[go: up one dir, main page]

JP2009501818A - 両親媒性ポリマー化合物、その製造方法及びその使用 - Google Patents

両親媒性ポリマー化合物、その製造方法及びその使用 Download PDF

Info

Publication number
JP2009501818A
JP2009501818A JP2008521899A JP2008521899A JP2009501818A JP 2009501818 A JP2009501818 A JP 2009501818A JP 2008521899 A JP2008521899 A JP 2008521899A JP 2008521899 A JP2008521899 A JP 2008521899A JP 2009501818 A JP2009501818 A JP 2009501818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
reaction product
optionally
reaction
polymer compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008521899A
Other languages
English (en)
Inventor
イングリッシュ シュテファン
アルブレヒト ゲルハルト
ターラー シュテファン
バウアー マティアス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Construction Research and Technology GmbH
Original Assignee
Construction Research and Technology GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Construction Research and Technology GmbH filed Critical Construction Research and Technology GmbH
Publication of JP2009501818A publication Critical patent/JP2009501818A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B24/00Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
    • C04B24/24Macromolecular compounds
    • C04B24/28Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C04B24/282Polyurethanes; Polyisocyanates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/40High-molecular-weight compounds
    • C08G18/48Polyethers
    • C08G18/4825Polyethers containing two hydroxy groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2103/00Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
    • C04B2103/60Agents for protection against chemical, physical or biological attack
    • C04B2103/65Water proofers or repellants
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/20Resistance against chemical, physical or biological attack
    • C04B2111/21Efflorescence resistance

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

両親媒性ポリマー化合物であって、a) ジ−、トリ−又はテトラグリシジル化合物(A)を、C8〜C28−脂肪酸、C8〜C28−アルコール又はC8〜C28−第二級アミンからなる、場合により不飽和の反応性成分(B)と反応させ、そしてb) 工程a)からの反応生成物を、まず、b1α) 脂肪族又は芳香族のポリイソシアナート化合物(C)、b1β) 及び場合により引き続き、ポリアルキレンオキシド化合物(D)と更に反応させ、かつb1γ) 工程b1α)又は場合によりb1β)からの反応生成物を、イソシアナートに対して反応性の、少なくとも1つのOH−、NH2−、NH−又はSH基を有する成分(E)と反応させるか、又はb) 工程a)からの反応生成物を成分(C)と成分(E)の反応生成物並びに場合により(D)及び(C)と、又は、b) 工程a)からの反応生成物を成分(C)及び(D)の反応生成物並びに場合により(C)及び場合により成分(C)及び(E)の反応生成物並びに場合により(C)と最後に反応させることにより製造される両親媒性ポリマー化合物が記載される。本発明により提案されるポリマー化合物は、傑出して、硬化した、水硬性に硬化可能な建材材料の表面上でのブルーミングの阻止又は抑制のための剤として又は/及び相応する水硬性に硬化可能な系の疎水化のために適する。更に、本発明により提案される添加剤により相応する生成物は顕著により少ない水を吸収し、これにより、鉄筋のフロスト被害及び迅速な錆び付きが顕著に減少される。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、両親媒性ポリマー化合物、その製造方法及び水硬性に硬化可能な建材材料(例えばコンクリート又はモルタル)のための添加剤としてのその使用に関し、これは特に、硬化した、材料疎水化(Massenhydrophoboerung)又は/及び水硬性に硬化可能な建材材料の表面上でのブルーミングの抑制のために使用される。
とりわけセメントベースの建材材料での公知の問題は、いわゆるブルーミング(風解)が生じることであり、その際一次的なブルーミングと二次的なブルーミングとは区別される。最初に挙げたものは、既に硬化の際に、例えばコンクリートで生じ、その際この新鮮なコンクリートの細管は、セメントの水溶性物質(実質的に水酸化カルシウム)の水溶液でもって充填されている。硬化の際には、この水酸化カルシウムは、コンクリート表面で、空気の二酸化酸素と反応し、難溶性の炭酸カルシウムを形成する。炭酸カルシウムの沈殿により、この水酸化カルシウム濃度は、この細管口で細管内側と比較してより少ない。従って、絶えず新規の水酸化カルシウムが分散により、コンクリートのより深部の層から、細孔口に到達し、かつ再度CO2と反応して炭酸カルシウムを生じる。この相応するプロセスは、この細管口が炭酸カルシウムにより閉塞される場合に停止する。このコンクリート表面上に縮合水層が存在する場合に特に強力にこのような一次的なブルーミングが生じ、というのもこの水酸化カルシウムは全体的なコンクリート表面を覆って分散することができ、かつ、これらをニ酸化炭素との反応の後に非水溶性の炭酸カルシウムで被覆するからである。
更に、完全に硬化したコンクリートの屋外暴露の際にも斑点形成が生じる可能性があり、これは一般的に二次的なブルーミングとして呼称される。この二次的なブルーミングは通常は1〜2年間かかり、その際炭酸カルシウムからの水溶性の炭酸水素カルシウムのゆっくりとした形成が原因とされる。
このような、ブルーミングを有する建築要素の外観は、特に着色したコンクリート製品の際に、極めて強力に損なわれていているので、この風解を様々な処置により減少させるか又は抑制する試みが欠失していたことはない。
技術水準に相応してこのために、2つの根本的な手段が提案され、これはしかしながら全てが満足のいく結果を生じていない。一方では、硬化したセメント−又はコンクリート製品の表面は特殊なコーティングが備えられ、その際特に様々なシリカート−及びアクリラートコーティングが推奨された。この方法での欠点はしかしながら、この後からのコーティングが比較的手間がかかりかつ経済的でないとの事実である。
この理由から、その硬化前に、ブルーミングの発生を妨げるか又は抑制する、適した助剤を建材材料に添加することが試みられた。
従って、DE 32 29 564 A1からは、着色されたコンクリートブロックの製造の際に、付加的に白亜を、例えば水性の白亜スラリーの形で使用することが公知である。この表面での炭酸カルシウムの形成の傾向(Bildungsgefaelle)は、凝固プロセスの開始時に既に過剰の炭酸カルシウムが提供されることにより遅延される。
最後に、EP 92 242 A1によれば、ブルーミングの抑制のためにコンクリートに界面活性ポリマーを添加することを提案する。この界面活性ポリマーは、コンクリートの硬化の際にその界面活性を非可逆的に付与し、かつこの際水不溶性生成物へと変換される。
実際にはこの種の疎水化剤は硬化していない建材材料に対しては成果を収めることができず、というのもこの剤は、相違する天候条件下では信頼できる作用を有しないからである。
本発明は従って、技術水準の前述した欠点を示さず、水硬性に硬化可能な建材材料の風解を有効かつ信頼に足りて抑制する、硬化した、水硬性に硬化可能な建材材料の表面上でのブルーミングの抑制のための又は/及び材料疎水化のための剤を提供するとの課題に基づく。
前記課題は、本発明により、
a) ジ−、トリ−又はテトラグリシジル化合物(A)を、C8〜C28−脂肪酸、C8〜C28−アルコール又はC8〜C28−第二級アミンからなる、場合により不飽和の反応性成分(B)と反応させ、そして
) 工程a)からの反応生成物を、まず、
1α) 脂肪族又は芳香族のポリイソシアナート化合物(C)
1β) 及び場合により引き続き、一般式(I)
Figure 2009501818
[式中、
1=H、C原子1〜12個を有する、線状の又は分枝した及び場合により不飽和の脂肪族炭化水素残基、
2=C原子1〜30個を有する、線状の又は分枝した及び場合により不飽和の脂肪族炭化水素残基又はフェニルを表し、
m=0〜250、
n=3〜250及び
x=1〜12
を意味し、
かつこのエチレンオキシド−又はより高級なアルキレンオキシド単位は、前記ポリアルキレンオキシド化合物(D)中で任意に分散していることができる]
のポリアルキレンオキシド化合物(D)
と更に反応させ、かつ
1γ) この工程b1α)又は場合によりb1β)からの反応生成物を、イソシアナートに対して反応性の、少なくとも1つのOH−、NH2−、NH−又はSH基を有する成分(E)と反応させるか、又は
) 工程a)からの反応生成物を成分(C)と成分(E)の反応生成物並びに場合により(D)及び(C)と、又は
) 工程a)からの反応生成物を成分(C)及び成分(D)の反応生成物並びに場合により(C)及び場合により成分(C)及び成分(E)の反応生成物並びに場合により(C)と最後に反応させる
ことにより製造された両親媒性ポリマー化合物の提供により解決された。
この場合に意外にも、このポリマー化合物が、水硬性に硬化可能な建材材料のブルーミングの抑制又は/及び疎水化のための剤として傑出して適することが示された。更に、この水硬性に硬化可能な生成物は、本発明による添加剤により顕著に少ない水を吸収し、これにより、鉄筋のフロスト被害及び迅速な錆び付きは顕著に減少される。
本発明による両親媒性ポリマー化合物は、反応工程a)及びb)を含む少なくとも二工程の方法により得られる。
この第1の反応工程a)においては、ジ−、トリ−又はテトラグリシジル化合物(A)が反応性成分(B)と反応させられる。
特に有利には、シクロヘキサン−ジメタノール−ジグリシジルエーテル、グリセリン−トリグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコール−ジグリシジルエーテル、ペンタエリトリット−テトラグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオール−ジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコール−ジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコール−ジグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、ビスフェノールA−ジグリシジルエーテル、ビスフェノールF−ジグリシジルエーテル、4,4′−メチレンビス−(N,N−ジグリシジルアニリン)、テトラフェニロールエタン−グリシジルエーテル、N,N−ジグリシジルアニリン、ジエチレングリコール−ジグリシジルエーテル及び1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテルからなる群又はこれらの混合物から選択されたグリシジル化合物(A)が使用される。
反応性成分(B)が、C8〜C28−脂肪酸、C8〜C28−アルコール又はC8〜C28−第二級アミンからなることが本発明に本質的であると考慮されることができ、その際反応性成分は飽和又は不飽和の残基を有することができる。
脂肪酸の群からは、トール油脂肪酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ヒマワリ油脂肪酸、ヤシ油脂肪酸(C8〜C18)、ヤシ油脂肪酸(C12〜C18)、ダイズ油脂肪酸、アマニ油脂肪酸、ドデカン酸、オレイン酸、リノール酸、パーム核油脂肪酸、パーム油脂肪酸、リノレン酸、又は/及びアラキドン酸が有利であるとして考慮することができる。C8〜C28−アルコールとは、特に1−エイコサノール、1−オクタデカノール、1−ヘキサデカノール、1−テトラデカノール、1−ドデカノール、1−デカノール並びに1−オクタノールが言及される。8〜28個のC原子を有する第二級アミンとは、特に、2−エチルヘキシルアミン、ジペンチルアミン、ジヘキシルアミン、ジオクチルアミン、ビス−(2−エチルヘキシル)アミン、N−メチルオクタデシルアミン並びにジデシルアミンの群からのアルキルアミンが使用される。
グリシジル成分(A)対反応性成分(B)のモル比は、幅広い範囲で変動されることができるが、特に有利であるのは、成分(A)のグリシジル基1モルに対して反応性成分(B)0.9〜1.1モルが使用されることであることが証明された。
第二の反応工程b)は、相違する経路で行われることができる。第1の反応変形b1)によれば、工程a)からの反応生成物は、工程b1α)においてまず脂肪族又は芳香族のポリイソシアナート化合物(C)と反応させられる。
脂肪族ポリイソシアナート化合物として、有利には1−イソシアナト−5−イソシアナトメチル−3,3,5−トリメチル−シクロヘキサン(IPDI)、ビス(4−イソシアナトシクロヘキシル)−メタン(H12MDI)、1,3−ビス−(1−イソシアナト−1−メチルエチル)−ベンゼン(m−TMXDI)、1,6−ジイソシアナトヘキサン(HDI)、場合によりそのより高級な同族体又は、この単独の脂肪族ポリイソシアナートの技術的な異性体混合物が使用され、その一方で芳香族ポリイソシアナートとして、特に2,4−ジイソシアナトトルエン(TDI)、ビス−(4−イソシアナトフェニル)−メタン(MDI)、及び場合によりそのより高級な同族体(ポリマーのMDI)、又は、この単独の芳香族ポリイソシアナートの技術的な異性体混合物が使用される。
有利な一実施態様によれば、ポリイソシアナート化合物を、工程a)からのグリシジル成分(A)及び反応性成分(B)との反応生成物中の遊離のOH基に対するNCO/OH当量比が0.5〜2.0である量で使用する。
場合により、引き続き工程b1β)において、工程b1α)からの反応生成物を、一般式(I)の化合物(D)と反応させる。
Figure 2009501818
[式中、
1=H、C原子1〜12個を有する、線状の又は分枝した及び場合により不飽和の脂肪族炭化水素残基、
2=C原子1〜30個を有する、線状の又は分枝した及び場合により不飽和の脂肪族炭化水素残基又はフェニル基、
m=0〜250、
n=3〜250及び
x=1〜12を表し、
かつこのエチレンオキシド−又はより高級なアルキレンオキシド単位は、前記ポリアルキレンオキシド化合物(D)中で任意に分散していることができる]
有利には、式(I)中でRは、−CH3(メチル)、CH=CH2−(ビニル)並びにCH2=CH−CH2−(アリル)を示す。特に有利には、ポリアルキレンオキシド化合物(D)として、メトキシ−ポリエチレングリコール(MPEG)が使用される。
ポリアルキレンオキシド化合物(D)を、工程b1α)における反応生成物の遊離のイソシアナート基1モルに対して0.4〜0.6モルの量で使用することが特に有利であることが証明された。
工程b1β)又はb1α)からの反応生成物は引き続き、工程b1γ)において、イソシアナートに対して反応性の、少なくとも1つのOH−、NH2−、NH−又はSH−基を有する成分(E)と反応させられる。
成分(E)として、特に、そのつど1〜12個のC原子を有する脂肪族アルコール、第一級又は第二級アミン並びにチオール、又は、そのつど6〜10個のC原子を有する芳香族アルコール、(第一級又は第二級)アミン並びにチオールが使用される。有利にはこの際、線状の又は分枝したC2〜C4−アルコール又はチオール、C1〜C4−アルキル−又はフェニル残基を有する第一級又は第二級アミン、場合により置換されたフェノール又はチオフェノールが使用される。
有利な一実施態様によれば、成分(E)として、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、2−アミノエチル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)アミン、ビス−(3−トリメトキシシリルプロピル)アミン、N−(n−ブチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン及び3−メルカプトプロピルトリエトキシシランからなる群から選択されたアミノ−又はメルカプトシランが考慮される。
有利には、成分(E)が、工程b1α)又はb1β)における反応生成物の遊離のイソシアナート基1モルあたり0.4〜0.6モルの量で使用される。
更なる方法の一変形b)によれば、工程a)からの反応生成物が、成分(C)と成分(E)との反応生成物と反応されることもでき、その際場合により成分(C)及び(D)が更なる反応対としてこの反応混合物に同時に又は順々に添加されることができる。
最後に、本発明の範囲内において、方法の一変形b)によれば、工程a)からの反応生成物を、成分(C)及び成分(D)の反応生成物及び場合により(C)と最終的に反応させられ、その際同時に又は順々に、前記反応混合物に、成分(C)及び成分(E)の反応生成物並びに場合により(C)が添加されることができる。
工程a)によるグリシジル化合物(A)と反応性成分(B)との反応は、技術水準によれば十分に記載されている。従って、エポキシドとカルボン酸との反応は、"Reaktionen der organischen Synthese", Cesare Ferri, 第1版.1978, 505頁並びに"Methoden der organischen Chemie", Houben-Weyl, 第4版 , 6/3巻, 459頁並びに14/2巻, 507〜510頁に記載されている。エポキシドとアルコールとの反応に関しては、"Methoden der organischen Chemie", Houben-Weyl, 第4版, 6/3巻, 40〜44頁並びに456〜458頁及び第14/2巻, 503〜506頁並びに"Reaktionen der organischen Synthese", Cesare Ferri, 第1版 1978, 505頁が参照される。エポキシドとアミンとの反応は例えば、"Methoden der organischen Chemie", Houben-Weyl, 第4版, 14/2巻, 516〜523頁並びに"Reaktionen der organischen Synthese", Cesare Ferri, 第1版 1978, 504〜505頁に開示されている。
有利には、グリシジル化合物(A)と反応性成分(B)との反応は20〜250℃の温度で行われ、その際この反応は場合により触媒の存在下で行われることができる。従って、グリシジル成分(A)と反応性成分(B)としての脂肪酸との反応の際に塩基性触媒、例えばテトラアルキルアンモニウムハロゲン化物又はアルカリ金属水酸化物を用いることが特に有利であることが証明された。グリシジル成分(A)と反応性成分(B)としてのアルコールとの反応の場合には、この反応は酸触媒化(例えば硫酸、過塩素酸、フッ化水素酸、三フッ化ホウ素、塩化スズ(IV))又は塩基触媒化(例えば、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属アルコラート、第三級アミン)して実施されることができる。
グリシジル成分(A)と反応性成分(B)としての第二級アミンとの反応は通常は、触媒無しに行われるが、水又はアルコール(例えばフェノール)の少量が反応混合物に添加されることができる。
工程a)からの反応生成物の反応は、方法の変形b)に相応して、以下の3つの部分工程において行われる:
1α) ポリイソシアナート成分(C)と溶媒無しで20〜120℃の温度での反応
1β) 及び場合により引き続く、ポリアルキレンオキシド化合物(D)との、溶媒無しで20〜150℃の温度での更なる反応、及び
1γ) 工程b1α)又は場合によりb1β)からの反応生成物と成分(E)との溶媒無しでの20〜150℃の温度での最終的な反応。
有利な一実施態様において、この工程b1β)及びb1γ)において挙げられた反応はそのつど溶媒の使用無しに行われる。
又は、この反応順序は、変形b)に相応して以下のように見えることができる:
1α) 工程a)からの反応生成物とポリイソシアナート成分(C)との20〜120℃の温度での更なる反応、及び
1β) 工程b1α)からの反応生成物の、順々に又は同時での、ポリアルキレンオキシド化合物(D)及びイソシアナートに対して反応性の成分(E)との20〜150℃の温度での最終的な反応。
更なる実施形態として、本発明に相応して、工程a)からの反応生成物の更なる反応は、方法の変形b)に応じて、工程a)からのこの反応生成物が、成分(C)と成分(E)の反応生成物並びに場合により(D)及び(C)と温度20〜150℃で最終的に反応される形態において行われる。成分(C)と成分(E)との反応はこの際有利には溶媒無しで温度20〜150℃で行われる。
最後に、本発明の範囲内において、方法の変形b)に応じて、工程a)からのこの反応生成物を成分(C)及び(D)の反応生成物並びに場合により(C)及び場合により成分(C)及び(E)の反応生成物並びに場合により(C)と反応させることも可能である。
発明のポリマー化合物の製造は、バッチ式にも連続的又は半連続的にも行われることができる。
本発明により提案されたポリマー化合物は、傑出して、水硬性に硬化可能な建材材料の材料疎水化のため又は/及び硬化した、水硬性に硬化可能な建材材料の表面でのブルーミングの抑制のために適している。この際、前記ポリマー化合物は、混合しかつ硬化していない水硬性に硬化可能な建材材料に、前記バインダー含分に対して0.001〜5質量%の量で添加される。水硬性に硬化可能な建材材料として、本発明に相応して、全てのコンクリート系及びモルタル系が考慮されることができ、これは主たるバインダーとしてセメント又はセメント代替物、例えばシリカート粉塵、高炉スラグ又はフライアッシュが、そして副成分として場合により更に石灰、セッコウ又は無水物を含有する。また、主たるバインダーとして、硫酸カルシウムを、例えばセッコウ、無水物又は半無水物の形で、そして副成分としてセメント、シリカート粉塵、高炉スラグ又はフライアッシュを使用することも可能である。
本発明の範囲においてしかしながら、本発明による添加剤を、混合水(Anmachwasser)又は残留水に、外側からの乳化剤(例えばエトキシル化した化合物、例えば脂肪酸エトキシラート、エトキシル化ヒマシ油又はエトキシル化脂肪アミン)を用いて乳化された形態で添加することも可能である。
本発明により提案されるポリマー化合物は、硬化した、水硬性に硬化可能な建材材料の表面でのブルーミングの阻止又は抑制のための又は/及び相応するセメント系の疎水化のための剤として傑出して適する。
更に、この水硬性に硬化可能な生成物は、本発明により提案された添加剤により、顕著により少ないミスを吸収し、これにより、鉄筋のフロスト被害及び迅速な錆び付きが顕著に減少される。
次の実施例は、本発明を詳細に説明する。
実施例
例1
トール油脂肪酸(Hanf & Nelles社)629.8g(2.1717mol)を室温で反応容器中に装入し、ビスフェノールAジグリシジルエーテル(商品名:Polypox E 270/500;UPPC社)369.2g(1.0859mol)を添加し、引き続きテトラブチルアンモニウムブロミド(Aldrich社)1.0g(0.0031mol)を添加した。この反応室に窒素を流し、この反応混合物を150℃に加熱した。この温度を酸価<2が達成されるまで維持した。反応時間:約8時間。
例1A
イソホロンジイソシアナート(IPDI:Aldrich社)74.9g(0.3369mol)を室温で反応容器中に装入し、4滴のT12-DBTL(触媒;Aldrich社)を添加した。反応容器中の装入物を40℃に加温し、例1からの脂肪酸アダクト155.0g(0.1685mol)を約60分間にわたり計量供給した。この反応温度を40〜50℃に維持した。例1からの脂肪酸アダクトの完全な添加後に、この工程のための理論的なNCO値(6.15質量%)が達成されるまで反応させた。
このNCO目標値が達成された場合に、MPEG1000(商品名Polyglycol M 1000:Clariant社)168.5g(0.1685mol)を計量供給した。この反応温度を50〜60℃に維持した。MPEG 1000の完全な添加後に、この工程のための理論的なNCO値(1.78質量%)が達成されるまで反応させた。
このNCO目標値が達成された場合に、3−アミノプロピルトリエトキシシラン(商品名:Dynasylan AMEO;Degussa社)37.3g(0.1685mol)を計量供給し、この反応混合物の温度を50〜60℃に維持した。引き続きこのNCO値がゼロに減少するまで後撹拌した。この反応混合物を水道水2469.0gで良好な撹拌作用下で混合し、均質な黄色のほぼ明澄な溶液(固形物含有量15質量%)が生じた。引き続き酢酸(98%;Aldrich社)でpH4.0〜4.5に調整した。
例1B
イソホロンジイソシアナート(IPDI:Aldrich社)80.0g(0.3600mol)を室温で反応容器中に装入し、4滴のT12-DBTL(触媒;Aldrich社)を添加した。反応容器中の装入物を40℃に加温し、例1からの脂肪酸アダクト165.0g(0.1800mol)を約60分間にわたり計量供給した。この反応温度を40〜50℃に維持した。例1からの脂肪酸アダクトの完全な添加後に、この工程のための理論的なNCO値(6.16質量%)が達成されるまで反応させた。
このNCO目標値が達成された場合に、MPEG1000(商品名Polyglycol M 1000:Clariant社)180.0g(0.1800mol)を計量供給した。この反応温度を50〜60℃に維持した。MPEG 1000の完全な添加後に、この工程のための理論的なNCO値(1.78質量%)が達成されるまで反応させた。
このNCO目標値が達成された場合に、ジブチルアミン(Aldrich社)23.3g(0.1800mol)を計量供給し、この反応混合物の温度を50〜60℃に維持した。引き続きこのNCO値がゼロに減少するまで後撹拌した。この反応混合物を水道水2543.8gで良好な撹拌作用下で混合し、均質な黄色のほぼ明澄な溶液(固形物含有量15質量%)が生じた。
例1C
例1からの脂肪酸アダクト160.0g(0.1739mol)を50℃で反応容器中に装入し、4滴のT12-DBTL(触媒;Aldrich社)を添加した。反応容器中の装入物を50℃に維持し、トルエンジイソシアナート(TDI:Aldrich社)量の1/3(15.1g:0.0870mol)を40分間にわたり計量供給した。この反応温度を50〜60℃に維持した。この第1のトルエンジイソシアナート量の添加後に、このNCO値がゼロに減少するまで反応させた。
このNCO値がゼロに減少した場合に、トルエンジイソシアナート(TDI)量の残る2/3(30.3g:0.1739mol)を一回で添加した。この反応温度を60〜70℃に維持し、この工程のための理論的なNCO値(3.55質量%)が達成されるまで反応させた。引き続きMPEG 2000(商品名:Polyglycol M 2000;Clariant社)174.0g(0.0870mol)を60分間にわたり計量供給し、この温度を60〜70℃に維持した。MPEG 2000の完全な添加後に、この工程のための理論的なNCO値(0.96質量%)が達成されるまで反応させた。
このNCO目標値が達成された場合に、3−アミノプロピルトリエトキシシラン(商品名:Dynasylan AMEO;Degussa社)19.3g(0.0870mol)を計量供給し、この反応混合物の温度を50〜60℃に維持した。引き続きこのNCO値がゼロに減少するまで後撹拌した。この反応混合物を水道水2259.3gで良好な撹拌作用下で混合し、均質な黄色のほぼ明澄な溶液(固形物含有量15質量%)が生じた。引き続き酢酸(98%;Aldrich社)でpH4.0〜4.5に調整した。
例2
ヒマワリ油脂肪酸(Hanf & Nelles社)631.8g(2.2524mol)を室温で反応容器中に装入し、ペンタエリトリットテトラグリシジルエーテル(商品名:Polypox R16;UPPC社)367.2g(0.5632mol)を添加し、引き続きテトラブチルアンモニウムブロミド(Aldrich社)1.0g(0.0031mol)を添加した。この反応室に窒素を流し、この反応混合物を150℃に加熱した。この温度を酸価<2が達成されるまで維持した。反応時間:約10時間。
例2A
イソホロンジイソシアナート(IPDI:Aldrich社)80.0g(0.3600mol)を室温で反応容器中に装入し、4滴のT12-DBTL(触媒;Aldrich社)を添加した。反応容器中の装入物を40℃に加温し、例2からの脂肪酸アダクト159.7g(0.0900mol)を約60分間にわたり計量供給した。この反応温度を40〜50℃に維持した。例2からの脂肪酸アダクトの完全な添加後に、この工程のための理論的なNCO値(6.30質量%)が達成されるまで反応させた。
このNCO目標値が達成された場合に、MPEG750(商品名Polyglycol M 750:Clariant社)202.5g(0.2700mol)を計量供給した。この反応温度を50〜60℃に維持した。MPEG 750の完全な添加後に、この工程のための理論的なNCO値(0.85質量%)が達成されるまで反応させた。
このNCO目標値が達成された場合に、3−アミノプロピルトリメトキシシラン(商品名:Dynasylan AMMO;Degussa社)16.1g(0.0900mol)を計量供給し、この反応混合物の温度を50〜60℃に維持した。引き続きこのNCO値がゼロに減少するまで後撹拌した。この反応混合物を水道水2597.0gで良好な撹拌作用下で混合し、均質な褐色の濁った分散液(固形物含有量15質量%)が生じた。引き続き酢酸(98%;Aldrich社)でpH4.0〜4.5に調整した。
例3
トール油脂肪酸(Hanf & Nelles社)666.0g(2.2966mol)を室温で反応容器中に装入し、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル(商品名:Polypox R20;UPPC社)333.0g(0.7655mol)を添加し、引き続きテトラブチルアンモニウムブロミド(Aldrich社)1.0g(0.0031mol)を添加した。この反応室に窒素を流し、この反応混合物を150℃に加熱した。この温度を酸価<2が達成されるまで維持した。反応時間:約9時間。
例3A
イソホロンジイソシアナート(IPDI:Aldrich社)43.4g(0.1952mol)を室温で反応容器中に装入し、4滴のT12-DBTL(触媒;Aldrich社)を添加した。反応容器中の装入物を40℃に加温し、例3からの脂肪酸アダクト85.0g(0.0651mol)を約60分間にわたり計量供給した。この反応温度を40〜50℃に維持した。例3からの脂肪酸アダクトの完全な添加後に、この工程のための理論的なNCO値(6.39質量%)が達成されるまで反応させた。
このNCO目標値が達成された場合に、MPEG 1000(商品名Polyglycol M 1000:Clariant社)130.3g(0.1303mol)を計量供給した。この反応温度を50〜60℃に維持した。MPEG 1000の完全な添加後に、この工程のための理論的なNCO値(1.06質量%)が達成されるまで反応させた。
このNCO目標値が達成された場合に、3−アミノプロピルトリエトキシシラン(商品名:Dynasylan AMEO;Degussa社)14.4g(0.0651mol)を計量供給し、この反応混合物の温度を50〜60℃に維持した。引き続きこのNCO値がゼロに減少するまで後撹拌した。この反応混合物を水道水1547.6gで良好な撹拌作用下で混合し、均質なオレンジ色の濁った分散液(固形物含有量15質量%)が生じた。引き続き酢酸(98%;Aldrich社)でpH4.0〜4.5に調整した。
例4
アマニ油脂肪酸(Hanf & Nelles社)643.4g(2.2938mol)を室温で反応容器中に装入し、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル(商品名:Polypox R14;UPPC社)355.6g(1.1471mol)を添加し、引き続きテトラブチルアンモニウムブロミド(Aldrich社)1.0g(0.0031mol)を添加した。この反応室に窒素を流し、この反応混合物を150℃に加熱した。この温度を酸価<2が達成されるまで維持した。反応時間:約8時間。
例4A
イソホロンジイソシアナート(IPDI:Aldrich社)88.8g(0.4000mol)を室温で反応容器中に装入し、4滴のT12-DBTL(触媒;Aldrich社)を添加した。反応容器中の装入物を50℃に加温し、例4からの脂肪酸アダクト174.2g(0.2000mol)を約60分間にわたり計量供給した。例4からの脂肪酸アダクトの完全な添加後に、この工程のための理論的なNCO値(6.39質量%)が達成されるまで約50℃で反応させた。
このNCO目標値が達成された場合に、MPEG 1000(商品名Polyglycol M 1000:Clariant社)200.0g(0.2000mol)を計量供給した。この反応温度を50〜60℃に維持した。MPEG 1000の完全な添加後に、この工程のための理論的なNCO値(1.81質量%)が達成されるまで反応させた。
このNCO目標値が達成された場合に、3−アミノプロピルトリメトキシシラン(商品名:Dynasylan AMMO;Degussa社)35.8g(0.2000mol)を計量供給し、この反応混合物の温度を50〜60℃に維持した。引き続きこのNCO値がゼロに減少するまで後撹拌した。この反応混合物を水道水2826.5gで良好な撹拌作用下で混合し、均質な黄色のほぼ明澄な溶液(固形物含有量15質量%)が生じた。引き続き酢酸(98%;Aldrich社)でpH4.0〜4.5に調整した。
例4B
イソホロンジイソシアナート(IPDI:Aldrich社)88.8g(0.4000mol)を室温で反応容器中に装入し、4滴のT12-DBTL(触媒;Aldrich社)を添加した。反応容器中の装入物を50℃に加温し、例4からの脂肪酸アダクト174.2g(0.2000mol)を約60分間にわたり計量供給した。例4からの脂肪酸アダクトの完全な添加後に、この工程のための理論的なNCO値(6.39質量%)が達成されるまで約50℃で反応させた。
このNCO値が達成される場合に、ジブチルアミン(Aldrich社)25.9g(0.2000mol)がゆっくりと計量供給された。この反応温度を約50℃に維持した。ジブチルアミンの完全な添加後に、この工程のための理論的なNCO値(2.91質量%)が達成されるまで反応させた。
このNCO目標値が達成された場合に、MPEG 1000(商品名Polyglycol M 1000:Clariant社)200.0g(0.2000mol)を計量供給した。この反応温度を約60℃に維持した。このMPEG 1000の完全な添加後に、このNCO値がゼロに減少するまで反応させた。
この反応混合物を水道水2770.4gで良好な撹拌作用下で混合し、均質な黄色のほぼ明澄な溶液(固形物含有量15質量%)が生じた。引き続き酢酸(98%;Aldrich社)でpH4.0〜4.5に調整した。
例5
ヒマワリ油脂肪酸(Hanf & Nelles社)605.9g(2.1601mol)を室温で反応容器中に装入し、ネオビスフェノールAジグリシジルエーテル(商品名:Araldit GY 240;Huntsman社)393.1g(1.0799mol)を添加し、引き続きテトラブチルアンモニウムブロミド(Aldrich社)1.0g(0.0031mol)を添加した。この反応室に窒素を流し、この反応混合物を150℃に加熱した。この温度を酸価<2が達成されるまで維持した。反応時間:約8時間。
例5A
例5からの脂肪酸アダクト160.0g(0.1730mol)を50℃で反応容器中に装入し、3滴のT12-DBTL(触媒;Aldrich社)を添加した。反応容器中の装入物を50℃に維持し、トルエンジイソシアナート(TDI:Aldrich社)量の1/3(15.1g:0.0865mol)を40分間にわたり計量供給した。この反応温度を50〜60℃に維持した。この第1のトルエンジイソシアナート量の添加後に、このNCO値がゼロに減少するまで反応させた。
第2の反応容器中にトルエンジイソシアナート量の更なる1/3量(15.1g:0.0865mol)並びに3滴のT12-DBTLを装入し、40℃に維持した。引き続きMPEG 2000(商品名:Polyglycol M 2000;Clariant社)173.0g(0.0865mol)を60分間にわたり計量供給した。MPEG 2000の完全な添加後に、この工程のための理論的なNCO値(1.93質量%)が達成されるまで反応させた。
第3の反応容器中にトルエンジイソシアナートの最後の1/3量(15.1g:0.0865mol)並びに3滴のT12-DBTLを装入し30℃に維持した。引き続き3−アミノプロピルトリエトキシシラン(商品名:Dynasylan AMEO;Degussa社)19.1g(0.0865mol)を60分間にわたり計量供給した。3−アミノプロピルトリエトキシランの完全な添加後に、この工程のための理論的なNCO値(10.62質量%)が達成されるまで反応させた。
反応容器2及び3からの反応生成物を反応容器1中の反応生成物に添加した。NOC値がゼロに減少するまで40℃で反応させた。
この反応混合物を水道水2251.9gで良好な撹拌作用下で混合し、均質な黄色のほぼ明澄な溶液(固形物含有量15質量%)が生じた。
例5B
第1の反応容器中に、イソホロンジイソシアナート(IPDI:Aldrich社)26.7g(0.1200mol)を室温で装入し、2滴のT12-DBTL(触媒;Aldrich社)を添加し、この装入物を60℃に加熱した。引き続きMPEG 2000(商品名:Polyglycol M 2000;Clariant社)240.0g(0.1200mol)を60分間にわたり計量供給した。この工程のために理論的なNCO値(1.89質量%)が達成されるまでこの反応温度を60℃に維持した。
このNCO目標値が達成される場合に、例5からの脂肪酸アダクト111.0g(0.1200mol)を添加した。NOC値がゼロに減少するまで60℃で反応させた。
第2の反応容器中で、イソホロンジイソシアナート(IPDI:Aldrich社)26.7g(0.1200mol)を室温で反応容器中に装入し、2滴のT12-DBTL(触媒;Aldrich社)を添加し、この装入物を40℃に加熱した。引き続き3−アミノプロピルトリエトキシシラン(商品名:Dynasylan AMEO;Degussa社)26.5g(0.1200mol)を60分間にわたり計量供給した。この工程のために理論的なNCO値(9.47質量%)が達成されるまでこの反応温度を40〜50℃に維持した。
このNCO目標値が達成される場合に、例5からの脂肪酸アダクト111.0g(0.1200mol)を添加した。NOC値がゼロに減少するまで40〜50℃で反応させた。
引き続きこの反応容器2からの反応生成物を反応容器1中の反応生成物に添加し、この混合物を60℃に維持した。イソホロンジイソシアナート26.7g(0.1200mol)を15分間にわたり計量供給した。NOC値がゼロに減少するまで60℃で反応させた。
この反応混合物を水道水3222.1gで良好な撹拌作用下で混合し、均質な黄色のほぼ明澄な溶液(固形物含有量15質量%)が生じた。引き続き酢酸(98%;Aldrich社)でpH4.0〜4.5に調整した。
製造された生成物の試験
この試験体を以下の方法に応じて製造し、このブルーミング挙動に関して試験した:規定に応じて、強制ミキサー中で、以下の組成に応じた混合物(11kg)を製造し、その際まず全てのアグレゲートを10秒間乾燥状態で(trocken)混合した。引き続き規定の水を添加し、2分間混合し、次いで残分の水を添加した(混合時間2分間)。前記添加剤をこの残分の水に添加した:
380kg/m3 セメント(Bernburg CEM I 42,5 R;380kg/m3
1104kg/m3 砂0/2
296kg/m3 砂利(Kies)2/5
296kg/m3 砂利(Kies)5/8
137kg/m3
w/z:0.36。
この添加剤を異なる計量供給量で、混合物中のセメントに対して使用し、この残分の水又はコンクリート混合物に添加した。この添加剤の計量供給量の記載は、常に、固形物「添加剤」対固形物「セメント」に関する。この添加剤の水含有量は、この混合水の量から取られた。
試験体の製造のためにそのつどちょうど1300gの新規のコンクリート混合物を丸い形態にし、そして負荷質量(Auflagegewicht)30kgで振動台上で90秒間圧縮した。引き続きこの新規の試験体を取り外し、2日間人口気候室(20℃、65%相対LF)中で硬化するまで貯蔵した。次いで、この試験体の明度(Helligkeit)を色光分光計(Farbphotospektrometer、Color-Guide sphere spin, Byk Gardner)を用いて測定し(L1)、その際この試験体に9つの測定点を有する型を配置し、これにより後で第2の測定の際に同じ点で測定した。この9つの点から、L1の中間値が生じた。引き続き、この石材を約2秒間蒸留水中に浸漬し、かつ湿式でプラスチック袋中に気密に包装した。この袋を人口気候室中で10日間貯蔵した。引き続きこの石を取り出し、2日間乾燥のために人口気候室中で貯蔵した。この試験体の明度を2回、型及び色光分光計を用いて測定した(L2)。各混合物を6個の試験体に作り上げた(かつここから平均値が形成される)。この試験体表面の、色彩的な変化(ΔL)(白色度の増加)は次式から示される;ΔL=L2−L1。
試験体の明度化(ΔL)の他にブルーミングにより、この表面の均質性をも評価し、並びにこの試験体の水吸収も測定した。この水吸収(WA)の測定を、EN ISO 15148に準拠して行った。この乾燥し、かつ硬化した試験体を量り取り(W1)、かつ水浴中に、この下側がこの支持点(Punktauflagen)上に乗っていて容器底に接触しないように配置した。水レベルはこの下側の最高位置の約5mm上方。15分後に、この水浴から試験体を取り出し、2回量り取った(W2)。この試験体を予め、湿った、絞られたスポンジでもって水分を拭き取った。この水吸収は次式から示される:WA=W2−W1。
表1(人口気候室中での促進されたブルーミング、20℃、相対LF65%)
Figure 2009501818
このカッコ中での値は、ゼロ混合物(Nullmischung)の結果である(添加剤無し)。このパーセント値は、この添加剤がそのつど明度又は水吸収を、ゼロ混合物(添加剤無し)と比較してどれだけ減少されたかを示す。この計量供給量は、混合物中のセメントに対する添加剤の固形含分を示す。

Claims (22)

  1. 両親媒性ポリマー化合物であって、
    a) ジ−、トリ−又はテトラグリシジル化合物(A)を、C8〜C28−脂肪酸、C8〜C28−アルコール又はC8〜C28−第二級アミンからなる、場合により不飽和の反応性成分(B)と反応させ、そして
    ) 工程a)からの反応生成物を、まず、
    1α) 脂肪族又は芳香族のポリイソシアナート化合物(C)
    1β) 及び場合により引き続き、一般式(I)
    Figure 2009501818
    [式中、
    1=H、C原子1〜12個を有する、線状の又は分枝した及び場合により不飽和の脂肪族炭化水素残基、
    2=C原子1〜30個を有する、線状の又は分枝した及び場合により不飽和の脂肪族炭化水素残基又はフェニルを表し、
    m=0〜250、
    n=3〜250及び
    x=1〜12
    を意味し、
    かつこのエチレンオキシド−又はより高級なアルキレンオキシド単位は、ポリアルキレンオキシド化合物(D)中で任意に分散していることができる]のポリアルキレンオキシド化合物(D)と更に反応させ、かつ
    1γ) 工程b1α)又は場合によりb1β)からの反応生成物を、イソシアナートに対して反応性の、少なくとも1つのOH−、NH2−、NH−又はSH基を有する成分(E)と反応させるか、又は
    ) 工程a)からの反応生成物を成分(C)と成分(E)の反応生成物並びに場合により(D)及び(C)と、又は
    ) 工程a)からの反応生成物を成分(C)及び(D)の反応生成物並びに場合により(C)及び場合により成分(C)及び(E)の反応生成物並びに場合により(C)と
    最後に反応させることにより製造される両親媒性ポリマー化合物。
  2. 成分(A)として、シクロヘキサン−ジメタノール−ジグリシジルエーテル、グリセリン−トリグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコール−ジグリシジルエーテル、ペンタエリトリット−テトラグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、ビスフェノールA−ジグリシジルエーテル、ビスフェノールF−ジグリシジルエーテル、4,4′−メチレンビス−(N,N−ジグリシジルアニリン)、テトラフェニロールエタン−グリシジルエーテル、N,N−ジグリシジルアニリン、ジエチレングリコール−ジグリシジルエーテル及び1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテルからなる群から選択されたグリシジル化合物又はこれらの混合物を使用することを特徴とする、請求項1記載のポリマー化合物。
  3. 反応性成分(B)として、トール油脂肪酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ヒマワリ油脂肪酸、ヤシ油脂肪酸(C8〜C18)、ヤシ油脂肪酸(C12〜C18)、ダイズ油脂肪酸、アマニ油脂肪酸、ドデカン酸、オレイン酸、リノール酸、パーム核油脂肪酸、パーム油脂肪酸、リノレン酸及びアラキドン酸からなる群から選択された脂肪酸を使用することを特徴とする、請求項1又は2記載のポリマー化合物。
  4. 反応性成分(B)として、1−エイコサノール、1−オクタデカノール、1−ヘキサデカノール、1−テトラデカノール、1−ドデカノール、1−デカノール及び1−オクタノールからなる群から選択されたアルカノールを使用することを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載のポリマー化合物。
  5. 反応性成分(B)として、2−エチルヘキシルアミン、ジペンチルアミン、ジヘキシルアミン、ジオクチルアミン、ビス−(2−エチルヘキシル)アミン、N−メチルオクタデシルアミン及びジデシルアミンからなる群から選択されたジアルキルアミンを使用することを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載のポリマー化合物。
  6. 成分(A)のグリシジル基1モルに対して、反応性成分(B)0.9〜1.1モルを使用することを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載のポリマー化合物。
  7. 脂肪族ポリイソシアナートとして、1−イソシアナト−5−イソシアナトメチル−3,3,5−トリメチル−シクロヘキサン(IPDI)、ビス−(4−イソシアナトシクロヘキシル)−メタン(H12MDI)、1,3−ビス−(1−イソシアナト−1−メチル−エチル)ベンゼン(m−TMXDI)、1,6−ジイソシアナトヘキサン(HDI)、場合によりそのより高級な同族体、又はこの個々の脂肪族ポリイソシアナートの技術的な異性体混合物を使用することを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載のポリマー化合物。
  8. 芳香族ポリイソシアナートとして、2,4−ジイソシアナトトルエン(TDI)、ビス−(4−イソシアナトフェニル)−メタン(MDI)及び場合によりそのより高級な同族体(ポリマーMDI)、又はこの個々の芳香族ポリイソシアナートの技術的な異性体混合物を使用することを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載のポリマー化合物。
  9. ポリイソシアナート化合物を、工程a)からのグリシジル成分(A)と反応性成分(B)との反応生成物中の遊離のOH基に対するNCO/OH当量比が0.5〜2.0である量で使用することを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載のポリマー化合物。
  10. ポリアルキレンオキシド化合物(D)に関する式(I)中でRが、−CH3、CH=CH2−又はCH2=CH−CH2−であることを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項記載のポリマー化合物。
  11. ポリアルキレンオキシド化合物(D)を、工程b)中の反応生成物又はポリイソシアナート化合物(C)の遊離のイソシアナート基1モルに対して0.4〜0.6モルの量で使用することを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項記載のポリマー化合物。
  12. 成分(E)として、そのつど1〜12個のC原子を有する脂肪族アルコール、第一級又は第二級アミン並びにチオール、又は、6〜10個のC原子を有する芳香族アルコール、第一級又は第二級アミン並びにチオールを使用することを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項記載のポリマー化合物。
  13. 成分(E)として、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、2−アミノエチル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)アミン、ビス−(3−トリメトキシシリルプロピル)アミン、N−(n−ブチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン及び3−メルカプトプロピルトリエトキシシランからなる群から選択されたアミノ−又はメルカプトシランを使用することを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項記載のポリマー化合物。
  14. 成分(E)を、工程b1α)又はb1β)中の反応生成物の遊離のイソシアナート基1モルに対して0.4〜0.6モルの量で使用することを特徴とする、請求項1から13までのいずれか1項記載のポリマー化合物。
  15. a)グリシジル成分(A)を反応性成分(B)と20〜250℃の温 度で、場合により酸性又は塩基性の触媒の存在下で反応させ、
    ) 工程a)からの反応生成物を、
    1α) まずポリイソシアナート成分(C)と溶媒無しで温度範囲20〜120℃で、
    1β) 及び場合により引き続きポリアルキレンオキシド化合物(D)と温度20〜150℃で更に反応させ、かつ
    1γ) 工程b1α)又は場合によりb1β)からの反応生成物を成分(E)と温度20〜150℃で反応させるか、又は、
    ) 工程a)からの反応生成物を成分(C)と成分(E)の反応生成物並びに場合により(D)及び(C)と、又は
    ) 工程a)からの反応生成物を成分(C)及び成分(D)の反応生成物並びに場合により(C)及び場合により成分(C)及び成分(E)の反応生成物並びに場合により(C)と
    最後に反応させることを特徴とする、請求項1から14までのいずれか1項記載のポリマー化合物の製造方法。
  16. a) グリジジル成分(A)を反応性成分(B)と反応させ、更に
    1α) 工程a)からの反応生成物をポリイソシアナート成分(C)と更に反応させ、この後で
    1β) 工程b1α)からの反応生成物をポリアルキレンオキシド化合物(D)と溶媒無しで温度20〜150℃で反応させ、最後に
    1γ) 工程b1β)からの反応生成物を成分(E)と溶媒無しで温度20〜150℃で最終的に反応させることを特徴とする、請求項15記載の方法。
  17. a) グリジジル成分(A)を反応性成分(B)と反応させ、引き続き
    1α) 工程a)からの反応生成物をポリイソシアナート成分(C)と更に反応させ、かつ
    1β) 工程b1α)からの反応生成物をポリアルキレンオキシド化合物(D)及びイソシアナートに対して反応性である成分(E)で順々に又は同時に最終的に反応させることを特徴とする、請求項15記載の方法。
  18. a) グリジジル成分(A)を反応性成分(B)と反応させ、引き続き
    ) 工程a)からの反応生成物を成分(C)と成分(E)の反応生成物並びに場合により成分(D)及び(C)と最終的に反応させることを特徴とする、請求項15記載の方法。
  19. a) グリシジル成分(A)を反応性成分(B)と反応させ、かつこの後に
    ) 工程a)からの反応生成物を成分(C)及び成分(D)の反応生成物並びに場合により(C)及び場合により成分(C)及び成分(E)の反応生成物並びに場合により(C)と最終的に反応させることを特徴とする、請求項15記載の方法。
  20. 請求項1から14までのいずれか1項記載のポリマー化合物の、水硬性に硬化可能な建材材料の材料疎水化のための使用。
  21. 前記ポリマー化合物が硬化した、水硬性に硬化可能な建材材料の表面上でのブルーミングの抑制のために使用されることを特徴とする、請求項20記載の使用。
  22. 前記ポリマー化合物を、硬化していない、水硬性に硬化可能な建材材料にバインダー含分に対して0.001〜5質量%の量で添加することを特徴とする、請求項20又は21記載の使用。
JP2008521899A 2005-07-21 2006-07-20 両親媒性ポリマー化合物、その製造方法及びその使用 Pending JP2009501818A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102005034183A DE102005034183A1 (de) 2005-07-21 2005-07-21 Amphiphile Polymer-Verbindungen, Verfahren zu ihrer Herstellung und deren Verwendung
PCT/EP2006/007169 WO2007009797A1 (de) 2005-07-21 2006-07-20 Amphiphile polymerverbindungen, verfahren zu ihrer herstellung und deren verwendung

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009501818A true JP2009501818A (ja) 2009-01-22

Family

ID=37101331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008521899A Pending JP2009501818A (ja) 2005-07-21 2006-07-20 両親媒性ポリマー化合物、その製造方法及びその使用

Country Status (14)

Country Link
US (1) US7923489B2 (ja)
EP (1) EP1910484B8 (ja)
JP (1) JP2009501818A (ja)
AT (1) ATE466060T1 (ja)
BR (1) BRPI0613869A2 (ja)
CA (1) CA2615743C (ja)
DE (2) DE102005034183A1 (ja)
DK (1) DK1910484T3 (ja)
ES (1) ES2344314T3 (ja)
MX (1) MX2008000792A (ja)
PL (1) PL1910484T3 (ja)
PT (1) PT1910484E (ja)
SI (1) SI1910484T1 (ja)
WO (1) WO2007009797A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080236449A1 (en) * 2007-03-28 2008-10-02 Reichhold, Inc. Novel dual-curable water-borne urethane dispersions
SA109300600B1 (ar) * 2008-10-09 2013-01-02 كونستروكشن ريسيرتش آند تكنولوجي جي ام بي اتش مواد إعاقة امتزاز لركام في خلطات مادة بناء تحتوي على مادة تلدين
WO2016049192A1 (en) 2014-09-25 2016-03-31 Hexion Inc. Silane functionalized compounds and compositions thereof

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0726202A (ja) * 1993-07-14 1995-01-27 Dainippon Ink & Chem Inc 水性塗料用樹脂組成物

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3562081A (en) * 1968-02-15 1971-02-09 Owens Corning Fiberglass Corp Binder composition comprising an aqueous epoxy emulsion and process of making glass fiber products
EP0005902A1 (en) * 1978-05-18 1979-12-12 Imperial Chemical Industries Plc Self-setting or water-settable isocyanate compositions and methods for their formation
DE2921681A1 (de) * 1979-05-29 1980-12-11 Bayer Ag Neue emulgatoren, diese emulgatoren enthaltende waessrige isocyanat-emulsionen sowie deren verwendung als bindemittel in einem verfahren zur herstellung von formkoerpern
DE3214572A1 (de) * 1982-04-20 1983-10-20 Chemische Werke Brockhues AG, 6229 Walluf Verwendung von oberflaechenaktiven polymeren gegen ausbluehungen von beton
DE3229564A1 (de) * 1982-08-07 1984-02-09 Ludwig Hoerling Fabrik chem. Baustoffe GmbH, 3280 Bad Pyrmont Verfahren zur herstellung ausbluehfester betonelemente
EP0245857B1 (en) * 1986-05-14 1997-01-22 Takiron Co. Ltd. Amphiphilic segment polyurethanes
DE3830017A1 (de) * 1988-09-03 1990-03-15 Ruetgerswerke Ag Verfahren und mittel zur steinkonservierung
US4986854A (en) * 1988-09-05 1991-01-22 Merbabu Corporation Method of improving quality of mortar or concrete structures and additives therefor
US4978392A (en) * 1988-10-31 1990-12-18 Henkel Corporation Cementitious compositions
JP3210993B2 (ja) * 1992-05-15 2001-09-25 住友精化株式会社 セメント系材料用添加組成物およびそれを用いたセメント系2次製品の製造方法
DE4341260A1 (de) * 1993-12-03 1994-05-11 Basf Ag Verfahren zur Verhinderung von Ausblüherscheinungen auf mineralischen Substraten
US5460648A (en) * 1994-04-15 1995-10-24 W. R. Grace & Co.-Conn. Masonry admixture and method of preparing same
US5594594A (en) * 1994-08-05 1997-01-14 Ung; Ly W. Non-distorted blind spot mirror using a triangular prism for all types of vehicles
US5595594A (en) * 1994-10-27 1997-01-21 Sandoz Ltd Anti-efflorescence admixture for concrete products
US6598634B1 (en) * 1998-04-08 2003-07-29 Bridgestone Corporation Cured tire including encapsulated high modulus composite
JP4469428B2 (ja) * 1998-10-19 2010-05-26 Basfポゾリス株式会社 液状のエフロレッセンス防止剤及びこれを用いたセメント組成物
US6302955B1 (en) * 1998-11-04 2001-10-16 W. R. Grace & Co.-Conn. Composition for improving freeze/thaw durability of masonry containing fatty acid-based efflorescence control agents
DE19858554A1 (de) * 1998-12-18 2000-06-21 Sueddeutsche Kalkstickstoff Selbstvernetzende Polyurethan-Polymer-Hybrid-Dispersion
US20020005149A1 (en) * 1999-05-25 2002-01-17 Milind V. Karkare Mortar admixtures and method of preparing same
US6231665B1 (en) * 1999-09-22 2001-05-15 W. R. Grace & Co.-Conn. Efflorescence control in cementitious compositions and masonry units
CA2363087C (en) * 1999-12-16 2012-02-14 Sanyo Chemical Industries, Ltd. A cement additive, a concrete composition and a structure using the same
DE20002539U1 (de) * 2000-02-12 2001-01-25 Memmen, Johann, 26789 Leer Wasserabweisend ausgerüstete Polyurethanharz-Dispersion
EP1286930B1 (en) * 2000-05-25 2008-08-06 Construction Research & Technology GmbH Admixture for cementitious compositions
GB0024638D0 (en) * 2000-10-07 2000-11-22 Dow Corning Cementitious materials
DE10157488A1 (de) * 2000-12-15 2002-06-20 Henkel Kgaa Polyurethan-Prepolymere mit NCO-Gruppen und niedrigem Gehalt an monomeren Polyisocyanat
US7169862B2 (en) * 2002-10-04 2007-01-30 E. I. Du Pont De Nemours And Company Solvent-borne two component modified epoxy/polyamine coating composition
EP1547987A3 (de) * 2003-12-23 2006-03-15 HeidelbergCement AG Zement zur Erzeugung von Betonwaren mit verminderter kapillarer Wasseraufnahme und Verfahren zu seiner Herstellung

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0726202A (ja) * 1993-07-14 1995-01-27 Dainippon Ink & Chem Inc 水性塗料用樹脂組成物

Also Published As

Publication number Publication date
US7923489B2 (en) 2011-04-12
PL1910484T3 (pl) 2010-12-31
DE502006006860D1 (de) 2010-06-10
ES2344314T3 (es) 2010-08-24
WO2007009797A1 (de) 2007-01-25
US20080269376A1 (en) 2008-10-30
BRPI0613869A2 (pt) 2011-02-15
DE102005034183A1 (de) 2007-01-25
CA2615743A1 (en) 2007-01-25
MX2008000792A (es) 2008-03-14
EP1910484B1 (de) 2010-04-28
EP1910484B8 (de) 2011-03-02
DK1910484T3 (da) 2010-08-09
EP1910484A1 (de) 2008-04-16
PT1910484E (pt) 2010-05-11
CA2615743C (en) 2013-12-17
ATE466060T1 (de) 2010-05-15
SI1910484T1 (sl) 2010-12-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090054588A1 (en) Fluoride-modified additive for cementitious products, process for its preparation and use thereof
JP2009516009A (ja) カルボン酸誘導体、その製造法および該化合物の使用
EP3481788B1 (en) Reducing blister formation in polyurethane cementitious hybrid systems
JPH11511427A (ja) 石膏含有組成物およびその使用
JP2009501818A (ja) 両親媒性ポリマー化合物、その製造方法及びその使用
US20170355642A1 (en) Mono- and bisalkylenetrialkoxysilane dispersants for hydraulic binders
CA2612871C (en) Amphiphilic polymer compounds, method for the production thereof and their use
US20090078164A1 (en) Use of epoxy derivatives as additives for cementitious building materials
JP2837346B2 (ja) 湿気硬化型ウレタン樹脂組成物
JP2001072894A (ja) パテ材
JP2003064150A (ja) ウレタン系硬質被覆用樹脂組成物および被覆材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101101

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101227

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110713

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111011

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111018

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111114

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111121

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111213

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120210

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120509

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120516

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120801