JP2010198120A - 運転状態判定装置及び運転状態判定方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】運転操作情報に基づき、運転者の運転特性の特徴量を運転操作の予測誤差分布の情報として算出する。算出した運転特性の特徴量、及び、予め設定した基準となる運転操作の予測誤差分布の情報からなる運転特性モデルに基づき、学習後の運転特性モデルを取得する。そして、取得した学習後の運転特性モデルと、現在の運転特性の特徴量とに基づき、現在の運転状態が普段の運転特性とは異なる不安定運転状態か否かを判定する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、上記のような点に着目してなされたもので、短時間に得られる少ないデータで、運転者の運転状態の判定が可能な運転状態判定の技術を提示することを課題とする。
以上の事から、短時間に得られる少ないデータで、運転者の運転状態の判定が可能となる。
図1は、本実施形態に係る運転状態判定装置を含む情報提示装置を備えた車両のシステム構成図である。
本実施形態では、運転操作としてステアリング操作を対象とする場合を例に挙げて説明する。そして、運転操作の情報として操舵角度を使用する。
本実施形態の車両は、普段の車両と同様に、運転者の操作に応じた状態に車両挙動を制御する。すなわち、運転者が操作するアクセルペダルのアクセル開度に応じた駆動力を発生するように、エンジンやモータなどの駆動輪を駆動する駆動源を制御する。また、運転者が操作するブレーキペダルのブレーキ開度に応じた制動力が発生するように、各輪の制動装置を制御する。また、運転者が操作するステアリングホイールの操舵角に応じて、ステアリング装置が操向輪を転舵する。
操舵角センサ1は、ステアリングホイールの操舵角を検出する。操舵角センサ1は、検出した操舵角を情報提示コントローラ2に出力する。
情報提示コントローラ2は、操舵角に基づく操作誤差分布の情報によって、運転者の普段の運転状態を学習する。学習が完了したら、学習した普段の運転状態に基づき、現在の運転状態が不安定運転状態か否かを判定する。そして、情報提示コントローラ2は、現在の運転状態が不安定運転状態と判定すると、運転者にその旨の報知を行う。すなわち、上記情報提示コントローラ2は、短時間の運転行動の情報から、運転者の(普段の)運転特性を推定する。そして、この推定結果を学習後の初期値とすることで、早期に不安定状態を判定し、情報提示する。また、モデルのパラメータの同定後(学習完了後)も、逐次学習を行う。
基準となる運転情報モデルは、予め設定した基準となる運転操作の予測誤差分布の情報からなる。この情報は、実験などによって取得した複数人の運転操作情報に基づき作成すれば良い。図3及び図4にその例を示す。
モデル取得手段2Acは、上記運転特性特徴量算出手段2Abが算出した運転特性の特徴量、及び、予め設定した上記基準となる運転特性モデル2Aaに基づき、学習後の運転特性モデルMを取得する。
情報発信手段2Bは、不安定運転状態判定手段2Adの判定に応じた運転状態情報を情報提示手段3に出力する。
そして、情報提示手段3は、情報発信手段2Bからの運転状態情報に応じた情報を運転者に提示する。情報提示手段3は、例えば、ナビ等の表示部や音声発生装置、座席を振動させる振動装置等によって構成する。
この処理は、所定サンプリング周期毎に作動する。
まず、ステップS100では、運転操作の情報を習得する。本実施形態では、操舵角センサ1からの入力に基づき、操舵角を取得する。
ステップS200では、取得した操舵角を運転行動として記録する。この記録は、運転者の状態を正確に推定するため、過去のデータの統計値・分布や、直近の運転行動から現在の運転行動・運転状態を推定するために用いる。
ステップS300では、不安定運転指標の算出を行う。本実施形態では、ステアリングエントロピー法を用いて、不安定運転指標を算出する。不安定運転指標の算出には後述する。不安定運転指標は、学習用の普段の不安定運転指標と、現在(このとき)の不安定運転指標を個別に算出する。
一般的に、運転者の注意が運転に集中していない状態では、操舵が行われない時間が運転に集中した正常運転時よりも長くなり、大きな操舵角の誤差が蓄積される。したがって、運転者の注意が運転に戻ったときの修正操舵量が大きくなる。ステアリングエントロピー法は、この特性に着目したものであり、特性値としてα値と、α値を基準に算出した操舵角エントロピーHpを用いる。基準となる操舵角エントロピーと、計測された操舵角に基づいて算出した操舵角エントロピーとを比較することにより、基準に対する運転操作の不安定な状態を検出する。
ステアリングエントロピー値としてのHp値は、操舵誤差分布のあいまいさ(不確実性)を表す。Hp値は、α値と同様に、ステアリング操作が滑らかで安定している場合は小さくなり、ガクガクと不安定な場合は大きくなる。Hp値はα値によって補正することで、運転者の技量や癖により影響を受けにくい運転者不安定度として用いることができる。
次にステップS400では、学習用の普段の不安定運転指標に基づき運転特性特徴量の算出を行う。この運転特性特徴量の算出については後述する。
学習した運転特性モデルの予測誤差の分布(pli)と、現在の予測誤差の分布(psi)とに基づき、下記式によって相対エントロピーR_Hplsを算出する。ここで不安定状態の検出は、普段に対する現在このとき(直近)の比較である。
ステップS800では、不安定状態の情報提示を行う。情報提示は、情報提示手段3を用いて、視覚、音声などから情報提示を行う。
次に、上記ステップS300にて行う、不安定運転指標の算出処理について、図6を参照して説明する。
先ずステップS310で、予測誤差PEの算出を行う。
その予測誤差PEは、下記式のように、予測操舵角θpと実際の操舵角θの差として求める。
PE= θ −θp
θp=θa1+(θa1−θa2)
+(1/2)(((θa1−θa2)−(θa2−θa3))
次にステップS320では、算出した予測操舵角に基づき、2つの予測誤差分布を更新する。2つの予測誤差分布は、普段の予測誤差分布と、現在(このとき)の予測誤差分布である。ここで予測誤差分布は、頻度分布で表す。
ここで、2つの予測誤差分布は、下記のように予め設定する。
2つの予測誤差分布を更新するためのそれぞれのタイムウインドウを設定する。普段用のタイムウインドウは、Nlとして2160秒(所定値)を設定する。また、「現在用のタイムウインドウは、Nsとして60秒(所定値)を設定する。また、予測誤差分布のビンの間隔を決定する値αを、所定値0.64に設定する。
B1 =α× bin1
・・・
B9 =α× bin9
そして、ステップS322の判定において、範囲外と判定した場合は、ステップS323に移行する。一方、範囲内と判定した場合はステップ324に移行する。そして、以降のステップS323、S324の処理で、現在の操舵角予測誤差分布の分布割合psi{i=1〜9}、普段の操舵角予測誤差分布の分布割合pli{i=1〜9}をそれぞれ更新する。psi、pliは予測誤差分布のビンの割合を示す。
ステップS323では、下記式によって分布割合piを求める。すなわち、ビンの値を(1+1/N)で割る。つまり確率密度が減少する。その後ステップS325に移行する。
pi =pi/(1+1/N)
ここで、Nは、予測誤差分布のタイムウインドウに応じた標本相当数(Ns、Nl)である。piは、予測誤差分布のタイムウインドウに応じた分布割合(psi{i=1〜9}、pli{i=1〜9})である。
pi =(pi+1/N)/(1+1/N)
ここで、Nは、予測誤差分布のタイムウインドウに応じた標本相当数(Ns、Nl)である。piは、予測誤差分布のタイムウインドウに応じた分布割合(psi{i=1〜9}、pli{i=1〜9})である。
ステップS326では、9つのビンが全て更新完了した(i=10)か否かを判定し、
9つのビンが全て更新完了すれば(i=10)、処理を終了して復帰する。一方、全てのビンを更新していない場合に、ステップS322に戻る。
以上で、不安定指標算出部の処理が終了する。
先ず、ステップS410で、普段の予測誤差分布における所定範囲内の予測誤差PEの大きさ(以下、PEdr)を求める。
所定範囲とは、ある分部内(百分位(%tile値)や正規化した範囲の所定値内である。例えば90%タイルを採用する。
次にステップS420では、運転者特性の推定するためのデータ量を満たしているか判定する。データ量というのは、短時間内で運転者特性の推定できるデータ量のことを指す。データ量が満たしていない場合は、パラメータの同定する必要がないため、運転者特性推定の処理を終了して、復帰する。一方、データ量が満たしている場合は、パラメータを同定するため、ステップS430に移行する。
ここで、上述のように基準とする基本運転特性モデルを予め設定している。この基準とする基本運転特性モデルは、予測誤差分布の状態で設定してあり、実験などによって、予測誤差分布の度合いを設定しておく。具体的には、基本運転特性モデルの予測誤差分布の情報として、上記所定範囲内のPEの大きさ(以下、PEbasic)と、予測誤差分布の横軸(BINi{i =1〜9})と縦軸の割合(DISTi{i=1〜9})とからなる。なお、ビン個数はここでは9個設定しているが、この値に限定するものではない。
そして、ステップS440では、この基本運転特性モデルのPEbasicと、ステップS410で算出したPEdrとから、この両者の比を求める。更に、その比に予測誤差分布の横軸BINに掛け合わせて、下記式のように、学習した運転特性モデルの予測誤差分布pli=BIN_MODELi{i =1〜9}を求める。
すなわち、
BIN_MODELi =(PEdr/PEbasic)×BINi
このステップにより、学習した運転特性モデルの予測誤差分布pliは、
[x、y]=[BIN_MODELi、 DISTi]
と表現することが出来る。
従来技術のような技術では、長時間学習期間(例えば4〜5日)が必要であり、その学習期間が終了してから情報提示が可能となる。これに対し、本実施形態での運転状態の学習では、運転操作の誤差分布を使用することにより、短期間で所定精度の運転特性を収集出来る。すなわち、運転者の特性を推定、推定結果に基づき運転者の特性に近いパラメータの同定を行うことで、短時間で情報提示が可能となる。
一般に、「普段」の運転行動データを取得するためには、長時間のデータが必要である。しかしながら、長時間のデータが取得できるまで、効果的な情報提示をすることは困難である。長時間のデータが必要な理由は、長時間のデータはノイズの影響が小さいためである。
更に、ノイズの影響が少ない(長時間のデータの)PE分布における、被験者違いや走行環境違いなどの条件違いの差異は、ある特定の幅が異なるだけで分布のプロポーションは変わらないことを見出した。
以上のことから、ある代表値で正規化することで、ほぼ同じ分布プロポーションが導けることから、分布の代表値がわかれば、その分布自体を推定することができる。
図9と図10にある被験者の10分間の走行データのPEと5トリップ分(およそ450分)のPE分布をそれぞれ示す。この図から分かるように、中央値から離れた値に影響を受けやすい標準偏差は両者で異なるものの、幅(90%tile幅:5〜95%tile)で見ると両者の差異は小さいことがわかる。
この特性を利用し、ある特定の幅の大きさを算出し、幅の大きさが同等なモデルを構築することで、ノイズの影響が少ない予測誤差分布を得ることができることが分かる。
図11に正規化したPEの頻度分布と普段のPEの頻度分布を示す。この図11は、被験者12名のPEの分布をそれぞれ示したものである(複数の被験者の分布を重ね合わせて表示している)。上図は、ある分布の代表値(90%tile)で正規化したPEの頻度分布であり、下図は普段の頻度分布である。この図5から分かるように、正規化した頻度分布のほうが、縦のばらつきが小さい(被験者間の差が小さい)ことが分かる。さらに各被験者のプロポーションに大きな差がないことが分かる。
すなわち、ある特定の幅が求められれば、ノイズの少ない分布を推定することが可能である。
そして本実施形態では、運転操作の誤差分布を使用することで、学習期間が短くなると共に、予め初期値としての分布のモデルを持つことで、さらに学習期間を短くすることが可能となる。
ここで、操舵角センサ1は運転操作情報取得手段を構成する。ステップS300は、運転特性特徴量算出手段2Abを構成する。ステップS400は、モデル取得手段2Acを構成する。ステップS600,S700は不安定運転状態判定手段2Adを構成する。
(1)運転操作情報取得手段は、運転者による運転操作の情報を取得する。運転特性特徴量算出手段2Abは、運転操作情報取得手段が取得する運転操作情報に基づき、運転者の運転特性の特徴量を運転操作の予測誤差分布の情報として算出する。モデル取得手段2Acは、上記運転特性特徴量算出手段2Abが算出した運転特性の特徴量、及び、予め設定した基準となる運転操作の予測誤差分布の情報からなる運転特性モデルに基づき、学習後の運転特性モデルを取得する。不安定運転状態判定手段2Adは、モデル取得手段2Acが取得した学習後の運転特性モデルと、上記運転特性特徴量算出手段2Abが算出した現在の特徴量とに基づき、現在の運転状態が普段の運転特性とは異なる不安定運転状態か否かを判定する。
以上の事から、短時間に得られる少ないデータで、運転者の運転状態の判定が可能となる。
運転者の操舵操作による運転状態を判定することが可能となる。
(3)上記モデル取得手段2Acは、運転操作の予測誤差分布における、所定の累積頻度となる予測誤差を運転特性の特徴量として、学習後の運転特性モデルを取得する。
所定の累積頻度となる予測誤差を運転特性の特徴量として使用することで、より短時間で学習時間を行うことが出来る。
(1)上記実施形態では、ステップS400にて、運転特性の特徴量を算出する際に、所定範囲内のPEの大きさを算出(ステップS410)している。これに代えて、運転特性特徴量を算出する際に、所定のPEにおける累積頻度を算出しても良い。この場合、ステップS410にて所定PEの累積頻度を算出し、その累積頻度によって、運転特性特徴量を算出するようにしても良い。
すなわち、上記モデル取得手段2Acは、運転操作の予測誤差分布における、所定の予測誤差の値における累積頻度を運転特性の特徴量として、学習後の運転特性モデルを取得する。
効果は、上記実施形態と同様で、短時間で運転状態の判定が可能となる。
(2)運転操作は、アクセルペダルやブレーキペダルなどの操作子の操作情報であっても良い。
次に、第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記第1実施形態と同様な構成については同一の符号を付して説明する。
本発明の基本構成は上記実施形態と同様である。
但し、運転者推定を行う条件を限定し、より精度の高い運転特性特徴量算出を狙う。
また、車速センサ430は、車輪の回転数や変速機の出力側の回転数を計測することにより自車両の車速を検出し、検出した自車速を情報提示コントローラ2に出力する。
本実施形態では、ステップS300の処理とステップS400の処理の間にステップS1000を追加した。このステップS1000以外の他の処理は上記第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
ステップS1000では、特徴量算出条件を満足するか否かを判定する。特徴量算出条件を満足する場合にはステップS400に移行する。特徴量算出条件を満足しない場合には、処理を終了して復帰する。
なお、使用するデータは、ステップS200で記録した運転行動データ記録を参照して実施すれば良い。
操舵誤差は、道路線形や運転者の負荷の状態に影響を受けるため、運転者が無負荷の状態で、学習のための操舵誤差分布を計測することが好ましい。そこで、これらの影響を受けにくくするために、直線路とみなせる道路線形走行時の操舵角データに基づいて計測した操舵角データに基づいてモデルの操舵誤差分布を更新して学習する。
ここで、車速センサ4は走行情報取得手段を構成する。
(1)走行情報取得手段が車両の走行情報を取得する。モデル取得手段2Acは、上記運転特性特徴量算出手段2Abが算出する運転特性の特徴量のうち、走行情報取得手段が取得する車両の走行情報に基づき所定の走行状態と判定したときの運転特性の特徴量を使用して、学習後の運転特性モデルを取得する。
モデルの学習の際に道路線形や運転者の負荷の状態に影響を受け難いデータを使用することで、モデルの精度が向上する。
次に、第3実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記第各実施形態と同様な構成については同一の符号を付して説明する。
本発明の基本構成は上記実施形態と同様である。
但し、運転特性特徴量の算出処理の一部が異なる。
すなわち、運転特性特徴量を算出した運転状態属性から、特徴量を補正し、より高い運転者特性推定を狙う。
また、車速センサ430は、車輪の回転数や変速機の出力側の回転数を計測することにより自車両の車速を検出し、検出した自車速を情報提示コントローラ2に出力する。
先ずステップS410で、所定範囲内のPEの大きさ(以下、PEdr)を求める。
次にステップS415では、走行状態属性の記録を行う。
属性として記録するのは、例えば
・カーブ走行中か直線走行か
・走行道路の種別
などを記録する。上記走行状態の属性は、運転者に普段要求される操舵量の大きさに関する属性である。
PEdr_modify = PEdr + ΣPE_mod
また、ΣPE_mod = Curve_mod + RoadIDX_mod
ここで、Curve_modは、カーブの割合を示し、対象とする学習時期におけるカーブの割合に基づき、図14のようなマップを使用して求める。すなわち、カーブの割合が大きいほど小さくなる。RoadIDX_modは、高速道路の割合を示し、対象とする学習時期における高速道路の割合に基づき、図15のようなマップを使用して求める。すなわち、高速道路の割合が大きいほど大きくなる
次にステップS430では、モデルの作成をする。
次にステップS440では、モデルを初期値として適合させる。モデルとして作った予測誤差分布を初期値として代入し、パラメータの同定完了とする。
操舵誤差は、道路線形や運転者の負荷の状態に影響を受ける。この影響を受けた分だけモデルを特定するための予測誤差分布を補正する。
ここで、車速センサ4は走行情報取得手段を構成する。ステップS415,S425は運転特性特徴量補正手段を構成する。
(1)特性特徴量補正手段は、走行状態の属性に基づき運転特性の特徴量を補正する。 上記走行状態の属性は、普段要求される運転者の操作量の大きさに関する属性である。
これによってモデルの精度が向上する。
(2)上記走行状態の属性は、道路種別あるいは道路形状である。
これによって、操舵状態に影響のある属性を使用可能となる。
これによって、モデルへの、カーブ走行による影響を小さく出来る。
(4)上記走行状態の属性は、道路種別である。上記運転特性特徴量補正手段は、道路種別ごとの時間割合を用いて補正する。
これによって、モデルへの、道路種別による影響を小さく出来る。
(1)取得する走行状態は、上記走行状態に限定しない。要求させる操舵量に関係する走行状態であれば、使用可能である。
(2)上記説明では、道路種別として高速道路を例示したが、砂利道など他の道路種別を使用しても良い。対象とする道路の走行による操舵に対する負荷量に応じて補正量を求めればよい。
2 情報提示コントローラ
2A 運転状態判定装置
2Aa 運転特性モデル
2Ab 運転特性特徴量算出手段
2Ac モデル取得手段
2Ad 不安定運転状態判定手段
2B 情報発信手段
3 情報提示手段
4 車速センサ(走行情報取得手段)
PE 予測誤差
pi 分布割合
pli 分布割合
psi 分布割合
R_Hpls 相対エントロピー
θ 操舵角
θp 予測操舵角
Claims (10)
- 運転者による運転操作の情報を取得する運転操作情報取得手段と、
運転操作情報取得手段が取得する運転操作情報に基づき、運転者の運転特性の特徴量を運転操作の予測誤差分布の情報として算出する運転特性特徴量算出手段と、
上記運転特性特徴量算出手段が算出した運転特性の特徴量、及び、予め設定した基準となる運転操作の予測誤差分布の情報からなる運転特性モデルに基づき、学習後の運転特性モデルを取得するモデル取得手段と、
モデル取得手段が取得した学習後の運転特性モデルと、上記運転特性特徴量算出手段が算出した現在の特徴量とに基づき、現在の運転状態が普段の運転特性とは異なる不安定運転状態か否かを判定する不安定運転状態判定手段と、
を備えることを特徴とする運転状態判定装置。 - 上記運転特性の特徴量は、運転操作の操舵角予測誤差分布に関する情報であることを特徴とする請求項1に記載した運転状態判定装置。
- 上記モデル取得手段は、運転操作の予測誤差分布における、所定の累積頻度となる予測誤差を運転特性の特徴量として、学習後の運転特性モデルを取得することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した運転状態判定装置。
- 上記モデル取得手段は、運転操作の予測誤差分布における、所定の予測誤差の値における累積頻度を運転特性の特徴量として、学習後の運転特性モデルを取得することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した運転状態判定装置。
- 車両の走行情報を取得する走行情報取得手段を備え、
モデル取得手段は、上記運転特性特徴量算出手段が算出する運転特性の特徴量のうち、走行情報取得手段が取得する車両の走行情報に基づき所定の走行状態と判定したときの運転特性の特徴量を使用して、学習後の運転特性モデルを取得することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載した運転状態判定装置。 - 走行情報取得手段が取得する車両の走行情報に基づき、走行状態の属性を取得する走行状態属性取得手段を備え、
上記モデル取得手段は、走行状態取得手段が取得した走行状態の属性に基づき運転特性の特徴量を補正する運転特性特徴量補正手段を備え、
上記走行状態の属性は、普段要求される運転者の操作量の大きさに関する属性であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載した運転状態判定装置。 - 上記走行状態の属性は、道路種別あるいは道路形状であることを特徴とする請求項6に記載した運転状態判定装置。
- 上記走行状態の属性は、道路形状がカーブであるか否かであり、
上記運転特性特徴量補正手段は、属性が所定以上のカーブ路である時間割合に応じて補正することを特徴とする請求項7に記載した運転状態判定装置。 - 上記走行状態の属性は、道路種別であり、
上記運転特性特徴量補正手段は、道路種別ごとの時間割合を用いて補正することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載した運転状態判定装置。 - 運転者の運転操作情報に基づき、運転者の運転特性の特徴量を運転操作の予測誤差分布の情報として算出し、算出した運転特性の特徴量、及び、予め設定した基準となる運転操作の予測誤差分布の情報からなる運転特性モデルに基づき、学習後の運転特性モデルを取得して、
取得した学習後の運転特性モデルと、現在の運転特性の特徴量とに基づき、現在の運転状態が普段の運転特性とは異なる不安定運転状態か否かを判定することを特徴とする運転状態判定方法。
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