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JP2009517564A - トラフィック制御用交差点 - Google Patents

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JP2009517564A
JP2009517564A JP2008541544A JP2008541544A JP2009517564A JP 2009517564 A JP2009517564 A JP 2009517564A JP 2008541544 A JP2008541544 A JP 2008541544A JP 2008541544 A JP2008541544 A JP 2008541544A JP 2009517564 A JP2009517564 A JP 2009517564A
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JP2008541544A
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ゴジ,ジョゼフ
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01CCONSTRUCTION OF, OR SURFACES FOR, ROADS, SPORTS GROUNDS, OR THE LIKE; MACHINES OR AUXILIARY TOOLS FOR CONSTRUCTION OR REPAIR
    • E01C1/00Design or layout of roads, e.g. for noise abatement, for gas absorption
    • E01C1/04Road crossings on different levels; Interconnections between roads on different levels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】
【解決手段】 第1の車道(12)と、前記第1の車道に対して交差方向に延びる第2の車道(14)とを有するトラフィック制御用交差点(10)が開示される。複数車道のいずれかの側に沿って走行している車両がその他の車道中の対応する車線(左端車線または右端車線)に転回することを可能にするために、経路(28)、経路(36)、経路(48)および経路(56)が設けられる。経路(36)および経路(56)の2本が、第2の車道の複数車線(20)上方で延びるが、これらの経路は車線に対して異なる高度を持ち、これにより、これらの経路上の車両が、車線(20)に沿って走行している車両によって封鎖されないようにする。本発明はまた、同様の原理を用いた他のより複雑な交差点構成にも関する。また、多様な用途、歩行者通路のための公共空間を規定するトラフィック迂回部と、車道事故現場を管理する方法とが開示される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トラフィック制御に関する。より詳細には、本発明は、トラフィックを滞留させる必要性を回避する経路を介して、トラフィックを一車道中の複数車線から別の車道中の各対応車線へと誘導する、トラフィック制御用交差点に関する。
交差点は、複数の高速道路におけるトラフィックの出入を可能にするという重要な目的を果たすものであるものの、交差点は、高速道路などの主要車道に沿った車両トラフィックの円滑かつ間断ない流れに影響を与える要素の1つでもある。
高速道路に沿って車両走行中の運転者が、右折して、前記高速道路を横切って延びる第2の車道に進入したいと望む、考えられる典型的なシナリオがある。このようなシナリオにおいて、従来における車両にこのような右折をさせる方法では、前記高速道路の左端車線から左側に延びる経路を提供する。この出口経路は、典型的には出口ランプの形態をしており、T字路において第2の車道と連結している。従って、運転者は、前記出口経路を用いて高速道路から第2の車道へと走行した後、第2の車道に右折することができる。典型的には、第2の車道は高速道路を横切る形で高速道路の下側または上側に延びる。
この従来の交差点構成の不利点として、高速道路から左折して第2の車道に入りたいと思っている車両運転者全員が、出口経路にアクセスするために、高速道路の左端車線に入らなければならない点がある。そのため、左端車線以外の複数車線を走行しているこれらの車両は左端車線に合流しなければならず、また、左端車線中の既存トラフィックは、減速して、当該車線に入ろうとしているこのような車両に道を譲らなければならない場合が往々にしてある。そのため、左端車線中のトラフィック量が増加し、2倍になることもあり、トラフィック混雑の危険性が出てくる。
加えて、出口経路を利用している車両は、その後、出口経路と第2の車道との間のT字路において完全停車しなければならない。出口経路を利用しているトラフィックが多い場合、高速道路への出口経路に沿った車両交通渋滞の原因となり得、高速道路そのもの上においても車両混雑が発生し得る。
車両を他の複数車線から左端車線へと合流させる必要が有ると、道路法規によって典型的に左端車線の右側の複数車線(特に、右端車線)を、より高速移動しているトラフィックのチャネリングのために用いなければならず、また、他のトラフィックに追い付いているトラフィックを左側に移動させなければならず、さらに不利である。そのため、これらの他の複数車線から左端車線へと合流しようとするトラフィックは、通常、左端車線へと安全に合流するだけのために、減速しなければならない。これによっても、トラフィック混雑の危険性が高まる。
本発明の目的は、前記先行技術の不利点を改善することおよび/または代替的トラフィック交差点構成を提案すること、ならびに/あるいはトラフィック制御およびトラフィック制御インフラストラクチャに関連する他の機能を提供することである。
本発明の第1の側面によれば、トラフィック制御用交差点が提供される。前記トラフィック制御用交差点は、 路上走行車を第1の方向において前記第1の車道に沿って方向付けるための複数の実質的に平行な第1の車道車線を有する第1の車道と、
前記第1の車道に対して交差方向に延びる第2の車道であって、前記第2の車道は、路上走行車を第2の方向において前記第2の車道に沿って方向付けるための複数の実質的に平行な第2の車道車線を有し、前記第2の方向は、前記第1の方向に対して少なくとも部分的に左方向に延び、前記第2の車道は複数の第3の車道車線をさらに有し、前記第3の車道車線は、相互に実質的に平行でありかつ前記第2の車道に沿った前記第2の車道車線に対して実質的に平行であり、路上走行車を第3の方向において前記第2の車道に沿って方向付け、前記第3の方向は、前記第2の車道に対して前記第2の方向と反対方向であり、かつ、前記第1の方向に対して少なくとも部分的に右方向に延びる、第2の車道と、
第1の経路であって、前記第1の経路は、前記第1の経路が前記第1の車道に接続する位置において前記第1の方向に対して前記第1の車線の左端にある車線を、前記第1の経路が前記第2の車道に接続する位置において前記第2の方向に対して前記第2の複数車線の左端にある車線に相互連結させる、第1の経路と、
第2の経路であって、前記第2の経路は、前記第2の経路が前記第1の車道に接続する位置において前記第1の方向に対して前記第1の車線の右端にある車線を、前記第2の経路が前記第2の車道に接続する位置において前記第3の方向に対して前記第3の複数車線の右端にある車線に相互連結させる、第2の経路と、
を含む。
前記第2の経路は、前記第2の車線のうち少なくとも1つの車線を交差し、前記第2の経路が前記少なくとも1本の第2の車線と交差する位置において異なる高度を持ち、これにより、路上走行車は、前記少なくとも1本の第2の車線上を走行せずに、前記右端の第1の車線から前記右端の第3の車線へと走行することができる。
好適な実施形態において、前記第1の車道は、複数の第4の車道車線を規定し、前記第4の車道車線は、実質的に相互に平行でありかつ前記第1の車道車線に対して平行であり、路上走行車を第4の方向において前記第1の車道に沿って方向付け、前記第4の方向は、前記第1の車道に対して前記第1の方向と反対方向である。
好適には、前記交差点は第3の経路をさらに含む。前記第3の経路は、前記第3の経路が前記第2の車道に接続する位置において前記第2の方向に対して前記第2の車線の左端にある車線を、前記第3の経路が前記第1の車道に接続する位置において前記第4の方向に対して前記第4の車線の左端にある車線に相互連結させる。
好適には、また、前記交差点は第4の経路を含む。前記第4の経路は、前記第4の経路が前記第2の車道に接続する位置において前記第3の方向に対して前記第3の車線の右端にある車線を、前記第4の経路が前記第1の車道に接続する位置において前記第4の方向に対して前記第4の車線の右端にある車線に相互連結させ、前記第4の経路は、前記第2の車線のうち少なくとも1本と交差し、前記第4の経路が前記少なくとも1本の第2の車線と交差する位置において異なる高度を持ち、これにより、前記少なくとも1本の第2の車線上を走行すること無く、路上走行車が前記右端の第3の車線から前記右端の第4の車線へと走行することが可能となる。
好適な実施形態において、前記交差点は、前記第2の車道に対して交差方向に延びる第3の車道を含む。前記第3の車道は、複数の実質的に平行な第5の車道車線を前記第3の車道に沿って規定する。前記第6の方向は、前記第3の車道に対して前記第5の方向と反対方向である。
好適な実施形態において、前記交差点は、複数の前記第1の車道および複数の前記第3の車道を含む。好適には、前記交差点は、3つの前記第1の車道および3つの前記第3の車道を含む。
次に、好適な実施形態において、その第1の方向に対してその左手側上の別の第1の車道を有する各特定の第1の車道について、前記交差点は経路をさらに含み、前記経路は、前記経路が前記第1の車道に接続する位置において前記第1の車道に対する方向に対して前記特定の第1の車道の前記第1の車線の左端にある車線を、前記経路が前記他方の第1の車道に接続する位置において前記他の第1の車道に対する前記第4の方向に対して他方の第1の車道の第4の車線の左端にある車線に相互連結させる。
次に、また、好適な実施形態において、その第1の方向に対してその右手側上の別の第1の車道を有する各特定の第1の車道について、前記交差点は経路をさらに含み、前記経路は、前記経路が前記第1の車道に接続する位置において前記第1の車道に対する方向に対して前記特定の第1の車道の前記第1の車線の右端にある車線を、前記経路が前記他方の第1の車道に接続する位置において前記他の第1の車道に対する前記第4の方向に対して、他方の第1の車道の第4の車線の右端にある車線に相互連結させる。
次に、また、好適な実施形態において、その第6の方向に対してその左手側上の別の第6の車道を有する各特定の第3の車道について、前記交差点は経路をさらに含み、前記経路は、前記経路が前記第3の車道に接続する位置において前記第3の車道に対する前記第6の方向に対して前記特定の第3の車道の前記第6の車線の左端にある車線を、前記経路が他方の第3の車道に接続する位置において前記他方の第3の車道に対する前記第5の方向に対して前記他方の第3の車道の第5の車線の左端にある車線に相互連結させる。
次に、また、好適な実施形態において、その第6の方向に対してその右手側上の別の第6の車道を有する各特定の第3の車道について、前記交差点は経路をさらに含み、前記経路は、前記経路が前記第3の車道に接続する位置において前記第3の車道に対する前記第6の方向に対して前記特定の第3の車道の前記第6の車線の右端にある車線を、前記経路が他方の第3の車道に接続する位置において前記他方の第3の車道に対する前記第5の方向に対して前記他方の第3の車道の第5の車線の右端にある車線に相互連結させる。
1つの好適な実施形態において、前記第3の車道は前記第1の車道と連続し、前記第5の車線は前記第1の車線と連続し、前記第6の車線は前記第4の複数車線と連続し、前記第1の方向は前記第5の方向であり、前記第4の方向は前記第6の方向である。
好適には、前記交差点は、第5の経路を含む。前記第5の経路は、前記第5の経路が前記第2の車道に接続する位置において前記第3の方向に対して前記第3の車線の左端にある車線を、前記第5の経路が前記第3の車道に接続する位置において前記第5の方向に対して前記第5の複数車線の左端にある車線に相互連結させる。
好適には、また、前記交差点は第6の経路を含む。前記第6の経路は、前記第6の経路が前記第2の車道に接続する位置において前記第2の方向に対して前記第2の複数車線の右端にある車線を、前記第6の経路が前記第3の車道に接続する位置において前記第5の方向に対して前記第5の車線の前記右端にある車線に相互連結させ、前記第6の経路は、前記第3の車線の少なくとも1本と交差し、かつ、前記第6の経路が前記第3の車線と交差する位置において前記少なくとも1本の第3の車線に対して異なる高度を持ち、これにより、路上走行車が、前記少なくとも1本の第3の車線上を走行すること無く、前記右端の第2の車線が前記右端の第5の車線へと走行することが可能となる。
好適には、また、前記交差点は第7の経路を含む。前記第7の経路は、前記第7の経路が前記第3の車道に接続する位置において前記第6の方向に対して前記第6の車線の左端にある車線を、前記第7の経路が前記第2の車道に接続する位置において前記第3の方向に対して前記第3の車線左端にある車線に相互連結させる。
好適には、また、前記交差点は第8の経路を含む。前記第8の経路は、前記第8の経路が前記第3の車道に接続する位置において前記第6の方向に対して前記第6の車線の右端にある車線を、前記第8の経路が前記第2の車道に接続する位置において前記第2の方向に対して前記第2の車線の右端にある車線に相互連結させ、前記第8の経路は、前記第3の車線のうちの少なくとも1本と交差し、かつ、前記第8の経路が前記第3の車線と交差する位置において前記少なくとも1本の第3の車線に対して異なる高度を持ち、これにより、路上走行車が、前記少なくとも1本の第3の車線上を走らずに、前記右端の第6の車線から前記右端の第2の車線へと走行することが可能になる。
好適な実施形態において、前記交差点はトラフィック迂回部を含み、前記迂回部は、前記経路のうち少なくとも2本の経路を構成する。
好適には、前記交差点はは中央ゾーンを含み、前記中央ゾーンは、前記迂回部および前記迂回部の下側の前記中央ゾーン内のチャンバと外接する。前記チャンバは好適には水保 存タンクを含む。
好適な実施形態において、前記迂回部によって相互連結される車道のうち少なくとも1本の車道は、前記迂回部の上方で送られる少なくとも1本の車線を有し、これにより、前記迂回部と、前記迂回部の上方で送られる車道とにより、両者間に公共空間が少なくとも部分的に規定される。
好適には、前記交差点は、前記公共空間中において、乗員を収容する建物をさらに含む。
本発明の第2の側面によれば、トラフィック制御用交差点配置が提供される。前記トラフィック制御用交差点配置は、
本発明の第1の側面によるトラフィック制御用交差点と、
前記交差点までの架け橋となる歩行者用通路構造であって、前記通路構造は、
前記交差点の上方において間隔を空けて配置されかつ前記交差点にわたって延びる通路と、
前記交差点に隣接する第1の位置と前記通路との間に延びる第1のアクセス手段であって、前記第1のアクセス手段は、歩行者が前記第1の位置から前記通路へと移動することを可能にする、第1のアクセス手段と、
前記通路とおよび前記交差点に隣接する第2の位置との間に延びる第2のアクセス手段であって、前記第2のアクセス手段は、歩行者が前記通路から前記第2の位置へと移動することを可能にする、第2のアクセス手段と、
を有する歩行者用通路構造と、
を含む。
前記通路は、前記交差点の上方に配置された内側セクションと、外側セクションとを含み、前記内側セクションは、前記外側セクションから選択的に取り外し可能であり、かつ、前記外側セクションに対して隆起状となるように適合される。
本発明の第3の側面によれば、道路までの架け橋となる歩行者用通路構造が提供される。前記歩行者用通路構造は、
前記道路の上方において間隔を空けて配置されかつ前記交道路にわたって延びる通路と、
前記道路に隣接する第1の位置と前記通路との間に延びる第1のアクセス手段であって、前記第1のアクセス手段は、歩行者が前記第1の位置から前記通路へと移動することを可能にする、第1のアクセス手段と、
前記通路とおよび前記道路に隣接する第2の位置との間に延びる第2のアクセス手段であって、前記第2のアクセス手段は、歩行者が前記通路から前記第2の位置へと移動することを可能にする、第2のアクセス手段と、
を含む。
前記通路は、前記道路の上方に配置された内側セクションと、外側セクションとを含み、前記内側セクションは、前記外側セクションから選択的に取り外し可能であり、かつ、前記外側セクションに対して隆起状となるように適合される。
好適には、各アクセス手段は、階段、エスカレータ、ランプおよびエレベータのうち少なくとも1つを含む。
(定義および解釈)
本明細書中、本発明およびその多様な実施形態について、車両走行方向に対して車両が左側を走行する(すなわち、走行車両に対して対向トラフィックが右側である)規則が適用される車道、道路などに関連して、定義および説明する。このような規則は、例えば、オーストラリアおよび英国において適用されている。しかし、本発明(請求項中に記載のような本発明を含む)は、この適用規則に限定されない。実際、車両走行方向に対して車両が右側を走行する(すなわち、走行車両に対して対向トラフィックが左側である)規則も、等しく適用可能であり、準用される(必要ならば変更を行う)。このような規則は、例えば、アメリカ合衆国、フランスおよびイタリアで適用されている。従って、左、左端、左手側などについての各言及は、右、右端、右手側などに関する対応する言及にも当てはまり、またその逆も言えるものとして、本発明は理解されるべきである。
本明細書中において「車道」について言及する場合、トラフィックを一方向に方向付けるための1本以上の複数車線および前記一方向に対して反対方向にトラフィックを方向付けるための1本以上の他の複数車線を有する車道配置を含む。この車道配置において、これらの二方向にトラフィックを方向付けるためのこれらの車線は、相互に別個の物理的構造上に配置され、これらの構造間には、ギャップが有る場合もあるし、無い場合もある。
本明細書中において、文脈中に他に明記無き限り、「含む」という単語は、当該単語の限定的意味(例えば、「のみからなる」)を有することを意図せず、「少なくとも〜を含む」という非限定的意味を持つ。「comprise」、「comprises」などの対応する文法的変化についても、同じことが言える。
ここで、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について、例示目的のみのために説明する。
以下の図面において、特定経路が車道に連結している位置において、この経路が特定車道の左端車線または右端車線に接続されている構成について言及する。関連図面においてこの構成についての正確な記載が無い場合にも、この構成があるものとする。
(図1の実施形態)
図1を参照して、トラフィック制御用交差点10が図示されている。トラフィック制御用交差点10は、第1の車道12と、この第1の車道に交差して延びる第2の車道14とを含む。
第1の車道12は、路面標識13を有する。これらの路面標識13は、路上走行車(図示せず)を第1の方向18に方向付けるための一対の平行な第1の車道車線16を規定する。
第2の車道14は、路面標識13により、路上走行車を第2の方向22に方向付けるための多数の平行な第2の車道車線20を規定する。分かるように、第2の方向22は、第1の方向18に対して左側に延びる。
第2の車道14は、路面標識13により、多数の平行な第3の車道車線24をさらに規定する。これらの車線24は、第2の複数車線20に対して平行であり、路上走行車を第3の方向26において第2の車道14に沿って方向付けるためのものである。第3の方向26は、第2の車道14に対して第2の方向22と反対方向であり、第1の方向18に対して右側に延びる。
交差点10は、車線30を車線32と相互連結させる第1の経路28を含む。車線30は、経路28が第1の車道12に連結されている点において、第1の複数車線16のうち第1の方向18に対して左端にあるものである。車線32は、経路28がこの車道に連結されている車道14に沿った参照符号34で示す点において第2の複数車線20のうち第2の方向22に対して左端にあるものである。
交差点10はまた、車線38を車線40と相互連結させる第2の経路36も含む。車線38は、経路36が車道12に連結する点において、第1の方向18に対して第1の複数車線16の右端にあるものである。車線40は、経路36が車道14に連結する点において、第3の方向26に対して第3の複数車線24の右端にあるものである。
第1の車道12はまた、一対の平行な第4の車道車線42も規定する。これらの第4の車道車線42は、第1の複数車線16に対して平行である。第4の車道車線42は、路上走行車を第4の方向46において第1の車道12に沿って方向付けるためのものである。第4の方向46は、第1の車道12に対して第1の方向18と反対方向にある。
交差点10はまた、第3の経路48を含む、第3の経路48は、車線50を車線52と相互連結させる。車線50は、車道14に沿って参照符号54で示される位置において、第2の方向22に対して第2の車線20の左端にあるものである。この位置において、経路48は車道14と連結する。車線52は、経路48が車道12に連結する位置において、第4の方向46に対して第4の車線42の左端にあるものである。
交差点10はまた、第4の経路56を含む。第4の経路56は、車線40を車線60と相互連結させる。車線40はまた、経路56が車道14に連結する位置において、第3の方向26に対して第4の車線24の右端にあるものである。車線60は、経路56が車道12に連結する位置において、第4の方向46に対して第4の車線42の右端にあるものである。
経路36および経路56は、車線20上で延びる点に留意されたい。これを可能にするため、経路36および経路56は、車線20上で送られる際、隆起した橋の形状をとり、経路36および経路56の下側には空間(図示せず)があり、この空間を通じて、車線20を通じて走行する車両が移動することができる。
車両が隆起状経路56にアクセスできるようにするために、車線40は、上方に(経路36が図1中の車線40と交差する位置の左手側に)方向26において傾斜するランプを構成する。このランプは、その他の車線24のレベルから経路56の隆起レベルまで延びる。
同様に、車両が隆起状経路36から車線24に沿って連続することができるように、車線40は、下方に(経路56が図1中の車線40と交差する位置の右手側に)方向26において傾斜するランプを構成する。このランプは、経路36の隆起レベルからその他の車線24のレベルへと延びる。
加えて、経路36および経路56を複数車線38および60と連結するために、経路36および経路56は、参照符号61で示される位置において、上述したようなその各隆起状位置から、複数車線38および60のより下方レベルへと下方に傾斜する。
車両が車道12に沿って方向18において走行している場合において、これらの車両の運転者が車道14中に左折して方向22において進行したいと思った場合、これらの運転者の車両は、左端車線30(方向18に対して左端)に来なければならない。その後、これらの車両は、経路28に沿って進行し、車道14の左端車線32に進入することができる。
同様に、車両が車道12に沿って方向18において走行している場合において、これらの車両の運転者が車道14中に右折して方向26において進行したいと思った場合、これらの運転者の車両は、右端車線38(方向18に対して右端)に来なければならない。その後、これらの車両は、経路36に沿って進行し、車道14の右端車線40に進入することができる。その後、これらの車両は、その他の車線24のレベルに到達するまで、この車線40の下り坂に沿って降下する。
車両が車道14に沿って方向22に走行している場合において、これらの車両の運転者が車道12中に左折して方向46に進行したいと思った場合、これらの運転者の車両は、左端車線50(方向22に対して左端)に来なければならない。その後、これらの車両は、経路48に沿って進行し、進入車道12の左端車線52(方向46に対して左端)に進行することができる。
同様に、車両が車道14に沿って方向26において走行している場合において、これらの車両の運転者が車道12中に右折して方向46に進行したいと思った場合、これらの運転者の車両は、右端車線40の傾斜に沿って上方に進行した後、経路56に沿って進行し、車道12の右端車線60(方向46に対して右端)に進入しなければならない。
前記実施形態による交差点10の1つの重要な利点として、車両が車道12または14のうちの一車道中の特定車線から他方の車道中の対応車線に進行することができる点がある。そのため、下流トラフィックおよび他の条件が許す場合、この実施形態は、車道12および14のうちの一車道からこれらの車道のうちの他方の車道中へと移動する際に、車両が実質的にその速度を維持し、かなりの程度まで減速しなくてすむこと、を支援することができる。
この能力にさらに貢献するために、好適な実施形態において、経路28、経路36、経路48および経路56は、適切なキャンバーと共に構築され、これにより、これらの経路のカーブに沿って走行している車両の安定性を容易化するようにしている。
入口上流にある車線40に出て行く経路36は、車線40から経路56へと延びる点に留意されたい。そのため、経路36から車線40中へと退出する運転者は、当該車線中に既に入っている車両(経路56に進入しようとしている車両を含む)に対して注意を払わなければならない。このシナリオは、運転者がトラフィック迂回部(トラフィックサークル)に進入する状況に例えられ得る。しかし、危険性は上述したような車両の車両速度を実質的に維持する能力によって最小化することができ、これにより、経路36から車線40中へと退出する車両の速度は、車線40に沿って走行する車両(経路56に進入しようとしている車両を含む)に良好に適合させることができる。
上述した実施形態と別の実施形態(図示せず)において、経路36および経路56は、車線20の下側に配置される。これを達成するため、これらの経路は、これらの位置において、単純なトンネル内を通じて延び得、これらの経路に接続する複数車線は適切に傾斜する。車道14は、これらの車線上で送られ、メッシュ形態をとって、自然光がこれらの車線に到達できるようにする。
(図2の実施形態)
ここで図2を参照して、トラフィック制御用交差点62が図示されている。図1中の特徴に対応する図2中に示す特徴は、「.2」という接尾辞を除いて、図1と同様の参照符号で示す。他に記載無き限り、図1における対応する特徴に関する記載は、図2の実施形態にも等しく適用可能であるものとする。
交差点62は、車道12.2が車道14.2に対して角度を以て延びている点を除いて、交差点10と同様のものである。この角度は、図1中の車道12と車道14との間の実質的に直角角度と異なる。
この角度差に起因して、経路28.2、経路36.2、経路48.2および経路56.2の長さおよびカーブは、経路28、経路36、経路48および経路56の長さおよびカーブと異なる。詳細には、経路28.2は、経路28よりもより短くかつより急カーブであり、経路36.2は経路36よりもより短く、経路48.2は経路48よりもより長く、経路56.2は、経路56よりもより長くかつ経路56よりも緩いカーブである点に留意されたい。
これらの寸法差により、経路28.2、経路36.2、経路48.2および経路56.2のキャンバーを経路28、経路36、経路48および経路56のキャンバーと適切に差別化して、当該経路上を走行する車両を安定させることができる。
また、経路56.2は、車線20.2上だけではなく経路48.2上に部分的に延びる点に留意されたい。その結果、経路48.2に沿って走行している車両が内部を通過できるだけの十分な空間(図示せず)が、経路56.2の下側において得られる。
(図3の実施形態)
ここで図3を参照して、トラフィック制御用交差点64が図示されている。前記図中の特徴に対応する図3中に示す特徴は、「.3」という接尾辞を除いて、前記図と同様の参照符号(または接頭数字)で示す。他に記載無き限り、図1における対応する特徴に関する記載は、図3の実施形態にも等しく適用可能であるものとする。
交差点64は、車道12と車道14との間の角度および車道12.2と車道14.2との間の角度と異なる角度で車道12.3が車道14.3に対して延びる点を除いて、交差点10および62と同様のものである。
この角度差に起因して、経路28.3、経路36.3、経路48.3および経路56.3の長さおよびカーブは、経路28、経路36、経路48および56経路ならびに経路28.2、経路36.2、経路48.2および経路56.2の長さおよびカーブと異なる。この実施形態において、詳細には、経路28.3が経路28および経路28.2よりも長くかつよりカーブが緩く、経路36.3が経路36および経路36.2よりも長くかつよりカーブが緩く、経路48.3が経路48および経路48.2よりも短くかつより急カーブであり、なおかつ、経路56.3が経路56および経路56.2よりも短くかつより急カーブである点に留意されたい。
これらの寸法差に起因して、経路28.3、経路36.3、経路48.3および経路56.3のキャンバーを図1および図2中の経路のキャンバーと適切に差別化して、当該経路上を走行する車両を安定させることができる。
この実施形態において、経路36.3は、車線20.3上だけではなく経路28.3上を部分的に延びる。その結果、経路28.3に沿って走行している車両が内部を通過できるだけの十分な空間(図示せず)が経路36.3の下側において得られる。
(図4の実施形態)
ここで図4を参照して、トラフィック制御用交差点66が図示されている。前記図中の特徴に対応する図4中に示す特徴は、「.4」という接尾辞を除いて、前記図と同様の参照符号(または接頭数字)で示す。他に記載無き限り、図1における対応する特徴に関する記載は、図4の実施形態にも等しく適用可能であるものとする。
交差点66は、経路36.4および経路56.4が図1の対応する経路よりも大きな相対寸法を持つ点を除いて、交差点10と同様のものである。従って、これらの経路36.4および経路56.4双方が車線20.4上だけではなく経路28.4.および経路48.4上も延びる点に留意されたい。その結果、経路28.3および経路48.4に沿って走行している車両が内部を通過できるだけの十分な空間(図示せず)が、経路36.4および経路56.4の下側においてそれぞれ得られる。
経路36.4および経路56.4の相対寸法がより大きいため、これらの経路のカーブを、経路28、経路36、経路48および経路56のカーブよりも緩やかにすることができる。その結果、経路28.4、経路36.4、経路48.4および経路56.4のキャンバーを図1および図2中の経路と差別化して、当該経路上を走行する車両に必要な安定性を得ることができる。実際、経路36.4および経路56.4の直径をより大きくすることで、当該経路上の車両の速度の高速化が容易になり、その結果、車線40.4から経路56.4へと進入する車両の高速化と、経路36.4から車線40.4へと退出する車両の高速化とが可能になる。
(図5の実施形態)
ここで図5を参照して、トラフィック制御用交差点68が図示されている。前記図中の特徴に対応する図5中に示す特徴は、「.5」という接尾辞を除いて、前記図と同様の参照符号(または接頭数字)で示す。他に記載無き限り、図1における対応する特徴に関する記載は、図5の実施形態にも等しく適用可能であるものとする。
1つの違いとして、経路28.5、経路36.5、経路48.5および経路56.5が、図1中の経路28、経路36、経路48および経路56の湾曲形状となる代わりに、図5に示すような均一なより緩いカーブの形状となっている点がある。
別の違いとして、経路56.5が、図1中の経路56の車線20に対する関係のような車線20.5の上側ではなく、下側を延びている点がある。これを達成するため、車線40.5は、図5中の位置70において、方向26.5において下方に傾斜して、経路56.5に連結する。車線20.5の他方側上において、図5中の位置72において、経路56.5は、上方に傾斜して、車線60.5に連結する。
前記好適な実施形態において、車道14.5は地表レベルにあり、経路56.5は、車線20.5下の地表レベル下の凹部またはトンネルとして延びる。
経路36.5は、車線20.5上で送られる隆起した橋の形態をしており、その下側には、車線20.5に沿って走行している車両のための十分な空間(図示せず)がある。
さらなる違いとして、車線40.5は連続しておらず、参照符号74で示される位置において、経路56.5の開始部と経路36.5の終了部の間に中断部を持つ点がある。この中断部により、車線40.5の経路56.5に連結する部分が下方に傾斜して、上述したように当該経路に連結し、経路36.5によって連結される車線40.5の他方部分が上述したように当該経路の隆起レベルから下方に傾斜することができる。
経路28.5、経路36.5、経路48.5および経路56.5の緩やかなカーブ状構成は、図1中の経路28、経路36、経路48および経路56の湾曲形状と比較して「高速」構成と見なすことができる。なぜならば、カーブ路に沿って走行している車両がより高速になることに起因して発生する遠心力増大にも関わらず、より緩やかなカーブの方が、図1中のより急カーブの湾曲形状よりも、安定性確保により適しているからである。従って、車道12.5および車道14.5が高速道路または高速幹線道路などの比較的高トラフィック速度の車道である場合において、交差点68の構成を有する交差点を用いることができる。
(図6の実施形態)
ここで図6を参照して、トラフィック制御用交差点76が図示されている。前記図中の特徴に対応する図6中に示す特徴は、「.6」という接尾辞を除いて、前記図と同様の参照符号(または接頭数字)で示す。他に記載無き限り、図1および図5における対応する特徴に関する記載は、図6の実施形態にも等しく適用可能であるものとする。
トラフィック制御用交差点76は、図5のトラフィック制御用交差点68に対応する特徴に加えて、第3の車道78も含む。この第3の車道78は、車道14.6に対して交差方向に延びる(そしてこの実施形態において、車道12.6に対して実質的に平行に延びる)。
車道78は路面標識13.6を有する。この路面標識13.6は、一対の平行な第5の車道車線80を規定する。これらの第5の車道車線80は、第5の方向82中の路上走行車を車道に沿って方向付けるためのものである。車道78はまた、路面標識13.6を有する。路面標識13.6は、一対の平行な第6の車道車線84を規定する。これらの第6の車道車線84も、車線80に対して平行である。車線80は、第6の方向86中の路上走行車を車道に沿って方向付けるためのものである。方向86は、車道78に対して方向82と反対方向である。
この特定の実施形態において、車道78が車道12.6に対して平行であるため、方向82および方向86は方向18.6および方向46.6とそれぞれ同じであることが理解される。
交差点76は、車線90を車線92と相互連結させる第5の経路88を含む。車線90は、経路88が車道14.6に連結する位置において、方向26.6に対して車線24.6の左端にあるものである。車線92は、経路88が車道78に連結する位置において、方向82に対して車線80の左端にあるものである。
交差点76はまた、車線96を車線98と相互連結させる第6の経路94を含む。車線96は、経路94が車道14.6に連結する位置において、方向22.6に対して車線20.6の右端にあるものである。車線98は、経路94が車道78に連結する位置において、方向82に対して車線80の右端にあるものである。
加えて、交差点76は、車線102を車線90と相互連結第7の経路100を含む。車線102は、経路100が車道78に連結する位置において、方向86に対して車線84の左端にあるものである。
車線90は、非連続であるが、経路88と連結する車線90の部分と経路100によって連結される部分との間の参照符号104で示される位置における中断部を有する点に留意されたい。
交差点76はまた、車線108を車線110と相互連結させる第8の経路106を含む。車線108は、経路106が車道78に連結する位置において、方向86に対して車線84の右端にあるものである。車線110は、経路106が車道14.6に連結する位置において、方向22.6に対して車線20.6の右端にあるものである。
前記図5の実施形態に対応して、図6に示す実施形態において、車道14.6は地表レベルにあり、経路94は、地表レベル下の凹部またはトンネルとして車線24.6の下側を延びる。経路106は、車線24.6上を送られる隆起した橋の形態をしており、その下側には、車線24.6に沿って走行する車両を内部通過させるための空間(図示せず)がある。
この経路94の下部構成を達成するため、車線96は、方向22.6において下方傾斜されて経路94に連結し、車線98は、方向82において経路94の降下レベルからその他の車線80のレベルへと上方傾斜される。
同様に、車線108は、方向86において上方傾斜されて経路106と連結し、車線110は、方向22.6において経路106の隆起レベルからその他の車線20.6のレベルへと下方傾斜する。
経路28.6、経路36.6、経路48.6および経路56.6(ならびに図5の対応する経路28.5、経路36.5、経路48.5および経路56.5に関連して説明したもの)の場合と同様に、経路88、経路94、経路100および経路106の緩やかなカーブ状構成は、「高速」構成としてみなされ得る。
(図7の実施形態)
図7を参照して、トラフィック制御用交差点112が図示されている。前記図中の特徴に対応する図7中に示す特徴は、「.7」という接尾辞を除いて、前記図と同様の参照符号(または接頭数字)で示す。他に記載無き限り、図5および図6における対応する特徴に関する記載は、図7の実施形態にも等しく適用可能であるものとする。
交差点112において、(図6中の対応する車線の場合と同様に)一対の車線16.7、車線42.7、車線80.7および車線84.7それぞれのみがある代わりに、路面標識13.7が、これらの車線それぞれの5本を規定している。
車線16.7および車線42.7それぞれの中間3本は、車線20.7および車線24.7の下側を延びて、車線80.7および車線84.7とそれぞれ連結しかつ一体化している。これは、相互に効果的に連続するように相互連結された車道12.7および車道78.7によって可能となり、これにより、これらの連結された車線も効果的に連続し、方向18.7および方向46.7は、それぞれ方向82および方向86となる。
この構成により、車道12.7に沿って走行している車両は、車道78.7に沿って連続することができ、またその逆も言える。
1つの好適な実施形態において、交差点112は、4つの異なるレベル上に複数道路を有する。すなわち、車道14.7の高度は地表レベルであり、経路36.7および経路106.7の隆起高度は車線20.7および車線24.7上でそれぞれ送られ、第1の低高度は、車線20.7および車線24.7の下側で送られる経路56.7および経路94.7それぞれの高度であり、第2の低高度は、組み合わされた車道12.7および車道78.7の高度である。
(図8の実施形態)
図8を参照して、トラフィック制御用交差点114が図示されている。前記図中の特徴に対応する図8中に示す特徴は、「.8」という接尾辞を除いて、前記図と同様の参照符号(または接頭数字)で示す。他に記載無き限り、図7における対応する特徴に関する記載は、図8の実施形態にも等しく適用可能であるものとする。
経路94.8が車線24.8ならびに経路36.8および経路106.8上で送られ、経路56.8が車線20.8ならびに経路36.8および経路106.8上で送られる点を除いて、交差点114は本質的に交差点112と同じである。これを達成するため、経路94.8および経路56.8それぞれは、これらの場所において、隆起した橋の形態をしており、その下側には、車線20.8または車線24.8あるいは経路36.8および経路106.8に沿って走行している車両を内部通過させるための空間(図示せず)がある。
加えて、車線96.8は、方向22.8において上方傾斜して経路94.8をその隆起レベルで連結させた後、車線24.8の他方側において、車線98.8は、方向82.8においてその他の車線80.8のレベルまで下方傾斜する。同様に、車線40.8は、方向26.8において上方傾斜して経路56.8をその隆起レベルで連結した後、車線20.8の他方側において、車線60.8は、方向46.8においてその他の車線42.8のレベルまで下方傾斜する。
(図9の実施形態)
ここで図9を参照して、トラフィック制御用交差点116が図示されている。前記図中の特徴に対応する図9中に示す特徴は、「.9」という接尾辞を除いて、前記図と同様の参照符号(または接頭数字)で示す。他に記載無き限り、図6における対応する特徴に関する記載は、図9の実施形態にも等しく適用可能であるものとする。
図9において、図6の経路36.6および経路106に直接対応する経路を有する代わりに、交差点116は、トラフィック迂回部(トラフィックサークル)118を有する。
図示の好適な実施形態において、車道12.9、車道14.9および車道78.9は地表レベルであり、迂回部118は地表下レベルにあり、車線20.9および車線24.9が前記迂回部上で送られる。明確さのため、図9中において、これらの車線は、部分的に切り欠けた状態で図示されているため、迂回部118と交差する位置においては図示されていない。この実施形態において、迂回部118は、地下トンネル中に形成されるか、あるいは、掘削凹部であり得る単純な凹部中に形成される。従って、迂回部118は、経路28.9、経路88.9、経路100.9および経路48.9に沿って走行している車両から見えない。
迂回部118には、車線38.9および車線108.9からの入り口120および入り口122の2つの入り口がそれぞれあり、また、前記迂回部から車線110.9、車線98.9、車線40.9および車線60.9への4つの出口124、出口126、出口128および出口130がそれぞれある。
迂回部118は車線20.9および車線24.9の下側に配置されているため、出口124および出口128は、方向22.9および方向26.9においてそれぞれ上方傾斜して、これらの出口を介して前記迂回部から車両が退出して車線110.9および車線40.9と連結して、その他の車線20.9および24.9のレベルに到達できるようにしている。
図9中の位置132において出口126が車線98.9に連結しているが、この車線は、方向82.9に対して車線80.9の右端にあるものである点に留意されたい。しかし、図9中の位置134において経路94.9が車道78.9と連結しており、さらなる車線の一体部分を形成している。このさらなる車線は、この位置134において、車線80.9の右端にあるものを構成する。従って、この右端車線を参照符号98.9’で示す。
同様に、図9中の位置136において出口130が車線60.9に連結しているが、この車線は、方向46.9に対して車線42.9の右端にあるものである。しかし、図9中の位置138において経路56.9が車道12.9と連結しており、さらなる車線の一体部分を形成している。このさらなる車線は、この位置138において、車線60.9の右端にあるものを構成する。従って、この右端車線を参照符号60.9’で示す。
入り口120および入り口122を車線16.9および車線84.9のレベルからより低いレベルの迂回部118までそれぞれ延ばすために、これら2本の車線は、迂回部に向かって下方傾斜する。
迂回部118への入り口120および出口128は、この入り口と出口との間の迂回部分と共に、車両を車線38.9から車線40.9へと方向付ける機能を持つ。そのため、この入り口120、出口128および迂回部118の部分は、図6中の経路36.6に対応する。
同様に、迂回部118への入り口122および出口124は、この入り口と出口との間の迂回部分と共に、車両を車線108.9から車線110.9へと方向付ける機能を持つ。そのため、この入り口122、出口124および迂回部118の部分は、図6中の経路106に対応する。
車道78.9に沿って方向86.9において走行している車両は、入り口122を介して迂回部118に進入し、出口130を介して迂回部から退出して車道12.9に入ることができる。同様に、車道12.9に沿って方向18.9において走行している車両は、入り口120を介して迂回部118に進入し、出口126を介して迂回部から退出して車道78.9に入ることができる。従って、この構成の効果としては、図7中の車道12.7および車道78.7の場合と同様に、車道12.9および車道78.9があたかも相互に連続するかのようである点がある。
しかし、図7中の対応する車線の様態で車道12.9および車道78.9を連結させるためには、4つのレベルの車道(すなわち、車道14.9のレベル、車道12.9および車道78.9によって形成された組み合わされた車道のレベル、迂回部118のレベル、および経路56.9および経路94.9のレベル)が必要となる。しかし、前記のように迂回部118を設けることで車道12.9から車道78.9へとまたはその逆方向へと走行する車両にとってこれらの車道があたかも連続するかのようにできるようにすると、図7中の車道12.7および車道78.7を相互連結させる様態でこれら2本の車道を連結させる必要が無くなる。そのため、3つのレベルしか必要でなくなる。
図6の構成はまた3つのレベルを持つが、迂回部118に対応する迂回部が無い場合、車両は車道12.6から車道78.6へおよびその反対方向に走行することができない。そのため、前記迂回部の存在により、図6の交差点76および図7の交差点112を上回る利点が得られる。
加えて、迂回部118により、車両が前記迂回部から車道14.9の右端車線110.9および車線40.9中に退出し、また、車道12.9および車道78.9の右端車線38.9および車線108.9それぞれを介して前記迂回部に進入することが可能になるため、多用途性がさらに高まる。
前記迂回部の実質的に円形状の構成は、比較的大きな直径であるため、この迂回部上を走行している車両は、過度に遅くない速度で走行することができる。しかし、この構成は、経路28.9、経路88.9、経路100.9および経路48.9または経路56.9および経路94.9の緩やかにカーブした構成ほどには、車両安定性およびよって高速性は高くない。従って、これらの経路そのものは「高速」走行を可能にし得るものの、交差点116全体は、迂回部118によって可能になる速度によって制限され、従って、この構成は「中速」構成としてみなされ得る。
迂回部118への多数の入り口により、前記迂回部上に既に1台以上の車両がある状態において、前記迂回部に車両が進入することが可能となることが、理解される。そのためには、迂回部118上の車両が、前記迂回部に進入しようとしている車両に道を譲らなくてはならない場合がある。この理由のため、迂回部118を「方向転換部」と呼んで、前記迂回部上の各車両が方向転換して入り口から前記迂回へと移動するための構成を含意していることが示唆され得る。関連道路法規により、トラフィックの安全な合流を調節することにより、このような構成に対して備えることができる。このような構成には、例えば、迂回部118に進入しようとしている車両を迂回部118上に既にいる2台の車両間の空間中に、迂回部118に進入しようとしている車両を収容する場合が含まれる。
(図9Aの実施形態)
ここで図9Aを参照して、トラフィック制御用交差点200が図示されている。前記図中の特徴に対応する図9A中に示す特徴は、「.99」という接尾辞を除いて、前記図と同様の参照符号(または接頭数字)で示す。他に記載無き限り、図9における対応する特徴に関する記載は、図9Aの実施形態にも等しく適用可能であるものとする。
交差点200は、さらなる車道202およびこのさらなる車道の存在に関連する他の特徴が存在する点を除いて、図9の交差点116と実質的に同じである。図1中の車道12および車道14をそれぞれ「第1の」車道および「第2の」車道として説明し、図6中の車道78を「第3の」車道として説明したことが、想起される。本明細書中において、一貫性のため、車道202は、第3の車道78.99に加えてさらなる「第3の」車道としてみなされ得る。
車道202は路面標識13.99を有する。この路面標識13.99は、車両を方向206に方向付けるためのトラフィック車線204と、車道202に対して方向206と反対方向の方向210に車両を方向付けるための車線208とを規定する。
交差点200は、車線90.99を車線214と相互連結させる経路212を含む。車線214は、経路212が車道202に連結する位置において、方向206に対して車線204の左端にあるものである。
交差点200は、別の経路216を含む。この経路216は、方向22.99に対して車線20.99の右端にある車線を車線218と相互連結させる。この車線24.99の右端にあるものは、経路216が車道14.99に連結する位置における右端車線であるが、参照符号96.99で示される車線は、経路94.99が車道14.99に連結する位置における右端車線である。従って、経路216が車道14.99に連結する位置における右端車線を参照符号96.99’で示す。車線218は、経路216が車道202に連結する位置において、方向206に対して車線204の右端にあるものである。
交差点200は、迂回部118.99からの出口220を含む。この出口220は、出口220が車道200に連結する位置において車線204の右端にある車線である車線に迂回部118.99を相互連結させる。車線218は、経路216が車道200に連結する位置において車線204の右端にあるものであるため、出口220がこの車道に連結する位置における右端車線を参照符号218’で示す。
交差点200は、さらなる経路224を含む。この経路224は、経路224が車道78.99に連結する位置において車線80.99の左端にあるものである車線と車線226を相互連結させる。経路88.99が車道78.99に連結する位置において車線80.99の左端にあるものは、参照符号92.99で示す。従って、経路224がこの車道に連結する位置において車線80.99の左端にあるものは、参照符号92.99’で示す。車線226は、経路224が車道202に連結する位置において、方向210に対して車線208の左端にあるものである。
交差点200は、迂回部118.99への入り口230へと繋がる経路228を含む。この経路228は、車線232を入り口230と相互連結させる。車線232は、方向210に対して車線208の右端にあるものである。図9Aにおいて分かるように、経路228は、カーブ状であり、経路216および経路88.99の下側において延びる。
図9A中に示すような車道202の存在は、交差点の一部として多くの連絡道路を採用している点において、本発明の多用途性を示している。この点について、図12の実施形態に関連してさらに説明する。
(図10の実施形態)
ここで図10を参照して、トラフィック制御用交差点140が図示されている。前記図中の特徴に対応する図10中に示す特徴は、「.10」という接尾辞を除いて、前記図と同様の参照符号(または接頭数字)で示す。他に記載無き限り、図9における対応する特徴に関する記載は、図10の実施形態にも等しく適用可能であるものとする。
交差点140は、経路56.9および経路94.9に直接対応する経路が無い点および迂回部118.10は入り口120.10および入り口122.10に加えて入り口142および入り口144の2つの入り口を有する点を除いて、図9の交差点116と実質的に同じである。
迂回部118.10への入り口142および出口130.10は、この入り口と出口との間の迂回部分と共に、車両を車線40.10から車線60.10へと方向付ける機能を持つ。そのため、この入り口142、出口130.10および迂回部118.10の部分は、実際には図9中の経路56.9に対応する。
同様に、迂回部118.10への入り口144および出口126.10は、この入り口と出口との間の前記迂回部分と共に、車両を車線96.10から車線98.10へと方向付ける機能を持つ。そのため、この入り口144、出口126.10および迂回部118.10の部分は、実際には図9中の経路94.9に対応する。
図示の好適な実施形態において、車道12.10、車道14.10および車道78.10は地表レベルにあり、迂回部118.10は地表下レベルにあり、車線20.10および車線24.10は前記迂回部上で送られる。明確さのため、図10において、これらの車線は部分的に切り欠けた状態で図示されているため、これらの車線が迂回部118.10と交差する位置においては図示されていない。この実施形態において、迂回部118.10は地下トンネル中に形成される。従って、経路28.10、経路88.10、経路100.10および経路48.10に沿って走行している車両からは、迂回部118.10は見えない。
迂回部118.10は地表レベルよりも下に配置されるため、車線38.10、車線40.10(図10中の迂回部の左手側)、車線108.10および車線96.10は、入り口120.10、入り口142、入り口122.10および入り口144に向かってそれぞれ下方傾斜して、前記迂回部へと到達する。車線60.10、車線110.10、車線98.10および車線40.10(図10中の迂回部118.10の右手側)は、前記迂回部からの関連出口から上方傾斜する。
図9中の経路56.9および経路94.9は、車線20.9および車線24.9の上側に来るように車線20.9および車線24.9よりも高い高度になければならかったため、3つの異なる車道高度が必要となっていた。迂回部118.10の構成によって図10の交差点140中の直接対応する経路を省略することで、別個の車道高度が2つしか要らなくなるため、有利である。
一方、図9の実施形態の経路56.9および経路94.9は緩やかなカーブ構成であったため、上述したような「高速」性であり、一方、迂回部118.10は、図9中の迂回部118.9と同様の円形状の構成である。図9に関連して述べたように、迂回部118.10は比較的直径が大きいため、迂回部118.10上を走行している車両は過度に遅くない速度で走行できる。しかし、この構成は、図9の経路56.9および経路94.9ほどには、車両安定性およびよって高速性は高くない。従って、交差点140全体は、迂回部118.10によって可能になる速度によって制限され、従って、この構成「中速」構成としてみなされ得る。
(図11の実施形態)
ここで図11を参照して、トラフィック制御用交差点146が図示されている。前記図中の特徴に対応する図11中に示す特徴は、「.11」という接尾辞を除いて、前記図と同様の参照符号(または接頭数字)で示す。他に記載無き限り、図10における対応する特徴に関する記載は、図11の実施形態にも等しく適用可能であるものとする。
交差点146は(図10中の対応する車線の場合と同様に)一対の車線16.11、車線42.11、車線80.11および車線84.11それぞれのみがある代わりに、路面標識13.11によって区画されているこれらの各車線が5組ある点を除いて、図10の交差点140実質的に同じである。
図示の好適な実施形態において、車道14.11は地表レベルにある。車線16.11および車線42.11それぞれの真ん中3本は、車道14.11の下側に延びて、車線80.11および車線84.11とそれぞれ連結および一体化する。これは、車道12.11および車道78.11が相互連結されて相互に有効に連続するようにし、これらの連結された車線も相互に有効に連続し、かつ、方向18.11および方向46.11がそれぞれ方向82.11および方向86.11となるようにすることにより、可能になる。
そのため、車道12.11に沿って方向18.11において走行する車両は、車道78.11に沿って連続することができ、また、車道78.11に沿って方向86.11において走行する車両は、図9に関連して説明したような迂回部118.11を介してかまたは前記各車道そのものにおいて単に連続することのいずれかにより、車道12.11に沿って連続することができる。
迂回部118.11は、これらの連結された車線の下側に(すなわち、車道12.11および車道78.11のレベルよりも低い高度において)延びる。
(図12の実施形態)
ここで図12を参照して、トラフィック制御用交差点700が図示されている。前記図中の特徴に対応する図12中に示す特徴は、「.12」という接尾辞を除いて、前記図と同様の参照符号(または接頭数字)で示す。他に記載無き限り、図9Aにおける対応する特徴に関する記載は、図12の実施形態にも等しく適用可能であるものとする。
図9Aの交差点200と比較して、交差点700は、車道702、車道704および車道706の3本のさらなる車道を含む。図6中の車道78をさらなる「第3の」車道として説明したのと同様に、図12中の車道704も、第3の車道78.12に加えたさらなる「第3の」車道として説明することができる。同様に、一貫性のため、本明細書中において、車道702および車道706はそれぞれ、第1の車道12.12に加えたさらなる「第1の」車道として見なすことができる。
車道702は、路面標識13.12を有する。路面標識13.12は、車両を方向710に方向付けるための車線708と、車道702に対して方向710と反対方向の方向714に車両を方向付けるための車線712とを規定する。
交差点700は、車道702に対して以下の経路を含む。
・経路716が車道702に連結する位置において方向710に対して車線708の左端にあるものから、経路716が車道14.12に連結する位置において方向22.12に対して車線20.12の左端にあるものに延びる経路716。
・経路718が車道702に連結する位置において方向710に対して車線708の右端にあるものから迂回部118.12へと延びる経路718。
・経路720が車道14.12に連結する位置において方向26.12に対して車線24.12の右端にあるものから、経路720が車道702に連結する位置において方向714に対して車線712の右端にあるものへと延びる経路720。
・迂回部118.12から、経路722が車道702に連結する位置において方向714に対して車線712の右端にあるものへと延びる経路722。
・経路724が車道14.12に連結する位置において方向22.12に対して車線20.12の左端にあるものから、経路724が車道702に連結する位置において方向714に対して車線712の左端にあるものへと延びる経路724。
・経路726が車道12.12に連結する位置において方向18.12に対して車線16.12の左端にあるものから、経路726が車道702に連結する位置において方向714に対して車線712の左端にあるものへと延びる経路726。
車道704は、路面標識13.12を有する。これらの路面標識13.12は、車両を方向730に方向付けるための車線728と、車道704に対して方向730と反対方向の方向734に車両を方向付けるための車線732とを規定する。
交差点700は、車道704に対して以下の経路を含む。
・経路736が車道704に連結する位置において方向730に対して車線728の左端にあるものから、経路736が車道14.12に連結する位置において方向26.12に対して車線24.12の左端にあるものへと延びる経路736。
・経路738が車道704に連結する位置において方向730に対して車線728の右端にあるものから迂回部118.12へと延びる経路738。
・経路740が車道14.12に連結する位置において方向22.12に対して車線20.12の右端にあるものから、経路740が車道704に連結する位置において方向734に対して車線732の右端にあるものへと延びる経路740。
・迂回部118.12から、経路742が車道704に連結する位置において方向734に対して車線732の右端にあるものへと延びる経路742。
・経路744が車道14.12に連結する位置において方向26.12に対して車線24.12の左端にあるものから、経路744が車道704に連結する位置において方向734に対して車線732の左端にあるものへと延びる経路744。
・経路746が車道78.12に連結する位置において方向86.12に対して車線84.12の左端にあるものから、経路746が車道704に連結する位置において方向734に対して車線732の左端にあるものへと延びる経路746。
車道706は、路面標識13.12を有する。路面標識13.12は、車両を方向752に方向付けるための車線750と、車道706に対して方向752と反対方向である方向756に車両を方向付けるための車線754とを規定する。
交差点700は、車道706に対して、以下の経路を含む。
・経路758が車道706に連結する位置において方向752に対して車線750の左端にあるものから、経路758が車道12.12に連結する位置において方向46.12に対して車線42.12の左端にあるものへと延びる経路758。
・経路760が車道706に連結する位置において方向752に対して車線750の左端にあるものから、経路760が車道14.12に連結する位置において方向22.12に対して車線20.12の左端にあるものへと延びる経路760。
・経路762が車道706に連結する位置において方向752に対して車線750の右端にあるものから、迂回部118.12へと延びる経路762。
・経路764が車道14.12に連結する位置において方向26.12に対して車線24.12の右端にあるものから、経路764が車道706に連結する位置において方向756に対して車線754の右端にあるものへと延びる経路764。
・迂回部118.12から、経路766が車道706に連結する位置において方向756に対して車線754の右端にあるものへと延びる経路766。
・経路768が車道14.12に連結する位置において方向22.12に対して車線20.12の左端にあるものから、経路768が車道706に連結する位置において方向756に対して車線754の左端にあるものへと延びる経路768。
交差点700は、多数の連絡道路を持つ交差点に適用可能であるという本発明の多用途性を示す。
(図13の実施形態)
図13を参照して、図10中の交差点140の切断線XIII−XIIIに沿った断面が図示されている。
迂回部118.10は、図10中に示すような円形状の構成において延び、円形状の中央ゾーン401と外接する。中央ゾーン401は、中央軸404を有する
図10に関連して上述したように、迂回部118.10は車道14.10のレベルの下側になり、後者は地表レベルにある。従って、中央ゾーン401も地表レベル下にあり、迂回部118.10は、トンネルを通じて延びる。一方の迂回部118.10および中央ゾーンならびに他方の車道14.10は、両者間に中央エリア402を部分的に規定する。迂回部118.10は地表レベル下であるため、中央エリア402は、地面(下層)中に凹状に形成されることが理解される。
中央エリア402上を延びる車道14.10のこの部分は、鋼製被覆メッシュ406によって構成される。メッシュ406は、多数のビーム408(その内1つのみを図13中に示す)によって支持される。ビーム408は、中央エリア402を交差して延び、壁構造410の内面に連結される。この壁構造410は、中央エリア周囲の円形状の構成において延びる。図示の実施形態において、壁構造410は、中央エリア402が凹状に形成された地面部分である。1つの好適な実施形態において、壁構造410の表面は、魅力的で自然な外観をしている。
迂回部118.10への入り口144および迂回部118.10からの出口124にそれぞれ連結している車線96.10および車線110.10の傾斜状配置を、図13中において明確に見ることができる。
迂回部118.10の下側には、水保存タンク418によって占有されているチャンバがある。収集された水420がタンク418中に図示されている。タンク418の天井422には、複数のビーム424(そのうち1つのみを図13中に示す)が設けられている。これらのビーム424は、タンク418を交差して延び、前記タンクの壁426の内面に固定される。これらのビーム424により、迂回部118.10の補強が得られる。
中央軸404に対応する軸を有する中央柱428が設けられる。中央柱428により、被覆メッシュ406に対するさらなる支持が得られる。迂回部118.10がより大型である他の実施形態(図示せず)において、中央軸404周囲の多様な場所において、さらなる柱を設けてもよい。
中央エリア402の空間は、迂回部118.10の寸法に応じて、任意の適切な目的に用いることができる。中央エリア402が利用可能な用途の種類の例を挙げると、収容設備(場合によっては住宅も含む)、警察署、地方救急サービス事務所、消防署、応急処置所または小規模病院、救急車ステーション、簡易宿泊所などがある。これらの多様な用途にとって有益であり得る自然光を、メッシュ406を通じて送ることができる。
中央ゾーン401は、必要に応じて他の目的に用いることもできる。例えば、中央ゾーン401を用いて、展望エリアまたは庭園あるいは水産養殖に利用可能な人工貯水池をサポートすることができる。
他の実施形態(図示せず)において、必要な場合、中央エリア402にも、車両アクセスのための空間と、適切に区画された駐車場とを設けてもよい。
車道14.10などの車道の下側に配置されることの多い典型的なサブロードサービス(例えば、水配管、電気配管)を、中央エリア402周囲に延びるように構成して、前記中央エリアの用途と干渉しないようにすることができる。
水保存タンク418は、暴風雨水を受けるためのものである。車道14.10と、迂回部118.10への入り口および迂回部118.10からの出口と連結する複数車線とから適切な排水ダクトおよびパイプ(図示せず)を設けて、暴風雨水をタンク418中に方向付けることが、想定される。加えて、メッシュ406を通過する水をこのような様式でタンク418へと方向付けることができる。塵芥および落ち葉などの望ましくないものをフィルタリングするために適切なフィルタ(図示せず)を設けて、このようなものがタンク418中に進入しないようにする。
タンク418が満杯の場合に(すなわち、タンク418中の水が所定の「フル」レベルに到達した場合に)水をタンク418から自然水路へと方向付けるためのトンネルおよび導管(図示せず)が設けられる。
一実施形態(図示せず)において、これらのトンネルおよび導管中に水力タービンを設けることで、激しい降雨時に溢れ出た水によってこれらのタービンを作動させて、中央エリア402内における適切な利用のために電力を生成することができる。
加えて、放水口(図示せず)を設けることで、関連機関が任意の目的(例えば、消火活動または灌漑)のためにタンク418から水出しできるようにする。
メッシュ406は、車道14.10の路面の一体部分を形成し、従って、メッシュ406は所定位置にロックされて、これにより、車両がメッシュ406に沿って走行している時にメッシュ406上に乗り上げることに起因してメッシュ406の望ましくない浮き上がりが発生することが回避される、ことが理解される。メッシュ406の開口特性により、迂回部118.10に沿って走行している車両の排ガスの換気も可能となる。
典型的には、交差点140などの交差点は、既存の均一な交差路の交差点の場所において構築される。このような均一な交差点は典型的には、前記交差点を通過するトラフィックの流れを調節するための信号機または他の適切な手段を有する。本実施形態において、このような既存交差点における迂回部118.10、中央エリア402、前記中央エリア内の任意の構造および水タンク418の構築は、ポータブル拡張可能なブリッジ(例えば、Bailey(登録商標)ブリッジ)(図示せず)の下側において、実施可能である。このようなポータブル拡張可能なブリッジは、所定位置に移動された後、前記中央エリアの任意の掘削が行われる。そのため、前記ブリッジにより、交差点140(および中央エリア402)が前記ブリッジの下側に構築された様態で、トラフィックが既存の均一な交差点を継続的に利用することが可能になる。
ポータブルブリッジが使用されるようなシナリオにおいて、前記ブリッジと共に採用可能な(適切な電源を有する)適切な臨時信号機を用いてもよい。その結果、前記ポータブルブリッジの据え付け前と同様に、前記交差点を継続的に作動させることが可能になる。このような信号機は、(前記既存交差点の部分で形成されている)既存信号機の前記ブリッジに対する位置決めが不正確である場合(例えば、前記ブリッジ表面が前記既存交差点の路面レベルよりも盛り上がっている場合)において、特に有用である。
このようなはブリッジは典型的には、交差点140の据え付け後に前記ブリッジが他の隣接する既存交差点に対して移動可能となって交差点140と同様の新規交差点が構築可能となるように、拡張可能かつ移動可能である。
車両衝突の危険性がありかつ構造上の突起部によって形成される鋭角部などがある壁全てに対して、ウォーターブラッダーなどの適切なフェンスおよび衝撃吸収手段を隣接して設けることが、想定される。
歩行者が交差点140上を歩くことができるように、歩行者通路420(図10中に図示せず)を設ける。このような通路は、図14に関連して説明したような通路の形態をとり得る。
迂回部118.10が地表下レベルに無い交差点140の他の実施形態においては、中央エリア402および水タンク418は省略してもよい。加えて、迂回部118.10が地表レベル下の1つのレベル以外にある実施形態において、メッシュ406を省略してもよい。
(図14および図17〜図26の実施形態)
図14を参照して、交差点上方で用いられる歩行者用通路300が図示されている。この歩道橋300について、図10および図14の交差点140と関連しながら説明する。図14は、交差点140の詳細全てを図示しているわけではない。
前記通路300が、アクセス用階段302と共に設けられている。このアクセス用階段302は、前記通路の隆起状中央部304に向かって上方に延びる。これにより、歩行者は通路中央部304に上って、交差点140を横切り、他方上の階段302を介して降りることができる。
他の実施形態(図示せず)において、これらの階段の代わりに傾斜路、エレベータまたはエスカレータを用いてもよい。
通路300の中央部304は、中央セクション306を有する。中央セクション306は、連結部308における通路の残り部分とは別個となって取り外し可能となっており、これにより、吊り上げおよび取り外しが可能となっている。高さが異常に高い車両または積載量が特に重い車両が、車道14.10に沿って走行している際に通路300下を通過せざるを得ずかつ通路300下を通り抜けできない場合において、この施設を用いることができる。この場合において、中央セクション306を通路300の残り部分から吊り上げて取り外して、車両を通過させた後、前記中央セクションを取り換えることができる。
一実施形態(図示せず)において、中央セクション306は、適切に配置されたクレーンによって除去されるように、構成される。別の実施形態(やはり図示せず)において、中央セクション306の吊上げを実施するために、永久据え付けされた水撃ポンプなどが設けられる。
中央セクション306の取外し可能性を促進するために、このセクションまたは通路全体は、アルミニウムなどの比較的軽量な材料で構成され得る。
また、階段、傾斜路、エスカレータまたはエレベータの形態をした中央アクセス手段(図示せず)を通路300に設けることで、通路の中央部304から直接中央エリア402へと到達できるかまたはその逆方向に到達できるようにしてもよい。このようにすることで、人々が隣接車道を横断する必要無く中央エリア402へと安全にアクセスすることを支援することができる。
別の実施形態(図示せず)において、通路300の下側に空気タービンが設けられる。通路300の下側で車道14.10に沿って走行している車両によって生じる気流を用いてタービンを作動させて、任意の適切な目的のために使用可能な電力を生成することができる。詳細には、この電力を、中央エリア402内において必要に応じて用いることができる。生成される電力は、ACであってもよいし、DCであってもよいことが想定される。
別の実施形態(図示せず)において、通路を車道14.10上で延ばす代わりに、当該車道の下側でありかつ迂回部118.10の上方に通路を設ける。この実施形態における通路は、ビーム408の構造から吊り上げてもよいし、ビーム408の構造と一体化させてもよいし、または他の場合にビーム408の構造に連結してもよい。この実施形態における通路構造は、中央エリア402に対して通路の内側において設けられた壁を含み、好適には、前記中央エリアおよび中央ゾーン401中を視認することが可能となるようなメッシュ、ガラスまたは別の材料で構成される。この通路の寸法および配置は、必要に応じて、前記迂回部から適切な距離(例えば、2.4m)を以て、行われる。この通路は、円形、四角形、矩形または他の任意の適切な形状をとり得る。
この通路は、車道14.10に隣接する適切な位置(好適には地表レベル)から延びる傾斜路および/または階段からアクセスすることができる。
図17〜図26を参照して、上述した通路300と同様の通路800が図示されているが、これらの通路800は、車道および交差点(主に参照符号802で示される)の構成に適合するように、多様な異なる形状を持つ。これらの通路800は、中央セクション(具体的に図示せず)が設けられ得る。この中央セクションは、中央セクション306に対応し、連結部308に対応する連結部801における各通路の残りとは別個であり、これにより、これらの中央セクションをこれらの各通路の残りから吊り上げて、高車高車両または積載量が高い車両の通過を可能にし、その後、通路300に関連して説明したのと同様の様式で、中央セクションを交換することができる。
(図15の実施形態)
図15を参照して、車道ネットワークレイアウト500の図が図示されている。図15は、図1〜図12中で説明したような本発明の多様な実施形態による交差点において相互に交差する異なる車道間の多数の交差点を示す。これらの交差点を用いて、例えば信号機または一時停止標識を必要とすること無く従来のトラフィック交差点において車両を滞留させる必要無く、車両を車線に分配することができる。
例えば、このような交差点を用いて、車両が車道502に沿って位置Dから交差点504へと走行し、車道506に左折した後、交差点508を右折して車道510に入ることができる。
この実施形態において、車道502および車道506はそれぞれ高速道路の形態をしており、車道510はより小型の幹線道路である。トラフィックは車道502および車道506に沿って比較的高速で移動するため、このような車両を車道502から車道506へと車線分配するための「高速」交差点が適切である。しかし、車道510は、より小型の幹線道路であるため、より低速の車両の搬送に適しており、また、車道506に沿ったトラフィックは車道510に進入にする前にある程度減速しなければならないため、「中速」交差点で十分である。
従って、図15の実施形態中交差点504に関連して、車道502、交差点504および車道506は、図8の車道14.8、交差点114(経路48.8を含む)および車道12.8にそれぞれ対応し、当該ルートのトラフィック方向は、方向22.8および方向46.8に対応する。
同様に、図9中の交差点116などの交差点508すなわち「中速」交差点で十分である。従って、車道506、交差点508および車道510の組み合わせは、車道12.9、交差点116および車道14.9にそれぞれ対応し、当該ルートのトラフィック方向は、方向18.9および方向26.9に対応する。このような様式で走行する場合、迂回部118に対応する迂回部に沿った走行が必要になることが理解される。
(図16の実施形態)
図16中の本発明のの実施形態は、多車線道路600上の車両事故がある状況に関連する。多車線道路600は、トラフィックを一方向602において前記道路600に沿って方向付けるための多数の車線と、トラフィックを反対方向606において道路に沿って方向付けるための車道中央フェンス604の他方側上の多数のさらなる車線とを有する。実際、本発明の実施形態は、事故によってその一方向602におけるトラフィックに影響が出る状況に関する。
このような状況において、事故現場608に隣接するトラフィック混雑をできるだけ回避することが重要である。このようなトラフィック混雑の原因は典型的には、先ず、トラフィックを一方向602に車線分配するための複数車線のうちの1本以上がこのような事故によって閉鎖されることと、車両運転者が事故現場を見たいとの好奇心から事故現場を見るために特に減速してしまうこととである。このトラフィック混雑は、前記混雑そのものを形成している車両に関連し、また、前記混雑は前記事故現場608における救助活動を妨害および遅延させ得るため、不利でありまた危険の原因ともなり得る。
このような問題を回避し最小限にするために、3方面からのアプローチを用いて、このような事故現場608を管理することができる。このアプローチでは、(1)事故現場608を通過するトラフィック量を最小化し、(2)事故現場608を通過する車両の車両運転者が事故現場を見ることができないようにし、(3)事故現場を通過するトラフィックを、合理的に実施可能な時期に出来るだけ早く事故現場から移動させる。
事故現場608を通過するトラフィック量を最小限にするために、道路600に沿って事故現場に向かって移動してくるトラフィックを、事故現場のいずれかの側部上の最近隣交差点において、代替的ルートへと再度方向付けする。これについて、参照符号610で主に示される最近隣交差点に関連して図16中に示す。図16中、トラフィックは、方向606において事故現場608に向かって移動し、方向612において再方向付けされる。
事故現場608を通過する車両の車両運転者が事故現場を見ることができないようにするために、不透明スクリーン(図示せず)を事故現場周囲において立ち上げる。このようなスクリーンの立ち上げ作業は、事故現場608に立ち会っている警察または他の当局の専用スクリーンユニットにより、実施可能である。このようなユニットは、安全コーンおよびポータブル拡張可能なスクリーンを備えた車両を用いることができ、これらの安全コーンおよびポータブル拡張可能なスクリーンは、他の緊急車両と共に事故現場608へと送り出すことができる。
事故現場608を通過するトラフィックを合理的に実施可能な時期に出来るだけ早く事故現場から移動させるために、スリップレーンを事故現場に隣接して形成して、事故によって封鎖されているトラフィックが通るはずであった複数車線と同じ方向602にトラフィックを方向付けることができる。しかし、この状態において鍵となる側面は、当該トラフィックが、事故現場にいる当局または適切な車道標識により、減速するのではなく加速するように命じられることである。これを行うためには、速度制限を完全に免除するかまたは速度制限をより高速にするか、または、臨時用のより高速の事故現場用速度制限を確立するかしなければならない。
事故現場608と同一側の車道中央フェンス604上のこのようなスリップレーン上に十分な空間がある場合、立ち上げられたスクリーンそのものを用いて、このスリップレーンの少なくとも一部を規定することができる。しかし、中央フェンス604のこの側部上の空間が不十分である場合、スリップレーンの確立前に対向車線であったフェンスの他方側上にスリップレーンを形成することができる。図16中、このようなスリップレーンを参照符号616で示す。
これを可能にするため、中央フェンス604に、中央フェンス604の長さに沿って設けられた一連のギャップ618が設けられる。各ギャップ618は図16中に示すように角度付けされ、これにより、方向602において走行している車両のフェンス604の車両走行側からフェンス604の他方側への車両の高速移動を促進する。同様に、他の各ギャップ618を異なる様式で角度付けして、方向606における走行している車両のフェンス604の車両走行側からフェンス604の第1に述べた側への車両の高速移動を促進する。図16中に示すような好適な実施形態において、これらの異なる角度で角度付けされたギャップを交互に相互配置する。図示目的のため、トラフィックがスリップレーン616に沿って事故現場608をバイパスすることを可能にするギャップ618を図16中参照符号618’で示す。
上述したように対向車線のうち1本によって構成されたスリップレーンへとトラフィックを方向転換することにより、対向複数車線の有効数が低減する。対向車線に沿って走行するトラフィックがスリップレーンが無いときと同様に迅速に事故現場608を通過できるようにするために、前記対向車線中の速度制限は、より高速の臨時用事故現場速度制限に上げるか、または、完全に免除され得る。
また、トラフィックの再ルート決めを行うことが可能である交差点(例えば、交差点610)が十分近隣に存在しない場合、これらのギャップ618を利用することができる。この場合、ギャップ618を用いて、参照符号618”で示される特定のギャップ618を介して、事故現場608に接近している車両が620に示すようにUターンを行うことを可能にすることができる。そのため、このような車両は、ギャップ618”を介して中央フェンス604の反対側に転回させて、当該車両が来た方向に当該車両を戻すことができる。
また、これらのギャップ618を緊急車両によって利用し、これにより、これらの緊急車両が(対向車線における)中央フェンス604の他方側から事故現場608に接近した後、ギャップを介して、事故現場が有る方の前記フェンスの側に接近することができる。
局所的条件および要件に応じて、事故現場608が完全に片付けられるまでか、または、封鎖されている車線の方向602に向かっているトラフィック全てがスリップレーン616を介して安全に通過できる位に十分にトラフィック密度が低下するまで、最近隣交差点におけるトラフィックの再ルート決めを行うことができる。
(本発明の代替的実施形態および利点)
本発明について前記の特定の実施形態に関連して説明するが、当業者であれば、本発明はこれらの特定の実施形態に限定されず、他の任意の形態に具現化可能であることが、理解される。
上述した多様な実施形態において、多様な相対高度の道路、経路および迂回部が示される。しかし、異なる高度の配置を異ならせてもよい。例えば、迂回部を主要車道の下側に設ける代わりに、迂回部を主要車道の上方に設けてもよい。この場合、迂回部へと続く車線および経路ならびに迂回部から続く車線および経路の構成および傾斜に、適切な差が適用される。多様な道路、経路および迂回部の相対高度は、特定の交差点およびその場所の要件(例えば、トポグラフィーまたはさらにはその美観)に依存し得る。例えば、地面レベル上方に迂回部を設けたために、特定の交差点のシナリオにおいて特に車道の美観を損ねる場合、その代わりに迂回部を地面レベル下(すなわち、車道レベルの下側)に配置してもよい
多様な道路、経路および迂回部の相対高度に影響を与え得る別の要素として、高速車道に対して下方に延びる傾斜部と、これらの車道から上方に延びる出口とへのアクセスが望まれる場合がある。例えば、トラフィックを高速道路上に方向付ける機能を持つ経路が高速道路に向かって下方に傾斜している場合、車両の加速が促進され、当該高速道路における車両走行速度が比較的高速になる要因となる。同様に、トラフィックを高速道路から方向付ける機能を持つ経路が高速道路に向かって上方に傾斜している場合、前記比較的高速の高速道路から来た車両が減速し、当該経路が繋がっている車道において比較的低速になる要因となる。
典型的には、迂回部は、トラフィック車線を1本のみ有する。1本のみのトラフィック車線では関連トラフィック量に対応できない場合、迂回部を1つ以上設け、これらの迂回部を相互に配置することができる。
迂回部にトラフィック車線が1本しかなくても、緊急停車用のベイ、車線またはエリアを当該迂回部に設けることができる。
全ての車道、経路および迂回部は、予測されるトラフィックの要求に適合するようにキャンバー状にすることができ、これにより、車両安定性が促進される。これは、車両中に遠心力を引き起こす原因となる曲がり角またはカーブにおいて、特に顕著である。他の目的(例えば、車両エンジン故障時における車両の緊急停車ベイへのローリング作業を促進する目的)のために、適切なキャンバーを設けてもよい。
加えて、全ての経路は、全経路上で走行している車両が、当該車両が来た車道に適した車両速度から当該車両が今から向かおうとする車道に適した車両速度に調節することを可能にするだけの適切な長さを持つことが、想定される。
本発明により、現在車両が走行している車道の左端車線から交差路の左端車線へと左折し、現在車両が走行している車道の右端車線から交差路の右端車線へと右折することが、本質的に可能となる。
従って、その効果は、車両があたかも単一車道上を継続的に走行しているかのようである。詳細には、左端車線は概して「低速」車線であり右端車線は「高速」車線であるため、本発明により、このようなが車両が現在走行中の車道から左折または右折して交差路に入り、当該交差路において、当該車両が先ほど左折または右折してきた車線に対応した速度の車線において継続的に走行することができる。その結果、従来の交差点におけるような、交差路への左折または右折を要望している車両全てを車両が先ほど転回してきた車道の左端車線に入れる必要が無くなる。
加えて、車両が先ほど転回してきた車道から交差路へと続く複数経路において、これらの経路は、第1に述べた車道の他の複数車線と交差し、またこれらの車線に対して異なる高度を持つため、これらの車線の上方または下方において延びる。すなわち、信号機、一時停止標識などの必要が回避され、経路のカーブ、キャンバーの性質およびトラフィック条件が許した場合、車両は、停止およびさらには顕著な減速の必要も無く、転回を行うことができる。これは、トラフィック混雑低減および走行時間の低減に対する強力な支援となる。
実際、本発明は、トラフィックを動かして自然な流れを達成することを支援する。その結果、この流れが(例えばトラフィックが信号機または一時停止標識において強制停止された場合および全車両が特定の車線(典型的には左車線)中に強制移動させられる場合に起因して)限定されるのを回避することが支援され、これにより、車両が先ほどきた車道から交差路へと左折または右折することが可能になる。当該トラフィックが自然に流れることにより、特に厳しい速度制限が不要になり得る。本発明によりより高い速度制限が実行可能となった場合、トラフィック混雑低減および所要走行時間の低減に対するさらなる支援となる。
上述した交差点についての異なる実施形態によって例示したように、好適な実施形態中の本発明は、多様な異なる数の連絡道路および車道構成を有する交差点と共に適合可能な点において、多用途に用いることができる。
図1は、本発明の一実施形態によるトラフィック制御用交差点の模式平面図である。 図2は、図1と同様のトラフィック制御用交差点の模式平面図であるが、交差車道間の角度が図1のものと異なる。 図3は、図1と同様のトラフィック制御用交差点の模式平面図であるが、交差車道間の角度が図1および図2のものと異なる。 図4は、図1と同様のトラフィック制御用交差点の模式平面図であるが、前記交差点の部分の相対寸法が異なる。 図5は、本発明の別の実施形態によるトラフィック制御用交差点の模式平面図である。 図6は、本発明のさらに別の実施形態によるトラフィック制御用交差点の模式平面図である。 図7は、図6の実施形態の別の形態によるトラフィック制御用交差点の模式平面図である。 図8は、図6の実施形態のさらに別の形態によるトラフィック制御用交差点の模式平面図である。 図9は、本発明の別の実施形態によるトラフィック制御用交差点の模式平面図である。 図9Aは、本発明のさらに別の実施形態によるトラフィック制御用交差点の模式平面図である。 図10は、本発明のさらなる実施形態によるトラフィック制御用交差点の模式平面図である。 図11は、別の形態の図10の実施形態によるトラフィック制御用交差点の模式平面図である。 図12は、本発明の別の実施形態によるトラフィック制御用交差点の模式平面図である。 図13は、図10の実施形態のトラフィック迂回部構造形成部分を通じた模式断面図であり、追加通路部分が設けられている。 図14は、本発明の一実施形態による歩行者通路ブリッジの模式平面図である。 図15は、本発明の実施形態によるトラフィック制御用交差点を採用した車道ネットワークの模式平面図である。 図16は、本発明の一実施形態による事故トラフィック分岐を備えた道路の模式平面図である。 図17は、図14中に示す実施形態と異なる実施形態による、異なる車道構成に適合するための歩行者通路ブリッジの模式平面図である 図18は、図14中に示す実施形態と異なる実施形態による、異なる車道構成に適合するための歩行者通路ブリッジの模式平面図である 図19は、図14中に示す実施形態と異なる実施形態による、異なる車道構成に適合するための歩行者通路ブリッジの模式平面図である 図20は、図14中に示す実施形態と異なる実施形態による、異なる車道構成に適合するための歩行者通路ブリッジの模式平面図である 図21は、図14中に示す実施形態と異なる実施形態による、異なる車道構成に適合するための歩行者通路ブリッジの模式平面図である 図22は、図14中に示す実施形態と異なる実施形態による、異なる車道構成に適合するための歩行者通路ブリッジの模式平面図である 図23は、図14中に示す実施形態と異なる実施形態による、異なる車道構成に適合するための歩行者通路ブリッジの模式平面図である 図24は、図14中に示す実施形態と異なる実施形態による、異なる車道構成に適合するための歩行者通路ブリッジの模式平面図である 図25は、図14中に示す実施形態と異なる実施形態による、異なる車道構成に適合するための歩行者通路ブリッジの模式平面図である 図26は、図14中に示す実施形態と異なる実施形態による、異なる車道構成に適合するための歩行者通路ブリッジの模式平面図である。

Claims (26)

  1. トラフィック制御用交差点であって、
    路上走行車を第1の方向において前記第1の車道に沿って方向付けるための複数の実質的に平行な第1の車道車線を有する第1の車道と、
    前記第1の車道に対して交差方向に延びる第2の車道であって、前記第2の車道は、路上走行車を第2の方向において前記第2の車道に沿って方向付けるための複数の実質的に平行な第2の車道車線を有し、前記第2の方向は、前記第1の方向に対して少なくとも部分的に左方向に延び、前記第2の車道は複数の第3の車道車線をさらに有し、前記第3の車道車線は、相互に実質的に平行でありかつ前記第2の車道に沿った前記第2の車道車線に対して実質的に平行であり、路上走行車を第3の方向において前記第2の車道に沿って方向付け、前記第3の方向は、前記第2の車道に対して前記第2の方向と反対方向であり、かつ、前記第1の方向に対して少なくとも部分的に右方向に延びる、第2の車道と、
    第1の経路であって、前記第1の経路は、前記第1の経路が前記第1の車道に接続する位置において前記第1の方向に対して前記第1の車線の左端にある車線を、前記第1の経路が前記第2の車道に接続する位置において前記第2の方向に対して前記第2の複数車線の左端にある車線に相互連結させる、第1の経路と、
    第2の経路であって、前記第2の経路は、前記第2の経路が前記第1の車道に接続する位置において前記第1の方向に対して前記第1の車線の右端にある車線を、前記第2の経路が前記第2の車道に接続する位置において前記第3の方向に対して前記第3の複数車線の右端にある車線に相互連結させる、第2の経路と、
    を含み、
    前記第2の経路は、前記第2の車線のうち少なくとも1つの車線を交差し、前記第2の経路が前記少なくとも1本の第2の車線と交差する位置において異なる高度を持ち、これにより、路上走行車は、前記少なくとも1本の第2の車線上を走行せずに、前記右端の第1の車線から前記右端の第3の車線へと走行することができる、
    トラフィック制御用交差点。
  2. 請求項1に記載のトラフィック制御用交差点において、
    前記第1の車道は、複数の第4の車道車線を規定し、前記第4の車道車線は、実質的に相互に平行でありかつ前記第1の車道車線に対して平行であり、路上走行車を第4の方向において前記第1の車道に沿って方向付け、前記第4の方向は、前記第1の車道に対して前記第1の方向と反対方向である、
    トラフィック制御用交差点。
  3. 請求項2に記載のトラフィック制御用交差点において、
    第3の経路であって、前記第3の経路は、前記第3の経路が前記第2の車道に接続する位置において前記第2の方向に対して前記第2の車線の左端にある車線を、前記第3の経路が前記第1の車道に接続する位置において前記第4の方向に対して前記第4の車線の左端にある車線に相互連結させる、第3の経路、
    をさらに含む、トラフィック制御用交差点。
  4. 請求項2または請求項3に記載のトラフィック制御用交差点において、
    第4の経路であって、前記第4の経路は、前記第4の経路が前記第2の車道に接続する位置において前記第3の方向に対して前記第3の車線の右端にある車線を、前記第4の経路が前記第1の車道に接続する位置において前記第4の方向に対して前記第4の車線の右端にある車線に相互連結させ、前記第4の経路は、前記第2の車線のうち少なくとも1本と交差し、前記第4の経路が前記少なくとも1本の第2の車線と交差する位置において異なる高度を持ち、これにより、前記少なくとも1本の第2の車線上を走行すること無く、路上走行車が前記右端の第3の車線から前記右端の第4の車線へと走行することが可能となる、第4の経路、
    をさらに含む、トラフィック制御用交差点。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のトラフィック制御用交差点において、
    前記第2の車道に対して交差方向に延びる第3の車道であって、前記第3の車道は、路上走行車を第5の方向において前記第5の車道に沿って方向付けるための複数の実質的に平行な第5の車道車線を規定する、第3の車道、
    をさらに含む、トラフィック制御用交差点。
  6. 請求項5に記載のトラフィック制御用交差点において、
    前記第3の車道は複数の第6の車道車線を規定し、前記第6の車道車線は、相互に実質的に平行でありかつ前記第5の車道車線に対して実質的に平行であり、路上走行車を第6の方向において前記第3の車道に沿って方向付け、前記第6の方向は、前記第3の車道に対して前記第5の方向と反対方向である、
    トラフィック制御用交差点。
  7. 請求項6に記載のトラフィック制御用交差点において、前記トラフィック制御用交差点は、複数の前記第1の車道および複数の前記第3の車道を含む、トラフィック制御用交差点。
  8. 請求項6に記載のトラフィック制御用交差点において、前記トラフィック制御用交差点は、3つの前記第1の車道および3つの前記第3の車道を含む、トラフィック制御用交差点。
  9. 請求項7または請求項8に記載のトラフィック制御用交差点において、
    その第1の方向に対してその左手側上の別の第1の車道を有する各特定の第1の車道について、前記交差点は経路をさらに含み、前記経路は、前記経路が前記第1の車道に接続する位置において前記第1の車道に対する方向に対して前記特定の第1の車道の前記第1の車線の左端にある車線を、前記経路が前記他方の第1の車道に接続する位置において前記他の第1の車道に対する前記第4の方向に対して他方の第1の車道の第4の車線の左端にある車線に相互連結させる、
    トラフィック制御用交差点。
  10. 請求項7〜請求項9のいずれか1つに記載のトラフィック制御用交差点において、
    その第1の方向に対してその右手側上の別の第1の車道を有する各特定の第1の車道について、前記交差点は経路をさらに含み、前記経路は、前記経路が前記第1の車道に接続する位置において前記第1の車道に対する方向に対して前記特定の第1の車道の前記第1の車線の右端にある車線を、前記経路が前記他方の第1の車道に接続する位置において前記他の第1の車道に対する前記第4の方向に対して、他方の第1の車道の第4の車線の右端にある車線に相互連結させる、
    トラフィック制御用交差点。
  11. 請求項7〜請求項10のいずれか1つに記載のトラフィック制御用交差点において、
    その第6の方向に対してその左手側上の別の第6の車道を有する各特定の第3の車道について、前記交差点は経路をさらに含み、前記経路は、前記経路が前記第3の車道に接続する位置において前記第3の車道に対する前記第6の方向に対して前記特定の第3の車道の前記第6の車線の左端にある車線を、前記経路が他方の第3の車道に接続する位置において前記他方の第3の車道に対する前記第5の方向に対して前記他方の第3の車道の第5の車線の左端にある車線に相互連結させる、
    トラフィック制御用交差点。
  12. 請求項7〜請求項11のいずれか1つに記載のトラフィック制御用交差点において、
    その第6の方向に対してその右手側上の別の第6の車道を有する各特定の第3の車道について、前記交差点は経路をさらに含み、前記経路は、前記経路が前記第3の車道に接続する位置において前記第3の車道に対する前記第6の方向に対して前記特定の第3の車道の前記第6の車線の右端にある車線を、前記経路が他方の第3の車道に接続する位置において前記他方の第3の車道に対する前記第5の方向に対して前記他方の第3の車道の第5の車線の右端にある車線に相互連結させる、
    トラフィック制御用交差点。
  13. 請求項6に記載のトラフィック制御用交差点において、
    前記第3の車道は前記第1の車道と連続し、前記第5の車線は前記第1の車線と連続し、前記第6の車線は前記第4の複数車線と連続し、前記第1の方向は前記第5の方向であり、前記第4の方向は前記第6の方向である、
    トラフィック制御用交差点。
  14. 請求項6または請求項13に記載のトラフィック制御用交差点において、
    前記トラフィック制御用交差点は第5の経路をさらに含み、前記第5の経路は、前記第5の経路が前記第2の車道に接続する位置において前記第3の方向に対して前記第3の車線の左端にある車線を、前記第5の経路が前記第3の車道に接続する位置において前記第5の方向に対して前記第5の複数車線の左端にある車線に相互連結させる、
    トラフィック制御用交差点。
  15. 請求項6、請求項13および請求項14のいずれか1つに記載のトラフィック制御用交差点において、
    前記トラフィック制御用交差点は第6の経路をさらに含み、前記第6の経路は、前記第6の経路が前記第2の車道に接続する位置において前記第2の方向に対して前記第2の複数車線の右端にある車線を、前記第6の経路が前記第3の車道に接続する位置において前記第5の方向に対して前記第5の車線の前記右端にある車線に相互連結させ、前記第6の経路は、前記第3の車線の少なくとも1本と交差し、かつ、前記第6の経路が前記第3の車線と交差する位置において前記少なくとも1本の第3の車線に対して異なる高度を持ち、これにより、路上走行車が、前記少なくとも1本の第3の車線上を走行すること無く、前記右端の第2の車線が前記右端の第5の車線へと走行することが可能となる、
    トラフィック制御用交差点。
  16. 請求項6または請求項13〜請求項15のいずれか1つに記載のトラフィック制御用交差点において、
    前記トラフィック制御用交差点は第7の経路をさらに含み、前記第7の経路は、前記第7の経路が前記第3の車道に接続する位置において前記第6の方向に対して前記第6の車線の左端にある車線を、前記第7の経路が前記第2の車道に接続する位置において前記第3の方向に対して前記第3の車線左端にある車線に相互連結させる、
    トラフィック制御用交差点。
  17. 請求項6または請求項13〜請求項16のいずれか1つに記載のトラフィック制御用交差点において、
    前記トラフィック制御用交差点は第8の経路をさらに含み、前記第8の経路は、前記第8の経路が前記第3の車道に接続する位置において前記第6の方向に対して前記第6の車線の右端にある車線を、前記第8の経路が前記第2の車道に接続する位置において前記第2の方向に対して前記第2の車線の右端にある車線に相互連結させ、前記第8の経路は、前記第3の車線のうちの少なくとも1本と交差し、かつ、前記第8の経路が前記第3の車線と交差する位置において前記少なくとも1本の第3の車線に対して異なる高度を持ち、これにより、路上走行車が、前記少なくとも1本の第3の車線上を走らずに、前記右端の第6の車線から前記右端の第2の車線へと走行することが可能になる、
    トラフィック制御用交差点。
  18. 請求項1〜17のいずれか1つに記載のトラフィック制御用交差点において、前記トラフィック制御用交差点はトラフィック迂回部を含み、前記迂回部は、前記経路のうち少なくとも2本の経路を構成する、
    トラフィック制御用交差点。
  19. 請求項18に記載のトラフィック制御用交差点において、前記トラフィック制御用交差点は中央ゾーンを含み、前記中央ゾーンは、前記迂回部および前記迂回部の下側の前記中央ゾーン内のチャンバと外接する、
    トラフィック制御用交差点。
  20. 請求項19に記載のトラフィック制御用交差点において、前記チャンバは水保存タンクを含む、トラフィック制御用交差点。
  21. 請求項1〜請求項20のいずれか1つに記載のトラフィック制御用交差点において、前記迂回部によって相互連結される車道のうち少なくとも1本の車道は、前記迂回部の上方で送られる少なくとも1本の車線を有し、これにより、前記迂回部と、前記迂回部の上方で送られる車道とにより、両者間に公共空間が少なくとも部分的に規定される、
    トラフィック制御用交差点。
  22. 請求項21に記載のトラフィック制御用交差点において、前記公共空間中において、乗員を収容する建物をさらに含む、
    トラフィック制御用交差点。
  23. トラフィック制御用交差点配置であって、
    請求項1〜22のうちいずれか1つに記載のトラフィック制御用交差点と、
    前記交差点までの架け橋となる歩行者用通路構造であって、前記通路構造は、
    前記交差点の上方において間隔を空けて配置されかつ前記交差点にわたって延びる通路と、
    前記交差点に隣接する第1の位置と前記通路との間に延びる第1のアクセス手段であって、前記第1のアクセス手段は、歩行者が前記第1の位置から前記通路へと移動することを可能にする、第1のアクセス手段と、
    前記通路とおよび前記交差点に隣接する第2の位置との間に延びる第2のアクセス手段であって、前記第2のアクセス手段は、歩行者が前記通路から前記第2の位置へと移動することを可能にする、第2のアクセス手段と、
    を有する、歩行者用通路構造と、
    を含み、
    前記通路は、前記交差点の上方に配置された内側セクションと、外側セクションとを含み、前記内側セクションは、前記外側セクションから選択的に取り外し可能であり、かつ、前記外側セクションに対して隆起状となるように適合される、
    トラフィック制御用交差点
  24. 請求項23に記載の配置において、各アクセス手段は、階段、エスカレータ、ランプおよびエレベータのうち少なくとも1つを含む、
    配置。
  25. 道路までの架け橋となる歩行者用通路構造であって、
    前記道路の上方において間隔を空けて配置されかつ前記交道路にわたって延びる通路と、
    前記道路に隣接する第1の位置と前記通路との間に延びる第1のアクセス手段であって、前記第1のアクセス手段は、歩行者が前記第1の位置から前記通路へと移動することを可能にする、第1のアクセス手段と、
    前記通路とおよび前記道路に隣接する第2の位置との間に延びる第2のアクセス手段であって、前記第2のアクセス手段は、歩行者が前記通路から前記第2の位置へと移動することを可能にする、第2のアクセス手段と、
    を含み、
    前記通路は、前記道路の上方に配置された内側セクションと、外側セクションとを含み、前記内側セクションは、前記外側セクションから選択的に取り外し可能であり、かつ、前記外側セクションに対して隆起状となるように適合される、
    歩行者用通路構造。
  26. 請求項25に記載の構造において、各アクセス手段は、階段、エスカレータ、ランプおよびエレベータのうち少なくとも1つを含む、
    構造。
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