JP2010103662A - 携帯無線機 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のアンテナを備えた携帯無線機のアンテナ特性の劣化を抑制すること。
【解決手段】携帯無線機は、一対の筐体を備えると共に、一方の筐体に装備されたアンテナ素子にて構成された第一アンテナと、上記第一アンテナと同時に作動可能であり、上記第一アンテナを構成する上記アンテナ素子とは異なり、上記各筐体内にそれぞれ装備された各ダイポール用アンテナ素子にて構成されたダイポール型の第二アンテナと、上記各筐体内にそれぞれ装備され電子部品が搭載された各基板間を接続する接続配線と、を備え、上記第一アンテナと第一給電線との接続点である第一給電点を上記一方の筐体内に設けると共に、上記第二アンテナと第二給電線との接続点である第二給電点を他方の上記筐体内に設け、上記接続配線に対して上記第一給電点及び上記第二給電点を離間して配置している。
【選択図】図10
【解決手段】携帯無線機は、一対の筐体を備えると共に、一方の筐体に装備されたアンテナ素子にて構成された第一アンテナと、上記第一アンテナと同時に作動可能であり、上記第一アンテナを構成する上記アンテナ素子とは異なり、上記各筐体内にそれぞれ装備された各ダイポール用アンテナ素子にて構成されたダイポール型の第二アンテナと、上記各筐体内にそれぞれ装備され電子部品が搭載された各基板間を接続する接続配線と、を備え、上記第一アンテナと第一給電線との接続点である第一給電点を上記一方の筐体内に設けると共に、上記第二アンテナと第二給電線との接続点である第二給電点を他方の上記筐体内に設け、上記接続配線に対して上記第一給電点及び上記第二給電点を離間して配置している。
【選択図】図10
Description
本発明は、携帯無線機にかかり、特に、複数のアンテナを搭載した携帯無線機に関する。
近年、携帯電話機の多機能化が進んでおり、例えば、通話やデータ通信機能の他に、テレビ放送を受信したり、他の近距離無線通信を行う機能を備えるものもある。これに伴い、携帯電話機は、基地局と無線通信を行うためのアンテナに加えて、テレビ放送を受信するためのアンテナなど、複数のアンテナを装備している。
ここで、図1に、携帯電話機の一例として、2つの無線システムを搭載したものの構成を示す。この携帯電話機は、所定の厚みを有する略長方形状の上部筐体1と下部筐体2とを有している折り畳み型の携帯電話機である。具体的に、上部筐体1は、長手方向の一端の幅方向に中央部分に、円筒構造部101を有しており、下部筐体2は、長手方向の一端部の幅方向の両端にそれぞれ円筒構造部201,202を有している。そして、下部筐体2の各円筒構造部201,202の間に上部筐体1の円筒構造部101を挟むよう配置し、円筒構造部101,201,202の中心に挿通する軸部材を設ける。これにより、一対の筐体1,2は、軸部材を支点として相互に回動し、折り畳み可能なよう構成されている。
そして、上部筐体1及び下部筐体2を軸支する上記軸部材としては、図1に示すように、下部筐体2の一方の円筒構造部201と上部筐体1の円筒構造部101とに挿通するヒンジ30がある。このヒンジ30の構造についてさらに詳述する。
上記ヒンジ30は、図2に示すように、2つの略円筒状のヒンジ構造体301,302を備えており、その中心にヒンジ軸303が挿通することで、各ヒンジ構造体301,302は、その軸方向に連結して、相互に回転可能となっている。さらに、ヒンジ30は、下部筐体2及び上部筐体1にそれぞれ設けられた円筒構造部201,101内に形成されている凸部(図示せず)と嵌合する凹部304,305を外周に有している。これにより、下部筐体2とヒンジ構造体301とが固定され、また、上部筐体1とヒンジ構造体302とが固定された状態となり、ヒンジ構造体301,302が相互に回転することで、下部筐体2と上部筐体1とが相互に回転可能となる。
なお、ヒンジ構造体301,302及びヒンジ軸303は、金属で作られており、展開時はヒンジ構造体301とヒンジ構造体302とが電気的に接続された状態になる。そして、円筒構造部101と円筒構造部202との間には、後述する上下接続基板5の通過を阻害しないような形状の補助回転軸が挿入されており(図示しない)、上部筐体1と下部筐体2とがヒンジおよび補助回転軸を中心に回転可能となる。
また、上部筐体1内には上部基板3が、下部筐体2内には下部基板4が、それぞれ配置されており、両者は円筒構造部101,202内を通過する上下接続基板5で接続されている。そして、携帯電話機は、下部基板4上に、第一アンテナ用無線部13、それに接続される第一アンテナ10、両者を良好な整合状態に保つための第一アンテナ用整合回路11、第二アンテナ用無線部26、それに接続される第二アンテナ用整合回路23、を配置している。さらに、携帯電話機は、第二アンテナ20を備えている。この第二アンテナ20は、上部基板3に形成されるグランド導体、ヒンジ30、下部基板4、第二アンテナ用整合回路23、当該整合回路23とヒンジ30とを電気的に接続する第1の給電用導体21、上部基板3のグランド導体とヒンジ30とを接続する第2の給電用導体22、を備えており、ダイポール構造のアンテナを構成している。
そして、上記第一アンテナ10は、下部基板4と第一アンテナ用給電点12で接続される。また、第1の給電用導体21と下部基板4とは、第二アンテナ用給電点24で接続される。さらに、上部基板3のグランド導体と第2の給電用導体22とは、第二アンテナ用接続部25で接続される。
このような携帯電話機は、2つのアンテナを有しながら外部にアンテナを突起させる必要がなくデザインの自由度が増すという特徴を有する。さらに、第二アンテナを上下筐体内の基板やヒンジを用いてアンテナとして動作させるため、内部実装面でも自由度が増し、小型化にもメリットがある。
この構成の携帯電話機を、ISDB−T方式TV受信機を搭載したWCDMA方式携帯電話に応用した場合を例にとり、さらに詳細に説明する。この例では、第一アンテナ10、整合回路11、第一アンテナ用無線部13は、WCDMA方式に対応し、第二アンテナ20を構成する筐体ダイポール、整合回路23、第二アンテナ用無線部26は、TV受信機として対応している。また、動作周波数は、第一アンテナ10が800M帯および2G帯、第二アンテナ20は約470MHzから770MHzである。
そして、このような携帯電話機において、WCDMA通信用として用いる第一アンテナ10を広帯域かつ高効率で動作させるためには、第一アンテナ用給電点12を、上下接続基板5から極力離す必要が生じる。
一方で、第二アンテナ用給電点24および第二アンテナ用接続部25も、同様に上下接続基板板5から極力離したほうが性能上有利になる。このため、第一アンテナ用給電点12およびそれに接続される第一アンテナ用整合回路11と、第二アンテナ用給電点24およびそれに接続される第二アンテナ用整合回路23とは、接近させて配置せざるを得ない。さらに、第一アンテナ10と第1の給電用導体21とも接近する。その結果、第一アンテナ10と第二アンテナ20の結合が増大してしまう。
特に、アンテナ給電点および整合回路の一部は、グランドとの容量を低減させた方がアンテナ性能が向上するので、対向するグランドパターンを削除している。そのため、その部分の近傍電磁界が空間に広がるので、両者の結合はさらに増大する。従って、上述した携帯電話機では、2つのアンテナ間の相互結合が大きく、アンテナの特性を劣化させるという問題があった。そして、かかる問題は、上述した構成の携帯電話機に限らず、ダイポールアンテナと他のアンテナといった2つ以上のアンテナを備えたあらゆる携帯無線機にも生じる。
ここで、複数のアンテナを備えた携帯電話機の一例として、特許文献1に開示のものがある。この特許文献1に開示の携帯電話機は、当該特許文献1の図1に示すように、上下の各筐体に装備された導体で構成されるダイポールアンテナと、一方の筐体に装備されたL字型のモノポールアンテナと、を備えている。そして、これら各アンテナを、相互に切り替えていずれか一方を使用している。従って、かかる特許文献1の技術は、上述したアンテナ結合という問題は生じない。ところが、2つのアンテナを同時に使用する構成とはなっていないため、例えば、通話機能とテレビ閲覧機能とを同時に使用することができず、携帯電話機の機能が制限され、ユーザの利便性が低下する、という問題が生じる。さらに、上記特許文献1に開示の携帯電話機では、筐体の幅方向の両端に、ダイポールアンテナの給電点と、モノポールアンテナの給電点と、をそれぞれ備えている。従って、上下の各筐体にそれぞれ装備された各基板を相互に接続する配線がいずれの場所に存在することとなり、少なくとも一方のアンテナの給電点が近くに配置されることとなる。従って、アンテナの効率が低下する、という問題が生じる。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、複数のアンテナを備えた携帯無線機のアンテナ特性の劣化を抑制する、ことにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である携帯無線機は、
一対の筐体を備えると共に、
一方の筐体に装備されたアンテナ素子にて構成された第一アンテナと、
上記第一アンテナと同時に作動可能であり、上記第一アンテナを構成する上記アンテナ素子とは異なり、上記各筐体内にそれぞれ装備された各ダイポール用アンテナ素子にて構成されたダイポール型の第二アンテナと、
上記各筐体内にそれぞれ装備され電子部品が搭載された各基板間を接続する接続配線と、を備え、
上記第一アンテナと第一給電線との接続点である第一給電点を上記一方の筐体内に設けると共に、
上記第二アンテナと第二給電線との接続点である第二給電点を他方の上記筐体内に設け、
上記接続配線に対して上記第一給電点及び上記第二給電点を離間して配置している。
一対の筐体を備えると共に、
一方の筐体に装備されたアンテナ素子にて構成された第一アンテナと、
上記第一アンテナと同時に作動可能であり、上記第一アンテナを構成する上記アンテナ素子とは異なり、上記各筐体内にそれぞれ装備された各ダイポール用アンテナ素子にて構成されたダイポール型の第二アンテナと、
上記各筐体内にそれぞれ装備され電子部品が搭載された各基板間を接続する接続配線と、を備え、
上記第一アンテナと第一給電線との接続点である第一給電点を上記一方の筐体内に設けると共に、
上記第二アンテナと第二給電線との接続点である第二給電点を他方の上記筐体内に設け、
上記接続配線に対して上記第一給電点及び上記第二給電点を離間して配置している。
また、本発明の他の形態である携帯電話機は、
一対の筐体を備えると共に、
一方の筐体に装備されたアンテナ素子にて構成された第一アンテナと、
上記第一アンテナと同時に作動可能であり、上記第一アンテナを構成する上記アンテナ素子とは異なり、上記各筐体内にそれぞれ装備された各ダイポール用アンテナ素子にて構成されたダイポール型の第二アンテナと、
上記各筐体内にそれぞれ装備され電子部品が搭載された各基板間を接続する接続配線と、を備え、
上記第一アンテナと第一給電線との接続点である第一給電点を上記一方の筐体内に設けると共に、
上記第二アンテナと第二給電線との接続点である第二給電点を他方の上記筐体内に設け、
上記接続配線に対して上記第一給電点及び上記第二給電点を離間して配置している。
一対の筐体を備えると共に、
一方の筐体に装備されたアンテナ素子にて構成された第一アンテナと、
上記第一アンテナと同時に作動可能であり、上記第一アンテナを構成する上記アンテナ素子とは異なり、上記各筐体内にそれぞれ装備された各ダイポール用アンテナ素子にて構成されたダイポール型の第二アンテナと、
上記各筐体内にそれぞれ装備され電子部品が搭載された各基板間を接続する接続配線と、を備え、
上記第一アンテナと第一給電線との接続点である第一給電点を上記一方の筐体内に設けると共に、
上記第二アンテナと第二給電線との接続点である第二給電点を他方の上記筐体内に設け、
上記接続配線に対して上記第一給電点及び上記第二給電点を離間して配置している。
さらに、本発明の他の形態である給電方法は、
一対の筐体を備えた携帯無線機にて、
一方の筐体に装備されたアンテナ素子にて構成された第一アンテナと第一給電線との接続点であり、各筐体内にそれぞれ装備され電子部品が搭載された各基板間を接続する接続配線に対して離間して上記一方の筐体内に設けられた第一給電点に給電すると同時に、
上記第一アンテナを構成するアンテナ素子とは異なり、上記各筐体内にそれぞれ装備された各ダイポール用アンテナ素子にて構成されたダイポール型の第二アンテナと第二給電線との接続点であり、上記接続配線に対して離間して他方の筐体内に設けられた第二給電点に給電する。
一対の筐体を備えた携帯無線機にて、
一方の筐体に装備されたアンテナ素子にて構成された第一アンテナと第一給電線との接続点であり、各筐体内にそれぞれ装備され電子部品が搭載された各基板間を接続する接続配線に対して離間して上記一方の筐体内に設けられた第一給電点に給電すると同時に、
上記第一アンテナを構成するアンテナ素子とは異なり、上記各筐体内にそれぞれ装備された各ダイポール用アンテナ素子にて構成されたダイポール型の第二アンテナと第二給電線との接続点であり、上記接続配線に対して離間して他方の筐体内に設けられた第二給電点に給電する。
本発明は、以上のように構成されることにより、複数のアンテナを備えた場合であってもアンテナ特性の劣化を抑制することができる。
本発明の一形態である携帯無線機は、
一対の筐体を備えると共に、
一方の筐体に装備されたアンテナ素子にて構成された第一アンテナと、
上記第一アンテナと同時に作動可能であり、上記第一アンテナを構成する上記アンテナ素子とは異なり、上記各筐体内にそれぞれ装備された各ダイポール用アンテナ素子にて構成されたダイポール型の第二アンテナと、
上記各筐体内にそれぞれ装備され電子部品が搭載された各基板間を接続する接続配線と、を備え、
上記第一アンテナと第一給電線との接続点である第一給電点を上記一方の筐体内に設けると共に、
上記第二アンテナと第二給電線との接続点である第二給電点を他方の上記筐体内に設け、
上記接続配線に対して上記第一給電点及び上記第二給電点を離間して配置している。
一対の筐体を備えると共に、
一方の筐体に装備されたアンテナ素子にて構成された第一アンテナと、
上記第一アンテナと同時に作動可能であり、上記第一アンテナを構成する上記アンテナ素子とは異なり、上記各筐体内にそれぞれ装備された各ダイポール用アンテナ素子にて構成されたダイポール型の第二アンテナと、
上記各筐体内にそれぞれ装備され電子部品が搭載された各基板間を接続する接続配線と、を備え、
上記第一アンテナと第一給電線との接続点である第一給電点を上記一方の筐体内に設けると共に、
上記第二アンテナと第二給電線との接続点である第二給電点を他方の上記筐体内に設け、
上記接続配線に対して上記第一給電点及び上記第二給電点を離間して配置している。
上記発明によると、まず、一対の筐体を備えた携帯無線機では、第一アンテナとダイポール型の第二アンテナとが同時に作動可能であり、それぞれが異なるデータの送受信(あるいは受信/送信のみ)を行うことが可能となる。このとき、第一アンテナの給電点である第一給電点と、第二アンテナの給電点である第二給電点とを、一対の筐体内に装備された各基板間を接続するよう設けられた接続配線とは離間して設けている。このため、一対の筐体内にそれぞれ装備されたアンテナ素子からなるダイポール型の第二アンテナの高効率化を図ることができる。さらに、第一給電点と第二給電点とをそれぞれ異なる筐体に配置しており、離間しているため、アンテナ結合を抑制することができる。その結果、複数のアンテナを備えた場合であってもアンテナ特性の劣化を抑制することができる。
また、上記携帯無線機では、
上記接続配線を、上記一対の筐体が相互に可動して開いた状態となったときの連結箇所における一端付近に設けると共に、
上記第一給電点及び上記第二給電点を、上記一対の筐体が相互に稼働して開いた状態となったときの連結箇所における他端付近に設けている。
上記接続配線を、上記一対の筐体が相互に可動して開いた状態となったときの連結箇所における一端付近に設けると共に、
上記第一給電点及び上記第二給電点を、上記一対の筐体が相互に稼働して開いた状態となったときの連結箇所における他端付近に設けている。
また、上記携帯無線機では、
上記一対の筐体は、それぞれ略長方形状の筐体の短辺側に上記連結箇所を形成して相互に回動可能に連結しており、
上記接続配線を、上記一対の筐体の上記連結箇所である短辺側の一端付近に設けると共に、
上記第一給電点及び上記第二給電点を、上記一対の筐体の上記連結箇所である短辺側の他端付近に設けている。
上記一対の筐体は、それぞれ略長方形状の筐体の短辺側に上記連結箇所を形成して相互に回動可能に連結しており、
上記接続配線を、上記一対の筐体の上記連結箇所である短辺側の一端付近に設けると共に、
上記第一給電点及び上記第二給電点を、上記一対の筐体の上記連結箇所である短辺側の他端付近に設けている。
また、上記携帯無線機では、
上記第一アンテナのインピーダンスマッチングを行う上記第一給電線上に設けられた第一整合回路を、上記一方の筐体内に設けると共に、
上記第二アンテナのインピーダンスマッチングを行う上記第二給電線上に設けられた第二整合回路を、上記他方の筐体内に設けている。
上記第一アンテナのインピーダンスマッチングを行う上記第一給電線上に設けられた第一整合回路を、上記一方の筐体内に設けると共に、
上記第二アンテナのインピーダンスマッチングを行う上記第二給電線上に設けられた第二整合回路を、上記他方の筐体内に設けている。
また、上記携帯無線機では、
上記第一整合回路を、上記第一給電点の近傍に設けると共に、
上記第二整合回路を、上記第二給電点の近傍に設けている。
上記第一整合回路を、上記第一給電点の近傍に設けると共に、
上記第二整合回路を、上記第二給電点の近傍に設けている。
これにより、各アンテナの整合回路を相互に離間させることができ、さらに、第一アンテナと第二アンテナとの結合を抑制することができる。その結果、アンテナ特性の劣化をさらに抑制することができる。
また、上記携帯無線機では、
上記第二アンテナにて送信及び/又は受信する信号を処理する第二無線部が上記一方の筐体内に設けられている場合に、上記第二無線部に接続された上記第二給電線を、上記接続配線が配設されている位置を通過するよう設けた、
上記第二アンテナにて送信及び/又は受信する信号を処理する第二無線部が上記一方の筐体内に設けられている場合に、上記第二無線部に接続された上記第二給電線を、上記接続配線が配設されている位置を通過するよう設けた、
これにより、第二アンテナが効率よくダイポールアンテナとして機能するため、アンテナ特性の劣化を抑制することができる。
また、上記携帯無線機では、
上記第二アンテナを構成する一対のアンテナ素子は、上記一対の筐体内にそれぞれ装備された略板状の導体であり、そのうち少なくとも一方のアンテナ素子は、いずれかの上記筐体内に装備された基板である。
上記第二アンテナを構成する一対のアンテナ素子は、上記一対の筐体内にそれぞれ装備された略板状の導体であり、そのうち少なくとも一方のアンテナ素子は、いずれかの上記筐体内に装備された基板である。
また、上記携帯無線機では、
上記第二アンテナを構成する一対のアンテナ素子を、上記一対の筐体間を連結する導体で形成された連結部材を介して電気的に接続する。
上記第二アンテナを構成する一対のアンテナ素子を、上記一対の筐体間を連結する導体で形成された連結部材を介して電気的に接続する。
また、上記携帯無線機では、
上記第一アンテナを、上記一方の筐体内であって、上記一対の筐体が連結する連結箇所付近に配置している。
上記第一アンテナを、上記一方の筐体内であって、上記一対の筐体が連結する連結箇所付近に配置している。
また、上記携帯無線機では、
上記第一アンテナと上記第二のアンテナとは、少なくとも信号受信機能を有するアンテナである。
上記第一アンテナと上記第二のアンテナとは、少なくとも信号受信機能を有するアンテナである。
また、本発明の他の形態である給電方法は、
一対の筐体を備えた携帯無線機にて、
一方の筐体に装備されたアンテナ素子にて構成された第一アンテナと第一給電線との接続点であり、各筐体内にそれぞれ装備され電子部品が搭載された各基板間を接続する接続配線に対して離間して上記一方の筐体内に設けられた第一給電点に給電すると同時に、
上記第一アンテナを構成するアンテナ素子とは異なり、上記各筐体内にそれぞれ装備された各ダイポール用アンテナ素子にて構成されたダイポール型の第二アンテナと第二給電線との接続点であり、上記接続配線に対して離間して他方の筐体内に設けられた第二給電点に給電する。
一対の筐体を備えた携帯無線機にて、
一方の筐体に装備されたアンテナ素子にて構成された第一アンテナと第一給電線との接続点であり、各筐体内にそれぞれ装備され電子部品が搭載された各基板間を接続する接続配線に対して離間して上記一方の筐体内に設けられた第一給電点に給電すると同時に、
上記第一アンテナを構成するアンテナ素子とは異なり、上記各筐体内にそれぞれ装備された各ダイポール用アンテナ素子にて構成されたダイポール型の第二アンテナと第二給電線との接続点であり、上記接続配線に対して離間して他方の筐体内に設けられた第二給電点に給電する。
そして、上記給電方法では、上記接続配線が上記一対の筐体が相互に可動して開いた状態となったときの連結箇所における一端付近に設けられている場合に、当該連結箇所の他端付近に設けられている上記記第一給電点及び前記第二給電点に、同時に給電する。
上記構成の給電方法の発明であっても、上述した携帯無線機と同様に作用するため、上記本発明の目的を達成することができる。
以下、本発明に係る、携帯無線機の各実施形態について図3〜図9を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態では、携帯無線機の一例として携帯電話機を挙げて説明するが、携帯無線機は携帯電話機であることに限定されず、アンテナ及び無線通信機能を装備したPDA(Personal Digital Assistant)や電子手帳、携帯ゲーム機、ノートパソコンなど、他の電子機器であってもよい。また、以下では、携帯電話機の一例として、折り畳み式携帯電話機を用いて説明しているが、スライド式の携帯電話機であっても同様に適用可能である。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図3乃至図4を参照して説明する。図3は、携帯電話機の構成の概略を示す斜視図であり、図4は、携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。
本発明の第1の実施形態を、図3乃至図4を参照して説明する。図3は、携帯電話機の構成の概略を示す斜視図であり、図4は、携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。
[構成]
本実施形態における携帯電話機は、図3に示すように、所定の厚みを有する略長方形状の上部筐体1(他方の筐体)と下部筐体2(一方の筐体)と(一対の筐体)を有している折り畳み型の携帯電話機である。具体的に、上部筐体1は、長手方向の一端における幅方向(短辺方向)の中央部分に、略円筒形状の円筒構造部101を有している。また、下部筐体2は、長手方向の一端部の幅方向(短辺方向)の両端に、それぞれ略円筒形状の円筒構造部201,202を有している。そして、下部筐体2の各円筒構造部201,202の間に、上部筐体1の円筒構造部101を挟むよう配置し、円筒構造部101,201,202の中心を挿通する軸部材を設けることで、当該軸部材を支点として相互に回動し、折り畳み可能なよう構成している。なお、図3及び図4は、それぞれ一対の筐体が開いたときの携帯電話機の様子を示している。
本実施形態における携帯電話機は、図3に示すように、所定の厚みを有する略長方形状の上部筐体1(他方の筐体)と下部筐体2(一方の筐体)と(一対の筐体)を有している折り畳み型の携帯電話機である。具体的に、上部筐体1は、長手方向の一端における幅方向(短辺方向)の中央部分に、略円筒形状の円筒構造部101を有している。また、下部筐体2は、長手方向の一端部の幅方向(短辺方向)の両端に、それぞれ略円筒形状の円筒構造部201,202を有している。そして、下部筐体2の各円筒構造部201,202の間に、上部筐体1の円筒構造部101を挟むよう配置し、円筒構造部101,201,202の中心を挿通する軸部材を設けることで、当該軸部材を支点として相互に回動し、折り畳み可能なよう構成している。なお、図3及び図4は、それぞれ一対の筐体が開いたときの携帯電話機の様子を示している。
そして、上部筐体1及び下部筐体2を軸支する上記軸部材としては、図3に示すように、下部筐体2の一方の円筒構造部201と上部筐体1の円筒構造部101とに挿通するヒンジ30がある。このヒンジ30の構造についてさらに詳述する。
上記ヒンジ30は、上述した図2に示すように、2つの略円筒状のヒンジ構造体301,302を備えており、その中心にヒンジ軸303が挿通することで、各ヒンジ構造体301,302は、その軸方向に連結して、相互に軸を支点して回転可能である。さらに、ヒンジ30は、下部筐体2及び上部筐体1にそれぞれ設けられた円筒構造部201,101内に形成されている凸部(図示せず)と嵌合する凹部304,305を外周に有している。これにより、下部筐体2とヒンジ構造体301とが固定され、また、上部筐体1とヒンジ構造体302とが固定された状態となり、ヒンジ構造体301,302が相互に回転することで、下部筐体2と上部筐体1とが相互に回転可能となる。
なお、ヒンジ構造体301,302及びヒンジ軸303は、金属で作られており、展開時つまり一対の筐体が開いたときには、ヒンジ構造体301とヒンジ構造体302とが電気的に接続された状態になる。なお、円筒構造部101と円筒構造部202との間には、後述する上下接続基板5の通過を阻害しないような形状の補助回転軸が挿入されており(図示しない)、上下筐体がヒンジおよび補助回転軸を中心に回転可能となる。
続いて、携帯電話機の内部に装備されている構成について、図3及び図4を参照して説明する。まず、携帯電話機は、上部筐体1内に上部基板3を備えており、また、下部筐体2は下部基板4を備えている。また、上記上部基板3と下部基板4とを接続する接続配線が形成された上下接続基板5を備えている。この上下接続基板5は、例えば、上部基板3と下部基板4とに搭載された各電子部品を相互に接続する接続配線が形成された、フレキシブルプリントケーブルで構成されている。
また、上下接続基板5は、上部基板3及び下部基板4の幅方向の一端付近に配置されている。具体的には、略長方形形状である上部筐体1と下部筐体2との短辺側に一様に形成されている連結箇所101,201,202の一端付近、つまり、携帯電話機の側面付近に配置されている。さらに、図4を参照して説明すると、連結箇所101,201,202の左端にヒンジ30が配置され、その反対側である右端に上下接続基板5が配置された状態となる。
そして、下部筐体2内には、上部筐体1との連結箇所101,201,202付近に、第一アンテナ10を備えている。この第一アンテナ10は、モノポール構造のアンテナ素子にて構成されており、両筐体1,2の回転軸と平行に伸びて形成されている。また、第一アンテナ10と当該第一アンテナ10用の給電線(第一給電線)との接続点である第一アンテナ用給電点12(第一給電点)、第一アンテナ用整合回路11、及び、第一アンテナ用無線部13を、下部基板4に設けている。なお、本実施形態においては、上記第一アンテナ10等は、第三世代携帯電話機の無線アクセス方式の1つであるWCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式に対応しており、動作周波数は、800M帯及び2G帯である。
また、第一アンテナ用給電点12は、筐体1,2の連結箇所101,201,202付近であって、上述した上下接続基板5とは反対側に位置する上部基板3及び下部基板4の幅方向(短辺方向)の他端付近に配置されている。具体的には、略長方形形状である上部筐体1と下部筐体2との短辺側に一様に形成されている連結箇所101,201,202の他端付近、つまり、携帯電話機の側面付近に配置されている。例えば、図4を参照して説明すると、連結箇所101,201,202の左側にヒンジ30を配置しているが、当該ヒンジ30付近に、第一アンテナ用給電点12を配置しており、その反対側である右側に上下接続基板5を配置している。これにより、第一アンテナ用給電点12と上下接続基板5とを離間して配置することができ、その距離は一定の距離以上に保たれている。例えば、少なくとも上部基板3及び下部基板4の幅方向における半分の長さ以上に離れており、最大で上部基板3及び下部基板4の幅方向の長さまで離すことができる。
また、第一アンテナ10と第一アンテナ用無線部13とのインピーダンスマッチングを行う第一アンテナ用整合回路11を、上記第一アンテナ用給電点12に近接して設けている。
また、本実施形態における携帯電話機は、上記第一アンテナ10と異なるアンテナであり、上部筐体1と下部筐体2内にそれぞれ装備された各アンテナ素子にて構成されたダイポール型の第二アンテナ20を備えている。そして、第二アンテナ20は、当該第二アンテナ20用の給電線40(第二給電線)との接続点である第二アンテナ用給電点24、第二アンテナ用整合回路23、第二アンテナ用無線部26を備えており、上述した第一アンテナ10と同時に作動可能である。なお、本実施形態においては、上記第二アンテナは、ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting for Terrestrial)方式の地上デジタルテレビジョン放送の受信機として機能し、動作周波数は、約470MHzから770MHzである。
具体的に、上記第二アンテナ20のアンテナ素子は、上部筐体1に装備された上部基板3と、下部筐体2に装備された下部基板4とにより構成されている。そして、上記ダイポールアンテナのアンテナ素子である上部基板3と下部基板4とは、それぞれヒンジ30を介して電気的に接続されている。具体的には、第二アンテナ用整合回路23とヒンジ30とを電気的に接続する第1の給電用導体21と、下部基板4のグランド導体とヒンジ30とを接続する第2の給電用導体22と、を備えている。そして、第1の給電用導体21と上部基板3とは、第二アンテナ用給電部24で接続され、下部基板4のグランド導体と第2の給電用導体22とは第二アンテナ用接続部25で接続される。
また、上記第二アンテナ用給電点24と、第二アンテナ20と第二アンテナ用無線部26とのインピーダンスマッチングを行う第二アンテナ用整合回路23とは、相互に近接して上部基板3に設けられている。一方で、第二アンテナ用無線部26は、下部筐体4に設けられている。そして、第二アンテナ用無線部26と第二アンテナ用整合回路23とを、第二アンテナ用の給電線である高周波伝送線路40で接続している。本実施形態では、高周波伝送線路40を、上述した上下接続基板5上に敷設して、下部基板4から上部基板3にのびるよう形成している。つまり、第二アンテナ用の高周波伝送線路40は、上下接続基板5と同様に、上部基板3及び下部基板4の幅方向の一端付近に配置されている。具体的には、略長方形形状である上部筐体1と下部筐体2との短辺側に一様に形成されている連結箇所101,201,202の一端付近、つまり、携帯電話機の側面付近に配置されている。さらに、図4を参照して説明すると、連結箇所101,201,202の左端にヒンジ30が配置されているが、その反対側である右端に上下接続基板5及び高周波伝送線路40を配置している。なお、高周波伝送線路40は、必ずしも上下接続基板5上に敷設することに限定されない。
そして、上記高周波伝送線路40に接続される第二アンテナ用整合回路23及び第二アンテナ用給電点24は、当該高周波伝送線路40が敷設された上記接続基板5の位置とは反対側に位置する上部基板3及び下部基板4の幅方向の他端付近に配置されている。具体的には、略長方形形状である上部筐体1と下部筐体2との短辺側に一様に形成されている連結箇所101,201,202の他端付近、つまり、携帯電話機の側面付近に配置されている。例えば、図4を参照して説明すると、連結箇所101,201,202の左側にヒンジ30を配置しているが、当該ヒンジ30付近に、第二アンテナ用給電点24を配置しており、その反対側である右側に上下接続基板5を配置している。
これにより、第二アンテナ用給電点24と上下接続基板5とを離間して配置することができ、その距離は一定の距離以上に保たれている。例えば、少なくとも上部基板3及び下部基板4の幅方向における半分の長さ以上に離れており、最大で上部基板3及び下部基板4の幅方向の長さまで離すことができる。
以上のような構造にすることにより、第一アンテナ10の給電点12と第二アンテナ20の給電点24とを、上下接続基板板5から所定の距離をもって配置することができ、両アンテナ10,20ともに、広帯域でより高効率なアンテナとして動作させることができる。これに加えて、第一アンテナ10の給電点12及び整合回路11と、第二アンテナ20の給電点24及び整合回路23とを、一対の筐体1,2の連結箇所101,201,202を介して相互に十分に距離をあけて配置しているため、同時に給電した場合であっても、第一アンテナ10と第二アンテナ20との相互結合を低減できる。
その結果、上述したアンテナ構造を、ISDB-T方式TV受信機を搭載したWCDMA方式携帯電話に応用した場合には、両システム用アンテナの性能劣化を低減でき、良好な性能を持つ携帯電話機を提供できる。
なお、上述したように第二アンテナ20を構成すべく、第二アンテナ用接続部25での下部基板4のグランドと第二の給電用導体22との接続は電気的に行えばよく、従って、必ずしも機械的に両者を接続する必要は無い。つまり、適当なアンテナ入力インピーダンスを得るため、インダクタンス性素子、容量性を介して接続してもよい。例えば、第2の給電用導体22を板状にして下部基板4のグランドに接近させれば、両者間の容量が大きくなるので、電気的には接続されたものと十分等価な状態を作り出すことができる。
また、高周波伝送線路40は、同軸ケーブルを用いる方法やフレキシブルケーブルを用いたマイクロストリップ線路で実現する方法、上下接続基板5内、上部基板3および下部基板4に第二アンテナ用整合回路23と第二アンテナ用無線部26とを接続する導体パターンを構成する方法で実現できる。
なお、上記では、第二アンテナ20において、第1の給電用導体21はヒンジ構造体302と、第2の給電用導体22はヒンジ構造体301と、それぞれ電気的に接続されている(図2参照)。この構造は、ヒンジ構造体301および302が電気的に安定して接続が確保できる場合に適当な方法である。もし、ヒンジ構造体301とヒンジ軸303との電気的接続が安定している場合、第1の給電用導体21をヒンジ軸303のヒンジ構造体301側の端面307に接触させる方法が適当である。同様に、ヒンジ構造体302とヒンジ軸303との電気的接続が安定している場合は、第2の給電用導体22をヒンジ軸303のヒンジ構造体302側の端面306に接触させる方法が適当である。
ここで、上記では、第一アンテナ10を下部筐体2の連結箇所101,201,202付近に配置した場合を示したが、当該第一アンテナ10の配置位置は、上述した箇所に限定されず、いかなる場所に搭載してもよい。この場合であっても、第一アンテナ10の給電点12が、上述した上下接続基板5と離間する位置に設ける。
なお、上述したような構成の携帯電話機は、2つのアンテナを有しながら外部にアンテナを突起させる必要がなくデザインの自由度が増すという特徴を有する。さらに第二アンテナを上下筐体内の基板やヒンジを用いてアンテナとして動作させるため、内部実装面でも自由度が増し、小型化にもメリットがある。
また、上記では、折り畳み式の携帯電話機の場合を例示したが、一対の筐体が相互に積層された状態で、当該筐体の長手方向にスライドするスライド式携帯電話機にも適用可能である。例えば、図4に示す図を、一対の筐体1,2がスライドして開いた状態としてみることができる。但し、この場合には、連結箇所101,201,202の構成が異なるため、別途、第二アンテナ20を構成する上部基板3と下部基板4とを、ヒンジ30を介さずに接続する必要がある。
このように、スライド式の携帯電話機であっても、第一アンテナ10の給電点12と第二アンテナ20の給電点24とを、上下接続基板板5から所定の距離をもって配置することができ、両アンテナ10,20ともに、広帯域でより高効率なアンテナとして動作させることができる。さらに、第一アンテナ10の給電点12及び整合回路11と、第二アンテナ20の給電点24及び整合回路23とを、一対の筐体1,2の連結箇所101,201,202を介して相互に十分に距離をあけて配置しているため、第一アンテナ10と第二アンテナ20との相互結合を低減できる。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を、図5乃至図6を参照して説明する。図5は、携帯電話機の構成の概略を示す斜視図であり、図6は、携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。なお、図5及び図6は、それぞれ一対の筐体が開いたときの携帯電話機の様子を示している。
次に、本発明の第2の実施形態を、図5乃至図6を参照して説明する。図5は、携帯電話機の構成の概略を示す斜視図であり、図6は、携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。なお、図5及び図6は、それぞれ一対の筐体が開いたときの携帯電話機の様子を示している。
本実施形態における携帯電話機は、上述した実施形態1に示す携帯電話機とほぼ同様の構成を取っている。従って、以下では、異なる構成について詳述する。
まず、本実施形態における携帯電話機は、図5及び図6に示すように、下部筐体4に、下部基板4とは異なる別の導体である板金41を備えている。この板金41は、例えば、携帯電話機の薄型化に伴う強度確保等の目的で用いられる。なお、図5及び図6では、下部基板4に対して下部筐体2の厚み方向の奥側に板金41が装備されている例を示している。但し、図6では、説明の都合上、板金41の位置をずらして図示している。
そして、本実施形態では、上記下部筐体4に装備された板金41を、ダイポール型である第二アンテナ20のアンテナ素子として用いる。つまり、第二アンテナ20は、上部筐体1内の上部基板3と、下部筐体2内の板金41とによって構成されている。これに伴い、上述した第二アンテナ用接続部25は板金41上に設けられており、第2の給電用導体2は板金41と電気的に接続される。これにより、第二アンテナ20が機能しうる。
上記構成にすることにより、上記実施形態1と同様に、両アンテナ10,20ともに、広帯域でより高効率なアンテナとして動作させることができると共に、同時に給電した場合であっても、第一アンテナ10と第二アンテナ20との相互結合を低減できる。そして、さらに、本実施形態の構成にすることにより、第二アンテナ用接続部25及び第2の給電用導体22を、第一アンテナ用給電点12から離すことができる。つまり、この例では、下部筐体2の厚み方向にそれらの距離が離れることとなる。従って、アンテナ間の結合のさらなる低減を図ることができる。
<実施形態3>
次に、本発明の第3の実施形態を、図7乃至図8を参照して説明する。図7は、携帯電話機の構成の概略を示す斜視図であり、図8は、携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。なお、図7及び図8は、それぞれ一対の筐体が開いたときの携帯電話機の様子を示している。
次に、本発明の第3の実施形態を、図7乃至図8を参照して説明する。図7は、携帯電話機の構成の概略を示す斜視図であり、図8は、携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。なお、図7及び図8は、それぞれ一対の筐体が開いたときの携帯電話機の様子を示している。
本実施形態における携帯電話機は、上述した実施形態1に示す携帯電話機とほぼ同様の構成を取っている。従って、以下では、異なる構成について詳述する。
本実施形態における携帯電話機は、図7及び図8に示すように、第二アンテナ20に接続される第二アンテナ用無線部26を、上部筐体1内の上部基板3上に搭載している。これにより、上記実施形態1,2では使用していた高周波伝送線路40が不要となり、部品点数の低減、及び、設計が容易となる。
また、本実施形態の構成を、上記実施形態2で説明した構造の携帯電話機にも適用可能である。つまり、ダイポールアンテナである第二アンテナ20の一部を下部筐体20内の板金などの導体を用いて構成すると共に、上述したように、第二アンテナ用無線部26を上部基板3に搭載してもよい。
<実施形態4>
次に、本発明の第4の実施形態を、図9を参照して説明する。図9は、携帯電話機の構成の概略を示す斜視図であり、一対の筐体が開いたときの携帯電話機の様子を示している。
次に、本発明の第4の実施形態を、図9を参照して説明する。図9は、携帯電話機の構成の概略を示す斜視図であり、一対の筐体が開いたときの携帯電話機の様子を示している。
本実施形態における携帯電話機は、上述した実施形態1に示す携帯電話機とほぼ同様の構成を取っている。従って、以下では、異なる構成について詳述する。
本実施形態における携帯電話機は、上部筐体1と下部筐体2との連結箇所の構造が、上述した実施形態1のものとは異なる。具体的には、上部筐体1の連結箇所における幅方向の両端に、第一および第二の円筒構造部102,103を設けており、下部筐体2の連結箇所における幅方向の中央に、円筒構造部203を備えている。そして、上部筐体1の各円筒構造部102,103間に、下部筐体2の円筒構造部203を挟むよう配置し、円筒構造部102,103,203の中心を挿通する軸部材を設けることで、当該軸部材を支点として相互に回動し、折り畳み可能なよう構成している。なお、図9は、一対の筐体1,2が開いたときの携帯電話機の様子を示している。
そして、上部筐体1及び下部筐体2を軸支する上記軸部材としては、図9に示すように、上部筐体1の一方の円筒構造部102と下部筐体2の円筒構造部203とに挿通するヒンジ30がある。このヒンジ30は、上記同様に、一部が導体にて形成されており、ダイポール型の第二アンテナ20を構成する上部基板3と下部基板4とを接続する。具体的には、第1の給電用導体21をヒンジ30の構造体301側に接続し、第2の給電用導体22をヒンジ構造体302側に接続する。
上記構成にすることにより、上記実施形態1と同様に、両アンテナ10,20ともに、広帯域でより高効率なアンテナとして動作させることができると共に、第一アンテナ10と第二アンテナ20との相互結合を低減できる。
<実施形態5>
次に、本発明の第5の実施形態を、図10を参照して説明する。図10は、携帯電話機の構成の概略を示す斜視図であり、一対の筐体が開いたときの携帯電話機の様子を示している。
次に、本発明の第5の実施形態を、図10を参照して説明する。図10は、携帯電話機の構成の概略を示す斜視図であり、一対の筐体が開いたときの携帯電話機の様子を示している。
本実施形態における携帯電話機は、上述した各実施形態における携帯電話機に共通する最低限の構成を備えている。具体的に、携帯電話機は、上部筐体1と下部筐体2とを備えた一対の筐体を備えている。そして、上部筐体1の内部に上部基板3を備え、下部筐体2の内部に下部基板4を備えている。また、これら上部基板3及び下部基板4とは、相互に上下接続基板5を介して接続されている。
また、携帯電話機は、下部筐体2内に第一アンテナ10を備えており、さらに、第一アンテナ10と同時に作動可能であり、当該第一アンテナ10を構成するアンテナ素子10とは異なり、各筐体内にそれぞれ装備された上部基板3及び下部基板4が各ダイポール用アンテナ素子3,4となるダイポール型の第二アンテナ20を備えている。
そして、上記第一アンテナ10と給電線との接続点である第一アンテナ用給電点12を、下部筐体4に備えており、一方で、第二アンテナ20と給電線との接続点である第二アンテナ用給電点24を、上部筐体3に備えている。さらに、上記第一アンテナ用給電点12及び第二アンテナ用給電点24は、上記上下接続基板5とは離間して配置されている。例えば、上述した他の実施形態で説明したように、携帯電話機の幅方向の両端に、それぞれ離間して配置されている。
上記構成にすることにより、第一アンテナ用給電点12と第二アンテナ用給電点24とに同時に給電した場合であっても、両アンテナ10,20を、広帯域でより高効率なアンテナとして動作させることができると共に、第一アンテナ10と第二アンテナ20との相互結合を低減できる。
<実施形態6>
次に、本発明の第6の実施形態を説明する。上記実施形態では、ISDB-T方式TV受信機を搭載したWCDMA方式の携帯電話機を一例に挙げて説明したが、携帯電話機に搭載される第一アンテナ10及び第二アンテナ20は、上述した用途のアンテナであることに限定されない。また、必ずしも各アンテナが別システムのものであることに限定されず、両方が同じシステムの場合でも適用可能である。例えば、第一アンテナが送受信機を、第二アンテナが少なくとも受信機を含み、第一アンテナ1の受信機と第二アンテナの受信機でダイバーシティ受信をする携帯電話機として構成してもよい。このようにすることで、携帯電話器は、十分高いアンテナ利得を確保でき、良好なダイバーシティ効果を得ることができる。
次に、本発明の第6の実施形態を説明する。上記実施形態では、ISDB-T方式TV受信機を搭載したWCDMA方式の携帯電話機を一例に挙げて説明したが、携帯電話機に搭載される第一アンテナ10及び第二アンテナ20は、上述した用途のアンテナであることに限定されない。また、必ずしも各アンテナが別システムのものであることに限定されず、両方が同じシステムの場合でも適用可能である。例えば、第一アンテナが送受信機を、第二アンテナが少なくとも受信機を含み、第一アンテナ1の受信機と第二アンテナの受信機でダイバーシティ受信をする携帯電話機として構成してもよい。このようにすることで、携帯電話器は、十分高いアンテナ利得を確保でき、良好なダイバーシティ効果を得ることができる。
本発明は、携帯電話機、PDAなど、複数のアンテナを備えた携帯無線機に利用することができ、産業上の利用可能性を有する。
1 上部筐体
2 下部筐体
3 上部基板
4 下部基板
5 上下接続基板
10 第一アンテナ
11 第一アンテナ用整合回路
12 第一アンテナ用給電部
13 第一アンテナ用無線部
20 第二アンテナ
21 第1の給電用導体
22 第2の給電用導体
23 第二アンテナ用整合回路
24 第二アンテナ用給電部
25 第二アンテナ用接続部
26 第二アンテナ用無線部
30 ヒンジ
40 高周波伝送線路
41 板金
101 上部筐体に設けられた円筒構造部
102 上部筐体に設けられた第一の円筒構造部
103 上部筐体に設けられた第二の円筒構造部
201 下部筐体に設けられた第一の円筒構造部
202 下部筐体に設けられた第二の円筒構造部
203 下部筐体に設けられた円筒構造部
301 ヒンジ構造体
302 ヒンジ構造体
303 ヒンジ軸
2 下部筐体
3 上部基板
4 下部基板
5 上下接続基板
10 第一アンテナ
11 第一アンテナ用整合回路
12 第一アンテナ用給電部
13 第一アンテナ用無線部
20 第二アンテナ
21 第1の給電用導体
22 第2の給電用導体
23 第二アンテナ用整合回路
24 第二アンテナ用給電部
25 第二アンテナ用接続部
26 第二アンテナ用無線部
30 ヒンジ
40 高周波伝送線路
41 板金
101 上部筐体に設けられた円筒構造部
102 上部筐体に設けられた第一の円筒構造部
103 上部筐体に設けられた第二の円筒構造部
201 下部筐体に設けられた第一の円筒構造部
202 下部筐体に設けられた第二の円筒構造部
203 下部筐体に設けられた円筒構造部
301 ヒンジ構造体
302 ヒンジ構造体
303 ヒンジ軸
Claims (14)
- 一対の筐体を備えると共に、
一方の筐体に装備されたアンテナ素子にて構成された第一アンテナと、
前記第一アンテナと同時に作動可能であり、前記第一アンテナを構成する前記アンテナ素子とは異なり、前記各筐体内にそれぞれ装備された各ダイポール用アンテナ素子にて構成されたダイポール型の第二アンテナと、
前記各筐体内にそれぞれ装備され電子部品が搭載された各基板間を接続する接続配線と、を備え、
前記第一アンテナと第一給電線との接続点である第一給電点を前記一方の筐体内に設けると共に、
前記第二アンテナと第二給電線との接続点である第二給電点を他方の前記筐体内に設け、
前記接続配線に対して前記第一給電点及び前記第二給電点を離間して配置した、
携帯無線機。 - 前記接続配線を、前記一対の筐体が相互に可動して開いた状態となったときの連結箇所における一端付近に設けると共に、
前記第一給電点及び前記第二給電点を、前記一対の筐体が相互に稼働して開いた状態となったときの連結箇所における他端付近に設けた、
請求項1記載の携帯無線機。 - 前記一対の筐体は、それぞれ略長方形状の筐体の短辺側に前記連結箇所を形成して相互に回動可能に連結しており、
前記接続配線を、前記一対の筐体の前記連結箇所である短辺側の一端付近に設けると共に、
前記第一給電点及び前記第二給電点を、前記一対の筐体の前記連結箇所である短辺側の他端付近に設けた、
請求項2記載の携帯無線機。 - 前記第一アンテナのインピーダンスマッチングを行う前記第一給電線上に設けられた第一整合回路を、前記一方の筐体内に設けると共に、
前記第二アンテナのインピーダンスマッチングを行う前記第二給電線上に設けられた第二整合回路を、前記他方の筐体内に設けた、
請求項1,2又は3記載の携帯無線機。 - 前記第一整合回路を、前記第一給電点の近傍に設けると共に、
前記第二整合回路を、前記第二給電点の近傍に設けた、
請求項4記載の携帯無線機。 - 前記第二アンテナにて送信及び/又は受信する信号を処理する第二無線部が前記一方の筐体内に設けられている場合に、前記第二無線部に接続された前記第二給電線を、前記接続配線が配設されている位置を通過するよう設けた、
請求項1,2,3,4又は5記載の携帯無線機。 - 前記第二アンテナを構成する一対のアンテナ素子は、前記一対の筐体内にそれぞれ装備された略板状の導体であり、そのうち少なくとも一方のアンテナ素子は、いずれかの前記筐体内に装備された基板である、
請求項1,2,3,4,5又は6記載の携帯無線機。 - 前記第二アンテナを構成する一対のアンテナ素子を、前記一対の筐体間を連結する導体で形成された連結部材を介して電気的に接続する、
請求項1,2,3,4,5,6又は7記載の携帯無線機。 - 前記第一アンテナを、前記一方の筐体内であって、前記一対の筐体が連結する連結箇所付近に配置した、
請求項1,2,3,4,5,6,7又は8記載の携帯無線機。 - 前記第一アンテナと前記第二アンテナとは、少なくとも信号受信機能を有するアンテナである、
請求項1,2,3,4,5,6,7,8又は9記載の携帯無線機。 - 一対の筐体を備えると共に、
一方の筐体に装備されたアンテナ素子にて構成された第一アンテナと、
前記第一アンテナと同時に作動可能であり、前記第一アンテナを構成する前記アンテナ素子とは異なり、前記各筐体内にそれぞれ装備された各ダイポール用アンテナ素子にて構成されたダイポール型の第二アンテナと、
前記各筐体内にそれぞれ装備され電子部品が搭載された各基板間を接続する接続配線と、を備え、
前記第一アンテナと第一給電線との接続点である第一給電点を前記一方の筐体内に設けると共に、
前記第二アンテナと第二給電線との接続点である第二給電点を他方の前記筐体内に設け、
前記接続配線に対して前記第一給電点及び前記第二給電点を離間して配置した、
携帯電話機。 - 前記接続配線を、前記一対の筐体が相互に可動して開いた状態となったときの連結箇所における一端付近に設けると共に、
前記第一給電点及び前記第二給電点を、前記一対の筐体が相互に稼働して開いた状態となったときの連結箇所における他端付近に設けた、
請求項11記載の携帯電話機。 - 一対の筐体を備えた携帯無線機にて、
一方の筐体に装備されたアンテナ素子にて構成された第一アンテナと第一給電線との接続点であり、各筐体内にそれぞれ装備され電子部品が搭載された各基板間を接続する接続配線に対して離間して前記一方の筐体内に設けられた第一給電点に給電すると同時に、
前記第一アンテナを構成するアンテナ素子とは異なり、前記各筐体内にそれぞれ装備された各ダイポール用アンテナ素子にて構成されたダイポール型の第二アンテナと第二給電線との接続点であり、前記接続配線に対して離間して他方の筐体内に設けられた第二給電点に給電する、
給電方法。 - 前記接続配線が前記一対の筐体が相互に可動して開いた状態となったときの連結箇所における一端付近に設けられている場合に、当該連結箇所の他端付近に設けられている前記第一給電点及び前記第二給電点に、同時に給電する、
請求項13記載の給電方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9136590B2 (en) | 2012-10-10 | 2015-09-15 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electronic device provided with antenna device |
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2008
- 2008-10-22 JP JP2008271583A patent/JP2010103662A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9136590B2 (en) | 2012-10-10 | 2015-09-15 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electronic device provided with antenna device |
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