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JP2010237172A - Fmcw信号生成回路 - Google Patents

Fmcw信号生成回路 Download PDF

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宏樹 櫻井
Hiroaki Ishihara
寛明 石原
Toshiya Mitomo
敏也 三友
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Abstract

【課題】小さな回路規模と低い消費電力で、かつ高い線形性で周波数が変換する信号を生成可能なFMCW信号生成回路を提供する。
【解決手段】FMCW信号生成回路100は、制御信号により発振周波数が制御され、FMCW信号を生成する発振器101と、FMCW信号の位相を検出する位相検出器102と、位相を微分して周波数を得る第1の微分器102と、周波数を微分して周波数変化量を得る第2の微分器103と、所定の値に設定された設定周波数変化量と周波数変化量との誤差を算出する減算器106と、誤差を積分して、発振器101の制御信号を生成する積分器107とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーダー装置に用いるFMCW信号生成回路に関する。
無線信号を用いたレーダー装置に、FMCW(Frequency Modulated Continuous Wave) 信号を用いたレーダー装置がある。FMCW信号を用いたレーダー装置では、レーダー送信機から送信されたFMCW信号が対象物により反射された信号を受信信号とし、その受信信号と、信号受信時に送信されている送信信号との乗算を行なうことにより、乗算器の出力信号周波数が両信号の時間差により決定されることを利用して、対象物との距離や相対速度などの測定を行なう。レーダー用途のFMCW信号は、時間に対しほぼ直線的に周波数が変化する特性が要求される。一般に、このような周波数変化を与えるFMCW信号生成回路は、ディジタル信号処理で周波数を与えるディジタル信号処理器と、当該ディジタル信号をアナログ信号に変換するディジタルアナログ変換器(DAC:Digital-to-Analog Converter)とを含むダイレクトディジタルシンセサイザDDS(Direct Digital Synthesizer)によって実現される。実際にレーダーで使用する周波数帯域のFMCW信号を生成するためには、DDSの出力信号とキャリア周波数を有する信号とをミキシングする手法 (非特許文献1)や、DDSの出力信号を位相の基準信号とした、分周器をループに含むPLL回路を用いる手法(非特許文献2)がある。
S. Plata "FMCW Radar Transmitter Based on DDS Synthesis" (International Conference on Microwaves, Radar & Wireless Communications, 2006) A. Stelzer, et.al "Fast 77 GHz Chirps with Direct Digital Synthesis and Phase Locked Loop" (Asia-Pacific Microwave Conference 2005)
一般に、FMCWレーダー装置においてFMCW信号のFM変調幅は、数百MHz以上であることが要求される。非特許文献1に記載の方法を用いた場合、このようなFMW変調幅を実現するためにDDSは非常に大きなクロック周波数で動作しなければならない。即ち、DDSには極めて高い動作周波数が要求される。
また、非特許文献2のように分周器(分周比をNとする。)をループ中に含むPLLを用いると、DDSの出力信号である基準信号の周波数をFMCW信号の周波数のN分の1とできる。このため、DDSの動作周波数は非特許文献1の手法に比較すると大きく低減できる。しかしながら、FMCW信号を用いたレーダー装置の近距離分解能を0.5m程度とすると、0.5m×2の距離を電波が進む時間間隔でFMCW信号に周波数変化を生じさせる必要がある。この時間間隔は、3.3ns程度となる。この場合、PLLへの基準FMCW信号生成回路に用いるDDSは最低でも600MHz以上のサンプリング間隔で動作する必要がある。さらに、DDS内のDACにおいて、量子化雑音改善のためにn倍のオーバーサンプリングを行う場合、n×600MHzの非常に高いサンプリング周波数での動作が必要となる。
このように非特許文献1及び2に記載された従来の手法に基づくFMCW信号生成回路では、DDSの動作周波数が非常に高くなる。このため、安価なCMOSブロセスを用いた1チップレーダー送受信ICの実現や低消費電力での回路実現が非常に困難であった。
本発明は、小さな回路規模と低い消費電力で、かつ高い線形性で周波数が変換する信号を生成可能なFMCW信号生成回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の1実施形態に係るFMCW信号生成回路は、制御信号により発振周波数が制御され、FMCW信号を生成する発振器と、前記FMCW信号の位相を検出する位相検出器と、前記位相を微分して周波数を得る第1の微分器と、前記周波数を微分して周波数変化量を得る第2の微分器と、所定の値に設定された設定周波数変化量と前記周波数変化量との誤差を算出する減算器と、前記誤差を積分して、前記発振器の制御信号を生成する積分器とを備える。
また、本発明の1実施形態に係るFMCW信号生成回路は、制御信号により発振周波数が制御され、FMCW信号を生成する発振器と、前記発振器のFMCW信号を分周する分周器と、前記分周された分周信号の位相を検出して位相値を得るディジタル位相検出器と、前記位相値を微分して周波数を得る第1の微分器と、前記周波数を微分して周波数変化量を得る第2の微分器と、所定の設定周波数変化量と前記周波数変化量との差を算出する減算器と、前記差をアナログ値の誤差に変換するディジタルアナログ変換器と、前記誤差を積分して、制御信号を生成する積分器とを備え、前記第1の微分器、前記第2の微分器及び前記減算器は、ディジタル回路であることを特徴とする。
また、本発明の1実施形態に係るFMCW信号生成回路は、制御信号により発振周波数が制御され、FMCW信号を生成する発振器と、前記発振器のFMCW信号を分周する分周器と、前記分周されたFMCW信号の位相を検出して位相値を得るディジタル位相検出器と、前記位相値を微分して周波数を得る第1の微分器と、前記周波数を微分して周波数変化量を得る第2の微分器と、前記周波数が所定の第1の設定周波数より高いか否か、及び前記周波数が前記第1の設定周波数より低い第2の設定周波数より低いか否かを比較する比較器と、前記周波数が前記第1の設定周波数より高くなった場合、所定の負の値である第2の設定周波数変化量の絶対値を選択し、前記周波数が前記第2の設定周波数より低くなった場合、所定の正の値である第1の設定周波数変化量を選択する選択器とを備え、前記選択器が選択した前記第1の設定周波数変化量又は前記第2の設定周波数変化量の絶対値と、前記周波数変化量の絶対値との差である誤差を算出する減算器と、固定容量と第1のディジタルアナログ変換器と第2のディジタルアナログ変換器とを有し、前記発信器の制御信号を生成する積分器とを備え、前記第2のディジタルアナログ変換器は、前記周波数が前記第1の設定周波数より高くなった場合、前記誤差に比例した電流を固定容量から流しだし、前記第1のディジタルアナログ変換器は、前記周波数が前記第2の設定周波数より低くなった場合、前記誤差に比例した電流を前記固定容量に流し込むことを特徴とする。
本発明のFMCW信号生成回路によれば、小さな回路規模と低い消費電力で、かつ高い線形性で周波数が変化する信号を生成可能である。
第1の実施形態に係るFMCW信号生成回路のブロック図。 第1の実施形態に係るFMCW信号生成回路のブロック図の伝達関数を示す図。 第2の実施形態に係るFMCW信号生成回路のブロック図。 第2の実施形態に係るFMCW信号生成回路の動作手順を示す図。 第2の実施形態に係るFMCW信号生成回路の生成するFMCW信号を示す図。 第3の実施形態に係るFMCW信号生成回路のブロック図。 第3の実施形態に係るFMCW信号生成回路の生成するFMCW信号を示す図。 第4の実施形態に係るFMCW信号生成回路のブロック図。 第4の実施形態の変形例に係るFMCW信号生成回路のブロック図。 第4の実施形態に係るFMCW信号生成回路の積分器の回路図。 第5の実施形態に係るFMCW信号生成回路のブロック図。 第6の実施形態に係るFMCW信号生成回路のブロック図。 第6の実施形態に係るFMCW信号生成回路の生成するFMCW信号を示す図。 第7の実施形態に係るFMCW信号生成回路のブロック図。 第7の実施形態に係るFMCW信号生成回路の電圧ディジタル制御発振器を示す図。 第8の実施形態に係るレーザー装置を示すブロック図。 第4の実施形態の変形例に係るFMCW信号生成回路のブロック図。 第6の実施形態の変形例に係るFMCW信号生成回路のブロック図。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るFMCW信号生成回路100のブロック図である。
FMCW信号生成回路100は、制御信号に応じて発振周波数が変化するFMCW信号を出力する発振器101と、FMCW信号の位相を検出する位相検出器102と、検出した位相を微分して周波数に変換する第1の微分器と、変換された周波数を微分して周波数変化量に変換する第2の微分器とを備える。FMCW信号生成回路100はさらに、一定の値に設定した周波数の所望の変化量SCW(設定周波数変化量)を出力するSCW設定部105と、SCWと第2の微分器が出力した周波数変化量との差を演算し、誤差を算出する減算器106と、誤差を積分して発振器の制御信号を出力する積分器107とを備える。発信器101は、積分器107が出力する制御信号に応じて発振周波数が変化するFMCW信号を生成する。
以下では、本実施形態に係るFMCW信号生成回路100の動作について説明する。なお、FMCW信号生成回路100が出力するFMCW信号は、時間に対して、ほぼ直線的に周波数が変化する。
一例として、FMCW信号生成回路100が発振周波数が時間に対して一定の割合SCWで変化するFMCW信号を生成する場合について説明する。この場合、位相検出器102が、FMCW信号の位相を検出する。位相は、第1の微分器103と第2の微分器104によって2回微分され、第2の微分器104から周波数変化量aが出力される。減算器106は、SCW設定部105が出力するSCWから周波数変化量aを減算することにより誤差(SCW−a)を得る。例えば、周波数変化量aがSCWよりも小さい場合、誤差が大きい。そして、積分器107が誤差を積分することにより得られる発信器101の制御信号の変化の割合も大きい。その結果、制御信号に応じて変化する発振周波数の変化の割合も大きくなる。即ち、発振周波数の変化の割合aはSCWに近づくように大きくなる。従って、この動作を繰り返すことにより、発振周波数の変化の割合は、一定値SCWと等しくなるように制御される。
以上の様に、本実施形態に係るFMCW信号生成回路100によれば、周波数変化量の負帰還制御をかけることにより、発振器の出力するFMCW信号の発振周波数をほぼ直線的に変化させることができる。
図2は、本実施形態のFMCW信号生成回路100のブロック図の各ブロックを伝達関数で表した図である。
Figure 2010237172


は発振器の出力信号(FMCW信号)の位相、KPDは位相検出器102の検出利得を表す。また、微分はラプラス変換を用いてsで表し、積分は1/sで表す。発振器は積分効果を持つため、発振器の伝達関数はKVCO/sで表される。SCWは、SCW設定部105が設定した設定周波数変化量であり、一定の値である。
図2より、本実施形態のFMCW信号生成回路100の伝達特性は下記のとおりとなる。
Figure 2010237172
Figure 2010237172
ここで、KVCO>>1とすると、伝達特性は、下記の通り表される。
Figure 2010237172
(3)式のKPDを1とすると、出力信号(FMCW信号)の周波数変化量は発振器の利得KVCOの非線形性などに依存せずSCWと一致することが分かる。従って、SCWを時間に対して一定の値とすることにより、FMCW信号の周波数を時間に対して線形に変化させることができる。
以上より、本実施形態にかかるFMCW信号生成回路100によれば、高い線形性で周波数が変化するFMCW信号を生成することができる。また、本実施形態にかかるFMCW信号生成回路100は、従来必要であった動作周波数が非常に高いDDSを不要とする。本実施形態に係るFMCW信号生成回路100を構成する微分器や減算器106は簡単な構成で実現可能である。従って、本実施形態に係るFMCW信号生成回路100は、小さな回路規模と低い消費電力で実現することができる。本実施形態に係るFMCW信号生成回路100によれば、CMOSプロセスでの集積化に適したFMCW信号生成回路100を実現することができる。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態に係るFMCW信号生成回路200のブロック図である。本実施形態に係るFMCW信号生成回路200は、図3(a)のグラフに示されるように、周波数が、三角波状に変化するFMCW信号を生成することができる。
本実施形態に係るFMCW信号生成回路200は、第1の実施形態に係るFMCW信号生成回路100の構成に加えて、比較器208と選択器209を備える。
比較器208には、最大周波数を示す第1の設定周波数(FCW_max)と最小周波数を示す第2の設定周波数(FCW_min)が設定されている。比較器208は、第1の微分器103が出力する周波数とFCW_max、又は第1の微分器103が出力する周波数とFCW_minとの大小関係を比較し、比較結果を出力する。
選択器209は、比較器208が出力した比較結果を用いて、第1の設定周波数変化量(SCW_rise)と第2の設定周波数変化量(SCW_fall)のいずれかを選択して、選択した設定周波数変化量を減算器106に出力する。SCW_riseは、周波数が増加する場合の設定周波数変化量であり、正の値である。SCW_fallは、周波数が減少する場合の設定周波数変化量であり、負の値である。
図4は、本実施形態のFMCW信号生成回路200の動作手順を示す図である。図5に、本実施形態のFMCW信号生成回路200が出力したFMCW信号を示す。
まず、選択器209は、設定周波数変化量としてSCW_riseを選択し、減算器106に出力しているとする。発振器101は、FMCW信号の周波数変化量が、SCW_riseと一致するよう動作する。従って、発振周波数は時間とともに線形に高くなる。発振周波数がFCW_maxより低い値である場合、選択器209は、SCW_riseを選択し続ける(S101)。一方、発振周波数がFCW_maxよりも高くなると、比較器208は、比較結果の出力を切り替え、選択器209は、SCW_fallを選択して減算器106に出力する(S102)。SCW_fallは負の値である。従って、発振周波数は時間と共に線形に低くなる。発振周波数がFCW_minよりも高い値である場合、選択器209は、SCW_fallを選択し続ける(S103)。発振周波数がFCW_minよりも低くなると、比較器208は、比較結果の出力を切り替えて、選択器209は、再びSCW_riseを選択して減算器106に出力する(S104)。
図5に示すように、発振周波数が三角波状に変化するFMCW信号を得ることができる。図5からわかるように、FCW_maxと、FCW_minと、SCW_riseと、SCW_fallとを変更することにより、発振周波数の変化を任意の傾き及大きさの三角波とすることができる。
本実施形態のFMCW信号生成回路200の選択器209と比較器208は、ともに簡単な構成で実現することができる。
以上より、本実施形態にかかるFMCW信号生成回路200によれば、第1の実施形態と同様の効果を達成することができるとともに、高い線形性で周波数が三角波状に変化するFMCW信号を生成することができる。また、本実施形態に係るFMCW信号生成回路200は、設定周波数FCW及び設定周波数変化量SCWをそれぞれ2つとしたが、数を変更することで台形等三角波以外の様々な波形状に発振器の周波数を変化させることができる。
(第3の実施形態)
図6に第3の実施形態に係るFMCW信号生成回路300を示す。本実施形態に係るFMCW信号生成回路300は、第2の実施形態に係るFMCW信号生成回路200について、ディジタル回路とアナログ回路を用いて構成する回路である。
本実施形態に係るFMCW信号生成回路300は、電圧制御発振器301(VCO : Voltage Control Oscillator)と、分周器310(Div : Divider)と、ディジタル位相検出器302と、ディジタル回路で実現した負帰還部3000(第1の微分器303と、第2の微分器304と、比較器308と、選択器309と、減算器306)と、電流出力ディジタルアナログ変換器311と、固定容量で構成した積分器307で構成される。
分周器310は、電圧制御発信器301が出力するFMCW信号の周波数を分周する。FMCW信号は、非常に高い周波数を用いる。一方、ディジタル位相検出器302で位相を検出できるのは数GHzの信号程度までである。このため、ディジタル位相検出器302でFMCW信号の位相を直接検出するのは困難である。そこで、分周器310で周波数を分周する。例えば、分周期は、77GHz帯のミリ波レーダーであれば、64分周して1.2GHz程度の周波数まで周波数を落とす。
ディジタル位相検出器302は、分周器310で分周した周波数の入力信号から位相を検出する。ディジタル位相検出器302では、基準信号(Ref)の周期ごとに入力信号の位相を検出し、ディジタルコード(ディジタル位相値)で出力する。ディジタル位相検出器302は、入力信号のパルス数をカウントして出力するカウンタ回路、または入力信号の立ち上がりエッジと基準信号の立ち上がりエッジの時間差を検出してディジタルで出力する時間ディジタル変換器(TDC : Time-to-Digital Converter)で実現する。もしくは双方を組み合わせて実現してもよい。
負帰還部3000はディジタル回路を用いて実現する。負帰還部3000は、ディジタルコードで表されたディジタル位相値から誤差を算出する。ディジタル回路に必要なクロック信号は基準信号(Ref)、もしくは基準信号(Ref)を分周器310の出力信号でリサンプリングした信号を用いる。微分器をアナログ回路で実現するためには、増幅器や固定容量、固定抵抗が必要である。一方、ディジタル回路では、微分器は入力信号を1クロック遅延させ、もとの信号から減算することで実現できる。比較器308、選択器309、減算器306はディジタル回路で容易に実現可能である。このため、第1の微分器303、第2の微分器304、比較器308、選択器309、減算器306をディジタル回路で構成することで、FWCW信号生成回路の回路規模と消費電力を低減することができる。
減算器306が出力するディジタルコードで表された誤差は、電流出力ディジタルアナログ変換器311でアナログの電流信号(アナログ誤差)に変換される。アナログの電流信号が、固定容量307で積分されて電圧制御発振器310の制御電圧信号となる。
誤差が一定かつ正の値であるとすると、固定容量に一定の電流が流れ込むため、時間に対して一定の割合で増加する制御電圧信号が得られる。
仮に、積分器307をディジタル回路で実現した場合、発振器を制御するためには、積分したディジタルコードを電圧出力のディジタルアナログ変換器でアナログ制御電圧に変換して電圧制御発振器を制御するか、又は、積分したディジタルコードを用いて直接ディジタル制御発振器(DCO : Digitally Controlled Oscillator)を用いる必要がある。しかし、発振器の制御信号は時間に対してほぼ直線的に変化する必要があり、レーダーに必要とされる仕様を満たし、かつ歪を抑えるためにはディジタルアナログ変換器やディジタル制御発振器には高い動作速度と精度が必要になる。
一方、積分器307をアナログ回路で実現した場合、電流出力ディジタルアナログ変換器311は時間に対してほぼ一定の電流を出力すればよいため、低い動作速度で実現可能である。
このため、積分器307をアナログ回路で構成することで、回路規模と消費電力を低減することができる。
本実施形態に係るFMCW信号生成回路300を用いて、図7に示すような周波数が第1の時間間隔周期(T1)で三角波状に変化するFMCW信号を生成する場合を考える。このとき、ディジタル位相検出器302、負帰還部3000、ディジタルアナログ変換器311は基準信号(Ref)の周期間隔T2で動作し、負帰還制御を行う。正常に負帰還制御を行うためには、T1に対して、T2が十分小さい必要がある。例として、T1を500μs、T2を1/100の5μsとすると、T1の期間に100回負帰還制御を行うことになる。このときの基準信号(Ref)の周波数は200kHzである。これは、従来のDACで必要な数百MHzの動作周波数と比較して十分小さい。このため、本実施形態のFMCW信号生成回路300を用いることで、DAC311の動作周波数を小さくすることができ、回路規模と消費電力を低減することができる。
本実施形態にかかるFMCW信号生成回路300によれば、第1の実施形態及び第2の実施形態に係るFMCW信号生成回路と同様の効果を達成することができる。特に、本実施形態に係るFMCW信号生成回路300を構成する第1の微分器303、第2の微分器304、比較器308、選択器309及び減算器306は、ディジタル回路で実現され、又、積分器307は、固定容量で実現可能となり、簡単な構成で実現可能である。
尚、本実施形態に係るディジタル位相検出器302とディジタルアナログ変換器311は異なる周期間隔で動作させてもよい。例えば、ディジタルアナログ変換器311をオーバーサンプリング動作させることで、ディジタルアナログ変換器311の精度を高めることができる。また、ΣΔディジタルアナログ変換器を用いることで、スプリアスの原因となる周期的な成分を低減することができる。
また、本実施形態に係る分周器310の代わりにミキサを用いてFMCW信号を一定の周波数だけシフトさせてもよい。例えば、77GHz帯と76GHzの信号をミキサにて掛け合わすことで1GHz程度まで周波数をシフトすることができる。
また、本実施形態に係る電流出力ディジタルアナログ変換器311の代わりに、電圧出力のディジタルアナログ変換器と、電流出力のトランスコンダクタンス増幅器を用いてもよい。
(第4の実施形態)
次に図8を用いて第4の実施形態について説明する。
本実施形態でのFMCW信号生成回路400は、第2の実施形態に係るFMCW信号生成回路200において、更に、周波数変化量の大きさと極性を分離して変化させている。即ち、第2の実施形態では、周波数変化量の大きさと極性ともに選択器が変化させていたのに対して、本実施形態では、選択器409が、周波数変化量の大きさを変化させ、積分器407が、周波数変化量の極性を変化させている。
比較器408には、最大周波数を示す第1の設定周波数(FCW_max)と最小周波数を示す第2の設定周波数(FCW_min)が設定されている。比較器408は、第1の微分器403が出力する周波数とFCW_max、又は第1の微分器403が出力する周波数とFCW_minとの大小関係を比較し、比較結果を選択器409及び積分器407に出力する。
選択器409は、比較器408が出力した比較結果を用いて、第1の設定周波数変化量(SCW_rise)と第2の設定周波数変化量の絶対値|SCW_fall|のいずれかを選択して、選択した設定周波数変化量を減算器406に出力する。SCW_riseは、周波数が増加する場合の設定周波数変化量であり、正の値である。|SCW_fall|は、周波数が減少する場合の設定周波数変化量である。SCW_fallは、負の値である。
第2の微分器404は、周波数変化量の大きさとして、周波数変化量の絶対値を出力する。
減算器406は、選択器409からの出力(SCW_rise又は|SCW_fall|)から周波数変化量の絶対値を減算して誤差を算出し積分器407に出力する。
積分器407は、比較器408が出力した比較結果を用いて、誤差を加算又は減算して制御信号を生成する。また、制御信号に制御される発信器401のFMCW信号の発信周波数の変化量の極性も変化する。積分器407が、誤差を加算する場合は、発振周波数の周波数信号の変化量の極性は正となる。一方、積分器407が、誤差を減算する場合は、発振周波数の変化量の極性は負となる。ここで、「誤差を加算する」とは、誤差をそのまま積分することである。また、「誤差を減算する」とは、誤差に「−1」をかけた値を積分することである。
次に、本実施形態のFMCW信号生成回路400の動作手順を説明する。
まず、選択器409は、設定周波数変化量としてSCW_riseを選択し、減算器106に出力しているとする。このとき、積分器407は、減算器406が算出した誤差を加算して積分する。発振器401は、FMCW信号の周波数変化量が、SCW_riseと一致するよう動作する。従って、発振周波数は時間とともに線形に高くなる。発振周波数がFCW_maxより低い値である場合、選択器409は、SCW_riseを選択し続ける。また、積分器407も誤差を加算し続ける。一方、発振周波数がFCW_maxよりも高くなると、比較器408は、比較結果の出力を切り替え、選択器409は、|SCW_fall|を選択して減算器406に出力する。また、比較結果に対応して、積分器407は、減算器406が算出した誤差を減算して積分する。このとき、発振周波数は時間と共に線形に低くなる。発振周波数がFCW_minよりも高い値である場合、選択器209は、|SCW_fall|を選択し続ける。積分器407も、誤差を減算して積分しつづける。発振周波数がFCW_minよりも低くなると、比較器208は、比較結果の出力を切り替えて、選択器209は、再びSCW_riseを選択して減算器106に出力する。また、積分器407も、減算器406が算出した誤差を加算して積分する。
以上の動作の結果、発振周波数が三角波状に変化するFMCW信号を得ることができる。
本実施形態のFMCW信号生成回路400の選択器409と比較器408と積分器407は、ともに簡単な構成で実現することができる。
図9は、本実施形態の変形例のFMCW信号生成回路450を示す図である。本実施形態の変形例は、SCW_riseとSCW_fallの絶対値|SCW_fall|が等しい場合である。この場合、FMCW信号の発振周波数が立ち上がりの傾きと立下りの傾きの等しい三角波状に変化する。この場合、設定周波数はSCWに固定することができる。したがって、変形例によれば、第4の実施形態のFMCW信号生成回路400の選択器409をSCW設定部410に置き換えた構成をとることができる。この結果、より簡単な構成とすることができる。
図10は、図8のFMCW信号生成回路400の積分器407の構成である。積分器407は、固定容量407Aと、固定容量407Aに電流を流し込む第1の電流出力ディジタルアナログ変換器407B(DAC_U)と、固定容量407Aから電流を流しだす第2の電流出力ディジタルアナログ変換器407C(DAC_D)で構成する。第1及び第2の電流出力ディジタルアナログ変換器の出力電流は減算器406が出力する誤差の大きさに応じて変化する。積分器407は、比較器408から入力される比較結果により、どちらの電流出力アナログ変換器を動作させるかを選択する。比較結果により、積分器407が加算する場合、第1の電流出力ディジタルアナログ変換器407Bを動作させる。比較結果により、積分器407が減算する場合、第2の電流出力ディジタルアナログ変換器407Cを動作させる。
本実施形態にかかるFMCW信号生成回路400によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られるとともに、高い線形性で周波数が三角波状に変化するFMCW信号を生成することができる。また、本実施形態に係るFMCW信号生成回路400は、小さな回路規模と低い消費電力で実現することができる。
(第5の実施形態)
次に図11を用いて第5の実施形態について説明する。
本実施形態でのFMCW信号生成回路500は、第2の実施形態に係るFMCW信号生成回路200において、減算器506の出力に高周波成分を減衰させるループフィルタ520を挿入したものである。ループフィルタ520には3つの効果がある。
1つ目の効果は、負帰還ループの安定性の確保である。回路で構成される各ブロックでは位相遅れが生じる。高い周波数成分ほど位相遅れが大きくなり、位相が180度遅れた周波数で利得が1以上であると負帰還ループが不安定になってしまう。そこで、ループフィルタ520で高い周波数成分の利得を減衰させることで、負帰還ループを安定して動作させることができる。
ループフィルタ520の効果の2つ目は、雑音の低減である。FMCW信号生成回路500の各ブロックは、回路で構成されるため、雑音が生じる。ループフィルタ520を挿入しない場合、これらの雑音はそのまま出力のFMCW信号に現れてしまう。減算器506の出力にループフィルタ520を挿入することで、出力からループフィルタ520までに接続されているブロック(位相検出器502、第1の微分器503、第2の微分器504、減算器506)で発生する雑音にはローパスフィルタがかかる。一方ループフィルタ520から出力までに接続されているブロック(積分器507、発振器501)で発生する雑音にはハイパスフィルタがかかる。これらにより、出力のFMCW信号に現れる雑音を低減することができる。
ループフィルタ520の効果の3つ目は、オフセットを除去する効果である。上述したように、FMCW信号の周波数変化量は次式で表すことができる
Figure 2010237172
ここで、発振器の利得KVCOは有限であるため、1/KVCOの項がオフセットの原因となる。そこで、ループフィルタ520として、積分器を減算器506の出力に挿入するとする。積分器の伝達関数は1/sであるので、FMCW信号の変化量は次式となる。
Figure 2010237172
この式より、直流成分、つまりs=0ではオフセットの項が0となることがわかる。
以上のように、第5の実施形態によれば、負帰還ループの安定性の確保、雑音の低減、及びオフセット除去を達成することができる。また、第2の実施形態と同様の効果を達成することができる。
(第6の実施形態)
次に、図12及び図13を用いて第6の実施形態について説明する。図12は、第6の実施形態のFMCW信号生成回路600のブロック図である、図13は、FMCW信号生成回路600が発生するFMCW信号である。本実施形態のFMCW信号生成回路600は、第1の実施形態のFMCW信号生成回路100の構成に加えて、選択器609と、パルス信号生成回路612と、平均回路613と、第2の減算器614とを更に備える。
本実施形態でのFMCW信号生成回路600の発振器601は、積分器607から入力される第1の制御信号と第2の減算器614から入力される第2の制御信号とによって制御される。第1の制御信号によって、発振器601は、図13に示されるようにFMCW信号が三角波状に変化するように制御される。また、第2の制御信号によって、発振器601は、図13に示されるようにFMCW信号が所定の周波数(後述するように、設定周波数(FCW))を中心として変化する周波数となるように制御される。
発振器601が電圧制御発振器である場合、発振器601は、第1の入力端子と第2の入力端子を有する。第1の入力端子に第1の制御信号(第1の制御電圧V1)と第2の制御信号(第2の電圧V2)が入力されたとする。この場合、発振器601の信号周波数は、F0+Kvco1*V1+Kvco2*V2となる。ここで、第1の入力端子の入力電圧対周波数変換利得をKvco1、第2の入力端子の入力電圧対周波数変換利得をKvco2とした。また、F0は第1の制御電圧と第2の制御電圧が0の場合の発振器の出力信号周波数であるとする。
次に、発振器601が、第1の制御信号によって、三角波状に変化するように制御されることを説明する。
選択器609にパルス信号を入力することにより、選択器609が減算器606に入力するSCWを制御し、周波数が三角波状に変化するFMCW信号を生成する。
本実施形態のパルス信号生成回路612は、三角波の周期を決定するパルス信号(第1の電圧(High)と第2の電圧(Low))を生成する。選択器609は、パルス信号により、SCW_riseとSCW_fallのどちらかを選択し、減算器606に出力する。SCW_riseは正の値で表され、SCW_fallは負の値である。選択器609は、パルス信号がHigh(第1の電圧)のときにSCW_riseを選択し、パルス信号がLow(第2の電圧)のときに、選択器609は、SCW_fallを選択する。パルス信号がHighのときに、積分器607によって出力される第1の制御信号により制御されることにより、発振器601は、変化の割合SCW_riseでFMCW信号の周波数を増加させる。一方、パルス信号がLowのときに、積部器607によって出力される第1の制御信号に制御されることにより、発振器601は、変化の割合SCW_fallでFMCW信号の周波数を減少させる。したがって、発振器601は、第1の制御信号に制御されることにより、パルス信号と同じ周期で周波数を三角波状に変化させることができる。
次に、発振器601が、第2の制御信号に制御されることにより、図13に示されるようにFMCW信号が所定の周波数(後述するように、設定周波数(FCW))を中心として変化する周波数となるように制御されることを説明する。
平均回路613は、第1の微分器603から出力される周波数の平均周波数を算出する。第2の減算器614は、平均周波数と設定周波数(FCW)との誤差を演算し、発振器601の第2の制御信号として出力する。
周波数の平均値については、第1の微分器603にて演算される周波数を用いて決定する。例えば、平均回路613は、図13で示されるようなFMCW信号の周期T1で周波数の平均周波数を算出する。第2の減算器614は、設定周波数(FCW)と平均回路613が演算した平均値との差を演算し、この差を第2の制御信号として発振器に入力する。これにより、発振器の発生する信号の周波数の平均値がFCWで示す周波数と一致するように制御がかかる。この結果、FMCW信号生成回路600は、図13に示されるように、設定周波数(FCW)にて決まる周波数を中心に、パルス信号の周期と同じ周期で周波数を三角波状に変化するFMCW信号を生成することができる。
したがって、FMCW信号生成回路600によれば、高い線形性で周波数が三角波状に変化するFMCW信号を生成することができる。また、FMCW信号生成回路600によれば、小さな回路規模と低い消費電力で実現することができる。
なお、本実施形態においては、FMCW信号を周波数の平均値により制御したが、周波数の最大値や最小値を用いても制御可能である。
(第7の実施形態)
次に、図14を用いて第7の実施形態について説明する。
本実施形態でのFMCW信号生成回路700は、第6の実施形態に係るFMCW信号生成回路600をディジタル回路とアナログ回路を用いて実現した。本実施形態にかかるFMCW信号生成回路700は、第3の実施形態に係るFMCW信号生成回路300の構成に加えて、更に、パルス信号発生器712と、平均回路713と、第2の減算器714と、電圧出力ディジタルアナログ変換器715とを備える。第3の実施形態のFMCW信号生成回路300が備える比較器308は備えない。
パルス信号発生器712が発生するパルス信号にしたがって、選択器709は、SCW_fallを選択する。減算器706は、そのSCWと第2の微分器704が出力する周波数変化量の誤差を演算する。電流出力ディジタルアナログ変換器711は、周波数変化量の誤差をアナログ変換した電流信号(アナログ誤差)を出力する。固定容量707は、その電流信号を積分し、電圧制御発振器701へ第1の制御信号を出力する。また、平均回路713は、第1の微分器703が出力する周波数を平均する。第2の減算器714が、設定周波数とその平均周波数との誤差を演算する。電圧出力ディジタルアナログ変換器715は、その周波数の誤差をアナログ変換し、電圧制御発振器701の第2の制御信号を生成する。
電圧出力ディジタルアナログ変換器715から出力される第2の制御信号は時間に対してほぼ一定となる。よって、低速の電圧出力ディジタルアナログ変換器715で実現することが可能である。
また、平均回路713、減算器706は、ディジタル回路で実現される。
FMCW信号生成回路700によれば、高い線形性で周波数が三角波状に変化するFMCW信号を生成することができる。また、FMCW信号生成回路700によれば、小さな回路規模と低い消費電力で実現することができる。
尚、本実施形態に係るFMCW信号生成回路700において、電圧制御発振器の代わりに、図15に示すような電圧・ディジタル制御発振器を用いることで電圧出力ディジタルアナログ変換器715を備えない構成とするも可能である。電圧・ディジタル制御発振器は、アナログ制御電圧とディジタル制御コードを用いて周波数を制御する。アナログ制御電圧は可変容量の制御端子に入力され、可変容量の容量値を連続的に変化させる。ディジタル制御コードはスイッチに接続された固定容量が複数並列に接続された容量バンクに入力される。ディジタル制御コードを用いてスイッチを制御し、容量バンクの容量値を離散的に変化させる。積分器707の出力電圧をアナログ制御電圧として、第2の減算器706の出力をディジタル制御コードとして用いることで、電圧出力ディジタルアナログ変換器715が不要となる。
また、FMCW信号生成回路700において、ディジタル位相検出器702と電流出力ディジタルアナログ変換器711と電圧出力ディジタルアナログ変換器715はそれぞれ異なる周期間隔で動作させてもよい。例えば、どちらか一方のディジタルアナログ変換器をオーバーサンプリング動作させることで、変換精度を高めることができる。また、ΣΔディジタルアナログ変換器を用いることで、スプリアスの原因となる周期的な成分を低減することができる。
(第8の実施形態)
図16を用いて第8の実施形態について説明する。本実施形態のレーダー装置800は、図1のFMCW信号生成回路801と、図1のFMCW信号生成回路801から出力されたFMCW信号を送信に必要な電力まで増幅する電力増幅器802と、増幅された信号を外部空間に送信する送信用アンテナ803と、外部に送信された信号がターゲットに反射して戻ってきた信号を受信する受信用アンテナ804と、その信号を増幅する増幅器805と、前記FMCW信号生成回路801のFMCW信号と増幅器805から出力された受信信号をミキシングすることによりターゲットの距離に依存した周波数を持つ正弦波信号を出力するミキサ回路806を備えることを特徴としている。なお、前述の送信・受信アンテナはアイソレータ等を使用することにより送信・受信間でひとつのアンテナを共有することも可能である他、必要に応じて送信・受信機ともに、増幅器の増加やフィルタの使用も行うことが可能である。尚、図3、図6、図8、図9、図11、図12、又は図14のFMCW信号生成回路をレーダー装置に適用しても良い。
本実施形態に係るレーダー装置800によれば、FMCW信号生成回路の消費電力を従来に比べ大きく減らすことができるため、低消費電力でありつつ必要な精度を持つレーダー装置を実現可能である。また、低消費電力で簡単な構成のFMCW信号生成回路によりCMOSプロセスなどによるワンチップ化なども容易に実現可能である。
また、図17に示されるようなFMCW信号生成回路900のように、FMCW信号生成回路400を、FMCW信号生成回路600のようにパルス信号を用いてFMCW信号を制御するように変形しても良い。即ち、図17に示されるFMCW信号生成回路900は、パルス信号の周期で、周波数変化量の絶対値を変化させ、積分器407で周波数変化量の極性の切り替えを行う。
また、図18に示されるFMCW信号生成回路1000のように、FMCW信号生成回路600において、ループフィルタを挿入しても良い。周波数変化量の誤差を演算する減算器606の出力に第1のループフィルタ1001を挿入することで、周波数変化量を制御するパスの安定性の向上、雑音の低減、オフセットの除去が実現できる。また周波数の平均値の誤差を演算する第2の減算器614の出力に第2のループフィルタ1002を挿入することで、周波数を制御するパスの安定性の向上、雑音の低減、オフセットの除去が実現できる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
100、200,300,400、450、500、600、700、801、900、1000・・・FMCW信号生成回路、101、401、501、601・・・発振器、102,402、502、602・・・位相検出器、103、303,403、503、603、703・・・第1の微分器、104、304,404、504、604、704・・・第2の微分器、105、410・・・SCW設定部、106、306、406、506、606、706・・・減算器、107、307、407、507、607、707・・・積分器、208、308、408、508・・・比較器、209,309、409、509、609、709・・・選択器、301、701・・・電圧制御発振器、302、702・・・ディジタル位相検出器、310、710・・・分周器、3000・・・負帰還部、407A・・・固定容量、311、711・・・電流出力ディジタルアナログ変換器、407B・・・第1の電流出力ディジタルアナログ変換器、407C・・・第2の電流出力ディジタルアナログ変換器、520・・・ループフィルタ、612、712・・・パルス信号生成回路、613、713・・・平均回路、614、714・・・第2の減算器、715・・・電圧出力ディジタルアナログ変換器、800・・・レーダー装置、802・・・電力増幅器、803・・・送信用アンテナ、804・・・受信用アンテナ、805・・・増幅器、806・・・ミキサ回路、1001・・・第1のループフィルタ、1002・・・第2のループフィルタ

Claims (8)

  1. 制御信号により発振周波数が制御され、FMCW信号を生成する発振器と、
    前記FMCW信号の位相を検出する位相検出器と、
    前記位相を微分して周波数を得る第1の微分器と、
    前記周波数を微分して周波数変化量を得る第2の微分器と、
    所定の値に設定された設定周波数変化量と前記周波数変化量との誤差を算出する減算器と、
    前記誤差を積分して、前記発振器の制御信号を生成する積分器と、
    を備えるFMCW信号生成回路。
  2. 制御信号により発振周波数が制御され、FMCW信号を生成する発振器と、
    前記発振器のFMCW信号を分周し分周信号を得る分周器と、
    前記分周信号の位相を検出して位相値を得るディジタル位相検出器と、
    前記位相値を微分して周波数を得る第1の微分器と、
    前記周波数を微分して周波数変化量を得る第2の微分器と、
    所定の値の設定周波数変化量と前記周波数変化量との差を算出する減算器と、
    前記差をアナログ値の誤差に変換するディジタルアナログ変換器と、
    前記誤差を積分して、制御信号を生成する積分器とを備え、
    前記第1の微分器、前記第2の微分器及び前記減算器は、ディジタル回路であることを特徴とするFMCW信号生成回路。
  3. 前記周波数が所定の第1の設定周波数より高いか否か、及び前記周波数が前記第1の設定周波数より低い第2の設定周波数より低いか否かを比較する比較器と、
    前記周波数が前記第1の設定周波数より高くなった場合、所定の負の値に設定された第2の設定周波数変化量を選択し、前記周波数が前記第2の設定周波数より低くなった場合、所定の正の値に設定された第1の設定周波数変化量を選択する選択器とを備え、
    前記減算器は、前記選択器が選択した第1の設定周波数変化量又は前記第2の設定周波数変化量と、前記周波数変化量との誤差を算出することを特徴とする
    請求項1記載のFMCW信号生成回路。
  4. 前記周波数が所定の第1の設定周波数より高いか否か、及び前記周波数が前記第1の設定周波数より低い第2の設定周波数より低いか否かを比較する比較器と、
    前記周波数が前記第1の設定周波数より高くなった場合、負の値である第2の設定周波数変化量の絶対値を選択し、前記周波数が前記第2の設定周波数より低くなった場合、正の値である第1の設定周波数変化量を選択する選択器とを備え、
    前記減算器は、前記選択器が選択した前記第1の設定周波数変化量又は前記第2の設定周波数変化量の絶対値と前記周波数変化量の絶対値との誤差を算出し、
    前記積分器は、前記周波数が前記第1の設定周波数より高くなった場合、前記誤差に「−1」をかけた値を積分し、前記周波数が前記第2の設定周波数より低くなった場合、前記誤差をそのまま積分することを特徴とする
    請求項1記載のFMCW信号生成回路。
  5. 前記周波数が所定の第1の設定周波数より高いか否か、及び前記周波数が前記第1の設定周波数より低い第2の設定周波数より低いか否かを比較する比較器を更に備え、
    前記減算器は、前記設定周波数変化量の絶対値と前記周波数変化量との誤差を算出し、
    前記積分器は、前記周波数が前記第1の設定周波数より高くなった場合、前記誤差に「−1」をかけた値を積分し、前記周波数が前記第2の設定周波数より低くなった場合、前記誤差をそのまま積分することを特徴とする
    請求項1記載のFMCW信号生成回路。
  6. 前記ディジタルアナログ変換器は、前記誤差をアナログ変換することにより電流を生成し、
    前記積分器は前記電流を蓄積する容量を有し、
    前記容量の電圧を前記制御信号として出力することを特徴とする請求項2記載のFMCW信号生成回路。
  7. 制御信号により発振周波数が制御され、FMCW信号を生成する発振器と、
    前記発振器のFMCW信号を分周する分周器と、
    前記分周されたFMCW信号の位相を検出して位相値を得るディジタル位相検出器と、
    前記位相値を微分して周波数を得る第1の微分器と、
    前記周波数を微分して周波数変化量を得る第2の微分器と、
    前記周波数が所定の第1の設定周波数より高いか否か、及び前記周波数が前記第1の設定周波数より低い第2の設定周波数より低いか否かを比較する比較器と、
    前記周波数が前記第1の設定周波数より高くなった場合、所定の負の値である第2の設定周波数変化量の絶対値を選択し、前記周波数が前記第2の設定周波数より低くなった場合、所定の正の値である第1の設定周波数変化量を選択する選択器とを備え、
    前記選択器が選択した前記第1の設定周波数変化量又は前記第2の設定周波数変化量の絶対値と、前記周波数変化量の絶対値との差である誤差を算出する減算器と、
    固定容量と第1のディジタルアナログ変換器と第2のディジタルアナログ変換器とを有し、前記発信器の制御信号を生成する積分器とを備え、
    前記第2のディジタルアナログ変換器は、前記周波数が前記第1の設定周波数より高くなった場合、前記誤差に比例した電流を固定容量から流しだし、前記第1のディジタルアナログ変換器は、前記周波数が前記第2の設定周波数より低くなった場合、前記誤差に比例した電流を前記固定容量に流し込むことを特徴とするFMCW信号生成回路。
  8. 前記周波数の平均値を演算する平均回路と、
    所定の設定周波数と前記周波数の平均値との差を算出し、前記発信器の第2の制御信号を生成する第2の減算器と、
    第1の電圧と第2の電圧を周期的に送信するパルス送信部と、
    前記パルス送信部が第1の電圧を送信したとき、正の値である第1の設定周波数変化量を選択し、前記パルス送信部が第2の電圧を送信したとき、負の値である第2の設定周波数変化量を選択する選択器とを備え、
    前記減算器は、前記選択器により選択された前記第1の設定周波数変化量又は前記第2の設定周波数変化量と、前記周波数変化量との差である誤差を算出し、
    前記積分器は、前記誤差を積分して、前記発振器の第1の制御信号を生成し、
    前記発信器は、前記第1の制御信号と前記第2の制御信号により発振周波数が制御されたFMCW信号を生成することを特徴とする
    請求項1記載のFMCW生成回路。
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