ回すことができる。
本明細書にて、曲げ可能な部材について説明している。これらの部材は、また、回転可能な部材、曲げ可能な部分又は可撓性部材と称することもできる。本明細書に記載した説明において、「曲げ可能な部分」、「曲げ可能なセグメント」、「曲げ可能な部材」又は「回転可能な部材」のような語は、継手に設けられた1つの要素と比較して、制御可能に曲げることのできる機器の1つの要素を意味する。「可動部材」という語は、曲げ可能な部分及び継手の総称であるとみなす。本発明の曲げ可能な要素は、単一の方向ではなく任意の方向に曲がることができ、また、全て単一体又は単一本体構造であることが好ましい、任意の方向に曲がり易い能力を更に特徴とする機器を製造することを可能にする。「単一体」又は「単一本体」構造体の定義は、単一の一体的な部材によってのみ構成される構造体であり、多数の組み立て又は合わせた構成要素にて形成される構造体ではない。
これら曲げ可能な部材の定義は、制御手段又は被制御手段の何れかとして形成され且つ、張力又は圧縮力によって規制されて何ら鋭い破断又は角度を伴わずに、直線から湾曲した形態まで偏倚することのできる機器の要素である。曲げ可能な部材は、図2及び図4に示したような単一構造体の形態とすることができ、また、係合可能なディスク又は同様のものにて構成することができ、また、ベローズ装置又は可動のリング組立体を含むものでもよい。曲げ可能な部材のその他の形態に関しては、その特許出願の双方の内容の全体を参照として引用し本明細書に含めた、2006年8月16日付けで出願された同時出願係属中の米国特許出願第11/505,003号明細書及び2006年9月19日付けで出願された同時出願係属中の米国特許出願第11/523,103号明細書を参照されたい。
図1には、本発明の機器の1つの実施の形態が示されている。更なる詳細は、図2及び図3に示されている。図4−図7には、機器を再配置することのできる態様が連続的に示されている。図1には、ハンドル12がインラインの構造をした1つの形態にて外科用機器10が示されている。図15に示したような1つの代替的な形態において、ハンドルは、ピストルのグリップの型式のものとすることができる。ピストルグリップ機器の構造の更なる詳細について、その双方の内容の全体を参考として引用し本明細書に含めた、2006年9月27日付けで出願された同時出願係属中の米国特許出願第11/528,134号明細書及び2007年1月2日付けで出願された同時出願係属中の米国特許出願第11/649,352号明細書を参照されたい。
単に一例として、本明細書に記載した機器は、腹壁を通しての腹腔鏡下外科手段のため使用することができる。この目的のため、カニューレ又はトロカールが配設される切開箇所が提供される。機器10の軸14は、機器の末端を手術箇所に配設し得るようカニューレ又はトロカールを通り得るようにされている。エンドエフェクタ16は図1に示されている。図1に示した機器の実施の形態は、体液が末端の曲げ部材20に入るのを防止するためシース98と共に使用することができる。
本発明の機器により回転運動が行われる。これは、回転ノブ24が軸線Pの回りにてハンドル12に対して回転すること(図2参照)で行われる。これは、図1に回転矢印R1で示されている。回転ノブ24を何れかの方向に回転させたとき、これは、機器軸14の相応する回転を生じさせる。これは、図1にて回転矢印R2で示されている。この同一の運動は、また、長手方向先端又はツール軸線Tの回りのように、図5に示した、機器の先端に相応する軸線の回りにて末端の曲げ可能な部材及びエンドエフェクタ16の回転R3を生じさせることにもなる。
機器が係止される(又は非係止状態にある)間、回転ノブ24の全ての回転は、機器先端を同一の角度位置に維持するが、先端(ツール)の方向を回転させる。先端の回転作用部の更なる説明については、その内容の全体を参考として引用し本明細書に含めた、2005年12月14日付けにて出願された同時出願係属中の米国特許出願第11/302,654号明細書、特に図25−図28を参照されたい。
ハンドル12は、基端の曲げ可能な部材18を介して、機器軸の長手方向中心軸線に対してある角度にて傾動させることができる。この傾動、偏向又は曲がりは、紙面内にて考えることができる。ケーブルによって、この動作は、先端が機器軸の長手方向中心軸線に対して相応する角度にて軸線に沿って向けられる位置まで末端の曲げ可能な部材20の相応する曲がりを生じさせる。図5には、この曲げ動作が示されている。基端の曲げ可能な部材18におけるこの曲がりは、外科医がハンドルを図1の紙の面内且つその面外を含む実質的に任意の方向に向けて操作することによりハンドル12から制御する。この操作は、基端の曲げ可能な部材の曲がりを直接、制御する。機器軸の長手方向軸線に相応する軸線Uを示す図5を参照されたい。また、軸線P、Uの間の基端の曲げ角度B1、及び軸線U、Tの間の相応する末端の曲げ角度B2も参照されたい。
このように、ハンドルにおける制御を使用して機器を基端の運動部材にて曲げる一方、末端の運動部材及びツールの位置を制御する。ツールの「位置」は、主として、この曲げ又は運動動作によって決まり、また、末端の運動部材の末端における座標位置とみなすことができる。実際、基端及び末端の運動部材の双方にて、並びに機器先端における座標軸線を考えることができる。この位置決めは、3次元的である。勿論、機器の位置決めは、また、機器を切開箇所にて回動させる外科医の能力によっても特定の程度まで制御される。他方、ツールの「方向」は、図示した末端の先端又はツールの軸線Tの回りにてツールを基端の回転制御部材から回転可能に位置決めすることに関する。
図面には、1組みのジョーが示されているが、その他のツール又は装置は、本発明の機器と共に容易にし得るようにすることができる。これらは、カメラ、検出器、光学素子、スコープ、流体供給装置、注射器等を含むが、これらにのみ限定されるものではない。ツールは、ジョー、鋏、把み器、針ホルダ、微細切断器、ステープルアプライヤー、タッカー、吸引洗浄ツール及びクリップアプライヤーのような、多様な関節動作式ツールを含むことができる。更に、ツールは、切断ブレード、プローブ、洗浄器、カテーテル又は吸引オリフィスのような、非関節動作式ツールを含むものとしてもよい。
図1の外科用機器は、使用中の本発明に従った外科用機器10の1つの好ましい実施の形態を示し、これは、患者の皮膚の挿入箇所にてカニューレを通して挿入することができる。機器軸14、エンドエフェクタ16、末端の曲げ部材20及び基端の曲げ部材18のような、図示した構成要素の多くは、2005年7月20日付けで出願され、その内容の全体を参考として引用し本明細書に含めた同時出願係属中の米国特許出願第11/185,911号明細書に記載された機器の構成要素と同様であり且つこれらと同一の態様にて相互作用するようにすることができる。図示した多くのその他の構成要素、特に、図15に示した機器のハンドル端部は、2006年9月27日付けで出願され、その内容の全体を参照として引用し本明細書に含めた、同時出願係属中の米国特許出願第11/528,134号に記載された構成要素と同様のものとすることができる。2004年4月12日付けで出願された米国特許出願第10/822,081号明細書、2005年10月3日付けで出願された米国特許出願第11/242,642号明細書、2005年12月14日付けで出願された米国特許出願第11/302,654号明細書、及び2006年11月28日付けで出願された米国特許出願第605,694号明細書は、その内容の全体が参考として本明細書に含められており、これらは全て当該譲受人が保有するものである。
図2−図9に示したように、基端の曲げ可能な部材18と末端の曲げ可能な部材20との間の制御は、曲がり制御ケーブル100によって提供される。図示した実施の形態において、所望の全方向への曲がりを提供するためかかる制御ケーブル100は4本設けられている。しかし、本発明のその他の実施の形態において、より多くの又はより少ない曲がり制御ケーブルを使用してもよい。曲がり制御ケーブル100は、機器軸14及び図4及び図5に示したような、基端及び末端の曲げ可能な部材を通して伸びる。曲がり制御ケーブル100は、これらのケーブルが起動されるとき、屈曲するのを防止し得るようその実質的に全長に沿って規制されることが好ましい。
図1に示した機器は、インライン型である。しかし、本発明の原理は、図15に図示したような、ピストンのグリップハンドルのようなその他の形態のハンドルにも適用できる。図1には、主としてレバー22から成るジョーの締止め又は起動手段が示されている。レバー22は、ツールの主起動ケーブル38を制御する。各種のツールの起動機構の更なる詳細については、上述した同時出願係属中の出願の何れかを参照されたい。
機器軸14は、軽量な金属材料にて出来たものとし、又はプラスチック材料とすることのできる外側軸管32を含む。その最基端にて且つ図2の線3−3に沿った機器軸の図3の断面図を参照されたい。管32の基端は、図2に示したように、アダプタ26により受け入れられる。管32の末端は、末端の曲げ可能な部材20に固定される。外側管軸32内には、プラスチック材料にて出来たものであることが好ましい支持管34がある。管34は、末端の曲げ可能又は可撓性部材20と基端の曲げ可能又は可撓性の部材18との間を伸びている。ジョーアクチュエータケーブル38はこの支持管34内を伸びている。
図示した機器において、機器のハンドル端部は、基端の曲げ可能な部材は360°の曲がりを可能にし得るような構造及び配置とされているため、任意の方向に先端を向けることができる。このハンドルの機器軸に対する動きは、機器を基端の曲げ可能な部材18にて曲げることになる。一方、この動作は、曲げ制御ケーブル100を介して末端の曲げ可能な部材を同一方向に曲げることになる。上述したように、反対方向への曲げは、制御ケーブルを一端からその他端まで180°回転させ又は捩ることにより使用することができる。図15の概略図的な斜視図を参照されたい。図示した機器にて使用することのできるケーブルスキームの図について、その内容の全体を参考として引用し本明細書に含めた、2007年1月2日付けで出願された、同時出願係属中の米国特許出願第11/649,352号明細書の図15を参照されたい。
本明細書にて示した第一の実施の形態において、ハンドル12は、関係した起動レバー22が支持されたインライン形態を有している。ツールの起動レバー22は、図1に示されており、また、ハンドルの基部に回動可能に装着されている。レバー22は、ツールの起動ケーブル38を制御するスライダ(図示せず)を有しており、該ケーブルは、スライダから機器の末端まで伸びている。ケーブル38は、ジョーの開放、閉塞を制御し、また、レバーの異なる位置は、ジョーに加わる力を制御する。ハンドル及びスライダ機構のより詳細については、2005年7月20日付けで出願された、上述の米国特許出願第11/185,911号明細書を参照する。
次に、図2−図4に関して説明する。この機器において、末端の曲げ可能な部材20は、末端の曲げ可能な部材20の詳細の一部を示し得るよう何らの保護シース無しにて示されている。末端の曲げ可能な部材は、その間に隔てたスロット112を規定する隔てたディスク110から成っている。リブ111は、上記の米国特許出願第11/185,911号明細書に記載したものと同様の態様にて隣接するディスク同士を接続することができる。機器のツール端部の更なる詳細については、2006年9月27日付けで出願された上記の米国特許出願第11/528,134号明細書を参照することができる。
基端の曲げ可能な部材18は、末端の曲げ可能な部材20と同様に、その間にスロット132を規定する一連の可撓性のディスク130を含む単一体又は単一本体のスロット付き構造体の構造となるようにすることもできる。「単一体」又は「単一本体」構造体は、単一部品にて使用する構造とされ、また、部品の組み立てを必要としないものとして規定することができる。接続リブ(図示せず)は、隣接するディスク130の間を伸びるようにしてもよい。曲げ可能な部材の双方は、リブが1つのリブから隣接するリブまで好ましい60°の変化にて配設されるリブパターンを有することが好ましい。このことは、改良された曲げ動作を提供することが判明している。リブをその間にて90°以下の間隔であるように配置することにより、改良された曲げが可能であることが判明した。リブは、1つのリブから隣接するリブまで約35°から約75°の間隔にて配設することができる。90°以下の間隔とすることにより、リブはより均一に分配することができる。その結果、曲げ動作は、任意の方向にてより均一となる。本発明において、曲げ可能な部材の双方は、PEBAX(ポリエーテルブロックアミド)のような高弾性のポリマーにて出来たものとすることができるが、その他の弾性的で且つ順応性のある材料にて形成してもよい。
回転ノブ24には、基端の曲げ部材18の基端を支持する基端ハブ25が設けられている。図2には、基端の曲げ可能な部材18及びハブ25を通って伸びるケーブル100が示されている。曲げ制御ケーブルを基端の曲げ可能な部材又はハブにて終端とせずに、これらのケーブルは、本明細書にて従動子機構140とも称されるクラッチ部材にて終端となっている。
本明細書に従い、ケーブルスキームは、相対的に剛性であるが、しかも曲げ可能である曲げ制御ケーブルを使用することが好ましい。剛性なケーブルは、その「引っ張り」のみならず、その「押し」動作をも許容する。このことは、ケーブルの制御作用が提供されるため、ケーブルが「引っ張られる」ときのみならず、ケーブルが「押される」ときもケーブルを介しての改良された制御作用を可能にする。このことは、ケーブルを介してより均一な制御作用を行うことを可能にする。「引っ張り」動作のみならず、「押し」動作をも可能にするため、ケーブル100は、押されたとき、屈曲を防止するため、比較的狭い管腔又は通路内にて支持される。このことは、特に、2007年1月2日付けで出願された同時出願係属中の米国特許出願第11/649,352号に記載されたように、軸フィラーを提供することにより容易にすることができる。特に、「押し」動作を許容するため、ケーブルは、機器自体の内部にて変形しないよう規制されている。
上述したように、本発明の主要な特徴の1つは、医療方法を行なう間、制御ハンドルを再配置し得る能力である。この点に関して、この再配置を可能にする少なくとも2つの異なる型式がある。図8及び図9に示したように、より簡単な実施の形態において、機器の基端にて作動可能であり、基端及び末端の部材を協調して作用するよう連結し、又は、ハンドルが末端の部材を実質的に機能させることなく再配置のため自由に動くことを可能にするクラッチ又は従動子部材が存在する。図1−図7に示した本発明の別の実施の形態は、同一のクラッチ又は従動子部材を使用するが、ケーブルの起動手段に対して把み部材を更に追加し、基端の再配置が行われる間、機器の末端にて特定の位置を維持する。
従動子140は、図2−図7に示されている。従動子すなわちクラッチ機構140は、特に、曲げ制御ケーブル100に対する主要な支持体を提供するアンカーリング142と、ライダー148を支持する割型ボール125とを含む。ウェッジ部材180が起動されて、割型ボール125を係止し又は非係止状態にする。アンカーリング142は、対向した後方に伸びる指状体176の細長いスロット内に受容される直径方向に配設されたピン172を含む。指状体176は、回転ノブのハブ25から伸びている。個別のケーブル100は、端部突起102によりアンカーリングに装着されている。ばね又は弾性パッド104が突起102とアンカーリング142との間に配設されることが好ましい。ケーブル100の各々は、ケーブルが起動されたとき適正に規制され且つ、屈曲しないよう剛性な管105内にて支持されることも好ましい。
クラッチ機構140は、曲げ制御ケーブル100がアンカーリング142にて固定状態で終端とされる係止位置か又はライダーが割型ボール上にて回動し又は回転自在であり、ハンドルを新たな位置に再配置することを可能にする、非係止位置と称することのできる係止位置かの何れにあるようにされている。この新たな位置から、クラッチ機構は、機器の末端を基端ハンドルから制御することを可能にし得るよう再係合させることができる。換言すれば、再係合したとき、ライダー148は、次に、割型ボール部材125に対して係止することができる。
この実施の形態にて示した機器が図4に示した真直ぐなインライン位置にあるとき、次に、クラッチ機構140、特に、アンカーリング142は、中心軸線Pに対し実質的に横断状に伸びる。ハンドル12が図5に示した位置におけるように曲がったとき、次に、従動子すなわちクラッチ機構140は、長手方向軸線Pに対するその横断状位置を維持する。クラッチ機構140を係止させるべきとき、ウェッジ部材180は、割型ボール125と係合し、ボールをライダーに対して押し付け、このことは、アンカーリング142の位置を係止し、従って、曲げ制御ケーブル100の位置を係止する。クラッチ機構140を非係止状態にすべきとき、ウェッジ部材180は、割型ボール125から非係合状態となり、このことは、ボール部材が最早、ライダーと係合しないため、制御ケーブル100を再配置することを可能にする。機構140の係止位置及び非係止位置の双方において、アンカーリング142は、ノブ24の回転に応答してライダーに対して回転することが許容される。
クラッチ又は係止機構140は、アンカーリング142及びライダー148に加えて、保持リング149を含む。ねじ又は同様のものを使用して図2に示したように、ライダー148及び保持リング149を共に球形ボール125の回りにて固定することができる。ボール125は、また、その中心部がスリーブ152により支持されており、該スリーブ152は、壁151に隣接する一端にフランジを有し、その他端に固定ナット又はフランジを有している。ウェッジ部材180がスリーブ152上を摺動して球形の割型ボール125のスリット147に入り得るようにされている。図2の断面図は、そのスリット147と共に、ボール125を示す。図2には、ウェッジ部材180も示されている。
円錐形ウェッジ180は、係止ボタン155を含むボタン装置によって動かすことができる。このボタンは、両端155A、155Bを有するものとみなすことができる。ボタン端部155Bを矢印155Cに向けて動かしたとき(図7参照)、このことは、機器のクラッチ機構を係止することになる。その代わり、ボタン端部155Aが矢印155Dの方向にハンドルハウジングに向けて押されたとき(図6参照)、このことは、クラッチ機構を解放することになる。円錐形ウェッジ部材180は、ボタン155により支持されたウェッジ154によって動かす。クラッチ機構140のような、機構の更なる詳細については、2006年9月19日付けで出願され、その内容を参考として引用し本明細書に含めた、米国特許出願第11/523,103号明細書の図9−図12を参照されたい。
図1−図7に示した第一の実施の形態は、機器の基端位置が再配置される間、機器の末端位置を維持することができるように、曲がった制御ケーブルを把持する手段も含む。この点に関して、図8及び図9に示した第二の実施の形態は、把み手段を使用せず、基端の再配置機構のみを使用することが分かる。把み手段133は、把みリング134、接続リンク135、リング形状のウェッジ136及び弾性的な円錐形リング137を含むものとして図示されている。図2には、また、その非把み状態にある把み部材も示されている。図3は、把み部材の更なる詳細を示す把み手段133の断面図である。把み部材は、この実施の形態において、アダプタ26の末端、又は機器軸の基端に配設されている。これは、機器のユーザによって起動させるのに便宜な位置であるが、機器のハンドルに対するその他の位置に配置してもよい。
図2の位置にあるとき、把みリング134がスロット138の左側に配設された状態にて把み部材は解放される。この位置において、ウェッジ136は、ケーブル100から非係合状態とされ、このため、ケーブルは、機器の曲がりを制御し得るよう自由に動かすことができる。他方、図5には、スロット138の右側の係止位置まで動かした把みリング134が示されている。この動作は、ケーブル100をウェッジ136と弾性円錐体137との間にて把む。この把み動作は、把み部材が係止されたときに、とる位置である機器(エンドエフェクタ)の末端の位置を保持することになる。この把み作用が開始されたとき、ハンドルは、再配置のため自由にすることができる(クラッチ機構は解放され且つ、その後に新しい位置にて係合する)。
次に、本発明のクラッチ制御装置を作動させる方法の説明のため、図2−図7を参照する。図2には、ウェッジ部材180が割型ボール125との係合から外れた非係止状態にあるクラッチ機構が示されている。図2には、また、その非把み位置にある把み部材も示されている。図4には、クラッチ機構140が係止され、把み部材がその非把み位置にあるインライン位置における機器が示されている。図4の位置にて、機器は、任意の方向に容易に曲げることができるように配置されている。クラッチ機構が係止されたとき、曲げ制御ケーブルは、実質的に、作動可能な状態にある。
図5には、機器ハンドルを基端の曲げ可能な部材を曲げるよう動かす一方、該曲げ可能な部材は、末端の曲げ可能な部材及びツールを曲げるときのケーブル及びクラッチ装置が示されている。ハンドルは、角度B1にて曲げられ、ツールは、これに相応して、図示した角度B2にて曲げられている。図5において、クラッチ機構は、依然として、係止されているため、ボール125に対してライダー148は全く動かず、このため、アンカーリング142は、ハンドルの軸線Pに対するその横断状位置に維持される。図5には、曲げられて、末端の曲げ可能な部材20にて相応する曲がりを生じさせる基端の曲げ可能な部材18が示されている。図5において、次に、把み部材133は、係止され曲げ制御ケーブルを阻止する。この動作は、機器の基端にて何が生じようとも、機器の末端を図5に示した位置に保持することになる。図5には、依然として係止されたクラッチ機構が示されている。
図6には、機器を作動させるときの次の可能なステップが示されており、ここにおいて、基端のクラッチ機構が非係止状態とされ又は解放され、機器のハンドルを図6に示した真直ぐな位置に再配置することを許容する間、把み部材133は係止されて末端位置を保持する状態に保たれる。このように、図6において、基端のハンドル位置が真直ぐな位置に再配置されたときでさえ、末端の曲がり(角度B2)が維持される。また、図6の位置において、再配置によりクラッチ機構は、ハンドルの長手方向軸線に対して傾き、真直ぐな位置に対する位置を補償することも分かる。真直ぐな位置が示されているが、ハンドル及び基端の曲げ可能な部材は、クラッチ機構が再度、係合する前に、実質的に任意の所望の位置に再配置することができることが理解される。
ハンドルが再配置された後、次に、機器の基端を再係合させる。換言すれば、次に、クラッチ機構140を、再度、最初に、図6の位置にて係合させる。これは、図7にてその係止した位置に示したボタン又はスイッチ155から制御される。次に、図7には、ハンドル12と、末端の曲げ可能な部材20及びエンドエフェクタ16を更に配置し得るように下方に動かした基端の曲げ可能な部材18とが示されている。この動作は、図7にて分かるように、エンドエフェクタ16をより大きい角度B3にて更に偏向させる。このことは、機器の末端部分が維持されている間、外科医がハンドルを選択的に再配置することにより、機器の末端部分を一層良く制御することを可能にする。図7にて、制御される前、図7に示したように、把みリング134を末端方向に動かすことにより把み部材は解放される。
次に、把み部材無しにてクラッチ機構140のみが使用される点を除いて、本明細書にて説明した、第一の実施の形態に示したものと実質的に同一である、本発明の別の実施の形態について図8及び図9を参照する。図8及び図9において、適当な場合、第一の実施の形態におけるものと同一の参照番号が使用されている。本発明のこの実施の形態において、その使用中の実質的に任意の時点にて、但し、特に図8の位置のような、当初の位置から、機器の基端を再配置することが可能である。図8には、クラッチ機構140が非係合状態となったインライン位置にある機器が示されている。この位置から、単に一例として、ハンドル12を、図9の位置まで下方に動かすことができる。クラッチ機構は、最初に解放されるため、ハンドルは、機器の末端を何ら実質的に動かすことなく動かすことができる。図9には、下方に曲げられているが、末端は曲がっていないハンドルが示されている。図9には、係合し又は係止し、このため曲げ制御を開始することのできるクラッチ機構140も示されている。図9の位置から、外科医は、ハンドルを全360°の動きを含む任意の方向に動かすことができる。
図10及び図11には、クラッチ機構と、ケーブルを規制する把み部材との双方を含む本発明の更に別の実施の形態が示されている。図10及び図11に示した実施の形態において、同一の参照番号の幾つかは、本明細書にて説明した上記の実施の形態に記載したものと同一の構成要素を識別するため使用される。このように、図10及び図11には、ハンドル12の一部分、機器軸14の一部、基端の曲げ可能な部材18、回転ノブ24及びアダプタ26が示されている。図10及び図11に示した把み部材133は、図1−図3に示したものと実質的に同一である。このように、把み部材は、把みリング134と、接続リンク135と、リング形ウェッジ136と、弾性的なクロニクルリング137とを含む。把み部材の構成要素は、図2の断面図に示した第一の実施の形態に示したものとほぼ同一の位置に配設されている。
図10及び図11の2つの断面図において、クラッチ機構は、上記の実施の形態にて説明したものと異なっており且つ、多少相違する態様にて作動される。この状況は、それぞれ図10及び図11に示した2つの位置の間のような、ハンドルに対して軸方向に回転ノブ24が動くことにより形成される。
図10及び図11の実施の形態において、従動子すなわちクラッチ機構240は、特に、曲げ制御ケーブル200に対する主要な支持体を提供するアンカーリング242と、ライダー248を支持する割型ボール225とを含む。割型ボール225は、回転ノブ24に確実に固定され且つ、その長手方向への変位を伴って動く。ウェッジ部材280は、ハンドル壁281から支持されており且つ、割型ボール225と係合し、また、該割型ボール225に対し非係合状態となることができる。ウェッジ部材280は、割型ボール225がウェッジ部材280に近接し且つ離反するように移動してクラッチ機構240をそれぞれ係止し且つ非係止状態にする間、その位置に固定される。アンカーリング242は、対向した後方に伸びる指状体276の細長いスロット内に受容される直径方向に配設したピン272を含む。指状体276は、回転ノブのハブから伸びている。
個別のケーブル200は、端部突起202によりアンカーリング242に装着される。ばね又は弾性パッド204は、突起202とアンカーリング242との間に配設されることが好ましい。ケーブル200の各々は、補強管(図10及び図11に図示せず)内に支持され、ケーブルは、ケーブルが起動されたとき適正に制限され且つ屈曲しないようにすることが好ましい。4本の制御ケーブルを使用することができ、又は、より少数又は多数の制御ケーブルを使用してもよい。
図10及び図11の実施の形態において、クラッチ機構240は、曲げ制御ケーブル200がアンカーリング242にて固定状態にて終端とされる係止位置、又はライダーが割型ボール上にて回動し又は回転自在であり、ハンドルを新しい位置に再配置することを可能にする非係止又は解放した位置と称することのできる位置の何れかにあり得るようにすることができる。新しい位置から、クラッチ機構を再係合させて機器の末端を基端ハンドルから制御することを可能にすることができる。図10において、この断面図は、そのクラッチ位置又は係止位置にあるクラッチ機構を示す。回転ノブ24は、右側に動いて、割型ボール225とウェッジ部材280とが係合するようにする。これにより割型ボールが拡張し且つライダー248と接触し、このためライダーと割型ボールとの間の固定された位置を維持する。
他方、図11の断面図は、より末端位置にあり、このため、ウェッジ部材280と割型ボール225との間の係合を解放する回転ノブを示し、ここにおいて、ライダーは、割型ボール上にて回動し又は回転自在であり、ハンドルを再配置することを可能にする。図1−図7に関して上述したものと同一の順序は、図10及び図11の実施の形態にも当て嵌まり、これにより、クラッチ機構が係止又は非係止状態にある間、把み部材は、係合して機器の末端にて予め選んだ位置を維持し、機器の末端を更に制御し又はハンドルの再配置を可能にする。図10及び図11に示した実施の形態において、アンカーリング242は、回転ノブ24を回転させたようなとき、ライダー248に対して回転することができる。クラッチ機構240の係止位置において、ウェッジ部材280は、割型ボールを分離させ、このためライダーを割型ボール225上の固定された位置に実質的に保持する。他方、回転ノブ24を図11に示した位置まで動かしたとき、割型ボールは、最早、拡張せず、このため、ライダーは、割型ボール225上にて自在に動くことができる。
次に、図12−図14に示した本発明の更に更なる実施の形態について説明する。図12は、機器を示す部分断面図である。図14は、機器の構成要素の分解斜視図である。図12−図14に示した機器は、また、クラッチ機構及び把み手段の双方と、ハンドルとツールとの間の特定の位置を係止する手段とを含む。図12の断面図に示した機器は、機器の特定の位置を係止する別個の係止部材を含む。図12−図14に示したものと同一の構成要素の多くを保持する機器の構造について、参考として引用し本明細書に含めた、2006年11月28日付けで出願された同時出願係属中の米国特許出願第11/605,694号明細書を参照されたい。
図12は、ハンドル12及び機器軸14の一部分のみを示す、この実施の形態を示す機器の部分断面図である。図12には、また、単一体構造とすることのできる末端の曲げ可能な部材20と、エンドエフェクタ16とが示されている。図12において、機器軸を通って伸び且つエンドエフェクタ16に連結されたケーブル800が示されている。ハンドルの構造は、基端の曲げ可能な部材818との境界面にて部分図でのみ示されている。ハンドルは、エンドエフェクタまで伸びるツールの起動ケーブルを起動させるレバー(図示せず)を含む。
図12の実施の形態において、末端の曲げ可能な部材20における末端の曲がりを制御するのはハンドルがアダプタ826に対して傾動することである。これと代替的に、軸がハンドルに対して傾動することを考えることができる。回転ノブ824は、アダプタ826と一体的であり、また、機器軸の回転、特に機器軸の内管に対する機器軸の外管832の回転を可能にする。機器軸の外管832の回転は、末端の曲げ可能な部材と、その末端にて支持されたエンドエフェクタとを回転させる。このことは、機器の先端を図12の軸線Pのような末端の先端軸線の回りにて回転させることを可能にする。
軸の外管832は、アダプタ826内にて固定されている。内管834は、外管832に対して支持されている。図12、図13の断面図は、4つの曲げ制御ケーブル800を示す。機器軸内にて、ケーブル800を受容する案内スロットを有する離間器(図示せず)を設けることもできる。4本の制御ケーブル800が図13の断面図に示したように設けられているが、その他の実施の形態において、より少数又は多数のケーブルを設けてもよい。
内管834の最基端836はボール815を支持する。ボール815は、回転しない内側部材の端部にて固定状態に取り付けられている。ツールの起動ケーブルは、ボール815を通って進む。この目的のため、ボール815には、多少円錐形のキャビティ817が設けられている。
図12−図14の実施の形態において、三次元内でのエンドエフェクタの傾動は、同様に、アダプタ826に対して三次元内にて曲がり又は傾動する能力を有するハンドルによって行われる。この目的のため、ハンドルは、その間にて、ボールソケット825を規定する2つの半体にて提供することができる。図14の分解斜視図には、球形ボール815と、ハンドル12の一部分としてのボール受容ソケット825とが示されている。ボール815には、直径方向に配設されたピン827が設けられており、該ピンは、ボールソケット825のハンドルの直径方向に配設されたスロット828内に受容される。このピン及びスロット装置は、ハンドルがボール815に対して三次元的に動くことを可能にする。ピン827は、ハンドルが図12の紙面内にて動いたとき、スロット828内にて変位することができる。また、ハンドルは、ハンドルが図12の紙面内に且つ紙面外に動いたとき、ピン827に対して回動することができる。このことは、三次元的に位置決めすることを可能にする。
図12には、また、ハンドルに対して支持され且つケーブル800の各々の最基端を支える回転アンカーリング840も示されている。この目的のため、アンカーリング840は、互いに90°にて配設され且つ、ケーブル800の各々の基端(突起841)を受け入れる、4つの穴を含む。参照番号842で示したばね又は弾性部材は、ケーブルの終端の各々と回転アンカーリング840との間に設けることができる。図12に示した位置において、ハンドルは下方に傾動されているのが分かる。ケーブル800が機器軸内にて捩られない限り、ハンドルの傾動は、末端の曲げ可能な部材20を介してエンドエフェクタの相応する上方への動きを引き起こす。アンカーリング840は、ライダー880に対して回転し機器の末端の先端を自在に回転させることができる。
上述したように、アンカーリング840は、ケーブル800の最基端を保持する手段を表わす。また、回転するアンカーリング840は、回転ノブ824とハンドルとの間の境界面である。この目的のため、回転ノブ824の円弧状スロット850内に受容される、直径方向に配設したピン849がリング840上に設けられている。ピン及びスロット装置は、回転ノブが回転することを可能にする一方、この回転は、機器軸の外管及びエンドエフェクタを回転させる。回転ノブ824がエンドエフェクタを回転させるとき、ハンドルの位置に関係なく、ピン849は、スロット850内を動いてこの回転運動を可能にする。その他のピン及びスロット装置827、828と同様に、ピン849及びスロット850は、ハンドルの機器軸に対する位置に関係なく、回転ノブ824の回転運動を可能にする。
図12の断面図には、また、ハンドルにおける2つの別個のボタン制御装置も示されている。これらの制御装置の一方は、特定の曲がった状態にて機器の係止を制御するためのものである。これは、参照符号Aで示したボタン装置により制御される。図12の断面図にて参照符号Bで示した他方のボタン制御装置は、ハンドルを再配置することを可能にする、この実施の形態に従ったクラッチ機能を制御する。
図12において、ボタン制御装置Aと関係した係止機構は、一端にてフランジ853を支持し、他端にてカップ854を支持するスリーブ852を含む。カップ854は、ボール815に対して摺動して接近、離反し得るよう支持されている。スリーブ852は、ボール815に対して直線状に変位して接近、離反し得るようにされている。1つの位置において、スリーブは、ボールから離れて配設され、また、対向した位置にて、カップ854は、動いてボールと接触し、ハンドルのボール815に対する位置を係止する。この係止位置となったとき、次に、基端及び末端の曲げ可能な部材を通して、先端を回転ノブ824を介して回転させることができる点を除いて、機器の全体がその位置にて係止される。
スリーブ852の平行移動は、ウェッジ856から制御される。ウェッジ856は、フランジ853に当接する平坦面を有し且つ、ハンドルのテーパー付き壁と係合するテーパー付き面を有している。ウェッジ856は、また、十分な隙間を提供する細長いスロットも含んでおり、このため、ウェッジ部材856がその係止位置と非係止位置との間を動くとき、ツールの起動ケーブルとその関係したシースとは接触しない。
ウェッジ部材856は、1対のボタンにより制御される。これは、軸861の端部にて支持された係止ボタン860を含む。軸861は、ウェッジ部材856に固定されている。ウェッジ部材856の反対側には、軸863によりウェッジ部材から支持された解放ボタン862がある。係止ボタン860がハンドルに向けて内方に押されると、これは、ウェッジ部材856をテーパー付き面に対して動かし、これによりスリーブ852を長手方向に動かし、このため、カップ854はボール815に締止め圧力又は力を加えるようにする。これが生じたとき、ハンドルは、ボール815に対して固定した位置に保持される。換言すれば、ボタン860が押されたとき、機器がどの位置にあろうとも、機器は、エンドエフェクタが特定の相応する位置にある状態にてその位置に維持される。係止部材は、解放ボタン862を押すことにより解放させ、ウェッジ部材856を反対方向に向けて長手方向に動かすことができる。これは、スリーブ852の張力を解放し、このため、カップ854は、最早、ボール815と密着していないようにする。このことは、ハンドルをアダプタ826に対して任意の三次元的位置にて動かすことを可能にする。偏倚手段又は保持手段をこの係止機構と関係付けることができる。
図12に示した他方のボタン装置Bは、ハンドルの再配置を制御するためのものである。この動作は、アンカーリング840を支持するライダー880とボール815に対するソケットを形成するハンドル端部の外面881との間の境界面を制御する。この外面881は、4つの円弧状板882を面881の受容凹所内にて支持する。板882は、矢印883の方向に向けて外方に動かし、ライダー880に対して当接し得るようにされている。これらの板は、クラッチ機構の係止位置にてライダー880に対して当接する。クラッチ機構の解放した位置において、板882は解放され、ライダー880に対して何らの当接力を提供しない。
板882は、4本のテーパー付きワイヤー855により起動され、該ワイヤーは、一端にてそれぞれの板882の下方を伸び、また、他端にてボタン装置B、より特定的には、基部887にて保持されている。基部887は、フレーム890の対角状スロット889を通って伸びる端部ピン888により支持されている。図14の分解斜視図にて示したように、テーパー付きワイヤー885を縮退させ得るように押し込むことのできるボタン装置Bの一部分である1つのボタン892がある。ボタン装置Bの他端には、フレーム890と接続されたボタン894がある。ボタン894を図14にて上方に押すと、このことは、テーパー付きワイヤーを前方に付勢しそれぞれの板882と係合させクラッチ機構を係止する。ボタン892を図14にて下方に押すと、このことは、テーパー付きワイヤーを縮退させ、それぞれの板882との係合から外して、クラッチ機構を非係止状態にし又は解放する。
次に、図15に示した本発明の更なる実施の形態について説明する。ここにおいて、クラッチ作用の着想は、上述した同時出願係属中の米国特許出願第11/649,352号明細書に記載された型式のような、ピストルグリップ型機器に適用される。この実施の形態において、基本的に、基端の曲げ可能な部材418の上方に配設され且つ、基端の曲げ可能な部材の曲がりに従うボールアンドソケット装置を含む係止機構又は角度係止手段440が使用される。係止機構は、係止位置と、非係止位置を有し、また、基端の可動又は曲げ可能な部材の回りに配設され、また、その係止位置にて基端の可動部材の位置をハンドルに対して固定し得るよう手操作にて制御される。係止機構は、ボール部材と、ソケット部材を規定する可圧縮性ハブとを備えている。ハブは、割型ハブとすることができ、係止機構は、割型ハブの回りに配設された締め付け帯状リング420と、締め付け帯状リングをハブの回りにて閉じてハブを球形ボール部材422に対して係止すべく締め付け帯状リング上に取り付けられた係止レバー421とを含むものとして図示されている。締め付け帯状リング420は、ハブと相互に係止するが、非係止位置にあるとき、ハブに対して回転することもできる。
「ボール」部分は、基本的に、ボール部材422により形成される一方、「ソケット」部分は、基本的に、ハンドルの伸長部により形成される。係止機構は、基端の曲げ可能な部材を所望の位置にて係止し、また、これを行うことにより、末端の曲げ可能な部材及びツールの位置を係止する。基端の曲げ部材418は、ボールアンドソケット装置により取り巻かれているが、機器軸414及び基端の曲げ部材418がケーブル400と共に、自由に回転することを許容する(回転ノブ424)し、また、機器軸の軸線がハンドルの軸線に対して自由モード又はこれと代替的に、係止モードにて角度を付けるのを許容する。
この目的のため、図12に示したボール部材422を参照されたい。ボール部材422は、球形の外面404を有する部分球形のボール端部に隣接している、末端のネック部406を含む。ネック部406は、基本的に、アダプタ426及び基端の曲げ可能な部材418の円錐形部分419上に配設される一方、ボール部分は、主として、基端の曲げ可能な部材418の主要部分上に配設されている。ボール部材422は、ハブ402の形態にてハンドルに形成されたソケット内に着座し得るようにされ、該ハブは、締め付け帯状リング420を半径方向に圧縮することによりボール部材422の回りにて圧縮することができる。この係止構造の更なる詳細については、その内容を参考として引用し本明細書に含めた同時出願係属中の米国特許出願第11/649,352号明細書にて見られる追加的な詳細を参照されたい。
回転ノブ424には、基端の曲げ部材418の基端を支持する基端ハブ425が設けられている。図15には、基端の曲げ可能な部材418及びハブ425を通って伸びるケーブル400が示されている。曲げ制御ケーブルを基端の曲げ可能な部材又はハブにて終端とさせずに、これらのケーブルは、本明細書にて、従動子機構540とも称されるクラッチ部材にて終端とされている。
従動子すなわちクラッチ機構540は、特に、曲げ制御ケーブル400に対する主要な支持体を提供するアンカーリング542と、ライダー548を支持する割型ボール525とを含む。ウェッジ部材580は、起動されて割型ボール525を係止し又は非係止状態とする。個々のケーブル400は、端部突起502によりアンカーリングに装着されている。ばね又は弾性パッド504は、突起502とアンカーリング542との間に配設されることが好ましい。ケーブル400の各々は、また、補強管505内にて支持され、ケーブルは起動されたとき、適正に規制され且つ屈曲しないようにすることが好ましい。補強管505は、ハブ425とアンカーリング542との間に配設された状態にて図15に示されている。
クラッチ機構540は、曲げ制御ケーブル400がアンカーリング542にて固定状態にて終端とされる係止位置、又はライダーが割型ボール上にて回動し又は回転自在でありハンドルを新しい位置に再配置する非係止位置と称することのできる係止位置の何れかにあるようにされている。該新しい位置から、クラッチ機構は、再係合させて機器の末端を基端ハンドルから制御することを可能にする。換言すれば、再係合したとき、ライダー548は、割型ボール部材525に対して係止される。機構540の係止位置及び非係止位置の双方において、アンカーリング542は、ノブ424の回転に応答してライダーに対して回転することが許容される。クラッチ機構540を係止すべきとき、ウェッジ部材580は割型ボール525と係合し、ボールをライダーに対して押し付け、このことは、アンカーリング542の位置を係止し、このため、曲げ制御ケーブル400の位置を係止する。クラッチ機構540を非係止状態とすべきとき、ウェッジ部材580は、割型ボール525から非係合状態となり、このことは、ボール部材は、最早、ライダーに係合しないため、ハンドル412及び制御ケーブル400を再配置することを可能にする。図15に示した機構540は、図2に示したものと実質的に同一とすることができる。
円錐形ウェッジ580は、図2に示したもののようなボタン装置(図15に図示せず)により動かすことができる。このボタンは、両端を有し、また、両方向に動いてクラッチ機構を係止し又は非係止状態にすることができるものとみなす。円錐形ウェッジ部材580は、ボタン装置により支持されたウェッジ554により動かす。
図15に示した実施の形態は、機器の基端位置が再配置される間、機器の末端位置を維持することができるように、曲げ制御ケーブルを把む手段も含む。把み手段133は、把みリング134、接続リンク135、リング形状ウェッジ136及び図2に示し且つ図2にて以前に説明したものと実質的に同一の円錐形リング137を含むものとして示されている。図15には、その非把み状態にある把み部材が示されている。把み部材は、この実施の形態にて、アダプタ426の末端に又は機器軸の基端に配設されている。このことは、機器のユーザが起動させるのに便宜な位置であり、また、機器ハンドルに対してその他の位置に配置することもできる。
図15の位置にあるとき、把み部材は、把みリング134がスロットの左側に配設された状態にて解放される。この位置において、ウェッジ136は、ケーブル400から非係合状態とされ、このためケーブルは、自在に動いて機器の曲がりを制御する。把みリング134がスロットの右側の係止位置まで動くと、この動作は、ケーブル400をウェッジ136と弾性円錐体137との間にて把む。この把み動作は、把み部材が係止されたときの位置にて機器(エンドエフェクタ)の末端の位置を保持する。この把み作用が開始されたとき、次に、ハンドルは、再配置のため自由にすることができる(クラッチ機構は解放され、その後、新しい位置にて係合する)。
本発明の少数の実施の形態について説明したが、当該技術の当業者には、多数のその他の実施の形態及び変更例が特許請求の範囲により規定された本発明の範囲に属することが明らかであろう。例えば、本発明の別の型式において、ツール先端の軸線の回りにおける末端の回転を制御するためスライド機構のような異なる形態の機器先端の回転手段を使用することができる。かかる代替的な手段を使用する場合でさえ、係止機能を提供することができるよう係止機能を、依然、機器と関係付けることができる。また、本明細書にて説明した機器において、可動部材は、曲げ可能な部分、より特定的には、単一体の曲げ可能な部分として示した。しかし、これと代替的に、可動部材は、係合可能なディスク、ベローズ装置、可動のリング組立体又はボールアンドソケット部材を含むが、これらにのみ限定されないその他の構造体としてもよい。曲げ可能な部材のその他の形態については、その双方の内容を参考として引用し本明細書に含めた、2006年8月16日付けで出願された同時出願係属中の米国特許出願第11/505,003号明細書及び2006年9月19日付で出願された米国特許出願第11/523,103号明細書を参照されたい。

Claims (25)

  1. 外科用機器において、
    基端及び末端を有する機器軸と、
    前記機器軸の末端から配設されたツールと、
    前記機器軸の前記基端から連結された制御ハンドルと、
    前記機器軸の前記末端を前記ツールに連結する末端の運動部材と、
    前記機器軸の前記基端を前記ハンドルに連結する基端の運動部材と、
    前記基端の運動部材の動きを前記末端の運動部材に連結し前記ツールの配置を制御すべく前記末端及び基端の運動部材の間を伸びる起動手段と、
    係止状態と非係止状態とを有し、また、前記起動手段の一端を終端とすべく前記基端の運動部材の基端に配設された従動子とを備える、外科用機器。
  2. 請求項1に記載の外科用機器において、前記制御ハンドルに隣接して配設され且つ、該制御ハンドルに対して回転し機器軸及びツールの相応する回転を生じさせる回転手段を更に含む、外科用機器。
  3. 請求項2に記載の外科用機器において、少なくとも前記基端の運動部材は、基端の曲げ可能な部材を備え、前記回転手段は、末端のツールのロール軸線の回りにて前記ツールを回転させ得るようにした回転ノブを備え、前記回転ノブは、前記制御ハンドルと基端の曲げ可能な部材との間に配設される、外科用機器。
  4. 請求項1に記載の外科用機器において、前記ハンドルのピボット点にて該ハンドルから支持された起動レバーを含む、外科用機器。
  5. 請求項1に記載の外科用機器において、前記ツールから前記ハンドルまで伸びるツールの起動ケーブルと、前記ツールの起動ケーブルの前記基端を捕捉するスライダと、前記スライダの平行移動、また、前記ツールの作動を制御すべく前記ハンドルにて支持された起動レバーとを含む、外科用機器。
  6. 請求項1に記載の外科用機器において、前記起動手段は、複数のケーブルを含み、前記従動子は、前記ケーブルの基端を終端にすべくアンカーリングを保持するライダーを支持するボール部材を含む、外科用機器。
  7. 請求項6に記載の外科用機器において、前記ライダーを前記ボール部材上にて係止し且つ非係止状態とするよう手操作にて起動可能な制御ボタンを含む、外科用機器。
  8. 請求項7に記載の外科用機器において、前記ボール部材は、割型ボールを備え、前記制御ボタンは、ウェッジ部材を作動させ前記割型ボールを拡張且つ収縮させ、前記それぞれの係止状態及び非係止状態を提供する、外科用機器。
  9. 請求項1に記載の外科用機器において、前記従動子は、その非係止状態にあるとき、前記ツールを制御することなく、前記制御ハンドルを再配置することを可能にし、前記起動手段は、複数の起動ケーブルを備え、前記ケーブルの位置を保持するケーブルの把み手段を更に含む、外科用機器。
  10. 解剖学的本体の内部を通ることを目的とする細長い機器軸により相互に連結された基端の制御ハンドル及び末端のツールを備える医療用機器において、前記基端の制御ハンドル及び前記末端のツールを前記機器軸とそれぞれ相互に連結する基端及び末端の可動部材と、前記可動部材の間に配設されたケーブルの起動手段と、前記末端のツールを制御すべく前記ハンドルにおける起動部材と、前記基端の可動部材が異なる位置の間にて動くのを許容すると同時に、前記末端の可動部材の位置を固定し得るように前記ケーブルの起動手段を選択的に規制する部材とを有する、医療用機器。
  11. 請求項10に記載の医療用機器において、選択的に規制する前記部材は解放可能である、医療用機器。
  12. 請求項11に記載の医療用機器において、係止及び非係止状態を有し、その非係止状態にあるとき、前記末端の可動部材の位置が固定されている間、前記基端の可動部材が異なる位置の間にて動くことを許容し、また、その係止状態にあるとき、選択的に規制する前記部材が解放されたとき、前記基端の可動部材が異なる位置の間にて動くことを許容する部材を有する、医療用機器。
  13. 請求項12に記載の医療用機器において、係止状態及び非係止状態を有する前記部材は、前記基端の運動部材の基端に配設され且つ前記ケーブルの起動手段の終端を形成する従動子を含む、医療用機器。
  14. 請求項13に記載の医療用機器において、前記規制部材は、その前記ケーブルの末端を動かないように保持するケーブルの把み部材を含む、医療用機器。
  15. 制御ハンドルを含む基端と、末端ツールを含む末端とを有し、前記制御ハンドル及び末端ツールは、細長い機器軸によって相互に連結された医療用機器を制御する方法において、それぞれ前記基端の制御ハンドル及び前記末端ツールを前記機器軸と相互に連結する基端及び末端の可動部材を提供し、前記基端及び末端の可動部材は、相互に連結され、前記基端の可動部材における動きが前記末端の可動部材を制御するようにする工程と、前記末端の可動部材を第一の選んだ位置に保持する工程と、前記末端の可動部材がこの第一の選んだ位置に保持されている間、前記基端の可動部材を前記末端の可動部材の第一の選んだ位置に相応する第一の位置から前記第一の位置と相違する第二の位置まで動かす工程と、その後、前記基端の可動部材から制御するため、前記末端の可動部材を前記第二の位置から解放する工程とを含む、医療用機器を制御する方法。
  16. 請求項15に記載の方法において、前記機器の前記基端から、その長手方向末端のツール軸線の回りにおける前記末端のツールの回転を手動にて制御する工程を含む、方法。
  17. 細長い機器軸によって相互に連結された基端の制御ハンドル及び末端ツールと、前記基端の制御ハンドル及び前記末端ツールを前記機器軸とそれぞれ相互に連結する基端及び末端の可動部材と、前記基端の可動部材における動きが前記末端の可動部材を制御するように、前記可動部材の間に配設された手段と、前記末端の可動部材を前記可動部材の間の第一の相対的な方向にて規制する手段と、前記末端の可動部材がこのように規制されている間、前記基端の可動部材を前記第一の相対的方向から前記可動部材の間の第二の相対的方向まで動かすことを可能にする手段と、その後に前記第二の相対的方向から開始して前記基端の可動部材から制御することを可能にし得るように解放可能な前記規制手段とを備える、機器。
  18. 請求項17に記載の機器において、前記制御ハンドルにあり且つ、前記基端及び末端の可動部材を介して末端ツールのその軸線の回りにおける前記末端ツールの回転を制御すべくユーザによって操作可能な制御部材を含む、機器。
  19. 請求項17に記載の機器において、前記可動部材の間に配設された前記手段は、ケーブルを含み、また、前記規制手段は、前記ケーブルの末端を動かないように保持するケーブルの把み部材を含む、機器。
  20. 請求項19に記載の機器において、前記ケーブルの把み部材は、前記機器軸の基端に配設される、機器。
  21. 請求項19に記載の機器において、前記可能にする手段は係止状態及び非係止状態を有する従動子を含み、前記従動子は、その非係止状態にあるとき、前記基端の可動部材を前記第一の相対的な方向から前記第二の相対的な方向まで動かすことを可能にする、機器。
  22. 請求項21に記載の機器において、前記ケーブルの把み部材は、前記従動子が前記非係止位置から係止位置まで動くとき、解放される、機器。
  23. 解剖学的本体の内部を通ることを目的とする細長い機器軸によって相互に連結された基端の制御ハンドル及び末端ツールを備える医療用機器において、前記基端の制御ハンドル及び前記末端ツールを前記機器軸とそれぞれ相互に連結する基端及び末端の可動部材と、前記可動部材の間に配設されたケーブル起動手段と、前記末端ツールを制御すべく前記ハンドルに設けられた起動部材と、前記ハンドルを前記基端の可動部材と選択的に係合させ且つ非係合状態とするクラッチ部材とを有する医療用機器。
  24. 請求項23に記載の機器において、前記基端の可動部材が異なる位置の間にて動くのを許容すると同時に、前記末端の可動部材の位置を固定すべく前記ケーブル起動手段を規制する手段を含む、機器。
  25. 請求項23に記載の機器において、前記基端及び末端の可動部材の間の相対的位置を係止する係止機構を含む、機器。
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