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JP2010508420A - 揮発性有機化合物含量を低減させた水性膜形成組成物 - Google Patents

揮発性有機化合物含量を低減させた水性膜形成組成物 Download PDF

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JP2010508420A
JP2010508420A JP2009535372A JP2009535372A JP2010508420A JP 2010508420 A JP2010508420 A JP 2010508420A JP 2009535372 A JP2009535372 A JP 2009535372A JP 2009535372 A JP2009535372 A JP 2009535372A JP 2010508420 A JP2010508420 A JP 2010508420A
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ジェノビック・スペシャルティーズ・ホールディングス・コーポレーション
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Abstract

グリコールのジエステルと特定の濃度範囲内の少なくとも1つの対応するモノエステルとを備えた安息香酸エステルの組み合わせは、有効な可塑剤としての役割を果たすのに加えて、水性ポリマー組成物のための合体剤としての役割を果たす能力において独特であり、これにより、ジオール、グリコール、1価及び2価アルコール、並びに、8−10の炭素原子を含んだ1価アルコールのベンゾエートを置換する。好ましい濃度範囲内において、ベンゾエートの組み合わせは、ポリマー組成物から形成される膜に、付加的な所望の性質を与える。これらの組み合わせは、組成物中に存在するポリマーの合体能力(coalescing ability)を減少させることなしに、揮発性がより高い有機化合物の少なくとも一部を置換することを可能とする。
【選択図】 なし

Description

この出願は、2006年10月30日に出願された米国特許出願第11/554301号の継続出願であり、その全体がここで参照により組み込まれる。
発明の分野
この発明は、水性膜形成ポリマー組成物に関する。より詳細には、この発明は、上記組成物の他の所望の性質に悪影響を与えることなしに、従来技術の合体剤(coalescing agent)を揮発性がより低いもので置換することによって、これら組成物の揮発性有機化合物濃度、即ちVOC含量を減少させることに関する。このことは、これら組成物において、合体剤(coalescent)として従来使用されている揮発性がより高い有機化合物の代わりに、グリコールのモノ及びジベンゾエートの組み合わせを使用することによって達成される。上記組成物には、コーティング(coatings)、自立膜(self-supporting film)、接着剤、シーラント、インク、オーバープリントワニス(overprint varnishes)及びコーキング材(caulks)が含まれるが、これらには限定されない。
関連する従来技術
種々の有機ポリマー組成物のための可塑剤として安息香酸エステルを使用することは、よく知られている。2価アルコールのジベンゾエートを単独で又は対応するモノベンゾエートと組み合わせて使用することを開示している特許には、米国特許第6583207号、第5676742号及び第5990214号が含まれる。
Stanhopeらへの米国特許第6583207号は、純粋なジエチレングリコールジベンゾエートは25℃で固体であるものの、このエステルと、少なくとも約30重量パーセントの、グリコール又は2乃至8の炭素原子を含んだ2価アルコールのモノベンゾエートとの混合物は、水性ポリマー組成物のための可塑剤として有効であるのに加えて、この温度で液体であるということを開示している。コーティング組成物中における合体剤としてのベンゾエート混合物の有効性は、議論されていない。
Arendtらに発行された米国特許第5676742号は、ジエチレングリコールモノベンゾエート又はジプロピレングリコールモノベンゾエートの存在が、対応するジベンゾエートを水性填隙組成物中の可塑剤として使用する際に、微生物の成長に対する耐性を付与するということを教示している。
例えばコーティング、インク、接着剤、コーキング材及びシーラントとして用いられる水性ポリマー組成物は、典型的には、所望の性質を達成するために、アルコール、エステル及びグリコールエーテル等の揮発性が比較的高い有機化合物の存在を必要とする。これら性質には、ポリマーのガラス転移温度より低い温度における膜形成ポリマー粒子の合体、凝固及び解凍の繰り返しサイクルの間における組成物のゲル化に対する耐性、接着、レベリング、ツーラビリティ(toolability)、ウェットエッジ(wet-edge)、光沢の発現(gloss development)、並びに、上記組成物を用いて適用される膜及びコーティングによって示されるスクラビング及び有機溶媒に対する耐性が含まれるが、これらには限定されない。
近年、幾つかの中央及び地方政府は、コーティング、インク、シーラント、接着剤及び関連した応用物(application)としての使用が意図されている組成物について、その中に存在し得る揮発性有機化合物(VOC’s)の量に関する規制を公布している。これら規制は、水性及び非水性ポリマー組成物の両者におけるVOC’sを、これら化合物によって与えられる有益な性質に悪影響を与えることなしに除去するか又は少なくともそれらの濃度を減少させるための、これら組成物の製造者及び調合者(formulator)による努力を開始させてきた。
2004年7月13日に、L.Brandenburgerらに発行された米国特許第6762230号は、Texanol(登録商標)(2,2−ジメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート)等の従来の合体剤を、1)ラクトンと1価アルコールとの又は2)グリシジルエステルと1価カルボン酸との比較的低分子量の反応生成物で置換することによって、ラテックスポリマーを含んだ水性コーティング組成物中におけるVOCレベルを減少させることを教示している。これら反応生成物を含んだコーティング組成物は、Texanol(登録商標)を用いて作製したコーティングと比較してより低いVOC値を示した。スクラバビリティ(scrubability)について評価したところ、これら反応生成物を用いて使用して作製されたコーティングは、Texanolエステルを使用して作製されたコーティングと同等であった。
1993年8月17日に、William D.Arendtに発行された特許は、8乃至12の炭素原子を含んだ1価アルコールの安息香酸エステルを、水性コーティング組成物のための従来の合体剤の代替物として使用することを教示している。イソデシルベンゾエートを合体剤として含んだラテックス塗料組成物は、Texanol(登録商標)を含んだものと少なくとも同等のスクラブ(scrub)耐性値を示した。イソデシルベンゾエートのVOC含量は約22%である。
この発明の1つの目的は、Arendt特許における揮発性が比較的高いアルカリベンゾエートを、揮発性がより低い安息香酸エステルに置換することである。このアプローチの1つの明らかな欠点は、コーティング又はシーラント等の最終製品中における低揮発性合体剤のより高い濃度が、スクラビング及び溶剤への耐性等の物理的性質に悪影響を与えることが予期されることである。
本発明は、1)モノマー又はオリゴマーのエチレン及び/又はプロピレングリコールの1つ又は複数のジベンゾエートと、2)比較的高濃度の少なくとも1つの対応するモノベンゾエートと、3)10重量パーセント以下の未反応の安息香酸との組み合わせが、有効な可塑剤であるのに加えて、水性ポリマー組成物のための有効な合体剤であるという発見に基づいている。好ましい範囲のモノベンゾエートのジベンゾエートに対する比率を使用すると、スクラビング及び溶媒に対する耐性等の所望のコーティング性能の水準は、上記のArendt特許に記載されたアルキルベンゾエートを含む揮発性がより高い従来技術の合体剤を含んだ組成物を用いて作製されたコーティングと少なくとも同等である。
この発明のエステル組成は、水性ポリマー組成物中の合体剤として以前に用いられていた揮発性がより高い有機化合物の少なくとも一部を、所望のコーティング性能に悪影響を与えることなしに置換することもできるし、所定の濃度のこれら有機化合物により与えられる性質の水準を向上させることもできる。
この発明は、
A.少なくとも1つの膜形成有機ポリマーと;
B.前記ポリマーの合体剤としての、安息香酸エステルの有効量の組み合わせであって、
1)式PhC(O)(OR1qO(O)CPhの少なくとも1つのジエステルと、
2)前記組み合わせの全重量を基準として6乃至99重量%の、一般式PhC(O)(OR2rOHの少なくとも1つのモノエステルであって、R1及びR2は、独立に、2又は3の炭素原子を含んだアルキルラジカルからなる群より選択される少なくとも1つの要素であり、Phはフェニル又はアルキルフェニルであり、q及びrは、独立に、1以上6以下の整数である少なくとも1つのモノエステルと、
3)前記ベンゾエート組成物の重量を基準として0乃至10重量%の未反応の安息香酸と
を含んだ組み合わせと;
C.前記有機ポリマーの膜形成性能の所望の改質(modification)を達成するために十分な量の、2価アルコール、グリコール、オリゴマーのグリコール、前記アルコール及びグリコールのエステル、並びに、エーテルからなる群より選択される少なくとも1つの水混和性化合物と;
D.水と
を具備した低VOC水性ポリマー組成物を提供する。
発明の詳細な説明
この発明のベンゾエートの組み合わせは、コーキング材、インク、自立膜、接着剤、オーバープリントワニス及びシーラントを含むがこれらに限定されない様々な水性ポリマー組成物において有用である。このエステルの組み合わせに加えて、本組成物は、典型的には、少なくとも1つの膜形成有機ポリマー、水、並びに、合体剤、界面活性剤、及び膜変質剤(film modifier)を含むがこれらに限定されない機能を有した様々な有機化合物を含んでいる。
この発明の安息香酸エステルの組み合わせの全ては、上述したArendt特許中に記載されたベンゾエートを含む、揮発性がより高い有機化合物の代替として使用され得る。慣行的な従来技術の合体剤は、典型的には、2価アルコール、グリコール、オリゴマーのグリコール、上記アルコール及びグリコールのエステル、並びに、エーテルを含むがこれらに限定されない揮発性の液体有機化合物である。従来技術の好ましい合体剤は、Texanol(登録商標)及びTexanol(登録商標)ジイソブチレート等の脂肪族ジカルボン酸エステルである。
安息香酸エステルの本組み合わせは、少なくとも1つの一般式PhC(O)(OR1O)q(O)CPhのジエステルと、少なくとも1つの一般式PhC(O)(OR2O)rHのモノベンゾエートとを含み、ここで、R1及びR2は、独立に、2又は3の炭素原子を含んだアルキルラジカルからなる群より選択される少なくとも1つの要素であり、Phはフェニル又はアルキル置換フェニルであり、q及びrは、独立に、1以上6以下の整数である。モノベンゾエートは、エステルの組み合わせの6乃至99重量%、好ましくは6乃至15重量%を構成しており、未反応の安息香酸の濃度は1重量%より小さい。
1及びR2がエチルの場合、q及びrの値は、好ましくは2乃至4である。R1及びR2がプロピルの場合、これら値は、1乃至6である。
好ましい安息香酸エステルには、ジエチレングリコール及びジプロピレングリコールのモノ及びジベンゾエート並びにこれらエステルの混合物が含まれるが、これらに限定されない。
本ベンゾエート組成物は、典型的には、ポリマー組成物中における膜形成ポリマーの重量を基準として、約1乃至約200重量%を構成している。
この発明のベンゾエート組成物は、合体性(coalescence)及び膜性能の所望の水準を達成するために慣行的に使用される揮発性がより高い液体有機化合物を、少なくとも部分的に置換する。これら有機化合物には、上述したArendt特許中に開示された1価アルコールの安息香酸エステルが含まれる。
全部で6乃至15重量%のモノベンゾエートを含んだこの発明の安息香酸エステルの組み合わせは、合体剤として機能する以外に、ポリマー組成物及び/又は上記組成物を用いて塗布されたコーティングの他の性質を改善する。これら性質には、凝固−解凍サイクルの間におけるポリマー組成物のゲル化に対する耐性、並びに、スクラビング、溶媒及び塩水噴霧に対する塗布されたコーティングの耐性が含まれるが、これらに限られない。上記の性質の定義は、コーティング組成物を形成する技術における当業者に知られている。
本発明の水性組成物中における膜形成剤(film-forming ingredient)としての使用に好適な有機ポリマーには、アクリル及びメタクリル酸並びにこれらのエステルのホモポリマー及びコポリマー、アクリル及びメタクリル酸並びにこれらのエステルとスチレン、ビニルモノマー及びエチレンとのコポリマー;酢酸ビニル−エチレンコポリマー、ポリビニルアルコール、ポリウレタン、エポキシドポリマー、エポキシ修飾されたアクリルポリマー、並びに、上記ポリマーのうち2以上の混合物が含まれるが、これらに限られない。
本発明の水性高分子ポリマーのエンドユースでの応用には、塗料、接着剤、シーラント、オーバープリントワニス、コーキング材、インク及び自立膜を含むコーティングが含まれるが、これらに限られない。
以下の実施例は、この発明のベンゾエートの組み合わせを含んだ好ましいコーティング組成物を記述している。これら実施例は、添付のクレームに包含されるベンゾエートの組み合わせ及び膜形成組成物の範囲を限定するように解されるべきではない。別途示さない限り、実施例における部及びパーセントは重量部及び重量パーセントであり、性質は25℃で測定された。
例1
1,2及び3で示されるこの発明の3つの安息香酸エステルの組み合わせと、1Cで示される1つの比較結果とは、0.03重量パーセントの炭酸ジルコニウムをエステル化触媒として用いて、安息香酸とジエチレングリコール及び/又はジプロピレングリコールとを表1に示すモル比で反応させることによって調製された。これら組み合わせの重量パーセントでの組成は、表1に挙げられている。
Figure 2010508420
a=ジエチレングリコールモノベンゾエートとジプロピレングリコールモノベンゾエートとの混合物
b=ジエチレングリコールモノベンゾエート
*=組み合わせ3は、全ベンゾエートエステルの合計重量を基準として19重量パーセントの2−ヘキシルベンゾエートを更に含んでいた。
比較の目的で、以下の既知の合体剤も評価した:Texanol(登録商標);Texanol(登録商標)イソブチレート;及びTexanol(登録商標)と表1中で1Cと示されたベンゾエートの組み合わせとの1:2の重量比での混合物。
以下でA,B,C及びDと参照される4つの塗料組成物は、表2の上段の材料をペイントミル上で混合することによって調製された。表中で事前混合と記載されている結果物は、その後、表の下段(「添加」の下)中の成分と組み合わせて、最終的な塗料とした。表2に挙げた全ての成分の濃度は、重量部で表されている。
Figure 2010508420
ベンゾエートの組み合わせ1、2、3及び1C/Texanol(登録商標)は、表2中の4つの塗料構成の各々の別個の割り当て(portion)中に、合体剤として混合された。合体剤の重量部で表した濃度は、g/L単位で表した最終組成物のVOCレベルと共に、表4に挙げられている。
表2及び以下の構成の表に挙げられた全ての成分は、下記表3中に示されている。
Figure 2010508420
Figure 2010508420
表2中に記載された構成は、スクラブ耐性について、ASTM 試験法 D2486に記載されている以下の方法を用いて評価された。
合体剤の重量部で表した濃度、合体剤のVOC及び評価結果は、表4に記録されている。
Figure 2010508420
NE=評価されなかった構成
DPG=ジプロピレングリコール
本発明の合体剤1を含んだ組成物A、B及びCによって示された、Texanol及びTexanolイソブチレートを含んだ同様の組成物と比較してより高いスクラブ耐性は、ベンゾエート混合物−合体剤1のTexanol及びTexanolイソブチレートと比較してより低いVOCレベルを考慮すると、予期されないものである。
合体剤2及び3のモノベンゾエート濃度は、ベンゾエートの組み合わせの全量の6乃至15重量%という好ましい範囲の外にある。12重量%のモノベンゾエートを含んだ合体剤1は、この範囲内にある。合体剤1は、4つの構成のうち2つにおいて、合体剤2よりも高いスクラブ耐性を示した。合体剤1を含んだ構成のスクラブ耐性の値は、4つの構成のうち3つにおいて、合体剤3を含んだ対応する構成よりも高かった。
5つの合体剤の各々を含んだコーティング組成物Aの凝固及び解凍サイクルに対する耐性を、ASTM試験法D2243を用いて評価した。合体剤1を含んだサンプルは3サイクルに耐久し、たった1サイクルの後に失敗したTexanolを含んだサンプルよりも優れた耐性を有することを示した。
組成物C及びDのサンプルは、1回の凝固/解凍サイクルの後に全て失敗し、本ベンゾエート組成物がTexanolと比較して同等の性能を有していることを示した。
組成物Cのサンプルは、ブロッキング耐性について、ASTM試験法D4946を用いて評価された。合体剤1を含んだサンプルは、対照組成物と比較して同等の性能を示した。
例2
この例は、以下において組成物Dと呼ばれる高グロス塗料(high gloss paint)によって示される、塩水噴霧及びメチルエチルケトンに対するより高い耐性を証明する。この塗料は、以下の成分を、ペイントミル上で、均質になるまで混合することによって調製された:50部の水、7.9部のRohm and Haasの分散剤であるTamol(登録商標)2001;2.0部のAir Productの界面活性剤であるSurfynol(登録商標)CT−111;1.0部のAshlandの消泡剤であるDrewplusl−493;2.0部の28%アンモニア水溶液;及び、220.0部の白色顔料Ti−Pure R−706。得られた混合物は、530部のRohm and HaasのポリマーであるAvanse MV−100;132部の水;7.0部の28%アンモニア水溶液;18.5部のプロピレングリコール;及び、例1に記載された以下の安息香酸エステルの1つ:合体剤1−19.4部;合体剤2−17.2部;合体剤3−19.4部;15.2部のDPnB/Texanolイソブチレート及び合体剤1c−19.4部と混合された。
塗料組成物の各々は、適切なサブストレート(substrate)へと塗布され、特定に時間に亘って乾燥に供され、その後、得られた塗膜は、ASTM試験B117を用いた400時間に亘る塩水噴霧への曝露による腐食に対する耐性、及び、ASTM試験D4752に記載された方法を用いたメチルエチルケトンで磨耗する(rub)ことに対する化学的耐性について評価された。
以下の結果が観察された:
Figure 2010508420
この評価の結果は、ベンゾエートの組み合わせ1、2及び3が全て有効な合体剤であったことを証明しており、組み合わせ1のみが、好ましい6乃至15の範囲内である12重量%のモノベンゾエート含量を有していた。

Claims (20)

  1. A.少なくとも1つの膜形成有機ポリマーと;
    B.前記ポリマーのための合体剤/可塑剤としての、安息香酸エステルの有効量の組み合わせであって、
    1)式PhC(O)(OR1qO(O)CPhの少なくとも1つのジエステルと、
    2)前記組み合わせの全重量を基準として6乃至99重量%の、一般式PhC(O)(OR2rOHの少なくとも1つのモノエステルであって、R1及びR2は、独立に、2又は3の炭素原子を含んだアルキルラジカルからなる群より選択される少なくとも1つの要素であり、Phはフェニル又はアルキルフェニルであり、q及びrは、独立に、1以上6以下の整数である少なくとも1つのモノエステルと、
    3)前記組み合わせの全重量を基準として0乃至10重量%の未反応の安息香酸と
    を備えた組み合わせと;
    C.前記有機ポリマーから形成される膜の所望の改質を達成するのに十分な量の、2価アルコール、グリコール、オリゴマーのグリコール、前記アルコール及びグリコールのエステル、並びに、エーテルからなる群より選択される少なくとも1つの水混和性化合物と;
    D.水と
    を具備した低VOC水性組成物。
  2. 1及びR2は、独立に、−OCH2CH2OCH2CH2−及び−OCH2(CH3)CH2OCH2(CH3)CH2−の少なくとも1つであり、q及びrは2であり、前記アルキルフェニルラジカルはトリルであり、前記モノベンゾエートは前記組み合わせの6乃至15重量%を構成し、前記膜形成有機ポリマーは、アクリル及びメタクリル酸並びにそれらのエステルのホモポリマー及びコポリマー、アクリル及びメタクリル酸並びにそれらのエステルと、スチレン、ビニルモノマー及びエチレンとのコポリマー;酢酸ビニル−エチレンコポリマー、ポリビニルアルコール、ポリウレタン、エポキシドポリマー、並びに、エポキシ変性アクリルポリマーからなる群より選択される少なくとも1つの要素である請求項1に記載の組成物。
  3. 1及びR2は、独立に、−OCH2CH2OCH2CH2−又は−OCH2(CH3)CH2OCH2(CH3)CH2−であり、前記膜形成ポリマーは、アクリル、ビニル/アクリルコポリマー、スチレン化アクリル及び酢酸ビニル/エチレンコポリマーからなる群より選択される請求項2に記載の組成物。
  4. 前記組成物は、コーティング組成物、インク、オーバープリントワニス、膜、接着剤、コーキング材又はシーラントである請求項1に記載の組成物。
  5. 前記組成物から形成される膜の前記有機化合物によって改質されるべき性質は、スクラビング、溶媒及び塩水噴霧に対する耐性、濡れ性、ウェットエッジ、レベリング、光沢の発現、接着性、ツーラビリティ、並びに、凝固−解凍サイクルの間における前記組成物のゲル化に対する耐性からなる群より選択される請求項1に記載の組成物。
  6. 安息香酸エステルの前記組み合わせは、前記膜形成ポリマーの全重量の1乃至200%を構成している請求項1に記載の組成物。
  7. 低VOC水性コーティング組成物のための低VOC合体剤/可塑剤であって、
    前記合体剤/可塑剤は、安息香酸エステルの組み合わせであって、
    1)式PhC(O)(OR1qO(O)CPhの少なくとも1つのジエステルと、
    2)前記組み合わせの前重量を基準として6乃至99重量%の、一般式PhC(O)(OR2rOHの少なくとも1つのモノエステルであって、R1及びR2は、独立に、2又は3の炭素原子を含んだアルキルラジカルからなる群より選択される少なくとも1つの要素であり、Phはフェニル又はアルキルフェニルであり、q及びrは、独立に、1以上6以下の整数である少なくとも1つのモノエステルと、
    3)前記ベンゾエート組成物の重量を基準として0乃至10重量%の未反応の安息香酸と
    を具備した組み合わせである合体剤/可塑剤。
  8. 1及びR2は、独立に、−OCH2CH2OCH2CH2−及び−OCH2(CH3)CH2OCH2(CH3)CH2−の少なくとも1つであり、q及びrは2であり、前記アルキルフェニルラジカルはトリルであり、前記モノエステルは前記組み合わせの6乃至15重量%を構成している請求項7に記載の合体剤/可塑剤。
  9. コーティング組成物、膜、シーラント、インク及びオーバープリントワニスからなる群より選択される製品であって、
    前記製品は、
    A.少なくとも1つの膜形成有機ポリマーと;
    B.前記ポリマーのための合体剤/可塑剤としての、安息香酸エステルの有効量の組み合わせであって、
    1)式PhC(O)(OR1qO(O)CPhの少なくとも1つのジエステルと、
    2)前記組み合わせの前重量を基準として6乃至99重量%の、一般式PhC(O)(OR2rOHの少なくとも1つのモノエステルであって、R1及びR2は、独立に、2又は3の炭素原子を含んだアルキルラジカルからなる群より選択される少なくとも1つの要素であり、Phはフェニル又はアルキルフェニルであり、q及びrは、独立に、1以上6以下の整数である少なくとも1つのモノエステルと、
    3)前記組み合わせの全重量を基準として0乃至10重量%の未反応の安息香酸と
    を備えた組み合わせと、
    C.前記有機ポリマーから形成される膜の性質の所望の改質を達成するために十分な量の、2価アルコール、グリコール、オリゴマーのグリコール、前記アルコール及びグリコールのエステル、並びに、エーテルからなる群より選択される少なくとも1つの化合物と、
    D.水と
    を具備した低VOC水性ポリマー組成物である製品。
  10. 1及びR2は、独立に、−OCH2CH2OCH2CH2−及び−OCH2(CH3)CH2OCH2(CH3)CH2−の少なくとも1つであり、q及びrは2であり、前記モノベンゾエートは前記組み合わせの6乃至15重量%を構成し、前記膜形成有機ポリマーは、アクリル及びメタクリル酸並びにそれらのエステルのホモポリマー及びコポリマー、アクリル及びメタクリル酸並びにそれらのエステルと、スチレン、ビニルモノマー及びエチレンとのコポリマー;酢酸ビニル−エチレンコポリマー、ポリビニルアルコール、ポリウレタン、エポキシドポリマー、並びに、エポキシ変性アクリルポリマーからなる群より選択される少なくとも1つの要素である請求項9に記載の製品。
  11. 1及びR2は、独立に、−OCH2CH2OCH2CH2−又は−OCH2(CH3)CH2OCH2(CH3)CH2−であり、前記膜形成ポリマーは、アクリルポリマー、ビニル/アクリルコポリマー、スチレン化アクリル及び酢酸ビニル/エチレンコポリマーからなる群より選択される請求項10に記載の製品。
  12. 前記製品から形成される膜の前記有機化合物によって改質されるべき性質は、スクラビングに対する耐性、溶媒耐性、塩水噴霧に対する耐性、濡れ性、ウェットエッジ、レベリング、光沢の発現、接着、ツーラビリティ、及び、凝固−解凍サイクルの間の前記組成物のゲル化に対する耐性からなる群より選択される請求項9に記載の製品。
  13. 安息香酸エステルの前記組み合わせは、前記膜形成ポリマーの全重量の1乃至200%を構成している請求項9に記載の製品。
  14. 低VOCの可塑化された水性ポリマー組成物の製造方法であって、
    A.少なくとも1つの膜形成有機ポリマーと;
    B.前記ポリマーの合体剤/可塑剤としての、安息香酸エステルの有効量の組み合わせであって、
    1)式PhC(O)(OR1qO(O)CPhの少なくとも1つのジエステルと、
    2)前記組み合わせの全重量を基準として6乃至99重量%の、一般式PhC(O)(OR2rOHの少なくとも1つのモノエステルであって、R1及びR2は、独立に、2又は3の炭素原子を含んだアルキルラジカルからなる群より選択される少なくとも1つの要素であり、Phはフェニル又はアルキルフェニルであり、q及びrは、独立に、1以上6以下の整数である少なくとも1つのモノエステルと、
    3)前記組み合わせの全重量を基準として0乃至10重量%の未反応の安息香酸と
    を備えた組み合わせと;
    C.前記有機ポリマーから形成される膜の所望の改質を達成するのに十分な量の、2価アルコール、グリコール、オリゴマーのグリコール、前記アルコール及びグリコールのエステル、並びに、エーテルからなる群より選択される化合物と;
    D.水と
    を備えた成分を均一になるまで混合することを含んだ方法。
  15. 1及びR2は、独立に、−OCH2CH2OCH2CH2−及び−OCH2(CH3)CH2OCH2(CH3)CH2−の少なくとも1つであり、q及びrは2であり、Phはトリルであり、前記モノベンゾエートは前記組み合わせの6乃至15重量%を構成し、前記膜形成有機ポリマーは、アクリル及びメタクリル酸並びにそれらのエステルのホモポリマー及びコポリマー、アクリル及びメタクリル酸並びにそれらのエステルと、スチレン、ビニルモノマー及びエチレンとのコポリマー;酢酸ビニル−エチレンコポリマー、ポリビニルアルコール、ポリウレタン、エポキシドポリマー、並びに、エポキシ変性アクリルポリマーからなる群より選択される少なくとも1つの要素である請求項14に記載の方法。
  16. 1及びR2は、独立に、−OCH2CH2OCH2CH2−又は−OCH2(CH3)CH2OCH2(CH3)CH2−であり、前記膜形成ポリマーは、アクリル、ビニル/アクリルコポリマー、スチレン化アクリル及び酢酸ビニルエチレンコポリマーからなる群より選択される請求項15に記載の方法。
  17. 前記ポリマー組成物は、コーティング組成物、インク、オーバープリントワニス、膜、接着剤、コーキング材又はシーラントである請求項14に記載の方法。
  18. 前記組成物から形成される膜の前記有機化合物によって改質されるべき性質は、スクラビング、有機溶媒及び塩水噴霧に対する耐性、濡れ性、ウェットエッジ、レベリング、光沢の発現、接着、ツーラビリティ、並びに、凝固−解凍サイクルの間における前記組成物のゲル化に対する耐性からなる群より選択される請求項14に記載の方法。
  19. 安息香酸エステルの前記組み合わせは、前記膜形成ポリマーの全重量の1乃至200%を構成している請求項14に記載の方法。
  20. 合体された(coalesced)低VOC水性ポリマー組成物の膜で被覆された固体サブストレートであって、前記低VOC水性ポリマー組成物は、
    A.少なくとも1つの膜形成有機ポリマーと;
    B.前記ポリマーのための合体剤/可塑剤としての、安息香酸エステルの有効量の組み合わせであって、
    1)式PhC(O)(OR1qO(O)CPhの少なくとも1つのジエステルと、
    2)前記組み合わせの全重量を基準として6乃至99重量%の、一般式PhC(O)(OR2rOHの少なくとも1つのモノエステルであって、R1及びR2は、独立に、2又は3の炭素原子を含んだアルキルラジカルからなる基から選択される少なくとも1つの要素であり、Phはフェニル又はアルキルフェニルであり、q及びrは、独立に、1以上6以下の整数である少なくとも1つのモノエステルと、
    3)前記組み合わせの全重量を基準として0乃至10重量%の未反応の安息香酸と
    を備えた組み合わせと;
    C.前記有機ポリマーから形成される膜の所望の改質を達成するのに十分な量の、2価アルコール、グリコール、オリゴマーのグリコール、前記アルコール及びグリコールのエステル、並びに、エーテルからなる群より選択される少なくとも1つの化合物と;
    D.水と
    を具備した固体サブストレート。
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