JP2010034794A - オーディオ符号化装置、オーディオ符号化プログラム及びオーディオ符号化方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】最適符号帳決定処理全体の処理速度の向上を図る。
【解決手段】2種類のハフマン符号帳を統合し、8ビット定義の符号語長を格納した16ビット幅符号語長テーブル34と、16ビット定義の符号語長を格納した32ビット幅符号語長テーブル33と、サブバンド内の量子化値が32本以下の場合、16ビット幅符号語長テーブル34から符号帳毎の符合語長を一括取得する符号語長算出部18と、サブバンド内の全ての量子化値に関わる符号帳毎の符合語長の累積加算が完了すると、このサブバンド単位の符号帳毎の符合語長の累積加算結果の内、最小の累積加算結果の符号語長の符号帳を決定し、この決定した符号帳に基づき、このサブバンド内の量子化値を符号化する符号化部19とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】2種類のハフマン符号帳を統合し、8ビット定義の符号語長を格納した16ビット幅符号語長テーブル34と、16ビット定義の符号語長を格納した32ビット幅符号語長テーブル33と、サブバンド内の量子化値が32本以下の場合、16ビット幅符号語長テーブル34から符号帳毎の符合語長を一括取得する符号語長算出部18と、サブバンド内の全ての量子化値に関わる符号帳毎の符合語長の累積加算が完了すると、このサブバンド単位の符号帳毎の符合語長の累積加算結果の内、最小の累積加算結果の符号語長の符号帳を決定し、この決定した符号帳に基づき、このサブバンド内の量子化値を符号化する符号化部19とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、オーディオ信号の周波数スペクトルデータをハフマン符号化するオーディオ符号化装置、オーディオ符号化プログラム及びオーディオ符号化方法に関する。
近年、オーディオ信号を符号化する方法としては、量子化されたオーディオ信号の周波数スペクトルデータをハフマン符号化し、高能率圧縮する方法が採用されている。例えば、MPEG2−AAC(Moving Picture Experts Group 2−Advanced Coding)規格の符号化方法が挙げられる(ISO/IEC 13818−7参照)。
また、このような符号化方法を採用したオーディオ符号化装置では、オーディオ信号を量子化したPCM(Pulse Module Coding)信号に修正離散コサイン変換(Modified Discrete Cosine Transform:以下、単にMDCTと称する)処理を施すことで、1024本の周波数スペクトルデータを取得する。
更に、オーディオ符号化装置は、1024本の周波数スペクトルデータに非線形量子化処理を施すことで、整数の量子化値Qを得ることになる。尚、この量子化値Qは、下記の通り、(式1)で表すことができる。
尚、(式1)に示すXはMDCT係数量子化値、scale factorはサブバンド帯域単位のスケール値、common scaleは全周波数帯域のグローバルスケール値、MAGIC NUMBERはマジックナンバ(AACエンコーダの場合は0.4054)、sign(X)はMDCT係数量子化値Xの符号情報(X≧0の場合、sign(X)=1、X<0の場合、sign(X)=−1に相当するものである)に相当するものである。
また、オーディオ符号化装置は、1024本の周波数スペクトルデータの量子化値Qをハフマン符号化する際、これら量子化値Qを周波数帯域のサブバンド単位のグループに分割する。尚、オーディオ符号化装置は、サンプリング周波数を48kHzとした場合、1024本の周波数スペクトルデータの量子化値Qを49個のサブバンドに分割できることになる。
そして、オーディオ符号化装置は、サブバンド単位で同サブバンド内の全量子化値Qの内、最大絶対値の量子化値Q(MAX)を抽出し、この抽出した最大絶対値の量子化値Q(MAX)に対応する符号帳を複数種類の符号帳から選択する。尚、AAC規格では、#1〜#11の11種類の符号帳がある。
オーディオ符号化装置では、量子化値Q(MAX)<2の場合は“#1”及び“#2”の符号帳、量子化値Q(MAX)<3の場合は“#3”及び“#4”の符号帳、量子化値Q(MAX)<5の場合は“#5”及び“#6”の符号帳、量子化値Q(MAX)<8の場合は“#7”及び“#8”の符号帳、量子化値Q(MAX)<13の場合は“#9”及び“#10”の符号帳、量子化値Q(MAX)≧13の場合は“#11”の符号帳を選択するものである。
尚、符号帳は、インデックス番号毎に、ハフマン符号化後の符号語長及び、ハフマン符号化されたデータの16進表記の符号語を夫々格納している。
また、オーディオ符号化装置は、選択した符号帳の種類に応じてインデックス値(index)を算出するインデックス値算出用の数式を備えている。
例えば、“#1”及び“#2”の符号帳を選択した場合は、index=27*Q[i]+9*Q[i+1]+3*Q[i+2]+Q[i+3]+40、“#3”及び“#4”の符号帳を選択した場合は、index=27*Q[i]+9*|Q[i+1]|+3*|Q[i+2]|+|Q[i+3]|、“#5”及び“#6”の符号帳を選択した場合は、index=9*Q[i]+9*Q[i+1]+40、“#7”及び“#8”の符号帳を選択した場合は、index=8*|Q[i]|+|Q[i+1]|、“#9”及び“#10”の符号帳を選択した場合は、index=13*|Q[i]|+|Q[i+1]|をインデックス値算出用の数式として使用するものである。尚、[i]は、サブバンド内の量子化値Qに順次付与した番号に相当するものである。
オーディオ符号化装置は、選択する2種類の符号帳に応じてインデックス値算出用の数式を選択すると共に、サブバンド単位でのサブバンド内の量子化値Qを所定本数(2本又は4本)単位で抽出し、これら抽出した量子化値Qを選択したインデックス値算出用の式に代入することで、インデックス値を算出する。尚、“#1”〜“#4”の符号帳を選択した場合は4本の量子化値Qを、“#5”〜“#11”の符号帳を選択した場合は2本の量子化値Qを所定本数単位で抽出するものである。
オーディオ符号化装置は、インデックス値を算出すると、使用する2種類の符号帳のインデックス値に対応したハフマン符号化後の符号語長を夫々読み出し、これら読み出した各符号帳の符号語長を夫々格納する。
更に、オーディオ符号化装置は、このサブバンド内の次の量子化値Qを所定本数単位で抽出し、これら抽出した量子化値Qを選択したインデックス値算出用の数式に代入することで、次のインデックス値を算出する。
そして、オーディオ符号化装置は、インデックス値を算出すると、使用する2種類の符号帳のインデックス値に対応した符号語長を夫々読み出し、これら読み出した各符号帳の符号語長を夫々格納する。
そして、オーディオ符号化装置は、サブバンド単位でサブバンド内の全量子化値Qに関わる各符号帳の全符号語長の読み出しが完了すると、該当サブバンド内の2種類の符号帳に対応した格納中の符号語長の累積加算結果を夫々取得する。
そして、オーディオ符号化装置は、該当サブバンド内の2種類の符号帳に対応する符号語長の累積加算結果を夫々取得すると、2種類の符号帳に対応する符号語長の累積加算結果を比較し、最小の累積加算結果の符合語長に関わる符号帳を決定し、この決定した符号帳を最適な符号帳として使用して同サブバンド内の量子化値Qを符号化することになる。
つまり、オーディオ符号化装置では、サブバンド毎に最適な符号帳を順次決定し、この最適な符号帳を使用してサブバンド単位で同サブバンド内の量子化値をハフマン符号化することになる。
しかしながら、従来のオーディオ符号化装置では、サブバンド毎に2種類の符号帳を選択し、この選択した符号帳に基づきインデック値を算出すると、これら2種類の符号帳からインデックス値に対応する符号語長を夫々読み出し、更に、これら2種類の符号帳の符合語長の累積加算結果を夫々算出するようにしたが、このような符号語長算出処理では複雑な処理を要し、その処理効率があまり良くない。
また、従来のオーディオ符号化装置では、符号帳毎の符号語長を算出する際、高音質の所定ビット数、例えば16ビットで定義した符号語長を管理した符号帳を使用することになるが、例えば、サブバンド内の量子化値Qの本数が少なく、又は、高音質が要求されていないにもかかわらず、高音質の所定ビット数で定義した符合語長の符号帳を使用することになるため、その処理負担は非常に大きい。
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、サブバンド毎に2種類の符号帳に関わる符合語長の累積加算結果を算出する符号語長算出処理の処理効率の向上を図りながら、条件に応じて符号語長算出処理に要する処理負担を軽減し、その結果、最適符号帳決定処理全体の処理速度の向上を図ることができるオーディオ符号化装置、オーディオ符号化プログラム及びオーディオ符号化方法を提供することにある。
開示装置は、オーディオ信号を周波数スペクトル変換して非線形量子化した量子化値をサブバンド単位に分割するサブバンド分割部と、インデックス番号毎にハフマン符号化後の符号語長を管理した複数種類の符号帳の内、所定の組合せの符号帳を統合し、共通化したインデックス番号毎に、所定ビット数で定義した各符号帳の符合語長を格納した符号語長テーブル及び、前記所定ビット数よりも少ないビット数で定義した各符号帳の符号語長を格納した符号語長テーブルを複数備えた統合符号語長テーブルと、前記サブバンド分割部にて分割した前記サブバンド内の全量子化値の内、最大絶対値の量子化値に対応する前記所定の組合せの符号帳を前記複数種類の符号帳から選択する符号帳選択部と、この符号帳選択部にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる複数の符号語長テーブルの内、任意の符号語長テーブルを選択する符号語長テーブル選択部と、前記サブバンド分割部にて分割した前記サブバンド内の量子化値を所定本数単位で順次抽出する度に、抽出した量子化値に基づき、前記符号帳選択部にて選択した符号帳で使用するインデックス値を順次算出するインデックス値算出部と、このインデックス値算出部にて順次算出したインデックス値に基づき、前記符号語長テーブル選択部にて選択した前記符号語長テーブルから符号帳毎の符号語長を一括取得し、これら一括取得した符号語長を符号帳毎に累積加算する符号語長算出部と、この符号語長算出部にて前記サブバンド内の全ての量子化値に関わる符号帳毎の符合語長の累積加算が完了すると、このサブバンド単位の符号帳毎の符合語長の累積加算結果の内、最小の累積加算結果の符号語長の符号帳を決定し、この決定した符号帳に基づき、このサブバンド内の量子化値を符号化する符号化部とを有することを要件とする。
また、開示プログラムは、オーディオ信号を周波数スペクトル変換して非線形量子化した量子化値をサブバンド単位に分割するサブバンド分割手順と、インデックス番号毎にハフマン符号化後の符号語長を管理した複数種類の符号帳の内、所定の組合せの符号帳を統合し、共通化したインデックス番号毎に、所定ビット数で定義した各符号帳の符合語長を格納した符号語長テーブル及び、前記所定ビット数よりも少ないビット数で定義した各符号帳の符号語長を格納した符号語長テーブルを複数備えた統合符号語長テーブルを準備するテーブル準備手順と、前記サブバンド分割手順にて分割した前記サブバンド内の全量子化値の内、最大絶対値の量子化値に対応する前記所定の組合せの符号帳を前記複数種類の符号帳から選択する符号帳選択手順と、この符号帳選択手順にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる複数の符号語長テーブルの内、任意の符号語長テーブルを選択する符号語長テーブル選択手順と、前記サブバンド分割手順にて分割した前記サブバンド内の量子化値を所定本数単位で順次抽出する度に、抽出した量子化値に基づき、前記符号帳選択手順にて選択した符号帳で使用するインデックス値を順次算出するインデックス値算出手順と、このインデックス値算出手順にて順次算出したインデックス値に基づき、前記符号語長テーブル選択手順にて選択した前記符号語長テーブルから符号帳毎の符号語長を一括取得し、これら一括取得した符号語長を符号帳毎に累積加算する符号語長算出手順と、この符号語長算出手順にて前記サブバンド内の全ての量子化値に関わる符号帳毎の符合語長の累積加算が完了すると、このサブバンド単位の符号帳毎の符合語長の累積加算結果の内、最小の累積加算結果の符号語長の符号帳を決定し、この決定した符号帳に基づき、このサブバンド内の量子化値を符号化する符号化手順とを含むプログラムを端末装置に実行させることを要件とする。
また、開示方法は、オーディオ信号を周波数スペクトル変換して非線形量子化した量子化値をサブバンド単位に分割するサブバンド分割ステップと、インデックス番号毎にハフマン符号化後の符号語長を管理した複数種類の符号帳の内、所定の組合せの符号帳を統合し、共通化したインデックス番号毎に、所定ビット数で定義した各符号帳の符合語長を格納した符号語長テーブル及び、前記所定ビット数よりも少ないビット数で定義した各符号帳の符号語長を格納した符号語長テーブルを複数備えた統合符号語長テーブルを準備するテーブル準備ステップと、前記サブバンド分割ステップにて分割した前記サブバンド内の全量子化値の内、最大絶対値の量子化値に対応する前記所定の組合せの符号帳を前記複数種類の符号帳から選択する符号帳選択ステップと、この符号帳選択ステップにて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる複数の符号語長テーブルの内、任意の符号語長テーブルを選択する符号語長テーブル選択ステップと、前記サブバンド分割ステップにて分割した前記サブバンド内の量子化値を所定本数単位で順次抽出する度に、抽出した量子化値に基づき、前記符号帳選択ステップにて選択した符号帳で使用するインデックス値を順次算出するインデックス値算出ステップと、このインデックス値算出ステップにて順次算出したインデックス値に基づき、前記符号語長テーブル選択ステップにて選択した前記符号語長テーブルから符号帳毎の符号語長を一括取得し、これら一括取得した符号語長を符号帳毎に累積加算する符号語長算出ステップと、この符号語長算出ステップにて前記サブバンド内の全ての量子化値に関わる符号帳毎の符合語長の累積加算が完了すると、このサブバンド単位の符号帳毎の符合語長の累積加算結果の内、最小の累積加算結果の符号語長の符号帳を決定し、この決定した符号帳に基づき、このサブバンド内の量子化値を符号化する符号化ステップとを含むことを要件とする。
また、開示装置は、オーディオ信号を周波数スペクトル変換して非線形量子化した量子化値をサブバンド単位に分割するサブバンド分割部と、インデックス番号毎にハフマン符号化後の符号語長を管理した複数種類の符号帳の内、所定の組合せの符号帳を統合し、共通化したインデックス番号毎に、所定ビット数で定義した各符号帳の符合語長を格納した符号語長テーブルを複数備えた統合符号語長テーブルと、前記サブバンド分割部にて分割した前記サブバンド内の全量子化値の内、最大絶対値の量子化値に対応する前記所定の組合せの符号帳を前記複数種類の符号帳から選択する符号帳選択部と、この符号帳選択部にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる符号語長テーブルを前記統合符号語長テーブルから選択し、この選択した前記符号語長テーブル内の所定ビット数で定義した各符号帳の符号語長に基づき、前記所定ビット数よりも少ないビット数で定義した各符号帳の符号語長を格納した符号語長テーブルを作成し、この作成した符号語長テーブル又は前記所定ビット数定義の符号語長テーブルを選択可能にする符号語長テーブル選択部と、前記サブバンド分割部にて分割した前記サブバンド内の量子化値を所定本数単位で順次抽出する度に、抽出した量子化値に基づき、前記符号帳選択部にて選択した符号帳で使用するインデックス値を順次算出するインデックス値算出部と、このインデックス値算出部にて順次算出したインデックス値に基づき、前記符号語長テーブル選択部にて選択した前記符号語長テーブルから符号帳毎の符号語長を一括取得し、これら一括取得した符号語長を符号帳毎に累積加算する符号語長算出部と、この符号語長算出部にて前記サブバンド内の全ての量子化値に関わる符号帳毎の符合語長の累積加算が完了すると、このサブバンド単位の符号帳毎の符合語長の累積加算結果の内、最小の累積加算結果の符号語長の符号帳を決定し、この決定した符号帳に基づき、このサブバンド内の量子化値を符号化する符号化部とを有することを要件とする。
開示装置、開示プログラム及び開示方法によれば、複数種類の符号帳の内、所定の組合せの符号帳を統合し、共通化したインデックス番号毎に各符号帳の符合語長を格納した符号語長テーブルを複数備え、インデックス番号に基づき、符号語長テーブルから符号帳毎の符号語長を一括取得し、これら一括取得した符号語長を符号帳毎に累積加算するようにしたので、サブバンド毎に2種類の符号帳に関わる符合語長の累積加算結果を算出する符号語長算出処理の処理効率の向上を図ることができるという効果を奏する。
更に、開示装置、開示プログラム及び開示方法によれば、所定ビット数で定義する符号語長を格納した符号語長テーブル及び、所定ビット数よりも少ないビット数で定義する符号語長を格納した符号語長テーブルを複数備え、符号語長を算出する際に、これら符号語長テーブルを選択可能にしたので、条件に応じて、少ないビット数で定義する符号語長を格納した符号語長テーブルを使用することで、符号語長算出処理に要する処理負担を軽減し、その結果、最適符号帳決定処理全体の処理速度の向上を図ることができるという効果を奏する。
更に、開示装置によれば、統合符号語長テーブル内に所定ビット数で定義する符号語長テーブルのみを格納し、符号化処理の開始時に、所定ビット数で定義した各符号帳の符号語長に基づき、所定ビット数よりも少ないビット数で定義した各符号帳の符号語長を格納した符号語長テーブルを作成するようにしたので、所定ビット数よりも少ないビット数で定義した各符号帳の符合語長を格納した符号語長テーブルを統合符号語長テーブル内に予め格納しておく必要がないため、その分、統合符号語長テーブル内部のテーブル容量を最小限に抑えることができる。
以下、図面に基づき本発明のハフマン符号化を用いたオーディオ符号化装置、オーディオ符号化プログラム及びオーディオ符号化方法に関わる実施例について詳細に説明する。
まず、最初に本実施例の概要を説明するとすれば、その概要は、符号化処理が32ビット処理であり、オーディオ信号の周波数スペクトルデータを非線形量子化した量子化値が32本以下である場合があることを前提とし、複数種類の符号帳の内、所定の組合せの2種類の符号帳を統合し、共通化したインデックス番号毎に、16ビットで定義した各符号帳の符合語長を格納した32ビット幅符号語長テーブル及び、8ビットで定義した各符号帳の符号語長を格納した16ビット幅符号語長テーブルを複数備える。
そして、本実施例では、2種類の符号語長の累積加算結果を算出する際、インデックス値を算出すると、このインデックス値に対応した符号帳毎の符号語長を符号語長テーブルから一括取得し、これら一括取得した符号語長を符号帳毎に累積加算する。その結果、サブバンド毎に2種類の符号帳に関わる符合語長の累積加算結果を算出する符号語長算出処理の処理効率の向上を図ることができるというものである。
更に、本実施例では、2種類の符号語長の累積加算結果を算出する際に、これら符号語長テーブルを選択可能にしたので、条件に応じて、8ビットで定義する符号語長を格納した16ビット幅符号語長テーブルを使用することで符号語長算出処理に要する処理負担を軽減し、その結果、最適符号帳決定処理全体の処理速度の向上を図ることができるというものである。
図1は、本実施例のオーディオ符号化装置内部の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すオーディオ符号化装置1は、オーディオ信号を量子化してPCM信号を得るPCM処理部11と、PCM処理部11で得たPCM信号にMDCT処理を施すことで、1024本の周波数スペクトルデータを得るMDCT処理部12とを有している。
また、オーディオ符号化装置1は、MDCT処理部12で得た周波数スペクトルデータに非線形量子化処理を施して整数の量子化値Qを取得する非線形量子化処理部13と、非線形量子化処理部13で得た量子化値をサブバンド単位に分割するサブバンド分割部14とを有している。
サブバンド分割部14は、サンプリング周波数を48kHzとした場合、1024本の周波数スペクトルデータの量子化値Qを49個のサブバンド単位のグループに分割するものである。
また、オーディオ符号化装置1は、0〜80の81個のインデックス番号21A毎に、ハフマン符号化後の符号語長21B及び16進表記の符号語21Cを管理する“#1”〜“#11”の11種類の符号帳21を管理する符号帳テーブル22を有している。
また、オーディオ符号化装置1は、11種類の符号帳21の内、所定の組合せの符号帳21を統合し、0〜80の81個の共通インデックス番号31毎に、同組合せの符号帳21毎の符号語長32を格納する32ビット幅符号語長テーブル33及び16ビット幅符号語長テーブル34を備えた統合符号語長テーブル35を有している。
尚、所定の組合せの符号帳21とは、量子化値Q(MAX)<2の場合に使用する“#1”及び“#2”の符号帳21、量子化値Q(MAX)<3の場合に使用する“#3”及び“#4”の符号帳21、量子化値Q(MAX)<5の場合に使用する“#5”及び“#6”の符号帳21、量子化値Q(MAX)<8の場合に使用する“#7”及び“#8”の符号帳21、量子化値Q(MAX)<13の場合に使用する“#9”及び“#10”の符号帳21に相当するものである。
図2は、32ビット幅符号語長テーブル33のテーブル内容を概念的に示す説明図、図3は、“#1”及び“#2”の符号帳21の符合語長21Bを統合した“#1”及び“#2”の32ビット幅符号語長テーブル33を端的に示す説明図である。
32ビット幅符号語長テーブル33は、例えば、“#1”及び“#2”の符号帳21を統合し、0〜80の共通インデックス番号31毎に、上位16ビットで“#2”の符号帳21に関わる16ビット定義の符号語長32と、下位16ビットで“#1”の符号帳21に関わる16ビット定義の符合語長32とを格納しているものである。
16ビット幅符号語長テーブル34は、図示せぬが、例えば、“#1”及び“#2”の符号帳21を統合し、0〜80の共通インデックス番号31毎に、上位8ビットで“#2”の符号帳21に関わる8ビット定義の符合語長32と、下位8ビットの“#1”の符号帳21に関わる8ビット定義の符号語長32とを格納しているものである。尚、図4は、“#1”及び“#2”の16ビット幅符号語長テーブル34を端的に示す説明図である。
また、図1に示すオーディオ符号化装置1は、サブバンド分割部14にて分割したサブバンド内の量子化値Qの内、最大絶対値の量子化値Q(MAX)に対応する所定の組合せの符号帳21を複数の符号帳21から選択する符号帳選択部15と、この符号帳選択部15にて選択した符号帳21を含む統合符号帳テーブル35から32ビット幅符号語長テーブル33又は16ビット幅符号語長テーブル34を選択する符号語長テーブル選択部16とを有している。
符号帳選択部15は、サブバンド内の量子化値Qの内、最大絶対値の量子化値Q(MAX)に対応する所定の組合せの符号帳21を符号帳テーブル22から選択するものである。
尚、符号帳選択部22は、量子化値Q(MAX)<2の場合に“#1”及び“#2”の符号帳21、量子化値Q(MAX)<3の場合に“#3”及び“#4”の符号帳21、量子化値Q(MAX)<5の場合に“#5”及び“#6”の符号帳21、量子化値Q(MAX)<8の場合に“#7”及び“#8”の符号帳21、量子化値Q(MAX)<13の場合に“#9”及び“#10”の符号帳21を選択するものである。
符号語長テーブル選択部16は、符号帳選択部15にて選択した所定の組合せの符号帳21を含む32ビット幅符号語長テーブル33又は16ビット幅符号語長テーブル34を選択するものである。
また、オーディオ符号化装置1は、サブバンド分割部14にて分割したサブバンド内の量子化値を所定本数単位で順次抽出し、順次抽出した量子化値に基づき、符号帳選択部15にて選択した所定の組合せの符号帳21で使用するインデックス値を算出するインデックス値算出部17を有している。
インデックス値算出部17は、符号帳選択部15にて選択した所定の組合せの符号帳21に対応するインデックス算出用数式に、サブバンド内の量子化値を所定本数、例えば2本又は4本単位で順次抽出し、順次抽出した量子化値を代入することで、所定の組合せの符号帳21に対応して共通インデックス値を算出するものである。尚、“#1”〜“#4”の符号帳21の場合は4本単位で量子化値Qを抽出、“#5”〜“#11”の符号帳21の場合は2本単位で量子化値Qを抽出するものである。
また、オーディオ符号化装置1は、インデックス値算出部17にて算出した共通インデックス値に基づき、符号語長テーブル選択部16にて選択した統合符号帳テーブル35の符号語長テーブル33及び34から所定の組合せの符号帳21に関わる符号語長32を順次取得する符号語長算出部18を有している。
符号語長算出部18は、図2に示すように、インデックス値算出部17にて“#1”及び“#2”の符号帳21の共通インデックス番号31、例えば“80”に対応した“#1”の符号語長“11”及び“#2”の符号語長“9”を32ビット幅符号語長テーブル33から一括取得し、これら“#1”の符号語長32及び“#2”の符合語長32を夫々格納するものである。
また、符号語長算出部18は、インデックス値算出部17にて算出した“#1”及び“#2”の符号帳21の共通インデックス番号31、例えば“1”に対応した“#1”の符合語長“9”及び“#2”の符号語長“7”を一括取得し、格納中の“#1”の符号語長32及び“#2”の符号語長32に累積加算するものである。この結果、“#1”の符合語長32の累積加算結果は“20”、“#2”の符合語長32の累積加算結果は“16”ということになる。
そして、符号語長算出部18は、このサブバンド内の全量子化値の“#1”の符号語長32及び“#2”の符号語長32の累積加算結果を夫々算出するものである。
また、オーディオ符号化装置1は、符号語長算出部18にて算出したサブバンド単位の符号帳21毎の符号語長32の累積加算結果の内、最小の累積加算結果の符号語長32の符号帳21を決定し、この決定した符号帳21に基づき、同サブバンド内の量子化値Qを符号化する符号化部19を有している。
尚、統合符号語長テーブル35には、32ビット幅符号語長テーブル33の他に、16ビット幅符号語長テーブル34を配置するようにしたが、以下、この16ビット幅符号語長テーブル34について補足する。
一般的に、サブバンド内のスペクトル本数は、48kHzサンプリング時で最大96本、48kHz未満のサンプリング時では最大32本である。そこで、32本分のスペクトルのハフマン符号化を想定した場合、符合語長32の累積加算結果の最大値は、インデックス値を算出する際に2本の量子化値しか使用しない、“#5”〜“#11”の符号帳21の場合が考えられる。そのため、一つのサブバンド内で32本のスペクトルをハフマン符号化した際に算出される符合語長32の累積加算結果の最大値は、15ビット*(32/2)=240ということになる。この値は8ビット幅である。
つまり、1サブバンド当たり32本のスペクトルが存在するサブバンドでは、一つのハフマン符号語長の最大値は8ビット幅を超えることはなく、32ビット幅符合語長テーブル33を持つ必要はなく、符号化の際に符号化長を加算することを考慮しても、2種類の符号帳21の16ビット幅であれば十分である。そこで、統合符号語長テーブル35内に32ビット幅符号語長テーブル33の他に、16ビット幅符号語長テーブル34を別個準備したものである。
次に、本実施例のオーディオ符号化装置1の動作について説明する。図5は、本実施例のオーディオ符号化処理に関わるオーディオ符号化装置1内部の処理動作を示すフローチャートである。
図5においてMDCT処理部12は、オーディオ信号を量子化したPCM信号にMDCT処理を施し(ステップS11)、1024本の周波数スペクトルデータを取得する。
オーディオ符号化装置1は、ステップS11のMDCT処理後、1024本の周波数スペクトルデータに対してマスキング特性の算出処理を実行し(ステップS12)、更に、周波数スペクトルデータにMSステレオ処理を施す(ステップS13)。
更に、オーディオ符号化装置1は、スケール値を初期化し(ステップS14)、後述する最適符合帳決定処理を実行する際のサブバンドを識別するサブバンド番号を初期化する(ステップS15)。
オーディオ符号化装置1内の非線形量子化処理部13は、サブバンド番号を初期化した後、周波数スペクトルデータに非線形量子化処理を施して(ステップS16)、量子化値Qを得る。
オーディオ符号化装置1は、周波数スペクトルデータの量子化値Qを得ると、サブバンド内の量子化値Qが32本以下であるか否かを判定する(ステップS17)。
尚、オーディオ符号化装置1は、48kHzのサンプリングを実行した場合、一つのサブバンド内の周波数スペクトルデータの本数は最大96本であるのに対して、48kHz未満のサンプリングを実行した場合、一つのサブバンド内の周波数スペクトルデータの本数を最大32本である。
オーディオ符号化装置1は、サブバンド内の量子化値Qが32本以下の場合(ステップS17肯定)、16ビット幅符号語長テーブル34を使用した最適符号帳決定処理を実行する(ステップS18)。
尚、最適符合帳決定処理では、サブバンド単位で同サブバンド内の量子化値Qに関わる符合帳21毎の符合語長32の累積加算結果の内、小さい累積加算結果の符号語長32の符合帳21を最適な符合帳21として決定し、最適符号帳21及び同最適符号帳21の符合語長32を格納するものである。
オーディオ符号化装置1は、サブバンド単位で最適符合帳決定処理を実行すると、最適符合帳決定処理の対象となるサブバンドがあるか否かを判定する(ステップS19)。
オーディオ符号化装置1は、最適符合帳決定処理の対象となるサブバンドがある場合(ステップS19肯定)、サブバンド番号を更新し(ステップS20)、次のサブバンド内の周波数スペクトルデータの量子化値Qを取得すべく、ステップS16に移行する。
また、オーディオ符号化装置1は、最適符号帳決定処理の対象となるサブバンドがない場合(ステップS19否定)、全サブバンド分のスケール値、符号語及び符号帳番号で使用するビット数を算出する(ステップS21)。
オーディオ符号化装置1は、ステップS21にて算出したビット数がビット数条件をクリアしたか否かを判定する(ステップS22)。
オーディオ符号化装置1は、ビット数がビット数条件をクリアした場合(ステップS22肯定)、全サブバンド内の周波数スペクトルデータの量子化値をサブバンド単位に決定して最適な符号帳21を使用して符号化したストリームを作成し(ステップS23)、図5に示す処理動作を終了する。
また、オーディオ符号化装置1は、ステップS17にてサブバンド内の量子化値Qが32本以下でない場合(ステップS17否定)、すなわち、通常通り、32ビット幅符号語長テーブル33を使用した最適符号帳決定処理を実行する(ステップS24)。
また、オーディオ符号化装置1は、ステップS22にてビット数がビット数条件をクリアしなかった場合(ステップS22否定)、周波数スペクトルデータの量子化値Qを小さくするようにスケール値を更新し(ステップS25)、再度、全サブバンドの先頭から処理を実行すべく、ステップS15に移行する。
図5に示すオーディオ符号化処理では、サブバンド内の周波数スペクトルデータの量子化値が32本以下でない場合、通常通り、32ビット幅符号語長テーブル33を使用して最適符号帳決定処理を実行し、サブバンド内の周波数スペクトルデータの量子化値が32本以下の場合、16ビット幅符号語長テーブル34を使用して最適符号帳処理を実行するようにした。その結果、条件に応じて、16ビット幅符号語長テーブル34を使用することで、符号語長算出処理に要する処理負担を軽減することができる。
図6は、本実施例の32ビット幅符号語長テーブル33を使用した符号語長算出処理に関わる説明図である。
尚、図6に示すquantは 量子化値Q、offsetは 全周波数帯域内の量子化値Qのオフセット位置、lengthはサブバンド内に存在する周波数スペクトルデータの本数、bits1は“#1”の符号帳21でハフマン符号化した際の符号語長32、bits2は“#2”の符号帳21でハフマン符号化した際の符号語長32に相当するものである。
図6に示すステップS31の処理は、“#1”及び“#2”の符号帳21でハフマン符号化する際のサブバンド内の量子化値Qをインデックス値算出用数式に代入してインデックス値を算出し、算出したインデックス値を変数indexに格納するインデックス値算出部17の処理である。
また、ステップS32の処理は、ステップS31で算出したインデックス値を共通インデックス値31とし、この共通インデックス値31に対応した“#1”及び“#2”の符号語長32を32ビット幅符号語長テーブル33から一括取得し、符号帳21毎に、符号語長32を32ビットの変数bits_tmpに累積加算することで、“#1”の符合語長32の累積加算結果及び“#2”の符合語長32の累積加算した結果を出力する符号語長算出部18の処理である。
尚、インデックス値算出部17及び符号語長算出部18は、length(サブバンド内に存在する量子化値Qの数)/4回(所定ループ回数)分、ステップS31及びステップS32の処理を繰り返すことで、該当サブバンド内の“#1”及び“#2”の符号帳21毎に、これら符号帳21を使用した場合の符合語長32を累積加算結果を出力するものである。
また、ステップS33及びステップS34の処理は、所定ループ回数分、ステップS31及びステップS32の処理を繰り返した後、“#1”及び“#2”の符号帳21毎の累積した符合語長32の累積加算結果を分離する符号語長算出部18の処理である。
符号語長算出部18は、bits_tmpの上位16ビットを抽出し、“#1”の符号帳21を使用した場合の符号語長bits1とする。更に、符号語長算出部18は、bits_tmpの下位16ビットを抽出し、“#2”の符号帳21を使用した場合の符号語長bits2とし、この結果、該当サブバンド内の量子化値Qに対する“#1”及び“#2”の符号帳21を使用した場合の符号語長32を夫々一括取得し、図2の符合語長算出処理を終了する。
尚、説明の便宜上、“#1”及び“#2”の符号帳21を使用した場合を例にあげて説明したが、“#3”及び“#4”の符号帳21を使用した場合、“#5”及び“#6”の符号帳21を使用した場合、“#7”及び“#8”の符号帳21を使用した場合、“#9”及び“#10”の符号帳21を使用した場合や、“#11”の符号帳21を使用した場合でも、同様であることは言うまでもない。
図7は、本実施例の符号語長最小値決定処理に関わる説明図である。
尚、図7に示すbits1及びbits2は該当サブバンドでの符号語長、max_sb_coefは該当サブバンド内の量子化値Qの最大絶対値、book_choicd[11][2]は符号帳21の番号(#1〜#11)及び符号語長32の累積加算結果(ビット数)、jは book_choicd[][2]のポインタに相当するものである。
図7に示すステップS41乃至ステップS46の処理は、図6に示す符号語長算出処理で取得した該当サブバンドの各符号帳21で使用する符号語長32の累積加算結果をbook_choice[j][0]に格納すると共に、使用する符号帳21の符号帳番号をbook_choice[j][1]に格納するための符号語長算出部18の処理である。尚、符号語長32の累積加算結果及び符号帳番号を格納すると、jを+1インクリメントするものである。
ステップS41の処理では、“#1”及び“#2”の符号帳21を使用した場合の符号語長32の累積加算結果及び符号帳番号を格納する処理である。
ステップS42の処理では、“#3”及び“#4”の符号帳21を使用した場合の符号語長32の累積加算結果及び符号帳番号を格納する処理である。
ステップS43の処理では、“#5”及び“#6”の符号帳21を使用した場合の符号語長32の累積加算結果及び符号帳番号を格納する処理である。
ステップS44の処理では、“#7”及び“#8”の符号帳21を使用した場合の符号語長32の累積加算結果及び符号帳番号を格納する処理である。
ステップS45の処理では、“#9”及び“#10”の符号帳21を使用した場合の符号語長32の累積加算結果及び符号帳番号を格納する処理である。
ステップS46の処理では、“#11”の符号帳21を使用した場合の符号語長32の累積加算結果及び符号帳番号を格納する処理である。
その結果、符号語長算出部18は、該当サブバンド内の量子化値Qに関わる符号帳21の符号帳番号及び、この符号帳21を使用した場合の符号語長32の累積加算結果を格納することになる。
図8は、本実施例の符号語長最小値決定処理に関わる説明図である。
図8に示すステップS51では、図7のステップS41〜ステップS46の何れかで該当サブバンド内の量子化値に関わる符号帳21の符号帳番号をbook_choice[j][++]及び、この符号帳21を使用した場合の符号語長32の累積加算結果をbook_choice[j][0]に格納した後、book_choice[j] [0] 及びbook_choice[j++] [1]に格納中の符号語長32の累積加算結果から最小となる符合語長32及び、その符合語長32の符号帳番号を選択し、これら符号語長32の累積加算結果及び符号帳番号をbook_choice[k][0]及び book_choice[k][1]に格納する。
その結果、book_choice[k][0]及び book_choice[k][1]に格納中の符合語長32の累積加算結果及び符号帳番号を該当サブバンド内で使用する最適な符号帳21として決定するものである。
図9は、本実施例の16ビット幅符号語長テーブル34を使用した符号語長算出処理に関わる説明図である。
尚、図9に示すquantは 量子化値Q、offsetは 全周波数帯域内の量子化値Qのオフセット位置、lengthはサブバンド内に存在する周波数スペクトルデータの本数、bits1は“#1”の符号帳21でハフマン符号化した際の符号語長32、bits2は“#2”の符号帳21でハフマン符号化した際の符号語長32に相当するものである。
図9に示すステップS61の処理は、“#1”及び“#2”の符号帳21でハフマン符号化する際のサブバンド内の量子化値Qをインデックス値算出用数式に代入してインデックス値を算出し、算出したインデックス値を変数indexに格納するインデックス値算出部17の処理である。
また、ステップS62の処理は、ステップS61で算出したインデックス値を共通インデックス値とし、この共通インデックス値に対応した“#1”及び“#2”の符号語長を16ビット幅符号語長テーブル34から一括取得し、16ビットの変数bits_tmpに加算することで、“#1”の符号語長32及び“#2”の符合語長32を夫々同時に累積する符号語長算出部18の処理である。
尚、インデックス値算出部17及び符号語長算出部18は、length(サブバンド内に存在する量子化値の数)/4回(所定ループ回数)分、ステップS61及びステップS62の処理を繰り返すことで、該当サブバンド内の“#1”及び“#2”の符号帳21毎に、これら符号帳21を使用した場合の符合語長32の累積加算結果を算出するものである。
また、ステップS63及びステップS64の処理は、所定ループ回数分、ステップS61及びステップS62の処理を繰り返した後、“#1”及び“#2”の符号帳21毎の累積した符合語長の累積加算結果を分離する符号語長算出部18の処理である。
符号語長算出部18は、bits_tmpの上位8ビットを抽出し、“#1”の符号帳21を使用した場合の符号語長bits1とする。更に、符号語長算出部18は、bits_tmpの下位8ビットを抽出し、“#2”の符号帳21を使用した場合の符号語長bits2とし、この結果、該当サブバンド内の量子化値Qに対する“#1”及び“#2”の符号帳21を使用した場合の符号語長32を夫々一括取得し、図9の符合語長算出処理を終了する。
尚、説明の便宜上、“#1”及び“#2”の符号帳21を使用した場合を例にあげて説明したが、“#3”及び“#4”の符号帳21を使用した場合、“#5”及び“#6”の符号帳21を使用した場合、“#7”及び“#8”の符号帳21を使用した場合、“#9”及び“#10”の符号帳21を使用した場合や、“#11”の符号帳21を使用した場合でも、同様であることは言うまでもない。
本実施例では、最適符号帳決定処理を実行する際、サブバンド内の量子化値Qを符号帳21に応じた所定本数単位で順次抽出する度にインデックス値を算出し、このインデックス値に応じて32ビット幅符号語長テーブル33又は16ビット幅符号語長テーブル34から2種類の符号帳21の符号語長32を一括取得し、該当サブバンド内の全ての量子化値Qの抽出が終了するまで、これら一括取得した2種類の符号帳21の符号語長32を累積加算するようにしたので、従来技術に比較して、サブバンド毎に2種類の符号帳21に関わる符合語長32の累積加算結果を算出する符号語長算出処理の処理効率の向上を図ることができる。
更に、本実施例では、最適符号帳決定処理を実行する際、サブバンド内の量子化値Qが32本以下の場合、サブバンド内の量子化値を符号帳21に応じた所定本数単位で順次抽出する度にインデックス値を算出し、このインデックス値に応じて16ビット幅符号語長テーブル34から2種類の符号帳21の符号語長32を一括取得し、該当サブバンド内の全ての量子化値Qの抽出が終了するまで、これら一括取得した2種類の符号帳21の符合語長32を累積加算するようにしたので、32ビット幅符号語長テーブル33を使用した場合に比較して、該当サブバンドの最適符号帳21を決定するまでの処理負担を大幅に軽減し、その結果、高速処理を実現することができる。更には、テーブルアクセスに要する電力消費量の軽減を図ることができる。
尚、オーディオ符号化装置1は、例えば、音声等を記録・再生するオーディオ再生装置や、音声を含む動画を記憶再生する動画記憶再生装置や、音声を記録・再生する機能を備えた携帯電話機等に内蔵させるようにしても良い。
また、本実施例では、インデックス値の算出後、32ビット幅符号語長テーブル33又は16ビット幅符号語長テーブル34のアクセスを1回行うことで2種類の符号帳21の符号語長の累積加算処理を行うことが出来、最適な符号帳21を決定する最適符号帳決定処理の効率を約50%向上させることができる。
また、本実施例では、符号化処理全体としては約3%程度の処理負担を軽減することができる。これはMDCT処理部12のような部分をH/W化、残りの部分をソフトウエアで実現することを考慮すると、本発明におけるプロセッサの処理負担は約30%程度軽減することができる。
尚、本実施例では、サブバンド内の量子化値Qの本数に基づき、2種類の符号帳21の32ビット幅符号語長テーブル33又は16ビット幅符号語長テーブル34の何れかを選択するようにしたが、ユーザ側の所定の操作、例えば操作部上のスイッチング操作で32ビット幅符号語長テーブル33又は16ビット幅符号語長テーブル34を選択するようにしても良く、テーブルアクセスに要する電力消費量の軽減を図ることができる。
また、本実施例では、オーディオ信号の周波数帯域幅を監視し、その周波数帯域幅が所定周波数帯域幅よりも狭い場合に、16ビット幅符号語長テーブル34を自動選択するようにしても良く、テーブルアクセスに要する電力消費量の軽減を図ることができる。
また、本実施例では、統合符号語長テーブル35内に32ビット幅符号語長テーブル33の他に、16ビット幅符号語長テーブル34を別個準備したが、統合符号語長テーブル35内に32ビット幅符号語長テーブル33のみを準備しておき、符号化処理の開始時に、32ビット幅符号語長テーブル33から16ビット幅符号語長テーブル34を生成するようにしても良く、この場合、統合符号語長テーブル35内に32ビット幅符号語長テーブル33のみを格納しておけば良いため、その分、統合符号語長テーブル35内部のテーブル容量を削減することができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本実施例によって本発明の技術的思想の範囲が限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲を逸脱しない限り、各種様々な実施例が実施可能であることは言うまでもない。また、本実施例に記載した効果は、これに限定されるものではない。
また、本実施例で説明した各種処理の内、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動で行うことも可能であることは勿論のこと、その逆に、手動で行われるものとして説明した処理の全部又は一部を自動で行うことも可能であることは言うまでもない。また、本実施例で説明した処理手順、制御手順、具体的名称、各種データやパラメータを含む情報についても、特記した場合を除き、適宜変更可能であることは言うまでもない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的に記載したものであって、必ずしも物理的に図示のように構成されるものではなく、その各装置の具体的な態様は図示のものに限縮されるものでは到底ないことは言うまでもない。
さらに、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上、又は同CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
以上、本実施例を含む実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)オーディオ信号を周波数スペクトル変換して非線形量子化した量子化値をサブバンド単位に分割するサブバンド分割部と、
インデックス番号毎にハフマン符号化後の符号語長を管理した複数種類の符号帳の内、所定の組合せの符号帳を統合し、共通化したインデックス番号毎に、所定ビット数で定義した各符号帳の符合語長を格納した符号語長テーブル及び、前記所定ビット数よりも少ないビット数で定義した各符号帳の符号語長を格納した符号語長テーブルを複数備えた統合符号語長テーブルと、
前記サブバンド分割部にて分割した前記サブバンド内の全量子化値の内、最大絶対値の量子化値に対応する前記所定の組合せの符号帳を前記複数種類の符号帳から選択する符号帳選択部と、
この符号帳選択部にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる複数の符号語長テーブルの内、任意の符号語長テーブルを選択する符号語長テーブル選択部と、
前記サブバンド分割部にて分割した前記サブバンド内の量子化値を所定本数単位で順次抽出する度に、抽出した量子化値に基づき、前記符号帳選択部にて選択した符号帳で使用するインデックス値を順次算出するインデックス値算出部と、
このインデックス値算出部にて順次算出したインデックス値に基づき、前記符号語長テーブル選択部にて選択した前記符号語長テーブルから符号帳毎の符号語長を一括取得し、これら一括取得した符号語長を符号帳毎に累積加算する符号語長算出部と、
この符号語長算出部にて前記サブバンド内の全ての量子化値に関わる符号帳毎の符合語長の累積加算が完了すると、このサブバンド単位の符号帳毎の符合語長の累積加算結果の内、最小の累積加算結果の符号語長の符号帳を決定し、この決定した符号帳に基づき、このサブバンド内の量子化値を符号化する符号化部とを有することを特徴とするオーディオ符号化装置。
インデックス番号毎にハフマン符号化後の符号語長を管理した複数種類の符号帳の内、所定の組合せの符号帳を統合し、共通化したインデックス番号毎に、所定ビット数で定義した各符号帳の符合語長を格納した符号語長テーブル及び、前記所定ビット数よりも少ないビット数で定義した各符号帳の符号語長を格納した符号語長テーブルを複数備えた統合符号語長テーブルと、
前記サブバンド分割部にて分割した前記サブバンド内の全量子化値の内、最大絶対値の量子化値に対応する前記所定の組合せの符号帳を前記複数種類の符号帳から選択する符号帳選択部と、
この符号帳選択部にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる複数の符号語長テーブルの内、任意の符号語長テーブルを選択する符号語長テーブル選択部と、
前記サブバンド分割部にて分割した前記サブバンド内の量子化値を所定本数単位で順次抽出する度に、抽出した量子化値に基づき、前記符号帳選択部にて選択した符号帳で使用するインデックス値を順次算出するインデックス値算出部と、
このインデックス値算出部にて順次算出したインデックス値に基づき、前記符号語長テーブル選択部にて選択した前記符号語長テーブルから符号帳毎の符号語長を一括取得し、これら一括取得した符号語長を符号帳毎に累積加算する符号語長算出部と、
この符号語長算出部にて前記サブバンド内の全ての量子化値に関わる符号帳毎の符合語長の累積加算が完了すると、このサブバンド単位の符号帳毎の符合語長の累積加算結果の内、最小の累積加算結果の符号語長の符号帳を決定し、この決定した符号帳に基づき、このサブバンド内の量子化値を符号化する符号化部とを有することを特徴とするオーディオ符号化装置。
(付記2)前記符号語長テーブル選択部は、
前記サブバンド内の量子化値の本数に基づき、前記符号帳選択部にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる複数の符号語長テーブルの内、任意の符号語長テーブルを選択することを特徴とする付記1記載のオーディオ符号化装置。
前記サブバンド内の量子化値の本数に基づき、前記符号帳選択部にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる複数の符号語長テーブルの内、任意の符号語長テーブルを選択することを特徴とする付記1記載のオーディオ符号化装置。
(付記3)前記符号語長テーブル選択部は、
前記符号帳選択部にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる複数の符号語長テーブルの内、所定の操作に応じて、任意の符号語長テーブルを選択することを特徴とする付記1記載のオーディオ符号化装置。
前記符号帳選択部にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる複数の符号語長テーブルの内、所定の操作に応じて、任意の符号語長テーブルを選択することを特徴とする付記1記載のオーディオ符号化装置。
(付記4)前記複数の符号語長テーブルは、
上位16ビット幅で第1の符号帳に関わる16ビットで定義した符号語長を格納すると共に、下位16ビット幅で第2の符号帳に関わる16ビットで定義した符号語長を格納する32ビット幅符号語長テーブルと、
上位8ビット幅で第1の符号帳に関わる8ビットで定義した符号語長を格納すると共に、下位8ビット幅で第2の符号帳に関わる8ビットで定義した符号語長を格納する16ビット幅符号語長テーブルとを含むことを特徴とする付記1〜3の何れか一に記載のオーディオ符号化装置。
上位16ビット幅で第1の符号帳に関わる16ビットで定義した符号語長を格納すると共に、下位16ビット幅で第2の符号帳に関わる16ビットで定義した符号語長を格納する32ビット幅符号語長テーブルと、
上位8ビット幅で第1の符号帳に関わる8ビットで定義した符号語長を格納すると共に、下位8ビット幅で第2の符号帳に関わる8ビットで定義した符号語長を格納する16ビット幅符号語長テーブルとを含むことを特徴とする付記1〜3の何れか一に記載のオーディオ符号化装置。
(付記5)前記符号語長テーブル選択部は、
前記サブバンド内の量子化値の本数が所定本数以下の場合、前記符号帳選択部にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる前記16ビット幅符号語長テーブルを自動選択することを特徴とする付記4記載のオーディオ符号化装置。
前記サブバンド内の量子化値の本数が所定本数以下の場合、前記符号帳選択部にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる前記16ビット幅符号語長テーブルを自動選択することを特徴とする付記4記載のオーディオ符号化装置。
(付記6)前記符号語長テーブル選択部は、
前記オーディオ信号の周波数帯域幅が所定周波数帯域よりも狭い場合、前記符号帳選択部にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる前記16ビット幅符号語長テーブルを自動選択することを特徴とする付記4記載のオーディオ符号化装置。
前記オーディオ信号の周波数帯域幅が所定周波数帯域よりも狭い場合、前記符号帳選択部にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる前記16ビット幅符号語長テーブルを自動選択することを特徴とする付記4記載のオーディオ符号化装置。
(付記7)前記所定の組合せは、
MPEG−AAL規格で使用するハフマン符号帳“1”及びハフマン符号帳“2”の組合せ、ハフマン符号帳“3”及びハフマン符号帳“4”の組合せ、ハフマン符号帳“5”及びハフマン符号帳“6”の組合せ、ハフマン符号帳“7”及びハフマン符号帳“8”の組合せ、ハフマン符号帳“9”及びハフマン符号帳“10”の組合せの何れかに相当することを特徴とする付記1〜6の何れか一に記載のオーディオ符号化装置。
MPEG−AAL規格で使用するハフマン符号帳“1”及びハフマン符号帳“2”の組合せ、ハフマン符号帳“3”及びハフマン符号帳“4”の組合せ、ハフマン符号帳“5”及びハフマン符号帳“6”の組合せ、ハフマン符号帳“7”及びハフマン符号帳“8”の組合せ、ハフマン符号帳“9”及びハフマン符号帳“10”の組合せの何れかに相当することを特徴とする付記1〜6の何れか一に記載のオーディオ符号化装置。
(付記8)動画音声を録画再生する録画再生装置に内蔵することを特徴とする付記1〜7の何れか一に記載のオーディオ符号化装置。
(付記9)音声を録音再生する音声録音再生装置に内蔵することを特徴とする付記1〜7の何れか一に記載のオーディオ符号化装置。
(付記10)音声を録音再生する音声録音再生機能を含む携帯電話機に内蔵することを特徴とする付記1〜7の何れか一に記載のオーディオ符号化装置。
(付記11)オーディオ信号を周波数スペクトル変換して非線形量子化した量子化値をサブバンド単位に分割するサブバンド分割手順と、
インデックス番号毎にハフマン符号化後の符号語長を管理した複数種類の符号帳の内、所定の組合せの符号帳を統合し、共通化したインデックス番号毎に、所定ビット数で定義した各符号帳の符合語長を格納した符号語長テーブル及び、前記所定ビット数よりも少ないビット数で定義した各符号帳の符号語長を格納した符号語長テーブルを複数備えた統合符号語長テーブルを準備するテーブル準備手順と、
前記サブバンド分割手順にて分割した前記サブバンド内の全量子化値の内、最大絶対値の量子化値に対応する前記所定の組合せの符号帳を前記複数種類の符号帳から選択する符号帳選択手順と、
この符号帳選択手順にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる複数の符号語長テーブルの内、任意の符号語長テーブルを選択する符号語長テーブル選択手順と、
前記サブバンド分割手順にて分割した前記サブバンド内の量子化値を所定本数単位で順次抽出する度に、抽出した量子化値に基づき、前記符号帳選択手順にて選択した符号帳で使用するインデックス値を順次算出するインデックス値算出手順と、
このインデックス値算出手順にて順次算出したインデックス値に基づき、前記符号語長テーブル選択手順にて選択した前記符号語長テーブルから符号帳毎の符号語長を一括取得し、これら一括取得した符号語長を符号帳毎に累積加算する符号語長算出手順と、
この符号語長算出手順にて前記サブバンド内の全ての量子化値に関わる符号帳毎の符合語長の累積加算が完了すると、このサブバンド単位の符号帳毎の符合語長の累積加算結果の内、最小の累積加算結果の符号語長の符号帳を決定し、この決定した符号帳に基づき、このサブバンド内の量子化値を符号化する符号化手順とを含むプログラムを端末装置に実行させることを特徴とするオーディオ符号化プログラム。
インデックス番号毎にハフマン符号化後の符号語長を管理した複数種類の符号帳の内、所定の組合せの符号帳を統合し、共通化したインデックス番号毎に、所定ビット数で定義した各符号帳の符合語長を格納した符号語長テーブル及び、前記所定ビット数よりも少ないビット数で定義した各符号帳の符号語長を格納した符号語長テーブルを複数備えた統合符号語長テーブルを準備するテーブル準備手順と、
前記サブバンド分割手順にて分割した前記サブバンド内の全量子化値の内、最大絶対値の量子化値に対応する前記所定の組合せの符号帳を前記複数種類の符号帳から選択する符号帳選択手順と、
この符号帳選択手順にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる複数の符号語長テーブルの内、任意の符号語長テーブルを選択する符号語長テーブル選択手順と、
前記サブバンド分割手順にて分割した前記サブバンド内の量子化値を所定本数単位で順次抽出する度に、抽出した量子化値に基づき、前記符号帳選択手順にて選択した符号帳で使用するインデックス値を順次算出するインデックス値算出手順と、
このインデックス値算出手順にて順次算出したインデックス値に基づき、前記符号語長テーブル選択手順にて選択した前記符号語長テーブルから符号帳毎の符号語長を一括取得し、これら一括取得した符号語長を符号帳毎に累積加算する符号語長算出手順と、
この符号語長算出手順にて前記サブバンド内の全ての量子化値に関わる符号帳毎の符合語長の累積加算が完了すると、このサブバンド単位の符号帳毎の符合語長の累積加算結果の内、最小の累積加算結果の符号語長の符号帳を決定し、この決定した符号帳に基づき、このサブバンド内の量子化値を符号化する符号化手順とを含むプログラムを端末装置に実行させることを特徴とするオーディオ符号化プログラム。
(付記12)オーディオ信号を周波数スペクトル変換して非線形量子化した量子化値をサブバンド単位に分割するサブバンド分割ステップと、
インデックス番号毎にハフマン符号化後の符号語長を管理した複数種類の符号帳の内、所定の組合せの符号帳を統合し、共通化したインデックス番号毎に、所定ビット数で定義した各符号帳の符合語長を格納した符号語長テーブル及び、前記所定ビット数よりも少ないビット数で定義した各符号帳の符号語長を格納した符号語長テーブルを複数備えた統合符号語長テーブルを準備するテーブル準備ステップと、
前記サブバンド分割ステップにて分割した前記サブバンド内の全量子化値の内、最大絶対値の量子化値に対応する前記所定の組合せの符号帳を前記複数種類の符号帳から選択する符号帳選択ステップと、
この符号帳選択ステップにて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる複数の符号語長テーブルの内、任意の符号語長テーブルを選択する符号語長テーブル選択ステップと、
前記サブバンド分割ステップにて分割した前記サブバンド内の量子化値を所定本数単位で順次抽出する度に、抽出した量子化値に基づき、前記符号帳選択ステップにて選択した符号帳で使用するインデックス値を順次算出するインデックス値算出ステップと、
このインデックス値算出ステップにて順次算出したインデックス値に基づき、前記符号語長テーブル選択ステップにて選択した前記符号語長テーブルから符号帳毎の符号語長を一括取得し、これら一括取得した符号語長を符号帳毎に累積加算する符号語長算出ステップと、
この符号語長算出ステップにて前記サブバンド内の全ての量子化値に関わる符号帳毎の符合語長の累積加算が完了すると、このサブバンド単位の符号帳毎の符合語長の累積加算結果の内、最小の累積加算結果の符号語長の符号帳を決定し、この決定した符号帳に基づき、このサブバンド内の量子化値を符号化する符号化ステップとを含むことを特徴とするオーディオ符号化方法。
インデックス番号毎にハフマン符号化後の符号語長を管理した複数種類の符号帳の内、所定の組合せの符号帳を統合し、共通化したインデックス番号毎に、所定ビット数で定義した各符号帳の符合語長を格納した符号語長テーブル及び、前記所定ビット数よりも少ないビット数で定義した各符号帳の符号語長を格納した符号語長テーブルを複数備えた統合符号語長テーブルを準備するテーブル準備ステップと、
前記サブバンド分割ステップにて分割した前記サブバンド内の全量子化値の内、最大絶対値の量子化値に対応する前記所定の組合せの符号帳を前記複数種類の符号帳から選択する符号帳選択ステップと、
この符号帳選択ステップにて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる複数の符号語長テーブルの内、任意の符号語長テーブルを選択する符号語長テーブル選択ステップと、
前記サブバンド分割ステップにて分割した前記サブバンド内の量子化値を所定本数単位で順次抽出する度に、抽出した量子化値に基づき、前記符号帳選択ステップにて選択した符号帳で使用するインデックス値を順次算出するインデックス値算出ステップと、
このインデックス値算出ステップにて順次算出したインデックス値に基づき、前記符号語長テーブル選択ステップにて選択した前記符号語長テーブルから符号帳毎の符号語長を一括取得し、これら一括取得した符号語長を符号帳毎に累積加算する符号語長算出ステップと、
この符号語長算出ステップにて前記サブバンド内の全ての量子化値に関わる符号帳毎の符合語長の累積加算が完了すると、このサブバンド単位の符号帳毎の符合語長の累積加算結果の内、最小の累積加算結果の符号語長の符号帳を決定し、この決定した符号帳に基づき、このサブバンド内の量子化値を符号化する符号化ステップとを含むことを特徴とするオーディオ符号化方法。
(付記13)オーディオ信号を周波数スペクトル変換して非線形量子化した量子化値をサブバンド単位に分割するサブバンド分割部と、
インデックス番号毎にハフマン符号化後の符号語長を管理した複数種類の符号帳の内、所定の組合せの符号帳を統合し、共通化したインデックス番号毎に、所定ビット数で定義した各符号帳の符合語長を格納した符号語長テーブルを複数備えた統合符号語長テーブルと、
前記サブバンド分割部にて分割した前記サブバンド内の全量子化値の内、最大絶対値の量子化値に対応する前記所定の組合せの符号帳を前記複数種類の符号帳から選択する符号帳選択部と、
この符号帳選択部にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる符号語長テーブルを前記統合符号語長テーブルから選択し、この選択した前記符号語長テーブル内の所定ビット数で定義した各符号帳の符号語長に基づき、前記所定ビット数よりも少ないビット数で定義した各符号帳の符号語長を格納した符号語長テーブルを作成し、この作成した符号語長テーブル又は前記所定ビット数定義の符号語長テーブルを選択可能にする符号語長テーブル選択部と、
前記サブバンド分割部にて分割した前記サブバンド内の量子化値を所定本数単位で順次抽出する度に、抽出した量子化値に基づき、前記符号帳選択部にて選択した符号帳で使用するインデックス値を順次算出するインデックス値算出部と、
このインデックス値算出部にて順次算出したインデックス値に基づき、前記符号語長テーブル選択部にて選択した前記符号語長テーブルから符号帳毎の符号語長を一括取得し、これら一括取得した符号語長を符号帳毎に累積加算する符号語長算出部と、
この符号語長算出部にて前記サブバンド内の全ての量子化値に関わる符号帳毎の符合語長の累積加算が完了すると、このサブバンド単位の符号帳毎の符合語長の累積加算結果の内、最小の累積加算結果の符号語長の符号帳を決定し、この決定した符号帳に基づき、このサブバンド内の量子化値を符号化する符号化部とを有することを特徴とするオーディオ符号化装置。
インデックス番号毎にハフマン符号化後の符号語長を管理した複数種類の符号帳の内、所定の組合せの符号帳を統合し、共通化したインデックス番号毎に、所定ビット数で定義した各符号帳の符合語長を格納した符号語長テーブルを複数備えた統合符号語長テーブルと、
前記サブバンド分割部にて分割した前記サブバンド内の全量子化値の内、最大絶対値の量子化値に対応する前記所定の組合せの符号帳を前記複数種類の符号帳から選択する符号帳選択部と、
この符号帳選択部にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる符号語長テーブルを前記統合符号語長テーブルから選択し、この選択した前記符号語長テーブル内の所定ビット数で定義した各符号帳の符号語長に基づき、前記所定ビット数よりも少ないビット数で定義した各符号帳の符号語長を格納した符号語長テーブルを作成し、この作成した符号語長テーブル又は前記所定ビット数定義の符号語長テーブルを選択可能にする符号語長テーブル選択部と、
前記サブバンド分割部にて分割した前記サブバンド内の量子化値を所定本数単位で順次抽出する度に、抽出した量子化値に基づき、前記符号帳選択部にて選択した符号帳で使用するインデックス値を順次算出するインデックス値算出部と、
このインデックス値算出部にて順次算出したインデックス値に基づき、前記符号語長テーブル選択部にて選択した前記符号語長テーブルから符号帳毎の符号語長を一括取得し、これら一括取得した符号語長を符号帳毎に累積加算する符号語長算出部と、
この符号語長算出部にて前記サブバンド内の全ての量子化値に関わる符号帳毎の符合語長の累積加算が完了すると、このサブバンド単位の符号帳毎の符合語長の累積加算結果の内、最小の累積加算結果の符号語長の符号帳を決定し、この決定した符号帳に基づき、このサブバンド内の量子化値を符号化する符号化部とを有することを特徴とするオーディオ符号化装置。
1 オーディオ符号化装置
14 サブバンド分割部
15 符号帳選択部
16 符号語長テーブル選択部
17 インデックス値算出部
18 符号語長算出部
19 符号化部
21 符号帳
22 符号帳テーブル
33 32ビット幅符号語長テーブル
34 16ビット幅符号語長テーブル
35 統合符号語長テーブル
14 サブバンド分割部
15 符号帳選択部
16 符号語長テーブル選択部
17 インデックス値算出部
18 符号語長算出部
19 符号化部
21 符号帳
22 符号帳テーブル
33 32ビット幅符号語長テーブル
34 16ビット幅符号語長テーブル
35 統合符号語長テーブル
Claims (11)
- オーディオ信号を周波数スペクトル変換して非線形量子化した量子化値をサブバンド単位に分割するサブバンド分割部と、
インデックス番号毎にハフマン符号化後の符号語長を管理した複数種類の符号帳の内、所定の組合せの符号帳を統合し、共通化したインデックス番号毎に、所定ビット数で定義した各符号帳の符合語長を格納した符号語長テーブル及び、前記所定ビット数よりも少ないビット数で定義した各符号帳の符号語長を格納した符号語長テーブルを複数備えた統合符号語長テーブルと、
前記サブバンド分割部にて分割した前記サブバンド内の全量子化値の内、最大絶対値の量子化値に対応する前記所定の組合せの符号帳を前記複数種類の符号帳から選択する符号帳選択部と、
この符号帳選択部にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる複数の符号語長テーブルの内、任意の符号語長テーブルを選択する符号語長テーブル選択部と、
前記サブバンド分割部にて分割した前記サブバンド内の量子化値を所定本数単位で順次抽出する度に、抽出した量子化値に基づき、前記符号帳選択部にて選択した符号帳で使用するインデックス値を順次算出するインデックス値算出部と、
このインデックス値算出部にて順次算出したインデックス値に基づき、前記符号語長テーブル選択部にて選択した前記符号語長テーブルから符号帳毎の符号語長を一括取得し、これら一括取得した符号語長を符号帳毎に累積加算する符号語長算出部と、
この符号語長算出部にて前記サブバンド内の全ての量子化値に関わる符号帳毎の符合語長の累積加算が完了すると、このサブバンド単位の符号帳毎の符合語長の累積加算結果の内、最小の累積加算結果の符号語長の符号帳を決定し、この決定した符号帳に基づき、このサブバンド内の量子化値を符号化する符号化部とを有することを特徴とするオーディオ符号化装置。 - 前記符号語長テーブル選択部は、
前記サブバンド内の量子化値の本数に基づき、前記符号帳選択部にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる複数の符号語長テーブルの内、任意の符号語長テーブルを選択することを特徴とする請求項1記載のオーディオ符号化装置。 - 前記符号語長テーブル選択部は、
前記符号帳選択部にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる複数の符号語長テーブルの内、所定の操作に応じて、任意の符号語長テーブルを選択することを特徴とする請求項1記載のオーディオ符号化装置。 - 前記複数の符号語長テーブルは、
上位16ビット幅で第1の符号帳に関わる16ビットで定義した符号語長を格納すると共に、下位16ビット幅で第2の符号帳に関わる16ビットで定義した符号語長を格納する32ビット幅符号語長テーブルと、
上位8ビット幅で第1の符号帳に関わる8ビットで定義した符号語長を格納すると共に、下位8ビット幅で第2の符号帳に関わる8ビットで定義した符号語長を格納する16ビット幅符号語長テーブルとを含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか一に記載のオーディオ符号化装置。 - 前記符号語長テーブル選択部は、
前記サブバンド内の量子化値の本数が所定本数以下の場合、前記符号帳選択部にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる前記16ビット幅符号語長テーブルを自動選択することを特徴とする請求項4記載のオーディオ符号化装置。 - 前記符号語長テーブル選択部は、
前記オーディオ信号の周波数帯域幅が所定周波数帯域よりも狭い場合、前記符号帳選択部にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる前記16ビット幅符号語長テーブルを自動選択することを特徴とする請求項4記載のオーディオ符号化装置。 - 前記所定の組合せは、
MPEG−AAL規格で使用するハフマン符号帳“1”及びハフマン符号帳“2”の組合せ、ハフマン符号帳“3”及びハフマン符号帳“4”の組合せ、ハフマン符号帳“5”及びハフマン符号帳“6”の組合せ、ハフマン符号帳“7”及びハフマン符号帳“8”の組合せ、ハフマン符号帳“9”及びハフマン符号帳“10”の組合せの何れかに相当することを特徴とする請求項1〜6の何れか一に記載のオーディオ符号化装置。 - オーディオ信号を周波数スペクトル変換して非線形量子化した量子化値をサブバンド単位に分割するサブバンド分割手順と、
インデックス番号毎にハフマン符号化後の符号語長を管理した複数種類の符号帳の内、所定の組合せの符号帳を統合し、共通化したインデックス番号毎に、所定ビット数で定義した各符号帳の符合語長を格納した符号語長テーブル及び、前記所定ビット数よりも少ないビット数で定義した各符号帳の符号語長を格納した符号語長テーブルを複数備えた統合符号語長テーブルを準備するテーブル準備手順と、
前記サブバンド分割手順にて分割した前記サブバンド内の全量子化値の内、最大絶対値の量子化値に対応する前記所定の組合せの符号帳を前記複数種類の符号帳から選択する符号帳選択手順と、
この符号帳選択手順にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる複数の符号語長テーブルの内、任意の符号語長テーブルを選択する符号語長テーブル選択手順と、
前記サブバンド分割手順にて分割した前記サブバンド内の量子化値を所定本数単位で順次抽出する度に、抽出した量子化値に基づき、前記符号帳選択手順にて選択した符号帳で使用するインデックス値を順次算出するインデックス値算出手順と、
このインデックス値算出手順にて順次算出したインデックス値に基づき、前記符号語長テーブル選択手順にて選択した前記符号語長テーブルから符号帳毎の符号語長を一括取得し、これら一括取得した符号語長を符号帳毎に累積加算する符号語長算出手順と、
この符号語長算出手順にて前記サブバンド内の全ての量子化値に関わる符号帳毎の符合語長の累積加算が完了すると、このサブバンド単位の符号帳毎の符合語長の累積加算結果の内、最小の累積加算結果の符号語長の符号帳を決定し、この決定した符号帳に基づき、このサブバンド内の量子化値を符号化する符号化手順とを含むプログラムを端末装置に実行させることを特徴とするオーディオ符号化プログラム。 - 前記符号語長テーブル選択手順は、
前記サブバンド内の量子化値の本数に基づき、前記符号帳選択手順にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる複数の符号語長テーブルの内、任意の符号語長テーブルを選択することを特徴とする請求項8記載のオーディオ符号化プログラム。 - オーディオ信号を周波数スペクトル変換して非線形量子化した量子化値をサブバンド単位に分割するサブバンド分割ステップと、
インデックス番号毎にハフマン符号化後の符号語長を管理した複数種類の符号帳の内、所定の組合せの符号帳を統合し、共通化したインデックス番号毎に、所定ビット数で定義した各符号帳の符合語長を格納した符号語長テーブル及び、前記所定ビット数よりも少ないビット数で定義した各符号帳の符号語長を格納した符号語長テーブルを複数備えた統合符号語長テーブルを準備するテーブル準備ステップと、
前記サブバンド分割ステップにて分割した前記サブバンド内の全量子化値の内、最大絶対値の量子化値に対応する前記所定の組合せの符号帳を前記複数種類の符号帳から選択する符号帳選択ステップと、
この符号帳選択ステップにて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる複数の符号語長テーブルの内、任意の符号語長テーブルを選択する符号語長テーブル選択ステップと、
前記サブバンド分割ステップにて分割した前記サブバンド内の量子化値を所定本数単位で順次抽出する度に、抽出した量子化値に基づき、前記符号帳選択ステップにて選択した符号帳で使用するインデックス値を順次算出するインデックス値算出ステップと、
このインデックス値算出ステップにて順次算出したインデックス値に基づき、前記符号語長テーブル選択ステップにて選択した前記符号語長テーブルから符号帳毎の符号語長を一括取得し、これら一括取得した符号語長を符号帳毎に累積加算する符号語長算出ステップと、
この符号語長算出ステップにて前記サブバンド内の全ての量子化値に関わる符号帳毎の符合語長の累積加算が完了すると、このサブバンド単位の符号帳毎の符合語長の累積加算結果の内、最小の累積加算結果の符号語長の符号帳を決定し、この決定した符号帳に基づき、このサブバンド内の量子化値を符号化する符号化ステップとを含むことを特徴とするオーディオ符号化方法。 - オーディオ信号を周波数スペクトル変換して非線形量子化した量子化値をサブバンド単位に分割するサブバンド分割部と、
インデックス番号毎にハフマン符号化後の符号語長を管理した複数種類の符号帳の内、所定の組合せの符号帳を統合し、共通化したインデックス番号毎に、所定ビット数で定義した各符号帳の符合語長を格納した符号語長テーブルを複数備えた統合符号語長テーブルと、
前記サブバンド分割部にて分割した前記サブバンド内の全量子化値の内、最大絶対値の量子化値に対応する前記所定の組合せの符号帳を前記複数種類の符号帳から選択する符号帳選択部と、
この符号帳選択部にて選択した前記所定の組合せの符号帳に関わる符号語長テーブルを前記統合符号語長テーブルから選択し、この選択した前記符号語長テーブル内の所定ビット数で定義した各符号帳の符号語長に基づき、前記所定ビット数よりも少ないビット数で定義した各符号帳の符号語長を格納した符号語長テーブルを作成し、この作成した符号語長テーブル又は前記所定ビット数定義の符号語長テーブルを選択可能にする符号語長テーブル選択部と、
前記サブバンド分割部にて分割した前記サブバンド内の量子化値を所定本数単位で順次抽出する度に、抽出した量子化値に基づき、前記符号帳選択部にて選択した符号帳で使用するインデックス値を順次算出するインデックス値算出部と、
このインデックス値算出部にて順次算出したインデックス値に基づき、前記符号語長テーブル選択部にて選択した前記符号語長テーブルから符号帳毎の符号語長を一括取得し、これら一括取得した符号語長を符号帳毎に累積加算する符号語長算出部と、
この符号語長算出部にて前記サブバンド内の全ての量子化値に関わる符号帳毎の符合語長の累積加算が完了すると、このサブバンド単位の符号帳毎の符合語長の累積加算結果の内、最小の累積加算結果の符号語長の符号帳を決定し、この決定した符号帳に基づき、このサブバンド内の量子化値を符号化する符号化部とを有することを特徴とするオーディオ符号化装置。
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