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JP2010287643A - 投影光学装置、露光装置、露光方法およびデバイス製造方法 - Google Patents

投影光学装置、露光装置、露光方法およびデバイス製造方法 Download PDF

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JP2010287643A JP2009138797A JP2009138797A JP2010287643A JP 2010287643 A JP2010287643 A JP 2010287643A JP 2009138797 A JP2009138797 A JP 2009138797A JP 2009138797 A JP2009138797 A JP 2009138797A JP 2010287643 A JP2010287643 A JP 2010287643A
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Abstract

【課題】 例えばロール・ツー・ロールで搬送される帯状の感光性基板への走査露光に適用したときに走査露光にかかるスループットの向上。
【解決手段】 本発明の一態様にかかる投影光学装置は、第1面(OBJ)上の所定領域(IR)の投影像を、第1面と異なる面(IMG)上の第1領域(ER1)および第2領域(ER2)に形成する。所定領域からの光が入射するレンズ群(Lp)と、レンズ群からの光を該レンズ群の光軸を挟んで互いに異なる方向に進む第1の光と第2の光とに時分割し且つ第1の光および第2の光をレンズ群に向けて反射する時分割反射部(10:11,12)と、レンズ群を経た第1の光を第1領域へ導く第1導光光学系(G1)と、レンズ群を経た第2の光を第2領域へ導く第2導光光学系(G2)とを備えている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、感光性を有する基板にパターンを転写する走査型の露光装置に関する。
パソコン、テレビ等の表示素子として、液晶表示パネルが多用されている。最近では、フレキシブルな高分子シート(感光性基板)上に透明薄膜電極をフォトリソグラフィの手法でパターニングすることにより表示パネルを製造する方法が考案されている。このフォトリソグラフィ工程において用いられる露光装置として、ロール・ツー・ロール(Roll to Roll)で搬送される帯状の感光性基板にマスクのパターンを転写する露光装置(以下、ロール・ツー・ロール型の露光装置という)が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2007−114385号公報
ロール・ツー・ロール型の露光装置では、帯状の感光性基板へのパターンの転写にかかるスループットの向上を図ることが求められている。
本発明の態様は、前述の課題に鑑みてなされたものであり、例えばロール・ツー・ロールで搬送される帯状の感光性基板への走査露光に適用したときに走査露光にかかるスループットの向上を達成することのできる投影光学装置、露光装置、およびデバイス製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、第1面上の所定領域の投影像を、前記第1面と異なる面上の第1領域および第2領域に形成する投影光学装置において、
前記所定領域からの光が入射するレンズ群と、
前記レンズ群からの光を該レンズ群の光軸を挟んで互いに異なる方向に進む第1の光と第2の光とに時分割し且つ前記第1の光および前記第2の光を前記レンズ群に向けて反射する時分割反射部と、
前記レンズ群を経た前記第1の光を前記第1領域へ導く第1導光光学系と、
前記レンズ群を経た前記第2の光を前記第2領域へ導く第2導光光学系とを備えていることを特徴とする投影光学装置が提供される。
本発明の第2の態様に従えば、パターンを有するマスクを保持して該マスクのパターン面を第1面に配置させるステージ機構と、
感光性を有する基板を保持して該基板の感光面を前記第1面と異なる面に配置させ、該異なる面に沿って前記基板を移動させる移動機構と
前記第1面の所定領域に配置された前記パターンの投影像を前記異なる面の第1領域および第2領域に配置された前記基板に形成する第1の態様にかかる投影光学装置とを備えていることを特徴とする露光装置が提供される。
本発明の第3の態様に従えば、パターンを有するマスクを保持して該マスクのパターン面を第1面に配置させる工程と、
感光性を有する基板を保持して該基板の感光面を前記第1面と異なる面に配置させ、該異なる面に沿って前記基板を移動させる工程と、
第1の態様にかかる投影光学装置を用いて、前記第1面の所定領域に配置された前記パターンの投影像を前記異なる面の第1領域および第2領域に配置された前記基板に形成する工程とを含むことを特徴とする露光方法が提供される。
本発明の第4の態様に従えば、第2の態様にかかる露光装置または第3の態様にかかる露光方法を用いて、前記パターンを前記基板に転写する工程と、
前記パターンが転写された前記基板を処理する工程と、を含むことを特徴とするデバイス製造方法が提供される。
本発明の投影光学装置の一態様によれば、入射する光を第1の光と第2の光とに時分割し且つ光の時分割に同期してパルス発光することにより、1つの所定領域の投影像を2つの領域に高周波数で交互に形成することができる。したがって、この投影光学装置を、例えばロール・ツー・ロールで搬送される帯状の感光性基板への走査露光に適用した場合、1つのマスク上のパターンを感光性基板上の2つのショット領域に同時に走査露光することができ、ひいては走査露光にかかるスループットの向上を達成することができる。
本発明の実施形態にかかる露光装置の構成を概略的に示す図である。 帯状の感光性基板をロール・ツー・ロールで搬送する移動機構の要部構成を概略的に示す図である。 本実施形態にかかる投影光学系の構成を概略的に示す図である。 一群の偏向部材の作用を説明する図である。 第1結像領域と第2結像領域とが整列して形成される様子を示す図である。 本実施形態における時分割反射部の構成および作用を説明する図である。 本実施形態の時分割反射部の要部構成を説明する図である。 本実施形態の時分割反射部の動作を説明する図である。 本実施形態における走査露光の動作を説明する図である。 半導体デバイスの製造工程を示すフローチャートである。 液晶デバイスの製造工程を示すフローチャートである。
本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる露光装置の構成を概略的に示す図である。本実施形態では、図1に示すように、投影光学系PLに対してマスクMおよび帯状のシートSHを相対移動させつつマスクMのパターンをシートSHに投影露光(転写)するロール・ツー・ロール型の露光装置に対して本発明を適用している。図1では、感光性基板としてのシートSHの転写面(感光面;被露光面)の法線方向にZ軸を、シートSHの転写面に平行な面内において図1の紙面に平行な方向にY軸を、シートSHの転写面に平行な面内において図1の紙面に垂直な方向にX軸を設定している。
本実施形態の露光装置は、照明光学系ILと、マスクステージMSと、投影光学系PLと、移動機構SCと、第1駆動制御系DR1と、第2駆動制御系DR2と、主制御系CRとを備えている。照明光学系ILは、光源LSから供給される照明光(露光光)により、マスクMのパターン領域を照明する。光源LSは、例えばYAGレーザの3倍高調波(波長355nm)よりなるパルス光を射出するパルス光源である。マスクステージMSは、パターンを有するマスクMを保持して移動する。
投影光学系PLは、マスクMのパターンの投影像をシートSH上に形成する。移動機構SCは、シートSHをロール・ツー・ロールの方式にしたがって移動させる(搬送する)。第1駆動制御系DR1は、マスクステージMSおよび移動機構SCを駆動制御する。第2駆動制御系DR2は、投影光学系PL中の振動ミラー11の駆動部12を制御する。主制御系CRは、光源LS、第1駆動制御系DR1、第2駆動制御系DR2等の動作を統括的に制御する。
シートSHは、フォトレジスト(感光材料)が塗布されたフレキシブルな(可撓性を有する)帯状の高分子シートである。照明光学系ILは、光の入射順に、前側光学系ILaと、ブラインド部ILbと、後側光学系ILcとを備えている。前側光学系ILaは、例えばフライアイレンズのようなオプティカルインテグレータを有する。ブラインド部ILbは、可変視野絞りとしてのマスクブラインドを有する。後側光学系ILcは、マスクブラインドとマスクMのパターン面とを光学的に共役にする照明結像光学系を有する。
光源LSから射出された光は、照明光学系ILを介して、マスクM上に照明領域IRを照明する。照明領域IRは、X方向に沿って細長く延びる所定の外形形状を有する。マスクMの照明領域IRからの光は、投影光学系PLを介して、第1結像領域ER1に照明領域IR内のパターンの第1投影像を形成し、第1結像領域ER1からY方向に間隔を隔てた第2結像領域ER2に照明領域IR内のパターンの第2投影像を形成する。すなわち、投影光学系PLは、後述するように、パターンの第1投影像が形成された第1結像領域ER1を−X方向へ移動するシートSH上に形成し、パターンの第2投影像が形成された第2結像領域ER2を+X方向へ移動するシートSH上に形成する。
投影光学系PLは、マスクM側およびシートSH側にテレセントリックであり、マスクM側からシートSH側へ拡大倍率を有する。結像領域ER1,ER2の形状は、照明領域IRの形状を投影光学系PLの投影倍率βで拡大した形状である。以下、説明の理解を容易にするために、照明領域IRはX方向に沿って細長く延びる矩形状の領域であるものとする。この場合、後述するように、第1結像領域ER1および第2結像領域ER2は、照明領域IRの長手方向であるX方向と直交するY方向に沿って細長く延びる矩形状の領域になる。ただし、照明領域IRの形状、ひいては結像領域ER1,ER2の形状は、照明光学系ILのブラインド部ILb中のマスクブラインドの可変開口部(光透過部)の形状に応じて可変的に設定される。
マスクMは、マスクホルダ(不図示)を介して、マスクステージMS上に吸着保持されている。マスクステージMS上には、周知の構成を有するマスク側レーザ干渉計(不図示)が配置されている。マスク側レーザ干渉計は、マスクステージMSのX方向の位置、Y方向の位置、およびZ軸廻りの回転角を計測し、計測結果を主制御系CRに供給する。主制御系CRは、その計測値に基づいて、第1駆動制御系DR1を介して、マスクステージMSのX方向の位置、走査方向としてのY方向の位置および速度、並びにZ軸廻りの回転角を制御する。
シートSHは、一連のロールを備えた移動機構SCの作用により、所定の経路に沿って搬送される。移動機構SCは、図2に示すように、X方向に沿って直線状に延びる第1直進経路SCa、第1直進経路SCaからY方向に間隔を隔ててX方向に沿って直線状に延びる第2直進経路SCb、および第1直進経路SCaと第2直進経路SCbとを接続する反転経路SCcを有する。可撓性を有する帯状のシートSHは、第1直進経路SCaに沿って−X方向の向きに移動した後、反転経路SCcに進入する。第1直進経路SCaに沿って−X方向の向きに移動するシートSH上には、第1結像領域ER1が形成される。
反転経路SCcに進入したシートSHは、反転経路SCcの中央に配置されてZ方向に延びる軸線を中心として回転する反転ロールSCdを経た後、第2直進経路SCbに進入する。第2直進経路SCbに進入したシートSHは、+X方向の向きに移動する。第2直進経路SCbに沿って+X方向の向きに移動するシートSH上には、第2結像領域ER2が形成される。走査露光時には、マスクステージMSが+Y方向の向きに速度V/βで駆動されるのに同期して、移動機構SCは第1直進経路SCaにおいてシートSHを−X方向の向きに速度Vで移動させ且つ第2直進経路SCbにおいてシートSHを+X方向の向きに速度Vで移動させる。
図3は、本実施形態にかかる投影光学系の構成を概略的に示す図である。図3を参照すると、投影光学系PLは、マスクMのパターン領域において照明領域IRにより照明されたパターンの第1中間像I1および第2中間像I2を形成する中間結像光学系GMと、第1中間像I1からの光に基づいてシートSH上の第1結像領域ER1にパターンの第1投影像を形成する第1結像光学系G1と、第2中間像I2からの光に基づいてシートSH上の第2結像領域ER2にパターンの第2投影像を形成する第2結像光学系G2とを有する。
すなわち、中間結像光学系GMは、マスクMのパターン領域の位置と第1中間像I1の形成位置および第2中間像I2の形成位置とを光学的に共役にしている。第1結像光学系G1は、第1中間像I1の形成位置と第1結像領域ER1の位置とを光学的に共役にしており、第1直進経路SCaに沿って−X方向へ移動するシートSH上の第1結像領域ER1にパターンの第1投影像を形成する。第2結像光学系G2は、第2中間像I2の形成位置と第2結像領域ER2の位置とを光学的に共役にしており、第2直進経路SCbに沿って+X方向へ移動するシートSH上の第2結像領域ER2にパターンの第2投影像を形成する。
マスクMは、そのパターン領域が投影光学系PLの物体面OBJにほぼ一致するようにマスクステージMS上に配置される。シートSHは、その表面(感光面)が投影光学系PLの像面IMGにほぼ一致するような軌道に沿って移動機構SCにより搬送される。中間結像光学系GMは、照明領域IRにより照明されたパターン領域からの光が入射する正レンズ群Lpと、正レンズ群Lpからの光を正レンズ群Lpの光軸AXpを挟んで互いに異なる方向に進む第1の光と第2の光とに時分割し且つ第1の光および第2の光を正レンズ群Lpに向けて反射する時分割反射部10とを有する。時分割反射部10は、正レンズ群Lpの光軸AXpを通ってX方向に延びる回転軸廻りに回動する振動ミラー11と駆動部12とを有するが、その具体的な構成および作用については後述する。
中間結像光学系GMと第1結像光学系G1との間の光路中には、光の入射順に、第1偏向部材M1、第2偏向部材M2、および第3偏向部材M3が配置されている。中間結像光学系GMと第2結像光学系G2との間の光路中には、光の入射順に、第4偏向部材M4、第5偏向部材M5、および第6偏向部材M6が配置されている。偏向部材M1〜M6は、例えば平面状の反射面を有する反射鏡である。以下、投影光学系PLの構成の理解を容易にするために、照明領域IRから光軸AXpに沿って射出される光L1に着目して、偏向部材M1〜M6の作用を説明する。
図3を参照すると、照明領域IRから光軸AXpに沿って射出された光L1は、正レンズ群Lpを経て時分割反射部10の振動ミラー11により反射され、図3の紙面において斜め右上の向き(第1の向き)に進む第1の光L11と斜め左上の向き(第2の向き)に進む第2の光L12とに時分割される。振動ミラー11により第1の向きに反射された第1の光L11は、正レンズ群Lpを経た後に+Z方向に沿って偏向部材M1に入射し、偏向部材M1により+Y方向に偏向される。
偏向部材M1により+Y方向に偏向された第1の光L11は、第1中間像I1として、例えばマスクパターンのほぼ等倍の像を形成する。第1中間像I1から+Y方向に沿って進む第1の光は、図4に示すように、偏向部材M2により+X方向に偏向され、偏向部材M3により−Z方向に偏向された後、第1結像光学系G1を介して、第1直進経路SCaに沿って−X方向へ移動するシートSH上の第1結像領域ER1に達する。Y方向に沿って細長い矩形状の第1結像領域ER1には、第1投影像として、マスクパターンの拡大像が形成される。なお、図4では、正レンズ群Lpのうち、最もマスク側に配置されたレンズLP1だけを示している。
一方、振動ミラー11により第2の向きに反射された第2の光L12は、正レンズ群Lpを経た後に+Z方向に沿って偏向部材M4に入射し、偏向部材M4により−Y方向に偏向される。偏向部材M4により−Y方向に偏向された第2の光L12は、第2中間像I2として、第1中間像I1と同様にマスクパターンのほぼ等倍の像を形成する。第2中間像I2から−Y方向に沿って進む第2の光は、図4に示すように、偏向部材M5により+X方向に偏向され、偏向部材M6により−Z方向に偏向された後、第2結像光学系G2を介して、第2直進経路SCbに沿って+X方向へ移動するシートSH上の第2結像領域ER2に達する。Y方向に沿って細長い矩形状の第2結像領域ER2には、第2投影像として、マスクパターンの拡大像が形成される。
第1投影像および第2投影像は、投影光学系PLの投影倍率βでマスクパターンを拡大した形状を有する。そして、図4に明瞭に示すように、第1投影像はマスクパターンをZ軸廻りに+90度回転させた姿勢で形成され、第2投影像はマスクパターンを−90度回転させた姿勢で形成される。すなわち、第1投影像と第2投影像とは互いに同じ形状および同じ大きさを有するが、X方向およびY方向に関して互いに逆向きである。
投影光学系PLでは、図5に示すように、照明領域IRから光軸AXpに沿って射出されて第3偏向部材M3により−Z方向に偏向される光線の位置C1と第1結像光学系G1の光軸AX1とが一致し、且つ照明領域IRから光軸AXpに沿って射出されて第6偏向部材M6により−Z方向に偏向される光線の位置C2と第2結像光学系G2の光軸AX2とが一致している。その結果、第1結像領域ER1と第2結像領域ER2とはY方向に整列して形成される。なお、図5において、破線の円IF0は投影光学系PLの入射側視野を、破線の円IF1,IF2は結像光学系G1,G2の入射側視野を、破線の円EF1,EF2は結像光学系G1,G2の射出側視野を示している。
時分割反射部10は、図6に示すように、正レンズ群Lpの焦点位置またはその近傍に配置された振動ミラー11と、振動ミラー11の姿勢を変化させる駆動部12とを有する。ここで、正レンズ群Lpの焦点位置とは、マスクM側から正レンズ群Lpに平行光線を入れた場合にその平行光線が集光される位置(すなわち後側焦点位置)である。具体的に、駆動部12は、アクチュエータ、センサなどを含み、第2駆動制御系DR2からの指令(ひいては主制御系CRからの指令)により、光源LSのパルス発光に応じて振動ミラー11の姿勢を変化させる。
振動ミラー11は、正レンズ群Lpに向かって凹面状(あるいは平面状)の反射面を有し、正レンズ群Lpの光軸AXpに沿って入射した光L1を反射して図6中斜め右上に向かって進む第1の光L11を生成する第1の姿勢と、光L1を反射して図6中斜め左上に向かって進む第2の光L12を生成する第2の姿勢との間で切り換えられる。第1の姿勢に設定された振動ミラー11により反射された光は、正レンズ群Lpおよび第1偏向部材M1を経て第1中間像I1を形成する。第2の姿勢に設定された振動ミラー11により反射された光は、正レンズ群Lpおよび第4偏向部材M4を経て第2中間像I2を形成する。
以下、図7および図8を参照して、時分割反射部10の要部構成および動作を説明する。時分割反射部10の駆動部12は、図7に示すように、正レンズ群Lpの光軸AXpを通ってX方向に延びる回転軸12aと、振動ミラー11を包囲するリング状の形態を有し且つ回転軸12aに回動可能に取り付けられたカウンターマス12bと、カウンターマス12bを包囲する環状の形態を有し且つ回転軸12aの両端を保持するフレーム12cとを備えている。また、駆動部12は、振動ミラー11の外周においてY方向に対向する側面位置に取り付けられた一対の磁石12dと、この一対の磁石12dに対向するようにカウンターマス12bに取り付けられた一対のコイル群12eとを備えている。
振動ミラー11は、カウンターマス12bと同様に、回転軸12aに回動可能に取り付けられている。回転軸12a廻りに回動する可動部としてのカウンターマス12bは、正レンズ群Lpの光軸AXpに対して振動ミラー11と同心状に設けられている。振動ミラー11とカウンターマス12bとは、ローレンツ力型のモーターを構成する磁石12dとコイル群12eとの作用により、運動量保存則にしたがって、相互に逆位相で回転軸12a廻りに回動(往復回転)する。
その結果、振動ミラー11が回転軸12a廻りに往復回転しても、振動ミラー11の往復回転に伴ってフレーム12cの振動がほとんど発生することなく、ひいては振動ミラー11の往復回転が投影光学系PLの光学性能に影響を及ぼすことがほとんどない。なお、投影光学系PLの光学性能に対する振動ミラー11の往復回転の影響をさらに抑えるために、図1に示すように、時分割反射部10の振動ミラー11または駆動部12近傍の所要位置に振動絶縁体20を付設しても良い。
本実施形態では、駆動部12が、例えば図7に示すような三角波状(あるいは正弦波状)の振動波形にしたがって、振動ミラー11を回転軸12a廻りに往復回転させる。すなわち、振動ミラー11は、その反射面が正レンズ群Lpの光軸AXpを通ってXZ平面に平行な面に関して対称な基準姿勢(実線で示す姿勢11a)を中心として、基準姿勢から図7中時計廻りに角度θだけ傾いた第1の姿勢(破線で示す姿勢11b)と、基準姿勢から図7中反時計廻りに角度θだけ傾いた第2の姿勢(破線で示す姿勢11c)との間で、回転軸12a廻りに往復回転する。
このとき、主制御系CRは、振動ミラー11の振動波形における振幅のピークおよびボトムに対応してパルス発光するように、光源LSのパルス発光のタイミング、周期(または周波数)などを制御する。換言すれば、光源LSは、振動ミラー11の振動周期の半分に対応する周期にしたがってパルス発光する。さらに別の表現をすると、光源LSは、振動ミラー11の振動周波数の2倍に対応する周波数にしたがってパルス発光する。
例えば、振動ミラー11の振動周波数が4kHzである場合、光源LSのパルス発光の周波数を振動ミラー11の振動周波数の2倍の8kHzに設定すると、結像領域ER1,ER2には4kHzの周波数で投影像が交互に形成される。シートSHの搬送速度が200mm/secで、結像領域ER1,ER2の幅(走査方向に沿った寸法)が20mmの場合、シートSH上の1点への露光パルス数は400になり良好な露光を実現することができる。
以上のように、時分割反射部10は、正レンズ群Lpからのパルス光を、そのパルス周期に対応して、正レンズ群Lpの光軸AXpを挟んで互いに異なる方向に進む第1の光と第2の光とに時分割し、且つ第1の光および第2の光を正レンズ群Lpに向けて反射する。その結果、入射する光を第1の光と第2の光とに時分割する時分割反射部10と光の時分割に同期してパルス発光する光源LSとの協働作用により、1つのマスクM上のパターンの投影像を2つの結像領域ER1,ER2に高周波数で交互に形成することができ、ひいては1つのマスクM上のパターンをシートSH上の2つのショット領域に同時に走査露光することができる。
以下、図9を参照して、本実施形態における走査露光の動作を説明する。図9を参照すると、マスクM上には、例えば表示パネルの回路パターンが形成された矩形状のパターン領域PAが設けられている。本実施形態では、帯状の感光性基板であるシートSHが、移動機構SCの作用により所定の経路に沿って一定の速度で搬送される。そして、シートSH上には、マスクMのパターン領域PAを投影光学系PLの投影倍率βで拡大した矩形状のショット領域SR1,SR2が一定の間隔を隔てて順次形成される。
図9では、投影光学系PLの第1結像光学系G1を介してマスクMのパターンが転写されるショット領域または転写されたショット領域を参照符号SR1で表し、第2結像光学系G2を介してマスクMのパターンが転写されるショット領域または転写されたショット領域を参照符号SR2で表している。ショット領域SR1とショット領域SR2とは、後述するように、シートSHの長手方向に沿って交互に形成される。シートSHの長手方向に沿った各ショット領域SR1,SR2の寸法はSxであり、互いに隣り合う一対のショット領域SR1とSR2との間隔はGxである。また、図9では、走査露光動作の説明の理解を容易にするために、マスクMのスキャン移動方向であるY方向およびシートSHのスキャン移動方向であるX方向を、図9の紙面上の水平方向に一致させている。
本実施形態では、投影光学系PLの第1結像光学系G1の直下を通過するショット領域SR1、すなわち第1直進経路SCaに沿って−X方向へ移動するシートSH上のショット領域SR1に、マスクMのパターンを走査露光(スキャン露光)する。また、第1直進経路SCaにおけるショット領域SR1への走査露光と同時に、投影光学系PLの第2結像光学系G2の直下を通過するショット領域SR2、すなわち第2直進経路SCbに沿って+X方向へ移動するシートSH上のショット領域SR2に、マスクMのパターンを走査露光する。
具体的には、一対のショット領域SR1およびSR2への同時走査露光に際して、照明領域IRがパターン領域PAの+Y方向側の端部に位置する始動位置から−Y方向側の端部に位置する終了位置に達するまで、パターン領域PAが照明領域IRによって走査されるように、マスクM(ひいてはマスクステージMS)を+Y方向に向かって所要の速度で移動させる。マスクMの+Y方向への移動に同期して、第1結像領域ER1がショット領域SR1の−X方向側の端部に位置する始動位置から+X方向側の端部に位置する終了位置に達するまで、ショット領域SR1が第1結像領域ER1によって走査されるように、シートSHが第1直進経路SCaに沿って−X方向へ移動する。
また、マスクMの+Y方向へのスキャン移動に同期して、第2結像領域ER2がショット領域SR2の+X方向側の端部に位置する始動位置から−X方向側の端部に位置する終了位置に達するまで、ショット領域SR2が第2結像領域ER2によって走査されるように、シートSHが第2直進経路SCbに沿って+X方向へ移動する。すなわち、照明領域IRによるパターン領域PAの走査に同期して、ショット領域SR1への走査露光とショット領域SR2への走査露光とが並列的に且つ同時に行われる。換言すれば、マスクMが+Y方向の向きに移動される期間に、マスクMのパターンの第1投影像および第2投影像がショット領域SR1およびSR2上にそれぞれ形成される。
次いで、照明領域IRがパターン領域PAの−Y方向側の端部からパターン領域PAの+Y方向側の端部へ移動するように、すなわち照明領域IRが走査露光の終了位置から始動位置へ戻るように、マスクMを−Y方向へ折り返し移動させる。マスクMの−Y方向への折り返し移動に際して、例えばマスクMの直後の光路中には結像光束を遮るためのシャッター(不図示)が挿入され、結像領域ER1,ER2にマスクパターンの投影像が形成されないようにする。あるいは、照明光学系ILのブラインド部ILb中のマスクブラインドの可変開口部を閉じることにより、結像領域ER1,ER2にマスクパターンの投影像が形成されないようにしても良い。
その結果、マスクMが折り返し移動する間に、第1直進経路SCaでは、走査露光が終了した直後のショット領域SR1に後続するショット領域であってマスクパターンの第2投影像の転写用に設定されたショット領域SR2が、走査露光を受けることなく第1結像光学系G1の直下を通過する。図9では、第1直進経路SCaにおける走査露光中のショット領域SR1および走査露光後のショット領域SR1を実線で示し、走査露光を受けることなく第1結像光学系G1の直下を通過すべきショット領域SR2および走査露光を受けることなく第1結像光学系G1の直下を通過したショット領域SR2を破線で示している。
同様に、マスクMが折り返し移動する間に、第2直進経路SCbでは、走査露光が終了した直後のショット領域SR2に後続するショット領域であってマスクパターンの第1投影像が既に転写されたショット領域SR1が、走査露光を受けることなく第2結像光学系G2の直下を通過する。図9では、第2直進経路SCbにおける走査露光中のショット領域SR2および走査露光後のショット領域SR2を一点鎖線で示し、走査露光を受けることなく第2結像光学系G2の直下を通過すべきショット領域SR1および走査露光を受けることなく第2結像光学系G2の直下を通過したショット領域SR1を実線で示している。
マスクMが−Y方向への折り返し移動を終了し、照明領域IRがパターン領域PAの+Y方向側の始動位置に戻ってマスクMの+Y方向へのスキャン移動が可能になった時点で、マスクMの直後のシャッターが光路から退避し、第1結像領域ER1が次に走査露光すべきショット領域SR1の−X方向側の始動位置に形成され、且つ第2結像領域ER2が次に走査露光すべきショット領域SR2の+X方向側の始動位置に形成される。あるいは、マスクMの折り返し移動が終了した時点で、マスクブラインドの可変開口部を開けることにより、結像領域ER1,ER2が次に走査露光すべきショット領域SR1,SR2の始動位置に形成される。
こうして、マスクMの次のスキャン移動に同期して、第1結像光学系G1の直下を通過するショット領域SR1への走査露光と第2結像光学系G2の直下を通過するショット領域SR2への走査露光とが同時に行われる。そして、マスクMのY方向に沿った往復移動(スキャン移動と折り返し移動)を複数回に亘って繰り返すことにより、所定の経路に沿って継続的に移動するシートSH上に、マスクMのパターンが転写されたショット領域SR1とショット領域SR2とが交互に形成される。
すなわち、第1結像光学系G1を介してマスクパターンの第1投影像が形成されるショット領域SR1と、第2結像光学系G2を介してマスクパターンの第2投影像が形成されるショット領域SR2とは、帯状のシートSHの長手方向に沿って互いに隣り合っている。図9において、第1結像領域ER1の中心から第2結像領域ER2の中心までの搬送経路に沿った折返し距離は、各ショット領域のX方向寸法Sxと間隔Gxとの和(Sx+Gx)の奇数倍になっている。また、X方向寸法Sxと間隔Gxとの和(Sx+Gx)は、マスクMがスキャン移動する期間に対応するとともに、マスクMが折り返し移動する期間に対応している。
なお、帯状のシートSHへの走査露光の開始直後においてショット領域SR1への走査露光だけを行う際には、振動ミラー11を回転軸12a廻りに回動させることなく第1の姿勢に固定した状態を維持する。この場合、振動ミラー11により反射された光は、すべて第1の光となり、正レンズ群Lpおよび第1偏向部材M1を経て第1中間像I1を形成する。また、帯状のシートSHへの走査露光の終了直前においてショット領域SR2への走査露光だけを行う際には、振動ミラー11を第2の姿勢に固定した状態を維持する。この場合、振動ミラー11により反射された光は、すべて第2の光となり、正レンズ群Lpおよび第4偏向部材M4を経て第2中間像I2を形成する。なお、ショット領域SR1への走査露光だけ、またはショット領域SR2への走査露光だけを行う際には、それぞれ上述のようにショット領域SR1,SR2を同時に走査露光する場合と同じ露光量とするように、照明領域IRを照明する光の光量調整またはシートSHを移動させる移動速度調整等による露光量制御を行うとよい。
本実施形態では、帯状のシートSHの第1直進経路SCa上の部分(第1部分)が−X方向の向きに移動し、シートSHの第2直進経路SCb上の部分(第2部分)が+X方向の向きに移動し、マスクMがシートSHのX方向の移動に同期して+Y方向の向きに移動する。シートSHの第1直進経路SCa上の第1部分およびシートSHの第2直進経路SCb上の第2部分には、シートSHの走査方向であるX方向と直交するY方向に間隔を隔てて整列した一対の結像領域ER1およびER2がそれぞれ形成される。
また、図4に示すように、マスクMのパターンの第1投影像は、マスクMの走査方向である+Y方向と第1直進経路SCaにおけるシートSHの移動方向(走査方向)である−X方向とが光学的に対応するように、第1直進経路SCaに沿って移動するシートSH上の第1結像領域ER1に形成される。マスクMのパターンの第2投影像は、マスクMの走査方向である+Y方向と第2直進経路SCbにおけるシートSHの移動方向である+X方向とが光学的に対応するように、第2直進経路SCbに沿って移動するシートSH上の第2結像領域ER2に形成される。
こうして、本実施形態の露光装置では、マスクMを+Y方向へ1回スキャン移動させることにより、第1直進経路SCaに沿って−X方向へ移動するシートSH上のショット領域SR1への第1投影像の走査露光と、第2直進経路SCaに沿って+X方向へ移動するシートSH上のショット領域SR2への第2投影像の走査露光とを同時に行うことができる。また、マスクMのY方向に沿った往復移動を複数回に亘って繰り返すことにより、所定の経路に沿って継続的に移動するシートSH上に、マスクMのパターンの第1投影像が転写された転写されたショット領域SR1と第2投影像が転写されたショット領域SR2とを交互に連続形成することができる。すなわち、本実施形態の露光装置では、ロール・ツー・ロールで搬送される帯状のシートSHへの走査露光にかかるスループットを向上させることができる。
なお、上述の実施形態では、図3〜図6に示す特定の構成を有する投影光学系PLに基づいて本発明を説明している。しかしながら、投影光学系の構成については、様々な形態が可能である。具体的に、上述の実施形態では、マスクMのパターン領域からの光が入射するレンズ群として、正レンズ群(全体として正の屈折力を有するレンズ群)Lpを用いているが、これに限定されることなく、負レンズ群(全体として負の屈折力を有するレンズ群)を用いることもできる。
また、上述の実施形態では、正レンズ群Lpに向かって凹面状の反射面を有する振動ミラー11を含む時分割反射部10を用いている。しかしながら、これに限定されることなく、時分割反射部の具体的な構成については様々な変形例が可能である。一般に、時分割反射部は、レンズ群からの光を該レンズ群の光軸を挟んで互いに異なる方向に進む第1の光と第2の光とに時分割し且つ第1の光および第2の光をレンズ群に向けて反射する。そして、パルス光を用いる場合には、時分割反射部は、パルス光のパルス周期に対応して、レンズ群を経たパルス光を第1の光と第2の光とに時分割する。
また、上述の実施形態では、照明光学系ILのブラインド部ILb中のマスクブラインドの作用により、マスクM上に形成される照明領域IRの形状を規定し、ひいてはシートSH上に形成される結像領域ER1,ER2の形状を規定している。しかしながら、マスクブラインドに代えて、例えば第1中間像I1の形成位置またはその近傍に第1可変視野絞り(不図示)を配置し、第2中間像I2の形成位置またはその近傍に第2可変視野絞り(不図示)を配置する構成も可能である。
この場合、第1可変視野絞りと第2可変視野絞りとにより、投影光学系PLのマスク側投影視野の形状が規定されることになり、このマスク側投影視野はマスクM上に形成される照明領域IRと必ずしも一致しない。例えば、照明領域IRは、所要のマージン領域を確保してマスク側投影視野を包含する形状に設定される。そして、第1可変視野絞りにより、投影光学系PLのシート側の第1投影視野である第1結像領域ER1が、マスク側投影視野と光学的に共役な領域として規定される。同様に、第2可変視野絞りにより、投影光学系PLのシート側の第2投影視野である第2結像領域ER2が、マスク側投影視野と光学的に共役な領域として規定される。
また、マスクブラインドに加えて、例えば第1中間像I1の形成位置またはその近傍に第1可変視野絞りを配置し、第2中間像I2の形成位置またはその近傍に第2可変視野絞りを配置する構成も可能である。第1可変視野絞りおよび第2可変視野絞りを配置する構成では、上述のシャッターの配置が不要になり、第1可変視野絞りおよび第2可変視野絞りの開口部の開閉動作によりシャッター機能を果たすことができる。
また、上述の実施形態では、マスクMの走査方向(Y方向)とシートSHの走査方向(X方向)とが直交している。しかしながら、マスクの走査方向と基板の走査方向とは直交する必要はなく、投影光学系の構成に応じて様々な形態が可能である。
また、上述の実施形態では、第1直進経路SCaと第2直進経路SCbとが互いに平行に設けられ、ひいては帯状のシートSHが第1直進経路SCaに沿って移動する向き(−X方向)と第2直進経路SCbに沿って移動する向き(+X方向)とが反対になっている。しかしながら、第1直進経路と第2直進経路とは厳密に平行である必要はなく、したがって帯状の感光性基板の第1部分の移動方向と第2部分の移動方向とは厳密に反対向きである必要はない。
また、上述の実施形態では、可撓性を有する帯状の感光性基板の第1部分への走査露光と第2部分への走査露光とを同時に行う露光装置に本発明を適用している。しかしながら、これに限定されることなく、例えば、第1方向に沿って第1の向きに移動する第1基板への走査露光と、第1方向に沿って第1の向きとは反対の第2の向きに移動する第2基板への走査露光とを同時に行う露光装置に対しても同様に、本発明を適用することができる。この場合、移動機構は、第2基板を第1基板から第1方向と交差する方向に間隔を隔てて第2の向きに移動させることになる。なお、第1基板および第2基板は、可撓性を有する任意形状の基板であっても良いし、可撓性を有しない任意形状の基板であっても良い。
また、上述の実施形態では、光源LSとして、YAGレーザの3倍高調波よりなるパルス光を射出するパルス光源を用いている。しかしながら、これに限定されることなく、YAGレーザ以外の他の適当なパルス光源、またはパルス発光タイプ以外の他の適当な光源を用いることもできる。
また、上述の実施形態では、拡大倍率を有する投影光学系PLに本発明を適用している。しかしながら、これに限定されることなく、例えば等倍の投影光学系または縮小倍率を有する投影光学系に対しても同様に本発明を適用することができる。一般に、第1面上の所定領域の投影像を、この第1面と異なる面上の第1領域および第2領域に形成する投影光学装置に対して本発明を適用することができる。具体的には、例えば画像情報を投影するプロジェクターの投影光学装置として本発明を適用することができる。
すなわち、液晶表示素子またはDMD(Digital Mircomirror Device)等を用いた画像生成装置を第1面に配置し、この画像生成装置によって第1面の所定領域に生成された原画像(すなわち、投影すべき画像情報)を、本発明にかかる投影光学装置を用いて、第1面と異なる面としての第2面の第1領域および第2領域に時分割で投影することができる。このようにプロジェクターの投影光学装置として本発明を適用する場合には、パルス光を射出する光源LSとして、例えば注入電流の変調によってパルス発光させるLEDを用い、ピークパワー(つまり、各パルス光の発光強度)を連続発光する場合に比して大きく設定するとよい。このように光源LSとしてのLEDのピークパワーを設定することで、第1領域および第2領域に投影される各画像を観察する観察者は、人間の目の生理学的な特性から、第1領域および第2領域に時分割して照射される実際の光の強度(時間平均強度)以上の明るさで観察をすることができる。
また、上述の実施形態では、第1結像領域ER1および第2結像領域ER2が同一面内に形成されるものとして、すなわち、投影光学系PLの第1結像光学系G1側の像面と第2結像光学系G2側の像面とが共通の像面IMG内に形成されるものとして説明したが、同一平内(つまり共通の像面内)に限定される必要はなく、例えば投影光学系PLの第1結像光学系G1側の光路中および第2結像光学系G2側の光路中の少なくとも一方に、光路長を調整するための光学部材(例えば、所定の厚さのガラス部材)を配置することによって、光軸AXpに沿った方向(換言すると、光軸AX1または光軸AX2に沿った方向)に関する第1結像領域ER1の位置と第2結像領域ER2の位置とを相互に異ならせてもよい。これによって、例えば、シートSHの第1結像光学系G1側の第1直進経路SCaと第2結像光学系G2側の第2直進経路SCbとの設定(具体的には、各搬送経路の高さの設定)の自由度を拡張することができる。
また、上述の実施形態では、光軸AX1と光軸AX2とが平行に設定されるものとしたが、平行に限定されず、相互に異なる方向に設定することもできる。光軸AX1と光軸AX2と相互に異なる方向に設定することで、シートSHの第1結像光学系G1側の第1直進経路SCaと第2結像光学系G2側の第2直進経路SCbとの設定の自由度を拡張することができる。また、例えば、本発明にかかる投影光学装置を用いたプロジェクターにおいて投影される2つの像の投影方向の自由度を拡張することができる。なお、光軸AX1と光軸AX2と相互に異なる方向に設定するには、例えば偏向部材M1〜M3および偏向部材M4〜M6の少なくとも一方の配置構成(すなわち、偏向部材の数、角度、位置のいずれか1つ)を、上述の実施形態の配置構成から適宜変更すればよい。
上述の実施形態の露光装置は、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
上述の実施形態にかかる露光装置を用いて、半導体デバイス、液晶デバイスなどを製造することができる。図10は、半導体デバイスの製造工程を示すフローチャートである。図10に示すように、半導体デバイスの製造工程では、半導体デバイスの基板となるウェハに金属膜を蒸着し(ステップS40)、この蒸着した金属膜上に感光性材料であるフォトレジストを塗布する(ステップS42)。つづいて、上述の実施形態の露光装置を用い、マスクMに形成されたパターンをウェハ上の各ショット領域に転写し(ステップS44:露光工程)、この転写が終了したウェハの現像、つまりパターンが転写されたフォトレジストの現像を行う(ステップS46:現像工程)。
その後、ステップS46によってウェハの表面に生成されたレジストパターンをウェハ加工用のマスクとし、ウェハの表面に対してエッチング等の加工を行う(ステップS48:加工工程)。ここで、レジストパターンとは、上述の実施形態の露光装置によって転写されたパターンに対応する形状の凹凸が生成されたフォトレジスト層(転写パターン層)であって、その凹部がフォトレジスト層を貫通しているものである。ステップS48では、このレジストパターンを介してウェハの表面の加工を行う。ステップS48で行われる加工には、例えばウェハの表面のエッチングまたは金属膜等の成膜の少なくとも一方が含まれる。このようにステップS46,S48では、ステップS44によってパターンが転写されたウェハが処理される。なお、ステップS44では、上述の実施形態の露光装置は、フォトレジストが塗布されたウェハを感光性基板としてパターンの転写を行う。
図11は、液晶表示素子等の液晶デバイスの製造工程を示すフローチャートである。図11に示すように、液晶デバイスの製造工程では、パターン形成工程(ステップS50)、カラーフィルタ形成工程(ステップS52)、セル組立工程(ステップS54)およびモジュール組立工程(ステップS56)を順次行う。ステップS50のパターン形成工程では、感光性基板としてフォトレジストが塗布されたガラス基板上に、上述の実施形態の露光装置を用いて回路パターンおよび電極パターン等の所定のパターンを形成する。このパターン形成工程には、上述の実施形態の露光装置を用いてフォトレジスト層にパターンを転写する露光工程と、このパターンが転写された感光性基板を処理する処理工程とが含まれている。また、この感光性基板を処理する処理工程には、パターンが転写された感光性基板の現像、つまりガラス基板上のフォトレジスト層の現像を行い、パターンに対応する形状のフォトレジスト層(転写パターン層)を生成する現像工程と、この現像されたフォトレジスト層を介してガラス基板の表面を加工する加工工程とが含まれている。なお、この加工工程におけるガラス基板の表面の加工には、ガラス基板の表面をエッチングすること、またはガラス基板の表面に所定の材料を蒸着もしくは塗布すること等が含まれる。
ステップS52のカラーフィルタ形成工程では、R(Red)、G(Green)、B(Blue)に対応する3つのドットの組をマトリックス状に多数配列するか、またはR、G、Bの3本のストライプのフィルタの組を水平走査方向に複数配列したカラーフィルタを形成する。ステップS54のセル組立工程では、ステップS50によって所定パターンが形成されたガラス基板と、ステップS52によって形成されたカラーフィルタとを用いて液晶パネル(液晶セル)を組み立てる。具体的には、例えばガラス基板とカラーフィルタとの間に液晶を注入することで液晶パネルを形成する。ステップS56のモジュール組立工程では、ステップS54によって組み立てられた液晶パネルに対し、この液晶パネルの表示動作を行わせる電気回路およびバックライト等の各種部品を取り付ける。
また、本発明は、半導体デバイスまたは液晶デバイス製造用の露光装置への適用に限定されることなく、例えば、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ等のディスプレイ装置用の露光装置や、撮像素子(CCD等)、マイクロマシーン、薄膜磁気ヘッド、及びDNAチップ等の各種デバイスを製造するための露光装置にも広く適用できる。更に、本発明は、各種デバイスのマスクパターンが形成されたマスク(フォトマスク、レチクル等)をフォトリソグラフィ工程を用いて製造する際の、露光工程(露光装置)にも適用することができる。
10 時分割反射部
11 振動ミラー
12 駆動部
LS 光源
IL 照明光学系
IR 照明領域
ER1,ER2 結像領域
M マスク
MS マスクステージ
PL 投影光学系
GM,G1,G2 結像光学系
SH 帯状のシート
SC 移動機構
DR1,DR2 駆動制御系
CR 主制御系

Claims (24)

  1. 第1面上の所定領域の投影像を、前記第1面と異なる面上の第1領域および第2領域に形成する投影光学装置において、
    前記所定領域からの光が入射するレンズ群と、
    前記レンズ群からの光を該レンズ群の光軸を挟んで互いに異なる方向に進む第1の光と第2の光とに時分割し且つ前記第1の光および前記第2の光を前記レンズ群に向けて反射する時分割反射部と、
    前記レンズ群を経た前記第1の光を前記第1領域へ導く第1導光光学系と、
    前記レンズ群を経た前記第2の光を前記第2領域へ導く第2導光光学系とを備えていることを特徴とする投影光学装置。
  2. 前記時分割反射部は、前記レンズ群の後側焦点位置またはその近傍に配置された反射鏡と、前記反射鏡の姿勢を変化させる駆動部とを有することを特徴とする請求項1に記載の投影光学装置。
  3. 前記反射鏡は、前記レンズ群に向かって凹面状の反射面を有することを特徴とする請求項2に記載の投影光学装置。
  4. 前記駆動部は、前記レンズ群の光軸と交差する回転軸廻りに前記反射鏡を回動させることを特徴とする請求項2または3に記載の投影光学装置。
  5. 前記時分割反射部は、前記回転軸廻りに回動する可動部を有し、
    前記駆動部は、前記反射鏡と前記可動部とを相互に逆位相で前記回転軸廻りに回動させることを特徴とする請求項4に記載の投影光学装置。
  6. 前記可動部は、前記レンズ群の光軸に対して前記反射鏡と同心状に設けられることを特徴とする請求項5に記載の投影光学装置。
  7. 前記駆動部は、前記反射鏡を前記回転軸廻りに所定周期で往復回転させることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の投影光学装置。
  8. 前記所定領域にパルス光を照射する照明系をさらに備え、
    前記駆動部は、前記パルス光のパルス周期に対応して前記反射鏡を前記回転軸廻りに回動させることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか一項に記載の投影光学装置。
  9. 前記所定領域にパルス光を照射する照明系をさらに備え、
    前記時分割反射部は、前記パルス光のパルス周期に対応して、前記レンズ群を経た前記パルス光を前記第1の光と前記第2の光とに時分割することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の投影光学装置。
  10. 前記レンズ群と前記時分割反射部とを含み、前記第1の光によって前記所定領域の第1中間像を形成し、前記第2の光によって前記所定領域の第2中間像を形成する中間結像光学系を備え、
    前記第1導光光学系は、前記第1中間像からの前記第1の光によって前記第1領域に前記所定領域の第1投影像を形成する第1結像光学系を含み、
    前記第2導光光学系は、前記第2中間像からの前記第2の光によって前記第2領域に前記所定領域の第2投影像を形成する第2結像光学系を含むことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の投影光学装置。
  11. 前記第1領域と前記第2領域とは、同一面上に設定されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の投影光学装置。
  12. 前記第1領域と前記第2領域とは、前記レンズ群の光軸に沿った方向に関して相互に異なる位置に設定されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の投影光学装置。
  13. パターンを有するマスクを保持して該マスクのパターン面を第1面に配置させるステージ機構と、
    感光性を有する基板を保持して該基板の感光面を前記第1面と異なる面に配置させ、該異なる面に沿って前記基板を移動させる移動機構と、
    前記第1面の所定領域に配置された前記パターンの投影像を前記異なる面の第1領域および第2領域に配置された前記基板に形成する請求項1乃至12のいずれか一項に記載の投影光学装置とを備えていることを特徴とする露光装置。
  14. 前記ステージ機構は、前記移動機構による前記基板の移動に同期して前記マスクを前記第1面に沿って移動させることを特徴とする請求項13に記載の露光装置。
  15. 前記基板は、第1基板と、該第1基板とは異なる第2基板とを含み、
    前記移動機構は、第1方向に沿って第1の向きに前記第1基板を移動させ、前記第1方向に沿って前記第1の向きとは反対の第2の向きに前記第2基板を移動させ、
    前記ステージ機構は、前記第1基板および前記第2基板の前記第1方向への移動に同期して、第2方向に沿って第3の向きに前記マスクを移動させることを特徴とする請求項14に記載の露光装置。
  16. 前記基板は、帯状の形態を有し、
    前記移動機構は、前記基板の第1部分を第1方向に沿って第1の向きに移動させ、且つ前記基板の第2部分を前記第1方向に沿って前記第1の向きとは反対の第2の向きに移動させ、
    前記ステージ機構は、前記第1部分および前記第2部分の前記第1方向への移動に同期して、第2方向に沿って第3の向きに前記マスクを移動させることを特徴とする請求項14に記載の露光装置。
  17. 前記第1領域と前記第2領域とは、前記第1方向と直交する方向に整列して設けられていることを特徴とする請求項15または16に記載の露光装置。
  18. パターンを有するマスクを保持して該マスクのパターン面を第1面に配置させる工程と、
    感光性を有する基板を保持して該基板の感光面を前記第1面と異なる面に配置させ、該異なる面に沿って前記基板を移動させる工程と、
    請求項1乃至12のいずれか一項に記載の投影光学装置を用いて、前記第1面の所定領域に配置された前記パターンの投影像を前記異なる面の第1領域および第2領域に配置された前記基板に形成する工程とを含むことを特徴とする露光方法。
  19. 前記異なる面に沿った前記基板の移動に同期して前記マスクを前記第1面に沿って移動させる工程を含むことを特徴とする請求項18に記載の露光方法。
  20. 前記基板は、第1基板と、該第1基板とは異なる第2基板とを含み、
    前記基板を移動させる工程は、第1方向に沿って第1の向きに前記第1基板を移動させることと、前記第1方向に沿って前記第1の向きとは反対の第2の向きに前記第2基板を移動させることとを含み、
    前記マスクを前記第1面に沿って移動させる工程は、前記第1基板および前記第2基板の前記第1方向への移動に同期して、第2方向に沿って第3の向きに前記マスクを移動させることを含むことを特徴とする請求項19に記載の露光方法。
  21. 前記基板は、帯状の形態を有し、
    前記基板を移動させる工程は、前記基板の第1部分を第1方向に沿って第1の向きに移動させ、且つ前記基板の第2部分を前記第1方向に沿って前記第1の向きとは反対の第2の向きに移動させることを含み、
    前記マスクを前記第1面に沿って移動させる工程は、前記第1部分および前記第2部分の前記第1方向への移動に同期して、第2方向に沿って第3の向きに前記マスクを移動させることを含むことを特徴とする請求項19に記載の露光方法。
  22. 前記第1領域と前記第2領域とは、前記第1方向と直交する方向に整列して設けられていることを特徴とする請求項20または21に記載の露光方法。
  23. 請求項13〜17のいずれか一項に記載の露光装置を用いて、前記パターンを前記基板に転写する工程と、
    前記パターンが転写された前記基板を処理する工程と、を含むことを特徴とするデバイス製造方法。
  24. 請求項18〜22のいずれか一項に記載の露光方法を用いて、前記パターンを前記基板に転写する工程と、
    前記パターンが転写された前記基板を処理する工程と、を含むことを特徴とするデバイス製造方法。
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