JP2009251287A - 表示システム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の表示装置にて表示された画像に対してそれぞれ付加された付加情報をまとめて管理する。
【解決手段】スレーブ表示装置は、自装置の表示画像に対して付加情報を付加する操作が行われると、その表示画像に付加情報を重ねて表示させた後、付加情報と表示画像のページ数とをマスタ表示装置に送信する。マスタ表示装置は、自装置の表示画像に対して付加情報を付加する操作が行われると、その表示画像に付加情報を重ねて表示させた後、スレーブ表示装置から送信されてきた付加情報とページ数を含む画像データとを対応付けて記憶し、さらに自装置にて表示されている画像に対して付加された付加情報と、その付加情報が付加された画像のページ数を含む画像データとを対応付けて記憶する。
【選択図】図1
【解決手段】スレーブ表示装置は、自装置の表示画像に対して付加情報を付加する操作が行われると、その表示画像に付加情報を重ねて表示させた後、付加情報と表示画像のページ数とをマスタ表示装置に送信する。マスタ表示装置は、自装置の表示画像に対して付加情報を付加する操作が行われると、その表示画像に付加情報を重ねて表示させた後、スレーブ表示装置から送信されてきた付加情報とページ数を含む画像データとを対応付けて記憶し、さらに自装置にて表示されている画像に対して付加された付加情報と、その付加情報が付加された画像のページ数を含む画像データとを対応付けて記憶する。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像に付加された付加情報を管理する技術に関する。
表示装置に表示された画像に対し、アンダーラインや各種のコメント或いは電子付箋などの付加情報を付加する技術が知られている。特許文献1には、タブレット装置の操作に従い、ディスプレイに表示された画像に対して、移動、コピー、貼り付けなどの編集を行う技術が開示されている。
特開平06−131346号公報
ところで、複数の表示装置を連携させて、マルチディスプレイとして使用することがある。この場合、各々の表示装置に表示された個々の画像に対して付加された付加情報が、仮にその付加情報の付加された画像を表示している表示装置のみに記憶されるとすると、次のような不都合が生じる。例えば、ある表示装置にて表示されていた画像を他の表示装置に移動して表示させるような場合、その画像に対して付加されていたはずの付加情報を、その移動先の表示装置で閲覧することができない。また、同一の画像に対して異なる表示装置にて付加情報が付加された場合であっても、その同一の画像に対して付加された付加情報を互いに対応付けて管理することもできない。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、複数の表示装置にて表示された画像に対してそれぞれ付加された付加情報をまとめて管理することを目的とする。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、複数の表示装置にて表示された画像に対してそれぞれ付加された付加情報をまとめて管理することを目的とする。
本発明は、1又は複数の第1の表示装置と、第2の表示装置とを備え、前記第1の表示装置及び前記第2の表示装置は、操作者の操作を受け付ける操作手段と、画像を表示する表示手段とを備え、前記第1の表示装置は、自装置の前記表示手段に表示されている画像に対して付加情報を付加する操作が自装置の前記操作手段によって受け付けられると、表示されている前記画像に当該付加情報を重ねて当該表示手段に表示させる第1の表示制御手段と、前記付加情報と、当該付加情報が付加された画像を特定する画像特定情報とを前記第2の表示装置に送信する付加情報送信手段とを備え、前記第2の表示装置は、自装置の前記表示手段に表示されている画像に対して付加情報を付加する操作が自装置の前記操作手段によって受け付けられると、表示されている前記画像に当該付加情報を重ねて当該表示手段に表示させる第2の表示制御手段と、前記第1の表示装置の前記付加情報送信手段から送信されてきた前記付加情報と前記画像特定情報とを対応付けて記憶する対応記憶手段とを備えることを特徴とする表示システムを提供する。これにより、複数の表示装置にて表示された画像に対してそれぞれ付加された付加情報をまとめて管理することができる。
本発明の好ましい態様において、前記第1の表示装置は、自装置の前記表示手段に表示されている画像の変更を指示する操作が自装置の前記操作手段によって受け付けられると、当該操作の内容を表す操作情報を前記第2の表示装置に送信する操作情報送信手段を備え、前記第2の表示装置は、前記第1の表示装置の前記操作情報送信手段から送信されてきた前記操作情報、又は、自装置の前記表示手段に表示されている画像の変更を指示する操作として自装置の前記操作手段により受け付けられた操作の内容を表す操作情報に基づいて、自装置及び前記第1の表示装置にて表示する画像を決定する画像決定手段と、前記画像決定手段によって前記第1の表示装置にて表示するよう決定された画像を特定する画像特定情報と、前記対応記憶手段により当該画像特定情報に対応付けられて記憶されている前記付加情報とを、当該第1の表示装置宛に送信する画像特定情報送信手段とを備え、前記第1の表示装置の前記第1の表示制御手段は、前記第2の表示装置の前記画像特定情報送信手段から送信されてきた前記画像特定情報と前記付加情報とを取得し、取得した当該付加情報と当該画像特定情報によって特定される画像とを、自装置の前記表示手段に表示させ、前記第2の表示装置の前記第2の表示制御手段は、前記画像決定手段によって自装置にて表示するよう決定された画像と、前記対応記憶手段により当該画像を特定する画像特定情報に対応付けられて記憶されている付加情報とを、自装置の前記表示手段に表示させてもよい。これにより、ある表示装置にて表示されていた画像を他の表示装置に移動して表示させるような場合に、その画像に対して付加された付加情報をその移動先となる他の表示装置で閲覧することができる。
本発明の好ましい態様において、前記第2の表示装置の前記対応記憶手段は、前記第1の表示装置の前記付加情報送信手段から送信されてきた付加情報又は自装置の前記表示手段に表示されている画像に対して付加された付加情報と、当該付加情報が付加された画像を表示している前記表示装置毎に予め決められた表示形態を表す表示形態情報とを対応付けて記憶し、前記第2の表示装置の前記画像特定情報送信手段は、前記画像特定情報及び前記付加情報に加えて、前記対応記憶手段により当該付加情報に対応付けられて記憶されている表示形態情報を、当該第1の表示装置宛に送信し、前記第1の表示装置の前記第1の表示制御手段は、前記第2の表示装置の前記画像特定情報送信手段から送信されてきた前記表示形態情報を取得し、取得した当該付加情報を当該表示形態情報が表す表示形態で自装置の前記表示手段に表示させ、前記第2の表示装置の前記第2の表示制御手段は、前記画像決定手段によって自装置にて表示するよう決定された画像を特定する画像特定情報に対応付けられて記憶されている付加情報を、当該付加情報に対応付けられて前記対応記憶手段により記憶されている表示形態情報が表す表示形態で、自装置の前記表示手段に表示させてもよい。これにより、各々の表示装置にて付加された付加情報をそれぞれ異なる表示形態で表示させることができる。
本発明の好ましい態様において、前記第2の表示装置の前記対応記憶手段は、前記第1の表示装置の前記付加情報送信手段から送信されてきた付加情報又は自装置の前記表示手段に表示されている画像に対して付加された付加情報と、当該付加情報が付加された画像を表示している前記表示装置を識別する装置識別情報とを対応付けて記憶し、前記第2の表示装置の前記画像特定情報送信手段は、前記画像特定情報と、前記対応記憶手段により当該画像特定情報に対応付けられて記憶されている前記付加情報のうち、当該画像特定情報の送信先である第1の表示装置を識別する装置識別情報に対応付けられた付加情報とを、当該第1の表示装置宛に送信し、前記第2の表示装置の前記第2の表示制御手段は、前記画像決定手段によって自装置にて表示するよう決定された画像を特定する画像特定情報に対応付けられて記憶されている付加情報のうち、自装置を識別する装置識別情報に対応付けられた付加情報を、自装置の前記表示手段に表示させてもよい。これにより、各々の表示装置にその表示装置にて付加された付加情報のみを表示させることができる。
本発明の好ましい態様において、前記第2の表示装置の前記対応記憶手段は、不揮発性の記憶手段であり、前記第1の表示装置は、前記第2の表示装置の前記画像特定情報送信手段から送信されてきた付加情報を記憶する揮発性の付加情報記憶手段を備え、前記第1の表示装置の前記第1の表示制御手段は、前記付加情報記憶手段に記憶されている付加情報を取得し、取得した当該付加情報を自装置の前記表示手段に表示させてもよい。これにより、各々の表示装置に電力が供給されなくなった場合に、第1の表示装置にて記憶されている付加情報のみを保存させることができる。
本発明の好ましい態様において、前記第1の表示装置及び前記第2の表示装置は、USB(Universal Serial Bus)規格に従って情報を送信してもよい。これにより、USBのような使い勝手のよい通信規格を用いて、第1の表示装置と第2の表示装置との間の通信を行うことができる。
[構成]
図1は、本実施形態に係る表示システム1の構成を示す図である。同図に示すように、この表示システム1は、中継装置10と、第2の表示装置であるマスタ表示装置20Aと、第1の表示装置であるスレーブ表示装置20B及び20Cとを備えている。中継装置10は、例えばUSBハブ装置であり、USB規格に従い、マスタ表示装置20Aとスレーブ表示装置20B又は20Cとの間でやり取りされるデータの中継を行う。なお、以下の説明では、マスタ表示装置20A、スレーブ表示装置20B、20Cを区別する必要がない場合には、総称して「表示装置20」という。また、これらの構成を区別する必要がある場合には、それぞれ「A」、「B」、「C」という符号を付して説明する。
図1は、本実施形態に係る表示システム1の構成を示す図である。同図に示すように、この表示システム1は、中継装置10と、第2の表示装置であるマスタ表示装置20Aと、第1の表示装置であるスレーブ表示装置20B及び20Cとを備えている。中継装置10は、例えばUSBハブ装置であり、USB規格に従い、マスタ表示装置20Aとスレーブ表示装置20B又は20Cとの間でやり取りされるデータの中継を行う。なお、以下の説明では、マスタ表示装置20A、スレーブ表示装置20B、20Cを区別する必要がない場合には、総称して「表示装置20」という。また、これらの構成を区別する必要がある場合には、それぞれ「A」、「B」、「C」という符号を付して説明する。
このマスタ表示装置20A、スレーブ表示装置20B及び20Cは、それぞれ共通の構成を備えている。
図2は、表示装置20の構成を示すブロック図である。同図に示すように、表示装置20は、CPU(Central Processing Unit)21と、ROM(Read Only Memory)22と、RAM(Random Access Memory)23と、記憶部24と、電源25と、電源制御部26と、操作部27と、入出力部28と、VRAM(Video Random Access Memory)29と、記憶性表示体30と、表示制御部31と、タッチパネル32と、タッチパネル制御部33と、USBコントローラ34と、USBホストコネクタ35と、USBデバイスコネクタ36とを備えている。
図2は、表示装置20の構成を示すブロック図である。同図に示すように、表示装置20は、CPU(Central Processing Unit)21と、ROM(Read Only Memory)22と、RAM(Random Access Memory)23と、記憶部24と、電源25と、電源制御部26と、操作部27と、入出力部28と、VRAM(Video Random Access Memory)29と、記憶性表示体30と、表示制御部31と、タッチパネル32と、タッチパネル制御部33と、USBコントローラ34と、USBホストコネクタ35と、USBデバイスコネクタ36とを備えている。
電源25は、例えば充電可能な電池であり、表示装置20の各部に電力を供給する。電源制御部26は、電源25のオンオフ制御や電力の残量監視などの電源管理を行う。CPU21は、ROM22又は記憶部24に記憶されているプログラムに従って各種の処理を行う。ROM22は、CPU21によって用いられるプログラム等を記憶する不揮発性の記憶手段である。この不揮発性の記憶手段とは、電源25による電力供給を受けずに情報を記憶した状態を維持することができる記憶手段のことである。RAM23は、CPU21のワークエリアとして使用される揮発性の記憶手段である。この揮発性の記憶手段とは、電源25による電力供給を受けることにより情報を記憶した状態を維持する記憶手段のことである。記憶部24は、例えばハードディスクやフラッシュメモリなどであり、CPU21によって用いられるプログラムや各種データなどを記憶する不揮発性の対応記憶手段である。
VRAM29は、記憶性表示体30に表示される1ページ分の画像を表すデータを記憶する揮発性の付加情報記憶手段である。記憶性表示体30は、コレステリック液晶や電気泳動などの複数の表示素子を備えており、供給されるデータに応じてこれらの表示素子が駆動されることで、そのデータに応じた画像を表示する表示手段である。この記憶性表示体30においては、表示素子が駆動されて画像を表示するまでの駆動期間においては電力が必要であるが、その駆動期間が経過して画像が表示された後は、電力が供給されなくてもその画像を表示し続けることができる。表示制御部31は、VRAM29に記憶されているデータに基づいて記憶性表示体30の表示素子を駆動し、そのデータに応じた画像を表示させる表示制御手段である。
操作部27は、操作ボタンなどを備えており、操作者による操作を受け付ける操作手段である。入出力部28は、操作部27の操作状態を監視しており、操作部27が操作されるとその操作の内容を表す操作情報をCPU21に供給する。タッチパネル32は、記憶性表示体30の表面に重ねて設けられる透明なパネルであり、操作者による接触を所定の微小領域毎に感知して接触信号を出力する。つまり、タッチパネル32は、操作部27と同様に、操作者による操作を受け付ける操作手段である。タッチパネル制御部33は、タッチパネル32から出力された接触信号に基づいて、タッチパネル32において接触された位置を検出し、検出した位置を表す位置情報をCPU21に供給する。
USBコントローラ34は、CPU21の制御の下、USB規格に従って情報の送受信を行う。USBホストコネクタ35、USBデバイスコネクタ36は、いずれも中継装置10に接続される接続口である。USBコントローラ34は、USBホストコネクタ35が中継装置10に接続された場合にはUSBホストとして動作し、USBデバイスコネクタ36が中継装置10に接続された場合にはUSBデバイスとして動作する。この構成では、マスタ表示装置20AのUSBホストコネクタ35Aと中継装置10とがUSBケーブルを介して接続されており、また、スレーブ表示装置20B、20CのUSBデバイスコネクタ36B、36Cと中継装置10とがそれぞれUSBケーブルを介して接続されている。
ここで、各表示装置20の記憶部24に記憶されているデータの内容について詳細に説明する。各表示装置20の記憶部24にはそれぞれ、ページ毎に区分された画像を表す画像データと、その表示装置20に割り当てられた装置IDとが記憶されている。まず、画像データには、その画像データが表す画像のページ数が含まれている。画像データに含まれるページ数は、その画像データによって表示される画像を特定する画像特定情報として利用される。また、装置IDは、各々の表示装置20を識別する識別情報として利用される。この構成では、マスタ表示装置20Aの記憶部24Aには、マスタ表示装置20Aに割り当てられた装置ID「01」が記憶されており、同様に、スレーブ表示装置20Bの記憶部24Bには装置ID「02」が記憶されており、スレーブ表示装置20Cの記憶部24Cには装置ID「03」が記憶されているものとする。
[動作]
次に、表示システム1の動作について説明する。ここでは、まず各表示装置20に画像を表示させる表示処理について説明してから、表示装置20にて表示されている画像に対して付加情報を付加する情報付加処理について説明する。
次に、表示システム1の動作について説明する。ここでは、まず各表示装置20に画像を表示させる表示処理について説明してから、表示装置20にて表示されている画像に対して付加情報を付加する情報付加処理について説明する。
(表示処理)
図3は、表示処理を示すシーケンス図である。表示装置20に画像を表示させたい場合、操作者は、いずれかの表示装置20の操作部27を用いて、閲覧したい画像の表示を指示する操作を行う。ここでは、操作者がスレーブ表示装置20Bの操作部27Bを用いて、「100ページ」の画像の表示を指示する操作を行った場合を想定する。スレーブ表示装置20Bの操作部27Bが「100ページ」の画像の表示を指示する操作を受け付けると(ステップSA10)、入出力部28Bは、その操作の内容を表す操作情報をCPU21Bに供給する。操作情報が供給されると、CPU21Bは、その操作情報をUSBコントローラ34Bによってマスタ表示装置20Aに送信する(ステップSA20)。スレーブ表示装置20Bから送信された操作情報は、中継装置10を介してマスタ表示装置20Aへと送信される。
図3は、表示処理を示すシーケンス図である。表示装置20に画像を表示させたい場合、操作者は、いずれかの表示装置20の操作部27を用いて、閲覧したい画像の表示を指示する操作を行う。ここでは、操作者がスレーブ表示装置20Bの操作部27Bを用いて、「100ページ」の画像の表示を指示する操作を行った場合を想定する。スレーブ表示装置20Bの操作部27Bが「100ページ」の画像の表示を指示する操作を受け付けると(ステップSA10)、入出力部28Bは、その操作の内容を表す操作情報をCPU21Bに供給する。操作情報が供給されると、CPU21Bは、その操作情報をUSBコントローラ34Bによってマスタ表示装置20Aに送信する(ステップSA20)。スレーブ表示装置20Bから送信された操作情報は、中継装置10を介してマスタ表示装置20Aへと送信される。
操作情報が送信されてくると、マスタ表示装置20AのCPU21Aは、USBコントローラ34Aによってこの操作情報を受信する(ステップSA30)。続いて、CPU21Aは、受信した操作情報に基づいて、各表示装置20が表示する画像を決定する(ステップSA40)。この例では、スレーブ表示装置20Bから「100ページ」の表示を指示する操作を表す操作情報が送信されてくるため、まずCPU21Aは、スレーブ表示装置20Bが表示する画像を「100ページ」の画像に決定する。続いて、CPU21Aは、自装置が表示する画像をその1ページ前の「99ページ」の画像に決定し、スレーブ表示装置20Cが表示する画像をその1ページ後の「101ページ」の画像に決定する。続いて、CPU21Aは、決定した画像に基づいて、各表示装置20に割り当てられた「装置ID」と、その表示装置20が表示する画像のページを表す「ページ数」とを対応付けた表示テーブルを作成し、作成した表示テーブルをRAM23Aに記憶させる(ステップSA50)。
図4は、このときに作成される表示テーブルT1を示す図である。同図に示すように、この表示テーブルT1では、マスタ表示装置20Aの装置ID「01」と、マスタ表示装置20Aが表示する画像のページ数である「99ページ」とが対応付けられ、同様に、スレーブ表示装置20Bの装置ID「02」と、スレーブ表示装置20Bが表示する画像のページ数である「100ページ」とが対応付けられ、スレーブ表示装置20Cの装置ID「03」と、スレーブ表示装置20Cが表示する画像のページ数である「101ページ」とが対応付けられている。なお、各表示装置20の装置IDは、予めマスタ表示装置20Aの記憶部24Aに記憶されていてもよいし、マスタ表示装置20Aがスレーブ表示装置20B、20Cに対して装置IDを要求することにより取得されてもよい。
続いて、CPU21Aは、RAM23Aに記憶されている表示テーブルT1を参照して、自装置が表示する画像の画像データを記憶部24Aから読み出し、VRAM29Aに記憶させる。この例では、図4に示した表示テーブルT1において、マスタ表示装置20Aの装置ID「01」に対応付けられたページ数「99ページ」の画像を表す画像データが記憶部24Aから読み出され、VRAM29Aに記憶される。続いて、マスタ表示装置20Aの表示制御部31Aは、VRAM29Aに記憶された画像データに応じた画像を記憶性表示体30Aに表示させる(ステップSA60)。これにより、マスタ表示装置20Aの記憶性表示体30Aには、「99ページ」の画像が表示される。
続いて、CPU21Aは、RAM23Aに記憶されている表示テーブルT1を参照して、スレーブ表示装置20B、20Cに対して画像の表示を指示する表示指示を作成し、作成した表示指示をUSBコントローラ34Aによって送信する(ステップSA70)。具体的に説明すると、まずCPU21Aは、図4に示した表示テーブルT1にて対応付けられた、スレーブ表示装置20Bの装置ID「02」とページ数「100ページ」とを含む表示指示と、スレーブ表示装置20Cの装置ID「03」とページ数「101ページ」とを含む表示指示とを作成する。続いて、CPU21Aは、作成したそれらの表示指示をUSBコントローラ34Aによって送信する。このようにして、マスタ表示装置20Aから送信された表示指示は、中継装置10を介してスレーブ表示装置20B、20Cへと送信される。
表示指示が送信されてくると、スレーブ表示装置20BのCPU21Bは、USBコントローラ34Bによって、その表示指示のうち記憶部24Bに記憶されている装置IDを含む表示指示を選択し、受信する(ステップSA80)。上述したように、スレーブ表示装置20Bの記憶部24Bには装置ID「02」が記憶されているため、ここでは、装置ID「02」とページ数「100ページ」を含む表示指示が受信される。続いて、CPU21Bは、受信した表示指示によって指示された「100ページ」の画像の画像データを記憶部24Bから読み出し、VRAM29Bに記憶させる。続いて、スレーブ表示装置20Bの表示制御部31Bは、VRAM29Bに記憶された画像データに応じた画像を記憶性表示体30Bに表示させる(ステップSA90)。これにより、スレーブ表示装置20Bの記憶性表示体30Bには、「100ページ」の画像が表示される。
同様に、表示指示が送信されてくると、スレーブ表示装置20CのCPU21Cは、USBコントローラ34Cによって、その表示指示のうち記憶部24Cに記憶されている装置IDを含む表示指示を選択し、受信する(ステップSA100)。上述したように、スレーブ表示装置20Cの記憶部24Cには装置ID「03」が記憶されているため、ここでは、装置ID「03」とページ数「101ページ」とを含む表示指示が受信される。続いて、CPU21Cは、受信した表示指示によって指示された「101ページ」の画像の画像データを記憶部24Cから読み出し、VRAM29Cに記憶させる。続いて、スレーブ表示装置20Cの表示制御部31Cは、VRAM29Cに記憶された画像データに応じた画像を記憶性表示体30Cに表示させる(ステップSA110)。これにより、スレーブ表示装置20Cの記憶性表示体30Cには、「101ページ」の画像が表示される。
図5は、このときに各表示装置20にて表示される画像を示す図である。同図に示すように、スレーブ表示装置20Bの記憶性表示体30Bには、操作者の操作によって表示が指示された「100ページ」の画像が表示される。そして、マスタ表示装置20Aの記憶性表示体30Aには、スレーブ表示装置20Bにて表示されている画像の1ページ前の「99ページ」の画像が表示される。また、スレーブ表示装置20Cの記憶性表示体30Cには、スレーブ表示装置20Bにて表示されている画像の1ページ後の「101ページ」の画像が表示される。これにより、操作者は、自分が閲覧したい「100ページ」の画像とともに、その前後のページの画像をも合わせて見ることができる。
(情報付加処理)
次に、表示装置20にて表示されている画像に対して付加情報を付加する情報付加処理について説明する。
図6は、情報付加処理を示すシーケンス図である。表示装置20にて表示されている画像にアンダーラインや手書き文字などの付加情報を付加したい場合、操作者は、その表示装置20のタッチパネル32上をスタイラスペンなどでなぞって付加情報を書き込む。ここでは、操作者が、マスタ表示装置20Aのタッチパネル32A上をなぞって付加情報pを書き込み、続いて、スレーブ表示装置20Bのタッチパネル32B上をなぞって付加情報qを書き込み、さらに、スレーブ表示装置20Cのタッチパネル32C上をなぞって付加情報rを書き込んだ場合を想定する。
次に、表示装置20にて表示されている画像に対して付加情報を付加する情報付加処理について説明する。
図6は、情報付加処理を示すシーケンス図である。表示装置20にて表示されている画像にアンダーラインや手書き文字などの付加情報を付加したい場合、操作者は、その表示装置20のタッチパネル32上をスタイラスペンなどでなぞって付加情報を書き込む。ここでは、操作者が、マスタ表示装置20Aのタッチパネル32A上をなぞって付加情報pを書き込み、続いて、スレーブ表示装置20Bのタッチパネル32B上をなぞって付加情報qを書き込み、さらに、スレーブ表示装置20Cのタッチパネル32C上をなぞって付加情報rを書き込んだ場合を想定する。
マスタ表示装置20Aのタッチパネル32Aが付加情報pの書き込み操作を受け付けると(ステップSB10)、タッチパネル制御部33Aは、その操作によってタッチパネル32Aが接触された位置を表す位置情報をCPU21Aに供給する。CPU21Aは、供給された位置情報に基づいて付加情報pを作成し、VRAM29Aに記憶させる。続いて、マスタ表示装置20Aの表示制御部31Aは、記憶性表示体30Aに表示されている画像に重ねて、VRAM29Aに記憶された付加情報pを記憶性表示体30Aに表示させる(ステップSB20)。つまり、表示制御部31Aは、自装置の記憶性表示体30Aに表示されている画像に対して付加情報を付加する操作が自装置のタッチパネル32Aによって受け付けられると、自装置にて表示されている画像にその付加情報を重ねて記憶性表示体30Aに表示させる。これにより、マスタ表示装置20Aの記憶性表示体30Aには、図5に示した「99ページ」の画像の上に、操作者によってタッチパネル32Aに書き込まれた付加情報pが表示される。
また、スレーブ表示装置20Bのタッチパネル32Bが付加情報qを書き込む操作を受け付けると(ステップSB30)、タッチパネル制御部33Bは、その操作によってタッチパネル32Bが接触された位置を表す位置情報をCPU21Bに供給する。CPU21Bは、供給された位置情報に基づいて付加情報qを作成し、VRAM29Bに記憶させる。続いて、スレーブ表示装置20Bの表示制御部31Bは、記憶性表示体30Bに表示されている画像に重ねて、VRAM29Bに記憶された付加情報qを記憶性表示体30Bに表示させる(ステップSB40)。これにより、スレーブ表示装置20Bの記憶性表示体30Bには、図5に示した「100ページ」の画像の上に、操作者によってタッチパネル32Bに書き込まれた付加情報qが表示される。
同様に、スレーブ表示装置20Cのタッチパネル32Cが付加情報rを書き込む操作を受け付けると(ステップSB50)、タッチパネル制御部33Cは、その操作によってタッチパネル32Cが接触された位置を表す位置情報をCPU21Cに供給する。CPU21Cは、供給された位置情報に基づいて付加情報rを作成し、VRAM29Cに記憶させる。続いて、スレーブ表示装置20Cの表示制御部31Cは、記憶性表示体30Cに表示されている画像に重ねて、VRAM29Cに記憶された付加情報rを記憶性表示体30Cに表示させる(ステップSB60)。これにより、スレーブ表示装置20Cの記憶性表示体30Cには、図5に示した「101ページ」の画像の上に、操作者によってタッチパネル32Cに書き込まれた付加情報rが表示される。つまり、スレーブ表示装置20B、20Cの表示制御部31は、自装置の記憶性表示体30に表示されている画像に対して付加情報を付加する操作が自装置のタッチパネル32によって受け付けられると、自装置にて表示されている画像にその付加情報を重ねて自装置の記憶性表示体30に表示させる。
続いて、スレーブ表示装置20BのCPU21Bは、作成した付加情報qと、付加情報qが付加された画像のページ数である「100ページ」とを、USBコントローラ34Bによってマスタ表示装置20Aに送信する(ステップSB70)。同様に、スレーブ表示装置20CのCPU21Cは、作成した付加情報rと、付加情報rが付加された画像のページ数である「101ページ」とを、USBコントローラ34Cによってマスタ表示装置20Aに送信する(ステップSB80)。つまり、スレーブ表示装置20B、20Cの各CPU21は、自装置にて付加された付加情報と、その付加情報が付加された画像を特定する画像特定情報とをマスタ表示装置20Aに送信する付加情報送信手段として機能する。このようにして、スレーブ表示装置20B、20Cから送信された付加情報とページ数とは、中継装置10を介してマスタ表示装置20Aへと送信される。
付加情報とページ数とが送信されてくると、マスタ表示装置20AのCPU21Aは、USBコントローラ34Aによってこれらの情報を受信する(ステップSB90)。続いて、CPU21Aは、受信した付加情報q、rと、上述にて入出力部28Aから供給された付加情報pとを、その付加情報が付加された画像の画像データと対応付けて記憶部24Aに記憶させる(ステップSB100)。
図7は、付加情報p〜rの記憶処理を具体的に説明する図である。図中の記憶領域DAは、マスタ表示装置20Aの記憶部24Aの記憶領域を表しており、記憶領域DBは、スレーブ表示装置20Bの記憶部24Bの記憶領域を表しており、記憶領域DCは、スレーブ表示装置20Cの記憶部24Cの記憶領域を表している。まず、CPU21Aは、自装置にて付加された付加情報pを、その付加情報pが付加された「99ページ」の画像の画像データと対応付けて記憶部24Aに記憶させる。上述したように、画像データには、画像特定情報として利用されるページ数が含まれている。つまり、記憶部24Aは、自装置の記憶性表示体30Aに表示されている画像に対して付加された付加情報と、その付加情報が付加された画像を特定する画像特定情報とを対応付けて記憶することになる。続いて、CPU21Aは、スレーブ表示装置20Bから送信されてきた付加情報qを、その付加情報qとともに送信されてきたページ数「100ページ」を含む画像データと対応付けて記憶部24Aに記憶させる。同様に、CPU21Aは、スレーブ表示装置20Cから送信されてきた付加情報rを、その付加情報rとともに送信されてきたページ数「101ページ」を含む画像データと対応付けて記憶部24Aに記憶させる。つまり、記憶部24Aは、スレーブ表示装置20B、20Cから送信されてきた付加情報と画像特定情報とを対応付けて記憶することになる。
これにより、マスタ表示装置20Aの記憶部24Aには、「99ページ」の画像を表す画像データとマスタ表示装置20Aにて付加された付加情報pとが対応付けられて記憶され、同様に、「100ページ」の画像を表す画像データとスレーブ表示装置20Bにて付加された付加情報qとが対応付けて記憶され、「101ページ」の画像を表す画像データとスレーブ表示装置20Cにて付加された付加情報rとが対応付けられて記憶される。つまり、マスタ表示装置20Aの記憶部24Aには、各表示装置20の記憶性表示体30において表示される画像の画像データとともに、各々の表示装置20にて付加された複数の付加情報がまとめて記憶される。このように、付加情報が不揮発性の記憶手段である記憶部24Aに記憶されることにより、仮にマスタ表示装置20Aの電源がオフになった場合にも、付加情報は記憶されたまま保持される。一方、スレーブ表示装置20B、20Cにおいては、付加情報が記憶部24に記憶されておらず、揮発性の記憶手段であるVRAM29のみに記憶されているため、スレーブ表示装置20B、20Cの電源がオフになった場合には、スレーブ表示装置20B、20Cにて記憶されていた付加情報は消去される。
ここで、操作者がスレーブ表示装置20Bの操作部27Bを用いて、ページ送りを指示する操作を行った場合を想定する。
図8は、このときに行われるページ送り処理を示すシーケンス図である。スレーブ表示装置20Bの操作部27Bがページ送りを指示する操作を受け付けると(ステップSC10)、入出力部28Bは、その操作の内容を表す操作情報をCPU21Bに供給する。操作情報が供給されると、CPU21Bは、その操作情報をUSBコントローラ34Bによってマスタ表示装置20Aに送信する(ステップSC20)。つまり、スレーブ表示装置20BのCPU21BとUSBコントローラ34Bとは協働して、自装置の記憶性表示体30に表示されている画像の変更を指示する操作が自装置の操作部27によって受け付けられると、その操作の内容を表す操作情報をマスタ表示装置20Aに送信する操作情報送信手段として機能する。スレーブ表示装置20Bから送信された操作情報は、中継装置10を介してマスタ表示装置20Aへと送信される。
図8は、このときに行われるページ送り処理を示すシーケンス図である。スレーブ表示装置20Bの操作部27Bがページ送りを指示する操作を受け付けると(ステップSC10)、入出力部28Bは、その操作の内容を表す操作情報をCPU21Bに供給する。操作情報が供給されると、CPU21Bは、その操作情報をUSBコントローラ34Bによってマスタ表示装置20Aに送信する(ステップSC20)。つまり、スレーブ表示装置20BのCPU21BとUSBコントローラ34Bとは協働して、自装置の記憶性表示体30に表示されている画像の変更を指示する操作が自装置の操作部27によって受け付けられると、その操作の内容を表す操作情報をマスタ表示装置20Aに送信する操作情報送信手段として機能する。スレーブ表示装置20Bから送信された操作情報は、中継装置10を介してマスタ表示装置20Aへと送信される。
操作情報が送信されてくると、マスタ表示装置20AのCPU21Aは、USBコントローラ34Aによってこの操作情報を受信する(ステップSC30)。続いて、CPU21Aは、受信した操作情報に基づいて、各表示装置20が表示する画像を決定する(ステップSC40)。つまり、マスタ表示装置20AのCPU21Aは、スレーブ表示装置20Bから送信されてきた操作情報に基づいて、自装置及びスレーブ表示装置20B、20Cにて表示する画像を決定する画像決定手段として機能する。この例では、スレーブ表示装置20Bからページ送りを指示する操作を表す操作情報が送信されてくるため、各表示装置20にて表示されている画像の次ページの画像をその表示装置20が表示する画像として決定する。続いて、CPU21Aは、決定した画像に基づいて、RAM23Aに記憶されている表示テーブルT1を更新する(ステップSC50)。
図9は、更新後の表示テーブルである表示テーブルT2を示す図である。この更新では、図4に示した表示テーブルT1のページ数がその次のページ数に変更される。これにより、表示テーブルT2では、装置ID「01」と、図4に示した表示テーブルT1において装置ID「01」に対応付けられていた99ページの次のページ数である「100ページ」とが対応付けられ、同様に、装置ID「02」と100ページの次のページ数である「101ページ」とが対応付けられ、装置ID「03」と101ページの次のページ数である「102ページ」とが対応付けられる。
続いて、CPU21Aは、RAM23Aに記憶されている表示テーブルT2において、自装置の装置ID「01」に対応付けられたページ数「100ページ」の画像を表す画像データを記憶部24Aから読み出し、VRAM29Aに記憶させる。ここで、「100ページ」の画像を表す画像データには、図7に示すように付加情報qが対応付けられている。この場合、CPU21Aは、「100ページ」の画像を表す画像データとともに付加情報qを記憶部24Aから読み出し、VRAM29Aに記憶させる。続いて、マスタ表示装置20Aの表示制御部31Aは、VRAM29Aに記憶された画像データに応じた画像と付加情報qとを記憶性表示体30Aに表示させる(ステップSC60)。つまり、マスタ表示装置20Aの表示制御部31Aは、上述したステップSC40において自装置にて表示するよう決定された画像と、記憶部24Aによりその画像の画像データに対応付けられている付加情報とを、自装置の記憶性表示体30Aに表示させる。これにより、マスタ表示装置20Aの記憶性表示体30Aには、「100ページ」の画像と付加情報qとが表示される。
続いて、CPU21Aは、RAM23Aに記憶されている表示テーブルT2を参照して、スレーブ表示装置20B、20Cに対し画像の表示を指示する表示指示を作成し、作成した表示指示をUSBコントローラ34Aによって送信する(ステップSC70)。具体的に説明すると、まずCPU21Aは、図9に示した表示テーブルT2にて対応付けられた、スレーブ表示装置20Bの装置ID「02」とページ数「101ページ」とを含む表示指示と、スレーブ表示装置20Cの装置ID「03」とページ数「102ページ」とを含む表示指示とを作成する。ここで、「101ページ」の画像を表す画像データには、図7に示すように付加情報rが対応付けられている。この場合、CPU21Aは、装置ID「02」とページ数「101ページ」とを含む表示指示に、付加情報rを付加する。続いて、CPU21Aは、作成した表示指示をUSBコントローラ34Aによって送信する。つまり、マスタ表示装置20AのCPU21AとUSBコントローラ34Aとは協働して、上述したステップSC40においてスレーブ表示装置20B、20Cにて表示するよう決定された画像を特定する画像特定情報と、記憶部24Aによりその画像特定情報に対応付けて記憶されている付加情報とを、スレーブ表示装置20B宛に送信する画像特定情報送信手段として機能する。マスタ表示装置20Aから送信された表示指示は、中継装置10を介してスレーブ表示装置20B、20Cへと送信される。
表示指示が送信されてくると、スレーブ表示装置20BのCPU21Bは、USBコントローラ34Bによって、その表示指示のうち記憶部24Bに記憶されている装置IDを含む表示指示を選択し、受信する(ステップSC80)。上述したように、スレーブ表示装置20Bの記憶部24Bには装置ID「02」が記憶されているため、ここでは、装置ID「02」とページ数「101ページ」を含む表示指示と、その表示指示に付加された付加情報rとが受信される。続いて、CPU21Bは、受信した表示指示によって指示された「101ページ」の画像の画像データを記憶部24Bから読み出し、その画像データに付加された付加情報rとともにVRAM29Bに記憶させる。つまり、スレーブ表示装置20BのVRAM29Bは、マスタ表示装置20Aから送信されてきた付加情報を記憶する。続いて、スレーブ表示装置20Bの表示制御部31Bは、VRAM29Bに記憶された画像データに応じた画像と、付加情報rとを記憶性表示体30Bに表示させる(ステップSC90)。つまり、スレーブ表示装置20Bの表示制御部31Bは、マスタ表示装置20Aから送信されてきた画像特定情報と付加情報とを取得し、取得した付加情報とその画像特定情報によって特定される画像とを、記憶性表示体30Bに表示させる。これにより、スレーブ表示装置20Bの記憶性表示体30Bには、「101ページ」の画像と付加情報rとが表示される。
また、表示指示が送信されてくると、スレーブ表示装置20CのCPU21Cは、USBコントローラ34Cによって、その表示指示のうち記憶部24Cに記憶されている装置IDを含む表示指示を選択し、受信する(ステップSC100)。上述したように、スレーブ表示装置20Cの記憶部24Cには装置ID「03」が記憶されているため、ここでは、装置ID「03」とページ数「102ページ」を含む表示指示が受信される。続いて、CPU21Cは、受信した表示指示によって指示された「102ページ」の画像の画像データを記憶部24Cから読み出し、VRAM29Cに記憶させる。続いて、スレーブ表示装置20Cの表示制御部31Cは、VRAM29Cに記憶された画像データに応じた画像を記憶性表示体30Cに表示させる(ステップSC110)。これにより、スレーブ表示装置20Cの記憶性表示体30Cには、「102ページ」の画像が表示される。
図10は、このときに各表示装置20にて表示される画像を示す図である。同図に示すように、マスタ表示装置20A、スレーブ表示装置20B、20Cの各記憶性表示体30には、それぞれ図5に示した画像の次ページである「100ページ」、「101ページ」、「102ページ」の画像が表示されている。加えて、マスタ表示装置20Aの記憶性表示体30Aには、スレーブ表示装置20Bにて「100ページ」の画像に対して付加された付加情報qが表示されており、スレーブ表示装置20Bの記憶性表示体30Bには、スレーブ表示装置20Cにて「101ページ」の画像に対して付加された付加情報rが表示されている。
以上説明した実施形態によれば、複数の表示装置20にて表示された画像に対してそれぞれ付加された付加情報をマスタ表示装置20Aにおいてまとめて管理することができる。これにより、ある表示装置20にて表示されていた画像を他の表示装置20に移動して表示させるようなときに、その画像に対して付加された付加情報を他の表示装置20で閲覧することができる。また、同一の画像に対して異なる表示装置20にて付加情報が付加された場合であっても、その同一の画像に対して付加された付加情報を互いに対応付けて管理することができる。加えて、付加情報がマスタ表示装置20Aにてまとめて管理されていることにより、付加情報が漏洩する危険性が少なくなり、情報セキュリティーが向上する。
[変形例]
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を適宜組み合わせてもよい。
(変形例1)
上述した実施形態では、各表示装置20にて付加された付加情報が全て同様の表示形態で表示されていたが、付加情報が付加された表示装置20毎に付加情報の表示形態を変えてもよい。この場合、マスタ表示装置20AのCPU21Aは、スレーブ表示装置20B、20Cから送信されてきた付加情報、又は、自装置の記憶性表示体30Aに表示されている画像に対して付加された付加情報を、その付加情報が付加された画像を表示している表示装置20毎に予め決められた表示形態を表す表示形態情報と対応付けて記憶部24Aに記憶させる。そして、CPU21Aは、表示指示及び付加情報に加えて、記憶部24Aによりその付加情報に対応付けられて記憶されている表示形態情報を、スレーブ表示装置20B又は20C宛に送信する。
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を適宜組み合わせてもよい。
(変形例1)
上述した実施形態では、各表示装置20にて付加された付加情報が全て同様の表示形態で表示されていたが、付加情報が付加された表示装置20毎に付加情報の表示形態を変えてもよい。この場合、マスタ表示装置20AのCPU21Aは、スレーブ表示装置20B、20Cから送信されてきた付加情報、又は、自装置の記憶性表示体30Aに表示されている画像に対して付加された付加情報を、その付加情報が付加された画像を表示している表示装置20毎に予め決められた表示形態を表す表示形態情報と対応付けて記憶部24Aに記憶させる。そして、CPU21Aは、表示指示及び付加情報に加えて、記憶部24Aによりその付加情報に対応付けられて記憶されている表示形態情報を、スレーブ表示装置20B又は20C宛に送信する。
表示指示、付加情報及び表示形態情報が送信されてくると、スレーブ表示装置20B又は20CのCPU21は、自装置のUSBコントローラ34によってこれらの情報を受信する。そして、スレーブ表示装置20B又は20Cの表示制御部31は、自装置のVRAM29に記憶されている付加情報を、受信した表示形態情報が表す表示形態で自装置の記憶性表示体30に表示させる。つまり、スレーブ表示装置20B又は20Cの表示制御部31は、マスタ表示装置20Aから送信されてきた画像特定情報、付加情報及び表示形態情報を取得し、取得した付加情報をその表示形態情報が表す表示形態で自装置の記憶性表示体30に表示させる。
また、マスタ表示装置20Aの表示制御部31Aは、VRAM29Aに記憶されている付加情報を、記憶部24Aによりその付加情報に対応付けられて記憶されている表示形態情報が表す表示形態で、自装置の記憶性表示体30Aに表示させる。つまり、マスタ表示装置20Aの表示制御部31Aは、上述したステップSC40において自装置にて表示するよう決定された画像を特定する画像特定情報に対応付けられて記憶されている付加情報を、記憶部24Aによりその付加情報に対応付けられて記憶されている表示形態情報が表す表示形態で、自装置の記憶性表示体31Aに表示させる。
付加情報の表示形態としては、例えば付加情報を表示するときの色やサイズなどが考えられる。付加情報が付加された表示装置20毎に付加情報の色を変える場合には、上述した表示形態情報として、色を表す色情報が用いられる。また、付加情報が付加された表示装置20毎に付加情報のサイズを変える場合には、上述した表示形態情報として、付加情報のサイズを表すサイズ情報が用いられる。これにより、例えば一人の操作者が一台の表示装置20のみを使用する場合には、各操作者によって付加された付加情報が同一の表示形態で表示されるため、自分が付加した付加情報と他人が付加した付加情報とを容易に区別することができる。
(変形例2)
上述した実施形態では、各々の表示装置20には他の表示装置20にて付加された付加情報も表示されていたが、他の表示装置20にて付加された付加情報は表示されず、自装置にて付加された付加情報のみが表示されてもよい。この場合、マスタ表示装置20AのCPU21Aは、スレーブ表示装置20B、20Cから送信されてきた付加情報、又は、自装置の記憶性表示体30Aに表示されている画像に対して付加された付加情報を、その付加情報が付加された画像を表示している表示装置20を識別する装置識別情報である装置IDと対応付けて記憶部24Aに記憶させる。そして、CPU21Aは、表示指示と、記憶部24Aによりその表示指示のページ数を含む画像データに対応付けられて記憶されている付加情報のうち、その表示指示の送信先であるスレーブ表示装置20B又は20Cの装置IDに対応付けられた付加情報を、USBコントローラ34Aによってスレーブ表示装置20B又は20C宛に送信する。この場合、スレーブ表示装置20B又は20Cの記憶性表示体30には、自装置にて付加された付加情報は表示されるが、他の表示装置20にて付加された付加情報は表示されない。
上述した実施形態では、各々の表示装置20には他の表示装置20にて付加された付加情報も表示されていたが、他の表示装置20にて付加された付加情報は表示されず、自装置にて付加された付加情報のみが表示されてもよい。この場合、マスタ表示装置20AのCPU21Aは、スレーブ表示装置20B、20Cから送信されてきた付加情報、又は、自装置の記憶性表示体30Aに表示されている画像に対して付加された付加情報を、その付加情報が付加された画像を表示している表示装置20を識別する装置識別情報である装置IDと対応付けて記憶部24Aに記憶させる。そして、CPU21Aは、表示指示と、記憶部24Aによりその表示指示のページ数を含む画像データに対応付けられて記憶されている付加情報のうち、その表示指示の送信先であるスレーブ表示装置20B又は20Cの装置IDに対応付けられた付加情報を、USBコントローラ34Aによってスレーブ表示装置20B又は20C宛に送信する。この場合、スレーブ表示装置20B又は20Cの記憶性表示体30には、自装置にて付加された付加情報は表示されるが、他の表示装置20にて付加された付加情報は表示されない。
また、マスタ表示装置20AのCPU21Aは、上述したステップSC40において自装置にて表示するよう決定された画像を特定するページ数を含む画像データに対応付けられて記憶されている付加情報のうち、自装置を識別する装置識別情報である装置IDに対応付けられた付加情報をVRAM29Aに記憶させる。そして、マスタ表示装置20Aの表示制御部31Aは、VRAM29Aに記憶されている付加情報を、自装置の記憶性表示体30Aに表示させる。つまり、マスタ表示装置20Aの表示制御部31Aは、自装置にて表示するよう決定された画像を特定する画像特定情報に対応付けられて記憶されている付加情報のうち、記憶部24Aにより自装置を識別する装置識別情報に対応付けられた付加情報を、自装置の記憶性表示体30Aに表示させる。これにより、例えば一人の操作者が一台の表示装置20のみを使用する場合には、自分が使用する表示装置20の記憶性表示体30には、自分が付加した付加情報のみが表示される。したがって、例えば機密性の高い付加情報を付加する場合にも、自分の付加した付加情報を他人に見られる恐れがない。
また、各々の表示装置20に、特定の表示装置20にて付加された付加情報のみが表示されるようにしてもよい。この場合、マスタ表示装置20AのCPU21Aは、上述した装置IDに代えて、特定の表示装置20を識別する装置IDを付加情報に対応付けて記憶部24Aに記憶させればよい。
さらに、スレーブ表示装置20B及び20Cだけが、他の表示装置20にて付加された付加情報は表示されず、自装置にて付加された付加情報のみが表示されてもよい。例えば、全ての付加情報を閲覧する権限を有する操作者がマスタ表示装置20Aを使用し、自分が付加した付加情報のみを閲覧する権限がある操作者がスレーブ表示装置20B、20Cを使用するようにすると、各々の操作者が自分に与えられた権限に応じた付加情報の閲覧を行うことができる。
さらに、スレーブ表示装置20B及び20Cだけが、他の表示装置20にて付加された付加情報は表示されず、自装置にて付加された付加情報のみが表示されてもよい。例えば、全ての付加情報を閲覧する権限を有する操作者がマスタ表示装置20Aを使用し、自分が付加した付加情報のみを閲覧する権限がある操作者がスレーブ表示装置20B、20Cを使用するようにすると、各々の操作者が自分に与えられた権限に応じた付加情報の閲覧を行うことができる。
(変形例3)
上述した実施形態では、付加情報とその付加情報が付加された画像のページ数とがスレーブ表示装置20B、20Cからマスタ表示装置20Aに送信されていたが、このページ数に代えて付加情報が付加された表示装置20の装置IDが送信されてもよい。例えば、スレーブ表示装置20Bから付加情報qと装置ID「02」が送信され、スレーブ表示装置20Cから付加情報rと装置ID「03」が送信された場合を想定する。この場合、マスタ表示装置20AのCPU21Aは、付加情報q及びrの記憶処理を次の手順で行う。まず、CPU21Aは、図4に示した表示テーブルT1において、スレーブ表示装置20Bから送信されてきた装置ID「02」に対応付けられたページ数「100ページ」を特定し、その装置IDとともに送信されてきた付加情報qを、特定したページ数「100ページ」を含む画像データと対応付けて記憶部24Aに記憶させる。続いて、CPU21Aは、図4に示した表示テーブルT1において、スレーブ表示装置20Cから送信されてきた装置ID「03」に対応付けられたページ数「101ページ」を特定し、その装置IDとともに送信されてきた付加情報rを、特定したページ数「101ページ」を含む画像データと対応付けて記憶部24Aに記憶させる。これにより、仮にスレーブ表示装置20B、20Cが自装置にて表示している画像のページ数を把握していなくとも、スレーブ表示装置20B、20Cにて付加された付加情報を、その付加情報が付加された画像を特定する画像特定情報と対応付けて記憶させることができる。
上述した実施形態では、付加情報とその付加情報が付加された画像のページ数とがスレーブ表示装置20B、20Cからマスタ表示装置20Aに送信されていたが、このページ数に代えて付加情報が付加された表示装置20の装置IDが送信されてもよい。例えば、スレーブ表示装置20Bから付加情報qと装置ID「02」が送信され、スレーブ表示装置20Cから付加情報rと装置ID「03」が送信された場合を想定する。この場合、マスタ表示装置20AのCPU21Aは、付加情報q及びrの記憶処理を次の手順で行う。まず、CPU21Aは、図4に示した表示テーブルT1において、スレーブ表示装置20Bから送信されてきた装置ID「02」に対応付けられたページ数「100ページ」を特定し、その装置IDとともに送信されてきた付加情報qを、特定したページ数「100ページ」を含む画像データと対応付けて記憶部24Aに記憶させる。続いて、CPU21Aは、図4に示した表示テーブルT1において、スレーブ表示装置20Cから送信されてきた装置ID「03」に対応付けられたページ数「101ページ」を特定し、その装置IDとともに送信されてきた付加情報rを、特定したページ数「101ページ」を含む画像データと対応付けて記憶部24Aに記憶させる。これにより、仮にスレーブ表示装置20B、20Cが自装置にて表示している画像のページ数を把握していなくとも、スレーブ表示装置20B、20Cにて付加された付加情報を、その付加情報が付加された画像を特定する画像特定情報と対応付けて記憶させることができる。
(変形例4)
上述した実施形態では、操作者によって付加情報を書き込む操作が行われる度に、スレーブ表示装置20B、20Cによる付加情報の送信が行われていたが、スレーブ表示装置20B、20Cが一定期間付加情報を集め、集めた付加情報をまとめて送信してもよい。例えば、スレーブ表示装置20B、20Cの各CPU21は、自装置の操作部27によってページ送りを指示する操作が受け付けられたときに、自装置にて付加された付加情報をマスタ表示装置20Aに送信してもよい。これにより、付加情報を逐次送信する場合に比べて付加情報の送信回数を減らすことができるため、スレーブ表示装置20B、20Cにて付加情報の送信に費やされる電力を少なくすることができる。
上述した実施形態では、操作者によって付加情報を書き込む操作が行われる度に、スレーブ表示装置20B、20Cによる付加情報の送信が行われていたが、スレーブ表示装置20B、20Cが一定期間付加情報を集め、集めた付加情報をまとめて送信してもよい。例えば、スレーブ表示装置20B、20Cの各CPU21は、自装置の操作部27によってページ送りを指示する操作が受け付けられたときに、自装置にて付加された付加情報をマスタ表示装置20Aに送信してもよい。これにより、付加情報を逐次送信する場合に比べて付加情報の送信回数を減らすことができるため、スレーブ表示装置20B、20Cにて付加情報の送信に費やされる電力を少なくすることができる。
(変形例5)
上述した実施形態では、付加情報が画像データとともにVRAM29に記憶されていたが、これに限らない。例えば、画像データがビットマップデータであり、付加情報が電子付箋等のように予め記憶部24などに記憶されているテキストデータである場合、CPU21は、画像データをVRAM29に記憶させるとともに、操作部27の操作に従って付加情報を記憶部24から読み出し、RAM23に記憶させてもよい。ただし、この場合、CPU21は、RAM23に記憶されている付加情報をビットマップ形式に変換してからVRAM29又は表示制御部31に供給する必要がある。
上述した実施形態では、付加情報が画像データとともにVRAM29に記憶されていたが、これに限らない。例えば、画像データがビットマップデータであり、付加情報が電子付箋等のように予め記憶部24などに記憶されているテキストデータである場合、CPU21は、画像データをVRAM29に記憶させるとともに、操作部27の操作に従って付加情報を記憶部24から読み出し、RAM23に記憶させてもよい。ただし、この場合、CPU21は、RAM23に記憶されている付加情報をビットマップ形式に変換してからVRAM29又は表示制御部31に供給する必要がある。
(変形例6)
上述した実施形態では、操作者がスレーブ表示装置20Bの操作部27Bを用いてページ送りを指示する操作を行った場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、操作者がマスタ表示装置20Aの操作部27Aを用いてページ送りを指示する操作を行ってもよい。この場合、マスタ表示装置20AのCPU21Aは、上述したステップSC30の処理を行わず、自装置の操作部27Aが受け付けた自装置の記憶性表示体30Aに表示されている画像の変更を指示する操作の内容を表す操作情報に基づいて、自装置及びスレーブ表示装置20B、20Cにて表示する画像を決定する。
上述した実施形態では、操作者がスレーブ表示装置20Bの操作部27Bを用いてページ送りを指示する操作を行った場合を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、操作者がマスタ表示装置20Aの操作部27Aを用いてページ送りを指示する操作を行ってもよい。この場合、マスタ表示装置20AのCPU21Aは、上述したステップSC30の処理を行わず、自装置の操作部27Aが受け付けた自装置の記憶性表示体30Aに表示されている画像の変更を指示する操作の内容を表す操作情報に基づいて、自装置及びスレーブ表示装置20B、20Cにて表示する画像を決定する。
(変形例7)
上述した実施形態では、付加情報の表示のみが行われていたが、マスタ表示装置20Aにおいて付加情報の編集や削除が行われてもよい。付加情報の編集又は削除を行いたい場合、操作者は、マスタ表示装置20Aの操作部27Aを用いて付加情報の編集又は削除を指示する操作を行う。マスタ表示装置20AのCPU21Aは、この指示に従って、付加情報の編集又は削除を行う。この場合、仮に操作者がスレーブ表示装置20B又は20Cの操作部27を用いて付加情報の編集又は削除を指示する操作を行ったとしても、CPU21B又は21Cは付加情報の編集又は削除を行わない。これにより、マスタ表示装置20Aにおいて、各表示装置20にて付加された付加情報の編集や削除を行うことができる。
上述した実施形態では、付加情報の表示のみが行われていたが、マスタ表示装置20Aにおいて付加情報の編集や削除が行われてもよい。付加情報の編集又は削除を行いたい場合、操作者は、マスタ表示装置20Aの操作部27Aを用いて付加情報の編集又は削除を指示する操作を行う。マスタ表示装置20AのCPU21Aは、この指示に従って、付加情報の編集又は削除を行う。この場合、仮に操作者がスレーブ表示装置20B又は20Cの操作部27を用いて付加情報の編集又は削除を指示する操作を行ったとしても、CPU21B又は21Cは付加情報の編集又は削除を行わない。これにより、マスタ表示装置20Aにおいて、各表示装置20にて付加された付加情報の編集や削除を行うことができる。
(変形例8)
上述した実施形態では、各々の表示装置20はUSB規格に従って通信を行っていたがこれに限らない。要するに、マスタ表示装置20Aとスレーブ表示装置20B又は20Cとが通信を行うものであればよい。
また、上述した実施形態では、スレーブ表示装置は2台であったが、これに限らない。スレーブ表示装置は1台であってもよいし、3台以上であってもよい。
上述した実施形態では、各々の表示装置20はUSB規格に従って通信を行っていたがこれに限らない。要するに、マスタ表示装置20Aとスレーブ表示装置20B又は20Cとが通信を行うものであればよい。
また、上述した実施形態では、スレーブ表示装置は2台であったが、これに限らない。スレーブ表示装置は1台であってもよいし、3台以上であってもよい。
(変形例9)
上述した実施形態では、各々の表示装置20の記憶部24にそれぞれ共通の画像データが記憶されていたが、この画像データがマスタ表示装置20Aの記憶部24Aのみに記憶されていてもよい。この場合、マスタ表示装置20AのCPU21Aは、スレーブ表示装置20B、20Cに対し表示指示を送信するとともに、そのスレーブ表示装置20B、20Cが表示する画像の画像データも送信する。上述したように、画像データにはその画像データによって表示される画像のページ数が含まれるから、ここでは画像データが画像特定情報として利用される。この構成によれば、各々の表示装置20間において伝送されるデータの伝送量は増えることになるが、スレーブ表示装置20B、20Cの記憶部24が画像データを記憶する必要がなくなる。
上述した実施形態では、各々の表示装置20の記憶部24にそれぞれ共通の画像データが記憶されていたが、この画像データがマスタ表示装置20Aの記憶部24Aのみに記憶されていてもよい。この場合、マスタ表示装置20AのCPU21Aは、スレーブ表示装置20B、20Cに対し表示指示を送信するとともに、そのスレーブ表示装置20B、20Cが表示する画像の画像データも送信する。上述したように、画像データにはその画像データによって表示される画像のページ数が含まれるから、ここでは画像データが画像特定情報として利用される。この構成によれば、各々の表示装置20間において伝送されるデータの伝送量は増えることになるが、スレーブ表示装置20B、20Cの記憶部24が画像データを記憶する必要がなくなる。
(変形例10)
上述した実施形態において、表示装置20の表示制御部31、USBコントローラ34によって行われる処理は、CPU21がプログラムに従って実行してもよい。また、表示装置20のCPU21によって実行される各プログラムは、磁気テープや磁気ディスクなどの磁気記録媒体、光ディスクなどの光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータ装置が読み取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムを、インターネットのようなネットワーク経由でダウンロードさせることも可能である。
上述した実施形態において、表示装置20の表示制御部31、USBコントローラ34によって行われる処理は、CPU21がプログラムに従って実行してもよい。また、表示装置20のCPU21によって実行される各プログラムは、磁気テープや磁気ディスクなどの磁気記録媒体、光ディスクなどの光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータ装置が読み取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムを、インターネットのようなネットワーク経由でダウンロードさせることも可能である。
1…表示システム、10…中継装置、20A…マスタ表示装置、20B,20C…スレーブ表示装置、21…CPU、22…ROM、23…RAM、24…記憶部、25…電源、26…電源制御部、27…操作部、28…入出力部、29…VRAM、30…記憶性表示体、31…表示制御部、32…タッチパネル、33…タッチパネル制御部、34…USBコントローラ、35…USBホストコネクタ、36…USBデバイスコネクタ。
Claims (6)
- 1又は複数の第1の表示装置と、第2の表示装置とを備え、
前記第1の表示装置及び前記第2の表示装置は、
操作者の操作を受け付ける操作手段と、
画像を表示する表示手段とを備え、
前記第1の表示装置は、
自装置の前記表示手段に表示されている画像に対して付加情報を付加する操作が自装置の前記操作手段によって受け付けられると、表示されている前記画像に当該付加情報を重ねて当該表示手段に表示させる第1の表示制御手段と、
前記付加情報と、当該付加情報が付加された画像を特定する画像特定情報とを前記第2の表示装置に送信する付加情報送信手段とを備え、
前記第2の表示装置は、
自装置の前記表示手段に表示されている画像に対して付加情報を付加する操作が自装置の前記操作手段によって受け付けられると、表示されている前記画像に当該付加情報を重ねて当該表示手段に表示させる第2の表示制御手段と、
前記第1の表示装置の前記付加情報送信手段から送信されてきた前記付加情報と前記画像特定情報とを対応付けて記憶する対応記憶手段とを備える
ことを特徴とする表示システム。 - 前記第1の表示装置は、
自装置の前記表示手段に表示されている画像の変更を指示する操作が自装置の前記操作手段によって受け付けられると、当該操作の内容を表す操作情報を前記第2の表示装置に送信する操作情報送信手段を備え、
前記第2の表示装置は、
前記第1の表示装置の前記操作情報送信手段から送信されてきた前記操作情報、又は、自装置の前記表示手段に表示されている画像の変更を指示する操作として自装置の前記操作手段により受け付けられた操作の内容を表す操作情報に基づいて、自装置及び前記第1の表示装置にて表示する画像を決定する画像決定手段と、
前記画像決定手段によって前記第1の表示装置にて表示するよう決定された画像を特定する画像特定情報と、前記対応記憶手段により当該画像特定情報に対応付けられて記憶されている前記付加情報とを、当該第1の表示装置宛に送信する画像特定情報送信手段とを備え、
前記第1の表示装置の前記第1の表示制御手段は、前記第2の表示装置の前記画像特定情報送信手段から送信されてきた前記画像特定情報と前記付加情報とを取得し、取得した当該付加情報と当該画像特定情報によって特定される画像とを、自装置の前記表示手段に表示させ、
前記第2の表示装置の前記第2の表示制御手段は、前記画像決定手段によって自装置にて表示するよう決定された画像と、前記対応記憶手段により当該画像を特定する画像特定情報に対応付けられて記憶されている付加情報とを、自装置の前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項1記載の表示システム。 - 前記第2の表示装置の前記対応記憶手段は、前記第1の表示装置の前記付加情報送信手段から送信されてきた付加情報又は自装置の前記表示手段に表示されている画像に対して付加された付加情報と、当該付加情報が付加された画像を表示している前記表示装置毎に予め決められた表示形態を表す表示形態情報とを対応付けて記憶し、
前記第2の表示装置の前記画像特定情報送信手段は、前記画像特定情報及び前記付加情報に加えて、前記対応記憶手段により当該付加情報に対応付けられて記憶されている表示形態情報を、当該第1の表示装置宛に送信し、
前記第1の表示装置の前記第1の表示制御手段は、前記第2の表示装置の前記画像特定情報送信手段から送信されてきた前記表示形態情報を取得し、取得した当該付加情報を当該表示形態情報が表す表示形態で自装置の前記表示手段に表示させ、
前記第2の表示装置の前記第2の表示制御手段は、前記画像決定手段によって自装置にて表示するよう決定された画像を特定する画像特定情報に対応付けられて記憶されている付加情報を、当該付加情報に対応付けられて前記対応記憶手段により記憶されている表示形態情報が表す表示形態で、自装置の前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項2記載の表示システム。 - 前記第2の表示装置の前記対応記憶手段は、前記第1の表示装置の前記付加情報送信手段から送信されてきた付加情報又は自装置の前記表示手段に表示されている画像に対して付加された付加情報と、当該付加情報が付加された画像を表示している前記表示装置を識別する装置識別情報とを対応付けて記憶し、
前記第2の表示装置の前記画像特定情報送信手段は、前記画像特定情報と、前記対応記憶手段により当該画像特定情報に対応付けられて記憶されている前記付加情報のうち、当該画像特定情報の送信先である第1の表示装置を識別する装置識別情報に対応付けられた付加情報とを、当該第1の表示装置宛に送信し、
前記第2の表示装置の前記第2の表示制御手段は、前記画像決定手段によって自装置にて表示するよう決定された画像を特定する画像特定情報に対応付けられて記憶されている付加情報のうち、自装置を識別する装置識別情報に対応付けられた付加情報を、自装置の前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項2記載の表示システム。 - 前記第2の表示装置の前記対応記憶手段は、不揮発性の記憶手段であり、
前記第1の表示装置は、前記第2の表示装置の前記画像特定情報送信手段から送信されてきた付加情報を記憶する揮発性の付加情報記憶手段を備え、
前記第1の表示装置の前記第1の表示制御手段は、前記付加情報記憶手段に記憶されている付加情報を取得し、取得した当該付加情報を自装置の前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の表示システム。 - 前記第1の表示装置及び前記第2の表示装置は、USB(Universal Serial Bus)規格に従って情報を送受信する
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の表示システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008099292A JP2009251287A (ja) | 2008-04-07 | 2008-04-07 | 表示システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008099292A JP2009251287A (ja) | 2008-04-07 | 2008-04-07 | 表示システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009251287A true JP2009251287A (ja) | 2009-10-29 |
Family
ID=41312067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008099292A Pending JP2009251287A (ja) | 2008-04-07 | 2008-04-07 | 表示システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009251287A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2008
- 2008-04-07 JP JP2008099292A patent/JP2009251287A/ja active Pending
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