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JP2010068233A - 無線通信システム、無線通信方法および無線基地局装置 - Google Patents

無線通信システム、無線通信方法および無線基地局装置 Download PDF

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JP2010068233A JP2008232395A JP2008232395A JP2010068233A JP 2010068233 A JP2010068233 A JP 2010068233A JP 2008232395 A JP2008232395 A JP 2008232395A JP 2008232395 A JP2008232395 A JP 2008232395A JP 2010068233 A JP2010068233 A JP 2010068233A
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wireless
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Yoshiyuki Kubo
義幸 久保
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】2つのアクセス方式のうち、一方のアクセス方式で1つのサービスを利用中に、パケット接続だけに対応するアクセス方式にハンドオーバして、利用するサービスを追加することを可能とする。
【解決手段】端末UEに対して、1xRTTアクセス網を通じた音声通話サービスを提供中に(シーケンスs101)、E-UTRANアクセス網にハンドオーバして(シーケンスs102〜110)、パケット通信サービスを追加して、端末UEに音声通話サービスとパケット通信サービスの両方を提供する(シーケンスs111〜s114)ようにしたものである。
【選択図】 図2

Description

この発明は、音声通話サービスとパケット通信サービスを提供する無線通信システムに関する。
近時、携帯電話システムなどの無線通信システムは、音声通話サービスとパケット通信サービスの両方を提供している。
例えば、非特許文献1では、CDMA2000 1xRTT(以下、1xRTT)方式の移動体通信網とCDMA2000 1x EV-DO(以下、EVDO)方式の移動体通信網を相互接続する方式について記載されている。
この文献におけるシステムは、回線交換による音声・データ接続については、1xRTT方式の移動体通信網のMSC(Mobile Switching Center)が公衆回線通信網(PSTN, ISDN)と接続されている。一方、パケット交換によるサービスについては、EVDO方式の移動体通信網のPDSN(Packete Data Serving Node)がインターネットなどの網外のパケット通信網と接続されている。
そして、回線交換による発信もしくは着信があった場合に、端末は1xRTT方式により基地局(BS)と接続し、回線交換によるサービスを実施する。一方、パケット交換によるサービスの発信もしくは着信があった場合には、端末はEVDO方式によりEVDO基地局と接続し、パケット交換によるサービスを実施する。
また例えば、非特許文献2では、第3.9世代にあたるE-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)を収容するEPC(Evolved Packet Core)ネットワークと1xRTT/EVDO方式の移動体通信網とを相互に接続する方式について記載されている。EPCは、パケット接続のみを有するネットワークである。
非特許文献1および非特許文献2によれば、E-UTRAN(LTE)、1xRTT、EVDO方式を提供する“統合された”移動体通信網において、回線交換によるサービス音声通話は1xRTTを用いて実施する。特に、LTEの初期導入段階では、回線交換におけるネットワーク資産を生かしたいため、なおさら音声通話サービスは1xRTTを用いたい。
しかし、1xRTTの回線交換接続を行っている際に、パケット接続によるサービスを実施する場合には、E-UTRANへの接続かEVDOへの接続を追加する必要がある。このためには、端末は同時に2つの異なるアクセス方式を用いて接続しなければならず、別系統の無線送受信部、信号処理部を備えて、1xRTTと同時に動作させることになる。
このように、2つのアクセス方式で同時に通信させるためには、処理制御部の負荷の増大、処理制御の複雑化、消費電流の増大などの問題が生じ、実現は困難である。また1つの端末が2つのシステムを占有することになり、システム全体で見た場合に、無線リソースの利用効率が悪い。
これに対して、例えば特許文献1では、1つの移動体通信網に第2世代(GSM)と第3世代(UMTS)の2つの方式を備え、既に回線交換により接続が確立している状態においてパケット交換接続が必要になった場合(もしくはその逆の場合)に、端末がパケット交換接続(または回線交換接続)が必要であることを移動体通信網へ伝え、この要求を移動体通信網が判断し、移動体通信網で回線交換とパケット交換の同時接続が可能な方式に接続を受け渡す(ハンドオーバ)を実施し、回線交換とパケット交換の同時接続を可能にするシステムについて記載している。これによれば、無線部を二重の構成とする必要が無く、利用するシステムは、1つだけなので、無線リソースの利用効率もよい。
しかし、特許文献1は、第2世代の基地局で既に回線交換接続を実施している状態において、さらにパケット交換接続を追加する場合に、ハンドオーバ先である第3世代の基地局が回線交換接続とパケット交換接続の両方をサポートしていることを前提としている。したがって、回線交換接続だけを有する1xRTT方式とパケット交換接続だけを有するEVDO方式とで構成されるような移動体通信網の場合には適用できない。これは、1xRTT方式で回線交換接続を実施している状態において、パケット接続を追加する場合、EVDO方式へハンドオーバしたとしても、行き先の方式で回線交換接続にパケット交換接続を追加することはできないからである。
また近時、LTE(Long Term Evolution)方式を採用するシステムの開発が進められているが、LTE方式もEVDO方式と同様にパケット交換接続だけに対応する。このため、特許文献1の技術では、1つのサービスを利用中の第3世代の方式からLTE方式(EVDO方式)にハンドオーバして、サービスを追加することはできない。
3GPP2 A.S0008-C_v1.0 3GPP TS23.402 v8.2.0 特開2004−236314公報
従来の無線通信システムでは、2つのアクセス方式のうち、一方のアクセス方式でサービスを利用中に、利用するサービスを追加するために、パケット接続だけに対応するアクセス方式にハンドオーバすることはできないという問題があった。
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、2つのアクセス方式のうち、一方のアクセス方式で1つのサービスを利用中に、パケット接続だけに対応するアクセス方式にハンドオーバして、利用するサービスを追加することが可能な無線通信システム、無線通信方法および無線基地局装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明は、無線端末装置と無線通信して、回線交換接続により音声通話サービスを提供する第1の無線通信網と、無線端末装置と無線通信して、パケット交換接続によりパケット通信サービスを提供する第2の無線通信網と、無線端末装置と無線通信して、パケット交換接続によりVoIPによる音声通話サービスとパケット通信サービスとを選択的に提供する第3の無線通信網と、第1の無線通信網を通じて音声通話サービスの提供を受けている無線端末装置、もしくは第2の無線通信網を通じてパケット通信サービスの提供を受けている無線端末装置を、第3の無線通信網にハンドオーバさせるハンドオーバ制御手段と、このハンドオーバ制御手段によって第3の無線通信網にハンドオーバした無線端末装置に、第3の無線通信網を通じて、VoIPによる音声通話サービスとパケット通信サービスを無線通信装置に提供するサービス制御手段とを具備して構成するようにした。
以上述べたように、この発明では、第1の無線通信網を通じて音声通話サービスの提供を受けている無線端末装置、もしくは第2の無線通信網を通じてパケット通信サービスの提供を受けている無線端末装置を、第3の無線通信網にハンドオーバさせ、この無線端末装置に、第3の無線通信網を通じて、VoIPによる音声通話サービスとパケット通信サービスを前記無線通信装置に提供するようにしている。
したがって、この発明によれば、2つのアクセス方式のうち、一方のアクセス方式で1つのサービスを利用中に、パケット接続だけに対応するアクセス方式にハンドオーバして、利用するサービスを追加することが可能な無線通信システムを提供できる。
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明に係わる移動体通信システムの構成を示すものであって、回線交換接続用アクセス方式として1xRTTアクセス網と、パケット交換接続用アクセス方式のEVDOアクセス網とが、3.9世代のアクセス方式であるE-UTRANアクセス方式を収容したEPC(Evolved Packet Core)ネットワーク(E-UTRANアクセス網)に接続されており、両アクセス網が互いに協調して動作できるよう構成されている。
1xRTTアクセス網は、例えば3GPP2 A.S0001-AおよびA.S0008-Cに準拠したアクセス網であって、1xRTT方式で端末UEと通信を実施する基地局1xRTT BS101と、1xRTTアクセス網を統括する1xRTT MSC(Mobile Switching Center)102と、1xRTT MSC−MME間の相互のメッセージ変換を実施する1xCS IWS103とを備え、MSC102はPSTN(Public Switched Telephone Network)104と称される公衆回線網と接続され、音声通話などの回線交換サービスを提供している。
EVDOアクセス網は、例えば3GPP2 A.S0007-AおよびA.S0008-Cに準拠したアクセス網であって、EVDO方式で端末UEと通信を実施する基地局EVDO AN(Access Node)201と、パケット接続制御を行うPCF(Packet Control Function)202と、EVDOアクセス網とIP網を接続し、パケットデータの終端装置であるPDSN(Packet Data Serving Node)203とを備え、PDSN203を介してEVDO方式で接続する端末に対しパケット通信サービスを提供している。
E-UTRANアクセス網は、例えば3GPP TS 23.401 v8.2.0および3GPP TS23.402 v8.2.0に準拠したアクセス網であって、第3.9世代のアクセス方式であるE-UTRAN方式で端末UEと通信を実施する基地局eNodeB301(図1では、E-UTRAN300内に包含)と、EPC(Evolved Packet Core)/ EPS(Evolved Packet System) と呼ばれるコアネットワークとを備える。EPCは、構成要素として、移動管理を統括するMME(Mobility Management Entity)302と、サービングネットワークとローミング網とを接続するS-GW(Serving-Gateway)303と、網外のパケット通信網と接続するPDN-GW(Packet Data Network-Gateway)304と、端末認証、位置管理情報を保有するサーバHSS(Home Subscriber Server)305と、課金機能を担当するPCRF(Policy Charging Rule Function)306と、認証・許可・課金情報サーバ 3GPP AAA(Authentication, Authorization and Accounting)Server307とを備えており、これらの機能は、IMS(IP Multimedia System)等のIP(Internet Protocol)サービスを提供するOperator’s IP Service308とPDN-GW304を介して接続されている。また、事業者サービスの1つとして、例えば、3GPP TS23.216 v8.0.0に準拠した機能である、アクセス網の切替を行った場合に音声サービスを継続させるVCC AS(Voice Call Continuity Application Server)機能309を有している。
なお、図1においては、ある事業者が展開する移動体通信システムを対象に記載している。そのため、この事業者の移動体通信システムが提供するサービスについて、この事業者が提携する他事業者の移動体通信システムで利用できるようにする、いわゆるローミングに係わる構成要素については明記していない。ローミングを考慮した移動体通信システムの場合には構成要素が異なるが、例えば、3GPP TS23.402 v8.2.0に準拠した方法でローミングに必要な構成要素を追加することで実現できる。
本発明に係わる端末UEは、この移動体通信システムがサポートする各アクセス方式で、それぞれ無線による接続を実施することができる。すなわち、図1の場合には、端末UEは、1xRTT方式の無線通信部10、EVDO方式の無線通信部20、E-UTRAN方式の無線通信部30を備えている。なお、端末UEは、1xRTTおよびEVDOでは、それぞれMSやATと一般に呼称されるが、以下の説明では、端末UEに統一して呼称する。
また、本発明に係わるこの移動体通信システムが有する新たな機能として、EPCに接続されている複数のアクセス方式を端末が切り替えてサービスを継続できるようにする移動管理機能や、サービス接続方式を変換するパケット交換接続−回線交換接続変換(Domain Transfer)機能などを有している。
次に、上記構成の無線通信システムの動作について説明する。
まず、図2を参照して、1xRTTアクセス網を通じた回線交換接続により音声通話サービスの提供を受けている端末UEが、E-UTRANアクセス網にハンドオーバ(HO)してパケット通信サービスを追加し、同時に2つのサービスの提供を受ける場合の動作について説明する。
(シーケンスs101)
端末UEは、無線通信部10を用いて基地局1xRTT BS101と通信し、1xRTTアクセス網を介して、回線交換接続により音声通話を実施している。
(シーケンスs102)
やがて、端末UEは、音声通話を行いながら、例えばユーザからウェブアクセスやコンテンツダウンロードなどパケット通信の要求が生じたことを検出すると、現在音声通話を行っている1xRTT方式がパケット交換接続をサポートしていないために、パケット通信の要求を受け入れられないと判断し、VoIPによる音声通話とパケット通信が可能なE-UTRANアクセス方式への変更(ハンドオーバ)を決定する。
(シーケンスs103)
そして、端末UEは、上記決定に基づき、E-UTRANアクセス網へのハンドオーバを開始するべく、既設の回線交換リンクを通じて1xRTT MSC102に、E-UTRAN300へのAttachをリクエストする。このAttachリクエスト(E-UTRAN attach request)のメッセージは、1xRTT網基地局(1xRTT BS101)を介して1xRTT MSC102に伝達される。これに対して1xRTT MSC102は、上記メッセージをA1 signaling Attach requestとして1xCS IWS103に伝達する。1xCS IWS103は、伝達されたメッセージをトンネリングさせてS102 Direct transfer Attach requestとしてE-UTRAN300側のMME302へ伝える。
(シーケンスs104)
次に、MME302が端末UEを制御するための情報である、UEのコンテキスト(UE context)が存在しない場合、E-UTRAN300側に、端末UEを認証させるべく、Authentication処理を実施する。すなわち、MME302は、HSS305にUE context情報を問い合わせるとともに、端末UEにAuthentication処理をリクエストする。そして、端末UEは、Authenticationリクエストに対する応答をMME302に対して実施し、相互にAuthenticationに必要なメッセージの授受を行う。
なお、このAuthentication処理リクエストを実施する際には、先のAttachリクエストと同様に、端末UEは既設の回線交換リンクを通じてE-UTRAN300側とのメッセージ授受を実施する。なお、接続するMME302が変更になったような場合には、さらにAuthentication処理に伴い、MME302は、HSS305に対しMME位置更新(Update Location)処理を実施する。
また、端末UEの加入者識別子IMSI(International Mobile Subscriber Identity)の確認が必要な場合には、上記Authentication処理に先んじて、そのID確認要求(Identity Request)がネットワーク側からMME302を介して端末UEへ要求される。端末UEはそのIdentity Requestに対し適切な応答を実施することでIdentity確認が実施される。
(シーケンスs105)
続いて、MME302は、S-GW303に対して、EPS基本ベアラ(default bearer)接続要求(Create Default Bearer request)を出す。
(シーケンスs106)
上記接続要求を受けたS-GW303は、PDN-GW304に対してベアラの接続要求を出す。またS-GW303は、PCRF306に対してセッション切替(データパス切替)要求を行うとともに、ハンドオーバ実施によるデータパス切替後のQoS(Quality of Service)や課金情報をPCRF306に問い合わせる。PCRF306は、データパス切替後のQoSと課金情報をPDN-GW304に対して応答し、これを受けてたPDN-GW304では、QoSと課金情報の更新を実施する。これらの処理によって、ハンドオーバによるセッションの切替が為される。
なお、上記のデータパス切替の処理は、S-GW303とPDN-GW304間のプロトコルがGTP(GPRS Tunneling Protocol)ベースの場合で説明した。一方で、S-GW303とPDN-GW304間のプロトコルがPMIP(Proxy Mobile Internet Protocol)ベースの場合、データパス切替の処理は異なるもののデータパス切替に必要な構成は同じであり、S-GW303とPDN-GW304、PCRF306との間で必要な情報のやり取りを実施することでデータパス切替が実現される。
(シーケンスs107)
セッション切替が終了すると、その旨をS-GW303がCreate Default bearer responseを用いてMME302に通知する。なお、ここで追加の占有EPSベアラ(Dedicated bearer)が必要と判断した場合には、占有ベアラの設定リクエスト(Create Dedicated bearer request)も合わせてMME302に送信し、S-GW303は占有ベアラの活性化を実施する。
(シーケンスs108)
通知を受けたMME302は、1xCS IWS103および1xRTT MSC102を通じて、Attach処理が問題なく実施できたことをS102 Direct transfer Attach acceptとして端末UEに対して返す。なお、シーケンスs107で、Create Dedicated bearer requestが受けた場合には、ベアラ設定要求(Bearer Setup request)も同時に送る。
(シーケンスs109)
上記Attach acceptを受けた端末UEは、アタッチ処理完了(E-UTRAN attach complete)を1xRTTアクセス網(1xRTT MSC102および1xCS IWS103)を介してMME302に伝える。なお、シーケンスs108で、ベアラ設定要求を受けた場合には、端末UEは、ベアラ設定を実施し、ベアラ設定応答(Bearer Setup response)を返す。
(シーケンスs110)
アタッチ処理完了の通知を受けたMME302は、占有ベアラが活性化できたことをS-GW303に、Create Dedicated Bearer responseとして通知する。以上のシーケンスs105〜s110により、EPS bearer設定が完了する。なお、s106において、S-GW303とPDN-GW304間のプロトコルがPMIP(Proxy Mobile Internet Protocol)ベースである場合、s110は実施されない。
(シーケンスs111)
一方、シーケンスs109でアタッチ処理完了メッセージを送出した端末UEは、無線通信部30を起動して、基地局eNodeB301に同期する。
(シーケンスs112)
そして、端末UEは、基地局eNodeB301を通じて、E-UTRAN300側に対して接続要求(Connection Request)とサービス要求(Service Request)を送出し、この要求を受けたeNodeB301はMME302に接続されるとともに、MME302はS-GW303と接続、S-GW303はPDN-GW304とそれぞれ接続されることにより、端末UEはハンドオーバ後の通信をE-UTRAN300側で実施する為の通信リンクを確立する。
なお、このサービス要求には、シーケンスs101より、1xRTTアクセス網を通じて実施していた回線交換接続による音声通話サービスに代わるVoIPによる音声通話サービスと、1xRTTアクセス網では接続することのできないパケット通信サービスの両方を含んでいる。このため、シーケンスs112によって、端末UEとeNodeB301を含むE-UTRAN300側と、それに接続されたMME302、S-GW303、PDN-GW304との間には、音声通話サービスとパケット通信サービスの両サービスを提供するための通信リンクが確立する。
(シーケンスs113)
端末UEとeNodeB301を含むE-UTRAN300側と、それに接続されたMME302、S-GW303、PDN-GW304との間に2つのサービスを提供するための通信リンクが確立すると、ハンドオーバ完了をハンドオーバ元の1xRTTアクセス網に通知するべく、MME302はハンドオーバ完了メッセージを1xCS IWS103を介して、1xRTT MSC102に伝える。これを受けて1xRTT MSC102は1xRTT BS101に対しハンドオーバ完了を伝えるとともに、1xRTT MSC102と1xRTT BS101と協同してハンドオーバ完了処理(リソース開放)を実施する。
(シーケンスs114)
そして、E-UTRANアクセス網は、端末UEに対して、音声通話サービスとパケット通信サービスを同時接続により提供する。すなわち、端末UEから送信された音声パケットやデータパケットは、基地局eNodeB301およびMME302を通じて、PDN-GW304よりパケット通信網に送出され、反対に、パケット通信網からPDN-GW304に与えられた端末UE宛ての音声パケットやデータパケットは、MME302および基地局eNodeB301を通じて、端末UEに送信される。
次に、図3を参照して、EVDOアクセス網を通じたパケット交換接続によりパケット通信サービスの提供を受けている端末UEが、E-UTRANアクセス網にハンドオーバして音声通話サービスを追加し、同時に2つのサービスの提供を受ける場合の動作について説明する。
(シーケンスs201)
端末UEは、無線通信部20を用いて基地局EVDO AN201と通信し、EVDOアクセス網を介して、パケット交換接続によりパケット通話を実施している。
(シーケンスs202)
やがて、端末UEは、パケット通話を行いながら、例えばユーザから音声通信の要求が生じたことを検出すると、現在パケット通話を行っているEVDO方式が回線交換接続をサポートしていないために、音声通信の要求を受け入れられないと判断し、VoIPによる音声通話とパケット通信が可能なE-UTRANアクセス方式への変更(ハンドオーバ)を決定する。
(シーケンスs203)
そして、端末UEは、上記決定に基づき、E-UTRANアクセス網へのハンドオーバを開始するべく、既設のパケット交換リンクを通じて、基地局EVDO AN201にE-UTRAN300へのAttachをリクエストする。このAttachリクエスト(E-UTRAN attach request)のメッセージは、基地局EVDO AN201をトンネリングして、S101 Direct transfer Attach requestとしてE-UTRAN300側のMME302に伝達される。
(シーケンスs204)
次に、MME302が端末UEを制御するための情報である、UEのコンテキスト(UE context)が存在しない場合、E-UTRAN300側に、端末UEを認証させるべく、Authentication処理を実施する。すなわち、MME302は、HSS305にUE context情報を問い合わせるとともに、端末UEにAuthentication処理をリクエストする。そして、端末UEはAuthenticationリクエストに対する応答をMME302に対して実施し、相互にAuthenticationに必要なメッセージの授受を行う。
なお、このAuthentication処理リクエストを実施する際には、先のAttachリクエストと同様に、端末UEは既設のパケット交換リンクを通じてE-UTRAN300側とのメッセージ授受を実施する。なお、接続するMME302が変更になったような場合には、さらにAuthentication処理に伴い、MME302はHSS305に対しMME位置更新(Update Location)処理を実施する。
また、端末UEの加入者識別子IMSI(International Mobile Subscriber Identity)の確認が必要な場合には、上記Authentication処理に先んじて、そのID確認要求(Identity Request)がネットワーク側からMME302を介して端末UEへ要求される。端末UEはそのIdentity Requestに対し適切な応答を実施することでIdentity確認が実施される。
(シーケンスs205)
続いて、MME302は、S-GW303に対して、EPS基本ベアラ(default bearer)接続要求(Create Default Bearer request)を出す。
(シーケンスs206)
上記接続要求を受けたS-GW303は、PDN-GW304に対してベアラの接続要求を出す。またS-GW303は、PCRF306に対してセッション切替(データパス切替)要求を行うとともに、ハンドオーバ実施によるデータパス切替後のQoS(Quality of Service)や課金情報をPCRF306に問い合わせる。PCRF306は、データパス切替後のQoSと課金情報をPDN-GW304に対して応答し、これを受けたPDN-GW304では、QoSと課金情報の更新を実施する。これらの処理によって、ハンドオーバによるセッションの切替が為される。
なお、上記のデータパス切替の処理は、S-GW303とPDN-GW304間のプロトコルがGTP(GPRS Tunneling Protocol)ベースの場合で説明した。一方で、S-GW303とPDN-GW304間のプロトコルがPMIP(Proxy Mobile Internet Protocol)ベースの場合、データパス切替の処理は異なるもののデータパス切替に必要な構成は同じであり、S-GW303とPDN-GW304、PCRF306との間で必要な情報のやり取りを実施することでデータパス切替が実現される。
(シーケンスs207)
セッション切替が終了すると、その旨をS-GW303がCreate Default bearer responseを用いてMME302に通知する。なお、ここで追加の占有EPSベアラ(Dedicated bearer)が必要と判断した場合には、占有ベアラの設定リクエスト(Create Dedicated bearer request)も合わせてMME302に送信し、S-GW303は占有ベアラの活性化を実施する。
(シーケンスs208)
通知を受けたMME302は、基地局EVDO AN201を通じて、Attach処理が問題なく実施できたことをS101 Direct transfer Attach acceptとして端末UEに対して返す。なお、シーケンスs207で、Create Dedicated bearer requestが受けた場合には、ベアラ設定要求(Bearer Setup request)も同時に送る。
(シーケンスs209)
上記Attach acceptを受けた端末UEは、アタッチ処理完了(E-UTRAN attach complete)をEVDOアクセス網のEVDO AN201を介してMME302に伝える。なお、シーケンスs208で、ベアラ設定要求を受けた場合には、端末UEは、ベアラ設定を実施し、ベアラ設定応答(Bearer Setup response)を返す。
(シーケンスs210)
アタッチ処理完了の通知を受けたMME302は、占有ベアラが活性化できたことをS-GW303に、Create Dedicated Bearer responseとして通知する。以上のシーケンスs205〜s210により、EPS bearer設定が完了する。なお、s206において、S-GW303とPDN-GW304間のプロトコルがPMIP(Proxy Mobile Internet Protocol)ベースである場合、s210は実施されない。
(シーケンスs211)
一方、シーケンスs209でアタッチ処理完了メッセージを送出した端末UEは、無線通信部30を起動して、基地局eNodeB301に同期する。
(シーケンスs212)
そして、端末UEは、基地局eNodeB301を通じて、E-UTRAN300側に対して接続要求(Connection Request)とサービス要求(Service Request)を送出し、この要求を受けたeNodeB301はMME302と接続されるとともに、MME302はS-GW303と接続。S-GW303はPDN-GW304とそれぞれ接続されることにより、端末UEはハンドオーバ後の通信をE-UTRAN300側で実施する為の無線リンクを確立する。E-UTRAN300。
なお、このサービス要求には、シーケンスs201より、基地局EVDO AN201を通じて実施していたパケット交換接続によるパケット通信サービスに代わるパケットと通信サービスと、VoIPによる音声通話サービスの両方を含んでいる。このため、シーケンスs212によって、端末UEとeNodeB301を含むE-UTRAN300側と、それに接続されたMME302、S-GW303、PDN-GW304との間には、音声通話サービスとパケット通信サービスの両サービスを提供するための通信リンクが確立する。
(シーケンスs213)
端末UEとeNodeB301を含むE-UTRAN300側と、それに接続されたMME302、S-GW303、PDN-GW304との間に2つのサービスを提供するための通信リンクが確立すると、ハンドオーバ完了をハンドオーバ元のEVDOアクセス網に通知するべく、MME302はハンドオーバ完了メッセージをEVDO AN201に伝える。これを受けて、EVDO AN201はハンドオーバ完了処理を実施する。そして、EVDO AN201はPCF202とPDSN203と連携してEVDO側のネットワーク側リソースの開放を実施する。
(シーケンスs214)
そして、E-UTRANアクセス網は、端末UEに対して、音声通話サービスとパケット通信サービスを同時接続により提供する。すなわち、端末UEから送信された音声パケットやデータパケットは、基地局eNodeB301およびMME302を通じて、PDN-GW304よりパケット通信網に送出され、反対に、パケット通信網からPDN-GW304に与えられた端末UE宛ての音声パケットやデータパケットは、MME302および基地局eNodeB301を通じて、端末UEに送信される。
次に、図4を参照して、図2もしくは図3に示した処理によって音声通話サービスとパケット通信サービスが同時に行われている状態から、パケット通信サービスを終了する場合の動作について説明する。
(シーケンスs401)
図2もしくは図3に示した処理によって、端末UEは、E-UTRAN網を通じて、音声通話サービスとパケット通信サービスが同時に提供されている。
(シーケンスs402)
やがて、端末UEは、例えばユーザからパケット通信サービスを終了する要求を受け付けると、基地局eNodeB301との間で、所定の手順にしたがって、パケット通信サービスで用いていたパケット通信リンクを切断する。この動作にしたがって、eNodeB301、MME302、S-GW303、PDN-GW304、PCRF306とが連携して、ネットワーク側のベアラリソース切り替えを実施する。すなわち、eNodeB301はMME302にパケット通信サービス終了を伝達する。
次に、MME302はS-GW303に対してパケット通信サービスが終了されたためVoIPベアラのみに設定するべく、ベアラの変更要求(Packet service ベアラの開放要求)を行う。S-GW303はMME302から受けたベアラ変更要求をPDN-GW304に伝達し、さらに、PDN-GW304はPCRF306にPacket serviceベアラ開放に伴うセッション変更を要求する。これらの要求に対し、各ネットワーク要素が応答することにより、パケット通信リンクが切断され、端末UEはE-UTRAN網を通じて、VoIPサービスを継続する。
なお、ここではユーザからの要求を契機とする例を挙げたが、ユーザからの要求以外を契機にして、同様に切断を行ってもよい。またE-UTRANアクセス網から端末UEとの通信リンクを切断してもよい。
(シーケンスs403)
端末UEとのパケット通信リンクを切断した基地局eNodeB301は、継続中の音声通話サービスを、1xRTTアクセス網にハンドオーバすることを決定する。なお、E-UTRANアクセス網にハンドオーバする以前に、1xRTTアクセス網を通じた回線交換接続によって音声通信を行っていた場合に限り、1xRTTアクセス網に再びハンドオーバすることを決定するようにしてもよい。
(シーケンスs404)
端末UEと、基地局eNodeB301をはじめとするE-UTRANアクセス網は、3GPP TS23.216の規定にしたがって、音声通話サービスをE-UTRAN網から1xRTTアクセス網にハンドオーバする。
(シーケンスs405)
端末UEは、無線通信部10を用いて基地局1xRTT BS101と通信し、1xRTTアクセス網を介して、回線交換接続により音声通話を実施する。
以上により、端末UEは、パケット通信サービスの終了に伴って、E-UTRAN網から1xRTTアクセス網にハンドオーバし、1xRTTアクセス網を通じて音声通話サービスを受ける。
次に、図5を参照して、図2もしくは図3に示した処理によって音声通話サービスとパケット通信サービスが同時に行われている状態から、音声通話サービスを終了する場合の動作について説明する。
(シーケンスs501)
図2もしくは図3に示した処理によって、端末UEは、E-UTRAN網を通じて、音声通話サービスとパケット通信サービスが同時に提供されている。
(シーケンスs502)
やがて、端末UEは、例えばユーザから音声通話サービスを終了する要求を受け付けると、基地局eNodeB301との間で、所定の手順にしたがって、音声通話サービスで用いていたパケット通信リンク(VoIPリンク)を切断する。この動作にしたがって、eNodeB301、MME302、S-GW303、PDN-GW304、PCRF306とが連携して、ネットワーク側のベアラリソース切り替えを実施する。すなわち、eNodeB301はMME302にVoIP終了を伝達する。
次に、MME302はS-GW303に対してVoIPが終了されたためパケット通信ベアラのみに設定するべく、ベアラの変更要求(VoIPベアラの開放要求)を行う。S-GW303はMME302から受けたベアラ変更要求をPDN-GW304に伝達し、さらに、PDN-GW304はPCRF306にVoIPベアラ開放に伴うセッション変更を要求する。これらの要求に対し、各ネットワーク要素が応答することにより、VoIPリンクが切断され、端末UEはE-UTRAN網を通じて、パケット通信サービスを継続する。
なお、ここではユーザからの要求を契機とする例を挙げたが、ユーザからの要求以外を契機にして、同様に切断を行ってもよい。またE-UTRANアクセス網から端末UEとの通信リンクを切断してもよい。
(シーケンスs503)
端末UEとのVoIPリンクを切断した基地局eNodeB301は、継続中のパケット通信サービスを、EVDOアクセス網にハンドオーバすることを決定する。なお、E-UTRANアクセス網にハンドオーバする以前に、EVDOアクセス網を通じたパケット交換接続によってパケット通信を行っていた場合に限り、EVDOアクセス網に再びハンドオーバすることを決定するようにしてもよい。
(シーケンスs504)
端末UEと、基地局eNodeB301をはじめとするE-UTRANアクセス網は、3GPP TS34.402の規定にしたがって、パケット通信サービスをE-UTRAN網からEVDOアクセス網にハンドオーバする。
(シーケンスs505)
端末UEは、無線通信部20を用いて基地局EVDO AN201と通信し、EVDOアクセス網を介して、パケット交換接続によりパケット通信を実施する。
以上により、端末UEは、音声通話サービスの終了に伴って、E-UTRAN網からEVDOアクセス網にハンドオーバし、EVDOアクセス網を通じてパケット通信サービスを受ける。
なお、図4のシーケンスs403および図5のシーケンスs503で、ハンドオーバの実施を決定する判断基準は、E-UTRANアクセス網にハンドオーバする前に接続していたアクセス網の種別に基づく判断基準だけでなく、いくつか考えられる。例えば、現在のE-UTRANアクセス網のトラヒック状況で判断することが挙げられる。
この場合、基地局eNodeB301がトラヒックの状態を測定し、予め設定した閾値を超えて高負荷となっている場合には、E-UTRANアクセス網から他のアクセス網にハンドオーバすることを決定し、上記閾値以下の場合には、ハンドオーバは行わずに、E-UTRANアクセス網を通じた通信を継続する。
次に、図6を参照して、図2もしくは図3に示した処理によって音声通話サービスとパケット通信サービスが同時に行われている状態において、端末UEの通信環境に応じて、EVDOアクセス網にハンドオーバする場合の動作について説明する。なお、この場合、EVDOアクセス網を通じて、音声通話サービスとパケット通信サービスを同時に行う機能を有するものとして説明する。
(シーケンスs601)
図2もしくは図3に示した処理によって、端末UEは、E-UTRAN網を通じて、音声通話サービスとパケット通信サービスが同時に提供されている。
(シーケンスs602)
基地局eNodeB301は、2つのサービスが開始された直後や、2つのサービスが開始されてから所定の時間が経過した場合、あるいは端末UEに対する送信電力が予め設定した閾値を超えた場合などに、端末UEに対して、通信環境(通信品質)の測定するように要求することを決定する。
(シーケンスs603)
基地局eNodeB301は、端末UEに対して、通信環境の測定するように要求する。ここで、eNodeB301は、端末UEに対して、現在eNodeB301を介してE-UTRAN網で実施している、音声通話サービスとパケット通信サービスを同時に行うことが可能なアクセス網(例えば、EVDOアクセス網)のみを測定対象として指示することができる。
(シーケンスs604)
これに対して、端末UEは、他のアクセス網(例えば、EVDOアクセス網)からのパイロット信号を受信して、他のアクセス網を通じて行える通信の品質を測定する。
(シーケンスs605)
そして、端末UEは、シーケンスs604で測定した通信品質を基地局eNodeB301に通知する。
(シーケンスs606)
これに対して、基地局eNodeB301は、端末UEから通知された通信品質が、予め設定した閾値を超えているか否かを判定する。この結果、通信品質が予め設定した閾値を超えている場合には、端末UEを他のアクセス網(例えば、EVDOアクセス網)にハンドオーバさせることを決定する。以下の説明では、EVDOアクセス網にハンドオーバさせる場合を例に挙げて説明する。
(シーケンスs607)
端末UEと、基地局eNodeB301をはじめとするE-UTRANアクセス網は、3GPP TS34.402の規定にしたがって、音声通話サービスおよびパケット通信サービスをE-UTRAN網からEVDOアクセス網にハンドオーバする。
(シーケンスs608)
端末UEは、無線通信部20を用いて基地局EVDO AN201と通信し、EVDOアクセス網を介して、パケット交換接続によりVoIPによる音声通信とパケット通信を実施する。
以上により、端末UEは、通信品質が良好なEVDOアクセス網に、E-UTRAN網からハンドオーバし、EVDOアクセス網を通じて2つの通信サービスが継続される。
なお、図6のシーケンスs606で、ハンドオーバの実施を決定する判断基準は、通信品質に基づく判断基準だけでなく、いくつか考えられる。例えば、現在のE-UTRANアクセス網のトラヒック状況で判断することが挙げられる。
この場合、基地局eNodeB301がトラヒックの状態を測定し、予め設定した閾値を超えて高負荷となっている場合には、E-UTRANアクセス網から他のアクセス網にハンドオーバすることを決定し、上記閾値以下の場合には、ハンドオーバは行わずに、E-UTRANアクセス網を通じた通信を継続する。
以上のように、上記構成の無線通信システムでは、図2または図3で示したように、1xRTTアクセス網を通じた音声通話サービスもしくはEVDOアクセス網を通じたパケット通信サービスのいずれか1つのサービスを提供中に、E-UTRANアクセス網にハンドオーバして、パケット通信サービスもしくは音声通話サービスを追加して提供し、端末UEに音声通話サービスとパケット通信サービスの両方を提供するようにしている。
したがって、上記構成の無線通信システムによれば、2つのアクセス方式のうち、一方のアクセス方式で1つのサービスを利用中に、パケット接続だけに対応するアクセス方式にハンドオーバして、利用するサービスを追加することができる。
また上記構成の無線通信システムでは、図4または図5に示したように、E-UTRANアクセス網を通じて2つのサービスを端末UEに提供している場合に、1つのサービスが終了すると、残る1つのサービスを提供可能なアクセス網にハンドオーバするようにしている。このため、E-UTRAN網への負荷を分散でき、システム全体のスループットを上げることができる。
そして上記構成の無線通信システムでは、図6に示したように、E-UTRANアクセス網を通じて2つのサービスを端末UEに提供している場合に、端末UEにEVDOアクセス網についての通信品質を測定させ、この測定結果に応じてEVDOアクセス網にハンドオーバさせ、音声通話サービスとパケット通信サービスを継続させるようにしている。このため、E-UTRAN網への負荷を分散でき、システム全体のスループットを上げることができる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
この発明に係わる無線通信システムの一実施形態の構成を示す図。 図1に示した無線通信システムのハンドオーバの動作を説明するためのシーケンス図。 図1に示した無線通信システムのハンドオーバの動作を説明するためのシーケンス図。 図1に示した無線通信システムのハンドオーバの動作を説明するためのシーケンス図。 図1に示した無線通信システムのハンドオーバの動作を説明するためのシーケンス図。 図1に示した無線通信システムのハンドオーバの動作を説明するためのシーケンス図。
符号の説明
UE…端末、10…無線通信部、20…無線通信部、30…無線通信部、101…基地局1xRTT BS、102…1xRTT MSC、103…1xCS IWS、104…PSTN、201…基地局EVDO AN、202…PCF、203…PDSN、300…E-UTRAN、301…基地局eNodeB、302…MME、303…S-GW、304…PDN-GW、305…HSS、306…PCRF、307…3GPP AAA Server、308… Operator’s IP Service、309…VCC AS。

Claims (14)

  1. 無線端末装置と無線通信して、回線交換接続により音声通話サービスを提供する第1の無線通信網と、
    前記無線端末装置と無線通信して、パケット交換接続によりパケット通信サービスを提供する第2の無線通信網と、
    前記無線端末装置と無線通信して、パケット交換接続によりVoIPによる音声通話サービスとパケット通信サービスとを選択的に提供する第3の無線通信網と、
    前記第1の無線通信網を通じて音声通話サービスの提供を受けている無線端末装置、もしくは前記第2の無線通信網を通じてパケット通信サービスの提供を受けている無線端末装置を、前記第3の無線通信網にハンドオーバさせるハンドオーバ制御手段と、
    このハンドオーバ制御手段によって前記第3の無線通信網にハンドオーバした無線端末装置に、前記第3の無線通信網を通じて、VoIPによる音声通話サービスとパケット通信サービスを前記無線通信装置に提供するサービス制御手段とを具備することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記第1の無線通信網は、前記無線端末装置との無線通信に、無線アクセス方式としてcdma2000 1x RTT方式を用いることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記第2の無線通信網は、前記無線端末装置との無線通信に、無線アクセス方式としてcdma2000 1x EVDO方式を用いることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記第3の無線通信網は、前記無線端末装置との無線通信に、無線アクセス方式としてE-UTRAN方式を用いることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  5. さらに、前記第3の無線通信網を通じて音声通話サービスとパケット通信サービスの提供を受けている無線通信装置に対してパケット通信サービスの提供を終了した場合に、この無線通信装置を前記第1の無線通信網にハンドオーバさせる第1ハンドオーバ制御手段と、
    この第1ハンドオーバ制御手段によって前記第1の無線通信網にハンドオーバした無線端末装置に、前記第1の無線通信網を通じて、音声通話サービスを提供する第1サービス制御手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  6. 前記第1ハンドオーバ制御手段は、前記第3の無線通信網を通じて音声通話サービスとパケット通信サービスの提供を受けている無線通信装置に対してパケット通信サービスの提供を終了し、かつこの無線通信装置が前記第1の無線通信網から前記第3の無線通信網にハンドオーバしたものである場合に、この無線通信装置を前記第1の無線通信網にハンドオーバさせることを特徴とする請求項5に記載の無線通信システム。
  7. さらに、前記第3の無線通信網を通じて音声通話サービスとパケット通信サービスの提供を受けている無線通信装置に対して音声通話サービスの提供を終了した場合に、この無線通信装置を前記第2の無線通信網にハンドオーバさせる第2ハンドオーバ制御手段と、
    この第2ハンドオーバ制御手段によって前記第2の無線通信網にハンドオーバした無線端末装置に、前記第2の無線通信網を通じて、パケット通信サービスを提供する第2サービス制御手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  8. 前記第2ハンドオーバ制御手段は、前記第3の無線通信網を通じて音声通話サービスとパケット通信サービスの提供を受けている無線通信装置に対して音声通話サービスの提供を終了し、かつこの無線通信装置が前記第2の無線通信網から前記第3の無線通信網にハンドオーバしたものである場合に、この無線通信装置を前記第2の無線通信網にハンドオーバさせることを特徴とする請求項7に記載の無線通信システム。
  9. さらに、前記無線端末装置と前記第2無線通信網との間の通信品質を測定する測定手段と、
    この測定手段が測定した通信品質が予め設定した閾値以上の場合に、前記無線通信装置を前記第2の無線通信網にハンドオーバさせる第3ハンドオーバ制御手段と、
    この第3ハンドオーバ制御手段によって前記第2の無線通信網にハンドオーバした無線端末装置に、前記第2の無線通信網を通じて、VoIPによる音声通話サービスとパケット通信サービスをに提供する第3サービス制御手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  10. さらに、前記第3無線通信網のトラヒックを測定する測定手段と、
    この測定手段が測定したトラヒックが予め設定した閾値以上の場合に、前記無線通信装置を前記第2の無線通信網にハンドオーバさせる第4ハンドオーバ制御手段と、
    この第4ハンドオーバ制御手段によって前記第2の無線通信網にハンドオーバした無線端末装置に、前記第2の無線通信網を通じて、VoIPによる音声通話サービスとパケット通信サービスをに提供する第4サービス制御手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  11. 無線端末装置と無線通信して、回線交換接続により音声通話サービスを提供する第1の無線通信網と、前記無線端末装置と無線通信して、パケット交換接続によりパケット通信サービスを提供する第2の無線通信網と、前記無線端末装置と無線通信して、パケット交換接続によりVoIPによる音声通話サービスとパケット通信サービスとを選択的に提供する第3の無線通信網とを備える無線通信システムにおける無線通信方法であって、
    前記第1の無線通信網を通じて音声通話サービスの提供を受けている無線端末装置、もしくは前記第2の無線通信網を通じてパケット通信サービスの提供を受けている無線端末装置を、前記第3の無線通信網にハンドオーバさせるハンドオーバ制御工程と、
    このハンドオーバ制御工程によって前記第3の無線通信網にハンドオーバした無線端末装置に、前記第3の無線通信網を通じて、VoIPによる音声通話サービスとパケット通信サービスを前記無線通信装置に提供するサービス制御工程とを具備することを特徴とする無線通信方法。
  12. 無線端末装置と無線通信して、パケット交換接続によりVoIPによる音声通話サービスとパケット通信サービスとを選択的に提供する無線通信網で用いられる無線基地局装置であって、
    回線交換接続により音声通話サービスを提供する第1の無線通信網を通じて音声通話サービスの提供を受けている無線端末装置、もしくはパケット交換接続によりパケット通信サービスを提供する第2の無線通信網を通じてパケット通信サービスの提供を受けている無線端末装置を、前記無線通信網にハンドオーバさせるハンドオーバ制御手段と、
    このハンドオーバ制御手段によって前記無線通信網にハンドオーバした無線端末装置に、前記無線通信網を通じて、VoIPによる音声通話サービスとパケット通信サービスを前記無線通信装置に提供するサービス制御手段とを具備することを特徴とする無線基地局装置。
  13. 無線端末装置と無線通信して、回線交換接続により音声通話サービスを提供する第1の無線通信網と、
    前記無線端末装置と無線通信して、パケット交換接続によりパケット通信サービスを提供する第2の無線通信網と、
    前記無線端末装置と無線通信して、パケット交換接続によりVoIPによる音声通話サービスとパケット通信サービスとを選択的に提供する第3の無線通信網と、
    前記第1の無線通信網を通じて音声通話サービスの提供を受けている無線端末装置から前記第1の無線通信網がE-UTRAN attach requestを受信した場合、もしくは前記第2の無線通信網を通じてパケット通信サービスの提供を受けている無線端末装置から前記第2の無線通信網がE-UTRAN attach requestを受信した場合に、前記第3の無線通信網にハンドオーバさせるハンドオーバ制御手段と、
    このハンドオーバ制御手段によって前記第3の無線通信網にハンドオーバした無線端末装置に、前記第1の無線通信網がE-UTRAN attach acceptを送信し、前記第3の無線通信網を通じて、VoIPによる音声通話サービスとパケット通信サービスを前記無線通信装置に提供するサービス制御手段とを具備することを特徴とする無線通信システム。
  14. 無線端末装置と無線通信して、回線交換接続により音声通話サービスを提供する第1の無線通信網と、
    前記無線端末装置と無線通信して、パケット交換接続によりパケット通信サービスを提供する第2の無線通信網と、
    前記無線端末装置と無線通信して、パケット交換接続によりVoIPによる音声通話サービスとパケット通信サービスとを選択的に提供する第3の無線通信網と、
    前記第1の無線通信網を通じて音声通話サービスの提供を受けている無線端末装置、もしくは前記第2の無線通信網を通じてパケット通信サービスの提供を受けている無線端末装置を、前記第3の無線通信網にハンドオーバさせるハンドオーバ制御手段と、
    このハンドオーバ制御手段によって前記第3の無線通信網にハンドオーバした無線端末装置に、前記第3の無線通信網を通じて、VoIPによる音声通話サービスとパケット通信サービスを前記無線通信装置に提供するサービス制御手段とを具備し、
    前記第3の無線通信網は、第1の制御手段と、第2の制御手段とを備え、
    前記第1の制御手段は、前記第1の無線通信網からハンドオーバの要求を受信すると、前記第2の制御手段に、Create Default Bearer requestを送信し、
    前記第2の制御手段は、前記Create Default Bearer requestを受信すると、音声通話用のベアラと、パケット通信用のベアラをそれぞれ設定して、前記第1制御手段にCreate Default Bearer Responseを送信することを特徴とする無線通信システム。
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