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JP2009293258A - 内外し引き違い窓 - Google Patents

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JP2009293258A
JP2009293258A JP2008146946A JP2008146946A JP2009293258A JP 2009293258 A JP2009293258 A JP 2009293258A JP 2008146946 A JP2008146946 A JP 2008146946A JP 2008146946 A JP2008146946 A JP 2008146946A JP 2009293258 A JP2009293258 A JP 2009293258A
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piece
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JP2008146946A
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Kazuya Konishi
一也 小西
Yoshinori Shibuya
吉則 渋谷
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Shin Nikkei Co Ltd
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Shin Nikkei Co Ltd
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Abstract

【課題】網戸のサッシ枠内への取付け及び取外し作業中に誤作業が生じた場合であっても、網戸が室外面への外れることがない安全性に優れた内外し引き違い窓を提供する。
【解決手段】窓枠1の下枠上に室外側レール部材13及び室内側レール部材14を設けて、前記各レール部材の上面を、前記下枠の室内側立ち上がり片の上端とほぼ同一のフラット面とし、外障子3と網戸2が前記室外側レール部材上を、内障子4が前記室内側レール部材上を走行し、室内側に引き込んで外すようにした内外し引き違い窓であって、
前記室外側レール部材13は、その室外側に前記フラット面より上方に突出する立上がり片61を有し、
前記網戸2は、その室内側垂下片92が前記立上がり片61の室内側に位置して前記立上がり片61の上端より垂下している、ことを特徴とする内外し引き違い窓。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築物の屋外開口部に取付けた窓枠内を網戸及び内外障子がスライド開閉する内外し引き違い窓の構造に関し、特に、窓枠の下枠の上面が略フラット面に形成したバリアフリー内外し引き違い窓における網戸の室外側へのはずれ防止構造に関するものである。
従来、建築物の屋外開口部に取付けた窓枠の下枠には、当該内外障子を左右にスライドさせるために、内外障子の下框に設けられた戸車を回動させるリブ状のレール部が形成されており、通常、リブ状のレール部は、引き違い窓の雨仕舞の観点より、室外側よりも室内側が高くなるように段差を設けて形成されていた。
一方、近年では、バリアフリー若しくはユニバーサルデザインの観点から、リブ状のレール部を室外側と室内側で段差を設けることなく窓枠の下枠を略フラットに形成した屋外用バリアフリーサッシが開発されている。(例えば、特許文献1参照)
このような、屋外用バリアフリーサッシにおいては、内外障子を窓枠の上枠のレールに沿って上方に移動させ、内外障子のスライド片をスライド溝に挿入することにより簡単に内外障子をサッシ枠内に容易に取付けることができ、また、内外障子を窓枠の上枠のレールに沿って上方に移動させ、内外障子のスライド片をスライド溝からし室内側に引抜することにより簡単に内外障子を窓枠内から容易に取外すことができる。
また、内外障子と窓枠との隙間から室内側に虫等が浸入するのを防止するため、窓枠の下枠に凹部を形成し網戸の垂下片を嵌合した網戸付き屋外用バリアフリーサッシも開発されている。(例えば、特許文献2参照)
特開2002−256778号公報 特開2002−256784号公報
しかし、特に、網戸のサッシ枠内への取付け作業中の誤作業により網戸が室外側に外れ、落下する虞があり、特に高層階、高窓の外障子が落下した場合、二次的災害を引き起こす虞もある。
例えば、網戸のサッシ枠内への取付け作業において、網戸のスライド片がスライド溝に挿入されなかった場合、網戸が室外側に外れ落下する虞がある。また、網戸のサッシ枠内からの取外し作業において、網戸をスライド溝から室外側に引抜いた場合、網戸が室外側に外れ落下するおそれがある。
そこで、本発明の主たる課題は、網戸のサッシ枠内への取付け及び取外し作業中に誤作業が生じた場合であっても、網戸が室外面への外れることがない安全性に優れた内外し引き違い窓を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は、次のとおりである。
<請求項1記載の発明>
請求項1記載の発明は、窓枠の下枠上に室外側レール部材及び室内側レール部材を設けて、前記各レール部材の上面を、前記下枠の室内側立ち上がり片の上端とほぼ同一のフラット面とし、外障子と網戸が前記室外側レール部材上を、内障子が前記室内側レール部材上を走行し、室内側に引き込んで外すようにした内外し引き違い窓であって、
前記室外側レール部材は、その室外側に前記フラット面より上方に突出する立上がり片を有し、
前記網戸は、その室内側垂下片が前記立上がり片の室内側に位置して前記立上がり片の上端より垂下している、ことを特徴とする内外し引き違い窓である。
(作用効果)
窓枠の下枠上に室外側レール部材及び室内側レール部材を設けて、前記各レール部材の上面を、前記下枠の室内側立ち上がり片の上端とほぼ同一のフラット面としていることから、バリアフリーを実現でき、また、ユニバーサルデザインの観点からも優れたものである。
室外側レール部材は、その室外側に前記フラット面より上方に突出する立上がり片を有していることから、網戸の取付け及び取外し作業中の誤作業により、網戸が室外に外れ、落下することがなく安全性に優れる。
また、室外側から室外側レール部材と外障子との隙間にバール塔を差し込み、外障子を外される危険もなく防犯性に優れる。
網戸は、その室内側垂下片が前記立上がり片の室内側に位置して前記立上がり片の上端より垂下していることから、網戸は立上がり片上に沿って左右に容易に閉開でき、閉開時において網戸は窓枠から外れることがなく安全性に優れる。
また、立上がり片上に沿って網戸が走行するように構成したことから、網戸走行レールを別段に設ける必要がなく製造コストを低減でき経済的に優れる。
<請求項2記載の発明>
請求項2記載の発明は、 前記網戸の上方への呑み込み限に対して、前記網戸の室内側垂下片の下端より、前記立上がり片の上端が上位に位置している請求項1記載の内外し引き違い窓である。
(作用効果)
網戸の上方への呑み込み限に対して、前記室内側垂下片の下端より、前記立上がり片の上端が上位に位置していることから、網戸の取付け及び取外し作業中の誤作業により、網戸が室外に外れ、落下することがなく安全性に優れる。
また、立上がり片の立上がり長さを短くすることができ、ユニバーサルデザインの観点からも優れる。
<請求項3記載の発明>
請求項3記載の発明は、前記呑み込み限が、前記網戸の堅框に挿嵌されている上端ブロックの溝部と、それと対向する前記窓枠の室外側垂下片の先端部との距離である請求項1記載の内外し引き違い窓である。
(作用効果)
呑み込み限が、前記網戸の堅框に挿嵌されている上端ブロックの溝部と、それと対向する前記窓枠の室外側垂下片の先端部との距離であることから、網戸の幅方向全体にわたり均一な呑み込み限が得られ、網戸の取付け及び取外し作業中の誤作業により、網戸が室外に外れ、落下することがない。
また、網戸の閉開時には、上端ブロックを樹脂で形成することにより、窓枠の垂下片とが摺動することにより網戸の閉開をスムーズに行うことができる。
<請求項4記載の発明>
請求項4記載の発明は、前記呑み込み限が、前記網戸の上框に挿嵌されている揺れ防止部品の溝部と、それと対向する前記窓枠の室外側垂下片の先端部との距離である請求項1及至3のいずれか1項に記載の内外し引き違い窓である。
(作用効果)
呑み込み限が、前記網戸の上框に挿嵌されている揺れ防止部品の溝部と、それと対向する前記窓枠の室外側垂下片の先端部との距離であることから、網戸の幅方向全体にわたり均一な呑み込み限が得られ、網戸の取付け及び取外し作業中の誤作業により、網戸が室外に外れ、落下することがない。
また、網戸の閉開時には、揺れ防止部品は摺動ロールを有することから、摺動ロールと窓枠の垂下片の先端部とが摺動することにより網戸の閉開をよりスムーズに行うことができる。
<請求項5記載の発明>
請求項5記載の発明は、前記室外側レール部材は、前記下枠に対して着脱自在である請求項1及至4のいずれか1項に記載の内外し引き違い窓である。
(作用効果)
室外側レール部材は、下枠に対して着脱自在であることから、室外側レール部材の損傷時に室外側レール部材の交換が容易にできる。
また、室外側レール部材は、立上がり片を形成していない従来品と互換性があり、掃出し窓とする場合には、室外側レール部材を従来品に交換することにより容易にバリアフリーにすることができる。
<請求項6記載の発明>
請求項6記載の発明は、前記外障子の上方への呑み込み限に対して、前記外障子の室内側垂下片の下端より、前記立上がり片の上端が上位に位置している請求項1及至5のいずれか1項に記載の内外し引き違い窓である。
(作用効果)
外障子の上方への呑み込み限に対して、外障子の室外側垂下片の下端より、立上がり片の上端が上位に位置していることから、特に、外障子の取付け及び取外し作業中の誤作業により、外障子が室外に外れ、落下することがなく安全性に優れる。
また、外障子の室外方向移動距離(角度)が小さい段階で、立上がり片により外障子が係止されるため、作業者に誤作業をいち早く認識させることができ、取付け及び取外し作業効率が高い内外し引き違い窓を実現する。
本発明によれば、網戸の取付け、取外し作業中に誤作業が生じた場合であっても、網戸が室外面への外れることがない安全性に優れた内外し引き違い窓を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は内外し引き違い窓の縦断面図、図2は同上部拡大縦断面図、図3は同下部拡大縦断面図、図4は室外側レール部材であり、図5は内外し引き違い窓の横断面図である。
内外し引き違い窓は、窓枠1と、窓枠1に嵌合された網戸2、外障子3及び内障子4から構成されている。
窓枠1は、上枠10、下枠11及び左右堅枠12を四周枠組みして形成され、さらに、下枠11は、室外側レール部材(目板)13と、室内側レール部材14とがそれぞれ下部下枠15に上方から挿嵌されている。
また、窓枠1には、網戸2と、外内障子3,4が引き違い状に備えられている。
網戸2は、網戸上框20、網戸下框21及び網戸堅框22を四周框組みして形成され、框内に網23が挿嵌されている。
外内障子3,4は、上框30a,30b、下框31a,31b、召し合わせ框32a,32b及び戸先框33a,33bを四周框組みして形成され、それぞれの框内にガラスパネル34a,34bが框に挿嵌されている。
そして、外内障子3,4は、外内障子3,4を閉じた際に、それぞれの召し合せ框32a,32bに設けたクレセント(図示省略)により施錠される。
(窓枠)
上枠10は、外側基板40と、外側基板40から下方に向かって垂下する室外側から順に、室外側垂下片41、室外側中間垂下片42、室内側中間垂下片43及び室内側垂下片44を有する。
室外側垂下片41は、網戸2の揺れ防止部品86及び上端ブロック87の溝88,89と係合し、室外側中間垂下片42は、外障子3の室外側ダイス103の溝105と係合する。
また、外側基板40、室内側中間垂下片43及び室内側垂下片44で囲まれる部位が、内障子4の内障子走行溝45を形成する。
さらに、外側基板40の下側面には、開閉時における外内障子3,4の上方への移動を制限するストッパー46がそれぞれ外内障子3,4の上框30a,30bと対向する位置に設けられている。
下枠11は、室外側レール部材13と、室内側レール部材14とがそれぞれ下部下枠15に上方から挿嵌されている。
下部下枠15は、中空部50と、中空部50から上方に向かって立ち上がる室外側から順に、室外側立上がり片51、第1中間立上がり片52、第2中間立上がり片53、第3中間立上がり片54、室内側立上がり片55を有する。
また、第2中間立上がり片53及び室内側立上がり片55の先端部の室外面には下枠タイト材57が取付けられている。
室外側レール部材13は、基板60と、基板60から上方に向かって立上がる立上がり片61と、基板60から下方に向かって垂下する室外側垂下片62及び室内側垂下片63を有し、基板60の上面側には、外障子3の障子戸車109aが走行する凸状の外障子走行レール64が形成されている。
網戸2の網戸戸車95が走行する網戸走行レールである立上がり片61は、網戸2の室内側垂下片93の下端より上方に立上がっており、本実施形態では、立上がり距離は12.5mmである(図10)。
なお、本明細書において、立上がり距離とは、立上がり片61の上端と網戸下框21の室内側垂下片93の下端の上下方向距離をいうものとする。
また、室外側レール部材13は、従来品と互換性があり室外側レール部材13を従来品に交換することにより容易にバリアフリーに変更することが可能である。
なお、図4(a)には従来品を示し、室外側レール部材13との相違を明らかにするために同一部位には、同一符号を付している。
室内側レール部材14は、基板70と、基板70から下方に向かって垂下する室外側垂下片71及び室内側垂下片72を有し、基板70の上面側には、内障子4の障子戸車109bが走行する凸状の内障子走行レール73が形成されている。
(網戸)
網戸上框20は、中空部80と、中空部80から上方に向かって立上がる室外側立上がり片81と、室内側立上がり片82と、中空部80から下方に向かって垂下する垂下片83を有し、垂下片83には、網23の上端部が巻着されている。
また、図6に示すように、中空部80と、室外側立上がり片81及び室内側立上がり片82で囲まれる部位の両端部には、図7に示す揺れ防止部品86がそれぞれ挿嵌され、網戸堅框22の上端部には、図9に示す樹脂製の上端ブロック87がそれぞれ挿嵌されている。
揺れ防止部品86は、略直方体の形状をなし、揺れ防止部品86の上面部から下方に向かって窓枠1の室外側垂下片41と係合する溝88が形成されている。
また、揺れ防止部品86は、窓枠1の室外側垂下片41の先端部と摺動する摺動ロール90を有し、摺動ロール90は、ロック部材96によって上方に押し上げられ、窓枠1の室外側垂下片41の先端部の凹凸に対応し押動する(図8)。
上端ブロック87は、略直方体の形状をなし、上端ブロック87の上面部から下方に向かって窓枠1の室外側垂下片41と係合する溝89が形成されている。
溝88,89は、窓枠1の室外側垂下片41の先端部より下方に延在しており、本実施形態では、溝深さ距離は7.5mmである。
また、網戸上框20の上面部から溝88,89の溝底部が同じ位置(深さ)になるように揺れ防止部品86、上端ブロック87がそれぞれ網戸上框20、網戸堅框22に取り付けネジにより固定されている(図11)。
なお、本明細書において、溝深さ距離とは、溝88,89の溝底部と窓枠1の室外側垂下片41の先端部の上下方向距離(クリアランス)をいうものとする。
また、本実施形態では、揺れ防止部品86及び上端ブロック87を使用しているが、揺れ防止部品86または上端ブロック87のどちらか一方のみを使用することができることは言うまでもないことである。
網戸下框21は、中空部91と、中空部91から下方に向かって垂下する室外側垂下片92と、室内側垂下片93と、中空部91から上方に向かって立上がる立上がり片94とを有し、立上がり片94には、網23の下端部が巻着されている。
また、中空部91と、室外側垂下片92及び室内側垂下片93で囲まれる部位の両端部には網戸戸車95が取付けられている。
さらに、室内側垂下片93の垂下長さは、室外側垂下片92の垂下長さに比べ長く、本実施形態では、室内側垂下片93の垂下長さは、室外側垂下片92の垂下長さに比べ5mm長く形成されている。
図12は、室外側レール部材(目板)13の立上がり片51と、網戸2の室内側垂下片93の係合状態図である。
窓枠1に網戸2を取付けるには、上枠10の室外側垂下片41に沿って網戸2を上方に移動させながら、網戸2の揺れ防止部品86の溝88及び上端ブロック87の溝89を室外側垂下片41に挿嵌する。
また、窓枠1から網戸2を取り外すには、上枠10の室外側垂下片41に沿って網戸2を下方に移動させながら、網戸2の揺れ防止部品86の溝88及び上端ブロック87の溝89を室外側垂下片41から抜脱する。
網戸2の取付け又は取外し作業中の誤作業により、網戸2が屋外方向に押された場合にあっても、網戸2の網戸下框21の室内側垂下片93が、下枠11の室外側レール部材(目板)13に形成された立上がり片51に係止することにより、網戸2が屋外方向に外れることがない。本実施形態においては、網戸2が上枠10の室外側垂下片41に沿って上方に7.5mm(溝深さ距離が7.5mmに相当)移動させられた場合にあっても、網戸2の網戸下框21の室内側垂下片93の下端から5mmの部位が、下枠11の室外側レール部材(目板)13の立上がり片51に係止する。
従って、特に高層建築物において、網戸2が室外面への外れ落下することがなく安全性に優れた内外し引き違い窓を提供することができる。
また、屋外側から室外側レール部材13と外障子3との隙間にバール塔を差し込み、外障子3を外されるおそれもない。
(外内障子)
上框30a,30bは、中空部100a,100bと、中空部100a,100bから上方に立上がる立上がり片101a,101bと、中空部100a,100bから垂下する垂下片102a,102bから形成されている。
上框30aの立上がり片101aの間には、室外側ダイス103が挿嵌され、上框30bの立上がり片31bには、室内側ダイス104が嵌合され、室外側ダイス103には、上面から溝105が形成されている。
室外側ダイス103の溝105には上枠4の室内側中間垂下片42が挿嵌されており、外障子3が室内側中間垂下片42に沿って左右開閉することができる。
また、上枠10の室内側中間垂下片43に取付けられた上枠タイト材47が、上框30aの室内側立上がり片101aの室内面に摺接しており、室外の雨水等の浸入を防止する水密ラインが形成されている。
内障子走行溝45に、上框30bの立上がり片101bが挿嵌されており、内障子4が内障子走行溝45に沿って左右閉開される。
上框30bの室外側立上がり片101bの室内側ダイス104が、上枠10の室内側中間垂下片43の室内面に摺接しており、内障子4が室外方向への移動を抑制している。
また、上枠10の室内側垂下片44の室外面に設けられた上枠タイト材47が、上框30bの室内側立上がり片101bの室内面に摺接しており、室外の雨水等の浸入を防止する水密ラインが形成されている。
外内障子3,4の下框31a,31bは、中空部106a,106bと、中空部106a,106bから上方に立上がる立上がり片107a,107bと、中空部106a,106bから垂下する垂下片108a,108bとを有し、ガラスパネル34a,34bを、外内障子3,4の上框30a,30bの立上がり片107a,107bと、上框30a,30bの垂下片102a,102bとによって挟持している。
室内側垂下片108a,108bは、室外側垂下片108a,108bより長く形成されており、室内側垂下片108a,108bは、それぞれ外内障子走行溝111a,111b挿嵌されており、外内障子3,4は、外内障子走行溝111a,111bに沿って左右開閉される。
なお、外障子走行溝111aとは、下部下枠15の中空部50と、第1中間立上がり片52と、第2中間立上がり片53と、室外側レール部材13の室内側垂下片62で囲まれる部位をいい、内障子走行溝111bとは、下部下枠15の中空部50と、第3中間立上がり片54と、室内側立上がり片55と、室内側レール部材14の室内側垂下片72で囲まれる部位をいう。
室内側垂下片108a,108bの室内面には、下部下枠15の下枠タイト材56,57が摺接し、屋外の雨水等の外内障子走行溝111a,111bへの浸入を防止している。
また、室外側垂下片108a,108bの先端部には、外内障子戸車109a,109bが取付けられ、室外側垂下片108a,108bの先端部には、水切りタイト材110a,110bが取付けられている。
水切りタイト材110a,110bは、それぞれ室外側レール部材13の基板60、室内側レール部材14の基板70の上面と摺接し、室外の雨水等が、外内障子走行レール64,73の上部への浸入を防止している。
外障子3の召し合せ框32aの室内面には、煙返し112aと、その内側に突出片113が形成されている。
内障子4の召し合せ框32bの室外面には、堅タイト材114と、その内側に気密ブロック(図示省略)が設けられ、その内側に煙返し112bが形成されている。
外障子3の煙返し112aと、内障子4の煙返し112bとは、外内障子3,4を閉じた状態で係合する。
従って、外障子3に加わる風圧を、方立てが小さい外障子3の召し合せ框32aと、方立てが大きい内障子4の召し合せ框32bとで受けることができる。
外障子3の召し合せ框32aに突出片113が形成されている。従って、雨水等の多くは、突出片113に衝突しその運動エネルギーを失い、雨水等の召し合せ框空間への浸入を防止することができる。
さらに、外障子3の召し合せ框32aに突出片113が形成されていることから、外内障子3,4との隙間が小さく、バール等が差し込まれる虞がなく防犯性を向上させている。
なお、本明細書において、召し合せ框空間とは、外障子3の召し合せ框32aの室内面と、突出片113と、堅タイト材114と、内障子4の召し合せ框32bの室外面とで囲まれる略コ字状の部位をいう。
外障子3の突出片113を越えて召し合せ框空間に浸入した雨水等は、召し合せ框空間内で、自重により等圧空間とされた召し合せ框空間の下方に自然落下し、召し合せ框空間内に貯まり、水抜き孔(図示省略)から室外に排出される。
堅タイト材114は、外内障子3,4を閉じた状態で、外障子3の召し合せ框32aの室内面に摺接する。
従って、外障子3の召し合せ框32aと内障子4の召し合せ框32bとは、堅タイト材114により水密ラインを形成し、外障子3の突出片113を越えて召し合せ框空間に浸入した雨水等の室内への浸透を防止する。
気密ブロックは、外障子3の召し合せ框32aの室内面と、堅タイト材114とに摺接することにより水密ラインを形成し、召し合せ框空間に浸入した雨水等が召し合せ框32a,32bの側部から室内への浸入を防止する。
また、気密ブロックは、内障子走行レール73が形成されている室内側レール部材14の基板70の上面と摺接することにより水密ラインを形成し、召し合せ框空間に浸入した雨水等が召し合せ框32bの底部から室内への浸入を防止する。
図13は、室外側レール部材(目板)13の立上がり片51と、外障子3の室外側垂下片108aの係合状態図である。
外障子3の取付け又は取外し作業中の誤作業により、外障子3が室外方向に押された場合にあっても、外障子3の下框31aの室外側垂下片108aが、室外側レール部材13に形成された立上がり片61に係止することにより、外障子4が室外方向に外れることがなく、室外側から室外側レール部材13と外障子3との隙間にバール塔を差し込み、外障子を外されるおそれもない。
また、外障子3の室外方向移動距離(角度)が小さい段階で、立上がり片61により外障子3が係止されるため、作業者に誤作業をいち早く認識させることができ、取付け及び取外し作業効率が高い内外し引き違い窓を実現する。
さらに、外障子3の下框31aの室外側垂下片108aと、室外側レール部材13に形成された立上がり片61との係合が外れた場合にあっても、外障子3の室内側垂下片108aと、室外側レール部材13に形成された立上がり片61とが係止することにより外障子3が室外方向に外れることがない。
従って、特に高層建築物において、外障子4が室外面への外れ落下することがなく安全性に優れ、網戸を設けることができる内外し引き違い窓を提供することができる。
なお、本発明の水密構造は、引き違い障子に限らず、片引きサッシの片引き障子又は引き分けサッシの引き分け障子の召し合せ框にも適用できることは言うまでもない。
内外し引き違い窓の縦断面図である。 同上部拡大縦断面図である。 同下部拡大縦断面図である。 (a)は、従来品、(b)は、本発明に係る室外側レール部材である。 内外し引き違い窓の横断面図である。 (a)は網戸の正面図、(b)は網戸のA−A断面図である。 (a)は揺れ防止部品の正面図、(b)は揺れ防止部品のA−A断面図である。 (a)は摺動ローラーの下降、(b)は摺動ローラーの上昇状態図である。 (a)は上端ブロックの正面図、(b)は、上端ブロックの右側面図、(c)は、上端ブロックの上面図である。 網戸下框と室外側レール部材との係合部の拡大図である。 上端ブロックと上枠との係合部の拡大図である。 本発明に係る室外側レール部材の立上がり片と網戸の室内側垂下片の係止状態図である。 本発明に係る室外側レール部材の立上がり片と外障子の室内側垂下片の係止状態図である。
符号の説明
1…窓枠、2…網戸、3…外障子、4…内障子、10…上枠、11…下枠、12…堅枠
13…室外側レール部材(目板)、14…室内側レール部材、15…下部下枠、20…網戸上框、21…網戸下框、22…網戸堅框、23…網、30a,30b…上框、31a,31b…下框、32a,32b…召し合わせ框、33a,33b…戸先框、34a,34b…ガラスパネル、40…外側基板、41…室外側垂下片、42…室外側中間垂下片、43…室内側中間垂下片、44…室内側垂下片、45…内障子走行溝、46…ストッパー、47…上枠タイト材、50…中空部、51…室外側立上がり片、52…第1中間立上がり片
53…第2中間立上がり片、54…第3中間立上がり片、55…室内側立上がり片、56,57…下枠タイト材、60…基板、61…立上がり片、62…室外側垂下片、63…室内側垂下片、64…外障子走行レール、70…基板、71…室外側垂下片、72…室内側垂下片、73…内障子走行レール、80…中空部、81…室外側立上がり片、82…室内側立上がり片、83…垂下片、86…揺れ防止部品、87…上端ブロック、88,89…溝、90…摺動ロール、91…中空部、92…室外側垂下片、93…室内側垂下片、94…立上がり片、95…網戸戸車、95…ロック部材、100a,100b…中空部、101a,101b…立上がり片、102a,102b…垂下片、103…室外側ダイス、104…室内側ダイス、105…溝、106a,106b…中空部、107a,107b…立上がり片、108a,108b…垂下片、109a,109b…障子戸車、110a,110b…水切りタイト材、111a,111b…障子走行溝、112a,112b…煙返し、113…突出片、114…堅タイト材

Claims (6)

  1. 窓枠の下枠上に室外側レール部材及び室内側レール部材を設けて、前記各レール部材の上面を、前記下枠の室内側立ち上がり片の上端とほぼ同一のフラット面とし、外障子と網戸が前記室外側レール部材上を、内障子が前記室内側レール部材上を走行し、室内側に引き込んで外すようにした内外し引き違い窓であって、
    前記室外側レール部材は、その室外側に前記フラット面より上方に突出する立上がり片を有し、
    前記網戸は、その室内側垂下片が前記立上がり片の室内側に位置して前記立上がり片の上端より垂下している、ことを特徴とする内外し引き違い窓。
  2. 前記網戸の上方への呑み込み限に対して、前記網戸の室内側垂下片の下端より、前記立上がり片の上端が上位に位置している請求項1記載の内外し引き違い窓。
  3. 前記呑み込み限が、前記網戸の堅框に挿嵌されている上端ブロックの溝部と、それと対向する前記窓枠の室外側垂下片の先端部との距離である請求項1記載の内外し引き違い窓。
  4. 前記呑み込み限が、前記網戸の上框に挿嵌されている揺れ防止部品の溝部と、それと対向する前記窓枠の室外側垂下片の先端部との距離である請求項1及至3のいずれか1項に記載の内外し引き違い窓。
  5. 前記室外側レール部材は、前記下枠に対して着脱自在である請求項1及至4のいずれか1項に記載の内外し引き違い窓。
  6. 前記外障子の上方への呑み込み限に対して、前記外障子の室内側垂下片の下端より、前記立上がり片の上端が上位に位置している請求項1及至5のいずれか1項に記載の内外し引き違い窓。
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