JP2010110874A - カッタ機構、カッタ装置、及びテープ印刷装置 - Google Patents
カッタ機構、カッタ装置、及びテープ印刷装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】異なるテープ幅に応じた大きさで面取りやRカットが可能で、小型化が図れる、
カッタ機構、カッタ装置、及びテープ印刷装置を提供することである。
【解決手段】カッタ機構110は、平板部材で形成され、平面上で対向隣接して被切断部
材(印刷済みテープ部材11A,11B)のコーナを切断する固定刃(第1固定刃121
A、第2固定刃122A)および可動刃(第1可動刃121B、第2可動刃122B)で
構成される複数の刃部120(第1刃部121、第2刃部122)を有し、第1刃部12
1、第2刃部122は、異なる印刷済みテープ部材11A,11Bのテープ幅W1,W2
に応じて形成されている。
【選択図】図2
カッタ機構、カッタ装置、及びテープ印刷装置を提供することである。
【解決手段】カッタ機構110は、平板部材で形成され、平面上で対向隣接して被切断部
材(印刷済みテープ部材11A,11B)のコーナを切断する固定刃(第1固定刃121
A、第2固定刃122A)および可動刃(第1可動刃121B、第2可動刃122B)で
構成される複数の刃部120(第1刃部121、第2刃部122)を有し、第1刃部12
1、第2刃部122は、異なる印刷済みテープ部材11A,11Bのテープ幅W1,W2
に応じて形成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、被切断部材(テープ部材)を切断するカッタ機構、カッタ装置、及びカッタ
装置を備えたテープ印刷装置に関する。
装置を備えたテープ印刷装置に関する。
従来、テープ印刷装置は、剥離紙や粘着剤を有するテープ状の部材(テープ部材)に、
ユーザの意図する印刷を行ない、好みの長さにカットしたテープ部材(いわゆるラベル)
を作成することができる。そして、この作成したラベルから剥離紙を剥ぎ取り、ユーザの
意図した対象物に貼り付けることで、対象物の表示が行なわれる。ラベルによる表示は、
手書き文字による表示などに比較して見栄えも良く、また、糊を塗る作業も必要ないため
、手を汚さずに、迅速に表示作業を行なうことができる。このように利便性が高いテープ
印刷装置は、事務用から家庭用まで広く普及している。
ユーザの意図する印刷を行ない、好みの長さにカットしたテープ部材(いわゆるラベル)
を作成することができる。そして、この作成したラベルから剥離紙を剥ぎ取り、ユーザの
意図した対象物に貼り付けることで、対象物の表示が行なわれる。ラベルによる表示は、
手書き文字による表示などに比較して見栄えも良く、また、糊を塗る作業も必要ないため
、手を汚さずに、迅速に表示作業を行なうことができる。このように利便性が高いテープ
印刷装置は、事務用から家庭用まで広く普及している。
なお、テープ印刷装置により作成されるラベルは、外形形状が矩形であり、ラベル端部
の4つのコーナは、略直角にカットされている。このため、ラベルのコーナに対して、面
取り(一定の傾斜角度にカットすること)やRカット(円弧など曲線形状でカットするこ
と)などを行なうことにより、ラベルの外観品質(柔らかさなど)を向上させることや、
ラベルのコーナからの剥離の防止などを行なっている。
の4つのコーナは、略直角にカットされている。このため、ラベルのコーナに対して、面
取り(一定の傾斜角度にカットすること)やRカット(円弧など曲線形状でカットするこ
と)などを行なうことにより、ラベルの外観品質(柔らかさなど)を向上させることや、
ラベルのコーナからの剥離の防止などを行なっている。
特許文献1には、テープ部材のコーナに対して面取り、Rカットを行なうカッタ機構や
、コーナ以外の端部に対して変化を付けた形状にカットを行なうカッタ機構などが開示さ
れている。
、コーナ以外の端部に対して変化を付けた形状にカットを行なうカッタ機構などが開示さ
れている。
特許文献1のカッタ機構は、特定(1種類)のテープ幅を有するテープ部材に対し、端
部の2つのコーナをそのテープ幅に応じて設定された大きさの刃部で、面取りやRカット
を行なうことはできるが、テープ幅の異なるテープ部材に対しては、そのテープ幅に応じ
た大きさとなる面取りやRカットを行なうことはできなかった。それにより、特定のテー
プ幅より狭いテープ幅を有するテープ部材を特許文献1でのカッタ機構でカット(面取り
やRカット)した場合には、そのテープ幅に対して大きいカットとなっていた。また、特
定のテープ幅より広いテープ幅を有するテープ部材を、同様に、特許文献1でのカッタ機
構でカットした場合には、そのテープ幅に対して小さいカットとなっていた。特に、特定
のテープ幅との差が大きいテープ幅のテープ部材をカットした場合には、見た目(外観品
質)が悪くなる場合があった。
従って、異なるテープ幅に応じた大きさで面取りやRカットが可能で、小型化が図れる
、カッタ機構、カッタ装置、及びテープ印刷装置が要望されていた。
部の2つのコーナをそのテープ幅に応じて設定された大きさの刃部で、面取りやRカット
を行なうことはできるが、テープ幅の異なるテープ部材に対しては、そのテープ幅に応じ
た大きさとなる面取りやRカットを行なうことはできなかった。それにより、特定のテー
プ幅より狭いテープ幅を有するテープ部材を特許文献1でのカッタ機構でカット(面取り
やRカット)した場合には、そのテープ幅に対して大きいカットとなっていた。また、特
定のテープ幅より広いテープ幅を有するテープ部材を、同様に、特許文献1でのカッタ機
構でカットした場合には、そのテープ幅に対して小さいカットとなっていた。特に、特定
のテープ幅との差が大きいテープ幅のテープ部材をカットした場合には、見た目(外観品
質)が悪くなる場合があった。
従って、異なるテープ幅に応じた大きさで面取りやRカットが可能で、小型化が図れる
、カッタ機構、カッタ装置、及びテープ印刷装置が要望されていた。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下
の形態または適用例として実現することが可能である。
の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るカッタ機構は、平板部材で形成され、平面上で対向隣接し
て被切断部材を切断する固定刃および可動刃で構成される複数の刃部を有し、刃部は、異
なる被切断部材幅に応じた形状に形成されていることを特徴とする。
て被切断部材を切断する固定刃および可動刃で構成される複数の刃部を有し、刃部は、異
なる被切断部材幅に応じた形状に形成されていることを特徴とする。
このようなカッタ機構によれば、異なる被切断部材幅(被切断部材の幅)に応じた形状
に形成される複数の刃部を有しているため、例えば、被切断部材としてテープ部材が異な
るテープ幅を有する場合、そのテープ幅に対応した形状の刃部(固定刃および可動刃)を
使用して、例えば、コーナを設定された形状で切断することができる。従って、異なるテ
ープ幅に応じた大きさで、コーナに対して面取りやRカットを行なうことができる。
に形成される複数の刃部を有しているため、例えば、被切断部材としてテープ部材が異な
るテープ幅を有する場合、そのテープ幅に対応した形状の刃部(固定刃および可動刃)を
使用して、例えば、コーナを設定された形状で切断することができる。従って、異なるテ
ープ幅に応じた大きさで、コーナに対して面取りやRカットを行なうことができる。
[適用例2]上記適用例に係るカッタ機構において、刃部をループ状で一体的に連結す
る連結部と、可動刃を固定刃に対して移動可能にする連結部の一部に形成された可撓部と
、を有し、刃部はそれぞれ対をなし、対ごとに形状が設定されて構成され、被切断部材の
幅に対応する離間距離が最短で設定される一対の刃部の両側方向に、順次、離間距離が長
く設定される対の刃部が形成され、連結部は、最も外側の対となる刃部の両側にそれぞれ
配設されていることが好ましい。
る連結部と、可動刃を固定刃に対して移動可能にする連結部の一部に形成された可撓部と
、を有し、刃部はそれぞれ対をなし、対ごとに形状が設定されて構成され、被切断部材の
幅に対応する離間距離が最短で設定される一対の刃部の両側方向に、順次、離間距離が長
く設定される対の刃部が形成され、連結部は、最も外側の対となる刃部の両側にそれぞれ
配設されていることが好ましい。
このようなカッタ機構によれば、例えば、被切断部材としてテープ部材が異なるテープ
幅を有する場合でも、そのテープ幅に対応した離間距離で対をなし、対ごとに形状が設定
されて構成される刃部を使用して、例えば、2つのコーナを設定された形状で切断するこ
とができる。また、離間距離が最短で設定される一対の刃部の両側方向に、順次、離間距
離が長く設定される対の刃部が形成され、連結部は、最も外側の対となる刃部の両側にそ
れぞれ配設され、固定刃および可撓部に連結する可動刃をループ状で一体的に連結してい
るため、カッタ機構の構成部が効率的な配置となり、小型化が図れるカッタ機構が実現す
る。
幅を有する場合でも、そのテープ幅に対応した離間距離で対をなし、対ごとに形状が設定
されて構成される刃部を使用して、例えば、2つのコーナを設定された形状で切断するこ
とができる。また、離間距離が最短で設定される一対の刃部の両側方向に、順次、離間距
離が長く設定される対の刃部が形成され、連結部は、最も外側の対となる刃部の両側にそ
れぞれ配設され、固定刃および可撓部に連結する可動刃をループ状で一体的に連結してい
るため、カッタ機構の構成部が効率的な配置となり、小型化が図れるカッタ機構が実現す
る。
[適用例3]上記適用例に係るカッタ機構において、被切断部材の挿入方向に沿って、
順次、離間距離が短く設定される対の刃部が配設されていることが好ましい。
順次、離間距離が短く設定される対の刃部が配設されていることが好ましい。
このようなカッタ機構によれば、例えば、被切断部材としてテープ部材が異なるテープ
幅を有する場合でも、対の刃部が、被切断部材の挿入方向に沿って、順次、離間距離が短
くなって配設されているため、例えば、テープ幅の広いテープ部材は、挿入方向に沿った
前側に配設される対の刃部で切断し、このテープ幅より狭いテープ部材は、テープ幅の広
いテープ部材を切断する対の刃部よりも挿入方向に沿った後側に配設される対の刃部で切
断することができる。これにより、テープ幅の広いテープ部材を挿入および切断する場合
、テープ幅の狭いテープ部材を切断するための刃部が、テープ幅の広いテープ部材と干渉
することを防止できる。また、テープ幅の狭いテープ部材を切断するための刃部が、切断
動作を行なっても、テープ幅の広いテープ部材の端部を傷つけることなどの影響を防止で
きる。
幅を有する場合でも、対の刃部が、被切断部材の挿入方向に沿って、順次、離間距離が短
くなって配設されているため、例えば、テープ幅の広いテープ部材は、挿入方向に沿った
前側に配設される対の刃部で切断し、このテープ幅より狭いテープ部材は、テープ幅の広
いテープ部材を切断する対の刃部よりも挿入方向に沿った後側に配設される対の刃部で切
断することができる。これにより、テープ幅の広いテープ部材を挿入および切断する場合
、テープ幅の狭いテープ部材を切断するための刃部が、テープ幅の広いテープ部材と干渉
することを防止できる。また、テープ幅の狭いテープ部材を切断するための刃部が、切断
動作を行なっても、テープ幅の広いテープ部材の端部を傷つけることなどの影響を防止で
きる。
[適用例4]上記適用例に係るカッタ機構において、刃部は、被切断部材の挿入方向に
沿う中心軸に対して略対称に配設されていることが好ましい。
沿う中心軸に対して略対称に配設されていることが好ましい。
このようなカッタ機構によれば、更に効率的でバランスの良い配置とすることができる
とともに、更に小型化を図れるカッタ機構が実現する。また、固定刃、可動刃、及び連結
部などの位置だけでなく、形状も中心軸に対して略対称に配設される場合には、カッタ機
構の設計の効率化も図ることができる。
とともに、更に小型化を図れるカッタ機構が実現する。また、固定刃、可動刃、及び連結
部などの位置だけでなく、形状も中心軸に対して略対称に配設される場合には、カッタ機
構の設計の効率化も図ることができる。
[適用例5]上記適用例に係るカッタ装置は、上述したいずれかのカッタ機構と、可動
刃を移動可能に駆動するための基となる駆動部と、連結部に設置され、駆動部の駆動力を
可動刃に伝達する駆動伝達部と、を有することを特徴とする。
刃を移動可能に駆動するための基となる駆動部と、連結部に設置され、駆動部の駆動力を
可動刃に伝達する駆動伝達部と、を有することを特徴とする。
このようなカッタ装置によれば、連結部に設置される駆動伝達部により、駆動部の駆動
力を効率的に可動刃に伝達し、テープ幅に対応して設定された形状の可動刃を移動可能に
する。これにより、テープ部材が異なるテープ幅を有する場合でも、そのテープ幅に対応
して設定された形状の可動刃でコーナを切断することができるカッタ装置が実現する。
力を効率的に可動刃に伝達し、テープ幅に対応して設定された形状の可動刃を移動可能に
する。これにより、テープ部材が異なるテープ幅を有する場合でも、そのテープ幅に対応
して設定された形状の可動刃でコーナを切断することができるカッタ装置が実現する。
[適用例6]上記適用例に係るカッタ装置において、駆動伝達部は、連結部において、
対の刃部の略中心部位に相対する部位に設置されていることが好ましい。
対の刃部の略中心部位に相対する部位に設置されていることが好ましい。
このようなカッタ装置によれば、駆動伝達部が、連結部において、対の刃部の略中心部
位に相対する部位に設置されていることにより、駆動伝達部は、バランス良く効率的に、
駆動力を連結部および可撓部に伝達させて、複数対の固定刃に対応する複数対の可動刃を
駆動(移動)させることができる。また、1つの駆動伝達部で駆動力を伝達することもで
き、小型化を図れるカッタ装置が実現する。
位に相対する部位に設置されていることにより、駆動伝達部は、バランス良く効率的に、
駆動力を連結部および可撓部に伝達させて、複数対の固定刃に対応する複数対の可動刃を
駆動(移動)させることができる。また、1つの駆動伝達部で駆動力を伝達することもで
き、小型化を図れるカッタ装置が実現する。
[適用例7]上記適用例に係るカッタ装置において、カッタ機構を収容する収容ケース
を有し、収容ケースは、被切断部材を案内してカッタ機構に挿入させる挿入案内部を有し
、挿入案内部は、案内溝を有し、案内溝は、離間距離に対応してそれぞれ形成され、離間
距離が短くなるに従って、溝を深く形成することで構成されることが好ましい。
を有し、収容ケースは、被切断部材を案内してカッタ機構に挿入させる挿入案内部を有し
、挿入案内部は、案内溝を有し、案内溝は、離間距離に対応してそれぞれ形成され、離間
距離が短くなるに従って、溝を深く形成することで構成されることが好ましい。
このようなカッタ装置によれば、挿入案内部の有する案内溝は、離間距離に対応して形
成されており、また、離間距離が短くなるに従って、案内溝を深く形成している。これに
より、例えば、被切断部材としてのテープ部材のテープ幅が異なる場合にも、そのテープ
幅(離間距離)が短くなる順番で、案内溝を深く形成することで、テープ幅(離間距離)
に合わせた案内溝をそれぞれ有する挿入案内部を形成することができる。そのため、異な
るテープ幅のテープ部材を、テープ幅に対応する挿入案内部の案内溝に沿って、安定して
案内することができ、カッタ機構の対応する刃部に適正に挿入させることができる。
成されており、また、離間距離が短くなるに従って、案内溝を深く形成している。これに
より、例えば、被切断部材としてのテープ部材のテープ幅が異なる場合にも、そのテープ
幅(離間距離)が短くなる順番で、案内溝を深く形成することで、テープ幅(離間距離)
に合わせた案内溝をそれぞれ有する挿入案内部を形成することができる。そのため、異な
るテープ幅のテープ部材を、テープ幅に対応する挿入案内部の案内溝に沿って、安定して
案内することができ、カッタ機構の対応する刃部に適正に挿入させることができる。
[適用例8]上記適用例に係るテープ印刷装置は、上述したいずれかのカッタ装置と、
剥離紙および粘着剤を有するテープ部材を巻回して収容するテープカートリッジを装着す
る装着部と、テープカートリッジを装着してテープ部材に印刷を行なう印刷部と、印刷部
により印刷を行なったテープ部材を切断して被切断部材を形成する切断部と、を備え、カ
ッタ装置に被切断部材を挿入し、挿入した被切断部材の端部のコーナを切断することを特
徴とする。
剥離紙および粘着剤を有するテープ部材を巻回して収容するテープカートリッジを装着す
る装着部と、テープカートリッジを装着してテープ部材に印刷を行なう印刷部と、印刷部
により印刷を行なったテープ部材を切断して被切断部材を形成する切断部と、を備え、カ
ッタ装置に被切断部材を挿入し、挿入した被切断部材の端部のコーナを切断することを特
徴とする。
このようなテープ印刷装置によれば、装着部にテープカートリッジを装着し、印刷部で
テープ部材に印刷を行なう。また、切断部で印刷済みのテープ部材を切断して被切断部材
を形成する。そして、カッタ装置に被切断部材を挿入して被切断部材の端部のコーナを切
断する。これにより、異なるテープ幅に対して設定された形状でコーナを切断できるテー
プ印刷装置が実現できる。また、このテープ印刷装置により、テープ幅の異なるテープ部
材に対し、ラベルとしての外観品質を向上させることができる。
テープ部材に印刷を行なう。また、切断部で印刷済みのテープ部材を切断して被切断部材
を形成する。そして、カッタ装置に被切断部材を挿入して被切断部材の端部のコーナを切
断する。これにより、異なるテープ幅に対して設定された形状でコーナを切断できるテー
プ印刷装置が実現できる。また、このテープ印刷装置により、テープ幅の異なるテープ部
材に対し、ラベルとしての外観品質を向上させることができる。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係るテープ印刷装置の概略斜視図であり、図1(a)は、
テープ印刷装置の左側面から見た斜視図であり、図1(b)は、テープ印刷装置の右側面
から見た斜視図である。なお、図1(a)は、印刷済みのテープ部材10がテープ排出口
9から外部に送り出された状態を図示している。また、図1(b)は、作成された印刷済
みテープ部材11をカッタ装置100の内部に挿入する状態を図示している。図1を参照
して、テープ印刷装置1の概略構成および動作を説明する。
テープ印刷装置の左側面から見た斜視図であり、図1(b)は、テープ印刷装置の右側面
から見た斜視図である。なお、図1(a)は、印刷済みのテープ部材10がテープ排出口
9から外部に送り出された状態を図示している。また、図1(b)は、作成された印刷済
みテープ部材11をカッタ装置100の内部に挿入する状態を図示している。図1を参照
して、テープ印刷装置1の概略構成および動作を説明する。
テープ印刷装置1は、テープカートリッジ(図示省略)を装着する装着部(図示省略)
と、印刷情報(印刷文字および各種設定情報など)を入力する入力部4と、入力した文字
などの印刷情報や印刷設定状況を表示する表示部6とを備えている。また、テープ印刷装
置1は、印刷情報に基づいてテープ部材10に印刷を行なう印刷部(図示省略)と、印刷
済みのテープ部材10を設定された長さで切断する切断部8とを備えている。
と、印刷情報(印刷文字および各種設定情報など)を入力する入力部4と、入力した文字
などの印刷情報や印刷設定状況を表示する表示部6とを備えている。また、テープ印刷装
置1は、印刷情報に基づいてテープ部材10に印刷を行なう印刷部(図示省略)と、印刷
済みのテープ部材10を設定された長さで切断する切断部8とを備えている。
また、テープ印刷装置1は、上述した各部を統括制御する制御部(図示省略)を備えて
いる。また、テープ印刷装置1は、切断部8で切断された印刷後のテープ部材10に対し
て、そのテープ部材10の端部コーナを、本実施形態では、円弧状に切断するカッタ装置
100を備えている。
いる。また、テープ印刷装置1は、切断部8で切断された印刷後のテープ部材10に対し
て、そのテープ部材10の端部コーナを、本実施形態では、円弧状に切断するカッタ装置
100を備えている。
なお、テープ印刷装置1の切断部8で切断された印刷後(印刷済み)のテープ部材10
を、以降では、適宜、「被切断部材11」または「印刷済みテープ部材11」と称する。
また、円弧状に切断することを、本実施形態では、以降において、適宜、「Rカット」と
称する。
を、以降では、適宜、「被切断部材11」または「印刷済みテープ部材11」と称する。
また、円弧状に切断することを、本実施形態では、以降において、適宜、「Rカット」と
称する。
テープ部材10は、粘着面(粘着剤13)を有する印刷用テープ12に剥離紙14を積
層したものであり、印刷後に剥離紙14を剥離することで、ラベルとして貼付できるよう
になっている。テープカートリッジ(図示省略)は、テープ部材10をロール状に巻回し
たテープリール(図示省略)と、インクリボン(図示省略)をロール状に巻回したリボン
繰り出しリール(図示省略)と、印刷後のインクリボンを巻回するリボン巻取りリール(
図示省略)とを収容している。なお、テープカートリッジは、テープ部材10の材質(印
刷用テープ12の材質など)や幅(テープ部材10のテープ幅)の異なる複数種のものが
用意されている。
層したものであり、印刷後に剥離紙14を剥離することで、ラベルとして貼付できるよう
になっている。テープカートリッジ(図示省略)は、テープ部材10をロール状に巻回し
たテープリール(図示省略)と、インクリボン(図示省略)をロール状に巻回したリボン
繰り出しリール(図示省略)と、印刷後のインクリボンを巻回するリボン巻取りリール(
図示省略)とを収容している。なお、テープカートリッジは、テープ部材10の材質(印
刷用テープ12の材質など)や幅(テープ部材10のテープ幅)の異なる複数種のものが
用意されている。
装着部は、テープ印刷装置1の上面に設置される開閉カバー3に相対する筐体2内部に
設置されている。ユーザは、装着部に対し、開閉カバー3を開閉してテープカートリッジ
を着脱する。入力部4は、テープ印刷装置1の上面に設置され、各種入力キーを有するキ
ーボード5を備えている。表示部6は、テープ印刷装置1の上面で、開閉カバー3の右横
に設置され、液晶パネル7を有している。
設置されている。ユーザは、装着部に対し、開閉カバー3を開閉してテープカートリッジ
を着脱する。入力部4は、テープ印刷装置1の上面に設置され、各種入力キーを有するキ
ーボード5を備えている。表示部6は、テープ印刷装置1の上面で、開閉カバー3の右横
に設置され、液晶パネル7を有している。
印刷部は、装着部と隣接して筐体2内部に設置され、テープカートリッジからテープ部
材10を繰り出して送りながら、印刷情報に基づいて印刷を行なうもので、ヘッドユニッ
ト(図示省略)と、テープ部材10を繰り出しながら送っていくテープ送り機構(図示省
略)などを備えている。なお、ヘッドユニットは、サーマルヘッドで構成された印刷ヘッ
ド(図示省略)などを備えている。切断部8は、印刷部のテープ送り方向下流側で、装着
部と隣接して筐体2内部に設置されている。切断部8は、テープ部材10を切断するカッ
ト機構(図示省略)を備えている。なお、カット機構は、いわゆる鋏形式の機構であり、
テープ印刷装置1の左側面に形成されるテープ排出口9に臨むように設置されている。
材10を繰り出して送りながら、印刷情報に基づいて印刷を行なうもので、ヘッドユニッ
ト(図示省略)と、テープ部材10を繰り出しながら送っていくテープ送り機構(図示省
略)などを備えている。なお、ヘッドユニットは、サーマルヘッドで構成された印刷ヘッ
ド(図示省略)などを備えている。切断部8は、印刷部のテープ送り方向下流側で、装着
部と隣接して筐体2内部に設置されている。切断部8は、テープ部材10を切断するカッ
ト機構(図示省略)を備えている。なお、カット機構は、いわゆる鋏形式の機構であり、
テープ印刷装置1の左側面に形成されるテープ排出口9に臨むように設置されている。
テープ印刷装置1で印刷が行なわれる場合の動作の流れに関して概略の説明を行なう。
最初に、開閉カバー3を開け、テープカートリッジを装着部に装着する。そして、開閉
カバー3を閉じる。次に、入力部4により、印刷情報(印刷文字および各種設定情報など
)を入力する。次に、入力部4の所定のキーを押すことで、印刷が開始される。印刷が開
始された場合、テープ送り機構により、一定の速度でテープカートリッジからテープ部材
10を繰り出しながら、印刷ヘッドによりテープ部材10に印刷情報に基づいた印刷が行
なわれる。
最初に、開閉カバー3を開け、テープカートリッジを装着部に装着する。そして、開閉
カバー3を閉じる。次に、入力部4により、印刷情報(印刷文字および各種設定情報など
)を入力する。次に、入力部4の所定のキーを押すことで、印刷が開始される。印刷が開
始された場合、テープ送り機構により、一定の速度でテープカートリッジからテープ部材
10を繰り出しながら、印刷ヘッドによりテープ部材10に印刷情報に基づいた印刷が行
なわれる。
なお、本実施形態の印刷ヘッドは、上述したように、サーマルヘッドで構成されている
。そして、印刷ヘッドは、テープカートリッジに備わるプラテンローラ(図示省略)に対
し、テープ部材10とインクリボンを押圧しながら、サーマルヘッドにより、インクリボ
ンのインクをテープ部材10(印刷用テープ12)に熱転写させることで印刷を行なう。
。そして、印刷ヘッドは、テープカートリッジに備わるプラテンローラ(図示省略)に対
し、テープ部材10とインクリボンを押圧しながら、サーマルヘッドにより、インクリボ
ンのインクをテープ部材10(印刷用テープ12)に熱転写させることで印刷を行なう。
テープ部材10の印刷が済んだ部分は、テープ送り機構により、印刷の進行と同期して
、テープ排出口9から外部に送り出される。印刷ヘッドが入力された印刷情報を全て印刷
した場合(印刷が最後まで終わった場合)、切断部8のカット機構により、印刷済みのテ
ープ部材10が切断され、テープ排出口9から排出される。この動作により、被切断部材
11(印刷済みテープ部材11)が形成(作成)される。
、テープ排出口9から外部に送り出される。印刷ヘッドが入力された印刷情報を全て印刷
した場合(印刷が最後まで終わった場合)、切断部8のカット機構により、印刷済みのテ
ープ部材10が切断され、テープ排出口9から排出される。この動作により、被切断部材
11(印刷済みテープ部材11)が形成(作成)される。
カッタ装置100は、テープ印刷装置1の右側面に設置されている。そして、このカッ
タ装置100を使用して印刷済みテープ部材11の端部コーナをRカットする場合、ユー
ザは、挿入案内部171に沿って、作成された印刷済みテープ部材11を一方の端部から
カッタ装置100の内部に挿入(図1(b)の矢印Aで示す方向に挿入)する。このとき
、ユーザは、印刷済みテープ部材11のテープ幅に対応した案内溝172に沿って挿入す
る。
タ装置100を使用して印刷済みテープ部材11の端部コーナをRカットする場合、ユー
ザは、挿入案内部171に沿って、作成された印刷済みテープ部材11を一方の端部から
カッタ装置100の内部に挿入(図1(b)の矢印Aで示す方向に挿入)する。このとき
、ユーザは、印刷済みテープ部材11のテープ幅に対応した案内溝172に沿って挿入す
る。
カッタ装置100は、挿入された印刷済みテープ部材11の一方の端部の2つのコーナ
に対して、Rカットを行なう。次に、ユーザは、挿入した印刷済みテープ部材11を取り
出し、他方の端部から、再度、挿入案内部171に沿って、カッタ装置100の内部に挿
入する。これにより、カッタ装置100は、同様に、他方の端部の2つのコーナに対して
、Rカットを行なう。
に対して、Rカットを行なう。次に、ユーザは、挿入した印刷済みテープ部材11を取り
出し、他方の端部から、再度、挿入案内部171に沿って、カッタ装置100の内部に挿
入する。これにより、カッタ装置100は、同様に、他方の端部の2つのコーナに対して
、Rカットを行なう。
カッタ装置100は、挿入された印刷済みテープ部材11の一方の端部の2つのコーナ
に対して、Rカットを行なう。次に、ユーザは、挿入した印刷済みテープ部材11を取り
出し、他方の端部から、再度、挿入案内部171に沿って、カッタ装置100の内部に挿
入する。これにより、カッタ装置100は、同様に、挿入された他方の端部の2つのコー
ナに対して、Rカットを行なう。なお、本実施形態のカッタ機構110は、テープ幅に対
応した大きさのRカットが行なえる構成となっている。詳細は後述する。
に対して、Rカットを行なう。次に、ユーザは、挿入した印刷済みテープ部材11を取り
出し、他方の端部から、再度、挿入案内部171に沿って、カッタ装置100の内部に挿
入する。これにより、カッタ装置100は、同様に、挿入された他方の端部の2つのコー
ナに対して、Rカットを行なう。なお、本実施形態のカッタ機構110は、テープ幅に対
応した大きさのRカットが行なえる構成となっている。詳細は後述する。
上述の動作により、印刷済みテープ部材11の両端部の計4つのコーナにRカットが形
成されたラベルが作成される。なお、カッタ装置100を構成するカッタ機構110(図
2参照)は、本実施形態では、筐体2内部で、表示部6(液晶パネル7)の下方に構成さ
れている。カッタ装置100の詳細な構成および動作は以降で説明する。
成されたラベルが作成される。なお、カッタ装置100を構成するカッタ機構110(図
2参照)は、本実施形態では、筐体2内部で、表示部6(液晶パネル7)の下方に構成さ
れている。カッタ装置100の詳細な構成および動作は以降で説明する。
図2は、カッタ機構の平面図である。図3は、カッタ機構の断面図である。なお、図2
、図3は、カッタ機構110の刃部120および連結部130を示している。また、図3
は、図2の右側面方向から見た断面図(G−G断面図)である。図2、図3を参照して、
カッタ機構110のカッタ機構本体111の構成を説明する。
、図3は、カッタ機構110の刃部120および連結部130を示している。また、図3
は、図2の右側面方向から見た断面図(G−G断面図)である。図2、図3を参照して、
カッタ機構110のカッタ機構本体111の構成を説明する。
本実施形態のカッタ機構110は、2種類のテープ幅を有する印刷済みテープ部材11
A,11B(図2に二点鎖線で示す)の端部の2つのコーナに対して、それぞれ一度にR
カットを行なわせる機構として構成されている。
図2に示すカッタ機構110(カッタ機構本体111)に対して、下側を前側、上側を
後側、右を右側、左を左側とする。
A,11B(図2に二点鎖線で示す)の端部の2つのコーナに対して、それぞれ一度にR
カットを行なわせる機構として構成されている。
図2に示すカッタ機構110(カッタ機構本体111)に対して、下側を前側、上側を
後側、右を右側、左を左側とする。
カッタ機構110は、矩形状の平板部材となるカッタ機構本体111を備えている。そ
して、カッタ機構本体111は、前側を、図3に示すように、下方向に垂直に折り曲げた
折曲げ部136が形成され、カッタ機構本体111の平面部に剛性を与えている。
して、カッタ機構本体111は、前側を、図3に示すように、下方向に垂直に折り曲げた
折曲げ部136が形成され、カッタ機構本体111の平面部に剛性を与えている。
カッタ機構本体111には、Rカットを行なう刃部120が形成されている。刃部12
0は、大きい円弧となるRカットを行なう第1刃部121と、小さい円弧となるRカット
を行なう第2刃部122との2種類で構成されている。円弧の大きさは、印刷済みテープ
部材11のそれぞれのテープ幅に好適な大きさとなるように設定されている。刃部120
は、固定刃と、固定刃に対して可動する可動刃とが対向隣接して形成されている。第1刃
部121は、第1固定刃121Aと、第1可動刃121Bとで構成され、第2刃部122
は、第2固定刃122Aと、第2可動刃122Bとで構成されている。また、刃部120
は、印刷済みテープ部材11の挿入方向に沿い、カッタ機構本体111の左右を略2分す
る中心軸Xに対して、左右方向に略対称に一対ずつ対をなすように形成されている。
0は、大きい円弧となるRカットを行なう第1刃部121と、小さい円弧となるRカット
を行なう第2刃部122との2種類で構成されている。円弧の大きさは、印刷済みテープ
部材11のそれぞれのテープ幅に好適な大きさとなるように設定されている。刃部120
は、固定刃と、固定刃に対して可動する可動刃とが対向隣接して形成されている。第1刃
部121は、第1固定刃121Aと、第1可動刃121Bとで構成され、第2刃部122
は、第2固定刃122Aと、第2可動刃122Bとで構成されている。また、刃部120
は、印刷済みテープ部材11の挿入方向に沿い、カッタ機構本体111の左右を略2分す
る中心軸Xに対して、左右方向に略対称に一対ずつ対をなすように形成されている。
第1刃部121は、幅の広い印刷済みテープ部材11AをRカットするために設けられ
ており、印刷済みテープ部材11Aのテープ幅に対応させて形成されている。また、同様
に、第2刃部122は、幅の狭い印刷済みテープ部材11BをRカットするために設けら
れており、印刷済みテープ部材11Bのテープ幅に対応させて形成されている。
ており、印刷済みテープ部材11Aのテープ幅に対応させて形成されている。また、同様
に、第2刃部122は、幅の狭い印刷済みテープ部材11BをRカットするために設けら
れており、印刷済みテープ部材11Bのテープ幅に対応させて形成されている。
ここで、本実施形態では、第1刃部121がRカットする印刷済みテープ部材11Aの
テープ幅をテープ幅W1とする。そして、第1刃部121がRカットを行なった場合に、
印刷済みテープ部材11Aの端部のコーナには、半径R1の円弧が形成(Rカット)され
るように、第1刃部121の形状は、隙間やズレなどを加味して、半径R1'に設定され
た部分を有して形成されている。また、第2刃部122がRカットする印刷済みテープ部
材11Bのテープ幅をテープ幅W2とする。そして、第2刃部122がRカットを行なっ
た場合に、印刷済みテープ部材11Bの端部のコーナには、半径R2の円弧が形成(Rカ
ット)されるように、第2刃部122の形状は、隙間やズレなどを加味して、半径R2'
に設定された部分を有して形成されている。
テープ幅をテープ幅W1とする。そして、第1刃部121がRカットを行なった場合に、
印刷済みテープ部材11Aの端部のコーナには、半径R1の円弧が形成(Rカット)され
るように、第1刃部121の形状は、隙間やズレなどを加味して、半径R1'に設定され
た部分を有して形成されている。また、第2刃部122がRカットする印刷済みテープ部
材11Bのテープ幅をテープ幅W2とする。そして、第2刃部122がRカットを行なっ
た場合に、印刷済みテープ部材11Bの端部のコーナには、半径R2の円弧が形成(Rカ
ット)されるように、第2刃部122の形状は、隙間やズレなどを加味して、半径R2'
に設定された部分を有して形成されている。
なお、本実施形態では、印刷済みテープ部材11Aおよび印刷済みテープ部材11Bの
テープ幅W1,W2に関して、テープ幅W1>テープ幅W2である。また、本実施形態で
は、印刷済みテープ部材11Aおよび印刷済みテープ部材11Bに、Rカットが行なわれ
た場合、カットされた円弧の大きさは、半径R1>半径R2である。従って、第1刃部1
21および第2刃部122の形状に関しても、半径R1'>半径R2'として形成されてい
る。
テープ幅W1,W2に関して、テープ幅W1>テープ幅W2である。また、本実施形態で
は、印刷済みテープ部材11Aおよび印刷済みテープ部材11Bに、Rカットが行なわれ
た場合、カットされた円弧の大きさは、半径R1>半径R2である。従って、第1刃部1
21および第2刃部122の形状に関しても、半径R1'>半径R2'として形成されてい
る。
また、本実施形態では、それぞれ対をなす2つの刃部120(第1刃部121、第2刃
部122)は、それぞれのテープ幅W1,W2に対応して離間距離が設定されている。第
2刃部122の離間距離は、テープ幅W2に対応して、最短の離間距離で設定される。第
2刃部122より長い離間距離(テープ幅W1に対応)で設定される第1刃部121は、
第2刃部122を跨ぐ形態で設定されている。
部122)は、それぞれのテープ幅W1,W2に対応して離間距離が設定されている。第
2刃部122の離間距離は、テープ幅W2に対応して、最短の離間距離で設定される。第
2刃部122より長い離間距離(テープ幅W1に対応)で設定される第1刃部121は、
第2刃部122を跨ぐ形態で設定されている。
また、幅の広い印刷済みテープ部材11Aに対応させた第1刃部121は、幅の狭い印
刷済みテープ部材11Bに対応させた第2刃部122に比べて、前側に位置して形成され
ている。言い換えると、刃部120は、印刷済みテープ部材11の挿入方向(図2に矢印
で図示)に沿って(本実施形態では、前側から後側に)順次、離間距離が短く設定される
(短く設定されるテープ幅に対応する)それぞれ対の固定刃および可動刃が配設されてい
る。
刷済みテープ部材11Bに対応させた第2刃部122に比べて、前側に位置して形成され
ている。言い換えると、刃部120は、印刷済みテープ部材11の挿入方向(図2に矢印
で図示)に沿って(本実施形態では、前側から後側に)順次、離間距離が短く設定される
(短く設定されるテープ幅に対応する)それぞれ対の固定刃および可動刃が配設されてい
る。
Rカットは、図2の紙面表側から裏側方向に可動刃(第1可動刃121B、第2可動刃
122B)が移動することで行なわれる。また、本実施形態では、後述する駆動部140
および駆動伝達部150の動作により、第1可動刃121Bと第2可動刃122Bとは、
同期してカット動作(移動)を行なう。可動刃の移動に関しては後述する。
122B)が移動することで行なわれる。また、本実施形態では、後述する駆動部140
および駆動伝達部150の動作により、第1可動刃121Bと第2可動刃122Bとは、
同期してカット動作(移動)を行なう。可動刃の移動に関しては後述する。
印刷済みテープ部材11Aを第1刃部121でRカットする場合、印刷済みテープ部材
11Aと第2刃部122とは平面的に前後方向で干渉しない状態に形成されている。また
、印刷済みテープ部材11Bを第2刃部122でRカットする場合、印刷済みテープ部材
11Bと第1刃部121とは平面的に左右方向で干渉しない状態に形成されている。
11Aと第2刃部122とは平面的に前後方向で干渉しない状態に形成されている。また
、印刷済みテープ部材11Bを第2刃部122でRカットする場合、印刷済みテープ部材
11Bと第1刃部121とは平面的に左右方向で干渉しない状態に形成されている。
これにより、印刷済みテープ部材11Aの端部を第1刃部121にセットしてRカット
した場合、第2刃部122の第2可動刃122Bの動作の影響は受けないため、印刷済み
テープ部材11Aの端部などに、第2可動刃122Bの移動による切り込みなどを防止す
る。また、同様に、印刷済みテープ部材11Bの端部を第2刃部122にセットしてRカ
ットした場合、第1刃部121の第1可動刃121Bの動作の影響は受けないため、印刷
済みテープ部材11Bの端部などに、第1可動刃121Bの移動による切り込みなどを防
止する。
した場合、第2刃部122の第2可動刃122Bの動作の影響は受けないため、印刷済み
テープ部材11Aの端部などに、第2可動刃122Bの移動による切り込みなどを防止す
る。また、同様に、印刷済みテープ部材11Bの端部を第2刃部122にセットしてRカ
ットした場合、第1刃部121の第1可動刃121Bの動作の影響は受けないため、印刷
済みテープ部材11Bの端部などに、第1可動刃121Bの移動による切り込みなどを防
止する。
また、カッタ機構本体111には、刃部120を連結する連結部130が形成されてい
る。刃部120および連結部130は、第1孔部112、第2孔部113、および第3孔
部114を形成することにより構成される。連結部130は、固定刃と可動刃とを分離さ
せずに、可動刃を固定刃に対して移動可能にするループ状で一体的に連結する部分である
。連結部130は、最も外側となる第1刃部121の両側に一対配設されて、折曲げ部1
36とともに、カッタ機構本体111の外周部を形成および連結している。
る。刃部120および連結部130は、第1孔部112、第2孔部113、および第3孔
部114を形成することにより構成される。連結部130は、固定刃と可動刃とを分離さ
せずに、可動刃を固定刃に対して移動可能にするループ状で一体的に連結する部分である
。連結部130は、最も外側となる第1刃部121の両側に一対配設されて、折曲げ部1
36とともに、カッタ機構本体111の外周部を形成および連結している。
連結部130は、上述したように、第1刃部121の両側(左側と右側)に一対配設さ
れる第1連結部131と、後側に配設される第2連結部132と、第2連結部132に連
結する2つの第3連結部133および2つの第4連結部134とから構成されている。詳
細には、対をなす第1連結部131のそれぞれの一端部は、折曲げ部136の端部にそれ
ぞれ連結し、それぞれの他端部は第2連結部132の端部にそれぞれ連結している。
れる第1連結部131と、後側に配設される第2連結部132と、第2連結部132に連
結する2つの第3連結部133および2つの第4連結部134とから構成されている。詳
細には、対をなす第1連結部131のそれぞれの一端部は、折曲げ部136の端部にそれ
ぞれ連結し、それぞれの他端部は第2連結部132の端部にそれぞれ連結している。
また、2つの第3連結部133は、それぞれ第1可動刃121Bに連結しており、第1
可動刃121Bを第1固定刃121Aに対して移動可能にする可撓部(第1可撓部)とし
て機能する。また、2つの第4連結部134は、それぞれ第2可動刃122Bに連結して
おり、第2可動刃122Bを第2固定刃122Aに対して移動可能にする可撓部(第2可
撓部)として機能する。
可動刃121Bを第1固定刃121Aに対して移動可能にする可撓部(第1可撓部)とし
て機能する。また、2つの第4連結部134は、それぞれ第2可動刃122Bに連結して
おり、第2可動刃122Bを第2固定刃122Aに対して移動可能にする可撓部(第2可
撓部)として機能する。
図4は、カッタ装置の平面図である。図5は、カッタ装置の断面図である。図6は、カ
ッタ装置を後側から見た側面図である。なお、図4〜図6は、図2、図3に示すカッタ機
構110(カッタ機構本体111)に、駆動部140、駆動伝達部150、および固定部
160を追加した図である。図5には、後述する収容ケース170、および収容ケース1
70の第1案内溝172Aに案内されて挿入された印刷済みテープ部材11Aも示してい
る。図4〜図6を参照して、カッタ装置100の構成を説明する。
ッタ装置を後側から見た側面図である。なお、図4〜図6は、図2、図3に示すカッタ機
構110(カッタ機構本体111)に、駆動部140、駆動伝達部150、および固定部
160を追加した図である。図5には、後述する収容ケース170、および収容ケース1
70の第1案内溝172Aに案内されて挿入された印刷済みテープ部材11Aも示してい
る。図4〜図6を参照して、カッタ装置100の構成を説明する。
カッタ装置100は、カッタ機構110、駆動部140、駆動伝達部150、固定部1
60、収容ケース170(図7参照)などを備えて構成されている。固定部160は、板
部材を所定の形状となるように切断および曲げ加工を行ない、カッタ機構110(カッタ
機構本体111)、駆動部140、および駆動伝達部150を、図示省略する固定ネジな
どにより、組み付けて固定している。収容ケース170に関しては、後述する。
60、収容ケース170(図7参照)などを備えて構成されている。固定部160は、板
部材を所定の形状となるように切断および曲げ加工を行ない、カッタ機構110(カッタ
機構本体111)、駆動部140、および駆動伝達部150を、図示省略する固定ネジな
どにより、組み付けて固定している。収容ケース170に関しては、後述する。
駆動部140は、モータ141と、モータ141の軸に固定されるウォーム142と、
ウォーム142にかみあうウォームホイール143と、ウォームホイール143の回転軸
として延設されたホイール軸144と、ホイール軸144の端面に突設する扁芯ピン14
5とを有して構成されている。
ウォーム142にかみあうウォームホイール143と、ウォームホイール143の回転軸
として延設されたホイール軸144と、ホイール軸144の端面に突設する扁芯ピン14
5とを有して構成されている。
また、駆動伝達部150は、第2連結部132において、第1刃部121の対の略中心
部位(本実施形態では、第2刃部122の対の略中心部位ともなる)に相対する部位(第
2連結部132の略中央の部位)に保持部151を有して構成されている。保持部151
は、挟持部153により、第2連結部132の表裏面を挟持している。また、保持部15
1は、カッタ機構本体111の展開する面に略平行で、前側から後側に貫通する長孔15
2が形成されている。この長孔152に扁芯ピン145が挿通されて係合する。なお、保
持部151は、固定部160により、カッタ機構本体111の展開する面に対して垂直方
向(板厚方向)に移動可能に保持される。
部位(本実施形態では、第2刃部122の対の略中心部位ともなる)に相対する部位(第
2連結部132の略中央の部位)に保持部151を有して構成されている。保持部151
は、挟持部153により、第2連結部132の表裏面を挟持している。また、保持部15
1は、カッタ機構本体111の展開する面に略平行で、前側から後側に貫通する長孔15
2が形成されている。この長孔152に扁芯ピン145が挿通されて係合する。なお、保
持部151は、固定部160により、カッタ機構本体111の展開する面に対して垂直方
向(板厚方向)に移動可能に保持される。
ここで、モータ141が回転すると、その駆動力がウォーム142により、ウォームホ
イール143に伝達される。ウォームホイール143に伝達された駆動力は、ホイール軸
144を介して扁芯ピン145に伝達される。そして、扁芯ピン145は、ホイール軸1
44を中心に回転する。扁芯ピン145が回転した場合、扁芯ピン145と係合する長孔
152により、回転運動が直線運動に変換され、保持部151全体が長孔152の孔方向
と垂直方向に移動する動作を行なう。言い換えると、駆動部140のモータ141が回転
することにより、駆動伝達部150の保持部151は、カッタ機構本体111の展開する
面に対して垂直方向(板厚方向)に移動を行なう。
イール143に伝達される。ウォームホイール143に伝達された駆動力は、ホイール軸
144を介して扁芯ピン145に伝達される。そして、扁芯ピン145は、ホイール軸1
44を中心に回転する。扁芯ピン145が回転した場合、扁芯ピン145と係合する長孔
152により、回転運動が直線運動に変換され、保持部151全体が長孔152の孔方向
と垂直方向に移動する動作を行なう。言い換えると、駆動部140のモータ141が回転
することにより、駆動伝達部150の保持部151は、カッタ機構本体111の展開する
面に対して垂直方向(板厚方向)に移動を行なう。
この動作により、保持部151(挟持部153)に挟持される第2連結部132が、カ
ッタ機構本体111の板厚方向に移動を行ない、第2連結部132に連結する第3連結部
133(第1可撓部)および第4連結部134(第2可撓部)が、移動を行なう。従って
、刃部120の可動刃(第1可動刃121B、第2可動刃122B)が、カッタ機構本体
111の板厚方向に上下動を行なう。なお、第3連結部133(第1可撓部)および第4
連結部134(第2可撓部)が、可撓性を有しているため、切断時の可動刃(第1可動刃
121B、第2可動刃122B)に掛かる力による応力を緩和して、カッタ機構110の
切断性能を維持させている。
ッタ機構本体111の板厚方向に移動を行ない、第2連結部132に連結する第3連結部
133(第1可撓部)および第4連結部134(第2可撓部)が、移動を行なう。従って
、刃部120の可動刃(第1可動刃121B、第2可動刃122B)が、カッタ機構本体
111の板厚方向に上下動を行なう。なお、第3連結部133(第1可撓部)および第4
連結部134(第2可撓部)が、可撓性を有しているため、切断時の可動刃(第1可動刃
121B、第2可動刃122B)に掛かる力による応力を緩和して、カッタ機構110の
切断性能を維持させている。
なお、ウォーム142やウォームホイール143は、減速装置として機能させており、
上下動の速度や、可動刃を動作させる力を適正に制御している。なお、一例として、ウォ
ーム142やウォームホイール143などを用いた駆動部140を図示しているが、これ
に限ったものではなく、駆動部として、遊星ギヤなどを用いる減速機構を内蔵した、いわ
ゆるギヤードモータなどを使用することでもよい。
上下動の速度や、可動刃を動作させる力を適正に制御している。なお、一例として、ウォ
ーム142やウォームホイール143などを用いた駆動部140を図示しているが、これ
に限ったものではなく、駆動部として、遊星ギヤなどを用いる減速機構を内蔵した、いわ
ゆるギヤードモータなどを使用することでもよい。
刃部120の刃形状は、一様の円弧となるR形状(第1刃部121は半径R1、第2刃
部122は半径R2)を有して構成されている。そして、第1可動刃121B、第2可動
刃122Bは、第1固定刃121A、第2固定刃122Aに対して極小隙間を有して隣接
し、対向している。また、第1可動刃121B、第2可動刃122Bは、第1固定刃12
1A、第2固定刃122Aに対し、若干上方に曲折され、第1固定刃121A、第2固定
刃122Aの間に、図2および図5に示すように、印刷済みテープ部材11A,11Bの
切断された端部が挿入されるようになっている。
部122は半径R2)を有して構成されている。そして、第1可動刃121B、第2可動
刃122Bは、第1固定刃121A、第2固定刃122Aに対して極小隙間を有して隣接
し、対向している。また、第1可動刃121B、第2可動刃122Bは、第1固定刃12
1A、第2固定刃122Aに対し、若干上方に曲折され、第1固定刃121A、第2固定
刃122Aの間に、図2および図5に示すように、印刷済みテープ部材11A,11Bの
切断された端部が挿入されるようになっている。
また、図5に示すように、後述する第1案内溝172Aに沿って挿入された印刷済みテ
ープ部材11Aに対して、保持部151が下方向に移動し、第3連結部133に力が伝達
され、第1可動刃121Bが下方向に移動することで、印刷済みテープ部材11Aの端部
のコーナが切断される。切断した後は、保持部151が上方向に移動し、第3連結部13
3に力が伝達され、第1可動刃121Bが上方向に移動し、次の印刷済みテープ部材11
Aが、第1固定刃121Aの隙間に挿入できる位置(可動刃の初期位置)で移動を停止す
る。
ープ部材11Aに対して、保持部151が下方向に移動し、第3連結部133に力が伝達
され、第1可動刃121Bが下方向に移動することで、印刷済みテープ部材11Aの端部
のコーナが切断される。切断した後は、保持部151が上方向に移動し、第3連結部13
3に力が伝達され、第1可動刃121Bが上方向に移動し、次の印刷済みテープ部材11
Aが、第1固定刃121Aの隙間に挿入できる位置(可動刃の初期位置)で移動を停止す
る。
なお、印刷済みテープ部材11Bに対しても、保持部151、第4連結部134、第2
可動刃122Bが同様の動作を行ない、切断を行なうことができ、また、初期位置に戻り
移動を停止する。本実施形態では、保持部151の移動により、第1可動刃121Bと第
2可動刃122Bとが同期して動作する。
可動刃122Bが同様の動作を行ない、切断を行なうことができ、また、初期位置に戻り
移動を停止する。本実施形態では、保持部151の移動により、第1可動刃121Bと第
2可動刃122Bとが同期して動作する。
図7、図8は、カッタ装置の斜視図である。図9は、カッタ装置の透視図である。図1
0は、カッタ装置の平面図である。なお、図9は、図7の斜視図における概略の透視図を
示している。また、図10は、カッタ機構110および印刷済みテープ部材11も合わせ
て図示している。また、図7〜図10は、図4、図6に示したカッタ装置100が備える
収容ケース170を取り付けた状態を示している。図7〜図10を参照して、カッタ装置
100に関して説明する。
0は、カッタ装置の平面図である。なお、図9は、図7の斜視図における概略の透視図を
示している。また、図10は、カッタ機構110および印刷済みテープ部材11も合わせ
て図示している。また、図7〜図10は、図4、図6に示したカッタ装置100が備える
収容ケース170を取り付けた状態を示している。図7〜図10を参照して、カッタ装置
100に関して説明する。
本実施形態のカッタ装置100は、箱状の収容ケース170を備えており、図4〜図6
に示したカッタ機構110、駆動部140、駆動伝達部150、および固定部160を収
容している。また、図示省略するが、カッタ装置100は、印刷済みテープ部材11の端
部コーナをRカットした場合、切断されて廃棄されるコーナ部分を溜めておくケースも備
えている。
に示したカッタ機構110、駆動部140、駆動伝達部150、および固定部160を収
容している。また、図示省略するが、カッタ装置100は、印刷済みテープ部材11の端
部コーナをRカットした場合、切断されて廃棄されるコーナ部分を溜めておくケースも備
えている。
収容ケース170には、印刷済みテープ部材11を案内してカッタ機構110に挿入さ
せる挿入案内部171を備えている。挿入案内部171は、刃部120の離間距離に相当
する印刷済みテープ部材11のテープ幅に対応した溝幅で形成される案内溝172を有し
ている。
せる挿入案内部171を備えている。挿入案内部171は、刃部120の離間距離に相当
する印刷済みテープ部材11のテープ幅に対応した溝幅で形成される案内溝172を有し
ている。
本実施形態では、図7〜図10に示すように、案内溝172は、第1案内溝172Aと
、第2案内溝172Bとの2つで構成されている。図10に示すように、第1案内溝17
2Aは、溝幅W3を有し、印刷済みテープ部材11Aを案内する溝である。第2案内溝1
72Bは、溝幅W4を有し、印刷済みテープ部材11Aのテープ幅W1より狭いテープ幅
W2の印刷済みテープ部材11Bを案内する溝である。また、図7に示すように、第2案
内溝172Bは、第1案内溝172Aの中心部位に、第1案内溝172Aの溝深さH1よ
り深く形成される溝深さH2を有して形成されている。
、第2案内溝172Bとの2つで構成されている。図10に示すように、第1案内溝17
2Aは、溝幅W3を有し、印刷済みテープ部材11Aを案内する溝である。第2案内溝1
72Bは、溝幅W4を有し、印刷済みテープ部材11Aのテープ幅W1より狭いテープ幅
W2の印刷済みテープ部材11Bを案内する溝である。また、図7に示すように、第2案
内溝172Bは、第1案内溝172Aの中心部位に、第1案内溝172Aの溝深さH1よ
り深く形成される溝深さH2を有して形成されている。
なお、図5または図10に示すように、第1案内溝172Aの溝幅W3は、印刷済みテ
ープ部材11Aのテープ幅W1に対応させて形成されているため、印刷済みテープ部材1
1Aを第1案内溝172Aに沿ってカッタ装置100内部に円滑に挿入させることができ
る。また、挿入された印刷済みテープ部材11Aは、印刷済みテープ部材11Aのテープ
幅W1に対応した離間距離で配設される第1刃部121の第1可動刃121Bの隙間に挿
入されて、挿入が完了する。なお、挿入が完了した印刷済みテープ部材11Aを、図2、
図5、図10では示している。
ープ部材11Aのテープ幅W1に対応させて形成されているため、印刷済みテープ部材1
1Aを第1案内溝172Aに沿ってカッタ装置100内部に円滑に挿入させることができ
る。また、挿入された印刷済みテープ部材11Aは、印刷済みテープ部材11Aのテープ
幅W1に対応した離間距離で配設される第1刃部121の第1可動刃121Bの隙間に挿
入されて、挿入が完了する。なお、挿入が完了した印刷済みテープ部材11Aを、図2、
図5、図10では示している。
同様に、第2案内溝172Bの溝幅W4は、印刷済みテープ部材11Bのテープ幅W2
に対応させて形成しているため、印刷済みテープ部材11Bを第2案内溝172Bに沿っ
てカッタ装置100内部に円滑に挿入させることができる。また、挿入された印刷済みテ
ープ部材11Bは、印刷済みテープ部材11Bのテープ幅W2に対応した離間距離で配設
される第2刃部122の第2可動刃122Bの隙間に挿入されて、挿入が完了する。なお
、挿入が完了した印刷済みテープ部材11Bを、図2、図10に示している。
に対応させて形成しているため、印刷済みテープ部材11Bを第2案内溝172Bに沿っ
てカッタ装置100内部に円滑に挿入させることができる。また、挿入された印刷済みテ
ープ部材11Bは、印刷済みテープ部材11Bのテープ幅W2に対応した離間距離で配設
される第2刃部122の第2可動刃122Bの隙間に挿入されて、挿入が完了する。なお
、挿入が完了した印刷済みテープ部材11Bを、図2、図10に示している。
なお、本実施形態では、カッタ装置100には、図8に示すように、印刷済みテープ部
材11が挿入されたことを検出する挿入検出部180が備えられている。挿入検出部18
0は、スイッチレバー181Aを有する検出スイッチ181と、検出補助部材182とで
構成されている。なお、検出補助部材182は、収容ケース170内部に回動可能に軸支
されている。
材11が挿入されたことを検出する挿入検出部180が備えられている。挿入検出部18
0は、スイッチレバー181Aを有する検出スイッチ181と、検出補助部材182とで
構成されている。なお、検出補助部材182は、収容ケース170内部に回動可能に軸支
されている。
挿入検出部180の動作を簡単に説明する。印刷済みテープ部材11が挿入された場合
、印刷済みテープ部材11の端部が検出補助部材182を押圧することで、検出補助部材
182が回転する。検出補助部材182が回転することにより、スイッチレバー181A
が押圧されて、検出スイッチ181が入力される。
、印刷済みテープ部材11の端部が検出補助部材182を押圧することで、検出補助部材
182が回転する。検出補助部材182が回転することにより、スイッチレバー181A
が押圧されて、検出スイッチ181が入力される。
なお、検出スイッチ181が入力された(印刷済みテープ部材11の挿入が検出された
)場合、検出スイッチ181は信号を出力する。本実施形態では、テープ印刷装置1を統
括制御する制御部(図示省略)に信号が出力される。また、制御部は、入力した信号によ
り、駆動部140(モータ141)を駆動させるための信号を、駆動ドライバ(図示省略
)に出力する。そして、駆動ドライバが駆動部140(モータ141)を駆動させる。駆
動部140が駆動することにより、駆動伝達部150およびカッタ機構110が上述した
動作を行ない、例えば、第1可動刃121Bの隙間に挿入された印刷済みテープ部材11
Aの2つのコーナに対してRカットが実施される。また、印刷済みテープ部材11Bが第
2可動刃122Bの隙間に挿入された場合にも、同様に挿入検出部180が動作し、印刷
済みテープ部材11Bの2つのコーナに対してRカットが実施される。
)場合、検出スイッチ181は信号を出力する。本実施形態では、テープ印刷装置1を統
括制御する制御部(図示省略)に信号が出力される。また、制御部は、入力した信号によ
り、駆動部140(モータ141)を駆動させるための信号を、駆動ドライバ(図示省略
)に出力する。そして、駆動ドライバが駆動部140(モータ141)を駆動させる。駆
動部140が駆動することにより、駆動伝達部150およびカッタ機構110が上述した
動作を行ない、例えば、第1可動刃121Bの隙間に挿入された印刷済みテープ部材11
Aの2つのコーナに対してRカットが実施される。また、印刷済みテープ部材11Bが第
2可動刃122Bの隙間に挿入された場合にも、同様に挿入検出部180が動作し、印刷
済みテープ部材11Bの2つのコーナに対してRカットが実施される。
なお、図1に示すカッタ装置100は、図7〜図10に示すカッタ装置100の収容ケ
ース170を、テープ印刷装置1の外観デザインに対応させて変形している。
ース170を、テープ印刷装置1の外観デザインに対応させて変形している。
図11は、本実施形態のテープ印刷装置でRカットされた印刷済みテープ部材の平面図
であり、図11(a)は、テープ幅の広い印刷済みテープ部材がRカットされた平面図で
あり、図11(b)は、テープ幅の狭い印刷済みテープ部材がRカットされた平面図であ
る。なお、図11(a)は、印刷済みテープ部材11Aの平面図であり、図11(b)は
、印刷済みテープ部材11Bの平面図である。
であり、図11(a)は、テープ幅の広い印刷済みテープ部材がRカットされた平面図で
あり、図11(b)は、テープ幅の狭い印刷済みテープ部材がRカットされた平面図であ
る。なお、図11(a)は、印刷済みテープ部材11Aの平面図であり、図11(b)は
、印刷済みテープ部材11Bの平面図である。
また、図11は、テープ印刷装置1で、印刷済みテープ部材11A,11Bの4つのコ
ーナにRカットを行なった場合を示している。図11(a)に示すように、テープ幅W2
より広いテープ幅W1の印刷済みテープ部材11AにRカットを行なうことにより、4つ
のコーナには、半径R2より大きい半径R1となる円弧が形成される。また、図11(b
)に示すように、テープ幅W1より狭いテープ幅W2の印刷済みテープ部材11BにRカ
ットを行なうことにより、4つのコーナには、半径R1より小さい半径R2となる円弧が
形成される。
ーナにRカットを行なった場合を示している。図11(a)に示すように、テープ幅W2
より広いテープ幅W1の印刷済みテープ部材11AにRカットを行なうことにより、4つ
のコーナには、半径R2より大きい半径R1となる円弧が形成される。また、図11(b
)に示すように、テープ幅W1より狭いテープ幅W2の印刷済みテープ部材11BにRカ
ットを行なうことにより、4つのコーナには、半径R1より小さい半径R2となる円弧が
形成される。
上述した実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)本実施形態のカッタ機構110は、印刷済みテープ部材11A,11Bのテープ
幅W1,W2に応じて設定される形状となる半径R1'、半径R2'で形成される刃部12
0(第1刃部121、第2刃部122)で構成される。詳細には、印刷済みテープ部材1
1Aは、テープ幅W1に対応して設定された、半径R1'を有する第1刃部121を使用
して、コーナをRカットし、半径R1の円弧となる切断を行なうことができる。また、印
刷済みテープ部材11Bは、テープ幅W2に対応して設定された、半径R2'を有する第
2刃部122を使用して、コーナをRカットし、半径R2の円弧となる切断を行なうこと
ができる。従って、異なるテープ幅に応じた大きさで、印刷済みテープ部材11のコーナ
に対してRカットを行なうことができる。
(1)本実施形態のカッタ機構110は、印刷済みテープ部材11A,11Bのテープ
幅W1,W2に応じて設定される形状となる半径R1'、半径R2'で形成される刃部12
0(第1刃部121、第2刃部122)で構成される。詳細には、印刷済みテープ部材1
1Aは、テープ幅W1に対応して設定された、半径R1'を有する第1刃部121を使用
して、コーナをRカットし、半径R1の円弧となる切断を行なうことができる。また、印
刷済みテープ部材11Bは、テープ幅W2に対応して設定された、半径R2'を有する第
2刃部122を使用して、コーナをRカットし、半径R2の円弧となる切断を行なうこと
ができる。従って、異なるテープ幅に応じた大きさで、印刷済みテープ部材11のコーナ
に対してRカットを行なうことができる。
(2)本実施形態のカッタ機構110において、第2刃部122(第2固定刃122A
、第2可動刃122B)は、2つの刃部120(第1刃部121、第2刃部122)のう
ち、最短の離間距離(最短のテープ幅W2に対応して設定)で一対形成されている。そし
て、第2刃部122より長い離間距離で設定される第1刃部121が、第2刃部122を
跨ぐ形態で一対形成されている。これにより、印刷済みテープ部材11を切断する第1刃
部121と第2刃部122を、それぞれ対で2つ有する構成を実現できる。そのため、印
刷済みテープ部材11A,11Bのテープ幅W1,W2が異なる場合でも、そのテープ幅
W1,W2に対応した離間距離で対をなす第1刃部121、第2刃部122を使用して、
印刷済みテープ部材11A,11Bのそれぞれの2つのコーナを切断することができる。
、第2可動刃122B)は、2つの刃部120(第1刃部121、第2刃部122)のう
ち、最短の離間距離(最短のテープ幅W2に対応して設定)で一対形成されている。そし
て、第2刃部122より長い離間距離で設定される第1刃部121が、第2刃部122を
跨ぐ形態で一対形成されている。これにより、印刷済みテープ部材11を切断する第1刃
部121と第2刃部122を、それぞれ対で2つ有する構成を実現できる。そのため、印
刷済みテープ部材11A,11Bのテープ幅W1,W2が異なる場合でも、そのテープ幅
W1,W2に対応した離間距離で対をなす第1刃部121、第2刃部122を使用して、
印刷済みテープ部材11A,11Bのそれぞれの2つのコーナを切断することができる。
(3)本実施形態のカッタ機構110において、刃部120は、最短の離間距離で設定
される第2刃部122を跨ぐ第1刃部121が形成されている。連結部130は、最も外
側の対となる第1刃部121の両側に一対配設され、第1固定刃121Aおよび第3連結
部133(第1可撓部)に連結する第1可動刃121Bをループ状で一体的に連結してい
る。また、連結部130は、第2固定刃122Aおよび第4連結部134(第2可撓部)
に連結する第2可動刃122Bをループ状で一体的に連結している。これらの構成により
、カッタ機構110は、平板部材上で、2つの対を有する刃部120(第1刃部121、
第2刃部122)、および連結部130を含めてカッタ機構110の構成部を効率的な配
置とすることができ、カッタ機構110の小型化が図れる。また、切断時の応力を緩和す
る簡略にして剛性の高いカッタ機構110が実現する。
される第2刃部122を跨ぐ第1刃部121が形成されている。連結部130は、最も外
側の対となる第1刃部121の両側に一対配設され、第1固定刃121Aおよび第3連結
部133(第1可撓部)に連結する第1可動刃121Bをループ状で一体的に連結してい
る。また、連結部130は、第2固定刃122Aおよび第4連結部134(第2可撓部)
に連結する第2可動刃122Bをループ状で一体的に連結している。これらの構成により
、カッタ機構110は、平板部材上で、2つの対を有する刃部120(第1刃部121、
第2刃部122)、および連結部130を含めてカッタ機構110の構成部を効率的な配
置とすることができ、カッタ機構110の小型化が図れる。また、切断時の応力を緩和す
る簡略にして剛性の高いカッタ機構110が実現する。
(4)本実施形態のカッタ機構110において、刃部120は、印刷済みテープ部材1
1の挿入方向に沿って(本実施形態では、前側から後側に)順次、離間距離が短く設定さ
れる(短く設定されるテープ幅に対応する)それぞれ対の固定刃および可動刃が配設され
ている。実際には、幅の広い印刷済みテープ部材11Aに対応させた第1刃部121は、
幅の狭い印刷済みテープ部材11Bに対応させた第2刃部122に比べて、前側に位置し
て形成されている。これにより、印刷済みテープ部材11Bに比べて、テープ幅の広い印
刷済みテープ部材11Aは、挿入方向に沿った前側に配設される対の第1刃部121で切
断し、印刷済みテープ部材11Aよりテープ幅の狭い印刷済みテープ部材11Bは、対の
第1刃部121よりも挿入方向に沿った後側に配設される対の第2刃部122で切断する
ことができる。これにより、テープ幅の広い印刷済みテープ部材11Aを挿入および切断
する場合、テープ幅の狭い印刷済みテープ部材11Bを切断するための第2刃部122が
、テープ幅の広い印刷済みテープ部材11Aと干渉することを防止できる。また、テープ
幅の狭い印刷済みテープ部材11Bを切断するための第2刃部122が、切断動作を行な
っても、テープ幅の広い印刷済みテープ部材11Aの端部を含む外形を傷つけることなど
の影響を防止できる。
1の挿入方向に沿って(本実施形態では、前側から後側に)順次、離間距離が短く設定さ
れる(短く設定されるテープ幅に対応する)それぞれ対の固定刃および可動刃が配設され
ている。実際には、幅の広い印刷済みテープ部材11Aに対応させた第1刃部121は、
幅の狭い印刷済みテープ部材11Bに対応させた第2刃部122に比べて、前側に位置し
て形成されている。これにより、印刷済みテープ部材11Bに比べて、テープ幅の広い印
刷済みテープ部材11Aは、挿入方向に沿った前側に配設される対の第1刃部121で切
断し、印刷済みテープ部材11Aよりテープ幅の狭い印刷済みテープ部材11Bは、対の
第1刃部121よりも挿入方向に沿った後側に配設される対の第2刃部122で切断する
ことができる。これにより、テープ幅の広い印刷済みテープ部材11Aを挿入および切断
する場合、テープ幅の狭い印刷済みテープ部材11Bを切断するための第2刃部122が
、テープ幅の広い印刷済みテープ部材11Aと干渉することを防止できる。また、テープ
幅の狭い印刷済みテープ部材11Bを切断するための第2刃部122が、切断動作を行な
っても、テープ幅の広い印刷済みテープ部材11Aの端部を含む外形を傷つけることなど
の影響を防止できる。
(5)本実施形態のカッタ機構110において、刃部120(第1刃部121、第2刃
部122)は、印刷済みテープ部材11の挿入方向に沿い、カッタ機構本体111の左右
を略2分する中心軸Xに対して、左右方向に略対称にそれぞれ対をなすように形成されて
いる。これにより、カッタ機構110は、更に効率的でバランスの良い配置とすることが
できるとともに、更に小型化を図れるカッタ機構110が実現する。また、第1刃部12
1、第2刃部122、および連結部130の形状が、中心軸Xに対して略対称に配設され
るため、カッタ機構110の設計の効率化も図ることができる。
部122)は、印刷済みテープ部材11の挿入方向に沿い、カッタ機構本体111の左右
を略2分する中心軸Xに対して、左右方向に略対称にそれぞれ対をなすように形成されて
いる。これにより、カッタ機構110は、更に効率的でバランスの良い配置とすることが
できるとともに、更に小型化を図れるカッタ機構110が実現する。また、第1刃部12
1、第2刃部122、および連結部130の形状が、中心軸Xに対して略対称に配設され
るため、カッタ機構110の設計の効率化も図ることができる。
(6)本実施形態のカッタ装置100は、カッタ機構110と、可動刃(第1可動刃1
21B、第2可動刃122B)を移動可能に駆動するための駆動部140と、連結部13
0に設置され、駆動部140の駆動力を可動刃に伝達する駆動伝達部150と、を有して
いる。この構成により、連結部130に設置される駆動伝達部150により、駆動部14
0の駆動力を効率的に可動刃(第1可動刃121B、第2可動刃122B)に伝達し、第
1可動刃121B、第2可動刃122Bを移動可能にするカッタ装置100が実現する。
21B、第2可動刃122B)を移動可能に駆動するための駆動部140と、連結部13
0に設置され、駆動部140の駆動力を可動刃に伝達する駆動伝達部150と、を有して
いる。この構成により、連結部130に設置される駆動伝達部150により、駆動部14
0の駆動力を効率的に可動刃(第1可動刃121B、第2可動刃122B)に伝達し、第
1可動刃121B、第2可動刃122Bを移動可能にするカッタ装置100が実現する。
(7)本実施形態のカッタ装置100において、駆動伝達部150は、対の第1刃部1
21の略中心部位(本実施形態では、対の第2刃部122の略中心部位ともなる)に相対
する第2連結部132の略中央の部位に保持部151を有して構成されている。この構成
により、駆動伝達部150は、バランス良く効率的に、駆動力を第2連結部132、第3
連結部133(第1可撓部)、および第4連結部134(第2可撓部)に伝達させて、第
1可動刃121B、第2可動刃122Bを駆動(移動)させることができる。また、1つ
の駆動伝達部150で駆動力を伝達するため、小型化を図れるカッタ装置100が実現す
る。
21の略中心部位(本実施形態では、対の第2刃部122の略中心部位ともなる)に相対
する第2連結部132の略中央の部位に保持部151を有して構成されている。この構成
により、駆動伝達部150は、バランス良く効率的に、駆動力を第2連結部132、第3
連結部133(第1可撓部)、および第4連結部134(第2可撓部)に伝達させて、第
1可動刃121B、第2可動刃122Bを駆動(移動)させることができる。また、1つ
の駆動伝達部150で駆動力を伝達するため、小型化を図れるカッタ装置100が実現す
る。
(8)本実施形態のカッタ装置100において、収容ケース170は、印刷済みテープ
部材11を案内してカッタ機構110に挿入させる挿入案内部171を有している。また
、挿入案内部171は、案内溝172を有し、案内溝172は、離間距離に対応(テープ
幅W1,W2に対応)する溝幅W3,W4で第1案内溝172Aと第2案内溝172Bが
形成されている。また、テープ幅の狭い印刷済みテープ部材11Bを案内する第2案内溝
172Bは、第1案内溝172Aの中心部位に、第1案内溝172Aの溝深さH1より深
く形成される溝深さH2を有して形成されている。これにより、テープ幅W1,W2(離
間距離)に合わせた溝幅W3,W4の案内溝172を有する挿入案内部171を形成する
ことができる。そのため、異なるテープ幅W1,W2の印刷済みテープ部材11を、テー
プ幅W1,W2に対応する挿入案内部171の案内溝172(第1案内溝172A、第2
案内溝172B)に沿って、安定して案内することができ、カッタ機構110の対応する
刃部120に適正に挿入させることができる。
部材11を案内してカッタ機構110に挿入させる挿入案内部171を有している。また
、挿入案内部171は、案内溝172を有し、案内溝172は、離間距離に対応(テープ
幅W1,W2に対応)する溝幅W3,W4で第1案内溝172Aと第2案内溝172Bが
形成されている。また、テープ幅の狭い印刷済みテープ部材11Bを案内する第2案内溝
172Bは、第1案内溝172Aの中心部位に、第1案内溝172Aの溝深さH1より深
く形成される溝深さH2を有して形成されている。これにより、テープ幅W1,W2(離
間距離)に合わせた溝幅W3,W4の案内溝172を有する挿入案内部171を形成する
ことができる。そのため、異なるテープ幅W1,W2の印刷済みテープ部材11を、テー
プ幅W1,W2に対応する挿入案内部171の案内溝172(第1案内溝172A、第2
案内溝172B)に沿って、安定して案内することができ、カッタ機構110の対応する
刃部120に適正に挿入させることができる。
(9)本実施形態のテープ印刷装置1は、カッタ装置100と、テープ部材10を巻回
して収容するテープカートリッジを装着する装着部と、テープ部材10に印刷を行なう印
刷部と、印刷部により印刷を行なったテープ部材10を切断して印刷済みテープ部材11
を形成する切断部8と、を備えている。そして、カッタ装置100に印刷済みテープ部材
11を挿入し、挿入した印刷済みテープ部材11の端部のコーナを切断する。このような
構成により、テープ幅の異なるテープ部材10に対し、コーナを切断できるテープ印刷装
置1が実現できる。また、このテープ印刷装置1により、テープ幅の異なるテープ部材1
0に対しても、従来と同様に、ラベルとしての外観品質(柔らかさなど)を向上させるこ
とや、ラベルのコーナからの剥離防止などを行なうことができる。
して収容するテープカートリッジを装着する装着部と、テープ部材10に印刷を行なう印
刷部と、印刷部により印刷を行なったテープ部材10を切断して印刷済みテープ部材11
を形成する切断部8と、を備えている。そして、カッタ装置100に印刷済みテープ部材
11を挿入し、挿入した印刷済みテープ部材11の端部のコーナを切断する。このような
構成により、テープ幅の異なるテープ部材10に対し、コーナを切断できるテープ印刷装
置1が実現できる。また、このテープ印刷装置1により、テープ幅の異なるテープ部材1
0に対しても、従来と同様に、ラベルとしての外観品質(柔らかさなど)を向上させるこ
とや、ラベルのコーナからの剥離防止などを行なうことができる。
(10)本実施形態のカッタ機構110、カッタ装置100、及びテープ印刷装置1は
、2種類のテープ幅W1,W2の印刷済みテープ部材11A,11Bに対して、それぞれ
好適形状(半径R1、半径R2)となるRカットを行なうことができる。また、従来も行
なっていた、テープ幅の狭い印刷済みテープ部材のコーナを1コーナ毎にカットすること
も同様に行なえる。従来と異なるのは、2つ(印刷済みテープ部材11A,11B)のテ
ープ幅W1,W2に対応させた刃部120を有しているため、この2つ(印刷済みテープ
部材11Aまたは印刷済みテープ部材11B)のテープ幅(テープ幅W1またはテープ幅
W2)より狭い印刷済みテープ部材のコーナを1コーナ毎にカットする場合、どちらかの
刃部120(第1刃部121または第2刃部122)を選択できることである。それによ
り、従来は、カット後の外観に違和感を与えていたが、その違和感を和らげることができ
る。
、2種類のテープ幅W1,W2の印刷済みテープ部材11A,11Bに対して、それぞれ
好適形状(半径R1、半径R2)となるRカットを行なうことができる。また、従来も行
なっていた、テープ幅の狭い印刷済みテープ部材のコーナを1コーナ毎にカットすること
も同様に行なえる。従来と異なるのは、2つ(印刷済みテープ部材11A,11B)のテ
ープ幅W1,W2に対応させた刃部120を有しているため、この2つ(印刷済みテープ
部材11Aまたは印刷済みテープ部材11B)のテープ幅(テープ幅W1またはテープ幅
W2)より狭い印刷済みテープ部材のコーナを1コーナ毎にカットする場合、どちらかの
刃部120(第1刃部121または第2刃部122)を選択できることである。それによ
り、従来は、カット後の外観に違和感を与えていたが、その違和感を和らげることができ
る。
なお、上述した実施形態に限定されず、種々の変更や改良などを加えて実施することが
可能である。変形例を以下に述べる。
可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)前記実施形態では、2つの刃部(第1刃部121、第2刃部122)が中
心軸Xに対して、左右方向に略対称に一対ずつ対をなすように形成されている。しかし、
これに限られず、中心軸Xに対称でなくても、最短の離間距離に設定される第2刃部12
2の両側方向に、離間距離が長く設定される第1刃部121の対が形成されていればよい
。また、この刃部は、2つの刃部(第1刃部121、第2刃部122)に限定されること
はなく、3つ以上の刃部が、最短の離間距離に設定される刃部を跨ぎながら、同様に、順
次、形成されていてもよい。
心軸Xに対して、左右方向に略対称に一対ずつ対をなすように形成されている。しかし、
これに限られず、中心軸Xに対称でなくても、最短の離間距離に設定される第2刃部12
2の両側方向に、離間距離が長く設定される第1刃部121の対が形成されていればよい
。また、この刃部は、2つの刃部(第1刃部121、第2刃部122)に限定されること
はなく、3つ以上の刃部が、最短の離間距離に設定される刃部を跨ぎながら、同様に、順
次、形成されていてもよい。
(変形例2)前記実施形態では、2つの刃部(第1刃部121、第2刃部122)が中
心軸Xに対して、左右方向に略対称にそれぞれ対をなすように形成されている。しかし、
これに限られず、3つ以上の刃部が、中心軸Xに対して、左右方向に略対称にそれぞれ対
をなすように形成されていてもよい。これにより、3つ以上のテープ幅に対応してRカッ
トが行なえる小型化が図れるカッタ装置が実現する。
心軸Xに対して、左右方向に略対称にそれぞれ対をなすように形成されている。しかし、
これに限られず、3つ以上の刃部が、中心軸Xに対して、左右方向に略対称にそれぞれ対
をなすように形成されていてもよい。これにより、3つ以上のテープ幅に対応してRカッ
トが行なえる小型化が図れるカッタ装置が実現する。
(変形例3)前記実施形態では、テープ幅の異なる印刷済みテープ部材11A,11B
の端部のコーナをRカットしている。しかし、これに限られず、異なるテープ幅に対応し
た大きさの面取りのカットを行なうようにしてもよい。
の端部のコーナをRカットしている。しかし、これに限られず、異なるテープ幅に対応し
た大きさの面取りのカットを行なうようにしてもよい。
1…テープ印刷装置、4…入力部、6…表示部、8…切断部、10…テープ部材、11
…被切断部材(印刷済みテープ部材)、11A,11B…印刷済みテープ部材、100…
カッタ装置、110…カッタ機構、111…カッタ機構本体、120…刃部、121…第
1刃部、121A…第1固定刃、121B…第1可動刃、122…第2刃部、122A…
第2固定刃、122B…第2可動刃、130…連結部、131…第1連結部、132…第
2連結部、133…第3連結部(第1可撓部)、134…第4連結部(第2可撓部)、1
40…駆動部、141…モータ、142…ウォーム、143…ウォームホイール、144
…ホイール軸、145…扁芯ピン、150…駆動伝達部、151…保持部、152…長孔
、153…挟持部、160…固定部、170…収容ケース、171…挿入案内部、172
…案内溝、172A…第1案内溝、172B…第2案内溝、R1,R2…Rカットされた
コーナの半径、R1',R2'…刃部の半径、W1,W2…テープ幅、W3,W4…溝幅。
…被切断部材(印刷済みテープ部材)、11A,11B…印刷済みテープ部材、100…
カッタ装置、110…カッタ機構、111…カッタ機構本体、120…刃部、121…第
1刃部、121A…第1固定刃、121B…第1可動刃、122…第2刃部、122A…
第2固定刃、122B…第2可動刃、130…連結部、131…第1連結部、132…第
2連結部、133…第3連結部(第1可撓部)、134…第4連結部(第2可撓部)、1
40…駆動部、141…モータ、142…ウォーム、143…ウォームホイール、144
…ホイール軸、145…扁芯ピン、150…駆動伝達部、151…保持部、152…長孔
、153…挟持部、160…固定部、170…収容ケース、171…挿入案内部、172
…案内溝、172A…第1案内溝、172B…第2案内溝、R1,R2…Rカットされた
コーナの半径、R1',R2'…刃部の半径、W1,W2…テープ幅、W3,W4…溝幅。
Claims (8)
- 平板部材で形成され、平面上で対向隣接して被切断部材のコーナを切断する固定刃およ
び可動刃で構成される複数の刃部を有し、
前記刃部は、異なる前記被切断部材幅に応じた形状に形成されていることを特徴とする
カッタ機構。 - 請求項1に記載のカッタ機構であって、
前記刃部をループ状で一体的に連結する連結部と、
前記可動刃を前記固定刃に対して移動可能にする前記連結部の一部に形成された可撓部
と、を有し、
前記刃部はそれぞれ対をなし、前記対ごとに前記形状が設定されて構成され、前記被切
断部材の幅に対応する離間距離が最短で設定される一対の前記刃部の両側方向に、順次、
前記離間距離が長く設定される前記対の前記刃部が形成され、
前記連結部は、最も外側の前記対となる前記刃部の両側にそれぞれ配設されていること
を特徴とするカッタ機構。 - 請求項2に記載のカッタ機構であって、
前記被切断部材の挿入方向に沿って、順次、前記離間距離が短く設定される前記対の刃
部が配設されていることを特徴とするカッタ機構。 - 請求項3に記載のカッタ機構であって、
前記刃部は、前記被切断部材の挿入方向に沿う中心軸に対して略対称に配設されている
ことを特徴とするカッタ機構。 - 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のカッタ機構と、
前記可動刃を前記移動可能に駆動するための駆動部と、
前記連結部に設置され、前記駆動部の駆動力を前記可動刃に伝達する駆動伝達部と、を
有することを特徴とするカッタ装置。 - 請求項5に記載のカッタ装置であって、
前記駆動伝達部は、前記連結部において、前記対の刃部の略中心部位に相対する部位に
設置されていることを特徴とするカッタ装置。 - 請求項5または請求項6に記載のカッタ装置であって、
前記カッタ機構を収容する収容ケースを有し、
前記収容ケースは、前記被切断部材を案内して前記カッタ機構に挿入させる挿入案内部
を有し、
前記挿入案内部は、案内溝を有し、
前記案内溝は、前記離間距離に対応してそれぞれ形成され、前記離間距離が短くなるに
従って、溝を深く形成することで構成されることを特徴とするカッタ装置。 - 請求項5〜請求項7のいずれか一項に記載のカッタ装置と、
剥離紙および粘着剤を有するテープ部材を巻回して収容するテープカートリッジを装着
する装着部と、
前記テープカートリッジを装着して前記テープ部材に印刷を行なう印刷部と、
前記印刷部により印刷を行なった前記テープ部材を切断して前記被切断部材を形成する
切断部と、を備え、
前記カッタ装置に前記被切断部材を挿入し、挿入した当該被切断部材の端部のコーナを
切断することを特徴とするテープ印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008287429A JP2010110874A (ja) | 2008-11-10 | 2008-11-10 | カッタ機構、カッタ装置、及びテープ印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008287429A JP2010110874A (ja) | 2008-11-10 | 2008-11-10 | カッタ機構、カッタ装置、及びテープ印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010110874A true JP2010110874A (ja) | 2010-05-20 |
Family
ID=42299856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008287429A Withdrawn JP2010110874A (ja) | 2008-11-10 | 2008-11-10 | カッタ機構、カッタ装置、及びテープ印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010110874A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019072847A (ja) * | 2017-10-12 | 2019-05-16 | カシオ計算機株式会社 | 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 |
-
2008
- 2008-11-10 JP JP2008287429A patent/JP2010110874A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019072847A (ja) * | 2017-10-12 | 2019-05-16 | カシオ計算機株式会社 | 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120110 |