JP2010069064A - トレーニング器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】身体に過度の負担をかけることなく、股関節周りの筋肉を柔軟にしつつ強化することができ、且つ、場所をとらずに手軽に使用することができるトレーニング器具を提供する。
【解決手段】トレーニング器具1は、足首を載置する足台12、及び、足台を摺動させる角筒状の基体11を備える足台摺動部10を一対具備すると共に、一対の基体は山型を形成しており、一対の足台摺動部のそれぞれは、基体の上面に貫通して形成された直線状のガイド溝111と、足台の底面からガイド溝を介して基体の内部空間に突出している被ガイド部と、基体の内部空間で被ガイド部に対して回転自在に軸支され、基体の長軸に沿って転動する車輪とを具備する。
【選択図】図1
【解決手段】トレーニング器具1は、足首を載置する足台12、及び、足台を摺動させる角筒状の基体11を備える足台摺動部10を一対具備すると共に、一対の基体は山型を形成しており、一対の足台摺動部のそれぞれは、基体の上面に貫通して形成された直線状のガイド溝111と、足台の底面からガイド溝を介して基体の内部空間に突出している被ガイド部と、基体の内部空間で被ガイド部に対して回転自在に軸支され、基体の長軸に沿って転動する車輪とを具備する。
【選択図】図1
Description
本発明はトレーニング器具に関するものであり、特に、股関節周りの筋肉を柔軟にしつつ強化するトレーニング器具に関するものである。
股関節は大腿直筋、腸腰筋、大殿筋、中殿筋、長内転筋など多くの筋肉に囲まれており、下肢の動作の基点となる関節である。そのため、これらの筋肉が衰え柔軟性が低下すると、腰や膝に負担がかかり腰痛や膝痛を引き起こし易くなり、更には、立ち姿勢が辛く感じる、歩幅が小さくなる、つまずいたり転び易くなる等、日常の基本的な動作に支障をきたすようになる。また、股関節は下肢と上肢とをつなぐ位置に存在するため、股関節周りの柔軟性や筋力の低下により、身体全体の姿勢が悪くなったり、全身が疲れやすくなることもある。そのため、股関節周りの筋肉を柔軟に保ち筋力の低下を防ぐことの重要性は、かねてから広く認識されており、種々の運動法が提唱されている。また、下肢や腰の筋肉を鍛えることを目的としたトレーニングマシンも、種々使用されている。
上記の従来技術は公然に実施されているものであり、この従来技術が記載された文献を、出願人は本願出願時においては知見していない。
しかしながら、従来のトレーニングマシンには、股関節周りの筋肉を柔軟にしつつ強化することに特化したものはなかった。また、下肢や腰を鍛えるための従来のトレーニングマシンは大型のものが多く、場所をとるという問題があった。加えて、股関節周りの柔軟性や筋力の低下は、加齢に伴って著しく進行し、また、寝込みがちになることで身体を動かすことが少ない病人においても著しい。そのため、高齢者や病人など、自ら積極的に運動したりトレーニングマシンで鍛錬したりすることが困難な人でも、身体に過度の負担をかけることなく、股関節周りの筋肉を柔軟にし、また、強化することができるトレーニング器具が望まれていた。
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、身体に過度の負担をかけることなく、股関節周りの筋肉を柔軟にしつつ強化することができ、且つ、場所をとらずに手軽に使用することができるトレーニング器具の提供を課題とするものである。
上記の課題を解決するため、本発明にかかるトレーニング器具は、「足首を載置する足台、及び、該足台を摺動させる角筒状の基体を備える足台摺動部を一対具備すると共に、一対の前記基体は山型を形成しており、一対の前記足台摺動部のそれぞれは、前記基体の上面に貫通して形成された直線状のガイド溝と、前記足台の底面から前記ガイド溝を介して前記基体の内部空間に突出している被ガイド部と、前記基体の内部空間で前記被ガイド部に対して回転自在に軸支され、前記基体の長軸に沿って転動する車輪とを」具備している。
上記構成の本発明のトレーニング器具は、次のように使用することができる。まず、使用者は、一対の基体の山型の頂点方向を身体の前面が向く方向と一致させて両脚を前に投げ出して座り、或いは、山型の頂点方向に足を向けて仰向け、または、うつ伏せに横になる。そして、両足首の一方を一対の足台の一方に載せ、他方の足首を他方の足台に載せ、両脚を開閉するように動かす。本発明では、足台の底面からはガイド溝を介して被ガイド部が突出しており、被ガイド部は基体の内部空間において基体の底面上を転動する車輪に伴って移動する構成とされており、車輪が転動する方向はガイド溝に案内される被ガイド部によって、ガイド溝の方向に規制されている。その結果、足首を載置した足台は、車輪の転動に伴いガイド溝に沿って直線状に摺動する。
従って、本発明によれば、転動する車輪の助けがあることにより、単に床などの上で両脚を開閉する場合に比べて抵抗が小さく、軽い負荷で両脚を開閉することができる。これにより、身体に過度の負荷をかけることなく、容易に両脚の開閉動作を行うことができ、この動作の繰り返しにより股関節周りの筋肉を柔軟にすることができる。また、軽負荷であっても、脚を開閉する動作は受動的なものではなく、使用者が自ら行うものであるため、その繰り返しによって徐々に股関節周りの筋肉を強化することができる。
また、本発明のトレーニング器具は基体を一対有しており、一対の基体は山型を形成している。これにより、両脚の開閉動作を同時に行うことができ、左右の股関節周りの筋肉を、バランスよく柔軟にしつつ強化することができる。
加えて、本発明のトレーニング器具は、基体に対して足台を摺動させる極めて簡易な構成であるため、従来のトレーニングマシンのように場所をとらないことに加え、容易に運搬することができ、場所を問わずに手軽に使用することができる。例えば、一般家庭の居間で、テレビを見ながら使用することができる。或いは、高齢者や病人などが、布団やベッドの上で使用することができる。特に、本発明のトレーニング器具は横になった姿勢でも使用できるため、寝込みがちになったことで股関節周りの筋肉の柔軟性や筋力が低下した人のリハビリにも適している。
更に、本発明では基体の形状を角筒状としている。ここで、基体の構成としては、角筒状ではなく断面を下方に開放したコ字状とすることも想定し得るが、この場合は、トレーニング器具の設置面上を車輪が転動することとなり、設置面が平滑でない場合は車輪の転動に対する抵抗が大きなものとなるおそれがある。これに対し、本発明の基体は角筒状であり、車輪は基体の内部空間において基体の底面上を転動する。これにより、トレーニング器具の設置面の平滑性を問わず、車輪を滑らかに回転させることができ、軽負荷で足台を摺動させることができる。そのため、例えば、毛足の長いカーペットや布団の上であっても、問題なく本発明のトレーニング器具を使用することができる。
また、基体は角筒状であることから、車輪が転動する経路は、ガイド溝を除いて被覆された状態にある。これにより、使用者の衣類、或いは、トレーニング器具を横になって使用した場合の布団などが、車輪に巻き込まれるおそれを防止して、トレーニング器具を使用することができる。
本発明にかかるトレーニング器具は、上記構成に加え、「一対の前記基体を分離可能に連結する連結部を」具備するものとすることができる。
上記構成により、本発明のトレーニング器具は、一方の足台摺動部、他方の足台摺動部、及び、連結部の三つの部分に分離させることができる。これにより、トレーニング器具を使用しないときには分離させて収納することができ、より場所をとらないものとなる。また、仮に、連結部を備えることなく一対の基体を分離可能な構成としようとすると、角筒状の構成である基体の一対を、直接組み付けて山型を形成させることは難しい。これに対して、本発明では連結部材を介して一対の基体を組み付ける構成であるため、基体がそれぞれ角筒状であっても、山型を形成するように組み付け易く、また、組み付けた状態を安定させることが可能となる。
本発明にかかるトレーニング器具は、「一対の前記足台摺動部のそれぞれは、前記足台から前記基体の長軸方向に沿って他方の前記足台摺動部側に伸びるレバー軸、及び、該レバー軸の端部に設けられた把持部を備えるレバーを更に具備する」ものとすることができる。
上記構成により、本発明のトレーニング器具では、脚の開閉動作を手で補助することができる。すなわち、使用者はレバーを手で把持し、レバーを介して足台を手で外側に押しながら開脚動作をし、逆に、レバーを介して足台を手で内側に引きつけながら閉脚動作をすることができる。また、レバーは長軸方向に伸びるレバー軸を有しているため、手の届かない遠くまで、足台を押しやることができる。これにより、股関節周りの筋肉の柔軟性が乏しく筋力が低下している人でも、手の力で補助することによって開脚動作が行い易く、自力で開脚動作を繰り返すことができる。
以上のように、本発明の効果として、身体に過度の負担をかけることなく、股関節周りの筋肉を柔軟にしつつ強化することができ、且つ、場所をとらずに手軽に使用することができるトレーニング器具を提供することができる。
以下、本発明の最良の一実施形態であるトレーニング器具について、図1乃至図7に基づいて説明する。ここで、図1は本発明の一実施形態であるトレーニング器具の平面図であり、図2及び図3は図1のトレーニング器具の組み立て及び分解を説明する平面図であり、図4は図1におけるA−A線端面図であり、図5は図2におけるB−B線断面図であり、図6は図1のトレーニング器具における足台近傍の側面図であり、図7は図6における(a)C−C線断面図、及び、(b)D−D線断面図である。
本実施形態のトレーニング器具1は、主に図1〜図3,図7に示すように、足首を載置する足台12、及び、足台12を摺動させる角筒状の基体11を備える足台摺動部10を一対具備すると共に、一対の基体11は山型を形成しており、一対の足台摺動部10のそれぞれは、基体11の上面に貫通して形成された直線状のガイド溝111と、足台12の底面からガイド溝111を介して基体11の内部空間に突出している被ガイド部13と、基体11の内部空間で被ガイド部13に対して回転自在に軸支され、基体11の長軸に沿って転動する車輪15とを具備している。また、本実施形態のトレーニング器具1は、一対の基体11を分離可能に連結する連結部20を具備している。更に、本実施形態のトレーニング器具1では、一対の前記足台摺動部10のそれぞれは、足台12から基体11の長軸方向に沿って他方の足台摺動部10側に伸びるレバー軸31、及び、レバー軸31の端部に設けられた把持部32を備えるレバー30を具備している。
より詳細に説明すると、一対の基体11はそれぞれ長さ60〜90cm、幅3〜5cm、高さ2〜4cmの金属製の角筒によって構成されており、連結部20を介して連結された一対の基体11は、140°〜170°の角度をなす山型を形成している。また、ガイド溝111は、基体11の上面において幅方向のほぼ中央に、基体11の長軸方向に沿って伸びるように、貫通して穿設されている。更に、それぞれの基体11において連結部20と連結される側には、上面及び底面においてそれぞれ同一位置で貫通して穿設された上面孔部112及び底面孔部113を備えている(図4参照)。
足台12はかまぼこ形状であり、本実施形態では足首を載せたときに感触が良い木材製である。また、載置した足首が足台12から外れることを防止するために、足台12一つにつき二個の足首ストッパ128が設けられている。なお、足台12の構成はこれに限定されるものではなく、例えば、図8に示すように、上面が足首の形に沿うU字状に形成された足台12’とすることもできる。この場合は、ストッパがなくても足首が足台から外れにくい。また、足台の材質も木材に限定されず、樹脂製とすることもできる。
足台12の底面は被ガイド部13に取り付けられており、主に図6及び図7に示すように、被ガイド部13は、足台12を取り付けるための平板状の取付部131と、取付部131の幅方向のほぼ中央から線状に突出した線条突部132と、線条突部132から延設され基体11の内部空間で二股に分かれている車輪支持部133とを具備している。そして、二つに分かれている車輪支持部133のそれぞれには、間隔を空けて二つの車輪15が軸支されている。従って、一つの足台12は、被ガイド部13を介して四つの車輪15の転動によって移動可能な構成である。なお、本実施形態のガイド溝111は、車輪15の交換の便宜等のために基体11の外側(連結部20とは反対側)で開端とされており、トレーニング器具1の使用時にガイド溝111を閉端として車輪15の移動を規制するために、車輪ストッパ118がガイド溝111の端部に着脱可能に取り付けられている。
また、取付部131の上面には、足台12より連結部20側に足台12と並ぶようにレバー軸支持部17が取り付けられており、レバー軸支持部17は、レバー軸31の端部側を収容する断面逆U字状の軸端収容部171と、取付部131に対して螺子(図示しない)で留め付けるためのフランジ部172を備えている。また、軸端収容部171には、収容されるレバー軸31の周方向に一致する方向に長孔部175が貫通して形成されている。そして、この長孔部175には、レバー軸31から突出したピン35が挿通されている。従って、ピン35は軸端収容部171からのレバー軸31の抜け留めとして作用すると共に、長孔部175に沿ってピン35の移動が許容されることにより、長孔部175の長さに相当する角度だけレバー軸31の軸心回りの回動がガイドされる。
また、レバー軸31は、レバー軸支持部17側から連結部20側に向かって、基体11の長軸方向に沿って十数cm伸びており、その先で緩やかに屈曲し、使用者が手で把持するために滑り止めが施された把持部32が設けられている。
連結部20は、主に図2,図3,及び図5に示すように、連結部基体21と、連結部基体21の両側から延設され、それぞれ一対の基体11の一方の端部を収容する一対の基体端収容部22と、基体端収容部22を被覆する被覆部25とを備えている。具体的には、基体端収容部22は断面が上方に開放したコ字状であり、コ字の縁部22aの高さは基体11の高さの約1/2に、コ字の底部22bの幅は基体11の幅よりごく僅かに大きく設定されている。また、基体端収容部22には、図示しない連結螺子の螺子部と螺合する螺子溝が内部に形成された円筒状の螺子溝突部221が突設されている。なお、基体端収容部22と連結部基体21とのなす角度θ(図2参照)は、山型を形成する一対の基体11のなす角度の1/2に相当する。なお、連結基体11には、使用者の指を挿通して把持可能なハンドル218が設けられている。
一方、被覆部25は、一対の基体端収容部22を共に被覆可能な構成とされており、断面が下方に開放したコ字状の一対の基体端被覆部251と、一対の基体端被覆部251を連結していると共に連結部基体21の上面と当接する平板状の平板状被覆部252とを備えている。ここで、断面コ字状の基体端被覆部251は、基体端収容部22と同じく縁部251aの高さは基体11の高さの約1/2に、底部251bの幅は基体11の幅よりごく僅かに大きく設定されている。すなわち、基体端収容部22と基体端被覆部251とをそれぞれ開放された側で合わせると、基体11の端部をちょうど嵌め込むことができる空間が形成される(図4参照)。また、一対の基体端被覆部251には、それぞれ連結螺子を挿通する被覆部孔部255が貫通して穿設されている。
一対の足台摺動部10及び連結部20がそれぞれ分離している状態(図2参照)からトレーニング器具1を組み立てる際は、まず、図3に示すように、連結部20の一対の基体端収容部22にそれぞれ基体11の端部を嵌め込む。このとき、基体11の底面孔部113及び上面孔部112に螺子溝突部221を挿通させる(図4参照)。上記のように、基体端収容部22の幅は基体11の幅よりごく僅かに大きく設定されるので、この状態で基体11の端部はほぼぴったりと基体端収容部22に嵌挿される。
次に、基体端被覆部251が基体端収容部22の真上となり、螺子溝突部221と被覆部孔部255の位置が一致すると共に、平板状被覆部252が連結部基体21の上面と当接するように、被覆部25を載置する。そして、最後に、螺子溝突部221の螺子溝と連結螺子を螺合させると、基体端収容部22、基体11の端部、及び、基体端被覆部251が螺子溝と連結螺子によって留め付けられ、ひいては、連結部20を介して一対の基体11が連結される。上記のように、本実施形態では、基体端収容部22と基体端被覆部251によって形成される空間に基体11の端部がぴったりと嵌挿される構成としているため、一つの基体11に対して一つの連結螺子を用いるのみで、基体11を連結部20に堅固に組み付けることができ、一つの連結螺子の留め付け及び解除により、トレーニング器具1の組み立て及び分離を容易に行うことができる。
トレーニング器具1の使用の際には、まず、使用者は、一対の基体11の山型の頂点方向を身体の前面が向く方向と一致させて脚を前に投げ出して座り、或いは、山型の頂点方向に足を向けて仰向け又はうつ伏せに横になり、両足首の一方を足台12の一方に、足首の他方を足台12の他方に載せる。そして、両脚を開閉するように動かすと、図6に示すように、被ガイド部13の車輪支持部133に取り付けられた車輪15は、基体11の内部空間において基体11の底面上を転動する。このとき、車輪15の転動する方向は、被ガイド部13の線条突部132を介してガイド溝111の伸びる方向に案内される。従って、足首を載置した足台12は、車輪15の転動に伴いガイド溝111に沿って直線状に摺動する。
従って、本実施形態のトレーニング器具1によれば、転動する車輪15の助けにより、軽負荷で両脚を開閉することができるため、身体に過度の負荷をかけることなく、容易に両脚の開閉動作を繰り返し、股関節周りの筋肉を柔軟にしつつ強化することができる。
また、本実施形態のトレーニング器具1はレバー30を備えているため、使用者はレバー30を把持し、レバー30を介して足台12を手で外側に押しながら開脚動作をすることができる。逆に、レバー30を介して足台12を手で内側に引きつけながら閉脚動作をすることができる。そして、レバー30は基体11の長軸方向に沿って連結部20の方向に向かって伸びるレバー軸31を有しているため、手の届かない遠くまで足台12を押しやるようにして、脚を開脚させることができると共に、手の届かない遠くまで押しやられた足台12を、レバー30によって内側に引きつけながら閉脚動作をすることができる。従って、脚の開閉動作を手で補助することによって、より身体に負担をかけることなく、股関節周りの筋肉を柔軟にしつつ強化することができると共に、股関節周りの柔軟性及び筋力が低下した人であっても、自力で股関節周りの筋肉を柔軟にしつつ強化することができる。
更に、本実施形態のレバー30はレバー軸31の軸心周りに回動する構成であるため、使用者の体格や前屈のし易さに応じてレバー30の角度を変化させることができ、それぞれの使用者に適したレバー30の角度で、足台12を押し引きすることができる。
また、本実施形態のトレーニング器具1は、山型を形成している一対の基体11に対して足台12を摺動させる極めて簡易な構成であるため、場所を問わずに手軽に使用することができる。
更に、トレーニング器具1を運搬する際は、トレーニング器具1において中央に位置するハンドル218を把持することにより、自然にバランスをとって容易に運搬することができる。
また、トレーニング器具1を使用しないときは、上記と逆の手順で、一方の足台摺動部10、他方の足台摺動部10、及び、連結部20に分解することにより、スペースをとることなく収納することができる。なお、図示は省略したが、本実施形態では連結螺子として、大径の頭部を有する頭部付き螺子を使用しており、この頭部には、螺子を回す動作を行い易くするために、指をかけることができる窪み又は滑り止めが施されている。これにより、ドライバー等の道具を用いることなく、小さな力による手操作で、連結螺子を容易に回転させることができる。従って、道具を用意することなく、トレーニング器具1の組み立て及び分解を容易に行うことができると共に、高齢者等の力の弱い使用者であっても、トレーニング器具1の組み立て及び分解を容易に行うことができる。
更に、不使用時に上記のように分解しない場合は、トレーニング器具1は長い基体11を有しているものの、厚さ(高さ)は数センチ程度であるため、壁面から突出しているフックや釘などに、連結部基体21と基体11との交差部を引き掛けることにより、スペースをとらない壁掛け状態としておくことができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
例えば、上記では、基体端収容部22及び基体端被覆部251をそれぞれ一対備える構成の連結部20を例示したが、図9に示すように、基体端収容部22及び基体端被覆部251について、それぞれ連結部基体21となす角度の異なる複数対が設けられた構成の連結部20’とすることができる。これにより、連結部20’によって一対の基体11が連結された場合に形成される山型の角度を異ならせることができ、開脚させられる度合いを変化させることができる。
或いは、連結部を備えることなく、一対の基体が溶接または接着により一体化されて山型を形成している、より簡易な構成とすることもできる。
1 トレーニング器具
10 足台摺動部
11 基体
12,12’ 足台
13 被ガイド部
15 車輪
20,20’ 連結部
30 レバー
31 レバー軸
32 把持部
111 ガイド溝
10 足台摺動部
11 基体
12,12’ 足台
13 被ガイド部
15 車輪
20,20’ 連結部
30 レバー
31 レバー軸
32 把持部
111 ガイド溝
Claims (3)
- 足首を載置する足台、及び、該足台を摺動させる角筒状の基体を備える足台摺動部を一対具備すると共に、一対の前記基体は山型を形成しており、
一対の前記足台摺動部のそれぞれは、
前記基体の上面に貫通して形成された直線状のガイド溝と、
前記足台の底面から前記ガイド溝を介して前記基体の内部空間に突出している被ガイド部と、
前記基体の内部空間で前記被ガイド部に対して回転自在に軸支され、前記基体の長軸に沿って転動する車輪と
を具備することを特徴とするトレーニング器具。 - 一対の前記基体を分離可能に連結する連結部を、更に具備することを特徴とする請求項1に記載のトレーニング器具。
- 一対の前記足台摺動部のそれぞれは、
前記足台から前記基体の長軸方向に沿って他方の前記足台摺動部側に伸びるレバー軸、及び、該レバー軸の端部に設けられた把持部を備えるレバーを更に具備する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトレーニング器具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008240672A JP2010069064A (ja) | 2008-09-19 | 2008-09-19 | トレーニング器具 |
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JP2008240672A JP2010069064A (ja) | 2008-09-19 | 2008-09-19 | トレーニング器具 |
Publications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2008-09-19 JP JP2008240672A patent/JP2010069064A/ja active Pending
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