JP2010212417A - 固体撮像素子、撮像装置、固体撮像素子の駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】光電変換された電荷の電荷蓄積部への電荷注入効率を高めることが可能な固体撮像素子を提供する。
【解決手段】半導体基板内に形成された光電変換部3を含む画素部100を複数有する固体撮像素子10であって、半導体基板上方に設けられ、光電変換部3の一部の上方に開口が形成された遮光膜Wを備え、画素部100は、光電変換部3で発生した電荷を蓄積するためのフローティングゲートFGを半導体基板とコントロールゲートCGとの間に有する不揮発性メモリトランジスタMTを有し、不揮発性メモリトランジスタMTのフローティングゲートFG及びチャネル領域6は遮光膜Wによって覆われており、光電変換部3が、不揮発性メモリトランジスタMTのチャネル領域6の下まで延在している。
【選択図】図3
【解決手段】半導体基板内に形成された光電変換部3を含む画素部100を複数有する固体撮像素子10であって、半導体基板上方に設けられ、光電変換部3の一部の上方に開口が形成された遮光膜Wを備え、画素部100は、光電変換部3で発生した電荷を蓄積するためのフローティングゲートFGを半導体基板とコントロールゲートCGとの間に有する不揮発性メモリトランジスタMTを有し、不揮発性メモリトランジスタMTのフローティングゲートFG及びチャネル領域6は遮光膜Wによって覆われており、光電変換部3が、不揮発性メモリトランジスタMTのチャネル領域6の下まで延在している。
【選択図】図3
Description
本発明は、固体撮像素子、撮像装置、固体撮像素子の駆動方法に関する。
従来、光電変換によって発生した電荷をフローティングゲート等の電荷蓄積部を有する不揮発性MOSメモリトランジスタによって記録し、該電荷に応じた信号を読み出すことを特徴とする固体撮像素子が提案されている(特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載の固体撮像素子は、小型化を図るために、不揮発性メモリトランジスタの電荷蓄積層直下の基板領域を光電変換領域としている。この構成では、光電変換領域に光を入射させるために、基板上に不揮発性メモリトランジスタの領域に対応した開口を持つ遮光膜を設け、不揮発性メモリトランジスタのゲート電極及びフローティングゲートを光透過性のある材料にしている。この構成では、ゲート電極が特に短波長光(例えば青色光)の進入を著しく阻害し、逆に長波長光(例えば赤色光)は透過するために感度に寄与するといった色再現(ホワイトバランス)上のアンバランスを引き起こしてしまう。また、入射光の角度によってゲート電極におけるケラレ量が大きく変化し、輝度及び色シェーディングの原因ともなる。また、信号の読み出し時にはメカニカルシャッタによって不揮発性メモリトランジスタへの光の進入を防止する必要があり、カメラに搭載したときのコストが高くなる。
これに対し、特許文献2に記載の固体撮像素子は、不揮発性メモリトランジスタの横に光電変換領域が形成され、この光電変換領域上方に遮光膜開口が設けられている。この構成によれば、入射光が光電変換領域に直接進入することができるため、色再現上のアンバランスの発生や輝度及び色シェーディングの発生といった問題は解決することができる。また、不揮発性メモリトランジスタは遮光されているため、メカニカルシャッタが不要となり、カメラに搭載したときのコストを抑えることができる。
このように、特許文献2に記載の固体撮像素子は、特許文献1に記載の固体撮像素子よりも優れた点が多いため、実用性は高い。特許文献2に記載のような固体撮像素子では、一般的なMOSイメージセンサと同等の量の電荷を光電変換素子で発生させることができるため、この電荷をいかに効率良くフローティングゲートに注入するかが求められる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、光電変換された電荷の電荷蓄積部への電荷注入効率を高めることが可能な固体撮像素子、その駆動方法、及び撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の固体撮像素子は、半導体基板内に形成された光電変換部を含む画素部を複数有する固体撮像素子であって、前記半導体基板上方に設けられ、前記光電変換部の一部の上方に開口が形成された遮光膜を備え、前記画素部は、前記光電変換部で発生した電荷を蓄積するための電荷蓄積部を前記半導体基板とゲート電極との間に有するトランジスタを有し、前記トランジスタの前記電荷蓄積部及びチャネル領域は前記遮光膜によって覆われており、前記光電変換部が、前記トランジスタのチャネル領域の下まで延在している。
本発明の撮像装置は、前記固体撮像素子を備える。
本発明の固体撮像素子の駆動方法は、前記トランジスタを駆動して前記電荷蓄積部に前記電荷を注入する制御を行う電荷注入制御ステップと、前記トランジスタの閾値電圧変化を信号として読み出す制御を行う信号読み出し制御ステップとを備え、前記電荷注入制御ステップでは、前記電荷の注入時に前記トランジスタの前記ゲート電極に電圧を印加すると共に、前記トランジスタの前記ソース領域と前記ドレイン領域に前記ゲート電極に印加する電圧とは逆極性の電圧を印加する。
本発明によれば、光電変換された電荷の電荷蓄積部への電荷注入効率を高めることが可能な固体撮像素子、その駆動方法、及び撮像装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を説明するための固体撮像素子について図面を参照して説明する。この固体撮像素子は、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置や、携帯電話機や電子内視鏡等の撮像ユニットに搭載して用いられるものである。
図1は、本発明の一実施形態を説明するための固体撮像素子の概略構成を示す平面模式図である。図2は、図1に示す画素部の平面レイアウト例を示す平面模式図である。図3は、図2に示す画素部のA−A’線断面模式図である。図4は、図2に示す画素部のB−B’線断面模式図である。図5は、図2に示す画素部の等価回路図である。
固体撮像素子10は、同一平面上の行方向とこれに直交する列方向にアレイ状(ここでは正方格子状)に配列された複数の画素部100を備える。
画素部100は、N型シリコン基板1とこの上に形成されたPウェル層2からなる半導体基板内に形成されたN型不純物層3を備える。N型不純物層3はPウェル層2内に形成され、このN型不純物層3とPウェル層2とのPN接合により、光電変換部として機能するフォトダイオード(PD)が形成される。以下では、N型不純物層3のことを光電変換部3と言う。光電変換部3は、その表面に完全空乏化や暗電流抑制のためにP型不純物層5が形成された、所謂埋め込み型フォトダイオードとなっている。
図5に示すように、画素部100には、光電変換部3の他、光電変換部3で発生した電荷を蓄積するための半導体基板上方に設けられた電荷蓄積部であるフローティングゲートFGを含む不揮発性メモリトランジスタMTと、光電変換部3に蓄積されている電荷をリセットドレインRDに排出するリセットトランジスタRTとが含まれる。
隣接する画素部100同士は、pウェル層2内に形成された素子分離層4によって分離されている。素子分離法には、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法、STI(Shallow Trench Isolation)法、及び高濃度不純物イオン注入による方法等が適用できる。
不揮発性メモリトランジスタMTは、光電変換部3の隣に離間して設けられたN型不純物からなるソース領域Sと、光電変換部3の隣に離間して設けられたN型不純物からなるドレイン領域Dと、ソース領域Sとドレイン領域Dとの間に形成されたP型不純物からなるチャネル領域6と、ソース領域Sとドレイン領域Dとの間の半導体基板上方に酸化膜7を介して設けられた電気的に浮遊したフローティングゲートFGと、フローティングゲートFGの上方に絶縁膜14を介して設けられたコントロールゲートCG(ゲート電極)とを備えたMOSトランジスタ構造となっている。チャネル領域6は、コントロールゲートCGに印加される電圧が所定値のときにキャリアが流れる領域である。ここでは、ソース領域Sとドレイン領域Dとで挟まれた領域にP型不純物を注入してチャネル領域6を形成しているが、ここをpウェル層2のままとしても良い。
コントロールゲートCGを構成する導電性材料は、例えばポリシリコンを用いることができる。リン(P)、砒素(As)、ボロン(B)を高濃度にドープしたドープドポリシコンでも良い。あるいは、チタン(Ti)やタングステン(W)等の各種金属とシリコンを組み合わせたシリサイド(Silicide)やサリサイド(Self-alingn Silicide)でも良い。フローティングゲートFGを構成する導電性材料は、コントロールゲートCGと同じものを用いることができる。
図2のレイアウト例では、ソース領域Sとドレイン領域Dが行方向に並べて配置されており、これらの間を、フローティングゲートFG及びコントロールゲートCGが列方向に延びるように細長く形成されている。コントロールゲートCGは、行方向に延びるアルミ配線であるゲート制御線CGLの下方まで延びており、ここで、アルミニウム等で形成されたコンタクト部CGaによりゲート制御線CGLと接続されている。ゲート制御線CGLは、行方向に並ぶ画素部100からなるライン毎に設けられている。各ラインのゲート制御線CGLは制御部40に接続されており、ライン毎に独立に電圧を印加できるようになっている。
ドレイン領域D上方には、列方向に延びるアルミ配線である列信号線12の一部が延びてきており、この一部とドレイン領域Dとがアルミニウム等で形成されたコンタクト部12aにより電気的に接続されている。列信号線12は、列方向に並ぶ画素部100からなる列毎に設けられており、後述する読み出し回路20に接続されている。
ソース領域S上にはアルミニウム等で形成されたコンタクト部13aが形成され、コンタクト部13aには配線13が接続されている。配線13は、列信号線12の下を通過して列信号線12の左隣のアルミ配線であるソース線10の下まで延びている。配線13とソース線10はアルミニウム等で形成されたコンタクト部10aにより電気的に接続されている。ソース線10は、列方向に並ぶ画素部100からなる列毎に設けられており、所定の電位(例えば接地電位)に接続されている。
リセットトランジスタRTは、ソース領域として機能する光電変換部3と、光電変換部3の隣に離間して設けられたN型不純物からなるドレイン領域RDと、光電変換部3とドレイン領域RDとの間の半導体基板上方に酸化膜7を介して設けられたリセットゲートRGとを備えたMOSトランジスタ構造となっている。
図2のレイアウト例では、リセットゲートRGは、行方向に延びるアルミ配線であるリセット制御線RLの下方まで延びており、ここで、アルミニウム等で形成されたコンタクト部RGaによりリセット制御線RLと接続されている。リセット制御線RLは、行方向に並ぶ画素部100からなるライン毎に設けられている。各ラインのリセット制御線RLは制御部40に接続されており、ライン毎に独立に電圧を印加できるようになっている。制御部40からリセット制御線RLを介してリセットパルスが印加されることで、リセットトランジスタRTはオンし、光電変換部3に蓄積されている電荷がリセットトランジスタRTのドレインRDへと排出される構成となっている。
ドレイン領域RD上方には、列方向に延びるアルミ配線であるリセット電源線11の一部が延びてきており、この一部とドレイン領域RDとがアルミニウム等で形成されたコンタクト部11aにより電気的に接続されている。リセット電源線11は、列方向に並ぶ画素部100からなる列毎に設けられており、所定の電源電圧に接続されている。
なお、リセットトランジスタRTや不揮発性メモリトランジスタMTの配置は、図2に示したものに限らず、スペースに応じて適当に配置すれば良い。
図1に戻り、固体撮像素子10は、不揮発性メモリトランジスタMTの制御を行う制御部40と、不揮発性メモリトランジスタMTの閾値電圧を検出する読み出し回路20と、読み出し回路20で検出された1ライン分の閾値電圧を撮像信号として信号線70に順次読み出す制御を行う水平シフトレジスタ50と、信号線70に接続された出力アンプ60とを備える。
読み出し回路20は、列方向に並ぶ画素部100で構成される各列に対応して設けられており、対応する列の各画素部100の不揮発性メモリトランジスタMTのドレイン領域Dに列信号線12を介して接続されている。また、読み出し回路20は制御部40にも接続されている。
読み出し回路20は、図1(b)に示すように、読み出し制御部20aと、センスアンプ20bと、プリチャージ回路20cと、ランプアップ回路20dと、トランジスタ20e,20fとを備えた構成となっている。
読み出し制御部20aは、画素部100から撮像信号を読み出す際、トランジスタ20fをオンしてプリチャージ回路20cから画素部100の不揮発性メモリトランジスタMTのドレイン領域Dに列信号線12を介してドレイン電圧を供給する(プリチャージ)。次に、トランジスタ20eをオンして画素部100の不揮発性メモリトランジスタMTのドレイン領域Dとセンスアンプ20bを導通させる。
センスアンプ20bは、画素部100のドレイン領域Dの電圧を監視し、この電圧が変化したことを検出し、ランプアップ回路20dにその旨を通知する。例えば、プリチャージ回路20cによってプリチャージされたドレイン電圧が降下したことを検出しセンスアンプ出力を反転させる。
ランプアップ回路20dは、N−bitカウンタ(例えばN=8〜12)を内蔵しており、制御部40を介して画素部100のコントロールゲートCGに漸増または漸減するランプ波形電圧を供給すると共に、ランプ波形電圧の値に対応するカウント値(N個の1、0の組み合わせ)を出力する。
コントロールゲートCGの電圧が不揮発性メモリトランジスタMTの閾値電圧を越えると不揮発性メモリトランジスタMTが導通し、このとき、プリチャージされていた列信号線12の電位が降下する。これがセンスアンプ20bによって検出されて反転信号が出力される。ランプアップ回路20dは、この反転信号を受けた時点におけるランプ波形電圧の値に対応するカウント値を保持(ラッチ)する。これにより、デジタル値(1,0の組み合わせ)として閾値電圧の変化(撮像信号)を読み出すことができる。
水平シフトレジスタ50により1つの水平選択トランジスタ30が選択されると、その水平選択トランジスタ30に接続されたランプアップ回路20dで保持されているカウンタ値が信号線70に出力され、これが撮像信号として出力アンプ60から出力される。
なお、読み出し回路20による不揮発性メモリトランジスタMTの閾値電圧の変化を読み出す方法としては上述したものに限らない。例えば、コントロールゲートCGとドレイン領域Dに一定の電圧を印加した場合の不揮発性メモリトランジスタMTのドレイン電流を撮像信号として読み出しても良い。
制御部40は、不揮発性メモリトランジスタMTを制御し、光電変換部3で発生した電荷をフローティングゲートFGに注入して蓄積させる駆動を行う。不揮発性メモリトランジスタMTでは、コントロールゲートCGに書き込みパルスが印加されることで、ファウラ−ノルドハイム(F−N)トンネル電流を用いて電荷を注入するFNトンネル注入、ダイレクトトンネル注入等により、光電変換部3で発生した電荷がフローティングゲートFGに注入されて蓄積されるようになっている。
また、制御部40は、上述した方法で不揮発性メモリトランジスタMT及び読み出し回路20を制御して、フローティングゲートFGに蓄積された電荷に応じた撮像信号を読み出す駆動を行う。
また、制御部40は、各画素部100の露光期間(1つの画像データを生成するための撮像信号を得るために光電変換部3を露光する期間)の開始直前までに光電変換部3で発生して蓄積された電荷を外部に排出して光電変換部3を空の状態にするリセット駆動と、フローティングゲートFGに蓄積された電荷を半導体基板に排出して消去する電荷消去駆動も行う。
各種配線の位置関係は、ゲート制御線CGL、リセット制御線RL、及び配線13よりも、ソース線10、リセット電源線11、及び列信号線12の方が上層に形成されたものとなっている。
画素部100は、例えばタングステン等で構成された遮光膜Wによって、光電変換部3の一部以外の領域に光が入射しない構造になっている。図2及び図3に示したように、半導体基板上方(ソース線10、リセット電源線11、及び列信号線12よりも上)には光電変換部3の一部の上方に開口WHが形成された遮光膜Wが形成されている。
固体撮像素子10では、フローティングゲートFGへの電荷注入効率向上を目的として、図2及び図3に示したように、光電変換部3が、遮光膜Wの開口WHの下方だけでなく、不揮発性メモリトランジスタMTのチャネル領域6の下まで延在している点を最大の特徴としている。
図3に示すように、光電変換部3は、開口WH下方に形成された本体部3aと、そこからチャネル領域6の下まで延びる延在部3bとで構成されている。なお、図面上では本体部3aと延在部3bとに境界線(破線)を記してあるが、これは説明のためであり、実際にはこのような境界は存在しない。
本体部3aは、光を受光するために開口WHの下方に形成した部分である。延在部3bは、pウェル層2内部で不揮発性メモリトランジスタMTのチャネル領域6の下まで本体部3aから延在させた部分である。延在部3bは、平面視においては、本体部3aのソース領域Sとドレイン領域Dの間の領域に対向する位置から、該領域に向かって列方向に延びて形成されている。即ち、平面視において不揮発性メモリトランジスタMTやリセットトランジスタRTの形成される領域においては、不揮発性メモリトランジスタMTのチャネル領域6の下にのみ光電変換部3が存在するように、光電変換部3を形成した構成となっている。
チャネル領域6は、コントロールゲートCG及びフローティングゲートFGの直下にあるため、このチャネル領域6の下(好ましくはチャネル領域6と平面視で重なる範囲の全て)まで光電変換部3を延在させることで、光電変換部3の電荷をFNトンネル注入或いはダイレクトトンネル注入によってフローティングゲートFGに注入する場合に、コントロールゲートCGに印加した電圧(CG電圧)によってほぼ垂直方向に光電変換部3からフローティングゲートFGに電界を加えることができる。これにより、光電変換部3の電荷がコントロールゲートCGの方向に向かって加速されやすくなり、従来技術に比べ、同じトンネル電流を得るのにより低いCG電圧でトンネリングを起こさせることができる。従来技術では、光電変換部の一部がコントロールゲートやフローティングゲートの下まで延在している構成となっているが、トランジスタのチャネル領域を確保するために、光電変換部とコントロールゲートとの重なり部分を大きくすることが難しい。この結果、光電変換部からコントロールゲートとフローティングゲートを見た場合、コントロールゲートに印加した電圧の方向(電界)が斜め方向になり、効率的なトンネル電流の発生が阻害される恐れがある。これに対し、固体撮像素子10では、チャネル領域6を確保しつつ、このチャネル領域6の下に光電変換部3を延在させているため、光電変換部3とコントロールゲートCGとの重なり部分の大きさには制限がなくなり、電界方向をほぼ垂直にすることができ、効率的にトンネル電流を発生させることができる。
光電変換部3は、イオン注入の際のマスクパターンの制御によって基板表面に平行な方向の長さを制御することでき、イオン注入エネルギの制御によって基板表面に垂直な方向の長さを制御することできる。このようにすることで、本体部3aと延在部3bからなる光電変換部3を形成することが可能である。
次に、以上のように構成された固体撮像素子の駆動方法を説明する。
図6は、図1に示す固体撮像素子の駆動方法を説明するためのタイミングチャートである。図6では、任意のラインの画素部100内の各部に供給される電圧変化を時間と共に示してある。
固体撮像素子10では、撮影指示を受けると、これをスタートトリガとして、制御部40が、全ての画素部100のリセットトランジスタRTのリセットゲートRGにリセットパルスを供給する。これにより、光電変換部3に蓄積されていた不要電荷がリセットトランジスタRTのドレインRDへと排出され、全ての画素部100で露光期間(電荷蓄積期間)が開始される。
露光期間終了後、制御部40は、全ての画素部100のコントロールゲートCGに書き込み電圧Vpを供給して、露光期間中に光電変換部3で発生した電荷をフローティングゲートFGに注入する。光電変換部3に蓄積された電荷は、本体部3aから延在部3bに移動し、この延在部3bからチャネル領域6を介してフローティングゲートFGへと注入される。なお、書き込み電圧の供給は、露光期間の終了と同時に開始する方法と、露光期間の開始と同時に開始し、露光期間の終了と同時に終了する方法のどちらを採用しても良い。
制御部40は、書き込み電圧Vpの印加と同時に、全ての画素部100の不揮発性メモリトランジスタMTのソース領域Sとドレイン領域Dに書き込み電圧Vpとは逆極性の電圧も印加する。これにより、光電変換部3からフローティングゲートFGへの電荷注入期間中において、ソース領域Sとドレイン領域DからフローティングゲートFGへの電荷の注入が抑制される。なお、このソース領域Sとドレイン領域Dへの電圧印加は必須ではない。この電圧印加を行う場合には、ソース線10と列信号線12に電圧を印加する回路(列信号線12に電圧を印加する回路はプリチャージ回路20cを用いても良い)を設けるか、制御部40からこの電圧を印加できるようにしておくかすれば良い。
フローティングゲートFGへの電荷注入終了後、制御部40は、1ライン目の各画素部100のフローティングゲートFGのドレイン電位をVrに設定(プリチャージ)し、1ライン目の各画素部100のコントロールゲートCGへのランプ波形電圧(読み出し電圧Vread)の印加を開始する。そして、1ライン目の不揮発性メモリトランジスタMTのドレイン電位が降下した時点でのランプ波形電圧の値に対応するカウント値が各読み出し回路20内で保持され、このカウント値が撮像信号として出力アンプ60から出力される。制御部40は、2ライン目以降にも同様の駆動を行って、全てのラインのフローティングゲートFGに蓄積されていた電荷に応じた撮像信号を出力させる。
全ラインから撮像信号を出力させた後、制御部40は、全ての画素部100のコントロールゲートCGに負極性の消去電圧−Veを印加し、半導体基板に正極性の電圧Vccを印加する。これによりフローティングゲートFGに蓄積されていた電荷は、半導体基板に引き抜かれて消去される。また、制御部40は、消去電圧−Veの印加と同時に、全ての画素部100の不揮発性メモリトランジスタMTのソース領域Sとドレイン領域Dに消去電圧−Veとは逆極性の電圧も印加する。これにより、フローティングゲートFGから半導体基板への電荷の引き抜きが促進される。なお、このソース領域Sとドレイン領域Dへの電圧印加も必須ではない。この電圧印加を行う場合には、ソース線10と列信号線12に電圧を印加する回路(列信号線12に電圧を印加する回路はプリチャージ回路20cを用いても良い)を設けるか、制御部40からこの電圧を印加できるようにしておくかすれば良い。
フローティングゲートFGの電荷を消去した後、制御部40は、1ライン目の各画素部100のフローティングゲートFGのドレイン電位をVrに設定(プリチャージ)し、1ライン目の各画素部100のコントロールゲートCGへのランプ波形電圧(読み出し電圧Vread)の印加を開始する。そして、1ライン目の不揮発性メモリトランジスタMTのドレイン電位が降下した時点でのランプ波形電圧の値に対応するカウント値が各読み出し回路20内で保持され、このカウント値が撮像信号として出力アンプ60から出力される。制御部40は、2ライン目以降にも同様の駆動を行って、全てのラインのフローティングゲートFGに蓄積されていた電荷に応じた撮像信号を出力させる。これにより、先の露光期間で得た撮像信号の黒レベルを得ることもできる。
以上のように、固体撮像素子10によれば、光電変換部3が不揮発性メモリトランジスタMTのチャネル領域6の下まで延在しているため、フローティングゲートFGへの電荷注入効率を向上させることができる。この結果、感度向上等の効果を得ることができる。
また、固体撮像素子10によれば、各画素部100にリセットトランジスタRTが設けられているため、このリセットトランジスタRTを用いることで、電子シャッタを実現することができる。この結果、メカシャッタレスグローバルシャッタ機能を有した固体撮像素子を実現することができる。また、固体撮像素子10は、特許文献1,2の構成のように、フローティングゲートFGへの電荷注入と撮像信号の読み出しとを複数のトランジスタで行うのではなく、1つの不揮発性メモリトランジスタMTで行っている。つまり、メカシャッタレスグローバルシャッタ機能を有した固体撮像素子を、各画素部100にリセットトランジスタRTと不揮発性メモリトランジスタMTの2つのトランジスタを設けるだけで実現することができる。特許文献1,2に記載の構成にリセットトランジスタを追加する構成と比較すると、トランジスタ数を減らすことができ、画素微細化が容易になると共に、コスト削減が可能となる。
また、固体撮像素子10によれば、不揮発性メモリトランジスタMTの機能を2つのトランジスタで実現する特許文献2の構成と比較すると、フローティングゲートFGの面積を小さくすることができる。このため、フローティングゲートFGへの注入電荷量に対する不揮発性メモリトランジスタMTの閾値電圧変化を大きくすることができ、高い光電変換効率を得ることができる。
また、固体撮像素子10では、光電変換部3と不揮発性メモリトランジスタMTとを完全に独立して形成している。特許文献2の構成のように、不揮発性メモリトランジスタMTのソース領域を光電変換部3と兼用する構成であっても良いが、不揮発性メモリトランジスタMTを光電変換部3とは独立した構成とすることで、撮像信号の読み出し期間中に、不揮発性メモリトランジスタMTのソース領域S及びドレイン領域Dに電荷注入抑制のための電圧を印加することが可能となり、ノイズを抑制してSN比を向上させることができる。また、フローティングゲートFGから電荷を消去する際に、ソース領域S及びドレイン領域Dに消去促進のための電圧を印加することもできるため、フローティングゲートFGに前の露光の電荷が残留するのを効果的に防ぐことができる。
以下、固体撮像素子10の変形例について説明する。
(第一の変形例)
図7は、図1に示す固体撮像素子10の画素部の第一の変形例を示す平面模式図である。図8は、図7に示すA−A’線断面模式図である。図9は、図7に示すB−B’線模式図である。
図7は、図1に示す固体撮像素子10の画素部の第一の変形例を示す平面模式図である。図8は、図7に示すA−A’線断面模式図である。図9は、図7に示すB−B’線模式図である。
図1の固体撮像素子10では、平面視において不揮発性メモリトランジスタMTやリセットトランジスタRTが配置される領域のうち、不揮発性メモリトランジスタMTのチャネル領域6の下方にのみ光電変換部3が存在するように、光電変換部3の一部を延在させているのに対し、第一の変形例の固体撮像素子では、平面視においてソース領域S及びドレイン領域DやリセットドレインRDの下方にも光電変換部3が存在するように、光電変換部3を延在させている点が異なる。
このような構成であっても、フローティングゲートFGへの電荷注入効率を向上させることができる。
(第二の変形例)
第二の変形例の固体撮像素子の平面模式図は図2に示したものと同じであるため、これを援用する。図10は、図1に示す固体撮像素子10の第二の変形例を示す図であり、図2のA−A’線断面模式図である。図11は、図1に示す固体撮像素子10の第二の変形例を示す図であり、図2のB−B’線断面模式図である。なお、図10において図3と同じ構成には同一符号を付し、図11において図4と同じ構成には同一符号を付してある。
第二の変形例の固体撮像素子の平面模式図は図2に示したものと同じであるため、これを援用する。図10は、図1に示す固体撮像素子10の第二の変形例を示す図であり、図2のA−A’線断面模式図である。図11は、図1に示す固体撮像素子10の第二の変形例を示す図であり、図2のB−B’線断面模式図である。なお、図10において図3と同じ構成には同一符号を付し、図11において図4と同じ構成には同一符号を付してある。
第二の変形例の固体撮像素子は、光電変換部3が、開口WHの下方からチャネル領域6の下まで延在すると共に、チャネル領域6の下でそこからチャネル領域6に近づくように形成した構成となっている。図10,図11に示すように、光電変換部3は、本体部3aと、本体部3aの下端部から半導体基板表面に平行な方向にチャネル領域6の下まで延びた延在部3bと、延在部3bの先端部からチャネル領域6に向かって基板に垂直な方向に延びた延在部3cとから構成されている。なお、図面上では延在部3bと延在部3cとに境界線(破線)を記してあるが、これは説明のためであり、実際にはこのような境界は存在しない。
この構成によれば、光電変換部3のチャネル領域6との重なり部分がフローティングゲートFGにより近い位置に来るため、電荷をより効率的に注入することが可能となる。
なお、以上の説明では、不揮発性メモリトランジスタMTとしてフローティングゲートFGを有するMOSトランジスタを例にしたが、不揮発性メモリトランジスタMTにはMOS構造以外の構造も採用することができる。例えば、フローティングゲートFGを窒化膜にし、コントロールゲートCGを該窒化膜上に直接形成したMNOS型のトランジスタ構造や、フローティングゲートFGを窒化膜にしたMONOS型のトランジスタ構造であっても良い。いずれの場合も、窒化膜が電荷を蓄積する電荷蓄積部として機能する。
また、以上の説明では、取り扱い電荷(信号として取り出す電荷)が電子の場合を想定しているが、取り扱い電荷が正孔の場合でも考え方は一緒である。取り扱い電荷が正孔の場合には、図面においてN型領域とP型領域を入れ替え、各部に印加する電圧の極性を逆にすれば良い。
以上説明したように、本明細書には以下の事項が開示されている。
開示された固体撮像素子は、半導体基板内に形成された光電変換部を含む画素部を複数有する固体撮像素子であって、前記半導体基板上方に設けられ、前記光電変換部の一部の上方に開口が形成された遮光膜を備え、前記画素部は、前記光電変換部で発生した電荷を蓄積するための電荷蓄積部を前記半導体基板とゲート電極との間に有するトランジスタを有し、前記トランジスタの前記電荷蓄積部及びチャネル領域は前記遮光膜によって覆われており、前記光電変換部が、前記トランジスタのチャネル領域の下まで延在している。
この構成により、トランジスタのチャネル領域の下に光電変換部が存在することになるため、遮光膜開口から入った光に応じて光電変換部で発生した電荷を、光電変換部のチャネル領域との重なり部分からチャネル領域を介して電荷蓄積部へと効率的に注入することができる。
開示された固体撮像素子は、前記光電変換部が、前記チャネル領域の下でそこから前記チャネル領域に近づくように形成されている。
この構成により、チャネル領域との重なり部分が電荷蓄積部に近い位置に来るため、電荷をより効率的に注入することが可能となる。
開示された固体撮像素子は、前記画素部が、前記光電変換部に蓄積されている電荷をドレインに排出するリセットトランジスタを備える。
この構成により、メカニカルシャッタなしでも光電変換部の露光時間を制御することができる。また、画素部に含まれるトランジスタ数を最低で2つにすることができ、画素部の微細化が容易となる。
開示された固体撮像素子は、前記トランジスタのソース領域及びドレイン領域が、前記光電変換部とは独立して形成されている。
この構成により、光電変換部とトランジスタが完全に独立しているため、例えば光照射がない状態で電荷蓄積部から電荷に応じた信号を読み出す場合でも、光電変換部から不要な電荷が注入されてしまうのを防ぐことができる。
開示された固体撮像素子は、前記光電変換部が、前記トランジスタが形成される領域のうち前記ソース領域と前記ドレイン領域の間の前記チャネル領域の下にのみ存在するように形成されている。
この構成により、電荷の注入効率を向上させることができる。
開示された固体撮像素子は、前記トランジスタを駆動して前記電荷蓄積部に前記電荷を注入する制御を行う電荷注入制御手段と、前記トランジスタの閾値電圧変化を信号として読み出す制御を行う信号読み出し制御手段とを備える。
この構成により、電荷の注入と信号の読み出しを別々のトランジスタにしている従来構成と比較してトランジスタ数を減らすことができ、画素微細化が容易となる。また、電荷蓄積部の面積も小さくなるため、注入電荷量に対する閾値電圧変化を大きくすることができる。
開示された固体撮像素子は、前記トランジスタを駆動して前記電荷蓄積部に前記電荷を注入する制御を行う電荷注入制御手段と、前記トランジスタの閾値電圧変化を信号として読み出す制御を行う信号読み出し制御手段とを備え、前記電荷注入制御手段が、前記電荷の注入時に前記トランジスタの前記ゲート電極に電圧を印加すると共に、前記トランジスタの前記ソース領域と前記ドレイン領域に前記ゲート電極に印加する電圧とは逆極性の電圧を印加する。
この構成により、電荷の注入時にソース領域とドレイン領域から電荷蓄積部に電荷が注入されてしまうのを抑制することができ、ノイズを減らすことができる。
開示された固体撮像素子は、前記電荷蓄積部に蓄積された電荷を前記半導体基板に引き抜いてこれを消去する電荷消去手段を備え、前記電荷消去手段は、前記電荷の引き抜き時、前記トランジスタの前記ゲート電極に電圧を印加すると共に、前記トランジスタの前記ソース領域と前記ドレイン領域に前記ゲート電極に印加する電圧とは逆極性の電圧を印加する。
この構成により、電荷の引き抜きが促進されるため、高速に電荷を消去することができる。また、電荷が残留するのを防ぐことができる。
開示された撮像装置は、前記固体撮像素子を備える。
開示された固体撮像素子の駆動方法は、前記トランジスタを駆動して前記電荷蓄積部に前記電荷を注入する制御を行う電荷注入制御ステップと、前記トランジスタの閾値電圧変化を信号として読み出す制御を行う信号読み出し制御ステップとを備え、前記電荷注入制御ステップでは、前記電荷の注入時に前記トランジスタの前記ゲート電極に電圧を印加すると共に、前記トランジスタの前記ソース領域と前記ドレイン領域に前記ゲート電極に印加する電圧とは逆極性の電圧を印加する。
開示された固体撮像素子の駆動方法は、前記電荷蓄積部に蓄積された電荷を前記半導体基板に引き抜いてこれを消去する電荷消去ステップを備え、前記電荷消去ステップでは、前記電荷の引き抜き時、前記トランジスタの前記ゲート電極に電圧を印加すると共に、前記トランジスタの前記ソース領域と前記ドレイン領域に前記ゲート電極に印加する電圧とは逆極性の電圧を印加する。
3 光電変換部
6 チャネル領域
10 固体撮像素子
100 画素部
MT 不揮発性メモリトランジスタ
FG フローティングゲート
CG コントロールゲート
W 遮光膜
WH 遮光膜開口
6 チャネル領域
10 固体撮像素子
100 画素部
MT 不揮発性メモリトランジスタ
FG フローティングゲート
CG コントロールゲート
W 遮光膜
WH 遮光膜開口
Claims (12)
- 半導体基板内に形成された光電変換部を含む画素部を複数有する固体撮像素子であって、
前記半導体基板上方に設けられ、前記光電変換部の一部の上方に開口が形成された遮光膜を備え、
前記画素部は、前記光電変換部で発生した電荷を蓄積するための電荷蓄積部を前記半導体基板とゲート電極との間に有するトランジスタを有し、
前記トランジスタの前記電荷蓄積部及びチャネル領域は前記遮光膜によって覆われており、
前記光電変換部が、前記トランジスタのチャネル領域の下まで延在している固体撮像素子。 - 請求項1記載の固体撮像素子であって、
前記光電変換部が、前記チャネル領域の下でそこから前記チャネル領域に近づくように形成されている固体撮像素子。 - 請求項1又は2記載の固体撮像素子であって、
前記画素部が、前記光電変換部に蓄積されている電荷をドレインに排出するリセットトランジスタを備える固体撮像素子。 - 請求項1〜3のいずれか1項記載の固体撮像素子であって、
前記トランジスタのソース領域及びドレイン領域が、前記光電変換部とは独立して形成されている固体撮像素子。 - 請求項4記載の固体撮像素子であって、
前記光電変換部が、前記トランジスタが形成される領域のうち前記ソース領域と前記ドレイン領域の間の前記チャネル領域の下にのみ存在するように形成されている固体撮像素子。 - 請求項1〜5のいずれか1項記載の固体撮像素子であって、
前記トランジスタを駆動して前記電荷蓄積部に前記電荷を注入する制御を行う電荷注入制御手段と、
前記トランジスタの閾値電圧変化を信号として読み出す制御を行う信号読み出し制御手段とを備える固体撮像素子。 - 請求項4又は5記載の固体撮像素子であって、
前記トランジスタを駆動して前記電荷蓄積部に前記電荷を注入する制御を行う電荷注入制御手段と、
前記トランジスタの閾値電圧変化を信号として読み出す制御を行う信号読み出し制御手段とを備え、
前記電荷注入制御手段が、前記電荷の注入時に前記トランジスタの前記ゲート電極に電圧を印加すると共に、前記トランジスタの前記ソース領域と前記ドレイン領域に前記ゲート電極に印加する電圧とは逆極性の電圧を印加する固体撮像素子。 - 請求項4、5、又は7記載の固体撮像素子であって、
前記電荷蓄積部に蓄積された電荷を前記半導体基板に引き抜いてこれを消去する電荷消去手段を備え、
前記電荷消去手段は、前記電荷の引き抜き時、前記トランジスタの前記ゲート電極に電圧を印加すると共に、前記トランジスタの前記ソース領域と前記ドレイン領域に前記ゲート電極に印加する電圧とは逆極性の電圧を印加する固体撮像素子。 - 請求項1〜8のいずれか1項記載の固体撮像素子を備える撮像装置。
- 請求項4又は5記載の固体撮像素子の駆動方法であって、
前記トランジスタを駆動して前記電荷蓄積部に前記電荷を注入する制御を行う電荷注入制御ステップと、
前記トランジスタの閾値電圧変化を信号として読み出す制御を行う信号読み出し制御ステップとを備え、
前記電荷注入制御ステップでは、前記電荷の注入時に前記トランジスタの前記ゲート電極に電圧を印加すると共に、前記トランジスタの前記ソース領域と前記ドレイン領域に前記ゲート電極に印加する電圧とは逆極性の電圧を印加する固体撮像素子の駆動方法。 - 請求項10記載の固体撮像素子の駆動方法であって、
前記電荷蓄積部に蓄積された電荷を前記半導体基板に引き抜いてこれを消去する電荷消去ステップを備え、
前記電荷消去ステップでは、前記電荷の引き抜き時、前記トランジスタの前記ゲート電極に電圧を印加すると共に、前記トランジスタの前記ソース領域と前記ドレイン領域に前記ゲート電極に印加する電圧とは逆極性の電圧を印加する固体撮像素子の駆動方法。 - 請求項4又は5記載の固体撮像素子の駆動方法であって、
前記電荷蓄積部に蓄積された電荷を前記半導体基板に引き抜いてこれを消去する電荷消去ステップを備え、
前記電荷消去ステップでは、前記電荷の引き抜き時、前記トランジスタの前記ゲート電極に電圧を印加すると共に、前記トランジスタの前記ソース領域と前記ドレイン領域に前記ゲート電極に印加する電圧とは逆極性の電圧を印加する固体撮像素子の駆動方法。
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