JP2010083121A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘッド回復装置の昇降を妨げない位置に印刷媒体支持部をずらして設置する対応の場合、印刷媒体を安定して支持できなくなる。また、印刷時には印刷媒体支持部をヘッドの直下に位置させ、ヘッド回復装置の昇降時には印刷媒体支持部の全体を右側に移動する対応の場合、これらの移動のために時間が掛かってしまう。
【解決手段】ヘッドユニットと対向する側に設けられて搬送される印刷媒体を支持する可動プラテン9bと、ヘッドユニットと対向する方向に移動可能な吸引ユニット21,22とを有する。吸引ユニット21,22は、可動プラテン9bの下側から印刷媒体を吸引する印刷媒体吸引手段と、ヘッドユニットをメンテナンスするためのヘッド回復手段とを含む。
【選択図】図4
【解決手段】ヘッドユニットと対向する側に設けられて搬送される印刷媒体を支持する可動プラテン9bと、ヘッドユニットと対向する方向に移動可能な吸引ユニット21,22とを有する。吸引ユニット21,22は、可動プラテン9bの下側から印刷媒体を吸引する印刷媒体吸引手段と、ヘッドユニットをメンテナンスするためのヘッド回復手段とを含む。
【選択図】図4
Description
本発明は、印刷媒体に液体を噴射して画像等の印刷を行う印刷装置に関する。
印刷装置の一つであるインクジェットプリンタは、液体噴射ヘッド(「インクジェットヘッド」とも呼ぶ。)のノズルから液体インク滴を吐出(噴射)し、印刷媒体上に微小なインクドットを形成することによって画像等を描画する。インクジェットプリンタには、インクジェットヘッドをキャリッジと呼ばれる移動体に載せて印刷媒体搬送方向と交差する方向に移動させるマルチパス型インクジェットプリンタや、印刷媒体搬送方向と交差する方向に長尺な(一体である必要はない)インクジェットヘッドにより、いわゆる1パスでの印刷が可能なラインヘッド型インクジェットプリンタ等がある。
このようなインクジェットプリンタでは、印刷媒体の搬送を安定させることにより、印刷媒体のジャムや、インク滴の着弾位置がずれることによる画質劣化等の発生を防止し、安定した画像を得るための対応が行われている。例えば、以下の特許文献1に記載されている印刷装置では、搬送される印刷媒体を支持する印刷媒体支持部の位置を、ヘッドユニットのメンテナンスに伴って昇降するヘッド回復装置の動作を妨げないように、ヘッドユニットの直下からずらして設置している。また、特許文献1の他の実施形態では、印刷時にヘッド回復装置を印刷媒体支持部の下方に退避しておき、ヘッド回復処理を行うときには、印刷媒体支持部の全体を右側に移動してヘッド回復装置を退避位置から上昇させるようにしている。
しかしながら、特許文献1に記載の印刷装置のように、ヘッド回復装置の昇降を妨げない位置に印刷媒体支持部をずらして設置する対応の場合、ヘッドユニットの直下に印刷媒体支持部が存在しないことになる。このため、印刷時に印刷媒体を支持する面積が小さくなり、印刷媒体を安定して支持できなくなる問題がある。また、印刷時にヘッド回復装置を退避しておき、ヘッド回復処理を行うときに印刷媒体支持部の全体を右側に移動する対応の場合、印刷媒体を支持する面積を確保できるものの、印刷媒体支持部の全体及びヘッド回復装置の退避位置からの移動のために時間が掛かってしまう。このため、印刷処理におけるスループットが低下してしまう問題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る印刷装置は、印刷媒体搬送方向に搬送される印刷媒体に対して液体を噴射するヘッドユニットと、前記ヘッドユニットと対向する側に設けられて前記印刷媒体を支持する印刷媒体支持部と、前記ヘッドユニットと対向する側に設けられて前記ヘッドユニットと対向する方向に移動可能な吸引ユニットと、を有し、前記吸引ユニットは、前記印刷媒体支持部の下側から前記印刷媒体を吸引するための印刷媒体吸引手段と、前記ヘッドユニットをメンテナンスするためのヘッド回復手段と、を含むことを特徴とする。
この印刷装置によれば、ヘッドユニットと対向する側に、印刷媒体を支持する印刷媒体支持部と吸引ユニットとが設けられている。この吸引ユニットにおける印刷媒体吸引手段は、印刷媒体支持部の下側から印刷媒体を吸引することから、印刷時に、印刷媒体を吸引することによって印刷媒体を安定して支持することができる。また、印刷しないときに、吸引ユニットにおけるヘッド回復手段によってヘッドユニットをメンテナンスすることができる。このように、ヘッドユニットと対向する吸引ユニットが、印刷媒体吸引手段とヘッド回復手段とを兼ねていることから、印刷媒体を吸引することにより印刷媒体を安定して支持し、且つ印刷媒体の吸引とヘッドユニットのメンテナンスとを時間を掛けないで切り替えることが可能になる。
[適用例2]上記適用例に係る印刷装置において、前記印刷媒体支持部は、前記印刷媒体搬送方向に移動可能であって、前記印刷媒体を吸引するための吸引孔、及び開口部を有し、前記印刷媒体支持部を移動することにより、前記印刷媒体を吸引するときに前記吸引孔を前記ヘッドユニットと対向する位置に位置付け、前記ヘッドユニットをメンテナンスするときに前記開口部を前記ヘッドユニットと対向する位置に位置付けることが望ましい。
この印刷装置によれば、印刷媒体を吸引するときには、印刷媒体支持部における吸引孔がヘッドユニットに対向する。また、ヘッドユニットをメンテナンスするときには、印刷媒体支持部における開口部がヘッドユニットに対向する。このように、印刷媒体の吸引及びヘッドユニットのメンテナンスのそれぞれに対応する印刷媒体支持部の構造を、印刷媒体支持部を移動することによって自在に切り替えることができる。
[適用例3]上記適用例に係る印刷装置において、前記ヘッドユニットと対向する方向への前記吸引ユニットの移動と、前記印刷媒体搬送方向への前記印刷媒体支持部の移動とは連動するようにしてもよい。
[適用例4]上記適用例に係る印刷装置において、前記ヘッド回復手段は、前記ヘッドユニットのノズル面を覆って当該ノズルからインク滴を吸引するインク吸引手段と、前記ノズル面に対してワイピングを行うワイピング手段と、前記ノズル面からの前記インク滴の捨て吐出を受けるフラッシング手段と、のうち少なくとも1つを有するようにしてもよい。
[適用例5]上記適用例に係る印刷装置において、前記ヘッドユニットは、前記印刷媒体搬送方向の上流側と下流側とに分割配設され、前記吸引ユニットは、前記分割配設されたヘッドユニットのそれぞれと対向する側に設けるようにしてもよい。
[適用例6]上記適用例に係る印刷装置において、前記ヘッドユニットは、前記印刷媒体搬送方向と交差する方向に離間した平面視千鳥状に配設され、前記吸引ユニットは、前記平面視千鳥状に配設されたヘッドユニットのそれぞれと対向する側に設けるようにしてもよい。
以下、印刷装置の一例として、インクを吐出して印刷用紙等の印刷媒体に画像等を印刷するインクジェットプリンタについて説明する。以下に述べるインクジェットプリンタは、印刷媒体搬送方向と交差する方向に配列された複数のインクジェットヘッド(ヘッドユニット)によって、いわゆる1パスでの印刷が可能なラインヘッド型インクジェットプリンタである。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のインクジェットプリンタ100の概略構成を示す側断面図である。同図に示すように、給紙前の印刷媒体2は、給紙部11に貯留されており、一対の補助ローラ12d,12f、及び一対のフィードローラ13d,13fによってヘッドユニット群6に向けて給紙される。
ヘッドユニット群6の手前側、即ちヘッドユニット群6の印刷媒体搬送方向の上流側には、上下一対のローラ(下側の送りローラ14、及び上側の圧接ローラ15)が配設されている。この送りローラ14及び圧接ローラ15は、フィードローラ13d,13fに送られて突き当てられた印刷媒体2の姿勢を補正するとともに、印刷媒体2の搬送タイミングを調整し、その調整された搬送タイミングで、印刷媒体2をヘッドユニット群6の直下の領域(以降、「印刷領域」と呼ぶ。)に搬送する。なお、送りローラ14の摩擦係数を高くして印刷媒体搬送力を大きくするために、例えばウレタンやセラミック粒子の表面塗装等を送りローラ14の表面に施すようにしてもよい。
図1は、第1実施形態のインクジェットプリンタ100の概略構成を示す側断面図である。同図に示すように、給紙前の印刷媒体2は、給紙部11に貯留されており、一対の補助ローラ12d,12f、及び一対のフィードローラ13d,13fによってヘッドユニット群6に向けて給紙される。
ヘッドユニット群6の手前側、即ちヘッドユニット群6の印刷媒体搬送方向の上流側には、上下一対のローラ(下側の送りローラ14、及び上側の圧接ローラ15)が配設されている。この送りローラ14及び圧接ローラ15は、フィードローラ13d,13fに送られて突き当てられた印刷媒体2の姿勢を補正するとともに、印刷媒体2の搬送タイミングを調整し、その調整された搬送タイミングで、印刷媒体2をヘッドユニット群6の直下の領域(以降、「印刷領域」と呼ぶ。)に搬送する。なお、送りローラ14の摩擦係数を高くして印刷媒体搬送力を大きくするために、例えばウレタンやセラミック粒子の表面塗装等を送りローラ14の表面に施すようにしてもよい。
ヘッドユニット群6は、インク等の液体を滴状に噴射(吐出)する液体噴射ヘッドであり、ヘッドユニット群6と対向する位置には印刷媒体支持部としてのプラテン9が配設されている。プラテン9の上面は、略水平になっており、印刷媒体2は、ヘッドユニット群6とプラテン9との間に略水平な姿勢で導かれる。そして、印刷媒体2は、印刷媒体搬送方向に搬送されながらヘッドユニット群6によって必要な印刷が行われた後、更に同一の方向(印刷媒体搬送方向)に向かって搬送(排出)される。なお、これ以降、プラテン9の上面に平行で且つ印刷媒体搬送方向に交差する方向、即ち、印刷媒体搬送方向に向かって左右の方向を「交差方向」とも呼ぶ。なお、ヘッドユニット群6及びプラテン9周辺の詳細については後述する。
ヘッドユニット群6及びプラテン9の下流側には、印刷媒体2を搬送する無端搬送ベルト(搬送ベルト1)が配設されている。この搬送ベルト1は、下流側に配設された駆動ローラ3と、上流側に配設された従動ローラ4と、それらの中間の下側に配設されたテンションローラ5とに巻回されている。駆動ローラ3は、搬送モータ(図示せず)によって図の矢印方向(反時計回り)に回転駆動され、印刷領域を通過した印刷媒体2を、従動ローラ4側から駆動ローラ3側に向けて、つまり印刷媒体搬送方向に沿って搬送する。
搬送ベルト1には、印刷媒体2が送給される位置の直前で、従動ローラ4に対向するように、帯電ローラ7が当接されている。帯電ローラ7は、10Hz〜50Hz程度の交流電源8に接続されており、バネ(図示せず)によって搬送ベルト1に押圧されている。搬送ベルト1は、中・高抵抗体からなる部材によって構成されており、帯電ローラ7は、接地されている従動ローラ4とともに搬送ベルト1を挟持して、搬送ベルト1の表面に電荷を充電して帯電させる。そして、その電荷によって印刷媒体2に誘電分極を発生させ、その誘電分極による印刷媒体2の電荷と、搬送ベルト1の表面の電荷とによる静電気力で印刷媒体2を搬送ベルト1の表面に吸着させる。つまり、搬送ベルト1は、印刷媒体2を静電吸着した状態で搬送する。テンションローラ5は、テンション付与機構(図示せず)によって下方に付勢されており、これにより搬送ベルト1に張力を付与している。
次に、ヘッドユニット群6及びプラテン9周辺の詳細について説明する。
図2は、図1に示すインクジェットプリンタ100を上方から見た平面図である。同図に示すように、ヘッドユニット群6は、交差方向の長さが30mm〜40mm程度の比較的小さなヘッドユニット17,18を複数備えて構成されている。これらのヘッドユニット17,18は、印刷媒体搬送方向に分割(離間)されて、印刷媒体搬送方向の上流側と下流側の2列に配列されている。各列のヘッドユニット17,18は、それぞれ交差方向にも分割(離間)されて平面視で千鳥状になるように、即ち交差方向に沿って印刷媒体搬送方向の上流側及び下流側に交互に配置されている。なお、これ以降、ヘッドユニット群6に含まれるヘッドユニット17,18のうち、印刷媒体搬送方向の上流側に配置されているヘッドユニット17を「上流側ヘッドユニット17」とも呼び、印刷媒体搬送方向の下流側に配置されているヘッドユニット18を「下流側ヘッドユニット18」とも呼ぶ。
図2は、図1に示すインクジェットプリンタ100を上方から見た平面図である。同図に示すように、ヘッドユニット群6は、交差方向の長さが30mm〜40mm程度の比較的小さなヘッドユニット17,18を複数備えて構成されている。これらのヘッドユニット17,18は、印刷媒体搬送方向に分割(離間)されて、印刷媒体搬送方向の上流側と下流側の2列に配列されている。各列のヘッドユニット17,18は、それぞれ交差方向にも分割(離間)されて平面視で千鳥状になるように、即ち交差方向に沿って印刷媒体搬送方向の上流側及び下流側に交互に配置されている。なお、これ以降、ヘッドユニット群6に含まれるヘッドユニット17,18のうち、印刷媒体搬送方向の上流側に配置されているヘッドユニット17を「上流側ヘッドユニット17」とも呼び、印刷媒体搬送方向の下流側に配置されているヘッドユニット18を「下流側ヘッドユニット18」とも呼ぶ。
図3は、ヘッドユニット群6の配列を説明するための説明図であり、ヘッドユニット群6を下方から見た図である。同図に示すように、各ヘッドユニット17,18のプラテン9に対向する面(ノズル面)には、インク滴を吐出する多数のノズルが形成されている。具体的に、ノズル面には、交差方向に沿って配列された複数のノズルからなるノズル列が、印刷媒体搬送方向に離間して4列形成されている。これら4つのノズル列は、それぞれ異なる色のインクを吐出可能になっており、本実施形態では、印刷媒体搬送方向の上流側から順に、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインクを吐出する。また、各ヘッドユニット17,18は、交差方向端部のノズルが、印刷媒体搬送方向又はその反対方向に離間する隣のヘッドユニット17,18の交差方向端部のノズルと印刷媒体搬送方向に重合するように配設されている。そして、各色毎、即ちノズル列毎に、必要箇所のノズルから必要量のインク滴を同時に吐出することにより、印刷媒体2上に微小なインクドットを形成する。インクジェットプリンタ100は、印刷媒体2を印刷媒体搬送方向に搬送させながらこの動作を繰り返す。そして、ヘッドユニット群6の位置を固定したまま、1パスで、即ち印刷媒体2を印刷媒体搬送方向に送るだけで、ヘッドユニット群6の交差方向両端のノズル間距離に相当する幅の画像を印刷することができる。
なお、ノズルからインクを吐出する方式は、特定の方式に限定されるものではなく、静電方式、ピエゾ方式、膜沸騰インクジェット方式等の各種方式を採用することができる。静電方式は、静電ギャップに駆動パルスを与えてキャビティ内の振動板を変位させ、これによって生じるキャビティ内の圧力変化によってインク滴を吐出する方式である。ピエゾ方式は、ピエゾ素子に駆動パルスを与えてキャビティ内の振動板を変位させ、これによって生じるキャビティ内の圧力変化によってインク滴を吐出する方式である。膜沸騰インクジェット方式は、キャビティ内に備えた微小ヒータによってインクを加熱し、気泡の生成に伴う圧力変化によってインク滴を吐出する方式である。
図1及び図2に戻って、上流側ヘッドユニット17と下流側ヘッドユニット18との間には、上下一対のローラ(下側の中間ローラ19、及び上側の中間圧接ローラ20)が配設されている。この中間ローラ19及び中間圧接ローラ20は、印刷媒体2を印刷媒体搬送方向に搬送する機能とともに、ヘッドユニット17,18(特に下流側ヘッドユニット18)の下方における印刷媒体2の平面度を規制して、ヘッドユニット17,18と印刷媒体2との間隔を維持する機能を有している。
ここで、中間圧接ローラ20は、1本のローラ軸に対して、複数に分割されたローラが交差方向に離間して取付けられた構成になっている。中間圧接ローラ20が、上流側ヘッドユニット17からインク滴が吐出された領域に接触してしまうと、そのインクが中間圧接ローラ20そのものに付着したり、中間圧接ローラ20を介して後続の印刷媒体2に付着したりして、印刷媒体2を汚損してしまう事態が生じ得る。このため、印刷媒体2の印刷面側に当接する中間圧接ローラ20は、上流側ヘッドユニット17と印刷媒体搬送方向に重ならないように、厳密には、上流側ヘッドユニット17のノズル列と印刷媒体搬送方向に重ならないように配設されている。
プラテン9は、印刷領域に搬送される印刷媒体2の平面度を規制する平面規制体である。プラテン9は、プラテン9の全体の領域に渡る平板状の固定プラテン9aと、ヘッドユニット17,18のそれぞれのノズル面に対向するように配設されている可動プラテン9bとにより構成されている。固定プラテン9aは、フレーム(図示せず)に支持されて固着されているが、可動プラテン9bは、印刷媒体2との接触面を印刷媒体搬送方向及びこれとは逆方向に移動させることができる。可動プラテン9bの下方には、ヘッドユニット17,18と対向する位置に、それぞれ吸引ユニット21,22が配設されている。
これらの固定プラテン9a及び可動プラテン9bは、例えばフッ素樹脂等の摩擦係数の低い材料でコーティングを施すことによって印刷媒体2との摩擦係数を低減するようにしている。
これらの固定プラテン9a及び可動プラテン9bは、例えばフッ素樹脂等の摩擦係数の低い材料でコーティングを施すことによって印刷媒体2との摩擦係数を低減するようにしている。
図4は、印刷時における可動プラテン9b及び吸引ユニット21,22の詳細を示す側断面図である。同図に示す吸引ユニット21,22は、駆動モータ(図示せず)によって昇降できるようになっている。また、吸引ユニット21,22は、それぞれがヘッドユニット17,18のノズル面に密着可能なキャップ41を備えている。このキャップ41は、ヘッドユニット17,18のノズル面を覆う例えばゴム製の有底方形体であり、同じく有底方形体の筐体43内に内装されている。また、キャップ41は、例えばチューブポンプからなる吸引ポンプ(図示せず)に接続されており、キャップ41の底部には、インクを吸収するためのインク吸収体42が配設されている。
可動プラテン9bは、例えばスチール製又は樹脂製の有端ベルト35と、印刷媒体搬送方向の上流側に配設された巻回ローラ36と、下流側に配設された巻回ローラ37とにより構成され、有端ベルト35は、巻回ローラ36,37により巻架されている。巻回ローラ36,37は、搬送モータ(図示せず)によって時計回り及び反時計回りに回転駆動され、有端ベルト35を印刷媒体搬送方向及びこれとは逆方向に選択的に移動させることができる。
図5は、可動プラテン9bを上から見た平面図である。同図に示すように、有端ベルト35には、多数の孔からなる吸引孔33と、当該吸引孔33に隣接する開口部34とが設けられている。巻回ローラ36,37を回転駆動して有端ベルト35を印刷媒体搬送方向及びこれとは逆方向に移動させることにより、ヘッドユニット17,18の直下に吸引孔33及び開口部34のいずれかを選択的に位置付けることができる。
図6は、プラテン9を上から(ヘッドユニット17,18の直下から)見た平面図であり、(a)は、印刷時におけるプラテン9の状態を示し、(b)は、ヘッド回復処理時におけるプラテン9の状態を示している。同図(a)に示すように、印刷時におけるプラテン9では、吸引孔33がヘッドユニット17,18の直下に位置している。この状態で、プラテン9の下方に位置する吸引ユニット21,22のキャップ41から、吸引孔33を介して、プラテン9上に搬送されている印刷媒体2を吸引することができる。このとき、吸引ユニット21,22は印刷媒体吸引手段として動作を行う。
また、同図(b)に示すように、ヘッド回復処理時におけるプラテン9では、開口部34がヘッドユニット17,18の直下に位置している。この状態で、プラテン9の下方に位置する吸引ユニット21,22を昇降させることにより、ヘッドユニット17,18のノズルのクリーニングやフラッシング等のヘッド回復処理を行うことができる。このとき、吸引ユニット21,22はヘッド回復手段として動作を行う。
また、同図(b)に示すように、ヘッド回復処理時におけるプラテン9では、開口部34がヘッドユニット17,18の直下に位置している。この状態で、プラテン9の下方に位置する吸引ユニット21,22を昇降させることにより、ヘッドユニット17,18のノズルのクリーニングやフラッシング等のヘッド回復処理を行うことができる。このとき、吸引ユニット21,22はヘッド回復手段として動作を行う。
次に、インクジェットプリンタ100における印刷動作について説明する。
先ず、図1に示すように、インクジェットプリンタ100は、給紙部11から補助ローラ12d,12fによって印刷媒体2を1枚取出し、それをフィードローラ13d,13fに受け渡して送りローラ14及び圧接ローラ15のニップ部に送給する。このとき、送給された印刷媒体2は、先端部が送りローラ14及び圧接ローラ15のニップ部に当接してからもフィードローラ13d,13fによって所定量だけ送ると、印刷媒体2に撓みが生じる。このように撓みが生じた後、フィードローラ13d,13fによる印刷媒体2の搬送力(具体的には、挟持力)を解放すると、印刷媒体2の印刷媒体搬送方向の先端部が送りローラ14及び圧接ローラ15のニップ部に突き当たった状態で印刷媒体2の姿勢が補正される。
先ず、図1に示すように、インクジェットプリンタ100は、給紙部11から補助ローラ12d,12fによって印刷媒体2を1枚取出し、それをフィードローラ13d,13fに受け渡して送りローラ14及び圧接ローラ15のニップ部に送給する。このとき、送給された印刷媒体2は、先端部が送りローラ14及び圧接ローラ15のニップ部に当接してからもフィードローラ13d,13fによって所定量だけ送ると、印刷媒体2に撓みが生じる。このように撓みが生じた後、フィードローラ13d,13fによる印刷媒体2の搬送力(具体的には、挟持力)を解放すると、印刷媒体2の印刷媒体搬送方向の先端部が送りローラ14及び圧接ローラ15のニップ部に突き当たった状態で印刷媒体2の姿勢が補正される。
次に、印刷媒体2の姿勢が補正された後、インクジェットプリンタ100は、送りローラ14及び圧接ローラ15を回転させて印刷媒体2をプラテン9上に搬送する。そして、印刷媒体2が、上流側ヘッドユニット17の印刷領域に到達すると、上流側ヘッドユニット17によるインク滴の吐出(印刷)を開始する。更に、インクジェットプリンタ100は、上流側ヘッドユニット17によって印刷が行われた印刷媒体2を中間ローラ19及び中間圧接ローラ20で挟持して下流側に搬送する。そして、印刷媒体2が、下流側ヘッドユニット18の印刷領域に到達すると、下流側ヘッドユニット18によるインク滴の吐出(印刷)を開始する。
このとき、図6(a)に示すように、ヘッドユニット17,18に対向する各可動プラテン9bは、吸引孔33がヘッドユニット17,18の直下に位置している。そして、図4に示すように、吸引ユニット21,22のキャップ41は、吸引孔33を下側から覆って有端ベルト35に密着した状態になるまで上昇している。この状態で、吸引ポンプによりキャップ41内を負圧化してプラテン9上に搬送されている印刷媒体2を吸引孔33を介して吸引する。この吸引により、印刷媒体2が有端ベルト35の表面に吸着された状態になり、ヘッドユニット17,18から印刷媒体2に対してインク滴の吐出(印刷)を開始する。
次に、上流側ヘッドユニット17及び下流側ヘッドユニット18によって印刷が行われた印刷媒体2は、プラテン9の上面を滑って搬送ベルト1に搬送され、静電気力によって搬送ベルト1の表面に吸着する。インクジェットプリンタ100は、印刷媒体2が搬送ベルト1に吸着した状態で駆動ローラ3を回転駆動し、この回転駆動力が搬送ベルト1を介して従動ローラ4に伝達され、印刷媒体2は、印刷媒体搬送方向に沿って排紙部(図示せず)に向けて搬送され、印刷媒体2が排紙部の近傍に到達したら、例えば分離装置(図示せず)で印刷媒体2を搬送ベルト1の表面から分離しながら排紙部に排紙する。
次に、インクジェットプリンタ100におけるヘッド回復処理の動作について説明する。
インクジェットプリンタ100のヘッド回復処理は、印刷媒体2がプラテン9上に搬送されていない状態、即ちヘッドユニット17,18と各可動プラテン9bとが直接対向した状態で行われる。また、印刷からヘッド回復処理に移行するときには、有端ベルト35を印刷媒体搬送方向とは逆方向に移動させることにより、図6(b)に示すように、ヘッドユニット17,18の直下に開口部34を位置付ける。
インクジェットプリンタ100のヘッド回復処理は、印刷媒体2がプラテン9上に搬送されていない状態、即ちヘッドユニット17,18と各可動プラテン9bとが直接対向した状態で行われる。また、印刷からヘッド回復処理に移行するときには、有端ベルト35を印刷媒体搬送方向とは逆方向に移動させることにより、図6(b)に示すように、ヘッドユニット17,18の直下に開口部34を位置付ける。
ヘッド回復処理におけるインク吸引手段として、ヘッドユニット17,18のノズルのクリーニングを行う際には、図7に示すように、可動プラテン9bの下方に位置する吸引ユニット21,22を、開口部34から上昇させてヘッドユニット17,18のノズル面に密着させる。そして、この状態で吸引ポンプによりキャップ41内を負圧化し、ノズル内のインクを吸引してノズルのクリーニングを行う。クリーニング終了後は、吸引ユニット21,22を開口部34から下降させて可動プラテン9bの下方に位置付ける。このノズルのクリーニングは、ノズル内のインクの乾燥を防止するため、及びノズルの目詰まりを解消等するために行われる。
また、ヘッド回復処理におけるフラッシング手段として、ヘッドユニット17,18のフラッシングを行う際には、図8に示すように、吸引ユニット21,22を下降させてキャップ41を有端ベルト35から離接した状態にする。そして、ヘッドユニット17,18のノズルから吐出されて開口部34を通過したインク滴をキャップ41内に受ける。このフラッシングは、インクの増粘による吐出不良の防止等のために所定の時間間隔をおいて行われる。
以上説明したように、本実施形態のインクジェットプリンタ100によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のインクジェットプリンタ100によれば、ヘッドユニット17,18に対向する位置に可動プラテン9bを配設し、印刷時に、可動プラテン9bの吸引孔33をヘッドユニット17,18の直下に位置させる。そして、吸引ユニット21,22から吸引孔33を介して印刷媒体2を吸引するようにしている。この吸引によって印刷媒体2が可動プラテン9bの表面に吸着され、可動プラテン9b上での印刷媒体2の浮き沈みが低減される。
これにより、印刷媒体2とヘッドユニット17,18とのギャップを均一に保持することができ、印刷媒体2を安定して支持することができる。この結果、ヘッドユニット17,18から吐出されたインク滴の着弾ずれの発生を抑えることができ、画質の向上を図ることができる。また、併せて、印刷媒体2の浮き沈みに起因する印刷媒体2のジャムやヘッドの損傷を防止することができる。
これにより、印刷媒体2とヘッドユニット17,18とのギャップを均一に保持することができ、印刷媒体2を安定して支持することができる。この結果、ヘッドユニット17,18から吐出されたインク滴の着弾ずれの発生を抑えることができ、画質の向上を図ることができる。また、併せて、印刷媒体2の浮き沈みに起因する印刷媒体2のジャムやヘッドの損傷を防止することができる。
(2)本実施形態のインクジェットプリンタ100によれば、印刷時には、吸引ユニット21,22を、印刷媒体2を吸引する用途に用いている。一方、ノズルのクリーニング時には、吸引ユニット21,22を、ヘッドユニット17,18のノズル内のインクを吸引する用途に用いている。このように、吸引ユニット21,22の吸引機構を、印刷媒体2の吸引とインクの吸引とで兼用して用いている。これにより、印刷媒体2及びインクのそれぞれに対しての専用の吸引機構が不要になり、インクジェットプリンタ100の装置の小型化を図ることができ、且つ電力消費を抑えることができる。
(3)本実施形態のインクジェットプリンタ100によれば、巻回ローラ36,37を回転駆動して可動プラテン9bの有端ベルト35を移動させる。そして、印刷時には吸引孔33をヘッドユニット17,18の直下に位置させ、ヘッド回復処理時には開口部34をヘッドユニット17,18の直下に位置させる。このように、印刷時におけるプラテンの構造と、ヘッド回復処理時におけるプラテンの構造とを、有端ベルト35を移動させることによって自在に切り替えることができる。これにより、印刷からヘッド回復処理への切り替え、逆にヘッド回復処理から印刷への切り替えを短時間に行うことができ、ヘッド回復処理を伴う印刷処理におけるスループットの低下を抑えることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のインクジェットプリンタ100について説明する。ここで、第1実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
次に、第2実施形態のインクジェットプリンタ100について説明する。ここで、第1実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図9は、印刷時における第2実施形態の可動プラテン9b及び吸引ユニット21,22の詳細を示す側断面図である。図10は、第2実施形態の可動プラテン9bを上から見た平面図である。図11は、第2実施形態の可動プラテン9bの各機構を下から見た平面図である。これらの図に示すように、本実施形態の可動プラテン9b及び吸引ユニット21,22では、巻回ローラ36の両側にギア45が配設されている。また、これらのギア45と噛合する位置には、ギア46が回転可能に軸支されている。そして、吸引ユニット21,22の筐体43と一体に取り付けられた筐体44のギア46側の端面には、ギア46に噛合するラック47が配設されている。さらに、吸引ユニット21,22の昇降を案内する一対の昇降ガイド48が2箇所に配設されている。
つまり、巻回ローラ36を回転駆動することによる有端ベルト35の移動と、ラック47による吸引ユニット21,22の昇降とが連動していることになる。具体的には、有端ベルト35を印刷媒体搬送方向に移動した場合、吸引ユニット21,22は上昇することになり、逆に、有端ベルト35を印刷媒体搬送方向とは逆方向に移動した場合、吸引ユニット21,22は下降することになる。
つまり、巻回ローラ36を回転駆動することによる有端ベルト35の移動と、ラック47による吸引ユニット21,22の昇降とが連動していることになる。具体的には、有端ベルト35を印刷媒体搬送方向に移動した場合、吸引ユニット21,22は上昇することになり、逆に、有端ベルト35を印刷媒体搬送方向とは逆方向に移動した場合、吸引ユニット21,22は下降することになる。
図9に示す可動プラテン9bは、印刷時における可動プラテン9b及び吸引ユニット21,22を示し、有端ベルト35の吸引孔33がヘッドユニット17,18の直下に位置している状態にある。この状態から、例えばヘッドユニット17,18のフラッシングに移行するときには、図12に示すように、有端ベルト35の開口部34をヘッドユニット17,18の直下に位置させ、且つ、吸引ユニット21,22を少し下降させてキャップ41を有端ベルト35から離接させる必要がある。
このように、印刷からフラッシングに移行するときには、有端ベルト35を印刷媒体搬送方向とは逆方向に移動して開口部34をヘッドユニット17,18の直下に位置させる。このために、巻回ローラ36,37を時計回りに回動し、巻回ローラ36と一体に軸支されているギア45についても同じく時計方向に回動する。そして、ギア45の時計回りの回動力が、噛合するギア46に伝達されてギア46が反時計回りに回動することになる。さらに、ギア46の反時計回りの回動力が、吸引ユニット21,22と一体となった筐体44のラック47に伝達され、吸引ユニット21,22が下降することになる。この下降により、有端ベルト35に密着した状態にあったキャップ41が、有端ベルト35から離接することになる。
一方、フラッシングが終了後に印刷に移行するときには、有端ベルト35を印刷媒体搬送方向に移動して吸引孔33をヘッドユニット17,18の直下に位置させる。このために、巻回ローラ36,37を反時計回りに回動し、ギア45についても同じく反時計方向に回動する。そして、ギア45の反時計回りの回動力が、噛合するギア46に伝達されてギア46が時計回りに回動することになる。さらに、ギア46の時計回りの回動力が筐体44のラック47に伝達され、吸引ユニット21,22が上昇することになる。この上昇により、有端ベルト35に離接した状態にあったキャップ41が、吸引孔33を下側から覆って有端ベルト35に密着した状態になる。
本実施形態のインクジェットプリンタ100によれば、第1実施形態の効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
本実施形態のインクジェットプリンタ100によれば、有端ベルト35の移動と吸引ユニット21,22の昇降とが連動している。例えば、印刷時にヘッドユニット17,18の直下に位置していた吸引孔33を開口部34が位置するように移動した場合、この有端ベルト35の移動に連動して、吸引ユニット21,22が下降し、有端ベルト35に密着した状態のキャップ41が有端ベルト35から離接することになる。また、フラッシング時にヘッドユニット17,18の直下に位置していた開口部34を吸引孔33が位置するように移動した場合、この有端ベルト35の移動に連動して、吸引ユニット21,22が上昇して有端ベルト35から離接した状態にあったキャップ41が、有端ベルト35に密着することになる。
これにより、有端ベルト35の移動機構と、吸引ユニット21,22の昇降機構とが共通の機構となり、インクジェットプリンタ100の装置の小型化を図ることができ、且つ電力消費を抑えることができる。
これにより、有端ベルト35の移動機構と、吸引ユニット21,22の昇降機構とが共通の機構となり、インクジェットプリンタ100の装置の小型化を図ることができ、且つ電力消費を抑えることができる。
(変形例)
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
上記実施形態では、ヘッドユニット17,18の直下に可動プラテン9bの開口部34を位置付け、ヘッド回復処理としてヘッドユニット17,18のノズルのクリーニング及びフラッシングを行った。しかし、ヘッド回復処理はこれには限定されず、例えば、ヘッド回復処理におけるワイピング手段として、吸引ユニット21,22にノズルのワイピング機構を配設し、吸引ユニット21,22を上昇させてヘッドユニット17,18のノズル面のワイピングを行うようにしてもよい。
上記実施形態2では、有端ベルト35の移動と吸引ユニット21,22の昇降とを連動させ、ヘッドユニット17,18の直下に開口部34が位置するときに、吸引ユニット21,22を下降させてフラッシングに適した位置に位置付けた。しかし、ここで、有端ベルト35と吸引ユニット21,22との連動機構を変更することにより、ヘッドユニット17,18の直下に開口部34が位置するときに、吸引ユニット21,22を上昇させてヘッドユニット17,18のノズルのクリーニングに適した位置に位置付けてもよい。
また、有端ベルト35と吸引ユニット21,22との連動機構は、上記したようなギア及びラックによる連動には限定されない。
また、有端ベルト35と吸引ユニット21,22との連動機構は、上記したようなギア及びラックによる連動には限定されない。
1…搬送ベルト、2…印刷媒体、3…駆動ローラ、4…従動ローラ、5…テンションローラ、6…ヘッドユニット群、7…帯電ローラ、8…交流電源、9…プラテン、9a…固定プラテン、9b…可動プラテン、11…給紙部、12d…補助ローラ、13d…フィードローラ、14…送りローラ、15…圧接ローラ、17,18…ヘッドユニット、19…中間ローラ、20…中間圧接ローラ、21,22…吸引ユニット、33…吸引孔、34…開口部、35…有端ベルト、36,37…巻回ローラ、41…キャップ、43,44…筐体、45,46…ギア、47…ラック、48…昇降ガイド、100…インクジェットプリンタ。
Claims (6)
- 印刷媒体搬送方向に搬送される印刷媒体に対して液体を噴射するヘッドユニットと、
前記ヘッドユニットと対向する側に設けられて前記印刷媒体を支持する印刷媒体支持部と、
前記ヘッドユニットと対向する側に設けられて前記ヘッドユニットと対向する方向に移動可能な吸引ユニットと、を有し、
前記吸引ユニットは、
前記印刷媒体支持部の下側から前記印刷媒体を吸引するための印刷媒体吸引手段と、
前記ヘッドユニットをメンテナンスするためのヘッド回復手段と、を含むことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置であって、
前記印刷媒体支持部は、前記印刷媒体搬送方向に移動可能であって、前記印刷媒体を吸引するための吸引孔、及び開口部を有し、
前記印刷媒体支持部を移動することにより、前記印刷媒体を吸引するときに前記吸引孔を前記ヘッドユニットと対向する位置に位置付け、前記ヘッドユニットをメンテナンスするときに前記開口部を前記ヘッドユニットと対向する位置に位置付けることを特徴とする印刷装置。 - 請求項2に記載の印刷装置であって、
前記ヘッドユニットと対向する方向への前記吸引ユニットの移動と、前記印刷媒体搬送方向への前記印刷媒体支持部の移動とは連動することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
前記ヘッド回復手段は、
前記ヘッドユニットのノズル面を覆って当該ノズルからインク滴を吸引するインク吸引手段と、
前記ノズル面に対してワイピングを行うワイピング手段と、
前記ノズル面からの前記インク滴の捨て吐出を受けるフラッシング手段と、のうち少なくとも1つを有することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
前記ヘッドユニットは、前記印刷媒体搬送方向の上流側と下流側とに分割配設され、前記吸引ユニットは、前記分割配設されたヘッドユニットのそれぞれと対向する側に設けられていることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の印刷装置であって、
前記ヘッドユニットは、前記印刷媒体搬送方向と交差する方向に離間した平面視千鳥状に配設され、前記吸引ユニットは、前記平面視千鳥状に配設されたヘッドユニットのそれぞれと対向する側に設けられていることを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008258124A JP2010083121A (ja) | 2008-10-03 | 2008-10-03 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008258124A JP2010083121A (ja) | 2008-10-03 | 2008-10-03 | 印刷装置 |
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Family Applications (1)
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JP2008258124A Withdrawn JP2010083121A (ja) | 2008-10-03 | 2008-10-03 | 印刷装置 |
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JP (1) | JP2010083121A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012153132A (ja) * | 2011-01-06 | 2012-08-16 | Seiko Epson Corp | インクジェット印刷装置 |
-
2008
- 2008-10-03 JP JP2008258124A patent/JP2010083121A/ja not_active Withdrawn
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