JP2010112496A - 密封装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】リップの摺動トルクを増大させることなく機外の泥水等がリップシールに到達するのを有効に抑制する密封装置を提供する。
【解決手段】ハウジングに装着されるとともに軸に摺動自在に密接するリップシールと、リップシールの機外側で軸に設けられる内カバーと、リップシールの機外側でハウジングに設けられる外カバーとを有する。外カバーに筒状の内周面を有する第一傘部が軸方向一方へ向けて設けられ、内カバーに筒状の第二傘部が軸方向他方へ向けて設けられ、リップシールまたは外カバーに筒状の第三傘部が軸方向一方へ向けて設けられ、第一傘部の内周側に第二傘部が非接触で配置されるとともに第二傘部の内周側に第三傘部が非接触で配置されることにより機外の泥水・ダストがリップシールに到達しにくく設定されている。
【選択図】図2
【解決手段】ハウジングに装着されるとともに軸に摺動自在に密接するリップシールと、リップシールの機外側で軸に設けられる内カバーと、リップシールの機外側でハウジングに設けられる外カバーとを有する。外カバーに筒状の内周面を有する第一傘部が軸方向一方へ向けて設けられ、内カバーに筒状の第二傘部が軸方向他方へ向けて設けられ、リップシールまたは外カバーに筒状の第三傘部が軸方向一方へ向けて設けられ、第一傘部の内周側に第二傘部が非接触で配置されるとともに第二傘部の内周側に第三傘部が非接触で配置されることにより機外の泥水・ダストがリップシールに到達しにくく設定されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、密封技術に係る密封装置(オイルシール)に関するものである。本発明の密封装置は例えば、自動車関連の分野において用いられ、または一般汎用機械の分野などにおいて用いられる。
例えば車両駆動系などの泥水・ダスト(以下、「泥水等」とも称する)に晒される条件下で使用される密封装置においては従来から、図11に示すようにリップシール101の機外B側にカバー102が配置されることにより、機外Bの泥水等がリップシール101に到達しにくくなるように工夫されている(特許文献1参照)。
しかしながら、カバー102は軸103に装着された一重の遮蔽構造であることから、カバー102とリップシール101の間の隙間104から泥水等が浸入すると、もはや泥水等がリップシール101に到達するのを妨げることができない。
図示する従来例では、リップシール101にサイドリップ105を設け、このサイドリップ105をカバー102の端面に摺動自在に密接させることにより泥水等がダストリップ106に到達しないようにされているが、サイドリップ105は一種の端面シールであることから、エクステンションなど軸のスラストが数十mmと大きい場合には、採用することができない。
また、ダストリップ106の枚数を増やすことにより耐泥水性を高めることが考えられるが、この場合には、摺動トルクが増大する不都合を生じることになる。
本発明は以上の点に鑑みて、リップの摺動トルクを増大させることなく機外の泥水等がリップシールに到達するのを有効に抑制することができる密封装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による密封装置は、ハウジングに装着されるとともに軸に摺動自在に密接するリップシールと、前記リップシールの機外側で前記軸に設けられる内カバーと、前記リップシールの機外側で前記ハウジングに設けられる外カバーとを有し、前記外カバーに筒状の内周面を有する第一傘部が軸方向一方へ向けて設けられ、前記内カバーに筒状の第二傘部が軸方向他方へ向けて設けられ、前記リップシールまたは外カバーに筒状の第三傘部が軸方向一方へ向けて設けられ、前記第一傘部の内周側に前記第二傘部が非接触で配置されるとともに前記第二傘部の内周側に前記第三傘部が非接触で配置されることにより機外の泥水・ダストが前記リップシールに到達しにくい構造が設定されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2による密封装置は、上記した請求項1記載の密封装置において、第一ないし第三傘部のうちの少なくとも何れかには、その先端に外向きのフランジ部が一体に設けられていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3による密封装置は、上記した請求項1記載の密封装置において、第一ないし第三傘部のうちの少なくとも何れかには、その先端へ向けて漸次拡径する向きのテーパ形状が設けられていることを特徴とするものである。
更にまた、本発明の請求項4による密封装置は、上記した請求項1記載の密封装置において、内カバーは、軸に嵌合される嵌合筒部と、径方向の立ち上がり部と、第二傘部とを一体に有し、前記嵌合筒部および第一ないし第三傘部のうちの少なくとも何れかには、その先端に外向きのかえし部が一体に設けられていることを特徴とするものである。
上記構成を有する本発明の密封装置においては、リップシールの機外側に、軸に設けられる内カバーと、ハウジングに設けられる外カバーとが配置され、これによりリップシールの機外側に二重の遮蔽構造が設定されている。また、外カバーに筒状の内周面を有する第一傘部が軸方向一方へ向けて設けられ、内カバーに筒状の第二傘部が軸方向他方へ向けて設けられ、リップシールまたは外カバーに筒状の第三傘部が軸方向一方へ向けて設けられ、第一傘部の内周側に第二傘部が非接触で配置されるとともに第二傘部の内周側に第三傘部筒部が非接触で配置され、これにより機外の泥水等がリップシールに到達しにくい迷路構造が設定されている。すなわち第一傘部とその内周側の第二傘部は、両者の間にラビリンスシールを形成し、先ずはこのラビリンスシールで泥水等を浸入しにくくする。ラビリンスシールを通過した泥水等は、第二傘部の先端から軸上に垂れようとするが、第二傘部の内周側には第三傘部が配置されているので、泥水等は軸上ではなくこの第三傘部の上に垂れることになり、垂れた後、第三傘部の外周面を伝って円周方向へ流れ下方へ落下してゆく。したがって、泥水等が軸上に垂れてリップシールに近づくのを有効に抑制することができる。
また、第一ないし第三傘部のうちの少なくとも何れかにおいて、その先端に外向きのフランジ部を一体に設けると、このフランジ部が堰き止め部として作用するため、傘部の先端から泥水等が垂れにくくなる。
また、第一ないし第三傘部は基本的に軸方向ストレートな円筒形状とするが、第一ないし第三傘部のうちの少なくとも何れかに、その先端へ向けて漸次拡径する向きのテーパ形状を設けると、泥水等が先端部から遠ざかる方向へ流れやすくなるため、傘部の先端部から泥水等が垂れにくくなる。
また、第一ないし第三傘部のうちの少なくとも何れかにおいて、その先端に外向きのかえし部を一体に設けると、このかえし部が堰き止め部として作用するため、傘部の先端から泥水等が垂れにくくなる。またこのことは、内カバーが、軸に嵌合される嵌合筒部と、径方向の立ち上がり部と、第二傘部とを一体に有する場合に、嵌合筒部についても同様である。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明の密封装置においては上記したように、リップシールの機外側に内カバーおよび外カバーが配置されるため、これにより二重の遮蔽構造が設定されている。外カバーに筒状の内周面を有する第一傘部が軸方向一方へ向けて設けられ、内カバーに筒状の第二傘部が軸方向他方へ向けて設けられ、リップシールまたは外カバーに筒状の第三傘部が軸方向一方へ向けて設けられ、第一傘部の内周側に第二傘部が非接触で配置されるとともに第二傘部の内周側に第三傘部筒部が非接触で配置されるため、これにより機外の泥水等がリップシールに到達しにくい迷路構造が設定されている。また第一ないし第三傘部は互いに非接触であるため、摺動トルクが増大することもない。したがって本発明によれば所期の目的どおり、リップの摺動トルクを増大させることなく機外の泥水等がリップシールに到達するのを有効に抑制することができる密封装置を提供することができる。
また、傘部の先端に外向きのフランジ部を設けたり、傘部にテーパ形状を設けたり、傘部などの先端に外向きのかえし部を設けたりする場合には、泥水等がますますリップシールに近づきにくくなる。したがって、本発明密封装置による密封性能を一層向上させることができる。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
第一実施例・・・
図1は、本発明の第一実施例に係る密封装置(オイルシール)の装着状態における半裁断面を示している。当該実施例に係る密封装置は、機内Aの潤滑油等の密封流体が機外Bへ漏洩しないようにシールするとともに機外Bの泥水等が機内Aへ浸入しないようにシールするものであって、以下のように構成されている。
図1は、本発明の第一実施例に係る密封装置(オイルシール)の装着状態における半裁断面を示している。当該実施例に係る密封装置は、機内Aの潤滑油等の密封流体が機外Bへ漏洩しないようにシールするとともに機外Bの泥水等が機内Aへ浸入しないようにシールするものであって、以下のように構成されている。
すなわち先ず、ハウジング1の軸孔開口部に装着されて軸(回転軸)2の周面に摺動自在に密接するリップシール11が設けられており、このリップシール11の機外側に内カバー21が配置されて軸2に装着されるとともに、同じくリップシール11の機外側に外カバー31が配置されてハウジング1に装着されている。ハウジング1は軸孔開口部の回りに筒状部位を有しているので、この筒状部位の内周側にリップシール11が装着されるとともに筒状部位の外周側に外カバー31が装着されている。
リップシール11は、ハウジング1の軸孔開口部の内周面に嵌合される金属環(第一金属環)12を有しており、この金属環12にゴム状弾性体13が被着(加硫接着)され、このゴム状弾性体13によって、ハウジング1との間をシールする外周シール部14、メインリップ15およびダストリップ16が一体に成形されている。メインリップ15は機内側を向き、主に潤滑油等の密封流体をシールする。ダストリップ16はメインリップ15の機外側に配置され、機外側を向き、主に泥水等をシールするが、このダストリップ16に機外Bの泥水等が近づいてこないように内カバー21および外カバー31が装着されている。
外カバー31は、金属または硬質樹脂等の剛体よりなり(例えば板金プレス品)、環状に成形され、ハウジング1の外周面(段差部)に嵌合される嵌合筒部32と、径方向の立ち上がり部(拡径部)33と、軸方向一方(図では左方、機外側)へ向けて長く延びる筒状の第一傘部34とを一体に有している。第一傘部34はその全長に亙って軸方向ストレートな円筒状に形成されている。
内カバー21は、同じく金属または硬質樹脂等の剛体よりなり(例えば板金プレス品)、環状に成形され、軸2の外周面(段差部)に嵌合される嵌合筒部22と、径方向の立ち上がり部23と、軸方向他方(図では右方、機内側)へ向けて長く延びる筒状の第二傘部24とを一体に有している。第二傘部24はその基端部24aを先端(図では右端、開放端)へ向けて漸次拡径する向きのテーパ状(円錐面状)に形成されるとともに、その先端部24bを軸方向ストレートな円筒状に形成されているが、上記第一傘部34と同様その全長に亙って軸方向ストレートな円筒状であっても良い。
また、この第二傘部24は、第一傘部34の内周側に接触しない状態(非接触状態)で配置されており、よってこの両傘部24,34の間に環状の微小間隙25が形成され、この間隙25を利用して非接触式シールであるラビリンスシール26が設定されている。
また、第二傘部24の内周側に筒状の第三傘部44が同じく接触しない状態(非接触状態)で配置されており、この第三傘部44は、リップシール11に嵌合した第二金属環41によって形成されている。第二金属環41は、第一金属環12の内周側に嵌合される嵌合筒部42と、径方向の立ち上がり部43と、軸方向一方へ向けて長く延びる筒状の第三傘部44とを一体に有しており、第三傘部44の先端に、環状を呈する外向きのフランジ部(フランジ状の堰き止め部とも称する)45が一体に設けられている。第三傘部44は第二傘部24の先端の内周側に配置されるとともに第二傘部24の先端は第三傘部44の外周側に配置され、両者は軸方向にオーバーラップして配置されている。外向きとは、径方向外方向きのことを云うが、斜め外方向きであっても良い。
上記構成の密封装置は、リップシール11の機外側に内カバー21および外カバー31が配置されているため、二重の遮蔽構造が設定され、泥水等の浸入通路が複雑化されている。また、外カバー31に筒状の第一傘部34が軸方向一方へ向けて設けられ、内カバー21に筒状の第二傘部24が軸方向他方へ向けて設けられ、リップシール11に筒状の第三傘部44が軸方向一方へ向けて設けられ、第一傘部34の内周側に第二傘部24が非接触で配置されるとともに第二傘部24の内周側に第三傘部44が非接触で配置されているため、機外Bの泥水等がリップシール11に到達しにくい構造が設定されている。すなわち第一傘部34とその内周側の第二傘部24は、両傘部24,34の間にラビリンスシール26を形成し、先ずはここで泥水等を浸入しにくくする。第二傘部24の外周面に付着した泥水等は、この外周面を伝って円周方向へ流れ下方へ落ちてゆくが、一部の泥水等は第二傘部24の先端から軸上に垂れようとする。しかしながら第二傘部24の先端の内周側には第三傘部44が配置されているので、泥水等は軸上ではなくこの第三傘部44の上に垂れ、垂れた後、第三傘部44の外周面を伝って円周方向へ流れ下方へ落ちてゆく。したがって泥水等が軸上に垂れてリップシール11に近づくのを有効に抑制することができる。
また、第三傘部44の先端に外向きのフランジ部45が一体に設けられているために、これを堰き止め部として、第三傘部44の先端から軸上へ泥水等が垂れにくくされている。したがってこれによっても泥水等がリップシール11に近づくのを抑制することができる。
上記第一実施例に係る密封装置は、以下のようにその構成を付加・変更することが考えられる。
第二実施例・・・
図2に示すように、内カバー21における筒状の第二傘部24をその軸方向全長に亙ってその基端(図では左端)から先端(図では右端、開放端)へかけて漸次拡径する向きのテーパ状に形成し、すなわち第二傘部24の外周面および内周面をそれぞれその軸方向全長に亙ってその基端から先端へかけて漸次拡径する向きのテーパ状に形成する。このようにすると、第二傘部24の外周面に付着した泥水等が、矢印Cにて示すように、重力で機外側へ流出しやすくなる(外径の大きな方から小さな方へと流れてゆく)。また、内カバー21の内部空間Dに至った泥水等が軸回転時における遠心力で第二傘部24の内周面に付着したときに、矢印Eにて示すように、遠心力で機外側(外カバー31の内部空間F)へ流出しやすくなる(外径の小さな方から大きな方へと流れてゆく、先端に達した泥水等は第三傘部44上に垂れ、第三傘部44の外周面を伝って円周方向へ流れ下方へ落下してゆく)のを期待することもできる。尚、第二傘部24の軸方向全長のうち少なくとも一部を上記向きのテーパ状とすれば、その部位において上記作用効果を得ることができる。
図2に示すように、内カバー21における筒状の第二傘部24をその軸方向全長に亙ってその基端(図では左端)から先端(図では右端、開放端)へかけて漸次拡径する向きのテーパ状に形成し、すなわち第二傘部24の外周面および内周面をそれぞれその軸方向全長に亙ってその基端から先端へかけて漸次拡径する向きのテーパ状に形成する。このようにすると、第二傘部24の外周面に付着した泥水等が、矢印Cにて示すように、重力で機外側へ流出しやすくなる(外径の大きな方から小さな方へと流れてゆく)。また、内カバー21の内部空間Dに至った泥水等が軸回転時における遠心力で第二傘部24の内周面に付着したときに、矢印Eにて示すように、遠心力で機外側(外カバー31の内部空間F)へ流出しやすくなる(外径の小さな方から大きな方へと流れてゆく、先端に達した泥水等は第三傘部44上に垂れ、第三傘部44の外周面を伝って円周方向へ流れ下方へ落下してゆく)のを期待することもできる。尚、第二傘部24の軸方向全長のうち少なくとも一部を上記向きのテーパ状とすれば、その部位において上記作用効果を得ることができる。
第三実施例・・・
図3に示すように、上記第二実施例と同様に内カバー21における第二傘部24をその軸方向全長に亙って基端から先端へかけて漸次拡径する向きのテーパ状に形成するとともに、加えて、第三傘部44を有する第二金属環41をリップシール11の第一金属環12と一体ものとする。すなわち両者12,41の合体による金属環12が、ハウジング1に嵌合される本体部と、径方向の立ち上がり部43と、第三傘部44と、外向きのフランジ部45とを一体に有しており、このようにすると上記第一実施例対比で密封装置の部品点数および組立工数を削減することができる。
図3に示すように、上記第二実施例と同様に内カバー21における第二傘部24をその軸方向全長に亙って基端から先端へかけて漸次拡径する向きのテーパ状に形成するとともに、加えて、第三傘部44を有する第二金属環41をリップシール11の第一金属環12と一体ものとする。すなわち両者12,41の合体による金属環12が、ハウジング1に嵌合される本体部と、径方向の立ち上がり部43と、第三傘部44と、外向きのフランジ部45とを一体に有しており、このようにすると上記第一実施例対比で密封装置の部品点数および組立工数を削減することができる。
第四実施例・・・
図4に示すように、ハウジング1の形状を拡大し、このハウジング1の拡大した部位(ハウジング拡大部位)3を外カバーとし、これにより第一傘部を形成する。ハウジング拡大部位3は、上記第一実施例における第一傘部34の内周面に相当する円筒面状の内周面4を有しており、この内周面4の更に内周側に内カバー21の第二傘部24が非接触で配置されている。したがってこの場合には、ハウジング拡大部位3と内カバー21の第二傘部24の間に微小間隙25が形成され、この間隙25を利用して非接触式シールであるラビリンスシール26が設定されている。このようにすると一部の部品(外カバー31)がハウジング1をもって形成されるため、上記第一実施例対比で密封装置の部品点数および組立工数を削減することができる。
図4に示すように、ハウジング1の形状を拡大し、このハウジング1の拡大した部位(ハウジング拡大部位)3を外カバーとし、これにより第一傘部を形成する。ハウジング拡大部位3は、上記第一実施例における第一傘部34の内周面に相当する円筒面状の内周面4を有しており、この内周面4の更に内周側に内カバー21の第二傘部24が非接触で配置されている。したがってこの場合には、ハウジング拡大部位3と内カバー21の第二傘部24の間に微小間隙25が形成され、この間隙25を利用して非接触式シールであるラビリンスシール26が設定されている。このようにすると一部の部品(外カバー31)がハウジング1をもって形成されるため、上記第一実施例対比で密封装置の部品点数および組立工数を削減することができる。
第五実施例・・・
図5に示すように、内カバー21の第二傘部24の先端から径方向外方へ向けて立ち上がり部27を一体成形するとともにこの立ち上がり部27の外周端から軸方向一方へ向けて第四傘部28を一体成形し、この第四傘部28を外カバー31の第一傘部34の内周側に非接触で配置して両傘部28,34の間に微小間隙25およびラビリンスシール26を設定する。第二傘部24はその軸方向全長に亙ってその基端(図では左端)から先端(図では右端)へかけて漸次拡径する向きのテーパ状に形成し、第四傘部28はこれもその軸方向全長に亙って基端(図では右端)から先端(図では左端、開放端)へかけて漸次拡径する向きのテーパ状に形成する。このようにすると、内カバー21の内部空間Dに至った泥水等が軸回転時における遠心力で第二傘部24の内周面に付着したときに、矢印Eにて示すように、遠心力で機外側(外カバー31の内部空間F)へ流出しやすくなる。第二傘部24の先端に至った泥水等は第三傘部44上に垂れ、第三傘部44の外周面を伝って円周方向へ流れ下方へ落下してゆくが、一部の泥水は、矢印Gにて示すように、遠心力で第四傘部28の外周面を伝って外部へ排出される。したがって当該実施例によれば、軸回転時に発生する遠心力を有効に利用して泥水等を排出することができる。
図5に示すように、内カバー21の第二傘部24の先端から径方向外方へ向けて立ち上がり部27を一体成形するとともにこの立ち上がり部27の外周端から軸方向一方へ向けて第四傘部28を一体成形し、この第四傘部28を外カバー31の第一傘部34の内周側に非接触で配置して両傘部28,34の間に微小間隙25およびラビリンスシール26を設定する。第二傘部24はその軸方向全長に亙ってその基端(図では左端)から先端(図では右端)へかけて漸次拡径する向きのテーパ状に形成し、第四傘部28はこれもその軸方向全長に亙って基端(図では右端)から先端(図では左端、開放端)へかけて漸次拡径する向きのテーパ状に形成する。このようにすると、内カバー21の内部空間Dに至った泥水等が軸回転時における遠心力で第二傘部24の内周面に付着したときに、矢印Eにて示すように、遠心力で機外側(外カバー31の内部空間F)へ流出しやすくなる。第二傘部24の先端に至った泥水等は第三傘部44上に垂れ、第三傘部44の外周面を伝って円周方向へ流れ下方へ落下してゆくが、一部の泥水は、矢印Gにて示すように、遠心力で第四傘部28の外周面を伝って外部へ排出される。したがって当該実施例によれば、軸回転時に発生する遠心力を有効に利用して泥水等を排出することができる。
第六実施例・・・
図6は、本発明の第六実施例に係る密封装置(オイルシール)の装着状態における断面を示している。当該実施例に係る密封装置は、機内Aの潤滑油等の密封流体が機外Bへ漏洩しないようにシールするとともに機外Bの泥水等が機内Aへ浸入しないようにシールするものであって、以下のように構成されている。
図6は、本発明の第六実施例に係る密封装置(オイルシール)の装着状態における断面を示している。当該実施例に係る密封装置は、機内Aの潤滑油等の密封流体が機外Bへ漏洩しないようにシールするとともに機外Bの泥水等が機内Aへ浸入しないようにシールするものであって、以下のように構成されている。
すなわち先ず、ハウジング1の軸孔開口部に装着されて軸(回転軸)2の周面に摺動自在に密接するリップシール11が設けられており、このリップシール11の機外側に内カバー21が配置されて軸2に装着されるとともに、同じくリップシール11の機外側に外カバー31が配置されてハウジング1に装着されている。ハウジング1は軸孔開口部の回りに筒状部位を有しているので、この筒状部位の内周側にリップシール11が装着されるとともに筒状部位の外周側に外カバー31が装着されている。
リップシール11は、ハウジング1の軸孔開口部の内周面に嵌合される金属環(第一金属環)12を有しており、この金属環12にゴム状弾性体13が被着(加硫接着)され、このゴム状弾性体13によって、ハウジング1との間をシールする外周シール部14、メインリップ15およびダストリップ16が一体に成形されている。メインリップ15は機内側を向き、主に潤滑油等の密封流体をシールする。ダストリップ16はメインリップ15の機外側に配置され、機外側を向き、主に泥水等をシールするが、このダストリップ16に機外Bの泥水等が近づいてこないように内カバー21および外カバー31が装着されている。
外カバー31は、金属または硬質樹脂等の剛体よりなり(例えば板金プレス品)、環状に成形され、ハウジング1の外周面(段差部)に嵌合される嵌合筒部32と、径方向の立ち上がり部(拡径部)33と、軸方向一方(図では右方、機外側)へ向けて長く延びる筒状の第一傘部34とを一体に有している。第一傘部34はその軸方向全長に亙ってその基端(図では左端)から先端(図では右端、開放端)へかけて漸次拡径する向きのテーパ状(円錐面状)に形成され、かつその先端には、環状を呈する外向きのかえし部(かえし状の堰き止め部とも称する)35が一体に設けられている。
内カバー21は、同じく金属または硬質樹脂等の剛体よりなり(例えば板金プレス品)、環状に成形され、軸2の外周面(段差部)に嵌合される嵌合筒部22と、径方向の立ち上がり部23と、軸方向他方(図では左方、機内側)へ向けて長く延びる筒状の第二傘部24とを一体に有している。第二傘部24はこれもその軸方向全長に亙ってその基端(図では右端)から先端(図では左端、開放端)へかけて漸次拡径する向きのテーパ状に形成され、かつその先端には、環状を呈する外向きのかえし部(かえし状の堰き止め部とも称する)29が一体に設けられている。また嵌合筒部22の先端にも、環状を呈する外向きのかえし部(かえし状の堰き止め部とも称する)30が一体に設けられている。
また、この第二傘部24は、第一傘部34の内周側に接触しない状態(非接触状態)で配置されており、よって両傘部24,34の間に環状の微小間隙25が形成され、この間隙25を利用して非接触式シールであるラビリンスシール26が設定されている。
また、第二傘部24の内周側に第三傘部44が同じく接触しない状態(非接触状態)で配置されており、この第三傘部44は、リップシール11に嵌合した第二金属環41によって形成されている。第二金属環41は、第一金属環12の内周側に嵌合される嵌合筒部42と、径方向の立ち上がり部43と、軸方向一方へ向けて長く延びる筒状の第三傘部44とを一体に有しており、第三傘部44はこれもその軸方向全長に亙ってその基端(図では左端)から先端(図では右端、開放端)へかけて漸次拡径する向きのテーパ状に形成され、かつその先端には、環状を呈する外向きのかえし部(かえし状の堰き止め部とも称する)46が一体に設けられている。第三傘部44は第二傘部24の先端の内周側に配置されるとともに第二傘部24の先端は第三傘部44の外周側に配置され、両者は軸方向にオーバーラップして配置されている。
上記構成の密封装置は、リップシール11の機外側に内カバー21および外カバー31が配置されているため、二重の遮蔽構造が設定され、泥水等の浸入通路が複雑化されている。また、外カバー31に筒状の第一傘部34が軸方向一方へ向けて設けられ、内カバー21に筒状の第二傘部24が軸方向他方へ向けて設けられ、リップシール11に筒状の第三傘部44が軸方向一方へ向けて設けられ、第一傘部34の内周側に第二傘部24が非接触で配置されるとともに24第二傘部の内周側に第三傘部44が非接触で配置されているため、機外Bの泥水等がリップシール11に到達しにくい構造が設定されている。すなわち第一傘部34とその内周側の第二傘部24は、両傘部24,34の間にラビリンスシール26を形成し、先ずはここで泥水等を浸入しにくくする。第二傘部24の外周面に付着した泥水等は、この外周面を伝って円周方向へ流れ下方へ落ちてゆくが、一部の泥水等は第二傘部24の先端から軸上に垂れようとする。しかしながら第二傘部24の先端の内周側には第三傘部44が配置されているので、泥水等は軸上ではなくこの第三傘部44の上に垂れ、垂れた後、第三傘部44の外周面を伝って円周方向へ流れ下方へ落ちてゆく。したがって泥水等が軸上に垂れてリップシール11に近づくのを有効に抑制することができる。
また、第一ないし第三傘部24,34,44がそれぞれその軸方向全長に亙って基端から先端へかけて漸次拡径する向きのテーパ状に形成されているため、各傘部24,34,44の外周面に付着した泥水等が重力で各傘部24,34,44の先端から遠ざかる方向へ流れやすくされている(外径の大きな方から小さな方へと流れてゆく)。したがって各傘部24,34,44の先端から垂れにくいことから、これによっても泥水等がリップシール11に近づくのを抑制することができる。テーパ状に形成された各傘部24,34,44には、軸回転時における遠心力の作用によって内周面に付着する泥水等を排出する機能もある。
また、各傘部24,34,44の先端および内カバー21における嵌合筒部22の先端にそれぞれ外向きのかえし部29,30,35,46が一体に設けられているため、各先端から泥水等が垂れにくくされている。したがってこれによっても泥水等がリップシール11に近づくのを抑制することができる。
尚、一部を図6に点線で示すように、各傘部24,34,44の軸方向長さや内カバー21における嵌合筒部22の軸方向長さは適宜調整・変更することが可能である。
上記第六実施例に係る密封装置は、以下のようにその構成を付加・変更することが考えられる。
第七実施例・・・
上記第六実施例では、第三傘部44が、リップシール11に嵌合した第二金属環41によって形成されていたが、これに代えて図7に示すように、第三傘部44を外カバー31に成形する。すなわち図7に示すように、外カバー31の嵌合筒部32の先端から径方向内方へ向けて縮径部36が一体成形され、この縮径部36の内周端から軸方向一方へ向けて筒状の第三傘部44が一体成形されている。第三傘部44はその軸方向全長に亙ってその基端(図では左端)から先端(図では右端、開放端)へかけて漸次拡径する向きのテーパ状に形成されている。
上記第六実施例では、第三傘部44が、リップシール11に嵌合した第二金属環41によって形成されていたが、これに代えて図7に示すように、第三傘部44を外カバー31に成形する。すなわち図7に示すように、外カバー31の嵌合筒部32の先端から径方向内方へ向けて縮径部36が一体成形され、この縮径部36の内周端から軸方向一方へ向けて筒状の第三傘部44が一体成形されている。第三傘部44はその軸方向全長に亙ってその基端(図では左端)から先端(図では右端、開放端)へかけて漸次拡径する向きのテーパ状に形成されている。
第八実施例・・・
また同じく上記第六実施例では、第三傘部44が、リップシール11に嵌合した第二金属環41によって形成されていたが、これに代えて図8に示すように、第三傘部44をリップシール11のゴム状弾性体13に成形する。すなわち図8に示すように、リップシール11のゴム状弾性体13に軸方向一方へ向けて筒状の第三傘部44が一体成形されている。第三傘部44はその軸方向全長に亙ってその基端(図では左端)から先端(図では右端、開放端)へかけて漸次拡径する向きのテーパ状に形成されている。
また同じく上記第六実施例では、第三傘部44が、リップシール11に嵌合した第二金属環41によって形成されていたが、これに代えて図8に示すように、第三傘部44をリップシール11のゴム状弾性体13に成形する。すなわち図8に示すように、リップシール11のゴム状弾性体13に軸方向一方へ向けて筒状の第三傘部44が一体成形されている。第三傘部44はその軸方向全長に亙ってその基端(図では左端)から先端(図では右端、開放端)へかけて漸次拡径する向きのテーパ状に形成されている。
第九実施例・・・
図9に示すように、内カバー21の第二傘部24の先端から径方向外方へ向けて立ち上がり部27を一体成形するとともにこの立ち上がり部27の外周端から軸方向一方へ向けて第四傘部28を一体成形し、この第四傘部28にゴム状弾性体51を被着し、このゴム状弾性体51を外カバー31の第一傘部34の内周側に非接触で配置して両者34,51の間に微小間隙25およびラビリンスシール26を設定する。ゴム状弾性体51は円筒状に成形され、第一傘部34の内周面と平行な外周面を有している。
図9に示すように、内カバー21の第二傘部24の先端から径方向外方へ向けて立ち上がり部27を一体成形するとともにこの立ち上がり部27の外周端から軸方向一方へ向けて第四傘部28を一体成形し、この第四傘部28にゴム状弾性体51を被着し、このゴム状弾性体51を外カバー31の第一傘部34の内周側に非接触で配置して両者34,51の間に微小間隙25およびラビリンスシール26を設定する。ゴム状弾性体51は円筒状に成形され、第一傘部34の内周面と平行な外周面を有している。
また、このゴム状弾性体51における軸方向他方の端部に環状の小リップ52が一体成形されている。この小リップ52は、第一傘部34の内周面に対し初期隙間を持つか、あるいは初期しめしろを零に設定され、軸回転による遠心力により拡がって第一傘部34の内周面に密接するように構成されており、泥水の浸入を防止する。小リップ52は、遠心力により拡がりやすいようにリップ長さのあるリップ折れ曲がり形状(例えば断面円弧形など)とされている。軸停止時には隙間が生じるので、排水性が確保されている。
第十実施例・・・
図10に示すように、上記第九実施例の構成に加えて、ゴム状弾性体51における軸方向他方の端部であって環状の小リップ52の内周側に、軸方向他方へ向けて第五傘部53が一体に成形されている。このように傘部が増えるほどカバー21,31内部の流路が複雑化するため、機外Bの泥水等がリップシール11に到達しにくくなる。
図10に示すように、上記第九実施例の構成に加えて、ゴム状弾性体51における軸方向他方の端部であって環状の小リップ52の内周側に、軸方向他方へ向けて第五傘部53が一体に成形されている。このように傘部が増えるほどカバー21,31内部の流路が複雑化するため、機外Bの泥水等がリップシール11に到達しにくくなる。
1 ハウジング
2 軸
3 ハウジング拡大部位
4 内周面
11 リップシール
12,41 金属環
13,51 ゴム状弾性体
14 外周シール部
15 メインリップ
16 ダストリップ
21 内カバー
22,32,42 嵌合筒部
23,27,33,43 立ち上がり部
24 第二傘部
25 微小隙間
26 ラビリンスシール
28 第四傘部
29,30,35,46 かえし部
31 外カバー
34 第一傘部
36 縮径部
44 第三傘部
45 フランジ部
52 小リップ
53 第五傘部
A 機内
B 機外
2 軸
3 ハウジング拡大部位
4 内周面
11 リップシール
12,41 金属環
13,51 ゴム状弾性体
14 外周シール部
15 メインリップ
16 ダストリップ
21 内カバー
22,32,42 嵌合筒部
23,27,33,43 立ち上がり部
24 第二傘部
25 微小隙間
26 ラビリンスシール
28 第四傘部
29,30,35,46 かえし部
31 外カバー
34 第一傘部
36 縮径部
44 第三傘部
45 フランジ部
52 小リップ
53 第五傘部
A 機内
B 機外
Claims (4)
- ハウジングに装着されるとともに軸に摺動自在に密接するリップシールと、前記リップシールの機外側で前記軸に設けられる内カバーと、前記リップシールの機外側で前記ハウジングに設けられる外カバーとを有し、
前記外カバーに筒状の内周面を有する第一傘部が軸方向一方へ向けて設けられ、前記内カバーに筒状の第二傘部が軸方向他方へ向けて設けられ、前記リップシールまたは外カバーに筒状の第三傘部が軸方向一方へ向けて設けられ、前記第一傘部の内周側に前記第二傘部が非接触で配置されるとともに前記第二傘部の内周側に前記第三傘部が非接触で配置されることにより機外の泥水・ダストが前記リップシールに到達しにくい構造が設定されていることを特徴とする密封装置。 - 請求項1記載の密封装置において、
第一ないし第三傘部のうちの少なくとも何れかには、その先端に外向きのフランジ部が一体に設けられていることを特徴とする密封装置。 - 請求項1記載の密封装置において、
第一ないし第三傘部のうちの少なくとも何れかには、その先端へ向けて漸次拡径する向きのテーパ形状が設けられていることを特徴とする密封装置。 - 請求項1記載の密封装置において、
内カバーは、軸に嵌合される嵌合筒部と、径方向の立ち上がり部と、第二傘部とを一体に有し、
前記嵌合筒部および第一ないし第三傘部のうちの少なくとも何れかには、その先端に外向きのかえし部が一体に設けられていることを特徴とする密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008286549A JP2010112496A (ja) | 2008-11-07 | 2008-11-07 | 密封装置 |
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JP2008286549A JP2010112496A (ja) | 2008-11-07 | 2008-11-07 | 密封装置 |
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ID=42301196
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2386902A2 (en) | 2010-05-14 | 2011-11-16 | Sony Corporation | Lighting device and image display device |
CN114389395A (zh) * | 2020-10-21 | 2022-04-22 | 襄阳中车电机技术有限公司 | 一种带联轴节电机轴端密封结构、电机及新能源汽车 |
CN115352475A (zh) * | 2022-08-18 | 2022-11-18 | 中车浦镇阿尔斯通运输系统有限公司 | 一种城市轨道车辆车体密封结构 |
JP7544667B2 (ja) | 2021-06-29 | 2024-09-03 | 本田技研工業株式会社 | 防塵装置、及び防塵方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59127962U (ja) * | 1983-02-17 | 1984-08-28 | 三菱自動車工業株式会社 | 回転軸部のシ−ル構造 |
-
2008
- 2008-11-07 JP JP2008286549A patent/JP2010112496A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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JP7544667B2 (ja) | 2021-06-29 | 2024-09-03 | 本田技研工業株式会社 | 防塵装置、及び防塵方法 |
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