JP2010268019A - 撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来のデジタルカメラでは、運動会や学芸会等での撮影時、全体の雰囲気を捉えるために広角側で撮影を行うか、迫力のある瞬間を捉えるために望遠側で撮影を行う、といった2極に分かれていた。従って、広角側の画像と望遠側の画像とをそれぞれ別々の2枚の画像として記録しておく必要があった。
【解決手段】 合成画像生成手段により、第1画像23に画角が異なる新たな第2画像24aが貼り付けられた1枚の合成画像25が生成され、記録手段により、合成画像生成手段によって生成された1枚の合成画像25がメモリカード20に記録される。このため、従来のように、第1画像23と、画角が異なる第2画像24aとの2枚の画像を、別々の画像として記録しておく必要もなく、互いに画角の異なる第1画像23および第2画像24aを1枚の合成画像25として記録することができて便利である。
【選択図】 図4
【解決手段】 合成画像生成手段により、第1画像23に画角が異なる新たな第2画像24aが貼り付けられた1枚の合成画像25が生成され、記録手段により、合成画像生成手段によって生成された1枚の合成画像25がメモリカード20に記録される。このため、従来のように、第1画像23と、画角が異なる第2画像24aとの2枚の画像を、別々の画像として記録しておく必要もなく、互いに画角の異なる第1画像23および第2画像24aを1枚の合成画像25として記録することができて便利である。
【選択図】 図4
Description
本発明は、画像を記録する記録手段を備えた撮影装置に関する。
従来、この種の撮影装置としては、例えば、特許文献1に開示されたデジタルカメラがある。このデジタルカメラでは、撮影された画像が液晶パネルにスルー画像として表示される。撮影者は、十字カーソルボタンによってスルー画像におけるズーム中心位置を撮影者の所望の位置となるように移動させ、さらにズーム拡大ボタンを押圧操作して、ズーム中心位置を中心としてズーム領域を変化させて所望の画角にトリミングした後、撮影を行う。画像の保存は、このトリミングされたデジタルズーム領域に対して行われる。
しかしながら、特許文献1に開示されたような従来のデジタルカメラでは、運動会や学芸会等での撮影時、全体の雰囲気を捉えるために広角側で撮影を行うか、迫力のある瞬間を捉えるために望遠側で撮影を行う、といった2極に分かれていた。このため、広角側での撮影では子供の表情等を表現することが難しく、逆に、望遠側の撮影では全体の雰囲気を表現することが困難であった。従って、従来のデジタルカメラでは、広角側の画像と望遠側の画像とをそれぞれ別々の2枚の画像として記録しておく必要があった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、
第2画像を含む第1画像を取得する第1画像取得手段と、
第1画像と画角が異なる新たな第2画像を、元の第2画像を基にして、または、第1画像取得手段により元の第2画像の取得タイミングとほぼ同じタイミングで、取得する第2画像取得手段と、
第1画像に新たな第2画像を貼り付けた1枚の合成画像を生成する合成画像生成手段と、
合成画像生成手段によって生成された1枚の合成画像を記録する記録手段とを備えて撮影装置を構成した。
第2画像を含む第1画像を取得する第1画像取得手段と、
第1画像と画角が異なる新たな第2画像を、元の第2画像を基にして、または、第1画像取得手段により元の第2画像の取得タイミングとほぼ同じタイミングで、取得する第2画像取得手段と、
第1画像に新たな第2画像を貼り付けた1枚の合成画像を生成する合成画像生成手段と、
合成画像生成手段によって生成された1枚の合成画像を記録する記録手段とを備えて撮影装置を構成した。
本構成によれば、合成画像生成手段により、第1画像に画角が異なる新たな第2画像が貼り付けられた1枚の合成画像が生成され、記録手段により、合成画像生成手段によって生成された1枚の合成画像が記録される。このため、従来のように、第1画像と、画角が異なる第2画像との2枚の画像を、別々の画像として記録しておく必要もなく、互いに画角の異なる第1画像および第2画像を1枚の合成画像として記録することができて便利である。また、広角側の、全体の雰囲気を表現する画像と、望遠側の、被写体の迫力ある様子を表現する画像とを1枚の画像で表現することができるため、従来の1枚ずつの画像の撮影では得られない新たな画像を作成することが可能である。
また、本発明は、第2画像に枠を設定する枠設定手段を備え、
第2画像取得手段が、枠設定手段で設定された枠内の第2画像を所定の倍率で拡大した画像を新たな第2画像として取得することを特徴とする。
第2画像取得手段が、枠設定手段で設定された枠内の第2画像を所定の倍率で拡大した画像を新たな第2画像として取得することを特徴とする。
本構成によれば、第2画像取得手段により、枠設定手段で設定された枠内の第2画像を所定の倍率で拡大した画像が新たな第2画像として取得され、合成画像生成手段によって第1画像に貼り付けられて1枚の合成画像が生成される。このため、使用者は、枠設定手段で設定された枠から、第1画像と画角が異なる、所定の倍率で拡大される第2画像の内容を把握することが可能である。
また、本発明は、枠設定手段が、使用者の操作に応じて枠を設定することを特徴とする。
本構成によれば、枠設定手段により、使用者の操作に応じて、所定の倍率で拡大されて第1画像に貼り付けられる第2画像の枠の位置、大きさ等が設定される。このため、使用者の好みに合わせた合成画像を作成することができる。
また、本発明は、枠設定手段が、使用者の操作によらずに自動的に枠を設定することを特徴とする。
本構成によれば、撮影対象物が動いても、枠設定手段が自動的に撮影対象物の動きに合わせて撮影対象物に対する枠を設定する。このため、使用者がわざわざ手動で撮影対象物の動きに合わせて枠を設定する面倒な作業も必要なく、撮影対象物を第2画像として撮影する際の利便性が向上する。
また、本発明は、合成画像生成手段による新たな第2画像の貼り付け位置を選択する位置選択手段を備えたことを特徴とする。
本構成によれば、位置選択手段により、合成画像生成手段による新たな第2画像の貼り付け位置が選択される。このため、使用者が第1画像の所望の位置に第2画像を貼り付けることができ、使用者の好みに合わせた合成画像を作成することができる。
また、本発明は、合成画像生成手段が、新たな第2画像を元の第2画像と重なる位置に貼り付けることを特徴とする。
本構成によれば、合成画像生成手段により、新たな第2画像が元の第2画像と重なる位置に貼り付けられる。このため、新たな第2画像を元の第2画像の位置に記録することができ、全体の雰囲気における撮影対象物の位置関係を損なわないで、迫力ある第2画像を表現することができる。
また、本発明は、合成画像生成手段が、新たな第2画像を元の第2画像と重ならない位置に貼り付けることを特徴とする。
本構成によれば、合成画像生成手段により、新たな第2画像が元の第2画像と重ならない位置に貼り付けられる。このため、拡大された新たな第2画像および拡大される前の元の第2画像を比較してみることができて、便利である。
本発明による撮影装置によれば、上記のように、従来のように、第1画像と、画角が異なる第2画像との2枚の画像を、別々の画像として記録しておく必要もなく、互いに画角の異なる第1画像および第2画像を1枚の合成画像として記録することができて便利である。また、広角側の、全体の雰囲気を表現する画像と、望遠側の、被写体の迫力ある様子を表現する画像とを1枚の画像で表現することができるため、従来の1枚ずつの画像の撮影では得られない新たな画像を作成することが可能である。
次に、本発明による撮影装置をデジタルカメラに適用した場合の一実施の形態について説明する。
図1は、この一実施の形態によるデジタルカメラ1の背面図である。
撮影装置を構成するデジタルカメラ1の筐体1aの上部には、被写体を撮影する際に操作されるレリーズボタン2が設けられている。レリーズボタン2は、半押しされるとオートフォーカス(Auto Focus)機能を作動させ、全押しされると予め設定されたシャッター速度でシャッターを開かせ、被写体像を所定時間露光させて被写体の撮影を行わせる。筐体1aの背面にはモニタ3が設けられている。モニタ3は、TFT(Thin Film Transistor)液晶からなる。
モニタ3の右側には、ズームボタン4、および十字ボタン5が配置されている。ズームボタン4は、モニタ3に表示される撮影画像を拡大、縮小表示させる際などに操作される。十字ボタン5は、上下方向および左右方向といった操作方向を検出する方向キーからなり、デジタルカメラ1の各種設定を行うメニュー画面において、種々の設定項目の中から所望の設定項目を選択する際に操作される。十字ボタン5の内側には決定ボタン6が設けられている。決定ボタン6は、十字ボタン5の操作によって選択された所望の設定項目を決定する際などに操作される。
図2は、図1に示すデジタルカメラ1の電気回路構成の概略を示すブロック図である。なお、同図において図1と同一部分には同一符号を付して説明する。
デジタルカメラ1は、CPU(Central Processing Unit)11、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などで構成される不揮発性メモリ12、およびRAM(Random Access Memory)などで構成されるバッファメモリ13を備えている。不揮発性メモリ12には、CPU11が種々の制御を行う際に参照される制御プログラムなどが格納されている。CPU11は、不揮発性メモリ12に格納されている制御プログラムに従い、バッファメモリ13を一時記憶作業領域として回路各部の制御を行い、デジタルカメラ1の種々の装置機能を作動させる。
被写体からの光は、光学系を構成するレンズ14を介してデジタルカメラ1内に取り込まれる。デジタルカメラ1内に取り込まれた被写体光は、撮像部15の撮像面15a上に被写体像を投影する。撮像部15は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などからなり、撮像部15の撮像面15a上に結像した被写体像は、アナログの撮像信号に変換される。変換された撮像信号は、A/D変換部16においてデジタル信号に変換される。画像処理部17は、A/D変換部16でデジタル信号に変換された撮像信号をバス18を介して取得し、取得した撮像信号に対して、ホワイトバランス処理やガンマ補正などの画像処理を行い、撮影された画像の画像データを生成する。画像処理部17によって生成された画像データは、CPU11により、圧縮処理が施されてバッファメモリ13に格納されると共に、I/F部19を介して、図示しないスロットに着脱されるメモリカード20に記録される。
レンズ14および撮像部15は、図4において後述するように、第2画像24を含む第1画像23(図4(a)参照)を取得する第1画像取得手段を構成する。また、CPU11は、第1画像23と画角が異なる新たな第2画像24a(図4(e)参照)を、元の第2画像24を基にして、電子的処理によって画像を拡大または縮小する電子ズーム機能によって取得する第2画像取得手段を構成する。また、CPU11は、図4(b)において後述するように、第2画像24に内枠21を設定する枠設定手段を構成する。第2画像取得手段は、枠設定手段で設定された内枠21内の第2画像24を所定の倍率で拡大した画像を新たな第2画像24aとして取得する。本実施形態では、CPU11は、図4において後述するように、使用者のズームボタン4および十字ボタン5の操作に応じて内枠21を設定する。また、CPU11は、第1画像23に新たな第2画像24aを貼り付けた1枚の合成画像25(図4(e)参照)を生成する合成画像生成手段と、合成画像生成手段によって生成された1枚の合成画像25をメモリカード20に記録する記録手段とを構成する。本実施形態では、CPU11は、第2画像24aを元の第2画像24と重なる位置に貼り付ける(図4(a)、(e)参照)。
CPU11には、図2に示すように、上述したレリーズボタン2、ズームボタン4、十字ボタン5および決定ボタン6が操作部7として接続されており、使用者により操作部7を構成するレリーズボタン2が操作されると、撮像部15に被写体光が露光されて、被写体像の撮像信号が生成される。上述したモニタ3には、撮像部15の撮像面15aで撮像される被写体像がスルー画像として表示され、撮影者はこのスルー画像で構図を確認する。
図3は、CPU11によって行われる合成画像生成処理の概略を示すフローチャートである。図4は、図3に示す合成画像生成処理においてモニタ3に表示される画面を示す図である。
CPU11は、ステップ(以下、Sと記す)1において、図4(a)に示すようなスルー画像がモニタ3に表示されている撮影可能状態で、決定ボタン6が押されたか否かを判別する。このスルー画像には、被写体A、B、Cからなる第1画像23が表示されており、第1画像23は被写体Bからなる第2画像24を含んでいる。決定ボタン6が押されず、S1の判別が“NO”の場合、CPU11は、決定ボタン6が押されるまで待機する。
一方、決定ボタン6が押されて、S1の判別が“YES”の場合、CPU11は、モニタ3に、図4(b)に示すように内枠21および外枠22を表示する。内枠21は、拡大表示させる第2画像24のトリミング領域を規定し、外枠22は、内枠21によって規定された第2画像24のトリミング領域が拡大される領域を規定する。モニタ3に最初に表示される内枠21および外枠22の大きさ、位置は、デフォルトで設定されており、またはメニュー画面の操作により使用者によって設定される。デフォルトでは、モニタ3に最初に表示される内枠21は、例えば、画面中央の被写体Bの位置に被写体Bを囲う大きさに設定され、また、外枠22は、内枠21の中心と一致する位置に、内枠21の大きさの所定倍の大きさ、例えば2倍に設定される。次に、CPU11は、S3において、内枠21を設定変更対象として選択し、図4(b)に示すように内枠21を点線で表示する。CPU11は、S4において、ズームボタン4が押されたか否かを判別する。ズームボタン4が押されて、S4の判別が“YES”の場合、CPU11は、S5において、ズームボタン4の操作に応じて、図4(b)の内枠21の角にある矢印aに示されるように、内枠21を拡大または縮小させる。S5の処理の後、または、ズームボタン4が押されず、S4の判別が“NO”の場合、CPU11は、S6において、十字ボタン5が押されたか否かを判別する。十字ボタン5が押されて、S6の判別が“YES”の場合、CPU11は、S7において、十字ボタン5の操作に応じてモニタ3に表示されている内枠21を、図4(b)に示されるように内枠21の上下左右方向にある矢印bのいずれかの方向へ、移動させる。S7の処理の後、または、十字ボタン5が押されず、S6の判別が“NO”の場合、CPU11は、S8において、決定ボタン6が押されたか否かを判別する。決定ボタン6が押されず、S8の判別が“NO”の場合、CPU11は、S4の処理に戻る。一方、決定ボタン6が押されて、S8の判別が“YES”の場合、CPU11は、ズームボタン4および十字ボタン5によって設定された大きさ、位置に、内枠21を図4(c)の実線に示すように決定する。
次に、CPU11は、S9において、外枠22を設定変更対象として選択し、図4(c)に示すように外枠22を点線で表示する。次に、CPU11は、S10において、ズームボタン4が押されたか否かを判別する。ズームボタン4が押されて、S10の判別が“YES”の場合、CPU11は、ズームボタン4の操作に応じて、図4(c)の外枠22の角にある矢印aに示されるように、外枠22を拡大または縮小させる。S11の処理の後、または、ズームボタン4が押されず、S10の判別が“NO”の場合、CPU11は、S12において、十字ボタン5が押されたか否かを判別する。十字ボタン5が押されて、S12の判別が“YES”の場合、CPU11は、S13において、十字ボタン5の操作に応じてモニタ3に表示されている外枠22を、図4(c)に示されるように外枠22の上下左右方向にある矢印bのいずれかの方向へ、移動させる。この際、内枠21は、外枠22の移動に連動して、各枠21、22 の中心が一致するように移動する。S13の処理の後、または、十字ボタン5が押されず、S12の判別が“NO”の場合、CPU11は、S14において、決定ボタン6が押されたか否かを判別する。決定ボタン6が押されず、S14の判別が“NO”の場合、CPU11は、S10の処理に戻る。一方、決定ボタン6が押されて、S14の判別が“YES”の場合、CPU11は、ズームボタン4および十字ボタン5によって設定された大きさ、位置に、外枠22を図4(d)の実線に示すように決定する。
次に、CPU11は、S15において、レリーズボタン2が押されたか否かを判別する。レリーズボタン2が押されず、S14の判別が“NO”の場合、CPU11は、レリーズボタン2が押されるまで待機する。一方、レリーズボタン2が押されて、S15の判別が“YES”の場合、CPU11は、S16において、内枠21で規定された第2画像24をデジタルカメラ1の電子ズーム機能により、図4(e)に示すように外枠22まで拡大して、新たな第2画像24aを生成する。そして、新たな第2画像24aを第1画像23に貼り付けて、図4(e)に示すように新たな第2画像24aを第1画像23に含む合成画像25を生成し、メモリカード20に記録する。
このような本実施形態によるデジタルカメラ1によれば、合成画像生成手段により、第1画像23に画角が異なる新たな第2画像24aが貼り付けられた1枚の合成画像25が生成され、記録手段により、合成画像生成手段によって生成された1枚の合成画像25がメモリカード20に記録される。このため、従来のように、第1画像23と、画角が異なる第2画像24aとの2枚の画像を、別々の画像として記録しておく必要もなく、互いに画角の異なる第1画像23および第2画像24aを1枚の合成画像25として記録することができて便利である。また、広角側の、全体の雰囲気を表現する第1画像23と、望遠側の、被写体Bの迫力ある様子を表現する新たな第2画像24aとを1枚の合成画像25で表現することができるため、従来の1枚ずつの画像の撮影では得られない新たな画像を作成することが可能である。
また、本実施形態によるデジタルカメラ1によれば、第2画像取得手段により、枠設定手段で設定された内枠21内の第2画像24を所定の倍率で拡大した画像が新たな第2画像24aとして取得され、合成画像生成手段によって第1画像23に貼り付けられて1枚の合成画像25が生成される。このため、使用者は、枠設定手段で設定された内枠21から、第1画像23と画角が異なる、所定の倍率で拡大される第2画像24の内容を把握することが可能である。
また、本実施形態によるデジタルカメラ1によれば、枠設定手段により、使用者のズームボタン4および十字ボタン5の操作に応じて、所定の倍率で拡大されて第1画像23に貼り付けられる第2画像24の枠の位置、大きさ等が設定される。このため、使用者の好みに合わせた合成画像25を作成することができる。
また、本実施形態によるデジタルカメラ1によれば、合成画像生成手段により、新たな第2画像24a(図4(e)参照)を元の第2画像24(図4(a)参照)と重なる位置に貼り付けることにより、合成画像25(図4(e)参照)が生成される。このため、新たな第2画像24aを元の第2画像24の位置に記録することができ、全体の雰囲気における撮影対象物の位置関係を損なわないで、迫力ある第2画像24aを表現することができる。
なお、本実施形態において、合成画像生成手段により、新たな第2画像24aを元の第2画像24と重ならない位置に貼り付けることにより合成画像25が生成される構成であってもよい。この構成によれば、拡大された新たな第2画像24aおよび拡大される前の元の第2画像24を比較してみることができて、便利である。
また、CPU11および十字ボタン5により、合成画像生成手段による新たな第2画像24aの貼り付け位置を選択する位置選択手段を構成するようにしてもよい。この構成によれば、位置選択手段により、合成画像生成手段による新たな第2画像24aの貼り付け位置が選択されるため、使用者が第1画像23の所望の位置に第2画像24aを貼り付けることができ、使用者の好みに合わせた合成画像25を作成することができる。
また、本実施形態のデジタルカメラ1は、電子ズーム機能を備え、第1画像23と画角が異なる新たな第2画像24aを、元の第2画像24を基にして、取得する構成であった。しかし、デジタルカメラ1がレンズ14を移動させて撮影画像を拡大または縮小させる光学ズーム機能を備え、第1画像23と画角が異なる新たな第2画像24aを、第1画像取得手段により元の第2画像24の取得タイミングとほぼ同じタイミングで、取得する構成であってもよい。つまり、第1画像23の撮影とほぼ同じタイミングで光学ズームにより第1画像23と画角が異なる第2画像24aの撮影を行い、第1画像23に第2画像24aを貼り付けて1枚の合成画像25が生成されるようにしてもよい。
また、本実施形態では、モニタ3に表示される内枠21と外枠22の形状は矩形であったが、この形に限らず、他の形状、例えば、丸や三角形やハートの形状などであってもよい。
また、本実施形態では、モニタ3に表示される外枠22の形状は、内枠21の拡大相似形状であったが、外枠22の形状はこの形状に限らず、内枠21と異なる形状であってもよい。例えば、内枠21が長方形で、外枠22が三角形やハートの形状等でもよい。この場合、内枠21内の画像が外枠22の形状に合わせて拡大されたりする。
また、デジタルカメラ1のモニタ3がタッチパネルからなり、このタッチパネル上で、十字ボタン5を用いずに、ペン等を用いて、またはタッチ操作で、外枠22と内枠21の形状を自由に決定できる構成であってもよい。
また、本実施形態では、生成された合成画像25に表示される外枠22を線で表していたが、この線はなくてもよく、また、合成画像25とその背景画像との境界線をぼかしてもよい
また、CPU11が、複数の被写体A、B、Cのそれぞれに対して外枠22、内枠21を表示し、使用者が十字ボタン5および決定ボタン6を操作することにより、これらの複数の外枠22、内枠21から特定の1つまたは複数の外枠22、内枠21を選択し、内枠21に表示された第2画像24を外枠22まで拡大した1つまたは複数の新たな第2画像24aを含む合成画像25が生成される構成であってもよい。
また、本実施形態では、内枠21と外枠22が同時にモニタ3に表示される構成であったが、最初に内枠21のみをモニタ3に表示し、決定ボタン6が押されて内枠21の位置、大きさが決定された後に、初めてモニタ3に外枠22が表示される構成であってもよい。この構成によれば、設定変更対象となっている枠が内枠21であるか外枠22であるかを見誤まることがない。
また、最初にモニタ3に表示される内枠21、外枠22の位置は、デフォルトまたはメニュー画面の操作により、モニタ3の中央にある被写体Bに表示される構成であったが、例えば、左の被写体Aや右の被写体C等の位置であってもよい。また、最初に被写体Bに表示された内枠21、外枠22の位置を、その後の使用者の十字ボタン5の操作によって異なる被写体AまたはCに変更する構成としてもよい。
図5は、デジタルカメラ1のターゲット自動追尾機能により合成画像を生成する処理の概略を示すフローチャートである。図6は、図5に示す自動追尾機能により合成画像を生成する処理において、モニタ3に表示される画面を示す図である。
CPU11は、S21において、メニュー画面の設定などで、デジタルカメラ1にターゲット自動追尾機能が設定されたか否かを判別する。自動追尾機能が設定されず、S21の判別が“NO”の場合、CPU11は、自動追尾機能が設定されるまで待機する。一方、自動追尾機能が図6(a)に示すようなターゲット31に設定されて、S21の判別が“YES”の場合、CPU11は、S22において、ターゲット31を認識したか否かを判別する。ここで、ターゲット31の例としては、運動会などで走る子供等が挙げられる。ターゲット31を認識せず、S22の判別が“NO”の場合、CPU11は、ターゲット31を認識するまで待機する。一方、ターゲット31を認識し、S22の判別が“YES”の場合、CPU11は、S23において、ターゲット31の大きさ、動き量に合わせて、第2画像24を規定する内枠21、第2画像24が拡大される領域を規定する外枠22のそれぞれの大きさ、位置を決定する。次に、CPU11は、S24において、図6(a)に示すように、モニタ3に、内枠21、外枠22をS23で決定した大きさ、位置に表示する。
次に、CPU11は、S25において、ターゲット31が移動したか否かを判別する。ターゲット31が移動してS25の判別が“YES”の場合、CPU11は、S26において、自動追尾機能に連動し、ターゲット31の新たな動きに合わせて内枠21、外枠22の大きさ、位置を決定する。次に、CPU11は、S27において、図6(b)、(c)に示すように、内枠21、外枠22をターゲット31の動きに合わせて表示する。この際、内枠21と外枠22の各中心が一致するように各枠21、22を表示する。S27の処理の後、または、ターゲット31が移動せず、S25の判別が“NO”の場合、CPU11は、S28において、レリーズボタン2が押されたか否かを判別する。レリーズボタン2が押されず、S28の判別が“NO”の場合、CPU11は、S25の処理に戻る。一方、レリーズボタン2が押されてS28の判別が“YES”の場合、CPU11は、S29において、内枠21で規定された第2画像24を外枠22まで拡大して、新たな第2画像24aを生成する。そして、新たな第2画像24aを第1画像23に貼り付けて、図6(d)に示すように新たな第2画像24aを第1画像23に含む合成画像26を生成し、メモリカード20に記録する。
図7は、デジタルカメラ1の顔認識機能により合成画像を生成する処理の概略を示すフローチャートである。図8は、図7に示す顔認識機能により合成画像を生成する処理において、モニタ3に表示される画面を示す図である。
CPU11は、S31において、メニュー画面の設定などで、デジタルカメラ1に顔認識機能が設定されたか否かを判別する。顔認識機能が設定されず、S31の判別が“NO”の場合、CPU11は、顔認識機能が設定されるまで待機する。一方、顔認識機能が設定されて、S31の判別が“YES”の場合、CPU11は、S32において、顔認識機能により顔を認識したか否かを判別する。顔認識機能により顔を認識せず、S32の判別が“NO”の場合、CPU11は、顔認識機能により顔を認識するまで待機する。一方、顔認識機能により顔を認識してS32の判別が“YES”の場合、CPU11は、S33において、図8(a)に示すように顔認識枠41をモニタ3に表示する。次に、CPU11は、S34において、図8(b)に示すようにスルー画像に、第2画像24を規定する内枠21、第2画像24が拡大される領域を規定する外枠22を、顔認識枠41の大きさ、位置に応じて表示する。ここで、CPU11は、複数の顔を認識した場合、予め決められた基準となる被写体、例えば、一番顔の大きな被写体や画面中央に最も近い被写体に、顔認識枠41、内枠21、および外枠22を表示する。次に、CPU11は、S35において、レリーズボタン2が押されたか否かを判別する。レリーズボタン2が押されず、S35の判別が“NO”の場合、CPU11は、レリーズボタン2が押されるまで待機する。一方、レリーズボタン2が押され、S35の判別が“YES”の場合、CPU11は、S36において、内枠21に規定された第2画像24を外枠22まで拡大した新たな第2画像24aを図8(e)に示すように含む合成画像27を生成し、メモリカード20に記録する。
上述した図5に示す自動追尾機能に連動する合成画像生成処理、図7に示す顔認識機能に連動する合成画像生成処理によっても、上述した実施形態と同様な作用、効果が奏される。
また、上述した図5および図7に示す合成画像生成処理によれば、撮影対象物が動いても、枠設定手段が自動的に撮影対象物の動きに合わせて撮影対象物に対する内枠21および外枠22を設定する。このため、使用者がわざわざ手動で撮影対象物の動きに合わせて内枠21および外枠22を設定する面倒な作業も必要なく、撮影対象物を第2画像24として撮影する際の利便性が向上する。
また、上述した図5および図7に示す合成画像生成処理において、自動的に表示される外枠22の大きさは、メニュー画面で、事前に大きさ自体を設定することにより、また、第2画像24aの記録画素数を指定することにより、決定される構成であってもよい。また、記録画素数によらず、第1画像23の解像度、つまりフル解像度に対する所定の割合、例えば50%に指定することにより、決定される構成であってもよい。
また、第2画像24として捉える撮影対象物は、上述した図5の合成画像生成処理ではターゲット31、図7の合成画像生成処理では被写体の顔であった。しかし、撮影画像を複数の領域に分割、例えば25分割し、各分割領域の明るさを測定して、所定値以上の明るさを有する特定の分割領域、例えば、花火の撮影時における花火の広がっている領域などを、第2画像24として拡大して、第1画像23に貼り付けて合成画像を生成する構成であってもよい。
上記実施形態においては、本発明の撮影装置をデジタルカメラに適用した場合について説明したが、ビデオカメラや、携帯電話機等に内蔵されるカメラ等のその他の撮影装置にも適用することが可能である。このような撮影装置に本発明を適用した場合においても、上記実施形態と同様な作用効果が奏される。
1…デジタルカメラ
3…モニタ
11…CPU
14…レンズ
15…撮像部
20…メモリカード
21…内枠
22…外枠
23…第1画像
24…元の第2画像
24a…新たな第2画像
25、26、27…合成画像
31…ターゲット
41…顔認識枠
A、B、C…被写体
3…モニタ
11…CPU
14…レンズ
15…撮像部
20…メモリカード
21…内枠
22…外枠
23…第1画像
24…元の第2画像
24a…新たな第2画像
25、26、27…合成画像
31…ターゲット
41…顔認識枠
A、B、C…被写体
Claims (7)
- 第2画像を含む第1画像を取得する第1画像取得手段と、
前記第1画像と画角が異なる新たな前記第2画像を、元の前記第2画像を基にして、または、前記第1画像取得手段により元の前記第2画像の取得タイミングとほぼ同じタイミングで、取得する第2画像取得手段と、
前記第1画像に新たな前記第2画像を貼り付けた1枚の合成画像を生成する合成画像生成手段と、
前記合成画像生成手段によって生成された1枚の前記合成画像を記録する記録手段と
を備えた撮影装置。 - 請求項1に記載の撮影装置において、
前記第2画像に枠を設定する枠設定手段を備え、
前記第2画像取得手段は、前記枠設定手段で設定された枠内の前記第2画像を所定の倍率で拡大した画像を新たな前記第2画像として取得する
ことを特徴とする撮影装置。 - 請求項2に記載の撮影装置において、
前記枠設定手段は、使用者の操作に応じて枠を設定する
ことを特徴とする撮影装置。 - 請求項2に記載の撮影装置において、
前記枠設定手段は、使用者の操作によらずに自動的に枠を設定する
ことを特徴とする撮影装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の撮影装置において、
前記合成画像生成手段による新たな前記第2画像の貼り付け位置を選択する位置選択手段を備えた
ことを特徴とする撮影装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の撮影装置において、
前記合成画像生成手段は、新たな前記第2画像を元の前記第2画像と重なる位置に貼り付ける
ことを特徴とする撮影装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の撮影装置において、
前記合成画像生成手段は、新たな前記第2画像を元の前記第2画像と重ならない位置に貼り付ける
ことを特徴とする撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009115151A JP2010268019A (ja) | 2009-05-12 | 2009-05-12 | 撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009115151A JP2010268019A (ja) | 2009-05-12 | 2009-05-12 | 撮影装置 |
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---|---|
JP2010268019A true JP2010268019A (ja) | 2010-11-25 |
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ID=43364678
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2010268019A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2009
- 2009-05-12 JP JP2009115151A patent/JP2010268019A/ja active Pending
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