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JP2010108912A - 非水電解質二次電池、その電池に用いられる正極活物質、及び、その正極活物質の製造方法 - Google Patents

非水電解質二次電池、その電池に用いられる正極活物質、及び、その正極活物質の製造方法 Download PDF

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JP2010108912A JP2009164585A JP2009164585A JP2010108912A JP 2010108912 A JP2010108912 A JP 2010108912A JP 2009164585 A JP2009164585 A JP 2009164585A JP 2009164585 A JP2009164585 A JP 2009164585A JP 2010108912 A JP2010108912 A JP 2010108912A
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Motoharu Saito
元治 斉藤
Masahisa Fujimoto
正久 藤本
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】容量密度が大きく、しかも、放電特性において放電プラトーが2段とならず、その電圧から電池残量を容易に知ることができる非水電解質二次電池、その電池に用いられる正極活物質、及び、その正極活物質の製造方法を提供する。
【解決手段】マンガン酸化物から成る正極活物質であって、上記マンガン酸化物には、リチウムと、ナトリウム、カリウム、及びルビジウムから成る群から選択される少なくとも1種とが含まれており、且つ、当該マンガン酸化物のX線粉末結晶回折(Cukα)において、2θ=42.0°〜46.0°に最も強度が大きなピークを、2θ=64.0°〜66.0°に二番目に強度が大きなピークを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、リチウムイオン電池或いはポリマー電池等の非水電解質二次電池、その電池に用いられる正極活物質、及び、その正極活物質の製造方法に関するものである。
近年、携帯電話、ノートパソコン、PDA等の移動情報端末の小型・軽量化が急速に進展しており、その駆動電源としての電池にはさらなる高容量化が要求されている。充放電に伴い、リチウムイオンが正、負極間を移動することにより充放電を行う非水電解質二次電池は、高いエネルギー密度を有し、高容量であるので、上記のような移動情報端末の駆動電源として広く利用されている。
ここで、上記移動情報端末は、動画再生機能、ゲーム機能といった機能の充実に伴って、更に消費電力が高まる傾向にあり、その駆動電源である非水電解質二次電池には長時間再生や出力改善等を目的として、更なる高容量化や高性能化が強く望まれるところである。加えて、非水電解質二次電池は上記用途のみならず、電動工具やアシスト自転車、更にはHEV等の用途への展開も期待されており、このような新用途に対応するためにも更なる高容量化や高性能化が強く望まれるところである。
ここで、上記非水電解質二次電池の高容量化を図るためは、正極の高容量化が必須であり、LiCoO、LiNiO、LiNi1/3Co1/3Mn1/3等のリチウム含有層状化合物を正極活物質として用いることが提案されている。しかしながら、当該リチウム含有層状化合物に用いられているコバルトやニッケルは希少金属であるため高価であり、しかも供給不安を抱えている。よって安価で供給が安定している物質に代替するのが望ましい。
このようなことを考慮して、マンガン酸化物を正極活物質として用いることが提案されているが、全てのマンガン酸化物が正極活物質として利用できるわけではない。また、2.5〜5.0V(vs.Li/Li)の範囲でリチウムを可逆的に挿入脱離できるマンガン酸化物においても、その容量密度は200mAh/g以下であり、リチウムイオン電池を高容量化するための正極材料とは言い難い。
そこで、下記に示すような提案がなされている。
(1)λ−MnO(LiMn)を正極活物質として用いることにより、高容量化を図る提案(下記非特許文献1参照)
(2)ナトリウム酸化物を溶融塩でイオン交換することにより、リチウム酸化物を合成する方法(下記特許文献1参照)の提案。
特開2005−259362号公報
Journal of The Electrochemical Society,137(3)769−775(1990)
しかし、これらの先行技術では、下記に示すような課題を有していた。
(1)の提案の課題
空間群Fd−3mに属するLiMnを正極材料として用いた電池において、2.8〜5.0Vの範囲で充放電した場合には約120mAh/g、2.0〜5.0Vの範囲で充放電した場合には約210mAh/gの容量密度となる。このように、放電終止電位2.0Vとするか、2.8Vとするかにより、容量密度が大きく変わるのは、当該正極材料では約4.0Vと約2.5Vとに2段の放電プラトーが存在するということに起因するものである。
このようなことから、2.0〜5.0Vの範囲で充放電した場合には、ある程度の容量密度が得られるものの、その放電特性において放電プラトーが2段となるため、その電圧から電池残量を知ることが難しかった。一方、2.8〜5.0Vの範囲で充放電した場合には放電プラトーが1段となるため、その電圧から電池残量を知ることは容易であるが、容量密度が小さくなってしまうという課題を有していた。
(2)の提案の課題
溶融塩は、ナトリウムとリチウムのイオン交換に利用されるため、構造、組成比共に異なる新規材料の合成に使用される一般的な手法ではない。したがって、過マンガン酸ナトリウム(NaMnO)がイオン交換されると、一般にはLiMnOが生成すると想像され、その場合の理論容量は212mAh/gしかなく、やはり十分な容量を得ることができない。
したがって、本発明は、容量密度の低下を抑制しつつ、放電特性において放電プラトーが2段とならず、その電圧から電池残量を容易に知ることができる非水電解質二次電池、その電池に用いられる正極活物質、及び、その正極活物質の製造方法の提供を目的としている。
上記目的を達成するために本発明は、マンガン酸化物から成る正極活物質であって、上記マンガン酸化物には、リチウムと、ナトリウム、カリウム、及びルビジウムから成る群から選択される少なくとも1種とが含まれており、且つ、当該マンガン酸化物のX線粉末結晶回折(Cukα)において、2θ=42.0°〜46.0°に最も強度が大きなピークを、2θ=64.0°〜66.0°に二番目に強度が大きなピークを有することを特徴とする。
上記正極活物質では放電容量密度が小さくならず、電池の容量低下を抑制できると共に、上記LiMnの如く2段のプラトーが存在せず、放電曲線もなだらかに変化するため、電圧を測定することにより、容量残量を検知することも可能となる。加えて、この正極活物質は、リチウム、ナトリウム及びマンガン等よりなる酸化物であり、希少金属を用いていないので、正極活物質やこれを用いた非水電解質二次電池を安価に製造することができる。
上記マンガン酸化物は、化学式LiMnO(MはNa、K、Rbから成る群から選択される少なくとも1種であり、1.08<a<1.90、0<b<0.018、0<x≦4)で表されることが望ましく、特に、1.30<a<1.80、0.005<b<0.015であることが望ましい。
また、上記マンガン酸化物としては、上記化学式LiMnOで表されるMnの一部を置換したもの(具体的には、化学式LiMn1−yで表され、置換金属Zは、Li、Mg、Ni、Co、Al、Zr、Fe、Ti、Cr、Mo、Wから成る群から選択される少なくとも1種である。Mの種類、a、b、xの値は上記と同様)も上記正極活物質として利用することができる。
上記マンガン酸化物のX線粉末結晶回折(Cukα)において、2θ=15.0°〜25.0°に上記両ピークよりも強度が小さな幅広のピークを有することが望ましく、また、2θ=38.0°〜39.5°又は2θ=77.0°〜79.0°にピークを有することが望ましい。
過マンガン酸塩と溶融塩床との混合物を、上記溶融塩床の溶融温度よりも高温で保持することにより正極活物質を作製することを特徴とする。
上記過マンガン酸塩として、過マンガン酸ナトリウム、過マンガン酸カリウム、及び過マンガン酸ルビジウムから成る群から選択される少なくとも1種が用いられることが望ましく、特に、過マンガン酸ナトリウムを用いることが望ましい。
尚、過マンガン酸ナトリウムが特に好ましいのは、当該過マンガン酸ナトリウムを用いた場合には、電池残量を検知することも可能となる他、放電容量密度の向上も図られるからである。
上記溶融塩床として、ナトリウム、カリウム、リチウム、或いは、アンモニウムの硝酸塩、水酸化物、硫酸塩、ヨウ化物、臭化物、フッ化物、炭酸塩、過塩素酸塩、テトラフルオロリン酸塩、酸化物から選択される少なくとも1種と硝酸リチウムとの混合物を用いることが望ましく、特に、水酸化リチウムと硝酸リチウムとの混合物を用いることが望ましい。
また本発明は、正極、負極、及び非水電解質を有する非水電解質二次電池の正極に、上述した何れかの正極活物質を用いたことを特徴とする。
〔その他の事項〕
(1)上記負極に用いる負極活物質としては、リチウム金属、リチウム含有合金、珪素、炭素、錫、ゲルマニウム、アルミニウム、鉛、インジウム、ガリウム、予めリチウムを吸蔵させた炭素材料、及び、予めリチウムを吸蔵させた珪素材料から成る群から選択される少なくとも1種が用いられることが望ましい。
(2)正極に添加する導電剤は、導電性の優れた活物質を用いる場合には、添加しなくても正極として機能するが、導電性の低い活物質が含まれている場合には、導電剤を用いることが望ましい。導電剤としては、導電性を有する材料であればよく、特に導電性が優れている材料の酸化物、炭化物、窒化物、炭素材料の少なくとも一種を用いることができる。上記酸化物としては、酸化スズ、酸化インジウム等が挙げられる。上記炭化物としては、炭化タングステン、炭化ジルコニウムが挙げられる。上記窒化物としては、窒化チタン、窒化タンタル等が挙げられる。なお、このように導電剤を添加する場合、その添加量が少ないと、正極における導電性を充分に向上させることができない一方、その添加量が多くなり過ぎると、正極における活物質の割合が少なくなってエネルギー密度が低下する。このため、正極活物質層の総量に対する導電剤の量は30質量%以下、好ましくは、20質量%以下、より好ましくは、10質量%以下の範囲になるように規制するのが望ましい。
(3)正極に添加するバインダーは、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルアセテート、ポリメタクリレート、ポリアクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコール、スチレン−ブタジエンラバー、カルボキシメチルセルロースから選択される少なくとも一種を用いることができる。また、正極に添加するバインダーの量が多いと、正極に含まれる活物質の割合が小さくなるため、正極のエネルギー密度が低下する。そのため、正極活物質層の総量に対するバインダーの量は30質量%以下、好ましくは、20質量%以下、より好ましくは、10質量%以下の範囲になるようにするのが望ましい。
(4)本発明で用いる非水電解質の溶媒としては、環状炭酸エステル、鎖状炭酸エステル、エステル類、環状エーテル類、鎖状エーテル類、ニトリル類、アミド類等が挙げられる。
上記環状炭酸エステルとしては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート等が挙げられ、また、これらの水素の一部または全部をフッ素化されているものも用いることが可能で、このようなものとしては、トリフルオロプロピレンカーボネートやフルオロエチルカーボネート等が例示される。
上記鎖状炭酸エステルとしては、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルプロピルカーボネート、エチルプロピルカーボネート、メチルイソプロピルカーボネート等が挙げられ、これらの水素の一部または全部をフッ素化されているものも用いることが可能である。
上記エステル類としては、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、γ−ブチロラクトン等が挙げられる。上記環状エーテル類としては、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、1,4−ジオキサン、1,3,5−トリオキサン、フラン、2−メチルフラン、1,8−シネオール、クラウンエーテル等が挙げられる。
上記鎖状エーテル類としては、1,2−ジメトキシエタン、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジヘキシルエーテル、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、メチルフェニルエーテル、エチルフェニルエーテル、ブチルフェニルエーテル、ペンチルフェニルエーテル、メトキシトルエン、ベンジルエチルエーテル、ジフェニルエーテル、ジベンジルエーテル、o−ジメトキシベンゼン、1,2−ジエトキシエタン、1,2−ジブトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、1,1−ジメトキシメタン、1,1−ジエトキシエタン、トリエチレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチル等が挙げられる。
上記ニトリル類としては、アセトニトリル等、上記アミド類としては、ジメチルホルムアミド等が挙げられる。そして、これらの中から選択される少なくとも1種を用いることができる。
(5)非水溶媒に加えるリチウム塩としては、従来の非水電解質二次電池において電解質として一般に使用されているものを用いることができ、例えば、LiBF、LiPF、LiCFSO、LiCSO、LiN(CFSO、LiN(CSO、LiAsF、ジフルオロ(オキサラト)ホウ酸リチウムから選択される少なくとも1種を用いることができる。
本発明によれば、容量密度の低下を抑制でき、しかも、放電特性において放電プラトーが2段とならず、その電圧から電池残量を容易に知ることができるといった優れた効果を奏する。
本発明に係る試験セルの説明図である。 本発明セルA1、A2及び比較セルZ1、Z3、Z4に用いられている正極活物質のXRD測定結果を示すグラフである。 出発原料として利用したNaMnO・HOのXRD測定結果を示すグラフである。 本発明セルA1における充放電容量密度と電位との関係を示すグラフである。 比較セルZ1における充放電容量密度と電位との関係を示すグラフある。 比較セルZ2における充放電容量密度と電位との関係を示すグラフある。 本発明セルA2における充放電容量密度と電位との関係を示すグラフである。
以下、この発明に係る正極活物質、この正極活物質を用いた非水電解質二次電池を、図1に基づいて説明する。なお、この発明においては、下記の形態に示したものに限定されず、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
〔作用極の作製〕
先ず、出発原料として過マンガン酸ナトリウム−水和物(NaMnO・HO)を5g(約0.03モル)用意し、これに5倍当量の溶融塩床を加えた。この溶融塩床は、硝酸リチウムと水酸化リチウムとを、モル比で60.8/39.2の割合で混合したものであり(融点:186℃)、また、溶融塩床の質量は9.1g(約0.16モル)である。次に、電気炉を用いて、上記混合物を200℃で10時間焼成した後、未反応の溶融塩床と過マンガン酸塩を水洗し、沈殿物を得た。最後に、この沈殿物を100℃で10時間乾燥させることにより、正極活物質を得た。
この後、上記正極活物質が80質量%、導電剤としてのアセチレンブラックが10質量%、結着剤としてのポリフッ化ビニリデンが10質量%となるように、これらを混合し、更に、この混合物にN−メチル−2−ピロリドンを添加することによりスラリーを作製した。最後に、このスラリーを集電体上に塗布した後、110℃で真空乾燥、成形して作用極を得た。
〔対極と参照極との作製〕
リチウム金属板を所定のサイズに切り取り、これにタブ付けすることにより、対極と参照極とを作製した。
〔非水電解質の調製〕
エチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)とを3:7の体積比で混合した電解質に、六フッ化リン酸リチウム(LiPF)を1モル/リットルの割合で溶解させることにより非水電解質を調製した。
〔試験セルの作製〕
不活性雰囲気下において、ラミネートフィルムから成る試験セル容器5内に、対極2、セパレータ3、作用極1、セパレータ3、及び参照極4を配置した後、試験セル容器5内に上記非水電解質を注液することにより、図1に示す試験セルを作製した。尚、リード6の一部が試験セル容器5から突出している。
(実施例1)
実施例1としては、上記実施の形態で示したセルを用いた。
このようにして作製したセルを、以下、本発明セルA1と称する。
(実施例2)
出発原料として過マンガン酸カリウム(KMnO)を5g(約0.03モル)用いると共に、溶融塩床として硝酸リチウムと水酸化リチウムとを、モル比で61/39の割合で混合したもの(融点:186℃)を用い、且つ、溶融塩床の質量を約9.2g(約0.16モル)として正極活物質を作製した他は、上記実施例1と同様にしてセルを作製した。
このようにして作製したセルを、以下、本発明セルA2と称する。
(比較例1)
正極活物質作製時の溶融塩床として、硝酸リチウムと塩化リチウムとを、モル比で88.0/12.0の割合で混合したもの(融点:244℃)を10g(約0.16モル)用い、且つ、電気炉での焼成を280℃で10時間とした他は、上記実施例1と同様にしてセルを作製した。
このようにして作製したセルを、以下、比較セルZ1と称する。
(比較例2)
正極活物質として、一般的にリチウムイオン二次電池の正極活物質として利用されているスピネル構造のLiMnを用いた他は、上記実施例1と同様にしてセルを作製した。
このようにして作製したセルを、以下、比較セルZ2と称する。
(比較例3)
以下のようにして正極活物質を作製した他は、上記実施例1と同様にしてセルを作製した。
出発原料として過マンガン酸ナトリウム(NaMnO・HO)を5g(約0.03モル)用意し、これを200℃で10時間焼成した後、未反応の溶融塩床と過マンガン酸塩とを水洗し、沈殿物を得た。最後に、この沈殿物を100℃で10時間乾燥させることにより、正極活物質を得た。
このようにして作製したセルを、以下、比較セルZ3と称する。
(比較例4)
以下のようにして正極活物質を作製した他は、上記実施例1と同様にしてセルを作製した。
出発原料として過マンガン酸カリウム(KMnO)を5g(約0.03モル)用意し、これを200℃で10時間焼成した後、未反応の溶融塩床と過マンガン酸塩とを水洗し、沈殿物を得た。最後に、この沈殿物を100℃で10時間乾燥させることにより、正極活物質を得た。
このようにして作製したセルを、以下、比較セルZ4と称する。
(実験1)
本発明セルA1、A2及び比較セルZ1、Z3、Z4に用いられている正極活物質のXRD測定試験(線源Cukα)を行なったので、その結果を図2(尚、図2には、参考のため、比較セルZ2に用いた正極活物質のX線プロファイルも記載している)に示す。また、本発明セルA1に用いられている正極活物質の出発原料であるNaMnO・HOのXRD測定試験(線源Cukα)を行なったので、その結果を図3に示す。
先ず、図2及び図3から明らかなように、本発明セルA1及び比較セルZ1と出発原料のNaMnO・HOとでは、各ピークプロファイルが異なっていることが認められ、異なった結晶構造であることがわかる。また、本発明セルA1の正極活物質と比較セルZ1の正極活物質とを比較した場合には、比較セルZ1の正極活物質では2θ=34.0°〜40.0°に幅の広いピークを有するという点、2θ=15.0°〜25.0°のピーク強度が2番目に大きいという点、さらに、各ピーク幅が広くなっているという点を除けば、本発明セルA1の正極活物質と似た構造であることが認められる。
また、本発明セルA1の正極活物質は、各ピークから面心立方格子と考えられ、38〜39°、44〜45°、64〜66°、78°付近のピークをそれぞれ111、200、220、311と指数付けすることが可能である。
尚、本発明セルA1の正極活物質と、粉末X線データベース〔International Centre for Diffraction Data(ICDD)〕のマンガン酸化物とについて比較したが、本発明セルA1の正極活物質のプロファイルとは一致するものはなかった。比較した物質のPowder Diffraction File(PDF)の番号を以下の表1及び表2に示す。
Figure 2010108912
Figure 2010108912
更に、図2から明らかなように、本発明セルA2の正極活物質は上記本発明セルA1の正極活物質と各ピークが略同一であることが認められ、略同一の結晶構造であると思われる。一方、本発明セルA1、A2と同一の過マンガン酸塩を出発原料として用いているが、リチウム塩を加えることなく熱処理して作製した比較セルZ3、Z4の正極活物質は、それぞれ、本発明セルA1、A2の正極活物質と各ピークが異なっていることが認められる。このことから、本発明セルA1、A2の正極活物質は、過マンガン酸塩とリチウム塩とが反応して合成される物質であり、リチウム塩を加えることなく、単に過マンガン酸塩を熱処理するだけでは、同じ熱処理条件であっても合成されない。以上のことから、本発明セルA1、A2の正極活物質は、過マンガン酸塩の単なる分解物生成物ではないことがわかる。
(実験2)
本発明セルA1、A2及び比較セルZ1、Z2を下記の条件で充放電し、各セルの充放電容量密度を調べたので、その結果を図4〜図7に示す。尚、図4は本発明セルA1における充放電容量密度と電位との関係を示すグラフ、図5は比較セルZ1における充放電容量密度と電位との関係を示すグラフ、図6は比較セルZ2における充放電容量密度と電位との関係を示すグラフ、図7は本発明セルA2における充放電容量密度と電位との関係を示すグラフである。
[充放電条件]
0.09mA/cm以下の一定の電流密度で2.0V(vs.Li/Li)まで1サイクル目の放電をした後、0.09mA/cm以下の一定の電流密度で5.0V(vs.Li/Li)まで2サイクル目の充電をし、更に、0.09mA/cm以下の一定の電流密度で2.0V(vs.Li/Li)まで2サイクル目の放電をするという条件である。
尚、0.09mA/cm以下の一定の電流密度であれば、放電容量密度の測定において、放電電流値のレートによる影響を受けない。したがって、同一条件下で充放電を行ったものとして、下記の如く各セルの放電容量密度を比較することが可能である。
本発明セルA1では、図4から明らかなように、2.0V(vs.Li/Li)までの放電容量密度は244mAh/g、2.5V(vs.Li/Li)までの放電容量密度は213mAh/g、2.8V(vs.Li/Li)までの放電容量密度は183mAh/gであって、何れの電位でも放電容量密度が非常に大きくなっていることが認められる。また、本発明セルA1では、放電容量密度が非常に大きくなっている(電池容量を大きくできる)という利点の他、放電プラトーが2段となっておらず、なだらかな放電曲線を有しているため、電池残量の検知が容易であるという利点が発揮できる。
これに対して、比較セルZ1では、図5から明らかなように、2.0V(vs.Li/Li)までの放電容量密度でも69mAh/gしかないことが認められ、放電容量密度が非常に小さい。
また、比較セルZ2では、図6から明らかなように、2.0V(vs.Li/Li)までの放電容量密度は208mAh/g、2.5V(vs.Li/Li)までの放電容量密度は175mAh/g、2.8V(vs.Li/Li)までの放電容量密度は118mAh/gであって、比較セルZ1よりは放電容量密度が大きいものの、本発明セルA1よりは放電容量密度が小さくなっていることが認められる。加えて、比較セルZ2では、放電特性において放電プラトーが2段となっていることも認められる。
尚、本発明セルA1における1サイクル目の放電容量密度は66mAh/g、2サイクル目の充電容量密度は343mAh/gとなっていることから、本発明セルA1の正極活物質では、充放電の初期には、放電容量密度より大きな充電容量密度を有するということが特徴的である。
また、図7から明らかなように、本発明セルA2では、2.0V(vs.Li/Li)までの放電容量密度は185mAh/g、2.5V(vs.Li/Li)までの放電容量密度は173mAh/g、2.8V(vs.Li/Li)までの放電容量密度は153mAh/gである。したがって、出発原料として過マンガン酸カリウムで作製した本発明セルA2は、2.8V(vs.Li/Li)までの放電容量密度は比較セルZ2より十分大きくなるが、2.0V、2.5V(vs.Li/Li)までの放電容量密度は略同等である。但し、本発明セルA2では、比較セルZ2の如く放電プラトーが2段となっておらず、なだらかな放電曲線を有しているため、比較セルZ2に比べて電池残量の検知は容易であるという利点が発揮できる。
以上のことから、電池残量の検知という点においては、出発原料として過マンガン酸ナトリウム(本発明セルA1)のみならず、過マンガン酸カリウム(本発明セルA2)を用いることも可能ではある。但し、電池残量の検知の他に放電容量密度の増大という利点も発揮させるためには、出発原料として過マンガン酸ナトリウムを用いるのが好ましい。
(実験3)
本発明セルA1、A2の正極活物質と比較セルZ1、Z3、Z4の正極活物質との組成分析を行ったので、その結果を表3に示す。尚、組成分析は、Li(リチウム)とNa(ナトリウム)とK(カリウム)とについては炎光光度法を用いて行ない、Mn(マンガン)についてはICP(誘導結合プラズマ) を用いて行なった。また、表3においては、Mnの組成を1.00としてLiとNaとKとの組成比を算出している。
Figure 2010108912
本発明セルA1、A2の正極活物質と比較セルZ1、Z3、Z4の正極活物質とは、過マンガン酸ナトリウムや過マンガン酸カリウムを出発原料としている。しかしながら、表3から明らかなように、リチウムの溶融塩床でイオン交換し合成された本発明セルA1、A2の正極活物質及び比較セルZ1の正極活物質では出発原料に含まれるNa量やK量(Mnを1.00とした時の比率)が多くても0.01程度であるのに対して、Li量は1.00以上であることから、主な合成物はリチウム化合物であることがわかる。一方、リチウム溶融塩床を用いずに合成された比較セルZ3、Z4の正極活物質ではそれぞれ出発原料のアルカリ金属化合物が多く含まるのに対して、Li量は極少量であることから、主な合成物はリチウム化合物ではないことがわかる。
尚、本発明セルA1の正極活物質と比較セルZ1の正極活物質との比較から、リチウムとナトリウムとマンガンとの組成比は、Li:Na:Mn=a:b:1とすると、1.08<a<1.90且つ0<b<0.018、好ましくは、1.30<a<1.80且つ0.005<b<0.015である。マンガン量を1.00とした時のリチウム含有比(上記aの値)を、1.08を超え1.90未満に規制するのは、リチウム含有比が1.08を超えることで構造が安定になる一方、リチウム含有比が1.90以上になると逆に構造が不安定になり、合成が困難となることが考えられるからである。したがって、リチウム含有比としては、1.08を超え1.90未満(特に、1.30を超え1.80未満)の範囲内で容易に合成できるものと推察される。また、本発明セルA2の正極活物質の場合にも、リチウムとカリウムとマンガンとの組成比は、Li:K:Mn=a:b:1とすると、a、bの値は上記と同様であることが望ましい。
本発明は、例えば携帯電話、ノートパソコン、PDA等の移動情報端末の駆動電源の他、HEVや電動工具といった高出力向けの駆動電源にも展開が期待できる。
1:作用極
2:対極
3:セパレータ
4:参照極
5:試験セル
6:リード

Claims (10)

  1. マンガン酸化物から成る正極活物質であって、
    上記マンガン酸化物には、リチウムと、ナトリウム、カリウム、及びルビジウムから成る群から選択される少なくとも1種とが含まれており、且つ、当該マンガン酸化物のX線粉末結晶回折(Cukα)において、2θ=42.0°〜46.0°に最も強度が大きなピークを、2θ=64.0°〜66.0°に二番目に強度が大きなピークを有することを特徴とする正極活物質。
  2. 上記マンガン酸化物は、化学式LiMnO(MはNa、K、Rbから成る群から選択される少なくとも1種であり、1.08<a<1.90、0<b<0.018、0<x≦4)で表される、請求項1に記載の正極活物質。
  3. 上記マンガン酸化物におけるaとbとが、各々、1.30<a<1.80、0.005<b<0.015である、請求項2に記載の正極活物質。
  4. 上記マンガン酸化物のX線粉末結晶回折(Cukα)において、2θ=15.0°〜25.0°に上記両ピークよりも強度が小さな幅広のピークを有する、請求項1〜3の何れか1項に記載の正極活物質。
  5. 上記マンガン酸化物のX線粉末結晶回折(Cukα)において、2θ=38.0°〜39.5°及び/又は2θ=77.0°〜79.0°にピークを有する、請求項1〜4の何れか1項に記載の正極活物質。
  6. 過マンガン酸塩と溶融塩床との混合物を、上記溶融塩床の溶融温度よりも高温で保持することにより正極活物質を作製することを特徴とする正極活物質の製造方法。
  7. 上記過マンガン酸塩として、過マンガン酸ナトリウム、過マンガン酸カリウム、及び過マンガン酸ルビジウムから成る群から選択される少なくとも1種が用いられる、請求項6記載の正極活物質の製造方法。
  8. 上記過マンガン酸塩として過マンガン酸ナトリウムを用いる、請求項7に記載の正極活物質の製造方法。
  9. 上記溶融塩床として、水酸化リチウムと硝酸リチウムとの混合物を用いる、請求項6に記載の正極活物質の製造方法。
  10. 正極、負極、及び非水電解質を有する非水電解質二次電池の正極に、請求項1〜5の何れか1項に記載の正極活物質を用いることを特徴とする非水電解質二次電池。
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