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JP2010126064A - 内燃機関の失火判定装置および内燃機関の失火判定方法 - Google Patents

内燃機関の失火判定装置および内燃機関の失火判定方法 Download PDF

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JP2010126064A
JP2010126064A JP2008304462A JP2008304462A JP2010126064A JP 2010126064 A JP2010126064 A JP 2010126064A JP 2008304462 A JP2008304462 A JP 2008304462A JP 2008304462 A JP2008304462 A JP 2008304462A JP 2010126064 A JP2010126064 A JP 2010126064A
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internal combustion
combustion engine
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JP2008304462A
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Shigenori Takahashi
茂規 高橋
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】押し当てトルクが出力されているときでも内燃機関がギヤ機構を介して車軸に連結されているハイブリッド自動車に搭載された内燃機関の失火をより精度よく判定する。
【解決手段】所定の制動力以上の制動力が作用して停車している際に、モータMG2から押し当てトルクが出力されていないときには入力した30度回転所要時間T30と閾値Tref1との比較により対象の気筒の失火を判定し(S120,S130)、モータMG2から押し当てトルクが出力されているときには入力した30度回転所要時間T30と閾値Tref1より小さい閾値Tref2との比較により対象の気筒の失火を判定する(S140,S130)。これにより、モータMG2から押し当てトルクが出力されているときでも対象となる気筒の失火をより精度よく判定することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の失火判定装置および内燃機関の失火判定方法に関する。
従来、この種の内燃機関の失火判定装置としては、車両の運転状態に基づいて失火を誤検出するおそれがあるときには失火検出処理を中止するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、車両の運転状態に基づいて失火を誤検出するおそれがあるときには失火検出処理を中止することにより、失火の誤検出を抑制している。
また、エンジンがギヤ機構を介して車軸に連結されているハイブリッド自動車では、始動時にモータからギヤ機構のギヤの噛み合いの一方側に押し当てトルクを出力するものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。このように、押し当てトルクを出力することにより、エンジンの始動時にギヤ機構等から異音が発生するのを抑制している。
特開2007−55460 特開2001−317402
しかしながら、上述したハイブリッド自動車の始動時に上述した内燃機関の失火判定装置の処理を適用すると、押し当てトルクの出力により失火を誤検出するおそれがあると判断して失火検出処理を中止したときには、始動時の失火判定を行うことができない場合がある。この場合、エミッションの悪化が生じてしまう。
本発明の内燃機関の失火判定装置および内燃機関の失火判定方法は、押し当てトルクが出力されているときでも内燃機関がギヤ機構を介して車軸に連結されているハイブリッド自動車に搭載された内燃機関の失火をより精度よく判定することを主目的とする。
本発明の内燃機関の失火判定装置および内燃機関の失火判定方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の内燃機関の失火判定装置は、
複数気筒の内燃機関と、前記内燃機関の出力軸にねじれ要素を介して連結された連結軸に3つの回転要素のうちの第1の回転要素が接続されると共に車軸にギヤ機構を介して連結された駆動軸に第2の回転要素が接続された遊星歯車機構と、前記遊星歯車機構の第3の回転要素に接続された発電機と、前記駆動軸に動力を入出力するよう機械的に接続された電動機と、前記発電機および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、を備えるハイブリッド車における前記内燃機関の失火を判定する内燃機関の失火判定装置であって、
前記出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
前記検出された回転位置に基づいて所定回転角毎の前記出力軸の回転変動を演算する回転変動演算手段と、
所定の制動力以上の制動力が作用して停車している際に前記内燃機関から出力されるトルクの脈動による異音の発生を抑制するための所定の押し当てトルクが前記電動機から前記ギヤ機構のギヤの噛み合いの一方側に出力されていないときには前記演算された回転変動と第1の閾値との比較により前記内燃機関の失火を判定し、前記所定の押し当てトルクが前記電動機から前記ギヤ機構のギヤの噛み合いの一方側に出力されているときには前記演算された回転変動と前記第1の閾値より小さい第2の閾値との比較により前記内燃機関の失火を判定する失火判定手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の内燃機関の失火判定装置は、所定の制動力以上の制動力が作用して停車している際に、内燃機関から出力されるトルクの脈動による異音の発生を抑制するための所定の押し当てトルクが電動機からギヤ機構のギヤの噛み合いの一方側に出力されていないときには内燃機関の出力軸の回転変動と第1の閾値との比較により内燃機関の失火を判定し、所定の押し当てトルクが電動機からギヤ機構のギヤの噛み合いの一方側に出力されているときには内燃機関の出力軸の回転変動と第1の閾値より小さい第2の閾値との比較により内燃機関の失火を判定する。ここで、所定の押し当てトルクが出力されているか否かに拘わらず内燃機関の出力軸の回転変動と第1の閾値との比較により内燃機関の失火を判定する場合、所定の押し当てトルクが電動機からギヤ機構のギヤの噛み合いの一方側に出力されているときには、内燃機関の出力軸の回転変動が比較的小さく抑えられるため、内燃機関の失火を精度よく判定できない。これに対して、本発明の内燃機関の失火判定装置では、所定の押し当てトルクが出力されているときには内燃機関の出力軸の回転変動と所定の押し当てトルクが出力されていないときに用いる第1の閾値より小さい第2の閾値との比較により内燃機関の失火を判定するから、所定の押し当てトルクが出力されているときでも内燃機関の失火をより精度よく判定することができる。
また、こうした本発明の内燃機関の失火判定装置において、前記第2の閾値は所定の押し当てトルクが大きいほど小さくなる傾向で設定されるものとすることもできる。これにより、所定の押し当てトルクが出力されているときでも内燃機関の失火をより精度よく判定することができる。
本発明の内燃機関の失火判定方法は、
複数気筒の内燃機関と、前記内燃機関の出力軸にねじれ要素を介して連結された連結軸に3つの回転要素のうちの第1の回転要素が接続されると共に車軸にギヤ機構を介して連結された駆動軸に第2の回転要素が接続された遊星歯車機構と、前記遊星歯車機構の第3の回転要素に接続された発電機と、前記駆動軸に動力を入出力するよう機械的に接続された電動機と、前記発電機および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、を備えるハイブリッド車における前記内燃機関の失火を判定する内燃機関の失火判定方法であって、
前記出力軸の回転位置を検出すると共に該検出した回転位置に基づいて所定回転角毎の前記出力軸の回転変動を演算し、
所定の制動力以上の制動力が作用して停車している際に前記内燃機関から出力されるトルクの脈動による異音の発生を抑制するための所定の押し当てトルクが前記ギヤ機構のギヤの噛み合いの一方側に前記電動機から出力されていないときには前記出力軸の回転位置に基づいて演算される該出力軸の回転変動と第1の閾値との比較により前記内燃機関の失火を判定し、前記所定の押し当てトルクが前記電動機から前記ギヤ機構のギヤの噛み合いの一方側に出力されているときには前記出力軸の回転変動と前記第1の閾値より小さい第2の閾値との比較により前記内燃機関の失火を判定する、
ことを特徴とする。
この本発明の内燃機関の失火判定方法は、所定の制動力以上の制動力が作用して停車している際に、内燃機関から出力されるトルクの脈動による異音の発生を抑制するための所定の押し当てトルクが電動機からギヤ機構のギヤの噛み合いの一方側に出力されていないときには内燃機関の出力軸の回転変動と第1の閾値との比較により内燃機関の失火を判定し、所定の押し当てトルクが電動機からギヤ機構のギヤの噛み合いの一方側に出力されているときには内燃機関の出力軸の回転変動と第1の閾値より小さい第2の閾値との比較により内燃機関の失火を判定する。ここで、所定の押し当てトルクが出力されているか否かに拘わらず内燃機関の出力軸の回転変動と第1の閾値との比較により内燃機関の失火を判定する場合、所定の押し当てトルクが電動機からギヤ機構のギヤの噛み合いの一方側に出力されているときには、内燃機関の出力軸の回転変動が比較的小さく抑えられるため、内燃機関の失火を精度よく判定できない。これに対して、本発明の内燃機関の失火判定装置では、所定の押し当てトルクが出力されているときには内燃機関の出力軸の回転変動と所定の押し当てトルクが出力されていないときに用いる第1の閾値より小さい第2の閾値との比較により内燃機関の失火を判定するから、所定の押し当てトルクが出力されているときでも内燃機関の失火をより精度よく判定することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例である内燃機関の失火判定装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された遊星歯車機構30と、遊星歯車機構30に接続された発電可能なモータMG1と、遊星歯車機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、車両全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な4気筒の内燃機関として構成されており、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入すると共に燃料噴射弁126からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃料室に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化装置(三元触媒)134を介して外気へ排出される。
エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により制御されている。エンジンECU24は、CPU24aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU24aの他に処理プログラムを記憶するROM24bと、データを一時的に記憶するRAM24cと、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号、クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140からのクランクポジションやエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からの冷却水温,燃焼室内に取り付けられた圧力センサ143からの筒内圧力Pin,燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブ128や排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144からのカムポジション,スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットルポジション,吸気管に取り付けられたエアフローメータ148からのエアフローメータ信号AF,同じく吸気管に取り付けられた温度センサ149からの吸気温,空燃比センサ135aからの空燃比AF,酸素センサ135bからの酸素信号などが入力ポートを介して入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁126への駆動信号や、スロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ136への駆動信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138への制御信号、吸気バルブ128の開閉タイミングの変更可能な可変バルブタイミング機構150への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。なお、エンジンECU24は、クランクポジションセンサ140からのクランクポジションに基づいてクランクシャフト26の回転数、即ちエンジン22の回転数Neも演算している。
遊星歯車機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なうものとして構成されている。遊星歯車機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
ギヤ機構60には、ファイナルギヤ60aに取り付けられたパーキングギヤ57と、パーキングギヤ57と噛み合ってその回転駆動を停止した状態でロックするパーキングロックポール58とからなるパーキングロック機構56が取り付けられている。パーキングロックポール58は、シフトレバー81の他のポジションから駐車ポジション(Pポジション)への操作信号または駐車ポジションから他のポジションへの操作信号が入力されたハイブリッド用電子制御ユニット70により図示しないアクチュエータが駆動制御されることによって作動し、パーキングギヤ57との噛合およびその解除によりパーキングロックおよびその解除を行なう。ファイナルギヤ60aは、機械的に駆動輪63a,63bに接続されているから、パーキングロック機構56は間接的に駆動輪63a,63bをロックしていることになる。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からの信号に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2も演算している。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
ブレーキアクチュエータ92は、ブレーキペダル85の踏み込みに応じて生じるブレーキマスターシリンダ90の圧力(ブレーキ圧)と車速Vとにより車両に作用させる制動力におけるブレーキの分担分に応じた制動力が駆動輪63a,63bや図示しない従動輪に作用するようブレーキホイールシリンダ96a〜96dの油圧を調整したり、ブレーキペダル85の踏み込みに無関係に、駆動輪63a,63bや従動輪に制動力が作用するようブレーキホイールシリンダ96a〜96dの油圧を調整したりすることができるように構成されている。ブレーキアクチュエータ92は、ブレーキ用電子制御ユニット(以下、ブレーキECUという)94により制御されている。ブレーキECU94は、図示しない信号ラインにより、駆動輪63a,63bや従動輪に取り付けられた図示しない車輪速センサからの車輪速や図示しない操舵角センサからの操舵角などの信号を入力して、運転者がブレーキペダル85を踏み込んだときに駆動輪63a,63bや従動輪のいずれかがロックによりスリップするのを防止するアンチロックブレーキシステム機能(ABS)や運転者がアクセルペダル83を踏み込んだときに駆動輪63a,63bのいずれかが空転によりスリップするのを防止するトラクションコントロール(TRC),車両が旋回走行しているときに姿勢を保持する姿勢保持制御(VSC)なども行なう。ブレーキECU94は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってブレーキアクチュエータ92を駆動制御したり、必要に応じてブレーキアクチュエータ92の状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52,ブレーキECU94と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52,ブレーキECU94と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。なお、実施例のハイブリッド自動車20では、シフトレバー81のシフトポジションSPとして、駐車時に用いる駐車ポジション(Pポジション)、後進走行用のリバースポジション(Rポジション)、中立のニュートラルポジション(Nポジション)、前進走行用の通常のドライブポジション(Dポジション)などが用意されている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが遊星歯車機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が遊星歯車機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
また、実施例のハイブリッド自動車20では、所定の制動力以上の制動力が作用して停車している際にエンジン22を自立運転しているときには、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される図示しない押し当て制御ルーチンにより、バッテリ50のSOCが小さくてモータMG2に十分な電力を供給できない場合などモータMG2を駆動制御できない場合を除き、エンジン22のトルク脈動に伴って遊星歯車機構30や減速ギヤ35,ギヤ機構60に歯打ち音が生じるのを防止するためにモータMG2からギヤ機構60のギヤの噛み合いの一方側に押し当てるトルク(以下、押し当てトルクという)が出力される。ここで、押し当てトルクとしては、エンジン22の燃焼サイクルに基づいて生じるトルク脈動のうち駆動軸としてのリングギヤ軸32aに作用するものの振幅より若干大きいトルクがリングギヤ軸32aに出力される。なお、所定の制動力とは、上述した押し当てトルクがモータMG2から出力されても停車した状態を維持できる最小の制動力であり、例えば、ブレーキペダル85が比較的大きく踏み込まれて駆動輪63a,63bや従動輪に比較的大きな制動力が作用しているときやブレーキペダル85が踏み込まれていなくてもシフトポジションSPがPポジションの状態でパーキングロック機構56により駆動輪63a,63bがロックされているときには上述した所定の制動力以上の制動力が作用して停車することができる。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20に搭載されたエンジン22のいずれかの気筒が失火しているか否かを判定する際の動作について説明する。図3は、エンジンECU24により実行される停車時失火判定処理の一例を示すフローチャートである。このルーチンは、上述した所定の制動力以上の制動力が作用して停車している際にエンジン22を自立運転しているときに所定時間毎に繰り返し実行される。
停車時失火判定処理が実行されるとエンジンECU24のCPU24aは、まず、クランクポジションセンサ140により検出されるクランク角CAや図4に例示されるT30演算処理により演算されるクランクシャフト26が30度回転するのに要する時間である30度回転所要時間T30,モータMG2から押し当てトルクが出力されているか否かを示す押し当て実行フラグFを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、30度回転所要時間T30は、図4に例示するT30演算処理によって演算されたものを入力するものとした。図4のT30演算処理では、クランクポジションセンサ140からのクランク角CAに基づいてクランク角CAが30度回転する毎にそのときの時刻を入力し(ステップS200)、今回の時刻と前回クランク角CAが30度回転したときに入力した時刻との差を計算することにより30度回転所要時間T30を演算し(ステップS210)、T30演算処理を終了する。なお、30度回転所要時間T30は、その逆数を取るとエンジン22の回転数Neを(360/30)倍したものになるから、エンジン22の回転数Neの変化の程度を表したものとなる。また、押し当て実行フラグFは、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される上述した押し当て制御ルーチンにより、モータMG2から押し当てトルクを出力するときに値1に設定され、モータMG2から押し当てトルクを出力しないときに値0に設定されたものを通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力した押し当て実行フラグFが値0であるか否かを判定する(ステップS110)。押し当て実行フラグFが値0であるとき、すなわちモータMG2から押し当てトルクが出力されていないときには、入力した30度回転所要時間T30と閾値Tref1とを比較する(ステップS120)。ここで、閾値Tref1は、モータMG2から押し当てトルクが出力されていないときにエンジン22が失火した場合にクランクシャフト26が30度回転するのに要する時間より若干小さい値として設定される。したがって、入力した30度回転所要時間T30が閾値Tref1より大きいときには対象の気筒が失火していると判定し(ステップS130)、停車時失火判定処理を終了し、入力した30度回転所要時間T30が閾値Tref1以下のときには対象の気筒は失火していないと判定して停車時失火判定処理を終了する。モータMG2から押し当てトルクが出力されていない状態で停車しているときにエンジン22の1気筒が失火しているときのエンジン22の30度回転所要時間T30とクランク角CAとの時間変化の一例を図6に示す。図示するように、クランク角CAが720度に1回の割合で30度回転所要時間T30が閾値Tref1を超えている。
押し当て実行フラグFが値1であるとき(ステップS110)、すなわちモータMG2から押し当てトルクが出力されているときには、入力した30度回転所要時間T30と閾値Tref2とを比較する(ステップS140)。ここで、閾値Tref2は、モータMG2から押し当てトルクが出力されていないときに用いる閾値Tref1より小さく、モータMG2から押し当てトルクが出力されているときにエンジン22が失火した場合にクランクシャフト26が30度回転するのに要する時間より若干小さい値として設定される。したがって、入力した30度回転所要時間T30が閾値Tref2より大きいときには対象の気筒が失火していると判定し(ステップS130)、停車時失火判定処理を終了し、入力した30度回転所要時間T30が閾値Tref2以下のときには対象の気筒は失火していないと判定して停車時失火判定処理を終了する。なお、モータMG2から押し当てトルクが出力されているときに用いる閾値Tref2は押し当てトルクが出力されていないときに用いる閾値Tref1より小さいが、これは、モータMG2からの押し当てトルクがリングギヤ軸32aのみならずクランクシャフト26にも作用する影響から、モータMG2から押し当てトルクを出力しているときには押し当てトルクを出力していないときに比べて30度回転所要時間T30の変動量が小さく抑えられるという実験結果に基づいている。モータMG2から押し当てトルクが出力されている状態で停車しているときにエンジン22の1気筒が失火しているときのエンジン22の30度回転所要時間T30とクランク角CAとの時間変化の一例を図6に示す。図示するように、モータMG2から押し当てトルクが出力されているときには、30度回転所要時間T30はクランク角CAが720度に1回の割合で閾値Tref2を超えるものの、閾値Tref1を越えることがない。したがって、モータMG2が押し当てトルクを出力しているときに用いる閾値Tref1と30度回転所要時間T30とを比較しても対象となる気筒の失火を判定することができない。しかし、実施例では、閾値Tref1より小さい閾値Tref2と30度回転所要時間T30とを比較するから、対象となる気筒の失火を判定することができる。この結果、モータMG2から押し当てトルクが出力されているときでもエンジン22の失火をより精度よく判定することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20が搭載する内燃機関の失火判定装置によれば、モータMG2から押し当てトルクが出力されていないときには30度回転所要時間T30と閾値Tref1との比較により対象となる気筒の失火を判定し、モータMG2が押し当てトルクを出力しているときには30度回転所要時間T30と閾値Tref1よりも小さい閾値Tref2との比較により対象となる気筒の失火を判定するから、モータMG2から押し当てトルクが出力されているときでも対象となる気筒の失火をより精度よく判定することができる。
実施例のハイブリッド自動車20に搭載された内燃機関の失火判定装置では、モータMG2から押し当てトルクが出力されているときに用いる閾値Tref2は固定した値であるものとしたが、モータMG2から出力している押し当てトルクが大きいほど小さくなる傾向で変動する値であるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20に搭載された内燃機関の失火判定装置では、4気筒のエンジン22のいずれかの気筒の失火を判定するものとしたが、6気筒のエンジンのいずれかの気筒の失火を判定するものとしたり、8気筒のエンジンのいずれかの気筒の失火を判定するものとするなど、複数気筒のエンジンのいずれかの気筒の失火を判定するものであれば、気筒数はいくつでも構わない。
実施例では、ハイブリッド自動車20に搭載された内燃機関の失火判定装置として説明したが、内燃機関の失火判定方法の形態としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、遊星歯車機構30が「遊星歯車機構」に相当し、モータMG1が「発電機」に相当し、モータMG2が「電動機」に相当し、バッテリ50が「蓄電手段」に相当し、クランクポジションセンサ140が「回転位置検出手段」に相当し、クランクポジションセンサ140からのクランク角CAに基づいてクランクシャフト26が30度回転する毎にそのときの時刻を入力し、今回の時刻と前回クランク角CAが30度回転したときに入力した時刻との差を計算することにより30度回転所要時間T30を演算する図4のT30演算処理を実行するエンジンECU24が「回転変動演算手段」に相当し、停車している際に、モータMG2から押し当てトルクが出力されていないときには入力した30度回転所要時間T30と閾値Tref1との比較により対象の気筒の失火を判定し、モータMG2から押し当てトルクが出力されているときには入力した30度回転所要時間T30と閾値Tref1より小さい閾値Tref2との比較により対象の気筒の失火を判定する図3の停車時失火判定処理を実行するエンジンECU24が「失火判定手段」に相当する。ここで、「内燃機関」としては、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関に限定されるものではなく、水素エンジンなど、如何なるタイプの内燃機関であっても構わない。「遊星歯車機構」としては、上述の遊星歯車機構30に限定されるものではなく、ダブルピニオン式の遊星歯車機構など、内燃機関の出力軸にねじれ要素を介して連結された連結軸に3つの回転要素のうちの第1の回転要素が接続されると共に車軸にギヤ機構を介して連結された駆動軸に第2の回転要素が接続されたものであれば如何なるものとしても構わない。「発電機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG1に限定されるものではなく、誘導電動機など、遊星歯車機構の第3の回転要素に接続されたものであれば如何なるものとしても構わない。「電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG2に限定されるものではなく、駆動軸に動力を入出力するよう機械的に接続されたものであれば如何なるものとしても構わない。「蓄電手段」としては、二次電池としてのバッテリ50に限定されるものではなく、キャパシタなど、発電機や電動機と電力のやりとりが可能であれば如何なるものとしても構わない。「回転位置検出手段」としては、クランクポジションセンサ140に限定されるものではなく、内燃機関の出力軸の回転位置を検出するものであればカムポジションセンサ144など他の如何なるものとしても構わない。如何なるものとしても構わない。「回転変動演算手段」としては、クランクポジションセンサ140からのクランク角CAに基づいてクランクシャフト26が30度回転する毎にそのときの時刻を入力し、今回の時刻と前回クランク角CAが30度回転したときに入力した時刻との差を計算することにより30度回転所要時間T30を演算するものに限定されるものではなく、検出された回転位置に基づいて所定回転角毎の内燃機関の出力軸の回転変動を演算するものであれば如何なるものとしても構わない。「失火判定手段」としては、所定の制動力以上の制動力が作用して停車している際に、モータMG2から押し当てトルクが出力されていないときには30度回転所要時間T30と閾値Tref1との比較により対象の気筒の失火を判定し、モータMG2から押し当てトルクが出力されているときには入力した30度回転所要時間T30と閾値Tref1より小さい閾値Tref2との比較により対象の気筒の失火を判定するものに限定されるものではなく、所定の制動力以上の制動力が作用して停車している際に、内燃機関から出力されるトルクの脈動による異音の発生を抑制するための所定の押し当てトルクが電動機からギヤ機構のギヤの噛み合いの一方側に出力されていないときには演算された回転変動と第1の閾値との比較により内燃機関の失火を判定し、所定の押し当てトルクが電動機からギヤ機構のギヤの噛み合いの一方側に出力されているときには演算された回転変動と第1の閾値より小さい第2の閾値との比較により内燃機関の失火を判定するものであれば如何なるものとしても構わない。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド車の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 エンジンECU24により実行される停車時失火判定処理の一例を示すフローチャートである。 30度回転所要時間T30の演算処理の一例を示すフローチャートである。 モータMG2から押し当てトルクが出力されていない状態で停車しているときにエンジン22の1気筒が失火しているときのエンジン22の30度回転所要時間T30とクランク角CAとの時間変化の一例を示す説明図である。 モータMG2から押し当てトルクが出力されている状態で停車しているときにエンジン22の1気筒が失火しているときのエンジン22の30度回転所要時間T30とクランク角CAとの時間変化の一例を示す説明図である。
符号の説明
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、24a CPU、24b ROM、24c RAM、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 遊星歯車機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、56 パーキングロック機構、57 パーキングギヤ、58 パーキングロックポール、60 ギヤ機構、60a ファイナルギヤ、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 従動輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、90 ブレーキマスターシリンダ、92 ブレーキアクチュエータ、94 ブレーキ用電子制御ユニット(ブレーキECU)、96a〜96d ブレーキホイールシリンダ、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、131 排気バルブ、132 ピストン、134 浄化装置、135a 空燃比センサ、135b 酸素センサ、136,スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、142 水温センサ、143 圧力センサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 温度センサ、150 可変バルブタイミング機構、MG1,MG2 モータ。

Claims (3)

  1. 複数気筒の内燃機関と、前記内燃機関の出力軸にねじれ要素を介して連結された連結軸に3つの回転要素のうちの第1の回転要素が接続されると共に車軸にギヤ機構を介して連結された駆動軸に第2の回転要素が接続された遊星歯車機構と、前記遊星歯車機構の第3の回転要素に接続された発電機と、前記駆動軸に動力を入出力するよう機械的に接続された電動機と、前記発電機および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、を備えるハイブリッド車における前記内燃機関の失火を判定する内燃機関の失火判定装置であって、
    前記出力軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
    前記検出された回転位置に基づいて所定回転角毎の前記出力軸の回転変動を演算する回転変動演算手段と、
    所定の制動力以上の制動力が作用して停車している際に、前記内燃機関から出力されるトルクの脈動による異音の発生を抑制するための所定の押し当てトルクが前記電動機から前記ギヤ機構のギヤの噛み合いの一方側に出力されていないときには前記演算された回転変動と第1の閾値との比較により前記内燃機関の失火を判定し、前記所定の押し当てトルクが前記電動機から前記ギヤ機構のギヤの噛み合いの一方側に出力されているときには前記演算された回転変動と前記第1の閾値より小さい第2の閾値との比較により前記内燃機関の失火を判定する失火判定手段と、
    を備える内燃機関の失火判定装置。
  2. 前記第2の閾値は、前記所定の押し当てトルクが大きいほど小さくなる傾向で設定されてなる請求項1に記載の内燃機関の失火判定装置。
  3. 複数気筒の内燃機関と、前記内燃機関の出力軸にねじれ要素を介して連結された連結軸に3つの回転要素のうちの第1の回転要素が接続されると共に車軸にギヤ機構を介して連結された駆動軸に第2の回転要素が接続された遊星歯車機構と、前記遊星歯車機構の第3の回転要素に接続された発電機と、前記駆動軸に動力を入出力するよう機械的に接続された電動機と、前記発電機および前記電動機と電力のやりとりが可能な蓄電手段と、を備えるハイブリッド車における前記内燃機関の失火を判定する内燃機関の失火判定方法であって、
    前記出力軸の回転位置を検出すると共に該検出した回転位置に基づいて所定回転角毎の前記出力軸の回転変動を演算し、
    所定の制動力以上の制動力が作用して停車している際に、前記内燃機関から出力されるトルクの脈動による異音の発生を抑制するための所定の押し当てトルクが前記ギヤ機構のギヤの噛み合いの一方側に前記電動機から出力されていないときには前記出力軸の回転位置に基づいて演算される該出力軸の回転変動と第1の閾値との比較により前記内燃機関の失火を判定し、前記所定の押し当てトルクが前記電動機から前記ギヤ機構のギヤの噛み合いの一方側に出力されているときには前記出力軸の回転変動と前記第1の閾値より小さい第2の閾値との比較により前記内燃機関の失火を判定する
    ことを特徴とする内燃機関の失火判定方法。
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