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JP2010032169A - 冷蔵庫 - Google Patents

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JP2010032169A
JP2010032169A JP2008196920A JP2008196920A JP2010032169A JP 2010032169 A JP2010032169 A JP 2010032169A JP 2008196920 A JP2008196920 A JP 2008196920A JP 2008196920 A JP2008196920 A JP 2008196920A JP 2010032169 A JP2010032169 A JP 2010032169A
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JP
Japan
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shelf
receiving portion
protrusion
rack
refrigerator
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2008196920A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Kobayashi
敏和 小林
Shunichi Yamabe
俊一 山部
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2008196920A priority Critical patent/JP2010032169A/ja
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Abstract

【課題】棚を棚受部に沿って前後させる操作を円滑に行うことができる冷蔵庫を提供すること。
【解決手段】被冷却物が収容される収容室内の左右の側壁13に突設されるとともに奥行き方向に伸びて形成された棚受部2の一部に窪み部24が設けられ,前記棚4が前記棚受部2に装着された状態において前記窪み部24に嵌入して前記棚4の奥行き方向の動きを規制し,前記棚4が着脱される際に前記棚受部2の上面21を摺動する嵌入リブ42eが棚4の左右両端部に下方に向けて突設され,前記棚4から前記棚受部2の下方へ回り込むよう形成されて前記棚4の上方への移動範囲を規制する弾性体であるアーム部50が前記棚4の左右両端部それぞれの一部に設けられ,前記アーム部50の一部に,前記棚4の左右方向の移動範囲を規制するアーム突起部52が,前記棚受部2に対向して突設されてなる。
【選択図】図4

Description

本発明は,冷蔵庫に関し,特に,被冷却物を収容する収容室内に設けられる棚の保持機構に特徴を有する冷蔵庫に関するものである。
一般に,冷蔵庫は,その内部に被冷却物(食品や薬品など)を収容する収容室が形成されている。その収容室は,前面以外が隔壁で囲まれ,前面側に当該冷蔵庫の外装を形成するドアが開閉可能に設けられている。
また,冷蔵庫は,その収容室内を上下方向に仕切る複数の棚を備えている。この棚は,収容室内の左右の側壁に設けられた棚受部により,左右両端部で支持され,着脱可能に構成されている。通常,棚受部は,上下方向に複数段設けられ,複数の棚は,それぞれの支持位置(支持高さ)を変更可能に構成されている。これにより,利用者は,被冷却物の高さに応じて,棚の上下方向のレイアウトを変更することができる。
また,特許文献1には,収容室内で手前側及び奥側に並べて配置された状態で前記棚受部により支持される前棚及び後棚が設けられ,その前棚を摺動させて後棚に重ねることが可能な冷蔵庫について示されている。
これにより,被冷却物の大きさや数に応じて,よりフレキシブルに棚のレイアウトを変更できる結果,収容室の収容効率を高めることができる。
また,特許文献1に示される前記前棚は,その左右両端部の下側に設けられた係合部が,前記棚受部(棚受けレール)に設けられた被係合部に係合する。これにより前記前棚の位置ずれが防止される。
ところで,冷蔵庫において,棚受部に支持された棚が,利用者によって誤って押し上げられた場合に,その棚が大きく傾いて棚の上の載置物(被冷却物)が転倒する不都合は回避したい。そのため,冷蔵庫は,棚受部に載置(支持)された棚の上方への動きを規制する構造を有することが望ましい。また,棚にガラス板が用いられている場合,重い棚を持ち上げて操作することは難しい。そのようなことから,一般に,棚の着脱や装着位置(奥行き方向における棚受部への支持位置)の変更の際には,棚を棚受部に沿って前後させる(引き出す又は押し込む)操作が行われる。その際,棚の左右両端部は,棚受部に対して摺動する。
また,冷蔵庫における収容室内の寸法は,製造上の寸法誤差に加え,収容室の内箱の温度変化による膨張・収縮によってもばらつきがある。特に,ドアの開閉による外気の流入や,発泡断熱材及び外装を形成する外壁を介した熱伝達の影響により,収容室の内箱における左右の側壁の膨張・収縮が生じやすく,収容室内の横幅の寸法が変動しやすい。そのため,従来の冷蔵庫における収容室の棚は,その左右両端部と左右の側壁との間に十分な隙間(あそび)が生じるように寸法設定がなされている。
特開平10−339568号公報
しかしながら,従来の冷蔵庫においては,棚を棚受部に沿って前後させる操作を円滑に行うことが難しいという問題点があった。
例えば,棚の左右両端部における下面(被支持面)が,左右の棚受部の上面(支持面)を摺動する場合,左側と右側とで摺動面の摩擦抵抗に大きな差が生じやすい。その摩擦抵抗の左右の差は,前後に操作される棚の蛇行を招いて円滑な棚操作を阻害する。
また,棚受部に支持された棚全体が左右いずれかに偏った場合,前後に操作される棚の一方の側面が収容室の側面に接触し,棚の蛇行や詰まりを招いて円滑な棚操作を阻害する。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,棚を棚受部に沿って前後させる操作を円滑に行うことができる冷蔵庫を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明に係る冷蔵庫は,次の(1)〜(6)に示される各構成要素を備えている。
(1)被冷却物(食品等)が収容される収容室内の左右の側壁に該収容室内側に向けて突設されるとともに奥行き方向に伸びて形成された棚受部。
(2)前記棚受部により左右両端部の下面が支持される着脱可能な棚。
(3)左右の前記棚受部それぞれの一部に設けられた窪み部。
(4)前記棚の左右両端部それぞれの一部に下方に向けて突設され,前記棚が前記棚受部に装着された状態において前記棚受部における前記窪み部に嵌入して前記棚の奥行き方向の動きを規制し,前記棚が着脱される際に前記棚受部の上面を摺動する第1突起部。
(5)前記棚の左右両端部それぞれの一部に設けられ,前記棚から前記棚受部の下方へ回り込むよう形成されて前記棚の上方への移動範囲を規制するアーム部。
(6)前記アーム部の一部に前記棚受部に対向して突設され,前記棚の左右方向の移動範囲を規制する第2突起部。
本発明に係る冷蔵庫においては,前記棚の着脱操作(前記棚受部に沿って前後させる操作)が行われる際に,前記棚と前記棚受部との間の摺動による摩擦抵抗が,左右両側の前記第1突起部に集中する。そのため,左側と右側とで摺動部の摩擦抵抗の大きな差が生じにくく,前記棚の蛇行が生じにくい。また,前記第1突起部は,使用中の前記棚が手前側へ脱落することを防止する(前記棚の奥行き方向の動きを規制する)機構と兼用されるものである。そのため,シンプルな構造により複数の機能を実現できる。
また,前記アーム部により,前記棚が前記棚受部から浮き上がることが防止され,使用中の前記棚が大きく傾いて棚の上の載置物(被冷却物)が転倒する不都合を回避できる。
また,前記第2突起部が,前記棚の左右方向の動きを規制するため,前記棚の蛇行が防がれる。また,前記棚が前後に操作される際に,左右の前記第2突起部の一方の頂点が前記棚受部に接触しても,その接触による摩擦抵抗は,前記棚の側面と前記収容室の側面とが面接触する場合のように大きくはないため,前記棚の蛇行や詰まりが生じにくい。
また,前記アーム部が弾性変形する部分(弾性体)であることが望ましい。これにより,前記収容室の側壁の膨張・収縮に応じて,前記棚受部の位置が左右方向や上下方向に変位した場合でも,前記アーム部や前記第2突起部が前記棚受部に詰まって前記棚が動かなくなることを防止できる。
また,前記棚受部及び前記第2突起部が,それぞれ次の(7)及び(8)に示される構成を有していればなお好適である。
(7)前記棚受部の下面が前記収容室の内側下方に向く傾斜面である。
(8)前記第2突起部が,前記アーム部における前記棚受部の下面に対向する部分に形成された突起部分である。
これにより,前記第2突起部が形成された前記アーム部は,前記棚の上方向への動きと,左右方向への動きの両方を規制するものとなる。即ち,前記第2突起部と前記棚受部の下面との間に隙間がある状態から,前記棚が上方向へ前記隙間の長さ以上浮き上がろうとした場合や,前記棚の位置が左右方向に前記隙間の長さ以上ずれようとした場合に,前記第2突起部が,前記棚受部の下面(傾斜面)に当接して前記棚の上方向及び左右方向への動きの範囲を規制する。
また,前記棚が,前記収容室内で手前側及び奥側に並べて配置された状態で前記棚受部により支持される前棚及び後棚のうちの前記前棚であることが考えられる。一般に,前記前棚は,前記棚受部から手前側に脱落しやすいため,前記第1突起部及び前記窪み部による脱落防止機構が特に有効に機能する。
また,極力少数の前記前棚及び前記後棚を用いて,前記収容室内のレイアウトをフレキシブルに変更できるようにするためには,前記前棚を通常の前記後棚の位置(前記棚受部の奥側の位置)に配置して使用できることが望ましい。
そこで,本発明における前記棚が前記前棚である場合,本発明に係る冷蔵庫が,さらに次の(9)及び(10)に示される構成要素を備えることが考えられる。
(9)前記前棚及び前記後棚がそれぞれ手前側及び奥側に並べられて前記棚受部に支持された状態における,前記前棚の左右両端部それぞれの前記棚受部から手前側へはみ出す部分に下方に向けて突設され,前記後棚が支持されていない前記棚受部の奥側の位置に前記前棚が着脱される際に前記第1突起部とともに前記棚受部の上面を摺動する第3突起部。
(10)左右の前記棚受部それぞれにおける奥側の端部に上方に向けて突設され,前記棚受部に沿って奥側へ押し込まれた前記前棚の奥側端部の下面を,前記第3突起部が前記棚受部の上面に当接して前記第1突起部が前記棚受部の上面から離間する状態で支持する第4突起部。
これにより,前記棚受部の奥側にさらに前記窪み部を設けることなく,前記第1突起部が設けられた前記前棚を前記棚受部の奥側の位置で使用することができる。また,前記前棚が前記棚受部の奥側へ移動される間に,手前側の前記第4突起部の頂点と奥側の前記第1突起部の頂点とが前記棚受部の上面で支持されるので,前記前棚をより安定した状態で移動(前記棚受部上で摺動)させることができる。
本発明によれば,冷蔵庫において,収容室内の棚を棚受部に沿って前後させる操作を円滑に行うことができる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施形態に係る冷蔵庫Aの概略側断面図,図2は冷蔵庫Aにおける棚支持機構の概略側面図,図3は冷蔵庫Aにおける前棚の底面図,背面図及び断面図,図4は冷蔵庫Aにおける第1実施例に係る棚支持機構X1の正面方向から見た断面図(棚装着状態),図5は棚支持機構X1の側面図(棚装着状態),図6は棚支持機構X1の正面方向から見た断面図(棚着脱途中状態),図7は冷蔵庫Aにおける第2実施例に係る棚支持機構X2の正面方向から見た断面図(棚着脱途中状態),図8は冷蔵庫Aにおける第3実施例に係る棚支持機構X3の正面方向から見た断面図(棚着脱途中状態)である。
まず,図1に示される側断面図を参照しつつ,本発明の実施形態に係る冷蔵庫A全体の概略構成について説明する。なお,図1において,図に向かって左側が冷蔵庫Aの正面方向(手前側)であり,右側が冷蔵庫Aの背面方向(奥側)である。
図1に示されるように,本発明の実施形態に係る冷蔵庫Aは,その内部に,食品(被冷却物の一例)が収容される収容室10が形成されている。その収容室10は,前面以外が隔壁で囲まれ,前面側に当該冷蔵庫Aの外装を形成するドア12が開閉可能に設けられている。
また,冷蔵庫Aは,前記収容室10内を上下方向に仕切る複数の棚3,4を備えている。この棚3,4は,前記収容室10内の左右の側壁に突設された棚受部2により,左右両端部の下面が支持される。複数の前記棚3,4は,前記棚受部2上に載置されるか否かによって着脱可能に構成されている。
前記棚受部2は,前記収容室10内の左右の側壁に,前記収容室10の内側に向けて突設され,奥行き方向に伸びて形成されている。
また,前記棚3,4は,それぞれ手前側と奥側とに並べて配置される前棚4及び後棚3の2種類からなるものである。以下,前記前棚4及び前記後棚3が,それぞれ手前側及び奥側に並べられて前記棚受部2に支持された状態のことを棚並設状態という。
また,前記棚受部2は,上下方向に複数段設けられ,複数の前記棚3,4をいずれの段の前記棚受部2に載置させるかによって仕切りの高さを変更可能に構成されている。これにより,利用者は,食品の高さに応じて,前記棚3,4の上下方向のレイアウトを変更することができる。
図1に示される例は,最下段の前記棚受部2の奥側に前記後棚3のみが装着され,下から2段目の前記棚受部2の奥側に,通常は手前側に装着される前記前棚4が装着されている例である。これにより,前記収容室10の手前側に背の高い物を収容することが可能である。また,前記収容室10の奥側には背の低い物を上下の棚に分けて効率的に収容することが可能である。
このように,冷蔵庫Aは,前後(手前側と奥側)に並べて配置される着脱可能な2つの分離した棚(前棚4と後棚3)を採用しているため,フレキシブルに棚のレイアウトを変更できる。
冷蔵庫Aは,2つの前記棚3,4,特に前記前棚4の支持機構(以下,棚支持機構という)に特徴を有している。
次に,図2及び図3を参照しつつ,前記棚支持機構について説明する。
図2に示されるように,前記棚受部2は,被冷却物(食品等)が収容される前記収容室10内の左右の側壁に,その収容室10内側に向けて突設され,また,奥行き方向に伸びてレール状に形成されている。
左右の前記棚受部2それぞれには,その一部に窪み部24が形成されている。図2に示される前記窪み部24は,前記棚受部2における,手前側半分の範囲(通常は前記前棚4が載置される範囲)のほぼ中央の位置(奥行き方向における手前側から約四分の一の位置)に設けられている。
また,前記前棚4及び前記後棚3は,前述したように,前記棚受部2により左右両端部の下面が支持される着脱可能な棚である。
図3に示されるように,前記前棚4は,被冷却物が載置されるガラス板41と,そのガラス板41の手前側縁部,奥側縁部及び左右両側の縁部それぞれに装着された手前枠部42a,奥枠部42b及び横枠部42cとを備えている。前記手前枠部42a,前記奥枠部42b及び前記横枠部42cは,例えば樹脂製である。
前記ガラス板41は,前記横枠部42cに設けられた溝42dに嵌め込まれることによって前記横枠部42cに固定されている。
また,前記前棚4の左右両端部(即ち,前記横枠部42c)それぞれの1箇所(合計2箇所)には,奥行き方向に数十ミリメートル程度の幅をもって下方側へ伸びるアーム部50が設けられている。同様に,前記後棚4の左右両端部それぞれの一部にも,奥行き方向に数十ミリメートル程度の幅をもって下方側へ伸びるアーム部60が設けられている。
また,図3(b)に示されるように,前記前棚4の左右両端部(即ち,前記横枠部42c)それぞれの2箇所(前記アーム部50が設けられている位置,合計4箇所)には,下方に向けて突設された突起部であるリブ42eが設けられている(前記第1突起部の一例)。後述するように,このリブ42eは,前記前棚4が前記棚受部2に装着された状態において,前記棚受部2における前記窪み部24に嵌入し,これにより前記前棚4の奥行き方向の動きを規制する。また,前記リブ42eは,前記前棚4が着脱される際には,前記棚受部2の上面を摺動する。以下,前記リブ42eのことを嵌入リブ42eと称する。
また,図2に示されるように,前記棚並設状態における前記前棚4の左右両端部(即ち,前記横枠部42c)それぞれの前記棚受部2から手前側へはみ出す部分には,下方に向けて突起部43が突設されている。以下,この突起部43のことを,前端突起部43と称する(前記第3突起部の一例)。前記前端突起部43の先端部は,概ね半円球状,又は奥行き方向を半径方向とする半円盤状に形成されている。
前記前端突起部43は,前記後棚3が支持されていない前記棚受部2の奥側の位置に前記前棚4が着脱される際に,前記嵌入リブ42eとともに前記棚受部2の上面を摺動する。
また,図2に示されるように,左右の前記棚受部2それぞれにおける奥側の端部には,上方に向けて突起部25が突設されている。この突起部25は,図2(b)に示されるように,前記棚受部2に沿って奥側へ押し込まれた前記前棚4の奥側端部の下面(即ち,前記横枠部42cの奥側端部の下面)を支持する。そのとき,前記突起部25は,前記前端突起部43が前記棚受部2の上面に当接するとともに,前記嵌入リブ42eが前記棚受部2の上面から離間する状態で前記前棚4の奥側端部の下面を支持する(図2(b)の状態)。
次に,図4〜図6を参照しつつ,前記棚支持機構の実施例(第1実施例)の詳細について説明する。
ここで,図4及び図6は,第1実施例に係る棚支持機構X1を冷蔵庫Aの正面側(手前側)から見た断面図である。
また,図4は,前記前棚4における前記嵌入リブ42eが,前記棚受部2における前記窪み部24に陥入した棚装着状態を表す。
一方,図6は,利用者による前記前棚4の前後移動の操作(着脱操作)により,前記嵌入リブ42eの前記窪み部24への嵌入が外れて,前記嵌入リブ42eが,前記棚受部2の上面21を摺動する棚着脱途中状態を表す。
また,図5は,前記棚装着状態における前記棚支持機構X1の側面図(冷蔵庫Xの側面側から見た図)である。
前記嵌入リブ42eは,左右の前記横枠部42cそれぞれの下面(被支持面)における奥行き方向の2箇所に設けられている。
前記棚装着状態においては,図5に示されるように,前記嵌入リブ42eは,前記棚受部2における前記窪み部24に嵌入することにより,前記前棚4の奥行き方向の動きを規制する。
図4に示されるように,前記収容室10内の左右の側壁13(内箱の側壁)の外側には,冷蔵庫Aの外装(外箱)を形成する外壁14が存在し,前記側壁13と前記外壁14との間には発泡断熱材15が充填されている。
また,前記棚受部2の上面21は水平面であり,前記棚受部2の下面22は,前記収容室10の内側下方に向く傾斜面である。
また,前述したように,前記アーム部50は,前記前棚4の左右両端部(即ち,前記横枠部42c)の1箇所に設けられ,奥行き方向に数十ミリメートル程度の幅を有している。また,前記アーム部50は,図4及び図6に示されるように,前記前棚4から前記棚受部2の下方へ回り込むよう形成されている。図4及び図5に示される例では,前記前棚4における前記棚受部2により支持される部分(前記横枠部42c)及び前記アーム部50を合わせた部分は,その断面が概ねU字状に形成されている。
また,前記アーム部50には,当該アーム部50を,それが適度に弾性変形する程度に補強するリブ51が設けられている。即ち,前記アーム部50は,前記収容室10内の内側下方及びその反対方向に弾性変形する弾性体である。
また,前記アーム部50における前記棚受部2の下面22に対向する部分には突起部52(前記第2突起部の一例)が形成されている。以下,この突起部52のことを,アーム突起部52と称する。このアーム突起部52は,奥行き方向に伸びて形成されている。図4〜図6に示される例では,前記アーム突起部52は,奥行き方向を長手方向とするアーチ屋根状であるが,その他,奥行き方向を長手方向とするリブ状等であることも考えられる。或いは,前記アーム突起部52が,奥行き方向の2箇所に設けられた構成も考えられる。
図4〜図6に示されるように,前記アーム突起部52が形成された前記アーム部50は,前記前棚4の上方向への動きと,左右方向への動きの両方を規制するものである。即ち,前記アーム突起部52と前記棚受部2の下面22との間に隙間がある状態(図6に示される状態)から,前記前棚4が上方向へ前記隙間の長さ以上浮き上がろうとした場合や,前記前棚4の位置が左右方向に前記隙間の長さ以上ずれようとした場合に,前記アーム突起部52が,前記棚受部2の下面22(傾斜面)に当接し,その弾性付勢力によって前記前棚4の上方向及び左右方向への動きの範囲を規制する。
また,前記側壁13の膨張・収縮によって前記棚受部2の位置が前記隙間の大きさ以上に変化しても,前記アーム部50のわずかな弾性変形により,前記棚受部2への前記前棚4の詰まりが防止される。例えば,前記アーム部50が,前記アーム突起部52の位置において数ミリメートル程度変位する範囲内で弾性変形すればよい。
以上より,前記棚支持機構X1を備える冷蔵庫Aにおいては,前記前棚4を前記棚受部2に沿って前後させる操作を円滑に行うことができる。
一方,前記後棚3における前記アーム部60は,前記アーム部50の構成から前記嵌入リブ42eが除かれた構成を有している。
前記アーム部60により,前記後棚4の前記棚受部2からの持ち上がりや,左右方向の位置ずれを防止できる。
なお,前記棚受部2の奥側にもう1つの前記窪み部24が設けられ,その窪み部24に嵌入する突起部(前記嵌入リブ42eに相当する突起部)が,前記アーム部60に設けられた構成も考えられる。
次に,図7を参照しつつ,第2実施例に係る棚支持機構X2について説明する。以下,前記棚支持機構X2について,前記棚支持機構X1と異なる部分についてのみ説明する。なお,図7において,図1〜図6に示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号が付されている。
前記棚支持機構X2におけるアーム部50’及び棚受部2’が,それぞれ前記棚支持機構X1における前記アーム部50及び棚受部2に相当する。
前記アーム部50’の基本的な形状及び機能は,前記アーム部50と同じであるが,前記アーム部50’には,前記棚受部2の側面23(前記収容室10の内側に向かう面)に対向する位置にリブ52aが設けられている。前記リブ52aは,前記嵌入リブ42eと同様に,奥行き方向における2箇所(左右合わせて4箇所)に設けられている。
即ち,前記アーム部50’には,前記前棚4の上方向の動きを規制する分部としての前記アーム突起部52とは別に,前記前棚4の左右方向の動きを規制するため部位として,前記棚受部2’の側面23に対向する部分に前記リブ52aが設けられている。このような構成は,図7に示されるように,前記棚受部2’の下面22’がほぼ鉛直下方に向いており,その下面22’に対する前記アーム突起部52の当接によっては,前記前棚4の左右方向の動きを規制できない場合に有効である。
前記リブ52aは,弾性体である前記アーム部材50’の弾性変形に応じて左右方向にわずかに変位する。そのため,前記側壁13の膨張・収縮によって前記棚受部2’の位置が左右方向に変化しても,前記アーム部50’のわずかな弾性変形により,前記棚受部2への前記リブ52aの詰まりが防止される。
以上に示した棚支持機構X2によっても,前記前棚4を前記棚受部2に沿って前後させる操作の円滑化が図れる。
次に,図8を参照しつつ,第3実施例に係る棚支持機構X3について説明する。以下,前記棚支持機構X3について,前記棚支持機構X1と異なる部分についてのみ説明する。なお,図8において,図1〜図6に示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号が付されている。
前記棚支持機構X2におけるアーム部50”が,前記棚支持機構X1における前記アーム部50に相当する。
前記アーム部50”の基本的な形状及び機能は,前記アーム部50と同じであるが,前記アーム部50”には,前記棚受部2の側面23(前記収容室10の内側に向かう面)に対向する位置にリブ52a’が設けられている。また,そのリブ52a’は,前記嵌入リブ42eと一体に形成されている。従って,前記リブ52a’も,前記嵌入リブ42eと同じく奥行き方向における2箇所(左右合わせて4箇所)に設けられている。
なお,前記アーム部50”における先端部には,前記アーム突起部52は設けられていない。
即ち,前記棚支持機構X2においては,前記アーム部50”における前記棚受部2の下方に伸びた部分が,前記前棚4の上方向の動きを規制する。
また,前記リブ52a’が,前記前棚4の左右方向の動きを規制する。
このような棚支持機構X3によっても,前記前棚4を前記棚受部2に沿って前後させる操作の円滑化が図れる。
本発明は,冷蔵庫に利用可能である。
本発明の実施形態に係る冷蔵庫Aの概略側断面図。 冷蔵庫Aにおける棚支持機構の概略側面図。 冷蔵庫Aにおける前棚の底面図,背面図及び断面図。 冷蔵庫Aにおける第1実施例に係る棚支持機構X1の正面方向から見た断面図(棚装着状態)。 棚支持機構X1の側面図(棚装着状態)。 棚支持機構X1の正面方向から見た断面図(棚着脱途中状態)。 冷蔵庫Aにおける第2実施例に係る棚支持機構X2の正面方向から見た断面図(棚着脱途中状態)。 冷蔵庫Aにおける第3実施例に係る棚支持機構X3の正面方向から見た断面図(棚着脱途中状態)。
符号の説明
A :冷蔵庫
X1,X2,X3:棚支持機構
2,2’:棚受部
3 :後棚
4 :前棚
10:収容室
11:側壁
12:ドア
13:側壁
14:外壁
15:発泡断熱材
24:窪み部
25:突起部
41:ガラス板
42a:手前枠部
42b:奥枠部
42c:横枠部
42e:嵌入リブ
50,50’,50”,60:アーム部
51:補強リブ
52:アーム突起部
52a:リブ

Claims (5)

  1. 被冷却物が収容される収容室内の左右の側壁に該収容室内側に向けて突設されるとともに奥行き方向に伸びて形成された棚受部と,該棚受部により左右両端部の下面が支持される着脱可能な棚と,を備えた冷蔵庫であって,
    左右の前記棚受部それぞれの一部に設けられた窪み部と,
    前記棚の左右両端部それぞれの一部に下方に向けて突設され,前記棚が前記棚受部に装着された状態において前記棚受部における前記窪み部に嵌入して前記棚の奥行き方向の動きを規制し,前記棚が着脱される際に前記棚受部の上面を摺動する第1突起部と,
    前記棚の左右両端部それぞれの一部に設けられ,前記棚から前記棚受部の下方へ回り込むよう形成されて前記棚の上方への移動範囲を規制するアーム部と,
    前記アーム部の一部に前記棚受部に対向して突設され,前記棚の左右方向の移動範囲を規制する第2突起部と,
    を具備してなることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記アーム部が弾性変形する部分である請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記棚受部の下面が前記収容室の内側下方に向く傾斜面であり,
    前記第2突起部が,前記アーム部における前記棚受部の下面に対向する部分に形成された突起部分である請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記棚が,前記収容室内で手前側及び奥側に並べて配置された状態で前記棚受部により支持される前棚及び後棚のうちの前記前棚である請求項1〜3のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記前棚及び前記後棚がそれぞれ手前側及び奥側に並べられて前記棚受部に支持された状態における,前記前棚の左右両端部それぞれの前記棚受部から手前側へはみ出す部分に下方に向けて突設され,前記後棚が支持されていない前記棚受部の奥側の位置に前記前棚が着脱される際に前記第1突起部とともに前記棚受部の上面を摺動する第3突起部と,
    左右の前記棚受部それぞれにおける奥側の端部に上方に向けて突設され,前記棚受部に沿って奥側へ押し込まれた前記前棚の奥側端部の下面を,前記第3突起部が前記棚受部の上面に当接して前記第1突起部が前記棚受部の上面から離間する状態で支持する第4突起部と,
    を具備してなる請求項4に記載の冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108397970A (zh) * 2018-01-05 2018-08-14 青岛海尔股份有限公司 搁板固定机构
CN112984910A (zh) * 2019-12-18 2021-06-18 日立环球生活方案株式会社 冰箱以及冰箱的搁板的固定部件

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