JP2009500918A - 無線ローカルエリアネットワークにおいて無線クライアント用ipアドレスの割当て及び管理を行う方法、システム、及び装置 - Google Patents
無線ローカルエリアネットワークにおいて無線クライアント用ipアドレスの割当て及び管理を行う方法、システム、及び装置 Download PDFInfo
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Abstract
無線ネットワークにおけるIPアドレス割当て及び管理のための技術が提供される。このような無線ネットワークは、複数の無線クライアントと、登録サーバと、各々が特定のサブネットをサポートするように構成される複数の無線スイッチとを含むことができる。各無線クライアントは、新しいサブネットへの移動の際のパワーアップ、802.11認証及びアソシエーション、並びに802.1x認証のいずれかをクライアントが行ったときに、インターネットプロトコル(IP)アドレスの動的ホスト構成プロトコル(DHCP)要求を生成することができる。無線スイッチは、IPトンネルを介して登録サーバと通信することができる。例えば、各無線スイッチは、無線スイッチのサブネットに関連した無線クライアントからDHCP要求を受信して、登録サーバにDHCP要求を転送することができる。登録サーバは、転送されたDHCP要求を受信して、転送されたDHCP要求に基づいてIPアドレスを無線クライアントに割当てることができる。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
本発明は、一般に、コンピュータネットワークに関し、より詳細には、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてIPアドレスを無線クライアントに割当てる方法、システム、及び装置に関する。
IEEE.802.11規格に基づいたWLANは、従来、ウェブ閲覧、ファイル転送、及び電子メールなどの通常のインターネットサービスに使用されている。しかしながら、IPを介した音声(VoIP)電話など、リアルタイムのマルチメディア用途の利用が台頭してきたことに伴って、これらの同じWLANネットワークは、このような用途を可能にするインフラストラクチャとして使用することもできる。WLANは、「ローミング」、すなわち有線接続されることなく場所から場所に物理的に移動する能力をクライアントに与えることができる。WLAN関連において、用語「ローミング」は、アクセスポイント(AP)間を物理的に移動する動作を記述するものである。WLANの分野における1つの問題は、ローミング中にIP接続を維持する能力に関するものである。
図1は、従来の無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)のブロック図である。図1のWLAN1は、無線クライアント2、4、第1のサブネット(A)10、無線スイッチ12、アクセスポイント(AP)14、16、第2のサブネット(B)20、無線スイッチ22、アクセスポイント(AP)24、26、及びレイヤ3ルータ34、36を含む。ルータ34は、無線スイッチ12に結合される。無線スイッチ12は、第1のサブネット(A)10をサポートし、アクセスポイント(AP)14、16に結合される。アクセスポイント(AP)14、16は、第1のサブネット(A)10内のIPアドレスを有する。ルータ36は、無線スイッチ22に結合される。無線スイッチ22は、第2のサブネット(B)20をサポートし、アクセスポイント(AP)24、26に結合される。アクセスポイント(AP)24、26は、第2のサブネット(B)20内のIPアドレスを有する。クライアント2、4は、WLAN1の周りを物理的に移動して、アクセスポイント(AP)14、16、及びアクセスポイント24、26(AP)を介してそれぞれIPネットワークと通信する無線装置である。
図1は、WLANにおける、レイヤ2ローミングの概念及びレイヤ3ローミングの概念を示す。レイヤ2ネットワークは、第1のサブネット(A)10のような単一IPサブネット及びブロードキャストドメインとして定義され、一方、レイヤ3ネットワークは、第1のサブネット(A)10及び第2のサブネット(B)2のような、複数のIPサブネット及びブロードキャストドメインの組み合わせとして定義される。
レイヤ2とは、開放型システム間相互接続(OSI)通信モデルのデータリンクレイヤを指す。データリンクレイヤは、ネットワーク内での物理リンクにわたって移動しているデータに関係する。ネットワークにおいて、スイッチは、レイヤ2レベルのデータメッセージをリダイレクトするデバイスであり、宛先媒体アクセス制御(MAC)アドレスを使用してメッセージをどこに送信するかを判断する。IEEE−802LAN規格の関連では、データリンクレイヤは、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ及び論理リンク制御(LLC)サブレイヤと呼ばれる2つのサブレイヤを含む。データリンクレイヤは、初期接続が設定されていることを確認し、出力データをデータフレームに分割して、データが正常に到達した受信器からの確認応答を処理する。データリンクレイヤはまた、フレーム内の特定の場所でビットパターンを分析することによって、着信データが正常に受信されたことを確認する。ローカルエリアネットワーク(LAN)又は他のネットワークにおいては、媒体アクセス制御(MAC)アドレスは、ホストコンピュータの固有のハードウェア番号であり、イーサネット(登録商標)LAN上では、MACアドレスはイーサネット(登録商標)アドレスである。コンピュータ又は他のホストがインターネットに接続されるときには、対応テーブルによって、ホストIPアドレスは、LAN上のホストの物理(Mac)アドレスと関連付けられる。MACアドレスは、通信プロトコルのデータリンクレイヤ(DLC)の媒体アクセス制御サブレイヤによって使用される。各物理的デバイス形式に異なるMACサブレイヤがある。
レイヤ2ローミングは、クライアントがそのAPから十分離れたときに行われ、その無線通信が同じサブネット内で異なるAPと関係付けられるようにする。クライアントは、1つのアクセスポイント(AP)から切り離し、幾つかのAPが同じサービスセット識別子(SSID)を使用する同じサブネット(ブロードキャストドメイン)内で別のAPに再接続する。SSIDは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)の名称を指定する英数字(文字又は数字)の配列である。WLAN上の全ての無線装置は、互いに通信するために同じSSIDを使用しなければならない。無線クライアントのSSIDは、手動すなわちクライアントネットワーク設定にSSIDを入力することによるか、又は自動すなわちSSIDを不特定又はブランクのままにする、いずれかによって設定することができる。一般にSSIDには2つの形式がある。基本サービスセット識別子(BSSID)は、アクセスポイントのないアドホック無線ネットワークの識別名である。拡張サービスセット識別子(ESSID)は、無線ネットワークの識別名としてアクセスポイントを含む基盤無線ネットワークネットワークで使用される。ESSIDは、無線アクセスポイントの識別名である。ESSIDによって、1つの無線ネットワークを別の無線ネットワークと明確に区別することが可能となる。クライアントは、隣接APを連続的にリッスンし、同じSSIDを有するAP又はより強い信号を見つけた場合、又は現在のAPで生じている損失が過大である場合にはローミングするよう決定することができる。レイヤ2ローミングを開始するために、クライアントは、新しいAPにアソシエーション(又は再アソシエーション)要求を送る。クライアントは古いAPからアソシエーション解除することができ、或いは、古いAPが、そのクライアントはもはや存在しないことを通知することができる。
IEEE802.11fアクセスポイント間プロトコル(IAPP)は、クライアントのホームサブネット内でアクセスポイント間のローミングに対処しており、この場合一定のIP接続性が確保される。レイヤ2ローミングの場合、所与のサブネット内のAPは、同じ拡張サービスセット(ESS)を共有し、物理的な接続点(AP)は変わるが、クライアントには依然として同じアクセスルータが対応する。オリジナルAP及び新しいAPは同じIPサブネットに対するカバレージを提供するので、デバイスのIPアドレスは、ローミング後でも依然として有効であり、不変とすることができる。例えば、第1のサブネット(A)10内でローミングする場合には、クライアントのIPアドレスは同じままとなる。
クライアントが正常にローミングした後、クライアントのLANトラフィックは、新しいAPを通して中継することができる。しかしながら、サブネットのスケーラビリティは、所与のサブネット内でサポートすることができるAP及びクライアントの数によって制限されるので、場合によってはクライアントは、別の無線スイッチがサポートする、異なるすなわち外部のサブネットで新しいAPにローミングする。クライアントは、最初のホームIPアドレスによってはもはや特定することができないので、クライアントのIPデータをルーティングするのに新しいIPアドレスが必要となる。この結果、あらゆる継続中の接続が不通になり、IP接続性が失われる可能性がある。これは、無線VoIP電話又はストリーミング用途のような応用では許容可能ではない。
レイヤ3とは、開放型システム間相互接続(OSI)多レイヤ通信モデルのネットワークレイヤを指す。ネットワークレイヤは、ネットワーク内の隣接ノードのアドレスを認知し、ルート及びサービス品質を選択して、ローカルホストドメインに向けた着信メッセージを認識してトランスポートレイヤに転送することに関わる。
レイヤ3ローミングは、クライアントが第1のサブネット(A)10のようなホームIPサブネット内のAPから、第2のサブネット(B)20)のような外部IPサブネット内の新しいAPに移動するときに行われる。この外部IPサブネットは、ホームTPサブネットとは異なる基本サービスセット(BSS)を有する。クライアントは、1つのAPから切り離されて、ホームIPサブネットの外側にある外部IPサブネット内の別の外部APに再接続され、すなわち再アソシエーションされる。この再アソシエーションにおいては、クライアントは、異なるIPアドレスを示す異なるアクセスルータによって(外部アクセスポイントを介して)対応されることになっており、クライアント自体は元のIPアドレスを保存している。この時点で、クライアントはもはや、外部IPサブネット内で有効なIPアドレス及びデフォルトゲートウェイは有していない。従って、L3ローミングに対処するために実装される他のプロトコルが存在しない場合、クライアントは、現在の場所との間でIPパケットを送受信できないことになる。その結果、アクティブなIPセッションは、IP−接続性が失われることにより切断される可能性がある。
リモートクライアントがローカルクライアントにもはや到達することができないことに起因して、既存のデータセッション又は音声通話ができないことを防止するために、「IPハンドオフ』又は「L3ハンドオーバ」と呼ばれるプロセスを用いて、外部APとのこうした再アソシエーション後にクライアントとの間のIPトラフィックを保存することができる。このプロセスには、現行のIEEEもWi−Fi規格も対応していないので、例えばレイヤ3ハンドオーバ時のクライアントのIP接続性の保存など、重要な機能が未だ標準化されていない。
それにもかかわらず、WLANの一部のベンダーは、クライアントが新しいIPアドレスを取得するための機構を提供することによってレイヤ3ローミングを行うことを可能にすることができるソリューションを既に開発している。例えば、クライアントが第1のサブネット(A)10と第2のサブネット(B)20との間の境界にわたってローミングし、動的ホスト構成プロトコル(DHCP)がクライアント上で有効にされた場合には、クライアントは、DHCPを用いて第2のサブネット(B)20の新しいIPアドレスを取得することができる。本明細書で使用される「動的ホスト構成プロトコル(DHCP)」とは、ネットワーク上のデバイスに動的IPアドレスを割当てるプロトコルを意味する。DHCPは通常、コンピュータがネットワーク内の異なる場所に接続されたときに新しいIPアドレスを送信する。このプロトコルにより、デバイスがネットワークに接続される度に異なるIPアドレスを有することが可能となり、デバイスが未だ接続されている間でもデバイスのIPアドレスが変わることもある。DHCPはまた、静的IPアドレス及び動的IPアドレスのミックスをサポートすることもできる。DHCPでは、「リース」、すなわち所与のIPアドレスがコンピュータに対して有効となる時間量の概念が用いられる。DHCPでは、極めて短いリースを使用すると、利用可能IPアドレスよりも多くのコンピュータが存在するネットワークを動的に再構成することができる。
しかしながら、レイヤ3トラフィックの再ルーティングに必要なことは、単にMACアドレステーブルとARPキャッシュを更新することだけではない。多くの用途では、持続的な接続が必要であり、サブネット間ローミングの結果としてこれらのセッションが切断される。ルータ及びレイヤ3スイッチなどのネットワークレイヤデバイスは、多少なりとも、クライアントの新しいサブネットにIPパケットを転送するように示される必要がある。セッションの持続を可能にするためには、クライアントがマルチサブネットネットワーク全体をローミングしている間に同じレイヤ3アドレスを維持するのを可能にするための機構が必要とされる。さもなければ、多くの用途では、クライアントの古いIPに到達しようとしてタイムアウトになり、クライアントの新しいIPと再接続しなければならなくなる。
WLANにおいてレイヤ3ローミングをサポートする1つの方法は、モバイルIPと呼ばれる公開IETF規格によるものである。モバイルIPは、下にあるレイヤ2技術に関係なく、クライアントのL3移動を処理する1つのソリューションを提供する。
モバイルIPの関連では、クライアントはモバイルノード(MN)と呼ばれる。以下の説明において、これらの用語は同義的に使用される。モバイルIPは、IPパケットをクライアントの新しいサブネット内の外部エージェント(FA)に転送するのにホームエージェント(HA)を使用する。HA及びFAは、ICMPルータディスカバリープロトコル(IRDP)を用いて自己アドバタイズする。外部エージェントは、定期的にその存在をワイヤレスでアドバタイズし、ローミング中のモバイルノードからの要請メッセージを待機する。モバイルIP対応クライアントが新しいサブネットにローミングするときには、近くのFAを見つけて、このFAに自己を登録しなければならない。こうしたノードの登録プロセスは、MNによって出された無線登録要求(802.11アソシエーション完了後)によってトリガされる。FAは、この要求を当該クライアントの最初のHAに転送する。次いで、ワイヤドメッセージは、HAとFAの間で、並びにバインディングテーブル最新バージョンと交換することができる。その後、確認応答をワイヤレスでMNに送信することができる。
要求が受け付けられた場合、送信された着信パケットをクライアントの最初のIPアドレスに中継するために、HAとFAの間にトンネルが確立される。HAは、無線クライアントとの通信用のアンカーポイントとして機能する。HAは、対応するノード(CN)からMNの現在のアドレスに向かってパケットをトンネリングし、或いはその逆もまた同様である。アウトバウンドパケットはトンネルを介してFAからHAに、次いでパケットの転送先に返送される。
モバイルIPは、ローミング中のクライアントに対するサブネット接続性が保持されるが、結果として最適以下のルーティング及びローミング遅延の延長が生じる可能性がある。上述のように、無線クライアントは、最初に、エージェント発見段階が開始される前にその新しいFAとの無線接続性を再度取得しなければならない。これにより、結果として再接続時間がかなり長くなる可能性があり、レイテンシーが増大する。更に、登録プロセスには有線通信及び無線通信を伴う。これらの手順中にパケット量の損失及び有意な遅延がもたらされることによって、この方法は、802.11によるVoIP又は802.11によるストリーミングなど、多くのWLANアプリケーションに不適切なものとなる。
こうした進歩があるにもかかわらず、802.11を介したVoIPなどの新しい応用が出現し実装されると、WLAN導入に対する変更が必要となる。例えば、カバレッジ指向配備は、利用頻度の低いユーザ対AP比、及び所与のカバレッジエリア内のAP増加によって特徴付けられる容量指向配備に移行しなければならない。容量指向配備への移行により、クライアントがサブネット及びローミングドメインにわたってローミングすることができる技術に対する必要性が重要視される。
IEEE802.1X及び802.11では、IPアドレス割当機構の仕様を定めていない。一般的なWLANにおいては、レイヤ3又はIPデバイスは、IPアドレス指定サービスを提供し、クライアントに対してIPアドレスを割当てる。例えば、WLANの各無線スイッチについて、特定の無線スイッチに関連した単一のIPサブネットをサポートする外部DHCPサーバを設けることができる。この外部DHCPサーバは、所与のサブネット上でブロードキャストされた全てのDHCP要求を受信し、当該所与のサブネットの全てのクライアントに対してIPアドレスを割当てる。
クライアントが、クライアントの最初のIP接続及び最初のIPアドレスを保存しながら、WLANの異なるIPサブネットにわたってローミング可能にすることができるレイヤ3ローミング技術に対する要望がある。このような技術により、クライアントが、IP接続性を失うことなくアクティブセッションを維持すると同時に、異なるIPサブネットのAP間のシームレスで円滑なL3ハンドオフを実施可能にすることができれば望ましいことになる。こうした技術により、クライアントが現在は外部サブネットにいる場合でも、最初のIPアドレス及びホームサブネットに対してクライアントの現在の外部サブネットとの間でIPデータをルーティング可能になれば望ましいことになる。また、再認証中に鍵更新する必要性を排除することができるレイヤ3ローミング技術を提供することが望ましいであろう。
一部の配備事象においては、WLANが広域に配備され、幾つかの無線スイッチ上で多数のクライアントをサポートすることがある。無線スイッチの位置及び分布に起因して、無線スイッチのうちの1つが、WLAN内の不相応に多くの数又は割合のモバイルクライアントにホーム無線スイッチとして割当てられる可能性が高くなる場合がある。例えば、公園に配備されたWLANは、幾つかの無線スイッチを有することができる。この事象において、第1の無線スイッチは、例えば、クライアントの大部分が802.11準拠デバイスの電源を入口でオンにする公園、モール、スタジアム、又は、他の場所に設置することができる。その結果、第1の無線スイッチは、クライアントの大部分のホーム無線スイッチとなり、不相応に多数のクライアントをサポートする可能性がある。これらのクライアントがローミングすると、第1の無線スイッチは、これらのクライアントのホーム無線スイッチとして留まり、これらのクライアントとの間のトラフィックは、クライアントの位置及びWLAN内の他の無線スイッチへの近接性に関係なく、第1の無線スイッチに無制限にトンネリングされることになる。その結果、WLAN内の一部の他の無線スイッチが比較的軽負荷を処理している場合でも、第1の無線スイッチが過負荷になる可能性がある。
1又は複数の特定のクライアントが第1の無線スイッチから離れたときに、第1の無線スイッチが当該クライアントに対するホーム無線スイッチとして留まるべきではないことを判定することができる技術を提供することが望ましいことになる。第1の無線スイッチが1又は複数の特定のクライアントに対して最良のホーム無線スイッチではないことを判定することができる技術が必要とされている。また、WLAN内の無線スイッチの各々に加わる負荷がよりバランスされるように、特定の無線スイッチに割当てられるクライアント数をバランスする技術が必要されている。
本発明の他の望ましい特徴及び特性は、添付図面及び前述の技術分野並びに背景技術を参照しながら、以下の詳細な説明及び添付の請求項から明らかになるであろう。
1つの実施形態によれば、無線ネットワーク内のIPアドレス割当て及び管理のための技術が提供される。このような無線ネットワークは、複数の無線クライアントと、登録サーバと、各々が特定のサブネットをサポートするように構成される複数の無線スイッチとを含むことができる。各無線クライアントは、新しいサブネットへの移動の際のパワーアップ、802.11認証及びアソシエーション、及び802.1x認証のいずれかをクライアントが行ったときに、インターネットプロトコル(IP)アドレスの動的ホスト構成プロトコル(DHCP)要求を生成することができる。無線スイッチは、IPトンネルを介して登録サーバと通信することができる。例えば、各無線スイッチは、無線クライアントから無線スイッチのサブネットに関連したDHCP要求を受信して、該DHCP要求を登録サーバに転送することができる。登録サーバは、転送されたDHCP要求を受信して、該転送されたDHCP要求に基づいて無線クライアントにIPアドレスを割当てることができる。
同じ番号が同じ要素を示す以下の図面に関連して本発明を説明する。
以下の詳細な説明は、本質的に例証に過ぎず、本発明又は本発明の応用及び利用を限定するものではない。更に、前出の技術分野、背景技術、要約又は以下の詳細な説明において提示される明示的又は黙示的理論に制約されるものではない。本明細書で使用される用語「例示的」とは、「実施例、事例、又は例証の役割をする」ことを意味する。「例示的」なものとして本明細書で説明される実施形態は、必ずしも他の実施形態よりも好適又は有利なものと解釈すべきではない。この詳細な説明において記載される実施形態は全て、当業者が本発明を実施又は利用可能にするために提供される例示的な実施形態であり、請求項によって定義される発本発明の範囲を限定するものではない。
概要
複数の無線クライアント、複数のIPトンネル、登録サーバ、特定のサブネットをサポートするように各々構成された複数の無線スイッチ、及び、無線スイッチのうちの1つに各々結合された複数の外部DHCPサーバを含む無線ネットワークが提供される。本明細書で使用される「クライアント」は、WLAN内のモバイルデバイスである。用語「モバイルデバイス」は、一般に、無線通信装置又はアクセスネットワークが通信する他のハードウェアを意味することができる。所与の時間において、モバイルデバイスは、移動又は静止したものとすることができ、無線チャネル又は有線チャネルを介して通信するデバイスを含むことができる。モバイルデバイスは更に、限定ではないが、ラップトップコンピュータ、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、外部又は内蔵モデム、無線又は有線電話、携帯情報端末(PDA)又は移動電話送受話器を含む、幾つかのタイプのモバイルコンピュータデバイスのいずれかとすることができる。
複数の無線クライアント、複数のIPトンネル、登録サーバ、特定のサブネットをサポートするように各々構成された複数の無線スイッチ、及び、無線スイッチのうちの1つに各々結合された複数の外部DHCPサーバを含む無線ネットワークが提供される。本明細書で使用される「クライアント」は、WLAN内のモバイルデバイスである。用語「モバイルデバイス」は、一般に、無線通信装置又はアクセスネットワークが通信する他のハードウェアを意味することができる。所与の時間において、モバイルデバイスは、移動又は静止したものとすることができ、無線チャネル又は有線チャネルを介して通信するデバイスを含むことができる。モバイルデバイスは更に、限定ではないが、ラップトップコンピュータ、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、外部又は内蔵モデム、無線又は有線電話、携帯情報端末(PDA)又は移動電話送受話器を含む、幾つかのタイプのモバイルコンピュータデバイスのいずれかとすることができる。
各無線クライアントは、新しいサブネットへの移動の際のパワーアップ、802.11認証及びアソシエーション、及び802.1x認証のいずれかをクライアントが行ったときにインターネットプロトコル(IP)アドレスを特定した動的ホスト構成プロトコル(DHCP)要求を生成することができる。無線スイッチは、IPトンネルのうちの1つを介して登録サーバと通信することができる。例えば、各無線スイッチは、無線スイッチのサブネットに関連した無線クライアントからDHCP要求を受信して、該DHCP要求を登録サーバに転送することができる。登録サーバは、転送されたDHCP要求を受信して、転送されたDHCP要求に基づいて無線クライアントにIPアドレスを割当てることができる。
1つの実施形態において、登録サーバは、登録サーバにおいてホストされるIPアドレス割当てモジュールを含む。IPアドレス割当てモジュールは、IPアドレスの複数のサブプールからIPアドレスのプールを生成することができる。各サブプールは、無線ネットワークにおけるサブネットのうちの1つによってサポートされたIPアドレスを含むことができる。例えば、1つの実施において、プールはテーブルの形式をとる。IPアドレス割当てモジュールは、複数のエントリを含むテーブルを生成し、テーブルの各エントリは、無線スイッチIPアドレス及び無線スイッチIPアドレスに対応するIPアドレスのサブプールを含む。IPアドレス割当てモジュールは、IPアドレスのプールから無線ネットワークの無線クライアントの各々にIPアドレスを割当てる。登録サーバは、IPアドレスのプールを管理するように構成されたIPアドレス管理モジュールを任意選択的に含むことができる。例えば、1つの実施形態において、IPアドレス割当てモジュールは、所与の無線クライアントが関連する特定のサブネットと関連したサブプールから該所与の無線クライアントに対しIPアドレスを割当てることができる。所与の無線クライアントに割当てられたIPアドレスは、当該所与の無線クライアントの特定のサブネットと関連付けられる。
1つの例示的な実施において、無線スイッチは、第1のサブネットをサポートする第1の無線スイッチと、第2のサブネットをサポートする第2の無線スイッチとを含む。この場合、IPアドレスのプールは、第1の無線スイッチ及び第1のサブネットに関連したIPアドレスの第1のサブプールと、第2の無線スイッチ及び第2のサブネットに関連したIPアドレスの第2のサブプールとを含むことができる。無線クライアントが、第1の無線スイッチから第2の無線スイッチにローミングすると、無線クライアントは、DHCP要求を第2の無線スイッチに送る。第2の無線スイッチ内にはDHCPプロキシモジュールが設けられ、DHCP要求を使用して無線クライアントのMACアドレスを判定し、当該無線クライアントのMACアドレスに基づいて第2の無線スイッチが無線クライアントについての記録を既に有しているか否かを判定することができる。この記録は、その無線クライアントの認証及びアソシエーション情報を含む。DHCPプロキシモジュールが、第2の無線スイッチは既に無線クライアントの記録を有していると判断した場合には、第2の無線スイッチは、無線クライアントの既存のIPアドレスを無線クライアントに割当てるDHCP応答を無線クライアントに返送する。これとは対照的に、DHCPプロキシモジュールが、第2の無線スイッチは無線クライアントの記録を有していないと判断した場合、第2の無線スイッチは、登録パケットを生成して該登録パケットを登録サーバに送ることによって、無線クライアントを登録サーバに登録する。この登録パケットは、例えば、登録パケットを登録サーバに送るためのIPトンネルヘッダと、無線クライアントに関連したクライアント登録情報とを含むことができる。クライアント登録情報は通常、無線クライアントの802.11認証/アソシエーション及び802.1x認証中に集めることができる情報であり、とりわけ、無線クライアントの媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含むことができる。登録サーバは、アクティブクライアントリスト(ACL)に無線クライアント登録情報を追加することができ、更にとりわけ、無線クライアント登録情報に基づいてホーム無線スイッチ及び訪問先無線スイッチを無線クライアントに割当てることができる。
1つの実施形態において、IPアドレス割当てモジュールは、登録サーバ上でホストされる専用DHCPサーバモジュールを含み、第2の無線スイッチによって登録サーバに送られる登録パケットは、登録パケット内にカプセル化された無線クライアントからのDHCP要求を更に含む。この専用DHCPサーバモジュールは、所与の無線クライアントに対して、所与の無線クライアントが関連する特定のサブネットと関連したサブプールからIPアドレスを割当てることができる。従って、所与の無線クライアントに割当てられたIPアドレスは、その所与の無線クライアントの特定のサブネットと関連付けられる。例えば、IPアドレス割当てモジュールは、第2の無線スイッチのIPアドレスを特定して、第2の無線スイッチ及び第2のサブネットに関連したIPアドレスの第2のサブプールから特定のIPアドレスを無線クライアントに対して割当てることができる。
IPアドレス割当てモジュールは、DHCP要求に応答して登録応答パケットを生成する。各登録応答パケットは、IPトンネルヘッダと、登録サーバによって割当てられた無線クライアントに関する登録情報を含む。或いは、登録応答パケットは、IPトンネルヘッダ、無線クライアントに関する登録情報、並びにIPトンネルヘッダ及び登録情報によってDHCP登録応答パケット内にカプセル化されたDHCP応答を含むことができる。登録情報は、登録サーバによって無線クライアントに割当てられた無線クライアントのIPアドレスと、登録サーバによって無線クライアントに割当てられたホーム無線スイッチと、登録サーバによって無線クライアントに割当てられた訪問先無線スイッチとを含む。IPアドレス管理モジュールは、最初に登録パケットを登録サーバに伝達した無線スイッチに対して各登録応答パケットを送信又は「トンネリング」する。無線スイッチは、登録応答パケットに基づいて無線クライアントのIPアドレスを特定することができる。次いで、無線スイッチは、DHCP応答を無線クライアントに送信し、登録情報の少なくとも一部を無線ネットワーク内の他の無線スイッチに送信することができる。
無線スイッチに結合された外部DHCPサーバは、対応する無線スイッチのサブネット内の有線接続されたクライアントからDHCP要求を受信することができ、DHCPサーバの対応する無線スイッチによってサポートされる有線接続されたクライアントにIPアドレスを割当てることができる。
従って、本発明の実施形態は、WLANの複数のIPサブネット内でサポートされるクライアントにIPアドレスを割当て、これらのクライアントに割当てられたIPアドレスを管理するための方法及び装置を提供することができる。
例示的な実施形態
図2は、登録サーバ130及び無線スイッチ112、122、132、142を実装する、1つの例示的な実施形態によるWLANのブロック図である。本明細書で使用される用語「WLAN」は、モバイルユーザがワイヤレス(無線)接続を介してローカルエリアネットワーク(LAN)に接続することができるネットワークを意味する。IEEE 802.11規格では、例示的な無線LANの一部の特徴の仕様が定められている。
図2は、登録サーバ130及び無線スイッチ112、122、132、142を実装する、1つの例示的な実施形態によるWLANのブロック図である。本明細書で使用される用語「WLAN」は、モバイルユーザがワイヤレス(無線)接続を介してローカルエリアネットワーク(LAN)に接続することができるネットワークを意味する。IEEE 802.11規格では、例示的な無線LANの一部の特徴の仕様が定められている。
本明細書で使用される用語「パケット」とは、インターネットなどのパケット交換網上の発信元と宛先との間で送られるデータの単位を意味する。あるファイルがインターネット上で1つの場所から別の場所に送られるときに、伝送制御プロトコル(TCP)レイヤは、ルーティングに効率的なサイズの「チャンク」にファイルを分割する。これらのパケットの各々は、個別に番号が付けられており、宛先のインターネットアドレスを含む。所与のファイルの個々のパケットは、インターネットを通って異なるルートを進むことができる。パケットが全て到着すると、受信端でTCPレイヤによって該パケットが再び集められて元のファイルにされる。ユーザデータグラムプロトコル(UDP)の関連では、用語「データグラム」は、用語「パケット」と同様の意味を有することを認識されたい。
本明細書で使用される用語「スイッチ」は、複数の入力ポートのいずれかから、その所期の宛先にデータを進める特定の外出力ポートに受信データを導くデバイスを指す。スイッチは通常、データリンク又はレイヤ2機能を実行し、所期の転送先へのトリップの次の部分にどの出力ポートを使用するかを各パケット内のIPアドレスから判断する。宛先アドレスは一般に、ルータとして知られているデバイスによるルーティンググテーブルにおいてルックアップが必要である。一部の実施形態において、スイッチは、ネットワーク又はレイヤ3ルーティング機能を実行することもできるIPスイッチとして機能することができる。
登録サーバ130及び無線スイッチ112、122、132、142は、無線スイッチ112、122、132、142が登録サーバ130に対して作成するIPソケット又はトンネルを介して互いに結合することができる。無線スイッチ112、122、132、142は、IPソケット又はトンネルのメッシュネットワークによって互いに結合される。本明細書で使用される用語「トンネリング」は、2つの異種のネットワークが通常は接続されていないとき又は物理的に離れているときに、これらを互いに直接接続可能にするプロセスを指す。トンネリングは、カプセル化と同義語であり、一般に、プライベートネットワークプロトコル情報が公衆網にデータとして現れないように、公衆網伝送ユニット内でプライベートネットワークデータ及びプロトコル情報をカプセル化することによって行われる。トンネルには、入口点と出口点とが必要である。入口点では、別のIPヘッダの内のトンネリングされたパケットがカプセル化される。新規IPヘッダは、何らかの他のパラメータを含む可能性があるが、カプセル化ヘッダの基本的機能は、パケットをトンネル終点に導くことである。トンネル終点で受信されたパケットは、カプセル化ヘッダから取り出されてクライアントに転送される。
登録サーバ130は、外部の高可用性プラットホーム上の専用ハードウェアとして実装することができるネットワークエンティティーである。例えば、登録サーバ130は、ブレードサーバー内で実装することができる。或いは、登録サーバ130は、2つの無線スイッチ上でホストされたモジュールとして実装することができる。
登録サーバ130は、無線スイッチがWLANにつながれたときに、WLAN内の無線スイッチを登録するのに使用される。登録サーバ130は、WLAN内のあらゆる無線スイッチに関して構成される第1のインターネットプロトコル(IP)アドレスを有する。本明細書で使用される用語「インターネットプロトコル(IP)アドレス」は、レイヤ3アドレスを意味し、インターネット上での各情報ポケットの送信者又は受信者を識別する番号とすることができる。インターネット上でのユーザからの各通信は、送信元ネットワーク及び宛先ネットワーク、並びに各端側でのユーザ又はホストコンピュータに関連したネットワーク内の特定のマシンのIPアドレスを搬送する。IPアドレスは、一般に、インターネット上の特定のネットワークの識別子と、当該ネットワーク内の特定のデバイス(サーバ又はワークステーションとすることができる)の識別子とを含む。1つの実施において、IPアドレスは、ネットワーク番号でネットワークを識別する1つの部分と、ホスト番号でネットワーク内の特定のマシン又はホストを識別する別の部分とを含む32ビットアドレスである。アドレスのマシン又はホスト部分のビットの一部を使用して、特定のサブネットを識別することができる。従ってこの場合には、IPアドレスは、3つの部分、すなわち、ネットワーク番号、サブネット番号、及びマシン番号を含む。
無線スイッチ112、122、132、142の各々は、例えばIPアドレス及び特定の無線スイッチがサポートするサブネット(TPドメイン)のリストを含むことができる、無線スイッチに関連した設定情報を有する。本明細書で使用される用語「サブネットワーク」又は「サブネット」はネットワークの識別可能な個別部分を指す。通常、サブネットは、1つの地理上の場所、1つの建物内、又は同じ無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)上にある全てのマシンを表すことができる。サブネットを作成及び識別する1つの標準的な手法は、Internet Request for Comment(RFC)950で説明されている。
無線スイッチ112、122、132、142の各々は、設定情報を登録サーバ130に通信することによって登録サーバ130に登録し、登録サーバ130のIPアドレスを使用して、登録サーバ130への第1のIPソケット(トンネル)を生成又は開く。無線スイッチ112、122、132、142は、定期的に更新メッセージを互いに送ることができる。これらの更新メッセージは、例えば、各無線スイッチに関連した設定情報に対する変更事項を含むことができる。
登録サーバ130は、設定情報を使用して、WLAN内の無線スイッチ112、122、132、142の各々のリストを含むAWSLを作成することができる。登録サーバ130は、AWSLを無線スイッチ112、122、132、142の各々に送る。無線スイッチ112、122、132、142の各々は、AWSLを使用して、UDP/IPソケットを無線スイッチ112、122、132、142の各々に対して開く。無線スイッチ112、122、132、142が全て、UDP/IPソケットを介して共に結合され、IPソケットを介して登録サーバ130に結合されると、メッシュネットワークが完成する。このメッシュネットワークは、新しいスイッチが追加される(例えば、登録サーバ130に登録される)か、又はWLANから取り外されるときに動的に変化する。
1つの実施において、無線スイッチ112、122、132、142の各々は、設定情報を他の無線スイッチ112、122、132、142の各々に送ることができる。或いは、登録サーバ130は、無線スイッチ112、122、132、142の各々の設定情報を他の無線スイッチ112、122、132、142の各々に送ることができる。
無線スイッチ112、122、132、142はまた、更新メッセージを互いに定期的に送ることもできる。無線スイッチの1つが特定の時間量が経過したが更新メッセージを送らなかった場合には、他の無線スイッチは、その無線スイッチがもはやWLAN内に存在しないものとみなすことができる。
通常、IPソケットを介した登録サーバ130と無線スイッチ112、122、132、142との間のあらゆる通信は暗号化されない。しかしながら、別の実施形態において、セキュリティが懸念される場合には、IPソケット(トンネル)は、インターネットプロトコルセキュリティ(IPsec)のようなセキュリティプロトコルに切り替えることができ、IPsecを使用して通信を暗号化することができる。「インターネットプロトコルセキュリティ(IPsec)」とは、ネットワーク通信のネットワーク又はパケット処理レイヤでのセキュリティプロトコルのセットに対するフレームワークを指す。IPsecは、個々のユーザコンピュータの変更を必要とせずにセキュリティ構成の処理を可能にすることができる。IPsecによって、セキュリティサービスの2つの選択肢、すなわち、本質的にデータ送信者の認証を可能にする認証ヘッダ(AH)と、送信者の認証とデータの暗号化の両方をサポートするカプセル化セキュリティペイロード(ESP)が提供される。これらのサービスの各々に関連する特定情報は、IPパケットヘッダの後に続くヘッダ内のパケットに挿入される。ISAKMP/Oakleyプロトコルなどの別個のキープロトコルを選択することができる。以下で説明するように、クライアント202は、ホーム無線スイッチ212で終端されるIPsecを使用することができる。
別の実施形態において、冗長登録サーバを配備することが望ましい場合がある。複数の登録サーバ130が実装されると、アクティブ又はマスタ登録サーバ130は、スタンバイ又はスレーブ登録サーバの構成と同期させることができる。その結果、アクティブ又はマスタ登録サーバ130が故障した場合、スタンバイ又はスレーブ登録サーバは、アクティブ又はマスタ登録サーバ130と同じ情報(例えば、無線スイッチリスト、アクティブクライアントリスト)を含むので、該スタンバイ又はスレーブ登録サーバが引き継ぐことができる。
WLANにおけるL3ローミングに関係する機能性に加えて、他の外部サーバにおいて一般的に実施される他の機能性を登録サーバ130において実施することができる。例えば、登録サーバ130は、無線侵入検出システム(WID)機能、ロケーションサーバ機能、課金機能、負荷バランシング機能、IPアドレス割当て機能、IPアドレス管理機能、その他をホストすることができる。登録サーバ130は、WLAN内の各無線スイッチ(例えば無線スイッチリスト)及び各クライアント(アクティブクライアントリスト)に関する情報を有するので、登録サーバ130は、追加の機能性によって提供される他の機能と共にこの情報を利用することができる。
図3は、1つの例示的な実施形態による登録サーバ130のブロック図である。登録サーバ130は、例えば、送信器132及び受信器134を含むトランシーバ131と、データベース133と、プロセッサ135と、幾つかのポート137とを含むことができる。
登録サーバ130の受信器134は、登録サーバ130のIPアドレスを無線スイッチの各々に通信することができる。無線スイッチの各々は、IPアドレスを使用して、ポートのうちの1つに対しIPソケットを開くことができる。受信器134は、無線スイッチ112、122、132、142の各々に関連する属性及びパラメータを含む設定情報を各無線スイッチから受信する。この設定情報は、第1のIPソケット又はトンネルのセットを介して無線スイッチ112、122、132、142の各々と登録サーバ130との間で通信される。各無線スイッチ112、122、132、142の設定情報は、スイッチIPアドレスと、無線スイッチがサポートするサブネット(IP領域)のリストとを含む。プロセッサ135は、登録中に無線スイッチ112、122、132、142から受信された設定情報、及び任意選択的に無線スイッチ112、122、132、142から受信された更新情報を使用して、無線スイッチ112、122、132、142の各々を登録サーバ130に登録する。プロセッサ135は、無線スイッチ112、122、132、142から通信されて受信される設定情報を使用して、アクティブ無線スイッチリスト(AWSL)を作成することができる。AWSLは、WLAN内の無線スイッチの各々のリストを含む。送信器132サブシステムは、無線スイッチの各々についての設定情報及びAWSLを無線スイッチの各々に通信することができる。無線スイッチの各々は、設定情報及びAWSLを使用して、UDP/IPソケットを他の無線スイッチの各々に開くことができる。データベース135は、複数の無線スイッチの各々の設定情報及びAWSを格納することができる。
図4は、1つの例示的な実施形態による無線スイッチ140のブロック図である。無線スイッチ140は、上述の無線スイッチ112、122、132、142の一部又は全部として実施することができる。無線スイッチ140は、例えば、送信器142及び受信器144を含むトランシーバ141と、データベース143と、プロセッサ145と、幾つかのポート147とを含むことができる。
送信器142は、登録サーバ130に対するIPソケットを介して無線スイッチ140に関する設定情報を登録サーバに通信することができる。送信器142はまた、無線スイッチ140の設定情報を他の無線スイッチの各々に送ることもできる。
受信器144は、他の無線スイッチの各々の設定情報と、WLAN内の他の無線スイッチの各々のリストを含むAWSLのコピーを受信することができる。
プロセッサ145は、設定情報及びAWSLを使用して、ポート147から他の無線スイッチの各々までのUDP/IPソケットを開くことができる。
送信器142は、無線スイッチの更新メッセージを他の無線スイッチの各々に送ることができる。受信器144はまた、他の無線スイッチの各々から更新メッセージを受信することもできる。これらの更新メッセージは、他の無線スイッチの各々の設定情報に対する変更を含む。
図5は、無線スイッチ112、122、132、142及び登録サーバ130を含むWLAN内の無線スイッチのメッシュネットワークを作成する例示的な方法を示すフローチャートである。登録サーバ130のIPアドレスは、無線スイッチ112、122、132、142の各々に関して構成することができる。
段階502で、登録サーバ130のIPアドレスを使用して、無線スイッチ112、122、132、142の各々から登録サーバ130までのIPソケットを作成、又は開くことができる。無線スイッチll2、122、132、142の各々は、無線スイッチ112、122、132、142の各々についての設定情報を登録サーバ130に通信することによって、登録サーバ130に登録することができる。1つの実施において、各スイッチ112、122、132、142の設定情報は、スイッチIPアドレスと、スイッチがサポートするサブネットのリストとを含む。
段階504で、登録サーバ130は、設定情報を使用して、WLAN内の無線スイッチ112、122、132、142の各々のリストを含むアクティブ無線スイッチリスト(AWSL)を作成することができる。
次いで段階506で、無線スイッチ112、122、132、142の各々についての設定情報を無線スイッチ112、122、132、142の各々に通信することができる。
段階508で、無線スイッチ112、122、132、142の各々は、設定情報及びAWSLを使用して、他の無線スイッチ112、122、132、142の各々に対するUDP/EPソケットを開くことができる。次に、各無線スイッチは、他の無線スイッチ112、122、132、142の各々に接続されて、無線スイッチ112、122、132、142のメッシュネットワークを作成する。
他の実施において、無線スイッチ112、122、132、142の各々は、他の無線スイッチ112、122、132、142の各々に設定情報を送ることができる。或いは、登録サーバ130は、無線スイッチ112、122、132、142の各々の設定情報及びAWSLを他の無線スイッチ112、122、132、142の各々に送ることができる。各無線スイッチ112、122、132、142はまた、更新メッセージを他の無線スイッチ112、122、132、142の各々に送ることもできる。これらの更新メッセージは、例えば、各無線スイッチ112、122、132、142の設定情報に対する変更を含むことができる。
図6は、1つの例示的な実施形態による、アクティブクライアントリスト(ACL)を複数の無線スイッチ112、122、132、142に提供する例示的な方法を示すフローチャートである。無線スイッチ112、122、132、142は、例えば、登録サーバ130と、無線スイッチ112、122、132、142によってサポートされる複数のアクティブクライアント(図示せず)とを含む図2のWLANなどのWLAN内に設置することができる。
段階602で、アクティブクライアントの各々に関連した登録情報が、これらのアクティブクライアントをサポートする無線スイッチ112、122、132、142に通信される。段階604で、アクティブクライアントの各々に関連した登録情報は、無線スイッチ112、122、132、142からIPトンネルを介して登録サーバ130に通信される。段階606で、各アクティブクライアントの登録情報を使用してアクティブクライアントリストを作成することができる。アクティブクライアントリストは、WLAN内の各アクティブクライアントの記録を含む。各クライアントの記録は、クライアントのMACアドレス、クライアントのクライアントIPアドレス、クライアントのホームスイッチ、クライアントの訪問先スイッチ、ホームスイッチの非作動タイマー、並びに訪問先スイッチ及び位置情報を含む。段階608で、アクティブクライアントリスト及び各アクティブクライアントの登録情報が、各無線スイッチ112、122、132、142に通信される。段階610で、更新登録情報が各無線スイッチ112、122、132、142から登録サーバ130に通信される。登録サーバ130は、無線スイッチ112、122、132、142から受信される更新登録情報を使用して、アクティブクライアントリストを更新することができる。段階612で、更新登録情報がWLAN内の他の無線スイッチ112、122、132、142の各々に通信される。或いは、登録サーバ130は、アクティブクライアントリストに対する更新登録情報を含む更新されたアクティブクライアントリストを各無線スイッチ112、122、132、142に通信することができる。
図3を再度参照すると、登録サーバ130は、ポート137と、送信器132及び受信器134を含むトランシーバ131と、プロセッサ135と、データベース133とを含むことができる。選択ポートは、IPソケットを介して登録サーバ130を無線スイッチ112、122、132、142に結合する。受信器134は、各アクティブクライアントをサポートする無線スイッチから各アクティブクライアントの登録情報を受信することができる。プロセッサ135は、各アクティブクライアントの登録情報を使用してACLを作成することができる。データベース135は、各アクティブクライアントのACL及び登録情報を格納することができ、送信器132は、各アクティブクライアントのACL及び登録情報を各無線スイッチに通信することができる。1つの実施において、無線スイッチは更新登録情報を送る。受信器134は、無線スイッチから更新登録情報を受信することができ、プロセッサ135は、更新登録情報を使用して更新ACLを作成することができる。次いで、送信器132は、無線スイッチの各々に更新登録情報を送ることができる。別の実施において、無線スイッチは、更新登録情報を受信器134に送り、プロセッサ135は、更新登録情報を使用してACLを更新することができる。送信器132は、更新登録情報が無線スイッチ112、122、132、142から受信されると、ACLに対する更新登録情報を各無線スイッチ112、122、132、142に送ることができる。
図4を再度参照すると、無線スイッチ112、122、132、142の各々は、例えば、幾つかのポート147と、送信器142及び受信器144を含むトランシーバ141と、プロセッサ145と、データベース143とを含むことができる。受信器144は、無線スイッチがサポートするアクティブクライアントの各々から登録情報を受信することができる。ポート247は、無線スイッチ112、122、132、142をIPソケットを介して登録サーバ130に結合する。送信器142は、登録情報を登録サーバ130に送信する。受信器144は、登録サーバ130からACLを受信することができる。ACLは、WLAN内のアクティブクライアントの各々の記録を含む。受信器144はまた、無線スイッチがサポートするアクティブクライアントの各々から更新登録情報を受信することもでき、送信器142は、更新登録情報を登録サーバ130に送ることができる。送信器142はまた、WLAN内の無線スイッチの各々に更新登録情報を送ることもできる。受信器144は、無線スイッチの各々から受信された更新登録情報を含む更新ACLを登録サーバ130から受信することができる。
図13に示すように、WLAN内の各無線スイッチ712、722、732、742については、イーサネット(登録商標)インタフェースを備えた別個の外部DHCPサーバ711、721、731、741を設けることができる。このアーキテクチャにおいて、各DHCPサーバ711、721、731、741は、特定の無線スイッチに関連した単一のIPサブネットをサポートする。特定の外部DHCPサーバ711、721、731、741は、所与のサブネット上で全てのクライアントからブロードキャストされるIPアドレスにおける全てのDHCP要求を受信し、IPアドレスをその所与のサブネットの全クライアントに割当てる。例えば、無線スイッチ712は、特定の無線クライアントからのDHCP要求に応答したDHCP中継機能を有する。換言すると、無線スイッチ712は、登録情報に基づいて特定の無線クライアントから適切な外部DHCPサーバ711にDHCP要求を転送する。図7から図12を参照しながら以下で説明する他の実施形態によれば、登録サーバ230は、通常はDHCPサーバで実行されるIPアドレス割当て及び管理機能を実行することができる。
登録サーバでホストされるIPアドレス割当てモジュール
図7は、1つの例示的な実施形態によるWLANのブロック図である。WLANは、登録サーバ230、外部DHCPサーバ211、221、及び各々がサブネット210、220をサポートする複数の無線スイッチ212、222を含む。図7は2つの無線スイッチ212、222を示すが、あらゆる数の無線スイッチを登録サーバ230によりサポートすることができる。
無線スイッチの各々は、上記で検討したように、IPトンネルを介して登録サーバ230と通信する。無線スイッチ212、222の各々は、サブネット210、220をサポートし、所与のサブネット内の幾つかのアクセスポート(図示せず)を有する。アクセスポートの各々は、複数の無線クライアント(図示せず)をサポートすることができる。無線スイッチ212、222の各々は、各無線スイッチ212、222上で動作するDHCP中継/プロキシモジュール216、226を含む。DHCP中継モジュールは、無線クライアントからホーム無線スイッチ又はローカルDHCPサーバにDHCP要求を中継する。無線スイッチが既に無線クライアントの登録情報とIPアドレスの両方を有する場合には、DHCPプロキシモジュールは、DHCP要求に応答することになる。DHCP中継/プロキシモジュール216、226を以下で更に詳細に説明する。
登録サーバ230は、IPアドレスの集中管理及びWLAN内の全無線クライアントに対して集中IPアドレス割当てを行なうことができるIPアドレス割当てモジュール232を含む。このIPアドレス割当てモジュール232は、登録サーバ230でホストされて動作する。他の機能の中でも特に、このIPアドレス割当てモジュール232は、WLAN内の全無線クライアントについてのIPアドレスの割当てを担うことができる。
このIPアドレス割当てモジュール232は、ネットワーク内で使用される各IPサブネット210、220についてIPアドレスのプールを扱う。1つの実施形態において、IPアドレス割当てモジュール232は、各サブネット210、220に対してIPアドレスの異なるプールから全てのモバイル無線クライアントのIPアドレスを割当てるように構成することができる。WLANのサブネットトポロジーに基づいて、IPアドレスの異なるサブプールを各サブネットについて割当てることができる。例えば、図7に示す実施形態において、IPアドレスの第1のサブプールは、第1のサブネット210に関連付けられ、IPアドレスの第2のサブプールは、第2のサブネット220に関連付けられる等である。1つの例示的な実施において、IPアドレス割当てモジュール232は、第1の無線スイッチ210のIPアドレスを第1のサブプールと関連付け、第2の無線スイッチ222のIPアドレスを第2のサブプールと関連付けるなどのテーブルを維持することができる。これは、特定のクライアントに割当てられたIPアドレスが該特定のクライアントについて適切なサブネットと確実に関連付けられるようにする一助となることができる。モジュール232は、無線スイッチ212、222にローカル接続された外部DHCPサーバが使用するIPアドレスの他のプールと重複していないIPアドレスのプールからIPアドレスを割当てるように構成することができる。外部DHCPサーバ211、221に割当てられたIPアドレスのプールは、有線接続されたクライアントに使用することができる。
IPアドレス割当てモジュール232は、登録サーバ230内のプロセッサ上で動作するソフトウェアモジュール、又はIPアドレス割当てモジュール232の機能性を実装する別々の専用コンピュータとして実装することができる。1つの実施形態において、上記で検討したクライアント登録及びIPアドレス割当ては、登録サーバ230で同時に行なうことができる。更に、IPアドレス割当ては、各無線クライアントの登録と同時に行うことができる。全無線クライアントについての登録サーバ230でのIPアドレス割当て及び管理を集中化すると、無線ネットワーク配備及びクライアント登録プロセスが大幅に簡素化される傾向がある。また、VoIPなどの一部のアプリケーションにおいて極めて重要とすることができるローミング時間が短縮される。
無線クライアント202が、新規サブネット上でパワーアップするか又は新規サブネットにローミングすることによって新規サブネット220を発見すると、無線クライアント202は、802.11認証及びアソシエーション、並びに802.1x認証手続きを受ける。無線クライアント202が、802.11認証及びアソシエーション並びに802.1x認証されると、無線スイッチ222にDHCP要求を送ることになる。無線スイッチ222は、DHCP要求をプロキシする。無線スイッチ222は、無線スイッチ登録プロセス中に作成された既存のIPトンネル又はソケットを介してDHCP要求を登録サーバ230にトンネリングする。
図8は、1つの実施形態による、無線スイッチ222によって生成されて無線スイッチ222によって登録サーバ230にトンネリングされる例示的な登録パケット240のブロック図である。この登録パケット240は、IPトンネルヘッダ242及び無線クライアントに関するクライアント登録情報244を含む。クライアント登録情報244は、802.11認証/接続及び802.1x認証中に集められる。この実施形態において、クライアント登録情報244は、クライアントのMACアドレス、ESSID、使用されている暗号化形式、使用されている認証形式、及びチャネル番号を含む。無線スイッチは、IPトンネルヘッダ242を使用して、無線スイッチ登録プロセス中に作成されたIPトンネル又は「ソケット」を介して登録パケット240を登録サーバ230に送る。
登録サーバは、上述されたアクティブクライアントリスト(ACL)に無線クライアント登録情報244を追加する。
クライアント登録情報を分析した後、登録サーバ230は、例えば、クライアント登録情報244に基づいて、ホーム及び訪問先無線スイッチをクライアント202に割当てることができる。ホーム及び訪問先無線スイッチの割当ては、図14から図20に関して以下で検討するように行うことができる。登録要求を送った無線スイッチは、ホーム無線スイッチになる必要はない点を認識されたい。次いで、ホーム及び訪問先無線スイッチをACL内のクライアントの記録に追加することができる。
IPアドレス割当てモジュール232は、ホーム無線スイッチのIPアドレスを調べて、ホーム無線スイッチが無線クライアント202の記録を有するかどうかを判定する。ホーム無線スイッチが無線クライアントの記録を有する場合には、ホーム無線スイッチは、単に、クライアントの既存のIPアドレスをクライアントに再割当てするだけである。ホーム無線スイッチが無線クライアントの記録を有していない場合、IPアドレス割当てモジュール232は、ホーム無線スイッチによってサポートされるサブネットに割当てられたIPアドレスのプールから特定のIPアドレスを無線クライアントに割当てる。この特定のIPアドレスは、ACLにおいて無線クライアント記録に追加されることになる。
図9は、1つの実施形態による、登録サーバ230によって生成され、且つ登録サーバ230によってホーム無線スイッチ222にトンネリングされる例示的な登録応答パケット250のブロック図である。登録サーバ230は、登録応答パケット250を生成して、最初に登録サーバ230に登録パケット240を通信した無線スイッチにトンネリングする。この登録応答パケット250は、IPトンネルヘッダ252及び無線クライアントに関する登録情報254を含む。登録情報254は、登録サーバ230により特定のクライアントに割当てられる。この実施形態において、登録情報254は、クライアントIPアドレス、クライアントのホーム無線スイッチ及びクライアントの訪問先無線スイッチ並びにクライアントのMACアドレス、ESSID、使用されている暗号化形式、使用されている認証形式、及びチャネル番号を含む。登録サーバ230は、IPトンネルヘッダ252を使用して、最初に登録サーバ230に登録パケット240を通信した無線スイッチにIPトンネル又は「ソケット」を介して登録応答パケット250を送る。次いで、この無線スイッチは、登録情報254から無線クライアントにDHCP応答を転送し、アクティブ局リストの適切な無線クライアント記録に登録情報254をセーブすることができる。登録サーバ230はまた、クライアントのMACアドレス、ESSDD、使用されている暗号化形式、使用されている認証形式、及びチャネル番号を含む、登録情報254及びクライアント登録情報244をWLAN内の他の全ての無線スイッチに転送することもできる。
登録サーバでホストされた専用DHCPサーバモジュール
図10は、別の例示的な実施形態によるWLANのブロック図である。図10のWLANは、登録サーバ230、外部DHCPサーバ211、221、及び各々がサブネット210、220をサポートする複数の無線スイッチ212、222を含む点で、図7に示すWLANと類似している。図10は2つの無線スイッチ212、222を示しているが、登録サーバ230はあらゆる数の無線スイッチをサポートすることができる。
この実施において、IPアドレス割当てモジュール232は、登録サーバ230で動作する専用DHCPサーバモジュール332を含む。専用DHCPサーバモジュール332は、WLAN内の全無線クライアントについてのIPアドレスの割当てを担う。専用DHCPサーバモジュール332は、登録サーバ230上でホストされる。DHCPサーバモジュール332は、WLAN内の全無線クライアントについてIPアドレスの割当てを担うと共に、ネットワーク内で使用される各IPサブネットについてのIPアドレスのプールを処理するように構成することができる。DHCPサーバモジュール332は、無線スイッチ212、222に接続されたローカルDHCPサーバ211、221によって使用されるプールと重複しないIPアドレスのプールからIPアドレスを割当てる。
無線クライアント202が、新規サブネット上でパワーアップするか、又は新規サブネットにローミングすることによって新規サブネット220を発見すると、無線クライアント202は、802.11認証及びアソシエーション、並びに802.1x認証手続きを受ける。無線クライアントが802.11認証及びアソシエーション、並びに802.1x認証されると、無線スイッチにDHCPに要求を送ることになる。無線スイッチは、DHCP要求をプロキシする。上記で検討したように、各無線スイッチ212、222は、無線スイッチ上で動作するDHCP中継/プロキシモジュール216、226を含む。DHCP中継/プロキシモジュール216、226は、中継及びプロキシ機能を提供する。
無線クライアント202が、第1の無線スイッチ210から第2の無線スイッチ220にローミングしたときには、無線クライアント202は、第2の無線スイッチ220にDHCP要求を送る。各無線スイッチは、特定の無線クライアントからのDHCP要求を登録サーバ230に通信することができる点を理解されたい。各DHCP要求は、クライアントのMACアドレスを含む。無線スイッチ222は、無線スイッチ登録プロセス中に作成された既存のIPトンネル又はソケットを介して、登録サーバ230にDHCP要求243をトンネリングする。第2の無線スイッチ222は、クライアントから第2の無線スイッチにDHCP要求をプロキシし、該DHCP要求を使用して無線クライアントのMACアドレスを特定して、当該無線クライアント202のMACアドレスに基づいて第2の無線スイッチ222が無線クライアント202の記録(登録中に登録サーバによって配信された)を既に有するか否かを判断するように構成されたDHCPプロキシモジュールを含むことができる。この記録は、無線クライアントに関連した認証及びアソシエーション情報を含む。
DHCPプロキシモジュール332が、第2の無線スイッチ222はクライアント202の記録(登録中に登録サーバによって配信された)を既に有すると判断した場合、DHCPサーバモジュール332は、単に当該クライアント202にクライアント202の既存のIPアドレスを再割当てするだけである。DHCPプロキシモジュール332が、第2の無線スイッチ222はクライアント202の記録(登録中に登録サーバによって配信された)を既に有すると判断した場合、DHCPサーバモジュール332は、新規IPアドレスをクライアント202に割当てることになる。
図11は、1つの実施による、無線スイッチ222によって生成され且つ無線スイッチ222によって登録サーバ230にトンネリングされる例示的なDHCP登録パケットのブロック図である。無線スイッチ222によって生成されるこの登録パケット241は、IPトンネルヘッダ242、DHCP要求243、及び無線クライアントに関するクライアント登録情報244を含む。クライアント登録情報244は、802.11認証/接続及び802.1x認証中に集められる。この実施形態において、クライアント登録情報244は、クライアントMACアドレス、ESSID、使用されている暗号化形式、使用されている認証形式、及びチャネル番号を含む。
無線スイッチは、IPトンネルヘッダ242を使用して、無線スイッチ登録プロセス中に作成されたIPトンネル又は「ソケット」を介して登録サーバ230に登録パケット241を送信又はトンネリングする。DHCP要求は、登録サーバ230上で動作する専用DHCPサーバモジュール332によって処理されることになる。登録サーバ230は、アクティブクライアントリスト(ACL)に無線クライアント登録情報を追加する。
登録サーバ230は、例えば、クライアント登録情報244に基づいて、ホーム及び訪問先無線スイッチをクライアントに割当てることができる。ホーム及び訪問先無線スイッチは、図14から図20に関して以下で検討するように割当てることができる。登録要求を送った無線スイッチは、ホーム無線スイッチになる必要はない点を認識されたい。次いで、ホーム及び訪問先無線スイッチは、ACL内のクライアントの記録に追加することができる。割当てられたホーム無線スイッチのIPアドレスは、専用DHCPサーバモジュール332に転送されることになる。
専用DHCPサーバモジュール332は、ホーム無線スイッチのIPアドレスを調べて、ホーム無線スイッチによってサポートされるサブネットに割当てられたIPアドレスのプールから特定のIPアドレスを無線クライアントに割当てる。この特定のIPアドレスは、ACL27内の無線クライアント記録に追加されることになる。
図12は、1つの実施による、登録サーバ230で生成されて登録サーバ230によって無線スイッチ222にトンネリングされる例示的なDHCP登録応答パケット251のブロック図である。
登録サーバ230は、DHCP登録応答パケット251を生成して、最初に登録パケット241を登録サーバ230に通信した無線スイッチに対してこの登録応答パケットをトンネリングして返送する。DHCP登録応答パケット251は、IPトンネルヘッダ252と、DHCP応答253と、無線クライアントに関する登録情報254とを含む。登録情報254は、登録サーバ230によって特定のクライアントに割当てられる。この実施形態において、登録情報254は、クライアントIPアドレス、クライアントのホーム無線スイッチ及びクライアントの訪問先無線スイッチを含み、その上、登録情報244は、クライアントMACアドレス、ESSID、使用されている暗号化形式、使用されている認証形式、及びチャネル番号を含む。登録サーバ230は、IPトンネルヘッダ252を使用して、IPトンネル又は「ソケット」を介して、最初に登録サーバ230に登録パケット240を通信した無線スイッチに登録応答パケット251を送る。次いで、この無線スイッチは、DHCP応答を無線クライアントに転送し、アクティブ局のリストの適切な無線クライアント記録内に登録情報254をセーブすることができる。次に、DHCP応答253は、無線クライアント202に転送することができる。このように、クライアントに対しては、実際に全DHCP応答がIPアドレス割当てモジュール232から送られたときに、DHCP応答は、特定の無線スイッチ212、222に関連した外部DHCPサーバ211、221から生じるように見える。登録サーバ230はまた、WLAN内の他の全無線スイッチに登録情報254を転送することもできる。
ローミング中のIPアドレス割当て及びDHCPプロキシ機能性
上述したように、DHCP中継/プロキシモジュール216、226は、各無線スイッチ212、222上で動作する。DHCP中継/プロキシモジュール226のDHCPプロキシ機能性をここで詳細に説明する。
無線クライアント202が無線スイッチ212から無線スイッチ222にローミングすると、無線クライアントの802.11認証、アソシエーション、及び802.1x認証の後で、無線クライアントは、DHCP要求を無線スイッチ222に送る。無線スイッチ222は、このDHCP要求を無線クライアントからプロキシし、DHCP要求を使用してその特定のクライアントのMACアドレスを特定することになる。無線スイッチ222は、その特定のクライアントのMACアドレスから、無線スイッチ222が特定のクライアントの記録を既に有するか否かを判断することができる。換言すると、この無線クライアント202の記録は、登録サーバ230によって無線スイッチ222に既に配信されている。
無線スイッチ222がこの無線クライアントの記録を有していない場合、無線スイッチ222は、登録サーバ230と通信して、特定のクライアント202を登録サーバ230に登録しようと試みる。無線スイッチ222は、特定のクライアントからのDHCP要求243をカプセル化又は再パッケージ化して、これを登録パケット240、241として登録サーバ230に送る。登録サーバ230は、無線スイッチ222と登録サーバ230との間のIPトンネルを介して無線スイッチ222にDHCP応答253を送る。DHCP応答253は、登録応答パケット250、251などのパケットの一部とすることができる。無線スイッチ222は、このDHCP応答を使用して特定のクライアントのIPアドレスを特定することができる。
これとは対照的に、無線スイッチ222がこの特定の無線クライアント202の記録を有する場合(登録プロセス中に取得)、該記録は、特定の無線クライアント202に関連した認証及びアソシエーション情報を含む。無線スイッチ222は、同じIPアドレスをこの無線クライアント202に再割当てして、特定の無線スイッチ222とクライアント202との間のトンネルを介してDHCP応答253を無線クライアント202に返送することができる。このDHCP応答253は、無線クライアント202に同じIPアドレスを再割当てし、これによって、無線クライアント202が同じIPアドレスを維持することが可能になる。このDHCPプロキシ機能性によって、外部DHCPサーバ221にDHCP要求をトンネリングする登録サーバ230の必要性が排除される。これにより、無線スイッチ222は、外部DHCPサーバ221にDHCP要求を送出してその外部DHCPサーバ221からのDHCP応答253を待機する必要がないので、同じEPアドレスを再割当てするのに必要な時間が短縮されることになる。これはローミング時間を短縮することができる。有線接続されたクライアントに関して、該有線接続されたクライアントは、依然して特定の無線スイッチ212、222に接続された外部DHCPサーバ211、221と通信することができる。無線スイッチ212、222にローカル接続された外部DCHPサーバ211、221を使用して、IPアドレスを有線接続されたクライアントにだけ割当てることができる。
再び図3を参照すると、登録サーバ130は、ポート137と、送信器132及び受信器134を含むトランシーバ131と、プロセッサ135と、データベース133とを含むことができる。選択ポートは、IPソケットを介して登録サーバ130を無線スイッチ112、122、132、142に結合する。プロセッサ135は、無線スイッチからの情報を使用して、IPアドレスの複数のサブプールを備えるIPアドレスのプールを生成することができ、各サブプールは、WLAN内のサブネットの1つによってサポートされたIPアドレスを含む。プロセッサ135は、無線スイッチのうちの1つから、IPトンネルヘッダ、無線クライアント登録情報、及び任意選択的に、その無線スイッチのサブネットと関連した無線クライアントのうちの1つを起源とするインターネットプロトコル(IP)アドレスの動的ホスト構成プロトコル(DHCP)要求を含む登録パケットを受信する。DHCP要求は、登録パケット内にカプセル化することができる。プロセッサ135は、「IPアドレス割当てモジュール」の機能性を実装し、無線ネットワークの無線クライアントへのIPアドレス割当てを担うことができる。例えば、プロセッサ135は、所与の無線クライアントに対して、所与の無線クライアントが関連する特定のサブネットと関連したサブプールからIPアドレスを割当てることができる。従って、所与の無線クライアントに割当てられたIPアドレスは、その所与の無線クライアントの特定のサブネットと関連付けられる。プロセッサ135はまた、無線ネットワーク内の無線クライアント全てのIPアドレスのプールを管理することもできる。
データベース133は、アクティブクライアントリスト(ACL)を格納することができる。プロセッサ135は、アクティブクライアントリスト(ACL)に無線クライアント登録情報を追加することができる。無線クライアント登録情報は、とりわけ、無線クライアントの媒体アクセス制御(MAC)アドレス及び拡張サービスセット識別子(ESSID)を含む。プロセッサ135は、無線クライアント登録情報に基づいて、ホーム無線スイッチ及び訪問先無線スイッチを無線クライアントに割当てる。プロセッサ135はまた、DHCP要求に応答して登録応答パケットを生成するのに使用することができるDHCP中継機能性を含むこともできる。この登録応答パケットは、IPトンネルヘッダと、無線クライアントに関する登録情報と、任意選択的に、IPトンネルヘッダ及び登録情報によってDHCP登録応答パケット内にカプセル化されたDHCP応答とを含む。登録情報は、無線クライアントに割当てられたIPアドレス、無線クライアントに割当てられたホーム無線スイッチ、及び無線クライアントに割当てられた訪問先無線スイッチを含む。
送信器132は、最初に登録サーバに登録パケットを通信した無線スイッチに登録応答パケットを通信又はトンネリングする。
図4を再度参照すると、無線スイッチ112、122、132、142の各々は、例えば、幾つかのポート147と、送信器142及び受信器144を含むトランシーバ141と、プロセッサ145と、データベース143とを含むことができる。無線スイッチ112、122、132、142の各々は、特定のサブネットをサポートするように構成することができ、トランシーバ141を使用してIPトンネルのうちの1つを介して登録サーバと通信することができる。ポート147は、IPソケットを介して無線スイッチ112、122、132、142を登録サーバ130に結合する。
受信器144は、第1のサブネットなど、サブネットのうちの1つに関連した無線クライアントから、インターネットプロトコル(IP)アドレスの動的ホスト構成プロトコル(DHCP)要求を受信することができる。プロセッサ145を使用してDHCPプロキシモジュールの機能性を実施することができる。プロセッサ145は、DHCP要求を使用して無線クライアントのMACアドレスを特定することができ、その無線クライアントのMACアドレスに基づいて、データベース143が無線クライアントの記録を既に有するか否かを判定することができる。無線クライアントの記録は、無線クライアントに関連した認証及びアソシエーション情報を含む。データベース143が無線クライアントの記録を有する場合には、送信器142は、無線クライアントの既存のIPアドレスを無線クライアントに割当てるDHCP応答を無線クライアントに対して返送する。
しかしながら、データベース143が無線クライアントの記録を有していない場合、プロセッサ145は、登録パケットを生成し、送信器142は、IPトンネルのうちの1つを介して登録パケットを登録サーバ130に送信する。登録パケットは、該登録パケットを登録サーバに送るためのIPトンネルヘッダと、無線クライアントに関連した無線クライアント登録情報と、任意選択的に、登録パケット内にカプセル化された無線クライアントからのDHCP要求とを含む。無線クライアント登録情報は、とりわけ、無線クライアント媒体アクセス制御(MAC)アドレス、拡張サービスセット識別子(ESSID)、使用されている暗号化形式、及び使用されている認証形式を含む。送信器142が登録パケットを登録サーバ130に送信すると、登録サーバ130は、DHCP要求を使用して登録応答パケットを生成することができる。
DHCP要求に応答して、受信器144は、IPトンネルヘッダ、任意的なDHCP応答、及び無線クライアントに関する登録情報を含むことができる登録応答パケットを登録サーバ130から受信することができる。DHCP応答の実装時には、該DHCP応答は、IPトンネルヘッダと無線クライアントに関する登録情報とによってDHCP登録応答パケット内にカプセル化することができる。登録情報は、無線クライアントに割当てられたIPアドレス、無線クライアントに割当てられたホーム無線スイッチ、及び無線クライアントに割当てられた訪問先無線スイッチを含む。プロセッサ145は、DHCP応答に基づいて、無線クライアントのIPアドレスを特定することができる。
送信器142はまた、登録情報を無線クライアントと、更にWLAN内の他の無線スイッチの各々とに送ることもできる。
L3モビリティ及びWLAN負荷バランシング
1つの実施形態において、登録サーバ230又はスイッチは、非差動タイマーをモニタすることができる。クライアント202がそのホームスイッチ(及び訪問先スイッチ)上で所与の時間期間にわたって非作動状態であることをクライアント202の非差動タイマーが示した場合、登録サーバ230は、強制的にクライアント202に802.11再認証及び再アソシエーションを行い、新規無線スイッチに対する新規クライアントIPアドレスを取得させる。これによって、WLANは、不必要なオーバーヘッドを送信することを回避できると共に、スイッチの間のトンネルにおいて不必要なトラフィックが除去される。
1つの実施形態において、登録サーバ230又はスイッチは、非差動タイマーをモニタすることができる。クライアント202がそのホームスイッチ(及び訪問先スイッチ)上で所与の時間期間にわたって非作動状態であることをクライアント202の非差動タイマーが示した場合、登録サーバ230は、強制的にクライアント202に802.11再認証及び再アソシエーションを行い、新規無線スイッチに対する新規クライアントIPアドレスを取得させる。これによって、WLANは、不必要なオーバーヘッドを送信することを回避できると共に、スイッチの間のトンネルにおいて不必要なトラフィックが除去される。
図13は、登録サーバ730と、クライアント702Aの元のホーム無線スイッチ732を含む複数の無線スイッチ712、722、732、742とを実装する1つの例示的な実施形態によるWLANのブロック図である。無線スイッチ712、722、732、742の各々は、関連するDHCPサーバ711、721、731、741を有する。この実施形態に関連して、WLAN負荷バランシング技術を次に説明する。
WLAN負荷バランシング技術を説明するため、以下の実施例では、無線スイッチ732は、クライアントの元のホーム無線スイッチであり、他の無線スイッチ712、722、742のうちの少なくとも1つに対してクライアントで相対的に過負荷になっていると仮定している。所与のクライアント702Aが元のホーム無線スイッチ732上で802.11認証及びアソシエーションされ、802.1x認証された後、クライアント702Aは、元のホーム無線スイッチ732にDHCP要求を送る。元のホーム無線スイッチ732が他のクライアントで過負荷になった場合、元のホーム無線スイッチ732がこのクライアント702Aのホーム無線スイッチのまま留まることはもはや実際的ではない可能性がある。この問題に対処するために、元のホーム無線スイッチ732は、該元のホーム無線スイッチ732よりはクライアント702A〜702Kには負荷が少ない可能性が高いか、或いは少ないと明確に判断されるネットワーク内の別の無線スイッチ712、722、742にDHCP要求を転送することができる。WLAN内の別の無線スイッチにDHCP要求を転送する前に、元のホーム無線スイッチ732は、WLAN内のどの無線スイッチ712、722、732、742がクライアント702Aの新規ホーム無線スイッチになる最良候補であるかを判断する必要がある。元のホーム無線スイッチ732は、DHCP要求を転送するために元のホーム無線スイッチ732自体か又は他の無線スイッチ712、722、742のいずれかを選択することができる。この選択は、幾つかの異なる方法によって達成することができる。以下の図7〜図11の説明においては、元のホーム無線スイッチ732は、他の無線スイッチ712、722、742に対してクライアント702A〜702K又はクライアントトラフィックが過負荷であり、他の無線スイッチのうちの少なくとも1つが元のホーム無線スイッチ732よりも少ないトラフィックを現在処理しているように仮定される。従って、元のホーム無線スイッチ732は、新規ホーム無線スイッチとして他の無線スイッチ712、722、742のうちの1つを選択し、選択された他の無線スイッチ712、722、742にDHCP要求を転送する。それにも拘わらず、所与の状況においては、元のホーム無線スイッチ732は、自らが現在WLAN内で最少負荷の無線スイッチであると判断した場合、自らを新規ホーム無線スイッチとして選択することができる点を認識されたい。
この実施形態において、元のホーム無線スイッチ732は、WLAN内の無線スイッチ712、722、742の各々に関連するトラフィック負荷記録(TLR)内の属性に基づいて、最少のトラフィック量を処理している無線スイッチを選択することによって、WLAN内の他の無線スイッチ712、722、732、742のどれがクライアント702Aの新規ホーム無線スイッチになる最良候補であるかを判断することができる。幾つかの候補無線スイッチ712、722、742から新規ホーム無線スイッチを選択するこの機構は、連続的に動作することができ、或いは、元のホーム無線スイッチ732が予め定義されたトラフィック負荷閾値(TLT)を上回ったときにトリガすることができる。
無線スイッチ712、722、732、742の各々は、登録サーバ730にトラフィック負荷記録(TLR)を定期的に報告することができる。所与の無線スイッチにおいて、TLRは、例えば、所与のスイッチがホームスイッチとしてサポートするクライアントの数、所与のスイッチが訪問先スイッチとしてサポートするクライアントの数、所与のスイッチ(一部のクライアントのホームスイッチであるので)にトンネリングされているトラフィック量(Mb/s)、所与のスイッチ(一部のクライアントの訪問先スイッチであるので)からトンネリングされるトラフィック量(Mb/s)、及び所与のスイッチによって伝送されているトラフィック量(Mb)に関する情報を含むことができる。
登録サーバ730は、無線スイッチ712、722、732、742の各々からのTLRを使用して、WLAN内の無線スイッチ712、722、732、742の各トラフィック負荷に関する情報を含むネットワーク負荷報告(NLR)を生成することができる。登録サーバ730は、WLAN内の無線スイッチ712、722、732、742の各々にNLRを定期的に配信することができる。1つの実施形態において、NLRは、WLAN内の無線スイッチ712、722、732、742の各々のTLRからの情報を含むシステムトラフィック負荷テーブル(STLT)を含むことができる。
元のホーム無線スイッチ732は、NLRと、他の無線スイッチの各々のTLRからの属性とを使用して、WLAN内の他の無線スイッチ712、722、742のどれが最少のトラフィック量を現在処理しているかを判断して、クライアント702Aの新規ホーム無線スイッチになる最良候補として当該スイッチを選択することができる。元のホーム無線スイッチ732が、無線スイッチ722などの他の無線スイッチ712、722、742のうちの1つをクライアント702Aの新規ホーム無線スイッチとして選択すると、元のホーム無線スイッチ732はまた、1又は複数の新規クライアント(ネットワークにより既知ではない、すなわち、ホームスイッチが割当てられていないもの)から受信されたあらゆるDHCP要求を新規ホーム無線スイッチにリダイレクトすることもできる。
元のホーム無線スイッチ132は、WLAN内のどの無線スイッチ712、722、742がクライアント702Aの新規ホーム無線スイッチになるかをランダムに判断することができる。例えば、元のホーム無線スイッチ732は、クライアントのMACアドレス及び任意選択的にDHCPリクエストパケットからの他の何らかのデータをハッシュして、ハッシュ値を求めることができる。ハッシュ値は、ある範囲の値を有することができる。例えば、4つの無線スイッチが使用される図13のWLAN実施において、ハッシュ値(x)は、0と256の間とすることができる。ハッシュ値(x)は、以下の式によって求めることができる。
x = MAC[0] XOR MAC[1]XOR MAC[3]XOR MAC[4]XOR MAC5]XOR MAC[6]
ハッシュ値(x)が求まると、元のホーム無線スイッチ732は、このハッシュ値を使用して無線スイッチ712、722、732、742のどれをクライアントの新規ホーム無線スイッチとして割当てるべきか判断することができる。例えば、1つの可能な実施において、ハッシュ値(x)が64を下回る場合、無線スイッチ712が新規ホーム無線スイッチになることができ、ハッシュ値(x)が64以上で128未満である場合、無線スイッチ722が新規ホーム無線スイッチになり、ハッシュ値(x)が128以上で192未満である場合、無線スイッチ732が新規ホーム無線スイッチとして留まり、ハッシュ値(x)が192以上で255未満である場合、無線スイッチ742が新規ホーム無線スイッチになる。
従って、この実施によれば、ホームスイッチはハッシュアルゴリズムによって割当てられ、トラフィック負荷がランダムにバランスされる。求められたハッシュ値(x)に応じて、クライアントの新規ホーム無線スイッチとして元のホーム無線スイッチ732が選択され又は留まる可能性がある。しかしながら、ハッシュアルゴリズムによって割当てられる新規ホーム無線スイッチは、既に過負荷になっている可能性がある。別の実施において、元のホーム無線スイッチ732が過負荷であることが分かっている場合、元のホーム無線スイッチは、他の無線スイッチ712、722、742のうちの1つを選択することができる。
元のホーム無線スイッチ732が、例えば、無線スイッチ122が新規ホーム無線スイッチになる最良候補であると判断した場合、元のホーム無線スイッチ732は、無線スイッチ722にDHCP要求を転送することができる。次いで、無線スイッチ722に接続されているDHCPサーバ(図示せず)は、クライアント702AにIPアドレスを割当てて、クライアントの新規ホーム無線スイッチになることができる。新規ホーム無線スイッチ722は、元のホーム無線スイッチ732にDHCP応答をトンネリングすることになる。次いで、元のホーム無線スイッチ732は、このクライアントの訪問先無線スイッチになり、無線スイッチ722は、クライアントの新規ホーム無線スイッチになる。このクライアント702Aから入来する全てのトラフィックは、新規ホーム無線スイッチ722にトンネリングされることになる。クライアント702AがWLAN内で無線スイッチ712のような別のスイッチにローミングすると、無線スイッチ712は、新規の訪問先無線スイッチになり、無線スイッチ722はホームスイッチのまま留まる。このクライアント702Aの全てのトラフィックは、新規訪問先無線スイッチ712によって新規ホーム無線スイッチ722にトンネリングされる。この時点で、このクライアント702Aから最初に接続を受け付けた元のホーム無線スイッチ732は、もはやこのクライアントのトラフィックを処理しない。
図14は、1つの例示的な実施形態による、第1のクライアント702Aを含む複数のクライアント702A〜702Kをサポートするように構成された複数の無線スイッチ712、722、732、742を備える無線ローカルエリアネットワークにおける負荷バランシングの例示的な方法を示すフローチャートである。無線スイッチ712、722、732、742の各々は、UDP/IPソケットを介して他の無線スイッチ712、722、732、742の各々に結合することができる。
段階802で、元のホーム無線スイッチを第1のクライアントの最初のホーム無線スイッチとして構成する。段階804で、元のホーム無線スイッチは、第1のクライアントの新規ホーム無線スイッチとして複数の無線スイッチ712、722、732、742のうちの1つを選択することができる。同様に、元のホーム無線スイッチ732は、他の無線スイッチ712、722、732、742712、722、742に対してクライアント702A〜702K又はクライアントトラフィックが過負荷であり、他の無線スイッチ712、722、732、742のうちの少なくとも1つが、元のホーム無線スイッチ732よりも少ないトラフィックを現在処理しているように仮定される。それにも拘わらず、所与の状況においては、元のホーム無線スイッチ732は、自らが現在WLAN内で最少負荷の無線スイッチであると判断した場合、自らをホーム無線スイッチとして留まるように選択することができる点を認識されたい。
図15は、1つの例示的な実施形態に従って、ホーム無線スイッチ732が、第1のクライアント702Aの新規ホーム無線スイッチとしてWLAN内の複数の無線スイッチ712、722、732、742のうちの1つを選択する方法を示すフローチャートである。各無線スイッチ712、722、732、742は、無線スイッチとの間でトンネリングされているトラフィックをモニタするように構成することができる。
段階902で、無線スイッチ712、722、732、742の各々は、トラフィック負荷記録(TLR)を生成する。各無線スイッチ712、722、732、742のトラフィック負荷記録(TLR)は、スイッチ712、722、732、742がホームスイッチとしてサポートするクライアント702A〜702Kの数を指定するパラメータと、スイッチ712、722、732、742が訪問先スイッチとしてサポートするクライアント702A〜702Kの数を指定するパラメータと、スイッチ712、722、732、742にトンネリングされているトラフィック量を指定するパラメータと、スイッチ712、722、732、742からトンネリングされているトラフィック量を指定するパラメータと、スイッチ712、722、732、742により伝送されているトラフィック量を指定するパラメータとを含むことができる。
段階904で、登録サーバ730は、無線スイッチ712、722、732、742の各々についてのトラフィック負荷情報を含むネットワーク負荷報告(NLR)を生成することができる。段階906で、登録サーバ730は、WLAN内の無線スイッチ712、722、732、742の各々にNLRを送ることができる。段階908で、元のホーム無線スイッチ732は、NLR及び各無線スイッチ712、722、732、742のTLRに基づいて、第1のクライアント702Aの新規ホーム無線スイッチとして、無線スイッチ712、722、732、742のうちの1つを選択することができる。例えば、1つの実施形態において、元のホーム無線スイッチ732は、NLRを使用して無線スイッチ712、722、732、742のどれがトラフィックの最少量を現在処理しているかを判断して、第1のクライアント702Aの新規ホーム無線スイッチとしてトラフィックの最少量を現在処理している無線スイッチ712、722、732、742を選択することによって、無線スイッチ712、722、732、742のうちの1つを第1のクライアント702Aの新規ホーム無線スイッチとして選択することができる。1つの例示的な実施において、ホーム無線スイッチは、無線スイッチ712、722、732、742の各々に関連したトラフィック負荷記録(TLR)内の属性を使用して、最少のトラフィック量を処理している無線スイッチを第1のクライアント702Aの新規ホーム無線スイッチとして選択することができる。
段階910で、第1のクライアント702Aは、DHCP要求をホーム無線スイッチに送る。段階912で、ホーム無線スイッチは、新規ホーム無線スイッチとして選択される無線スイッチにDHCP要求を転送することができる。図15では示されていないが、新規クライアント702AがWLANにつながれると、ホーム無線スイッチは、新規クライアント702Aから受信されたDHCP要求をリダイレクトし、新規ホーム無線スイッチとして選択された無線スイッチにDHCP要求を送ることができる。
図16は、別の例示的な実施形態による、ホーム無線スイッチが複数の無線スイッチ712、722、732、742のうちの1つを第1のクライアント702Aの新規ホーム無線スイッチとして選択する別の方法を示すフローチャートである。この実施形態においては、第1のクライアント702Aが元のホーム無線スイッチにDHCP要求を送る。次いで、元のホーム無線スイッチは、複数の無線スイッチ712、722、732、742のうちの1つを第1のクライアント702Aの新規ホーム無線スイッチとしてランダムに選択することができる。
例えば、このランダム選択は、段階1002で始めることができ、ここで元のホーム無線スイッチは、第1のクライアント702AのMACアドレス及びDHCP要求からの情報をハッシュし、ある範囲の値の1つを含むハッシュ値を生成する。この値の範囲は、複数の部分範囲を含み、この部分範囲の各々は、特定の無線スイッチに関連付けられる。段階1004で、元のホーム無線スイッチは、ハッシュ値が範囲内にある部分範囲を無線スイッチ712、722、732、742のいずれが有しているかを特定することができる。換言すると、ハッシュ値は、選択無線スイッチの部分範囲内に含まれる。段階1006で、元のホーム無線スイッチは、ハッシュ値が含まれる部分範囲を有する無線スイッチ712、722、732、742の1つを新規ホーム無線スイッチとして選択することができる。
図18は、1つの例示的な実施形態による、第1のクライアント702Aによって生成されたトラフィックを新規ホーム無線スイッチにトンネリングする方法を示すフローチャートである。新規ホーム無線スイッチが元のホーム無線スイッチ732によって選択されると、元のホーム無線スイッチ732は、新規ホーム無線スイッチとして選択された無線スイッチにDHCP要求を転送する。段階1102で、DHCPサーバ721は、選択無線スイッチに属するIPアドレスを第1のクライアント702Aに割当てる。段階1104で、新規ホーム無線スイッチは、DHCP応答を選択無線スイッチから元のホーム無線スイッチ732までトンネリングし、その結果、元のホーム無線スイッチ732が第1のクライアント702Aの新規訪問先無線スイッチになり、選択無線スイッチが第1のクライアント702Aの新規ホーム無線スイッチになる。段階1106で、新規訪問先無線スイッチ732は、第1のクライアント702Aによって生成されたトラフィックを新規ホーム無線スイッチにトンネリングする。
再び図3を参照すると、登録サーバ730は、ポート137と、送信器132及び受信器134を含むトランシーバ131と、プロセッサ135と、データベース133とを含むことができる。この実施形態において、登録サーバ730は、複数のクライアント702A〜702Kをサポートするように構成された複数の無線スイッチ712、722、732、742を含むWLANにおいて負荷バランシングを支援するように構成される。無線スイッチの各々は、トラフィック負荷記録(TLR)を生成する。選択されたポート137は、IPソケットを介して登録サーバ730を無線スイッチ712、722、732、742に結合する。受信器134は、無線スイッチ712、722、732、742の各々からTLRを受信することができる。プロセッサ135は、無線スイッチ712、722、732、742の各々のトラフィック負荷情報を含むネットワーク負荷報告(NLR)を作成又は生成することができる。データベース135は、複数の無線スイッチの各々のTLRとNLRとを格納することができ、送信器132は、無線スイッチ712、722、732、742の各々にNLRを通信又は送ることができる。1つの実施において、無線スイッチ712、722、732、742は、第1のクライアント702Aの最初のホーム無線スイッチとして構成された元のホーム無線スイッチ732と、元のホーム無線スイッチ732によって新規ホーム無線スイッチとして選択することができる複数の「候補」無線スイッチ712、722、742を含む。
図4を再度参照すると、図13の無線スイッチ712、722、732、742の各々は、第1のクライアント702Aの最初のホーム無線スイッチとして構成することができ、例えば、幾つかのポート147と、送信器142及び受信器144を含むトランシーバ141と、プロセッサ145と、データベース143とを含むように具現化することができる。無線スイッチ712、722、732、742の各々におけるプロセッサ145を用いて、それぞれの無線スイッチとの間でトンネリングされているトラフィックをモニタすることができる。ポート147の1つは、IPソケットを介して図13の無線スイッチ712、722、732、742を登録サーバ730に結合し、他のポート147は、無線スイッチ712−742の各々を他の無線スイッチ712−742の各々に結合するUDP/IPに結合される。次いで、無線スイッチ732のプロセッサ145及び候補無線スイッチ712、722、742の各々における他のプロセッサ145は、この情報を用いてトラフィック負荷記録(TLR)を生成をすることができ、送信器142を用いてこれらそれぞれのTLRを登録サーバ730に送ることができる。登録サーバ730は、TLRを用いて、無線スイッチ712、722、732、742の各々についてのトラフィック負荷情報を含むネットワーク負荷報告(NLR)を作成又は生成することができる。
無線スイッチ712、722、732、742の各々の受信器144は、無線スイッチの各々のトラフィック負荷情報を含むNLRを受信することができ、無線スイッチ732のプロセッサ145は、NLRと無線スイッチ712、722、732、742の各々に関連したTLR内の属性とを使用して、複数の無線スイッチ712、722、732、742のうちの1つを第1のクライアント702Aの新規ホーム無線スイッチとして選択することができる。1つの実施において、無線スイッチ732のプロセッサ145は、元のホーム無線スイッチでのトラフィックが予め定義されたトラフィック負荷閾値(TLT)を上回ったときに、複数の無線スイッチ712、722、742のうちの1つを新規ホーム無線スイッチとして選択することができる。1つの実施形態において、無線スイッチ732のプロセッサ145は、候補無線スイッチ712、722、742の各々に関連したトラフィック負荷記録(TLR)の属性に基づいて、WLAN内の他の無線スイッチ712、722、742のどれが最少のトラフィック量を処理しているかを判断し、その候補無線スイッチを第1のクライアントの新規ホーム無線スイッチとして選択することができる。
他の実施形態において、無線スイッチ732のプロセッサ145は、無線スイッチ712、722、732、742のうちの1つを新規ホーム無線スイッチとしてランダムに選択することができる。例えば、無線スイッチ712、722、732、742のうちの1つを新規ホーム無線スイッチとしてランダムに選択するために、無線スイッチ732のプロセッサ145は、ハッシュモジュール(図示せず)及びセレクタモジュール(図示せず)を含むことができる。ハッシュモジュールは、第1のクライアントのMACアドレス及びDHCP要求からの情報をハッシュして、ハッシュ値を生成することができる。ハッシュ値は、ある範囲の値内に含まれる値をとることができる。ハッシュモジュールは、値の範囲を複数の部分範囲に分割することができる。プロセッサは、部分範囲の各々を特定の無線スイッチ712、722、732、742にランダムに割当てることができる。次いで、セレクタモジュールは、ハッシュ値がクライアント702Aの新規ホーム無線スイッチとして選択される無線スイッチ712、722、732、742の1つの部分範囲内に含まれるように、候補無線スイッチのうちの1つをハッシュ値に基づいて新規ホーム無線スイッチとして選択することができる。
無線スイッチ712、722、732、742の各々は、UDP/IPソケットを介して他の無線スイッチ712、722、732、742の各々に結合することができる。第1のクライアント702Aが無線スイッチ732の受信器144によって受信されたDHCPに要求を送信すると、無線スイッチ732の送信器142は、新規ホーム無線スイッチとして選択された無線スイッチにDHCP要求を転送する。新規クライアント702BがWLANにつながり、元のホーム無線スイッチ732にDHCPに要求を送ると、無線スイッチ732のプロセッサ145は、新規クライアント702Bから受信されたDHCP要求をリダイレクトし、無線スイッチ732の送信器142は、新規ホーム無線スイッチとして選択された候補無線スイッチにDHCP要求を送る。この時点で、選択候補無線スイッチに属するIPアドレスは、クライアント702Aに割当てられ、新規ホーム無線スイッチは、元のホーム無線スイッチ732にDHCP応答をトンネリングし、その結果、元のホーム無線スイッチ732がクライアント702Aの訪問先無線スイッチになり、選択候補無線スイッチがクライアント702Aの新規ホーム無線スイッチになる。
図19は、登録サーバ1230と、第1のサブネット1210をサポートするホーム無線スイッチ1212と、第2のサブネット1220をサポートする訪問先無線スイッチ122とを実装する1つの例示的な実施形態によるWLANのブロック図である。図12は2つの無線スイッチ1212、1222と2つのサブネット1210、1220とを示しているが、WLAN内に3つ以上のスイッチ及びサブネットを実装してもよいことを理解されたい。また、図12は単一のクライアント1202を示しているが、通常は2つ以上のクライアントがWLAN内に存在することを理解されたい。典型的には特定のWLANにおいては、幾つかのアクティブクライアントが存在する。この実施例においては、第1のサブネット1210は通常、第1のサブネット1210内にクライアントIPアドレスを有するアクティブクライアントのグループをサポートし、第2のサブネット1220は通常、サブネット1220内にクライアントIPアドレスを有するアクティブクライアントの別のグループをサポートすることになる。更に、図12においては、各サブネット1210、1220は、3つのアクセスポイント(AP)1215−1217及び1225−1227を含むように示されているが、あらゆる数のAPをサブネット内に実装することができる。
本明細書で使用される用語「アクセスポイント(AP)」又は「アクセスポート(AP)」は、データを送受信する局(トランシーバと呼ばれることもある)を指す。アクセスポイントは、ネットワーク内でユーザを他のユーザに接続し、更に、WLANと固定の有線ネットワークとの間の相互接続ポイントとして機能することができる。各アクセスポイントは、定められたネットワークエリア内の複数ユーザに対応することができる。クライアントが1つのアクセスポイントの範囲を越えて移動すると、クライアントは、自動的に次のAPにハンドオーバすることができる。WLANは、単一のアクセスポイントだけを必要とすることができる。所与のサブネット内のAPの数は、一般に、ネットワークユーザ数及びネットワークの物理的サイズに伴って増大する。
ホーム無線スイッチ1212は、アクセスポイント(AP1)1215、1216(AP2)、及び1217(AP3)を含む第1のサブネット1210を備えた第1のVLANをサポートする。第1のVLAN上の全てのクライアントは、第1のサブネット1210内のIPアドレスを有する。トンネルは、アクセスポイント(AP1)1215、1216(AP2)、及び1217(AP3)をホーム無線スイッチ1212に結合する。ホーム無線スイッチ1212は、第1のIPアドレスと、ホーム無線スイッチ1212によってサポートされた第1のサブネット(TPドメイン)のリストとを含む第1の設定情報を有する。ホーム無線スイッチ1212は、第1のIPソケット1214を介して第1の設定情報を登録サーバ1230に通信することによって登録サーバ1230に登録される。クライアント1202は、最初に、AP3 1217を介してホーム無線スイッチ1212と通信する第1のサブネット1210に関連付けられる。クライアント1202は、第1のサブネット1210内からのクライアントIPアドレスを有する。クライアント1202は、最終的に、アクセスポート(AP4)1225を介して訪問先仮想無線スイッチ1222とクライアントが通信する第2のサブネット1220にローミングする。
同様に、訪問先無線スイッチ1222は、アクセスポイント(AP4)1225、(AP5)1226、(AP6)1227を含む第2のサブネット1220を備えた第2のVLANをサポートする。第2のVLANの上の全クライアントは、第2のサブネット1220内のIPアドレスを有する。トンネルは、アクセスポイント(AP4)1225、(AP5)1226、及び(AP6)1217を訪問先無線スイッチ1222に結合する。訪問先無線スイッチ1222は、第2のIPアドレスと、訪問先無線スイッチ1222によってサポートされた第2のサブネット(IPドメイン)のリストとを含む第2の設定情報を有する。訪問先無線スイッチ1222は、第2のIPソケット1224を介して第2の設定情報を登録サーバ1230に通信することによって登録サーバ1230に登録される。
登録サーバのIPアドレスは無線スイッチの各々に対して構成されるので、無線スイッチの各々は、登録中にIPアドレスを使用してIPソケットを登録サーバに開くことができる。この実施例においては、ホーム無線スイッチ1212と登録サーバ1230とを結合する第1のIPソケット1214と、訪問先無線スイッチ1222と登録サーバ1230との間に第2のIPソケット1224とを設けることができる。
登録サーバ1230内のデータベース133は、複数の無線スイッチの各々についての関連設定情報を格納する。
無線スイッチの各々はまた、各アクティブクライアントの登録情報を登録サーバ1230に通信する。登録サーバ1230は、登録情報を使用してアクティブクライアントリスト(ACL)を作成することができる。アクティブクライアントリストは、WLAN内の各アクティブクライアント1202についての記録を含む。各クライアント1202の記録は、例えば、クライアントのMACアドレス、クライアントのクライアントIPアドレス、クライアントのホームスイッチ、クライアントの訪問先スイッチ、ホームスイッチ及び訪問先スイッチの非作動タイマー、並びに位置情報などの幾つかの属性を含む。登録サーバ1230は、WLAN内の各無線スイッチにアクティブクライアントリスト(又はアクティブクライアントリストの一部)のコピーを送ることができる。
1つの実施形態において、登録無線スイッチは、各アクティブクライアントの登録情報に関する更新情報を登録サーバ1230に定期的に送ることができる。登録サーバ1230は、これらの更新情報を使用して、更新アクティブクライアントリストを作成することができる。登録サーバ1230が更新登録情報(又はネットワークにつながっている新規スイッチからの新規登録情報)を受信したときは常に、登録サーバ1230は、更新情報を無線スイッチから受信したときに、アクティブクライアントリストの更新情報を各無線スイッチに送ることができる。
以下で説明するように、クライアントが最初のホームサブネットから訪問先無線スイッチによってサポートされる訪問先サブネットにローミングすると、無線スイッチの各々がアクティブクライアントリストを使用して、クライアントが、ホーム無線スイッチによって割当てられた最初のTCP/IP又はUDP/IP接続及び当該最初のクライアントIPアドレスを保持可能にすることができる。
アクティブクライアントリストは、第1の設定情報に基づくクライアント1202の記録を含む。この記録は、クライアント1202のMACアドレス、クライアントのクライアントIPアドレス、クライアントのホーム無線スイッチ1212、クライアント1202の訪問先無線スイッチ1222、並びにホーム無線スイッチ1212及び訪問先無線スイッチ1222の非差動タイマーを含む。この記録は、無線スイッチから受信された更新情報を使用して、定期的に更新することができる。登録サーバ1230内のデータベース133は、第1の設定情報、第2の設定情報、及びアクティブクライアントリストを格納することができる。
ホーム無線スイッチ1212及び訪問先無線スイッチ1222は、登録サーバ123上で登録されているので、ホーム無線スイッチ1212と訪問先無線スイッチ1222とを結合するUDP/IPトンネル1215を作成することができる。無線スイッチの各々は、無線スイッチリストからの設定情報を使用して、UDP/IPトンネル又はソケットを他の無線スイッチに開くことができる。以下で更に詳細に説明するように、このトンネルによって、クライアント1202は、クライアント1202がホーム無線スイッチ1212及び訪問先無線スイッチ1222からローミングするときに、ホーム無線スイッチ1212からのクライアントのIPアドレスを維持することが可能となる。
クライアント1202が、ホーム無線スイッチ1212から訪問先無線スイッチ1222までローミングするときでも、DHCPサーバ1211が最初のクライアントIPアドレスをクライアントに割当てることができるプロトコルを実装することができる。
クライアント1202が訪問先無線スイッチ1222に接近するにつれて、クライアント1202が訪問先無線スイッチ1222にローミングし始めると、クライアント1202は、訪問先無線スイッチ1222に接続されたアクセスポート(AP)1225によって送出される新規ビーコンを感知する。新規ビーコンは、ホーム無線スイッチ1212に接続されたアクセスポート(AP3)1217によって使用されるものとは異なる新規のBSSID(MACアドレス)を有する。従って、クライアント1202は、訪問先無線スイッチ1222との802.11認証、訪問先無線スイッチ1222との802.11アソシエーション、及び訪問先無線スイッチ1222との802.1x認証を行って、動的ホスト構成プロトコル(DHCP)要求を発行する。クライアント1202が、訪問先無線スイッチ1222と802.11認証及び802.11アソシエーションを行うと、クライアント1202は、その既存のTCP/IP接続を継続することができる。
ホーム無線スイッチ1212と訪問先無線スイッチ1222との間でのレイヤ3ローミングを可能にするために、クライアント1202が最初のクライアントIPアドレスを保持可能にすることができることに起因して、クライアントのホーム無線スイッチ1212に動的ホスト構成プロトコル(DHCP)要求を送ることが望ましい。ACLは各無線スイッチに送られるので、各スイッチは、ネットワーク内の全アクティブクライアントに関する情報を有する。クライアントがホーム無線スイッチ1212からIPアドレスを取得するときには、訪問先無線スイッチ1222は、ホーム無線スイッチ1212によって登録サーバ1230に送られた登録情報からクライアントIPアドレスを得ることができる。例えば、訪問先無線スイッチ1222は、クライアント1202の記録を調べて、クライアント1202のMACアドレスを取得することができる。訪問先無線スイッチ1222は、クライアント1202のMACアドレスを使用して、クライアントIPアドレスが第1のサブネット1210に属していること、及びクライアント1202が最初にホーム無線スイッチ1212と関連付けられていたことを判断することができる。従って、訪問先無線スイッチ1222は、クライアント1202が最初にホーム無線スイッチ1212と関連付けられていたこと、及び第1のサブネット1210に属するクライアントIPアドレスを有していたことを認識する。
従って、訪問先無線スイッチ1222は、トンネル1215を介してホーム無線スイッチ1212にDHCP要求を中継することができ、ホーム無線スイッチ1212は、DHCP要求をDHCPサーバ1211に渡す。DHCPサーバ1211は、同じ最初のクライアントIPアドレスをクライアント1202に再割当てする。クライアント1202は、ホームスイッチからその最初のクライアントIPアドレスを維持するので、クライアント1202は、その接続を再確立する必要はない。これによって、セッションが切断されるのを防ぐことができる。ホーム無線スイッチ1212は、動的ホスト構成プロトコル(DHCP)応答を訪問先無線スイッチ1222及びクライアント1202に転送する。
クライアント1202がIPパケットをネットワークに送ると、IPパケットは、訪問先無線スイッチ1222に達することになる。次いで、訪問先無線スイッチ1222は、受信するあらゆるIPパケットをトンネル1215を介してホーム無線スイッチ1212に転送し、該ホーム無線スイッチ1212は、このIPパケットをルータに転送することができる。同様に、クライアントIPアドレスに宛てられるアウトバウンドパケットにおいて、ホーム無線スイッチ1212は、受信するアウトバウンドIPパケットを訪問先無線スイッチ1222を介してクライアント1202に転送することができる。
1つの実施形態において、クライアント1202がWPA2クライアントを含む場合、WPA2クライアント1202は、低レイテンシーでレイヤ3モビリティを達成するために、訪問先無線スイッチ1222に予め認証される。クライアントがホームスイッチ上で終端し且つ802.11暗号化なしでIPsecを使用する場合、クライアントは、802.11再認証を行ってACLを調べ、クライアントのMACアドレスからホーム無線スイッチ1212を取得することができる。これにより、クライアント1202からの全パケットをホーム無線スイッチ1212に転送可能にすることができる。他の場合には、クライアントは、802.11再認証して、dot1.x認証すなわち4方向2ハンドシェークを実施して、新規の一時鍵を生成し、次いで、既存のTCP又はUDPセッションに進むことになる。dot1.x認証には、RADIUSサーバが必要とされ、レイテンシーは、相互認証方法(PEAP、TTL、TLS)の形式に依存することができる。
図19は、1つの例示的な実施形態による、最初にホーム無線スイッチと関連付けられ且つ第1のサブネット1210内からのクライアントIPアドレスを有するクライアント1202が、ホーム無線スイッチ1212から第2のサブネット1220をサポートするように構成された訪問先無線スイッチ1222にローミング可能にする、例示的な方法を示すフローチャートである。例えば、WLAN内で本方法を用いて、クライアント1202が第1のサブネット1210と第2のサブネット1220との間でローミング中にそのクライアントIPアドレスを保持してIP接続性を維持可能にすることができる。
段階1302で、AWSLと訪問先無線スイッチ1222までのホーム無線スイッチ1212の設定情報とを使用して、ホーム無線スイッチ1212と訪問先無線スイッチ1222との間にトンネルを作成又は開く。段階1304で、クライアント1202は、ホーム無線スイッチ1212から訪問先無線スイッチ1222にローミングする。クライアント1202は、次に図20に関して説明する技術を用いて、第1のサブネット1210から第2のサブネット1220へのローミング中に、最初のクライアントIPアドレスを保持し且つIP接続性を維持することができる。
図20は、クライアント1202が第2のサブネット1220にローミングするときにクライアント1202がクライアントIPアドレスを維持することが可能な、第1のサブネット1210をサポートするホーム無線スイッチ1212と第2のサブネット1220をサポートする訪問先無線スイッチ1222との間の例示的なメッセージ交換を示すフローチャートである。段階1402で、クライアント1202は、訪問先無線スイッチ1222と802.11認証及びアソシエーションを行い、ステップ1404で、訪問先無線スイッチ1222と802.1x認証を行う。段階1406で、クライアント1202は、動的ホスト構成プロトコル(DHCP)要求を発行し、これは段階1408で、トンネル1215を介して訪問先無線スイッチ1222からホーム無線スイッチ1212に中継される。次いで段階1410で、DHCP要求をホーム無線スイッチ1212からDHCPサーバ1211に渡すことができる。段階1412で、DHCPサーバ1211は、クライアントIPアドレスをクライアントに再割当てし、段階1414で、動的ホスト構成プロトコル(DHCP)応答をホーム無線スイッチ1212から訪問先無線スイッチ1222及びクライアント1202に転送することができる。
再び図19を参照すると、段階1306で、アクティブクライアントリストを用いて、クライアントIPアドレスが第1のサブネット1210に属していること、及びクライアント1202が最初はホーム無線スイッチ1212と関連付けられていたことを判断することができる。訪問先無線スイッチ1222は、クライアントがホーム無線スイッチ1212からIPアドレスを取得するときに、ホーム無線スイッチ1212によって、登録サーバ1230が訪問先無線スイッチ1222に送った登録情報からクライアントIPアドレスを得ることができる。段階1308で、クライアント1202から送られて訪問先無線スイッチ1222によって受信されたあらゆるIPパケットをホーム無線スイッチ1212にトンネル1215を介して転送することができ、ステップ1310で、ホーム無線スイッチ1212によって受信されたあらゆるIPパケットは、トンネル1215を介して、クライアント1202にIPパケットを転送する訪問先無線スイッチ1222に転送することができる。
再び図3を参照すると、ポート137の一部は、登録サーバ130をホーム無線スイッチ1212及び訪問先無線スイッチ1222に結合することができる。受信器134は、無線スイッチの各々から各クライアントに関連した登録情報を受け取ることができる。プロセッサ135は、各クライアントから登録情報を使用してアクティブクライアントリスト(ACL)を作成することができる。送信器132は、WLAN内の各無線スイッチにACLのコピーを送ることができる。
再び図4を参照すると、ホーム無線スイッチ1212のポート147のうちの1つは、UDP/TPトンネルを介して訪問先無線スイッチ1212のポート137のうちの1つに結合することができる。クライアントがホーム無線スイッチ1212及び訪問先無線スイッチ1222からローミングするときには、クライアントがクライアントIPアドレスを維持可能にするために、クライアント1202は、訪問先無線スイッチ1222での802.11認証、訪問先無線スイッチ1222での802.11アソシエーション、及び訪問先無線スイッチ1222での802.1x認証を行い、訪問先無線スイッチ1222に動的ホスト構成プロトコル(DHCP)要求を発行する。ホーム無線スイッチの受信器144は、トンネルを介して訪問先無線スイッチ122からDHCP要求を受信することができ、ホーム無線スイッチ1212の送信器142は、DHCP要求を動的ホスト構成プロトコル(DHCP)サーバ1211に送ることができ、該サーバは、クライアントIPアドレスをクライアント1202に再割当てする。ホーム無線スイッチの送信器142は、DHCP応答を訪問先無線スイッチ及びクライアントに送ることができる。ホーム無線スイッチの受信器144は、訪問先無線スイッチ122からDHCP要求を受信することができる。
訪問先無線スイッチ1222の受信器144は、登録サーバ1230からアクティブクライアントリストを受け取ることができ、訪問先無線スイッチ1222のプロセッサ145は、アクティブクライアントリストを使用して、クライアントIPアドレスが第1のサブネット1210に属していること、及びクライアント1202が、最初はホーム無線スイッチ1212と関連付けられていたことを判断することができる。訪問先無線スイッチ1222のプロセッサ145は、クライアントがホーム無線スイッチ1212からIPアドレスを取得したときに、ホーム無線スイッチ1212によって登録サーバ1230に送られた登録情報からクライアントIPアドレスを取得する。訪問先無線スイッチ1222のプロセッサ145は、クライアント1202に関連した記録を調べ、クライアント1202のMACアドレスからホーム無線スイッチ1212を取得することができる。訪問先無線スイッチ1222の送信器142は、第2のサブネット内の各クライアントについての登録情報を登録サーバに送ることができる。訪問先無線スイッチ1222の受信器144は、クライアント1202がホーム無線スイッチ1212から訪問先無線スイッチ1222にローミングした後に、クライアント1202から送られたIPパケットを受信することができる。次いで、訪問先無線スイッチ1222の送信器142は、UDP/IPトンネルを介してホーム無線スイッチ1212にIPパケットを送ることができる。ホーム無線スイッチの受信器144は、第1のポートに結合することができ、クライアントがホーム無線スイッチ1212から訪問先無線スイッチ1222にローミングした後に、UDP/IPトンネルを介して訪問先無線スイッチから送られたIPパケットを受信することができる。このIPパケットはクライアントで発生する。
ポート147の別の1つを登録サーバに結合することができる。訪問先無線スイッチの受信器144は、登録サーバからアクティブクライアントリストを受け取ることができる。ホーム無線スイッチのプロセッサ145は、アクティブクライアントリストを使用して、クライアントがホーム無線スイッチと現在関連付けられていることを判断することができる。ホーム無線スイッチの受信器144は、クライアントにアドレス指定された第2のIPパケットを受信することができる。ポートに結合されたホーム無線スイッチの送信器142は、UDP/IPトンネルを介して訪問先無線スイッチに第2のIPパケットを送ることができる。訪問先無線スイッチは、第2のIPパケットをクライアントに送信する。訪問先無線スイッチ1222の受信器144は、UDP/IPトンネルを介してホーム無線スイッチ1212から送られたククライアント1202の第2のIPパケットを受けることができる。
以上、レイヤ3 IPローミングをサポートし、且つクライアントが新規サブネットに対するレイヤ3ローミングを受けるときに、クライアントが最初のローミング前のIPアドレス及びホームサブネットからのTCP/IP接続を保持可能にする技術を提供することができる多くの実施形態を上記で開示してきた。これらの技術は、クライアントソフトウェアの修正を必要とすることなく、通話又はセッションの切断の可能性の低減を助けることができる。
更に、クライアントがそのホームスイッチから離れるときに、もはやクライアントをサポートする必要がないことをホーム無線スイッチが判断できるようにすることによって、WLAN内の無線スイッチ間の負荷バランシングを可能にする技術を提供することができる他の実施形態が開示されてきた。一部の実施形態において、ホームスイッチが特定のクライアントの最良のホーム無線スイッチではないことを自己判断可能にする技術が提供される。
請求項のいずれかにおける文章の並びは、請求項の表現によって具体的に定義されていない限り、プロセス段階がこの並びに従って一時的又は論理上の順序で実施する必要があることを意味するものではない。プロセス段階は、入れ換えることによって請求項の表現と矛盾せず、論理的に無意味ではない限りは、本発明の範囲から逸脱することなくあらゆる順序で入れ換えることができる。更に、「第1」、「第2」、「第3」、その他などの数序詞は、請求項の表現によって具体的に定義されない限り、単に、複数の異なる単数を示すものであり、どのような順序又は並びを意味するものではない。
更に、異なる要素間の関係を説明する際に使用される「接続する」又は「結合された」などの用語は、これらの要素の間で直接的な物理的接続を行なう必要があることを意味するものではない。例えば、2つの要素は、本発明の範囲から逸脱することなく、物理的、電子的、論理的、又はあらゆる他の方法で1つ又はそれ以上の追加要素を介して互いに接続することができる。従って、本明細書が互いに「接続」又は「結合」されている特定の特徴部に言及する範囲で、別段に明示的に記載されていない限り、「接続された」又は「結合された」とは、ある特徴部が直接的に又は間接的に別の特徴部に接続又は結合されており、必ずしも機械的なものではないことを意味する。各図面は要素の例示的な構成を示しているが、追加の介在要素、装置、特徴部、又は構成要素は、回路の機能性に悪影響を与えない場合には実際の実施形態において存在してもよい。様々な図に示す接続線は、様々な要素間の例示的な機能的関係及び/又は物理的結合を表す。実際上の実施形態又は実施においては、多くの代替又は追加の機能的関係又は物理的関係が存在することができる。
当業者であれば、様々な異なる技術及び手法のいずれかを用いて情報及び信号を表現することができる点を理解するであろう。例えば、上記の説明全体にわたり参照することができるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、記号、及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、又はこれらのいずれかの組み合わせによって表すことができる。
更に、当業者であれば、本明細書で開示された実施形態に関連して説明される様々な例示的な論理的ブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズム段階は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又は両方の組み合わせとして実装することができる点を認識するであろう。ハードウェア及びソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路及び段階をその機能性に関して上記で一般的に説明してきた。こうした機能性がハードウェア又はソフトウェアとして実装されるかどうかは、特定の用途及びシステム全体に課せられる設計上の制約事項に左右される。当業者は、各特定の用途に対して説明された機能性を様々な方法で実行することができるが、このような実装は、本発明の範囲から逸脱を引き起こすものと解釈すべきではない。
本明細書で開示された実施形態に関連して説明される種々の例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路は、本明細書で説明される機能を実行するように設計された汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理、ディスクリートハードウェア構成要素、又はこれらのあらゆる組み合わせで実施又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサとすることができるが、代替として、あらゆる従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又は状態機械とすることができる。プロセッサはまた、例えば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つ又はそれ以上のマイクロプロセッサ、又は他のこうしたあらゆる構成である、コンピュータの組み合わせとして実行することもできる。
本明細書で開示された実施形態に関連して説明した方法又はアルゴリズムの段階は、ハードウェア内、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール内、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせ内で直接実施することができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、又は当技術分野で公知の他のあらゆる形態の記憶媒体内に常駐することができる。例示的な記憶媒体はプロセッサに結合され、プロセッサが情報を記憶媒体から読み出し、且つ記憶媒体に情報を書き込むことができるようにされる。代替形態において、記憶媒体は、プロセッサと一体にすることができる。プロセッサ及び記憶媒体はASIC内に常駐することができる。ASICはユーザ端末内に常駐することができる。代替形態において、プロセッサ及び記憶媒体は、ユーザ端末内のディスクリート構成要素として常駐することができる。
開示された実施形態の上記の説明は、当業者が本発明を実施又は使用できるようにするために提示されるものである。これらの実施形態に対する様々な変更は、当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義される一般原理は、本発明の精神又は範囲から逸脱することなく、他の実施形態に適用することができる。前述の詳細な説明では少なくとも1つの例示的な実施形態を示したが、極めて多くの変形形態が存在することを認識されたい。また、1又は複数の例示的な実施形態は例証に過ぎず、本発明の範囲、適用性又は構成をどのようにも限定するものではない点を理解されたい。むしろ、上述の詳細な説明は、1又は複数の例示的な実施形態を実施するための好都合な指針を当業者に提供することになる。更に、添付の請求項に記載された本発明の範囲及びその法的な均等物から逸脱することなく、各要素の機能及び構成において様々な変更を行い得ることを理解されたい。従って、本発明は、本明細書に示される実施形態に限定されるものではなく、本明細書で開示される原理及び新規の特徴に矛盾しない最も広い範囲が認められるべきである。
112、122、132、142 無線スイッチ
130 登録サーバ
130 登録サーバ
Claims (36)
- 無線ネットワークで使用される登録サーバにおいて、
前記無線ネットワークが、複数の無線クライアントと、複数のIPトンネルと、各々が特定のサブネットをサポートし且つ前記IPトンネルのうちの1つを介して前記登録サーバと通信するように構成された複数の無線スイッチとを含み、
前記登録サーバが、
前記無線スイッチのうちの1つから、該無線スイッチのサブネットと関連付けられた前記無線クライアントのうちの1つから生じるインターネットプロトコル(IP)アドレスの動的ホスト構成プロトコル(DHCP)要求を受信するように構成された受信器と、
前記登録サーバにおいてホストされ、且つ前記無線ネットワークの無線クライアントにIPアドレスを割当てるように構成されたIPアドレス割当てモジュールと、
を備える登録サーバ。 - 前記IPアドレス割当てモジュールが、IPアドレスのプールを生成するように構成され、該IPアドレスのプールがIPアドレスの複数のサブプールを含み、各サブプールが前記無線ネットワーク内の前記サブネットのうちの1つによってサポートされるIPアドレスを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の登録サーバ。 - IPアドレス割当てモジュールが、所与の無線クライアントが関連する前記特定のサブネットに関連付けられた前記サブプールからのIPアドレスを前記所与の無線クライアントに割当てるように構成され、前記所与の無線クライアントに割当てられた前記IPアドレスが、前記所与の無線クライアントの特定のサブネットと関連付けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の登録サーバ。 - 前記無線ネットワーク内の全ての無線クライアントについての前記IPアドレスのプールを管理するように構成されたIPアドレス管理モジュールを更に備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の登録サーバ。 - 前記IPアドレス割当てモジュールが、IPトンネルヘッダと無線クライアント登録情報とを含む登録パケットを受信する、
ことを特徴とする請求項1に記載の登録サーバ。 - 前記IPアドレス割当てモジュールが、所与の無線クライアントが関連する前記特定のサブネットに関連付けられた前記サブプールからのIPアドレスを前記所与の無線クライアントに割当てるように構成された専用DHCPサーバモジュールを含み、
前記所与の無線クライアントに割当てられた前記IPアドレスが、前記所与の無線クライアントの特定のサブネットに関連付けられ、前記登録パケットが更に、該登録パケット内にカプセル化された前記無線クライアントからの前記DHCP要求を含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の登録サーバ。 - 前記登録サーバが、前記無線クライアント登録情報をアクティブクライアントリスト(ACL)に追加し、該無線クライアント登録情報に基づいてホーム無線スイッチ及び訪問先無線スイッチを前記無線クライアントに割当て、前記無線クライアント登録情報が、無線クライアント媒体アクセス制御(MAC)アドレスと拡張サービスセット識別子(ESSID)とを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の登録サーバ。 - 前記IPアドレス割当てモジュールが、前記DHCP要求に応答して登録応答パケットを生成するように構成され、前記登録応答パケットがIPトンネルヘッダ及び登録情報を含み、該登録情報が、前記無線クライアントに割当てられた無線クライアントIPアドレスと、前記無線クライアントに割当てられたホーム無線スイッチと、前記無線クライアントに割当てられた訪問先無線スイッチとを含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の登録サーバ。 - 前記IPアドレス割当てモジュールが、前記DHCP要求に応答してDHCP登録応答パケットを生成するように構成されたDHCP中継モジュールを含み、
前記各DHCP登録応答パケットが、前記IPトンネルヘッダと、前記無線クライアントに関する前記登録情報と、前記IPトンネルヘッダ及び前記登録情報によって前記DHCP登録応答パケット内にカプセル化されたDHCP応答とを含み、前記登録サーバのDHCPリレーモジュールが、最初に前記登録サーバに前記登録パケットを通信した無線スイッチに前記DHCP登録応答パケットをトンネリングするように構成される、
ことを特徴とする請求項8に記載の登録サーバ。 - 第1のサブネットをサポートするように構成され、且つ無線ネットワークで使用されるように構成された無線スイッチにおいて、
前記無線ネットワークが、複数の無線クライアントと、前記無線クライアントにIPアドレスを割当てるように構成された登録サーバと、複数のIPトンネルと、各々が特定のサブネットをサポートし且つ前記IPトンネルのうちの1つを介して前記登録サーバと通信するように構成された複数の無線スイッチとを含み、
前記無線スイッチが、
前記第1のサブネットと関連付けられた無線クライアントからのインターネットプロトコル(IP)アドレスの動的ホスト構成プロトコル(DHCP)要求に対して構成された受信器と、
前記DHCP要求を使用して前記無線クライアントのMACアドレスを特定し、前記無線クライアントのMACアドレスに基づいた前記無線クライアントの記録を前記無線スイッチが既に有しているか否かを判断するように構成されたDHCPプロキシモジュールと、
を備え、
前記記録が、前記無線クライアントに関連した認証及びアソシエーション情報を含む、
ことを特徴とする無線スイッチ。 - 前記無線スイッチが前記無線クライアントの記録を有していない場合には、前記IPトンネルのうちの1つを介して前記DHCP要求を前記登録サーバに送信するように構成された送信器を更に備える、
ことを特徴とする請求項10に記載の無線スイッチ。 - 前記無線スイッチが前記無線クライアントの記録を有していない場合、前記無線スイッチが登録パケットを生成して該登録パケットを前記登録サーバに送り、前記登録パケットが、前記登録パケットを前記登録サーバに送るためのIPトンネルヘッダと、前記無線クライアントに関連した無線クライアント登録情報とを含む、
ことを特徴とする請求項11に記載の無線スイッチ。 - 前記無線スイッチが前記無線クライアントの記録を有している場合、前記送信器が、前記無線クライアントに前記無線クライアントの既存のIPアドレスを割当てるDHCP応答を前記無線クライアントに返す、
ことを特徴とする請求項12に記載の無線スイッチ。 - 前記登録パケットが、前記無線クライアントからの、前記登録パケット内にカプセル化された前記DHCP要求を更に含む、
ことを特徴とする請求項12に記載の無線スイッチ。 - 前記無線クライアント登録情報が、無線クライアント媒体アクセス制御(MAC)アドレスと、拡張サービスセット識別子(ESSID)と、使用中の暗号化形式と、使用中の認証形式とを含む、
ことを特徴とする請求項12に記載の無線スイッチ。 - 前記受信器が、前記登録サーバから登録応答パケットを受信するように構成され、前記登録応答パケットが、IPトンネルヘッダと、DHCP応答と、前記登録サーバによって割当てられた前記無線クライアントに関する登録情報とを含み、
前記無線スイッチが、前記DHCP応答に基づいて前記無線クライアントのIPアドレスを特定するように構成されたプロセッサを更に備える、
ことを特徴とする請求項15に記載の無線スイッチ。 - 前記無線スイッチが、前記DHCP要求に応答して登録応答パケットを受信するように構成され、前記登録応答パケットが、IPトンネルヘッダと、前記無線クライアントに関する登録情報と、前記IPトンネルヘッダ及び前記無線クライアントに関する前記登録情報によって前記登録応答パケット内にカプセル化されたDHCP応答とを含む、
ことを特徴とする請求項16に記載の無線スイッチ。 - 前記登録情報が、前記無線クライアントに割当てられた無線クライアントIPアドレスと、前記無線クライアントに割当てられたホーム無線スイッチと、前記無線クライアントに割当てられた訪問先無線スイッチとを含み、前記送信器が、前記登録情報の少なくとも一部を前記無線クライアントに送信するように構成される、
ことを特徴とする請求項17に記載の無線スイッチ。 - 各々がインターネットプロトコル(IP)アドレスの動的ホスト構成プロトコル(DHCP)要求を生成するように構成された複数の無線クライアントと、
複数のIPトンネルと、
登録サーバと、
各々が特定のサブネットをサポートし且つ前記IPトンネルのうちの1つを介して前記登録サーバと通信するように構成された複数の無線スイッチと、
を備え、
前記各無線スイッチが、前記無線スイッチのサブネットと関連付けられた無線クライアントから前記DHCP要求を受信して、当該前記サブネットに関連付けられた無線クライアントからの前記DHCP要求を転送するように構成されており、
前記登録サーバが、前記転送されたDHCP要求を受信して、前記転送されたDHCP要求に基づいて前記無線クライアントにIPアドレスを割当てるように構成されている、
ことを特徴とする無線ネットワーク。 - 前記無線スイッチのうちの1つに各々が結合された複数のDHCPサーバを更に備え、
前記各DHCPサーバは、対応する無線スイッチのサブネット内の有線接続されたクライアントからDHCP要求を受信するように構成され、且つ前記DHCPサーバの対応する無線スイッチによってサポートされた有線接続されたクライアントにIPアドレスを割当てるように構成される、
ことを特徴とする請求項19に記載の無線ネットワーク。 - 前記登録サーバが、
前記登録サーバにおいてホストされ、且つIPアドレスのプールから、前記無線ネットワークの無線クライアントにIPアドレスを割当てるように構成されたIPアドレス割当てモジュールと、
前記無線ネットワーク内の全ての無線クライアントの前記IPアドレスのプールを管理するように構成されたIPアドレス管理モジュールと、
を含む、
ことを特徴とする請求項19に記載の無線ネットワーク。 - IPアドレス割当てモジュールが、IPアドレスの複数のサブプールから前記IPアドレスのプールを生成するように構成され、前記各サブプールが、前記ネットワーク内の前記サブネットのうちの1つによってサポートされたIPアドレスを含む、
ことを特徴とする請求項21に記載の無線ネットワーク。 - IPアドレス割当てモジュールが、所与の無線クライアントが関連する前記特定のサブネットに関連付けられた前記サブプールからのIPアドレスを前記所与の無線クライアントに割当てるように構成され、前記所与の無線クライアントに割当てられた前記IPアドレスが、前記所与の無線クライアントの特定のサブネットと関連付けられる、
ことを特徴とする請求項22に記載の無線ネットワーク。 - 前記複数の無線スイッチが、第1のサブネットをサポートする第1の無線スイッチと、第2のサブネットをサポートする第2の無線スイッチとを含み、前記IPアドレスのプールが、
前記第1の無線スイッチ及び前記第1のサブネットに関連したIPアドレスの第1のサブプールと、
前記第2の無線スイッチ及び前記第2のサブネットに関連したIPアドレスの第2のサブプールと、
を含む、
ことを特徴とする請求項22に記載の無線ネットワーク。 - 前記IPアドレス割当てモジュールが、複数のエントリを含むテーブルを生成するように構成されており、前記テーブルの各エントリが、無線スイッチIPアドレスと、前記無線スイッチIPアドレスに対応するIPアドレスのサブプールとを含む、
ことを特徴とする請求項21に記載の無線ネットワーク。 - 無線クライアントが、第1の無線スイッチから第2の無線スイッチにローミングしたときに、前記無線クライアントが、前記DHCP要求を前記第2の無線スイッチに送り、前記第2の無線スイッチが、前記DHCP要求を使用して前記無線クライアントのMACアドレスを特定し、前記無線クライアントのMACアドレスに基づいた前記無線クライアントの記録を前記第2の無線クライアントが既に有しているか否かを判断するように構成されたDHCPプロキシモジュールを含み、前記記録が、前記無線クライアントに関連した認証及びアソシエーション情報を含む、
ことを特徴とする請求項19に記載の無線ネットワーク。 - 前記第2の無線スイッチは前記無線クライアントの記録を既に有していることを前記DHCPプロキシモジュールが判断した場合、前第2の無線スイッチは、前記無線クライアントに前記無線クライアントの既存のIPアドレスを割当てるDHCP応答を前記無線クライアントに返信する、
ことを特徴とする請求項26に記載の無線ネットワーク。 - 前記第2の無線スイッチは前記第2の無線クライアントの記録を有していないことを前記DHCPプロキシモジュールが判断した場合、前記第2の無線スイッチは、登録パケットを生成して該登録パケットを前記登録サーバに送ることによって前記無線クライアントを前記登録サーバに登録し、前記登録パケットは、
前記登録パケットを前記登録サーバに送るためのIPトンネルヘッダと、
前記無線クライアントに関連した無線クライアント登録情報と、
を含み、
前記無線クライアント登録情報が、前記無線クライアントの802.11認証/アソシエーション及び802.1x認証中に集められる、
ことを特徴とする請求項27に記載の無線ネットワーク。 - 前記IPアドレス割当てモジュールは、前記登録サーバ上でホストされ、且つ所与の無線クライアントが関連する前記特定のサブネットと関連付けられた前記サブプールからのIPアドレスを前記所与の無線クライアントに割当てるように構成された専用DHCPサーバモジュールを含み、前記所与の無線クライアントに割当てられたIPアドレスが、前記所与の無線クライアントの特定のサブネットと関連付けられ、前記登録パケットが、前記登録パケット内にカプセル化された前記無線クライアントからのDHCP要求を更に含む、
ことを特徴とする請求項28に記載の無線ネットワーク。 - 前記登録サーバが、前記無線クライアント登録情報をアクティブクライアントリスト(ACL)に追加し、該無線クライアント登録情報に基づいてホーム無線スイッチ及び訪問先無線スイッチを前記無線クライアントに割当てる、
ことを特徴とする請求項29に記載の無線ネットワーク。 - 前記無線クライアント登録情報が、前記無線クライアントの媒体アクセス制御(MAC)アドレスを含む、
ことを特徴とする請求項30に記載の無線ネットワーク。 - 前記IPアドレス割当てモジュールが、前記第1の無線スイッチのIPアドレスを特定し、前記第2の無線スイッチ及び前記第2のサブネットに関連した前記IPアドレスの第2のサブプールから、前記無線クライアントに特定のIPアドレスを割当てる、
ことを特徴とする請求項24に記載の無線ネットワーク。 - 前記IPアドレス割当てモジュールが、前記DHCP要求に応答して登録応答パケットを生成し、最初に前記登録サーバに前記登録パケットを通信した前記無線スイッチに前記各登録応答パケットを送り、前記登録応答パケットは、IPトンネルヘッダと、前記登録サーバによって割当てられた前記無線クライアントに関する登録情報とを含み、前記第2の無線スイッチが、前記DHCP応答に基づいて前記無線クライアントのIPアドレスを特定する、
ことを特徴とする請求項29に記載の無線ネットワーク。 - 前記各登録応答パケットが、IPトンネルヘッダと登録情報とを含み、該登録情報が、前記登録サーバによって前記無線クライアントに割当てられた無線クライアントIPアドレスと、前記登録サーバによって前記無線クライアントに割当てられたホーム無線スイッチと、前記登録サーバによって前記無線クライアントに割当てられた訪問先無線スイッチとを含む、
ことを特徴とする請求項33に記載の無線ネットワーク。 - 前記IPアドレス割当てモジュールが、前記DHCP要求に応答してDHCP登録応答パケットを生成し、前記各DHCP登録応答パケットが、前記IPトンネルヘッダと、前記無線クライアントに関する前記登録情報と、前記IPトンネルヘッダ及び前記登録情報によって前記DHCP登録応答パケット内にカプセル化されたDHCP応答とを含み、前記DHCP登録応答パケットが、最初に前記登録サーバに前記登録パケットを通信した前記無線スイッチにトンネリングされる、
ことを特徴とする請求項29に記載の無線ネットワーク。 - 前記登録情報が、前記無線クライアントに割当てられた無線クライアントIPアドレスと、前記無線クライアントに割当てられたホーム無線スイッチと、前記無線クライアントに割当てられた訪問先無線スイッチとを含み、前記無線スイッチが、前記登録情報の少なくとも一部を前記無線クライアントに送信するように構成される、
ことを特徴とする請求項35に記載の無線ネットワーク。
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