JP2010050716A - 通信装置、通信システム及び通信方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】受信した信号に誤りを検出すると、送信元に再送を要求するハイブリッド自動再送を行う通信装置において、同一のデータに関する複数のパケット信号を受信する受信部と、パケット信号を信号検出処理して復調結果を得る信号検出部と、信号検出部が検出した信号であって、同一のデータに関する複数の信号同士を合成する合成部と、合成した信号を復号処理して復号処理結果を得る復号処理部と、同一のデータに関する複数のパケットを構成する信号のうち、信号検出部が信号検出していない信号に対する復号処理結果を合成部に入力するパンクチャ部とを備える。
【選択図】図17
Description
ハイブリッド自動再送(HARQ)は、受信装置で、受信信号に誤りが検出されると送信装置に対して再送を要求し、再度受信した信号とすでに受信した信号との合成信号に対して復号処理を行う技術である。特に、ハイブリッド自動再送(HARQ)として、チェース合成(CC:Chase Combining)と、増加冗長(IR:Incremental Redundancy)とがよく知られており、それぞれ非特許文献1及び非特許文献2に記載されている。
また、増加冗長(IR)を用いるハイブリッド自動再送(HARQ)では、冗長ビットを分割し、送信装置から受信装置に少しずつ順次再送するため、再送回数が増えるにしたがって符号化率を低下させることができ、誤り訂正能力を強くできる。
例えば、送信装置において、符号化率1/3のターボ符号器は、情報ビット系列xが入力されると、第1パリティビット系列z、第2パリティビット系列z’を生成し、符号化ビット系列cを出力する。情報ビット長をNとすると、x、z、z’、cは、以下の式(1)〜式(4)のように表される。
上述のように、同一の情報データに関する複数のパケット信号を合成し、誤り訂正復号することにより、信号品質を向上させることができる。
D.Chase、"Code combining−A maximum likelihood decoding approach for combing and arbitrary number of noisy packets" IEEE Trans. Commun. vol. COM−33、pp.385−393、May 1985. J.Hagenauer、"Rate−compatible punctured convolutional codes(RCPC codes) and their application" IEEE Trans. Commun、vol.36、pp.389−400、April 1988.
始めに、本発明の第1の実施形態について説明する。第1の実施形態では、ハイブリッド自動再送(HARQ)を適用したパケット通信を行う通信システムにおいて、パケット受信装置が再送パケットを受信した場合、前記再送パケットを受信する以前に受信したパケットで、かつ前記再送パケットと同一のデータに関するパケット(前記再送パケットに対する初送パケットあるいは前記再送パケット以前に受信した該初送パケットに対する再送パケット)を構成する信号の復号後の符号化ビットLLR(Log Likelihood Ratio:対数尤度比、軟判定値とも称する)を、前記再送パケットで送信されなかった符号化ビットのLLRとして用いる場合について説明する。なお、符号化ビットLLRとは、その符号化ビットが「1」である確率と「0」である確率との比である。
また、パケット送信装置100の構成は、中継局装置と移動局装置間の下りリンクでの送信元である中継局装置などに使用することができる。パケット送信装置100は、アンテナ部101、送信部102、送信信号生成部103、復元部104、再送制御信号生成部105、パイロット信号生成部106を備えている。
また、送信信号生成部103は、符号化部110、インターリーブ部111、変調部112、IFFT(Inversed Fast Fourier Transformation:逆高速フーリエ変換)部113、多重部114、GI挿入部115を備えている。
送信部102は、送信信号生成部103からの出力信号をディジタル信号からアナログ信号に変換し、帯域制限を行うフィルタリング処理を行い、送信可能な周波数帯域に変換し、アンテナ部101を介してパケット受信装置200に送信する。
復元部104は、さらに、このディジタル信号に対してデータ復調、誤り訂正復号などの受信信号復元処理を行い、パケット受信装置200からの信号に含まれる応答信号を取り出す。なお、復元部104は、受信信号の伝送方式に基づいて受信信号を復元する。
応答信号とは、伝送を確認する信号や、再送要求するか否かの情報を含んだ信号であり、例えば、ACK(ACKnowledge)信号/NACK(Negative ACKnowledge))信号などがある。
パイロット信号生成部106は、伝搬路推定に用いるパイロット信号を生成し、多重部114に出力する。
符号化部110は、入力された情報データを、この情報データを受信するパケット受信装置200において誤り検出、誤り訂正ができるように、この情報データに冗長ビットを付加する。
インターリーブ部111は、符号化部110の出力データ系列の配置を並び替えて、変調部112に出力する。
なお、初送パケットと再送パケットとのデータ変調の方式を異ならせても良い。例えば、初送パケットを16QAMにて変調し、再送パケットをQPSKにて変調するようにしても良い。
多重部114は、IFFT部113からの出力信号と、再送制御信号生成部105から出力される再送制御信号と、パイロット信号生成部106から出力されたパイロット信号とを多重して、GI挿入部115に出力する。多重部114での多重方法としては、時間多重の方法を用いるが、本発明はこれに限定されず、周波数多重などの方法を用いても良い。
GI挿入部115は、多重部114の出力信号に対して、ガードインターバル(GI)を挿入し、送信部102に出力する。
誤り検出符号化部121は、情報データを受信したパケット受信装置200において誤りがあるか否かを検出できるように、情報データについてCRC(Cyclic Redundancy Check:巡回冗長検査)などの誤り検出符号化を行い、誤り検出ビットを情報データに付加して誤り訂正符号化部122に出力する。
誤り訂正符号化部122は、誤り検出符号化部121からの出力データに対して、ターボ符号、畳み込み符号、LDPC(Low Density Parity Check:低密度パリティ検査)符号などの誤り訂正符号化を行い、その符号化ビットをパンクチャ部123に出力するとともに、送信データ記憶部124にも出力して記憶する。パンクチャ部123の詳細については、後述する。
誤り訂正符号化部122は、内部符号器3001、3002、内部インタリーバ3003を備えており、誤り検出符号化部121からの誤り検出符号化された情報ビット系列が入力されると、誤り訂正符号化部122は、システマティックビットx、パリティビットz、パリティビットz’の3種類の情報ビット系列を出力する。
ここで、内部符号器3001と内部符号器3003は同じ符号化方式の符号化を行う同様の符号器でも良いし、異なる符号器であっても良い。好ましくは、内部符号器3001、内部符号器3002ともに再帰的畳み込み符号器を用いると良い。以降では、誤り訂正符号化部122は、図3に示す構成でターボ符号を用いた場合について説明する。
また、パンクチャ部123は、NACK信号が入力された場合には、送信データ記憶部124に要求して、そこに記憶されている符号化ビットを出力させて、その符号化ビットについて、前述のある所定のパターン群に基づいてパンクチャ処理を行う。このパンクチャ部123が保持しているある所定のパターン群については、後述する。
なお、パンクチャ部123は、パンクチャ処理にビットパディング(ビット挿入)あるいはビットリピティション(ビット繰り返し)などを加えて、レートマッチングを行うようにしても良い。
図4(b)は、図3に示した誤り訂正符号化部122が、符号化率R=1/3でターボ符号化した後、パンクチャ部123が、R=3/4でパンクチャ処理を行う場合に、このパンクチャ処理に用いられるパンクチャパターン群(パターン1、パターン2)を示している。図4(b)は、R=3/4でパンクチャ処理を行う場合において、1つのパターンのみにシステマティックビットを含む場合の例である。
図4(c)は、図3に示した誤り訂正符号化部122が、符号化率R=1/3でターボ符号化した後、パンクチャ部123が、R=3/4でパンクチャ処理を行う場合に、このパンクチャ処理に用いられる別のパンクチャパターン(パターン1〜パターン6)を示している。図4(c)は、R=3/4でパンクチャ処理を行う場合において、全てのパターンに必ずシステマティックビットを含む場合の例である。
x1、x2、x3、x4、・・・は、図3の誤り訂正符号化部122が、順に出力するシステマティックビットxを示す。z1、z2、z3、z4、・・・は、図3の誤り訂正符号化部122が、順に出力するパリティビットzを示す。z1’、z2’、z3’、z4’、・・・は、図3の誤り訂正符号化部122が、順に出力するパリティビットz’を示す。
パンクチャ部123は、図4のパターン従って、パリティビットz、z’を交互に出力する。
なお、図4(a)〜図4(c)のパンクチャパターン群は、一例であり、パンクチャパターン群のうち、一部のパターンのみシステマティックビットを残すパターンであるパターン群(HARQ typeIIに対応したパターン)や、全てのパターンが必ずシステマティックビットを残すパターンであるパターン群(HARQ typeIIIに対応したパターン)などであっても良い。
OFDMシンボルは、GI挿入部115で挿入するガードインターバル(GI)区間とIFFT部113の出力である有効シンボル区間Teffからなる。
本実施形態では、前記誤り訂正符号化部122が行う誤り訂正符号化は、前記誤り検出符号化と同じ単位で行う場合で説明するが、これに限らない。例えば、前記誤り検出符号化を行うグループの複数に亘って行っても良い。また、誤り訂正符号化は、誤り検出符号化を行ったデータを複数にグループ分けし、そのグループ単位で行っても良い。
そして、この初送パケット信号に対する応答信号としてNACK信号が復元部104から入力された場合(再送要求された場合)、パンクチャ部123は、送信データ記憶部124から当該初送パケット信号で送信したデータの符号化ビットx、z、z’を呼び出し、当該初送パケット信号と同じパターン1でパンクチャ処理を行った信号を再送パケット信号として出力する。
一方、ハイブリッド自動再送(HARQ)の再送の方法として増加冗長(IR)が適用されている場合、初めて送るパケット信号のデータ(初送パケット信号のデータ)に対して、パンクチャ部123は、例えば、図4(b)のR=3/4のパターン1にしたがってパンクチャ処理を行い、図4の‘1’で示したビットのみを出力する。
すなわち、パンクチャ部123は、システマティックビットについては図4(b)のパターン1では「x=111111」であるので、全て出力し、1種類目のパリティビットについては、「z=100000」であるので、6ビット毎に最初の1ビットを出力し、2種類目のパリティビットについては、「z’=000100」であるので、6ビット毎に4ビット目の1ビットを出力する。
すなわち、パンクチャ部123は、システマティックビットについては図4のパターン2では「x=000000」であるので、全て出力せず、1種類目のパリティビットについては、「z=011110」であるので、6ビット毎に2ビット目から5ビット目までの4ビットを出力し、2種類目のパリティビットについては、「z’=110011」であるので、6ビット毎に3ビット目と4ビット目とを除いた4ビットを出力する。
なお、ある所定回数のNACK信号が入力されたら、それ以上再送せず、異なる次の情報データに対する誤り訂正符号化部122の出力データをパケット送信装置100からパケット受信装置200に送信するようにしても良い。
パケット受信装置800は、アンテナ部801、受信部802、受信パケット管理部803、伝搬路推定部804、信号検出部805、合成部806、復号部807、パンクチャ部808、ビットLLR記憶部809、応答信号生成部810を備えている。
受信部802は、アンテナ部801にて受信したパケット送信装置100からの信号を、信号検出処理などの信号処理可能な周波数帯へ変換し、帯域制限するフィルタリング処理を行い、フィルタリング処理した信号をアナログ信号からディジタル信号に変換して、受信パケット管理部803、伝搬路推定部804、信号検出部805に出力する。
信号検出部805は、受信部802から出力される情報データを含んだパケット信号を、受信パケット管理部803が出力する再送パケット信号の再送回数、データ変調方式、などの送信パラメータに関する制御データに基づいて、伝搬路推定部804が出力する伝搬路推定値を用いて信号検出処理を行う。
信号検出部805の各ブロックは、受信パケット管理部803からの制御情報に、復調部824のデータ変調方式、デインタリーブ部825の並び替えパターン、デパンクチャ部826のパンクチャパターンなどの各ブロックに関する送信パラメータが含まれている場合は、当該制御情報に従って受信パケット管理部803により制御される。
FFT部822は、GI除去部821がガードインターバル(GI)を除去した信号を時間領域信号から周波数領域信号に変換するフーリエ変換の処理を行い、伝搬路補償部823に出力する。
伝搬路補償部823は、伝搬路推定部804(図7)による伝搬路推定値を用いてZF(Zero Forcing:ゼロフォーシング)、MMSE(Minimum Mean Square Error:最小二乗誤差)、MRC(Maximum Ratio Combining:最大比合成)などにより伝搬路歪を補正する重み係数を算出し、この重み係数をFFT部822からの周波数領域信号に乗算して伝搬路補償を行い、復調部824に出力する。
復調部824の処理を、QPSK変調の場合を例として説明する。送信側で送信されたQPSKシンボルをXとし、受信側における伝搬路補償部823から出力されるシンボルをXcとして説明する。Xを構成しているビットをb0、b1(b0、b1=±1)とするとXは、以下の式(5)で表せる。
また、λ(b1)は、式(6)すなわちλ(b0)の実部と虚部を置き換えれば良い。なお、16QAMなどの他の変調が施されたデータに対しても同様の原理に基づいて算出することができる。以降、復調部824が出力する符号化ビット対数尤度比LLR(例えば、QPSKの場合、λ(b1)およびλ(b0)を復調後の符号化ビットLLRとよぶ。)また、復調部824は、軟判定結果ではなく硬判定結果を算出するようにしても良い。
デパンクチャ部826は、送信元のパケット送信装置100のパンクチャ部123が施したパンクチャのパターンに基づいて、デインターリーブからの出力データ系列に対して、パンクチャ処理にて間引いたビットを所定のビットで補うデパンクチャ処理を行い、合成部806とビットLLR記憶部809に出力する。
例えば、合成部806は、ハイブリッド自動再送(HARQ)において、受信部802が同一の情報データに関する再送パケット信号である第p回目のパケット信号を受信し、信号検出部805が前記第p回目のパケット信号に対して信号検出処理を行った符号化ビットLLRを出力した場合、前記第p回目のパケット信号に対して信号検出処理を行った符号化ビットLLRと、ビットLLR記憶部809に格納している第1回目〜p−1回目のパケット信号の符号化ビットLLRのうち少なくとも1つ以上のパケット信号の符号化ビットLLRを合成する。
復号部807は、受信した信号を送信したパケット送信装置100(図1)が施した符号化に対応する復号処理を、合成部806からの出力信号に対して行う。
復号部807の誤り訂正復号部241は、送信元のパケット送信装置100が施したターボ符号化、畳み込み符号化などの誤り訂正符号化に対する誤り訂正復号処理を行い、符号化ビットのLLRなどの軟判定出力結果を算出し、復号部807の誤り検出部242、及びパンクチャ部808に出力する。好ましくは、復号部807は、合成部806からの出力信号に対する対数尤度比を算出し、システマティックビット及びパリティビットの各ビットに対する対数尤度比をパンクチャ部808に出力する。
また、誤り訂正復号部241は、システマティックビットに対する対数尤度比を誤り検出部242に出力する。
図11(a)、図11(b)は、本発明の第1の実施形態によるパンクチャ部808の入力信号、及びその入力信号に対してパンクチャ処理を行った後、パンクチャ部808が出力する信号の一例を示す図である。図11(a)、図11(b)では、パケット受信装置800の信号検出部805が、図4(b)の符号化率R=3/4のパターン1に従ってパンクチャ処理されたパケット信号に対して信号検出処理を行った場合のパンクチャ部808の動作例である。
図11(b)は、パンクチャ部808がビットLLR記憶部809に出力する符号化ビットLLRの系列を示す。図11(b)のビットLLRの系列は、パンクチャ部808が、図11(a)のビットLLRの系列を図4の符号化率R=3/4のパターン1において「0」で記した位置に対応する符号化ビットLLRに相当する。すなわち、第1番目のビットλ’z1’は、図3の第1番目のパリティビットz’に対応するものであり、第2番目のビットλ’z2は、図3の第2番目のパリティビットzに対応するものであり、第3番目のビットλ’z2は、第2番目のシステマティックビットzに対応するものである。以下同様である。
ビットLLR記憶部809は、信号検出部805から出力される符号化ビットLLRを格納する。また、ビットLLR記憶部809は、既に格納している符号化ビットLLRを、パンクチャ部808から入力される符号化ビットLLRを用いて更新する。更新する動作は後述する。
さらに、この応答信号をディジタル信号からアナログ信号に変換し、さらに送信可能な周波数帯域に変換し、アンテナ部801を介して、パケット送信装置100に送信する。この応答信号の通信方式は、OFDM、シングルキャリア変調方式など、いずれの方式であってもよく、通信相手のパケット送信装置100における復元部105の処理が対応していれば良い。
また、応答信号生成部810は、復号部807から「パケット誤りが有り」を示す信号が入力されると、パケットの再送を要求するNACK信号を応答信号として生成し、アンテナ部801を介して、送信元のパケット送信装置100に送信する。
ハイブリッド自動再送(HARQ)における第p回目のパケット信号を受信部202が受信すると(ステップS800)、受信パケット管理部803は、受信した信号の再送制御信号から取得した当該信号の再送回数(ここではp回目)などの送信パラメータを信号検出部805、パンクチャ部808、ビットLLR記憶部809に通知する。
次に、信号検出部805において第p回目のパケット信号に対して信号検出処理を行い(ステップS801)、復調後の符号化ビットLLRをビットLLR記憶部809に格納するとともに、合成部806に出力する(ステップS802)。
次に、合成部806は、第p回目の信号検出部805が出力する復調後の符号化ビットLLRとビットLLR記憶部809に格納している第p−1回目以前の受信パケットの符号化ビットLLRとを合成する(ステップS803)。
次に、ステップS804での誤り訂正復号処理結果について、復号部807の誤り検出部242が誤り検出処理を行って誤の有無を判定する(ステップS805)。ステップS805にて、誤りが無いと判定したときは、応答信号生成部810においてACK信号を生成し、送信元のパケット送信装置100に送信する(ステップS806)。
一方、ステップS805にて、誤りがあると判定したときは、復号後の符号化ビットLLRを第p回目のパケットに施されているパンクチャパターンに基づいて、パンクチャ処理を行い(ステップS807)、パンクチャ処理したビットLLRを用いて、ビットLLR記憶部を更新する(ステップS808)。また、応答信号生成部210がNACK信号を生成して、アンテナ部201を介して送信元のパケット送信装置100に送信し(ステップS809)、ステップS800に進み、パケット送信装置100が送信するp+1回目のパケット信号を受信待機する。
図13(a)の符号化ビットLLRは、ビットLLR記憶部809に入力されるともに、合成部806に入力される。合成部806では、図13(a)の符号化ビットLLRとビットLLR記憶部809から出力される図13(b)の符号化ビットLLRとを合成される。
図13(c)の系列は、ステップS808での処理により、図4(b)のパンクチャパターン1で「0」で示されているビット位置において、第p−1回目のパケット受信時に算出した復号後の符号化ビットLLRから第p回目のパケット受信時に算出した復号後の符号化ビットLLRに更新されている。すなわち、図4(b)のパンクチャパターン1で「0」で示されているビット位置の符号化ビットLLRを、復号後の符号化ビットLLRを用いて更新する。さらに、図13(c)の系列は、ステップS808での処理により、図4(b)のパンクチャパターン1で「1」で示されているビット位置において、第p−1回目以前の送信パケットに対する復調後の符号化ビットLLRを合成した値から第p回目以前の送信パケットの復調後の符号化ビットLLRを合成した値に更新する。
そして、第p+1回目の受信パケットを受信すると、合成部において、第p+1回目の受信パケットに対する信号検出部805から出力される復調後の符号化ビットLLRと図13(c)の第p回目のパケット受信時にビットLLR 記憶部809に格納された符号化ビットLLRが合成される。
上述のように、チェース合成を用いるHARQにおいて、パケット送信装置100のパンクチャ部123によりパンクチャ処理され、パケット受信装置800のデパンクチャ部826において、所定の値、あるいは「0」を挿入するビット位置に、復号後の符号化ビットLLRを挿入し、さらに、前記復号後の符号化ビットLLRを新たな再送パケットを受信する毎に更新することにより、尤度を向上させることができる。
図14(a)〜図14(f)で適用している冗長増加(IR)を用いるハイブリッド自動再送(HARQ)では、第1回目の送信パケット(初送パケット、p=1)はパンクチャパターン1によりパンクチャ処理された符号化ビットで構成され、第2回目の送信パケット(第1回目の再送パケット、p=2)はパンクチャパターン2によりパンクチャ処理された符号化ビットで構成され、以降の再送パケット(p>2での再送パケット)は、パンクチャパターン1とパンクチャパターン2により交互にパンクチャ処理された符号化ビットで構成されているとする。
さらに、図4(b)のパンクチャパターン2において「1」であるビット位置βの符号化ビットLLRが異なる。詳細には、第2回目の送信パケットを受信した時に算出した復調後の符号化ビットLLRλα (2)と第4回目の送信パケットを受信した時に算出した復調後の符号化ビットLLRλα (4)の合成した符号化ビットλα (2)+λα (4)に更新する。
図14(d)の符号化ビットLLRは、ステップS802で信号検出部805からビットLLR記憶部809に入力及び格納される第5回目の受信パケットの符号化ビットに対する復調後の符号化ビットLLRである。
図15(a)〜図15(f)で適用している冗長増加(IR)を用いるハイブリッド自動再送(HARQ)では、第1回目の送信パケット(初送パケット、p=1)はパンクチャパターン1によりパンクチャ処理された符号化ビットで構成され、第2回目の送信パケット(第1回目の再送パケット、p=2)はパンクチャパターン2によりパンクチャ処理された符号化ビットで構成され、以降の第p回目の送信パケットは、n=p mod 6に従って選択されるパンクチャパターンnによりパンクチャ処理された符号化ビットで構成されているとする。
図15(b)は、3回目の送信パケット(p=3)をパケット受信装置800が受信時のステップS802処理後において、ビットLLR記憶部809に格納されている第2回目以前の送信パケットに対する符号化ビットLLRである。図15(b)の符号化ビットLLR系列において、図4(c)のパンクチャパターン1及びパンクチャパターン2の両方において、「0」で示されているビット位置に、復号後の符号化ビットLLRを挿入している。すなわち、送信していないビット位置に、復号後の符号化ビットLLRを挿入している。具体的には、β3=z3、z4、z5、z6、z’1、z’2、z’3、z’6のビット位置に、第2回目の送信パケットを復号することによって得られる復号後の符号化ビットLLRを挿入する。
図4(c)のパンクチャパターン1及びパンクチャパターン2のどちらかにおいて、「1」で示されているγ3=x1、z1、x2、z2、x3、z3、x4、x5、x6、z’6のビット位置では、既に受信している第2回目以前の送信パケットの復調後の符号化ビットLLRの合成結果を格納する。
図15(c)は、第3回目の送信パケット(p=3)をパケット受信装置800が受信した時において、図12のステップS808の処理後、ビットLLR記憶部809に格納されている符号化ビットLLRである。
図15(c)の符号化ビットLLR系列は、図15(c)の符号化ビットLLR系列から以下のビット位置が異なる。
α3かつβ3のビット位置は、第2回目の送信パケットに対する復号後の符号化ビットLLRを、第3回目の受信パケットに対する復調後の符号化ビットLLRに更新する。また、α3に属さないβ3のビット位置は、第2回目の送信パケットに対する復号後の符号化ビットLLRを、第3回目の送信パケットに対する復号後の符号化ビットLLRに更新する。さらに、α3かつγ3のビット位置は、既に格納されている2回目以前の送信パケットに対する復号後の符号化ビットLLRと第3回目の送信パケットに対する復調後の符号化ビットLLRの合成結果を格納する。
上述のように、IRを用いるHARQにおいて、パケット送信装置100が送信した第p回目の送信パケットをパケット受信装置800が受信した時、第1〜p回目の送信パケットにおいて送信していないビット位置に、パケット受信装置800のデパンクチャ部826が、所定の値、あるいは「0」を挿入する代わりに、復号後の符号化ビットLLRを挿入し、さらに、前記復号後の符号化ビットLLRを最新の受信パケットを受信する毎に更新することにより、仮想値が挿入されるビットに対する尤度を向上させることができる。
なお、上述の図4(c)のパンクチャパターンにおける符号化ビットLLR更新方法は、図4(b)のパンクチャパターンを適用した場合においても適用可能である。具体的には、第2回目の送信パケット(p=2)を受信時において適用できる。
ビットLLR記憶部809は、符号化ビットLLRが入力されると(ステップS900)、入力された符号化ビットLLRが復調後の符号化ビットLLRか否かを識別する(ステップS901)。
入力された符号化ビットLLRが復調後の符号化ビットLLRである場合、既にビットLLR記憶部809に格納されている符号化ビットLLRが復調後の符号化ビットLLRかどうかを識別する(ステップS902)。格納されている符号化ビットLLRが復調後の符号化ビットLLRである場合、入力された復調後の符号化ビットと既に格納している復調後の符号化ビットLLRの合成値に更新する(ステップS903)。S902において、格納されている符号化ビットLLRが復調後の符号化ビットLLRでない場合、既に格納している符号化ビットLLRを入力された復調後の符号化ビットに更新する(ステップS904)。
ステップS901において、入力された符号化ビットLLRが復調後の符号化ビットLLRでない場合は、入力された符号化ビットLLRが復号後の符号化ビットLLRか否かを識別する(ステップS905)。ステップS905において、入力された符号化ビットLLRが復号後の符号化ビットLLRでない場合は、格納している値を更新することなく処理を終了する。
ステップS905において、入力された符号化ビットLLRが復号後の符号化ビットLLRである場合は、既にビットLLR記憶部809に格納されている符号化ビットLLRが復号後の符号化ビットLLRかどうかを識別する(ステップS906)。S906において、格納されている符号化ビットLLRが復号後の符号化ビットLLRでない場合は、格納している値を更新することなく処理を終了する。
ステップS906において、格納されている符号化ビットLLRが復号後の符号化ビットLLRである場合は、格納されている復号後の符号化ビットLLRを入力された復号後の符号化ビットLLRに更新する(ステップS907)。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、ハイブリッド自動再送(HARQ)を適用したパケット通信を行う通信システムにおいて、繰り返し処理を用いた干渉キャンセラを備えたパケット受信装置によりパケットを受信する場合、前記パケット受信装置が受信した同一のデータに関する複数のパケット(初送パケット及び該初送パケットに対する再送パケット)について、前記複数のパケットのうち少なくとも1つのパケットに対して、そのパケットを構成する信号の復号後の符号化ビットLLR(Log Likelihood Ratio:対数尤度比、軟判定値とも呼ぶ。)を用いて干渉キャンセル処理を行い、前記干渉キャンセル処理を行うパケットの復号後の符号化ビットLLRのうち、前記干渉キャンセルを行ったパケットを構成する符号化ビットに対するLLRは再度前記干渉キャンセル処理に用い、前記干渉キャンセル処理を行わない符号化ビットに対するLLRは、ハイブリッド自動再送(HARQ)において合成する信号の更新に用いる場合について説明する。
本発明の第2の実施形態による通信システムは、パケット送信装置とパケット受信装置とを備えている。第2の実施形態におけるパケット送信装置の構成は、第1の実施形態のパケット送信装置100(図1)の構成と同様であるので、その説明を省略する。
パケット受信装置200は、アンテナ部201、受信部202、受信パケット管理部203、伝搬路推定部204、信号検出部205、合成部206、復号部207、パンクチャ部208、ビットLLR記憶部209、応答信号生成部210、受信信号記憶部211を備えている。
受信部202は、アンテナ部201にて受信したパケット送信装置100からの信号を、信号検出処理などの信号処理可能な周波数帯へ変換し、帯域制限するフィルタリング処理を行い、フィルタリング処理した信号をアナログ信号からディジタル信号に変換して、受信パケット管理部203、伝搬路推定部204、信号検出部205、受信信号記憶部211に出力する。
また、受信パケット管理部203は、干渉キャンセル処理を行うパケットをビットLLR記憶部209に通知する。図17中の点線は、パケット管理部203が出力する制御信号を示している。
受信信号記憶部211は、受信部202から出力される情報データを含んだパケット信号を記憶する。また、信号検出部205が繰り返し干渉キャンセル処理(i≧1、iは干渉キャンセル処理の繰り返し回数)を含む信号検出処理を行う場合に、信号検出処理を施される記憶している該受信パケット信号を出力する。なお、干渉キャンセル処理の初回処理をi=0とする。
信号検出部205は、受信部202あるいは受信信号記憶部211から出力される情報データを含んだパケット信号を、受信パケット管理部203が出力するパケット信号の再送回数、データ変調方式、などの送信パラメータに関する制御データに基づいて、復号部207から出力される復号後の符号化ビットLLRと伝搬路推定部204が出力する伝搬路推定値を用いて繰り返し干渉キャンセルを含む信号検出処理を行う。具体的には、干渉キャンセル処理において、初回処理時(i=0)は、受信部202からの出力される情報データを含んだパケット信号が入力され、繰り返し処理時(i≧1)は、受信信号記憶部211から出力される情報データを含んだパケット信号が入力される。
信号検出部205の各ブロックは、受信パケット管理部203からの制御データに、復調部224のデータ変調方式、デインタリーブ部225の並び替えパターン、デパンクチャ部226のパンクチャパターンなどの各ブロックに関する送信パラメータが含まれている場合は、当該制御情報に従って受信パケット管理部203により制御される。
GI除去部221は、干渉除去部220が干渉成分レプリカを除去した信号のうち、遅延波による歪を回避するためにパケット送信装置100(図1)で付加されたガードインターバル(GI)を除去し、FFT部222に出力する。
FFT部222は、GI除去部221がガードインターバル(GI)を除去した信号を時間領域信号から周波数領域信号に変換するフーリエ変換の処理を行い、伝搬路補償部223に出力する。
伝搬路補償部223は、伝搬路推定部204(図17)による伝搬路推定値を用いてZF(Zero Forcing:ゼロフォーシング)、MMSE(Minimum Mean Square Error:最小二乗誤差)、MRC(Maximum Ratio Combining:最大比合成)などにより伝搬路歪を補正する重み係数を算出し、この重み係数をFFT部222からの周波数領域信号に乗算して伝搬路補償を行い、復調部224に出力する。
復調部224の処理を、QPSK変調の場合を例として説明する。送信側で送信されたQPSKシンボルをXとし、受信側における伝搬路補償部223から出力されるシンボルをXcとして説明する。Xを構成しているビットをb0、b1(b0、b1=±1)とするとXは、以下の式(7)で表せる。
また、λ(b1)は、式(8)すなわちλ(b0)の実部と虚部を置き換えれば良い。なお、16QAMなどの他の変調が施されたデータに対しても同様の原理に基づいて算出することができる。また、復調部224は、軟判定結果ではなく硬判定結果を算出するようにしても良い。
デパンクチャ部226は、送信元のパケット送信装置100のパンクチャ部123が施したパンクチャのパターンに基づいて、デインターリーブ部225からの出力データ系列に対して、パンクチャ処理にて間引いたビットを所定のビットで補うデパンクチャ処理を行い、合成部206とビットLLR記憶部209に出力する。
図18に戻り、レプリカ生成部227は、パンクチャ部208が出力する復号後の符号化ビットLLRから干渉成分のレプリカを生成して干渉除去部220に出力する。
シンボルレプリカ生成部233は、インターリーブ部234からの出力系列に対して、QPSK変調、16QAMなどの変調を施して、変調シンボルレプリカを生成し、IFFT部232に出力する。ここでは、シンボルレプリカ生成部233の処理が、QPSK変調である場合について説明する。
QPSK変調シンボルを構成するビットb0、b1の対数尤度比LLRをλ’(b0),λ’(b1)とすると、QPSKの変調シンボルのレプリカは、式(9)で与えられる。
IFFT部232は、シンボルレプリカ生成部233からの出力信号を逆フーリエ変換して、周波数−時間変換を行い、GI挿入部231に出力する。
GI挿入部231は、IFFT部232からの出力信号にガードインターバル(GI)を挿入して、干渉レプリカ生成部230に出力する。
すなわち、干渉レプリカr’p,iは、当該シンボル区間Tsym以前の信号の遅延波であって、遅延が大きいために、当該有効シンボル区間にわたっている遅延波(図21の到来波s3の斜線部と到来波s4の斜線部)を足し合わせたものである。、パケットを構成する他のOFDMシンボルについても、同様にして干渉成分のレプリカを生成できる。
なお、図13において、FFT同期位置とは有効シンボル区間Teffの先頭の位置である。
また、干渉キャンセルを含む信号検出部205(図17)の一例として、シンボル間干渉(ISI)を除去する場合の構成を示したがこれに限らず、コード間干渉(MCI)、キャリア間干渉(ICI)、セル間干渉などの干渉レプリカを生成することで、各々の干渉成分を除去することもできる。また、MC−CDMA,OFCDMなどの拡散処理を行っているパケットを受信した場合は、コード間干渉(MCI)のレプリカ生成することで、干渉成分を除去することもできる。
なお、図18の干渉除去部220は、時間領域において干渉成分を除去する構成であるが、コード間干渉(MCI)、キャリア間干渉(ICI)などの干渉レプリカを生成する場合、周波数領域において干渉成分を除去するようにしても良い。具体的には、干渉成分を除去する干渉除去部220を、FFT部222による高速フーリエ変換(FFT)処理後に配置するようにしても良い。
例えば、合成部206は、ハイブリッド自動再送(HARQ)において、受信部202が同一の情報データに関する再送パケット信号である第p回目のパケット信号を受信し、信号検出部205が前記第p回目のパケット信号に対する信号検出処理により得られた復調後の符号化ビットLLRを出力した場合、前記第p回目のパケット信号に対する信号検出処理により得られた復調後の符号化ビットLLRと、ビットLLR記憶部209に格納している第1回目〜p−1回目のパケット信号の符号化ビットLLRのうち少なくとも1つ以上のパケット信号の符号化ビットLLRを合成する。
復号部207は、受信した信号を送信したパケット送信装置100(図1)が施した符号化に対応する復号処理を、合成部206からの出力系列に対して行う。
復号部207の誤り訂正復号部241は、送信元のパケット送信装置100が施したターボ符号化、畳み込み符号化などの誤り訂正符号化に対する誤り訂正復号処理を行い、符号化ビットのLLRなどの軟判定出力結果を算出し、復号部207の誤り検出部242、及びパンクチャ部208に出力する。好ましくは、復号部207は、合成部206からの出力信号に対する対数尤度比を算出し、システマティックビット及びパリティビットの各ビットに対する対数尤度比をパンクチャ部208に出力する。
また、誤り訂正復号部241は、システマティックビットに対する対数尤度比を誤り検出部242に出力する。
また、信号検出部205において繰り返し干渉キャンセルを含む信号検出処理を行わない符号化ビットに対する復号後の符号化ビットLLRをビットLLR記憶部209に出力する。
図22(b)は、パンクチャ部208が信号検出部205に出力する復号後の符号化ビットLLRの系列を示す。図22(b)のビットLLRの系列は、パンクチャ部208が、図22(a)のビットLLRの系列を図4(b)の符号化率R=3/4のパターン1に従ってパンクチャ処理したものに相当する。すなわち、図4(b)の符号化率R=3/4のパターン1の「1」で記した位置に対応する符号化ビットLLRであり、第1番目のビットλ’x1は、図3の第1番目のシステマティックビットxに対応するLLRであり、第2番目のビットλ’z1は、図3の第1番目のパリティビットzに対応するLLRであり、第3番目のビットλ’x2は、第2番目のシステマティックビットxに対応するLLRである。以下同様である。
図22(c)は、パンクチャ部208がビットLLR記憶部209に出力する復号後の符号化ビットLLRの系列を示す。図22(c)は、図22(a)のビットLLRの系列のうち、図22(b)のビットLLRの系列を除くビットLLRの系列に相当する。
ビットLLR記憶部209は、信号検出部205から出力される復調後の符号化ビットLLRを格納する。また、ビットLLR記憶部209は、繰り返しの過程において、既に格納している同一回目の受信パケット信号に対する符号化ビットLLRをパンクチャ部208から入力される符号化ビットLLRに更新する。
ハイブリッド自動再送(HARQ)における第p回目のパケット信号を受信部202が受信すると(ステップS100)、受信パケット管理部203は、受信した信号の再送制御信号から取得した当該パケット信号の再送回数(ここではp回目)などの送信パラメータを信号検出部205、パンクチャ部208、ビットLLR記憶部209に通知する。
次に、信号検出部205において第p回目のパケット信号に対して干渉キャンセル処理を含む信号検出処理を行い(ステップS101)、復調後の符号化ビットLLRをビットLLR記憶部209に格納し、さらに合成部206に出力する(S102)。
次に、合成部206は、第p回目の受信パケットの繰り返し干渉キャンセル処理を含む信号検出処理により得られる復調後の符号化ビットLLRとビットLLR記憶部209に格納している第p−1回目以前の受信パケットの符号化ビットLLRを合成する(ステップS103)。合成部206は、第p回目の受信パケットの繰り返し干渉キャンセル処理を含む信号検出処理の任意のi回目の繰り返し処理において、第p回目の受信パケット信号の復調後の符号化ビットLLRと第p−1回目以前の受信パケット信号の符号化ビットLLRとを合成する。好ましくは、合成部206は、第p回目の受信パケットの復調後の符号化ビットLLRとビットLLR記憶部209に格納している第p−1回目以前の受信パケットの符号化ビットLLRを、繰り返し処理毎に毎回、合成する。
次に、ステップS104での誤り訂正復号処理結果について、復号部207の誤り検出部242が誤り検出処理を行って誤の有無を判定する(ステップS105)。ステップS105にて、誤りが無いと判定したときは、応答信号生成部210においてACK信号を生成し、送信元のパケット送信装置100に送信する(ステップS106)。
一方、ステップS105にて、誤りがあると判定したときは、復号部207は、復号後の符号化ビットLLRを用いて生成した干渉レプリカの受信信号からの除去を利用した信号検出処理と合成処理と復号処理の一連の繰り返し干渉除去処理の繰り返し回数を判定する(ステップS107)。
繰り返し回数が所定回数に達していないときは、パンクチャ部208において何回目の受信パケットの信号に対する符号化ビットLLRであるかに従い、出力先を選択するパンクチャ処理を行う(ステップS109)。
復号部207が出力する符号化LLRのうち、第p回目の受信パケットに対する符号化ビットLLRは干渉レプリカ生成部230に入力され、第p回目の受信パケットに対する干渉レプリカを生成し(ステップS111)、iに1を加算し(ステップS112)、ステップS101に進む。前記干渉レプリカは干渉除去部220に入力され、第i+1回目の繰り返し処理に用いられる。
そして、パケット送信装置100は、データに関する初送パケット信号をパケット受信装置200に送信し、初送パケット信号の応答として再送要求を通信相手のパケット受信装置200から受信すると、データに関する再送パケット信号をパケット受信装置200に送信する。
また、パケット受信装置200は、パケット送信装置100が送信したパケット信号を受信し、パケット信号を復号した結果に誤りを検出したときは、パケット送信装置100に再送を要求する。
そして、パケット受信装置200の受信部202は、同一のデータに関する複数のパケット信号を受信する。すなわち、一つ目の場合は、初送パケット信号を復号した結果に誤りを検出しない場合であって、この場合には、同一のデータに関して1つのパケット信号を受信する。二つ目の場合は、初送パケット信号を検出した結果に誤りを検出し、次の再送パケット信号を検出した結果に誤りを検出しない場合であって、この場合には、同一のデータに関して、初送パケット信号と1つの再送パケット信号という複数のパケット信号を受信する。三つ目の場合は、初送パケット信号を検出した結果に誤りを検出し、次の複数回の再送パケット信号を検出するが、最後の再送パケット信号を検出した結果に漸く誤りを検出しない場合であって、この場合には、同一のデータに関して、初送パケット信号と複数の再送パケット信号という複数のパケット信号を受信する。
そして、前記合成部で合成する前記信号検出していないパケットを構成する符号化ビットに対する符号化ビットLLRは、前記復号部207の復号処理結果を用いて更新される。
図24(b)の系列は、パンクチャパターン1により間引かれるビット位置(図4(b)のパンクチャパターン1の「0」で示すビット)は第p回目の送信パケットに対する第i−1回目の繰り返し処理により得られる復号後の符号化ビットLLRからなり、間引かれないビット位置(図4(b)のパンクチャパターン1の「1」で示すビット)は第p−1回目以前の送信パケットに対する復調後の符号化ビットLLRと第p回目の送信パケットに対する第i−1回目の繰り返し処理により得られる復調後の符号化ビットLLRを合成した値からなっている。
なお、新たな再送パケットを受信した場合は(p+1回目の受信パケットを受信した場合は)、図24(a)〜図24(c)で示した符号化ビットLLRの更新に加えて、第1の実施形態の図13(a)〜図13(c)で示した符号化ビットLLRの更新も行うことができる。
図25(a)〜図25(c)で適用している冗長増加(IR)を用いるハイブリッド自動再送(HARQ)は、図14(a)〜(f)で適用しているHARQと同様とする。
さらに、図4(b)のパンクチャパターン2において「1」であるビット位置βの符号化ビットLLRが異なる。詳細には、第2回目の送信パケットを受信した時に算出した復調後の符号化ビットLLRλα (2、I)と第4回目の送信パケットを受信時の第i回目の繰り返し処理により得る復調後の符号化ビットLLRλα (4、i)の合成した符号化ビットλα (2、I)+λα (4、i)に更新する。
なお、新たな再送パケットを受信した場合は(p+1回目の受信パケットを受信した場合は)、図25(a)〜図25(c)で示した符号化ビットLLRの更新に加えて、第1の実施形態の図14(a)〜図14(f)で示した符号化ビットLLRの更新も行なうことできる。
図26(a)〜図26(c)で適用している冗長増加(IR)を用いるハイブリッド自動再送(HARQ)は、第1の実施形態における図15(a)〜図15(c)で適用したHARQと同様とする。
図26(c)の符号化ビットLLR系列は、図26(b)の符号化ビットLLR系列から以下のビット位置が異なる。
図4(c)のパンクチャパターン1〜パンクチャパターン3のいずれにおいても「1」で示されているシステマティックビットに対するビット位置は、第3回目の送信パケットに対する第i−1回目の繰り返し処理により得られる復調後の符号化ビットLLRのかわりに、第3回目の送信パケットに対する第i回目の繰り返し処理により得られる復調後の符号化ビットLLRを用いて、第1回目〜第3回目の送信パケットに対する復調後の符号化ビットLLRの合成した値に更新する。
なお、上述の図4(c)のパンクチャパターンにおける符号化ビットLLR更新方法は、図4(b)のパンクチャパターンを適用した場合においても適用可能である。具体的には、第2回目の送信パケット(p=2)を受信時において適用できる。
なお、新たな再送パケットを受信した場合は(p+1回目の受信パケットを受信した場合は)、図26(a)〜図26(c)で示した符号化ビットLLRの更新に加えて、第1の実施形態の図15(a)〜図15(c)で示した符号化ビットLLRの更新も行なうことできる。
さらに、この応答信号をディジタル信号からアナログ信号に変換し、さらに送信可能な周波数帯域に変換し、アンテナ部201を介して、パケット送信装置100に送信する。この応答信号の通信方式は、OFDM、シングルキャリア変調方式など、いずれの方式であってもよく、通信相手のパケット送信装置100における復元部105の処理が対応していれば良い。
また、応答信号生成部210は、復号部207から「パケット誤りが有り」を示す信号が入力されると、パケットの再送を要求するNACK信号を応答信号として生成し、アンテナ部201を介して、送信元のパケット送信装置100に送信する。
よって、干渉キャンセル処理と信号検出と合成処理と復号処理を繰り返し行うパケット受信装置200の一連の処理において、干渉キャンセル処理を行わないパケットの信号についても軟判定値(符号化ビットLLR)を更新することができるので、パケット受信装置200が受信した同一のデータに関する複数の信号すべての軟判定結果(符号化ビットLLR)を用いることができ、干渉キャンセル処理と信号検出と合成と復号処理との繰り返し処理回数と、ハイブリッド自動再送における再送回数とを低減することができる。
また、上述の実施形態では、パケットの伝送方式として、OFDMを適用した場合について説明したが、繰り返し処理を用いた信号検出を有するパケット受信装置であれば、OFDMA、MC−CDMA、IDMA(Interleave Division Multiple Access;インターリーブ分割多元接続)などのマルチキャリア伝送方式、あるいはSC−FDMA(Single Carrier − Frequency Domain Maltiple Access)、DS−CDMA(Direct Spead − Code Division Multiple Access)などのシングルキャリア伝送方式に適用しても良い。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、ハイブリッド自動再送(HARQ)を適用したパケット通信を行う通信システムのパケット受信装置であって、前記パケット受信装置が受信した同一のデータに関する複数のパケットについて、前記複数のパケットのうち少なくとも1つのパケットに対して、そのパケットを構成する信号の復号後の符号化ビットLLRを用いて干渉キャンセル処理を含む信号検出処理を行い、前記信号検出処理を行うパケットを構成する信号を復号した後の符号化ビットLLRのうち、前記干渉キャンセル処理を行わない信号に対する符号化ビットLLRは、ハイブリッド自動再送(HARQ)において合成する信号の更新に用いる通信装置において、前記干渉キャンセルを行うパケット信号を前記信号検出処理の繰り返し毎に適応的に切り替える場合を説明する。
本発明の第3の実施形態による通信システムは、パケット送信装置とパケット受信装置とを備えている。第3の実施形態におけるパケット送信装置の構成は、第1の実施形態のパケット送信装置100(図1)の構成と同様であるので、その説明を省略する。
例えば、パケット受信装置200aが、パケット送信装置100が図4のパンクチャパターン1によってパンクチャ処理した第1回目の送信パケット(初送パケット)とパンクチャパターン2によってパンクチャ処理した第2回目の送信パケット(第1回目の再送パケット)を受信し、復号部207aが図22(a)で示される符号化ビットLLRを受信パケット管理部203aに出力した場合、第1回目の送信パケット信号に対する符号化ビットLLRである符号化ビットLLR(図22(b))と第2回目の送信パケット信号に対する符号化ビットLLRである符号化ビットLLR(図22(c))を各々、平均し、その平均値が大きいパケットを、干渉キャンセルを含む信号検出処理を行うパケットとして決定する。
なお、信号検出部205aが出力する符号化ビットLLRを用いて、上述の基準に基づいて、干渉キャンセルを含む信号検出処理を行うパケットを決定しても良い。
受信信号記憶部302は、受信部202が出力するパケット信号を記憶する。また、受信パケット管理部203aから、干渉キャンセルを含む信号検出処理を行うパケットの通知があると、格納している前記信号検出処理を行うパケットの信号を出力する。
信号検出部205aは、受信パケット管理部203aからの干渉キャンセルを含む信号処理を行うパケットの通知にしたがって、第1の実施形態と同様に、信号検出処理を行う。
例えば、受信部202が第p回目の受信パケットを受信し、受信パケット管理部203aから第p回目の受信パケットに対して繰り返し干渉キャンセル処理を含む信号検出処理を行う旨の通知があった場合、伝搬路推定部204aから第p回目の受信パケットに対する伝搬路推定値が入力される。
一方、第p回目の受信パケット以外のパケットに対して繰り返し干渉キャンセル処理を含む信号検出処理を行う旨の通知があった場合、伝搬路推定値記憶部301に格納している受信パケット管理部203aが指定したパケット信号に対する伝搬路推定値が入力される。
パンクチャ部208aは、受信パケット管理部203aからの繰り返し干渉キャンセル処理を含む信号検出処理を行うパケットの通知に従い、復号部207aから入力される符号化ビットLLRを信号検出部205a及びビットLLR記憶部209に出力する。すなわち、復号部207aから入力される復号後の符号化ビットLLRのうち、受信パケット管理部203aから繰り返し干渉キャンセル処理を含む信号検出処理を行うパケットと指定されたパケットの信号に対する符号化ビットLLRは信号検出処理部205aに出力し、その他のパケットの信号に対する符号化ビットLLRはビットLLR記憶部209に出力する。デパンクチャ部226及びパンクチャ部208a及びビットLLR記憶部209の動作において、新しい送信パケットを受信した場合の符号化ビットLLRの更新方法は第1の実施形態の図13〜図15での説明と同様である。また、デパンクチャ部226及びパンクチャ部208a及びビットLLR記憶部209の動作において、干渉キャンセルの繰り返し処理毎の符号化ビットLLRの更新方法は第2の実施形態の図24〜図26での説明と同様である。
始めに、ハイブリッド自動再送(HARQ)における第p回目のパケット信号を受信部202が受信すると(ステップS200)、信号検出部205aにおける干渉キャンセル処理を含む信号検出処理が初回処理(i=0)か否かを判定する(ステップS201)。
初回処理である場合、信号処理部205aは、前記第p回目のパケット信号に対して信号検出処理を行う(ステップS202)。初回処理以外である場合(i>0)、信号処理部205aは、受信信号記憶部302から受信パケット管理部が通知する第i回目の繰り返し処理で信号検出処理を行うパケットを入力し、さらに伝搬路推定値記憶部301から受信パケット管理部が通知する第i回目の繰り返し処理で信号検出処理を行うパケットに対する伝搬路推定値を入力したのち、受信信号記憶部302から入力されたパケットに対して干渉キャンセラ処理を含む信号検出処理を行う(ステップS204)。
次に、信号検出部205aは、信号処理後の符号化ビットLLR(復調後の符号化ビットLLR)をビットLLR記憶部に格納するとともに、合成部に出力する(ステップS205)。
次に、合成部206が合成したデータ信号に対して、復号部207の誤り訂正復号部241が誤り訂正復号処理を行う(ステップS207)。さらに、この誤り訂正復号処理結果について、復号部207aの誤り検出部242が誤り検出処理を行って誤の有無を判定する(ステップS208)。
ステップS208において、誤りが無いと判定したときは、応答信号生成部210においてACK信号を生成し、送信元のパケット送信装置100に送信する(ステップS209)。一方、ステップS207において、誤りがあると判定したときは、復号部207aは、誤り訂正復号処理後の符号化ビットの対数尤度比LLRを用いて生成した干渉レプリカの受信信号からの除去を利用した信号検出処理と合成処理と復号処理の一連の繰り返し干渉除去処理の繰り返し回数を判定する(ステップS210)。
パンクチャ部208aは、信号検出処理を行うパケットの通知に従い、出力先を選択するパンクチャ処理を行う(ステップS214)。復号部207が出力する符号化ビットLLRのうち、i+1回目において信号検出処理を行わないパケットに対する符号化ビットLLRは、ビットLLR記憶部209に既に記憶している当該符号化ビットLLRと置き換える(ステップS215)。
そして、パケット受信装置200は、同一のデータに関する複数のパケット信号のうち、復号処理結果に基づいて選定したパケット信号に対して、繰り返し干渉キャンセル処理を含む信号検出部205による検出と、合成部206による合成と、復号部207による復号処理とを繰り返し行う。詳しくは、繰り返し干渉キャンセル処理を含む信号検出処理において、複数の受信パケット信号のうち、符号化ビットLLRが大きいパケット信号を繰り返し処理毎に選定する。
よって、ハイブリッド自動再送(HARQ)を用いた通信システムのパケット受信装置200で、干渉キャンセル処理と信号検出と合成処理と復号処理を繰り返し行うパケット受信装置200の一連の処理において、干渉キャンセル処理及び信号検出処理を行うパケット信号を復号処理結果から得られる符号化ビットLLRにより選択することで高精度の干渉レプリカを生成できるため、一連の繰り返し処理の収束をさらに早めることができ、さらに干渉キャンセル処理と信号検出と合成と復号処理との繰り返し処理回数と、ハイブリッド自動再送における再送回数とを低減することができる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態による通信システムでは、ハイブリッド自動再送(HARQ)が適用され、パケット送信装置500から送信されたパケットは、MIMOを用いて空間多重される。
本実施形態における通信システムは、パケット送信装置500(第1の通信装置とも称する)とパケット受信装置600(第2の通信装置とも称する)とを備えており、パケット受信装置600は、繰り返し逐次型干渉キャンセラ(SIC)によって他ストリームの信号を除去する信号分離処理(干渉キャンセル処理を含む信号検出処理)を行うパケット受信装置600で、受信した同一のデータに関する複数のパケットについて、少なくとも1つのパケット信号に対して、そのパケット信号の復号後の符号化ビットLLRを用いて干渉キャンセル処理を含む信号検出処理を行い、前記信号検出処理を行うパケットを構成する信号の復号後の符号化ビットLLRのうち、前記干渉キャンセル処理を行わない信号に対する符号化ビットLLRは、ハイブリッド自動再送(HARQ)において合成する信号の更新に用いる場合について説明する。
なお、干渉とは多重された他の信号を意味する。すなわち、例えば、信号P1と信号P2が空間多重された場合、信号P1にとっては信号P2が干渉であり、信号P2にとっては信号P1が干渉である。干渉キャンセル処理とは、干渉信号を再生した信号(レプリカ)を受信信号から除去する処理であり、例えば信号P2を検出する際には、受信信号から信号P1のレプリカを除去する。
パケット送信装置500は、ストリーム信号生成部501−1〜501−N(ただし、Nはストリーム数)、アンテナ部502−1〜502−N、再送制御信号生成部503、復元部504を備えている。
また、ストリーム信号生成部501は、符号化部511、インターリーブ部512、変調部513、IFFT部514、パイロット信号生成部518、多重部515、GI挿入部516、送信部517を備えている。
復元部504は、アンテナ部502−1を介して受信したパケット受信装置600からの信号を復元処理可能な周波数帯へ変換し、通過帯域を制限するフィルタリング処理を行い、アナログ信号からディジタル信号へ変換する。
なお、復元部504は、パケット受信装置600が送信する信号の伝送方式に基づいて受信信号を復元する。ここでは、復元部504は、アンテナ部502−1に接続され、アンテナ部502−1を介して受信するように記載したが、どのアンテナ部を介して受信するようにしても良い。
符号化部511は、パケット受信装置600において誤り検出及び誤り訂正ができるように、外部から入力された情報データのビット系列に冗長ビットを付加する。また、符号化部511は、第1及び第3の実施形態と同様に、図2に示す誤り検出符号化部121、誤り訂正符号化部122、パンクチャ部123、送信データ記憶部124を備えている。
なお、本実施形態では、ストリーム毎にパケットを生成し、パケット毎(ストリーム毎)に誤り訂正符号化を行う。符号化部511が行うパンクチャ処理のパンクチャパターンには、第1及び第3の実施形態と同様に、例えば、図4に示したパンクチャパターンがある。
変調部513は、インターリーブ部512からの出力データに対してQPSK、16QAMなどのデータ変調を行い、変調シンボルを生成し、IFFT部514に出力する。なお、ストリーム毎にデータ変調の方式は異なっていても良い。
IFFT部514は、変調部513からの変調シンボルを逆高速フーリエ変換(IFFT)により周波数―時間変換を行い、時間領域信号を生成し、多重部515に出力する。
パイロット信号生成部518は、各ストリーム信号の伝搬路推定に用いるパイロット信号を生成して、多重部515に出力する。パイロット信号生成部518は、ストリーム毎に直交したパイロット信号を生成する。
図30では、再送制御信号はストリーム信号生成部501−1におけるストリームに多重される構成となっているが、これに限るものではない。いずれのストリーム(複数も可能)に多重されても良い。なお、再送制御信号には、変調部513が用いたデータ変調方式、符号化部511の符号化率などの送信パラメータの通知を含んでも良い。
各ストリーム信号生成部501−2〜501−Nにおいても、ストリーム信号生成部501−1と同様の処理が行われ、各々のストリーム信号生成部501−2〜501−Nからの出力信号を異なるアンテナ部502−2〜502−Nから送信することで、パケット送信装置500が送信した初送パケットあるいは再送パケットは空間多重される。
なお、アンテナ部501−1〜501−N各々から出力される信号を、ストリーム1〜ストリームNと呼ぶ。なお、本実施形態では、同じデータに関するパケットは同じアンテナから送信する場合について説明したが、再送回数毎に異なるアンテナから送信しても良い。以下、パケット送信装置500において、同じデータに関するパケットが同じアンテナから再送された場合について説明する。
また、アンテナ毎受信処理部602−1〜602−Mの各々は、受信部610、GI除去部611、FFT部612、伝搬路推定部613、伝搬路推定値記憶部614を備えている。ここでは、アンテナ毎受信処理部602−1〜602−Mを代表して、アンテナ毎受信処理部602−1を説明する。
例えば、受信パケット管理部603は、復号部1610が出力する符号化ビットLLRにおいて、受信パケット毎の平均値を算出し、その平均値が大きい受信パケットを、干渉キャンセルを含む信号検出処理を行うパケットと決定する。
アンテナ毎受信処理部602−1〜602−Mは、それぞれに対応するアンテナ部601−1〜601−Mを介して受信した信号の受信処理を行う。
伝搬路推定部613は、受信部610が出力するディジタルの受信信号に含まれるパイロット信号を用いて、パケット送信装置500の各アンテナ部501−1〜501−Nとパケット受信装置600のアンテナ部601−1との間の伝搬路特性を推定し、伝搬路推定値を算出し、受信信号処理部604、伝搬路推定値記憶部614に出力する。
受信パケット管理部603より受信信号処理部604に伝搬路推定値を入力する指示があると、記憶している伝搬路推定値記憶部614は、伝搬路推定値を受信信号処理部604に出力する。なお、伝搬路推定部613は、制御チャネル、プリアンブルなど伝搬路を推定できる他の信号を用いて伝搬路推定値を算出するようにしても良い。
アンテナ部601−1が、ハイブリッド自動再送(HARQ)における第p回目の受信パケットを受信した場合に受信信号処理部604が第p回目の受信パケットを用いて干渉キャンセル処理(MIMO分離処理)を行う場合、その旨が受信パケット管理部603より伝搬路推定部613及び伝搬路推定値614に指示され、伝搬路推定部613より第p回目の受信パケットに対する伝搬路推定値が受信信号処理部604に出力される。
また、アンテナ部601−1がHARQにおける第p回目の受信パケットを受信した場合に受信信号処理部604が第p回目以外の受信パケットを用いて干渉キャンセル処理(MIMO分離処理)を行う場合、その旨が受信パケット管理部603より伝搬路推定部613及び伝搬路推定値614に指示され、伝搬路推定値記憶部614より干渉キャンセル処理が行われるパケットに対する伝搬路推定値が受信信号処理部604に出力される。
アンテナ毎受信処理部602−2〜602−Mも、アンテナ毎受信処理部602−1と同様の処理を行うため、それらの処理についての説明を省略する。
ここで、送信アンテナ数と受信アンテナ数がそれぞれN×MであるMIMOシステムでは、ハイブリッド自動再送(HARQ)における第p回目の受信パケットの第kサブキャリアにおける信号Rp(k)は、以下の式(12)、式(13)にて表すことができる。
ハイブリッド自動再送(HARQ)における第p回目の受信パケットを受信した場合に受信信号処理部604が第p回目以外の受信パケットを用いて干渉キャンセル処理(MIMO分離処理)を行う場合、その旨が受信パケット管理部603より受信信号記憶部606に指示され、受信信号記憶部606は、記憶している干渉キャンセル処理を行うパケット信号を受信信号処理部604に出力する。
すなわち、応答信号生成部605は、誤り検出結果が誤り有りのときは、再送が必要であることを示すNACK信号を生成し、誤り検出結果が誤り無しのときは、再送が不要であることを示すACK信号を生成する。なお、応答信号生成部605は、生成した応答信号を、アンテナ部601−1を介してパケット送信装置500に送信する場合について説明したが、どのアンテナから送信するようにしても良い。
受信信号処理部604は、受信信号毎信号検出部1601−1〜1601−Nを備えており、受信信号毎信号検出部1601−1〜1601−Nには、それぞれ合成部1609、復号部1610、パンクチャ部1612、ビットLLR記憶部1613が設けられている。
受信信号毎信号処理部1601−1〜1601−Nの各々は、干渉キャンセラ部1611、MIMO分離部1605、復調部1606、デインターリーブ部1607、デパンクチャ部1608を備えている。
干渉キャンセル部1611は、減算部1603、受信レプリカ生成部1602、シンボルレプリカ生成部1604を備えている。受信レプリカ生成部1602及びシンボルレプリカ生成部1604をまとめてレプリカ生成部とも称する。
第p回目の受信パケットに対して干渉キャンセル処理を行う場合、FFT部612からの入力信号に対して干渉キャンセル処理を行う。第1〜p−1回目の受信パケットに対して干渉キャンセル処理を行う場合、受信信号記憶部606からの入力信号に対して干渉キャンセル処理を行う。
受信電力やSINRは、パイロット信号などの既知の信号より算出することが可能である。あるいは、MIMO分離部1605の出力から算出した各ストリームの受信電力又はSINRから、受信信号毎信号検出部1601−1〜1601−Nの各々で干渉キャンセル処理及び信号検出するストリームを決定することができる。
以降の説明では、第1〜Nストリームの受信電力P1〜PNは、P1>P2>・・・>PNであり、受信電力が大きい順に干渉キャンセル処理及び信号検出する場合について説明する。
パンクチャ部1612は、復号部1610が出力する符号化ビットLLRのうち、信号検出部1601において繰り返し干渉キャンセルを含む信号検出処理を行うパケット信号の符号化ビットLLRをシンボルレプリカ生成部1604に出力する。
また、復号部1610が出力する符号化ビットLLRのうち、信号検出部1601において繰り返し干渉キャンセルを含む信号検出処理を行わないパケット信号の符号化ビットLLRをビットLLR記憶部1613に出力する。
ビットLLR記憶部1613は、デパンクチャ部1608から出力される符号化ビットLLRを記憶する。また、パンクチャ部1612から出力される符号化ビットLLRで既に記憶している符号化ビットLLRを更新する。デパンクチャ部1608及びパンクチャ部1612及びビットLLR記憶部1613の動作において、新しい送信パケットを受信した場合の符号化ビットLLRの更新方法は第1の実施形態の図13〜図15での説明と同様である。また、パンクチャ部1608及び及びパンクチャ部1612ビットLLR記憶部1613の動作において、干渉キャンセルの繰り返し処理毎の符号化ビットLLRの更新方法は第2の実施形態の図24〜図26での説明と同様である。
干渉キャンセル部1611は、FFT部612からの出力信号あるいは受信信号記憶部606からの出力信号から、干渉信号のレプリカを除去する。
減算部1603は、受信レプリカ生成部1602で生成した干渉レプリカをFFT部612からの出力信号あるいは受信信号記憶部606が記憶している信号から減算して、干渉レプリカを除去する。
第i回目の繰り返し処理時における受信信号毎信号処理部1601−nの減算部1603の出力信号をR〜 n,p、i(k)は以下の式(17)となる。
第i回目の繰り返し処理時における受信信号毎信号処理部1601−nの受信レプリカ生成部1602の出力信号であるR^n,p,i(k)は以下の式(18)となる。
ただし、Hu,p(k)は第p回目の受信パケットを受信した時に干渉キャンセル処理を行うパケット信号のストリームuの伝搬路推定値、S’u,p,i(k)は、第p回目の受信パケットを受信した時に干渉キャンセル処理を行うパケット信号のストリームuに対する第i回目の繰り返し処理において生成したシンボルレプリカを示す。
なお、i=1の場合(初回処理)、第i回目の繰り返し処理ですでに生成したストリーム1〜ストリーム(n−1)のシンボルレプリカのみと伝搬路推定値から受信信号レプリカを生成する。
干渉キャンセル部1611は、全ての受信アンテナからの信号に対して上述した処理を行い、干渉キャンセル処理を行う。
例えば、第p回目の受信パケットを受信した時、受信信号毎信号処理部1601−nに属するMIMO分離部1605のZF基準、MMSE基準に基づいた重み係数WZF、p、n(k)、WMMSE、p、n(k)は、それぞれ以下の式(19)、式(20)で表すことができる。
デインターリーブ部1607は、送信元のパケット送信装置500が施したインタリーブの逆操作となるように、復調部1606からの出力データ系列の配置を並び替える。デパンクチャ部1608は、デインターリーブ部1607からの出力データ系列に対して、第2の実施形態のデパンクチャ部226と同様に、送信元のパケット送信装置500が施したパンクチャ処理で間引かれたビットを補うデパンクチャ処理を行う。
Claims (9)
- 受信した信号に誤りを検出すると、送信元に再送を要求するハイブリッド自動再送を行う通信装置において、
同一のデータに関する複数のパケット信号を受信する受信部と、
前記パケット信号を信号検出処理して復調結果を得る信号検出部と、
前記信号検出部が検出した信号であって、前記同一のデータに関する複数の前記信号同士を合成する合成部と、
合成した前記信号を復号処理して復号処理結果を得る復号処理部と、
前記同一のデータに関する複数のパケットを構成する信号のうち、前記信号検出部が信号検出していない信号に対する前記復号処理結果を前記合成部に入力するパンクチャ部と、
を備えることを特徴とする通信装置。 - 前記信号検出部は、受信した前記パケット信号から、前記同一のデータに関する複数のパケット信号の少なくとも1つ以上のパケット信号を、復号処理結果を用いた検出により復調処理結果を出力し、
前記パンクチャ部は、前記同一のデータに関する複数のパケット信号のうち、前記信号検出部が信号検出をするパケットを構成する信号に対する前記復号処理結果は前記信号検出部に入力し、前記信号検出部が信号検出しない信号に対する前記復号処理結果は前記合成部に入力することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記信号検出部は、前記復号処理結果を用いて信号検出するパケット信号に対する干渉レプリカ信号を生成し、前記干渉レプリカ信号を生成したパケット信号から前記干渉レプリカ信号を減算することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
- 前記復号処理結果に基づいて選定したパケット信号に対して前記信号検出部による検出と、前記合成部による合成と、前記復号処理部による復号処理とを繰り返し行う繰り返し処理において、前記信号検出部が検出するパケット信号を少なくとも1回以上選定し直すことを特徴とする請求項2又は3のいずれかの項に記載の通信装置。
- 前記合成部に入力する前記復号処理結果を、前記受信部が受信するパケット信号毎に更新することを特徴とする請求項1から4までのいずれかの項に記載の通信装置。
- 前記合成部に入力する前記復号処理結果を、前記信号検出部の信号検出処理毎に更新することを特徴とする請求項1から5までのいずれかの項に記載の通信装置。
- データに関する初送パケット信号を送信し、前記初送パケット信号の応答として再送要求を通信相手の通信装置から受信すると、前記データに関する再送パケット信号を送信する第1の通信装置と、前記第1の通信装置が送信したパケット信号を受信し、前記パケット信号を復号した結果に誤りを検出したときは、前記第1の通信装置に再送を要求する第2の通信装置とを備える通信システムにおいて、
前記第2の通信装置は、
同一のデータに関する複数のパケット信号を受信する受信部と、
前記パケット信号を信号検出処理して復調結果を得る信号検出部と、
前記信号検出部が検出した信号であって、前記同一のデータに関する複数の前記信号同士を合成する合成部と、
合成した前記信号を復号処理して復号処理結果を得る復号処理部と、
前記同一のデータに関する複数のパケット信号のうち、前記信号検出部が信号検出しないパケットを構成する信号に対する前記復号処理結果を前記合成部に入力するパンクチャ部と、
を備えることを特徴とする通信システム。 - 前記第2の通信装置は、
前記信号検出部が、受信した前記パケット信号から、前記同一のデータに関する複数のパケット信号の少なくとも1つ以上のパケット信号を、復号処理結果を用いた検出により復調処理結果を出力し、
前記パンクチャ部が、前記同一のデータに関する複数のパケット信号のうち、前記信号検出部が信号検出をするパケット信号に対する前記復号処理結果は前記信号検出部に入力し、前記信号検出部が信号検出しないパケット信号に対する前記復号処理結果は前記合成部に入力することを特徴とする請求項7に記載の通信システム。 - 受信した信号に誤りを検出すると、送信元に再送を要求するハイブリッド自動再送を行う通信装置を用いた通信方法であって、
同一のデータに関する複数のパケット信号を受信する第1の過程と、
第1の過程で受信したパケット信号を信号検出処理して復調結果を得る第2の過程と、
第2の過程で検出した信号であって、前記同一のデータに関する複数の前記信号同士を合成する第3の過程と、
第3の過程で合成した前記信号を復号処理して復号処理結果を得る第4の過程と、
前記同一のデータに関する複数のパケット信号のうち、第2の過程で信号検出しないパケットを構成する信号に対する前記復号処理結果を第3の過程で合成することを特徴とする通信方法。
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