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JP2010038185A - 被固定部材の固定構造およびクリップ - Google Patents

被固定部材の固定構造およびクリップ Download PDF

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JP2010038185A
JP2010038185A JP2008198332A JP2008198332A JP2010038185A JP 2010038185 A JP2010038185 A JP 2010038185A JP 2008198332 A JP2008198332 A JP 2008198332A JP 2008198332 A JP2008198332 A JP 2008198332A JP 2010038185 A JP2010038185 A JP 2010038185A
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Atsushi Ogawa
敦司 小川
Keisuke Suzuki
恵介 鈴木
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Nifco Inc
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Abstract

【課題】所定値以上の引き抜き力が作用すると、固定部材に装着されている被固定部材が固定部材より大きく離れることを可能にすること。
【解決手段】所定値以上の引き抜き力が作用すると、ピン部材40がグロメット部材20に対して所定ストロークのみ抜け出す方向に移動することに加えて、グロメット部材20がグロメット部材20を取り付けられている部材201に対して所定ストロークのみ抜け出す方向に移動できる構造にする。
【選択図】図5

Description

本発明は、被固定部材の固定構造およびクリップに関し、より詳細には、例えば、自動車の内装部材(被固定部材)を車体構造体(固定部材)に取り付けるために用いられ、被固定部材に規定荷重以上の荷重が作用した際には固定部材に対して所定ストロークのみ離脱変位可能な被固定部材の固定構造およびグロメット・ピン式のクリップに関するものである。
サイドエアバック付きの自動車には、フロントピラーの車室内側に取り付けられるガーニッシュ(内装部材)の内側にサイドエアバックを配置するものがある。このような場合、サイドエアバックの膨張動作時には、フロントピラーとガーニッシュとの間に隙間ができ、当該隙間よりサイドエアバックが車室内に展開されるよう、ガーニッシュ内側からガーニッシュに規定荷重以上の荷重が作用した際には、ガーニッシュがフロントピラーに対して所定ストロークのみ離脱方向に変位すること許容するガーニッシュの取付構造が採用される。
このガーニッシュ取付のためのグロメット・ピン式のクリップとして、フロントピラーに形成された孔を貫通して逆止係合によってフロントピラーに固定される筒状のグロメット部材と、頭部をガーニッシュに固定されグロメット部材に形成されたピン受入孔に挿入されて当該グロメット部材に係合するピン部材とを有し、グロメット部材とピン部材との係止部が、ピン部材に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用しない状態では、ピン部材がピン受入孔に所定量挿入されたピン正規状態、つまり、ガーニッシュの正規の取付状態を維持し、ピン部材に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用した場合には、ピン正規状態より所定ストロークのみピン部材がピン受入孔より抜け出す方向に移動、つまり、ガーニッシュがフロントピラーに対して離脱方向にする方向に移動することを許す係止構造になっているものがある(例えば、特許文献1)。
特開2002−37007号公報
上述したグロメット・ピン式クリップでは、ガーニッシュがフロントピラーに対して離脱方向にする方向に移動する移動量は、グロメット部材に対するピン部材の抜け出し方向の移動量(所定ストローク)により決まり、グロメット部材に対するピン部材の差し込み軸長以上の大きさに設定することはできない。
フロントピラーは、車体構成部材として所要の強度を有すべく、一般的に、閉じられた箱形断面形状をしている。グロメット部材のピン受入孔に挿入されたピン部材は、グロメット部材と共にフロントピラーの箱形断面形状による内部空間内に納められるから、グロメット部材に対するピン部材の差し込み軸長はフロントピラーの内部空間の大きさにより制限され、特に、フロントピラーが細い構造の自動車では、ピン部材の差し込み軸長を大きくとることができない。このため、サイドエアバックの展開のために必要なフロントピラーとガーニッシュとの間の隙間を十分に取れないことがある。
本発明が解決しようとする課題は、ピン部材の差し込み軸長を十分に取れなくても、サイドエアバックの展開のために必要なフロントピラーとガーニッシュとの間の隙間を十分に取れることを可能にする等、所定値以上の引き抜き力が作用すると、固定部材に装着されている被固定部材が固定部材より大きく離れることを可能にすることである。
本発明による被固定部材の固定構造は、固定部材または被固定部材のいずれか一方に取り付けられピン収容部を備えたグロメット部材と、前記固定部材または前記被固定部材のいずれか他方に取り付けられ、前記ピン収容部に挿入されて前記グロメット部材に保持されるピン部材とを用い、前記グロメット部材は、当該グロメット部材を取り付けられた前記固定部材または前記被固定部材に対して離脱する方向に所定ストロークのみ移動可能に取り付けられ、前記ピン部材は、グロメット部材に対して離脱する方向に所定ストロークのみ移動可能に前記ピン収容部に収容され、前記被固定部材の作用により、前記グロメット部材が、当該グロメット部材を取り付けられた前記固定部材または前記被固定部材から離脱する方向へ移動し、前記ピン部材が前記グロメット部材との保持状態を解除されて前記グロメット部材から離脱する方向へ移動した後も、前記グロメット部材、ピン部材が、前記固定部材、前記被固定部材に取り付けられた状態を維持することを特徴としている。
本発明による被固定部材の固定構造は、固定部材と被固定部材に取り付けられ各々ピン収容部を備えた二つのグロメット部材と、一端側を一方の前記グロメット部材のピン収容部に挿入され他端側を他方の前記グロメット部材のピン収容部に挿入されて両グロメット部材に保持されるピン部材とを用い、前記グロメット部材は、前記固定部材または前記被固定部材に対して離脱する方向に所定ストロークのみ移動可能に取り付けられ、前記ピン部材は、前記二つのグロメット部材の双方に対して離脱する方向に所定ストロークのみ移動可能に前記ピン収容部に収容され、前記被固定部材の作用により、前記グロメット部材が前記固定部材または前記被固定部材から離脱する方向へ移動し、前記ピン部材が、前記グロメット部材との保持状態を解除されて前記グロメット部材から離脱する方向へ移動した後も、前記グロメット部材が、前記固定部材、前記被固定部材に取り付けられた状態を維持することを特徴としている。
部材の固定構造。
本発明による被固定部材の固定構造は、好ましくは、前記グロメット部材は、前記固定部材および/または前記被固定部材に係止可能な二つの係止部を有し、当該二つの係止部の離脱荷重が互いに異なる値に設定されていることを特徴としている。
本発明による被固定部材の固定構造は、好ましくは、前記係止部は、前記固定部材および/または前記被固定部材に設けられた開口に挿入された際、当該開口の周縁に当接して内方に撓み、挿通後に復元して前記開口の周縁に当接する当接部を備えた弾性係止片からなり、前記固定部材および/または前記被固定部材に近接した位置の係止部の当接部は、前記開口の周縁に対して異なる角度を持つことにより離脱荷重を互いに異なる値に設定されていることを特徴としている。
本発明による被固定部材の固定構造は、好ましくは、前記ピン部材の外周には、前記グロメット部材の係止部を相対移動可能に受け入れる溝部が形成されていることを特徴としている。
本発明によるクリップは、上述の発明による被固定部材の固定構造に用いるクリップであって、前記グロメット部材と前記ピン部材とからなるクリップである。
また、本発明によるクリップは、第1の部材に形成された孔を貫通して当該第1の部材に取り付けられるグロメット部材と、第2の部材に取り付けられ前記グロメット部材に形成されたピン受入孔に挿入されて前記グロメット部材に係合するピン部材とからなるクリップであって、前記グロメット部材と前記ピン部材との係止部は、当該両者間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用しない状態では前記ピン部材が前記ピン受入孔に所定量挿入されたピン正規状態を維持し、前記両者間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用した場合には前記ピン正規状態より所定ストロークのみ前記ピン部材が前記ピン受入孔より抜け出す方向に移動することを許す係止構造になっており、前記グロメット部材は、前記第1の部材との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用しない状態では、前記孔に所定量挿入されたグロメット正規状態を維持し、前記第1の部材との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用した場合には前記グロメット正規状態より所定ストロークのみ前記孔より抜け出す方向に移動することを許す前記第1の部材との係止構造を有することを特徴としている。
また、本発明によるクリップは、第1の部材に形成された第1の孔を貫通して当該第1の部材に取り付けられる第1のグロメット部材と、第2の部材に形成された第2の孔を貫通して当該第2の部材に取り付けられる第2のグロメット部材と、一端を前記第1のグロメット部材に形成された第1のピン受入孔に挿入され、他端を前記第2のグロメット部材に形成された第2のピン受入孔に挿入されるピン部材とからなるクリップであって、前記第1のグロメット部材と前記ピン部材との係止部は、当該両者間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用しない状態では前記ピン部材が前記第1のピン受入孔に所定量挿入されたピン正規状態を維持し、前記両者間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用した場合には前記ピン正規状態より所定ストロークのみ前記ピン部材が前記第1のピン受入孔より抜け出す方向(離脱する方向)に移動することを許す係止構造になっており、前記第2のグロメット部材と前記ピン部材との係止部は、当該両者間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用しない状態では前記ピン部材が前記第2のピン受入孔に所定量挿入されたピン正規状態を維持し、前記両者間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用した場合には前記ピン正規状態より所定ストロークのみ前記ピン部材が前記第2のピン受入孔より抜け出す方向(離脱する方向)に移動することを許す係止構造になっており、前記第1のグロメット部材は、前記第1の部材との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用しない状態では、前記第1の孔に所定量挿入された第1グロメット正規状態を維持し、前記第1の部材との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用した場合には前記第1グロメット正規状態より所定ストロークのみ前記第1の孔より抜け出す方向に移動することを許す前記第1の部材との係止構造を有し、前記第2のグロメット部材は、前記第2の部材との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用しない状態では、前記第2の孔に所定量挿入された第2グロメット正規状態を維持し、前記第2の部材との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用した場合には前記第2グロメット正規状態より所定ストロークのみ前記第2の孔より抜け出す方向に移動することを許す前記第2の部材との係止構造を有することを特徴としている。
本発明によれば、所定値以上の引き抜き力が作用すると、ピン部材がグロメット部材に対して所定ストロークのみ抜け出す方向に移動することに加えて、グロメット部材がグロメット部材を取り付けられている部材(固定部材あるいは被固定部材)に対して所定ストロークのみ抜け出す方向に移動できるようになっており、従来のものに比してグロメット部材の第1の部材に対する移動ストローク分、抜け出し可能量が増加する。
これにより、本発明によれば、例えば、フロントピラーに対するガーニッシュの取り付けに使用して、ピン部材の差し込み軸長を十分に取れなくても、サイドエアバックの展開のために必要なフロントピラーとガーニッシュとの間の隙間を十分に取ることが可能になる。
まず、この発明による被固定部材の固定構造を、自動車のフロントピラーにガーニッシュを取り付ける固定構造に適用した実施形態について、図1を参照して説明する。図1は、自動車のフロントピラー部分を水平面で切断した平断面図である。
フロントピラー(固定部材)200は、互いに接合されたインナ部材201とアウタ部材202とにより箱形断面形状に構成されている。フロントピラー200の内部には、更に、レインフォースメント203が設けられており、フロントピラー200の内部空間204が狭くなっている。
車室内側に位置するインナ部材201には、クリップ10によってガーニッシュ(被固定部材)205が取り付けられている。ガーニッシュ205の内側、つまりガーニッシュ205がインナ部材201との間に画定するガーニッシュ内側空間106にはサイドエアーバックユニット207が配置されている。
クリップ10は、グロメット部材20とピン部材40とにより構成されたグロメット・ピン式のクリップである。クリップ10は、グロメット部材20をインナ部材201に取り付けられ、ピン部材40をガーニッシュ205の取付部208に取り付けられる。そして、クリップ10は、グロメット部材20とピン部材40の結合によってガーニッシュ205をインナ部材201に固定する。グロメット部材20、ピン部材40は、各々全体をプラスチックスにより構成された成形品である。
なお、図1において、210はフロントウィンドシールドガラスを、211はサイドドアの前側部分を、212はサイドドアウィンドシールドガラスを各々示している。
次に、本発明によるクリップ10の一つの実施形態を、図2〜図5を参照して説明する。
グロメット部材20は、内側にピン受入孔(ピン収容部)21を貫通形成された筒状部22と、筒状部22の一端部外周に形成された傘状のフランジ部23と有する。
筒状部22のフランジ部23の側の端部近傍には、門形切り欠き24によって緩斜前面と急斜背面による第1の逆止爪片25が形成されている。第1の逆止爪片25は、筒状部22の外周に突出しており、第1の抜け止め強度(離脱荷重)をもって第1の部材、本実施形態ではインナ部材201に貫通形成された孔201Aに挿入されてインナ部材201に抜け止め係合する第1の係止部をなしている。第1の逆止爪片25は筒状部22の周廻りに180度回転変位した2箇所に設けられている。
筒状部22の先端側、詳細には第1の逆止爪片25より孔201Aに対するグロメット部材20の挿入方向で見て先端側には、門形切り欠き26によって緩斜前面と急斜背面による第2の逆止爪片27が形成されている。第2の逆止爪片27は、筒状部22の外周に突出しており、前記第1の抜け止め強度より強い第2の抜け止め強度をもってインナ部材201に抜け止め係合にする第2の係止部をなしている。第2の逆止爪片27も筒状部22の周廻りに180度回転変位した2箇所に設けられている。
筒状部22の先端には切り欠き28によって第3の逆止爪片29が形成されている。第3の逆止爪片29は、筒状部22の内周、つまりピン受入孔21に突出しており、所定挿入位置(最大挿入位置)までピン受入孔21に挿入された後述するピン部材40の逆止形状先端部43と係合してピン部材40を前記第2の抜け止め強度より弱い第3の抜け止め強度をもって抜け止めする第3の係止部をなしている。第3の逆止爪片29も筒状部22の周廻りに180度回転変位した2箇所に設けられている。
筒状部22の軸線方向中間部には門形切り欠き30によって第4の逆止爪片31が形成されている。第4の逆止爪片31は、筒状部22の内周、つまりピン受入孔21に突出しており、前記所定挿入位置よりピン受入孔21を所定量抜け出す方向に移動した後述するピン部材40の逆止形状先端部43と係合してピン部材40を前記第1の抜け止め強度および前記第3の抜け止め強度より強い第4の抜け止め強度をもって抜け止めする第4の係止部をなしている。第4の逆止爪片31も筒状部22の周廻りに180度回転変位した2箇所に設けられている。なお、第3の逆止爪片29と第4の逆止爪片31とは、筒状部22の周廻りに互いに90度回転変位した位置に設けられている。
ピン部材40は、ピン受入孔21に挿入される軸部41と、軸部41の一端部に形成された二重フランジによるガーニッシュ(第2の部材)取付用頭部42と、軸部41の他端部、すなわち先端部に形成された逆止形状先端部43とを有する。逆止形状先端部43は、緩斜前面43Aと急斜背面43Bによる切頭円錐形状(戻り付き矢尻形状)をしている。
軸部41の外周には軸線方向に直線状に延在する長溝(溝部)44が形成されている。長溝44には第4の逆止爪片(係合部)31が軸線方向に摺動可能に嵌合する。これにより、グロメット部材20に対するピン部材40の回り止めが行われ、同時に筒状部22の径方向の大きさを小さくすることができる。
また、この実施形態では、逆止形状先端部43の急斜背面43Bは、長溝44の部位において、つまり第4の逆止爪片31が係合する部位において長溝44の深さ分、径方向に拡大され、しかも、垂直面(軸部41の中心軸線に直交する面)になっている。更に、長溝44は第4の逆止爪片31の先端部を逆止形状先端部43の内側に受け入れる延長部44Aを有している。
本実施形態では、前記第1の抜け止め強度と前記第3の抜け止め強度は、サイドエアーバックユニット207が膨張動作した時にグロメット部材20、ピン部材40に作用する抜け出し方向荷重によって抜け止めを解除する強度である。これに対し、前記第2の抜け止め強度と前記第4の抜け止め強度は、サイドエアーバックユニット207が膨張動作した時にグロメット部材20、ピン部材40に作用する抜け出し方向荷重によって抜け止めを維持する強度である。なお、前記第1の抜け止め強度と前記第3の抜け止め強度は略同等であってよく、前記第2の抜け止め強度と前記第4の抜け止め強度は同等であってよい。
第1の逆止爪片25、第2の逆止爪片27によるグロメット部材20の抜け止め強度は、第1の逆止爪片25、第2の逆止爪片27の外方への突出高さ、逆止面の傾斜角度により定量的に設定することができる。本実施形態では、第2の逆止爪片27の外方への突出高さが第1の逆止爪片25に比して高く、しかも第2の逆止爪片27の逆止面の傾斜角度が、第1の逆止爪片25に比して90度に近い角度になっている。
第3の逆止爪片29、第4の逆止爪片31によるピン部材40の抜け止め強度は、第1の逆止爪片25、第2の逆止爪片27の内方への突出高さにより定量的に設定することができる。本実施形態では、第4の逆止爪片31の内方への突出高さが第3の逆止爪片29に比して高くなっている。
図5(a)は、グロメット部材20の筒状部22がインナ部材201の孔(開口)201Aに所定量挿入され、第1の逆止爪片25がインナ部材201に第1の抜け止め強度をもって逆止係合し、フランジ部23と第1の逆止爪片25とでインナ部材201を挟み、グロメット部材20がインナ部材201に固定され、頭部42にガーニッシュ205の取付部208を固定されたピン部材40がピン受入孔21に所定量挿入された所定挿入位置(最大挿入位置)にあって、ピン部材40の逆止形状先端部43がグロメット部材20の第3の逆止爪片29に第3の抜け止め強度をもって逆止係合した通常取付状態を示している。
この通常取付状態では、図1、図5(a)に示されているように、グロメット部材20はグロメット正規状態にあり、ピン部材40はピン正規状態にある。この状態は、グロメット部材20とピン部材40との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用しない限り維持される。
なお、第1の逆止爪片25、第2の係止爪片27は、グロメット部材20がインナ部材201の孔201Aに挿入された際、孔201Aの周縁に当接して内方に撓み、挿通後に復元して孔201Aの周縁に当接する。
サイドエアバック107の膨張動作により、インナ部材201、ガーニッシュ205を介してグロメット部材20とピン部材40との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用すると、図5(b)に示されているように、ピン部材40の逆止形状先端部43がグロメット部材20と第3の逆止爪片29との逆止係合より離脱し、ピン部材40がピン受入孔21より抜け出す方向に移動する。この移動は、ピン部材40の逆止形状先端部43がグロメット部材20の第4の逆止爪片31に係合するまで行われ、逆止形状先端部43が第4の逆止爪片31に第4の抜け止め強度をもって強く係合することにより止まる。
このように、グロメット部材20とピン部材40との係止部は、当該両者間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用しない状態ではピン部材40がピン受入孔21に所定量挿入されたピン正規状態を維持し、前記両者間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用した場合には前記ピン正規状態より所定ストロークのみピン部材40がピン受入孔21より抜け出す方向に移動することを許す係止構造になっている。
グロメット部材20とピン部材40とに所定値以上の抜け出し方向荷重が作用すると、 更に、図5(c)に示されているように、第1の逆止爪片25がインナ部材201との逆止係合より離脱してグロメット部材20が孔201Aより抜け出す方向に移動する。この移動は、グロメット部材20の第2の逆止爪片27がインナ部材201に第2の抜け止め強度をもって強く係合することにより止まる。
このように、グロメット部材20は、第1の部材であるインナ部材201との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用しない状態では、孔201Aに所定量挿入されたグロメット正規状態を維持し、インナ部材201との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用した場合には前記グロメット正規状態より所定ストロークのみ孔201Aより抜け出す方向に移動することを許すインナ部材201との係止構造を有する。
上述したように、グリップ10に所定値以上の引き抜き力が作用すると、ピン部材40がグロメット部材40に対して所定ストロークのみ抜け出す方向に移動することに加えて、グロメット部材20がインナ部材201に対して所定ストロークのみ抜け出す方向に移動するから、従来のものに比してグロメット部材20のインナ部材201に対する移動ストローク分、抜け出し可能量が増加する。
これにより、クリップ10は、フロントピラー200のインナ部材201に対するガーニッシュ205の取り付けに使用して、内部空間204のスペース的制約からピン部材40の差し込み軸長を十分に取れなくても、サイドエアバック107の展開のために必要なフロントピラー200とガーニッシュ205との間の隙間を、図1に仮想線によって示しされているよう、十分に取ることができるようになる。
図6は、本発明によるクリップの他の実施形態を示している。
クリップ60は、第1のグロメット部材70と、第2のグロメット部材90と、ピン部材110の3部品により構成されたグロメット・ピン式のクリップである。クリップ60は、第1のグロメット部材70をインナ部材201に取り付けられ、第2のグロメット部材90をガーニッシュ205の取付部208に取り付けられる。そして、クリップ60は、ピン部材110によって第1のグロメット部材70と第2のグロメット部材90とが結合されることによりガーニッシュ205をインナ部材201に固定する。第1のグロメット部材70、第2のグロメット部材90、ピン部材110は、各々全体をプラスチックスにより構成された成形品である。
第1のグロメット部材70は、上述の実施形態のグロメット部材20と実質的に同じ部品であり、内側にピン受入孔71を貫通形成された筒状部72と、筒状部72の一端部外周に形成された傘状のフランジ部73と有する。
筒状部72のフランジ部73の側の端部近傍には、門形切り欠きによって緩斜前面と急斜背面による第1の逆止爪片75が形成されている。第1の逆止爪片75は、筒状部72の外周に突出しており、第1の抜け止め強度をもって第1の部材、本実施形態ではインナ部材201に貫通形成された孔201Aに挿入されてインナ部材201に抜け止め係合する第1の係止部をなしている。第1の逆止爪片75は筒状部22の周廻りに180度回転変位した2箇所に設けられている。
筒状部72の先端側、詳細には第1の逆止爪片75より孔201Aに対する第1のグロメット部材70の挿入方向で見て先端側には、門形切り欠きによって緩斜前面と急斜背面による第2の逆止爪片77が形成されている。第2の逆止爪片77は、筒状部72の外周に突出しており、前記第1の抜け止め強度より強い第2の抜け止め強度をもってインナ部材201に抜け止め係合にする第2の係止部をなしている。第2の逆止爪片77も筒状部72の周廻りに180度回転変位した2箇所に設けられている。
筒状部72の先端には切り欠きによって第3の逆止爪片79が形成されている。第3の逆止爪片79は、筒状部72の内周、つまりピン受入孔71に突出しており、所定挿入位置(最大挿入位置)までピン受入孔71に挿入された後述するピン部材110の第1の逆止形状先端部113と係合してピン部材110を前記第2の抜け止め強度より弱い第3の抜け止め強度をもって抜け止めする第3の係止部をなしている。第3の逆止爪片79も筒状部22の周廻りに180度回転変位した2箇所に設けられている。
筒状部72の軸線方向中間部には門形切り欠きによって第4の逆止爪片81が形成されている。第4の逆止爪片81は、筒状部72の内周、つまりピン受入孔71に突出しており、前記所定挿入位置よりピン受入孔71を所定量抜け出す方向に移動した後述するピン部材110の第1の逆止形状先端部113と係合してピン部材110を前記第1の抜け止め強度および前記第3の抜け止め強度より強い第4の抜け止め強度をもって抜け止めする第4の係止部をなしている。第4の逆止爪片81も筒状部72の周廻りに180度回転変位した2箇所に設けられている。なお、第3の逆止爪片79と第4の逆止爪片81とは、筒状部72の周廻りに互いに90度回転変位した位置に設けられている。
第2のグロメット部材90も、上述の実施形態のグロメット部材20と実質的に同じ部品であり、内側にピン受入孔91を貫通形成された筒状部92と、筒状部92の一端部外周に形成された傘状のフランジ部93と有する。
筒状部92のフランジ部93の側の端部近傍には、門形切り欠きによって緩斜前面と急斜背面による第5の逆止爪片95が形成されている。第5の逆止爪片95は、筒状部72の外周に突出しており、前記第2の抜け止め強度より弱い第5の抜け止め強度をもって第2の部材、本実施形態ではガーニッシュ205の取付部材208に貫通形成された孔208Aに挿入されて取付部材208に抜け止め係合する第5の係止部をなしている。第5の逆止爪片95は筒状部92の周廻りに180度回転変位した2箇所に設けられている。
筒状部92の先端側、詳細には第5の逆止爪片95より孔208Aに対する第2のグロメット部材90の挿入方向で見て先端側には、門形切り欠きによって緩斜前面と急斜背面による第6の逆止爪片97が形成されている。第6の逆止爪片97は、筒状部92の外周に突出しており、前記第5の抜け止め強度より強い第6の抜け止め強度をもって取付部材208に抜け止め係合にする第6の係止部をなしている。第6の逆止爪片97も筒状部92の周廻りに180度回転変位した2箇所に設けられている。
筒状部92の先端には切り欠きによって第7の逆止爪片99が形成されている。第7の逆止爪片99は、筒状部92の内周、つまりピン受入孔91に突出しており、所定挿入位置(最大挿入位置)までピン受入孔91に挿入された後述するピン部材110の第2の逆止形状先端部114と係合してピン部材110を前記第6の抜け止め強度より弱い第7の抜け止め強度をもって抜け止めする第6の係止部をなしている。第6の逆止爪片99も筒状部92の周廻りに180度回転変位した2箇所に設けられている。
筒状部92の軸線方向中間部には門形切り欠きによって第8の逆止爪片101が形成されている。第8の逆止爪片101は、筒状部92の内周、つまりピン受入孔91に突出しており、前記所定挿入位置よりピン受入孔91を所定量抜け出す方向に移動した後述するピン部材110の第2の逆止形状先端部114と係合してピン部材110を前記第5の抜け止め強度および前記第7の抜け止め強度より強い第8の抜け止め強度をもって抜け止めする第8の係止部をなしている。第8の逆止爪片101も筒状部92の周廻りに180度回転変位した2箇所に設けられている。なお、第7の逆止爪片99と第8の逆止爪片101とは、筒状部92の周廻りに互いに90度回転変位した位置に設けられている。
ピン部材110は、第1のグロメット部材70のピン受入孔71に挿入される軸部111と、軸部111と同一軸線上に設けられて第2のグロメット部材90のピン受入孔91に挿入される軸部112と、軸部111の先端部に形成された第1の逆止形状先端部113と、軸部112の先端部に形成された第2の逆止形状先端部114とを有する。第1の逆止形状先端部113、第2の逆止形状先端部114は、各々、緩斜前面113A、114Aと急斜背面113B、114Bによる切頭円錐形状(戻り付き矢尻形状)をしている。
軸部111、112の外周には軸線方向に直線状に延在する長溝115、116が形成されている。長溝115には第4の逆止爪片81が軸線方向に摺動可能に嵌合する。これにより、第1のグロメット部材70に対するピン部材110の回り止めが行われ、同時に筒状部72の径方向の大きさを小さくすることができる。もう一つの長溝116には第8の逆止爪片101が軸線方向に摺動可能に嵌合する。これにより、第2のグロメット部材90に対するピン部材110の回り止めが行われ、同時に筒状部92の径方向の大きさを小さくすることができる。
また、この実施形態では、第1、第2の逆止形状先端部113、114の急斜背面113B、114Bは、長溝115、116の部位において、つまり第4の逆止爪片81、第8の逆止爪片101が係合する部位において長溝115、116の深さ分、径方向に拡大され、しかも、垂直面(軸部111、112の中心軸線に直交する面)になっている。更に、長溝115、116は第4の逆止爪片71、第8の逆止爪片101の先端部を第1、第2の逆止形状先端部113、114の内側に受け入れる延長部115A、116Aを有している。
本実施形態では、前記第1の抜け止め強度と前記第3の抜け止め強度と前記第5の抜け止め強度と前記第7の抜け止め強度は、サイドエアーバックユニット107が膨張動作した時に第1、第2のグロメット部材70、90、ピン部材110に作用する抜け出し方向荷重によって抜け止めを解除する強度である。これに対し、前記第2の抜け止め強度と前記第4の抜け止め強度と前記第6の抜け止め強度と前記第8の抜け止め強度は、サイドエアーバックユニット107が膨張動作した時に第1、第2のグロメット部材70、90、ピン部材110に作用する抜け出し方向荷重によって抜け止めを維持する強度である。なお、前記第1の抜け止め強度と前記第3の抜け止め強度と前記第5の抜け止め強度と前記第7の抜け止め強度は略同等であってよく、前記第2の抜け止め強度と前記第4の抜け止め強度と前記第6の抜け止め強度と前記第8の抜け止め強度は同等であってよい。
第1の逆止爪片75、第2の逆止爪片77による第1のグロメット部材70の抜け止め強度、第5の逆止爪片95、第6の逆止爪片97による第2のグロメット部材90の抜け止め強度は、これら逆止爪片の外方への突出高さ、逆止面の傾斜角度により定量的に設定することができる。本実施形態では、第2の逆止爪片77、第6の逆止爪片97の外方への突出高さが第1の逆止爪片75、第5の逆止爪片95に比して高く、しかも第2の逆止爪片77、第6の逆止爪片97の逆止面の傾斜角度が、第1の逆止爪片75、第5の逆止爪片95に比して90度に近い角度になっている。
第3の逆止爪片79、第4の逆止爪片91、第6の逆止爪片99、第8の逆止爪片101によるピン部材110の抜け止め強度は、これら逆止爪片の内方への突出高さにより定量的に設定することができる。本実施形態では、第6の逆止爪片91、第8の逆止爪片101の内方への突出高さが第3の逆止爪片79、第6の逆止爪片99に比して高くなっている。
図6(a)は、第1のグロメット部材70の筒状部72がインナ部材101の孔(開口)101Aに所定量挿入され、第1の係止爪片75がインナ部材101に第1の抜け止め強度をもって逆止係合し、フランジ部73と第1の逆止爪片75とでインナ部材101を挟み、第1のグロメット部材70がインナ部材101に固定され、第2のグロメット部材90の筒状部92がガーニッシュ205の取付部材208の孔(開口)208Aに所定量挿入され、第5の係止爪片95が取付部材208に第5の抜け止め強度をもって逆止係合し、フランジ部93と第5の逆止爪片95とで取付部材208を挟み、第1のグロメット部材70がガーニッシュ205に固定され、ピン部材110の一方の軸部111が第1のグロメット部材70のピン受入孔71に所定量挿入された所定挿入位置(最大挿入位置)にあって、ピン部材110の第1の逆止形状先端部113が第1のグロメット部材70の第3の逆止爪片79に第3の抜け止め強度をもって逆止係合し、ピン部材110の他方の軸部112が第2のグロメット部材90のピン受入孔91に所定量挿入された所定挿入位置(最大挿入位置)にあって、ピン部材110の第2の逆止形状先端部114が第2のグロメット部材90の第6の逆止爪片99に第6の抜け止め強度をもって逆止係合した通常取付状態を示している。
この通常取付状態では、図6(a)に示されているように、第1のグロメット部材70は第1グロメット正規状態にあり、第2のグロメット部材90は第2グロメット正規状態にあり、ピン部材110はピン正規状態にある。この状態は、第1のグロメット部材70と第2のグロメット部材90との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用しない限り維持される。
なお、第1の逆止爪片75、第2の係止爪片77は、第1のグロメット部材60がインナ部材201の孔201Aに挿入された際、孔201Aの周縁に当接して内方に撓み、挿通後に復元して孔201Aの周縁に当接し、第6の逆止爪片95、第7の係止爪片97は、第2のグロメット部材90が取付部材208の孔208Aに挿入された際、孔208Aの周縁に当接して内方に撓み、挿通後に復元して孔208Aの周縁に当接する。
図1に示されているものと同様に、インナ部材201とガーニッシュ205との間に配置されたサイドエアバック207の膨張動作により、インナ部材201、ガーニッシュ205を介して第1のグロメット部材70と第2のグロメット部材90との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用すると、図6(b)に示されているように、ピン部材110の第1の逆止形状先端部113が第1のグロメット部材70と第3の逆止爪片79との逆止係合より離脱し、ピン部材110がピン受入孔71より抜け出す方向に移動する。この移動は、ピン部材110の第1の逆止形状先端部113が第1のグロメット部材70の第4の逆止爪片81に逆止係合するまで行われ、第1の逆止形状先端部113が第4の逆止爪片81に第4の抜け止め強度をもって強く逆止係合することにより止まる。
このように、第1のグロメット部材70とピン部材110との係止部は、当該両者間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用しない状態ではピン部材110がピン受入孔71に所定量挿入されたピン正規状態を維持し、前記両者間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用した場合には前記ピン正規状態より所定ストロークのみピン部材110がピン受入孔71より抜け出す方向に移動することを許す係止構造になっている。
また、第1のグロメット部材70と第2のグロメット部材90との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用すると、図6(b)に示されているように、ピン部材110の第2の逆止形状先端部114が第2のグロメット部材90と第6の逆止爪片99との逆止係合より離脱し、ピン部材110がピン受入孔91より抜け出す方向に移動する。この移動は、ピン部材110の第2の逆止形状先端部114が第2のグロメット部材90の第8の逆止爪片101に逆止係合するまで行われ、第2の逆止形状先端部114が第8の逆止爪片101に第8の抜け止め強度をもって強く逆止係合することにより止まる。
また、これらの動作に併せて、第1の係止爪片75がインナ部材201との逆止係合より離脱して第1のグロメット部材70が孔201Aより抜け出す方向に移動する。この移動は、第1のグロメット部材70の第2の逆止爪片77がインナ部材201に第2の抜け止め強度をもって強く逆止係合することにより止まる。
このように、第1のグロメット部材70は、第1の部材であるインナ部材201との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用しない状態では、孔201Aに所定量挿入された第1グロメット正規状態を維持し、インナ部材201との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用した場合には前記第1グロメット正規状態より所定ストロークのみ孔201Aより抜け出す方向に移動することを許すインナ部材201との係止構造を有する。
また、第5の係止爪片95が取付部材208との逆止係合より離脱して第2のグロメット部材90が孔208Aより抜け出す方向に移動する。この移動は、第2のグロメット部材90の第6の逆止爪片97に第6の抜け止め強度をもって強く逆止係合することにより止まる。
このように、第2のグロメット部材90は、第2の部材であるガーニッシュ205の取付部材208との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用しない状態では、孔208Aに所定量挿入された第2グロメット正規状態を維持し、取付部材208との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用した場合には前記第2グロメット正規状態より所定ストロークのみ孔108Aより抜け出す方向に移動することを許すガーニッシュ205との係止構造を有する。
上述したように、グリップ60に所定値以上の引き抜き力が作用すると、ピン部材1100が第1のグロメット部材70と第2のグロメット部材90の双方に対して所定ストロークのみ抜け出す方向に移動することに加えて、第1のグロメット部材70がインナ部材201に対して所定ストロークのみ抜け出す方向に移動と共に、第2のグロメット部材90がガーニッシュ205の取付部材208に対して所定ストロークのみ抜け出す方向に移動するから、従来のものに比して抜け出し可能量が大幅に増加する。
これにより、クリップ60は、フロントピラー200のインナ部材201に対するガーニッシュ205の取り付けに使用して、内部空間204のスペース的制約からピン部材110の差し込み軸長を十分に取れなくても、サイドエアバック107の展開のために必要なフロントピラー200とガーニッシュ205との間の隙間を十分大きく取ることができるようになる。
以下に上述した二つの実施形態のクリップを要約する。
(1)第1の部材に形成された孔を貫通して当該第1の部材に取り付けられる筒状のグロメット部材と、第2の部材に取り付けられ前記グロメット部材に形成されたピン受入孔に挿入されて前記グロメット部材に係合するピン部材とからなるクリップであって、
前記グロメット部材は、第1の抜け止め強度をもって前記第1の部材に抜け止め係合する第1の係止部と、前記第1の係止部より前記孔に対する挿入方向で見て先端側にあって前記第1の抜け止め強度より強い第2の抜け止め強度をもって前記第1の部材に抜け止め係合にする第2の係止部と、所定挿入位置まで前記ピン受入孔に挿入された前記ピン部材と係合して当該ピン部材を前記第2の抜け止め強度より弱い第3の抜け止め強度をもって抜け止めする第3の係止部と、前記所定挿入位置より所定量抜け出す方向に移動した前記ピン部材と係合して当該ピン部材を前記第1の抜け止め強度および前記第3の抜け止め強度より強い第4の抜け止め強度をもって抜け止めする第4の係止部とを有する。
(2)前記第1の係止部と前記第2の係止部は前記第1の部材と逆止係合する逆止係止部として構成され、前記ピン部材には前記第3の係止部と前記第4の係止部に逆止係合する逆止係止部が設けられており、これら各係止部の逆止形状の設定によって各抜け止め強度を設定されている。
(3)第1の部材に形成された第1の孔を貫通して当該第1の部材に取り付けられる筒状の第1のグロメット部材と、第2の部材に形成された第2の孔を貫通して当該第2の部材に取り付けられる筒状の第2のグロメット部材と、一端を前記第1のグロメット部材に形成された第1のピン受入孔に挿入され、他端を前記第2のグロメット部材に形成された第2のピン受入孔に挿入されるピン部材とからなるクリップであって、
前記第1のグロメット部材は、第1の抜け止め強度をもって前記第1の部材に抜け止め係合する第1の係止部と、前記第1の係止部より前記第1の孔に対する挿入方向で見て先端側にあって前記第1の抜け止め強度より強い第2の抜け止め強度をもって前記第1の部材に抜け止め係合にする第2の係止部と、所定挿入位置まで前記第1のピン受入孔に挿入された前記ピン部材の一端部と係合して当該ピン部材を前記第2の抜け止め強度より弱い第3の抜け止め強度をもって抜け止めする第3の係止部と、前記所定挿入位置より所定量抜け出す方向に移動した前記ピン部材の一端部と係合して当該ピン部材を前記第1の抜け止め強度および前記第3の抜け止め強度より強い第4の抜け止め強度をもって抜け止めする第4の係止部とを有し、
前記第2のグロメット部材は、前記第2の抜け止め強度より弱い第5の抜け止め強度をもって前記第2の部材に抜け止め係合する第5の係止部と、前記第5の係止部より前記第1の孔に対する挿入方向で見て先端側にあって前記第5の抜け止め強度より強い第6の抜け止め強度をもって前記第2の部材に抜け止め係合にする第6の係止部と、所定挿入位置まで前記第2のピン受入孔に挿入された前記ピン部材の他端部と係合して当該ピン部材を前記第6の抜け止め強度より弱い第7の抜け止め強度をもって抜け止めする第7の係止部と、前記所定挿入位置より所定量抜け出す方向に移動した前記ピン部材の他端部と係合して当該ピン部材を前記第5の抜け止め強度および前記第7の抜け止め強度より強い第8の抜け止め強度をもって抜け止めする第8の係止部とを有する。
(4)前記第1の係止部と前記第2の係止部は前記第1の部材と逆止係合する逆止係止部として構成され、前記第5の係止部と前記第6の係止部は前記第2の部材と逆止係合する逆止係止部として構成され、前記ピン部材の一端には前記第3の係止部と前記第4の係止部に逆止係合する第1の逆止係止部が設けられ、前記ピン部材の他端には前記第7の係止部と前記第8の係止部に逆止係合する第2の逆止係止部が設けられており、これら各係止部の逆止形状の設定によって各抜け止め強度を設定されている。
本発明による被固定部材の固定構造を自動車のフロントピラーにガーニッシュを取り付ける固定構造に適用した一つの実施形態を示す平断面図である。 本発明によるクリップの一つの実施形態を示す正面図(図4のA矢視図)である。 本発明によるクリップの一つの実施形態を示す側面図(図4のB矢視図)である。 本発明によるクリップの一つの実施形態を示す平面図である。 (a)〜(c)は本実施形態によるクリップの作用状態を示す断面図(図4の線IV−IVに沿った断面図)である。 (a)、(b)は本発明によるクリップの他の実施形態の作用状態を示す断面図である。
符号の説明
10 クリップ
20 グロメット部材
21 ピン受入孔
22 筒状部
23 フランジ部
25 第1の逆止爪片
27 第2の逆止爪片
29 第3の逆止爪片
31 第4の逆止爪片
40 ピン部材
41 軸部
42 頭部
43 逆止形状先端部
60 クリップ
70 第1のグロメット部材
71 ピン受入孔
72 筒状部
73 フランジ部
75 第1の逆止爪片
77 第2の逆止爪片
79 第3の逆止爪片
81 第4の逆止爪片
90 第2のグロメット部材
93 フランジ部
95 第5の逆止爪片
97 第6の逆止爪片
99 第7の逆止爪片
101 第8の逆止爪片
110 ピン部材
111、112 軸部
113 第1の逆止形状先端部
114 第2の逆止形状先端部
200 フロントピラー
205 ガーニッシュ
207 サイドエアーバックユニット

Claims (8)

  1. 固定部材または被固定部材のいずれか一方に取り付けられピン収容部を備えたグロメット部材と、前記固定部材または前記被固定部材のいずれか他方に取り付けられ、前記ピン収容部に挿入されて前記グロメット部材に保持されるピン部材とを用い、
    前記グロメット部材は、当該グロメット部材を取り付けられた前記固定部材または前記被固定部材に対して離脱する方向に所定ストロークのみ移動可能に取り付けられ、
    前記ピン部材は、グロメット部材に対して離脱する方向に所定ストロークのみ移動可能に前記ピン収容部に収容され、
    前記被固定部材の作用により、前記グロメット部材が、当該グロメット部材を取り付けられた前記固定部材または前記被固定部材から離脱する方向へ移動し、前記ピン部材が前記グロメット部材との保持状態を解除されて前記グロメット部材から離脱する方向へ移動した後も、前記グロメット部材、ピン部材が、前記固定部材、前記被固定部材に取り付けられた状態を維持することを特徴とする被固定部材の固定構造。
  2. 固定部材と被固定部材に取り付けられ各々ピン収容部を備えた二つのグロメット部材と、一端側を一方の前記グロメット部材のピン収容部に挿入され他端側を他方の前記グロメット部材のピン収容部に挿入されて両グロメット部材に保持されるピン部材とを用い、
    前記グロメット部材は、前記固定部材または前記被固定部材に対して離脱する方向に所定ストロークのみ移動可能に取り付けられ、
    前記ピン部材は、前記二つのグロメット部材の双方に対して離脱する方向に所定ストロークのみ移動可能に前記ピン収容部に収容され、
    前記被固定部材の作用により、前記グロメット部材が前記固定部材または前記被固定部材から離脱する方向へ移動し、前記ピン部材が、前記グロメット部材との保持状態を解除されて前記グロメット部材から離脱する方向へ移動した後も、前記グロメット部材が、前記固定部材、前記被固定部材に取り付けられた状態を維持することを特徴とする被固定部材の固定構造。
  3. 前記グロメット部材は、前記固定部材および/または前記被固定部材に係止可能な二つの係止部を有し、当該二つの係止部の離脱荷重が互いに異なる値に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の被固定部材の固定構造。
  4. 前記係止部は、前記固定部材および/または前記被固定部材に設けられた開口に挿入された際、当該開口の周縁に当接して内方に撓み、挿通後に復元して前記開口の周縁に当接する当接部を備えた弾性係止片からなり、前記固定部材および/または前記被固定部材に近接した位置の係止部の当接部は、前記開口の周縁に対して異なる角度を持つことにより離脱荷重を互いに異なる値に設定されていることを特徴とする請求項3に記載の被固定部材の固定構造。
  5. 前記ピン部材の外周には、前記グロメット部材の係止部を相対移動可能に受け入れる溝部が形成されていることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の被固定部材の固定構造。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載の被固定部材の固定構造に用いるクリップであって、前記グロメット部材と前記ピン部材とからなるクリップ。
  7. 第1の部材に形成された孔を貫通して当該第1の部材に取り付けられる筒状のグロメット部材と、第2の部材に取り付けられ前記グロメット部材に形成されたピン受入孔に挿入されて前記グロメット部材に係合するピン部材とからなるクリップであって、
    前記グロメット部材と前記ピン部材との係止部は、当該両者間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用しない状態では前記ピン部材が前記ピン受入孔に所定量挿入されたピン正規状態を維持し、前記両者間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用した場合には前記ピン正規状態より所定ストロークのみ前記ピン部材が前記ピン受入孔より抜け出す方向に移動することを許す係止構造になっており、
    前記グロメット部材は、前記第1の部材との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用しない状態では、前記孔に所定量挿入されたグロメット正規状態を維持し、前記第1の部材との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用した場合には前記グロメット正規状態より所定ストロークのみ前記孔より抜け出す方向に移動することを許す前記第1の部材との係止構造を有することを特徴とするクリップ。
  8. 第1の部材に形成された第1の孔を貫通して当該第1の部材に取り付けられる筒状の第1のグロメット部材と、第2の部材に形成された第2の孔を貫通して当該第2の部材に取り付けられる筒状の第2のグロメット部材と、一端を前記第1のグロメット部材に形成された第1のピン受入孔に挿入され、他端を前記第2のグロメット部材に形成された第2のピン受入孔に挿入されるピン部材とからなるクリップであって、
    前記第1のグロメット部材と前記ピン部材との係止部は、当該両者間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用しない状態では前記ピン部材が前記第1のピン受入孔に所定量挿入されたピン正規状態を維持し、前記両者間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用した場合には前記ピン正規状態より所定ストロークのみ前記ピン部材が前記第1のピン受入孔より抜け出す方向に移動することを許す係止構造になっており、
    前記第2のグロメット部材と前記ピン部材との係止部は、当該両者間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用しない状態では前記ピン部材が前記第2のピン受入孔に所定量挿入されたピン正規状態を維持し、前記両者間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用した場合には前記ピン正規状態より所定ストロークのみ前記ピン部材が前記第2のピン受入孔より抜け出す方向に移動することを許す係止構造になっており、
    前記第1のグロメット部材は、前記第1の部材との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用しない状態では、前記第1の孔に所定量挿入された第1グロメット正規状態を維持し、前記第1の部材との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用した場合には前記第1グロメット正規状態より所定ストロークのみ前記第1の孔より抜け出す方向に移動することを許す前記第1の部材との係止構造を有し、
    前記第2のグロメット部材は、前記第2の部材との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用しない状態では、前記第2の孔に所定量挿入された第2グロメット正規状態を維持し、前記第2の部材との間に所定値以上の抜け出し方向荷重が作用した場合には前記第2グロメット正規状態より所定ストロークのみ前記第2の孔より抜け出す方向に移動することを許す前記第2の部材との係止構造を有することを特徴とするクリップ。
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