JP2010235522A - 水性毛髪洗浄剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】特定の構造を有する硫酸塩型アニオン界面活性剤、エーテルカルボン酸塩型アニオン界面活性剤、特定の抗菌剤および水を含有する、水性毛髪洗浄剤。
【選択図】なし
Description
次の成分(A)、(B)、(C):
(A)下記一般式(1)で表される硫酸塩型アニオン界面活性剤、
R1O(CH2CH2O)nSO3M (1)
(上記一般式(1)中、R1は炭素数10〜18のアルキル基またはアルケニル基を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミンまたは塩基性アミノ酸由来のカチオンを示し、nは質量平均で0〜5の数を示す。)
(B)下記一般式(2)または(3)で表されるエーテルカルボン酸塩型アニオン界面活性剤、
R2O(CH2CH2O)mCH2COOX (2)
R2C(=O)NH(CH2CH2O)mCH2COOX (3)
(上記一般式(2)および(3)中、R2は炭素数10〜18のアルキル基またはアルケニル基を示し、Xはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミンまたは塩基性アミノ酸由来のカチオンを示し、mは質量平均で0.5〜10の数を示す。)
(C)トリクロサン、トリクロカルバン、ピロクトンオーラミン、ジンクピリチオン、二硫化セレン、3−メチル−4−(1−メチルエチル)フェノール、一般式(4)で表されるベンザルコニウム塩もしくはベンゼトニウム塩および一般式(6)で表されるピリジニウム塩から選ばれる抗菌剤、
および水を含有する、水性毛髪洗浄剤が提供される。
(A)下記一般式(1)で表される硫酸塩型アニオン界面活性剤、
R1O(CH2CH2O)nSO3M (1)
(上記一般式(1)中、R1は炭素数10〜18のアルキル基またはアルケニル基を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミンまたは塩基性アミノ酸由来のカチオンを示し、nは質量平均で0〜5の数を示す。)
(B)下記一般式(2)または(3)で表されるエーテルカルボン酸塩型アニオン界面活性剤、
R2O(CH2CH2O)mCH2COOX (2)
R2C(=O)NH(CH2CH2O)mCH2COOX (3)
(上記一般式(2)および(3)中、R2は炭素数10〜18のアルキル基またはアルケニル基を示し、Xはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミンまたは塩基性アミノ酸由来のカチオンを示し、mは質量平均で0.5〜10の数を示す。)
(C)トリクロサン、トリクロカルバン、ピロクトンオーラミン、ジンクピリチオン、二硫化セレン、3−メチル−4−(1−メチルエチル)フェノール、一般式(4)で表されるベンザルコニウム塩もしくはベンゼトニウム塩および一般式(6)で表されるピリジニウム塩から選ばれる抗菌剤。
本発明の水性毛髪洗浄剤において、成分(A)は、上記一般式(1)で表されるアルキル硫酸塩またはアルキルエーテル硫酸塩である。
この中でも特に、すばやい泡立ちと高い洗浄力を有する観点から、上記一般式(1)中のR1が炭素数12〜14のアルキル基であって、nが質量平均で1〜2の数を示し、かつMがアンモニウムまたはナトリウムであるポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩が好ましい。
また、成分(A)の含有量は、泡立ち、使用時の液性、すすぎ時の指通り性のバランスを向上させる点から、本発明における水性毛髪洗浄剤全体に対して、1〜25質量%が好ましく、さらには5〜23質量%、特に8〜20質量%が好ましい。
本発明の水性毛髪洗浄剤において、成分(B)のエーテルカルボン酸塩型界面活性剤は、ポリオキシエチレン鎖を介して、疎水基とカルボキシル基とを有する化合物群であり、アルキルエーテルカルボン酸塩およびアルキルアミドエーテルカルボン酸塩を包含する。それぞれ、上記一般式(2)および(3)で表される。
カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属;
アンモニウム;
モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン由来のアンモニウム;
アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸由来のカチオンなどが挙げられる。
成分(B)の含有量は、角層膨潤抑制の観点から、水性毛髪洗浄剤全体に対してたとえば0.5質量%以上とすることができ、1質量%以上とすることが好ましく、2質量%以上とすることがさらに好ましい。また、泡立ちをさらに向上させる観点から、水性毛髪洗浄剤全体に対する成分(B)の含有量をたとえば10質量%以下とすることができ、8質量%以下とすることが好ましく、6質量%以下とすることがさらに好ましい。
成分(B)の含有量は、角層膨潤抑制、泡立ち、すすぎ時の指通りのバランスをさらに向上させる観点から、本発明の水性毛髪洗浄剤全体に対して0.5〜10質量%が好ましく、さらには1〜8質量%、特に2〜6質量%が好ましい。
この中でも、ピロクトンオーラミン、ジンクピリチオン、ベンザルコニウム塩が好ましく、特にジンクピリチオンが好ましい。
また、充分な抗菌性を得る観点から、成分(C)は、水性毛髪洗浄剤中に0.1〜4質量%、特に0.4〜3質量%含有するのが好ましい。
ここに、成分(A)、成分(B)および成分(C)を必須成分として含むことにより、泡立ち、抗フケ性および頭皮への低刺激性のバランスが向上する理由は必ずしも明らかではないが、成分(B)が頭皮の角層表面に適度に吸着して保護膜を形成することにより、成分(A)および成分(C)の機能を維持しつつ角層の膨潤を効果的に抑制するものと推察される。
カチオン界面活性剤としては、たとえば、アルキルトリメチルアンモニウム塩、アルコキシトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルアミン塩、アルコキシジメチルアミン塩、アルキルアミドジメチルアミン塩等が挙げられる。
たとえば下記一般式で表されるものが挙げられる。
R11−N+(CH3)3 Q-
(上記一般式中、R11は炭素数12〜22のアルキル基を示し、Q-はハロゲン(塩素または臭素)イオンを示す。)
具体的には、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリドなどが挙げられる。
たとえば下記一般式で表されるものが挙げられる。
R12−O−R13−N(CH3)3 Q-
(上記一般式中、R12は炭素数12〜22のアルキル基を示し、R13はエチレン基、プロピレン基もしくはヒドロキシプロピレン基を示し、Q-は上記と同じである。)
具体的には、ステアロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアロキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアロキシヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドなどが挙げられる。
たとえば下記一般式で表されるものが挙げられる。
R14 2−N+(CH3)2 Q-
(上記一般式中、R14は炭素数12〜22のアルキル基またはベンジル基を示し、Q-は上記と同じである。)
具体的には、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリドなどが挙げられる。
たとえば下記一般式で表されるものが挙げられる。
R15−N(CH3)2
(上記式中、R15は炭素数12〜22のアルキル基を示す。)
具体的には、ベヘニルジメチルアミンやステアリルジメチルアミンの有機酸塩が挙げられる。
たとえば下記一般式で表されるものが挙げられる。
R16−O−R17−N(CH3)2
(上記一般式中、R16は炭素数12〜22のアルキル基を示し、R17はエチレン基もしくはプロピレン基を示す。)
たとえば下記一般式で表されるものが挙げられる。
R18−C(=O)NH−R19−N(CH3)2
(上記一般式中、R18は炭素数11〜21のアルキル基を示し、R19はエチレン基もしくはプロピレン基を示す。)
たとえば、下記一般式(7)で表されるものが挙げられる。
(CH3)3Si−[(CH3)2SiO]d−Si(CH3)3 (7)
(上記一般式(7)中、dは3〜20,000の数を示す。)
各種のアミノ変性シリコーンが使用できるが、特に平均分子量が約3000〜100,000の、アモジメチコーン(Amodimethicone)の名称でCTFA辞典(米国、Cosmetic Ingredient Dictionary)第9版、2002年、volume1、p107中に記載されているものが好ましい。市販品としては、SM 8704C(東レ・ダウコーニング社)、DC 929(ダウ・コーニング社)、KT 1989(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社)、8500 Conditioning Agent、DOW CORNING TORAY SS−3588、DOW CORNING TORAY SILSTYLE 104(東レ・ダウコーニング社)等が挙げられる。
上記以外に、ポリエーテル変性シリコーン、メチルフェニルポリシロキサン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン等が挙げられる。
エチレングリコールモノ脂肪酸エステルとしては、エチレングリコールモノステアリン酸エステル、エチレングリコールモノベヘニン酸エステルなど、エチレングリコールジ脂肪酸エステルとしては、エチレングリコールジステアリン酸エステル、エチレングリコールジベヘニン酸エステルなどが挙げられる。エチレングリコールモノアルキルエーテルとしてはエチレングリコールモノステアリルエーテルなど、エチレングリコールジアルキルエーテルとしてはエチレングリコールジステアリルエーテルなどが挙げられる。
これらは2種以上を併用してもよく、またその含有量は、毛髪洗浄剤の保存安定性の向上および泡立て時、すすぎ時の滑らかさ向上、また毛髪洗浄剤の安定性向上の点から、本発明の水性毛髪洗浄剤中0.1〜10質量%が好ましく、さらには0.5〜5質量%、特に1〜4質量%が好ましい。
ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、アボガド油、オリーブ油、ヒマワリ油、椿油等のグリセリド;
ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ等のロウ;
セチルアルコール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、ベヘニルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール;
パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレイル、2−エチルヘキサン酸ヘキサデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸トリデシル等のエステル油;
カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ヤシ油脂肪酸、イソステアリン酸、イソパルミチン酸等の高級脂肪酸;
その他イソステアリルグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテルなどが挙げられる。これらのうち、高級脂肪酸、高級アルコール、グリセリドが好ましく、特にラウリン酸、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ヒマワリ油、椿油などが好ましい。これらの油剤は、1種単独でまたは2種以上を併用することもでき、その含有量は、本発明の水性毛髪洗浄剤中0.1〜2質量%が好ましく、さらには0.2〜1.5質量%、特に0.3〜1質量%が好ましい。
表1に示す毛髪洗浄剤を調製し、以下の評価方法により評価した。その結果を表1に示す。なお、pHは水で20質量倍希釈した際の25℃での値である。
(1)泡立ちの速さ
特開平10−73584号公報に記載の装置および方法により評価した。
すなわち、図1は、洗浄剤を適用する対象物(毛髪1)を収容する容器10、毛髪1に接触する突起物21、22、容器10内で起泡した泡を計量する計量器50、容器10に被さり、容器10内で起泡した泡を計量器50へ導出する蓋20、容器10に収容された毛髪1と突起物21、22とが摺動するように、容器10を動かすモーター30が備えられた泡立ち性能評価装置である。毛髪1を等量の水で濡らし、評価サンプル1.5mLと、ラノリンからなるモデル皮脂0.3mLとを注入孔25から注入し、起泡量を測定し、泡量が250mLになるまでの時間により評価した。
◎:100秒未満
○:100秒以上200秒未満
△:200秒以上300秒未満
×:300秒以上
10人の男性パネラーに、1ヶ月間、各洗浄剤を用いて頭髪を1日1回洗浄させた。最終洗髪後、2日間洗髪を行わずに生活させたのち、再度同じ洗浄剤組成物3gを用いた洗髪を2回行い、この2回の全洗髪液を回収した。回収した洗髪液全量を50ナイロンメッシュにてろ過し、不要なゴミ、毛髪を取り除いた。ろ液全量を予め重量を測定しておいた255ナイロンメッシュ(100×100μm)にてろ過した。該ナイロンメッシュを約48時間、室温にて風乾した後、その重量増加をフケ重量とした。10人のフケ重量の平均値を求め、以下の基準により示した。
◎:フケ重量≦30mg
○:30mg<フケ重量≦40mg
△:40mg<フケ重量≦50mg
×:50mg<フケ重量
ヒト踵部をエタノールで消毒した後、角層を削り取り、充分乾燥させた角層パウダーを用意した。この乾燥させた角層パウダーを直径5mmのNMR用測定チューブに20mg入れた後、イオン交換水で20質量倍に希釈した毛髪洗浄剤溶液0.8mLを注ぎこみ、2時間静置した際の高さを測定した。なお、評価基準は、イオン交換水の0.8mLを角層パウダー20mgに添加した場合の高さを100%とした場合の相対数値とし、数値が大きいほど角層が膨潤したことを示す。なお、評価基準は以下の通りである。
◎:110%未満
○:110%以上120%未満
△:120%以上125%未満
×:125%以上
10人の男性パネラーに、1ヶ月間、各洗浄剤を用いて頭髪を1日1回洗浄させた。1ヶ月使用後、洗髪後の頭皮のかゆみについて、5段階評価を行ない、10人の平均値が平均4.0以上を「◎」、3.2〜3.9を「○」、2.5〜3.1を「△」、2.4以下を「×」として示した。
5:かゆみが少ない
4:ややかゆみが少ない
3:普段と同じと感じる
2:ややかゆい
1:かゆい
*2 pH調整剤として用いた。
(実施例6) シャンプー
(質量%)
ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 12.5
ポリオキシエチレン(4.5)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム 4.0
ジンクピリチオン 0.3
塩化ベンザルコニウム(C12/C14=50/50) 0.2
イソデシルグリセリルエーテル 2.0
ラウリルヒドロキシスルホベタイン 1.0
カチオン化グァーガム 0.2
(「ジャガーC−13」、ローディア社)
カチオン化タラガム 0.2
(「カチナールCTR−100」、東邦化学社)
ジアリルジメチルアンモニウムクロリド/アクリルアミド共重合体 1.2
(「マーコート550」、オンデオ ナルコ社、有効分8.5質量%)
ジメチルポリシロキサン 2.0
(「シリコーンCF2450」、東レ・ダウコーニング社、有効分60%)
エチレングリコールジステアリン酸エステル 2.0
セチルアルコール 0.2
ラウリン酸 0.1
ポリオキシエチレン(16)ラウリルエーテル 0.3
ポリプロピレングリコール(質量平均分子量400) 0.5
ベンジルアルコール 0.3
エタノール 3.0
ツバキ油 0.01
パンテノール 0.05
ローヤルゼリー 0.01
精製蜂蜜 0.01
シルクエキス 0.05
塩化ナトリウム 0.2
香料 適量
pH調整剤(クエン酸) pH6.5になる量
イオン交換水 バランス
(質量%)
ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 10.0
ポリオキシエチレン(10)ミリスチルエーテル酢酸ナトリウム 4.0
塩化セチルピリジニウム 1.5
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 0.5
ラウロイルアミドプロピルベタイン 2.5
カチオン化ローカストビーンガム 0.2
(「カチナールCLB−100」、東邦化学社)
カチオン化フェヌグリークガム 0.2
(「カチナールCLB−100」、東邦化学社)
アミノポリエーテル変性シリコーン 0.2
(「シリコーンSILSTYLE104」、東レ・ダウコーニング社)
ジプロピレングリコール 3.0
ベンジルオキシエタノール 0.5
l−メントール 1.0
塩化ナトリウム 0.2
香料 適量
pH調整剤(リンゴ酸) pH7.0になる量
イオン交換水 バランス
本実施例では、以下の方法で、成分(A)を含む試料の角層膨潤抑制能を評価した。試料の配合およびpHを表2に示す。
界面活性剤として、以下のものを使用した。
成分(A):ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム
成分(B):ポリオキシエチレン(4.5)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム
比較成分(B'):ココイルメチルタウリンナトリウム
リンゴ酸または苛性ソーダを用いて試料のpHを6.0に調整した。
実施例1〜5および比較例1〜6についての上記(3)角層膨潤性の試験に準じて測定した。
具体的には、イオン交換水に、界面活性剤濃度、すなわち成分(A)および(B)または(B')の合計濃度が30mMとなるように成分(A)および(B)または(B')を加え、表2に示した各種濃度の界面活性剤サンプルを調製した。この界面活性剤濃度は、シャンプーを頭髪上で泡立て洗っている時の濃度に相当する。
一方、NMRチューブに、ヒト踵から摂取した角層パウダー20mgを入れ、上記界面活性剤サンプル0.8mLを入れて混合した。
界面活性剤サンプル添加後、2時間静置した後の角層の高さを測定した。結果を図2に示す。図2において、縦軸の「角層膨潤率」とは、界面活性剤サンプルに代えてイオン交換水0.8mLを添加した後2時間静置した試料中の角層の高さを100%として、各サンプルの角層の高さの測定値を相対数値で示したものである。数値が大きいほど角層が膨潤したことを示す。
なお、以上においては、便宜上、成分(A)および(B)を用いた例を示したが、図2に示した傾向は、さらに成分(C)を含有する場合にも同様に認められる。
10 容器
20 蓋
21 突起物
22 突起物
25 注入孔
30 モーター
50 計量器
Claims (3)
- 次の成分(A)、(B)、(C):
(A)下記一般式(1)で表される硫酸塩型アニオン界面活性剤、
R1O(CH2CH2O)nSO3M (1)
(上記一般式(1)中、R1は炭素数10〜18のアルキル基またはアルケニル基を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミンまたは塩基性アミノ酸由来のカチオンを示し、nは質量平均で0〜5の数を示す。)
(B)下記一般式(2)または(3)で表されるエーテルカルボン酸塩型アニオン界面活性剤、
R2O(CH2CH2O)mCH2COOX (2)
R2C(=O)NH(CH2CH2O)mCH2COOX (3)
(上記一般式(2)および(3)中、R2は炭素数10〜18のアルキル基またはアルケニル基を示し、Xはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミンまたは塩基性アミノ酸由来のカチオンを示し、mは質量平均で0.5〜10の数を示す。)
(C)トリクロサン、トリクロカルバン、ピロクトンオーラミン、ジンクピリチオン、二硫化セレン、3−メチル−4−(1−メチルエチル)フェノール、一般式(4)で表されるベンザルコニウム塩もしくはベンゼトニウム塩および一般式(6)で表されるピリジニウム塩から選ばれる抗菌剤、
および水を含有する、水性毛髪洗浄剤。 - 当該水性毛髪洗浄剤全体に対して前記成分(C)を0.1〜4質量%含む、請求項1に記載の水性毛髪洗浄剤。
- 前記成分(A)および(B)の合計に対する前記成分(B)の割合が、質量割合で、50%以下である、請求項1または2に記載の水性毛髪洗浄剤。
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