JP2010123522A - 無電極放電灯点灯装置及び照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数種類の無電極放電灯に自動的に対応可能な無電極放電灯点灯装置及び照明器具を提供する。
【解決手段】 無電極放電灯42に近接配置される誘導コイル41に交流電力を供給するインバータ回路2と、インバータ回路2の出力の周波数である動作周波数を制御する制御回路3とを備える。インバータ回路2は、誘導コイル41及び無電極放電灯42とともに共振回路を構成する可変インダクタ部Lsv及び可変キャパシタ部Csv,Cpvを備える。制御回路3は、上記共振回路のインピーダンスを検出し、検出されたインピーダンスに応じて自動的にスイッチSW1〜SW3のオンオフを切り替えることにより可変インダクタ部Lsv及び可変キャパシタ部Csv,Cpvの回路定数を変更する。
【選択図】図1
【解決手段】 無電極放電灯42に近接配置される誘導コイル41に交流電力を供給するインバータ回路2と、インバータ回路2の出力の周波数である動作周波数を制御する制御回路3とを備える。インバータ回路2は、誘導コイル41及び無電極放電灯42とともに共振回路を構成する可変インダクタ部Lsv及び可変キャパシタ部Csv,Cpvを備える。制御回路3は、上記共振回路のインピーダンスを検出し、検出されたインピーダンスに応じて自動的にスイッチSW1〜SW3のオンオフを切り替えることにより可変インダクタ部Lsv及び可変キャパシタ部Csv,Cpvの回路定数を変更する。
【選択図】図1
Description
本発明は、無電極放電灯点灯装置及び照明器具に関するものである。
従来から、無電極放電灯に近接配置される誘導コイルによって高周波電磁界を発生させることで無電極放電灯を点灯させる無電極放電灯点灯装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
この種の無電極放電灯点灯装置として、例えば図7に示すものがある。この無電極放電灯点灯装置は、無電極放電灯42に近接配置されて無電極放電灯42とともに負荷回路4を構成する誘導コイル41と、交流電源ACから供給された交流電力を直流電力に変換する直流電源回路1と、直流電源回路1が出力した直流電力を高周波の交流電力に変換して誘導コイル41に出力する電源回路としてのインバータ回路2と、インバータ回路2の出力の周波数を制御する制御回路3とを備える。
無電極放電灯42は、例えばガラスのような透明な材料からなり中空であってバッファガスと呼ばれる希ガスと金属蒸気とを含む放電ガスが封入されたバルブを有する。バルブの内面には紫外線を可視光に変換する蛍光体膜が塗布されており、誘導コイル41が発生させる高周波電磁界によって上記のバルブ内にアーク放電が発生すると、発生した紫外線が上記の蛍光体膜において可視光に変換されることにより、無電極放電灯42が発光する。
直流電源回路1は、交流電源ACから供給された交流電流を全波整流するダイオードブリッジDBと、ダイオードブリッジDBの出力端間に接続されたインダクタL0とダイオードD0と出力コンデンサC0との直列回路と、インダクタL0とダイオードD0との接続点とダイオードブリッジDBの低電圧側の出力端との間に接続されたスイッチング素子Q0と、出力コンデンサC0の両端電圧(すなわち直流電源回路1の出力電圧)Vdcを一定とするようなデューティ比でスイッチング素子Q0をオンオフ駆動する電圧制御部11とを備える、周知の昇圧型コンバータ(ブーストコンバータ)である。
インバータ回路2は、周知のいわゆるハーフブリッジ形であって、直流電源回路1の出力端間すなわち出力コンデンサC0の両端間に接続されたスイッチング素子Q1,Q2との直列回路と、スイッチング素子Q1,Q2の接続点に一端が接続されたインダクタLsと、インダクタLsの他端に一端が接続されて他端が誘導コイル41の一端に接続された直列コンデンサCsと、一端がインダクタLsと直列コンデンサCsとの接続点に接続され他端がスイッチング素子Q2と誘導コイル41との接続点に接続された並列コンデンサCpと、スイッチング素子Q1,Q2を交互にオンオフ駆動する駆動部21とを備える。つまり、スイッチング素子Q1,Q2が交互にオンオフされることで、インダクタLsと直列コンデンサCsと並列コンデンサCpと誘導コイル41とが構成する共振回路と直流電源回路1との接続が切り替えられ、この共振回路の共振により、直流電源回路1が出力した直流電力が高周波の交流電力に変換されて誘導コイル41に供給されるのであり、2個のスイッチング素子Q1,Q2が請求項におけるスイッチング部を構成し、インバータ回路2のコンデンサCs,CpとインダクタLsとが請求項における共振部を構成する。また、各スイッチング素子Q1,Q2はそれぞれNチャネル型のFETからなり、駆動部21は、各スイッチング素子Q1,Q2のゲートに対してそれぞれ矩形波状の駆動信号を出力することによって各スイッチング素子Q1,Q2をそれぞれオンオフ駆動する。さらに、駆動部21は、制御端子CONを有し、制御端子CONから流出する制御電流Ioが多いほど、スイッチング素子Q1,Q2をオンオフする周波数、すなわちインバータ部2の出力の周波数(以下、「動作周波数」と呼ぶ。)fを高くする。より具体的には、駆動部21は、図8に示すように、制御端子CONの電位(以下、「制御電圧」と呼ぶ。)VIに応じた周波数でスイッチング素子Q1,Q2をオンオフ駆動する周知の電圧制御発振器VCOと、定電圧源E0に一端が接続されて他端がグランドに接続された2個の抵抗Ra,Rbの直列回路とを備える。抵抗Ra,Rbの接続点は制御端子CONに接続されている。電圧制御発振器VCOは図9に示すように制御電圧VIが低いほど動作周波数fを高くするものであって、制御電流Ioが多くなると、低電圧側の抵抗Rbに流れる電流が減少して制御電圧VIが低くなることにより、動作周波数fが高くなる。
また、制御回路3は、アノードがインバータ回路2の駆動部21の制御端子CONに接続されたダイオードD1と、ダイオードD1のカソードに一端が接続された抵抗R1と、反転入力端子と出力端子とが互いに接続されてボルテージフォロワを構成するとともに出力端子が抵抗R1の他端に接続されたオペアンプOP1と、出力端がオペアンプOP1の非反転入力端子に接続されたD/A変換器3aとを介してインバータ回路2の駆動部21の制御端子CONに接続されたMPUからなる。すなわち、制御回路3は、D/A変換器3aを介したオペアンプOP1への出力電圧を変更することで、制御電流Ioを変更し、これによって動作周波数fを制御する。動作周波数fが変化すると、インバータ回路2の共振部と誘導コイル41と無電極放電灯42とが構成する共振回路の共振周波数と動作周波数fとの関係により、誘導コイル41に出力される電力も変化する。
特開2003−332090号公報
インバータ回路2の共振部と負荷回路4とが構成する共振回路のインピーダンスは、無電極放電灯42のバルブに封入される希ガスの構成によって変化する。無電極放電灯42において希ガスとしてアルゴンのみが用いられている場合における動作周波数f(Hz)とインバータ回路2の出力電力P(W)との関係を図10(a)に示し、無電極放電灯42において希ガスとしてクリプトンとアルゴンとを8:2の比率で混合したガスが用いられている場合における動作周波数f(Hz)とインバータ回路2の出力電力P(W)との関係を図10(b)に示す。上記の2つの場合では共振周波数はともに130kHz程度であって差はないものの、前者ではピークでの出力電力Pが約72Wあるのに対し、後者ではピークでの出力電力Pが約40Wと低くなっている。また、無電極放電灯42のバルブの形状にも例えば円柱形状や球形状といったように様々なものが存在するが、このように無電極放電灯42のバルブの形状が異なる場合にも、無電極放電灯42のバルブ内に形成される放電路の形状が異なることにより上記のインピーダンスが異なる。
そして、無電極放電灯42にインバータ回路2が対応していない場合、上記のようなインピーダンスの違いにより、インバータ回路2の出力電力が不足して無電極放電灯42の立ち消えが発生することや、逆にインバータ回路2の出力電力が過剰となって回路部品に過剰な電気的ストレスがかかってしまうことが考えられる。
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、複数種類の無電極放電灯に自動的に対応可能な無電極放電灯点灯装置及び照明器具を提供することにある。
請求項1の発明は、無電極放電灯に近接配置される誘導コイルと、直流電力を入力されて誘導コイルに交流電力を供給する電源回路と、電源回路の出力の周波数である動作周波数を制御する制御回路とを備え、電源回路は、制御回路の制御によって回路定数が可変であって誘導コイル及び無電極放電灯とともに共振回路を構成する共振部と、直流電力が入力される入力端と共振部との接続を切り替える少なくとも1個のスイッチング素子を備えるスイッチング部とを有し、制御回路は、無電極放電灯の始動後の所定のタイミングで前記共振回路のインピーダンスを検出するとともに、検出されたインピーダンスに応じて、共振部の回路定数を変更することを特徴とする。
この発明によれば、電源回路の共振部が誘導コイル及び無電極放電灯とともに構成する共振回路のインピーダンスに応じて共振部の回路定数が制御回路によって変更されることにより、複数種類の無電極放電灯に自動的に対応可能となる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、制御回路は、無電極放電灯が点灯した後の所定の測定期間中での電源回路の出力電力の最大値に基いて前記共振回路のインピーダンスを検出することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、制御回路は、無電極放電灯の始動時、前記共振回路の共振周波数を含むような範囲で動作周波数を徐々に変化させる始動スイープ動作を行うとともに、始動スイープ動作中に無電極放電灯の始動を検出するものであって、前記測定期間は、始動スイープ動作中に無電極放電灯の始動が検出されてから始動スイープ動作の終了時点までの期間であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において、制御回路は、電源回路から誘導コイルへの交流電力の出力を停止させた状態で、共振部の回路定数を変更することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの発明において、共振部は、制御回路の制御によって誘導係数が可変な可変インダクタ部と、制御回路の制御によって容量係数が可変な可変キャパシタ部とを有することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の無電極放電灯点灯装置と、無電極放電灯点灯装置によって点灯される無電極放電灯と無電極放電灯点灯装置とをそれぞれ保持する器具本体とを備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、電源回路の共振部が誘導コイル及び無電極放電灯とともに構成する共振回路のインピーダンスに応じて共振部の回路定数が制御回路によって変更されることにより、複数種類の無電極放電灯に自動的に対応可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態の基本構成は従来例と共通であるので、共通する部分については同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、図1に示すように、インバータ部2のローサイドのスイッチング素子Q2とグランドとの間に、インバータ部2の出力電流を検出するための検出抵抗Rdが挿入され、スイッチング素子Q2と検出抵抗Rdとの接続点はA/D変換器3bを介して制御回路3に接続されている。すなわち、制御回路3は、検出抵抗Rdの両端電圧の実効値に基いて、インバータ回路2の出力電流の実効値に応じた電流である検出電流Idを得る。
さらに、インバータ回路2のインダクタLsに並列に、制御回路3によってオンオフ制御されるスイッチSW1と調整用インダクタLs2との直列回路が接続されている。すなわち、上記のインダクタLs,Ls2とスイッチSW1とは、全体として、回路定数としての誘導係数がスイッチSW1のオンオフに応じて2段階に可変な可変インダクタ部Lsvを構成している。また、インバータ回路2の各コンデンサCs,Cpには、それぞれ、制御回路3によってオンオフ制御されるスイッチSW2,SW3と調整用コンデンサCs2,Cp2との直列回路が接続されている。すなわち、インバータ回路2の直列コンデンサCsと並列コンデンサCpとは、それぞれ、並列に接続された調整用コンデンサCs2,Cp2及びスイッチSW2,SW3とともに、全体として、回路定数としての容量係数がスイッチSW2,SW3のオンオフに応じて2段階に可変な可変キャパシタ部Csv,Cpvを構成している。
本実施形態の動作を説明する。電源が投入されると、制御回路3は、図2及び図3に示すように、動作周波数fを所定の始点周波数fsから所定の終点周波数feまで所定の時間t0〜t3をかけて徐々に低下させる始動スイープ動作を開始する。図3において、曲線Aは無電極放電灯42が点灯していない状態での動作周波数fと検出電流Idとの関係を示し、曲線B1は無電極放電灯42が点灯した状態での動作周波数fと検出電流Idとの関係を示す。曲線の形状としては動作周波数fとインバータ部2の出力電力との関係も図3と同様となる。始動スイープ動作において、終点周波数feは、インバータ回路2の可変インダクタ部Lsv及び可変キャパシタ部Csv,Cpvと負荷回路4とが構成する共振回路(以下、単に「共振回路」と呼ぶ。)の共振周波数(以下、単に「共振周波数」と呼ぶ。)がとり得る範囲よりも僅かに低い程度とされている。つまり、始動スイープ動作中に動作周波数fがとり得る範囲には共振周波数が含まれる。そして、始動スイープ動作中、動作周波数fが共振周波数に達する前に、動作周波数fがある周波数(以下、「始動周波数」と呼ぶ。)fiとなった時点t1で、インバータ回路2の出力電力が無電極放電灯42の始動に必要な程度に達し、ここにおいて無電極放電灯42が点灯して特性が図3の曲線Aに示すものから図3の曲線B1に示すものに変化することで、検出電流Idが低下する。
制御回路3は、例えば上記の検出電流Idの低下に基いて無電極放電灯42の点灯を検出するとともに、無電極放電灯42の点灯が検出されてから始動スイープ動作が終了するまでの期間内での検出電流Idの最大値(つまり動作周波数fが共振周波数となった時点t2での検出電流Idであり、インバータ回路2の出力電力の最大値に応じた検出値)Id1を検出する。そして、制御回路3は、始動スイープ動作中に得られた検出電流Idの最大値(以下、「最大検出電流」と呼ぶ。)Id1を、始動スイープ動作の終了時t3に、所定の目標最大検出電流Id0と比較し、共振部の各スイッチSW1〜SW3を切り替えるべきか否かを判断するとともに、各スイッチSW1〜SW3を切り替えるべきと判断されれば、例えば各スイッチング素子Q1,Q2をともにオフさせることでインバータ回路2の出力電力を停止させた状態で、最大検出電流Id1を目標最大検出電流Id0に近づけるように、つまり無電極放電灯42が点灯した状態での特性を図3に破線B0で示すような特性とするように、各スイッチSW1〜SW3のオンオフを切り替え、その後t4に再度の始動スイープ動作を開始する。再度の始動スイープ動作でも、動作周波数fが始動周波数fiに達した時点t5で無電極放電灯42が点灯し、その後に動作周波数fが共振周波数となった時点t6での検出電流Idが2回目の始動スイープ動作における最大検出電流となっている。図2の例では、2回目の始動スイープ動作における最大検出電流が目標最大検出電流Id0となっており、2回目の始動スイープ動作の終了時点t7以後、制御回路3は動作周波数fを一定に維持する定常動作に移行している。ここで、上記の最大検出電流Id1は共振回路のインピーダンスに応じた値となるから、上記動作はすなわち共振回路のインピーダンスを検出して検出されたインピーダンスに応じて共振回路の回路定数を変更していることになる。
本実施形態では、最初の始動スイープ動作時には、共振部の各スイッチSW1〜SW3のオンオフ状態は、それぞれ、共振回路のインピーダンスが最も大きくなるように、つまり動作周波数fが共振回路の共振周波数であるときのインバータ回路2の出力電力が最も小さく(最大検出電流が最も小さく)なるように、選択されており、上記の各スイッチSW1〜SW3の切替後には最大検出電流は増加する。
上記構成によれば、最大検出電流Id1に基いて自動的に各スイッチSW1〜SW3を切り替えることで、共振回路のインピーダンスを無電極放電灯42に応じたインピーダンスに切り替えることができるから、複数種類の無電極放電灯42に自動的に対応可能となる。
なお、可変インダクタ部Lsvや可変キャパシタ部Csv,Cpvの構成は上記に限られず、例えば、図4に示す構成としてもよい。図4の例では、可変インダクタ部Lsvを、制御回路3によってオンオフ制御されるスイッチとインダクタとの並列回路を3個、互いに直列に接続して構成している。また、各可変キャパシタ部Csv,Cpvを、それぞれ、制御回路3によってオンオフ制御されるスイッチとコンデンサとの直列回路を3個、互いに並列に接続して構成している。さらに、可変インダクタ部Lsvの3個のインダクタの誘導係数の比を1:2:4とするとともに、各可変キャパシタ部Csv,Cpvについて、それぞれ、3個のコンデンサの容量係数の比を1:2:4としている。つまり、可変インダクタ部Lsvの誘導係数は最も誘導係数が小さいインダクタの誘導係数(以下、「単位誘導係数」と呼ぶ。)の0から7までの整数倍の8段階(0を除けば7段階)に変更可能であり、各可変キャパシタ部Csv,Cpvの容量係数はそれぞれ最も容量係数が小さいコンデンサの容量係数(以下、「単位容量係数」と呼ぶ。)の0から7までの整数倍の8段階(0を除けば7段階)に変更可能である。図4の例において、可変インダクタ部Lsvにおけるスイッチとインダクタとの並列回路の個数や、可変キャパシタ部Csv,Cpvにおけるスイッチとコンデンサとの直列回路の個数は、さらに増加させてもよく、その場合には上記と同様に各インダクタの誘導係数や各コンデンサの容量係数は2n−1(nは1から上記個数までの整数)の比とすれば、可変インダクタ部Lsvの誘導係数や可変キャパシタ部Csv,Cpvの容量係数を単位誘導係数(又は単位容量係数)刻みで変更可能となる。このように誘導係数や容量係数を可変とする段階数を増やせば、より多くの種類の無電極放電灯42に対応可能となる。
また、制御回路3の動作としては、例えば、最大検出電流Id1と共振部のスイッチのオンオフ状態との組を示すテーブルを予め保持しておいて、このテーブルと最大検出電流Id1との照合によりスイッチの切替の要否及び切替後のスイッチのオンオフ状態を決定する。または、始動スイープ動作中に最大検出電流Id1と目標最大検出電流Id0との差を所定の切替閾値と比較し、最大検出電流Id1と目標最大検出電流Id0との差が切替閾値以上であれば、いったんインバータ回路2を停止させた上で、1段階ずつ共振回路のインピーダンスを変化させるように共振部のスイッチのオンオフを切り替えた後、再度の始動スイープ動作を開始するという動作を、最大検出電流Id1と目標最大検出電流Id0との差が切替閾値未満となるまで繰り返すようにしてもよい。
上記各種の無電極放電灯点灯装置は、図5や図6に示すような照明器具6に用いることができる。上記の各照明器具6は、それぞれ、直流電源回路1とインバータ回路2と制御回路3と誘導コイル41と無電極放電灯42とをそれぞれ収納した器具本体60を備える。図5の照明器具6は路傍に配設され、図6の照明器具6は電柱POに対して固定されるといったように、上記の各照明器具6はそれぞれ屋外に設置して用いられるものであって、器具本体60は防水性を有する。上記のような器具本体60は周知技術で実現可能であるので、詳細な図示並びに説明は省略する。共振回路のインピーダンスは無電極放電灯42の経年変化によっても変化するので、本発明は、上記のように屋外に設置されて無電極放電灯42が長期間にわたり交換されないような照明器具6にも好適である。
2 インバータ回路(請求項における電源回路)
3 制御回路
6 照明器具
41 誘導コイル
42 無電極放電灯
60 器具本体
Cpv,Csv 可変キャパシタ部
Lsv 可変インダクタ部
Q1,Q2 スイッチング素子
3 制御回路
6 照明器具
41 誘導コイル
42 無電極放電灯
60 器具本体
Cpv,Csv 可変キャパシタ部
Lsv 可変インダクタ部
Q1,Q2 スイッチング素子
Claims (6)
- 無電極放電灯に近接配置される誘導コイルと、
直流電力を入力されて誘導コイルに交流電力を供給する電源回路と、
電源回路の出力の周波数である動作周波数を制御する制御回路とを備え、
電源回路は、制御回路の制御によって回路定数が可変であって誘導コイル及び無電極放電灯とともに共振回路を構成する共振部と、直流電力が入力される入力端と共振部との接続を切り替える少なくとも1個のスイッチング素子を備えるスイッチング部とを有し、
制御回路は、無電極放電灯の始動後の所定のタイミングで前記共振回路のインピーダンスを検出するとともに、検出されたインピーダンスに応じて、共振部の回路定数を変更することを特徴とする無電極放電灯点灯装置。 - 制御回路は、無電極放電灯が点灯した後の所定の測定期間中での電源回路の出力電力の最大値に基いて前記共振回路のインピーダンスを検出することを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
- 制御回路は、無電極放電灯の始動時、前記共振回路の共振周波数を含むような範囲で動作周波数を徐々に変化させる始動スイープ動作を行うとともに、始動スイープ動作中に無電極放電灯の始動を検出するものであって、
前記測定期間は、始動スイープ動作中に無電極放電灯の始動が検出されてから始動スイープ動作の終了時点までの期間であることを特徴とする請求項2記載の無電極放電灯点灯装置。 - 制御回路は、電源回路から誘導コイルへの交流電力の出力を停止させた状態で、共振部の回路定数を変更することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の無電極放電灯点灯装置。
- 共振部は、制御回路の制御によって誘導係数が可変な可変インダクタ部と、制御回路の制御によって容量係数が可変な可変キャパシタ部とを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の無電極放電灯点灯装置。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の無電極放電灯点灯装置と、無電極放電灯点灯装置によって点灯される無電極放電灯と無電極放電灯点灯装置とをそれぞれ保持する器具本体とを備えることを特徴とする照明器具。
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WO2017030114A1 (ja) * | 2015-08-20 | 2017-02-23 | グローリー株式会社 | 硬貨識別用磁気センサ、硬貨処理装置及び硬貨識別方法 |
JP6269883B1 (ja) * | 2017-04-26 | 2018-01-31 | 大川三基株式会社 | 無電極電灯の点灯装置 |
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2008
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