JP2010138335A - 樹脂組成物および樹脂組成物を使用して作製した半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】充填材(A)、有機バインダー(B)を含む樹脂組成物であって、充填材(A)の平均粒子径が、5μm以上20μm以下であり、かつ、125℃/20時間熱水抽出したときのpHが、4.7以上6以下であることを特徴とする樹脂組成物および該樹脂組成物をダイアタッチペーストまたは放熱部材接着用材料として用いて作製されることを特徴とする半導体装置である。
【選択図】なし
Description
一方、半導体製品の形態によっては、半導体チップそのものを金属製のヒートスプレッダーに接着したり、ダイパッド部が半導体パッケージ表面に露出しており放熱板をかねたりする場合もあり、さらにはサーマルビアなどの放熱機構を有する有機基板などに接着する場合もある。この場合も同様に半導体チップを接着する材料に高熱伝導性が要求されており、これらを満たす材料の開発が望まれている。(例えば、引用文献1〜4参照。)
しかしながら、上記記載の従来技術では、以下の点で改善の余地を有していた。
半導体用接着剤の熱伝導性を容易に向上させる場合には、高い熱伝導性を有する金属粉、例えば、銀、銅、アルミニウム、ニッケルなどの金属粉を充填するが、含有される金属粉どうしの熱の接触損失や、金属粉と樹脂との熱の接触損失の少ない樹脂組成物が望まれているが、満足できるものはなかった。
また、本発明の別の目的は、良好な熱伝導性と作業性に優れた樹脂組成物を半導体装置用接着剤(ダイアタッチペーストまたは放熱部材接着用材料)、該半導体装置用接着剤を用いた半導体装置を提供するものである。
(1)充填材(A)、有機バインダー(B)を含む樹脂組成物であって、充填材(A)の
平均粒子径が、5μm以上20μm以下であり、かつ、125℃/20時間熱水抽出し
たときのpHが、4.7以上6以下であることを特徴とする樹脂組成物。
(2)前記充填材(A)の表面積1m2あたりの揮発分重量が、0.01g以上0.5g
以下であることを特徴とする前記(1)記載の樹脂組成物。
(3)前記充填材(A)の1gあたりの揮発分重量が、0.001g以上0.3g以下であることを特徴とする前記(1)または(2)記載の樹脂組成物。
(4)前記充填材(A)が、銀であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
(5)前記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の樹脂組成物をダイアタッチペーストまたは放熱部材接着用材料として用いて作製されることを特徴とする半導体装置。
ここで、支持体とは、半導体チップを接着する場合は、リードフレーム、有機基板などが挙げられ、ヒートシンク、ヒートスプレッダーなどの放熱部材を接着する場合は、半導体チップ、リードフレームなどが挙げられる。また、有機基板としては、ガラスエポキシ基板(ガラス繊維強化エポキシ樹脂基板)、BT基板(シアネートモノマーおよびそのオリゴマーとビスマレイミドとからなるBTレジン使用基板)、ポリイミドフィルムなどのフレキシブル基板などが挙げられる。
本発明に用いる充填材(A)としては、平均粒子径が、5μm以上20μm以下であり、かつ、125℃/20時間熱水抽出したときのpHが、4.7以上6以下である。本発明で使用する充填材(A)の粒子径は、必要とする樹脂組成物の粘度により異なるが、平均粒子径は5〜20μmのものが好ましい。平均粒子径が5μm未満の場合には熱を伝達する際に粒子どうしの接触部分が増加するため、好ましくない。20μmを越えると塗布または硬化時に樹脂成分が流出しやすくなりブリードが発生するため好ましくない。
また、最大粒子径は50μm程度のものが好ましい。最大粒子径が50μm越えるとディスペンサーで樹脂組成物を塗布するときに、ニードルの出口を塞ぎ長時間の連続使用ができない。使用する充填材(A)は、ハロゲンイオン、アルカリ金属イオンなどのイオン性不純物の含有量は10ppm以下であることが好ましい。
ここで、充填材(A)のpHとは、2gの充填材(A)を125℃/20時間熱水抽出したときの抽出液のpHである。
充填材(A)の125℃/20時間熱水抽出したときのpHを、上記範囲とする理由は、電子材料で用いられる一般的な接着剤のpHと同程度であることが好ましい。より好ましくは、4.8以上5.9以下である。そのため、一般的に充填材(A)のpHが上記下限値未満である場合、充填材(A)と有機バインダー(B)との接触部分で反応が進行しやすい環境となるため、充填材(A)と有機バインダー(B)との結合が増加し、接触界面での熱の分散損失が増加する。また、pHが、上記上限値を超える場合も同様に充填材(A)と有機バインダー(B)との間で、反応が進行しやすい環境となる場合は、注意が
必要である。
g以下であることが好ましい。ここで、充填材(A)の表面積1m2あたりの揮発分重量
とは、室温25℃から450℃まで10℃/分で昇温し、その後、450℃で10分間安定化させた際に得られる重量減少量aに、充填材(A)の比表面積bを割って求めた値(a/b)である。より好ましくは、0.05〜0.4である。
表面積1m2あたりの揮発分重量が上記上限値を超える充填材(A)とは、初期段階から
充填材をとりまく化合物が多いことを意味しており、充填材(A)どうしの接触を妨げる原因となる。上記下限値よりも揮発分が少ない場合、金属粉同士の凝集が生じる可能性があり、分散性が悪化するため好ましくない。
また、前記充填材(A)の1gあたりの室温から450℃の揮発分重量が、0.001g以上0.3g以下であることが好ましい。ここで、充填材(A)の1gあたりの室温から450℃の揮発分重量とは、室温25℃から450℃まで10℃/分で昇温し、その後、450℃で10分間安定化させた際に得られる重量減少量である。より好ましくは、
0.01〜0.25である。
また、充填材(A)の1gあたりの室温から450℃の揮発分重量が上記上限値を超える充填材(A)とは、初期段階から充填材をとりまく化合物が多いことを意味しており、充填材(A)どうしの接触を妨げる原因となる。上記下限値よりも揮発分が少ない場合、金属粉同士の凝集が生じる可能性があり、分散性が悪化するため好ましくない。
充填材(A)の配合量としては、全樹脂組成物100重量部に対して、70重量部以上95重量部以下であることが好ましい。充填材(A)の割合が下限値より少ない場合には硬化物の熱伝導性が悪化し、上限値より多い場合には樹脂組成物の粘度が高くなりすぎ塗布作業性が悪化するおそれがあるためである。
上記充填材としては、例えば、金、銀、銅、ニッケル、パラジウム、アルミニウムなど
の金属、またはこれら金属の合金などから少なくとも1種以上を使用することができる。特に、銀粉が好ましく、導電性や熱伝導性に優れるためである。
フェニル、ビス(4−シアナトフェニル)メタン、ビス(3,5−ジメチル−4−シアナトフェニル)メタン、2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−シアナトフェニル)プロパン、ビス(4−シアナトフェニル)エーテル、ビス(4−シアナトフェニル)チオエーテル、ビス(4−シアナトフェニル)スルホン、トリス(4−シアナトフェニル)ホスファイト、トリス(4−シアナトフェニル)ホスフェート、およびノボラック樹脂とハロゲン化シアンとの反応により得られるシアネート類などが挙げられ、これらの多官能シアネート樹脂のシアネート基を三量化することによって形成されるトリアジン環を有するプレポリマーも使用できる。このプレポリマーは、上記の多官能シアネート樹脂モノマーを、例えば、鉱酸、ルイス酸などの酸、ナトリウムアルコラート、第三級アミン類などの塩基、炭酸ナトリウムなどの塩類を触媒とし
て重合させることにより得られる。
化合物で2核体または3核体がメインのものおよびその誘導体などが挙げられる。
ポリエーテルとしては、炭素数が3〜6の有機基がエーテル結合を介して繰り返したものが好ましく、芳香族環を含まないものが好ましい。ポリエーテルポリオールと(メタ)アクリル酸またはその誘導体との反応により得ることが可能である。
ポリエステルとしては、炭素数が3〜6の有機基がエステル結合を介して繰り返したも
のが好ましく、芳香族環を含まないものが好ましい。ポリエステルポリオールと(メタ)アクリル酸またはその誘導体との反応により得ることが可能である。
ポリカーボネートとしては、炭素数が3〜6の有機基がカーボネート結合を介して繰り返したものが好ましく、芳香族環を含まないものが好ましい。ポリカーボネートポリオールと(メタ)アクリル酸またはその誘導体との反応により得ることが可能である。
ポリブタジエンとしては、カルボキシ基を有するポリブタジエンと水酸基を有する(メタ)アクリレートとの反応、水酸基を有するポリブタジエンと(メタ)アクリル酸またはその誘導体との反応により得ることが可能であり、また無水マレイン酸を付加したポリブタジエンと水酸基を有する(メタ)アクリレートとの反応により得ることも可能である。
ブタジエンアクリロニトリル共重合体としては、カルボキシ基を有するブタジエンアクリロニトリル共重合体と水酸基を有する(メタ)アクリレートとの反応により得ることが可能である。
は、脂肪族のものが好ましく、中でも特に好ましいのはシクロヘキサンジアリルエステルと脂肪族ポリオールのエステル交換により得られる化合物である。またシアネート樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂との併用も好ましい。
ステアロキシポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート、アリロキシポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート、N,N’−メチレンビス(メタ)アクリルアミド、N,N’−エチレンビス(メタ)アクリルアミド、1,2−ジ(メタ)アクリルアミドエチレングリコール、ジ(メタ)アクリロイロキシメチルトリシクロデカン、N−(メタ)アクリロイロキシエチルマレイミド、N−(メタ)アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタルイミド、N−(メタ)アクリロイロキシエチルフタルイミド、n−ビニル−2−ピロリドン、スチレン誘導体、α−メチルスチレン誘導体などを使用することも可能である。
t−ブチルパーオキシ−m−トルオイルベンゾエート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ビス(t−ブチルパーオキシ)イソフタレート、t−ブチルパーオキシアリルモノカーボネート、3,3’,4,4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノンなどが挙げられるが、これらは単独または硬化性を制御するため2種類以上を混合して用いることもできる。
ミン、ジイソプロピルアミン、ジブチルアミン、ジイソブチルアミン、アニリン、N−メチルアニリン、N,N−ジメチルアニリン、ピロール、ピペリジン、ピリジン、α−ピコリン、β−ピコリン、γ−ピコリン、2,4−ルチジン、2,6−ルチジン、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、2−メトキシメタノール、2−エトキシメタノール、2−(メトキシメトキシ)エタノール、2−イソプロポキシエタノール、2−ブトキシエタノール、2−(シオペンチルオキシ)エタノール、フルフリルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、1−メトキシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパノール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジアセトンアルコール、2−(ジメチルアミノ)エタノール、2−(ジエチルアミノ)エタノール、モルホリン、N−エチルモルホリン、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、乳酸ペンチル、2−メトキシエチルアセタート、2−エトキシエチルアセタート、2−ブトキシエチルアセタート、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチルなどが挙げられる。これらは特に限定されず利用でき、2種以上併用してもよい。
[実施例1]
充填材(A)として、平均粒子径8μm、最大粒子径30μmの芋状銀粉(以下銀粉)、有機バインダー(B)として、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの反応により得られるジグリシジルビスフェノールA(エポキシ当量180、室温で液体、以下化合物1)を、エポキシ樹脂の硬化剤としてビスフェノールF(大日本インキ工業(株)製、DIC−BPF、水酸基当量100、以下以下化合物2)を、t−ブチルフェニルグリシジルエーテル(SBT−H:日本化薬(株)製、以下化合物3)を、ジシアンジアミド(以下化合物4)、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール(キュアゾール2P4MHZ:四国化成工業(株)製、以下化合物5)、ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド(ダイソー(株)製、CABRUS4、以下化合物6)を、表1のように配合し、3本ロールを用いて混練し脱泡することで樹脂組成物を得、以下の評価方法にて、充填材、樹脂組成物、半導体装置の評価を行った結果を表1に示す。なお配合割合は重量部である。
・pH、揮発分重量の測定
pHは、使用した充填材(A)2gを125℃/20時間熱水抽出したときの抽出液のpHを測定した。
充填材(A)の表面積1m2あたりの揮発分重量と充填材1gあたりの揮発分重量をそ
れぞれ表1に示した。
表面積1m2あたりの揮発分重量の算出にあたり、揮発分重量の測定は、TG−DTA
(SII熱分析システム TG/DTA220)で行った。充填材(A)の表面積1m2
あたりの揮発分重量とは、室温25℃から450℃まで10℃/分で昇温し、その後、4
50℃で10分間安定化させた際に得られる重量減少量aに、充填材(A)の比表面積bを割って求めた値(a/b)である。
比表面積bは、気体吸着法にて求めた。流動式比表面積自動測定装置フローソーブ2300型を用い、粉末表面に窒素ガスを吸着させ、その窒素ガスの吸脱量により表面積を求めた。比表面積b(m2/g)=(表面積(m2))/(粉末質量(g))である。
充填材1gあたりの揮発分重量の測定は、TG−DTA(SII熱分析システム TG/DTA220)で行った。
・粘度:E型粘度計(3°コーン)を用い25℃、2.5rpmでの値を樹脂組成物作製直後に測定した。作製直後の粘度が5〜50Pa・sの範囲内の場合を合格とした。
・熱伝導率:表1に示す熱伝導性樹脂組成物を用いて直径2cm、厚さ1mmのディスク状の試験片を作製した。(硬化条件は175℃×2時間。ただし175℃までは室温から30分間かけて昇温した。)レーザーフラッシュ法(t1/2法)にて測定した熱拡散係数(α)、DSC法により測定した比熱(Cp)、JIS−K−6911準拠で測定した密度(ρ)より次式を用いて熱伝導率を算出した。熱伝導率の単位はW/mKである。熱伝導率が1W/mK以上のものを熱伝導性が良好として合格とした。
熱伝導率=α×Cp×ρ
・温度サイクル性:表1に示す樹脂組成物を用いて、6×6×0.350mmのシリコンチップをAgメッキした銅フレームにマウントし、175℃オーブン中60分(昇温時間30分含む)硬化した。硬化後および温度サイクル処理後(−65℃←→150℃、100サイクル)後の剥離の様子を超音波探傷装置(透過型)にて測定した。剥離面積が10%以下のものを合格とした。
半導体装置 :QFP(14×20×2.0mm)
リードフレーム:SPOT/Agめっきした銅フレーム
チップサイズ :6×6mm
樹脂組成物の硬化条件:オーブン中175℃/60分(昇温時間30分)
実施例2では、充填材(A)として平均粒子径7.2、最大粒子径30μmのフレーク状銀粉(以下銀粉2)を使用し、表1に示す割合で配合し、実施例1と同様に樹脂組成物を作製し、実施例1と同様に評価した。
実施例3では、充填材(A)として平均粒子径6.3μm、最大粒子径30μmの芋状銀粉(銀粉3)を使用し、表1に示す割合で配合し、実施例1と同様に樹脂組成物を作製し、実施例1と同様に評価した。
実施例4では、充填材(A)として実施例1と同様の銀粉1を使用し、有機バインダー(B)として、ポリエーテル系ビスマレイミド酢酸エステル(大日本インキ工業(株)製、ルミキュアMIA−200、マレイミド化グリシンとポリテトラメチレングリコールジ
オールの反応物、化合物7)と、シクロヘキサンジカルボン酸のジアリルエステルとポリプロピレングリコールとの反応により得られたジアリルエステル化合物(分子量1000、ただし原料として用いたシクロヘキサンジカルボン酸のジアリルエステルを約15%含む、化合物8)を使用した。また、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート(共栄社化学(株)製、ライトエステル1、6HX、化合物9)、1,4−シクロヘキサンジメタノールモノアクリレート(日本化成(株)製、CHDMMA、化合物10)を使用した。
その他の成分として、グリシジル基を有するシランカップリング剤(信越化学工業(株)製、KBM−403E、化合物11)、化合物6、重合開始剤としてジクミルパーオキサイド(化薬アクゾ(株)製、パーカドックスBC、急速加熱試験における分解温度:126℃、以下重合開始剤、以下化合物12)を使用し、実施例1と同様に樹脂組成物を作製し、実施例1と同様に評価した。
[実施例5]
実施例5では、充填材(A)として平均粒子径6.2、最大粒子径30μmのフレーク状銀粉(以下銀粉5)を使用し、この銀粉を100℃5分で熱処理し、表1に示す割合で配合し、実施例1と同様に樹脂組成物を作製し、実施例1と同様に評価した。
充填材(A)として、平均粒子径2.1μm、最大粒子径15μmのフレーク状の銀粉(銀粉4)を使用し、表1に示す割合で配合し、実施例1と同様に樹脂組成物を作製し、実施例1と同様に評価した。
[比較例2]
充填材(A)として、平均粒子径1.6μm、最大粒子径15μmのフレーク状の銀粉(銀粉6)を使用し、表1に示す割合で配合し、実施例1と同様に樹脂組成物を作製し、実施例1と同様に評価した。
りの揮発分重量が、0.01g以上0.5g以下である充填材を利用することで、半導体用ダイアタッチペースト材料または放熱部材接着用材料として好適に用いることができる。
Claims (5)
- 充填材(A)、有機バインダー(B)を含む樹脂組成物であって、
充填材(A)の平均粒子径が、5μm以上20μm以下であり、かつ、125℃/20時間熱水抽出したときのpHが、4.7以上6以下であることを特徴とする樹脂組成物。 - 前記充填材(A)の表面積1m2あたりの揮発分重量が、0.01g以上0.5g以下
であることを特徴とする請求項1記載の樹脂組成物。 - 前記充填材(A)1gあたりの室温から450℃の揮発分重量が、0.001g以上0.3g以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂組成物。
- 前記充填材(A)が、銀であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の樹脂組成物をダイアタッチペーストまたは放熱部材接着用材料として用いて作製されることを特徴とする半導体装置。
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