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JP2010171555A - 端末装置および送信電力制御方法ならびにディジタル信号処理装置 - Google Patents

端末装置および送信電力制御方法ならびにディジタル信号処理装置 Download PDF

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JP2010171555A JP2009010464A JP2009010464A JP2010171555A JP 2010171555 A JP2010171555 A JP 2010171555A JP 2009010464 A JP2009010464 A JP 2009010464A JP 2009010464 A JP2009010464 A JP 2009010464A JP 2010171555 A JP2010171555 A JP 2010171555A
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Abstract

【課題】 信号の組み合わせが変わっても、期待した電力で送信することが可能な端末装置および送信電力制御方法ならびにディジタル信号処理装置を提供すること。
【解決手段】 端末装置1は複数の制御チャネルおよびデータチャネルからなる多重信号を変調しかつ検波するRF装置13と、検波後に得られる電圧値を少なくとも多重チャネル数ごとあるいはIQ電力比ごとに補正して送信電力を制御するディジタル信号処理装置11とを含んでいる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、端末装置および送信電力制御方法ならびにディジタル信号処理装置に関し、特にHSUPA(High Speed Uplink Packet Access)対応WCDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)携帯電話端末における端末装置および送信電力制御方法ならびにディジタル信号処理装置に関する。
本発明に関連するWCDMA携帯電話端末では、DPCCH(Dedicated Physical Control Channel)、DPDCH(Dedicated Physical Data Channel)、HS−DPCCH(High Speed−DPCCH)という制御チャネルおよびデータチャネルの信号を多重化させて送信している。
しかし、3GPP(Third Generation Partnership Project)HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)では、これらの信号に更にE−DPCCH(Enhanced−DPCCH)およびE−DPDCH(Enhanced−DPDCH)(最大4チャネル)が加わる。
したがって、追加される信号分だけHSUPA送信時には、ピークアベレッジレシオ (Peak Average Ratio(以下、PARと表示する))が大きくなる傾向にある。そのため、3GPPではキュービックメトリック(Cubic Metric(以下、CMと表示する))というPAR近似計算式を使った送信電力緩和仕様を設けている(非特許文献1参照)。
これは、信号条件によりCM=0〜3.5(0.5dBステップ)が求められ、そのCM値から1を引いたものがMPRとなり(MPR=CM−1)、このMPRの分だけ最大送信電力を下げても良いという仕様である。したがって、PARが大きい場合、つまりCM値が大きい場合、電力を下げることで隣接チャネル漏洩電力(以下、ACLR(Adjacent Channnel Leakage Power Ratio)と表示する)特性を確保することができる。
例えば、最大送信電力が+24dBm(非特許文献2参照)で、ある信号条件でのCMが2.0ならば、MPRは1.0となり、最大送信電力を1.0dB下げることが可能になる。つまり+24−1.0=+23(dBm)が送信電力となる。
図16は本発明に関連する端末装置(一例として、WCDMA携帯電話端末)における送信電力制御方法の一例を示す模式説明図である。同図は送信信号がDPCCHおよびDPDCHのみで構成される例を示している。同図より、関連するWCDMA携帯電話端末にて送信している際、送信信号をフィードバックさせ、それを検波IC(Integrated Circuit)にて電圧変換し、その電圧値をAD変換(Analog to Digital Conversion)(以下、ADCと表示する)し、さらにDSP(Digital Signal Processor)にて平均化する。
そして、平均化した値と電力ごとにテーブル化された値とを比較し、平均化した値が本来の電力であるべき値より小さい場合は送信電力を上げ、平均化した値が本来の電力であるべき値より大きい場合は送信電力を下げることで、電力調整を行っている。これを自動電力制御(Automatic Power Control、以下、APCと表示する)と称する。
図17は本発明に関連する他の端末装置(一例として、WCDMA携帯電話端末)における送信電力制御方法の一例を示す模式説明図である。同図は送信信号としてHS−DPCCHがさらに追加される例を示している。同図より、3GPP HSDPAにおいては、HS−DPCCHの信号が追加され、信号組み合わせにより同じ電力送信しているにも関わらず、APC回路の性質上、DSPで得られる値(以下、APC値と表示する)が異なることになる。
しかし、DPCCH、DPDCH、HS−DPCCHの組み合わせは300通り程度のため、全ての信号組み合わせ条件で、あるいはPAR範囲分類等で、APC補正テーブルを持たせ、電力−APC値テーブルに対し加算、つまりAPC補正することで、送信電力を調整することが可能である。
しかし、3GPP HSUPAにおいては、更にE−DPCCHおよびE−DPDCHの信号が追加され、DPCCH、DPDCH、HS−DPCCH、E−DPCCHおよびE−DPDCHの信号での多重化組み合わせは300万通りとも言われ、HSDPAと同様に全ての信号組み合わせ条件でのAPC補正テーブルを持たせることはもちろん、全てのAPC補正値を把握することも現実的ではない。
図18は本発明に関連する他の端末装置(一例として、WCDMA携帯電話端末)における送信電力制御方法の一例を示す模式説明図である。同図は送信信号としてE−DPCCHおよびE−DPDCHがさらに追加される例を示している。そのため、同図より一般的には、端末装置にCM−APC補正値テーブルを持たせる。例えば、CM=0〜0.5、0.5〜1.0、1.0〜1.5、1.5〜2.0、2.0〜2.5、2.5〜3.0、3.0〜3.5までのAPC補正テーブルを端末装置に持たせ、電力−APC値テーブルに対しAPC補正値を加算、つまりAPC補正することで、送信電力調整を行っている。
次に、本発明に関連するディジタル信号処理装置におけるHSUPA送信電力補正制御の一例の動作について説明する。図19は関連するディジタル信号処理装置におけるHSUPA送信電力補正制御の一例を示すフローチャートである。なお、以下に示すディジタル信号処理装置の各部位については本発明の実施の形態の説明の欄にて詳細に説明する。
最初に、ディジタル信号処理装置はE−TFC SelectionによりE−DPDCHの送信電力比率を決定する(ステップS1)。ここで、E−TFCとは、E−DCH Transport Format Combinationの略であり、E−DCHのデータ構成を決めるものであり、これにより一回の送信間隔でどの程度データを送るかが決定する。
また、E−TFC Selectionとは、基地局から送信される携帯端末に許される最大送信レート(つまり最大送信電力)情報を入手し、そこから携帯端末が許された範囲内で最も大きな送信スループットを得ることが可能なE−TFCを選択する機能、すなわちブロックのことである。
次に、ディジタル信号処理装置は送信電力比率からCMおよびMPRを求める(ステップS2)。次に、ディジタル信号処理装置は求めたCM値とCM−APC補正値テーブルからAPC補正値を取得し、それを送信電力−APC値テーブルのAPC値に加算をして、送信電力−APC値テーブルを更新する(ステップS3)。
例えばCM=0.5dBの場合、図18よりCM=0〜0.5dBのAPC補正値1を取得し、これを送信電力−APC値テーブルの全てのAPC値に加算する。次に、ディジタル信号処理装置は送信電力指定値を設定する(ステップS4)。ここで、例えば送信電力指定値を24dBmとする。次に、ディジタル信号処理装置は送信電力指定値と送信電力−TXAGC値テーブルからTXAGC値を取得し、それをRF装置のRFICに設定する(ステップS5)。
ここで、送信電力−TXAGC値テーブルとは、RF装置のRFICのアンプにゲイン設定するTXAGC値が記載されたもので、送信電力−APC値テーブルと同様に、送信電力ごとにあるものである。次に、RF装置は、検波回路、特に検波ICにて送信信号をDC電圧に変換し、アナログ信号処理装置に出力する(ステップS6)。次に、アナログ信号処理装置は、入力された電圧をAD変換し、変換後のDC電圧をディジタル信号処理装置に出力する(ステップS7)。
次に、ディジタル信号処理装置は、入力されたDC値を平均化し、その結果をAPC値とし、それと送信電力−APC値テーブルから実際の送信電力を計算する(ステップS8)。例えば、APC値が送信電力−APC値テーブルの24dBmのところのAPC値と同じなら、実際の送信電力は23dBmであると判断する。
次に、ディジタル信号処理装置は、送信電力指定値と実際の送信電力の差分を計算する(ステップS9)。次に、ディジタル信号処理装置は、送信電力指定値と実際の送信電力の差分から送信電力指定値を更新する(ステップS10)。例えば、送信電力指定値を24dBm、実際の送信電力を23dBmとした場合、1dBの差分があるため、送信電力指定値を24+1=25dBmに更新する。次に、ステップS5に戻り、送信中はステップS5からステップS10までの処理を繰り返す。
一方、基地局から通知された3種のゲインファクタに応じたゲインを用いて、移動通信端末装置において、多重変調信号のピークを削減する発明が特許文献1に開示されている。
特開2006−067303号公報
3GPP TS25.101 6.2.2章 3GPP TS25.101 Power Class3 3GPP TS25.101 6.6.2.2章 3GPP TS25.213 4.2章
しかし、上記図18記載の関連技術では、同じCM値で、かつ同じ電力で送信しているにも関わらず、APC回路の特性上、DSPで得られるAPC値が異なり、結果として、期待した電力で送信できないという問題がある。そのため、最悪の場合、得られた電力が期待した電力より大きければ3GPPの送信電力仕様(非特許文献1参照)を満足せず、またACLR仕様を満足せず(非特許文献3参照)、かつ無駄な消費電力を発生させ、得られた電力が期待した電力より小さければ、3GPPの送信仕様を満足しないことになる。
また、上記図19記載の関連技術では、同じCM値で、同じ電力で送信しているにも関わらず、APC回路の特性上、ディジタル信号処理装置で取得されるAPC値が異なり、結果として、期待した電力で送信できない問題がある。原因として、検波ICは、入力Vinのある区間の2乗の面積を時間平均したものが出力Vrmsであり、一方、HSUPAの信号は組み合わせにより、信号電力のPeakが発生する周期が異なるため、最終的に出力されるVrms値が異なってくるためである。
図20は関連するHSUPA送信電力補正制御における送信電力と検波IC134での出力Vrms値の関係を示す図である。同図を参照すると、HSUPA−AとHSUPA−Bの出力電圧(Vrms)の差がそのまま送信電力の差となってしまう。
一方、特許文献1に記載の発明は、ゲインに応じて送信電力を制御する点で本発明と共通するが、変調信号を検波して得られる電圧値を少なくとも多重チャネル数ごとあるいはIQ電力比ごとに補正して送信電力を制御する発明ではないため、その構成が本発明と全く相違する別発明である。
そこで本発明の目的は、信号の組み合わせが変わっても、期待した電力で送信することが可能な端末装置および送信電力制御方法ならびにディジタル信号処理装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明による端末装置は、複数の制御チャネルおよびデータチャネルからなる多重信号を変調しかつ検波するRF装置と、前記検波後に得られる電圧値を少なくとも多重チャネル数ごとあるいはIQ電力比ごとに補正して送信電力を制御するディジタル信号処理装置とを含むことを特徴とする。
また、本発明による送信電力制御方法は、複数の制御チャネルおよびデータチャネルからなる多重信号を変調しかつ検波する変調および検波ステップと、前記検波後に得られる電圧値を少なくとも多重チャネル数ごとあるいはIQ電力比ごとに補正して送信電力を制御するディジタル信号処理ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明によるディジタル信号処理装置は、複数の制御チャネルおよびデータチャネルからなる多重信号を変調しかつ検波するRF装置から得られる検波後の電圧値を少なくとも多重チャネル数ごとあるいはIQ電力比ごとに補正して送信電力を制御することを特徴とする。
また、本発明によるプログラムは、コンピュータに、複数の制御チャネルおよびデータチャネルからなる多重信号を変調しかつ検波する変調および検波ステップと、前記検波後に得られる電圧値を少なくとも多重チャネル数ごとあるいはIQ電力比ごとに補正して送信電力を制御するディジタル信号処理ステップとを実行させるためのものであることを特徴とする。
本発明によれば、信号の組み合わせが変わっても、期待した電力で送信することが可能な端末装置および送信電力制御方法ならびにディジタル信号処理装置が得られる。
本発明に係る端末装置の動作原理を示す図である。 本発明の第1実施例の概念を示す模式説明図である。 本発明に係る端末装置の第1実施例の構成図である。 RF装置13の一例の構成図である。 検波IC134の一例の構成図である。 本発明の多重チャネル数ごとにCM−APC補正値テーブルを設けるHSUPA送信電力補正制御の一例のフローチャートである。 本発明の送信電力補正制御における送信電力と検波IC134での出力Vrms値の関係を示す図である。 非特許文献4に記載のディジタル信号処理装置の構成図である。 DPCCHおよびDPDCHのIQマッピング例を示す図である。 送信電力と検波IC134での出力Vrms値の関係を示す図である。 第2実施例の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施例の概念を示す模式説明図である。 本発明の第3の実施例の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施例の概念を示す模式説明図である。 多重チャネル数およびIQ電力比の重み付けの一例を示す図である。 本発明に関連する端末装置(一例として、WCDMA)における送信電力制御方法の一例の概念を示す模式説明図である。 本発明に関連する他の端末装置(一例として、WCDMA)における送信電力制御方法の一例の概念を示す模式説明図である。 本発明に関連する他の端末装置(一例として、WCDMA)における送信電力制御方法の一例の概念を示す模式説明図である。 関連するディジタル信号処理装置におけるHSUPA送信電力補正制御の一例を示すフローチャートである。 関連するHSUPA送信電力補正制御における送信電力と検波IC134での出力Vrms値の関係を示す図である。
まず、本発明の実施例の説明に入る前に、本発明の動作原理について説明しておく。図1は本発明に係る端末装置の動作原理を示す図である。同図を参照すると、本発明に係る端末装置1は複数の制御チャネルおよびデータチャネルからなる多重信号を変調しかつ検波するRF装置13と、検波後に得られる電圧値を少なくとも多重チャネル数ごとあるいはIQ電力比ごとに補正して送信電力を制御するディジタル信号処理装置11とを含んで構成される。
すなわち、本発明によれば、変調信号を検波した後に得られる電圧値を少なくとも多重チャネル数ごとあるいはIQ電力比ごとに補正して送信電力を制御する構成であるため、信号の組み合わせが変わっても、期待した電力で送信することが可能となる。
以下、本発明の実施例について添付図面を参照しながら説明する。
図2は本発明の第1実施例の概念を示す模式説明図である。本発明では、同図に示すように、多重チャネル数ごとに設けたCM−APC補正値テーブルを新たに導入し、送信時のチャネル数に応じたCM−APC補正値テーブルを、送信電力−APC値テーブルに対し加算、つまりAPC補正することで、送信電力を補正する方法を提案する。
図3は本発明に係る端末装置の第1実施例の構成図である。本発明に係る端末装置は、一例として、HSUPA対応WCDMA携帯電話端末である。同図を参照すると、本発明に係る端末装置1は、CPU(Central Processing Unit)装置10と、ディジタル信号処理装置11と、アナログ信号処理装置12と、RF(Radio Frequency)装置13と、メモリ装置14と、電源装置15と、バッテリー16と、アンテナ17と、プログラム格納部18とを含んで構成される。
CPU装置10は、ディジタル信号処理装置11、アナログ信号処理装置12、RF装置13、メモリ装置14、電源装置15の制御およびディジタル信号処理装置11とのデータのやり取りを行う部位である。RF装置13は、無線信号の変復調を行い、かつ送信信号をAPC回路にてDC電圧変換させる部位である。
アナログ信号処理装置12は、RF装置13からの信号をAD変換してディジタル信号処理装置11へ出力し、ディジタル信号処理装置11からの信号をDA変換してRF装置13へ出力し、かつRF装置13からのAPC電圧をAD変換してディジタル信号処理装置11へ出力する部位である。
ディジタル信号処理装置11は、ディジタル信号処理を行い、復号し、復号した信号をCPU装置10へ送る部位である。また、ディジタル信号処理装置11は送信信号の電力制御を行い、HSUPA時のCMおよびMPR計算を行い、E−DPDCHを含めた全ての信号の信号比率計算および多重化を行い、アナログ信号処理装置12からのAPC・AD変換値を平均化してAPC値を算出する部位である。さらに、ディジタル信号処理装置11は送信電力−APC値テーブルと、多重チャネル数ごとのCM−APC補正値テーブルとを備えており、取得APC値と補正後のAPC値とを比較し送信電力調整を行う部位である。
メモリ装置14は、制御情報などが書き込まれており、CPU装置10の制御に応じて読み書きを行う部位である。電源装置15は、CPU装置10からの制御に従い、CPU装置10、ディジタル信号処理装置11、アナログ信号処理装置12、RF装置13およびメモリ装置14へ電源供給を行う部位である。バッテリー16は電源装置15経由で装置全体に電圧を供給する部位である。アンテナ17は基地局からの信号を受信し、かつ自端末から信号を基地局へ送信する部位である。また、プログラム格納部18には後述する送信電力制御方法のプログラムが格納されている。
次に、RF装置13の構成について説明する。図4はRF装置13の一例の構成図である。同図を参照すると、RF装置13はアンテナスイッチ131と、デュプレクサ132と、アイソレータ133と、検波IC134と、LPF(Low Pass Filter)135と、PA(Power Amplifier)136と、BPF(Band Pass Filter)137と、RFIC138と、BPF139と、LNA(LowNoise Amplifier)140とを含んで構成される。
アンテナスイッチ131は使用するアンテナを切り替える部位である。デュプレクサ132は送信信号と受信信号とを分離するフィルタである。アイソレータ133は高い電力の信号を逆流させないための部位である。検波IC134は送信信号をDC電圧変換する部位である。LPF135はDC電圧のノイズを減衰させるフィルタである。PA136は高い電力に増幅可能なアンプである。BPF137は送信信号以外を減衰させるフィルタである。
RFIC138は信号の変復調回路、送信および受信用ゲイン可変アンプ、ベースバンドフィルタ、アンプおよびPLL(Phase Locked Loop)シンセサイザからなる部位である。BPF139は受信信号以外を減衰させるフィルタである。LNA140はノイズを極力抑えて信号増幅するアンプである。また、検波IC134とLPF135とでAPC回路150を構成している。
次に、検波IC134の構成について説明する。図5は検波IC134の一例の構成図である。同図を参照すると、検波IC134はコンデンサ1341と、二乗器1342,1343と、抵抗1344,1345と、エラーアンプ1346と、コンデンサ1347と、バッファ1348と、抵抗1349とを含んで構成される。なお、送信信号(Vin)に対して実効値(Vrms)が次式(1)に基づき出力される。
Figure 2010171555
次に、第1実施例の動作について説明する。図6は本発明の多重チャネル数ごとにCM−APC補正値テーブルを設けるHSUPA送信電力補正制御の一例のフローチャート、図7は本発明の送信電力補正制御における送信電力と検波IC134での出力Vrms値の関係を示す図である。図7においては、全ての信号条件は同じCM値のもので、多重チャネル数が多いほど、Vrms値が小さくなる傾向を示してある。CM値が同じで多重チャネル数が7であれば図7のHSUPA−チャネル数7とまったく同じVrms値を得られることを示してあるのではなく、図7のHSUPA−チャネル数7のVrms付近の値を得られる傾向があることを示している。
最初に、ディジタル信号処理装置11はE−TFC SelectionによりE−DPDCHの送信電力比率および多重チャネル数を決定する(ステップS11)。次に、ディジタル信号処理装置11は送信電力比率からCMおよびMPRを求める(ステップS12)。次に、ディジタル信号処理装置11は求めたCM値と多重チャネル数から、まずチャネル数の一致するCM−APC補正値テーブルを選択し、そのCM−APC補正値テーブルからAPC補正値を取得し、それを送信電力−APC値テーブルのAPC値に加算して、送信電力−APC値テーブルを更新する(ステップS13)。
例えばCM=0.5dB、多重チャネル数が7の場合、図2より多重チャネル7のCM−APC補正値テーブルを選択し、そのテーブルからCM=0〜0.5dBのAPC補正値1を取得し、送信電力−APC値テーブルの全てのAPC値に加算する。次に、ディジタル信号処理装置11は送信電力指定値を設定する(ステップS14)。
次に、ディジタル信号処理装置11は送信電力指定値と送信電力−TXAGC値テーブルからTXAGC値を取得し、それをRF装置13のRFIC138に設定する(ステップS15)。次に、RF装置13は、検波回路、特に検波IC134にて送信信号をDC電圧に変換し、アナログ信号処理装置12に出力する(ステップS16)。次に、アナログ信号処理装置12は、入力されたAD値を平均化し、それをディジタル信号処理装置11に出力する(ステップS17)。
次に、ディジタル信号処理装置11は、入力されたAD値を平均化し、その結果をAPC値とし、それと送信電力−APC値テーブルから実際の送信電力を計算する(ステップS18)。次に、ディジタル信号処理装置11は、送信電力指定値と実際の送信電力の差分を計算する(ステップS19)。次に、ディジタル信号処理装置11は、送信電力指定値と実際の送信電力の差分から送信電力指定値を更新する(ステップS20)。次に、ステップS15に戻り、送信中はステップS15からステップS20までを繰り返す。
以上説明したように本発明の第1実施例によれば、同じCM値でも検波IC134で出力される電圧が異なる場合でも、多重チャネル数ごとにCM−APC補正値テーブルを設けることで、その差を補正することができるため、期待した送信電力を得ることができ、結果的に無駄な送信電力消費や3GPPの送信電力仕様および3GPPのACLR仕様を満足しないという問題を回避することが可能となる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。本発明の第2の実施例は、CM−APC補正値テーブルをIQ電力比ごとに設ける点で第1実施例と異なる。ここで、IQ電力比とは、IあるいはQに信号マッピングされた、DPCCH、DPDCH、HS−DPCCH、E−DPCCH、E−DPDCH1〜E−DPDCH4の電力差のことである。
図8は非特許文献4に記載のディジタル信号処理装置の構成図である。同図を参照すると、ディジタル信号処理装置11にて、各制御チャネルおよびデータチャネルは位相が90度異なるI、Qのどちらかにマッピングされ、最終的には合成される(詳細は非特許文献4を参照)。ここで、Sdpdch,nとはスクランブルコードのことである。
図9はDPCCHおよびDPDCHのIQマッピング例を示す図である。同図にはDPCCHおよびDPDCHのIQマッピング例が表示されている。すなわち、DPCCHは常にQにマッピングされ、DPDCHが1つだけであるならばDPDCHはIにマッピングされることを示している(詳細は非特許文献4を参照)。
ここで、Cとはチャネライゼーションコード、βは信号比、jとは位相を90度回転させることである。HS−DPCCH、E−DPCCH、E−DPDCH1〜E−DPDCH4もDPDCHの数やHS−DPCCH有無によりIあるいはQにマッピングされる(詳細は非特許文献4を参照)。
例えば、DPCCH、DPDCH、HS−DPCCH、E−DPCCHおよびE−DPDCH1の5チャネル有り、IにDPDCH、E−DPCCHおよびE−DPDCH1、QにDPCCHおよびHS−DPCCHがマッピングされ、信号比がDPCCH:DPDCH:HS−DPCCH:E−DPCCH:E−DPDCH1=15:15:15:8:60であるならば、IQ電力比は、|10×log((15^2+8^2+60^2)/(15^2+15^2))|=|9.36dB|=9.36dBとなる。
図10は送信電力と検波IC134での出力Vrms値の関係を示す図である。同図においては、全ての信号条件は同じCM値のもので、IQ電力比が大きいものほど、Vrms値が小さくなる傾向を示してある。多重チャネル数が多くなると、IQ電力比が大きくなる可能性が高いため図7とほぼ等価になるが、一方で、Qにのみマッピングされ(例えば、DPCCH、HS−DPCCHの2チャネルが有り、QにのみDPCCHおよびHS−DPCCHがマッピングされ、信号比がDPCCH:DPDCH:HS−DPCCH=15:0:15の場合)、多重チャネル数が少ないものでもVrms値が小さくなるケースがあるため、多重チャネル数ではなく、IQ電力比でCM−APC補正値テーブルを設けることで対応する。
図11は第2実施例の動作を示すフローチャートである。同図を参照すると、最初に、ディジタル信号処理装置11はE−TFC SelectionによりE−DPDCHの送信電力比率を決定し、電力比率よりIQ電力比を求める(ステップS21)。次に、ディジタル信号処理装置11は送信電力比率からCMおよびMPRを求める(ステップS22)。次に、ディジタル信号処理装置11は求めたCM値とIQ電力比から、まずIQ電力比の一致するCM−APC補正値テーブルを選択し、そのCM−APC補正値テーブルからAPC補正値を取得し、それを送信電力−APC値テーブルのAPC値に加算して、送信電力−APC値テーブルを更新する(ステップS23)。
図12は本発明の第2実施例の概念を示す模式説明図である。例えばCM=0.5dB、IQ電力比がQにのみマッピングの場合、同図よりQ信号のみのCM−APC補正値テーブルを選択し、そのテーブルからCM=0〜0.5dBのAPC補正値1を取得し、送信電力−APC値テーブルの全てのAPC値に加算する。
次に、図11に戻り、ディジタル信号処理装置11は送信電力指定値を設定する(ステップS24)。次に、ディジタル信号処理装置11は送信電力指定値と送信電力−TXAGC値テーブルからTXAGC値を取得し、それをRF装置13のRFIC138に設定する(ステップS25)。
次に、RF装置13は、検波回路、特に検波IC134にて送信信号をDC電圧に変換し、アナログ信号処理装置12に出力する(ステップS26)。次に、アナログ信号処理装置12は、入力された電圧をAD変換し、それをディジタル信号処理装置11に出力する(ステップS27)。次に、ディジタル信号処理装置11は、入力されたAD値を平均化し、その結果をAPC値とし、それと送信電力−APC値テーブルから実際の送信電力を計算する(ステップS28)。
次に、ディジタル信号処理装置11は、送信電力指定値と実際の送信電力の差分を計算する(ステップS29)。次に、ディジタル信号処理装置11は、送信電力指定値と実際の送信電力の差分から送信電力指定値を更新する(ステップS30)。次に、ステップS25に戻り、送信中はステップS25からステップS30までを繰り返す。
以上説明したように本発明の第2実施例によれば、同じCM値でも検波IC1300−4で出力される電圧が異なる場合でも、IQ電力比ごとにCM−APC補正値テーブルを設けることで、その差を補正できるため、期待した送信電力とすることができ、結果的に無駄な送信電力消費や3GPPの送信電力仕様および3GPPのACLR仕様を満たさないという問題を回避することが可能となる。
次に、本発明の第3の実施例について説明する。図13は本発明の第3の実施例の動作を示すフローチャートである。本発明の第3実施例は、CM−APC補正値テーブルを多重チャネル数およびIQ電力比ごとに設け、それぞれのAPC補正値を重み付けした上でCM−APC値テーブルに加算する点で第1および第2実施例と異なる。
これは、一般的に多重チャネル数が少ないと検波IC134で出力される電圧Vrmsは高めでばらつきが少ない傾向にあるが、DPCCHおよびHS−DPCCHの2チャネルが有り、QにのみDPCCHおよびHS−DPCCHがマッピングされ、信号比がDPCCH:DPDCH:HS−DPCCH=15:0:15の場合のようにIQ電力比が極端に大きい場合にはVrmsが小さくなる例外的なケースがあるためである。
その場合は、IQ電力比によるCM−APC補正値テーブルからのAPC補正値を用い、それ以外は多重チャネル数のCM−APC補正値テーブルのAPC補正値を極力反映できるようにするためである。
図13より、最初に、ディジタル信号処理装置11はE−TFC SelectionによりE−DPDCHの送信電力比率および多重チャネル数を決定し、電力比率よりIQ電力比を求める(ステップS31)。次に、ディジタル信号処理装置11は送信電力比率からCMおよびMPRを求める(ステップS32)。
図14は本発明の第3実施例の概念を示す模式説明図、図15は多重チャネル数およびIQ電力比の重み付けの一例を示す図である。次に、図14および図15より、ディジタル信号処理装置11は求めたCM値と多重チャネル数およびIQ電力比から、まず多重チャネル数の一致するCM−APC補正値テーブルを選択し、かつIQ電力比の一致するCM−APC補正値テーブルを選択し、それぞれのCM−APC補正値テーブルからAPC補正値を取得する。
次に、図13に戻り、多重チャネル数およびIQ電力比から、重み付けW1および重み付けW2を取得し、多重チャネル数の一致するCM−APC補正値テーブルのAPC補正値にW1を乗算し、かつIQ電力比の一致するCM−APC補正値テーブルのAPC補正値にW2乗算し、その結果を合計し、送信電力−APC値テーブルのAPC値に加算して、送信電力−APC値テーブルを更新する(ステップS33)。
例えばCM=0.5dB、多重チャネル数が2、IQ電力比がQにのみマッピングの場合は、W1=0、W2=1.0となるため、IQ電力比のCM=0〜0.5dBのAPC補正値1が、送信電力−APC値テーブルの全てのAPC値に加算されることになる。
次に、ディジタル信号処理装置11は送信電力指定値を設定する(ステップS34)。次に、ディジタル信号処理装置11は送信電力指定値と送信電力−TXAGC値テーブルからTXAGC値を取得し、それをRF装置13のRFIC138に設定する(ステップS35)。次に、RF装置13は、検波回路、特に検波IC134にて送信信号をDC電圧に変換し、アナログ信号処理装置12に出力する(ステップS36)。
次に、アナログ信号処理装置12は、入力された電圧をAD変換し、それをディジタル信号処理装置11に出力する(ステップS37)。次に、ディジタル信号処理装置11は、入力されたAD値を平均化し、その結果をAPC値とし、それと送信電力−APC値テーブルから実際の送信電力を計算する(ステップS38)。
次に、ディジタル信号処理装置11は、送信電力指定値と実際の送信電力の差分を計算する(ステップS39)。次に、ディジタル信号処理装置11は、送信電力指定値と実際の送信電力の差分から送信電力指定値を更新する(ステップS40)。次に、ステップS35に戻り、送信中はステップS35からステップS40までを繰り返す。
以上説明したように本発明の第3実施例によれば、同じCM値でも検波IC1300−4で出力される電圧が異なる場合でも、多重チャネル数およびIQ電力比ごとにCM−APC補正値テーブルを設けることで、その差を補正できるため、期待した送信電力とすることができ、結果的に無駄な送信電力消費や3GPPの送信電力仕様および3GPPのACLR仕様を満たさないという問題を回避することが可能となる。
次に、本発明の第4実施例について説明する。本発明の第4実施例は送信電力制御方法のプログラムに関するものである。図3に示したように、本発明に係る端末装置1はプログラム格納部18を含んでいる。そのプログラム格納部18には図6、図11および図13にフローチャートで示す送信電力制御方法のプログラムが格納されている。CPU装置(“コンピュータ”)10はプログラム格納部18からそれらのプログラムを読み出し、そのプログラムにしたがってディジタル信号処理装置11を制御する。その制御の内容については既に述べたので、ここでの説明は省略する。
以上説明したように本発明の第4実施例によれば、信号の組み合わせが変わっても、期待した電力で送信することが可能な送信電力制御方法のプログラムが得られる。
10 CPU装置
11 ディジタル信号処理装置
12 アナログ信号処理装置
13 RF装置
14 メモリ装置
15 電源装置
16 バッテリー
17 アンテナ
18 プログラム格納部
131 アンテナスイッチ
132 デュプレクサ
133 アイソレータ
134 検波IC
135 LPF
136 PA
137 BPF
138 RFIC
139 BPF
140 LNA
1341,1347 コンデンサ
1342,1343 二乗器
1344,1345 抵抗
1346 エラーアンプ
1348 バッファ
1349 抵抗

Claims (19)

  1. 複数の制御チャネルおよびデータチャネルからなる多重信号を変調しかつ検波するRF装置と、前記検波後に得られる電圧値を少なくとも多重チャネル数ごとあるいはIQ電力比ごとに補正して送信電力を制御するディジタル信号処理装置とを含むことを特徴とする端末装置。
  2. 前記ディジタル信号処理装置は前記検波後に得られる電圧値と送信電力の対応テーブルと、多重チャネル数ごとに前記検波後の電圧値を補正する第1電圧値補正テーブルとを備え、前記第1電圧値補正テーブルに基づき前記電圧値と送信電力の対応テーブル中の電圧値を補正し、補正後の電圧値を用いて送信電力を制御することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  3. 前記ディジタル信号処理装置は前記検波後に得られる電圧値と送信電力の対応テーブルと、IQ電力比ごとに前記検波後の電圧値を補正する第2電圧値補正テーブルとを備え、前記第2電圧値補正テーブルに基づき前記電圧値と送信電力の対応テーブル中の電圧値を補正し、補正後の電圧値を用いて送信電力を制御することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  4. 前記ディジタル信号処理装置は前記検波後に得られる電圧値と送信電力の対応テーブルと、多重チャネル数ごとに前記検波後の電圧値を補正する第1電圧値補正テーブルと、IQ電力比ごとに前記検波後の電圧値を補正する第2電圧値補正テーブルとを備え、前記第1電圧値補正テーブルおよび前記第2電圧値補正テーブルに基づき補正値を重み付けし、重み付け補正後の電圧値を用いて送信電力を制御することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  5. 前記第1および第2電圧値補正テーブルはCM(Cubic Metric)値とそのCM値に対応する電圧補正値とで構成されることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の端末装置。
  6. 前記IQ電力比は位相が90度異なるI,Qのいずれかに信号マッピングされた制御チャネルおよびデータチャネルの電力差であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の端末装置。
  7. 複数の制御チャネルおよびデータチャネルからなる多重信号を変調しかつ検波する変調および検波ステップと、前記検波後に得られる電圧値を少なくとも多重チャネル数ごとあるいはIQ電力比ごとに補正して送信電力を制御するディジタル信号処理ステップとを含むことを特徴とする送信電力制御方法。
  8. 前記ディジタル信号処理ステップは前記検波後に得られる電圧値と送信電力の対応テーブルと、多重チャネル数ごとに前記検波後の電圧値を補正する第1電圧値補正テーブルとを備え、前記第1電圧値補正テーブルに基づき前記電圧値と送信電力の対応テーブル中の電圧値を補正し、補正後の電圧値を用いて送信電力を制御することを特徴とする請求項7記載の送信電力制御方法。
  9. 前記ディジタル信号処理ステップは前記検波後に得られる電圧値と送信電力の対応テーブルと、IQ電力比ごとに前記検波後の電圧値を補正する第2電圧値補正テーブルとを備え、前記第2電圧値補正テーブルに基づき前記電圧値と送信電力の対応テーブル中の電圧値を補正し、補正後の電圧値を用いて送信電力を制御することを特徴とする請求項7記載の送信電力制御方法。
  10. 前記ディジタル信号処理ステップは前記検波後に得られる電圧値と送信電力の対応テーブルと、多重チャネル数ごとに前記検波後の電圧値を補正する第1電圧値補正テーブルと、IQ電力比ごとに前記検波後の電圧値を補正する第2電圧値補正テーブルとを備え、前記第1電圧値補正テーブルおよび前記第2電圧値補正テーブルに基づき補正値を重み付けし、重み付け補正後の電圧値を用いて送信電力を制御することを特徴とする請求項7記載の送信電力制御方法。
  11. 前記第1および第2電圧値補正テーブルはCM(Cubic Metric)値とそのCM値に対応する電圧補正値とで構成されることを特徴とする請求項8から10のいずれかに記載の送信電力制御方法。
  12. 前記IQ電力比は位相が90度異なるI,Qのいずれかに信号マッピングされた制御チャネルおよびデータチャネルの電力差であることを特徴とする請求項7から11のいずれかに記載の送信電力制御方法。
  13. 複数の制御チャネルおよびデータチャネルからなる多重信号を変調しかつ検波するRF装置から得られる検波後の電圧値を少なくとも多重チャネル数ごとあるいはIQ電力比ごとに補正して送信電力を制御することを特徴とするディジタル信号処理装置。
  14. 前記検波後の電圧値と送信電力の対応テーブルと、多重チャネル数ごとに前記検波後の電圧値を補正する第1電圧値補正テーブルとを備え、前記第1電圧値補正テーブルに基づき前記電圧値と送信電力の対応テーブル中の電圧値を補正し、補正後の電圧値を用いて送信電力を制御することを特徴とする請求項13記載のディジタル信号処理装置。
  15. 前記検波後の電圧値と送信電力の対応テーブルと、IQ電力比ごとに前記検波後の電圧値を補正する第2電圧値補正テーブルとを備え、前記第2電圧値補正テーブルに基づき前記電圧値と送信電力の対応テーブル中の電圧値を補正し、補正後の電圧値を用いて送信電力を制御することを特徴とする請求項13記載のディジタル信号処理装置。
  16. 前記検波後の電圧値と送信電力の対応テーブルと、多重チャネル数ごとに前記検波後の電圧値を補正する第1電圧値補正テーブルと、IQ電力比ごとに前記検波後の電圧値を補正する第2電圧値補正テーブルとを備え、前記第1電圧値補正テーブルおよび前記第2電圧値補正テーブルに基づき補正値を重み付けし、重み付け補正後の電圧値を用いて送信電力を制御することを特徴とする請求項13記載のディジタル信号処理装置。
  17. 前記第1および第2電圧値補正テーブルはCM(Cubic Metric)値とそのCM値に対応する電圧補正値とで構成されることを特徴とする請求項14から16のいずれかに記載のディジタル信号処理装置。
  18. 前記IQ電力比は位相が90度異なるI,Qのいずれかに信号マッピングされた制御チャネルおよびデータチャネルの電力差であることを特徴とする請求項13から17のいずれかに記載のディジタル信号処理装置。
  19. コンピュータに、複数の制御チャネルおよびデータチャネルからなる多重信号を変調しかつ検波する変調および検波ステップと、前記検波後に得られる電圧値を少なくとも多重チャネル数ごとあるいはIQ電力比ごとに補正して送信電力を制御するディジタル信号処理ステップとを実行させるためのプログラム。
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