JP2010188706A - 射出成形装置、成形品、および射出成形方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】滞留時間の変動によって溶融樹脂の物性が変化した場合においてもショットごとのキャビティの内圧のばらつきを抑制して、成形品の品質を向上させることが可能な構成の射出成形装置を提供する。
【解決手段】先端部に金型10内のキャビティ13に連通するノズル部22が設けられたシリンダ21と、加熱シリンダ21内に収容されたスクリュー30と、スクリュー30を加熱シリンダ21内で進退駆動する射出駆動機構50とを備え、スクリュー30を進退移動させることにより、シリンダ21内に供給され加熱溶融されて滞留する溶融樹脂をノズル部22からキャビティ13内に射出して、キャビティ13内に射出された溶融樹脂に対して保圧力を付与することにより、所要の成形品を成形する射出成形装置1であって、シリンダ21内における溶融樹脂の滞留時間を計測するとともに、この滞留時間に応じて算出される保圧力をキャビティ13内の溶融樹脂に付与するようにスクリュー30の進退移動を制御する制御装置60を有して構成される。
【選択図】図1
【解決手段】先端部に金型10内のキャビティ13に連通するノズル部22が設けられたシリンダ21と、加熱シリンダ21内に収容されたスクリュー30と、スクリュー30を加熱シリンダ21内で進退駆動する射出駆動機構50とを備え、スクリュー30を進退移動させることにより、シリンダ21内に供給され加熱溶融されて滞留する溶融樹脂をノズル部22からキャビティ13内に射出して、キャビティ13内に射出された溶融樹脂に対して保圧力を付与することにより、所要の成形品を成形する射出成形装置1であって、シリンダ21内における溶融樹脂の滞留時間を計測するとともに、この滞留時間に応じて算出される保圧力をキャビティ13内の溶融樹脂に付与するようにスクリュー30の進退移動を制御する制御装置60を有して構成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、成形型内のキャビティに溶融樹脂を充填し、成形品を射出成形する射出成形装置、および、この射出成形装置を用いて成形された成形品に関する。さらに、射出成形方法に関する。
射出成形装置は、例えば、ホッパーからシリンダ内に供給された熱可塑性樹脂を、スクリュー回転によるせん断熱とシリンダに巻装されたバンドヒータからの加熱とに基づいて溶融しつつシリンダ内においてスクリュー先端部に送り込んでその量を計量し、スクリューを設定された速度で前進移動させることにより溶融樹脂をシリンダ先端のノズルから成形型内のキャビティに射出する構成である。このとき、溶融樹脂がキャビティ内に充填され、スクリューの前進移動に伴って、スクリューの溶融樹脂から受ける圧力(背圧)が設定値以上になったところで、スクリューを速度制御から圧力制御に切り換えて、キャビティ内の溶融樹脂に所定の圧力を掛けながら樹脂を固化させることで、成形型の転写性を良くし精度の高い成形品を得ることができるようになっている(例えば、特許文献1を参照)。
上記従来の射出成形装置では、可塑化された樹脂の状態によらず、常に決められた設定動作(計量、型開閉、射出、保圧、冷却…)が連続的に繰り返し実行される。しかしながら、実際の連続成形の場合には、周囲の環境の温度変化やホッパー上の樹脂重量などの変動によって、樹脂を可塑化するのに掛かる計量時間がばらつくため、シリンダ内で溶融樹脂の滞留する時間がショットごとに変動している。この滞留時間が長くなると樹脂の分解、酸化、ゲル化などの劣化が進行して溶融樹脂の粘度が大きく変化してしまい、この溶融樹脂の流動性や、溶融樹脂のキャビティへの充填性も変動することとなる。このため、スクリューによる保圧力を毎ショット同じく付与しても、キャビティの内圧はこの粘度変化によってショットごとに変動するため、結果として所望の品質の成形品を得ることが困難であった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、滞留時間の変動によって溶融樹脂の物性が変化した場合においてもショットごとのキャビティの内圧のばらつきを抑制して、成形品の品質を向上させることが可能な構成の射出成形装置、および射出成形方法を提供することを目的とする。また、この射出成形装置により射出成形された成形品を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る射出成形装置は、先端部に成形型内のキャビティに連通するノズルが設けられた加熱シリンダと、加熱シリンダ内に収容されたスクリューと、スクリューを加熱シリンダ内で進退駆動する射出駆動部とを備え、スクリューを進退移動させることにより、加熱シリンダ内に供給され加熱溶融されて滞留する溶融樹脂をノズルからキャビティ内に射出して、キャビティ内に射出された溶融樹脂に対して保圧力を付与することにより、所要の成形品を成形する射出成形装置であって、加熱シリンダ内における溶融樹脂の滞留時間を計測する計測部と、この滞留時間に応じて算出される保圧力をキャビティ内の溶融樹脂に付与するようにスクリューの進退移動を制御する制御部とを有して構成される。
なお、上述の発明において、スクリューを加熱シリンダ内において回転駆動させる計量駆動部を更に備え、加熱シリンダ内でスクリューを回転されながら後退させることによって、加熱シリンダ内の溶融樹脂の計量を行うように構成され、計測部は、加熱シリンダ内における溶融樹脂の計量完了後、加熱シリンダからキャビティに溶融樹脂を射出開始するまでの時間を滞留時間として計測することが好ましい。
また、上述の発明において、制御部は、保圧力をPcとし、滞留時間をtとし、予め定められた基準保圧力をPsとし、予め定められた樹脂の基準滞留時間をtaveとしたときに、式Pc=Ps・(tave/t)により算出される保圧力をキャビティ内の溶融樹脂に付与するように、スクリューの進退移動を制御することが好ましい。
さらに、上述の発明において、基準滞留時間は、予め複数回成形した際に加熱シリンダ内において溶融樹脂が滞留した各滞留時間の平均値であることが好ましい。
また、本発明に係る成形品は、上記構成の射出成形装置を用いて成形されることを特徴とする。
さらに、本発明に係る射出成形方法は、内部にスクリューを備えた加熱シリンダ内に樹脂を導入し、スクリューを回転させながら樹脂を溶融して溶融樹脂の計量を行う計量工程と、加熱シリンダ内でスクリューを進退移動させてシリンダ内に滞留する溶融樹脂を射出し、成形型内のキャビティに溶融樹脂を充填する射出工程と、スクリューの進退位置を制御することにより、スクリューがキャビティ内に充填された溶融樹脂に保圧力を付与する保圧工程とを有して構成される射出成形方法であって、保圧力は、加熱シリンダ内における溶融樹脂の滞留時間に応じて設定される。
本発明によれば、寸法精度等のばらつきが抑制された一定品質の成形品を得ることが可能となる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。図1に本実施形態の射出成形装置1の概略構成図を示しており、まず、この図を用いて射出成形装置1の全体構成について説明する。
射出成形装置1は、内部にキャビティ13を有する金型10と、金型10内に溶融樹脂を射出する射出機構20と、射出成形装置1の作動等を統括的に制御する制御装置60とを主体に構成される。
金型10は、固定型11と可動型12とからなり、固定型11に対して可動型12を接近もしく離間する方向に相対移動させることで、金型10の型閉じおよび型開きを行えるようになっており、固定型11と可動型12が閉じ合わされた状態で金型10内にキャビティ13が形成される。また、固定型11には、キャビティ13と金型10の外部とを連通する樹脂通路14が形成されている。
射出機構20は、先端にノズル部22が形成されたシリンダ21と、シリンダ21内に配設されたスクリュー30と、スクリュー30を回転自在に保持する計量駆動機構40と、スクリュー30を進退移動自在に保持する射出駆動機構50とを備え、ノズル部22の射出口が金型10の樹脂通路14に連通するように構成されている。
シリンダ21の基端側には、材料受け用のホッパー23が接続されており、このホッパー23を介してシリンダ21内に成形材料の樹脂(熱可塑性樹脂のペレット)が供給されるようになっている。また、シリンダ21の外周部には、シリンダ21内に供給された樹脂を加熱するバンドヒータ24が巻装されている。
スクリュー30は、シリンダ21内において回転および進退移動自在に設けられている。スクリュー30が計量駆動機構40により軸回りに回転駆動されるとともに、バンドヒータ24によりシリンダ21内が加熱されると、ホッパー23からシリンダ21内に供給された樹脂は、スクリュー30の回転に伴うせん断熱とバンドヒータ24からの加熱により溶融・混練されつつ、シリンダ21内の先端側に送り出される。一方、スクリュー30が射出駆動機構50により軸方向に進退移動されると、シリンダ21の先端側に蓄えられた溶融樹脂がノズル部22から金型10のキャビティ13内に射出される。
計量駆動機構40は、駆動プーリ41と、スクリュー30の後端部に接続された従動プーリ42と、駆動プーリ41を回転駆動するサーボモータ43と、駆動プーリ41および従動プーリ42に掛け渡されたタイミングベルト44とを有して構成される。また、サーボモータ43には、スクリュー30の回転位置や回転速度を検出するためのパルスコーダ45が設けられている。サーボモータ43の回転は制御装置60により制御され、制御装置60から出力される駆動制御値に応じた回転量でスクリュー30が回転駆動される。
射出駆動機構50は、駆動プーリ51と、駆動プーリ51を回転駆動するサーボモータ53と、サーボモータ53による回転運動をスクリュー30の直線運動に変換するボールネジ機構56に接続された従動プーリ52と、駆動プーリ51および従動プーリ52に掛け渡されたタイミングベルト54とを有して構成される。また、サーボモータ53には、スクリュー30の進退位置や移動速度を検出するためのパルスコーダ55が設けられている。サーボモータ53の回転は制御装置60により制御され、制御装置60から出力される駆動制御値に応じた送り量でスクリュー30が進退移動される。また、射出駆動機構50は、スクリュー30に掛かる圧力(溶融樹脂からスクリュー30に作用する背圧)を射出圧力・保圧力として検出するロードセル57を有している。
次に、このように構成される射出成形装置1により成形品を射出成形するまでのプロセスについて図2を追加参照して説明する。この射出成形工程は、金型10を閉じてスクリュー30の進退移動によりノズル部22からキャビティ13内に溶融樹脂を射出充填する射出工程と、スクリュー30を圧力制御して保持する保圧工程と、キャビティ13内の溶融樹脂を冷却する冷却工程と、ホッパー23からシリンダ21内に供給され次のショットで射出成形に用いられる樹脂を計量する計量工程と、計量時間の変動に伴うサイクルタイム調節のための休止工程と、金型10を開いて射出成形された成形品を取り出す取出工程とを有している。
上記工程の流れを説明の便宜上、樹脂の経路に基づいてより詳細に説明すると、まず、計量工程では樹脂がシリンダ21内に供給された後、スクリュー30の回転およびバンドヒータ24からの熱によって樹脂が溶融・混練されつつ前方に送られてシリンダ21内の先端部に蓄えられ、この溶融された樹脂の圧力によって後退移動するスクリュー30の後退位置に応じて溶融樹脂が計量される。スクリュー30が所定の計量完了位置に到達したところで溶融樹脂の計量が完了する。
溶融樹脂の計量が完了すると、休止工程の後、金型10が開かれて前のショット(射出成形)で射出成形された成形品がキャビティ13内から取り出される(取出工程)。この間は、計量された溶融樹脂はバンドヒータ24からの加熱を受けつつシリンダ21内において一時滞留することとなる。
そして、樹脂の溶融状態を保ちつつ、スクリュー30を速度制御のもとで前進移動させ、固定型11と可動型12とを型合わせした状態で形成されるキャビティ13内にノズル部22から溶融樹脂を射出充填する(射出工程)。ロードセル57により検出されるスクリュー30の受ける背圧が所定圧力に到達(スクリューが保圧開始位置に到達)したところで、スクリュー30の進退移動が速度制御から圧力制御に切り換えられ、キャビティ13内の溶融樹脂に対して所定の保圧力を付与するようにスクリュー30の進退移動が制御される(保圧工程)。
保圧が完了すると、金型10内において溶融樹脂(成形体、ゲート、ランナー等)を凝固させるための冷却工程が行われ、再び前述した計量工程および休止工程を経て、本ショットにおける成形品を得ることができる。
ところで、計量工程においては、様々な要因として、例えば、ホッパー23内に投入される樹脂の重量に応じてシリンダ21内への供給量が変動することにより、また、射出成形装置1周辺の環境温度変化などにより、溶融樹脂の計量時間が各ショットでばらつきを生じ得る。このため、射出成形工程では計量時間のばらつきを吸収するために、前述した休止工程を設けて、これら計量時間および休止時間を合算した時間が常に一定時間に保たれるようなっている。つまり、計量時間が長くなったときは、その分だけ休止時間を短く調節し、反対に計量時間が短くなったときには、その分だけ休止時間を長く調節することで、この休止時間で計量時間のばらつきを吸収して、射出成形工程全体のサイクルタイムを一定に維持している。
しかしながら、計量時間に応じた休止時間を設定したとしても、この計量時間が変動するということは、溶融樹脂の計量が完了してからこの溶融樹脂の射出が開始されるまでの時間(休止時間および取出時間を合算した時間)、すなわち、溶融樹脂がシリンダ21内で滞留する時間が変動してしまうことを意味している。このとき、シリンダ21内で滞留する溶融樹脂は、この滞留時間の長短に応じた、分解、酸化、ゲル化などの劣化を起こすという問題がある。ここで、滞留時間、溶融樹脂の粘度、およびキャビティ13の内圧の関係について説明する。
樹脂の熱分解による劣化は、一次反応であることが知られており、その反応速度式は、
ln[A]=−k・t+ln[A]0 …(1)
で表すことができる(図3を参照)。ここで、tは樹脂の滞留時間、[A]0は熱分解前の樹脂の初期濃度、[A]は滞留時間t後の熱分解前の樹脂の濃度、kは反応速度定数である。
ln[A]=−k・t+ln[A]0 …(1)
で表すことができる(図3を参照)。ここで、tは樹脂の滞留時間、[A]0は熱分解前の樹脂の初期濃度、[A]は滞留時間t後の熱分解前の樹脂の濃度、kは反応速度定数である。
このとき、反応速度定数kは計測対象たる樹脂の温度ごとに異なる定数であり、任意の2つの温度T1,T2における濃度の反応速度k1,k2を予め別実験で計測することで、各時間T1,T2の逆数に対する反応速度定数k1,k2の対数をプロットして直線関係を得ることにより、次式(2)で表されるアレニウスの式、
lnk=−E/RT+lnB …(2)
から、傾き(=−E/RT)および縦軸切片(=lnB)が求められ(図4を参照)、その結果、各温度(計測対象の全温度)に対する反応速度定数kが求まる。なお、Eは劣化の活性化エネルギ、Rは気体定数、Tは温度(絶対温度)、Bは頻度因子(定数)である。
lnk=−E/RT+lnB …(2)
から、傾き(=−E/RT)および縦軸切片(=lnB)が求められ(図4を参照)、その結果、各温度(計測対象の全温度)に対する反応速度定数kが求まる。なお、Eは劣化の活性化エネルギ、Rは気体定数、Tは温度(絶対温度)、Bは頻度因子(定数)である。
上記のアレニウスの式(2)から、樹脂の劣化(分子量の低減)によって熱分解前の樹脂の濃度が時間の経過とともに低下するときの、全ての温度Tに対する反応速度定数kが求められ、反応速度式(1)から滞留時間tの経過により劣化した後の樹脂濃度[A]が算出される。この反応速度式(1)からも明らかなように、滞留時間tが短い場合は樹脂の濃度[A]は高くなり、反対に滞留時間tが長い場合には樹脂の濃度[A]は低くなって、このように滞留時間tの変動に伴って射出時の溶融樹脂の濃度[A]も変動することとなる。
一方で、樹脂の粘度は、濃度[A]に比例することが知られており、上記の速度反応式(1)によると、滞留時間tの経過に伴って濃度[A]とともに経時的に低下する特質を有することが分かる。
このとき、ショットごとに滞留時間tの変動に伴って樹脂の粘度が変化した場合には、射出時における溶融樹脂の流動性も変動してキャビティ13への充填性もばらつくため、いくら溶融樹脂の充填後に保圧工程で予め設定された一定の圧力(設定保圧力)をキャビティ13内の樹脂に付与したとしても、キャビティ13の内圧がショットごとに大きく変動してしまうこととなる。具体的には、滞留時間tが短い場合には樹脂の劣化が少なく、樹脂濃度[A]とともに樹脂の粘度も高くなり(樹脂の流動性・充填性が悪くなり)、成形時のキャビティ13の内圧は低くなる。一方、滞留時間tが長い場合には樹脂の劣化が大きく、樹脂濃度[A]とともに樹脂の粘度も低くなり(樹脂の流動性・充填性が良くなり)、成形時のキャビティ13の内圧は高くなる。このように、キャビティ13の内圧がばらつくことになれば、射出成形装置1による成形品の品質を一定に保つことが困難になるという問題が生じてくる。
そこで、本実施形態の射出成形装置1では、ショットごとに生じるキャビティ13の内圧の変動を抑制するために、保圧工程でのスクリュー30の圧力制御を樹脂の滞留時間tに応じた保圧力で制御して、この適正調節された保圧力をキャビティ13内の樹脂に付与するように構成されている。それでは、その構成について引き続き説明する。
射出成形装置1の制御装置60は、金型10や射出機構20のシーケンス動作等を制御する制御プログラムなどを実行するCPUや、この制御プログラム等を記憶したROM、演算データ等の一時記憶に用いられるRAM等により構成されており、金型10の開閉制御や射出機構20の作動を制御する作動制御部61と、パルスコーダ45,55等からの出力値に基づいてスクリュー30の位置や速度を検出する位置検出部62と、溶融樹脂の滞留時間を計測するタイマー63と、溶融樹脂の滞留時間に基づいてキャビティ13の内圧を一定に維持するためのスクリュー30の保圧力を演算する演算処理部64とを有している。
位置検出部62は、パルスコーダ45,55からの出力値に基づいてスクリュー30の回転位置および進退位置を検出する。また、位置検出部62は、パルスコーダ55からの出力値に基づいてスクリュー30が溶融樹脂の計量完了位置に到達したか否かを検出するとともに、ロードセル57からの出力値(スクリュー30に掛かる背圧が所定圧に達したか否か)に基づいて、スクリュー30が射出工程から保圧工程への切換えがなされる位置(保圧開始位置)に到達したか否かを検出する。
タイマー63は、位置検出部62により検出されるスクリュー30の進退位置に基づいてシリンダ21内での溶融樹脂の滞留時間tを計測する。より詳細にはタイマー63は、スクリュー30が溶融樹脂の計量完了位置に到達した時点から溶融樹脂の射出のためにこの計量完了位置から前進移動を開始するまでの時間(スクリュー30が計量完了位置で待機している時間)を滞留時間tとして計測する。
演算処理部64は、タイマー63により計測される滞留時間tに基づいて保圧工程でスクリュー30がキャビティ13内の溶融樹脂に付与する制御保圧力の値を算出する。前述したように、滞留時間t、樹脂粘度、およびキャビティ内圧の相関関係から、キャビティ13の内圧を一定に保持し得る制御保圧力としては、例えば、溶融樹脂の滞留時間tに反比例するように制御される保圧力であればよい。よって、本射出成形装置1で予め複数回の射出成形を行って計測された滞留時間tの平均値を平均滞留時間taveとし、キャビティ13の形状等に基づいて経験的・実験的に予め定められた従来設定の保圧力を設定保圧力Paとすると、制御保圧力Pcは、
Pc=Pa・tave/t …(3)
で表される式(3)により求められる。
Pc=Pa・tave/t …(3)
で表される式(3)により求められる。
これにより、タイマー63で計測された滞留時間tが平均滞留時間taveよりも長い場合には次のショットでの制御保圧力Pcが設定保圧力Paよりも高く設定され、一方、滞留時間tが平均滞留時間taveよりも短い場合には次のショットでの制御保圧力Pcが設定保圧力Paよりも低くなるように設定され、この調整された制御保圧力Pcをキャビティ13内の樹脂に付与すべく作動制御部61によりスクリュー30の進退移動が制御される。これにより各ショットで滞留時間tの変動によって溶融樹脂の粘度がばらついたとしても、この変動する滞留時間t(粘度)に応じた制御保圧力Pcでスクリュー30を制御することが可能になるため、溶融樹脂が射出充填されたキャビティ13内の圧力をこの樹脂粘度によらず一定に保持することが可能になり、本射出成形装置1による成形品の品質を向上させることが実現できる。
なお、この制御保圧力Pcは保圧工程内において常に一定値で制御されるものでもよく、また、保圧時間とともに数段階に設定され圧力が昇降制御されるものであってもよい。なお、保圧力を段階的に昇降制御する場合には、当然ながら制御保圧力Pcが複数設定されることとなる。
次に、以上のように構成される射出成形装置1の作動について説明する。まず、計量工程において、ホッパー23から供給された樹脂はスクリュー30が回転することによって、シリンダ21内でスクリュー30の回転によるせん断熱とバンドヒータ24による加熱を受けて徐々に溶融されつつ前方に送られる。そして、溶融樹脂の圧力によってスクリュー30は次第に後退移動し、スクリュー30が計量完了位置に到達(所定量の溶融樹脂がシリンダ21内に蓄えられた)ところで、計量工程が完了する。
このとき、スクリュー30が計量完了位置に到達するのと同時に、制御装置60のタイマー63が溶融樹脂の滞留時間tの計測を開始する。そして、休止工程で計量時間のばらつきを吸収すべく時間調節がなされた後、金型10が開かれて、既に金型10内で射出成形された成形品がキャビティ13内から取り出される。
この成形品の取出完了後、再び金型10が閉じられてスクリュー30が軸方向に前進移動されることによって、射出工程が開始される。このとき、スクリュー30の前進移動(スクリュー位置の変動)に伴って、タイマー63はそれまで行っていた滞留時間tの計測を完了して、このショットでの溶融樹脂の滞留時間tが決定される。
制御装置60の演算処理部64は、タイマー63から得られた滞留時間t、予めRAMに記憶された平均滞留時間taveおよび設定保圧力Paに基づき、上式(3)を用いて次のショットの保圧工程で設定される制御保圧力Pcを算出する。
続いて射出工程に移行されると、スクリュー30の前進移動に伴ってシリンダ21内の溶融樹脂をノズル部22から金型10内の樹脂通路14を介してキャビティ13内に射出充填する。この間、スクリュー30は速度制御のもとで前進移動が制御されており、スクリュー30の背圧が所定圧力となって保圧開始位置に到達した(金型10のキャビティ13内に溶融樹脂がほぼ充填された)ことを位置検出部62で検出したところで、射出工程から保圧工程に切り換えられる。これにより、スクリュー30が、演算処理部64で導出された制御保圧力Pcをキャビティ13内の溶融樹脂に付与するように制御される。
したがって、この保圧工程においては、ロードセル57より検出される溶融樹脂からのスクリュー30の背圧が滞留時間tに応じて適正調整された制御保圧力Pcに維持されるように、作動制御部61によりスクリュー30の進退移動が制御される。このため、滞留時間tがショットごとに変動することによって、射出される溶融樹脂の粘度にばらつきが生じるような場合でも、この溶融樹脂が射出充填されたキャビティ13内に制御保圧力Pcを付与し、キャビティ13の内圧を各ショットでほぼ一定に維持することが可能になる。
例えば、射出成形工程において、図2に示すように、1ショット目において滞留時間tが平均滞留時間taveと等しい(t=tave)ときは、次の2ショット目の保圧工程では制御保圧力Pcが設定保圧力Paと同一の圧力(Pc=Pa)に設定される。
この2ショット目において滞留時間tが平均滞留時間taveよりも長い(t>tave)ときは、次の3ショット目の保圧工程では制御保圧力Pcが設定保圧力Paよりも小さい圧力(Pc<Pa)に調節される。
一方、3ショット目において滞留時間tが平均滞留時間taveよりも短い(t<tave)ときには、次の4ショット目の保圧工程では制御保圧力Pcが設定保圧力Paよりも大きい圧力(Pc>Pa)に調節される。このように連続成形において、各ショットでの滞留時間tを次のショットでの制御保圧力Pcに迅速に反映することができる。
保圧工程が完了すると、冷却工程を経て、再び計量工程および休止工程が行われ、本ショットにおける成形品を得ることができる。なお、実際に、数十ショットの連続成形において金型内のキャビティの内圧を計測した結果を図5および図6に示す。ここで、図5は本実施形態の射出成形装置1によるキャビティ13の内圧変化を示すグラフであり、図6は従来構成の射出成形装置によるキャビティの内圧変化を示すグラフであり、両グラフとも横軸が時間軸を示し、縦軸にその内圧変化の振幅を示している。従来装置ではショットごとの内圧のばらつきが大きいことが、その振れ幅から分かる。これに対して、本射出成形装置1によれば、内圧のばらつきが従来装置に比べて半分以下に低減されていることが分かる。したがって、連続成形において各ショットで得られる成形品は、このように保圧工程でキャビティ13の内圧の変動が抑制された条件下で成形されているため、寸法精度のばらつきが良好に抑えられている。
以上、本実施形態に係る射出成形装置1によれば、溶融樹脂の滞留時間の変動によって溶融樹脂の物性(濃度、粘度等)が変化した場合においても、成形品の品質のばらつきを抑制して、射出成形工程での歩留まりを大きく向上させることができる。
また、射出成形装置1では、従来のように金型にキャビティ内の内圧を測定する圧力センサ等を設けて成形条件をフィードバック制御してキャビティの内圧を一定制御する複雑な制御を必要としないため、射出成形装置1全体の製造コストを低減することができる。
これまで本発明の好ましい実施形態について説明したが、当然ながら本発明の範囲は前述の実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の実施形態においては、溶融樹脂の滞留時間を、シリンダ内で溶融樹脂の計量が完了したとき(スクリュー30が計量完了位置に到達したとき)からスクリュー30が前進移動を始めて射出が開始されるまでの時間としているが、これに限定されるものではなく、シリンダ21の先端部に蓄えられた溶融樹脂からスクリュー30に所定の背圧が掛かりスクリュー30が後退移動を開始したときから射出が開始されるまでの時間としてもよい。これにより、溶融樹脂の滞留時間の変動をより的確に捉えることができる。
また、上述の実施形態では、制御保圧力の算出式の一例として式(3)を挙げて説明しているが、これに限定されるものではなく、当該算出式において、滞留時間tの次数を2次、3次…としてもよく、また他の係数を用いて組み立ててもよい。また、算出式を用いずに各滞留時間tに対応する制御保圧力Pcの値をデータテーブル化して制御装置60に記憶させて制御してもよい。
さらに、上述の実施形態では、射出成形工程の一例を示しているが、これに限定されるものではなく、工程を適宜増減して設定してもよい。
なお、本実施形態の射出成形装置1は、高精度の射出成形が要求される精密品を成形する場合に特に有効に用いられるものである。
1 射出成形装置
10 金型(成形型)
13 キャビティ
20 射出機構
21 シリンダ(加熱シリンダ)
22 ノズル部(ノズル)
24 バンドヒータ(加熱シリンダ)
30 スクリュー
40 計量駆動機構(計量駆動部)
50 射出駆動機構(射出駆動部)
60 制御装置
61 作動制御部(制御部)
62 位置検出部
63 タイマー(計測部)
64 演算処理部(制御部)
10 金型(成形型)
13 キャビティ
20 射出機構
21 シリンダ(加熱シリンダ)
22 ノズル部(ノズル)
24 バンドヒータ(加熱シリンダ)
30 スクリュー
40 計量駆動機構(計量駆動部)
50 射出駆動機構(射出駆動部)
60 制御装置
61 作動制御部(制御部)
62 位置検出部
63 タイマー(計測部)
64 演算処理部(制御部)
Claims (6)
- 先端部に成形型内のキャビティに連通するノズルが設けられた加熱シリンダと、
前記加熱シリンダ内に収容されたスクリューと、
前記スクリューを前記加熱シリンダ内で進退駆動する射出駆動部とを備え、
前記スクリューを進退移動させることにより、前記加熱シリンダ内に供給され加熱溶融されて滞留する溶融樹脂を前記ノズルから前記キャビティ内に射出して、前記キャビティ内に射出された溶融樹脂に対して保圧力を付与することにより、所要の成形品を成形する射出成形装置であって、
前記加熱シリンダ内における溶融樹脂の滞留時間を計測する計測部と、
前記滞留時間に応じて算出される前記保圧力を前記キャビティ内の溶融樹脂に付与するように前記スクリューの進退移動を制御する制御部とを有して構成されることを特徴とする射出成形装置。 - 前記スクリューを前記加熱シリンダ内において回転駆動させる計量駆動部を更に備え、
前記加熱シリンダ内で前記スクリューを回転されながら後退させることによって、前記加熱シリンダ内の溶融樹脂の計量を行うように構成され、
前記計測部は、前記加熱シリンダ内における溶融樹脂の計量完了後、前記加熱シリンダから前記キャビティに溶融樹脂を射出開始するまでの時間を前記滞留時間として計測することを特徴とする請求項1に記載の射出成形装置。 - 前記制御部は、前記保圧力をPcとし、前記滞留時間をtとし、予め定められた基準保圧力をPsとし、予め定められた樹脂の基準滞留時間をtaveとしたときに、式Pc=Ps・(tave/t)により算出される前記保圧力を前記キャビティ内の溶融樹脂に付与するように、前記スクリューの進退移動を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の射出成形装置。
- 前記基準滞留時間は、予め複数回成形した際に前記加熱シリンダ内において溶融樹脂が滞留した各滞留時間の平均値であることを特徴とする請求項3に記載の射出成形装置。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の射出成形装置を用いて成形されたことを特徴とする成形品。
- 内部にスクリューを備えた加熱シリンダ内に樹脂を導入し、前記スクリューを回転させながら樹脂を溶融して溶融樹脂の計量を行う計量工程と、
前記加熱シリンダ内で前記スクリューを進退移動させて前記シリンダ内に滞留する溶融樹脂を射出し、成形型内のキャビティに溶融樹脂を充填する射出工程と、
前記スクリューの進退位置を制御することにより、前記スクリューが前記キャビティ内に充填された溶融樹脂に保圧力を付与する保圧工程とを有して構成される射出成形方法であって、
前記保圧力は、前記加熱シリンダ内における溶融樹脂の滞留時間に応じて設定されることを特徴とする射出成形方法。
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KR20160080611A (ko) * | 2014-12-30 | 2016-07-08 | 엘에스엠트론 주식회사 | 사출성형기 및 사출성형기의 사출 제어방법 |
WO2025057899A1 (ja) * | 2023-09-14 | 2025-03-20 | 芝浦機械株式会社 | 射出成形機 |
-
2009
- 2009-02-20 JP JP2009038452A patent/JP2010188706A/ja active Pending
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