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JP2010162338A - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents

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JP2010162338A JP2009279806A JP2009279806A JP2010162338A JP 2010162338 A JP2010162338 A JP 2010162338A JP 2009279806 A JP2009279806 A JP 2009279806A JP 2009279806 A JP2009279806 A JP 2009279806A JP 2010162338 A JP2010162338 A JP 2010162338A
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Abstract

【課題】横漏れ防止性と装着容易性とが両立したパンツ型使い捨ておむつを提供すること。
【解決手段】吸収性本体20と外包材30を備える。吸収性本体20の吸収性コア23は、中央吸収体23aと一対のサイド吸収体23bを具備する。中央吸収体23aとサイド吸収体23bとの間に切離部がある。吸収性本体20は防漏カフ40を有する。防漏カフ40は吸収性本体20におけるサイド吸収体23bの裏面側を被覆し、かつ吸収性本体20の側縁から延出して、表面側に向けて起立している。平面視において、レッグ弾性部材34と防漏カフ40とが重なっており、かつ両者が非接合状態になっている。背側部Bにおいて吸収性コア23は、側縁から幅方向内側に向かう一対のノッチ部を有している。ノッチ部と切離部とは、おむつの展開状態の平面視において幅方向に関して重なるように配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、パンツ型使い捨ておむつに関する。
本出願人は先に、吸収性本体と、その外側に配置固定されて外包材とを備えたパンツ型使い捨ておむつを提案した(特許文献1〜3参照)。このおむつにおいては、吸収性本体の形成部材である吸収性コアが、中央吸収体と、該中央吸収体の長手方向一方部で連接されかつ該中央吸収体の両側部に設けられた一対のサイド吸収体とを具備している。中央吸収体及びサイド吸収体のうち、サイド吸収体は、おむつの股下部に配されている。吸収性本体は、おむつの股下部においてサイド吸収体が起立するようになされている。更に、吸収性本体の両側に防漏カフが形成されている。このおむつは、着用状態で股下部がだぶつかず、おむつの外観がすっきりしていて、股下部でのフィット性及び防漏性に優れるという利点を有する。
また特許文献4には、股下部における吸収体に、一対の肉薄部からなる補助屈曲部と、その幅方向外側に、相反する方向に隆起する隆起部を設けて、股下部において吸収体が舟形に変形し易いおむつが記載されている。
特開2006−141761号公報 特開2006−341061号公報 特開2006−29482号公報 特開2008−12198号公報
例えば特許文献1のおむつでは、その図8に示されているように、同文献に記載のおむつは、レッグ弾性部材上から防漏カフが立ち上がっているので、それに起因してサイド吸収体の立ち上がり性が阻害される場合がある。サイド吸収体が首尾良く立ち上がらない場合には、サイド吸収体の一部がレッグ開口部を塞ぎやすくなり、おむつを装着するときにレッグ開口部に脚を通しづらいことがある。
特許文献2及び3のおむつでは、幅方向での起立性は良好であるが、臀部でのフィット性に関しては何ら記載がない。また、特許文献4ではその図10に記載されるように、隆起部が立ち上がり理想的な船形が形成されるとされているが、隆起部に隣接して存在する窪み部からの液漏れが懸念され、更に後身頃部では吸収体の剛性が、着用時、特に座位における着用者の体型や動きへ追従しづらいことがあり、改善の余地があると考えられる。
本発明の目的は、前述した従来技術よりも種々の性能が更に向上したパンツ型使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、吸収性コアを有する吸収性本体と、その外側に配置固定された外包材とを備え、該外包材における一対のレッグ開口縁に沿ってレッグ弾性部材が伸長状態で配され、腹側部から股下部を介して背側部にわたる縦方向とこれに直交する幅方向を有するパンツ型使い捨ておむつにおいて、
前記吸収性コアは、中央吸収体と、該中央吸収体の両側部に配置された、長手方向に延びる一対のサイド吸収体とを具備し、該中央吸収体と一対の該サイド吸収体との間にそれぞれ長手方向に延びる切離部を有しており、
前記吸収性本体は、おむつ長手方向に沿う両側部に、一対の防漏カフを有し、該防漏カフは該吸収性本体におけるサイド吸収体の裏面側を被覆し、かつ該吸収性本体の側縁から延出して、表面側に向けて起立しており、
平面視において、前記レッグ弾性部材と前記防漏カフとが重なっており、かつ両者が非接合状態になっており、
おむつの背側部において、前記吸収性コアは、各側縁から幅方向内側に向かう一対のノッチ部を有しており、該ノッチ部と前記切離部とは、おむつの展開状態の平面視において前記幅方向に関して少なくとも一部が重なるように配置されているパンツ型使い捨ておむつを提供するものである。
本発明のパンツ型使い捨ておむつは、横漏れ防止性と装着容易性とが両立したものとなる。
図1は、本発明のパンツ型使い捨ておむつの一実施形態を示す斜視図である。 図2は、図1に示すおむつを、そのサイドシール部で開き、平面に展開した状態を表面シート側からみた平面図である。 図3は、図2におけるIII−III線断面図である。 図4(a)及び(b)はそれぞれ、吸収性コアを示す平面図である。 図5は、吸収性コアの別の実施形態を示す平面図(図4(a)及び(b)相当図)である。 図6は、図1に示すおむつの別の実施形態を示す断面図(図3相当図)である。 図7(a)及び(b)は、図1に示すおむつの別の実施形態を示す断面図(図3相当図)である。 図8は、吸収性コアとレッグ弾性部材との位置関係を示す平面図である。 図9は、吸収性コアとレッグ弾性部材との別の位置関係を示す平面図である。 図10は、図1に示すおむつにおける液の吸収機構を示す模式図である。 図11(a)は、本発明の吸収性物品の別の実施形態を示す断面図(図3相当図)であり、図11(b)は、図11(a)における吸収性コアの平面図である。 図12は、本発明の吸収性物品の更に別の実施形態を示す断面図(図3相当図)である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明のパンツ型使い捨ておむつの一実施形態の斜視図が示されている。図2は、図1に示すおむつを、そのサイドシール部で開き、平面に展開した状態を表面シート側からみた平面図である。図1及び図2に示すおむつ10は、いわゆるパンツ型のおむつである。おむつ10は、吸収性本体20と、該吸収性本体20の非肌当接面側に位置する外包材30とを具備する。このおむつ10は、着用時に着用者の腹側に配される腹側部Aと、着用者の背側に配される背側部Bと、その間に位置する股下部Cとに区分される。腹側部A、背側部B及び股下部Cは、展開かつ伸長状態(各部の弾性部材を伸長させ平面状に拡げた状態、図2に示す状態)のおむつにおいて、その長手方向(図2の上下方向)の全長を略3等分するように3領域に区分したときの各領域である。おむつに関して、本明細書において、腹側部Aから背側部Bにわたる方向を縦方向といい、これと直交する方向を幅方向という。図1及び2に示されるおむつ10においては、縦方向がおむつ10の長手方向となっている。
なお、本明細書において「非肌当接面側」とは、吸収性本体20などの各部材の表裏両側(面)のうち、着用時に着用者の肌側とは反対側に配される側(面)である。また、以下の説明において「肌当接面側」という語を使用することがあるが、これは、各部材の表裏両側(面)のうち、着用時に着用者の肌側に配される側(面)である。更に、以下の説明においては「裏面側」及び「表面側」という表現も用いられているが、これらの語は「非肌当接面側」及び「肌当接面側」と同義である。「長手方向」とは、各部材の長辺と平行な方向である。また、以下の説明において「幅方向」という語句を使用することがあるが、これは、該長手方向と直交する方向である。
吸収性本体20は縦長矩形形状をなし、その長手方向を、おむつの長手方向に一致させて、腹側部Aから背側部Bにわたるように、ホットメルト型接着剤等の公知の接合手段により外包材30の幅方向中央部に接合されている。この接合の詳細については後述する。外包材30は、腹側部Aに位置する部分の両側縁部と背側部Bに位置する部分の両側縁部とが、ヒートシール、高周波シール、超音波シール等の公知の接合手段により互いに接合されている。これによりおむつ10には一対のサイドシール部Sが形成されている。また、その接合によって、おむつ10に、ウエスト開口部11及び一対のレッグ開口部12,12が形成されて、外包材30はパンツ型の立体形状となる。
図3に示すように、外包材30は、内層シート31及び外層シート32と、これら2枚のシート間に固定された各部の弾性部材とからなる。各部の弾性部材については後述する。内層シート31と外層シート32とは同形である。外包材30の外縁は、展開状態のおむつ10の輪郭をなしている。内層シート31及び外層シート32は、好適には同一の又は異なる通気性シート、例えば各種の方法で製造された不織布から構成されている。
外包材30におけるウエスト開口縁には、該開口縁に沿っておむつ10の幅方向に延びる複数のウエスト弾性部材33が伸長状態で配されている。また、外包材30におけるレッグ開口縁には、該開口縁に沿って複数のレッグ弾性部材34が伸長状態で配されている。図1に示すように、レッグ弾性部材34は、おむつ10の股下部Cにおいて、外包材30をその幅方向に向けて横切るようには配されていない。したがって外包材30は、おむつ10の股下部Cにおいて、外包材30の幅方向中央域に非伸縮性領域を有している。本実施形態では、後述する切離部24が存在する部分にレッグ弾性部材34が存在していないことで、該部分が非伸縮性領域となっている。
ウエスト弾性部材33とレッグ弾性部材34との間には、おむつ10の幅方向に延びる複数の胴回り弾性部材35が伸長状態で配されている。胴回り弾性部材35は吸収性本体20と交差しないように配置されている。
外包材30と接合固定される吸収性本体20は、図3に示すように、表面シート21と、裏面シート22と、両シート21,22間に介在配置された吸収性コア23とを備えている。表面シート21は液透過性のシートからなり、おむつ10の着用状態において着用者の肌に対向する。裏面シート22は液不透過性ないし撥水性のシートからなり、外包材30と対向している。吸収性コア23の左右両側縁には弾性部材23’が伸長状態で配されている。この弾性部材23’は吸収性コア23の概ね全長にわたって配されており、表面シート21によって包まれている。弾性部材23’は、後述するサイド吸収体23bを一層起立させるために用いられているが、本実施形態においてはサイド吸収体23bとレッグ弾性部材34と防漏カフ40とが互いに非接合状態になっており、サイド吸収体23bは十分起立されるため、弾性部材23’は配されていなくてもよい。
表面シート21及び裏面シート22としては、当該技術分野において従来用いられてきたものと同様のものを特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート21としては、液透過性を有する不織布や、穿孔フィルムを用いることができる。裏面シート22としては、合成樹脂製の液不透過性フィルムや、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド積層不織布等の耐水圧が高い撥水性の不織布を用いることができる。裏面シート22が液不透過性である場合、該シート22は水蒸気透過性を有していてもよい。防漏性及び通気性の観点から、裏面シート22は、水蒸気透過性を有する合成樹脂製の液不透過性フィルムが好ましい。吸収性コア23は例えば、パルプ等のセルロース系繊維からなる吸液性繊維と、高吸収性ポリマー等のヒドロゲル材料からなる粒子との混合体から構成されているか、又は該混合体がティッシュペーパーや不織布等からなる液透過性シートで包被されて構成されている。
図4(a)には、吸収性本体20に用いられている吸収性コア23の平面図が示されている。同図中、上側がおむつ10における腹側部Aに対応し、下側がおむつ10における背側部Bに対応する。吸収性コア23は、全体として略矩形の形状をしている。また吸収性コア23は、おむつ10の長手方向に関して左右対称の形状をしている。更に吸収性コア23は、中央吸収体23aと一対のサイド吸収体23bとを有している。中央吸収体23aとサイド吸収体23bとの間には切離部24が存在している。切離部24は、図2に示されるように、おむつ10の縦方向を二等分する中心線Lよりも腹側部A寄り(以降「前半部」ともいう。)に存在している。切離部24は、吸収体の構成材料が全く存在していない部位であるか、又は僅かな量の構成材料が存在している部位、あるいは加圧によって圧密化されて他の部位よりも薄くなっている押圧部位である。切離部24は、おむつ10の装着性や液の拡散性の観点から、吸収性コアの構成材料が全く存在していない部位であることが好ましい。この場合、切離部24は所定の幅を有していてもよく、あるいは吸収性コア23にスリット状の切れ込みが形成されただけでもよい(つまり幅がゼロでもよい)。中央吸収体23aとサイド吸収体23bとの間に切離部24を設けることで、おむつ10の装着状態において、サイド吸収体23bが切離部24に沿って座屈しやすくなる。それによって、図3に示すように、後述する防漏カフ40とともにサイド吸収体23bが首尾良く起立するようになる。サイド吸収体23bが起立することは、液の横漏れ防止の観点から有利であることに加え、着用者がおむつ10を装着するときに、レッグ開口部12が該サイド吸収体23bで閉塞されることが効果的に防止され、レッグ開口部12に脚を挿入することが容易になる点から非常に有利である。このことは特に、吸収性本体20の股下部Cにおける幅が外包材30の股下部における幅よりも大きい場合に効果的である。
図4(a)に示す実施形態では、サイド吸収体23bは、中央吸収体23aの長手方向一方部で該中央吸収体23aと連接し、他方部は開放されているが、図4(b)に示すように長手方向の前後二方部で該中央吸収体23aと連接している方がより好ましい。具体的に説明すると、図4(a)に示す一方部連接の場合は、サイド吸収体23bは、おむつ10の腹側部寄りの一方部で中央吸収体23aと連接している。サイド吸収体23bは、おむつ10の長手方向に延びる細長の形状をしており、その先端部は自由端になっている。サイド吸収体23bは、おむつ10の股下部Cに存在し、かつサイド吸収体23bの先端部は、おむつ10の股下部Cを越えて背側部B寄りの位置に位置している。また、図4(b)に示す二方部連接の場合は、サイド吸収体23bは、おむつ10の相対的に腹側部寄りの部位及び相対的に背側部寄りの部位の二方部で中央吸収体23aと連接し、切離部24は閉じられた形状になっている。これより、吸収性コア23の加工性の観点から搬送上の該コア23の捲れが生じにくくなるので安定した状態で該コア23を成形でき、かつ切離部24で拡散した液を全周囲で効率的に吸収できるため防漏性低下に優れる。
更に図5に示すように、切離部24が、吸収性コア23を縦方向に二等分する中心線Lよりも腹側部A寄りのみに存在する形態も挙げられる。図4(a)及び(b)並びに図5に示す切離部24は、いずれも吸収性コア23を縦方向に二等分する中心線Lよりも腹側部A寄りに存在しており、これらの吸収性コア23を図2に示すように、前半部に切離部24が位置するように外包体30上に配することによって、着用者の排尿部を包むようにサイド吸収体23bが起立して、おむつの股下部Cが、着用者の狭い股下部にフィットするので、尿の横漏れ防止に有効である。また図4(b)に示す実施形態のように、切離部24が閉じている場合には、液漏れの防止効果が高く、更に図5に示す実施形態のように、切離部24が前半部のみに存在する場合には、着用者の排尿部の周りにのみサイド吸収体23bが起立してポケット構造を形成し得るので、座位における臀部での違和感や動作時の該ポケットの潰れ等が生じ難いという有利な効果も奏される。この有利な効果は、図5に示す実施形態において、切離部24の長手方向前端縁及び後端縁が、吸収性コア23の側縁において開放されていないことによって一層顕著なものとなる。なお、切離部24は、扁平な台形状の輪郭をしており、台形の上辺及び下辺が、おむつ10の長手方向と一致し、かつ上辺がおむつの幅方向内寄りに位置し、下辺がおむつの幅方向外寄りに位置している。また、先に説明した図4(a)及び(b)と異なり、本実施形態においては、中央吸収体23aに、後述する横断切離部25は形成されていない。
図4(a)及び(b)に示す実施形態では、中央吸収体23aはおむつ10の股下部Cにおいて、おむつ幅方向に延びる横断切離部25を有している。横断切離部25は切離部24に隣接する中央吸収体23aに有していればよく、好ましくは横断切離部25の形成位置において、中央吸収体23aの幅が最も狭くなっていることがよい。横断切離部25の形状は限定されないが、一定幅の直線状が好ましい。横断切離部25の左右の端部は、先に述べた各切離部24とつながっている。横断切離部25は、先に述べた切離部24と同様に、吸収体の構成材料が全く存在していない部位であるか、又は僅かな量の構成材料が存在している部位、あるいは加圧によって圧密化されて他の部位よりも薄くなっている押圧部位である。横断切離部25は、おむつ10の装着性や液の拡散性の観点から、吸収性コア23の構成材料が全く存在していない部位であることが好ましい。横断切離部25を設けることで、吸収性本体20はおむつ10の幅方向に沿って座屈しやすくなる。したがって、先に述べた切離部24と同様に、この横断切離部25によってもおむつ10の装着が容易になる。更に、先に述べた切離部24とこの横断切離部25とを組み合わせて用いることで、吸収性コア23には全体として略H字形をした切離部が形成されることになる。この略H字形をした切離部を採用することによって、吸収性コア23に排泄された液の長手方向及び幅方向への拡散性が一層高まるという利点が生じる。
中央吸収体23aは、横断切離部25の位置からおむつ10の背側部Bへ向けて、その幅が漸増している。おむつ10の背側部Bにおいて、すなわち、横断切離部25よりも背側部B寄りの位置において、中央吸収体23aは左右の各側縁26から幅方向内側に向かって先細となる楔形の一対の側縁ノッチ部26aを有している。おむつ10の展開状態の平面視において、側縁ノッチ部26aと上述した切離部24とは、幅方向に関して少なくとも一部が重なるように配置されている。言い換えると、図4(a)及び(b)並びに図5において、側縁ノッチ部26aの幅方向外側端から内側端までの領域を、縦方向に仮想的に延ばしたとき、その領域内に切離部24の少なくともが存在する。これによって、切離部24によるサイド吸収体23bの起立性が一層高まる。特に、図4(b)及び図5に示すような、切離部24が閉じている形状の場合、それよりも背側に存在する側縁ノッチ部26aと切離部24とを結ぶラインに沿ってサイド吸収体23bが起立し易いので、サイド吸収体23bが起立する際に撚れや捩れが生じにくく、着用者の排尿部付近でのフィット性や漏れ防止性が高まる。
側縁ノッチ部26aは、おむつ10の展開状態の平面視において、幅方向の外側から内側に向かうに連れて、縦方向の背側部Bから腹側部Aに向かうように(図4においては、上方に向かう楔形状と)なされている。これによって、側縁ノッチ部26aをサイド吸収体23bに隣接して配置しなくてもサイド吸収体23bの起立性が高まる。かつ着用者の臀部で吸収性コアが体の形状に沿って屈曲し易くなるとともに、座位で着用者が臀部を動かすような時に、吸収性コア23の側縁ノッチ部26a以後の部分が動きに追従し易くなる。これらの結果、着用感に優れ、また排便時の便漏れ抑制に役立つ。
また、中央吸収体23aは、おむつ10の背側部Bにおける端縁27の幅方向中央部の位置に端縁27から長手方向内側に向かって先細となる楔形の端縁ノッチ部27aを有している。背側部Bにおいて、中央吸収体23aがこのような形状をしていることによって、おむつ10の着用状態において中央吸収体23aが着用者の身体にフィットするように首尾良く変形し、吸収性コア23と着用者の身体との間に隙間が生じづらくなる。
以上の形状を有する吸収性コア23は、当該技術分野において公知の方法に従い製造することができる。例えば、周面に該吸収性コア23の形状に対応する形状の凹部を有する積繊ドラムを用い、該凹部内に吸液性繊維とヒドロゲル材料の粒子との混合体を供給・堆積させることで製造することができる。
再び図3に戻ると、吸収性コア23はその肌当接面側の全域が表面シート21によって被覆されている。表面シート21は吸収性コア23の左右の側縁から延出し、その延出部位21aが非肌当接面側に向けて巻き下げられ、サイド吸収体23bにおける非肌当接面側の全域を被覆している。更に延出部位21aは切離部24を越えて、中央吸収体23aの非肌当接面側における左右の両側部も被覆している。そして、先に述べた裏面シート22は表面シート21の延出部位21aよりも非肌当接面側に配置されて、該延出部位21aにホットメルト型接着剤28によって接合されている。
図3に示すように、吸収性本体20はおむつの長手方向に沿う両側部に一対の防漏カフ40,40を有している。この防漏カフ40は吸収性本体23におけるサイド吸収体23bの裏面側(すなわち非肌当接面側)の全域を被覆し、更に切離部24を越えて、中央吸収体23aの裏面側における左右の両側部も被覆している。更に、防漏カフ40は吸収性本体23の側縁から延出して、表面側(すなわち肌当接面側)に向けて起立している。起立した防漏カフ40の自由縁部40aには、1本又は複数本の弾性部材41が伸長状態で配置固定されている。
サイド吸収体23bが起立した状態で着用者が歩行等の活動をすると、サイド吸収体23bの裏面側と内層シート31あるいは衣服との間に摩擦を生じる。この摩擦による裏面シート22の破損を防止するために、防漏カフ40は吸収性本体23の裏面側を被覆する必要がある。ただし、防漏カフ40は吸収性本体23の裏面側の全域を必ずしも被覆する必要はなく、少なくともホットメルト型接着剤28が施された位置を除く吸収性本体23の裏面側を被覆していればよい。
防漏カフ40について更に詳述すると、該防漏カフ40は矩形の防漏カフ形成シート42を含んで構成されている。防漏カフ形成シート42は、例えば耐水圧の高い撥水性の不織布等からなる。防漏カフ形成シート42は折り曲げ位置が自由縁部40aとなり、かつ側縁部42aが固定部となるように二つ折りされることで防漏カフ40を形成している。防漏カフ形成シート42の側縁部は、吸収性本体20の非肌当接面側においてサイド吸収体23b及び切離部24を越えて延び、表面シート21及び裏面シート22とともに、ホットメルト型接着剤28によって中央吸収体23aの非肌当接面側において接合固定されている。このホットメルト型接着剤28が施された位置が防漏カフ40の固定部となる。そして、防漏カフ40はこの固定部から自由縁部40aまでの間の部位が該防漏カフ40に隣接する他の部材と非接合状態になっており、独立して自由に動けるようになっている。ここでいう「隣接する他の部材」には、例えばレッグ弾性部材34、外包材30、表面シート21の延出部位21a、サイド吸収体23bなどが含まれる。防漏カフ形成シート42は単一のシート材料に限定されるものではなく、複数のシート材料が組み合わされて構成されたものでもよい。
防漏カフ形成シート42を含んで構成される防漏カフ40と先に述べた裏面シート22との位置関係に関し、図3に示すように、裏面シート22の左右の側部は二つ折りされた各防漏カフ形成シート42間に挟持されている。詳細には、同図に示すように裏面シート22は、吸収性本体20における中央吸収体23aの裏面側に加え、サイド吸収体23bの裏面側も被覆しているので、該裏面シート22はその幅方向の中央域を除く左右の側部の全域が、二つ折りされた各防漏カフ形成シート42間に挟持された状態になっている。このように、二つ折りされた各防漏カフ形成シート42間に裏面シート22を挟持することで、サイド吸収体23bの裏面側においては、防漏カフ40は2枚の防漏カフ形成シート42及び1枚の裏面シート22の合計3枚のシート構成になっている。その結果、サイド吸収体23bが起立した状態において、該サイド吸収体23bの外側に位置する防漏カフ40の強度が増して破けにくくなり、更に液漏れが一層起こりにくくなる。また、裏面シート22は一般に合成樹脂製のフィルムからなり、該フィルムは肌に対してべたつき感を呈するものであるところ、前記のシート構成とすることで裏面シート22が着用者の肌に直接当接しづらくなるので、おむつ10は、その肌触りが布様の風合いの良好なものになる。
図3に示す実施形態では、サイド吸収体23bの下側において、防漏カフ形成シート42が、サイド吸収体23bの幅方向全域を覆っているが、これに代えて、サイド吸収体23bの幅方向の一部のみを覆うようにしてもよい。例えば図6に示すように、二つ折りされた防漏カフ形成シート42間に裏面シート22の側部を挟持するときに、該裏面シート22の側縁寄りの所定幅の部位のみを挟持することで、結果として、防漏カフ形成シート42がサイド吸収体23bの幅方向の一部のみを覆うようになる。
また、図3に示す実施形態では、サイド吸収体23bの下側において、二つ折りされた2枚の防漏カフ形成シート42が、サイド吸収体23bの幅方向全域を覆っているが、これに代えて、2枚の防漏カフ形成シート42のうちの一方のみが、サイド吸収体23bの下側において、該サイド吸収体23bの幅方向全域を覆っていてもよい。例えば図7(a)に示す実施形態では、二つ折りされた2枚の防漏カフ形成シート42のうち、裏面シート22の下側に位置するもののみが、サイド吸収体23bの幅方向全域を覆っている。裏面シート22の上側に位置する防漏カフ形成シート42は、裏面シートの側縁近傍で終端している。一方、図7(b)に示す実施形態では、二つ折りされた2枚の防漏カフ形成シート42のうち、裏面シート22の上側に位置するもののみが、サイド吸収体23bの幅方向全域を覆っている。裏面シート22の下側に位置する防漏カフ形成シート42は、裏面シートの側縁近傍で終端している。図7(a)と図7(b)に示す実施形態とを対比すると、裏面シート22が外方に露出する図7(b)に示す実施形態よりも、裏面シート22が保護される図7(a)に示す実施形態の方が好ましい。なお、図7(a)において裏面シート22の下側に位置する防漏カフ形成シート42及び図7(b)において裏面シート22の上側に位置する防漏カフ形成シート42は、先に述べた図6に示す実施形態と同様に、サイド吸収体23bの幅方向の一部のみを覆うようにしてもよい。
図3に示すように吸収性本体20は、中央吸収体23aの位置において、その全長にわたりホットメルト型接着剤29によって外包材30と接合されている。一方、吸収性本体20におけるサイド吸収体23bは、その全長にわたって外包材30と非接合状態になっている。サイド吸収体23bが外包材30と非接合状態になっていることで、上述した切離部24を設けることと相まって、サイド吸収体23bの起立性が非常に良好になる。サイド吸収体23bの起立性が良好になることは、先に述べた通り液の横漏れ防止性の向上の点、及び吸収性本体20の幅が広くてもおむつ10の装着(つまり、レッグ開口部12への脚の挿入)が容易になる点から有利である。また、吸収性本体におけるサイド吸収体23bの部位が外包材30に接合されている場合には中央吸収体23aによれが発生しやすくなるが、これを非接合状態とすることでそのような不都合が生じにくくなり、防漏性の低下が効果的に防止される。
吸収性本体20と外包材30とをホットメルト型接着剤29で接合する場合の接合領域は、おむつ10の幅方向において先に述べた外包材30の非伸縮性領域を越えない範囲となっている。このことによって、サイド吸収体23bが外包材30に配されたレッグ弾性部材34の伸縮の影響を受けにくくなり、サイド吸収体23bが一層首尾良く起立するようになる。
レッグ弾性部材34の配置に関し、図8に示すように、おむつ10の展開状態での平面視において、サイド吸収体23bの外側縁23b’と、レッグ弾性部材34とは交差している。このようにレッグ弾性部材34を配置することで、おむつ10の装着状態においてサイド吸収体23bが起立しやすくなり、おむつ10の股下部Cにおけるフィット性が向上する。レッグ弾性部材34はサイド吸収体23bの外側縁23bと交差している一方で、股下部Cにおける端部は吸収性コア23の切離部24にまでは達していない。このような構成を採用することで、平面視において、弾性が発現しているレッグ弾性部材34が切離部24に存在している場合と比べて、本実施形態によれば切離部24を確実に形成することが可能となり、それによってサイド吸収体23bを首尾良く起立させることが可能となるので好ましい。
図9には、吸収性コア23とレッグ弾性部材34との別の位置関係が示されている。同図に示す実施形態では、レッグ部弾性部材34の股下部Cにおける端部が、切離部24にまで達している。しかし、レッグ弾性部材34のうち、切離部24と重なる部分及び切離部24よりも幅方向内方に位置する部分(図9において符号Dで示される部分)は、伸縮性が発現しないようになされている。例えば、レッグ弾性部材34を、内層シート31と外層シート32との間に挟持するときに、符号Dで示される部分において、レッグ弾性部材34が伸縮しないような態様で該レッグ弾性部材34を両シート31,32間に固定している。具体的には、接着剤等を用いた接合によってレッグ弾性部材34が伸縮しないようにしたり、レッグ弾性部材34を細かく分断して該レッグ弾性部材34が伸縮しないようにしたりすればよい。
図8及び上述した図3から明らかなように、展開した状態のおむつ10を平面視したとき、おむつ10の股下部Cにおいては、レッグ弾性部材34と防漏カフ40とは互いに重なっている。これに加えて、レッグ弾性部材34と防漏カフ40とは互いに非接合状態になっている。その結果、サイド吸収体23bと、レッグ弾性部材34とは、互いに独立して動くことが可能になっている。本実施形態では、更にサイド吸収体23bも平面視においてこれらと重なるように、かつこれらと非接合状態で配されている。これによって、上述した効果に加え、防漏カフ40も独立して動くことが出来る。したがって、これらの部位は着用者の動作による影響を受けづらく、それぞれが独立して防漏性を発揮することが可能となる。具体的には図10に示すように、おむつ10の肌当接面側に排泄された液Lがおむつ10の横方向に拡散した場合、先ずサイド吸収体23bによって吸収される。仮に、サイド吸収体23bがすべての液Lを吸収しきれず、液Lがサイド吸収体23bを乗り越えた場合であっても、サイド吸収体23bと防漏カフ40との間に液Lを回り込ませることができる。サイド吸収体23bの裏面側には、液透過性の材料である表面シート21の延出部位21aが存在しているので、サイド吸収体23bは、その裏面側からも液の透過吸収が可能になっている。したがって、サイド吸収体23bと防漏カフ40との間に回り込んだ液Lは、サイド吸収体23bの裏面側から該サイド吸収体23bに吸収される。また仮に、液Lが防漏カフ40を乗り越えて横漏れした場合であっても、防漏カフ40とその裏面側に位置する外包材30とによって形成されたポケット部P内に液が一時保持されるので、それ以上の液漏れが阻止される。このようにして、本実施形態におむつによれば、液の横漏れが効果的に防止される。しかも、起立したサイド吸収体23bによって、吸収性コア23が幅広であってもレッグ開口部12内に脚を挿入しやすい。
以上の横漏れ防止効果を一層確実なものとする観点から、サイド吸収体23bの幅をWとし、サイド吸収体23bの上面から突出している防漏カフ40の高さをHとした場合、両者の寸法の比をW:H=1:1〜1:0.5に設定することが好ましい。この場合、サイド吸収体23bそれ自体の幅は、おむつ10の具体的な用途にもよるが、成人用のおむつの場合、サイド吸収体23の最幅広部におけるWを10〜100mmに設定することが好ましく、20〜80mmに設定することが一層好ましい。
図11及び図12には、本発明の別の実施形態が示されている。これらの実施形態については、先に述べた各実施形態と異なる部分についてのみ説明し、それ以外については、先に述べた各実施形態の説明が適宜適用される。
図11(a)及び(b)に示す実施形態のおむつでは、吸収性コア23が上下2段重ねの構造になっている。具体的には、吸収性コア23は、表面シート21側に位置する上層吸収性コア231と、裏面シート23側に位置する下層吸収性コア232とから構成されている。図11(b)に示すように、上層吸収性コア231と下層吸収性コア232とは、ともに矩形である。上層吸収性コア231の長手方向の長さは、下層吸収性コア232の長手方向の長さよりも若干小さくなっている。幅方向の長さは、上層吸収性コア231よりも下層吸収性コア232の方が大きくなっている。上層吸収性コア231は、下層吸収性コア232の幅方向の中央域に載置されている。
下層吸収性コア232の構造は、これまで説明してきた実施形態における吸収性コア23と同じになっている。特に、図5に示す実施形態の吸収性コア23と同じになっている。具体的には、下層吸収性コア232は、中央吸収体232aと一対のサイド吸収体232bとを有している。中央吸収体232aとサイド吸収体232bとの間には切離部242が存在している。切離部242は、吸収性コア23を縦方向に二等分する中心線Lよりも腹側部寄りのみに存在している。切離部24は、台形状の輪郭をしており、該切離部24の長手方向前端縁及び後端縁が、下層吸収性コア232の側縁262において開放されていない。また下層吸収性コア232は、その左右の各側縁262から幅方向内側に向かって先細となる楔形の一対の側縁ノッチ部262aを有している。側縁ノッチ部262aは、吸収性コア23を縦方向に二等分する中心線Lよりも背側部寄りに存在している。側縁ノッチ部262aと切離部242とは、幅方向に関して少なくとも一部が重なるように配置されて いる。
上層吸収性コア231は、略矩形状をしている。上層吸収性コア231は、下層吸収性コア232における一対の切離部242間に配置されている。吸収性コア23の平面視において、上層吸収性コア231は、一対の切離部242のいずれにも重なっていない。吸収性コア23全体で見ると、該コア23は、その幅方向の中央域の厚みが、側部域の厚みよりも大きくなっている。
図12に示す実施形態は、図11に示す実施形態において、上層吸収性コア231と下層吸収性コア232との配置関係を上下逆転させたものである。つまり、本実施形態における上層吸収性コア231は、図11に示す実施形態における下層吸収性コア232に対応し、本実施形態における下層吸収性コア232は、図11に示す実施形態における上層吸収性コア231に対応する。それ以外は、本実施形態は図11に示す実施形態と同じになっている。本実施形態においては、下層吸収性コア232は、平面視において、上層吸収性コア231に形成されている一対の切離部241のいずれにも重ならず、それらの間に位置するように配置されている。
図11及び図12に示す実施形態によれば、吸収性コア23における幅方向中央域の厚みが増して、着用者の股下部へのおむつのフィット性が向上し、防漏性が良好となる。これに加えて、切離部241,242を境として吸収性コア23の坪量が大きく変化するので、切離部241,242からのサイド吸収体231b,232bの起立性が一層良好になり、排泄物の横漏れ防止性能が一層高まる。後者の観点からは、幅狭の吸収性コアが上層側に位置する実施形態である図11に示す実施形態の方が、図12に示す実施形態よりも好ましい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記の実施形態に制限されない。例えば前記の実施形態においては、外包材30の股下部Cにおいて、レッグ弾性部材34が、外包材30の幅方向に向けて横切るようには配されていなかったが、これに代えて、レッグ弾性部材34が、その伸縮性を発現しないような態様で配されている限りにおいて、レッグ弾性部材34を外包材30における股下部Cの幅方向に向けて横切るように配してもよい。
10 パンツ型使い捨ておむつ
20 吸収性本体
23 吸収性コア
23a 中央吸収体
23b サイド吸収体
24 切離部
30 外包材
34 レッグ弾性部材
40 防漏カフ

Claims (5)

  1. 吸収性コアを有する吸収性本体と、その外側に配置固定された外包材とを備え、該外包材における一対のレッグ開口縁に沿ってレッグ弾性部材が伸長状態で配され、腹側部から股下部を介して背側部にわたる縦方向とこれに直交する幅方向を有するパンツ型使い捨ておむつにおいて、
    前記吸収性コアは、中央吸収体と、該中央吸収体の両側部に配置された、長手方向に延びる一対のサイド吸収体とを具備し、該中央吸収体と一対の該サイド吸収体との間にそれぞれ長手方向に延びる切離部を有しており、
    前記吸収性本体は、おむつ長手方向に沿う両側部に、一対の防漏カフを有し、該防漏カフは該吸収性本体におけるサイド吸収体の裏面側を被覆し、かつ該吸収性本体の側縁から延出して、表面側に向けて起立しており、
    平面視において、前記レッグ弾性部材と前記防漏カフとが重なっており、かつ両者が非接合状態になっており、
    おむつの背側部において、前記吸収性コアは、各側縁から幅方向内側に向かう一対のノッチ部を有しており、該ノッチ部と前記切離部とは、おむつの展開状態の平面視において前記幅方向に関して少なくとも一部が重なるように配置されているパンツ型使い捨ておむつ。
  2. 平面視において、前記レッグ弾性部材がレッグ開口縁から前記切離部に向かうように延在しており、該レッグ弾性部材は、該切離部が存在する位置では伸縮性を発現しないようになされている、請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  3. 前記ノッチ部は、これが前記幅方向の外側から内側に向かう場合には、前記縦方向の背側部から腹側部に向かう方向に延びている請求項1又は2記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  4. 前記切離部は、前記縦方向を二等分する中心線よりも腹側部にのみ位置する請求項1ないし3のいずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  5. 前記中央吸収体は、おむつの股下部において、前記幅方向に延びる横断切離部を有している請求項1ないし4のいずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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