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JP2010179804A - ブレーキ制御装置 - Google Patents

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JP2010179804A
JP2010179804A JP2009026029A JP2009026029A JP2010179804A JP 2010179804 A JP2010179804 A JP 2010179804A JP 2009026029 A JP2009026029 A JP 2009026029A JP 2009026029 A JP2009026029 A JP 2009026029A JP 2010179804 A JP2010179804 A JP 2010179804A
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pressure accumulation
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JP2009026029A
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Takayuki Yamamoto
貴之 山本
Tetsuya Miyazaki
徹也 宮崎
Iwao Izumikawa
巌 泉川
Tatsu Hamamoto
達 濱本
Kumiko Akita
久美子 秋田
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】電源電圧が低下した場合においても制動制御における制動力を確保しつつ、電力使用の効率化を図ることができるブレーキ制御装置を提供する。
【解決手段】ある態様のブレーキ制御装置によれば、補機バッテリの出力電圧が予め設定した許容基準値Vrefより低下したときには、アキュムレータの蓄圧開始液圧がPacc10からPacc1xに嵩下げされるとともに、蓄圧終了液圧がPacc20からPacc2xに嵩上げされ、蓄圧設定範囲が通常よりも広げられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車輪に付与する制動力を制御するブレーキ制御装置に関する。
従来より、ブレーキペダルの操作力に応じた液圧を液圧回路内に発生させ、その液圧を配管を通じて各車輪のホイールシリンダに供給することにより車両に制動力を付与するブレーキ制御装置が知られている。この液圧回路には、作動液としてのブレーキフルードを貯留するリザーバタンク、リザーバタンクからブレーキフルードを汲み上げるモータ駆動のポンプ、ポンプにより昇圧されたブレーキフルードを蓄積するアキュムレータを含む液圧源が設けられている。各車輪のホイールシリンダと液圧源との間には、ブレーキフルードの給排量を調整するために開閉制御される増圧弁や減圧弁等の電磁弁が設けられている。アキュムレータに蓄圧して液圧源を所定圧以上に保持することで、制動制御の応答性も確保されている。
ところで、このような液圧回路に配置されたアクチュエータの作動電流は、車両に搭載されたバッテリにより賄われるが、経年劣化によりそのバッテリの出力電圧は徐々に低下する。また一般に、バッテリは、オルタネータの駆動や回生制動などによる蓄電が行われるものの、ブレーキ制御装置以外にも車両に搭載された他システムの電源としても共用されるため、複数のシステムが同時に起動するような場合、消費電力が一時的に増大する。このような場合にいわゆるバッテリ上がりを防止するために、バッテリの出力電圧を監視し、その出力電圧が設定値を下回ったときに通常の制動制御からそれより電力消費を低減する省電力制動制御に切り替える装置も提案されている(例えば特許文献1,2参照)。
特開2000−177555号公報 特開2000−177570号公報
ところで、このようなブレーキ制御装置においては、アクチュエータによってその消費電力の大きさも異なる。特に、ポンプ駆動のためのモータは他のアクチュエータよりも起動電流(突入電流)が大きく、消費電力も大きくなる。バッテリの出力電圧が低下した場合には、最低作動電圧が高いアクチュエータから順に駆動できなくなることから、そうしたアクチュエータの起動状態や、その起動による電源電圧の降下分を考慮した制動制御および電源マネージメントを実現するのが好ましい。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電源電圧が低下した場合においても制動制御における制動力を確保しつつ、電力使用の効率化を図ることができるブレーキ制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のブレーキ制御装置は、液圧源の蓄圧部に蓄圧された液圧を複数の車輪のそれぞれに設けられたホイールシリンダに供給することにより、各車輪に制動力を付与する。このブレーキ制御装置は、電源からの電力供給を受けて駆動し、その動力により蓄圧部へ作動液を供給して蓄圧を実行する蓄圧駆動部と、電源の出力電圧を検出する電圧検出部と、蓄圧部の液圧を検出する液圧検出部と、蓄圧部の液圧が予め設定した蓄圧開始液圧以下となったときに、蓄圧駆動部の駆動を開始して蓄圧部への蓄圧を開始する一方、その液圧が蓄圧開始液圧よりも高い予め設定した蓄圧終了液圧以上となったときに、蓄圧駆動部の駆動を停止して蓄圧部への蓄圧を終了し、電源の出力電圧が予め設定した許容基準値より低下したときには、蓄圧開始液圧と蓄圧終了液圧とにより規定される蓄圧設定範囲を通常よりも広げるように設定する蓄圧制御部と、を備える。「蓄圧駆動部」は、例えば液圧源から作動液を汲み上げて蓄圧部を昇圧するポンプを含んで構成されてもよい。
この態様によると、電源の出力電圧が十分に高い通常時において、蓄圧駆動部は、液圧源における蓄圧部の液圧が蓄圧開始液圧以下となったときに蓄圧駆動部の駆動を開始して蓄圧部への蓄圧を開始する。そして、その液圧が蓄圧開始液圧よりも高い蓄圧終了液圧以上となったときに蓄圧駆動部の駆動を停止して蓄圧部への蓄圧を終了する。その結果、蓄圧部の液圧は、蓄圧開始液圧と蓄圧終了液圧との間の蓄圧設定範囲に維持されるようになる。このように液圧源に予め一定以上の液圧が蓄圧されるため、必要に応じて蓄圧部に蓄圧された液圧をホイールシリンダに向けて開放することにより、応答性のよい制動制御が実現される。
一方、電源の出力電圧が予め設定した許容基準値より低下したときには、蓄圧設定範囲が通常よりも広げられるため、蓄圧駆動部が一旦駆動されたときの駆動時間は長くなるものの、その蓄圧駆動部の駆動頻度については抑制することができる。蓄圧駆動部の駆動開始時には、その定常駆動時の定常電流よりも大きな突入電流が要され、電源電圧を一時的に大きく降下させることがあるが、このように蓄圧駆動部の駆動頻度を抑制することでその大きな電圧降下の発生を抑制し、安定した省電力制動制御を実行することができる。
具体的には、蓄圧制御部が、電源の出力電圧が予め設定した許容基準値より低下したときには、蓄圧開始液圧を所定量嵩下げ設定するとともに、蓄圧終了液圧を所定量嵩上げ設定することにより、蓄圧設定範囲を通常よりも広げるように設定してもよい。
この態様によれば、電源の出力電圧が許容基準値より低下して省電力制動制御へ移行した際、蓄圧開始液圧が所定量嵩下げ設定されるため、蓄圧駆動部が通常よりも駆動し難くなる。また、蓄圧終了液圧が所定量嵩上げ設定されるため、一旦蓄圧駆動部の駆動が開始されると、蓄圧部の液圧がより高くなるまで蓄圧される。このため、その後に蓄圧駆動部の駆動が停止されてから蓄圧部の液圧が再度蓄圧開始液圧まで低下するまでの期間を通常よりも長く維持することができる。すなわち、蓄圧駆動部の駆動頻度を抑制することができる。また、蓄圧部の液圧がより高くなるまで蓄圧されるため、蓄圧駆動部の騒動開始時の制動制御の応答性を確保することができる。
本発明によれば、電源電圧が低下した場合においても制動制御における制動力を確保しつつ、電力使用の効率化を図ることができる。
発明の実施の形態に係るブレーキ制御装置を示す系統図である。 ブレーキ制御装置およびその周辺の電気的構成を表す図である。 液圧制御時に用いられる制御マップのひとつを表す図である。 液圧制御時に用いられる他の制御マップを表す図である。 液圧制御時に実行される電源マネージメントの概要を表すタイミングチャートである。 電源マネジメントを含むアキュムレータの蓄圧処理の流れを表すフローチャートである。 変形例に係る液圧制御の概要を表すタイミングチャートである。 変形例に係る液圧制御の概要を表すタイミングチャートである。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。 図1は、本発明の実施の形態に係るブレーキ制御装置を示す系統図である。
ブレーキ制御装置10は、車両用の電子制御式ブレーキシステム(ECB)を構成しており、車両に設けられた4つの車輪に付与される制動力を制御する。ブレーキ制御装置10は、例えば、走行駆動源として電動モータと内燃機関とを備えるハイブリッド車両に搭載される。このようなハイブリッド車両においては、車両の運動エネルギーを電気エネルギーに回生することによって車両を制動する回生制動と、ブレーキ制御装置10による液圧制動とのそれぞれを車両の制動に用いることができる。本実施の形態に係るブレーキ制御装置10が搭載される車両は、これらの回生制動と液圧制動とを併用して所望の制動力を発生させるブレーキ回生協調制御を実行することができる。
ブレーキペダル12は、運転者による踏み込み操作に応じて作動液を送り出すマスタシリンダ14に接続されている。ブレーキペダル12には、その踏み込みストロークを検出するためのストロークセンサ46が設けられている。
マスタシリンダ14の第1出力ポート14aには、運転者によるブレーキペダル12の踏力に応じたペダルストロークを創出するストロークシミュレータ24が接続されている。マスタシリンダ14とストロークシミュレータ24とを接続する流路の中途には、シミュレータカット弁23が設けられている。シミュレータカット弁23は、通常時通電することにより開弁し、異常時等非通電時に閉弁する常閉型の電磁開閉弁である。また、マスタシリンダ14には、作動液を貯留するためのリザーバタンク26が接続されている。
マスタシリンダ14の第1出力ポート14aには、右前輪用のブレーキ液圧制御管16が接続されている。ブレーキ液圧制御管16は、図示されない右前輪に対して制動力を付与する右前輪用のホイールシリンダ20FRに接続されている。また、マスタシリンダ14の第2出力ポート14bには、左前輪用のブレーキ液圧制御管18が接続されている。ブレーキ液圧制御管18は、図示されない左前輪に対して制動力を付与する左前輪用のホイールシリンダ20FLに接続されている。
右前輪用のブレーキ液圧制御管16の中途には、右電磁開閉弁22FRが設けられており、左前輪用のブレーキ液圧制御管18の中途には、左電磁開閉弁22FLが設けられている。これらの右電磁開閉弁22FRおよび左電磁開閉弁22FLは、何れも、非通電時に開状態にあり、通電時に閉状態に切り換えられる常開型電磁弁である。なお、以下では適宜、右電磁開閉弁22FR、左電磁開閉弁22FLを総称して、「電磁開閉弁22」という。
また、右前輪用のブレーキ液圧制御管16の中途には、右前輪側のマスタシリンダ圧を検出する右マスタ圧力センサ48FRが設けられており、左前輪用のブレーキ液圧制御管18の途中には、左前輪側のマスタシリンダ圧を計測する左マスタ圧力センサ48FLが設けられている。ブレーキ制御装置10では、運転者によってブレーキペダル12が踏み込まれた際、ストロークセンサ46によりその踏み込み操作量が検出されるが、これらの右マスタ圧力センサ48FRおよび左マスタ圧力センサ48FLによって検出されるマスタシリンダ圧からもブレーキペダル12の踏み込み操作力(踏力)を求めることができる。このように、ストロークセンサ46の故障を想定して、マスタシリンダ圧を2つの圧力センサ48FRおよび48FLによって監視することは、フェイルセーフの観点からみて好ましい。なお、以下では適宜、右マスタ圧力センサ48FRおよび左マスタ圧力センサ48FLを総称して、「マスタシリンダ圧センサ48」という。
一方、リザーバタンク26には、液圧給排管28の一端が接続されており、この液圧給排管28の他端には、モータ32により駆動されるオイルポンプ34の吸込口が接続されている。オイルポンプ34の吐出口は、高圧管30に接続されており、この高圧管30には、液圧源の蓄圧部としてのアキュムレータ50とリリーフバルブ53とが接続されている。本実施の形態では、オイルポンプ34として、モータ32によってそれぞれ往復移動させられる2体以上のピストン(図示せず)を備えた往復動ポンプが採用される。また、アキュムレータ50としては、作動液の圧力エネルギを窒素等の封入ガスの圧力エネルギに変換して蓄えるものが採用される。
アキュムレータ50は、通常、オイルポンプ34によって所定液圧範囲(例えば14〜21MPa程度)にまで昇圧された作動液を蓄える。また、リリーフバルブ53の弁出口は、液圧給排管28に接続されており、アキュムレータ50における作動液の圧力が異常に高まって例えば25MPa程度になると、リリーフバルブ53が開弁し、高圧の作動液は液圧給排管28へと戻される。さらに、高圧管30には、アキュムレータ50の出口圧力、すなわち、アキュムレータ50における作動液の圧力を検出するアキュムレータ圧センサ51(「液圧検出部」として機能する)が設けられている。
そして、高圧管30は、増圧弁40FR,40FL,40RR,40RLを介して右前輪用のホイールシリンダ20FR、左前輪用のホイールシリンダ20FL、右後輪用のホイールシリンダ20RR、左後輪用のホイールシリンダ20RLに接続されている。以下、適宜、ホイールシリンダ20FR〜20RLを総称して「ホイールシリンダ20」といい、増圧弁40FR〜40RLを総称して「増圧弁40」という。増圧弁40は、何れも、非通電時は閉じた状態にあり、必要に応じてホイールシリンダ20の増圧に利用される常閉型の電磁弁(リニア弁)である。なお、図示しない車両の各車輪に対しては、ディスクブレーキユニットが設けられており、各ディスクブレーキユニットは、ホイールシリンダ20の作用によってブレーキパッドをディスクに押し付けることで制動力を発生する。
また、右前輪用のホイールシリンダ20FRと左前輪用のホイールシリンダ20FLとは、それぞれ減圧弁42FRまたは42FLを介して液圧給排管28に接続されている。減圧弁42FRおよび42FLは、必要に応じてホイールシリンダ20FR,20FLの減圧に利用される常閉型の電磁弁(リニア弁)である。一方、右後輪用のホイールシリンダ20RRと左後輪用のホイールシリンダ20RLとは、常開型の電磁弁である減圧弁42RRまたは42RLを介して液圧給排管28に接続されている。以下、適宜、減圧弁42FR〜42RLを総称して「減圧弁42」という。
右前輪用、左前輪用、右後輪用および左後輪用のホイールシリンダ20FR〜20RL付近には、それぞれ対応するホイールシリンダ20に作用する作動液の圧力であるホイールシリンダ圧を検出するホイールシリンダ圧センサ44FR、44FL、44RRおよび44RLが設けられている。以下、適宜、ホイールシリンダ圧センサ44FR〜44RLを総称して「ホイールシリンダ圧センサ44」という。
上述の電磁開閉弁22、増圧弁40、減圧弁42、モータ32等は、ブレーキ制御装置10の液圧アクチュエータ80を構成する。そして、かかる液圧アクチュエータ80は、ブレーキECU200によって制御される。
ブレーキECU200は、ホイールシリンダ20におけるホイールシリンダ圧を制御する制御手段として機能する。ブレーキECU200は、各種演算処理を実行するCPU、各種制御プログラムを格納するROM、データ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAM、エンジン停止時にも記憶内容を保持できるバックアップRAM等の不揮発性メモリ、入出力インターフェース、各種センサ等から入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して取り込むためのA/Dコンバータ等を備える。
ブレーキECU200には、液圧アクチュエータ80を構成する電磁開閉弁22、シミュレータカット弁23、増圧弁40、減圧弁42、モータ32等が電気的に接続されている。また、ブレーキECU200は、上位のハイブリッドECU(図示せず)などと通信可能である。
また、ブレーキECU200には、制御に用いるための信号を出力する各種センサ・スイッチ類が電気的に接続されている。すなわち、ブレーキECU200には、ホイールシリンダ圧センサ44から、ホイールシリンダ20におけるホイールシリンダ圧を示す信号が入力され、ストロークセンサ46からブレーキペダル12のペダルストロークを示す信号が入力され、マスタシリンダ圧センサ48からマスタシリンダ圧を示す信号が入力され、アキュムレータ圧センサ51からアキュムレータ圧を示す信号が入力される。
さらに、図示しないが、ブレーキECU200には、各車輪ごとに設置された車輪速センサから各車輪の車輪速度を示す信号が入力され、ヨーレートセンサからヨーレートを示す信号が入力され、Gセンサから車両の加速度を示す信号が入力され、舵角センサからステアリングホイールの操舵角を示す信号が入力されたりしている。
このように構成されるブレーキ制御装置10では、ブレーキ回生協調制御を実行することができる。ブレーキ制御装置10は制動要求を受けて制動を開始する。制動要求は、例えば運転者がブレーキペダル12を操作した場合など、車両に制動力を付与すべきときに生起される。制動要求を受けてブレーキECU200は要求制動力を演算し、要求制動力から回生による制動力を減じることによりブレーキ制御装置10により発生させるべき制動力である要求液圧制動力を算出する。ここで、回生による制動力の情報は、上位のハイブリッドECU(図示せず)からブレーキECU200に供給される。ブレーキECU200は、算出した要求液圧制動力に基づいて各ホイールシリンダ20の目標液圧を算出する。ブレーキECU200は、ホイールシリンダ圧が目標液圧となるように、フィードバック制御則により増圧弁40や減圧弁42に供給する制御電流の値を決定する。
その結果、ブレーキ制御装置10においては、作動液がアキュムレータ50から各増圧弁40を介して各ホイールシリンダ20に供給され、車輪に制動力が付与される。また、各ホイールシリンダ20から作動液が減圧弁42を介して必要に応じて排出され、車輪に付与される制動力が調整される。本実施の形態においては、アキュムレータ50、増圧弁40、減圧弁42等を含んで、ブレーキペダル12の操作から独立してホイールシリンダ20の液圧を制御し得るホイールシリンダ圧制御系統が構成されている。ホイールシリンダ圧制御系統により、いわゆるブレーキバイワイヤ方式の制動力制御が行われる。
一方、このとき電磁開閉弁22FRおよび22FLは閉状態とされ、シミュレータカット弁23は開状態とされる。よって、運転者によるブレーキペダル12の踏込によりマスタシリンダ14から送出された作動液は、シミュレータカット弁23を通ってストロークシミュレータ24に流入する。
また、アキュムレータ圧が予め設定された蓄圧設定範囲の下限値以下であるときには、ブレーキECU200によりモータ32に電流が供給され、オイルポンプ34が駆動されてアキュムレータ圧が昇圧される。この昇圧によってアキュムレータ圧がその蓄圧設定範囲に入りその上限値に達すると、モータ32への給電が停止される。
図2は、ブレーキ制御装置およびその周辺の電気的構成を表す図である。
ブレーキECU200には、適切な制動制御を実現するために車輪速センサ102、ヨーレートセンサ104、Gセンサ106、舵角センサ108、電圧検出センサ109、ストロークセンサ46、マスタシリンダ圧センサ48、ホイールシリンダ圧センサ44、アキュムレータ圧センサ51等が接続され、それぞれの出力信号が入力される。また、ブレーキECU200には、所定の通信ラインを介してハイブリッドECU100が接続されている。ブレーキECU200は、そのハイブリッドECU100から回生制動力等の情報を取得し、上述のように各ホイールシリンダ20の目標液圧を算出する。そして、各ホイールシリンダ圧が目標液圧となるように、液圧アクチュエータ80の増圧弁40、減圧弁42、電磁開閉弁22、モータ32等に制御電流を供給する。
ブレーキECU200には、また、電源装置110が接続されている。電源装置110は、主電源装置112と補助電源装置114とを含む。主電源装置112は、ブレーキ制御装置専用ではなく、エンジン制御装置など他の車載装置にも電力を供給可能な共通の電源装置として設けられている。一方、補助電源装置114は、ブレーキ制御装置専用の電源装置として設けられたものである。
主電源装置112は、主電源としての高圧バッテリ116および補機バッテリ118、DC/DCコンバータ120、および図示しない制御回路等を含む。高圧バッテリ116は、出力電圧が例えば288Vのハイブリッド車両用のバッテリであり、通常の走行状態において車輪を駆動する図示しない電動モータに電力を供給する。高圧バッテリ116は、車両制動時に図示しないモータジェネレータによって回生された電力を蓄える。一方、補機バッテリ118は、出力電圧が例えば12Vのバッテリであり、ブレーキECU200やハイブリッドECU100等の各種制御ユニット、液圧アクチュエータ80、ヘッドランプ等の各種補機等に必要な起動電流や制御電流を供給する。高圧バッテリ116の出力電圧は、DC/DCコンバータ120によって例えば12Vに降圧され、補機バッテリ118の充電に供される。
補助電源装置114は、補助電源としてのキャパシタ122、監視回路124、切替回路126等を含む。補助電源装置114は、主電源装置112から供給された電気エネルギを蓄え、その電気エネルギをブレーキECU200を経由して液圧アクチュエータ80に供給可能なものである。キャパシタ122は、コンデンサからなる複数のセルを含んで構成され、そのセルごとに充放電状態が制御されるものである。主電源装置112から供給された電流は定電流回路等を含む蓄電回路を経てキャパシタ122に供給される。なお、このようなキャパシタの構造および蓄電制御等は公知であるため、その詳細な説明については省略する。
監視回路124は、補機バッテリ118の出力電圧を監視し、その出力電圧が設定値以下となった場合に補機バッテリ118または高圧バッテリ116の失陥を判定する。切替回路126は、監視回路124によりそのバッテリの失陥が検出された場合に、補機バッテリ118に代えてキャパシタ122からブレーキECU200や液圧アクチュエータ80等に電力が供給されるように切り替える。補機バッテリ118の出力電圧は、電圧検出部としての電圧検出センサ109によっても検出され、その検出情報がブレーキECU200に入力される。
なお、変形例においては、監視回路124および切替回路126をブレーキECU200内に実装してもよい。そして、ブレーキECU200が、補機バッテリ118の出力電圧を監視し、その電力の供給元を補機バッテリ118またはキャパシタ122に適宜切り替えるようにしてもよい。また、補機バッテリ118の出力電圧を検出する電圧検出センサ109を別途設けることなく、補機バッテリ118から供給される電圧値をブレーキECU200内にて監視するようにしてもよい。
次に、本実施の形態のブレーキ制御方法の主要部について説明する。
上述のように、本実施の形態では液圧制動に際してアキュムレータ50への蓄圧を行い、そのアキュムレータ圧Paccが設定範囲に含まれるよう保持している。そして、制動制御が開始されると、増圧弁40を開放することでアキュムレータ50に蓄圧された液圧を各ホイールシリンダ20に供給する。しかし、このアキュムレータ50の蓄圧はオイルポンプ34の駆動により実現されるため、これを駆動するモータ32を適切に作動させる必要がある。一方、液圧アクチュエータ80を構成するモータ32や各種電磁制御弁は、補機バッテリ118によりその作動電流が供給されるため、そのモータ32等を適切に作動させるためには、補機バッテリ118の電力を安定に供給する必要がある。他方、補機バッテリ118は、例えばエンジン制御装置などブレーキ制御装置10以外の他システムにも共通の電源となっている。このため、補機バッテリ118が経年劣化している場合など、その電気エネルギーの安定した確保が難しくなった場合、あるいは、複数のシステムが同時に作動するなど消費電力が一時的に増大するような場合の電源マネージメントが特に重要になってくる。
そこで、本実施の形態では、補機バッテリ118の出力電圧に閾置(「許容基準値」に該当する:以下、「閾電圧」という)を設定し、その出力電圧が閾電圧より低下したときに、通常の制動制御(通常制動制御)からそれより電力消費を低減する省電力制動制御に切り替える。それにより、ブレーキ制御装置10の最低限必要な作動を確保するとともに、他システムへの必要電力についても確保できるようにしている。具体的には、液圧アクチュエータ80において特に起動時の電気負荷が大きいモータ32による電圧降下を考慮した電源マネージメントを行う。すなわち、補機バッテリ118の出力電圧が閾電圧より低いか否かに基づいて通常制動制御と省電力制動制御との切替を実行する一方、モータ32の起動タイミングをトリガとしてその閾電圧の切り替えを実行する。
図3は、液圧制御時に用いられる制御マップのひとつを表す図である。同図の横軸は補機バッテリ118の出力電圧VBを示し、縦軸はアキュムレータ圧Paccを示している。 電圧検出センサ109により検出された補機バッテリ118の出力電圧が閾電圧より低下したとき、ブレーキECU200は、アキュムレータ圧の蓄圧設定範囲を広げることによりモータ32の駆動頻度を低減させて省電力制動制御へ移行させる設定範囲変更処理を実行する。
すなわち、図示の制御マップにおいては、補機バッテリ118の出力電圧VBが閾電圧Vref(例えば11V)よりも大きい通常時において、アキュムレータ圧Paccの設定範囲の下限値である蓄圧開始液圧PaccONをPacc10(例えば16Mpa)に設定し、上限値である蓄圧終了液圧PaccOFFをPacc20(例えば18Mpa)に設定している。このため、アキュムレータ圧センサ51により検出されるアキュムレータ圧PaccがPacc10以下となったときにオイルポンプ34が駆動され、アキュムレータ50への蓄圧が開始される。そして、そのアキュムレータ圧Paccが上昇してPacc20以上となったときにオイルポンプ34の駆動が停止され、アキュムレータ50への蓄圧が終了される。その結果、アキュムレータ圧Paccは、蓄圧開始液圧PaccON(=Pacc10)と蓄圧終了液圧PaccOFF(=Pacc20)との間の蓄圧設定範囲に維持され、応答性が確保された所望の制動制御が実現される。
一方、補機バッテリ118の出力電圧VBが閾電圧Vref以下となった場合には、蓄圧開始液圧PaccONがPacc1x(例えば14Mpa)に嵩下げ設定されるとともに、蓄圧終了液圧PaccOFFがPacc2x(例えば21Mpa)に嵩上げ設定され、アキュムレータ圧Paccの設定範囲が上下に広げられる。これにより、アキュムレータ圧Paccがより低下しなければオイルポンプ34による蓄圧動作が開始されないようになる。一方、一旦蓄圧動作が開始されると、アキュムレータ圧Paccがより高く高められるまでその蓄圧動作が行われ、アキュムレータ圧Paccが消費されるまでの期間が長くなるようにされる。結果的に、オイルポンプ34の駆動頻度、つまりモータ32の起動頻度を少なくされる。それにより、モータ32の起動時の突入電流による大きな電圧降下の発生頻度を少なくし、その突入電流による電力消費を抑制することができる。
図4は、液圧制御時に用いられる他の制御マップを表す図である。同図の横軸は最大制動G(減速度)を示し、縦軸は補機バッテリ118の出力電圧(電源電圧)Vを示している。図中斜線領域は、省電力制動制御が実行される領域を示している。図5は、液圧制御時に実行される電源マネージメントの概要を表すタイミングチャートである。同図には上段からモータ32の駆動状態、閾電圧Vrefの切り替え状態が示されている。同図の横軸は時間の経過を表している。
上述した通常制動制御から省電力制動制御への移行により、補機バッテリ118の消費電力を抑制できるようになるが、反面、アキュムレータ50の蓄圧状態によっては制動制御の応答性を低下させる可能性がある。このため、本実施の形態では、モータ32の起動タイミングをトリガとしてその閾電圧Vrefの切り替えを実行してその省電力制動制御への移行を抑えることにより、その応答性についてもある程度維持できるようにする。
すなわち図4のように、閾電圧Vrefとして基準電圧V10と調整電圧V1xとが切り替え可能に設けられている。基準電圧V10はモータ32の非駆動時に参照され、調整電圧V1xはモータ32の駆動時に参照される。本実施の形態では、基準電圧V10としてモータ32を起動させるための起動電流(突入電流)を確保可能な電圧値(例えば11V)が設定され、調整電圧V1xとしてモータ32の駆動状態を保持するための定常電流を確保可能な電圧値(例えば10V)が設定されている。起動電流は定常電流よりも大きいため、基準電圧V10は、調整電圧V1xよりもその電流差に相当する分高くなる。
なお、図示のように、補機バッテリ118の失陥を判定するための失陥判定電圧Vmin(例えば9V)も設定されている。補機バッテリ118の出力電圧がその失陥判定電圧Vminを下回ると、制動制御を含む各種制御に支障をきたす可能性があるため、図示しない車載表示装置にその旨を示す状態報知がなされ、バッテリの交換が促される。
同図には、補機バッテリ118の出力電圧と、そのとき得ることが可能な最大制動G(最大減速度)とがほぼ線形的な対応関係にあることが示されるとともに、モータ32の駆動状態によって省電力制動制御が制限されることが示されている。なお、ここでいう最大制動Gは、補機バッテリ118の電気エネルギーによりモータ32を最大出力にて駆動した場合に、オイルポンプ34の作動により蓄圧可能なアキュムレータ圧Paccに対応する。図示の例では、補機バッテリ118の出力電圧が失陥判定電圧Vminである場合に、減速度G1(例えば0.2G)まで得られ、調整電圧V1xのときに減速度G2(例えば0.4G)まで得られ、基準電圧V10のときに減速度G3(例えば0.6G)まで得られる。
図5にも示すように、モータ32の非駆動状態においては、閾電圧Vrefが基準電圧V10に設定されるため、補機バッテリ118の出力電圧が基準電圧V10よりも低下したときに通常制動制御から省電力制動制御に切り替えられる。一方、モータ32の駆動状態においては閾電圧Vrefが調整電圧V1xに設定されるため、補機バッテリ118の出力電圧が調整電圧V1xよりも低下したときに通常制動制御から省電力制動制御に切り替えられる。すなわち、モータ32の駆動状態においては閾電圧Vrefが低い値に切り替えられるため、省電力制動制御へ移行し難くしている。
図6は、電源マネジメントを含むアキュムレータの蓄圧処理の流れを表すフローチャートである。本処理は、イグニッションスイッチがオンにされた後、ブレーキECU200により所定の周期で繰り返し実行される。なお、蓄圧開始液圧PaccONの初期設定はPacc10、蓄圧終了液圧PaccOFFの初期設定はPacc20となっている。また、閾電圧Vrefの初期設定は基準電圧V10となっている。
ブレーキECU200は、電圧検出センサ109の検出値に基づき、出力電圧VBが閾電圧Vrefより低くなっていると判定すると(S10のY)、通常制動制御から省電力制動制御へ移行させる。すなわち、蓄圧開始液圧PaccONをPacc1xに嵩下げ設定するとともに(S12)、蓄圧終了液圧PaccOFFをPacc2xに嵩上げ設定する(S14)。一方、出力電圧VBが閾電圧Vref以上であると判定すると(S10のN)、蓄圧開始液圧PaccONをPacc10に設定するとともに(S16)、蓄圧終了液圧PaccOFFをPacc20に設定する(S18)。すなわち、仮に出力電圧VBが一時的に閾電圧Vref以下となってその後に閾電圧Vrefよりも高電圧に復帰した場合には、蓄圧開始液圧PaccONおよび蓄圧終了液圧PaccOFFを初期設定に戻す。
そして、ブレーキECU200は、アキュムレータ圧センサ51の検出値に基づき、アキュムレータ圧Paccが蓄圧開始液圧PaccON以下になったと判定すると(S20のY)、モータ32への通電を行ってオイルポンプ34の駆動を開始する(S22)。続いて、閾電圧Vrefを基準電圧V10から調整電圧V1xに切り替え(S24)、それ以降の省電力制動制御へ移行を抑制する。その結果、仮に次の処理タイミングのS10にて出力電圧VBが調整電圧V1x以上である場合には、省電力制動制御から通常制動制御へ戻される。
そして、そのオイルポンプ34の駆動により、アキュムレータ圧Paccが蓄圧終了液圧PaccOFF以上になったと判定すると(S20のN,S26のY,S28のY)、モータ32への通電を停止してオイルポンプ34の駆動を停止する(S30)。続いて、閾電圧Vrefを調整電圧V1xから基準電圧V10に戻す(S32)。その結果、仮に次の処理タイミングのS10にて出力電圧VBが基準電圧V10より低い場合には、省電力制動制御へ移行される。なお、S26にてオイルポンプ34の駆動中でない場合(S26のN)には、S28〜S32の処理をスキップする。また、S28にてアキュムレータ圧Paccが蓄圧終了液圧PaccOFF未満である場合(S28のN)、S30およびS32の処理をスキップする。
以上に説明したように、本実施の形態においては、補機バッテリ118の出力電圧が予め設定した閾電圧Vref(許容基準値)より低下したときには、アキュムレータ50の蓄圧開始液圧PaccONが嵩下げされるとともに蓄圧終了液圧PaccOFFが嵩上げされ、蓄圧設定範囲が通常よりも広げられる。このため、省電力制動制御においてオイルポンプ34(つまりモータ32)の駆動頻度を抑制することができる。つまり、モータ32の駆動開始時の突入電流により補機バッテリ118の大きな電圧降下が発生する頻度を少なくしてその電力消費を抑制し、安定した制御を実現することができる。
また、アキュムレータ50の蓄圧に際してオイルポンプ34の駆動が開始されたときに、省電力制動制御への切替電圧である閾電圧Vrefが基準電圧V10からそれより低い調整電圧V1xに切り替えられる。すなわち、モータ32の駆動開始前には閾電圧Vrefを比較的高く保持して十分な電源電圧が確保されることで電圧降下の影響を抑制することができ、モータ32の駆動開始後は閾電圧Vrefを低い値に切り替えて省電力制動制御へ移行し難くし、不必要な制御の切り替えを抑制するとともに、制動制御の応答性を確保することができる。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。これらの実施の形態は例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
(第1変形例)
図7は、変形例に係る液圧制御の概要を表すタイミングチャートである。同図の縦軸は液圧を表し、横軸は時間の経過を表している。図中の一点鎖線は制動制御における目標液圧を示し、点線は通常制動制御における実液圧を示し、実線は省電力制動制御における実液圧を示している。
本変形例では、省電力制動制御へ移行したときに、通常制動制御よりも液圧のフィードバックゲインを低下させるとともに制動制御の周期を大きくする。これにより、増圧弁40および減圧弁42の作動頻度を抑制し、省電力化を実現する。
(第2変形例)
図8は、変形例に係る液圧制御の概要を表すタイミングチャートである。同図には上段からブレーキペダル12の踏み込み状態、電磁開閉弁22の開閉状態、オイルポンプ34の駆動状態(つまりモータ32の駆動状態)、補機バッテリ118の出力電圧(電源電圧)の状態がそれぞれ示されている。同図の横軸は時間の経過を表している。同図には、省電力制動制御へ移行した後の状態が示されている。
本変形例では、省電力制動制御への移行後にブレーキペダル12が踏み込まれたとき、電磁開閉弁22の駆動タイミングとオイルポンプ34の駆動タイミングとを所定時間Δtずらすようにしている。すなわち、電磁開閉弁22は通常、制動時に常時通電されて閉弁状態が維持され、非制動時に通電が停止されて開弁状態を保持するいわゆるオン・オフ弁であり、その閉弁時に比較的大きな電圧降下ΔV1を生じさせる。一方、オイルポンプ34を作動させるモータ32の駆動時にも突入電流による大きな電圧降下ΔV2が発生する。そこで、補機バッテリ118の出力電圧が低下しているときには、これら電磁開閉弁22とオイルポンプ34の駆動タイミングの調整を行う。所定時間Δtは、電磁開閉弁22に駆動による電圧降下のタイミングと、オイルポンプ34の駆動による電圧降下のタイミングとが重ならない程度の時間が確保されればよい。
すなわち、制動開始時にアキュムレータ50の液圧が不十分であり、その蓄圧設定範囲を下回っていた場合、通常制動制御であれば電磁開閉弁22とオイルポンプ34とをほぼ同時に駆動するが、省電力制動制御に移行していれば、図示のようにタイミングをずらすようにする。その結果、特に補機バッテリ118の出力電圧が低い省電力制動制御状態においては、重畳的な電圧降下を避けることができる。
10 ブレーキ制御装置、 20 ホイールシリンダ、 22 電磁開閉弁、 32 モータ、 34 オイルポンプ、 40 増圧弁、 42 減圧弁、 50 アキュムレータ、 80 液圧アクチュエータ、 109 電圧検出センサ、 110 電源装置、 116 高圧バッテリ、 118 補機バッテリ、 122 キャパシタ、 200 ブレーキECU。

Claims (2)

  1. 液圧源の蓄圧部に蓄圧された液圧を複数の車輪のそれぞれに設けられたホイールシリンダに供給することにより、各車輪に制動力を付与するブレーキ制御装置であって、
    電源からの電力供給を受けて駆動し、その動力により前記蓄圧部へ作動液を供給して蓄圧を実行する蓄圧駆動部と、
    前記電源の出力電圧を検出する電圧検出部と、
    前記蓄圧部の液圧を検出する液圧検出部と、
    前記蓄圧部の液圧が予め設定した蓄圧開始液圧以下となったときに、前記蓄圧駆動部の駆動を開始して前記蓄圧部への蓄圧を開始する一方、その液圧が前記蓄圧開始液圧よりも高い予め設定した蓄圧終了液圧以上となったときに、前記蓄圧駆動部の駆動を停止して前記蓄圧部への蓄圧を終了し、前記電源の出力電圧が予め設定した許容基準値より低下したときには、前記蓄圧開始液圧と前記蓄圧終了液圧とにより規定される蓄圧設定範囲を通常よりも広げるように設定する蓄圧制御部と、
    を備えることを特徴とするブレーキ制御装置。
  2. 前記蓄圧制御部は、前記電源の出力電圧が予め設定した許容基準値より低下したときには、前記蓄圧開始液圧を所定量嵩下げ設定するとともに、前記蓄圧終了液圧を所定量嵩上げ設定することにより、前記蓄圧設定範囲を通常よりも広げるように設定することを特徴とする請求項1に記載のブレーキ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2013042717A1 (ja) * 2011-09-21 2015-03-26 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフトDaimler AG ハイブリッド電気自動車の電源制御装置および制御方法
US12036968B2 (en) 2021-01-18 2024-07-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hydraulic brake system

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