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JP2010056303A - 光センサ及びこの光センサを使用した液晶表示装置 - Google Patents

光センサ及びこの光センサを使用した液晶表示装置 Download PDF

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JP2010056303A JP2008219838A JP2008219838A JP2010056303A JP 2010056303 A JP2010056303 A JP 2010056303A JP 2008219838 A JP2008219838 A JP 2008219838A JP 2008219838 A JP2008219838 A JP 2008219838A JP 2010056303 A JP2010056303 A JP 2010056303A
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Takashi Kunimori
隆志 國森
Hajime Nakao
元 中尾
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Epson Imaging Devices Corp
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Abstract

【課題】低照度領域の感度が高いTFTからなる光センサ及びこの光センサを使用した液晶表示装置を提供すること。
【解決手段】本発明の光センサLSaは、ゲート電極GLa上にゲート絶縁膜18を介して半導体層31が形成され、ゲート電極GLa上の半導体層31の表面に部分的に接触するように近接配置されたソース電極SLa及びドレイン電極をDLa備えるTFTからなる光センサLSaにおいて、ソース電極SLa及びドレイン電極DLaは、少なくとも半導体材料31と接触している部分が透明導電性材料で形成されていることを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は外光の明るさを検出する光センサ及びこの光センサを使用した液晶表示装置に関する。詳しくは、本発明は低照度領域の感度が高い薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)からなる光センサ及びこの光センサを使用した液晶表示装置に関する。
近年の情報通信機器のみならず一般の電気機器においても、液晶表示装置の適用が急速に普及している。液晶表示パネルは自ら発光しないために、照明手段としてのバックライトと組み合わされた透過型液晶表示装置が多く使用されているが、携帯型のものについては、消費電力を減少させるために、バックライトを必要としない反射型の液晶表示装置が用いられている。しかし、この反射型液晶表示装置は、外光を照明手段として用いるので暗い室内などでは見えにくくなってしまうために、照明手段としてフロントライトを使用した反射型液晶表示装置や、透過型と反射型の性質を併せ持つ半透過型の液晶表示装置の開発が進められてきている。
このような照明手段としてフロントライトを使用した反射型液晶表示装置は、暗い場所においてはフロントライトを点灯させて画像を表示し、明るい場所ではフロントライトを点灯することなく外光を利用して画像を表示することができる。また、半透過型液晶表示装置は、暗い場所においては照明手段としてバックライトを点灯して画素領域の透過部を利用して画像を表示し、明るい場所においてはバックライト等を点灯することなく反射部において外光を利用して画像を表示することができる。そのため、これらの反射型ないし半透過型液晶表示装置においては、常時フロントライトやバックライト等の照明手段を点灯する必要がなくなるので、消費電力を大幅に低減させることができるという利点を有している。
加えて、透過型液晶表示装置においては、暗い場所ではバックライトの明るさを落としても明確に画像を確認できるが、明るい場所ではバックライトの明るさを強くしないと画像は視認し難いという特徴を有している。
上述のように、各種の液晶表示装置は、外光の強さ(明るさ)により液晶表示画面の見えやすさが異なる。このため、光センサを液晶表示装置に設け、この光センサの出力によって外光の明暗を検出し、この光センサによる検出結果に基づいて照明手段の明るさを制御する発明が知られている。光検出の方式として、下記特許文献1には、光センサとしてTFTからなる光センサを用い、TFTからなる光センサのソース・ドレイン電極間に敷設したコンデンサに基準電圧を充電し、その電圧の放電状態の照度依存性から外光の照度を検知する方法の発明が開示されている。
しかしながら、下記特許文献1に開示された発明では、TFTからなる光センサの光照射による光リーク電流が小さく、コンデンサの放電速度が遅いため照度の低い外光を検出するのに時間が掛かってしまう。即ち、下記特許文献1に開示された発明では、低照度域の感度が十分でなく、低照度域においてリアルタイムでの外光検出ができなくなるという問題が生じる。従って、従来のTFTからなる光センサの低照度域の感度を高めることが要求されている。
特開2007−140106号公報 特開昭58−216285号公報 特開平07−254714号公報
発明者等は、上記特許文献1を含む従来技術では、光センサ部分のソース・ドレイン電極をアルミニウム等の遮光性の金属で形成していることから、この光センサ部分のソース・ドレイン電極を透明導電性材料で形成するとどのような結果が得られるかについて検討を重ねた。その結果、半導体層(チャネル部)により多くの光が照射されるため、キャリアが多く発生し、低照度域においてもより多くの光リーク電流が発生して十分な放電速度を与えることができるようになることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、TFTからなる光センサにおいて、光センサ部分のソース電極及びドレイン電極を透明導電性材料で形成することで、低照度域においてもより多くの光リーク電流を発生することができ、高感度であるTFTからなる光センサ及びこの光センサを使用した液晶表示装置を提供することを目的とする。
なお、上記特許文献2には、トップゲート型TFTのソース電極とドレイン電極に透明電極を使用し、電極配線にAl又はAl−Si等を用いることにより、TFTのスイッチング特性を改善させた液晶表示装置の発明が開示されている。また、上記特許文献3には、画素電極の駆動用スイッチング素子としてのTFTにおいて、画素電極、ソース電極及びドレイン電極を透明電極で形成すると共に、信号線を金属膜で形成することによってTFTの表面を被覆することにより、高い製造歩留を達成できる液晶表示装置の発明が開示されている。
しかし、単に前記公知例の構成を光センサの構成として採用したのみでは、本発明の目的である低照度域における外光の検出感度向上という効果を達成することはできない。すなわち、上記特許文献2で開示されているトップゲート型のTFTでは、ソース電極及びドレイン電極を透明導電性電極で形成しても、チャネル部には遮光性金属で形成されたゲート電極が存在しているため、十分な光リーク電流は望めず、光センサとしては採用することは困難である。また、上記特許文献3に開示されている発明でも、金属膜からなる遮光性膜がTFTのチャネル部分を覆っているため、同様に十分な光リーク電流は望めないので、光センサの構成として採用することは困難である。
上記目的を達成するため、本発明のTFTからなる光センサは、ゲート電極上に第1絶縁膜を介して半導体層が形成され、前記ゲート電極上の半導体層の表面に部分的に接触するように近接配置されたソース電極及びドレイン電極を備えるTFTからなる光センサにおいて、前記ソース電極及び前記ドレイン電極は、少なくとも前記半導体材料と接触している部分が透明導電性材料で形成されていることを特徴とする。
TFTからなる光センサは、半導体層の表面に光照射されるとキャリアが発生するので、このキャリアをゲート電極及びソース電極間に流れる電流として検出することにより外光の明るさを検知することができる。従来例のTFTからなる光センサは、ソース電極及びゲート電極共に金属材料で形成されているため、被検出光は金属材料からなるソース電極及びゲート電極によって反射ないし吸収されてしまうため、狭いチャネル領域に入射した光しか光検出に寄与しなくなるので、光検出感度が低くなってしまう。それに対し、本発明のTFTからなる光センサによれば、ソース電極及びドレイン電極の少なくとも半導体材料と接触している部分は透明導電性材料で形成されているため、外部から入射した被検出光はソース電極及びドレイン電極によって反射ないし吸収され難いので、半導体層の表面に従来例の光センサの場合よりも多量の被検出光を入射させることができる。そのため、本発明のTFTからなる光センサによれば、被検出光が従来例のTFTからなる光センサよりも半導体層に多量に入射されるため、キャリヤの発生が多くなって光検出感度が上昇する。
また、本発明のTFTからなる光センサにおいては、前記ソース電極及び前記ドレイン電極は、互いに一定距離隔てて噛み合う櫛歯状に形成されていることが好ましい。
TFTからなる光センサのソース電極とドレイン電極とを互いに一定距離隔てて噛み合う櫛歯状に形成すると、チャネル領域を長くすることができる。そのため、本発明のTFTからなる光センサによれば、TFTからなる光センサの感応部分が大きくなるので、光検出感度が上昇する。
また、本発明のTFTからなる光センサにおいては、前記ゲート電極及びソース電極は、前記半導体層と接触していない領域が金属材料で形成されていることが好ましい。
本発明のTFTからなる光センサにおいては、ソース電極及びドレイン電極の半導体層上に配置されている箇所は透明導電性材料で形成されていると共に、その他の部分は金属材料で形成されている。金属材料の電気抵抗は透明導電性材料の電気抵抗よりも大幅に小さい。そのため、本発明のTFTセンサによれば、高い光検出感度を備えていると共に、検出された信号が劣化しないため、高感度かつ高精度に外光の明るさを検知することができるようになる。
また、本発明のTFTからなる光センサにおいては、前記ゲート電極、ソース電極及び露出している前記第1絶縁膜の表面は第2絶縁膜で被覆されており、前記第2絶縁膜の表面には透明導電性材料からなるシールド電極が形成されていることが好ましい。
本発明のTFTからなる光センサにおいては、TFTからなる光センサの光検出部分の表面が第2絶縁膜を介して透明導電性材料からなるシールド電極で被覆されている。そのため、外部からの電界はシールド電極によって遮られるので、TFTからなる光センサの検出信号中のノイズが減少し、S/N比が向上するため、高精度の外光の検出が可能なTFTからなる光センサが得られる。なお、本発明における第2絶縁膜は、TFTからなる光センサのチャネル領域を保護するために、窒化ケイ素膜ないし酸化ケイ素膜等の無機絶縁膜が好ましい。
また、本発明のTFTからなる光センサにおいては、前記ゲート電極、ソース電極及び露出している前記第1絶縁膜の表面は第2絶縁膜及び樹脂材料からなる層間膜で被覆されており、前記層間膜の表面には透明導電性材料からなるシールド電極が形成されていることが好ましい。
本発明のTFTからなる光センサにおいては、TFTからなる光センサの感応部分の表面が第2絶縁膜及び樹脂材料からなる層間膜を介して透明導電性材料からなるシールド電極で被覆されているので、シールド電極とソース電極との間の距離が長くなって寄生容量が減少する。そのため、本発明のTFTからなる光センサによれば、外部からの電界はシールド電極によって遮られるので、TFTからなる光センサの検出信号中のノイズが減少してS/N比が向上する他、検出時の時定数が小さくなるので、低照度域の被検出光を短時間で検出できるため光センサを高感度化できるようになる。なお、本発明における第2絶縁膜は、TFTからなる光センサのチャネル領域を保護するために、窒化ケイ素膜ないし酸化ケイ素膜等の無機絶縁膜からなるものが好ましく、また、層間膜としては感光性樹脂等の透明度が高いものが好ましい。
更に、上記目的を達成するため、本発明の液晶表示装置は、アクティブマトリクス基板と、カラーフィルタ基板と、前記アクティブマトリクス基板とカラーフィルタ基板との間に狭持された液晶層と、前記アクティブマトリクス基板上に形成されたTFTからなる光センサと、を備えた液晶表示装置であって、前記TFTからなる光センサの前記ソース電極及び前記ドレイン電極は透明導電性材料で形成されていることを特徴とする。
本発明の液晶表示装置においては、TFTからなる光センサとしてソース電極及びドレイン電極の少なくとも半導体材料と接触している部分が透明導電性材料で形成されているものを用いている。そのため、本発明の液晶表示装置で使用しているTFTからなる光センサにおいては、外部から入射した被検出光はソース電極及びドレイン電極によって反射ないし吸収され難いので、半導体層の表面に従来例の光センサの場合よりも多量の被検出光を入射させることができる。従って、本発明の液晶表示装置によれば、TFTからなる光センサのキャリヤの発生が多くなって光検出感度が上昇するので、低照度域においてもTFTからなる光センサの出力に応じて正確に液晶表示装置の表示面の明るさ制御することができるようになる。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記透明導電性材料からなるソース電極及びドレイン電極は、前記アクティブマトリクス基板に形成された透明導電性材料からなる画素電極と同組成の材料で形成されていることが好ましい。
本発明の液晶表示装置では、ソース電極及びドレイン電極は、アクティブマトリクス基板に形成された透明導電性材料からなる画素電極と同組成の材料で形成されている。そのため本発明の液晶表示装置によれば、画素電極の形成時にソース電極とドレイン電極とを同時形成できるため、特にTFTからなる光センサのソース電極又はドレイン電極の形成のために工数を増やす必要がなくなる。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記透明導電性材料から成るソース電極、ドレイン電極及び露出している前記第1絶縁膜の表面は第2絶縁膜で被覆されており、前記第2絶縁膜の表面には透明導電性材料からなるシールド電極が形成されていることが好ましい。
本発明の液晶表示装置においては、TFTからなる光センサの感応部分の表面が第2絶縁膜を介して透明導電性材料からなるシールド電極で被覆されているので、外部からの電界はシールド電極によって遮られる。そのため、本発明の液晶表示装置によれば、TFTからなる光センサの検出信号中のノイズが減少し、S/N比が向上するので、低照度域においても高精度に液晶表示装置の表示面の明るさの制御を行うことができる液晶表示装置が得られる。
また、本発明の液晶表示装置においては、前記透明導電性材料から成るソース電極、ドレイン電極及び露出している前記第1絶縁膜の表面は第2絶縁膜及び樹脂材料からなる層間膜で被覆されており、前記層間膜の表面には透明導電性材料からなるシールド電極が形成されていることが好ましい。
本発明の液晶表示装置においては、TFTからなる光センサの感応部分の表面が第2絶縁膜及び樹脂材料からなる層間膜を介して透明導電性材料からなるシールド電極で被覆されているので、シールド電極とソース電極及びドレイン電極との間の距離が長くなって、寄生容量が減少する。そのため、本発明の液晶表示装置によれば、外部からの電界はシールド電極によって遮られるので、TFTからなる光センサの検出信号中のノイズが減少してS/N比が向上する他、検出時の時定数が小さくなるため、低照度の被検出光を高精度に検出することができるので、より細かく液晶表示装置の表示面の明るさを制御することができるようになる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す各実施形態は、本発明の光センサ及び液晶表示装置の技術思想を具体化するために半透過型液晶表示装置に適用したものを例示したものであって、本発明をこの半透過型液晶表示装置に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適応し得るものである。なお、この明細書における説明のために用いられた各図面においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせて表示しており、必ずしも実際の寸法に比例して表示されているものではない。
図1は本発明の各実施形態に共通する半透過型液晶表示装置のカラーフィルタ基板を透視して表したアレイ基板を模式的に示した平面図である。図2は図1のアレイ基板の1サブ画素分の平面図である。図3は図2のIII−III線で切断した断面図である。図4は光検出部の等価回路図である。図5は光検出部を拡大して示す平面図である。図6は図5のVI−VI線で切断した断面図である。図7は変形例のアレイ基板の1サブ画素分の部分断面図である。図8は第2実施形態の光検出部の図6に対応する断面図である。図9は第3実施形態の光検出部の図6に対応する断面図である
最初に第1実施形態〜第3実施形態に共通する液晶表示装置10について図1〜図3を用いて説明する。この液晶表示装置10は、互いに対向配置される矩形状の透明絶縁材料、例えばガラス板からなる透明基板11上に種々の配線等を施してなるアレイ基板ARと、同様に矩形状の透明絶縁材料からなる透明基板12上に種々の配線等を施してなるカラーフィルタ基板CFとを有している。アレイ基板ARは、カラーフィルタ基板CFと対向配置させたときに所定スペースの張出し部13が形成されるようにカラーフィルタ基板CFよりサイズが大きいものが使用され、これらアレイ基板AR及びカラーフィルタ基板CFの外周側にシール材(図示省略)が塗布されて、内部に液晶14及びスペーサ(図示せず)が封入された構成となっている。
アレイ基板ARは、それぞれ対向する短辺11a、11b及び長辺11c、11dを有し、一方の短辺11b側が張出し部13となっており、この張出し部13にソースドライバ及びゲートドライバ用の半導体チップDrが搭載され、他方の短辺11a側に光検出部LDが配設されている。また、アレイ基板ARの背面には照明手段としてのバックライト(図示省略)が設けられている。このバックライトは光検出部LDの出力に基づいて、図示しない外部制御回路によって制御される。
このアレイ基板ARは、その対向面、すなわち液晶と接触する側の面に、図1の行方向(横方向)に所定間隔をあけて配列された複数本の走査線GWと、これらの走査線GWと絶縁され列方向(縦方向)に配列された複数本の信号線SWとを有している。それぞれの信号線SW及び走査線GWとの交差部近傍には、走査線GWからの走査信号によって駆動されるスイッチング素子としてのTFT(図2及び図3参照)が形成されている。また、それぞれの信号線SW及び走査線GWとで囲まれた領域には、信号線SWからの映像信号がスイッチング素子としてのTFTを介して供給される画素電極26(図2及び図3参照)が形成されている。これらの走査線GWと信号線SWとで囲まれる各領域は、いわゆるサブ画素を構成し、これらの画素が形成された領域が表示領域DAとなっている。
各走査線GW及び信号線SWは、表示領域DAの外、すなわち額縁領域へ延出され、表示領域DA外の外周辺の領域にゲート引き回し配線GL及びソース引き回し配線SLによってドライバDrに接続されている。また、アレイ基板ARは、長辺11c及び11d側に光検出部LDのTFTからなる光センサLSから導出された引き回し配線L1〜L4が配線されて外部制御回路が接続される端子T1〜T4にそれぞれ接続されている。各端子T1〜T4には外部制御回路が接続されており、この制御回路から光検出部LDへ基準電圧、ゲート電圧等が供給され、更に光検出部LDからの出力が送出されるようになっている。
具体的には、例えば、引き回し配線L1はTFTからなる光センサLSのソース電極SLに接続されており、その出力が端子T1に出力されるようになっている。引き回し配線L2には端子T2からTFTからなる光センサLSのドレイン電極DLに基準電圧VREFが供給されている。引き回し配線L3は、TFTからなる光センサLSのゲート電極GLに回路に接続され、端子T3から所定のゲートバイアス電圧が供給されるようになっている。また、引き回し配線L4は、TFTからなる光センサLSの静電保護回路PTの制御電極に接続され、端子T4からの信号により、液晶表示装置の中間検査時にTFTからなる光センサLSの電極をコモン配線COMと短絡したり切り離したりするようになっている。
次に、液晶表示装置10の各サブ画素の具体的構成について主に図2及び図3を参照して説明する。アレイ基板ARの透明基板11上の表示領域DA(図1参照)には、走査線GWが等間隔に平行になるように形成され、更にこの走査線GWからスイッチング素子を構成するTFTのゲート電極Gが延設されている。また、この隣り合う走査線GW間の略中央には走査線GWと平行になるように補助容量線16が形成され、この補助容量線16には補助容量線16よりも幅広となされた補助容量電極17が形成されている。
また、透明基板11の全面に、走査線GW、補助容量線16、補助容量電極17及びゲート電極Gを覆うようにして窒化ケイ素や酸化ケイ素などの透明絶縁材料からなるゲート絶縁膜18が積層されている。そして、ゲート電極Gの上にゲート絶縁膜18を介して例えばa−Si等からなる半導体層19が形成されている。また、ゲート絶縁膜18上に複数の信号線SWが走査線GWと交差するようにして形成され、この信号線SWから半導体層19と接触するようにTFTのソース電極Sが延設されている。更に、信号線SW及びソース電極Sと同一の材料からなるドレイン電極Dが同じく半導体層19と接触するようにゲート絶縁膜18上に設けられている。
ここで、走査線GWと信号線SWとに囲まれた領域が1サブ画素に相当する。そしてゲート電極G、ゲート絶縁膜18、半導体層19、ソース電極S、ドレイン電極Dによってスイッチング素子となるTFTが構成される。このTFTはそれぞれのサブ画素に形成される。この場合、ドレイン電極Dと補助容量電極17によって各サブ画素の補助容量を形成することになる。
これらの信号線SW、TFT、ゲート絶縁膜18を覆うようにして透明基板11の全面にわたり例えば無機絶縁材料からなる保護絶縁膜(パッシベーション膜)20が積層され、この保護絶縁膜20上に例えばポジ型の感光材料を含むアクリル樹脂等からなる層間膜(平坦化膜)21が透明基板11の全体にわたり積層されている。この層間膜21の表面は、反射部22においては微細な凹凸が形成されており、透過部23においては平らになされている。なお、図2及び図3においては反射部22における凹凸は図示を省略している。
そして、反射部22の層間膜21の表面にはスパッタリング法によって例えばアルミニウムないしアルミニウム合金製の反射板24が形成されており、保護絶縁膜20、層間膜21及び反射板24にはTFTのドレイン電極Dに対応する位置にコンタクトホール25が形成されている。
更に、それぞれの画素において、反射板24の表面、コンタクトホール25内及び透過部23の層間膜21の表面には、例えばITO(Indium Tin Oxide)ないしIZO(Indium Zinc Oxide)等の透明導電性材料からなる画素電極26が形成され、この画素電極26の更に上層に全ての画素を覆うように配向膜(図示せず)が積層されている。
また、カラーフィルタ基板CFは、ガラス基板等からなる透明基板12の表面に、アレイ基板ARの走査線GW及び信号線SWに対向するように遮光層(図示省略)が形成され、この遮光層に囲まれたそれぞれの画素に対応して例えば赤色(R)、緑色(G)、青色(B)からなるカラーフィルタ層27が設けられている。更に、反射部22に対応する位置のカラーフィルタ層27の表面にはトップコート層28が形成されており、このトップコート層28の表面及び透過部23に対応する位置のカラーフィルタ層27の表面には共通電極29及び配向膜(図示せず)が積層されている。なお、カラーフィルタ層27としては、更にシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)等のカラーフィルタ層を適宜に組み合わせて使用する場合もあり、モノクロ表示用の場合にはカラーフィルタ層を設けない場合もある。
そして、上述した構成を備えるアレイ基板AR及びカラーフィルタ基板CFがシール材(図示せず)を介して貼り合わされ、最後にこの両基板とシール材とによって囲まれた領域に液晶14が封入されることにより、半透過型液晶表示装置10を得ることができる。なお、透明基板11の下方には、図示しない周知の光源、導光板、拡散シート等を有するバックライトないしはサイドライトを配置される。
この場合、反射板24を画素電極26の下部全体に亘って設けると反射型液晶表示パネルが得られるが、この反射型液晶表示パネルを使用した反射型液晶表示装置の場合は、バックライトないしはサイドライトに代えて、フロントライトが使用される。
[第1実施形態]
次に第1実施形態の光検出部LDの構成について、図4〜図6を用いて詳細に説明する。なお、図4及び図5においては、TFTからなる光センサLSa〜LScを合計3個のみ示しているが、このTFTからなる光センサLSa〜LScの数は3個に限定されることなく、2つ以上であれば適宜その数を変更することが可能である。光検出部LDにおいては、複数個のTFTからなる光センサLSa〜LScは、互いに隣接し、かつ平行な状態で一列に設けられている。
これらの複数個のTFTからなる光センサLSa〜LScの回路構成を図4を用いて説明する。3個のTFTからなる光センサLSa〜LScは、ドレイン電極DLa〜DLc、ソース電極SLa〜SLc及びゲート電極GLa〜GLcはそれぞれ並列に接続されている。ドレイン電極DLa〜DLc及びソース電極SLa〜SLc間にはコンデンサCが接続されている。ソース電極SLa〜SLcとコンデンサCの一方の端子が引き回し配線L1を介して端子T1に接続されている。また、この端子T1は、スイッチング素子Swiを介して第1基準電圧源Vs(例えば+2V)に接続されているとともに、出力線に所定の出力電圧Sigが出力されるようになっている。光センサLSa〜LScのドレイン電極DLa〜DLc及びコンデンサCの他方の端子は引き回し配線L2を介して端子T2に接続されており、この端子T2には所定の直流電圧を供給する第2基準電圧源VREFが接続されている。更に、光センサLSa〜LScのゲート電極GL1〜GL3は引き回し配線L3を介して端子T3に接続されており、この端子T3には所定の定電圧VG(例えば−10V)源に接続されている。
なお、端子T2は第2基準電圧源VREFに接続されているものとしたが、これに限らず、例えば接地するようにしてもよい。また、図5に示すように、本第1実施形態においては各光センサLSa〜LScに共通にコンデンサCを設けた構成を説明したが、これに限らず各光センサLSa〜LSc毎に個別に比較的容量の小さなコンデンサを設けるようにしても良い。
なお、このように検出された出力電圧は、図示しない検出回路で外光の明るさの検出に用いられ、この検出された外光の明るさに基づいて、図示しない制御手段によりバックライトの制御がなされる。この検出回路としては、例えばスイッチ素子Swiのオン/オフに同期した公知のサンプリングホールド回路によってアナログ出力電圧に変換し、このアナログ出力電圧をA/D変換器によってデジタル変換した後にデジタル演算処理するものである。
次にTFTからなる光センサLSa〜LScの具体的構造について図5及び図6を用いて説明する。先ず、TFTからなる光センサLSa〜LScは、初めに共通のゲート電極GLを形成する。図4に示した回路図では、ゲート電極は等価的に参照符号「GLa」〜「GLc」に分けて個別に記載されているが、実際には共通のゲート電極GLを用いている。このゲート電極GL上を覆うように透明絶縁材料からなるゲート絶縁膜18を形成する。次いで、ゲート絶縁膜18上に非晶質シリコン又は多結晶シリコンから構成され、外光の受光部となる半導体層31を形成する。この工程までは、表示領域DAのスイッチング素子としてのTFTの製造工程と同時に行うことができる。更に、この半導体層31上には、この半導体層31の一方の側部から半導体層31を横切るように形成された複数本のソース電極SLa〜SLcが形成され、同時にこの半導体層31の他方の側部からから同じく半導体層31を横切るように形成された複数本のドレイン電極DLa〜DLcが形成される。
従来のTFTからなる光センサでは、このソース電極SLa〜SLc及びドレイン電極DLa〜DLcはアルミニウム金属等の非透光性の導電性材料で形成されるが、第1実施形態のTFTからなる光センサLSa〜LScでは画素電極と同じ材料であるITOないしIZO等の透明導電性材料を使用する。ソース電極SLa〜SLc及びドレイン電極DLa〜DLcは、画素電極26の形成時に同時に形成することができる。なお、透明導電性物質としては、Au,Ag,Cuなどの金属であっても3〜15nm程度に薄く成膜すればある程度の透過性を有するので使用することができる。しかしながら、Au,Ag,Cuなどの金属薄膜は光の吸収が大きいし、化学的安定性が悪いという短所がある。可視光のエネルギーは1.6〜3.3eVであるから3.3eV以上のバンドギャップを有する材料であれば電子のバンド間遷移による光吸収は生じなくなり、透明となる。一般的に遷移金属を含む物質は化学結合のイオン性が高いほどエネルギーギャップは高く、酸化物はその代表物質であり、これにはIn2O3、SnO2、ZnO、MnInO4などがある。酸化物以外にも、TiNなどが透明であるので、一応使用し得る。このように、透明で導電性を有した物質は多種多様なものが知られているが、低抵抗性、高透過率、そして加工性という観点から、ITOないしIZOが最適である。
ソース電極SLa〜SLcは、TFTからなる光センサLSa〜LScの外側に引き回された引き回し配線L1から延設するように複数本形成されており、それぞれ平面視でほぼくし歯状となっている。同様に、ドレイン電極DLa〜DLcは、TFTからなる光センサLSa〜LScの反対側の外側に引き回しされた引き回し配線L2から延設するように複数本形成されており、ソース電極SLa〜SLcの場合と同様に、平面視でほぼくし歯状となっている。そして、ソース電極SLa〜SLc及び前記ドレイン電極DLa〜DLcは、互いに一定距離隔てて噛み合うように形成されている。また、ソース電極SLa及びドレイン電極DLaの更に上層には、保護絶縁膜20が形成されている。なお、引き回し配線L1及びL2は、ソース電極SLa〜SLc及びドレイン電極DLa〜DLcと同様に、透明導電性物質で形成することも可能であるが、配線抵抗が大きくなるので、アルミニウム等の金属材料で形成する方が望ましい。また、図6の両側に形成されている配線部分は共通配線COMを示す。
このように形成されたTFTからなる光センサLSaは、カラーフィルタ基板CFの対向する領域に透明樹脂からなるオーバーコート層33が配設された窓部Wを介して外光が照射されるようになっている。また、この窓部Wの周囲は遮光層BMによって遮光されている。このように窓部Wの周囲を遮光層BMで遮光することで、周囲からの光以外が半導体層31に照射されることがほとんどなく、外光をより正確に受光することが可能となる。
上述のような構成を備える光検出部LDは、TFTからなる光センサLSa〜LScのゲート電極GL1〜GL3に所定の定電圧VG源から端子T3及び引き回し配線L3を介してゲートオフ領域となる一定の逆バイアス電圧(例えば−10V)を印加し、ドレイン電極DLa〜DLcとソース電極SLa〜SLcとの間にコンデンサCを接続する。そしてドレイン電極DLa〜DLcとコンデンサCの一端にスイッチ素子Swiを介して第1基準電圧源Vsを接続し、スイッチ素子Swiをオン状態にして所定の電圧(例えば+2V)をコンデンサCの両端に印加した後、スイッチ素子Swiをオフ状態にする。その後、コンデンサCの両端の電圧Sigを出力線に出力し、別途図示しない検出回路において、この出力線の電圧Sigが予め定めた所定値になるまでの時間を求めることにより、外光の明るさを検出することができる。
以上示したように、第1実施形態に係るTFTからなる光センサLSa〜LScによれば、半導体層31上に形成されたソース電極SLa〜SLc及びドレイン電極DLa〜DLcが透明導電性材料で形成されているので、外部から入射した被検出光はソース電極及びドレイン電極によって反射ないし吸収されることが少なく、半導体層31の表面に多量の被検出光を入射させることができる。そのため、第1実施形態に係るTFTからなる光センサによれば、被検出光が従来例のTFTからなる光センサよりも半導体層に多量に入射されるため、キャリヤの発生が多くなって光検出感度が上昇する。
[変形例]
なお、第1実施形態の液晶表示装置10としては、半透過型液晶表示装置に適用した例を示した。しかしながら、本発明は透過型液晶表示装置の場合にも適用可能である。特に、FFS(Fringe Field Switching)モードの透過型液晶表示装置に適用すると、画素部とTFTからなる光センサとで同時に形成できる工程が多くなるので、第1の実施形態の液晶表示装置10の場合よりも製造工程を大幅に減らすことができる。この本発明をFFSモードの液晶表示装置10'に適用した場合の変形例を図7を用いて説明する。なお、この変形例の液晶表示装置10'においては、TFTからなる光センサの構成は第1実施形態に係るTFTからなる光センサLSa〜LScの場合と同様であるので、図6を援用して説明することとする。
アレイ基板ARの透明基板11上の表示領域DA(図1参照)に、アルミニウム等の金属材料によって走査線GWを等間隔に平行になるように形成し、この走査線GWからスイッチング素子を構成するTFTのゲート電極Gを延設する。それと同時に、TFTからなる光センサの形成領域にも共通のゲート電極GLを形成する。その後、透明基板11の全面に、走査線GW、ゲート電極G及び光センサの形成領域の共通のゲート電極GLを覆うようにしてゲート絶縁膜18を積層する。そして、ゲート電極Gの上にゲート絶縁膜18を介してa−Si等からなる半導体層19を形成すると共に、TFTからなる光センサの形成領域のゲート電極GL上のゲート絶縁膜の表面にもa−Si等からなる半導体層31を形成する。
次いで、表示領域DAのサブ画素毎に独立してITOないしIZOからなる下電極40を形成するとともに、TFTからなる光センサの形成領域の半導体層31の表面にITOないしIZOからなるソース電極SLa〜SLc及びドレイン電極DLa〜DLcを形成する。この変形例では、このようにして透明導電性材料からなる下電極40とTFTからなる光センサのソース電極SLa〜SLc及びドレイン電極DLa〜DLcを同時に形成することができる。その後、表示領域DAにおいて、アルミニウム金属等の金属材料によりドレイン電極D及びソース電極Sに連なる信号線SWを形成すると共に、表示領域DAの周辺部にコモン配線COMを形成する。このときドレイン電極Dと下電極40とが電気的に接続されるので、下電極40は画素電極として作動する。
次いで、透明基板11の露出している表面全体に保護絶縁膜20を積層する。その後、表示領域DAの周辺部のコモン配線COMの一部が露出するように保護絶縁膜20にコンタクトホール(図示せず)を形成する。その後、保護絶縁膜20の表面全体をITOないしIZOで被覆し、エッチングすることによりサブ画素毎に複数のスリット41が平行に延びるように形成された上電極42を形成する。この上電極42は、図示しないコンタクトホールを経てコモン配線COMと電気的に接続されているので、共通電極として作動する。そして、この上電極の表面を配向膜(図示せず)によって被覆することにより、変形例のFFSモードの液晶表示装置10'におけるアレイ基板が完成される。
なお、変形例のFFSモードの液晶表示装置10'におけるカラーフィルタ基板の構成は、カラーフィルタ層の表面に共通電極が形成されていない以外は図3に示した半透過型液晶表示装置10のカラーフィルタ基板CFの透過部の構成と同様であるので、図示省略する。このようにして、変形例のFFSモードの液晶表示10'によれば、画素部DAの構成部分とTFTからなる光センサLSa〜LScの構成部分とを同時に形成できる工程が多くなるので、第1の実施形態の液晶表示装置10の場合よりも製造工程を大幅に減らすことができる。
[第2実施形態]
第1実施形態のTFTからなる光センサLSa〜LScの表面は、保護絶縁膜20で被覆されているが、静電的には光検出に寄与する部分が露出していることになる。そこで、第2実施形態のTFTからなる光センサとしては、保護絶縁膜20の表面に透明シールド電極を形成した。この第2実施形態のTFTからなる光センサの一つLSa'の構成を図8を用いて説明する。なお、図8は第1実施形態の光センサの図6に対応する部分の断面図であり、カラーフィルタ基板部分の構成は省略すると共に、図8においては図6に示したものと同一の構成部分には同一の参照符号を付与してその詳細な説明は省略する。また、第2実施形態の光検出部LSの等価回路図及び光検出部を拡大した平面図は、図4及び図5に示した第1実施形態の光検出部のものと同様であるので、その詳細な説明は省略する。
第2実施形態のTFTからなる光センサLSa'が第1実施形態のTFTからなる光センサLSaと構成が相違する点は、保護絶縁膜20の表面に透明導電性材料からなる透明シールド電極35が形成され、この透明シールド電極35が保護絶縁膜20に形成されたコンタクトホール34を介して共通配線COMと電気的に接続されている点である。このような構成とすると、TFTからなる光センサLSa'の光検出に寄与する部分が透明シールド電極35によって被覆されているので、外部の電界の影響を受けることが少なくなり、S/N比が向上するため、より低照度領域の光検出に適するようになる。
[第3実施形態]
第2実施形態のTFTからなる光センサとしては、保護絶縁膜20の表面に直接透明シールド電極35を形成した例を示した。この場合、透明シールド電極35とソース電極SLaとの間に大きな寄生容量が形成されるので、光検出の時定数が大きくなってしまう。そこで、第3実施形態のTFTからなる光センサとしては、透明シールド電極35とソース電極SLaとの間の距離が長くなるようにして寄生容量を減少させた。この第3実施形態のTFTからなる光センサの一つLSa"の構成を図9を用いて説明する。なお、図9は第1実施形態の光センサの図6に対応する部分の断面図であり、カラーフィルタ基板部分の構成は省略すると共に、図9においては図8に示したものと同一の構成部分には同一の参照符号を付与してその詳細な説明は省略する。また、第3実施形態の光検出部LSの等価回路図及び光検出部を拡大した平面図は、図4及び図5に示した第1実施形態の光検出部のものと同様であるので、その詳細な説明は省略する。
第3実施形態のTFTからなる光センサLSa"が第1実施形態のTFTからなる光センサLSaと構成が相違する点は、保護絶縁膜20の表面に層間膜36を介して透明導電性材料からなる透明シールド電極35が形成され、この透明シールド電極35が層間膜36及び保護絶縁膜20に形成されたコンタクトホール34'を介して共通配線COMと電気的に接続されている点である。このような構成とすると、第2実施形態のTFTからなる光センサLSa'の場合と同様に、TFTからなる光センサLSa"の光検出に寄与する部分がシールド電極35によって被覆されているので、外部の電界の影響を受けることが少なくなり、S/N比が向上するため、より低照度領域の光検出に適するようになる。
加えて、第3実施形態のTFTからなる光センサLSa"では、透明シールド電極35とソース電極SLaとの間の距離が実施形態1及び2のTFTからなる光センサLSa及びLSa'の場合よりも長くなっているため、寄生容量が減少するので、光検出の時定数が小さくなる。そのため、第3実施形態のTFTからなる光センサLSa"によれば、より低照度領域の光検出に適するようになる。
本発明の各実施形態に共通する半透過型液晶表示装置のカラーフィルタ基板を透視して表したアレイ基板を模式的に示した平面図である。 図1のアレイ基板の1サブ画素分の平面図である。 図2のIII−III線で切断した断面図である。 光検出部の等価回路図である。 光検出部を拡大して示す平面図である。 図5のVI−VI線で切断した断面図である。 変形例のアレイ基板の1サブ画素分の部分断面図である。 第2実施形態の光検出部の図6に対応する断面図である。 第3実施形態の光検出部の図6に対応する断面図である
符号の説明
10:液晶表示装置 11、12:透明基板 13:張出し部 14:液晶 16:補助容量線 17:補助容量電極 18:ゲート絶縁膜 19:半導体層 20:保護絶縁膜(パッシベーション膜) 21:層間膜(平坦化膜) 22:反射部 23:透過部 24:反射板 25:コンタクトホール 26:画素電極 27:カラーフィルタ層 28トップコート層 29:共通電極 31:半導体層 33:オーバーコート層 34、34':コンタクトホール 35:透明シールド電極 36:層間膜 40:下電極 41:スリット 42:上電極 AR:アレイ基板 CF:カラーフィルタ基板 Dr:半導体チップ GW:走査線 SW:信号線 GL:ゲート引き回し配線 SL:ソース引き回し配線COM:共通配線 LD:検出回路 L1〜L4:引き回し配線 LS、LSa〜LSc:TFTからなる光センサ DLa〜DLc:光センサのドレイン電極 GL、GLa〜GLc:光センサのゲート電極 SLa〜SLc:光センサのソース電極 PT:静電気保護回路 C:コンデンサ BM:遮光層

Claims (9)

  1. ゲート電極上に第1絶縁膜を介して半導体層が形成され、前記ゲート電極上の半導体層の表面に部分的に接触するように近接配置されたソース電極及びドレイン電極を備える薄膜トランジスタからなる光センサにおいて、
    前記ソース電極及び前記ドレイン電極は、少なくとも前記半導体材料と接触している部分の少なくとも一部が透明導電性材料で形成されていることを特徴とする薄膜トランジスタからなる光センサ。
  2. 前記ソース電極及び前記ドレイン電極は、互いに一定距離隔てて噛み合う櫛歯状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタからなる光センサ。
  3. 前記ゲート電極及びソース電極は、前記半導体層と接触していない領域が金属材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタからなる光センサ。
  4. 前記ゲート電極、ソース電極及び露出している前記第1絶縁膜の表面は第2絶縁膜で被覆されており、前記第2絶縁膜の表面には透明導電性材料からなるシールド電極が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の薄膜トランジスタからなる光センサ。
  5. 前記ゲート電極、ソース電極及び露出している前記第1絶縁膜の表面は第2絶縁膜及び樹脂材料からなる層間膜で被覆されており、前記層間膜の表面には透明導電性材料からなるシールド電極が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の薄膜トランジスタからなる光センサ。
  6. アクティブマトリクス基板と、カラーフィルタ基板と、前記アクティブマトリクス基板とカラーフィルタ基板との間に狭持された液晶層と、前記アクティブマトリクス基板上に形成された薄膜トランジスタからなる光センサと、を備えた液晶表示装置であって、
    前記薄膜トランジスタからなる光センサの前記ソース電極及び前記ドレイン電極は透明導電性材料で形成されていることを特徴とする液晶表示装置。
  7. 前記透明導電性材料からなるソース電極及びドレイン電極は、前記アクティブマトリクス基板に形成された透明導電性材料からなる画素電極と同組成の材料で形成されていることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置。
  8. 前記透明導電性材料から成るソース電極、ドレイン電極及び露出している前記第1絶縁膜の表面は第2絶縁膜で被覆されており、前記第2絶縁膜の表面には透明導電性材料からなるシールド電極が形成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の液晶表示装置。
  9. 前記透明導電性材料から成るソース電極、ドレイン電極及び露出している前記第1絶縁膜の表面は第2絶縁膜及び樹脂材料からなる層間膜で被覆されており、前記層間膜の表面には透明導電性材料からなるシールド電極が形成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の液晶表示装置。
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