JP2009261198A - モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】マイコンは、所定のサンプリング周期で取得した各電流センサの出力信号に基づいて、モータの各相電流値を検出する。そして、当該二相駆動時には、検出される回転角速度ωに応じて、そのサンプリング周期を短縮化する。
【選択図】図9
Description
上記構成によれば、その演算負荷を抑えて、効率的に且つ精度よく補正演算を実行することができる。
上記構成によれば、その精度の良い電流検出によって、正確なモータ温度の推定を実現して、その過熱の抑制、及び過熱時における速やかなフェールセーフ制御の実行を可能とする等、より安定的に、そのパワーアシスト制御を実行することができるようになる。
以下、本発明を電動パワーステアリング装置(EPS)に具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図2は、本実施形態のEPSの制御ブロック図である。同図に示すように、ECU11は、モータ制御信号を出力するモータ制御信号出力手段としてのマイコン17と、モータ制御信号に基づいてモータ12に三相の駆動電力を供給する駆動回路18とを備えている。
図2に示すように、本実施形態のECU11では、マイコン17には、EPS1に何らかの異常が生じた場合に、該異常の態様を特定するための異常判定部31が設けられている。そして、ECU11(マイコン17)は、この異常判定部31により特定(判定)された異常の態様に応じて、モータ12の制御モードを変更する。
− 電流指令自体が略「0」である場合
この点を踏まえ、本実施形態では、先ず、判定対象であるX相の相電流値Ixを所定値Ithと比較することにより、当該相電流値Ixが「0」であるか否かを判定する。そして、断線時以外に相電流値Ixが「0」若しくは「0に近い値」をとる上記二つのケースに該当するか否かを判定し、当該二つのケースに該当しない場合には、X相に断線が発生したものと判定する。
図7のフローチャートに示すように、マイコン17は、先ず何らかの異常が発生したか否かを判定し(ステップ201)、異常が発生したと判定した場合(ステップ201:YES)には、続いてその異常が制御系の異常であるか否かを判定する(ステップ202)。次に、ステップ202において、制御の異常が発生したと判定した場合(ステップ202:YES)、現在の制御モードが二相駆動モードであるか否かを判定し(ステップ203)、二相駆動モードではない場合(ステップ203:NO)には、当該制御系の異常が、通電不良相の発生であるか否かを判定する(ステップ204)。そして、通電不良相が発生したと判定した場合(ステップ204:YES)には、当該通電不良相以外の残る二相を通電相とするモータ制御信号の出力を実行する(二相駆動モード、ステップ205)。
次に、本実施形態における二相駆動時の電流検出の態様について説明する。
上述のように、本実施形態のマイコン17は、所定のサンプリング周期で取得した各電流センサ19u,19v,19wの出力信号Su,Sv,Sw、及び回転角センサ20の出力信号Saに基づいて、モータ12の各相電流値Iu,Iv,Iw及び回転角θを検出する。そして、マイコン17は、その検出された各相電流値Iu,Iv,Iw及び回転角θに基づいてモータ12の回転を制御し、及び上記異常判定等を実行する。
以下、本発明を電動パワーステアリング装置(EPS)に具体化した第2の実施形態を図面に従って説明する。
・上記各実施形態では、モータ制御装置としてのECU11は、大別して、「通常制御モード」、「アシスト停止モード」、及び「二相駆動モード」の3つの制御モードを有することとした。しかし、異常発生時におけるモータ制御の形態は、これらのモードに限るものではない。つまり、通電不良相発生時に該通電不良発生相以外の二相を通電相としてモータ制御を実行する構成であれば、どのようなものに適用してもよい。また、異常検出(判定)の方法についても、本実施形態の構成に限るものではない。
− 今回の電流検出時における回転角と前回の電流検出時における回転角との間に上記漸近線に対応する所定の回転角を挟む場合には、今回検出された電流値について、その絶対値がより大きな値となるように補正する。
Claims (6)
- モータ制御信号を出力するモータ制御信号出力手段と、前記モータ制御信号に基づいてモータに三相の駆動電力を供給する駆動回路と、前記モータの各相に生じた通電不良を検出可能な異常検出手段とを備え、前記モータ制御信号出力手段は、前記モータの回転角に基づく電流制御の実行により前記モータ制御信号を生成するとともに、前記通電不良の発生時には、その通電不良発生相以外の二相を通電相として前記モータ制御信号の出力を実行するモータ制御装置において、
前記モータ制御信号出力手段は、前記通電不良の発生時には、前記各通電相に対し、前記通電不良発生相に応じた所定の回転角を漸近線として正割曲線又は余割曲線状に変化する相電流を通電すべく前記電流制御を実行するとともに、
各相の電流値は、電流検出手段により所定のサンプリング周期で検出されるものであって、前記電流検出手段は、前記モータの回転角速度に応じて前記サンプリング周期を変更すること、を特徴とするモータ制御装置。 - モータ制御信号を出力するモータ制御信号出力手段と、前記モータ制御信号に基づいてモータに三相の駆動電力を供給する駆動回路と、前記モータの各相に生じた通電不良を検出可能な異常検出手段とを備え、前記モータ制御信号出力手段は、前記モータの回転角に基づく電流制御の実行により前記モータ制御信号を生成するとともに、前記通電不良の発生時には、その通電不良発生相以外の二相を通電相として前記モータ制御信号の出力を実行するモータ制御装置において、
前記モータ制御信号出力手段は、前記通電不良の発生時には、前記各通電相に対し、前記通電不良発生相に応じた所定の回転角を漸近線として正割曲線又は余割曲線状に変化する相電流を通電すべく前記電流制御を実行するとともに、
各相の電流値は、電流検出手段により所定のサンプリング周期で検出されて、その今回の検出値とともに少なくとも前回の検出値が保持されるものであって、
前記電流検出手段は、今回の電流検出時における回転角と前回の電流検出時における回転角との間に前記漸近線に対応する所定の回転角を挟む場合には、その保持された今回の検出値及び前回の検出値について、その絶対値がより大きな値となるように補正すること、を特徴とするモータ制御装置。 - モータ制御信号を出力するモータ制御信号出力手段と、前記モータ制御信号に基づいてモータに三相の駆動電力を供給する駆動回路と、前記モータの各相に生じた通電不良を検出可能な異常検出手段とを備え、前記モータ制御信号出力手段は、前記モータの回転角に基づく電流制御の実行により前記モータ制御信号を生成するとともに、前記通電不良の発生時には、その通電不良発生相以外の二相を通電相として前記モータ制御信号の出力を実行するモータ制御装置において、
前記モータ制御信号出力手段は、前記通電不良の発生時には、前記各通電相に対し、前記通電不良発生相に応じた所定の回転角を漸近線として正割曲線又は余割曲線状に変化する相電流を通電すべく前記電流制御を実行するとともに、
各相の電流値は、電流検出手段により所定のサンプリング周期で検出されるものであって、
前記電流検出手段は、今回の電流検出時における回転角と前回の電流検出時における回転角との間に前記漸近線に対応する所定の回転角を挟む場合には、今回検出された電流値について、その絶対値がより大きな値となるように補正すること、
を特徴とするモータ制御装置。 - モータ制御信号を出力するモータ制御信号出力手段と、前記モータ制御信号に基づいてモータに三相の駆動電力を供給する駆動回路と、前記モータの各相に生じた通電不良を検出可能な異常検出手段とを備え、前記モータ制御信号出力手段は、前記モータの回転角に基づく電流制御の実行により前記モータ制御信号を生成するとともに、前記通電不良の発生時には、その通電不良発生相以外の二相を通電相として前記モータ制御信号の出力を実行するモータ制御装置において、
前記モータ制御信号出力手段は、前記通電不良の発生時には、前記各通電相に対し、前記通電不良発生相に応じた所定の回転角を漸近線として正割曲線又は余割曲線状に変化する相電流を通電すべく前記電流制御を実行するとともに、
各相の電流値は、電流検出手段により所定のサンプリング周期で検出されるものであって、
次回の電流検出時における回転角を推定する推定手段を備え、
前記電流検出手段は、今回の電流検出時における回転角と次回の電流検出時における回転角との間に前記漸近線に対応する所定の回転角を挟むと推定される場合には、今回検出された電流値について、その絶対値がより大きな値となるように補正すること、
を特徴とするモータ制御装置。 - 請求項2〜請求項4の何れか一項に記載のモータ制御装置において、
前記電流値の補正は、その検出値と通電可能な最大値との平均値を演算することにより行なわれること、を特徴とするモータ制御装置。 - 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載のモータ制御装置を備えた電動パワーステアリング装置。
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