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JP2010274850A - 自動二輪車のフレームカバー取付構造。 - Google Patents

自動二輪車のフレームカバー取付構造。 Download PDF

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Abstract

【課題】自動二輪車の後部を構成する部品の取り付けを容易に、かつ車両後部の見栄えを向上させた取り付けを可能にすることを目的とする。
【解決手段】本発明の自動二輪車のフレームカバー取付構造は、車体1後方の側部を覆うフレームカバー25と、後輪15を覆うリヤフェンダ40と、前記フレームカバー25の後方で、前記リヤフェンダ40の上方に位置するリヤコンビネーションランプ27とを備え、前記フレームカバー25と前記リヤフェンダ40と前記リヤコンビネーションランプ27とを重合して固定部材81により固定したことを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、自動二輪車のフレームカバー取付構造に関するものである。
従来から自動二輪車のリヤフレームを後方から覆うフレームカバー、後輪を覆うリヤフェンダ、テールランプ等を含むリヤコンビネーションランプを車両に取り付ける場合、各自動二輪車によって様々な取り付け方法が用いられている。
例えば、特許文献1に開示された自動二輪車では、フレームカバーとしてのリヤカウルがグラブレールとともに左右一対のシートレールの後部に取り付けられる。また、リヤカウルの下方には、後輪を覆うリヤフェンダが、シートレールの後端部に取り付けられる。このとき、リヤフェンダの前部側部とリヤカウルの側壁の前部とをボルトにて両者を連結している。さらに、テールランプとしてのリヤコンビネーションランプは、リヤフェンダとリヤカウルとの間に配設されている。そして、このリヤコンビネーションランプは、上述したリヤフェンダとリヤカウルとの間をボルトで連結した接合とは、別の方法により車両に取り付けられている。
特開平10−236362号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された自動二輪車では、リヤコンビネーションランプが単独で車両に取り付けられることから、リヤコンビネーションランプを取り付ける手間が増えたり、取り付けるために固定ネジ等が余分に必要になったりする。
また、フレームカバー、リヤフェンダおよびリヤコンビネーションランプを取り付ける位置や取り付け方法によっては、車両後部の見栄えが悪くなってしまったり、自動二輪車の走行による振動の影響で固定ネジが緩んでしまったりするという問題がある。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、自動二輪車の後部を構成する部品の取り付けを容易に、かつ車両後部の見栄えを向上させた取り付けを可能にすることを目的とする。
また、例えば車両後部の各構成部品が走行による振動の影響等で固定ネジが緩まないようにすることを目的とする。
本発明に係る自動二輪車のフレームカバー取付構造は、車体後方の側部を覆うフレームカバーと、後輪を覆うリヤフェンダと、前記フレームカバーの後方で、前記リヤフェンダの上方に位置するリヤコンビネーションランプとを備え、前記フレームカバーと前記リヤフェンダと前記リヤコンビネーションランプとを重合して固定部材により固定したことを特徴とする。
また、車体下側から前記リヤフェンダ、前記フレームカバー、前記リヤコンビネーションランプの順に重合されていることを特徴とする。
また、前記リヤフェンダと前記リヤコンビネーションランプとは、ボス部を介して前記固定部材としての固定ネジにより締め付けられ、前記フレームカバーは、前記ボス部が挿通する孔が形成されていることを特徴とする。
また、前記フレームカバーの両側に形成され、それぞれ内側に折り返された平坦状の取付部と、前記リヤフェンダの両側に形成された外側に張り出した平坦状の取付部とを重合して固定部材により固定したことを特徴とする。
本発明によれば、フレームカバーとリヤフェンダとリヤコンビネーションランプとを重合して固定部材により固定したことから、フレームカバーとリヤフェンダとリヤコンビネーションランプとを車両に取り付ける手間が低減され、これらの部品の車両への取りつけが容易になる。また、フレームカバーとリヤフェンダとリヤコンビネーションランプとを重合することにより、3者の間に隙間が生じないため、車両後部の見栄えを向上させることができる。
また、本発明によれば、例えば車体下側からリヤフェンダ、フレームカバー、リヤコンビネーションランプの順に重合されていることから、各構成部品を車両に取り付けるときの順番を考慮した重合にすることができ、各構成部品の車両への取り付けが容易になる。
また、本発明によれば、例えばリヤフェンダとリヤコンビネーションランプとは、ボス部を介して固定部材としての固定ネジにより締め付けられ、フレームカバーは、ボス部が挿通する孔が形成されていることから、リヤフェンダとリヤコンビネーションランプとが固定ネジによって強固に固定され、その間にフレームカバーに配設されることから、3者を単に重合して固定するよりも振動の影響等で固定ネジが緩まないようにすることができる。
また、本発明によれば、例えばフレームカバーの両側に形成され、それぞれ内側に折り返された平坦状の取付部と、リヤフェンダの両側に形成され、それぞれ外側に張り出した平坦状の取付部とを重合して前記固定部材により固定したことから、車両後部の見栄えを向上させることができる。
本実施形態に係るスクータ型自動二輪車の側面図である。 本実施形態に係るスクータ型自動二輪車の正面図である。 本実施形態に係るスクータ型自動二輪車の車両後部の斜視図である。 本実施形態に係るリヤフェンダおよびリヤフレームの斜視図である。 本実施形態に係るリヤコンビネーションランプの斜視図である。 本実施形態に係るフレームカバーの斜視図である。 本実施形態に係るリヤフェンダ、フレームカバーおよびリヤコンビネーションランプの取り付け状態を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。図1、図2はそれぞれ、本発明を適用したスクータ型自動二輪車(以下、車両)1の側面図および正面図である。先ず、図1、図2を用いて、車両1の概略構成について説明する。なお、これらの図を含む、以下の説明で用いる図においては、必要に応じて車両の前方を矢印Frにより、車両の後方を矢印Rrにより示し、また、車両の側方右側を矢印Rにより、車両の側方左側を矢印Lにより示す。
車両1は、鋼製或いはアルミニウム合金製でなる複数の車体フレームにより車体骨格を形成し、車体フレームに対する各種部品の艤装を経て構成される。車体フレームの一部であるダウンチューブパイプ2は、その前端をステアリングヘッドパイプ3と結合して、ステアリングヘッドパイプ3から略下方向に向けて延出し、その後湾曲して略後方に延出する。ダウンチューブパイプ2の後部側には、車体フレームの一部である左右一対のリヤフレーム4が結合し、それぞれが後上方に傾斜して延出する。
ステアリングヘッドパイプ3は、フロントフォーク5を回動可能に支持しており、フロントフォーク5の上端にはハンドルバーが固定されるとともに、下端側には前輪7が回動可能に支持される。また、前輪7には一体回転するブレーキディスク8が設置される。
ダウンチューブパイプ2の後端には、エンジンブラケット9が形成され、エンジンブラケット9はステー10を介してスイングユニット型エンジン11を支持し、ステー10の支持部を中心にスイングユニット型エンジン11を上下方向に向けて揺動可能とする。スイングユニット型エンジン11は、シリンダアッセンブリ12、クランクケース13および変速機を内包する変速ユニット14をユニット化したものであり、後輪15を支持するとともに、リヤフレーム4との間でショックアブソーバ16を装架することでスイングアームとしての機能も有するものである。
より詳しく説明すると、ダウンチューブパイプ2の後端にはスイングユニット型エンジン11を支持するためのエンジンブラケット9がダウンチューブパイプ2と一体的に形成されるか、或いは、ダウンチューブパイプ2の後端に強固に固定されて車両後方に延出する。エンジンブラケット9は、さらにステー10を固定して、このステー10においてスイングユニット型エンジン11を上下方向に向けて揺動可能に支持する。スイングユニット型エンジン11のクランクケース13にはスイングピボット部17が一体的に形成されており、このスイングピボット部17がステー10に軸支される。そして、スイングユニット型エンジン11において車両後方に位置する変速ユニット14は、その車幅方向内側の側面において後輪15を回動可能に支持し、その上面においてショックアブソーバ16を支持する。この構成により、スイングユニット型エンジン11はスイングアームとしての機能を有することになる。
スイングユニット型エンジン11が車両1に搭載された状態では、車両前側からシリンダアッセンブリ12、クランクケース13、変速ユニット14の順で並ぶことになる。シリンダアッセンブリ12内には単気筒の空冷式エンジンが含まれ、シリンダ軸線が車両前後方向に沿って略水平となる状態で搭載される。そして、クランクケース13に含まれるクランク軸からの動力は車両前後方向に沿って略水平に張架されるVベルト等の伝達部材で変速ユニット14に含まれるドリブンスプロケットに伝達される。このような構成により、スイングユニット型エンジン11は側面視で横長形状となり、長手方向が車両前後方向に沿って略水平となる状態で車両1に搭載され、車両高さの抑制或いは低重心化を図るレイアウト構成となっている。
また、スイングユニット型エンジン11の上方には、ライダーが着座するための着座シート18が設置され、ダウンチューブパイプ2の上方にはライダーが着座した状態で足を載せるステップボード19が不図示のステップフレームに支持される。なお、ステップボード19は車両外観を構成するレッグシールドカバー20と一体的に形成される。また、スイングユニット型エンジン11と着座シート18との間には、着座シート18により開閉される所謂ヘルメットボックスである物品収納スペースが形成される。
車両外観としては、各種車体カバーが車体フレーム等の適所に支持されて被着される。ハンドルカバー21は、ハンドル6に接続される不図示のハンドルバーを覆っている。レッグシールド22は、レッグシールド本体23とレッグシールドカバー20とからなり、ウィンカ等が実装され、車両前面側を覆って、上述のステップボード19と一体的に連なる。フレームサイドロアカバー24は、着座シート18の下側前部および側部に配設され、上述した物品収納スペースおよび左右一対のリヤフレーム4を側方から覆っている。フレームサイドロアカバー24は、車両1の左右方向における中央から左右に分割して形成されている。
フレームカバー25は、着座シート18の側部から後部に亘って配設され、左右一対のリヤフレーム4を側方および後方から覆っている。フレームカバー25は、フレームサイドロアカバー24と接合されていることで、フレームサイドロアカバー24とフレームカバー25とにより滑らかに連続する曲面が形成される。
また、フレームカバー25の後部の上方には、リヤキャリア26が後方に向かって延設されている。さらに、フレームカバー25の後部には、ブレーキランプおよびテールランプの機能を兼ね備えたリヤコンビネーションランプ27が取り付けられている。
ここで、図3に示す車両後部の斜視図のようにリヤコンビネーションランプ27は、リヤコンビネーションランプ本体28と、左右のリヤターンシグナルランプ29とが一体的に構成されている。リヤコンビネーションランプ27の表面は、フレームカバー25の側部および後部の表面と連続した曲面で形成されることで、車両後部の外形が整えられている。また、リヤコンビネーションランプ27の下方には、後輪15の上方および斜め後方を覆うリヤフェンダ40が設けられている。
次に、本実施形態に係るフレームカバーの取付構造、詳しくはフレームカバーとリヤコンビネーションランプとリヤフェンダとの取付構造について図3〜図7を参照して説明する。ここで、図3は、自動二輪車の車両後部の斜視図である。図4は、リヤフェンダおよびリヤフレームの斜視図である。図5は、リヤコンビネーションランプの斜視図である。図6は、フレームカバーの斜視図である。図7は、リヤフェンダ、フレームカバーおよびリヤコンビネーションランプの取り付け状態を示す断面図である。
まず、リヤフェンダ40の形状について図4を参照して説明する。図4は、リヤフェンダ40がリヤフレーム4に取り付けられた状態を図示している。
リヤフェンダ40は、後輪15の前方から後方までの全体を上方から覆うような大きさで、合成樹脂等により一体的に形成されている。リヤフェンダ40は、車両1の一部の構成部品を覆う前側リヤフェンダ30と、後輪による泥等の跳ね上げを防ぐ後側リヤフェンダ38とを有している。
前側リヤフェンダ30は、リヤフレーム4のコ字状に形成された空間の下方に図示しない燃料タンクが収容される燃料タンク収容部31や、リヤフレーム4のショックアブソーバ取付部41にショックアブソーバ16を取り付けるときにショックアブソーバ16が略上下方向に挿通する貫通孔32等が形成されている。また、前側リヤフェンダ30の左右両側には、それぞれ車両外側に張り出し、前後方向に長い平坦状の取付部としてのフランジ部33が形成されている。左右のフランジ部33は、左右一対のリヤフレーム4の下方に位置し、左右一対のリヤフレーム4に略平行、すなわち後方に向かうにしたがって斜め上方に傾斜している。
フランジ部33の前側には、後述するクリップを取り付けるための取付孔34がそれぞれ形成されている。なお、図4では車両右側の取付孔は、リヤフレーム4によって隠れているために図には現れていない。
また、フランジ部33の後側には、後述する固定部材としての固定ネジを取り付けるための取付孔35がそれぞれ形成されている。この取付孔35の回りには上方に突出するボス部36が一体で形成されている。なお、このボス部36の詳細については、図7において後述する。
また、前側リヤフェンダ30には、左右のフランジ部33のそれぞれ内側であって取付孔35に近接した位置に、リヤフレーム4から略下方に延設されたブラケット部42に取り付けられる平坦状の取付部37がそれぞれ立設されている。リヤフェンダ40は、この左右の取付部37を、固定ネジを介して左右のブラケット部42にそれぞれ締め付け固定することにより、リヤフレーム4に取り付けられる。
一方、後側リヤフェンダ38は、前側リヤフェンダ30の後端から後ろ斜め下方に延びるように形成されている。この後側リヤフェンダ38には、ライセンスプレートを取り付けるためのライセンスプレート取付部39等が形成されている。
なお、図4に示すリヤフレーム4には、着座シート18を略水平状態にロックする図示しないロック機構等を取り付けるためのブラケット部43が溶接等により固定されている。また、リヤフレーム4には、一対のリヤフレーム4が後部で繋がる連結部分に側面視で断面コ字状に形成されたコ字状ブラケット部44が溶接等によって固定されている。このコ字状ブラケット部44には、後方斜め上方に向かって貫通するネジ孔45が穿設されている。このネジ孔45に固定ネジを介して、リヤコンビネーションランプ27とフレームカバー25とを締め付け固定することで、リヤコンビネーションランプ27とフレームカバー25とをリヤフレーム4に取り付けることができる。
次に、リヤコンビネーションランプ27の形状について図5を参照して説明する。図5では、リヤフレーム4を二点鎖線で示している。
リヤコンビネーションランプ27は、リヤフレーム4の後部を後方から覆うような大きさで、上側から見ると略円弧状に形成されている。また、リヤコンビネーションランプ27は、上述したようにリヤコンビネーションランプ本体28と、左右のリヤターンシグナルランプ29とが一体になって構成され、より具体的にはレンズ50、ハウジング51および図示しないランプ等が一体的に組み付けられている。
そして、リヤコンビネーションランプ27の上側の左右の両端部は、側面視において鋭角な略三角形状が前方に向かって突出していて、これら先端にはそれぞれ車両内側から外側に向かって水平方向に突出する係止突起53が設けられている。この係止突起53を用いて、予めリヤコンビネーションランプ27とフレームカバー25とを係止させておくことができる。なお、図5では右側の係止突起は、リヤコンビネーションランプ27によって隠れているために図には現れていない。
また、リヤコンビネーションランプ27の下側の左右の両端部には、前方やや斜め車両外側方向に向かって突出する平坦状の取付ステー部54がそれぞれ形成されている。
取付ステー部54には、固定ネジが挿通する取付孔55が穿設されている。この取付孔55は、リヤコンビネーションランプ27をリヤフレーム4に取り付けたときに、上述したリヤフェンダ40のフランジ部33に形成された取付孔35と連通する。
また、取付ステー部54には、コ字状のナット60が挟み込まれている。このナット60は、いわゆるスピードナットといわれるものである。このナット60を用いて固定ネジで固定する場合、最初、作業者は固定ネジの軸方向に押し込むだけでナット60のネジ孔に挿入され、最後に締め付けるだけで固定できるので、締め付け作業の効率が向上する。
また、リヤコンビネーションランプ27の上側の左右方向における中央には、ハウジング51と一体でブラケット部56が形成されている。このブラケット部56には、後方斜め上側に向かって貫通するネジ孔57が形成されている。
次に、フレームカバー25の形状について図6を参照して説明する。
フレームカバー25は、上側から見ると略U字状であって、リヤフレーム4の側部および後部を後方から覆うような大きさで合成樹脂等により一体に成形されている。フレームカバー25の後部は、上述したリヤコンビネーションランプ27の外観形状に合致した開口71が形成されている。具体的には、リヤコンビネーションランプ27の上側の左右の鋭角状の両端部が嵌め合わされるように、側面視で左右方向に開口する凹状部72等が形成されている。また、フレームカバー25の内周であって凹状部72にそれぞれ近接して、リヤコンビネーションランプ27の係止突起53が挿入される係止孔73がそれぞれ形成されている。なお、図6では左側の係止孔は、フレームカバー25によって隠れているために図には現れていない。
また、フレームカバー25の両側部の前端には、フレームサイドロアカバー24に接続するための取付部74がそれぞれ形成されている。さらに、フレームカバー25の左右両側の下側には、それぞれ車両内側に折り返され、前後方向に長い平坦状の取付部としての折返し部75が形成されている。左右の折返し部75は、後方に向かうにしたがって斜め上方に傾斜している。
折返し部75の前側には、後述するクリップを取り付けるための取付孔76がそれぞれ形成されている。これら取付孔76は、フレームカバー25をリヤフレーム4に取り付けたときに、上述したリヤフェンダ40のフランジ部33に形成された取付孔34と連通する。
また、折返し部75の後側には、後述する固定ネジを取り付けるための取付孔77がそれぞれ形成されている。これら取付孔77は、フレームカバー25をリヤフレーム4に取り付けたときに、上述したリヤフェンダ40のフランジ部33に形成された取付孔35およびリヤコンビネーションランプ27の取付ステー部54に形成された取付孔55に連通する。
また、フレームカバー25の上側後部であって、左右方向における中央には、図6の破線で示すように後方斜め上側に向かって貫通するネジ孔78が穿設されている。
ここで、フレームカバー25、リヤコンビネーションランプ27、リヤフェンダ40をリヤフレーム4に取り付ける方法について説明する。
まず、図4に示すように、リヤフェンダ40の取付部37とリヤフレーム4のブラケット部42とを固定ネジを用いて固定することで、リヤフェンダ40をリヤフレーム4に対して取り付ける。
次に、予めリヤコンビネーションランプ27とフレームカバー25とを組み付けて、ユニット化しておく。すなわち、リヤコンビネーションランプ27の左右の両端部に形成された係止突起53をフレームカバー25に形成された係止孔73に挿入しながら、フレームカバー25の開口71にリヤコンビネーションランプ27を後方から嵌め合わせる。このとき、リヤコンビネーションランプ27の取付ステー部54は、フレームカバー25の折返し部75の上側に重合される。
次に、ユニット化したリヤコンビネーションランプ27とフレームカバー25とを、リヤフレーム4の後方から覆うようにして、リヤフェンダ40の上側に重ね合わせる。
その後、図示しない固定ネジを用いて、フレームカバー25のネジ孔78およびリヤコンビネーションランプ27のブラケット部56のネジ孔57を挿通させてリヤフレーム4のネジ孔45に螺合させて、締め付け固定する。
このとき、リヤフェンダ40のフランジ部33の上側には、フレームカバー25の折返し部75が重ねられる。したがって、リヤフェンダ40のフランジ部33の後側では、車両下側からリヤフェンダ40、フレームカバー25、リヤコンビネーションランプ27の順番に重合される。また、リヤフェンダ40のフランジ部33の前側では、車両下側からリヤフェンダ40、フレームカバー25の順番に重合される。ここで、リヤフェンダ40のフランジ部33の前側までは、リヤコンビネーションランプ27が配設されていないので、リヤコンビネーションランプ27は重合されない。
そして、リヤフェンダ40のフランジ部33の後側では、図3の二点鎖線で示す固定ネジ81を下方からフランジ部33の取付孔35に押し込んだ後、固定ネジ81をねじ込むことで、ナット60と螺合し、リヤフェンダ40、フレームカバー25およびリヤコンビネーションランプ27が強固に共締めされる。
一方、リヤフェンダ40のフランジ部33の前側では、図3の二点鎖線で示すクリップ82を下方から押し込むことで、リヤフェンダ40とフレームカバー25とが共締めされる。
このとき、リヤフェンダ40、フレームカバー25、リヤコンビネーションランプ27が重ね合わされているので、図3に示すようにリヤフェンダ40のフランジ部33では、隙間が生じることがなく車両後部の外観の見栄えを向上させることができる。
次に、リヤフェンダ40、フレームカバー25およびリヤコンビネーションランプ27が固定ネジ81により共締めされている状態について図7を参照して説明する。
図7は、図3に示す切断線I−Iをフランジ部33と垂直な矢印A方向から切断したときの断面図である。
図7に示すように、車両下側からリヤフェンダ40、フレームカバー25、リヤコンビネーションランプ27の順番に重合されている。ここで、リヤフェンダ40のフランジ部33の取付孔35には、その外周が上方に向かうにしたがって縮径するテーパ面を有するボス部36が一体で形成されている。そして、フレームカバー25の折返し部75の取付孔77は、このボス部36が挿通している。さらに、ボス部36の厚み(高さ)は、フレームカバー25の折返し部75の厚みよりも厚く形成されている。
したがって、固定ネジ81を締め付けることで、リヤフェンダ40のボス部36とリヤコンビネーションランプ27と取付ステー部54とが主に密着する。そして、リヤフェンダ40とリヤコンビネーションランプ27との間のフレームカバー25は、挟まれた状態で位置している。
このようにするのは、単に3者の部材を重ね合わせて固定ネジで締め付けた場合、重ね合わせ面の面積が増えてしまい、走行時の振動が重ね合わせ面に伝わり易くなってしまうため、固定ネジが緩んでしまい易い。しかし、本実施形態のように、最も上側に位置する部材と最も下側に位置する部材とを固定ネジ81で密着させることで、重ね合わせ面を少なくさせて、走行時の振動により固定ネジが緩まないようにすることができる。
このように、本実施形態によれば、フレームカバーとリヤフェンダとリヤコンビネーションランプとを車両に取り付けるときに、3者を同時に締め付け固定するので、取り付け時の手間が低減されるとともに、取り付けるための固定部材を削減することができる。
また、フレームカバーとリヤフェンダとリヤコンビネーションランプと重合させる順は、3者を車両に取り付けるときの順番を考慮して重合させているので、各構成部品の車両への取り付けが容易になる。
なお、本実施形態では、リヤコンビネーションランプとしてリヤコンビネーションランプ本体と左右のリヤターンシグナルランプとが一体で構成されているものについてのみ説明したが、この場合に限られず、リヤコンビネーションランプとして、左右のリヤターンシグナルランプが含まれていないリヤコンビネーションランプ本体のみから構成されているものであってもよい。
また、本実施形態では、車両下側からリヤフェンダ、フレームカバー、リヤコンビネーションランプの順に重合される場合についてのみ説明したが、この場合に限られない。例えば、車両下側からフレームカバー、リヤフェンダ、リヤコンビネーションランプの順で重合してもよく、重合の順は、各構成部品を車両に取り付けるときの順番を考慮して、適宜変更することができる。
また、本実施形態では、リヤフェンダにボス部を一体で形成する場合についてのみ説明したが、この場合に限られない。例えば、ボス部は別体で設けてもよく。リヤコンビネーションランプにボス部を一体で形成してもよい。
1:車両 2:ダウンチューブパイプ 4:リヤフレーム 15:後輪
24:フレームサイドロアカバー 25:フレームカバー
27:リヤコンビネーションランプ 33:フランジ部 34、35:取付孔
36:ボス部 40:リヤフェンダ 54:取付ステー部 55:取付孔
60:ナット 75:折返し部 77:取付孔 76:取付孔

Claims (4)

  1. 車体後方の側部を覆うフレームカバーと、
    後輪を覆うリヤフェンダと、
    前記フレームカバーの後方で、前記リヤフェンダの上方に位置するリヤコンビネーションランプとを備え、
    前記フレームカバーと前記リヤフェンダと前記リヤコンビネーションランプとを重合して固定部材により固定したことを特徴とする自動二輪車のフレームカバー取付構造。
  2. 車体下側から前記リヤフェンダ、前記フレームカバー、前記リヤコンビネーションランプの順に重合されていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のフレームカバー取付構造。
  3. 前記リヤフェンダと前記リヤコンビネーションランプとは、ボス部を介して前記固定部材としての固定ネジにより締め付けられ、
    前記フレームカバーは、前記ボス部が挿通する孔が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の自動二輪車のフレームカバー取付構造。
  4. 前記フレームカバーの両側に形成され、それぞれ内側に折り返された平坦状の取付部と、前記リヤフェンダの両側に形成され、それぞれ外側に張り出した平坦状の取付部とを重合して前記固定部材により固定したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の自動二輪車のフレームカバー取付構造。
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