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JP2010505229A - 電気化学電池用エンドキャップ封止組立体 - Google Patents

電気化学電池用エンドキャップ封止組立体 Download PDF

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JP2010505229A JP2009529848A JP2009529848A JP2010505229A JP 2010505229 A JP2010505229 A JP 2010505229A JP 2009529848 A JP2009529848 A JP 2009529848A JP 2009529848 A JP2009529848 A JP 2009529848A JP 2010505229 A JP2010505229 A JP 2010505229A
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Abstract

アルカリ電池のような電気化学電池用のエンドキャップ組立体が開示されている。エンドキャップ組立体は、電池用円筒形ハウジングの開放端に挿入されてハウジングを封止する。エンドキャップ組立体は、金属支持ディスクと、下方に位置する絶縁封止ディスクと、を含む。絶縁封止ディスクは、中心ハブとそこから伸びるラジアルアームとを有する。絶縁封止ディスクは、ラジアルアームの中に薄肉部分を有する。薄肉部分は、破裂可能な薄膜を形成し、これは電池内のガス圧力が上昇するとき、破裂することができる。電池がエンドキャップ組立体を上にして観察されるとき、高い点が薄膜の低い点より電池の中心長手方向軸に近いように、破裂可能な薄膜は傾斜している。傾斜した薄膜は、薄膜がその中に破裂することができる、より大きな空間を絶縁ディスクと金属支持ディスクとの間に提供する。

Description

本発明は、電気化学電池、特にアルカリ電池の封止用エンドキャップ組立体に関する。本発明は、ガスを電池の内部から環境へと逃すエンドキャップ組立体内の破裂可能なデバイスに関する。
アルカリ電池のような従来の電気化学電池は、開放端、及び開放端に挿入されてハウジングを封止するエンドキャップ組立体と、を有する円筒形ハウジングから形成される。従来のアルカリ電池は典型的には、亜鉛を含むアノード、二酸化マンガンを含むカソード、及び水性の水酸化カリウムを含むアルカリ電解質を含む。電池の内容物が供給された後、電池はハウジング縁部をエンドキャップ組立体の上にクリンプすることによって閉鎖されて、電池のための密閉をもらたす。エンドキャップ組立体は、電池端子として機能する露出したエンドキャップ板と、典型的にはプラスチック絶縁プラグとを含み、これは電池ハウジングの開放端を封止する。様々な電気化学電池、特にアルカリ電池の設計に関わる問題は、通常は電池の有効容量の完全な消耗時点近くの特定時点を過ぎて、電池が放電を続けるときにガスを生成する傾向にあることである。電気化学電池、特にアルカリ電池は、従来、エンドキャップ組立体内に破裂可能な隔膜又は破裂可能な薄膜を備えている。破裂可能な隔膜又は薄膜は、例えば米国特許第3,617,386号に記載されているように、プラスチック絶縁部材内に形成されてもよい。こうした隔膜は、電池内のガス圧力が、所定のレベルを超えるときに破裂するように設計されている。エンドキャップ組立体は、隔膜又は薄膜の破裂時に、ガスが逃げるための通気口を備えていてもよい。米国特許第3,617,386号に開示されたエンドキャップ組立体は、溝付き破裂可能封止隔膜と、エンドキャップと封止隔膜との間の別個の金属接触ディスクと、を開示している。参考文献中に開示されたエンドキャップ組立体は、径方向の圧縮力に耐えるように設計されておらず、電池が極度に暑い気候及び冷たい気候に曝されると、漏れる傾向がある。
密封を提供するために、現代の先行技術は、典型的には、エンドキャップ板と、絶縁部材との間に挿入された金属支持ディスクと、を包含するエンドキャップ組立体を開示している。電池ハウジング縁部がエンドキャップ組立体の上にクリンプされるとき、別個の金属支持ディスクは、径方向に圧縮される場合がある。絶縁プラグは、典型的にはプラスチック絶縁ディスクの形態であり、これは電池の中心から電池ハウジングに向かって伸び、金属支持ディスクを電池ハウジングから電気的に絶縁する。金属支持ディスクは、米国特許第5,759,713号又は第5,080,985号に示されるように、大きく屈曲された表面を有する場合があり、これは、エンドキャップ組立体の周りへの電池ハウジング縁部のクリンプ中に、高い径方向の圧縮力に、エンドキャップ組立体が確実に耐えられるようにしている。この結果、エンドキャップ組立体の周りに恒常的な機械的封止が得られる。
先行技術は、エンドキャップ組立体内に含まれる絶縁ディスク内の薄肉区域として一体形成される、破裂可能な通気薄膜を開示している。そのような通気薄膜は、例えば、米国特許第5,589,293号に示されるように、電池の長手方向軸に対して垂直である平面の中に存在するように、通常は配向される。米国特許第4,227,701号では、破裂可能な薄膜は、電池の長手方向軸に関して傾斜する絶縁ディスクのアームの中に位置する環状の「スリット又は溝」から形成されている。絶縁ディスクは、それを通過する細長い集電器上に摺動可能に取り付けられる。電池内のガス圧力が増加するに従って、絶縁ディスクの中心部分は、電池エンドキャップに向かって上方に摺動し、それによって薄肉薄膜の「溝」を、それが破裂するまで引き伸ばす。米国特許第6,127,062号及び同第6,887,614 B2号は、絶縁封止ディスク、及びその中の傾斜する一体形成された破裂可能な薄膜を開示するが、絶縁ディスクと金属支持ディスクが隣接しており、そのためそれらの間には上部空間が存在しない。電池内のガス圧が上昇するとき、薄膜は破裂し、それによってガス圧力を外部環境に放出する。
破裂可能な薄膜は、米国特許第4,537,841号、同第5,589,293号、及び同第6,042,967号に示されるように、絶縁ディスク内の薄い材料の1つ以上の「アイランド」の形態であり得る。あるいは、破裂可能な薄膜は、米国特許第5,080,985号及び同第6,991,872号に示されるように、電池の長手方向軸を周回する薄い部分の形態であることもできる。破裂可能な薄膜を形成する、周回する薄肉部分は、米国特許第4,237,203号及び同第6,991,872号に示されるように、絶縁ディスク内のスリット又は溝の形態であることができる。破裂可能な薄膜はまた、米国特許出願公開第2002/0127470 A1号に示されるように、金属支持ディスクと絶縁ディスクとの間に挟まれ、その中の開口に面する、高分子フィルムの別個の片であってもよい。米国特許第3,314,824号に示されるように、先の尖った又は他の突き出た部材が、破裂可能な薄膜の上方に配向されて、薄膜の破裂を助けることができる。電池内のガス圧力が過剰になるとき、薄膜が膨張し、及び先の尖った部材と接触することで破裂し、それによってガスを電池内から、上に存在する端子エンドキャップ中の開口を通って環境へと逃すことができる。
米国特許第5,080,985号及び同第5,759,713号に示されるように、典型的には、回旋状の表面を有する別個の金属支持ディスクは、エンドキャップ組立体内に一般的に包含されてきた。金属支持ディスクは、プラスチック絶縁封止のための支持をもたらし、及びエンドキャップ組立体の周りへのハウジング縁部のクリンプ中にエンドキャップ組立体に適用される場合がある高い径方向の圧縮力に耐える。高い径方向の圧縮力は、エンドキャップ組立体及び電池ハウジングの周囲縁部に沿った封止が、電池内のガス圧力が高いレベルまで、非常に高いレベルまで、例えば、689.4×10パスカル(1000psia)を超えて増加したとしても、確実に維持され得るようにする。
米国特許第4,537,841号では、円筒形アルカリ電池の開放端を閉鎖するためのプラスチック絶縁封止が示される。絶縁封止の上には金属支持ディスクが存在する。プラスチック絶縁封止は、中心ハブと、ハブから電池のケーシング壁まで径方向に伸びる一体形成されたラジアルアームとを有する。「アイランド」型の破裂可能な薄膜が、絶縁封止の径方向に伸びるアームの中に一体形成される。「アイランド」の破裂可能な薄膜は、絶縁封止の径方向に伸びるアームの一部分を圧縮することにより形成され、それによって、小さい円形の薄肉アイランド部分を形成し、これは、電池内のガス圧力が所定のレベルに達するとき破裂するように設計されている。この関連において示されるアイランドの破裂可能な薄膜は、絶縁封止の径方向に伸びるアームと同じ高さであり、即ち、それは電池の中心長手方向軸に対して垂直である平面の中に配向される。更に、薄肉の破裂可能な薄膜の上面(電池の開放端に面する)は、径方向に伸びる絶縁アームの上面とほぼ同じ高さである。この設計は、有効であるが、破裂可能な薄膜と金属支持ディスクとの間に小さい限られた空間のみを提供する。電池が、異常に高い及び長期にわたる電流ドレイン又は火への暴露のような不正使用条件に曝されるとき、電池内部温度の急上昇及びガス発生を結果として生じる場合がある。こうした条件下では、薄膜が軟化し、薄膜と金属支持ディスクとの間に小さい空間が存在するために、薄膜が破裂せずに膨らむ可能性がある。あるいは、薄膜がこうした不正使用条件下で実際に破裂する場合には、電池内部からの物質が電池を通過せずに、破裂した薄膜と金属支持ディスクとの間の小さい空間内に素早く集積する場合がある。こうした妨害物は、電池ケーシングの破裂及び爆発の可能性を高めるという点で、望ましくない状態をもたらす可能性がある。
米国特許第3,617,386号 米国特許第5,759,713号 米国特許第5,080,985号 米国特許第5,589,293号 米国特許第4,227,701号 米国特許第6,127,062号 米国特許第6,887,614 B2号 米国特許第4,537,841号 米国特許第6,042,967号 米国特許第6,991,872号 米国特許第4,237,203号 米国特許出願公開第2002/0127470 A1号 米国特許第3,314,824号
それ故に、その中に、破裂可能な薄膜を含む放出機構のあるプラスチック絶縁封止を有するアルカリ電池のエンドキャップ組立体を有することは望ましい。電池温度の急上昇及びガス発生を結果として生じる不正使用試験条件に電池が曝されるときでさえ、薄膜が適切に破裂することは望ましい。
不正使用試験条件に電池が曝されるときでさえ、十分なガス及び物質を、それがエンドキャップ組立体内に蓄積しないように電池内部から放出できる放出機構をエンドキャップ組立体が有することは望ましい。
エンドキャップ組立体によって占有される空間を限定すること、即ちエンドキャップ組立体の構築をコンパクトに保ち、それによって電池活性物質のためにより多くの利用可能な空間を提供することは望ましい。
エンドキャップ組立体が、電池ハウジングの開放端に挿入されるとき、セパレータの開放縁部が絶縁封止のハブに向かって容易に曲げられることは望ましい。
本発明は、アルカリ電池用エンドキャップ組立体を対象とし、これは電池用円筒形ハウジングの開放端を閉鎖及び封止するために使用される。1つの態様では、ハウジングの開放端を上にして観察されるとき、エンドキャップ組立体は、金属支持ディスクと、金属支持ディスクの下方に位置する絶縁封止ディスク(プラスチックグロメット)と、を含む。封止ディスクは、電気絶縁材料からできており、好ましくはアルカリ電解質の害に耐性のある、耐久性プラスチックからできている。具体的実施形態では、エンドキャップ組立体は、金属支持ディスクの上方に位置するエンドキャップと、エンドキャップと金属支持ディスクとの間に位置するプラスチック又は紙の絶縁ワッシャとをまた包含する。
絶縁封止ディスクは、その中に、「アイランド」型の破裂可能な薄膜を形成する一体型薄肉部分を有する。電池の安全性を維持するためにガスを通気することが望ましくなるレベルまで、電池内のガス圧力が増加するとき、薄膜は破裂することを意図する。特に、ガス圧力が突然上昇するようなことがあれば、例えば、電池が、内部短絡のような不正使用操作の不正使用試験に曝される又は電池が非常に高い外部温度に曝されるような場合には、薄膜は適切に破裂し及びガス圧力を素早く及び安全に放出することを意図する。絶縁封止ディスク及びその中の傾斜した破裂可能な薄膜は、望ましくはポリプロピレンからできており、好ましくはタルク充填ポリプロピレンからできており、これはナイロンより費用効率が高い。
主な態様では、金属支持ディスクの原体は、絶縁封止ディスクと間隙を介している。事実上、少なくとも金属支持ディスクのその中心コアと周囲縁部との間の領域は、絶縁封止ディスクと間隙を介しており、並びに絶縁封止ディスクと接触していない。絶縁封止ディスクのいずれかの他の部分と接触する他の金属ディスクは存在しない。特に、破裂可能な薄膜の上、即ち破裂可能な薄膜と金属支持ディスクとの間に上部空間が存在するように、絶縁封止ディスク内の破裂可能な薄膜は、金属支持ディスクと間隙を介している。電池内のガス圧力が所定のレベルまで上昇するとき、薄膜は破裂し、電池内部からのガス及び破片をこうした上部空間の中に通し、次いで金属支持ディスク内の開口を通して外部環境に通過させる。
主な態様では、絶縁封止ディスク内の破裂可能な薄膜は、電池の中心長手方向軸に対して垂直でもなければ、平行でもなく、むしろ電池の中心長手方向軸に関して傾斜した配向を有する。本発明は、絶縁封止ディスクの径方向に伸びるアーム内に一体形成される「傾斜した」アイランド型の破裂可能な薄膜の使用を伴う。用語「アイランド」型の破裂可能な薄膜は、絶縁封止ディスク内の局部的な薄肉部分を指す、認識された専門用語である。即ち、薄膜は、封止ディスク内の認識できる薄肉区域を画定する閉じた境界を有し、及び環状又は円周の溝若しくはスリットから形成されていない。本発明のアイランド型の破裂可能な薄膜は、好ましくは、平坦な上部及び下部主表面を有する。薄膜は、薄膜がその中に存在する封止ディスクの径方向に伸びるアーム(ラジアルアーム)の平面から見えるように「勾配がある」又は「傾斜している」。好ましい実施形態では、その中に破裂可能な薄膜が存在する、封止ディスクのラジアルアームは、電池の中心長手方向軸に対して垂直であり、その中の破裂可能な薄膜は、それがラジアルアームの平面から見えるように傾斜している。電池が、エンドキャップ組立体を上にした垂直位置において観察されるとき、破裂可能な薄膜は、絶縁封止ディスクのハブ(中心部分)に、破裂可能な薄膜の低い点より近い高い点を有するように、傾斜しているか又は勾配がある。破裂可能な薄膜は、薄膜と絶縁ディスクの垂直な中心ハブ壁との間の接合点で、下向きの鋭角「α」で配向される。電池内部から観察されるとき、角度「α」はまた、破裂可能な薄薄膜の平面と電池の中心長手方向軸との交点の角度として測定されることができる。電池がエンドキャップ組立体を上にした垂直位置において観察されるとき、破裂可能な薄膜の平面は、破裂可能な薄膜上の高い点が、破裂可能な薄膜上の低い点より電池の中心長手方向軸に近いように傾斜している。破裂可能な薄膜の平面は、電池の中心長手方向軸と約10〜65°、望ましくは約20〜40°の傾斜鋭角「α」にある。
上記のようなアイランドの破裂可能な薄膜の傾斜した配向は、薄膜が、それが存在する絶縁封止ディスクのラジアルアームの平面から引っ込んでいるという結果を生じる。破裂可能な薄膜は、電池内部に向かう方向に引っ込んでいる。これは、今度は、破裂可能な薄膜の真上で上部空間が大きくされる結果となり、即ち破裂可能な薄膜と、絶縁封止ディスクを覆う金属支持ディスクとの間の空間が大きくされる結果となる。大きくされた上部空間は、電池内のガスが突然上昇する場合に、その中に薄膜が膨張し及び破裂してもよい、より大きな空間を提供する。このように大きくされた上部空間は、薄膜を突然軟化する場合がある温度の突然の上昇に薄膜が曝される場合でさえ、薄膜が確実に破裂するようにする。重要なことには、破裂可能な薄膜の真上の大きくされた上部空間は、絶縁封止ディスクの上面に関して金属支持ディスクの位置を変更する必要なく実現される。(金属支持ディスクと破裂可能な薄膜の上面との間の距離間隔を大きくすることは、それ自体が、アノード及びカソード材料用の電池内部の利用可能な空間量を減らすことになる。)したがって、破裂可能な薄膜の真上の大きくされた上部空間の量は、アノード及びカソード材料用の電池内部の利用可能な空間量を減らさずに、本発明の傾斜した薄膜の配向により実現される。
本発明の別の態様では、金属支持ディスクは、絶縁封止ディスクを覆っているが、支持ディスクの周囲縁部の近くに位置する複数個の開口を備えている。こうした開口は、破裂した薄膜を通って運ばれる電池内部からのガス及び破片の放出及び除去を容易にする。こうしたガス及び破片の放出径路は、破裂した薄膜、金属支持ディスクの開口を通り、次いで外部環境へと通過する。
本発明の破裂可能な薄膜の傾斜した配向はまた、エンドキャップ組立体が、ハウジングの開放端に挿入されるとき、電解質透過性セパレータの上縁部の容易な捕捉を結果として生じる。破裂可能な薄膜は、電池が、エンドキャップ組立体を上にした垂直位置において観察されるとき、絶縁封止ディスクハブから電池ハウジングまで、下向きに傾斜している。この傾斜により、エンドキャップ組立体が電池ハウジングの開放端に挿入されるとき、セパレータシートの上縁部は、絶縁封止ディスクのハブ(中心)に向かって内側に摺動しやすく又は曲げられやすくなる。こうした位置では、セパレータの上縁部は、アノード材料がカソード材料と混合するのを防ぐ有効な障壁を提供する。
本発明は、図面を参照するとより良く理解される。
絶縁封止ディスク内の傾斜したアイランド型の破裂可能な薄膜を有する、本発明のエンドキャップ組立体を示す、アルカリ電池の断面の正面図。 本発明のエンドキャップ組立体の構成要素の分解図。 負極のエンドキャップの平面図。 集電器の釘の正面図。 紙のワッシャ50の頂面図。 金属支持ディスクの頂面図。 絶縁封止ディスクの頂面図。 絶縁封止ディスクの底面図。 その中の傾斜した破裂可能な薄膜を示す、絶縁封止ディスクの断面の拡大図。 電池の中心長手方向軸に関して、角度「α」で傾斜した破裂可能な薄膜の平面の交点を示す、絶縁封止ディスクの断面の拡大図。
本発明のエンドキャップ組立体14の好ましい構造が、図1に図解されている。電池10は、開放端15と、対向する閉鎖端17と、一体型円筒形側壁74と、を有する電池ハウジング(ケーシング)70を有する。ハウジング70は、典型的には、約0.10mm(4ミル)〜0.20mm(8ミル)の壁の厚さを有する、ニッケルメッキ鋼からできていてもよい。典型的には、圧縮された積み重ねディスク120aの形態のカソード材料120が、それが前述のハウジングの円筒形側壁74の内側表面に接触するように、電池ハウジング70の中に詰められる。電解質透過性セパレータ130が、図1に示されるように、それがカソード120の内側表面に対して位置するように、電池ハウジングに挿入される。セパレータ130は、開放上縁部132、対向する閉鎖端131と、カソード120に隣接するその間の側面133と、を有する。アルカリ電池用のセパレータ130は、典型的には、電池ロース系繊維及びポリビニルアルコール繊維を含み、例えば電池ロース系繊維及びポリビニルアルコール繊維の不織布材料の内層と、セロハンの外層と、からなってもよい。アノード材料140は次に、セパレータ130が、カソード材料120をアノード材料140から分離するように、ハウジング70の中心コアに挿入される。エンドキャップ組立体14は次に、ハウジング70の開放端15に挿入されて、ハウジングの開放端を閉鎖し、封止する。
エンドキャップ組立体14の構成要素の分解図が、図1Aに示される。図1Aに最も良く示されるように、エンドキャップ組立体14構成要素は、絶縁封止ディスク20と、絶縁封止ディスク20の上に並置される金属支持ディスク40と、金属支持ディスク40の上に位置する絶縁ワッシャ50と、絶縁ワッシャ50の上の金属エンドキャップ60と、を含む。好ましくは、クラフト(Kraft)紙の絶縁ワッシャ50は、図3に示されるように、その中心に単一の開口51を有してもよい。エンドキャップ組立体14は、エンドキャップ60の下面に溶接される、細長い金属集電器(釘)80をも包含する。エンドキャップ60は、望ましくは、ニッケルメッキ鋼からできており、図2に示されるように、それを通るいずれの開口も有する必要がない。図1及び2に示されるように、エンドキャップ60は、集電器80を通してアノード140に電気的に接続された中心接触区域61を有し;したがって、接触区域61は、電池の負極端子として働く。エンドキャップ60は、中心接触区域61を周回する環状の窪み62を有する。窪み62は、接触表面61と同じ高さである隆起した円周表面63により径方向に境界付けられている。表面63は、今度は、エンドキャップ60の周囲縁部を形成する、窪んだ円周表面64により境界付けられている。図2Aに最も良く示されるような集電器80は、望ましくは、真鍮、又はスズメッキされた若しくはインジウムメッキされた真鍮からできていてもよい。エンドキャップ組立体が適所にあるとき、集電器80は、電池内部を貫通する。
絶縁封止ディスク20の、それが電池にクリンプされる前の透視図が図1Aに示される。絶縁封止ディスク20の頂面図が図5に示され、絶縁封止ディスク20の底面図が図6に示される。アルカリ電池10の中に組み込まれたエンドキャップ組立体14の具体的な実施形態は、図1に図解される。エンドキャップ組立体14は、円筒形電気化学電池、特に標準的な単4(44×9mm)、単3(49×12mm)、単2(49×25mm)、及び単1(58×32mm)サイズの円筒形アルカリ電池に適用できる。エンドキャップ組立体14は、電池ハウジング(ケーシング)70の開放端のために封止を提供し、またその中に組み込まれてエンドキャップ60は露出される。エンドキャップ60は、ディスクの形態であり、並びに上記のように及び図1に示されるように、電池の端子の1つ(アルカリ電池については負極端子)として機能してもよい。
絶縁封止ディスク20の上に挿入される金属支持ディスク40が存在する。金属支持ディスク40の原体は、絶縁封止20から間隙を介しており、それらの間に上部空間18を形成する(図1)。具体的には、金属支持ディスク40周囲縁部44及び中心コア42a以外のすべては、絶縁封止20から間隙を介している。絶縁封止ディスク20と接触する他の金属ディスク又はエンドキャップは存在しない。金属支持ディスク40は、望ましくは、ニッケルメッキ鋼からできていてもよい。金属支持ディスク40は、図4に示されるように、周囲縁部44と、中心開口部42aとを有する。図4に最も良く示されるように、周囲縁部44の近くに位置し、間隙を介する複数個の開口42が存在する。開口42は、円周パターンにおいて間隙を介する。金属支持ディスク40の中心開口42aが、封止ディスク20のハブ22の上に押し付けられるように、金属支持ディスク40は、絶縁封止ディスク20の上に挿入される。したがって、金属支持ディスク40が、絶縁封止ディスク20の上の適所に保持されるように、ハブ22は開口42aを貫通する。開口42aは、図4に示されるように、開口42aの境界の一部分を形成する回旋42bを有する円周の境界を有する。これらの回旋42bは、隣接した通気通路42c(図4)を形成し、絶縁封止中の薄膜26が破裂するとき、これを通ってガスは電池内部から逃れてもよい。ガスはまた、金属支持ディスク40の周囲縁部近くの通気口42を通って逃れる。
金属集電器の釘80の頭82は、金属エンドキャップ60の中心部分61の下面に溶接される(図1)。エンドキャップ組立体14は、電池10の開放端15に、次の方式で挿入される。ナイロン又はポリプロピレン、好ましくは、タルク充填ポリプロピレンのようなプラスチック材料からできている絶縁封止ディスク20が、ハウジング70の開放端15に最初に挿入される。絶縁封止ディスク20は、周囲縁部29の下面から出る、複数個の一体形成され間隙を介したレッグ23を有する(図1A及び図6)。封止ディスク20がハウジング70に挿入されるとき、絶縁ディスク20が、ハウジング70に対して適所に保持されるように、レッグ23は、円周のビーズ73の上にパチンとはまる。金属サポートディスク40は、絶縁封止ディスク20の上に挿入され、封止ディスクのハブ22が、金属支持ディスク40の中心開口42aを貫通し、それによって金属支持ディスク40を絶縁封止ディスクに固定して保持する。(金属支持ディスク40は、絶縁ディスク20が、ハウジング70の開放端15に挿入される前に、絶縁ディスク20の上に挿入され得る。)ハウジング70の周囲縁部72は次に、絶縁封止ディスク20の上部周囲縁部28の上にクリンプされる。径方向のクリンプ力がクリンプ手順の間に適用されて、図1に最も良く示されるように、金属支持ディスク40の周囲縁部44が、絶縁封止の周囲縁部29に確実にくい込むようにしてもよい。クラフト(Kraft)紙ワッシャ50が次に、紙ワッシャの縁部52がハウジング70のクリンプされた周囲縁部72の上に存在するように、金属支持ディスク40の上に挿入される。エンドキャップ60は次に、紙ワッシャ50の上に位置付けられる。集電器の釘80の先端84は、ワッシャ50の中の中心開口51と一直線になる。
絶縁封止ディスク20は、金属集電器80を受け取るために、それを通過する開口12を有する、太い中心ボス22を有する。集電器80は、好ましくは、上端に一体形成された頭82と、対向する端に先端84と、を有する、細長い釘の形態であることができる。頭82は、電気抵抗溶接によるなどで、エンドキャップ60の中心61の下面に溶接される。エンドキャップ組立体14を組み立てるとき、頭82がボス22の上面に支えられるようになるまで(図1)、先端84を開口12に押し通す又は打ち込むことにより、集電器80は、封止ディスク20の中の開口12を通して挿入される(図5)。集電器の釘80の先端84は、ワッシャ50中の中心開口51を通過し、金属支持ディスク40中の中心開口42aを通過し、次いで絶縁ディスク20の開口12を貫通する。集電器の釘80の主要部分は、アノード材料140を貫通する。集電器の釘80の外側表面から突き出る一体型リングフランジ85が存在する。フランジ85は、好ましくは、集電器表面上の所定位置で、集電器80の外側表面を周回する。フランジ85は、集電器80の上に位置して、フランジ85が絶縁封止ハブ22の底面22bに、集電器の釘80が前述のハブに押し通された後で、ぴったりくっつくようにする。フランジ85は、集電器の釘80が、絶縁封止ハブ22から上方に垂直に動くことを防ぎ、ひいては集電器80を、ハブ22内の適所に固定して保つ(図1)。
絶縁封止20の、周回する径方向に伸びるアーム21内に位置する、アイランドの破裂可能な薄膜26を形成する一体形成された薄肉部分が存在する。図1及び1Aに示されるように、破裂可能な薄膜26は、好ましくは、平らな上面及び底面があり、並びに円形の構成を有する。しかしながら、アイランドの薄膜26は、例えば長円、楕円形、若しくは多角形の他の形状であってもよいし、又はその周囲が曲線の部分及び直線の辺若しくは多角形の別の部分を有してもよい。薄膜26は、それが存在する周囲のラジアルアーム21の厚さより薄い厚さを有する。破裂可能な薄膜26は、電池内のガス圧力が所定の圧力まで増加するときに、薄膜が破裂できる厚さを有する。絶縁封止20及び薄膜26が、ポリプロピレン又はタルク充填ポリプロピレンから形成されるとき、薄膜26の厚さは、典型的には、約0.06〜0.50mm、好ましくは約0.06〜0.15mmであってもよい。薄膜26の上面面積は、望ましくは、10〜40mmであってもよい。好ましくは、薄膜26の上面面積は、単1サイズの電池については、約32mmである。単2サイズの電池については、望ましい薄膜の破裂圧力は、約206.8×10パスカル(300psia)〜482.6×10パスカル(700psia)、望ましくは、約351.6×10パスカル(510psia)であってもよく、及び単1サイズの電池については、望ましい薄膜の破裂圧力は、約137.8×10(200psia)〜310.2×10パスカル(450psia)、望ましくは、約213.7×10パスカル(310psia)であってもよい。単4又は単3サイズの電池については、望ましい薄膜の破裂圧力は、典型的には、約275.8×10パスカル(400psia)〜827.3×10パスカル(1200psia)であってもよい。本発明のエンドキャップ組立体14及び破裂可能な薄膜26の構成は、単4、単3、単2、及び単1サイズの電池を包含する、いずれのサイズのアルカリ電池にも適用可能であるが、単2、及び単1サイズのアルカリ電池について、それは最大の適用性を有する。
次の関係は、望ましい破裂圧力
R、破裂可能な薄膜26の半径「R」、及び薄膜の厚さ「t」の間のおよその関係を示し、ここで「S」は、破裂可能な材料の最大抗張力である。
=S×t/R (I)
例えば、低い破裂圧力用に設計することが望ましい場合には、破裂可能な薄膜26の半径は大きく(又は、できるだけ大きく)及び薄膜26の厚さは薄く(又は、できるだけ薄く)されるべきである。これにより、電池中でガスが増加するとき、より低い閾値圧力Pにおいて、薄膜の破裂が可能になる。したがって、所与の電池サイズについて、射出成形のような一般的成形技術によって実現可能な絶縁封止ディスク20と薄膜の最小厚さという制限の中で、破裂可能な薄膜について、最大半径により決定される破裂圧力に対する実用的な下限値が存在する。
絶縁封止20及び破裂可能な薄膜26は、ポリプロピレン、タルク充填ポリプロピレン、スルホン化エチレン、及びナイロン、例えばナイロン66若しくはナイロン612からできていてもよい。防食コーティングは、絶縁封止20の防食特性を高めるために、並びに封止がアルカリ性電解質に暴露されるときに表面の亀裂を防ぐために、絶縁封止ディスク20の下面(薄膜26の下面を包含する)に任意に適用されてもよい。好ましい防食コーティング、例えばテフロン(Teflon)(テトラフルオロエチレン)、アスファルト、又はポリアミドは、アルカリ性と反応せず及び非湿潤性である。防食コーティング材料は、破裂可能な薄膜26の真下に位置する絶縁封止ディスク20の底面の部分に有利に適用される(図1)が、絶縁封止ディスク20の全体の下面がコーティングされてもよい。こうしたコーティング又は他のシーラント材料、例えばアスファルト又はポリアミドコーティングは、絶縁封止ディスク20の周囲縁部29とハウジング70との間に適用されることもできる。
絶縁封止ディスク20はまた、図5に示されるように、周囲縁部29の近くに、複数個の間隙を介した外側一体型リブ19aを有する。ハブ22を周回する、複数個の間隙を介した内側一体型リブ19bが存在する。これらのリブは、ラジアルアーム21の上面から伸び、及び絶縁封止ディスク20に一体成形される。リブ19a及び19bは、更なる構造的支持をラジアルアーム21に提供するように働き、即ちアーム21をたわみに抵抗させる。ハブ22内の一連のラジアルリブ13は、ハブ22の圧縮強度を増大する。絶縁封止ディスク20の周囲縁部29の下面から伸びる、複数個の間隙を介したレッグ23が存在する(図1A及び6)。絶縁ディスク20がハウジング70の開放端15に挿入されるとき、レッグ23により、絶縁ディスク20は、円周のビーズ73の周りにスナップ嵌めできる。
本発明によると、電池がエンドキャップ組立体14を上にした垂直位置において観察されるとき(図1)、破裂可能な薄膜26は、それが絶縁ディスク周囲縁部29及びハウジング内部により近い低い点、並びに封止ディスクハブ22及び中心長手方向軸110により近い高い点を有するように勾配がある。破裂可能な薄膜26の少なくとも一部分は、径方向に伸びるアーム21の上面21aから引っ込んでいる。引っ込みは、電池内部の方向である(図1)。破裂可能な薄膜26は、それが径方向に伸びるアーム21の平面から見えるように傾斜しているか又は勾配がある。即ち、破裂可能な薄膜は、電池の中心長手方向軸110に対して垂直な平面から見える。破裂可能な薄膜26は、図7に示されるように、薄膜26と絶縁ディスク20の垂直ハブ壁22aとの間の接合点で、下向きの角度「α」で配向される。垂直ハブ壁22aは、中心長手方向軸110に対して平行である(図1)。したがって、角度「α」は、破裂可能な薄膜の平面と電池の中心長手方向軸110との交差点の角度として測定されることができる。図8に最も良く示されるように、電池がエンドキャップ組立体を上にした垂直位置において観察されるとき、破裂可能な薄膜26の平面は、破裂可能な薄膜26上の高い点が、破裂可能な薄膜26上の低い点より、電池の中心長手方向軸110に近いように、傾斜している。破裂可能な薄膜26の平面は、図8に最も良く示されるように、電池の中心長手方向軸110と、約10〜65°、望ましくは約15〜40°、好ましくは約32〜38°の傾斜鋭角「α」にある。絶縁封止ディスクの周囲縁部内壁24との接合点26aにおける薄膜26の低い点は、そのため、径方向に伸びるアーム21から引っ込んでいる(図7及び図8)。径方向に伸びるアーム21からの、接合点26aにおける薄膜26のこの引っ込み(低い点)は、約0.1〜0.50mm、典型的には約0.38mmの量によるものであってもよい。こうした引っ込みは主に、中心長手方向軸110に関して約10〜55°、望ましくは、約24〜25°の傾斜角「α」で、薄膜26の平面を設置する結果として生じる。引っ込みの量はまた、薄膜26についての一体型接合点を下向きに伸ばすことにより、換言すると、周囲内壁24aの下位部及びハブ壁22aの低い点を下向きに伸ばすことにより、幾らか深くすることができる(図7)。引っ込みは、大きくされた上部空間18(図1、7、及び8)の量をもたらし、それにより薄膜26は、それが最終的に破裂するまで膨張することができる。これは、絶縁封止ディスク内で傾斜しない、即ち、水平に配向された、換言すると、中心長手方向軸110に対して垂直である、先行技術のアイランド型の破裂可能な薄膜に対して利点を生み出す。
絶縁封止ディスクが、ポリプロピレン、好ましくはタルク充填ポリプロピレンから形成されるとき、破裂可能な薄膜26の傾斜した配向は、絶縁封止ディスク20の上に位置付けられた、間隙を介する金属支持ディスク40と組み合わされ、特別な用途及び利点を有する。利点は、いずれかの具体的なサイズのアルカリ電池に限定されることを意図しないが、それは単2及び単1のサイズの電池に関連して最も大きい。本明細書で記載されたアイランド型の破裂可能な薄膜26を有する絶縁封止ディスク20は、ナイロン、例えばナイロン66若しくはナイロン612材料から作製されてもよく、これは耐アルカリ性であり、及びポリプロピレンより高い軟化点を有する。電池のガス圧力及び温度の同じ条件に曝されるとき、ナイロンは、ポリプロピレン又はタルク充填ポリプロピレンから構成された同じ薄膜と同じほどには膨らまない。また一方、ポリプロピレン又はタルク充填ポリプロピレンは、ナイロンより水素透過性である。ナイロンの代わりにポリプロピレン又はタルク充填ポリプロピレンから構成された絶縁封止ディスク20を用いることは、また大きな費用節約にもなる。特に、こうした費用節約の観点から、ナイロンの代わりにポリプロピレン、好ましくはタルク充填ポリプロピレンから構成された絶縁封止ディスク20を使用することは非常に望ましい。
絶縁封止ディスク20及び破裂可能な薄膜26用の材料としての、ポリプロピレン又はタルク充填ポリプロピレンの使用で直面する問題は、電池の不正使用試験中に現れる。電池、特に単2及び単1サイズの電池が、電池を短絡すること又は電池を例えば約77℃(170°F)を超える非常に高い外部温度に曝すことを伴う不正使用試験条件に曝されるとき、ポリプロピレン薄膜26は素早く軟化する可能性がある。電池中のガス圧力は、こうした状況下で増加し、薄膜26は、薄膜26と金属支持ディスク40との間の上部空間18の中に膨らみ、それが破裂する前に金属支持ディスク40の下面に対して衝突する可能性がある。薄膜が最終的に破裂するとき、電池内部からのアノード材料により、薄膜26と金属支持ディスク40との間の上部空間18の詰まりが起きる可能性がある。これは、電池内部内からのガス圧力を低下し得る速度を遅くする可能性がある。こうした詰まりは、1)薄膜26が、それが膨らんで金属支持ディスク40と接触する前に薄膜26が確実に破裂するように、より多くのヘッド空間18が提供される場合、及び2)金属支持ディスク40が、その表面中に複数個の開口42を備えている場合、起きる可能性がより少なくなることが発見された。
本発明の改善の第1部では、破裂可能な薄膜の上方のより多くの上部空間18が、破裂可能な薄膜26を下向きの傾斜で、即ちハブ22から絶縁ディスク20の周囲縁部29まで下向きの勾配で配向することにより達成される。したがって、ハブ22に関して、約10〜55°、好ましくは約24〜25°の傾斜角「α」で薄膜26を配向することにより(図7)、十分な追加の上部空間が得られて、薄膜26が、それが破裂する前に金属支持ディスク40に衝突する可能性を大きく低下できることが確定されている。したがって、通常用いられるように典型的には約3mmであるが、それを超えるいずれかの距離で、金属支持ディスク40の原体と絶縁ディスクとの間隔をあける必要なしに、上記のように、薄膜26の平面を中心長手方向軸110に関して、傾斜角「α」で配向する結果生じる引っ込みにより、追加の上部空間18が事実上得られる。(金属支持ディスク40と絶縁ディスク20の上面との間の空間は、アノード及びカソード材料のために電池内部により大きい空間を提供するために、できるだけ小さいことが必要である。)したがって、金属支持ディスク40と絶縁封止20との間の間隔をそれ自体大きくする必要なしに、中心軸110に関して、約10〜55°、典型的には約24〜25°の傾斜角「α」で薄膜26を配向することにより、その中に薄膜26が膨張できる更なる上部空間18を提供する。傾斜したアイランド型の破裂可能な薄膜を用いる本発明の設計は、薄膜26が上部空間空間18の中に膨張するときに、金属支持ディスク40の下面から出る穿刺突起又は鋭くとがった先を使用して、薄膜26に時期尚早に孔をあける必要を回避する。(こうした穿刺突起の使用は、電池の組立中に、突起が破裂可能な薄膜の上に確実に一直線になるように合わせることが必要になるという不利な点を有する。)
本発明の改善の第2部では、金属支持ディスク40の外周の周りにその周囲縁部の近くに間隙を介した配置で更なる開口42を設置すると、材料、例えば電池の不正使用試験又は不正使用操作中に薄膜26が破裂するときに上部空間空間18の中に運び込まれる場合があるアノード材料140のより素早い除去を結果として生じ得ることが確定されている。(こうした不正使用試験は、例えば、電池を短絡又は高い外部温度に曝すことを伴う場合がある)。幾らかの放出が、金属支持ディスク40中の中心コア42aの周りの伸びた開口部42bの中で起こり、それを通ってガスは逃れてもよい。複数個の開口部42に加えて、金属支持ディスク40の周囲縁部の近くに位置する、典型的には約2〜8、例えば約4のこうした開口部42(図1A)が、薄膜26が破裂するときに上部空間18からのガス及び破片の除去速度を高めるために有効に用いられ得る。したがって、不正使用試験又は不正使用の電池操作中に薄膜26が破裂するとき、電池内部からのガス及び破片は、破裂した薄膜26を通って上部空間18の中に通過し、次に金属支持ディスク40の中のこうした開口部42を通過することができる。ガス(及び破片)は次に、紙ワッシャ50により占有される、換言すると、金属ハウジング70の周囲縁部72とエンドキャップの周囲縁部64との間の空間を通過し、次いで外部環境へと出ていくことができる。傾斜した薄膜26及び金属支持ディスク40の中の更なる通気口42を有する、本発明の改善されたエンドキャップ組立体14の設計は、不正使用条件、例えば短絡又は高い外部温度に曝されるときでさえ、電池の適切な放出が確実に起こるようにする。これはすべて、好ましくは、費用効率が高いプロピレン又はタルク充填ポリプロピレン絶縁封止ディスク20を用いる間に実現される。
本発明の改善の第3部では、破裂可能な薄膜26の傾斜した配向は、セパレータ縁部と絶縁ディスク20の垂直ハブ壁22aとの間の接合点26bにおける、セパレータ130の上縁部132の容易な捕捉を結果として生じる(図1)。セパレータ130の容易な捕捉は、ハブ壁22aから絶縁封止ディスク20の周囲縁部29に向かう破裂可能な薄膜26の下向きの傾斜の結果である(図1)。セパレータ130が、最初に電池に挿入されるとき、カソード120に隣接するセパレータの側面133及びセパレータの開放端132は垂直に一直線になる。エンドキャップ組立体14がハウジング70の開放端15に挿入されるとき、縁部132がハブ22に向かって内側に曲がることは望ましい(図1)。セパレータ130の縁部132が内側に曲がることにより、アノードとカソードとの間に良好な封止がもたらされ、アノード材料140がカソード材料120と混ざることを確実に防ぐ。薄膜26は下向きに傾斜しているため、図1及び7に示されるように、薄膜26と垂直のハブ壁22aとの接合点26bは、薄膜の対向する端における接合点26aより高い。これにより、エンドキャップ組立体14が電池ハウジング70に挿入されるとき、セパレータ130の縁部132は、図1に示されるように、ハブ22に向かって内側に摺動しやすく又は曲げられやすくなる。したがって、傾斜のない、即ち、長手方向軸110に対して垂直である破裂可能な薄膜と比べると、破裂可能な薄膜26が図1に示されるように傾斜するときには、セパレータの縁部132はハブの垂直壁22aに向かって自然に摺動する。
以下は、電池サイズに関係なく用いられてもよい、アルカリ電池10用のアノード140、カソード120、及びセパレータ130の代表的な化学組成物の説明である。次の化学組成物は、本発明のエンドキャップ組立体14を有する電池中に使用するための代表的な基礎的組成物であり、そのようなものとして、限定することを意図していない。
上記の実施形態では、カソード120は、二酸化マンガン、グラファイト、及び水性アルカリ電解質を含むことができ、アノード140は、亜鉛及び水性アルカリ電解質を含むことができる。水性の電解質は、KOH、酸化亜鉛、及びゲル化剤の従来の混合物を含む。アノード材料140は、水銀を含まない(水銀無添加の)亜鉛合金粉末を含有するゲル化した混合物の形態であることができる。即ち、電池は、電池総重量の約50ppm部未満、好ましくは電池総重量の20ppm部未満の総水銀含有量を有し得る。電池はまた、好ましくは、いずれの鉛添加量も含有せず、したがって本質的に無鉛であり、即ち、総鉛含有量は、アノードの総金属含有量の30ppm未満、望ましくは15ppm未満である。このような混合物は、典型的には、KOH電解質水溶液、ゲル化剤(例えば、B.F.グッドリッチ(B.F. Goodrich)から商標名カーボポール(CARBOPOL)C940として入手可能なアクリル酸コポリマー)、及び界面活性剤(例えば、ローヌ・プーラン(Rhone Poulenc)から商標名GAFAC RA600として入手可能な有機リン酸エステル系界面活性剤)を含有することができる。こうした混合物は、単に説明に役立つ実例として与えられ、本発明を制限することを意図しない。亜鉛アノード用の他の代表的なゲル化剤は、米国特許第4,563,404号に開示されている。
カソード120は、望ましくは次の組成物を有することができる。
87〜93重量%の電解二酸化マンガン(例えば、ケール・マクギー(Kerr-McGee)からのトロナD(Trona D))、2〜6重量%(合計)のグラファイト、5〜7重量%の7〜9規定KOH水溶液(約30〜40重量%のKOH濃度を有する);及び0.1〜0.5重量%の任意のポリエチレン結合剤。電解二酸化マンガンは、典型的に、約1〜100ミクロン、望ましくは約20〜60ミクロンの平均粒子サイズを有する。グラファイトは典型的には、天然若しくは膨張グラファイト、又はこれらの混合物の形態である。グラファイトはまた、グラファイト炭素ナノ繊維を単独で、又は、天然若しくは膨張グラファイトとの混合において含むことができる。こうしたカソード混合物は、説明に役立つことを意図し、本発明を制限することを意図しない。
アノード材料140は、亜鉛合金粉末62〜69重量%(合金及びメッキ材料として200〜500ppmのインジウムを含有する99.9重量%亜鉛)、38重量%のKOHと約2重量%のZnOとを含むKOH水溶液;B.F.グッドリッチ(B.F. Goodrich)から商標名「カーボポール(CARBOPOL)C940」として市販される架橋アクリル酸ポリマーゲル化剤(例えば0.5〜2重量%)、及びグレイン・プロセシング社(Grain Processing Co.)から商標名「ウォーターロック(Waterlock)A−221」として市販される、デンプン主鎖上にグラフトされた加水分解ポリアクリロニトリル(0.01〜0.5重量%);ローヌ・プーラン(Rhone-Poulenc)から商標名「RM−510」として市販されるジオニル(dionyl)フェノールリン酸エステル界面活性剤(50ppm)を含む。亜鉛合金の平均粒子サイズは、望ましくは約30〜350ミクロンである。アノード中の電解質水溶液の体積%は、好ましくはアノードの約69.2〜75.5体積%である。電池は、従来の方式で、MnOのミリアンペア―時の容量(MnO1グラム当たり308ミリアンペア―時に基づく)を亜鉛合金のミリアンペア―時の容量(亜鉛合金1グラム当たり820ミリアンペア―時に基づく)で除した値が約1になるように平衡化され得る。
典型的には、ポリ塩化ビニル又はポリプロピレンからできた熱収縮性ラベル35が、ハウジング70の側壁74の周りに適用されてもよい。ラベル35は、熱収縮性である上縁部36をエンドキャップ60の周囲縁部64の上及び熱収縮性である底縁部37をハウジングの閉鎖端17の一部分の上に有する。
本発明のエンドキャップ組立体14は、本明細書に記載される亜鉛/MnO電池に加えて、他のアノード及びカソード化学を有するアルカリ電池を閉鎖する及び封止するために適用され得る。例えば、本明細書に記載された本発明の改善されたエンドキャップ組立体14及び改善された封止ディスク20が、亜鉛を含むアノード及びオキシ水酸化ニッケルを含むカソードを有するアルカリ電池の中で、有利に使用されてもよい。こうしたアルカリ電池の例は、同一出願人による米国特許第6,991,875 B2号に記載されている。本発明はまた、特に短絡試験又は非常に高い外部温度への暴露のような不正使用条件下で電池内部中にガスを生成する傾向を持つ電気化学電池に一般に適用され得る。
本発明は、具体的な実施形態に関して記載されてきたが、本発明の概念の範囲内で変更が可能であることは理解される必要がある。それ故に、本発明は本明細書に記載された具体的な実施形態に限定されることを意図せず、請求項及びその等価物によって定義される。

Claims (12)

  1. 開放端、対向する閉鎖端、及びそれらの間の円筒形側壁を有するハウジングと、前記開放端に挿入されて前記ハウジングを閉鎖するエンドキャップ組立体と、を含むアルカリ電気化学電池であって、前記電池が、前記エンドキャップ組立体を上にした垂直位置において観察されるとき、前記エンドキャップ組立体が、金属を含む支持ディスクと、下方に位置する電気絶縁封止ディスクと、を含むことを特徴とし、前記金属支持ディスクの少なくとも実質的な部分が、前記絶縁封止ディスクと間隙を介して並置された関係にあり、前記絶縁封止ディスクが、中心ハブと前記ハブから径方向に伸びるラジアルアームとを有し、前記絶縁封止ディスクが、前記ラジアルアームの中の破裂可能な薄膜を形成する薄肉部分を有し、前記破裂可能な薄膜が、下向きに伸びた表面であって、前記表面上の高い点からその上の低い点まで下向きに伸びる表面を有し、前記電池が、前記エンドキャップ組立体を上にした垂直位置において観察されるとき、前記高い点が前記低い点より前記電池の中心長手方向軸に近いように、前記下向きに伸びた表面が傾斜しており、前記破裂可能な薄膜が、前記金属支持ディスクと間隙を介した関係にあり、かつ前記支持ディスクと接触しておらず、そのため、前記電池内のガス圧力が上昇するとき、前記破裂可能な薄膜が破裂し、それによってガスを前記絶縁封止ディスクと前記金属支持ディスクとの間の空間に放出する、アルカリ電気化学電池。
  2. 前記破裂可能な薄膜が、前記電池の中心長手方向軸と約10〜65°の鋭角で交差する平面の中に表面を有する、請求項1に記載の電池。
  3. 前記径方向に伸びるアームが、前記ハウジングの前記開放端に面する上面を有し、前記破裂可能な薄膜の少なくとも一部分が、前記絶縁封止ディスク内の前記径方向に伸びるアームの前記上面から引っ込んでおり、前記引っ込みが、前記電池内部に向かう方向にあり、それによって前記破裂可能な薄膜と前記金属支持ディスクとの間の上部空間が大きくされる、請求項1に記載の電池。
  4. 前記絶縁封止ディスク中の前記径方向に伸びるアームが、前記電池の中心長手方向軸に対して垂直である、請求項1に記載の電池。
  5. 前記破裂可能な薄膜が、平坦な対向する主表面を有する、請求項1に記載の電池。
  6. 前記破裂可能な薄膜が、約0.06〜0.50mmの厚さを有する、請求項1に記載の電池。
  7. 前記電池が、前記エンドキャップ組立体を上にして観察されるとき、前記破裂可能な薄膜が、約10〜40mmの上面面積を有する、請求項1に記載の電池。
  8. 少なくとも前記金属支持ディスクの周囲縁部と中心コアとの間の領域が、前記絶縁封止ディスクと間隙を介しており、並びに前記絶縁封止ディスクと接触していない、請求項1に記載の電池。
  9. 前記金属支持ディスクが、それを通る少なくとも1つの通気開口を有する、請求項1に記載の電池。
  10. 前記絶縁封止ディスクが、ポリプロピレン又はタルク充填ポリプロピレンを含む、請求項1に記載の電池。
  11. 前記エンドキャップ組立体が、絶縁ワッシャ及び金属を含むエンドキャップを更に含み、前記電池が、前記エンドキャップ組立体を上にした垂直位置において観察されるとき、前記絶縁ワッシャが前記金属支持ディスクの上に位置し、並びに前記エンドキャップが前記絶縁ワッシャの上に位置している、請求項1に記載の電池。
  12. 前記絶縁ワッシャが紙を含む、請求項11に記載の電池。
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