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JP2010177155A - 有機エレクトロルミネッセンス装置および電子機器 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス装置および電子機器 Download PDF

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JP2010177155A JP2009021220A JP2009021220A JP2010177155A JP 2010177155 A JP2010177155 A JP 2010177155A JP 2009021220 A JP2009021220 A JP 2009021220A JP 2009021220 A JP2009021220 A JP 2009021220A JP 2010177155 A JP2010177155 A JP 2010177155A
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Kozo Shimokami
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Toru Futamura
徹 二村
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Abstract

【課題】小型化および信頼性の向上の双方を図ることのできる有機エレクトロルミネッセンス装置、および電子機器を提供すること。
【解決手段】有機EL装置1において、透光性の封止部材7では、素子基板11の第1面11a側を覆う第1板部71、素子基板11の第2面11b側を覆う第2板部72、および側板部76、77、78が一体に形成されている。このため、素子基板11の周りにおいて、開口部70が形成されている側以外は、封止部材7の側板部76、77、78で封止されているので、封止部分が薄く済むとともに、確実な封止を行なうことができる。また、シール材8は、封止部材7において開口部70が形成されている1箇所のみであるため、水分や酸素が侵入しないように幅広に形成した場合でも、素子基板11の周りにおいてシール材8が占有する部分の幅寸法が狭く済む。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機エレクトロルミネッセンス素子が封止部材で覆われた有機エレクトロルミネッセンス装置、および当該有機エレクトロルミネッセンス装置を備えた電子機器に関するものである。
有機エレクトロルミネッセンス装置において信頼性や寿命の向上を図るためには、有機エレクトロルミネッセンス素子を構成する有機機能層や電極を水分(湿気)や酸素などから確実に遮断することが必要である。そこで、素子基板において有機エレクトロルミネッセンス素子が形成されている側の面を平板状あるいは缶状の封止部材で覆い、封止部材の端部と素子基板とをシール材で封止した構造が提案されている(特許文献1参照)。
特開平10−74583号公報
かかる有機エレクトロルミネッセンス装置においては、有機エレクトロルミネッセンス素子から光が出射される領域を外周で囲む額縁領域の幅を狭くして小型化することが要求されているとともに、信頼性をさらに向上することが要求されている。
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、上記の小型化に対する要求と信頼性に対する要求は二律背反する要求である。すなわち、特許文献1に記載の構成において、額縁領域の幅寸法を狭くして小型化を図ると、シール材の幅寸法が狭くなる結果、水分や酸素が侵入しやすくなるため、信頼性が低下する。一方、シール材の幅寸法を広くして信頼線を向上すると、額縁領域の幅寸法が広くなる結果、小型化が阻害される。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、小型化および信頼性の向上の双方を図ることのできる有機エレクトロルミネッセンス装置、および当該有機エレクトロルミネッセンス装置を備えた電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る有機エレクトロルミネッセンス装置(以下、有機EL(Electro Luminescence)装置という)は、有機EL素子が第1面に設けられ、前記有機EL素子が出射した光を前記第1面および該第1面とは反対側に位置する第2面のうちの一方面側から出射する素子基板と、前記素子基板の前記第1面側を覆う第1板部、前記素子基板の前記第2面側を覆う第2板部、および前記第1板部と前記第2板部の3方向に位置する側端部同士を繋ぐ側板部が一体に形成され、1方向のみに開口部を備えた透光性の封止部材と、前記開口部を塞ぐシール材と、を有することを特徴とする。
本発明の有機EL装置に用いた封止部材は、素子基板の第1面側を覆う第1板部、素子基板の第2面側を覆う第2板部、および第1板部と第2板部の3方向に位置する側端部同士を繋ぐ側板部が一体に形成されている。このため、封止部材は、1方向のみに開口部を備えているので、封止部材の開口部をシール材で塞げば、封止部材の内側に収容された素子基板に封止を行なうことができる。かかる封止構造では、素子基板の周りにおいて、開口部が形成されている側以外は、封止部材の側板部で封止されているので、封止部分が薄く済むとともに、確実な封止を行なうことができる。また、シール材は、封止部材において開口部が形成されている1箇所のみであるため、水分や酸素が侵入しないように幅広に形成した場合でも、素子基板の周りにおいてシール材が占有する部分の幅寸法が狭く済む。それ故、封止部材の内側への水分や酸素の侵入を確実に防止して信頼性を向上させた場合でも、素子基板において有機EL素子が形成されている領域を外周側で囲む額縁領域を狭くすることができるので、有機EL装置の小型化を図ることができる。また、封止部材は透光性を備えているため、有機EL素子から出射された光を第1板部あるいは第2板部から封止部材の外部に出射することができる。
本発明において、前記シール材は、前記開口部において前記素子基板の前記第1面と前記第1板部とに挟まれた第1開口部分を塞ぐ第1シール材と、前記開口部において前記素子基板の前記第2面と前記第2板部とに挟まれた第2開口部分を塞ぐ第2シール材と、を備えていることが好ましい。このように構成すると、第2シール材によって封止部材の第2板部に素子基板に固定した後、第1シール材で素子基板と封止部材の第1板部との間を塞ぐことができる。
かかる構成を採用するにあたって、前記第2シール材は、前記素子基板の前記第2面と前記第2板部とを面接着していることが好ましい。かかる構成によれば、素子基板を封止部材の内側に確実に固定することができる。また、第2シール材によって、前記素子基板の前記第2面と前記第2板部とを面接着すれば、水分や酸素が第2シール材を透過して第1面側に設けられた有機EL素子に到達するには、長い距離を透過する必要があるため、封止性能を向上することができる。
本発明において、前記第1板部および前記第2板部のうち、前記素子基板の前記一方面側を覆う板部には、前記有機EL素子から出射された光に対する光学素子が設けられていることが好ましい。かかる光学素子は、例えば、有機EL素子から出射された光を収束させるレンズや、有機EL素子から出射された光を着色するカラーフィルターなどである。かかる構成によれば、封止部材に光学素子を予め設けておくことができるため、部品点数を削減することができる。それ故、有機EL装置の組立効率を高めることができ、有機EL装置の生産性を高めることできる。
本発明において、前記素子基板の前記第1面と前記第1板部との間に、水分および酸素のうちの少なくとも一方を吸収するゲッター材が配置されていることが好ましい。かかる構成を採用すれば、封止部材の内側から水分や酸素を除去することができる。
かかるゲッター材を配置するにあたって、前記素子基板は、前記第2面側が前記一方面側である場合、前記素子基板の前記第1面と前記第1板部との間において前記有機EL素子に対して平面的に重なる領域にゲッター材を配置することが好ましい。かかる構成によれば、大量のゲッター材を封止部材の内側に配置することができるので、信頼性を向上することができる。
本発明を適用した有機EL装置は、当該有機EL装置を露光ヘッドとして用いた画像形成装置などの電子機器、当該有機EL装置を光源として用いた照明装置などの電子機器、当該有機EL装置を表示装置として用いた携帯電話機、モバイルコンピューターなどの電子機器に用いることができる。
本発明の実施の形態1に係る有機EL装置に用いた素子基板などの説明図である。 本発明の実施の形態1に係る有機EL装置の説明図である。 本発明の実施の形態1に係る有機EL装置の内部構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る有機EL装置の説明図である。 本発明の実施の形態2に係る有機EL装置の内部構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係る有機EL装置の説明図である。 本発明を適用した有機EL装置を備えた画像形成装置(電子機器)の説明図である。 本発明に係る電気光学装置を用いた電子機器の説明図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、互いに直交する方向をX方向、Y方向およびZ方向とし、有機EL装置から光が出射される方向をZ方向として説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係る有機EL装置に用いた素子基板などの説明図である。図1に示す有機EL装置1は、第1面11aの側に有機EL素子2が形成された素子基板11を有しており、素子基板11の第1面11aには、薄膜トランジスター15などが形成された回路部3も形成されている。回路部3に形成された複数の層間絶縁膜のうち、最上層の層間絶縁膜16上には、ITO等からなる透明な画素電極24が形成されている。画素電極24は、薄膜トランジスター15に電気的に接続されている。画素電極24の上層には、隣接する画素電極24との間にシリコン酸化膜などからなる絶縁層17が形成されており、かかる絶縁層17は、画素電極24に対して部分的に重なっている。このため、絶縁層17の開口部では、画素電極24の表面が露出している。絶縁層17の上層には、画素電極24の周りを囲むように、高さが0.1〜3.5μmのアクリル樹脂やポリイミド樹脂等からなる隔壁5が形成されており、隔壁5で囲まれた領域内では、絶縁層17の上層側に有機機能層20が積層されている。有機機能層20の上層には陰極層25が形成されており、画素電極24、有機機能層20および陰極層25によって有機EL素子2が構成されている。かかる有機EL素子2は、素子形成領域28に複数、形成されている。なお、図1では、有機EL素子2と薄膜トランジスター15とが重なる位置に表されているが、有機EL素子2と薄膜トランジスター15とがずれた位置に形成されている。
有機機能層20は、例えば、画素電極24上に積層された正孔注入輸送層21と、正孔注入輸送層21上に積層された発光層22とを備えている。発光層22の上層あるいは下層には、その他の機能を有する他の有機機能層、例えば、インターレイアー層や、アルミニウムキノリノール(Alq3)などからなる電子輸送層を形成することもある。正孔注入輸送層21は、正孔を発光層22に注入する機能を有するとともに、正孔を輸送する機能を有する。発光層22では、正孔注入輸送層21から注入された正孔と、陰極層25から注入される電子が発光層で再結合し、発光が行われる。ここで、発光層22は、全ての有機EL素子2において白色光を出射するように構成される場合と、対応する色光(例えば、赤色光、緑色光、青色光)を出射するように構成される場合とがある。
正孔注入輸送層21は、正孔注入輸送層形成材料および溶媒(分散媒を含む)を含む液状組成物を隔壁5の内側に吐出してから溶媒を除去して形成したものである。発光層22も、発光層形成材料および溶媒(分散媒を含む)を含む液状組成物を隔壁5の内側に吐出してから溶媒を除去して形成したものである。このようにして、正孔注入輸送層21および発光層22を形成する際、隔壁5は、液状組成物が外にはみ出ることを防止する機能を担っている。かかる構成の場合、正孔注入輸送層21は、例えば、ポリオレフィン誘導体である3,4−ポリエチレンジオシチオフェン/ポリスチレンスルホン酸(PEDOT/PSS)や、ポリマー前駆体がポリテトラヒドロチオフェニルフェニレンであるポリフェニレンビニレン、1,1−ビス−(4−N、N−ジトリルアミノフェニル)シクロヘキサン等の有機機能材料からなる。発光層22は、例えば、ポリフルオレン誘導体、ポリフェニレン誘導体、ポリビニルカルバゾール、ポリチオフェン誘導体、またはこれらの高分子材料に、ペリレン系色素、クマリン系色素、ローダミン系色素、例えばルブレン、ペリレン、9,10−ジフェニルアントラセン、テトラフェニルブタジエン、ナイルレッド、クマリン6、キナクリドン等をドープした有機機能材料からなる。
また、正孔注入輸送層21および発光層22は、蒸着により形成されることもある。かかる構成の場合、正孔注入輸送層21は、トリアリールアミン(ATP)多量体などからなる。発光層22は、アントラセン系ドーパントやルブレン系ドーパントを含むスチリルアミン系材料などからなる。
陰極層25は、素子基板11の一方面の略全面、あるいはストライプ状に形成されており、画素電極24と対になって有機機能層20に電流を流す役割を果たす。陰極層25は、例えば、カルシウム層とアルミニウム層とが積層された構造を有している。本形態においては、陰極層25が発光層22に直接に接して発光層22に電子を注入する役割を果たしているが、発光層22の材料によっては発光効率を高めることを目的に、発光層22と陰極層25との間にLiFなどの電子注入層を形成する場合もある。
本形態の有機EL装置1は、例えば、素子基板11の側から光を出射するボトムエミッション型であり、陰極層25はAl(アルミニウム)などの反射材料から構成されている。従って、有機機能層20から素子基板11側に発した光は、矢印Lで示すように、素子基板11の第2面11bの側から出射される、また、有機機能層20から素子基板11とは反対側に発した光は、陰極層25により反射されて、矢印Lで示すように、素子基板11を透過して素子基板11の下側に出射される。従って、ボトムエミッション型の有機EL装置1では、素子基板11としては、ガラス製、石英製、透明樹脂製などといった透明素子基板が用いられる。
なお、陰極層25として、ITO、Pt、Ir、Ni、Pd、Alなどにより光透過可能な状態に形成し、かつ、画素電極24の下層側に反射層を形成すれば、陰極層25側から光を出射させるトップエミッション型として構成することができる。この場合、素子基板11については、ガラスや石英などといった透明素子基板の他、樹脂製、セラミック製や金属製などといった不透明素子基板を用いることができる。
(有機EL装置の封止構造)
図2は、本発明の実施の形態1に係る有機EL装置の説明図であり、図2(a)、(b)、(c)は各々、有機EL装置を斜め上方からみた斜視図、斜め下方からみた斜視図、および斜め上方からみたときの分解斜視図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る有機EL装置の内部構成を示す説明図であり、図3(a)、(b)、(c)、(d)は各々、有機EL装置の平面的配置を示す説明図、ゲッター材の平面的配置を示す説明図、図3(a)のA1−A1′線に相当する位置で有機EL装置を切断したときの断面図、および図3(a)のB1−B1′線に相当する位置で有機EL装置を切断したときの断面図である。なお、図2および図3では、図1とは反対に、素子基板11の第1面11aが下方に位置し、第2面11bが上方に位置するように表わしてある。このため、図2および図3では、有機EL装置1が光を下方に向けて出射するように表してある。
図1に示す有機EL素子2では、陰極層25や有機機能層20が水分や酸素と接触すると劣化し、ダークスポットが発生してしまう。そこで、本形態の有機EL装置1では、以下に説明する封止構造が採用されている。
図2および図3に示すように、本形態の有機EL装置1においては、図1を参照して説明した素子基板11を内側に収容する封止部材7が用いられている。本形態において、封止部材7は、全体がガラスあるいは透光性プラスチックからなり、透光性を備えている。
封止部材7では、素子基板11の第1面11a側をZ方向とは反対側(光の出射方向とは反対側)で覆う第1板部71、素子基板11の第2面11b側をZ方向(光の出射方向)で覆う第2板部72、および第1板部71と第2板部72の3方向に位置する側端部同士を繋ぐ側板部76、77、78が一体に形成されている。このため、封止部材7は1方向のみに開口部70を備えており、かかる開口部70はシール材8により塞がれている。ここで、側板部76、77、78はいずれも同じ板厚としてもよいが、本形態では、幅方向(Y方向)に位置する側板部78については側板部76、77よりもわずかに薄くし、内部空間の幅方向の寸法を広げてある。
本形態において、素子基板11は、長手方向をX方向に向ける矩形形状を有しており、素子基板11の第1面11aの側では、素子基板11の長手方向に向かって複数の有機EL素子2が2列に配列されている。
このため、封止部材7において第1板部71および第2板部72も、長手方向をX方向に向ける矩形形状を有しており、開口部70は、第1板部71および第2板部72の長辺に相当する位置でY方向に向けて開口している。素子基板11の第1面11a側には、複数枚のフレキシブル配線基板18が接続されており、かかるフレキシブル配線基板18は開口部70から外部に引き出されている。
素子基板11において、開口部70が位置する側の端部(長辺部分)は外部に向けて露出しており、開口部70は、素子基板11の第1面11aと第1板部71とに挟まれた第1開口部分70aと、素子基板11の第2面11bと第2板部72とに挟まれた第2開口部分70bとに仕切られている。このため、シール材8は、第1開口部分70aを塞ぐ第1シール材81と、第2開口部分70bを塞ぐ第2シール材82とからなる。第1シール材81は、エポキシ樹脂などの樹脂系シール材、あるいは低融点ガラスを用いたガラス系シール材である。第2シール材82も、第1シール材81と同様、エポキシ樹脂などの樹脂系シール材、あるいは低融点ガラスを用いたガラス系シール材であり、透光性を備えている
ここで、第2シール材82は、素子基板11の第2面11bと第2板部72との間の略全域に配置されており、素子基板11の第2面11bと第2板部72とを面接着している。
これに対して、第1シール材81は、素子基板11の第1面11aと第1板部71の間で、開口部70付近のみに形成されている。このため、素子基板11の第1面11aと第1板部71の間は中空領域になっており、かかる中空領域を利用して、素子基板11の第1面11aと第1板部71との間には、水分および酸素のうちの少なくとも一方を吸収するゲッター材6が配置されている。本形態では、第1板部71において、有機EL素子2が形成されている素子形成領域28と対向する広い領域にゲッター材6が配置されている。
(ゲッター材6の構成)
ゲッター材6として乾燥材を用いる場合、水分を吸収できるものであれば、その種類については限定がなく、種々のものが使用可能である。例えば、ゲッター材6としては、酸化ナトリウム(NaO)、酸化カリウム(KO)、酸化カルシウム(CaO)、酸化バリウム(BaO)、酸化マグネシウム(MgO)、硫酸リチウム(LiSO4)、硫酸ナトリウム(NaSO4)、硫酸カルシウム(CaSO4)、硫酸マグネシウム(MgSO4)、硫酸コバルト(CoSO4)、硫酸ガリウム(Ga(SO43)、硫酸チタン(Ti(SO4)、硫酸ニッケル(NiSO4)、塩化カルシウム(CaCl)、塩化マグネシウム(MgCl)、塩化ストロンチウム(SrCl)、塩化イットリウム(YCl3)、塩化銅(CuCl)、フッ化セシウム(CsF)、フッ化タンタル(TaF5)、フッ化ニオブ(NbF5)、臭化カルシウム(CaBr)、臭化セリウム(CeBr3)、臭化セレン(SeBr4)、臭化バナジウム(VBr)、臭化マグネシウム(MgBr)、ヨウ化バリウム(BaI)、ヨウ化マグネシウム(MgI)、過塩素酸バリウム(Ba(ClO4)、過塩素酸マグネシウム(Mg(ClO4)等を用いることができる。
ゲッター材6として脱酸素材を用いる場合、酸素を吸収できるものであれば種類について限定がなく、種々のものが使用可能である。例えば、ゲッター材6としては、活性炭、シリカゲル、活性アルミナ、モレキュラーシーブ、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化チタン等が挙げられる。
ゲッター材6としては、乾燥材のみ、脱酸素材のみ、あるいはこれらの両方を設けてもよい。または、酸化マグネシウムのように乾燥材と脱酸素材の両方の機能を兼ね備えるゲッター材6を設けてもよい。
(有機EL装置1の組立方法)
本形態の有機EL装置1は、窒素ガス雰囲気などといった不活性ガス雰囲気中で以下の工程が行われる。まず、図1を参照して説明した素子基板11の第1面11aに有機EL素子2などを形成する。一方、封止部材7の第1板部71の内面にゲッター材6を固定する。
次に、素子基板11の第2面11bに、エポキシ樹脂や、ガラスシール用のペースト状フリットなどといった第2シール材82の前駆体を塗布した後、素子基板11を開口部70から封止部材7の内側に挿入し、素子基板11を第2板部72の内面に重ねる。次に、第2シール材82の前駆体を加熱、硬化させて、素子基板11の第2面11bを第2シール材82で面接着する。その結果、封止部材7の開口部70において、素子基板11の第2面11bと第2板部72とに挟まれた第2開口部分70bは、第2シール材82で塞がれた状態となる。
次に、封止部材7の開口部70において、素子基板11の第1面11aと第1板部71とに挟まれた第1開口部分70aに、エポキシ樹脂や、ガラスシール用のペースト状フリットなどといった第2シール材82の前駆体を充填した後、第2シール材82の前駆体を加熱、硬化させて、第1開口部分70aを第2シール材82で塞ぐ。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の有機EL装置1において、封止部材7では、素子基板11の第1面11a側を覆う第1板部71、素子基板11の第2面11b側を覆う第2板部72、および第1板部71と第2板部72の3方向に位置する側端部同士を繋ぐ側板部76、77、78が一体に形成されている。このため、封止部材7は、1方向のみに開口部70を備えているので、封止部材7の開口部70をシール材8で塞げば、封止部材7の内側に収容された素子基板11に封止を行なうことができる。かかる封止構造では、素子基板11の周りにおいて、開口部70が形成されている側以外は、封止部材7の側板部76、77、78で封止されているので、封止部分が薄く済むとともに、確実な封止を行なうことができる。また、シール材8は、封止部材7において開口部70が形成されている1箇所のみであるため、水分や酸素が侵入しないように幅広に形成した場合でも、素子基板11の周りにおいてシール材8が占有する部分の幅寸法が狭く済む。それ故、封止部材7の内側への水分や酸素の侵入を確実に防止して信頼性を向上させた場合でも、素子基板11において有機EL素子2が形成されている領域を外周側で囲む額縁領域を狭くすることができるので、有機EL装置の小型化を図ることができる。また、封止部材7は透光性を備えているため、有機EL素子2から出射された光を第2板部72から封止部材の外部に出射することができる。
また、シール材8は、開口部70において素子基板11の第1面11aと第1板部71とに挟まれた第1開口部分70aを塞ぐ第1シール材81と、開口部70において素子基板11の第2面11bと第2板部72とに挟まれた第2開口部分70bを塞ぐ第2シール材82とを備えている。このため、第2シール材82によって封止部材7の第2板部72に素子基板11に固定した後、第1シール材81で素子基板11と封止部材7の第1板部71との間を塞ぐことができる。また、本形態において、第2シール材82は、素子基板11の第2面11bと第2板部72とを面接着しているため、素子基板11を封止部材7の内側の所定位置に確実かつ強固に固定することができる。さらに、第2シール材82によって、素子基板11の第2面11bと第2板部72とを面接着しているので、水分や酸素が第2シール材82を透過して、第1面11a側に形成された有機EL素子2に到達するには、長い距離を透過する必要があるため、封止性能を向上することができる。
また、本形態において、素子基板11の第1面11aと第1板部71との間に隙間が空いているため、有機EL素子2が第1板部71と接触して損傷するという問題を回避することができる。また、本形態では、素子基板11の第1面11aと第1板部71との間の隙間を利用してゲッター材6が配置されているため、封止部材7の内側から水分や酸素を除去することができる。また、本形態では、有機EL素子2から出射された光は、素子基板11の第2面11bの側から出射される。このため、素子基板11の第1面11aと第1板部71との間において有機EL素子2に対して平面的に重なる広い領域にゲッター材6を配置することができる。従って、大量のゲッター材6を封止部材7の内側に配置することができるので、有機EL装置1の信頼性を向上することができる。
[実施の形態2]
図4は、本発明の実施の形態2に係る有機EL装置の説明図であり、図4(a)、(b)、(c)は各々、有機EL装置を斜め上方からみた斜視図、斜め下方からみた斜視図、および斜め上方からみたときの分解斜視図である。図5は、本発明の実施の形態2に係る有機EL装置の内部構成を示す説明図であり、図5(a)、(b)、(c)、(d)は各々、有機EL装置の平面的配置を示す説明図、ゲッター材の平面的配置を示す説明図、図5(a)のA2−A2′線に相当する位置で有機EL装置を切断したときの断面図、および図5(a)のB2−B2′線に相当する位置で有機EL装置を切断したときの断面図である。なお、図4および図5では、図1とは反対に、素子基板11の第1面11aが下方に位置し、第2面11bが上方に位置するように表わしてある。このため、図4および図5では、有機EL装置1が光を下方に向けて出射するように表してある。また、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図4および図5に示すように、本形態の有機EL装置1においても、実施の形態1と同様、素子基板11が封止部材7の内側に配置されている。本形態においても、実施の形態1と同様、封止部材7は、全体がガラスあるいは透光性プラスチックからなり、透光性を備えている。また、本形態でも、実施の形態1と同様、有機EL素子2から出射された光が素子基板11の第2面11bから出射される。
封止部材7では、素子基板11の第1面11a側を覆う第1板部71、素子基板11の第2面11b側を覆う第2板部72、および第1板部71と第2板部72の3方向に位置する側端部同士を繋ぐ側板部77、78、79が一体に形成されている。このため、封止部材7は1方向のみに開口部70を備えており、かかる開口部70はシール材8により塞がれている。ここで、側板部77、78、79はいずれも同じ板厚としてもよいが、本形態では、幅方向(Y方向)に位置する側板部78、79については側板部77よりもわずかに薄くし、内部空間の幅方向の寸法を広げてある。
本形態においても、実施の形態1と同様、素子基板11は、長手方向をX方向に向ける矩形形状を有しており、素子基板11の第1面11aの側では、素子基板11の長手方向に向かって複数の有機EL素子2が2列に配列されている。このため、封止部材7において第1板部71および第2板部72も、長手方向をX方向に向ける矩形形状を有している。
本形態において、開口部70は、第1板部71および第2板部72の短辺に相当する位置でX方向に向けて開口しており、フレキシブル配線基板18は開口部70から外部に引き出されている。
素子基板11において、開口部70が位置する側の端部(短辺部分)は外部に向けて露出しており、開口部70は、素子基板11の第1面11aと第1板部71とに挟まれた第1開口部分70aと、素子基板11の第2面11bと第2板部72とに挟まれた第2開口部分70bとに仕切られている。このため、シール材8は、第1開口部分70aを塞ぐ第1シール材81と、第2開口部分70bを塞ぐ第2シール材82とからなる。かかる第1シール材81および第2シール材82は、エポキシ樹脂などの樹脂系シール材、あるいは低融点ガラスを用いたガラス系シール材である。
ここで、第2シール材82は、実施の形態1と同様、素子基板11の第2面11bと第2板部72との間の略全域に配置されており、素子基板11の第2面11bと第2板部72とを面接着している。これに対して、第1シール材81は、素子基板11の第1面11aと第1板部71の間で、開口部70付近のみに形成されている。このため、素子基板11の第1面11aと第1板部71の間は中空領域になっており、かかる中空領域を利用して、第1板部71において、有機EL素子2が形成されている素子形成領域28と対向する広い領域にゲッター材6が配置されている。
本形態の有機EL装置1も、実施の形態1と同様、第2シール材82によって、素子基板11の第2面11bと封止部材7の第2板部72とを面接着した後、素子基板11の第1面11aと第1板部71とに挟まれた第1開口部分70aを第2シール材82で塞ぐ。
このように、本形態の有機EL装置1においても、実施の形態1と同様、素子基板11の周りにおいて、開口部70が形成されている側以外は、封止部材7の側板部77、78、79で封止されているので、封止部分が薄く済むとともに、確実な封止を行なうことができる。また、シール材8は、封止部材7において開口部70が形成されている1箇所のみであるため、水分や酸素が侵入しないように幅広に形成した場合でも、素子基板11の周りにおいてシール材8が占有する部分の幅寸法が狭く済む。それ故、封止部材7の内側への水分や酸素の侵入を確実に防止して信頼性を向上させた場合でも、素子基板11において有機EL素子2が形成されている領域を外周側で囲む額縁領域を狭くすることができるので、有機EL装置の小型化を図ることができるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。また、本形態では、封止部材7の開口部70は短辺方向に位置しているため、その分、水分や酸素がシール材8を介して侵入しないという利点がある。
[実施の形態3]
図6は、本発明の実施の形態3に係る有機EL装置の説明図であり、図6(a)、(b)は各々、有機EL装置を斜め上方からみた斜視図、および断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの説明を省略する。
図6に示すように、本形態の有機EL装置1においては、図1を参照して説明した素子基板11を内側に収容する封止部材7が用いられている。本形態においても、実施の形態1と同様、封止部材7は、全体がガラスあるいは透光性プラスチックからなり、透光性を備えている。また、本形態でも、実施の形態1と同様、有機EL素子2から出射された光が素子基板11の第2面11bから出射される。
封止部材7では、素子基板11の第1面11a側を覆う第1板部71、素子基板11の第2面11b側を覆う第2板部72、および第1板部71と第2板部72の3方向に位置する側端部同士を繋ぐ側板部76、77、78が一体に形成されている。このため、封止部材7は1方向のみに開口部70を備えており、かかる開口部70はシール材8により塞がれている。
本形態において、封止部材7の第1板部71および第2板部72のうち、素子基板11から光が出射される側に位置する第2板部72には、有機EL素子2から出射された光に対する光学素子75が設けられている。このため、第2板部72は、第1板部71よりも厚くなっている。ここで、光学素子75は、素子形成領域28に形成された複数の有機EL素子2に対向する各位置に形成されている。
光学素子75は、例えば、後述する露光ヘッドにおいて有機EL素子2から出射された光を収束させるレンズや、後述する表示装置において有機EL素子2から出射された光を着色するカラーフィルターなどである。光学素子75をレンズとして形成する場合、封止部材7を形成する際に光学素子75(レンズ)を同時形成する。光学素子75をカラーフィルターとして形成する場合、封止部材7を形成する際に光学素子75(カラーフィルタ)を形成すべき位置に凹部を同時形成し、その後、凹部内に着色層を充填する。
かかる構成によれば、封止部材7に光学素子75を予め設けておくことができるため、部品点数を削減することができる。それ故、有機EL装置1の組立効率を高めることができ、有機EL装置1の生産性を高めることできる。
なお、本形態では、実施の形態1に用いた封止部材7に光学素子75を付加したが、実施の形態2に用いた封止部材7に光学素子75を付加してもよい。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、図1に示す素子基板11において陰極層25の上層に封止膜が形成されていない構成であったが、陰極層25の上層にシリコン窒化膜などを用いた封止膜が積層されている素子基板10を用いた有機EL装置1に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、素子基板11の第1面11aと封止部材7の第1板部71との間が中空になっていたが、かかる空間に封止樹脂を充填してもよい。
上記実施の形態では、有機EL素子2から出射された光が素子基板11の第2面11bから出射される構成であったが、有機EL素子2から出射された光が素子基板11の第1面11aから出射される有機EL装置1に本発明を適用してもよい。この場合、ゲッター材6については、光の出射を妨げない位置、例えば、素子基板11の長手方向の端部などに配置すればよい。
[電子機器の構成例]
図7は、有機EL装置を備えた画像形成装置(電子機器)の説明図であり、図7(a)、(b)は各々、有機EL装置を備えた画像形成装置用の露光ヘッドの説明図、および当該露光ヘッドを備えた画像形成装置(電子機器)の説明図である。
本発明を適用した有機EL装置1を備えた電子機器としては、図7を参照して以下に説明する画像生成装置500を例示することができる。かかる画像生成装置500は、プリンター、複写機、およびファクシミリなどのように画像形成機能を有する装置であって、図7(a)に示すように、印刷部分は、軸線W周りの方向(副走査方向)に回転できるように軸支された円筒状の感光体ドラム110と、この感光体ドラム110の外周面である像面110Aを露光するための露光ヘッド10(露光装置)とを備えている。露光ヘッド10は、有機EL装置1と、結像素子としての正立等倍結像素子120とを備えており、正立等倍結像素子120は、レンズアレイからなり、有機EL装置1と感光体ドラム110の像面110Aとの間に配置されている。
図7(b)に示す画像形成装置500は、ベルト中間転写体方式を利用したタンデム型のフルカラー画像形成装置である。画像形成装置500では、同一構成を備えた4個の露光ヘッド10K、10C、10M、10Y(図7(a)に示す露光ヘッド10)が、同一構成を備えた4個の感光体ドラム110K、110C、110M、110Yの像面に対向する位置に各々配置されている。各感光体ドラム110(K、C、M、Y)の周囲には、コロナ帯電器111(K、C、M、Y)と、現像器114(K、C、M、Y)とが配置されている。なお、添え字K、C、M、Yはそれぞれ黒、シアン、マセンダ、イエローを意味している(以降、添え字K、C、M、Yは、他の部材についても同様の意味で用いる。)。
また、画像形成装置500には、駆動ローラー121と従動ローラー122とが設けられている。これらのローラー121、122には無端の中間転写ベルト120が巻回されて、中間転写ベルト120は、感光体ドラム110(K、C、M、Y)と対向する。従って、中間転写ベルト120は、矢印Bに示すようにローラー121、122の周囲を回転することにより、感光体ドラム110(K、C、M、Y)を矢印CW方向へと同期回転させることができる。また、図示しないが、中間転写ベルト120に張力を与えるテンションローラーなどの張力付与手段を設けてもよい。
感光体ドラム110(K、C、M、Y)にトナー像(すなわち可視像)を形成するにあたっては、まず、コロナ帯電器111(K、C、M、Y)により、これに対応する感光体ドラム110(K、C、M、Y)の外周面(像面)を一様に帯電させる。次に、露光ヘッド10(K、C、M、Y)により、帯電した各感光体ドラム110の像面110Aに静電潜像を書き込む。各露光ヘッド10(K、C、M、Y)においては、感光体ドラム110(K、C、M、Y)の母線(主走査方向)に沿って複数の有機EL素子2(図1参照)が配列されている。従って、静電潜像の書き込みは、有機EL素子2によって感光体ドラム110(K、C、M、Y)に光を照射することにより行う。そして、現像器114(K、C、M、Y)が、静電潜像に現像剤としてのトナーを付着させることにより感光体ドラム110(K、C、M、Y)に形成されていた静電潜像をトナー像として顕像化する。
現像器114(K、C、M、Y)により形成された黒、シアン、マセンダ、イエローの各トナー像は、中間転写ベルト120上に順次一時転写されることにより、中間転写ベルト120上で重ね合わされ、この結果としてフルカラーのトナー像が得られる。中間転写ベルト120の内側には、4つの一時転写コロトロン(転写器)112(K、C、M、Y)が配置されている。一次転写コロトロン112(K、C、M、Y)は、感光体ドラム110(K、C、M、Y)の近傍にそれぞれ配置されており、感光体ドラム110(K、C、M、Y)からトナー像を静電的に吸引することにより、感光体ドラム110(K、C、M、Y)と一次転写コロトロン112(K、C、M、Y)の間を通過する中間転写ベルト120にトナー像を転写する。
最終的に画像を形成する対象としてのシート102は、ピックアップローラー103によって、給紙カセット101から1枚ずつ給送されて、駆動ローラー121に接した中間転写ベルト120と二次転写ローラー126の間のニップに送られる。中間転写ベルト120上に転写されたフルカラーのトナー像は、二次転写ローラー126によってシート102の片面に一括して二次転写され、定着部である定着ローラー対127を通ることでシート102上に定着される。この後、シート102は、排紙ローラー対128によって、装置上部に形成された排紙カセット上へ排出される。
[電子機器の他の構成例]
本発明を適用した有機EL装置1は、照明装置や表示装置などの電子機器に用いることもできる。例えば、図8(a)に、有機EL装置1を備えたモバイル型のパーソナルコンピューターの構成を示す。パーソナルコンピューター2000は、表示ユニットとしての有機EL装置1と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001及びキーボード2002が設けられている。図8(b)に、有機EL装置1を備えた携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001及びスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての有機EL装置1を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、有機EL装置1に表示される画面がスクロールされる。図8(c)に、有機EL装置1を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001及び電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての有機EL装置1を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が有機EL装置1に表示される。
なお、有機EL装置1が搭載される電子機器としては、図7および図8に示すものの他、デジタルスチールカメラ、液晶テレビ、ビューファインダー型、モニター直視型のビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、銀行端末などの電子機器などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した有機EL装置1が適用可能である。
1・・有機EL装置、2・・有機EL素子、6・・ゲッター材、7・・封止部材、8・・シール材、11・・素子基板、11a・・素子基板の第1面、11b・・素子基板の第2面、20・・有機機能層、24・・画素電極、25・・陰極層、70・・封止部材の開口部、70a・・第1開口部分、70b・・第2開口部分、71・・封止部材の第1板部、72・・封止部材の第2板部、75・・光学素子、76、77、78、79・・封止部材の側板部、81・・第1シール材、82・・第2シール材

Claims (7)

  1. 有機エレクトロルミネッセンス素子が第1面に設けられ、前記有機エレクトロルミネッセンス素子が出射した光を前記第1面および該第1面とは反対側に位置する第2面のうちの一方面側から出射する素子基板と、
    前記素子基板の前記第1面側を覆う第1板部、前記素子基板の前記第2面側を覆う第2板部、および前記第1板部と前記第2板部の3方向に位置する側端部同士を繋ぐ側板部が一体に形成され、1方向のみに開口部を備えた透光性の封止部材と、
    前記開口部を塞ぐシール材と、
    を有することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス装置。
  2. 前記シール材は、前記開口部において前記素子基板の前記第1面と前記第1板部とに挟まれた第1開口部分を塞ぐ第1シール材と、前記開口部において前記素子基板の前記第2面と前記第2板部とに挟まれた第2開口部分を塞ぐ第2シール材と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  3. 前記第2シール材は、前記素子基板の前記第2面と前記第2板部とを面接着していることを特徴とする請求項2に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  4. 前記第1板部および前記第2板部のうち、前記素子基板の前記一方面側を覆う板部には、前記有機エレクトロルミネッセンス素子から出射された光に対する光学素子が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  5. 前記素子基板の前記第1面と前記第1板部との間に、水分および酸素のうちの少なくとも一方を吸収するゲッター材が配置されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  6. 前記素子基板は、前記第2面側が前記一方面側であり、
    前記ゲッター材は、前記素子基板の前記第1面と前記第1板部との間において前記有機エレクトロルミネッセンス素子に対して平面的に重なる領域に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の有機エレクトロルミネッセンス装置を備えていることを特徴とする電子機器。
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