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JP2010105512A - 自動車の制御方法及び装置 - Google Patents

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JP2010105512A JP2008279031A JP2008279031A JP2010105512A JP 2010105512 A JP2010105512 A JP 2010105512A JP 2008279031 A JP2008279031 A JP 2008279031A JP 2008279031 A JP2008279031 A JP 2008279031A JP 2010105512 A JP2010105512 A JP 2010105512A
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transmission
torque
clutch
driven gear
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JP2008279031A
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Kinya Fujimoto
欽也 藤本
Tetsuo Matsumura
哲生 松村
Daiji Kiyomiya
大司 清宮
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Hitachi Astemo Ltd
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Hitachi Automotive Systems Ltd
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Abstract

【課題】
本発明の課題は、電動パーキングブレーキを備える自動MT車両において、運転者のスイッチ操作にしたがって電動パーキングブレーキを解除する場合であっても、車両の意図しない方向への移動を防止する制御方法を提案することにある。
【解決手段】
運転者のスイッチ操作にしたがって電動パーキングブレーキを解除する場合であっても、クラッチの係合を開始したのち、電動パーキングブレーキの制動状態を解除することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車の制御方法及び装置に係り、特に、電動パーキングブレーキを備えた自動車の制御方法及び装置に関する。
実開昭64−26569号公報により、電動モータの作動により車輪に制動力を付与する電動パーキングブレーキが知られている。電動パーキングブレーキは、運転者のスイッチ操作により、非制動状態から制動状態にしたり、制動状態から非制動状態にすることができるものであり、運転者に対してより容易な駐停車インターフェイスを提供する。
また、手動変速機に用いられる歯車式変速機を用いて、摩擦機構であるクラッチの操作と、歯車選択機構である同期噛合い機構の操作を自動化したシステムとして、自動化マニュアルトランスミッション(以下、「自動MT」と称する)が開発されており、従来の自動MTに比して駆動トルク中断を回避してよりスムーズな変速を行えるものとして、特開2000−234654号公報や、特開2001−295898号公報により、変速機への入力トルクを伝達する2つの摩擦伝達機構(クラッチ)を設け、2つのクラッチによって交互に駆動トルクを伝達する、ツインクラッチ式自動MTが知られている。
実開昭64−26569号公報 特開2000−234654号公報 特開2001−295898号公報
自動MT車両では、クラッチの締結/解放動作により、駆動力源の動力を伝達,遮断することが可能であり、電動パーキングブレーキを備える自動MT車両においては、電動パーキングブレーキの制動力により駐停車する場合、所望の制動力を得られるようにするためや、クラッチの劣化が促進されるのを防止するため、あるいは、燃費が悪化するのを防止する目的で、クラッチを解放状態に制御する場合がある。
こうした場合において、運転者のスイッチ操作にしたがって電動パーキングブレーキの制動状態を非制動状態に切り替えてしまうと、登坂路で運転者の意図する方向とは逆方向へ車両が移動を開始する場合がある課題があった。
本発明の目的は、電動パーキングブレーキを備える自動MT車両において、運転者のスイッチ操作にしたがって電動パーキングブレーキを解除する場合であっても車両の意図しない方向への移動を防止する制御方法を提案することにある。
上記目的は、駆動力を発生するための駆動力源と、摩擦面の押し付け荷重を調整することで前記駆動力源の動力を伝達,遮断する摩擦伝達機構と、アクチュエータの作動によって車輪に対して制動力を付与する制動力付与機構と、該制動力付与機構を作動状態と非作動状態とで切り替えるための操作スイッチとを備え、前記摩擦伝達機構をスリップ係合することによって駆動力源のトルクを駆動軸に伝達してクリープや発進制御を行う自動車の制御方法であって、前記制動力付与機構が作動状態にあり、運転者により操作スイッチが操作され前記制動力付与機構を作動状態から非作動状態へと制御する際、前記摩擦伝達機構のスリップ係合を開始したのち、前記制動力付与機構による制動力を解除することにより達成される。
本発明によれば、運転者のスイッチ操作にしたがって電動パーキングブレーキを解除する場合であっても、クラッチの係合を開始したのち、電動パーキングブレーキの制動状態を解除するので、車両の意図しない方向への移動を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6を用いて詳細に説明する。
最初に、図1を用いて、本発明に係わる自動車の構成例について説明する。
図1は、本発明に係る自動車の一実施の形態を示すシステム構成例のスケルトン図である。
駆動力源であるエンジン7,エンジン7の回転数を計測するエンジン回転数センサ(図示しない),エンジントルクを調節する電子制御スロットル(図示しない),吸入空気量に見合う燃料量を噴射するための燃料噴射装置(図示しない)が設けられており、エンジン制御ユニット101により、吸入空気量,燃料量,点火時期等を操作することで、エンジン7のトルクを高精度に制御することができるようになっている。前記燃料噴射装置には、燃料が吸気ポートに噴射される吸気ポート噴射方式あるいはシリンダ内に直接噴射される筒内噴射方式があるが、エンジンに要求される運転域(エンジントルク,エンジン回転数で決定される領域)を比較して燃費が低減でき、かつ排気性能が良い方式のエンジンを用いるのが有利である。駆動力源としては、ガソリンエンジンのみならず、ディーゼルエンジン,天然ガスエンジンや、電動機などでも良い。
自動変速機50には、入力軸クラッチ8,変速機入力軸41,変速機出力軸43,第1ドライブギア1,第2ドライブギア2,第3ドライブギア3,第4ドライブギア4,第5ドライブギア5,第1ドリブンギア11,第2ドリブンギア12,第3ドリブンギア13,第4ドリブンギア14,第5ドリブンギア15,第1同期噛合い機構21,第2同期噛合い機構22,第3同期噛合い機構23,入力軸回転センサ31,出力軸回転センサ33 、が設けられており、前記入力軸クラッチ8を係合、開放することで、前記エンジン7のトルクを変速機入力軸41に伝達,遮断することが可能である。入力軸クラッチ8には、一般に乾式単板クラッチが用いられるが、乾式多板クラッチや湿式多板クラッチなど、すべての摩擦伝達機構を用いることが可能である。前記入力軸クラッチ8の押し付け力(入力軸クラッチトルク)の制御には、電気によって駆動する作動装置(第1シフトアクチュエータ)61が用いられており、第1シフトアクチュエータ61に設けられたモータ(図示しない)の電流を制御することで、前記入力軸クラッチ8の伝達トルクの制御を行っている。
前記変速機入力軸41には、第1ドライブギア1,第2ドライブギア2,第3ドライブギア3,第4ドライブギア4,第5ドライブギア5が設けられている。前記第1ドライブギア1,前記第2ドライブギア2は変速機入力軸41に固定されており、前記第3ドライブギア3,前記第4ドライブギア4,前記第5ドライブギア5は、変速機入力軸41に対して回転自在に設けられている。また、前記変速機入力軸41の回転数である、入力軸回転数を検出する手段として、入力軸回転センサ31が設けられている。
一方、変速機出力軸43には、第1ドリブンギア11,第2ドリブンギア12,第3ドリブンギア13,第4ドリブンギア14,第5ドリブンギア15が設けられている。第1ドリブンギア11,第2ドリブンギア12は変速機出力軸43に対して回転自在に設けられており、第3ドリブンギア13,第4ドリブンギア14,第5ドリブンギア15は前記変速機出力軸43に固定されている。
また、前記変速機出力軸43の回転数を検出する手段として、出力軸回転センサ33 が設けられている。
これらのギアの中で、前記第1ドライブギア1と、前記第1ドリブンギア11とが、また、前記第2ドライブギア2と、前記第2ドリブンギア12とが、また、前記第3ドライブギア3と、前記第3ドリブンギア13とが、また、前記第4ドライブギア4と、前記第4ドリブンギア14とが、さらに、前記第5ドライブギア5と、前記第5ドリブンギア15とが、それぞれ噛合している。
第1同期噛合い機構21は、第1ドリブンギア11と第2ドリブンギア12の間に設けられている。第1同期噛合い機構21は、第1ドリブンギア11を変速機出力軸43に係合させたり、第2ドリブンギア12を変速機出力軸43に係合させる。
したがって、変速機入力軸41へ入力された回転トルクは、第1同期噛合い機構21を介して、第1ドライブギア1−第1ドリブンギア11−変速機出力軸43へ、または、第2ドライブギア2−第2ドリブンギア12−変速機出力軸43へと伝達される。
また、第2同期噛合い機構22は、第3ドライブギア3と第4ドライブギア4の間に設けられている。第2同期噛合い機構22は、第3ドライブギア3を変速機入力軸41に係合させたり、第4ドライブギア4を変速機入力軸41に係合させる。したがって、変速機入力軸41へ入力された回転トルクは、第2同期噛合い機構22を介して、第3ドライブギア3−第3ドリブンギア13−変速機出力軸43へ、または第4ドライブギア4−第4ドリブンギア14−変速機出力軸43へと伝達される。
さらに、第3同期噛合い機構23は、第5ドライブギア5の横に設けられている。第3同期噛合い機構23は、第5ドライブギア5を変速機入力軸41に係合させる。したがって、変速機入力軸41へ入力された回転トルクは、第3同期噛合い機構23を介して、第5ドライブギア5−第5ドリブンギア15−変速機出力軸43へと伝達される。
ここで、前記第1同期噛合い機構21,第2同期噛合い機構22,第3同期噛合い機構23は、摩擦面を備え、摩擦面を押し付けることによって回転数を同期させて噛合いを行う同期噛合い式を用いている。
変速機入力軸41の回転トルクを、変速機出力軸43に伝達するためには、第1同期噛合い機構21、または第2同期噛合い機構22、または第3同期噛合い機構23のうちいずれか一つを変速機入力軸41もしくは変速機出力軸43の軸方向に移動させ、第1ドリブンギア11,第2ドリブンギア12,第3ドライブギア3,第4ドライブギア4,第5ドライブギア5のいずれか一つと係合する必要がある。作動装置である第3シフトアクチュエータ63によって、シフト/セレクト機構24を動作させ、第1同期噛合い機構21、または第2同期噛合い機構22、または第3同期噛合い機構23のいずれを移動させるかを選択し、作動装置である第2シフトアクチュエータ62によって、シフト/セレクト機構24を動作させることによって、前記第1同期噛合い機構21、または第2同期噛合い機構22、または第3同期噛合い機構23のうち、選択されたいずれか一つの噛合い伝達機構の位置を移動し、第1ドリブンギア11,第2ドリブンギア12,第3ドライブギア3,第4ドライブギア4,第5ドライブギア5のいずれか一つに係合させ、変速機入力軸41の回転トルクを、第1同期噛合い機構21、または第2同期噛合い機構22、または第3同期噛合い機構23のいずれか一つを介して変速機出力軸43へと伝達することができる。
このように第1ドライブギア1,第2ドライブギア2,第3ドライブギア3,第4ドライブギア4,第5ドライブギア5から、第1ドリブンギア11,第2ドリブンギア12,第3ドリブンギア13,第4ドリブンギア14,第5ドリブンギア15を介して変速機出力軸43に伝達された変速機入力軸41の回転トルクは、変速機出力軸43に連結されたディファレンシャルギア(図示しない)を介して車軸80に伝えられる。
車軸80の両端には、駆動輪140,141が連結され変速機から伝えられた回転トルクにより車両を推進させる。駆動輪140,141には、電動パーキングブレーキアクチュエータ120,121が設けられ、電動パーキングブレーキ制御ユニット110によって、電動パーキングブレーキアクチュエータ120,121に接続されるモータ(図示しない)の電流を制御することで、駆動輪140,141に制動力を付与することができる。また、運転席付近に配置された操作スイッチ130から、電動パーキングブレーキの作動/解除を示す信号が前記電動パーキングブレーキ制御ユニット110に入力される。なお、電動パーキングブレーキアクチュエータの構成としては、駆動輪付近に設ける構成の他に、変速機の出力軸に設ける構成でも良い。
前記入力軸クラッチ8の伝達トルクを制御するための作動機構である第1シフトアクチュエータ61は、制御装置である変速機制御ユニット100によって、第1シフトアクチュエータ61に設けられたモータ(図示しない)の電流を制御することで、前記入力軸クラッチ8の伝達トルクの制御を行っている。なお、第1シフトアクチュエータ61には、入力軸クラッチのストロークを計測する位置センサ(図示しない)が設けられている。
また、変速機制御ユニット100によって、第3シフトアクチュエータ63に設けられたモータ(図示しない)の電流を制御することで、シフト/セレクト機構24に設けられたコントロールアーム(図示しない)のストローク位置(セレクト位置)を制御し、第1同期噛合い機構21,第2同期噛合い機構22,第3同期噛合い機構23のいずれを移動するか選択している。なお、第3シフトアクチュエータ63にはセレクト位置を計測する位置センサ(図示しない)が設けられている。
また、変速機制御ユニット100によって、第2シフトアクチュエータ62に設けられたモータ(図示しない)の電流を制御することで、シフト/セレクト機構24に設けられたコントロールアーム(図示しない)の回転力,回転位置を制御し、第3シフトアクチュエータ63によって選択された、第1同期噛合い機構21,第2同期噛合い機構22,第3同期噛合い機構23のいずれかを動作させる荷重、もしくは第1同期噛合い機構21,第2同期噛合い機構22,第3同期噛合い機構23のいずれかのストローク位置(シフト位置)を制御できるようになっている。なお、第2シフトアクチュエータ62にはシフト位置を計測する位置センサ(図示しない)が設けられている。
また、変速機50には、変速機50内部の潤滑油の温度を計測する油温センサ(図示しない)が設けられている。
また、レバー装置106から、Pレンジ,Rレンジ,Nレンジ,Dレンジ等のシフトレバー位置を示すレンジ位置信号が前記変速機制御ユニット100に入力される。
前記変速機制御ユニット100,エンジン制御ユニット101,電動パーキングブレーキ制御ユニット110は、通信手段103によって相互に情報を送受信可能なように構成する。
前記変速機制御ユニット100によって、第3シフトアクチュエータ63を制御してセレクト位置を制御し、第1同期噛合い機構21を移動することを選択し、第2シフトアクチュエータ62を制御してシフト位置を制御し、第1同期噛合い機構21と第1ドリブンギア11が噛合して第1速段となる。
前記変速機制御ユニット100によって、第3シフトアクチュエータ63を制御してセレクト位置を制御し、第1同期噛合い機構21を移動することを選択し、第2シフトアクチュエータ62を制御してシフト位置を制御し、第1同期噛合い機構21と第2ドリブンギア12が噛合して第2速段となる。
前記変速機制御ユニット100によって、第3シフトアクチュエータ63を制御してセレクト位置を制御し、第2同期噛合い機構22を移動することを選択し、第2シフトアクチュエータ62を制御してシフト位置を制御し、第2同期噛合い機構22と第3ドライブギア3が噛合して第3速段となる。
前記変速機制御ユニット100によって、第3シフトアクチュエータ63を制御してセレクト位置を制御し、第2同期噛合い機構22を移動することを選択し、第2シフトアクチュエータ62を制御してシフト位置を制御し、第2同期噛合い機構22と第4ドライブギア4が噛合して第4速段となる。
前記変速機制御ユニット100によって、第3シフトアクチュエータ63を制御してセレクト位置を制御し、第3同期噛合い機構23を移動することを選択し、第2シフトアクチュエータ62を制御してシフト位置を制御し、第3同期噛合い機構23と第5ドライブギア5が噛合して第5速段となる。
なお、第1同期噛合い機構21,第2同期噛合い機構22,第3同期噛合い機構23を動作させるシフト/セレクト機構24としては、コントロールシャフト,コントロールアームおよびシフトフォークなどによって構成しても良いし、ドラム式など、第1同期噛合い機構21,第2同期噛合い機構22,第3同期噛合い機構23を移動させるための他の機構を用いても構成可能である。また、各アクチュエータに備えられるモータは、磁石が固定されて巻線が回転される、いわゆる直流モータによって構成しても良いし、巻線が固定して磁石が回転される、いわゆる永久磁石同期モータでも良く、種々のモータが適用可能である。
また、前記第1シフトアクチュエータ61,前記第2シフトアクチュエータ62,前記第3シフトアクチュエータ63は、本実施例においてはモータを備えた電動アクチュエータとして構成しているが、油圧電磁弁、および油圧ピストン、および油圧シリンダを備えた油圧アクチュエータとして構成しても良い。
図2に、変速機制御ユニット100と、エンジン制御ユニット101と、電動パーキングブレーキ制御ユニット110との間の入出力信号関係を示す。変速機制御ユニット100は、入力部100i,出力部100o,コンピュータ100cを備えたコントロールユニットとして構成される。同様に、エンジン制御ユニット101も、入力部101i,出力部101o,コンピュータ101cを備えたコントロールユニットとして構成される。同様に、電動パーキングブレーキ制御ユニット110も、入力部110i,出力部110o,コンピュータ110cを備えたコントロールユニットとして構成される。変速機制御ユニット100からエンジン制御ユニット101に、通信手段103を用いてエンジントルク指令値TTeが送信され、エンジン制御ユニット101はTTeを実現するように、前記エンジン7の吸入空気量,燃料量,点火時期等(図示しない)を制御する。また、エンジン制御ユニット101内には、変速機への入力トルクとなるエンジントルクの検出手段(図示しない)が備えられ、エンジン制御ユニット101によってエンジン7の回転数Ne,エンジン7が発生したエンジントルクTeを検出し、通信手段103を用いて変速機制御ユニット100に送信する。エンジントルク検出手段には、トルクセンサを用いるか、またはインジェクタの噴射パルス幅や吸気管内の圧力とエンジン回転数など、エンジンのパラメータによる推定手段としても良い。
変速機制御ユニット100は、所望の入力軸クラッチ伝達トルクを実現するために、第1シフトアクチュエータ61のクラッチモータ61bへ印加する電圧V1_sta,V2_staを調整することで、クラッチモータ61bの電流を制御し、入力軸クラッチ8を係合,解放する。
また、変速機制御ユニット100は、所望のセレクト位置を実現するために、第3シフトアクチュエータ63のセレクトモータ63bへ印加する電圧V1_sel,V2_selを調整することで、セレクトモータ63bの電流を制御し、第1同期噛合い機構21,第2同期噛合い機構22,第3同期噛合い機構23のいずれを噛合させるかを選択する。
また、変速機制御ユニット100は、所望のシフト荷重(第1同期噛合い機構21,第2同期噛合い機構22,第3同期噛合い機構23のいずれかを押し付ける荷重)、もしくは所望のシフト位置(第1同期噛合い機構21,第2同期噛合い機構22,第3同期噛合い機構23のいずれかのスリーブの位置)を実現するために、第2シフトアクチュエータ62のシフトモータ62bへ印加する電圧V1_sft,V2_sftを調整することで、シフトモータ62bの電流を制御し、第1同期噛合い機構21,第2同期噛合い機構22,第3同期噛合い機構23のいずれかの噛合,解放を行う。
なお、変速機制御ユニット100には、電流検出回路(図示しない)が設けられており、各モータの電流が目標電流に追従するよう電圧出力を変更して、各モータの回転トルクを制御している。
また、変速機制御ユニット100には入力軸回転センサ31,出力軸回転センサ33 から、入力軸回転数Ni,出力軸回転数Noがそれぞれ入力され、また、レバー装置106から、Pレンジ,Rレンジ,Nレンジ,Dレンジ等のシフトレバー位置を示すレンジ位置信号RngPosが入力され、アップスイッチ106aから,所謂マニュアルモードのアップシフト要求信号UpSwが入力され、ダウンスイッチ106bから、マニュアルモードのダウンシフト要求信号DnSwが入力され、アクセル開度センサ301からアクセルペダル踏み込み量Apsが入力され、ブレーキが踏み込まれているか否かを検出するブレーキスイッチ302からのON/OFF信号Brkが入力される。
また、変速機制御ユニット100には、変速機50内部の潤滑油の温度を計測する油温センサ303から潤滑油温TEMPlubが入力される。
また、変速機制御ユニット100には、入力軸クラッチのストロークを示すクラッチ位置RPstaが入力される。
また、変速機制御ユニット100には、第1同期噛合い機構21,第2同期噛合い機構22,第3同期噛合い機構23のいずれかのスリーブストローク位置を示すシフト位置RPsftが入力される。
また、変速機制御ユニット100には、第1同期噛合い機構21,第2同期噛合い機構22,第3同期噛合い機構23のいずれかを選択するためのコントロールアームのストローク位置を示すセレクト位置RPselが入力される。
変速機制御ユニット100は、例えば、運転者がシフトレンジをDレンジ等にしてアクセルペダルを踏み込んだときは運転者に発進,加速の意志があると判断し、また、運転者がブレーキペダルを踏み込込んだときは運転者に減速,停止の意志があると判断し、運転者の意図を実現するように、エンジントルク指令値TTe,入力軸クラッチ目標伝達トルクTTsを設定する。
また、出力軸回転数Noから算出する車速Vspとアクセルペダル踏み込み量Apsから目標とする変速段を設定し、設定した変速段への変速動作を実行するよう、エンジントルク指令値TTe,入力軸クラッチ目標伝達トルクTTs,目標シフト荷重TFsft,目標セレクト位置TPselを設定する。
また、変速機制御ユニット100は、設定された入力軸クラッチ目標伝達トルクTTs,目標シフト荷重TFsft,目標セレクト位置TPselを実現するよう、クラッチモータ61b,シフトモータ62b,セレクトモータ63bへ印加する電圧V1_sta,V2_sta,V1_sel,V2_sel,V1_sft,V2_sftを出力する。
変速機制御ユニット100から電動パーキングブレーキ制御ユニット110に、通信手段103を用いて入力軸クラッチ目標伝達トルクTTsが送信され、電動パーキングブレーキ制御ユニット110は操作スイッチ130からの信号を受けて、電動パーキングブレーキの制動/解除状態を制御する。また、電動パーキングブレーキ制御ユニット110内には、電動パーキングブレーキの制動力の検出手段(図示しない)あるいは推定手段(図示しない)が備えられ、操作スイッチ信号ParkSwとともに、制動力fBRKとして、通信手段103を用いて変速機制御ユニット100に送信する。
次に、図3,図4を用いて、本実施形態による自動車の制御方法による運転者のスイッチ操作にしたがって電動パーキングブレーキを解除する場合の具体的な制御内容について説明する。
図3は、本発明の一実施形態による自動車の制御方法の全体の制御内容を示すフローチャートである。
制御フローは、ステップ301(スイッチ操作による制動力解除要求有無判定)と、ステップ302(クラッチトルク制御)と、ステップ303(クラッチトルク判定)と、ステップ304(制動力低下制御)と、から構成される。
図3の内容は、変速機制御ユニット100のコンピュータ100cや、電動パーキングブレーキ制御ユニット110のコンピュータ110cにプログラミングされ、あらかじめ定められた周期で繰り返し実行される。すなわち、以下のステップ301〜304の処理は、変速機制御ユニット100や、電動パーキングブレーキ制御ユニット110によって実行される。
ステップ301(スイッチ操作による制動力解除要求有無判定)は、車両が電動パーキングブレーキによる制動状態にあるときに、操作スイッチ信号ParkSwにしたがい、制動力の解除が要求されているか否かの判定を行う。制動力の解除が要求されていない場合は図3の制御を終了する。制動力の解除が要求されていると判定された場合は、ステップ302へ進む。なお、本実施例では電動パーキングブレーキを備える自動MT車両であるので、電動パーキングブレーキを作動する場合は、道路勾配や車両重量によっては、クラッチを解放して駆動力源の動力伝達を遮断するほうが、制動力を低減でき燃費の面で有利であり、また、クラッチの劣化が促進するのも防止できる。トルクコンバータ付きの自動変速機を備える車両,所謂AT車両においても、電動パーキングブレーキを作動する場合は、自動変速機のシフト位置を自動的にニュートラル状態とすることで、クリープ力を発生させないようにして、燃費面でより有利とすることができる。
ステップ302において、クラッチを係合するためのクラッチトルクTTsを演算する。ここで、クラッチトルクは、急激な締結とならないよう滑らかに立ち上げる。また、クラッチトルクは、制動力fBRKの関数として演算することで、制動力の大小に応じて、クラッチの係合スピードを調節することができる。また、クラッチトルクのみならず、エンジントルクを電動パーキングブレーキの作動状態や制動力fBRKに応じて変更してもよい。また、クラッチトルクは、アクセルペダル踏み込み量Apsや潤滑油温TEMPlubに基づいて補正するように構成しても良いし、また、駆動力源のトルクTeに応じて補正するように構成しても良い。このとき、制動力fBRKは、車両を駐停車しておくために必要な力であるので、道路勾配や車両重量に依存して変化する。
電動パーキングブレーキを備える車両に限らず、運転者のブレーキペダル操作によらず車両に制動力を付与することが可能なアクティブブレーキを備える車両においても、アクティブブレーキの作動状態や制動力に応じて、例えばアクティブブレーキが作動状態のときは、アクティブブレーキが非作動状態のときに比べてクラッチトルクやエンジントルクを大きくなるように制御することができる。
ステップ303(クラッチトルク判定)では、ステップ302において演算したクラッチトルクTTsが所定値以上であるか否かにより、クラッチの係合を開始したか否かの判定を行う。クラッチトルクが所定値未満の場合は、図3のフローを抜ける。クラッチトルクが所定値以上の場合は、ステップ304へ進む。ここで、クラッチの係合を開始したか否かの判定には、クラッチトルクを用いて判定する方法のほかに、入力軸回転センサの回転数Niやエンジン回転数Neの変化によって判定する方法を採用しても良い。
ステップ304において、電動パーキングブレーキを解除するための制動力fBRKを徐々に低下するように演算する。このとき、ステップ303の判定により、クラッチが所定値以上のトルクを伝達している状態であるので、車両は運転者の意図する方向へ推進しようとする駆動力を得始めている。ここで、制動力fBRKを、クラッチトルクの増加に応じて、低減してゆくが、制動力の低減量はクラッチトルクによる駆動力の増加分を上回らないようにすることが肝要であり、これにより、登坂路における電動パーキングブレーキの解除の際であっても、車両の意図しない方向への推進を防止することができる。
次に、図4を用いて、本実施形態による自動車の制御方法の電動パーキングブレーキ解除制御例について説明する。図4は、電動パーキングブレーキの制動により車両が駐停車している状態で、運転者のスイッチ操作により電動パーキングブレーキの制動状態を解除する場合の制御内容を示している。
図4において、図4(A)は操作スイッチ信号ParkSwを示している。ONは電動パーキングブレーキ作動要求位置、OFFは電動パーキングブレーキ解除要求位置を示している。図4(B)は制動力fBRKを示している。図4(C)はクラッチトルクを示している。
時刻t1以前では、図4(A)に示すように、操作スイッチ信号ParkSwはON側の電動パーキングブレーキ作動要求位置にあり、電動パーキングブレーキが作動して車両が駐停車している状態である。
時刻t1において、運転者が操作スイッチをOFF側に操作すると、図4(C)に示すクラッチトルクを徐々に立ち上げクラッチを係合することで車両の駆動力を増加してゆく。
時刻t2において、ある程度クラッチトルクが立ち上がると、図4(B)に示す制動力fBRKの低下を開始する。
時刻t2〜時刻t3にかけて、クラッチを係合しつつ、制動力を低下してゆく。ここで、制動力fBRKの低下量はクラッチの係合による駆動力の増加分を上回らないようにすることが肝要であり、このことにより、登坂路における電動パーキングブレーキの解除の際であっても、車両の意図しない方向への推進を防止することができる。
時刻t3において、図4(B)に示す制動力fBRKの低下が完了する。
時刻t3〜時刻t4にかけて、図4(C)に示すクラッチの係合トルクをさらに増加してゆき所望の駆動力となるように、クラッチトルクを制御する。
次に、図5を用いて、本発明に係わる自動車の第2の構成例について説明する。
図5は、本発明に係る自動車の一実施の形態を示す第2のシステム構成例のスケルトン図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
自動変速機51には、第1クラッチ1008,第2クラッチ1009,第1入力軸1041,第2入力軸1042,出力軸1043,第1ドライブギア1,第2ドライブギア2,第3ドライブギア3,第4ドライブギア4,第5ドライブギア5,第1ドリブンギア11,第2ドリブンギア12,第3ドリブンギア13,第4ドリブンギア14,第5ドリブンギア15,第1噛合い伝達機構1021,第2噛合い伝達機構1022,第3噛合い伝達機構1023,回転センサ1031,回転センサ1032,回転センサ1033が設けられている。
本構成例が、図1に図示の構成例と異なる点は、図1に図示の構成例が入力軸クラッチ8の係合によってエンジン7のトルクを変速機入力軸41に伝達するように構成されているのに対し、本構成例がツインクラッチで構成している点である。
すなわち、第1クラッチ1008の係合によって、エンジン7のトルクを第1入力軸1041に伝達し、また第2クラッチ1009の係合によって、エンジン7のトルクを第2入力軸1042に伝達する。第2入力軸1042は中空になっており、第1入力軸1041は、第2入力軸1042の中空部分を貫通し、第2入力軸1042に対し回転方向への相対運動が可能な構成となっている。
第2入力軸1042には、第1ドライブギア1と第3ドライブギア3と第5ドライブギア5が固定されており、第1入力軸1041に対しては、回転自在となっている。また、第1入力軸1041には、第2ドライブギア2と第4ドライブギア4が固定されており、第2入力軸1042に対しては、回転自在となっている。
第1クラッチ1008の係合,解放は、電磁弁105aによって制御する油圧によって行われ、第2クラッチ1009の係合,解放は、電磁弁105bによって制御する油圧によって行われる。
また、第1入力軸1041の回転数を検出する手段として、センサ1031が設けられており、第2入力軸1042の回転数を検出する手段として、センサ1032が設けられている。
一方、出力軸1043には、第1ドリブンギア11,第2ドリブンギア12,第3ドリブンギア13,第4ドリブンギア14,第5ドリブンギア15が設けられている。第1ドリブンギア11,第2ドリブンギア12,第3ドリブンギア13,第4ドリブンギア14,第5ドリブンギア15は出力軸1043に対して回転自在に設けられている。
また、出力軸1043の回転数を検出する手段として、センサ1033が設けられている。
また、第1ドリブンギア11と第3ドリブンギア13の間には、第1ドリブンギア11を出力軸1043に係合させたり、第3ドリブンギア13を出力軸1043に係合させる、第1噛合い伝達機構1021が設けられている。
また、第2ドリブンギア12と第4ドリブンギア14の間には、第2ドライブギア12を出力軸1043に係合させたり、第4ドリブンギア14を出力軸1043に係合させる、第3噛合い伝達機構1023が設けられている。
また、第5ドリブンギア15には、第5ドリブンギア15を出力軸1043に係合させる、第2噛合い伝達機構1022が設けられている。
ここで、前記噛合い伝達機構1021,1022,1023は、摩擦面を押し付けることによって回転数を同期させて噛合いを行う同期噛合い式を用いる。
制御装置である変速機制御ユニット102によって油圧機構105に設けられた電磁弁105aの電流を制御することで、前記第1クラッチ1208の伝達トルクの制御を行っている。すなわち、油圧機構105,電磁弁105aが前記第1クラッチ1208を作動させる作動機構として構成されている。
また、変速機制御ユニット102によって油圧機構105に設けられた電磁弁105bの電流を制御することで、前記第2クラッチ1209の伝達トルクの制御を行っている。すなわち、油圧機構105,電磁弁105bが前記第2クラッチ1209を作動させる作動機構として構成されている。
また、変速機制御ユニット102によって、油圧機構105に設けられた電磁弁105c,105dの電流を制御することで、第1シフト機構71に設けられた油圧ピストン(図示しない)を介して、第1噛合い伝達機構1021の荷重またはストローク位置(第一シフト位置)を制御できるようになっている。なお、第1シフト機構71には第一シフト位置を計測する位置センサ(図示しない)が設けられている。第1シフト機構71によって、第1噛合い伝達機構1021の位置を移動し、第1ドリブンギア11または、第3ドリブンギア13と係合させることで、第2入力軸1042の回転トルクを、第1噛合い伝達機構1021を介して出力軸1043へと伝達することができる。
また、変速機制御ユニット102によって、油圧機構105に設けられた電磁弁105e,105fの電流を制御することで、第2シフト機構72に設けられた油圧ピストン(図示しない)を介して、第2噛合い伝達機構1022の荷重またはストローク位置(第二シフト位置)を制御できるようになっている。なお、第2シフト機構72には第二シフト位置を計測する位置センサ(図示しない)が設けられている。また、第2シフト機構72によって、第2噛合い伝達機構1022の位置を移動し、第5ドリブンギア15と係合させることで、第2入力軸1042の回転トルクを、第2噛合い伝達機構1022を介して出力軸1043へと伝達することができる。
また、変速機制御ユニット102によって、油圧機構105に設けられた電磁弁105g,105hの電流を制御することで、第3シフト機構に設けられた油圧ピストン(図示しない)を介して、第3噛合い伝達機構1023の荷重またはストローク位置(第三シフト位置)を制御できるようになっている。なお、第3シフト機構75には第三シフト位置を計測する位置センサ(図示しない)が設けられている。また、第3シフト機構によって、第3噛合い伝達機構1023の位置を移動し、第2ドリブンギア12または、第4ドリブンギア14と係合させることで、第1入力軸1041の回転トルクを、第3噛合い伝達機構1023を介して出力軸1043へと伝達することができる。
図5に示す構成においても、第1クラッチ1008,第2クラッチ1009,電動パーキングブレーキアクチュエータ120,121を制御するにあたり、図3に示した制御と同様の制御を実行することで、車両の意図しない方向への移動を防止することができる。
以上述べてきたように構成することで、運転者のスイッチ操作にしたがって電動パーキングブレーキを解除する場合であっても、車両の意図しない方向への移動を防止することができる。
本発明の一実施形態による自動車の構成を示すスケルトン図である。 本発明の一実施形態による自動車の制御装置に用いられる変速機制御ユニット100と、エンジン制御ユニット101と、電動パーキングブレーキ制御ユニット110との入出力信号関係を示すブロック線図である。 本発明の一実施形態による自動車の制御方法の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態による自動車の制御方法の電動パーキングブレーキ解除制御例を示すタイムチャートである。 本発明の他の実施形態による自動車の構成を示すスケルトン図である。
符号の説明
1 第1ドライブギア
2 第2ドライブギア
3 第3ドライブギア
4 第4ドライブギア
5 第5ドライブギア
7 エンジン
8 入力軸クラッチ
11 第1ドリブンギア
12 第2ドリブンギア
13 第3ドリブンギア
14 第4ドリブンギア
15 第5ドリブンギア
21 第1同期噛合い機構
22 第2同期噛合い機構
23 第3同期噛合い機構
24 シフト/セレクト機構
31 入力軸回転センサ
33 出力軸回転センサ
41 変速機入力軸
43 変速機出力軸
50 自動変速機
61 第1シフトアクチュエータ
62 第2シフトアクチュエータ
63 第3シフトアクチュエータ
80 車軸
100 変速機制御ユニット
101 エンジン制御ユニット
103 通信手段
106 レバー装置
110 電動パーキングブレーキ制御ユニット
120,121 電動パーキングブレーキアクチュエータ
130 操作スイッチ
140,141 駆動輪

Claims (5)

  1. 駆動力を発生するための駆動力源と、摩擦面の押し付け荷重を調整することで前記駆動力源の動力を伝達,遮断する摩擦伝達機構と、アクチュエータの作動によって車輪に対して制動力を付与する制動力付与機構と、該制動力付与機構を作動状態と非作動状態とで切り替えるための操作スイッチとを備え、前記摩擦伝達機構をスリップ係合することによって駆動力源のトルクを駆動軸に伝達してクリープや発進制御を行う自動車の制御方法であって、
    前記制動力付与機構が作動状態にあり、運転者により操作スイッチが操作され前記制動力付与機構を作動状態から非作動状態へと切り替える際、前記摩擦伝達機構のスリップ係合を開始したのち、前記制動力付与機構による制動力を解除する自動車の制御方法。
  2. 請求項1において、
    制動力付与機構を制御する制御装置から、摩擦伝達機構を制御する制御装置へ、少なくとも制動力付与機構の制動力に関する情報を送信し、前記制動力に関する情報に基づき摩擦伝達機構の伝達トルクを制御する自動車の制御方法。
  3. 請求項1において、
    摩擦伝達機構を制御する制御装置から、制動力付与機構を制御する制御装置へ、少なくとも摩擦伝達機構の伝達トルクに関する情報を送信し、前記伝達トルクに関する情報に基づき制動力付与機構の制動力を制御する自動車の制御方法。
  4. 請求項1において、
    制動力付与機構による制動力の解除は、摩擦伝達機構の伝達トルクの増加に応じて制動力を低下させる自動車の制御方法。
  5. 摩擦面の押し付け荷重を調整することで駆動力源からの動力を伝達,遮断する摩擦伝達機構と、
    操作スイッチにより作動状態と非作動状態とが切り替えられ、アクチュエータの作動によって車輪に対して制動力を付与する制動力付与機構と、を備え、
    前記摩擦伝達機構をスリップ係合することによって駆動力源のトルクを駆動軸に伝達してクリープや発進制御を行う自動車の制御装置であって、
    前記制動力付与機構が作動状態にあり、かつ、運転者により操作スイッチが操作され前記制動力付与機構を作動状態から非作動状態へと切り替える場合に、前記摩擦伝達機構のスリップ係合を開始したのち、前記制動力付与機構による制動力を解除する解除手段を備えたことを特徴とする自動車の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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