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JP2010008770A - 液晶表示装置 - Google Patents

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JP2010008770A
JP2010008770A JP2008168680A JP2008168680A JP2010008770A JP 2010008770 A JP2010008770 A JP 2010008770A JP 2008168680 A JP2008168680 A JP 2008168680A JP 2008168680 A JP2008168680 A JP 2008168680A JP 2010008770 A JP2010008770 A JP 2010008770A
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理 伊東
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Abstract

【課題】
光センサを内蔵したIPS方式液晶表示装置における不要反射の防止を行うことのできる液晶表示装置を提供すること。
【解決手段】
第一の基板SU1と、第二の基板SU2と、第一の基板SU1と第二の基板SU2間に挟持された液晶層LCLからなる液晶パネルを有し、液晶パネルの上下に第一の偏光板PL1と第二の偏光板PL2を有し、液晶パネルは独立制御可能な複数の画素を有し、各画素はその中央の主要部に表示部を有し、第一の基板SU1もしくは第二の基板SU2間の液晶層LCLに近接する面上の表示部に一対の画素電極PEと共通電極CEを有し、液晶パネルに光センサTFT1を内蔵した液晶表示装置において,光センサTFT1上に液晶層LCLが存在せず、かつ光センサTFT1上に位相差層REを配置し、光センサTFT1上の位相差層REと第一の偏光板PL1が円偏光板として機能する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶表示装置に関するものである。
携帯型情報機器の通信速度が高速化する傾向は、続き、携帯型情報機器に画像情報等を記録するためのメモリを搭載する場合もある。このような変化に伴い、より大容量の画像情報や、よりコマ数の多い動画が携帯型情報機器においても取り扱われるようになる。
そして、インターフェイスである表示装置においても、今まで以上の高画質化と大画面化、更には多機能化が要求される。その一方で、携帯型情報機器が成熟する中でデザインも見直されている。特に、近年、薄型のスマートなデザインが好まれる傾向にあり、これに伴い、表示装置にも薄型化が要求されている。
IPS(In-Plane Switching)方式液晶表示装置は、同一基板上に形成した共通電極と画素電極の間に横電界を形成し、これにより液晶層を駆動する。このIPS方式液晶表示装置においては、電界印加に伴う液晶層の配向変化は液晶層内におけるダイレクタの回転が主になる。
一方、VA(Vertically Aligned)方式やECB(Electrically Controlled Birefringence)方式やOCB (Optically Compensated Birefringence)方式などにおいては、チルト角の変化が主であるが、IPS方式液晶表示装置ではチルト角の変化が少ない。このことにより、IPS方式液晶表示装置では電圧印加に伴うリタデーションの実効値の変化が少なく、広い視角範囲において階調再現性に優れた表示が得られるので、高画質化の要求をより満足できる(例えば、特許文献1)。
また、中小型の液晶表示方式に用いられるVA方式ではマルチドメイン化のために平面形状が円の凸構造を用いるが、この時に透過率を向上するため液晶パネルと上下の偏光板との間に四分の一波長板を積層する必要がある。しかし、透過型のIPS方式液晶表示装置では四分の一波長板を必要としないことから、薄型化の要求をより満足することができる。
特開2006−323199号公報
限られた大きさの携帯型情報機器において、表示装置を大画面化すると、その分、操作部の面積が減少する。この表示装置の大画面化と、操作性の低下を招くことなく操作性を維持するという2つの点の両立を図るためには、タッチパネル等の入力装置を表示装置に組み込む必要がある。あるいは、また、近年の多機能化に伴い、スキャナ機能や認証機能を付加機能として、表示装置に組み込むことが要求されている。
これらの機能のうち、表示装置に組み込むタッチパネルの入力装置には、容量結合方式や抵抗検出方式が挙げられる。しかし、この何れも液晶パネルとは別にタッチパネルのための透明基板対を用いることになる。このため厚さの増大を招いてしまうという問題がある。また、これらの透明基板対は、液晶パネルの表示面上に積層する構成のため、屈折率差による不要反射が発生して表示特性が損なわれるという問題がある。
高画質と多機能化、更には薄型化を両立する手段として、表示装置への光センサの内蔵が挙げられる。液晶駆動に用いる薄膜トランジスタのチャネル部に用いられているアモルファスシリコンや多結晶シリコンは、光導電性有するため、これを光センサに利用することができる。
すなわち、薄膜トランジスタを形成する工程で、これと同一面内に光センサを同時に形成する。これにより、透明基板対を追加することなく光センサを組み込むことができる。
携帯型情報機器は、可搬な構成となっているため屋外でも使用する。ところが、屋外では太陽光が液晶パネルに入射する。この液晶パネルに入射する太陽光が不要反射になればコントラスト比等が低下し、表示特性を著しく損なうことになる。
この不要反射の発生を防止するため、従来の液晶表示装置にあっては、高反射率の各種配線やアモルファスシリコン、多結晶シリコンをブラックマスク等の光吸収性の層で被覆していた。
ところが、アモルファスシリコンや多結晶シリコンを光センサに用いる場合には、これらを遮光すれば光が到達しなくなり光センサの機能が失われてしまう。 このようなことから、従来のIPS方式液晶表示装置にあっては、薄型軽量、屋外視認性と光センサ機能を同時に実現することができなかった。
本発明は、光センサを内蔵したIPS方式液晶表示装置における不要反射の防止を行うことのできる液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る液晶表示装置は、第一の基板と、第二の基板と、前記第一の基板と第二の基板間に挟持された液晶層からなる液晶パネルを有し、前記液晶パネルの上下に第一の偏光板と第二の偏光板を有し、前記液晶パネルは独立制御可能な複数の画素を有し、前記各画素はその中央の主要部に表示部を有し、前記第一の基板もしくは前記第二の基板間の液晶層に近接する面上の前記表示部に一対の画素電極と共通電極を有し、前記液晶パネルに光センサを内蔵した液晶表示装置において,前記光センサ上に前記液晶層を配置せずに光学等方性の柱状構造を配置して、かつ前記光センサ上に位相差層を配置し、前記光センサ上の位相差層と前記第一の偏光板が円偏光板として機能するようにしたものである。
本発明によれば、光センサを内蔵したIPS方式液晶表示装置において光センサの機能を保持しながら不要反射を防止することができる。更には、IPS方式液晶表示装置に特有の高画質表示と薄型軽量、付加機能による多機能性を両立さらることができる。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
本発明に係る液晶表示装置の第1実施例について図1〜図6を用いて説明する。図1には、実施例1の液晶表示装置の画素と光センサを含む断面図が、図2には、実施例1の液晶表示装置の画素における各種電極、配線の分布を示す平面図が、図3には、実施例1の液晶表示装置の画素における各種電極、配線の分布を示す平面図が、図4には、実施例1の液晶表示装置の画素と光センサ、カラーフィルタ、ポストスペーサと位相差層の分布を示す平面図が、図5には、実施例1の液晶表示装置の画素と光センサ、カラーフィルタ、ポストスペーサと位相差層の分布を示す平面図が、図6には位相差層の形成過程を示す図がそれぞれ示されている。
図1には、本発明に係る液晶表示装置の画素と光センサをそれぞれ1つ含む断面が模式的に示されている。
図1に図示の切断面S1,S2は、平面図である図2に示されている。本発明に係る液晶表示装置は、主に第一の基板SU1と第二の基板SU2と液晶層LCLからなり、第一の基板SU1と第二の基板SU2は液晶層LCLを狭持する。
第一の基板SU1と第二の基板SU2は、液晶層LCLに近接する面上に液晶層LCLの配向状態を安定化するための配向膜を備えている。また、第二の基板SU2の液晶層LCLに近接する面上には、液晶層LCLに電圧を印加するための手段と光センサを備えている。
図4は、画素と光センサTFTの平面分布の一例を示す平面図である。光センサTFTTFT2は赤色、緑色、青色の各表示色に対応した画素がつくる列の間に、3つの画素に対して1つの割合で分布している。
図2は、図4中に示した各色のカラーフィルタCFに対応する3つの画素(赤表示画素RP,緑表示画素GP,青表示画素BP)と1つの光センサTFTTFT2を含む部分を拡大して示してある。
第一の基板SU1は厚さ約0.4mmのホウケイサンガラス製であり、画素に対応する部分に着目すると、液晶層LCLに近接する側より第一の配向膜AL1、保護膜PL、内蔵位相差層配向膜、平坦化膜LL、カラーフィルタCF、ブラックマトリクスBMが順次積層されている。
第一の配向膜AL1と内蔵位相差層配向膜は、ポリイミド系の有機高分子膜であり、ラビング法で配向処理されており、近接する液晶層LCLに約1.5度のプレチルト角を付与する水平配向膜である。平坦化膜LLと保護膜PLはアクリル系樹脂であり、透明性に優れ、下地の凹凸を平坦化すると共に溶液の浸透を防止する機能を有する。カラーフィルタCFは赤色、緑色、青色を呈する顔料を含むレジストからなる。
図1中では、光電荷蓄積容量PCP、光センサTFTTFT2(Thin Film Transistor)、光センサ読出しTFTTFT3が光センサの構成要素に相当する。このうち光センサTFTTFT2は外光を受光して電荷に変換する機能を有するため、少なくとも光センサTFTTFT2の上部は光透過性でなければならず、ブラックマトリクスBMが存在してはならない。また、光センサTFTTFT2の感度を向上するため光センサTFTTFT2の上部はより高透過率でなければならず、カラーフィルタCFは除去している。
第一の基板SU1の光センサTFTTFT2に対応する部分に着目すると、液晶層LCLに近接する側より第一の配向膜AL1、保護膜PL、位相差層RE、位相差層配向膜ALR、平坦化膜LLが順次積層されている。このうち位相差層REは、後述するようにジアクリル系液晶混合物を光重合して形成される。
その他、第一の基板SU1の画素境界部に対応する部分に着目すると、第一の基板SU1に最も近接する側にブラックマトリクスBMを有する。ブラックマトリクスBMは黒色顔料を含むレジストからなる。図4にも示したように、位相差層REは光センサを中心に分布し、画素には分布しない。
一方、カラーフィルタCFはこれとは逆で、画素を中心に分布し、光センサには分布しない。
図6には、位相差層REの形成プロセスを示す模式図が示されており、図6においては、簡単のため第一の基板SU1上の平坦化層LLは省略してある。
図6(a)は、位相差層配向膜ALRをラビング法(図中、RULは、ラビングロールを示している)により配向処理している状態である。位相差層REのもとになる材料はジアクリル系液晶混合物であり、これを光反応開始剤とともに有機溶媒に溶かして、スピンコート若しくは印刷等の手段で位相差層配向膜ALR上に塗布する。
塗布直後は、溶液状態であるが、溶媒蒸発後には図6(b)に示したようにジアクリル系液晶混合物がホモジニアス配向状態となり、その配向方向は位相差層配向膜ALRの配向処理方向になる。図6(b)中、RE’は、完成前の位相差層を示している。
次に、図6(c)に示すようにフォトマスクを用いて選択部分上にマスク露光部を重畳して、その他の部分にマスク非露光部を重畳して、選択部分上にのみ紫外光を照射する。
紫外光を照射した部分では、ジアクリル系液晶分子末端のアクリル基同士が重合反応して高分子化し、有機溶媒に対する溶解性が低下する。図6(c)中、LEPは、マスク露光部を、NEPは、マスク非露光部をそれぞれ示している。
図6(d)は、これを有機溶媒により現像した状態であり、光照射部にのみ位相差層REが残留する。
このようにして、光センサTFTTFT2が存在する部分にのみ選択的に位相差層REを形成する。
位相差層REのリタデーションは視感度が最大となる波長550nmにおいて137nmであり、位相差層REの遅相軸は、後述する液晶層LCLの配向方向に対して45度とした。
位相差層REの遅相軸はこの場合ジアクリル系液晶混合物の配向方向になり、位相差層配向膜ALRのラビング方向で定められる。液晶層LCLの配向方向は、上側偏光板の吸収軸に平行であるため、位相差層REの遅相軸は、上側偏光板の吸収軸と45度をなし、上側偏光板と位相差層REの組合せは円偏光板として作用する。
第二の基板SU2は、第一の基板SU1と同様にホウケイサンガラス製であり、液晶層LCLに近接する側より順に、主に第二の配向膜AL2、画素電極PE、層間絶縁膜PCIL、共通電極CE、画素書込みTFTTFT1、走査配線、信号配線を備えている。
第二の配向膜AL2は、第一の配向膜AL1と同様の水平配向膜である。画素電極PEと共通電極CEはいずれも透明性と導電性に優れたITO(Indium Tin Oxide)であり、層厚は80nmである。両者は窒化珪素(SiN)製の層間絶縁膜PCILによって隔たれており、層間絶縁膜PCILの層厚は300nmである。画素電極PEの平面形状は、画素端部において結合された櫛歯状であるのに対し、共通電極CEは、画素の透明部分においてベタ平面状である。
このように画素電極PEと共通電極CEとを層間絶縁膜PCILで隔て、かつ層間絶縁膜PCILの膜厚を十分に薄くすることにより、画素電極PEと共通電極CEの間にアーチ状の電気力線が形成される。
この時、電気力線は、層間絶縁膜PCILを貫いて主に液晶層LCL中に分布し、なおかつ基板平面に対して平行な成分を有する横電界を形成する。これにより、電圧印加時において液晶配向方向が主に層平面内で回転するように変化する、IPS方式に特有の配向変化を与える。
また、図1に示したように、画素電極PEと共通電極CEが重畳する部分が多数存在するが、この部分は、液晶層LCLに対して並列に結合しているため、保持期間中に液晶層LCLに印加される電圧値を一定に保つ透明保持容量として機能する。保持容量が透明でかつ保持容量上の液晶層LCLも駆動できることから、高開口率と保持特性が同時に得られる。
なお、図2において、スリット構造の方向は、画素内において一様であり、走査配線方向を0度とし、方位角を反時計回りに定義すると、各ストライプ構造の方向は−7.5度であり、液晶配向方向は0度である。
図5は、これとは異なるスリット構造の例を2つ示しており、スリット構造の方向の角度が7.5度である領域と、−7.5度である領域が画素内にほぼ一対一の面積比で存在する。
2領域では電圧印加時における液晶配向方向の回転方向が互いに異なり、すなわち一方において時計回りであれば、他方において反時計回りである。各領域は、明表示が黄色い着色を示す視角方向と、水色の着色を示す視角方向とをそれぞれ有するが、両者が同時に観察されて相殺される効果が得られる。その結果、視角方向においてより無着色の表示が得られる。
図2に示したように信号配線と走査配線は、互いに交差しており、交差部の近傍には、それぞれ画素書込みTFTTFT1を有し、画素電極PEと1対1に対応している。画素電極PEには、画素書込みTFTTFT1とコンタクトホールCHを介して信号配線より画像信号に対応した電位が付与される。
また、画素書込みTFTTFT1の動作は走査配線の走査信号により制御される。画素書込みTFTTFT1のチャネル部は、アモルファスシリコン層からなる。あるいはまた、より移動度の高いポリシリコン層で形成しても良い。
チャネル部は、チャネル部無機絶縁膜CIL1で被覆することにより動作を安定化し、かつチャネル部有機絶縁膜CIL2により凹凸を平坦化し、かつ寄生容量を低減する。各画素電極PEは、長方形状で互いに独立に制御され、かつ第二の基板SU2上に格子状に配置されている。画素電極PEは、スルーホール部において画素書込みTFTTFT1に接続している。
液晶層LCLには、室温を含む広い温度範囲でネマチック相を示し、誘電率異方性が正で高抵抗の液晶材料を用いる。画素書込みTFTTFT1がオフとなる保持期間中における電圧低下が十分に少なく、フリッカの発生を防ぐことができる。
第一の配向膜AL1と第二の配向膜AL2にラビング法で配向処理を施した後、第一の基板SU1と第二の基板SU2を組み立てる。第一の基板SU1と第二の基板SU2の間のギャップは、第一の基板SU1側に配置したポストスペーサPSによって均一に維持される。
図4に示すようにポストスペーサPSは、概略円柱状であり、画素間に分布しており、特に光センサTFTTFT2に対応する部分には、必ず分布している。第一の基板SU1と第二の基板SU2の間のギャップに液晶材料を真空封入して、前述の液晶層LCLとする。液晶層LCLはホモジニアス配向で、その配向方向は走査配線に対して7.5度をなす。電圧印加時の電界方向と配向方向のなす角度が82.5度と大きいため、電圧印加時において充分に大きな液晶層LCLの配向変化が得られる。
第一の基板SU1と第二の基板SU2の外側には第一の偏光板PL1と第二の偏光板PL2を配置しており、第一の偏光板PL1と第二の偏光板PL2はヨウ素系色素を含み、その2色性により自然光を高偏光度の直線偏光に変換する。第一の偏光板PL1と第二の偏光板PL2の吸収軸はその平面法線方向から観察して互いに直交しており、かつ第一の偏光板PL1の吸収軸は液晶配向方向に平行である。
光センサについては、Willen den Boerらの非特許文献であるSID 03 DIGEST 1494〜1497頁に記載されている方式を用いた。すなわち、光センサを主に光センサバイアス配線PBL、光電荷読み出し配線、光センサTFTTFT2、光電荷蓄積容量PCP、光センサ読み出しTFTTFT3で構成する。
このうちの光センサTFTTFT2のソース線とゲート線を光センサバイアス配線PBLに接続し、そのチャネル部のアモルファスシリコン層に電圧を印加する。光センサTFTTFT2のアモルファスシリコン層に照射された光の一部は、電荷に変換され、照射光量に応じた電荷が生じる。これを光センサTFTTFT2のドレイン線側に接続した光電荷蓄積容量PCPに蓄積する。
光電荷蓄積容量PCPには光センサ読み出しTFTTFT3が接続されており、これを走査することにより蓄積された電荷を光電荷読み出し配線より一定周期で読み出して、液晶パネル上に照射される光量分布を計測する。これより使用者の指や入力ペンの位置とその変化を検出して、入力信号に変換する。
光センサを応用した追加機能としては、タッチパネルの他にもスキャナや指紋認証装置が考えられる。図4に示したように光センサと画素は液晶パネル上の面積を分け合うため、用途に応じて必要充分な密度で光センサを配置すれば付加機能と透過率を両立できる。
例えば、指紋認証装置の場合には図4に示したように全ての画素列に隣り合うように配置すれば、画素と同等の精細度が得られる。タッチパネル用途であれば光センサの配置は画素よりもかなり疎であってもよく、図5に示したように画素列に対して二列おきに配置しても良い。この場合、光センサのない部分にも図4と同じようにポストスペーサPSを配置すれば、ポストスペーサPSの分布が疎にならず、液晶層厚が均一に保持される。
光検出用TFTでは、チャネル部のアモルファスシリコン層とこれに接続されたソース配線とドレイン配線がブラックマトリクスBMで被覆されずに露出している。光検出用TFTと上側偏光板の間には位相差層REがあり、前述のようにその遅相軸は上側偏光板の吸収軸に対して45度をなし、かつそのΔndは約137nmである。
そのため、位相差層REを通過した時点で透過光は、円偏光に変換される。また、光検出用TFTと位相差層REの間には、光学等方性のポストスペーサPSがあり、液晶層LCLが存在しないため、位相差層REで作られた円偏光はそのままの偏光状態を保って光検出用TFTのアモルファスシリコン層に入射する。そのうちの一部は、アモルファスシリコン層に吸収されて前述のように電荷に変換されるが、大部分は反射されて逆回転の円偏光になり再び位相差層REと上側偏光板に向かう。
また、アモルファスシリコン層に接続されたソース線、ドレイン線においても同様にして反射が生じる。位相差層REを通過した時点において、透過光の偏光状態は直線偏光に変換される。かつその振動方向は上側偏光板の吸収軸に平行であるため、上側偏光板によりほぼ完全に吸収されて使用者側には到達しない。このようにして、光センサの機能を保ちながら不要反射を低減することができる。
以上により、IPS方式特有の広い視角範囲において高コントラストで階調再現性に優れた高画質の透過表示を示し、光センサによる入力機能を備え、かつ屋外での視認性に優れた薄型の液晶表示装置が得られた。
本実施例の液晶表示装置の画素と光センサをそれぞれ1つ含む断面が図7に模式的に示されている。図1に示した実施例1の断面図に比較して、光センサTFTTFT2上のポストスペーサPSを除き、光センサTFTTFT2上にも液晶層LCLを配置した構成とした。また、本実施例では、位相差層REと液晶層LCLを合わせて1/4波長板として機能するようにした。具体的には、第一の基板SU1側に段差形成層STLを配置し、これにより光センサTFTTFT2上の液晶層厚を調節してそのΔndを約137nmに設定した。また、位相差層REのΔndが約275nmに設定した。
すなわち、液晶層LCLと位相差層REの組合せが広帯域の1/4波長板として作用するように両者のΔndと遅相軸方位角を設定する。この場合には、液晶層LCLと位相差層REの有するΔndの波長依存性が補償されて、より広い波長域で1/4波長板として作用するので、少なくとも基板法線方向での反射率がより低減する効果が得られる。
液晶層LCLと位相差層REを広帯域1/4波長板として用いることによりΔndの総和が増大し、反射特性の視角依存性が増大する。すなわち、基板法線方向に対して傾いた方向での反射率が増大する。
しかし、光センサTFTTFT2のアモルファスシリコン層は反射表示に用いる拡散反射板と異なり光拡散性を有しない。この場合、基板法線方向における反射低減が重要になるため、反射特性の視角依存性増大による悪影響はほとんどない。
画素電極PE上と光センサTFTTFT2上において液晶層LCLの配向方向を同一にした方が配向プロセスを簡略化できるのでより好ましい。この場合には、液晶層LCLの方位角が定まるので、位相差層REの方位角も定まる。具体的には、液晶層LCLの配向方向を方位角0度とすると、位相差層REの遅相軸方位角は、±62.5度にすれば液晶層LCLと位相差層REの組合せが広帯域の1/4波長板として機能する。
本実施例における画素と光センサ、ポストスペーサPSと位相差層RE、段差形成層STLの平面分布が図8に示されている。
位相差層REと段差形成層STLは、画素列の間に帯状に分布し、位相差層REと段差形成層STLの分布は重なり合っている。位相差層REの分布は、光センサを含み、かつ画素にははみ出ない。これにより、光センサにおける不要反射を防止しながら、かつ暗室など外光が存在しない環境下での表示画質の低下は生じない。
ポストスペーサPSは、光センサの間に配置したことにより、光センサ上に液晶層LCLを分布させ、前記のような広帯域1/4波長板の構成要素として活用している。
以上により、不要反射をより低減して実施例1よりも更に屋外視認性を向上できる。
本実施例の液晶表示装置の画素と光センサをそれぞれ1つ含む断面が図9に模式的に示されている。本実施例では、実施例1の液晶表示装置から光センサTFTTFT2上のポストスペーサPSと位相差層REを除き、光センサTFTTFT2上にも液晶層LCLを配置した。位相差層REを除いたことに伴い、位相差層配向膜ALRと保護膜PLも除いた。本実施例では位相差層REの代わりに液晶層LCLにこれと同等の機能を付与した。
具体的には、第一の基板SU1側に段差形成層STLを配置し、これにより光センサTFTTFT2上の液晶層厚を調節してそのΔndが約137nmになるようにした。また、光センサTFTTFT2上は配向方向変更部に含まれるようにした。すなわち、液晶層LCLの配向状態は、画素電極PE上と同様にホモジニアス配向としたが、その配向方向を画素電極PE上とは異なる方向にし、上側偏光板の吸収軸に対して45度をなすようにした。具体的には、光センサTFTTFT2上の第一の配向膜AL1を第一の配向膜配向方向変更部ALC1とし、光センサTFTTFT2上の第二の配向膜AL2を第二の配向膜配向方向変更部ALC2とする。
第一の配向膜配向方向変更部ALC1および第二の配向膜配向方向変更部ALC2を形成するためには、マスクラビングを用いても良い。すなわち、水平配向性のポリイミド配向膜を塗布焼成した後、画素電極PE上を開口部とし光センサTFTTFT2上を被覆するマスクを積層して一回目の配向処理を行った。
その後、これとは逆に光センサTFTTFT2上を開口部とし画素電極PE上を被覆するマスクを積層して二回目の配向処理を行った。一回目の配向処理では配向方向が上側偏光板の吸収軸に対して平行になるようにラビング処理を行い、二回目の配向処理では上側偏光板の吸収軸に対して45度をなすようにラビング処理を行った。
あるいはまた、配向膜に光配向膜を用いても良い。光配向膜とは、偏光照射で配向処理する配向膜であり、偏光方向の平行方向、若しくは垂直方向に液晶層LCLを配向させる機能を有する。上記のマスクラビングと同様にマスクを積層しながら配向処理するが、この場合にマスクの開口部は照射光の波長において透明であればよい。一回目の配向処理では上側偏光板の吸収軸に対して振動方向が平行な偏光を照射し、二回目の配向処理では上側偏光板の吸収軸に対して振動方向が45度をなす偏光を照射した。
光センサ上とその近傍には、液晶層LCLに電界を印加するための手段を配置しない。また、光センサのアモルファスシリコンに生じる電荷は、充分に弱く、その影響は絶縁膜により遮蔽される。そのため、画像表示時と光センサ動作時のいずれにおいても液晶層LCLの配向が変化せず、1/4波長板としての機能が常に保持される。
本実施例における画素と光センサ、ポストスペーサPSと位相差層RE、段差形成層STLの平面分布が図10に示されている。配向方向偏光部と段差形成層STLは、画素列の間に帯状に分布し、配向方向偏光部と段差形成層STLの分布は重なり合っている。配向方向偏光部の分布は光センサを含み、かつ画素にははみ出ない。
これにより、光センサにおける不要反射を防止しながら、かつ暗室など外光が存在しない環境下での表示画質の低下は生じない。ポストスペーサPSは光センサの間に配置したことにより、光センサ上に液晶層LCLを分布させ、前記のような広帯域1/4波長板の構成要素として活用している。
この場合にも、高画質の透過表示と光センサによる入力機能を備えた、屋外視認性に優れた薄型の液晶表示装置が得られる。
本実施例の液晶表示装置の画素と光センサをそれぞれ1つ含む断面が図11に模式的に示されている。図11の切断面S1,S2は、平面図である図12に記載してある。本実施例では、液晶層LCLの配向状態を垂直配向に、液晶材料を誘電率異方性が負のネマチック液晶にし、第一の基板SU1側に共通電極CE、第二の基板SU2側に画素電極PEを配置して、基板法線方向に電圧を印加する縦電界で液晶層LCLを駆動した。
これに伴い、第一の配向膜AL1と第二の配向膜AL2を垂直配向膜に変更し、配向処理工程を省略した。また、実施例1の液晶表示装置では光センサTFTTFT2の分布に対応するようにして液晶層LCLの内側に位相差層REを形成したが、本実施例では、これを除いた。位相差層REを除いたことに伴い、位相差層配向膜ALRと保護膜PLも除いた。第一の基板SU1と第一の偏光板PL1の間に第一の外側位相差層RE1を積層し、第二の基板SU2と第二の偏光板PL2の間に第二の外側位相差層RE2を積層した。
第一の外側位相差層RE1と第二の外側位相差層RE2はいずれもΔndが137nmであり、かつシクロオレフィン系高分子膜からなる。シクロオレフィン系高分子膜は、複屈折の波長分散が小さく反射暗表示の着色が比較的少ない、光弾性が小さいため複屈折値が面内で均一になりやすいなどの特徴を有する。第一の外側位相差層RE1と第二の外側位相差層RE2の遅相軸は互いに直交し、かつ第一の外側位相差層RE1の遅相軸は第一の偏光板PL1の吸収軸に対し45度をなし、第二の外側位相差層RE2の遅相軸は第二の偏光板PL2の吸収軸に対し45度をなす。
さらに、本実施例では、一画素を反射表示部と透過表示部に面積分割し、反射表示部の画素電極PEはアルミニウム製で高反射率の反射画素電極RPELとし、透過表示部の画素電極PEは、ITO製で光透過性の透過画素電極TPELとした。透過画素電極TPELは、反射表示部にも分布して、反射画素電極RPELは、透過画素電極TPELに重畳しており、両者はオーミック接合されて同電位になっている。
反射画素電極RPELは、透過画素電極TPELを介してチャネル部有機絶縁膜CIL2に近接しているが、反射表示部に位置するチャネル部有機絶縁膜CIL2の表面には、コンタクトホールCH形成時に凹凸を同時に形成しており、これにより反射画素電極RPEL表面に滑らかな凹凸を付与している。
凹凸の内の凸形状PTは概略円形で、その直径は約5μm、高さは約0.5μmであり、外部からの光を拡散反射して光源との位置関係が変化しても輝度変化の比較的少ない高品位の反射表示が得られる。反射表示部には段差形成層STLを配置して、反射表示部における液晶層LCLの厚さを透過表示部の約半分にした。
透過表示部と反射表示部の境界には、共通配線CLを配置し、共通配線CLは、走査配線と同層に形成した。共通配線CLと反射画素電極RPELの間に保持容量を形成し、電圧保持期間における液晶印加電圧の降下を低減した。透過表示部の中央には、第一の基板SU1側に配向制御突起ALCを配置した。
配向制御突起ALCは、有機絶縁膜を溶融固化して形成しており、溶融時の表面張力により断面形状が二次曲面状である。配向制御突起ALCは、近接する液晶層LCLを垂直配向から僅かに傾斜させ、この時の傾斜方向は、図12に示した配向制御突起ALCの平面形状の法線方向になる。垂直配向の液晶層LCLに縦電界を印加すると液晶層LCLのチルト角が減少するが、この時の方位角は配向制御突起ALCにより定められた傾斜方向に定まる。
透過表示部の中央に平面形状が楕円状の配向制御突起ALCを配置したことにより、上下左右方向に概略均等に液晶層LCLの傾斜が生じる。これにより上方向に傾斜した液晶層LCLと下方向に傾斜した液晶層LCLの視角特性が相殺され、右方向と左方向、その他の斜め方向でも同様にして液晶層LCLの視角特性が相殺されることにより、視角特性が向上する。
電圧無印加時に液晶層LCLは、垂直配向であるため、少なくとも基板法線方向では、光学等方性であり、第一の外側位相差層RE1と第二の外側位相差層RE2のΔndは、互いに等しく、かつ遅相軸は直交しているので両者の光学異方性は相殺する。
そのため、電圧無印加時に透過率は、極小になり、電圧印加して液晶層LCLが傾斜すると透過率が増大する。以上により、実施例1から実施例3までのIPS方式液晶表示装置と同様に、電圧無印加時に暗表示、電圧印加時に明表示を行うノーマリークローズ型の印加電圧―透過率特性が得られる。
また、反射表示部においても電圧無印加時に液晶層LCLは光学等方性であり、第一の外側位相差層RE1のΔndが137nmであり、その遅相軸は第一の偏光板PL1の吸収軸に対して45度をなす。これは実施例1における光センサTFTTFT2上の構成と同様であり、すなわち、本実施例の液晶層LCLが実施例1のポストスペーサPSに、本実施例の第一の外側位相差層RE1が実施例1の位相差層REにそれぞれ相当する。実施例1と同様にして電圧無印加時の反射率が極小になり、電圧印加して液晶層LCLが傾斜すると反射率が増大する。以上により、反射表示部においても透過表示部と同様にノーマリークローズ型の印加電圧―透過率特性が得られる。
本実施例の光センサは、反射表示部に近接するため、反射表示部上に形成した段差形成層STLを光センサTFTTFT2上にまで延長しており、かつその上にポストスペーサPSを配置している。本実施例の光センサTFTTFT2上においても第一の外側位相差層RE1が実施例1の位相差層REと同じ機能を示し、光センサTFTTFT2による外光反射を防止する。
ポストスペーサPSは、液晶層LCLの厚さを表示面の全域で均一にするために必須である。ポストスペーサPSは、第一の基板SU1と第二の基板SU2のそれぞれの最上層に接するように分布するため、ポストスペーサPSがある部分では、液晶層LCLが排除されて表示ができない。そのため、ポストスペーサPSは開口率を低下させる。同じく光センサも表示には寄与しないため開口率を低下させるので、光センサを画素間に配置する場合には、本実施例のようにポストスペーサPSを光センサ上に配置すれば開口率の低下を最小限に抑えることができる。
特に図4に示したように光センサが画素間に密に存在する場合には、ポストスペーサPSを光センサ上に配置するだけで表示部の液晶層厚を均一化できる。さらには、本実施例のように液晶層LCLが垂直配向であれば、少なくとも基板法線方向においてポストスペーサPS、段差形成層STLと同様に光学等方性であるため、第一の外側位相板により光センサにおける外光反射を低減できる。
本発明の表示装置を携帯電話等のモバイル機器のインターフェイスに用いれば、厚さを増大することなくタッチパネルやスキャナや指紋認証装置などの機能を付加でき、これと同時に不要反射がなく屋外視認性に優れた高画質の表示が得られる。
実施例1の液晶表示装置の画素と光センサを含む断面図である。 実施例1の液晶表示装置の画素における各種電極、配線の分布を示す平面図である。 実施例1の液晶表示装置の画素における各種電極、配線の分布を示す平面図である。 実施例1の液晶表示装置の画素と光センサ、カラーフィルタ、ポストスペーサと位相差層の分布を示す平面図である。 実施例1の液晶表示装置の画素と光センサ、カラーフィルタ、ポストスペーサと位相差層の分布を示す平面図である。 位相差層の形成過程を示す図である。 実施例2の液晶表示装置の画素と光センサを含む断面図である。 実施例2の液晶表示装置の画素と光センサ、カラーフィルタ、ポストスペーサと位相差層の分布を示す平面図である。 実施例3の液晶表示装置の画素と光センサを含む断面図である。 実施例3の液晶表示装置の画素と光センサ、カラーフィルタ、ポストスペーサと位相差層の分布を示す平面図である。 実施例4の液晶表示装置の画素と光センサを含む断面図である。 実施例4の液晶表示装置の画素における各種電極、配線の分布を示す平面図である。
符号の説明
PL1:第一の偏光板、 PL2:第二の偏光板、SU1:第一の基板、SU2:第二の基板、LL:平坦化層、AL1:第一の配向膜、AL2:第二の配向膜、ALR:位相差層配向膜、LCL:液晶層、RE:位相差層、PS:ポストスペーサ、GL:画素走査配線、PBL:光センサバイアス配線、RL:光センサ読出し配線、CE:共通電極、PE:画素電極、CF:カラーフィルタ、BM:ブラックマトリクスBM、LL:平坦化膜、PL:保護膜、PCIL:層間絶縁膜、CIL1:チャネル部無機絶縁膜、CIL2:チャネル部有機絶縁膜、GIL:走査配線絶縁膜、PCP:光電荷蓄積容量、TFT1:画素書込みTFT、TFT2:光センサTFT、TFT3:光センサ読出しTFT、CH:コンタクトホール、RP:赤表示画素、GP:緑表示画素、BP:青表示画素、RUL:ラビングロール、RE′:完成前の位相差層、LEP:マスク露光部、NEEP:マスク非露光部、STL:段差形成層、ALC1:第一の配向膜配向方向変更部、ALC2:第二の配向膜配向方向変更部、RE1:第一の外側位相差層、 RE2:第二の外側位相差層、ALC:配向制御突起、RPEL:反射画素電極、TPEL:透過画素電極、CL:共通配線、PT:凸形状

Claims (13)

  1. 第一の基板と、第二の基板と、前記第一の基板と第二の基板間に挟持された液晶層からなる液晶パネルを有し、前記液晶パネルの上下に第一の偏光板と第二の偏光板を有し、前記液晶パネルは独立制御可能な複数の画素を有し、前記各画素はその中央の主要部に表示部を有し、前記第一の基板もしくは前記第二の基板間の液晶層に近接する面上の前記表示部に一対の画素電極と共通電極を有し、前記液晶パネルに光センサを内蔵した液晶表示装置において,
    前記光センサ上に前記液晶層が存在せず、かつ前記光センサ上に位相差層を配置し、前記光センサ上の位相差層と前記第一の偏光板が円偏光板として機能する
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 第一の基板と、第二の基板と、前記第一の基板と第二の基板間に挟持された液晶層からなる液晶パネルを有し、前記液晶パネルの上下に第一の偏光板と第二の偏光板を有し、前記液晶パネルは独立制御可能な複数の画素を有し、前記各画素はその中央の主要部に表示部を有し、前記第一の基板もしくは前記第二の基板間の液晶層に近接する面上の前記表示部に一対の画素電極と共通電極を有し、前記液晶パネルに光センサを内蔵した液晶表示装置において,
    前記光センサ上の前記液晶層と前記第一の偏光板が円偏光板として機能する
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 第一の基板と、第二の基板と、前記第一の基板と第二の基板間に挟持された液晶層からなる液晶パネルを有し、前記液晶パネルの上下に第一の偏光板と第二の偏光板を有し、前記液晶パネルは独立制御可能な複数の画素を有し、前記各画素はその中央の主要部に表示部を有し、前記第一の基板もしくは前記第二の基板間の液晶層に近接する面上の前記表示部に一対の画素電極と共通電極を有し、前記液晶パネルに光センサを内蔵した液晶表示装置において,
    前記光センサ上に位相差層を配置し、前記光センサ上の液晶層と前記位相差層と前記第一の偏光板が広帯域円偏光板として機能する
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  4. 第一の基板と、第二の基板と、前記第一の基板と第二の基板間に挟持された液晶層からなる液晶パネルを有し、前記液晶パネルの上下に第一の偏光板と第二の偏光板を有し、前記液晶パネルは独立制御可能な複数の画素を有し、前記各画素はその中央の主要部に表示部を有し、前記第一の基板もしくは前記第二の基板間の液晶層に近接する面上の前記表示部に一対の画素電極と共通電極を有し、前記液晶パネルに光センサを内蔵した液晶表示装置において,
    前記光センサ上に液晶層の厚さを一定に保持するための構造を配置した
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  5. 前記第二の基板の液晶層に近接する面上の表示部に一対の画素電極と共通電極を有し、前記画素電極と共通電極は基板平面に対して平行な成分を含む電界を液晶層に印加し、前記表示部における電圧無印加時の液晶層の配向状態はホモジニアス配向である請求項1,2又は3に記載の液晶表示装置。
  6. 前記光センサ上に液晶層の厚さを一定に保持するための構造を配置したことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  7. 前記光センサ上に光学等方性の柱状構造を配置したことを特徴とする請求項1又は4に記載の液晶表示装置。
  8. 前記位相差層の配向方向は,
    前記第一の基板上の偏光板の吸収軸方向と45度をなすものである請求項1の液晶表示装置。
  9. 前記光センサ上の液晶層の配向方向は,
    前記第一の基板上の偏光板の吸収軸方向と45度をなすものである請求項2の液晶表示装置。
  10. 前記位相差層の配向方向は,
    前記第一の基板上の偏光板の吸収軸方向と62.5度をなすものである請求項3の液晶表示装置。
  11. 前記位相差層のΔndは,
    四分の一波長である請求項1の液晶表示装置。
  12. 前記光センサ上の液晶層のΔndは,
    四分の一波長である請求項2の液晶表示装置。
  13. 前記光センサ上の液晶層のΔndは,
    四分の一波長であり、
    前記位相差層のΔndは,
    二分の一波長である請求項3の液晶表示装置。
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