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JP2010086670A - 面光源装置 - Google Patents

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JP2010086670A JP2008251300A JP2008251300A JP2010086670A JP 2010086670 A JP2010086670 A JP 2010086670A JP 2008251300 A JP2008251300 A JP 2008251300A JP 2008251300 A JP2008251300 A JP 2008251300A JP 2010086670 A JP2010086670 A JP 2010086670A
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Takahiro Ito
孝浩 伊藤
Hisaya Sone
尚也 曽根
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Stanley Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】導光板の光入射面に光を散乱させる凹部等を形成したりすることなく、色ムラの少ない面光源光を導光板の光出射面から出射させることができる面光源装置を提供する。
【解決手段】導光板3の光入射面3cには、複数の単色発光素子17を有する発光体5が対向配置される。導光板3は、光入射面3cから所定距離Lを存する位置までの部分領域を混色領域3A、混色領域3Aよりも光入射面3cから離れた部分領域を有効出射領域3Bとして有する。導光板3は、各発光体5から入射した複数種類の単色光を混色領域3Aで混合して、その混合により得られる合成光を有効出射領域3Bにおける光出射面3aから出射する。各発光体5において互いに隣合う単色発光素子17の間の間隔のうちの最も大きい間隔PがL/P≧27となるように設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示パネルのバックライト等として使用される面光源光を放射する面光源装置に関する。
この種の面光源装置としては、厚み方向の両面のうちの一方の面に光出射面を有すると共に該一方の面に対して起立する一側面を光入射面として有する導光板と、該導光板の光入射面に対向配置される光源とを備えるものが従来より知られている。このような面光源装置では、導光板の光入射面から該導光板の内部に入射した光を該導光板の内部で散乱させ、光出射面から出射させる。
そして、この種の面光源装置では、導光板に導入する光の光源として、発光ダイオード(LED)等の複数の微小な(点光源状の)発光素子により構成される発光体を使用するものが知られている。例えば特許文献1には、赤色、緑色、青色をそれぞれ発光色とする3個のLEDを有する発光体を光源として使用する面光源装置が記載されている。
この特許文献1に記載されている面光源装置の発光体は、相互に近接させた3個のLEDを透明樹脂内に封入して構成されている。そして、複数の発光体のそれぞれを、導光板の光入射面に形成した凹部に対向させるようにして、各発光体から放射される光を凹部で散乱させつつ導光体の内部に入射するようにしている。
特開平10−247411
特許文献1に見られる面光源装置では、各発光体を構成する3個のLEDを相互に近接させることで、これらのLEDから放射する3種類の光が、発光体の透明樹脂内で(導光板に進入する前に)混合し得るようにして、該発光体から導光板に入射する光ができるだけ白色光になるようにしている。ひいては、導光板の、光入射面の近傍領域で色ムラが生じるのを防止するようにしている。
しかしながら、各発光体を構成する3個のLEDをできるだけ近接させようとしても限界があり、LED同士の間の間隔を、いくらでも“0”に近づけ得るわけではない。このため、各発光体の透明樹脂内で、各LEDから放射される単色光を十分に混合させるためには、該LEDと導光板の光入射面との間に存在する透明樹脂の厚さを比較的大きくしておく必要がある。
その結果、各発光体の透明樹脂内での光のエネルギー損失が増加し、導光板から面光源光として放射し得る光束が低下しやすいという不都合がある。
また、特許文献1に見られる面光源装置では、導光板の光入射面に形成した凹部によって、各発光体から該導光板の内部に入射する光を散乱させるようにしている。このため、導光板に入射した光のうち、導光板の光出射面から出射せずに、該出射部以外の箇所(側面等)から出射してしまう光、すなわち、面光源光として利用できない光が多くなりやすい。従って、発光体から放射する光の利用効率が低下してしまうという不都合もあった。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、複数種類の単色光を発光する発光体を導光板に入射する光の光源とする面光源装置において、導光板の光入射面に光を散乱させる凹部等を形成したりすることなく、色ムラの少ない面光源光を導光板の光出射面から出射させることができる面光源装置を提供することを目的とする。
本発明の面光源装置は、かかる目的を達成するために、厚み方向の両面のうちの一方の面を光出射面として有すると共に該一方の面に対して起立する一側面を光入射面として有する導光板と、該導光板の光入射面の長手方向に間隔を存して該光入射面に対向配置され、該光入射面から該導光板の内部に入射する所定の複数種類の単色光から成る光源光をそれぞれ放射する複数の発光体とを備え、該発光体から光入射面を介して導光板の内部に入射した前記複数種類の単色光が混合してなる合成光を前記光出射面から出射する面光源装置であって、前記各発光体は、前記導光板の光入射面の長手方向に間隔を存して一列に配列された、前記単色光の種類数以上の所定数の単色発光素子を一体に有するものであり、前記導光板は、該導光板のうち、前記光入射面から該光入射面に垂直な方向で所定距離Lを存する位置までの部分領域を前記各発光体から該導光板に導入された前記複数種類の単色光を混合させる混色領域とすると共に、前記混色領域よりも前記光入射面から離れた部分領域を、該部分領域の光出射面から前記合成光を出射可能な有効出射領域とするものであり、前記各発光体において互いに隣合う単色発光素子の間の間隔のうちの最も大きい間隔Pが、前記混色領域の所定距離Lに対して、L/P≧27となるように設定されていることを特徴とする(第1発明)。
ここで、液晶表示パネルのバックライト用途などに使用される面光源装置では、一般に、導光板の厚み方向の一方の面としての光出射面の全体から均一的に光が出射されることが要求されるわけではなく、多くの場合、該光出射面の周縁の部分は、面光源装置の外周に装着される額縁状の枠体によって覆われる。従って、光出射面の周縁部分は、一般に、面光源としての機能上はデッド領域となり、実質的に、面光源として機能する必要の無い箇所である。
前記第1発明は、このことに着目し、導光板の光出射面のうち、光を出射させるべき箇所から色ムラの少ない面光源光(複数種類の単色光を混合した合成色の光)を出射させるものである。
そこで、第1発明では、導光板のうち、前記光入射面から該光入射面に垂直な方向で所定距離Lを存する位置までの部分領域を前記混色領域とすると共に、前記混色領域よりも前記光入射面から離れた部分領域(該部分領域の各所の光入射面からの距離が前記所定距離よりも大きくなるような領域)を、該部分領域の光出射面から前記合成光を出射可能な有効出射領域とする。この場合、有効出射領域は、該有効出射領域における光出射面から、面光源光としての所要の合成光を実際に出射させることが要求される領域(そこから出射される光を面光源光として実際に利用する部分)を意味する。また、前記混色領域は、該混色領域における光出射面から、面光源光としての所要の合成光を出射することが必要とされない領域を意味する。該混色領域は、例えば上記の額縁状の枠体によって覆われる領域が相当する。
ここで、前記有効出射領域の光出射面から出射する光の色ムラを少なくする上では、前記混色領域において、各発光体から導光板の内部に入射する前記複数種類の単色光を十分に混合させる必要がある。この場合、詳細は後述するが、本願発明者は、有効出射領域の光出射面から出射する光の色ムラは、前記混色領域の長さとしての前記所定距離Lと、前記各発光体において互いに隣合う単色発光素子の間の間隔のうちの最も大きい間隔Pとに密接に関連する。そして、上記色ムラを適切に少なくする上では、上記間隔Pが所定距離Lに対してL/P≧27という条件を満たすことが必要である。
そこで、第1発明では、上記間隔Pを、前記所定距離Lに対して、L/P≧27となるように設定した。このようにすることにより、有効出射領域の光出射面から出射する光の色ムラを好適に少なくすることができる。例えば、有効出射領域の光出射面から出射する光の色度の分布を測定した場合に、CIE1931標準表色系の色度座標におけるx座標成分Cxの最大値と最小値との差、並びに、y座標成分Cyの最大値と最小値との差をそれぞれ、0.006以下に収めることが可能となる。
また、第1発明は、導光板の混色領域において、各発光体から放射される前記複数種類の単色光を混合して合成光を生成するので、各発光体の各単色発光素子を導光板の光入射面に可能な限り近づけることができる。そのため、各発光体から放射される光のエネルギー損失が導光板の外部で生じるのを極力抑制することができる。ひいては、各発光体から放射される光の利用効率が低下するのを抑制できる。さらに、導光板に混色領域を有することで、導光板の光入射面から該導光板の内部に入射した光を、該光入射面の近傍で散乱させる必要が無い。そのため、該光入射面に光を散乱させる凹部等を形成することなく、導光板の内部に入射した光を、有効出射領域の光出射面から効率よく出射させることができる。
かかる第1発明においては、前記合成光は、多くの場合、白色光が好ましい。この場合、前複数種類の単色光を、赤、緑、青の3種類の単色光とすることで、これらを混合してなる合成光を白色光にすることができる。そして、この場合、特に、液晶表示パネルのバックライト等として好適な白色光を生成するためには、前記発光体は、2つの緑色発光素子と、1つの赤色発光素子と、1つの青色発光素子との4個の発光素子を前記所定数の単色発光素子として有することが好ましい。そして、このように発光体に4個の発光素子を備える場合には、該4個の発光素子は、2つの緑色発光素子の間で、赤色発光素子及び青色発光素子が隣り合うように一列に配列されていることが特に好適である(第2発明)。
この第2発明によれば、4個の発光素子の列における両端の発光素子が緑色発光素子となるので、導光板の光入射面に対向配置される複数の発光体の列において、該光入射面の長手方向の一端に最も近い発光素子と、該長手方向の他端に最も近い発光素子とが、いずれも緑色発光素子となる。このため、光入射面の長手方向における導光板の両端部寄り箇所で、光出射面から出射する光の色に差異が生じるのを防止することができる。
また、前記第1、第2発明では、前記各発光体の各単色発光素子から放射される単色光の配光パターンは、少なくとも前記導光板の厚み方向に対して垂直な面上でランバーシアン配光パターンとなるように設定されていることが好ましい(第3発明)。
この第3発明によれば、前記混色領域における複数種類の単色光の混合を円滑に行うことができる。
まず、本発明の一実施形態における面光源装置の概略構成を図1〜図4を参照して説明する。図1は本実施形態の面光源装置の主要部の分解斜視図、図2は該面光源装置に備えた導光板と複数の発光体とを平面視で示す図、図3は該面光源装置に備えた各発光体の構造を示す断面図、図4は該面光源装置に備えた発光体の発光ダイオードの配光パターンを示す図である。
図1を参照して、本実施形態の面光源装置1は、例えば液晶表示パネル100のバックライトとして使用されるものである。この面光源装置1は、図示のように、導光板3、複数の発光体5、反射シート7、拡散シート9、並びに2つのプリズムシート11,13を備える。なお、図1では、複数の発光体5のうちの1つだけが図示されている。
導光板3は、透明な樹脂材により構成され、大略方形板状に形成されている。なお、導光体3の材質は、その屈折率が1.49〜1.58程度のものが良い。このため、本実施形態では、導光板3の材質として、例えばアクリルもしくはポリカーボネートを採用した。
この導光板3の厚み方向の両面3a,3b(図1では上面3a及び下面3b)のうちの一方の面3aが面光源光としての光を出射するための光出射面とされている。該光出射面3aは、その全体が平坦面となっている。また、導光板3の側面のうちの一側面3cが、該導光板3の内部に光を入射するための光入射面とされている。該光入射面3cは、その全体が光出射面3aに対して垂直に起立した平坦面となっている。
以降の説明では、便宜上、図示の如く、導光板3の厚み方向(光出射面3aに垂直な方向)をZ軸方向、光入射面3cの長手方向(長辺方向)をX軸方向、光入射面3cに垂直な方向(X軸方向及びZ軸方向に垂直な方向)をY軸方向と定義する。
本実施形態の面光源装置1では、その組み立て状態において、導光板3の光出射面3aには、前記拡散シート9、プリズムシート11,13、及び液晶表示パネル100がこの順に重ね合わされる。従って、導光板3の光出射面3aから出射する光は、拡散シート9及びプリズムシート11,13を順に介して液晶表示パネル100に供給されるようになっている。この場合、拡散シート9は、表面3aから出射する光を拡散させつつ透過させる機能を有する。また、プリズムシート11,13は、拡散シート9を透過した光の進行方向を所要の方向に調整する機能を有する。本実施形態の例では、プリズムシート11は、X軸方向に延在する三角柱状の複数のプリズムをY軸方向に一定間隔で並べた構造のシートであり、X軸方向で見た光の進行方向を調整する機能を有する。また、プリズムシート13は、Y軸方向に延在する三角柱状の複数のプリズムをX軸方向に一定間隔で並べた構造のシートであり、Y軸方向で見た光の進行方向を調整する機能を有する。
また、導光板3の厚み方向(Z軸方向)の両面3a,3bのうちの光出射面3aと反端側の面3b(以下、裏面3bという)は、光入射面4cから導光板3の内部に入射した光を、光出射面3aから出射させるように散乱させる機能を有する面である。この裏面3bには、面光源装置1の組み立て状態において、前記反射シート7が重ね合わされる。該反射シート7は、導光板3bの内部から裏面3を透過した光を反射して該導光板3の内部に戻す機能を有するものである。
そして、導光板3の裏面3bには、X軸方向に延在する複数条の溝(所謂ローレット)15がY軸方向に並ぶように形成されている。本実施形態では、このローレット15によって、導光板3内で該ローレット15に到達した光や、反射シート7で反射されて導光板3の内部に戻る光を散乱させ、光出射面3aから出射させるようにしている。
なお、ローレット15は、導光板3の後述する有効出射領域3B内で、裏面3bに形成されている。
発光体5は、導光板3の光入射面3cに対向して配置されている。本実施形態の面光源装置1では、図2に示すように、4個の発光体5が備えられ、これらの発光体5が導光板3の光入射面3cの長手方向(X軸方向)に一定間隔Wで一列に並べられている。この場合、上記間隔W(以下、発光体配置間隔Wという)は、導光板3のX軸方向の長さ(4×W)を、該導光板3の光入射面3cに対向配置させる発光体5の個数で除算してなる長さと同じに設定されている。さらに、光入射面3cのX軸方向の一端(図2では左端)から、これに最も近い発光体5(図2では最も左側の発光体5)までのX軸方向の間隔と、該光入射面3cのX軸方向の他端(図2では右端)から、これに最も近い発光体5(図2では最も右側の発光体5)までのX軸方向の間隔とは、互いに同じ間隔(W/2)とされている。換言すれば、4個の発光体5は、それらの全体(4個の発光体5の集合体)のX軸方向の中央位置が光入射面3cのX軸方向の中央位置に合致するようにして、X軸方向に一定間隔Wで配列されている。
各発光体5は、図3に示すように、単色光を発光する単色発光素子としての発光ダイオード(LEDチップ)17を複数備えるものである。具体的には、各発光体5は、基板19に一定間隔Pで一列に並ぶようにして装着された複数の発光ダイオード17を、直方体状の透明なモールド樹脂部材21内に一体に封入することで構成されている。以下、上記間隔PをLED実装ピッチPという。なお、本実施形態では、各発光体5において、LED実装ピッチPが一定であるので、このLED実装ピッチPは、各発光体5おいて互いに隣合う発光ダイオード17,17の間の間隔のうちの最も大きい間隔でもある。
本実施形態では、各発光体5は、緑色の単色光をそれぞれ発光する2個の緑色発光ダイオード17G,17Gと、赤色の単色光を発光する1個の赤色発光ダイオード17Rと、青色の単色光を発光する1個の青色発光ダイオード17Bとから成る4個の発光ダイオード17を有する。従って、各発光体5は、緑色、赤色、青色の3種類の単色光の組から成る光源光を放射する。そして、これらの4個の発光ダイオード17は、緑色、赤色、青色、緑色の順番で1列に並ぶように、換言すれば、4個の発光ダイオード17の列の両端に緑色発光ダイード17Gが位置するように基板19に装着されている。
補足すると、緑色、赤色、青色の3種類の単色光を合成してなる合成色は、白色光となる。この場合、一般に、液晶表示パネルのバックライトとして適切な白色光を、発光ダイオードにより生成した3種類の単色光を混合することにより合成する場合、白色光の大部分が緑色で構成されることから、バックライトとして必要な輝度値の白色光を得るために緑色の発光ダイオードを多くする構成が一般的である。この場合、緑色の発光ダイオードと、赤色の発光ダイオードと、青色の発光ダイオードとの比率が、2:1:1であることが好ましいとされている。そのため、本実施形態では、各発光体5に備える緑色発光ダイオード17G、赤色発光ダイオード17R、及び青色発光ダイオード17Bの個数をそれぞれ、2個、1個、1個としている。
また、各発光体5において、4個の発光ダイオード17を、緑色、赤色、青色、緑色の順番に1列に並ぶようにしたのは次の理由による。すなわち、導光板3のX軸方向の各端部寄りの箇所の光出射面3aから出射する光の色は、X軸方向で該端部に最も近い発光ダイオード17の発光色の影響を受けやすい。従って、導光板3のX軸方向の一端部寄りの箇所の光出射面3aから出射する光の色と、X軸方向の他端部寄りの箇所の光出射面3aから出射する光の色とをできるだけ同じ色にする上では、X軸方向の両端部にそれぞれ最も近い発光ダイオード17の発光色が同じであることが好ましい。そこで、本実施形態では、各発光体5を構成する4個の発光ダイオード17を、緑色、赤色、青色、緑色の順番に1列に並べるようにしている。このようにすることで、導光板3のX軸方向の両端部にそれぞれ最も近い発光ダイオード17の発光色がいずれも緑色となる。
また、一般に、面光源装置において、赤、緑、青の3種類の単色光からなる光源光を使用する場合、所謂、CIE1931標準表色系の色度座標上で、NTSC方式に定める規格値と同等もしくはそれ以上の色再現性を実現するためには、赤色の発光スペクトルのピーク波長、緑色の発光スペクトルのピーク波長、並びに、青色の発光スペクトルのピーク波長はそれぞれ、630〜650nmの範囲、520〜550nmの範囲、440〜460nmの範囲に存することが望ましい。このため、本実施形態では、赤色発光ダイオード17R、緑色発光ダイオード17G、及び青色発光ダイオード17Bのそれぞれの発光スペクトルは、そのピーク波長が上記の好ましい範囲に存するように設定されている。
また、一般に、液晶表示パネル用のバックライトとして適切な白色光は、CIE1931標準表色系の色度座標において、その色温度が所謂、黒体軌跡上の5000〜30000Kの範囲内となり、且つ、該黒体軌跡からの偏差Δuvが±0.02以内に収まるような色度を有するものであることが好ましい。このため、本実施形態では、発光体5が放射する3種類の単色光(赤、緑、青)を混合してなる合成光が上記の好ましい色度を有するように、発光体5が放射する全光束に対する3種類の単色光の光束の割合いが設定されている。
以上のように構成された各発光体5は、その4個の発光ダイオード17の列の方向が、導光板3の光入射面3cの長手方向(X軸方向)に一致するようにして、該光入射面3cに対向して配置されている。なお、本実施形態における各発光ダイオード17のサイズは、例えば300μm角の大きさである。また、各発光ダイオード17の光入射面3c側の端面と、該光入射面3cとの間隔は、0.3〜0.5mm程度に設定されている。
ここで、各発光ダイオード17の配光パターン(Z軸方向に垂直な面上での配光パターン)は、例えば図4の実線aで示すような配光パターンに設定されている。なお、図4の縦軸及び横軸の数値は、発光ダイオード17から各方向に出射する光の輝度の相対値を示している。
図4に実線aで示した配光パターンは、所謂ランバーシアン配光パターンと言われるものである。このランバーシアン配光パターンは、発光ダイオード17から出射する光の輝度の分布が、Y軸方向に対する光の出射角度θに対して次のように変化する配光パターンである。すなわち、−5°≦θ≦+5°の範囲内の出射角度θで光の輝度がピーク値(最大値)を採り、該出射角度θの大きさが、−5°≦θ≦+5°の範囲内の角度から大きくなるに伴い、光の輝度が徐々に減衰する。そして、−65°≦θ≦−55°の範囲内の出射角度θ、及び+55°≦θ≦+65°の範囲内の出射角度θで、光の強度がピーク値の半分の値まで減衰し、65°を超える大きさ(絶対値)の出射角度θでは、光の強度がピーク値の半分よりも小さい値に減衰する。
なお、このようなランバーシアン配光パターンを実現するために、発光体17にリフレクタを備えたり、モールド樹脂部材21に適宜、散乱材やレンズ等を設けるようにしてもよい。
補足すると、上記した配光パターンは、Z軸方向に垂直な面上での配光パターンであるが、X軸方向に垂直な面上での配光パターンは、ランバーシアン配光パターンでなくてもよい。例えば、X軸方向に垂直な面上での配光パターンを図4の破線bまたはcで示すような配光パターンに設定してもよい。
以上が本実施形態の面光源装置1の概略構成である。かかる面光源装置1では、各発光体5から放射される3種類の単色光(緑色、赤色、青色)が、光入射面3cから導光板3の内部に入射する。そして、この入射した3種類の単色光が導光板3の内部で混合され、この混合により得られる合成光(白色光)が、裏面3bのローレット15における散乱等を経て光出射面3aから出射する。
ここで、本実施形態では、導光板3のうち、光入射面3cからY軸方向に所定距離Lを存する位置までの部分領域(図1又は図2の二点鎖線Qから光入射面3c側の領域)3Aは、各発光体5から導光板3に入射する3種類の単色光(緑色、赤色、青色)を混合させる混色領域として機能する領域とされている。以下、上記所定距離Lを混色距離Lという。この混色領域3Aは、液晶表示パネル100用の面光源光として好適な白色光(上記3種類の単色光を十分に混合してなる合成光)を該混色領域3A内の光出射面3aから出射させることができない領域である。換言すれば、混色領域3Aは、該混色領域3A内の光出射面3cを液晶表示パネル100用の実際の面光源光(バックライト)の出射面として使用することが適さない領域である。そして、導光板3のうち、上記混色領域3Aよりも光入射面3cからY軸方向に離れた部分領域(図1の二点鎖線Qから光入射面3cと反対側の領域)3Bが、上記3種類の単色光が十分に混合してなる合成光(液晶表示パネル100用の面光源光として好適な白色光)を該部分領域3B内の光出射面3aから出射し得る有効出射領域とされている。
本実施形態の面光源装置1では、この有効出射領域3Bにおける光出射面3aから出射する光(合成光)だけを液晶表示パネル100用の面光源光(バックライト)として利用する。このため、本実施形態の面光源装置1では、混色領域3Aは、面光源光の出射部として使用しない領域となっている。そして、該混色領域3Aは、面光源装置1の外周に装着される額縁状の枠体(図示省略)内に収まるようになっている。ここで、混色領域3Aが額縁状の枠体内に収まるということは、導光板3をZ軸方向で見たときに、混色領域3Aが額縁状の枠体によって覆われた状態となることを意味する。これにより、混色領域3Aの光出射面3aから出射する光は、液晶表示パネル100の表面側に出力されないようにしている。
なお、例えば、混色領域3Aの光出射面3aを、光を透過しないシートで被覆したり、あるいは、前記拡散シート9のうちの、混色領域3Aの光出射面3aに重なる部分を、光が透過しないように構成してもよい。
そして、本実施形態では、前記混色距離Lに対して前記LED実装ピッチPが次の関係を満たすように設定されている。

L/P≧27 ……(1)

この場合、混色距離Lは、本実施形態では、前記混色領域3Aを面光源装置1の外周に装着される額縁状の枠体(図示省略)内に収め得る長さとされている。液晶表示パネル100が液晶テレビ用のパネルである場合には、該混色距離Lは、例えば10〜100mmの範囲内の長さとされる。
そして、LED実装ピッチPは、混色距離Lに対して式(1)の関係を満たすように設定されている。この場合、LED実装ピッチPは、L/27以下であれば式(1)の関係を満たすものの、該LED実装ピッチPを小さくするには個々の発光ダイオード17のサイズや、発光体5の作成手法などに依存する限界がある。従って、LED実装ピッチPは、その限界内で式(1)の関係を満たすように設定すればよい。例えば、LED実装ピッチPは、式(1)の関係を満たし、且つ、L/P≒30となるように設定される。
なお、本実施系形態では、混色距離Lと前記発光体配置間隔Wとは、概ね等しい値に設定されている。これは次の理由による。すなわち、発光体配置間隔Wが混色距離Lに比して大き過ぎると、前記有効出射領域3Bの光入射面3c寄りの箇所に、いずれの発光体5の光源光も到達しないか、もしくは到達し得る光源光の量が微小なものとなる部位が発生する。ひいては、導光板3の有効出射領域3Bの光入射面3cから出射する光の輝度ムラが生じる。また、混色距離Lが発光体配置間隔Wに比して大き過ぎると、該混色距離Lが長いために、光入射面3cから入射した光源光の、前記有効出射領域3Bに達するまでのエネルギー損失が大きくなる。従って、発光体5から放射される光の利用効率が低下する。該利用効率の低下を抑制する上では、混色距離Lは、高々、発光体配置間隔Wの2倍程度の長さに収めることが好ましいと考えられる。
このようなことから、本実施形態では、混色距離Lと前記発光体配置間隔Wとを、概ね等しい値に設定した。
次に、前記式(1)によって、混色距離LとLED実装ピッチPとの関係を規定した理由を説明する。
本願発明者は、導光板3の前記有効出射領域3Aにおける光出射面3aから出射する光の色ムラ(該光出射面3aの各局所間での色度のばらつき)を発生させないようにするための条件を見出すために以下に説明する評価試験1〜10を実施した。
まず、これらの評価試験1〜10についての共通事項を説明すると、評価試験1〜10では、導光板3とこれに組み合わせる4個一組の発光体5とを作成しておく。この場合、発光体5については、前記LED実装ピッチPを互いに異ならせた複数組の発光体5を作成しておく。なお、発光体5の各組においては、4個の発光体5のそれぞれのLED実装ピッチPは互いに同一である。そして、各組の4個の発光体5を図2に示した如く導光板3の光入射面3cに対向配置し、これらの4個の発光体5からそれぞれ3種類の単色光(緑色、赤色、青色)を導光板3の内部に光入射面3cを介して入射する。この状態で、導光板3の有効出射領域3Aにおける光出射面3aの各所における色度を測定する。この場合、有効出射領域3Aにおける光出射面3aを、X軸方向及びY軸方向にそれぞれ36個ずつの升目状の局所部(36×36個の局所部)に区画し、それぞれの局所部における色度を測定する。すなわち、導光板3の有効出射領域3Aにおける光出射面3a上の色度分布を測定する。測定する色度は、CIE1931標準表色系の色度座標におけるx座標成分Cxとy座標成分Cyとの組である。その測定値は、図5に例示する如く、色度座標上の点により表される。評価試験1〜10のそれぞれにおいては、上記した色度分布の測定が、発光体5の各組毎に行われる。
そして、各評価試験1〜10において、発光体5の各組毎に、測定した色度のx座標成分Cxの最大値と最小値との差ΔCx(=Cxの最大値−Cxの最小値)、並びに、y座標成分Cyの最大値と最小値(=Cyの最大値−Cyの最小値)との差ΔCyを、それぞれ、色度のx座標成分Cxに関する色ムラを示す指標、y座標成分Cyに関する色ムラを示す指標として求める。これにより、ΔCx、ΔCyのそれぞれと、LED実装ピッチPとの間の関係を把握する。以下、これらの指標ΔCx、ΔCyをそれぞれ色ムラ指標ΔCx、ΔCyという。
なお、液晶表示パネル100のバックライト用の面光源装置においては、一般に、要求される色度に対する実際の色度のx座標成分Cxの誤差及びy座標成分Cyの誤差がいずれも±0.003の範囲内に収まることが必要とされている。従って、許容される色ムラ指標ΔCx、ΔCyの上限値は、0.006となり、ΔCx、ΔCyは、いずれも該上限値以下になるという条件を満たすことが要求される。以下、この上限値を色ムラ許容上限値という。また、ΔCx、ΔCyがいずれも色ムラ許容上限値以下になるという条件を色ムラ要求条件という。
以下に、各評価試験1〜10を具体的に説明する。
[評価試験1]
評価試験1は、前記混色距離Lを30mm、前記発光体配置間隔Wを29mmに設定すると共に、導光板3の有効出射領域3Bにおける光出射面3aから出射する光の目標色度(Cx,Cy)を標準的な白色光の色度である(0.29,0.27)とした試験である。
この場合、作成した導光板3の外形寸法は、Y軸方向の長さが36.5mm+L=66.5mm、X軸方向の長さが4×W=116mm、厚さが1.5mmである。そして、導光板4の材質は、屈折率が1.49のアクリルである。
また、作成した各組の発光体5の赤色発光ダイオード17R、緑色発光ダイオード17G、青色発光ダイオード17Bのそれぞれの発光スペクトルのピーク波長は、それぞれ、630nm、525nm、450nmである。そして、各組のそれぞれの発光体5が放射する全光束に対する赤色、緑色、青色の光束の割合いが、それぞれ、37.7%、30.7%、31.6%になるように、各発光体5の各発光ダイオード17の光束が設定されている。このように設定されている光束の割合いで、上記のピーク波長を有する赤色、緑色、青色のそれぞれの光を十分に混合させることによって、上記目標色度(0.29,0.27)を有する合成光を生成することができる。
評価試験1では、上記の導光板3と発光体5とを使用して、発光体5の各組毎に、前記した如く色度分布を測定し、前記色ムラ指標ΔCx、ΔCyを算出した。図6(a)は、評価試験1におけるΔCxの算出値とLED実装ピッチPとの組をプロットして示した図、図6(b)は、評価試験1におけるΔCyの算出値とLED実装ピッチPとの組をプロットして示した図である。なお、図6(a),(b)における破線は、それぞれ、前記色ムラ許容上限値(=0.006)を示している。
図6(a)の実線a1は、評価試験1で得られたΔCxとPとの関係を近似する直線であり、最小自乗法により求めたものである。同様に、図6(b)の実線b1は、評価試験1で得られたΔCyとPとの関係を近似する直線であり、最小自乗法により求めたものである。実線a1の直線上で、ΔCx=0.006となるPの値を求めると、P=1.04mmであり、実線b1の直線上で、ΔCy=0.006となるPの値を求めると、P=1.11mmであった。従って、評価試験1で作成した仕様の導光板3及び発光体5の組み合わせでは、導光板3の前記有効出射領域3Aにおける光出射面3aから出射する光が前記色ムラ要求条件を満たす上では、LED実装ピッチPが1.04mm以下であることが必要となる(LED実装ピッチPの許容上限値が1.04mmとなる)。
[評価試験2]
評価試験2は、前記混色距離L、発光体配置間隔Wを評価試験1と同一に設定すると共に、導光板3の有効出射領域3Bにおける光出射面3aから出射する光の目標色度(Cx,Cy)を(0.349,0.398)とした試験である。この目標色度の色は、色温度で言えば、5000Kで、且つ、黒体軌跡からの偏差Δuvが+0.02となる色である。
この場合、作成した導光板3の外形寸法及び材質は評価試験1と同じである。また、作成した各組の発光体5の赤色発光ダイオード17R、緑色発光ダイオード17G、青色発光ダイオード17Bのそれぞれの発光スペクトルのピーク波長は、評価試験1と同じである。
一方、評価試験2では、各組のそれぞれの発光体5が放射する全光束に対する赤色、緑色、青色の光束の割合いは、評価試験1と異なり、それぞれ、45.9%、39.6%、14.6%に設定されている。このように設定されている光束の割合いで、上記のピーク波長を有する赤色、緑色、青色のそれぞれの光を十分に混合させることによって、上記目標色度(0.349,0.398)を有する合成光を生成することができる。
評価試験2では、上記の導光板3と発光体5とを使用して、発光体5の各組毎に、前記した如く色度分布を測定し、前記色ムラ指標ΔCx、ΔCyを算出した。図7(a)は、評価試験2におけるΔCxの算出値とLED実装ピッチPとの組をプロットして示した図、図7(b)は、評価試験2におけるΔCyの算出値とLED実装ピッチPとの組をプロットして示した図である。なお、図7(a),(b)における破線は、それぞれ、前記色ムラ許容上限値(=0.006)を示している。
図7(a)の実線a2は、評価試験2で得られたΔCxとPとの関係を近似する直線であり、最小自乗法により求めたものである。同様に、図7(b)の実線b2は、評価試験2で得られたΔCyとPとの関係を近似する直線であり、最小自乗法により求めたものである。実線a2の直線上で、ΔCx=0.006となるPの値を求めると、P=0.87mmであり、実線b2の直線上で、ΔCy=0.006となるPの値を求めると、P=1.53mmであった。従って、評価試験2で作成した仕様の導光板3及び発光体5の組み合わせでは、導光板3の前記有効出射領域3Aにおける光出射面3aから出射する光が前記色ムラ要求条件を満たす上では、LED実装ピッチPが0.87mm以下であることが必要となる(LED実装ピッチPの許容上限値が0.87mmとなる)。
[評価試験3]
評価試験3は、前記混色距離L、発光体配置間隔Wを評価試験1と同一に設定すると共に、導光板3の有効出射領域3Bにおける光出射面3aから出射する光の目標色度(Cx,Cy)を(0.341,0.312)とした試験である。この目標色度の色は、色温度で言えば、5000Kで、且つ、黒体軌跡からの偏差Δuvが−0.02となる色である。
この場合、作成した導光板3の外形寸法及び材質は評価試験1と同じである。また、作成した各組の発光体5の赤色発光ダイオード17R、緑色発光ダイオード17G、青色発光ダイオード17Bのそれぞれの発光スペクトルのピーク波長は、評価試験1と同じである。
一方、評価試験3では、各組のそれぞれの発光体5が放射する全光束に対する赤色、緑色、青色の光束の割合いは、評価試験1,2と異なり、それぞれ、46.8%、30.6%、22.5%に設定されている。このように設定されている光束の割合いで、上記のピーク波長を有する赤色、緑色、青色のそれぞれの光を十分に混合させることによって、上記目標色度(0.341,0.312)を有する合成光を生成することができる。
評価試験3では、上記の導光板3と発光体5とを使用して、発光体5の各組毎に、前記した如く色度分布を測定し、前記色ムラ指標ΔCx、ΔCyを算出した。図8(a)は、評価試験3におけるΔCxの算出値とLED実装ピッチPとの組をプロットして示した図、図8(b)は、評価試験3におけるΔCyの算出値とLED実装ピッチPとの組をプロットして示した図である。なお、図8(a),(b)における破線は、それぞれ、前記色ムラ許容上限値(=0.006)を示している。
図8(a)の実線a3は、評価試験3で得られたΔCxとPとの関係を近似する直線であり、最小自乗法により求めたものである。同様に、図8(b)の実線b3は、評価試験3で得られたΔCyとPとの関係を近似する直線であり、最小自乗法により求めたものである。実線a3の直線上で、ΔCx=0.006となるPの値を求めると、P=0.82mmであり、実線b3の直線上で、ΔCy=0.006となるPの値を求めると、P=1.24mmであった。従って、評価試験3で作成した仕様の導光板3及び発光体5の組み合わせでは、導光板3の前記有効出射領域3Aにおける光出射面3aから出射する光が前記色ムラ要求条件を満たす上では、LED実装ピッチPが0.82mm以下であることが必要となる(LED実装ピッチPの許容上限値が0.82mmとなる)。
[評価試験4]
評価試験4は、前記混色距離L、発光体配置間隔Wを評価試験1と同一に設定すると共に、導光板3の有効出射領域3Bにおける光出射面3aから出射する光の目標色度(Cx,Cy)を(0.235,0.267)とした試験である。この目標色度の色は、色温度で言えば、30000Kで、且つ、黒体軌跡からの偏差Δuvが+0.02となる色である。
この場合、作成した導光板3の外形寸法及び材質は評価試験1と同じである。また、作成した各組の発光体5の赤色発光ダイオード17R、緑色発光ダイオード17G、青色発光ダイオード17Bのそれぞれの発光スペクトルのピーク波長は、評価試験1と同じである。
一方、評価試験4では、各組のそれぞれの発光体5が放射する全光束に対する赤色、緑色、青色の光束の割合いは、評価試験1〜3と異なり、それぞれ、24.8%、37.0%、38.2%に設定されている。このように設定されている光束の割合いで、上記のピーク波長を有する赤色、緑色、青色のそれぞれの光を十分に混合させることによって、上記目標色度(0.235,0.267)を有する合成光を生成することができる。
評価試験4では、上記の導光板3と発光体5とを使用して、発光体5の各組毎に、前記した如く色度分布を測定し、前記色ムラ指標ΔCx、ΔCyを算出した。図9(a)は、評価試験4におけるΔCxの算出値とLED実装ピッチPとの組をプロットして示した図、図9(b)は、評価試験4におけるΔCyの算出値とLED実装ピッチPとの組をプロットして示した図である。なお、図9(a),(b)における破線は、それぞれ、前記色ムラ許容上限値(=0.006)を示している。
図9(a)の実線a4は、評価試験4で得られたΔCxとPとの関係を近似する直線であり、最小自乗法により求めたものである。同様に、図9(b)の実線b4は、評価試験4で得られたΔCyとPとの関係を近似する直線であり、最小自乗法により求めたものである。実線a4の直線上で、ΔCx=0.006となるPの値を求めると、P=1.68mmであり、実線b4の直線上で、ΔCy=0.006となるPの値を求めると、P=0.89mmであった。従って、評価試験4で作成した仕様の導光板3及び発光体5の組み合わせでは、導光板3の前記有効出射領域3Aにおける光出射面3aから出射する光が前記色ムラ要求条件を満たす上では、LED実装ピッチPが0.89mm以下であることが必要となる(LED実装ピッチPの許容上限値が0.89mmとなる)。
[評価試験5]
評価試験5は、前記混色距離L、発光体配置間隔Wを評価試験1と同一に設定すると共に、導光板3の有効出射領域3Bにおける光出射面3aから出射する光の目標色度(Cx,Cy)を(0.268,0.237)とした試験である。この目標色度の色は、色温度で言えば、30000Kで、且つ、黒体軌跡からの偏差Δuvが−0.02となる色である。
この場合、作成した導光板3の外形寸法及び材質は評価試験1と同じである。また、作成した各組の発光体5の赤色発光ダイオード17R、緑色発光ダイオード17G、青色発光ダイオード17Bのそれぞれの発光スペクトルのピーク波長は、評価試験1と同じである。
一方、評価試験4では、各組のそれぞれの発光体5が放射する全光束に対する赤色、緑色、青色の光束の割合いは、評価試験1〜4と異なり、それぞれ、33.5%、28.5%、38.0%に設定されている。このように設定されている光束の割合いで、上記のピーク波長を有する赤色、緑色、青色のそれぞれの光を十分に混合させることによって、上記目標色度(0.268,0.237)を有する合成光を生成することができる。
評価試験5では、上記の導光板3と発光体5とを使用して、発光体5の各組毎に、前記した如く色度分布を測定し、前記色ムラ指標ΔCx、ΔCyを算出した。図10(a)は、評価試験5におけるΔCxの算出値とLED実装ピッチPとの組をプロットして示した図、図10(b)は、評価試験5におけるΔCyの算出値とLED実装ピッチPとの組をプロットして示した図である。なお、図10(a),(b)における破線は、それぞれ、前記色ムラ許容上限値(=0.006)を示している。
図10(a)の実線a5は、評価試験5で得られたΔCxとPとの関係を近似する直線であり、最小自乗法により求めたものである。同様に、図10(b)の実線b5は、評価試験5で得られたΔCyとPとの関係を近似する直線であり、最小自乗法により求めたものである。実線a5の直線上で、ΔCx=0.006となるPの値を求めると、P=1.19mmであり、実線b5の直線上で、ΔCy=0.006となるPの値を求めると、P=1.06mmであった。従って、評価試験5で作成した仕様の導光板3及び発光体5の組み合わせでは、導光板3の前記有効出射領域3Aにおける光出射面3aから出射する光が前記色ムラ要求条件を満たす上では、LED実装ピッチPが1.06mm以下であることが必要となる(LED実装ピッチPの許容上限値が1.06mmとなる)。
[評価試験6]
評価試験6は、前記混色距離L、発光体配置間隔Wを評価試験1と同一に設定すると共に、導光板3の有効出射領域3Bにおける光出射面3aから出射する光の目標色度(Cx,Cy)を(0.29,0.27)とした試験である。この目標色度の色は、評価試験1と同じ標準的な白色光である。
この場合、作成した導光板3の外形寸法及び材質は評価試験1と同じである。
一方、作成した各組の発光体5の赤色発光ダイオード17R、緑色発光ダイオード17G、青色発光ダイオード17Bのそれぞれの発光スペクトルのピーク波長は、それぞれ、630nm、520nm、440nmである。従って、緑色発光ダイオード17G及び青色発光ダイオード17Bのそれぞれの発光スペクトルのピーク波長を、評価試験1〜5の場合と若干異なるものに設定している。
また、各組のそれぞれの発光体5が放射する全光束に対する赤色、緑色、青色の光束の割合いも評価試験1〜5と異なり、それぞれ、37.0%、32.8%、30.1%に設定されている。このように設定されている光束の割合いで、上記のピーク波長を有する赤色、緑色、青色のそれぞれの光を十分に混合させることによって、上記目標色度(0.29,0.27)を有する合成光を生成することができる。
評価試験6では、上記の導光板3と発光体5とを使用して、発光体5の各組毎に、前記した如く色度分布を測定し、前記色ムラ指標ΔCx、ΔCyを算出した。図11(a)は、評価試験6におけるΔCxの算出値とLED実装ピッチPとの組をプロットして示した図、図11(b)は、評価試験6におけるΔCyの算出値とLED実装ピッチPとの組をプロットして示した図である。なお、図11(a),(b)における破線は、それぞれ、前記色ムラ許容上限値(=0.006)を示している。
図11(a)の実線a6は、評価試験6で得られたΔCxとPとの関係を近似する直線であり、最小自乗法により求めたものである。同様に、図11(b)の実線b6は、評価試験6で得られたΔCyとPとの関係を近似する直線であり、最小自乗法により求めたものである。実線a6の直線上で、ΔCx=0.006となるPの値を求めると、P=1.04mmであり、実線b6の直線上で、ΔCy=0.006となるPの値を求めると、P=1.03mmであった。従って、評価試験6で作成した仕様の導光板3及び発光体5の組み合わせでは、導光板3の前記有効出射領域3Aにおける光出射面3aから出射する光が前記色ムラ要求条件を満たす上では、LED実装ピッチPが1.03mm以下であることが必要となる(LED実装ピッチPの許容上限値が1.03mmとなる)。
[評価試験7]
評価試験7は、前記混色距離L、発光体配置間隔Wを評価試験1と同一に設定すると共に、導光板3の有効出射領域3Bにおける光出射面3aから出射する光の目標色度(Cx,Cy)を(0.29,0.27)とした試験である。この目標色度の色は、評価試験1と同じ標準的な白色光である。
この場合、作成した導光板3の外形寸法及び材質は評価試験1と同じである。
一方、作成した各組の発光体5の赤色発光ダイオード17R、緑色発光ダイオード17G、青色発光ダイオード17Bのそれぞれの発光スペクトルのピーク波長は、それぞれ、650nm、550nm、460nmである。従って、赤色発光ダイオード17R、緑色発光ダイオード17G及び青色発光ダイオード17Bのそれぞれの発光スペクトルのピーク波長を、評価試験1〜6の場合と若干異なるものに設定している。
また、各組のそれぞれの発光体5が放射する全光束に対する赤色、緑色、青色の光束の割合いも評価試験1〜6と異なり、それぞれ、47.8%、23.2%、29.0%に設定されている。このように設定されている光束の割合いで、上記のピーク波長を有する赤色、緑色、青色のそれぞれの光を十分に混合させることによって、上記目標色度(0.29,0.27)を有する合成光を生成することができる。
評価試験7では、上記の導光板3と発光体5とを使用して、発光体5の各組毎に、前記した如く色度分布を測定し、前記色ムラ指標ΔCx、ΔCyを算出した。図12(a)は、評価試験7におけるΔCxの算出値とLED実装ピッチPとの組をプロットして示した図、図12(b)は、評価試験7におけるΔCyの算出値とLED実装ピッチPとの組をプロットして示した図である。なお、図12(a),(b)における破線は、それぞれ、前記色ムラ許容上限値(=0.006)を示している。
図12(a)の実線a7は、評価試験7で得られたΔCxとPとの関係を近似する直線であり、最小自乗法により求めたものである。同様に、図12(b)の実線b7は、評価試験7で得られたΔCyとPとの関係を近似する直線であり、最小自乗法により求めたものである。実線a7の直線上で、ΔCx=0.006となるPの値を求めると、P=1.34mmであり、実線b7の直線上で、ΔCy=0.006となるPの値を求めると、P=1.10mmであった。従って、評価試験7で作成した仕様の導光板3及び発光体5の組み合わせでは、導光板3の前記有効出射領域3Aにおける光出射面3aから出射する光が前記色ムラ要求条件を満たす上では、LED実装ピッチPが1.10mm以下であることが必要となる(LED実装ピッチPの許容上限値が1.10mmとなる)。
[評価試験8]
評価試験8は、導光板3の材質のみを評価試験1と異ならせた試験である。この場合、評価試験8での導光板3の材質は、屈折率が1.58のポリカーボネートである。これ以外の導光板3の仕様(外形寸法)及び発光体5の仕様(ピーク波長及び光束の割合い)、並びに目標色度は評価試験1と同一である。
評価試験8では、上記の導光板3と発光体5とを使用して、発光体5の各組毎に、前記した如く色度分布を測定し、前記色ムラ指標ΔCx、ΔCyを算出した。図13(a)は、評価試験8におけるΔCxの算出値とLED実装ピッチPとの組をプロットして示した図、図13(b)は、評価試験8におけるΔCyの算出値とLED実装ピッチPとの組をプロットして示した図である。なお、図13(a),(b)における破線は、それぞれ、前記色ムラ許容上限値(=0.006)を示している。
図13(a)の実線a8は、評価試験8で得られたΔCxとPとの関係を近似する直線であり、最小自乗法により求めたものである。同様に、図13(b)の実線b8は、評価試験8で得られたΔCyとPとの関係を近似する直線であり、最小自乗法により求めたものである。実線a8の直線上で、ΔCx=0.006となるPの値を求めると、P=1.05mmであり、実線b8の直線上で、ΔCy=0.006となるPの値を求めると、P=0.97mmであった。従って、評価試験8で作成した仕様の導光板3及び発光体5の組み合わせでは、導光板3の前記有効出射領域3Aにおける光出射面3aから出射する光が前記色ムラ要求条件を満たす上では、LED実装ピッチPが0.97mm以下であることが必要となる(LED実装ピッチPの許容上限値が0.97mmとなる)。
[評価試験9]
評価試験9は、前記混色距離L及び発光体配置間隔Wと、導光板3の外形寸法(厚さ以外の外形寸法)とを評価試験1と異ならせた試験である。この場合、評価試験9では、前記混色距離Lを45mm、前記発光体配置間隔Wを43.5mmに設定した。また、これに合わせて、導光板3のY軸方向の長さを36.5mm+L=81.5mm、X軸方向の長さを4×W=174mmとした。なお、導光板3の厚さ及び材質は、評価試験1と同じである。また、これ以外の発光体5の仕様(ピーク波長及び光束の割合い)、並びに目標色度が評価試験1と同一である。
評価試験9では、上記の導光板3と発光体5とを使用して、発光体5の各組毎に、前記した如く色度分布を測定し、前記色ムラ指標ΔCx、ΔCyを算出した。図14(a)は、評価試験9におけるΔCxの算出値とLED実装ピッチPとの組をプロットして示した図、図14(b)は、評価試験9におけるΔCyの算出値とLED実装ピッチPとの組をプロットして示した図である。なお、図14(a),(b)における破線は、それぞれ、前記色ムラ許容上限値(=0.006)を示している。
図14(a)の実線a9は、評価試験9で得られたΔCxとPとの関係を近似する直線であり、最小自乗法により求めたものである。同様に、図14(b)の実線b9は、評価試験9で得られたΔCyとPとの関係を近似する直線であり、最小自乗法により求めたものである。実線a9の直線上で、ΔCx=0.006となるPの値を求めると、P=1.75mmであり、実線b9の直線上で、ΔCy=0.006となるPの値を求めると、P=1.54mmであった。従って、評価試験9で作成した仕様の導光板3及び発光体5の組み合わせでは、導光板3の前記有効出射領域3Aにおける光出射面3aから出射する光が前記色ムラ要求条件を満たす上では、LED実装ピッチPが1.54mm以下であることが必要となる(LED実装ピッチPの許容上限値が1.54mmとなる)。
[評価試験10]
評価試験10は、前記混色距離L及び発光体配置間隔Wと、導光板3の外形寸法(厚さ以外の外形寸法)とを評価試験1,9と異ならせた試験である。この場合、評価試験10では、前記混色距離Lを60mm、前記発光体配置間隔Wを58mmに設定した。また、これに合わせて、導光板3のY軸方向の長さを36.5mm+L=96.5mm、X軸方向の長さを4×W=232mmとした。なお、導光板3の厚さ及び材質は、評価試験1と同じである。また、これ以外の発光体5の仕様(ピーク波長及び光束の割合い)、並びに目標色度が評価試験1と同一である。
評価試験10では、上記の導光板3と発光体5とを使用して、発光体5の各組毎に、前記した如く色度分布を測定し、前記色ムラ指標ΔCx、ΔCyを算出した。図15(a)は、評価試験10におけるΔCxの算出値とLED実装ピッチPとの組をプロットして示した図、図15(b)は、評価試験10におけるΔCyの算出値とLED実装ピッチPとの組をプロットして示した図である。なお、図15(a),(b)における破線は、それぞれ、前記色ムラ許容上限値(=0.006)を示している。
図15(a)の実線a10は、評価試験10で得られたΔCxとPとの関係を近似する直線であり、最小自乗法により求めたものである。同様に、図15(b)の実線b10は、評価試験10で得られたΔCyとPとの関係を近似する直線であり、最小自乗法により求めたものである。実線a10の直線上で、ΔCx=0.006となるPの値を求めると、P=2.05mmであり、実線b10の直線上で、ΔCy=0.006となるPの値を求めると、P=2.19mmであった。従って、評価試験10で作成した仕様の導光板3及び発光体5の組み合わせでは、導光板3の前記有効出射領域3Aにおける光出射面3aから出射する光が前記色ムラ要求条件を満たす上では、LED実装ピッチPが2.05mm以下であることが必要となる(LED実装ピッチPの許容上限値が2.05mmとなる)。
以上が、評価試験1〜10の詳細である。これらの評価試験1〜10の上記した試験条件と、各評価試験1〜10の結果から特定されたLED実装ピッチPの許容上限値とを図16に示す。
ここで、混色距離L及び発光体配置間隔Wだけを互いに異ならせた評価試験1、9、10に着目し、これらの評価試験1、9、10における混色距離Lの値及び発光体配置間隔Wと、LED実装ピッチPの許容上限値との間の関係をプロットすると、図17に示すようになる。この図から明らかなように、L≒Wとした場合において、混色距離Lと、LED実装ピッチPの許容上限値との間には、リニアな相関性(一方の変化量に対して他方の変化量が比例するような相関性)が成立することが判る。
一方、混色距離L及び発光体配置間隔Wが互いに同一である評価試験1〜8に着目すると、混色距離Lが30mmである場合には、LED実装ピッチPが1.10mmを超えると、目標色度の違いなどの仕様条件に起因して、前記色ムラ要求条件を満たすことができない場合がある。
従って、混色距離Lが30mmである場合には、前記色ムラ要求条件を満たすために、LED実装ピッチPを1.10mmを超えないように設定する必要がある。この場合、L/P=30/1.10≒27であるから、L=30mmである場合にLED実装ピッチPが1.10mmを超えないようにするための必要条件は、L/P≧27となる。
このことと、上記したようにLとPとの間にリニアな相関性が成立することとから、種々様々なLの値に対して、前記色ムラ要求条件を満たすようにするための必要条件は、前記式(1)により与えられることとなる。
そこで、本実施形態の面光源装置1を含めて、本発明の面光源装置では、混色距離Lに対してLED実装ピッチPが前記式(1)の関係を満たすように設定した。
以上説明した本実施形態の面光源装置1によれば、混色距離Lに対してLED実装ピッチPをL/P≧27となるように設定したので、導光板3の有効出射領域3Bにおける光出射面3aから色ムラの少ない合成光(色ムラ指標ΔCx,ΔCyがいずれも色ムラ許容上限値(0.006)以下となる白色光)を、面光源光として出射させることができる。そして、このように有効出射領域3Bにおける光出射面3aから出射される色ムラの少ない合成光を、液晶表示パネル100のバックライトとして使用して、該液晶表示パネル100の表示を行うので、その表示色を高品質に保つことができる。
また、導光板3のうち、合成光の出射を必要としない部分領域(その部分領域の光出射面3aから出射する光を面光源光として利用しないような領域)を混色領域3Aとし、該混色領域3Aで複数種類の単色光(赤色、緑色、青色の単色光)を混合させるようにしたので、各発光体5の発光ダイオード17を導光板3の光入射面3cに可能な限り近接させることができる。このため、各発光体5から放射される光を、ほとんどエネルギー損失を伴うことなく、導光板3に入射させることができる。ひいては、各発光体3から放射される光の利用効率が低下するのを抑制できる。
さらに、導光板3に混色領域3Aを有することで、光入射面3cから導光板3の内部に入射した光を、該光入射面3cの近傍で散乱させる必要が無い。そのため、該光入射面3cに光を散乱させる凹部等を形成することなく、導光板3の内部に入射した光を、有効出射領域3Bの光出射面3aから効率よく出射させることができる。また、光入射面3cに凹部等を形成する必要がないことから、導光板3の作成コストを低減することもできる。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではない。以下に、前記実施形態の変形態様をいくつか説明する。
前記実施形態では、各発光体5で、互いに隣り合う発光ダイオード17,17の間の間隔は、いずれも同一にしたが、該間隔を、不等間隔にしてもよい。この場合には、隣り合う発光ダイオード17,17の間の間隔のうちの最大値をLED実装ピッチPとして、前記式(1)の条件を満たすように、各発光体5における、隣り合う発光ダイオード17,17の間の間隔を設定すればよい。
また、前記実施形態では、各発光体5に4個の発光ダイオード17を備えるようにしたが、例えば、赤色発光ダイオード17R、緑色発光ダイオード17G、青色発光ダイオード17Bを1個ずつ備えたり、あるいは、複数個ずつ備えるようにしてもよい。なお、導光板3のX軸方向の両端部での色違いを防止する上では、前記実施形態のように、各発光体5に4個の発光ダイオード17を備えることが好ましい。
また、前記実施形態では、各発光ダイオード17のサイズは、いずれの発光色ついても同一サイズであるが、それらのサイズは、十分に微小なものであれば、発光色ごとに異なっていてもよい。
また、前記実施形態では、各発光体5から赤色、緑色、青色の3種類の単色光を放射するようにしたが、該単色光の種類はこれに限られるものでない。各発光体5から放射させる複数種類の単色光は、それらを混合してなる合成光の目標とする色に応じて適宜選定すればよい。
また、前記実施形態では、各発光体5の単色発光素子として、発光ダイオード17を使用したが、例えば微小な有機ELもしくは無機ELなどを単色発光素子として使用してもよい。
また、前記実施形態では、導光板3の裏面3bにローレット15を形成したが、該ローレット15に代えて、微小な凹凸(所謂ドット)を形成してもよい。また、導光板3の光出射面3aに微小な凹凸やローレットを形成してもよい。また、導光板3の厚さが光入射面3cからY軸方向に遠ざかるに伴って薄くなるように、導光板3の裏面3bを光出射面3aに対して傾斜させるようにしてもよい。
また、前記実施形態で示した如く構成した導光板3を複数枚用意し、それらの導光板3を升目状に配列することによって、全体として大面積の面光源装置を構成するようにしてもよい。この場合、Y軸方向で隣り合う導光板3,3については、一方の導光板3の混色領域3Bの光出射面3a上に他方の導光板3の有効出射領域3Bが重なるように配置すればよい。なお、この場合は、導光板3の厚さが光入射面3cからY軸方向に遠ざかるに伴って薄くなるように、導光板3の裏面3bを光出射面3aに対して傾斜させておくことが好ましい。
本発明の一実施形態の面光源装置の主要部の分解斜視図。 実施形態の面光源装置に備えた導光板と複数の発光体とを平面視で示す図。 実施形態の面光源装置に備えた各発光体の構造を示す断面図。 実施形態の面光源装置に備えた発光体の発光ダイオードの配光パターンを示す図。 本発明に係わる評価試験における色度の測定値を例示する図。 図6(a),(b)は本発明に係わる評価試験1の試験結果のデータを示す図。 図7(a),(b)は本発明に係わる評価試験2の試験結果のデータを示す図。 図8(a),(b)は本発明に係わる評価試験3の試験結果のデータを示す図。 図9(a),(b)は本発明に係わる評価試験4の試験結果のデータを示す図。 図10(a),(b)は本発明に係わる評価試験5の試験結果のデータを示す図。 図11(a),(b)は本発明に係わる評価試験6の試験結果のデータを示す図。 図12(a),(b)は本発明に係わる評価試験7の試験結果のデータを示す図。 図13(a),(b)は本発明に係わる評価試験8の試験結果のデータを示す図。 図14(a),(b)は本発明に係わる評価試験9の試験結果のデータを示す図。 図15(a),(b)は本発明に係わる評価試験10の試験結果のデータを示す図。 評価試験1〜10の試験条件と各評価試験1〜10の結果から特定されたLED実装ピッチPの許容上限値とを示す表。 評価試験1、9、11における混色距離Lの値及び発光体配置間隔Wと、LED実装ピッチPの許容上限値との間の関係を示す図。
符号の説明
1…面光源装置、3…導光板、3a…光出射面、3c…光入射面、3A…混色領域、3B…有効出射領域、5…発光体、17…発光ダイオード(単色発光素子)。

Claims (3)

  1. 厚み方向の両面のうちの一方の面を光出射面として有すると共に該一方の面に対して起立する一側面を光入射面として有する導光板と、該導光板の光入射面の長手方向に間隔を存して該光入射面に対向配置され、該光入射面から該導光板の内部に入射する所定の複数種類の単色光から成る光源光をそれぞれ放射する複数の発光体とを備え、該発光体から光入射面を介して導光板の内部に入射した前記複数種類の単色光が混合してなる合成光を前記光出射面から出射する面光源装置であって、
    前記各発光体は、前記導光板の光入射面の長手方向に間隔を存して一列に配列された、前記単色光の種類数以上の所定数の単色発光素子を一体に有するものであり、
    前記導光板は、該導光板のうち、前記光入射面から該光入射面に垂直な方向で所定距離Lを存する位置までの部分領域を前記各発光体から該導光板に導入された前記複数種類の単色光を混合させる混色領域とすると共に、前記混色領域よりも前記光入射面から離れた部分領域を、該部分領域の光出射面から前記合成光を出射可能な有効出射領域とするものであり、
    前記各発光体において互いに隣合う単色発光素子の間の間隔のうちの最も大きい間隔Pが、前記混色領域の所定距離Lに対して、L/P≧27となるように設定されていることを特徴とする面光源装置。
  2. 請求項1記載の面光源装置において、前記複数種類の単色光は、赤、緑、青の3種類の単色光であり、前記発光体は、2つの緑色発光素子と、1つの赤色発光素子と、1つの青色発光素子との4個の発光素子を前記所定数の単色発光素子として有し、該4個の発光素子は、2つの緑色発光素子の間で、赤色発光素子及び青色発光素子が隣り合うように一列に配列されていることを特徴とする面光源装置。
  3. 請求項1又は2記載の面光源装置において、前記各発光体の各単色発光素子から放射される単色光の配光パターンは、少なくとも前記導光板の厚み方向に対して垂直な面上でランバーシアン配光パターンとなるように設定されていることを特徴とする面光源装置。
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