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JP2010108130A - スイッチング装置 - Google Patents

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Yoshio Tanaka
義雄 田中
Kimihide Aoyama
公英 青山
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Abstract

【課題】高い信頼性を得ることができるスイッチング装置を提供する。
【解決手段】すべてのスイッチSW1〜SW4をオンの状態としたとき、すべてのスイッチSW1〜SW4のオン抵抗値が正常な場合、電流(Irb1)と電流(Irb2)とは一致する。一方、スイッチSW2のオン抵抗値に異常が発生すると、電流(Irb1)はスイッチSW1およびスイッチSW2の合成抵抗値に対応する値を、電流(Irb2)はスイッチSW3およびスイッチSW4の合成抵抗値に対応する値を、それぞれ示すため、これらの電流の比が十分大きくなり、オン抵抗値の上昇が容易に検出できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチの切り替えにより負荷に対する電源のオン/オフを選択可能なスイッチング装置に関する。
プロセスオートメーションの分野では、電磁弁等のフィールド機器に対し、電源のオン/オフを切り替えるための装置が使用されている。このような装置では高い信頼性(例えば、IEC61508)が要求されるため、自らの状態を診断する機能が要求される。
特開2005−44074号公報
しかし、自己診断時には電源のオン/オフ状態を維持することが前提条件であるため、内部のスイッチを自由にオン/オフさせることができず、十全な自己診断が困難であるという事情がある。例えば、通常出力状態がオフである間の自己診断において、出力状態をオンできる状態にあるか否かを診断することができない等の問題がある。
本発明の目的は、高い信頼性を得ることができるスイッチング装置を提供することにある。
本発明のスイッチング装置は、スイッチの切り替えにより負荷に対する電源のオン/オフ状態を選択可能なスイッチング装置において、電源と負荷との間に形成され、回路中に複数のスイッチを含む回路網と、前記回路網に含まれる前記複数のスイッチをそれぞれ独立して制御する制御手段と、前記回路網中の回路の電流を監視する電流監視手段と、を備え、前記制御手段は、前記負荷に対する電源のオン/オフの状態を維持する条件下で前記複数のスイッチの状態を順次切り替える制御を実行するとともに、前記電流監視手段は前記制御実行時における前記電流を監視することを特徴とする。
このスイッチング装置によれば、電流監視手段により制御実行時における電流を監視するので、負荷に対する電源の状態を維持しつつスイッチング装置の異常を高精度に検出できる。
前記電流監視手段は、前記回路網中で互いに並列接続され、前記スイッチが挿入されたスイッチング回路のそれぞれに流れる電流を監視してもよい。
前記電源は交流電源であり、前記電流監視手段は前記電流の実効値を監視してもよい。
前記電源は交流電源であり、前記電流監視手段は前記交流電源の周期に合わせて取得した電流の瞬間値を監視してもよい。
前記電流監視手段は、現在の電流の瞬間値を前記交流電源の周期の整数倍だけ前に取得された電流の瞬間値と比較することで、前記現在の電流値を監視してもよい。
本発明のスイッチング装置によれば、電流監視手段により制御実行時における電流を監視するので、負荷に対する電源の状態を維持しつつスイッチング装置の異常を高精度に検出できる。
以下、本発明によるスイッチング装置の実施形態について説明する。
以下、図1〜図3を参照して、実施例1のスイッチング装置について説明する。
図1(a)は、実施例1のスイッチング装置の回路構成を示す図、図1(b)はスイッチの構成を示す図である。
図1(a)に示すように、本実施例のスイッチング装置は、4つのスイッチSW1〜SW4を用いて構成される。図1(b)に示すように、スイッチSW1はN型の電界効果トランジスタ(MOSFET)Q11,Q12を組み合わせて構成される。スイッチSW2〜スイッチSW4も同様に構成される。スイッチSW1〜スイッチSW4は制御回路4により互いに独立して制御可能とされる。
図1(a)に示すように、本実施例のスイッチング装置では、独立にオン/オフ制御可能な2個のスイッチ(スイッチSW1およびスイッチSW2)が実効電圧値100Vの交流電源1と負荷2との間に直列に接続され、交流電源1の交流電圧Vを分圧するように直列に接続された同一抵抗値の抵抗(R1,R2)の中点が、スイッチSW1およびスイッチSW2の中点に接続されている。また、この中点の電圧(Vrb1)は電圧監視回路3により監視される。
同様に、独立にオン/オフ制御可能な2個のスイッチ(スイッチSW3およびスイッチSW4)が交流電源1と負荷2との間に直列に接続され、交流電源1の交流電圧Vを分圧するように直列に接続された同一抵抗値の抵抗(R3,R4)の中点が、スイッチSW3およびスイッチSW4の中点に接続されている。また、この中点の電圧(Vrb2)は電圧監視回路3により監視される。
抵抗R1〜R4の抵抗値は、通常オフ状態において負荷2に影響を与えない程度の高抵抗値とされる。
図1(a)に示すように、スイッチSW1およびスイッチSW2が直列接続されたスイッチング回路には電流検出器CT1が、スイッチSW3およびスイッチSW4が直列接続されたスイッチング回路には電流検出器CT2が、それぞれ設けられている。それぞれのスイッチング回路の電流値(Irb1,Irb2)は電流監視回路5により監視される。
電圧監視回路3における監視結果は制御回路4に与えられ、制御回路4はこの監視結果に基づいて4つのスイッチSW1〜SW4について診断を行う。
図2は正常動作時における各スイッチの状態と、監視される電圧との関係を示す図である。
通常出力状態がオンである場合、スイッチSW1〜SW4を、図2において「出力状態」がオンである状態(状態4,8,12〜16)に順次、切り替え、その時の実効電圧(Vrb1およびVrb2)が図2に示す正しい電圧値となっていることを確認することで、各スイッチの健全性を自己診断できる。
同様に、通常出力状態がオフである場合、スイッチSW1〜SW4を、図2において「出力状態」がオフである状態(状態1〜3,5〜7,9〜11)に順次、切り替え、その時の実効電圧(Vrb1およびVrb2)が図2に示す正しい電圧値となっていることを確認することで、各スイッチの健全性を自己診断できる。
図3は、スイッチSW1またはスイッチSW2を構成するトランジスタのいずれか1つがオン故障(オンに固着する故障)した場合に検出される実効電圧(Vrb1およびVrb2)を示している。例えば、「状態1」の上段ではスイッチSW1を構成するトランジスタQ11またはQ12のいずれかがオン故障した状態が示されており、「↓」はトランジスタQ11がオン故障しトランジスタQ12の寄生ダイオードを経由して電流が流れることを意味している。また、「↑」はトランジスタQ12がオン故障しトランジスタQ11の寄生ダイオードを経由して電流が流れることを意味している。
図3に示すように、トランジスタにオン故障が発生した場合には、図2に示す正常時とは異なる実効電圧(Vrb1)が検出されるため、故障の発生を検知できる。
スイッチSW3またはスイッチSW4においてオン故障が発生した場合にも、同様に実効電圧(Vrb2)に基づき故障の発生を検知できる。
スイッチSW1〜SW4のいずれかにオフ故障(オフに固着する故障)が生じた場合には、図2に示される状態群中の1つに対応した状態となり、実効電圧(Vrb1,Vrb2)に基づきオフ故障が検出される。例えば、スイッチSW4がオフ故障した場合には、各スイッチの状態が「状態2」のときに、実効電圧(Vrb1およびVrb2)は、図2における「状態1」と同様の結果となる。このため、実効電圧に基づいてスイッチSW4のオフ故障を検出できる。
このように、本実施例のスイッチング装置では、通常出力状態がオン、オフのいずれにおいても、その出力状態を維持しながらスイッチ群の自己診断が可能であり、異常を検出した際、速やかに交換等のメインテナンスを行うことが可能となる。また、電源にパルスを重畳させることによる診断を不要とすることができ、負荷への外乱を防止できる。
しかし、電圧の監視のみでは、オン時におけるスイッチSW1〜SW4の抵抗値が大きくなる故障については検出が困難である。電流値(Irb1,Irb2)の監視は、このような抵抗値が大きくなるようなモードでのスイッチSW1〜SW4の故障を検出することを目的としている。
図4は、すべてのスイッチSW1〜SW4をオンの状態(図2における「状態16」)において、スイッチの抵抗値が大きくなるようなモードでの故障時に監視される電圧(Vrb1,Vrb2)および電流(Irb1,Irb2)を示している。
図4の例では、スイッチSW1〜SW4の正常時のオン抵抗値を0.2Ωとし、負荷2のインピーダンスを100Ωまたは500Ωとした場合に検出される電圧(Vrb1,Vrb2)および電流(Irb1,Irb2)を示している。
ここで、例えばスイッチSW2のオン抵抗値が正常な状態の5倍である1Ωという異常値を示す場合でも、電圧(Vrb1,Vrb2)の変化は微小であり、オン抵抗値の異常を検出することができない。
また、電圧(Vrb1,Vrb2)のみの監視では、自己診断の実行前にスイッチの1つが故障していた場合、自己診断時のスイッチSW1〜SW4のオン/オフ切り替え動作により、意図しない出力状態となってしまうという問題がある。例えば、図4の例においてスイッチSW2のオン抵抗値が無限大となっていても、すべてのスイッチSW1〜SW4をオンの状態(図2における「状態16」)を起点とする自己診断を行う場合、この状態では電圧(Vrb1,Vrb2)に基づいてスイッチSW2の異常を検出できない。この状態から診断を開始し、スイッチSW3およびスイッチSW4をオフする状態まで移行した段階で出力状態が意図せずにオフ状態となってしまう。
これに対し、電流(Irb1,Irb2)に基づけば、スイッチのオン抵抗値の増大を容易に検出できる。
図4に示すように、すべてのスイッチSW1〜SW4をオンの状態(図2における「状態16」)としたとき、すべてのスイッチSW1〜SW4のオン抵抗値が正常な場合、電流(Irb1)と電流(Irb2)とは一致する。一方、スイッチSW2のオン抵抗値に異常が発生すると、電流(Irb1)はスイッチSW1およびスイッチSW2の合成抵抗値に対応する値を、電流(Irb2)はスイッチSW3およびスイッチSW4の合成抵抗値に対応する値を、それぞれ示すため、これらの電流の比が十分大きくなり、オン抵抗値の上昇が容易に検出できる。例えば、スイッチSW2のオン抵抗値が1Ωの場合には、電流比(Irb2/Irb1)は負荷2のインピーダンスと無関係に3倍となる。したがって、スイッチの抵抗値の異常が容易に検出される。
また、スイッチSW1〜SW4の切り替えによる自己診断の実行前に、このような電流(Irb1,Irb2)に基づく異常検出を実行することで、意図しない出力状態の発生を防止できる。
なお、スイッチの直列数および並列数は2つに限定されず、それぞれ3以上であってもよい。また、電源は直流電源でもよい。
以下、図5を参照して、実施例2のスイッチング装置について説明する。
図5は実施例2のスイッチング装置の回路構成を示す図である。なお、実施例1と同一構成要素には同一符合を付している。
図5に示すように、本実施例のスイッチング装置は、実施例1と同様、4つのスイッチSW1〜SW4を用いて構成される。スイッチSW1はN型の電界効果トランジスタ(MOSFET)Q11,Q12を組み合わせて構成される。スイッチSW2〜スイッチSW4も同様に構成される。スイッチSW1〜スイッチSW4は制御回路4により互いに独立して制御可能とされる。
図1に示すように、本実施例のスイッチング装置では、独立にオン/オフ制御可能な2個のスイッチ(スイッチSW1およびスイッチSW2)が実効電圧値100Vの交流電源1と負荷2との間に直列に接続され、交流電源1の交流電圧Vを分圧するように直列に接続された同一抵抗値の抵抗(R1,R2)の中点が、スイッチSW1およびスイッチSW2の中点に接続されている。また、この中点の電圧(Vrb1)は電圧監視回路31により監視される。
同様に、独立にオン/オフ制御可能な2個のスイッチ(スイッチSW3およびスイッチSW4)が交流電源1と負荷2との間に直列に接続され、交流電源1の交流電圧Vを分圧するように直列に接続された同一抵抗値の抵抗(R3,R4)の中点が、スイッチSW3およびスイッチSW4の中点に接続されている。また、この中点の電圧(Vrb2)は電圧監視回路31により監視される。
抵抗R1〜R4の抵抗値は、通常オフ状態において負荷2に影響を与えない程度の高抵抗値とされる。
図5に示すように、本実施例のスイッチング装置では、負荷2に流れる電流(Irb)が電流検出器CTにより計測され、計測された電流値は電流監視部51により監視される。また、電流監視部51には、計測された電流値を順次格納するロータリバッファ52が接続される。
電圧監視回路31における監視結果は制御部41に与えられ、制御部41はこの監視結果に基づいて4つのスイッチSW1〜SW4を独立して制御する。電圧監視回路31を介して監視される電圧に基づく自己診断は、実施例1と同様の手順で実行される。
次に、電流監視部51における電流の監視動作について説明する。
実施例1のスイッチング装置では、電流の実効値の監視を行っている。しかし、実効値を計測するためには少なくとも交流電源の1周期分の電位を検出、演算が必要である。電源1の周波数が50Hzの場合には周期は20ms、60Hzの場合には周期は16.66msとなる。また、電源1の周波数として50Hzおよび60Hzの両者に対し同一の診断動作を適用する場合には、診断結果を得るための時間として100msを要する。そのため、診断結果を動作に反映させるまでの応答時間がかかり、意図しない出力状態が発生するおそれもある。
これに対し、本実施例のスイッチング装置では、電流監視部51における診断動作を電源電圧の変化に同期させることで、異常の発生や意図しない出力状態の発生を即時に検出することができる。
図6は電流監視部51の動作を示すフローチャート、図7はロータリバッファ52への書き込み動作を示す図である。ここでは、電源の周波数が50Hzであり、ロータリバッファ52のサイズを20ms分のデータに対応させた場合について説明する。
図6のステップS1〜ステップS2は、電流監視部51における起動処理を示している。この処理は、電源投入およびこれに引続くリセット解除後に実行され、定周期タイマの周期でトリガを発生させる。このトリガによりタイマ割り込み処理が実行される。
図6のステップS1では、定周期タイマを起動する。続いて、ステップS2では、タイマがタイムアップするのを待って、トリガを発生させる処理を繰り返す。これにより、定周期タイマの周期でトリガが繰り返し発生される。定周期タイマの周期は、電源周期の整数倍の約数である時間(図7の例では電源周期の1/16に相当する時間)とされ、ロータリバッファ52には、この電源周期の整数倍の約数でサンプリングされた電流計測値のAD(アナログ/デジタル)変換結果が格納される。
図6のステップS11〜ステップS17は、上記トリガに応じて実行される電流監視部51におけるタイマ割り込み処理を示している。
図6のステップS11では、電流検出器CTにより計測された現在の電流値をAD変換する。
次に、ステップS12では、書き込みポインタを参照して、ロータリバッファ52の参照先データを読み出す。
次に、ステップS13では、ステップS11において得られたデータと、ステップS12において読み出されたデータとを比較し、両者の差が所定範囲内にあるか否か判断する。ここで、ロータリバッファ52のサイズは20ms分のデータに対応しており、交流電源の1周期分の時間に相当している。このため、書き込みポインタが示す位置の参照先データは1周期分前のデータであり、その間、異常が発生していなければ両者のデータが一致するはずである。図7の例では、ロータリバッファ52のバッファ領域を16分割しており、1/16周期ごとにデータ(AD0,AD1,AD2,・・・AD16)が書き込まれる。個々のバッファ領域には、1周期分ずつタイミングのずれたデータが順次、上書きされる。
ステップS13における判断が肯定されればステップS14へ進み、否定されればステップS15へ進む。
ステップS14では、エラーカウンタをクリアし、ステップS16へ進む。一方、ステップS14では、エラーカウンタをインクリメントし、ステップS16へ進む。
ステップS16では、書き込みポインタの指しているバッファにステップS11において得られたデータを格納(上書き)する。
ステップS17では、書き込みポインタを次のバッファに更新して、割り込み処理から復帰する。
このように、1周期前のデータと現在のデータとが一致していない(両者に所定範囲以上の差がある)間、エラーカウンタがインクリメントされ、不一致の連続数がエラーカウント数として提示される。エラーカウンタ数は制御部41にリアルタイムに与えられ、エラーカウント数が所定値を超えると、異常と判断されて所定の処理が実行される。
なお、異常と判断するエラーカウント数によって、異常発生に対する処理の応答性を調整することができる。また、異常の誤検出等を防止することもできる。
また、ロータリバッファのサイズを100ms分のAD変換によるデータに対応させることにより、50Hzの6周期あるいは60Hzの5周期分のデータが格納できることから、電源の周期が50Hzおよび60Hzのいずれであってもファームウェアの切り替えなしに対応可能となる。この場合には、1周期前のデータとの比較ではなく、現在の電流の瞬間値を交流電源の周期の整数倍(5倍または6倍)だけ前に取得された電流の瞬間値(5周期前または6周期前のデータ)と比較することになる。
以上のように、本実施例のスイッチング装置によれば、異常発生を即時に検出できる。また、異常判定の条件をエラーカウント数の閾値等により調整することで、異常判定の即応性や感度を最適化できる。
図8は、2つの電流検出器を設けた構成例を示す図である。
図8の例では、スイッチSW1およびスイッチSW2を含むスイッチング回路の電流(Irb1)を電流検出器CT1により、スイッチSW3およびスイッチSW4を含むスイッチング回路の電流(Irb2)を電流検出器CT2により、それぞれ検出し、電流監視部51Aに与えている。電流監視部51Aは、負荷2に流れる電流、すなわち、電流(Irb1)および電流(Irb2)の和をロータリバッファ52に格納し、現在の電流(Irb1)および電流(Irb2)の和と、ロータリバッファ52に格納されているデータとを対比する。
図8に示す構成の場合にも、図5に示す構成と同様、異常発生を迅速に検出できる。
以上説明したように、本発明のスイッチング装置によれば、電流監視手段により制御実行時における電流を監視するので、負荷に対する電源の状態を維持しつつスイッチング装置の異常を高精度に検出でき、高い信頼性を得ることができる。
また、交流電源の周期に合わせて取得した電流の瞬間値を監視するので、異常検出を即時に行うことができる。
本発明の適用範囲は上記実施形態に限定されることはない。本発明は、スイッチの切り替えにより負荷に対する電源のオン/オフを選択可能なスイッチング装置に対し、広く適用することができる。
実施例1のスイッチング装置の構成を示す図であり、(a)は、スイッチング装置の回路構成を示す図、(b)はスイッチの構成を示す図。 正常動作時における各スイッチの状態と、監視される電圧との関係を示す図。 オン故障時に検出される実効電圧(Vrb1およびVrb2)を示す図。 スイッチの抵抗値が大きくなるようなモードでの故障時に監視される電圧(Vrb1,Vrb2)および電流(Irb1,Irb2)を示す図。 実施例2のスイッチング装置の回路構成を示す図。 電流監視部の動作を示すフローチャート。 ロータリバッファへの書き込み動作を示す図。 2つの電流検出器を設けた構成例を示す図。
符号の説明
1 電源
2 負荷
4 制御回路(制御手段)
5 電流監視回路(電流監視手段)
41 制御部(制御手段)
51 電流監視部(電流監視手段)

Claims (5)

  1. スイッチの切り替えにより負荷に対する電源のオン/オフ状態を選択可能なスイッチング装置において、
    電源と負荷との間に形成され、回路中に複数のスイッチを含む回路網と、
    前記回路網に含まれる前記複数のスイッチをそれぞれ独立して制御する制御手段と、
    前記回路網中の回路の電流を監視する電流監視手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記負荷に対する電源のオン/オフの状態を維持する条件下で前記複数のスイッチの状態を順次切り替える制御を実行するとともに、前記電流監視手段は前記制御実行時における前記電流を監視することを特徴とするスイッチング装置。
  2. 前記電流監視手段は、前記回路網中で互いに並列接続され、前記スイッチが挿入されたスイッチング回路のそれぞれに流れる電流を監視することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング装置。
  3. 前記電源は交流電源であり、前記電流監視手段は前記電流の実効値を監視することを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチング装置。
  4. 前記電源は交流電源であり、前記電流監視手段は前記交流電源の周期に合わせて取得した電流の瞬間値を監視することを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチング装置。
  5. 前記電流監視手段は、現在の電流の瞬間値を前記交流電源の周期の整数倍だけ前に取得された電流の瞬間値と比較することで、前記現在の電流値を監視することを特徴とする請求項4に記載のスイッチング装置。
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